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「秒速5センチメートル」完成報告会「秒速5センチメートル」公式サイト 「君の名は。」(2016年公開)、「天気の子」(2019年公開)、「すずめの戸締まり」(2022年公開)など、記録的な大ヒット作を生み出してきた新海誠の劇場アニメーションを実写映画化する「秒速5センチメートル」が、10月10日に公開となります。主人公・遠野貴樹の18年間にわたる人生の旅を、幼少期、高校生、社会人の3つの時代で描き出す本作。 8月27日にはTODAホール&カンファレンス東京で完成報告会が行われ、松村北斗さん、高畑充希さん、森七菜さん、上田悠斗さん、白山乃愛さん、宮﨑あおいさん、吉岡秀隆さん、奥山由之監督が出席しました。ついに完成を迎えた本作の感想や役にかける想いなどを明かしたこの日の模様を、詳しくレポートします! 完成報告会 遠野貴樹役 松村北斗さん 篠原明里役 高畑充希さん 澄田花苗役 森七菜さん 幼少期の貴樹役 上田悠斗さん 幼少期の明里役 白山乃愛さん 輿水美鳥役 宮﨑あおいさん 小川龍一役 吉岡秀隆さん 奥山由之監督 松村さん今日は足をお運びいただき、本当にありがとうございます。奥山さんの手によって、素晴らしい作品が出来上がりました。ぜひ皆さんのお力を借りつつ、たくさんの方の元へお届けできればと思います。今日はよろしくお願いします。 高畑さんこんなに美しい物語に参加できたことを、とても幸せに思っています。 森さん「秒速5センチメートル」という偉大な作品の前で、この時代に新しい風が吹くことを楽しみにしてもらえるように今日を過ごせたらと思います。 上田さん今日はすごく緊張しています。よろしくお願いします。 白山さん今日はたくさんの方にお越しいただき、本当にうれしいです。少し緊張していますが、少しでもこの作品の良さを伝えられるように頑張りますので、よろしくお願いします。 宮﨑さん本日はお集まりいただき、ありがとうございます。奥山組の仲間に入れていただけて、本当に幸せだと思っています。今日は短い時間ですが、よろしくお願いいたします。 吉岡さん(上田さんと白山さんを和ませるように)とても緊張しています。(会場:笑) 毎日、暑いですねぇ。こうやって奥山作品が生まれたことを、本当にうれしく思っています。 奥山監督この作品は、皆さんが温かい気持ちで愛情を持って、丁寧に作られた映画だと思います。無事に完成して、こうして皆さんに報告できることをとてもうれしく思っています。 MC先日初号試写を終えて、無事に完成いたしました。映画の完成おめでとうございます。新海誠さんから、初号試写をご覧になった感想をいただいております。 自分でも驚いたことに、泣きながら観ていた。 「秒速5センチメートル」を作っておいて良かったと、心から思えた。 【新海誠さんのコメント】 MC奥山監督にとって本作は、初めての大型長編商業映画作品となりました。完成した作品の手応えはいかがでしょうか。 奥山監督皆さんが切実さと誠実さを持って、本当に真摯に向き合ってくださったので、これ以上の手応えはないだろうというぐらい自信を持って送り出せる作品になりました。先日、新海さんとお会いした時に「自分が一体、何に泣かされているのか分からなくなるような、まるで現象的な感動があった」とおっしゃっていました。言語化できないぐらい、心から湧き上がるような身体的な感動のある作品に仕上がったということだと感じ、すごく自信になりました。 MC多くの原作ファンがいる作品ですが、松村さんもそのうちの一人だったとうかがっています。主人公の遠野貴樹を演じるという話を初めて聞いた時には、どのように受け止めましたか? 松村さんまず企画書で知ったんですが、「恐ろしいな」という感情が一番に湧き上がってきました。十八年前に生まれて、ずっと愛され続けている新海さんが作った「秒速5センチメートル」という作品を、実写化する。「この作品の登場人物たちが生身の人間になるんだ」というワクワクする気持ちと、「得体の知れない恐怖」みたいなものが出てきました。もう一枚企画書をめくったら、「遠野貴樹役 松村北斗」と書いてありました。あの憧れていた遠野貴樹を「僕なんかがやるんだ」という恐怖が同時に襲ってきたというのが、最初の印象でした。でも、その後に奥山さんとお話しする時間をいただいて、これ以上にない信頼感と安心感が生まれました。ものすごく熱量のある会話が一時間、いや二時間くらいですかね? 結構時間をいただいて話をしました。だから、僕はこの方と一緒に、この恐ろしいチャレンジに参加させてほしいと思うことができました。そこから一緒に撮影の日々を過ごす中で、信頼が減る瞬間は一度もなかったので、あの話し合いはなんて意味のあるものだったんだろうと今、改めて思っています。 MC初号試写の際は、新海さんと同じ回でご覧になったそうですが、完成した作品をご覧になった感想はいかがですか? 松村さん今日はここに多くのキャストの方がいますが、全員が主人公といってもおかしくないぐらいの作品で、全員が特別なキャラクターです。いろいろな方が「自分が出ている作品は冷静に観られない」とよく言っていますが、本作は、自分が出演していないパートがいっぱいあった分、映画作品を普通に観た時のような感想が湧きました。僕は、本作を観た時にすごく良い映画だなと思いました。特に悠斗と乃愛ちゃんのパートでは、自分の失われた十代というか、その頃の感覚や懐かしさがフラッシュバックしてきました。僕も、新海さんも、なぜだか涙を流しているような時間もありました。なので、「すごく良い映画を観た」という思いがあります。観た後に、奥山さんや新海さんと話す時間もあったので、すごく素敵な初号試写でした。 MC新海さんとは、どのような言葉を交わされましたか? 松村さん新海さんが皆さんに発表している感想とは別に、僕自身にも感想をくれたんです。本作の撮影に入る前に、新海さんが「北斗くんの貴樹、観たいですね」と言ってくれたことが、チャレンジするきっかけの一つになっていました。だから、「観たかった貴樹は、どうだったんだろう」と、すごく不安でもありました。でも、新海さんが「貴樹がほっくん(松村さん)で本当に良かった」と言ってくれた時に、それまでにかけられていた期待や、怖かったハードルを新海さんが飛び越えさせてくれました。 MC高畑さんは、貴樹がずっと想い続ける女性である明里を演じました。原作では大人になった明里はほとんど登場しませんが、実写化に際して明里役のオファーがあった時にはどのように受け止めましたか? 高畑さん私ももちろん、新海さんの作品は拝見していました。明里は、貴樹目線で見ていたキャラクターだったので、女神というか、マドンナみたいな存在だという印象がありました。自分にお話が来た時は、「何かの間違いだろう」と思いました(苦笑)。だから、恐る恐る話し合いに参加させていただいて、台本をいただきました。その台本を見たら、作品へのリスペクトに溢れながらも、それぞれのキャラクターがたくましく、人間らしく浮かび上がっていて、明里さんに少し共感できる部分を見つけることができました。でも、本作に参加することに対しては、恐怖が八、九割くらいありました。ただ、聞いていた座組や、奥山さんとは十年ほど前からの知り合いで、写真を撮っていただいているし、同い年だし、その奥山さんのチャレンジに声をかけてもらえたうれしさが勝って、ぜひ参加したいと思いました。 MC恐怖が八、九割くらいだったものが、減っていった段階はありますか? 高畑さん今日まで減ってはないです(苦笑)。でも、チームの熱量が最初から最後まで変わらないのを目の当たりにしていますし、新海さんが観て、とても喜んでくださったというお話を聞いて、自分自身に対してというよりは、自分自身がこのチームに入れたことが最高に良い選択だったと思っています。 MC森さんは、貴樹を一途に想い続ける高校生の花苗を演じました。どのような気持ちで撮影に臨みましたか。 森さんやっぱり、ドキドキしました。しかも、自分が撮影に参加した種子島は、独立したパートで、私たちは夏パートのみでした。だから、皆さんの空気感を掴むことができないまま、クランクインしました。ここで、自分がこれまでの空気を台無しにする可能性もあるかもしれないという恐怖を抱きながら臨みました。でも、原作に対する愛と、自分が好きなものを体現できる喜び、お芝居できる喜びを大事にすれば、きっと新海さんもファンの方にも、喜んでもらえるものができるんじゃないかという希望を大事にしながら撮影をしていました。 MC全体を通して、完成した作品をご覧になった感想はいかがでしたか? 森さん私のパートだけしか知らないので、「全体的にこういう作品だったんだ」と思うところもあります。人の悩みや誰かに対する想いがそれぞれのパートでしっかりと描かれていて、観た人にとって薬になる作品だろうと予感できる作品になっていました。そこに参加できたことが喜びですし、早く皆さんに観ていただきたいと思います。 MC上田さんは、およそ五百人のオーディションから、物語の中でも非常に重要なキャラクターである幼少期の貴樹役を射止めました。本作で初演技、しかも、もともと松村さんの大ファンだったとうかがっています。松村さんと同じ役を演じた感想を聞かせてください。 上田さんすごく怖くて、演技が初めてなのに、「僕がやっても良いのかな」という不安と同時に、楽しいとか、この役をやれてうれしいという感情が込み上げてきました。 MC松村さんは、上田さんがご自身の大ファンだというのは知っていましたか? 松村さん僕たちは貴樹の幼少期と社会人時代を演じているので、もちろん同じシーンはありませんでした。でも、(上田さんが)現場にちょっと早く来てくれた時に、会えたことがありました。(上田さんをやさしく見つめながら)でも、あの時は緊張していたのかな? 「そんなに会話はしなくて良いです」みたいな雰囲気がありました。(登壇者の皆さん:笑) 上田さん緊張していました。 松村さん雑誌の取材などもいくつか一緒にやったんですが、「そういう場も慣れていないから」と、わざわざ見学に来てくれたこともありました。その後に、会話もたくさんしたんですが、その中でも一回も「好きです」という言葉は聞けていないですね…。(登壇者の皆さん&会場:笑) むしろ、「せっかく来てくれたんだから、椅子を横に持ってきて座ったら良いじゃない」と言うと「僕はここで結構です」って、そこそこ離れた位置にいました。(登壇者の皆さん&会場:笑) 高畑さん好きすぎるんだ。 松村さん好きすぎるからですか? 上田さん(うなずく)。 松村さん僕は、雑誌の取材などの際に、そんなに声量が大きい方ではないので、多分(自分の声が)聞こえていないと思うんですよね。あの時、聞こえていた? 上田さんはい。 松村さんあ、聞こえていたんだね。耳が良いんですね。(登壇者の皆さん&会場:笑) MC松村さんのことは、お好きですよね? 上田さんはい、好きです。(淡々とした言い方に、登壇者の皆さん&会場:笑) 松村さんその感じって、「お母さん、好きですか?」に対する答えと、同じ感じの「好きです」だよね。(登壇者の皆さん&会場:笑) でも、うれしいですね、聞けて良かったです。 MC白山さんもおよそ五百人のオーディションを経て、幼少期の明里役を演じることになりました。どのような気持ちで撮影に臨みましたか? 白山さんまずオーディションに受かって、明里を演じられることがとてもうれしかったです。オーディションで明里をやってみて、明里を演じたいという思いがすごく強くなっていました。オーディションで初めて会った奥山監督も、すごくやさしそうな雰囲気が溢れ出ていたので、ご一緒したいと思っていました。だから、受かった時は、本当にたくさん喜びました。 松村さん本作は、冒頭を社会人パートから入って、そこからすぐに二人の幼少期パートに入るんですが、幼少期パートだけで良いぐらい、ものすごいドラマを含んでいます。多分、誰しもが(幼少期の淡い思い出など)思い当たるところがある話だと思います。いつまでも観ていたい物語であり、二人のお芝居が奥山さんと共鳴して、ものすごくすばらしい作品になっています。「この後に自分が出てくるんだ」と思うと、一瞬凹むぐらい本当にすばらしいお二人でした。 白山さんありがとうございます。 MC宮﨑さんは、貴樹の通う種子島の高校教師・美鳥を演じました。大人になった貴樹と東京で再会して、その後の彼の人生に影響を与える人物でもあります。美鳥役演じてみていかがでしたか。 宮﨑さん私は種子島の撮影が最初だったんですが、種子島が最高すぎて、(奥山監督と頷き合いながら)本当に楽しかったですよね。 奥山監督楽しかったですね。 宮﨑さんインする前に、ヘアメイクさんから「監督が、ちょっと色が黒くなってくれたらうれしい」と言っていますと聞いて、「もちろんです!」と言って、夏の間にちょっと日焼けをしてから種子島に向かいました。(森さんに笑顔を向けながら)すると森さんも、同じように真っ黒になっていました。二人とも肌がこんがりした感じが、種子島とすごくマッチしていたように思います。種子島での撮影によって、美鳥さんというキャラクターが自分にしっくりと来た感じがありました。種子島の自然に助けられ、癒やされながら、撮影が進んでいきました。 MC完成した作品をご覧になっていかがでしたか? 宮﨑さん幼少期のお二人、そして高校生の妹たちが本当にかわいかったです。森さんから「好き」が溢れている感じが良かったです。どのシーンも「貴樹くん、好き!」みたいなものがダダ漏れで、それが姉としては本当に愛しかったです。愛が溢れている素敵な作品になったと思いました。 MC吉岡さんは、科学館の館長・小川という原作には登場しない、オリジナルキャラクターを演じました。本作に参加するに至ったきっかけをお聞かせください。 吉岡さんきっかけは、お仕事をいただいたので…。(登壇者の皆さん&会場:笑)でも、そこ(「秒速5センチメートル」)に手をつけるんだということは、とても怖かったですね。僕自身も大好きな新海監督の作品で、それを実写でやるという恐怖、そこに自分も参加するのは、とても怖くもありました。でも、北斗くんと監督と初めて会った時に、北斗くんは、すでに貴樹が歳を取ってそこにいる感じでいてくれたので、これはもう極力邪魔をしないで、監督の繊細さと貴樹になっている北斗くんに任せれば良いと思いました。なので、極力邪魔をしないようにと心がけていました。 MC完成した作品をご覧になっていかがでしたか? 吉岡さん観終わってすぐに新海監督がいらっしゃって、「ありがとうございました」と言ってくださいました。それは、「ようやく終わった」「新海作品ではなく、奥山作品になった」という瞬間だったと思います。そこにいられたことは、とてもうれしかったです。原作の方に「ありがとうございました」と言われることほど、うれしいことはないです。(登壇者の皆さん、頷く) MC奥山監督にうかがいます。原作アニメーションが公開されたのは、十八年前の2007年。新海さんが、三十三歳から三十四歳になる時に手掛けた作品です。当時とは価値観も大きく変わったこの令和の時代に、当時の新海さんと同じく三十四歳の奥山監督がなぜ実写映画として「秒速5センチメートル」を描こうと思われたのでしょうか。 奥山監督時代も大きく変化していますが、幼少期の純真さや青春の高潔さ、大人になることの惑いなど、そういった普遍性が「秒速5センチメートル」という作品にはあると思います。それを描きたいと思っていました。三十代前後は不安や焦燥感など、精神的に人生のちょうど中間地点にいるような時代です。だからこそ、そういった貴樹の心情に僕もすごく寄り添えた気がしています。おそらく新海さんも、当時貴樹という人物に自分の焦燥感みたいなものを投影していたと思います。僕もそこに重ねるようにしながら描ける確信を持って、本作に向き合っていました。 MC奥山監督を始め、若いスタッフが集まったとても温かい現場だったとうかがっています。昨年の夏から今年の春にかけて、四季をまたいで東京、種子島と全編オールロケで撮影された本作ですが、現場の雰囲気は、どのような感じでしたか。 松村さん僕に不安なこと、うまくいかないことがたくさんあった時には、奥山さんは時間も、体力も惜しまず、たくさん言葉を尽くしてくれました。最終的には、話をしすぎて、お互いに「ごめんなさい、何を言ってのるか分からないです」みたいなところまで行きついてしまいました(笑)。お互いに言葉が多く、スタッフの皆さんが待っている状況でも「構いません」という熱量で向き合ってくれました。「どうなるか分からないけれど、実際にやってみましょう」と、やったみた後に駆け寄ってきて、「言葉にならなくても良いんですが、今のです」と太鼓判を押してくれたので、安心した状態で本番を迎えられました。こんなに熱量と体力のある監督はいないんじゃないかと思っています。(奥山監督がいることで)日に日に現場に行くことが安心になっていくと同時に、何て言うんですかね…何と言う言葉で、奥山さんを表現すれば良いんですかね…。 高畑さん天然ですか? (登壇者の皆さん:笑) 松村さん天然…。ちょっと変わっている(笑)。 奥山監督そういえば、先ほど(イベントスタッフから)「正面を向いてください」というカンペを出されていました。そんなに僕、斜めになっていましたか? 松村さん遠近感がおかしくなるくらい、斜めになっていました。 高畑さん(奥山監督の面白さが)じわじわ、来る。 松村さん(高畑さんの言葉に頷きながら)そう、面白くて、じわじわ来る。だから、現場のみんなが奥山さんを愛おしい目で見ているような現場でしたね。宮﨑さんと食事を摂りながらしゃべるシーンで、別に盛り上がるようなシーンでも何でもないはずなんです。まあ、僕としては楽しくて乗っているシーンではあるんですが、急にどこか遠くから奥山さんの(声を張って)「よーし!良い感じだぞー!」という声が聞こえてきたんです。(登壇者の皆さん:笑) 奥山さんは、すごく盛り上がっているなと思いました。 奥山監督そうなんですよ。一人だけ大声になっている時があるんです。なぜ、ああなっちゃうんですかね。(登壇者の皆さん:笑) 自分でもちょっと分からないんですが、「おー!」と思えるものが撮れていたからだと思います。なぜ今これが撮れているか分からない、奇跡的な瞬間で、お芝居とは到底思えなくて、お芝居とかそういう次元を超えた「そこで起きている出来事を目の当たりにしている」ような瞬間がたくさんあって、興奮したんですよね。それで、カットをかける前に、「めっちゃ良い!」みたいになってしまう。演じている側からしたら、「それはカットの後に言ってくれよ」となりますよね(笑)。 MC高畑さん、どうですか? 松村さん(奥山監督とは)一番、付き合いが長いですからね。 高畑さんそんなに密な十年じゃなくて、要所要所で会っていたという感じだったので、本作を通してすごく仲良くなれたと勝手に思っています。 奥山監督こちらこそ、ありがとうございます。準備期間にも、いろいろとお話をさせていただきました。 高畑さん準備期間でもいっぱいお話をして、「ここが不安だ」と言うと、一緒に悩んでくれたので、私も安心できる時間がどんどん増えていきました。淡々とすごいことをする人なので「すごいな」と思って見ていると、感情の変化の段階が見えない方なので、急に絶叫したり、「やったー!」みたいなポジティブな反応が来たりします。良い意味ですよ(笑)。現場では(奥山監督の)急な感情の爆発がよく見ていたので、後半はあまり驚かなくなりました(笑)。 MC感情の爆発が頻発していたんですか? 高畑さん一日、一回くらい…。 奥山監督僕は自覚できていないので、今初めて「そういう感じだったんだ」ということを知りました。 高畑さんそれが、じわじわと来て…(笑)。いつの間にか、奥山さんを見るために現場に行っているんじゃないかって思うくらい夢中になるほど好きになってしまいました(笑)。 MC森さんは、種子島の撮影現場で印象に残ったエピソードはありますか? 森さんもっぱら、サーフィンですね。クランクインは夕方だったので、朝からサーフィンに行って練習をしていました。宮﨑さんはサーフィンをするシーンはないんですが、(宮﨑さんと笑顔で顔を見合わせながら)一緒にサーフィンしました。マネージャーさんたちも置いて、遠くまで泳いだりしていました。 MC宮崎さんは、サーフィンのご経験があるのでしょうか。 宮﨑さんなかったんです。森さんが練習をされると聞いて、監督と打ち合わせをした時に「良いな、私もサーフィンしたいな」と思ったんです。そうしたら「宮﨑さんも練習されますか?」という連絡が来て、「します!」と言って、ついて行きました。森さんは、東京でも何回かやっていたようですが、私は一度だけやりました。でも、種子島に行ってからは、毎日、海に入っていました。ホテルから波が見えるので、「今日の波は良いなぁ」と思いながら、一人でオールを担いで海に入って行くような、本当に美鳥と同じような生活をしていました。 MC宮﨑さんは種子島だけでなく、東京でも撮影がありました。 宮﨑さん東京と種子島とでは、別の作品を撮っていたみたいな感じがありました。自分が知らないシーンもたくさんあるので、客観的に作品を観ることができました。東京編で、貴樹くんと一緒のシーンの撮影の時に、私が立体パズルを持っていたんです。それを、現場のみんなで一緒にやる時間があったんですが、松村さんがすごくお上手でした。「この形を作りなさい」という課題を、瞬間的にパパッと触って完成させてしまうんです。みんなで「すごい!」と言いながら遊んでいました。 MC松村さんは、立体パズルがお得意なんですか? 松村さんいえ、初めて見ましたが、そういうのが好きなんです。すごく面白そうだと思って、(パズルをやっている様子をうかがう再現をしながら)最初はちょっと遠くから見ていたんですが、もうちょっと近づいて…と、やっているうちに(宮﨑さんが)「やります?」と声をかけてくれました(笑)。やってみたら、ものすごく楽しくて、好きになったので、もちろん買いました。ここでまた登場するのが奥山さんです。(登壇者の皆さん:笑)奥山さんも、「何ですか?」「僕もこういうのが得意なんですよ」と、やり始めるんです。実際にすごく得意だったようで解くのが早いんですよ。問題のレベルが難しくなっていくと「これだ!」「ああ、違うか…」「これで完成だ!」「ああ、違うな…」と熱中して解き始めるんです。そうなると、誰も話しかけられないような状況になってしまうんです。でも、後ろから助監督さんが「もう撮影をしたいのにな」とジーッと見ているんです。それでも終わらないので、「もう撮影に入って、良いですか?」と、ちょっと叱られて、奥山さんが「じゃあ、やりますか…」となったこともありましたね。 奥山監督本当に面白かったんですよ。プロフェッショナルが集まった現場ではあるんですが、「本番を撮りましょう」と撮影をしていたら、ヘッドホンからカチャカチャという音が聞こえてきたことがありました。演じているお二人のセリフを聞きながら、「この音、聞いたことあるな」と思っていました。多分、僕らがやっているのを見て「やりたい」と思ったスタッフさんが、手元でカチャカチャとパズルをやっていたんです。(登壇者の皆さん:笑) 松村さん息抜きですね。あくまで休憩時間ですからね。 MC上田さんと白山さんは撮影が始まる前に、奥山監督とレクリエーションをして仲を深めたと聞きました。 白山さん最初は(奥山監督に)お芝居を見てもらうのかなと考えていたんですが、たくさん遊んでいただきました。鬼ごっことか、スタッフさんと一緒に犬とじゃれあったりして、すごく遊んでく
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『8番出口』劇場用パンフレットのお知らせ©2025 映画「8番出口」製作委員会 2025年8月29日(金)公開 『8番出口』の上映劇場で販売いたします。 パンフレットは公開劇場にてお買い求めください。 A5 P68(表紙込み) 定価1,100円 (税込) 『8番出口』 ご案内|Information Introduction 二宮和也 川村元気 (対談) Cast Comment & Profile 二宮和也 河内大和 小松菜奈 Cast Profile 浅沼 成 花瀬琴音 Staff Interview & Profile 監督・脚本:川村元気 Staff Comment & Profile 企画:坂田悠人 脚本:平瀬謙太朗 撮影:今村圭佑 録音:矢野正人 美術:杉本 亮 スタイリスト:伊賀大介 編集:瀬谷さくら 音楽:Yasutaka Nakata(CAPSULE) 網守将平 Original Works ゲーム「8番出口」 KOTAKE CREATE Review 相田冬二(映画批評家) 佐藤直子(脚本家 / ゲームデザイナー) 髙比良くるま(芸人) 立田敦子(映画ジャーナリスト) Credit -
「すずめの戸締まり」初日舞台挨拶「すずめの戸締まり」公式サイト新海誠監督の最新作「すずめの戸締まり」が11月11日についに公開を迎えました。東京のTOHOシネマズ 六本木ヒルズにて行われた舞台挨拶に新海監督をはじめ、声優を務めた原菜乃華さん、松村北斗さん、深津絵里さん、染谷将太さん、花瀬琴音さんが登壇しました。 新海監督自らMCを務め、キャスト陣は本作に出演しての思いや作品の魅力について熱く語りました。こちらの舞台挨拶の模様をレポートいたします。初日舞台挨拶新海誠監督岩戸鈴芽役原菜乃華さん宗像草太役松村北斗さん岩戸環役深津絵里さん岡部稔役染谷将太さん海部千果役花瀬琴音さん新海監督皆さん、本作を観ていただき本当にありがとうございました。作品を観ていただいた直後の皆さんの前に立つというのは、何回やっても緊張します。最初にちょっとだけ、お話をさせてください。本作を観終わった直後ということで「僕にはないものでできてる」――RADWIMPSの野田洋次郎さんにもらったエンディング曲(「カナタハルカ」)の歌詞がありますよね。「あの歌詞がこの『すずめの戸締まり』という作品そのものだな」と、舞台挨拶の前に、急に思い至りました。この映画というのは、僕の力で作ったものではない気がするんですよね。「君の名は。」(2016年公開/主演:神木隆之介・上白石萌音)から僕の映画を観てくださった皆さんからの「次はこういう映画が見たいんだ」という声が、どこからか聞こえたような気がしています。あるいはこの作品は、ここにいらっしゃる素晴らしい演者の皆さんもそうですし、画や音楽を作ってくださったたくさんのスタッフの力――「僕にないものでできている」作品な気がしています。そんな皆さんの声によって出来上がった作品であるような気もしています。ですから、ここまで導いてくださって、皆さん本当にありがとうございました。短い時間ではありますが、この後、楽しいお話ができればと思います。原さん昨日はあまり眠れなかったくらい、ずっと今日を楽しみにしていました。この作品の、言葉では到底表しきれない素晴らしい魅力をこれからたくさんの人と共有できるんだと思うと、すごく嬉しい気持ちでいっぱいです。こうして無事に公開して皆さんの顔を見ることができたことも嬉しいです。 松村さんどうも、イスです。僕は今日、最速上映を観てからここに挑んでいるので、「すずめの戸締まり」熱がまたふつふつと…いや、グラグラと煮えたぎっている状態です。この熱い思い、せっかく上映後ですもんね。楽しい+ちょっとうっとうしいくらい熱い時間にできればと思います。楽しんでいきましょう。 深津さんこうして皆さんとお会いできてとっても嬉しいです。私は初めて声優に挑戦しました。とっても怖かったです。でも、新海監督が温かく、粘り強く導いてくださったおかげで、何とか完成させることができたと思っています。思い通りにできなくて、どん底まで落ち込んで…。でも、次の収録が待っているから、何とか気分を変えようと当てもなく街を歩き続けたり、新幹線に乗って京都のお寺で心を静めてみたり…。初めてのことにこの年齢でトライできるチャンスをいただけて、監督には本当に感謝申し上げたいと思います。 染谷さん上映後ということで、自分が本作を観た日のことを思い出しました。観終わって、イスに体がくっついちゃったような気持ちで、なかなか立てなくて…。本当に心に響きました。本当は、今日はそっち(=客席)に座って舞台挨拶を見たいくらい、嬉しいし、感動しています。 花瀬さん今日という日を迎えるために、新海監督と多くのスタッフさん、そして原さんと松村さんをはじめとしたキャストの皆さんが血と汗と涙で作り上げた作品だと思います。今も、ここじゃないどこかで誰かがこの「すずめの戸締まり」を観ていると思うとワクワクが止まりません。 MC新海監督、初日ということで、キャストにお伺いしたこともあるのではないかと思いますので、一緒にお聞きしながらクロストークで進められればと思います。 新海監督お願いします。 MC原さんと松村さんにお聞きしますが、松村さん演じる草太がイスになるのが話題になっています。原さんが演じた鈴芽はイスとなった草太と旅をしますが、二人の旅というのはいかがでしたか? 松村さんじゃあ、せっかくなのでイスになる側からしゃべったほうが良いですかね(笑)。皆さんの予想を超えた時間、イスでい続けましたよね? やりながらもそうですし、いろんなインタビューを受けながら、原さんの言葉で「そうだよな」と思ったのは、「草太はイスになってからのほうが、人となりや感情が見えた」かなと思います。また原さんは「表情がなくなったほうが表情が見える」ということを言っていました。何かすごく不思議で魅力的な、これもきっと新海監督の…作戦なんですか?新海監督僕も、二人の話を聞いて「あぁ、良くできた話だな」と思ったんですよ(笑)。草太って、映画を観てお分かりかと思いますが、非現実的なほど美しい男性として描きたいと思ったんです。でも、そのキャラクターがイスになってしまって、ビジュアル的にちょっとかわいらしく歩いて日本全国の廃墟を回るという物語が、ビジュアル的にもコミカルだし、物悲しくてワクワクするものになるんじゃないかと思ったんです。実際、出来上がった作品を観ると、イスの草太ってコミカルな芝居が多いですよね? 菜乃華さんもずっとイスを持ったり、体から出ちゃったり。いろんなイスを巡る思い出がありますよね? 原さん私は電車に乗っているシーンがとても大好きです。後半に進むにつれて、少しずつシリアスなシーンが増えていくので、そういう時のアフレコは、新幹線や電車の中で小声で話し合うかわいらしい二人を見ながら、心を落ち着かせてアフレコをしていました。 新海監督あんな風に、イスになった草太って結構コミカルではあるんですが、その時の草太の声って、人間の時からはなかなか想像できないお芝居だったと思うんですよ。ですから、イスというビジュアルが、草太という人間のもっと楽しい部分を引き出してくれていたんだと完成したものを観て、北斗くんのお芝居を見ながら思いました。 松村さん予告編だと人間時代の草太が人気だったと思うんですが、本編を観るとイス時代の草太のほうが人気なんじゃないかと(笑)。 新海監督北斗くんにイスをやってもらうというのが、今回の作品のすごく大事なところだったんだと途中で気づきました。予告編は僕が自分で編集したんですが、「松村北斗」の名前を出す時、バーンっとイスにかぶせて出しました(笑)。 松村さんそうでした、そうでした(笑)。 新海監督「これが松村北斗くんだよ」というように出したりしていました。 MC原さんと松村さんにはお互いの印象についてもお聞きしたいと思います。 原さん松村さんは、本当にずっと実写版・草太さんだと思っていました。お声はもちろんですが、上品な雰囲気やしぐさだったり、私に対してもすごく丁寧に敬語で接してくださるところが、本当に草太さんそのままだと思います。私がいろんなところでお話する機会が増えて、思っていることをうまく言語化できなくて詰まってしまった時に、代わりに思いをくみ取って言葉にして、いつもフォローしてくださいました。そういう聡明なところも草太さんと全く同じだと思います。松村さん本当に言葉が上手な19歳ですよね(笑)。参っちゃいますね、本当に。 MC松村さんから見た原さんはいかがですか? 松村さんいや、もう強烈ですよ。いろんなインタビューで結構カッコつけて、いろんな言い方をするんですが、上映後なのでシンプルな言葉で言います。鈴芽のカッコ良いセリフの言い回しにキュンと来ません? まだ序盤の、初めての扉にバーッて走ってきて「なぜ?」って言った後の鈴芽の返答とか…。語弊があるかもしれませんが、キュンと来ません? そういうカッコ良さを持っているってなかなかないと思います。予告編でも使われていますが「私は草太さんがいない世界が怖いです」とか、すごく悲しいけどカッコ良さがあるというか、そこに心えぐられる強さがある――そういう力強さを持っている方だという印象です。 MCそして今回、深津さんが初めてこの作品の公の場に立ってくださいました。深津さんは環と同じ九州(大分県)出身です。新海監督、環と同じく九州出身の深津さんに演じていただいたということについて…。 新海監督そうですね。たまたま前作の「天気の子」で大分出身の森七菜さんに出演していただいて、また大分出身の方とご一緒できるんだと思いました。決して出身地で選んでいるわけじゃないんですが(笑)、嬉しい偶然でした。ただ環という役はとても難しい役だったと思います。観ていただいてお分かりかと思いますが、東北にルーツを持っていて、九州に移り住んで、意図的に宮崎弁を身につけたキャラクターです。お芝居の段階で、深津さんにはまず宮崎弁に始まって、旅の途中でだんだん方言のイントネーションが変わっていく表現をお願いしましたが、いかがでしたか? 深津さん声優初挑戦で、普通に標準語をしゃべるだけでもとても難しいのに、方言を二つマスターしなくてはいけないというのは、大変な挑戦でした。本当に「皆さんの足を引っ張らないように」という思いでした。あとは、宮崎弁を指導してくださったのが綾瀬有ちゃんという、今回、声優で鈴芽のクラスメイトの役を演じている方で、つきっきりでトレーニングしてくださいました。本当に先生のおかげでなんとか乗り越えられたって感じです。新海監督深津さんの方言の突き詰め方は、僕も一緒にやって驚くほどでした。例えば、回想のシーンは小さい鈴芽を抱きしめながら「あんた、うちの子になりんしゃい」というセリフに最終的になったんですが、あれはちょっと標準語――まだ九州弁ではない言葉で鈴芽に語りかけようとなったんです。あれも話し合って決めたんですよね。台本だと宮崎弁で…。 深津さん「なりね」でしたね。 新海監督いろいろ試しましたね。鈴芽の生まれた家に着いた時も、何もない場所に着いて、「鈴芽、大きくなったね、お姉ちゃん」と言うんですっけ? 深津さん「おっきくなったぁよ」。 新海監督そうだ! 「おっきくなったぁよ」でした。あそこは東北弁で…。 深津さん東北弁ですが、すごくバランスを考えてくださって…。皆さんで最終的に作り上げた方言でしたね。 新海監督バックグラウンドを組み立てた上で、「ここはこうあるべきだ」ということを深津さんからもサジェストしてくださって、すごく刺激的な経験でした。もうちょっとだけ深津さんに聞きたいんですが、アニメーションの声優は初めてだというのは、意外でした。ここまでキャリアをお持ちで、どうして「すずめの戸締まり」に出ていただけて、環という役を引き受けても良いと思ってくださったんでしょうか? 深津さん逆に、なぜ私に環をやってほしいと思われたんですか? 新海監督僕は、環というキャラクターはとても難しいと思ったんです。環は九州へ鈴芽を連れて帰ったわけですが、ある種、自分の人生を犠牲にしてしまったのかな…と、後悔を抱き続けています。それでも鈴芽を追いかけて、本音をぶつけ合う。これは、嘘のない叫びを聞かせてもらわないと、キャラクターとしてどうしても成立しないと思いました。そこで深津さんが思い浮かんだんです。 深津さんありがとうございます。私は、脚本やビデオコンテを観て、これは個人的な感想ですが、「監督は”次のところ”へ向かおうとされているのかな?」 と、何となく受け取りました。もちろん日本国内のみならず、世界中にファンをお持ちで、今でも「早く観たい!」と思っている方がたくさんいると思います。もちろん、そんな皆さんに届くように作品を作られていると思いますが、今回は「たった一人の“その人”に届けば良い」というような、ピュアなものを感じたんです。こんな経験のない私に何かやってほしいと思っているのならば、何かあるんだろうと思って、ヘタクソながらぶつかろうと思いました。原さんは、私なんかよりも何百万倍も怖かったと思います。背負わなくちゃいけないことも多かったと思いますが、作品の中の鈴芽みたいに、アフレコ現場でも目の前のものに立ち向かい、戦っている姿をそばで見ていました。本当に美しかったんです。だから今回、初めてのことで恐ろしかったんですが、原さんのような素晴らしい感性の女優さんと一緒にお芝居ができて、私にとってまた一つ宝物のような作品になってしまった…「なってしまった」というのは失礼ですけれど(笑)。 新海監督菜乃華さん、いかがですか? 原さん本当に泣きそうなくらいすごく嬉しくて…。環さんといる時の鈴芽は、他の人とは全然違って…。深津さんのお芝居を見て、自分も知らない鈴芽がたくさん出てきたので、本当に感謝しかないです。あと、一つ言いたかったのが、環のシーンがない時に深津さんがスタジオにいらっしゃって、喉に良いはちみつをプレゼントしてくださいました。アフレコ期間中は毎日「深津さんにもらったはちみつだ」と思いながら、舐めて気合いを入れてお守りのようにしてスタジオに入っていました。隣を見るといつも笑顔ですごく温かく迎えてくださって嬉しかったです。ありがとうございました。深津さんすみません、そんなプライベートな話を(笑)。本当に(環役を)やって良かったと思っております。 新海監督そう言っていただけて光栄です。ありがとうございました。 MC染谷さんは環に片想いをする稔を演じましたが、稔をはじめ、本作には温かいキャラクターがたくさん登場します。染谷さんが印象に残ったキャラクターはいらっしゃいますか? 染谷さん全員ですね。でも、後半で芹澤(神木隆之介)が運転して移動するシーンがすごく好きです。いろいろなことが起きて大変な本作ですが、何も起きない単なる移動、隙間みたいなあの時間がすごく心地良くて「映画って素敵だな…」って心から素直に思わせてもらった印象があります。あの芹澤の空気感と移動の時間が心に残っています。 新海監督僕は染谷さんと深津さんが並んでいるだけで「寄生獣」(2014年公開/監督:山崎貴)のことを思い出して胸にグッときます。染谷さんに伺いたいと思っていたことがあって、この中では染谷さんがアニメーションのキャラクターを演じた経験がとてもおありじゃないですか? 実写もやっていらっしゃっるので、染谷さんから見てアニメーションの現場と実写の違いや、表現の違いであったり、実際にやっていてどっちが楽しいとか、そのあたりの差をお聞きしたいを思います。 染谷さん声のお仕事をする時のほうが、自分の中でチャレンジと言いますか…。慣れているわけではないので「自分なら何ができるんだろう?」と自問自答しながらやっています。しゃべれる尺も決まっているじゃないですか? ある意味、その枠の中だったら、何でもできるんだと、今回途中で思いました。そこに収めれば、どんな表現でも可能なんだなと。後で画が説得力を持たせてくれるので、その楽しみをいただきました。新海監督嬉しいです。「ちょうど今、そこの駐車場に東京行きの高速バスが止まっております」と言ってカチャカチャカチャとPCを触る、稔の一番の見せ場である環との電話のシーン…。あの方言やお芝居が僕はすごく好きでした。 染谷さんすごく難しかったです(苦笑)。 新海監督何度もやりましたよね(笑)。方言で言うと、花瀬さんにも聞きたいことがあります。花瀬さんの演じた千果のセリフで一番好きなのが「キスしたら起きるで」ってあのセリフがフラグになって、鈴芽が椅子の姿の草太にキスをしようとするっていうのにつながっていきます。あのシーンは愛媛の伊予弁ですよね。どうでした? 花瀬さんすごく方言は難しかったです。あのセリフに関しては、鈴芽があんなに早く実践するとは思っていなくて(笑)。近い年齢ながら「そんなにすぐ行けるんだ!」って思いました。新海監督聞いた直後に行きましたからね(笑)。 花瀬さんすぐ行っていたんで、素晴らしいなって(笑)。 新海監督菜乃華さん的には同じ疑問を抱きましたか? そんなにすぐは行かないだろうって。 原さんそうですね。わりと鈴芽は積極的なんだと思いながら観ていました(笑)。 花瀬さん好きなシーンです。 新海監督千果役は鈴芽と同じ年代ということで、鈴芽の普段と違うお芝居が、千果と話していると出ているのが感じられて良かったと思いました。 花瀬さんありがとうございます。 MC最後に皆さんを代表して、原さんと松村さんからメッセージをお願いします。 原さん本日はお越しいただき本当にありがとうございました。この「すずめの戸締まり」という作品は、私自身、一観客としても、出演者の一人としても、本当に大好きで、宝物のような作品です。自信を持って、誰が観ても絶対に楽しんでもらえると言い切れる、そんな素晴らしい作品に出会えたことを誇りに思います。本当にすごい作品を作ってくださってありがとうございました。 新海監督こちらこそです。 松村さん鈴芽がたくさんの人物と出会って、メッセージや苦労、歴史みたいなものを抱えていることを知って、ロードムービーが進んでいきます。最後、この作品自体がメッセージを抱えているんですが、…きっと全国で、今もそのメッセージやたくさんのものを受け取ってもらっているんじゃないかと思います。僕自身がそうだったので、そんな風に予想しています。今思っていることが、明日には変わっているような作品だし、人に話せば話すほど、どんどん変わっていくような作品だと思います。この作品は、一回観たら、観るたびに愛し方が変わり、ずっと仲良くしていけるような作品だと思います。一回観たという縁を宝物のようにぜひ思っていただけたらと思います。そして、「すずめの戸締まり」は今日が旅立ちの日です。せっかくなので、鈴芽さん、あの言葉を聞かせてもらっても良いですか? 原さん「行ってきます!」ありがとうございました。
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「ブラック・ショーマン」公開直前イベント「ブラック・ショーマン」公式サイト 東野圭吾の人気小説を福山雅治主演で映画化した「ブラック・ショーマン」の公開を前に9月3日、東京・新宿の西武新宿ぺぺ広場前にて、公開直前イベントが開催されました。多くの人々が行き交う新宿の街に福山雅治さんと有村架純さんが降臨し、会場は熱狂に包まれました。福山さんは、大観衆の前でマジックを披露! 果たしてその成否は…? こちらのイベントの模様をレポートいたします。 公開直前イベント 神尾武史役 福山雅治さん 神尾真世役 有村架純さん ■福山さん、有村さんが会場のバルコニーに登場し、会場は歓声に包まれました。 福山さんどうも、お集まりいただきましてありがとうございます。福山です。よろしくお願いします。 MCどうですか、福山さん、この景色は? 福山さん実は、東京に18歳の頃来ました。今から37~38年前になりますが、上京して初めて降りたのが、そこの(新宿の)東口です。その日にここ(西武新宿駅前広場)を通って、そこの階段を登って、西武新宿駅から西武新宿線に乗って拝島駅まで行ったんですよ。まさか自分がここに帰って来るとは思いませんでした。本当に熱烈歓迎ありがとうございます! 有村さん皆さんこんばんは。 MC有村さんも、これだけたくさんの皆さんが集まってくださいましたが、今の気持ちというのは? 有村さんちょっと涼しくて良かったなと思いました。大丈夫ですか、皆さん? (会場の反応に)良かったです。今日はよろしくお願いします。 MC「ブラック・ショーマン」公開まであと9日になりました。今の気持ちを、まずうかがいたいと思います。 福山さん結構、長い期間撮影をしていました。その撮影の期間も、少し空いたこともあったので、やっと完成して観ていただける――「やっと、観ていただける」という気持ちが強いですね。 有村さん本当にあっという間ですね。ちょうど一年ほど前に撮影が始まって、岐阜ロケをしたり、都内で撮影をしたりと、いろいろな場所で撮影をしましたが、本当に早いですね。皆さんに観ていただくのが楽しみです。 MC意外だったのですが、今回、お二人は初共演ということですよね。 福山さんそうなんです。ずっと(有村さんの作品は)観ていましたがね。 有村さんはい、お互いに…。 MC今回の撮影やプロモーションを通して、お互いを知るようになって、信頼関係も築かれたとうかがっています。そこで、お二人にお互いの印象などもお聞かせいただきたく、一問一答で答えていただきたいと思います。 お互いに「すごいな」と思うところを教えてください。 【質問①】 福山さんまず、おいしいものが好きで、その美味しい物が好きっていうことに対して諦めない! 必ずそのたどり着きたいと思ったものにたどり着く、その向き合い方ですね。 有村さん(笑)。 福山さんこれはなかなかできないですよ。僕らは、忙しくなってしまうと「もう今日はいいか」とか「スープだけでいいかな」とか「バナナ一本でいいか」みたいな感じになりがちなんですが、(有村さんの方を向いて)それでもどこかで取り戻しますよね? おいしいものを食べたりしてね。 有村さんはい(笑)。 福山さん諦めない! そして、自分がおいしいと思った菓子とかお弁当を、きちんと現場に差し入れして還元するんです。 MC「皆さんにも食べていただきたい」ということですね。 福山さんそう! これがすごい! MC有村さんはいかがですか? 有村さんご自身が好きなものに対しての熱量がすごいですね。音楽もそうですし、あと、あるお酒にすごく詳しいです(笑)。 福山さん(笑)。 有村さんあ、あれって話しましたっけ? 武史さんのお店に飾られているやつ。 福山さん(その話はしても)良いんじゃないですか? 有村さんぜひ、話してください! 福山さんあ、私ですか? 有村さんはい! 福山さん有村さんが、マイクを通して言うから、バレちゃいましたね(笑)。映画の終盤に登場する、「トラップハンド」というバーがあるんです。そこは、僕の演じる神尾武史という、ラスベガスで名を馳せた元マジシャンが、恵比寿で経営しているという設定なのですが、そのバーに置いてあるお酒は、私の家から持ってきたコレクションです。 MCバーを開けるぐらい持っているのですか? 福山さん入り切れませんでしたが…。 ■会場から歓声! 福山さん(歓声を鎮めるように)いやいやいやいや。またこういう部分が切り取られますから! まあ、切り取られると思うので話しますが、当時「地面師たち」(2024年Netflixにて配信開始/出演:綾野剛 他)という作品が非常にヒットしていたタイミングがありました。その作品に登場する(ハリソン役の豊川悦司さんの飲んでいる)ウイスキーがすごいっていう記事を読んだんですよ。僕も、ちょうど本作の撮影をしてたんです。それで、「何だって!」と思い、これはちょっと「ブラック・ショーマン」としても負けるわけにはいかないと思って、せっせとみんなで僕の家から運びました。ぜひご覧になってください。 お互いの「えぇ?」と思った意外な一面はありますか? 【質問②】 有村さん意外と寒がり(笑)。 福山さん(苦笑)。そうそうそう。ロケ地が岐阜県郡上八幡という風光明媚で、水のきれいなところだったんです。ただ、撮影の時期は秋だったのかな? 有村さん秋ですね。 福山さんすごく寒かったんですよね。というか、僕は底冷えがして寒かったんです(苦笑)。あまりにも寒くてですね、「すみません、足湯をしても良いですか?」って、お湯持ってきていただきました。「おそらく有村さんも寒いと思うのでぜひ足湯を…」って勧めたので、その印象があるんだと思います(笑)。 MC福山さんが思う意外だと思う有村さんの一面は何ですか? 福山さん意外ではなかったですが、想定を超えてすごいと思ったのは、やっぱりタフなことですね。僕は、撮影現場が寒かったんですが(笑)、しっかりと風邪もひかずにこなしていました。 MC有村さんからしたらそこまで寒くなかった? 有村さんいや、もう身震いするぐらい寒かったです。 福山さん強さがないと撮影の現場は続けられませんからね。タフさは想定していましたが、想定以上にタフな方でした。 それぞれが演じているシーンで好きなシーンを教えてください。 【質問③】 福山さんいっぱいあるんですが、皆さんもご覧になれるところで言うと、特報(映画『ブラック・ショーマン』60秒特報)の中で、ウエディングドレスを着ているんです。めちゃくちゃキレイでかわいいんですが、何かちょっと妖しい感じがするんですよね。そこがすごいと思います。あれって、何かちょっと妖しいと思ってもらおうという気持ちがあったんですか? 有村さんいや、特になかったんですが…。 福山さんそうですよね? 有村さんでも、(完成した作品を)観たら「ちょっと妖しく見えるな」と思いました。 福山さん「あ、もしかしたらこの人なんじゃないかな?」みたいに、ちょっと怖く見えるんだよね。それがすごいんですよ。まあ、意図していても、いなくても、そう見えた人の勝ちですから。それがすごいなと思って、一瞬なんですが、あのシーンがすごく好きですね。 有村さん岐阜県の苗木城跡というところでロケをしたんです。その場所に行くまでには、相当登らないといけないんです。そこで、コインロール(コインを指の間を生き物のように移動させる技)をしてから、コインを投げてキャッチするシーンがあるんです。すごく印象的なカットなんですが、そこが心に残っていますね。 福山さんもう寒くて指がかじかみましてね(苦笑)。もう指が動かなくなっちゃうから「早く撮って!早く撮って!」と思っていました。 MC早く足湯に入りたいと思っていた? 福山さんそうそうそう。もう足湯だけじゃなくて、手湯? 手を温めないと動かせないので、「早く撮りましょう」言っていました。風も強かったんですよね…。 MCそして福山さん、9月1日から先行配信になっている本作のテーマソング「幻界」ですが、現在開催中のドームツアー(「FUKUYAMA MASAHARU 35TH ANNIVERSARY DOME LIVE 2025 // SOUL」)でめちゃくちゃ盛り上がっていると聞いています。 福山さんそうなんですよ。早速、披露しています。「どんな曲になるでしょうね?」なんて共演者の方から、撮影の途中で話を振られたりもしましたが、当時は全くできていなかったんですね(苦笑)。だから、「やばいな」と思っていましたが、最後にわりと長いシーンでキャスト全員が登場するようなシーンがあるんです。でも、「その撮影をやってからのほうが良いかな?」と思っていました。できていないことの言い訳っぽいですがね(笑)。でも、そのシーンを撮り終えたら曲が浮かんで来たんです。それまでは、正直曲が浮かんできていなかったんです。でも、「あ、こういう音が神尾武史がラスベガスでマジシャンとして活躍していた頃の登場曲として鳴ってたらいいな」っていう曲がやっと浮かんできたんですよ。 MC有村さんはこの「幻界」を聴かれていかがでしたか? 有村さん今回、福山さんが演じる武史さんが、ダークヒーローということで、何かちょっと闇っぽい雰囲気がするというか、登場人物がみんな怪しく見えて、ちょっとピリつく緊張感が、楽曲からすごく感じました。だから、いつもの福山さんが作られる音楽とはまた違ったエッセンスが入った印象でした。 MC今日は、こちらにたくさんの皆さんに集まっていただいております。福山さん、トークも良いですが、(会場の皆さんに向かって)それだけじゃ物足りないですよね? (会場:拍手と歓声) 福山さん、神尾武史っぽくて楽しめるものを用意していただいていると聞いたんですが? 福山さんいやいやいや。、僕は、昨日まで、今日何をやるのかちゃんと聞いていなかったんですよ。で、「どうなってんの?」って聞いたら「新宿のペペっていうところで、たくさんの皆さんに見ていただきます」「雨が降るかもしれないですが、お集まりいただく予定です」と言われたんです。「で、何やるの?」って聞いたら、「ちょっとマジックらしきものを…」って言われたんです。いやいや、僕はマジシャンじゃないから(苦笑)! MC後ろからスタッフの方が出て来ましたが…。 福山さんちょっとマイクを持ってもらわないといけないんでね。(スタッフに向かって)大丈夫、やりますから、ちょっとだけ皆さんに言い訳をさせてください。何かもう、マジックをやることになってしまいました。だから、用意してきました。 ■会場から歓声! 福山さんていうか、用意されていました。強制的に…。 有村さん強制的に(笑)。 福山さんもう、こんなの強制マジシャンですよ(苦笑)。 MC福山さんは、私がご一緒しているラジオでも常にコインを握られていましたが、現場でもそうでしたか? 有村さんずっとしていました。常にポケットにコインを忍ばせていて、ずっと触っていらっしゃいましたよね? MC今日はコインではなく? 有村さん今日は何をするんでしょうか? 福山さん正直コインの方が気が楽です。今日はトランプを使います。 MCトランプのマジックですので、皆さんにも福山さんの手元を見ていただくために、会場の後ろのビジョンに福山さんの手元が映ります。ですので、皆さん後ろをご覧ください。 福山さんじゃあよろしいですか? 今日はですね、トランプを使った、ちょっとしたお遊びをやりたいと思います。(ポケットからトランプを取り出す)こちらのトランプを使います。このトランプの中から、今日お集まりになった皆さんが、印象に残ったカードを私が当てます。 ■福山さん、カメラに向かってトランプを素早く見せる。 MCちょっと早いです(苦笑)! 福山さんあなたの動体視力が遅い(笑)! じゃあもうちょっと分かりやすくやりますね。 ■福山さん、もう一度、カメラの前にトランプを見せる。 福山さん見えたかな? もう一回ですか? ■福山さんがもう一度、カメラに向かってトランプを見せる。 福山さんどう? 印象に残ったカードはありました? 有村さんありました! 福山さんでは、私が皆さんの印象に残ったカードを当てましょう。皆さんが印象に残ったカードの絵柄、数字…それはこちらですね。 ■お二人の後ろの幕が落ちて「ハートの7」が出てくると、会場から歓声! 有村さんおぉっ! 福山さん間違いありませんか? 有村さんまさに(印象に残ったのが)ハートの7だったので、びっくりしました。 MC最後に本作を楽しみにしている方々に一言ずついただけたらと思います。 有村さん「ブラック・ショーマン」は、登場人物みんなが、とても怪しいです。どの方がこうなのか? ああなのか? と、物語と一緒に皆さんが謎を解きながら観てくださるとより楽しめるのかなと思います。ぜひ楽しみにしてください。 福山さんはい、本日はありがとうございました。この作品はですね、今やったように、マジックも嘘なくやっております。マジックをベースにしながら、様々な人間関係、そして謎を紐解いていきます。全く新しい感覚で楽しんでいただけるミステリーエンターテインメントだと思います。9月12日には「ブラック・ショーマン」をぜひ劇場でご覧ください。本日お集まりいただきありがとうございました。では…ここは、ご唱和になるんですか? MC福山さんにここはビシッと決めていただきたいと思います。 福山さん9月12日(金)から始まる「ブラック・ショーマン」。It's Show time!
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「すずめの戸締まり」大ヒット舞台挨拶「すずめの戸締まり」公式サイト「君の名は。」(2016年公開/主演:神木隆之介・上白石萌音)「天気の子」(2019年公開/主演:醍醐虎汰朗・森七菜)に続く新海誠監督三年ぶりとなる最新作「すずめの戸締まり」が11月11日より公開となり、17日までの7日間で興行収入27.7億円、観客動員数200万人を突破する大ヒットを記録しています。11月18日には東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズで大ヒット舞台挨拶が開催され、原菜乃華さん、松村北斗さん、新海誠監督が登壇しました。日本全国から届いた本作への熱い感想をつづったメッセージボードを背景に、全国343館に向けた生中継舞台挨拶に臨みました。こちらのイベントの模様を詳しくレポートいたします!大ヒット舞台挨拶新海誠監督岩戸鈴芽役原菜乃華さん宗像草太役松村北斗さん新海監督六本木の皆さん、お越しいただき本当にありがとうございました。そして(中継)カメラの向こう、スクリーンの向こうにいらっしゃる全国の皆さん、僕の地元の長野県の皆さんも観ていらっしゃると思います。今日は楽しい時間にしていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。 原さん本日はお越しいただき、本当にありがとうございます。全国343ものスクリーンで、たくさんの方が「すずめの戸締まり」を楽しみに観に来てくださっていることがすごく嬉しいです。 松村さん343というとすごい数字ですし、皆さんの上映前の大切な時間をいただくので、この後に上映される「すずめの戸締まり」がもっとワクワクするような、そういう時間にできたらと思います。僕の地元の静岡でも(中継を)観ていると思うと、嬉しいです。もちろん343スクリーン、全ての皆さんのために楽しい、ワクワクする時間にしたいと思います。 MC嬉しいニュースが入ってきています。公開されてからまだ7日ですが、この7日間でなんと全国200万人の方に本作をご覧いただきました。 新海監督200万という数字は、ちょっと信じられない数字ですね。僕が昔アニメーション映画を作り始めた時、50人で満員になる映画館で上映したんですね。50人の方に拍手をいただいただけで、人生が変わったような感じでした。それが、200万というのは、言葉にならないですね。隣を見ちゃうな(笑)。200万人という数字はどうですか?(原さん、松村さんの方を見る)松村さん200万というと、皆さんが今、手に持っている(入場者プレゼントの冊子)「新海誠本」が300万名様限定なので、いよいよ在庫切れが見えてきています。 原さん「新海誠本」すごく濃い内容なので、皆さんに手に取ってもらいたいです。それに、プラスで作ってもらいたいですね。 MC「新海誠本」の増刷希望が入りました(笑)。さて、本日は皆さんの後ろに、何やら幕がかかったものがあります。早速オープンしてみましょう! ■ベールが外されると、熱い感想がつづられたメッセージボードがお目見えしました。登壇者の皆さんから「おー!」と驚きの声、会場からは拍手が上がりました。 MCこれまでに本作をご覧になった皆さんからの感想をお届けしたく、このようなメッセージボードをご用意いたしました。ぜひじっくりとご覧ください。 ■登壇者の皆さん、メッセージボードの感想に見入る。 原さん「ポテトサラダ気になる…」という感想があります(笑)。新海監督「顔面と声が良いお兄さん二人も」という感想も。 松村さんこれなんて、作品の大事なことじゃないですか。「何気ない『行ってきます』の言葉にも重みを感じました」と書かれています。 新海監督そうですね。「圧巻だった」とか「ありがとう」とか、こういった短い言葉にもちょっと泣きそうになります。嬉しいです。 松村さんあ、僕と同じ感想が! 「エンドロールの時に、この映画を作ってくれてありがとうと本当に思った」これは、分かりますね。新海監督嬉しいなあ。「もう一回観たいけど、ものすごい体力使う」という感想も…。すみません、何か…。(登壇者の皆さん:笑)。 松村さんでも、もう一回観たくなるんですよね。 新海監督これも嬉しいですね。「監督はどうしてこうも毎回等身大のヒロイン感半端ない女の子を見つけられるんだろうか」と書いてあります。原さんありがたいです。新海監督の演出のおかげです。 新海監督いえいえ、とんでもないです。 松村さん語彙力を失っている方がいますよ。「もう好き、全部好き」って! 原さん分かります! 松村さん分かりますね。 原さん「今、現在を精一杯生きなきゃと思わせてくれる映画でした」という感想もあります。シンプルだけど、すごく素敵な言葉ですね。 新海監督せっかくですので、ここにいらっしゃる皆さんにお伺いしたいんですが…。「今日これから本作を初めて観る」という方はどれくらいいらっしゃるんでしょうか?(手を挙げた人は少数) ということは、二回以上観たという方が多いということですよね。ありがとうございます。「三回以上観たよ」という方もいらっしゃるんでしょうか。(あちこちから手が挙がる) ありがとうございます。嬉しいですね。 松村さんうわあ…すごい! 新海監督ありがとうございます。 MC原さん、松村さんに、周りの方からは反響が届いていますか? 原さん今までお世話になった先輩方や友だちもみんな、「本当に面白かったし、もう一回観たくなる作品だった」と言ってくれました。普段はアニメーションをあまり観ない方も「『すずめの戸締まり』は本当に面白かった」と言ってくれて、みんなにとってすごく特別な作品になっているんだと肌で感じて、とても嬉しい瞬間でした。 松村さんこの六本木の会場もそうですが、客席を見ると、男性から女性、お父さんお母さんお子さんまでいて、343のスクリーンがきっとそういう状況なんじゃないかと思います。昨日、おとといと、神戸、大阪を周り、自分で劇場に足を運んで感じたのは、いろいろな世代、いろいろな育ち方をしてきた方が、映画を観終わった後に皆さん同じような顔をされていました。何よりもそれが、言葉を超えた反響かなと感じています。きっと皆さんも、上映が終わった後には隣の人と同じ顔をしているんじゃないかと思います。 MC劇中では鈴芽と草太が全国を旅していますが、松村さんが今おっしゃったように、皆さんも神戸、大阪に行かれたんですよね。 新海監督そうなんです。全国キャンペーンの最初ということで、まずは関西にお邪魔しました。新幹線に乗って、鈴芽と同じルートで神戸駅に行きました。劇中にも神戸駅が出てくるんですが、(鈴芽たちと)同じホームに降り立って、新幹線の改札を出たらびっくりしましたよね。 松村さん驚きましたね。 原さん「すずめの戸締まり」のスタンディ(宣伝用のパネル)があったんですよね。 新海監督改札を出たところに置いてあって、思わず三人で写真を撮りました(笑)。神戸駅の駅長さんが大変(本作を)気に入ってくださったということでした。鈴芽とあるキャラクターが駅前で抱き合うシーンがあるんですが、そのシーンに合わせて飾ってある花の色も変えてくださっていました。現実と本作が混じったような感じがして、幸せでしたね。 松村さんすごい瞬間ですよね。 新海監督お二人の思い出はありますか? 松村さん今回はそうやって写真を撮ったり、劇場に駆けつけたりしました。過去に仕事などで訪れていた地とはいえ、「すずめの戸締まり」で訪れるとまた全然違う雰囲気がありました。(劇場で)皆さんの表情が見られたこともあり、すごく新鮮な気持ちがしました。 新海監督舞台挨拶をみんなで一緒にやっていると、菜乃華さんをじっと見ているお客さんとか、北斗くんをずっと見つめているお客さんとか、本当にすごく小さなお客さんもいました。一生懸命に手を挙げて質問していましたよね。 原さん緊張して、なかなか言いたいことがうまく言い出せなかった小さなお子さんに、松村さんが素敵なフォローをされていました。監督と「素敵だね」とお話をしていました。 新海監督(小さなお子さんが)なかなかしゃべれなかった時に、(松村さんが)「なんて素敵な待ち時間なんだろう」とおっしゃって。「さすがだな!」と思いました。 松村さん(照笑)。新海さんの紳士ぶりを受け継いで、ちょっと真似をしようと思ったところが大きいです。 新海監督いやいやいや…(照笑)。でも本当に、いろいろな劇場の方々がこの作品を届けてくださっているんだと、劇場に入った瞬間に分かりますよね。劇場の方の手作りのものが、たくさん飾ってあったりして…。 原さん似顔絵とかも、すごかったですね。 新海監督僕たちの滞在時間は一瞬なのに、何日もかけて作ってくれたんだと思います。 松村さん地元の中学生の方が描いてくれた絵も飾ってありましたね。(原さんの方を見ながら)写真を撮る手が止まらなかったですね。 原さん写真、止まらなかったです。 新海監督関西だけではなく、僕たちはこれからいろいろな場所に行きます。お二人が一緒の場合もあるし、僕が一人で行く場合もありますが、まずは静岡、名古屋にお邪魔して日本全国に行きます。(中継)カメラの向こうにいらっしゃる方とも、もしかしたら直接お目にかかれるかもしれませんね。楽しみです。 原さん&松村さん楽しみですね。 松村さん反響によっては、行く場所が増えていく可能性も…なくはないですよね? 増えてほしいですね。 原さんそうですね。 MCお客さんの盛り上がり次第かもしれませんね。こうしてプロモーションをやっていると、オーディションが懐かしく思われますね。 新海監督そうですね。メディアなどで「原菜乃華、松村北斗、アニメーション声優初挑戦」と書かれることがあるんです。それはもちろん嬉しいんですが、「そうじゃないんだよな」と思うこともあります。僕は二人の初挑戦がほしかったわけでも、初めての人がほしかったわけでもありません。僕は二人がほしかったんですよね。菜乃華さんと北斗くんに、鈴芽と草太をやっていただけることが、この作品にとって、とても重要でした。本当にガチでオーディションで選んだので、いろいろな人と戦っていただいて、選ばせていただいたんです。技術がうまいとか、芝居ができるとか、そういうことも大事なことではあるんですが、やはりうまいだけでは面白い作品にならないんですよね。そうではなくて、鈴芽と草太のように不安を抱え、「自分で良いのだろうか」と悩みながら、なんとか作品を完成まで導いて、(作品を)作り終わった後も一緒に届けてくれる人がほしかった。そういう人たちがこの二人なんだということを、オーディションを通じて感じました。そして、アフレコを二カ月くらいやってきましたね。原さん私は合格発表がサプライズ発表だったんですが、とにかく頭の中が真っ白になってしまいました。もちろんすごく嬉しい気持ちもあったんですが、それ以上にやっぱり不安や重圧みたいなものが一気に押し寄せてきて…。立っていられないと思って、その気持ちは一旦扉に閉じ込めて、アフレコに向けて練習をして、台本を開いていた日々でしたね。 新海監督北斗くんも不安そうだったよね。 松村さんはい。もう隠すことなく、不安を出しましたね。あの一番不安だった瞬間に「もしこれを聞いたらすごく安心しただろうな」と思うのは、最近新海さんが話してくれた言葉です。オーディションで僕らを見つけたのは、「子どもを見つけるよう」という言葉が、すごく温かくて、いまさらながら安心しました。 新海監督もっと早く言えば良かったね(笑)。脚本、セリフも全部僕が書いたものなので、子どものようなものなんです。(オーディションで)1000人の候補がいたとしても、(芝居を)聞いてすぐに分かるんですよね。自分の子どもであれば見分けられるように、見分けることができる。これが他人の作品だったら、きっと僕はそういう目は全然ないと思います(苦笑)。でも、自分のものだと「この人たちは、僕たちの作品にとって大事な人だ」というのが最初にすぐに分かりました。アフレコのお話になったところですし、今日はせっかくこの場に皆さんがいらっしゃるので、久しぶりにアフレコをやりませんか? 松村さん覚悟はしていました(苦笑)。 原さんはい(苦笑)。 新海監督おとといぐらいに、急遽、台本を書いたので…。 松村さん届きました、突然。おとといの夜、突然データが送られてきて…。「台本!?」と驚きました。「もう公開しているのに!」って。 新海監督じゃあ、やりましょう! ■マイクスタンドや台本が運び込まれ、生アフレコの場が用意される。 松村さんちょっと落ち着かないので、実際にアフレコをやっていた時の立ち位置に変えても良いですか? 新海監督そうしましょう。ここがアフレコスタジオだとすると、こういう並びですね。 ■ステージをアフレコスタジオに見立てて、ステージから見て一番右手に新海監督、真ん中に松村さん、左に原さんが並びました。 MC会場の皆さんは「何が起きているんだ」「まさかやってくれるのか」という気持ちだと思います。これはなかなか見られない、貴重なものになると思います。 新海監督これは、どうしてこの立ち位置なんですか? 松村さんそういえば、理由はなかったですね。同じ日にクランクインして、二本のマイクが並んでいて、 お互いに直感でこう並んだ感じでしたね。僕、驚いたことがあるんですが、アフレコが進んでいく途中で新たなポスタービジュアルが出たじゃないですか。そのポスターの鈴芽と草太は、この(アフレコ現場と同じ)並びだったんです。新海監督確かにそうですね。もしかしたら、僕の中にそのイメージがあったのかな。 原さんこの並びはしっくりきます。 新海監督アフレコスタジオだと二人の目の前に大きなスクリーンがあって、絵に合わせて二人がお芝居をするんです。ここには(監督とキャスト二人の間には)分厚いガラスがあって…。僕はスタッフと一緒に、コンソール(コンピュータの制御卓)越しに二人に指示を出しているんです。ですので、芝居をしている時の二人のお顔というのは、僕からは見えないんです。今日は皆さん、お得だと思います。僕も一緒にそっちで(生アフレコを)見たいくらいです(笑)。 松村さんアフレコ中、誰にも顔を見られたことないですもんね。 原さん恥ずかしいですね。松村さん(アフレコ現場では)一つ終わると、僕が一歩引いて二人で新海監督の方を見ていました。 新海監督不安そうな目でこっちを見ていましたね(笑)。 MC今から披露されるシーンは、どのような場面になりますか? 新海監督これから初めて映画を観る方もいるので、ネタバレにならないように、詳しい解説はしません。ただ草太という青年は“閉じ師”という役割を持った青年で、扉を閉じなければいけないわけです。扉からあるものが出てくるので、草太が扉をグーっと力を入れて閉めようとしているところからスタートします。それを助けるために鈴芽が遠くから駆け込んでくるという流れになります。ちょっと短いシークエンス(シーン)ですが、じゃあ行きましょうか。準備は大丈夫ですか? 原さん&松村さんはい! 新海監督3、2、1、キュー! ■生アフレコがスタート! 松村さんううっ…くっ…。 原さん草太さん! 松村さん君は死ぬのが怖くないのか! 原さん怖くない! 松村さんかけまくもかしこきヒミズの神よ。遠つ御祖のうぶすなよ。久しく拝領つかまつったこの山河、かしこみかしこみ、つつしんで…今だ! 原さんお返しします! ■熱のこもった演技に会場から大きな拍手が上がる。 新海監督ありがとう! とっても素敵でした。これをひたすら二カ月間やってきましたよね。 松村さんいやあ…これだけの方に見られていると、全然上手にできませんでした…。 原さんそうですね。どんな感じだったか分からなくなりますね(苦笑)。 新海監督いやいやいや、とても素敵でしたよ。こういう風にやりながら、たとえば「怖くない!」という言葉は、「菜乃華さん、裏声になっても良いから、もう一つトーンを上げてみましょうか」というオーダーを出しましたね。あるいは「かけまくも」の最初の「か」は「もっと苦しそうに行きましょうか」とか、何度も何度も話し合いながら繰り返していきましたね。 松村さんこの中に、オーディションにあったセリフもありますね。苦しかったこともいっぱい思い出します。それでもやってこられたのは、新海さんがものすごく的確かつ、温かく人間を包み込むようなディレクションをしてくれたからです。それが全てですね。 新海監督いえいえいえ。「もう少しこういう風に言ってみて」とか、「もう少し暗く」「明るく」など、二人のいろいろな扉を開け閉めして「これかな?違うかな?」みたいな感じで、たくさん扉を開けさせていただきました。だから、疲れたんじゃないかと思います。 松村さん必ず褒めてくれるんですよね。 原さん細かくシーンを割って録っていくんですが、そのブロックが終わるごとに、(新海監督が)「すごくすてきなお芝居でした。ありがとう」と言ってくれるんです。お芝居をして、一日に何回も「ありがとう」と言ってくださるので、「こちらこそありがとうございます」という気持ちでした。 新海監督こちらこそありがとうございました。 MC公開後にアフレコをやるとは全く思っていなかったと思います。 松村さん本当ですよ。もう上映してるのに…(苦笑)。 原さんうまくできるか不安でした。 松村さんでも、これで少しでも皆さんがこの後の上映を楽しみにしていただけたら嬉しいです。 MCアフレコの立ち位置が決まっているというのも、面白いですね。 松村さんそうですね。一度も変えませんでしたね。 新海監督そうですね。一度違う立ち位置でやろうとしたら、すごくやりにくそうでした。「変えて良いですか」と言われました。 松村さんやりましたね。 新海監督「そうか、そういえば決まっていたな」と、その時に初めて自覚しました。 松村さんたしか、その時は違うスタジオでやったんでしたっけ。流れで(いつもとは違う立ち位置のまま)スタジオに入って、違和感を覚えました。「もしかして逆ですかね」という話をしましたね。 新海監督あと、このメッセージボードにもドライブシーンのことや、「顔の良い男二人」というコメントなど、芹澤のことが結構書いてあるんですよね。みんな芹澤のことが好きなんだなと思って、嬉しいです。芹澤を演じている神木隆之介くんと北斗くんは、お友だちだったりするんですよね。原さんは、(神木さんと)一緒にお芝居をしたのは初めてでしたね。いかがでしたか? 原さん本当に優しかったです。すごく緊張したんですが、まず最初に「『君の名は。』が大好きです」とお伝えしました。お芝居のアドバイスをいただいたり、たくさん勉強をさせていただきました。好きなアニメーションの話など、オススメを教えていただいたりもしました。 新海監督北斗くんは、実は今回、一度も一緒に芝居はしていないんだよね。 松村さんそうなんですよね。実はつい三日くらい前に、偶然同じスタジオにいて、お会いしました。忙しくて、まだ本編を観に行けていないらしいんですが、自分が演じた芹澤を不安そうに「大丈夫だったかな」「あれで良かったのかな」と心配されていました。 新海監督神木くんらしい(笑)。数日前に神木くんが会いに来てくれました。僕も実は、本作が公開されてから、ずっと不安で怖くて怖くて、あまり眠れない日々が続いているんですが、一人で居酒屋のカウンターで飲んでいたら、(神木さんから)「監督は今、何をしているんですか?」というLINEのやり取りがありました。「一人なんですか? 今から行きますよ」って…。カウンターで横に座りながら、「すずめ」の話をしました(笑)。これから観る方には、芹澤というキャラクターも楽しみにしていただければと思います。神木くんとちょっと重なるところがあって、押し付けがましくなく、それでいて包み込むようなものを持っている面白いキャラクターです。 MCそれでは、最後のメッセージをお願いします。 新海監督これから二時間の映画を観る前に、長い時間お付き合いいただき本当にありがとうございました。映画を楽しんでいただければ良いなと思います。この映画は、RADWIMPSの野田洋次郎さんからもらった曲(カナタハルカ)の歌詞にある「僕にはないものでできてる 君がこの僕を形作ってる」、そういう映画のような気がしています。ここにいる二人の素晴らしいキャストもそうですが、素晴らしいアニメーターたち、ビジュアルを作ってくれた人、音楽を作ってくれた人たち…。そういった僕じゃない人たちの力で、出来上がった作品です。僕じゃないものの中には、本作を観てくださる皆さんも含まれていると僕は勝手に思っています。ずっと映画を作ってきて、「次はこういうものを観たい」という言葉が皆さんから聞こえてきたような気がして、「すずめの戸締まり」を作ったような気がしています。気に入っていただけたら、「この作品は私も作るのにちょっと手を貸したんだよ」みたいな気持ちでまた応援していただければ、とても嬉しいです。 松村さんまずはこの後の上映をぜひ、楽しんでください。改めて映画「すずめの戸締まり」が、このスクリーンから皆さんの元へと旅立ちます。「行こう、鈴芽さん!」 原さん「行ってきます!」(会場:拍手)
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映画ドラえもん 新・のび太の海底鬼岩城©藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK 2026
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ミュージカル『四月は君の噓』あしなが育英会との観劇会開催!一般財団法人あしなが育英会 東宝グループは、サステナビリティの基本方針に基づき、子どもたちに映画・演劇の原体験を提供することを目標に掲げています。 その取り組みの一環として、2023年より国内外の遺児を支援する一般財団法人あしなが育英会と連携し、所属する奨学生の皆さまを映画のイベント上映会や演劇公演などに継続的にご招待しています。 今回は、昭和女子大学人見記念講堂で上演したミュージカル『四月は君の噓』において、あしなが育英会所属の奨学生を対象とした観劇会を実施しました。 8月26日(火)~8月28日(木)の3公演に渡り行った本観劇会には、小学生~大学生とそのご家族、合わせて70名以上の方にご参加いただき、演劇ならではの生演奏や、キャストの迫真の演技などを通じて、特別なひと時をお楽しみいただきました。 また、観劇した子どもたちからは「ミュージカルを観て、生きる励みになりました!」「舞台から仲間や人との繋がりの大切さを学ぶことができて、私も周りの人を支えられるような人になりたいと思った!」などのメッセージが数多く寄せられ、子どもたちにとって、かけがえのない時間となりました。 今後も東宝グループは、子どもたちに原体験の機会を提供し、エンタテインメント文化に触れる喜びを知っていただけるよう努めてまいります。 カーテンコールの様子(写真提供:東宝演劇部) ▼2023年 ・映画『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』ジャパンプレミア ご招待〈TOHOシネマズ 日比谷〉 ・舞台『千と千尋の神隠し』公演 ご招待〈御園座〉 ・映画『ゴジラ-1.0』初日舞台挨拶 ご招待〈TOHOシネマズ 日比谷〉 ・『劇場版 SPY×FAMILY CODE: White』初日舞台挨拶 ご招待〈TOHOシネマズ 日比谷〉 ▼2024年 ・『映画ドラえもん のび太の地球交響楽』公開記念舞台挨拶 ご招待〈TOHOシネマズ 六本木ヒルズ〉 ・『僕のヒーローアカデミア THE ユアネクスト』公開記念舞台挨拶 ご招待〈TOHOシネマズ 日比谷〉 ・『すずめの戸締まり』あしなが育英会貸切上映会〈TOHOシネマズ 梅田〉〈TOHOシネマズ 日比谷〉 ・映画『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』初日舞台挨拶 ご招待〈TOHOシネマズ 日比谷〉 ▼2025年 ・『映画ドラえもん のび太の絵世界物語』公開記念舞台挨拶 ご招待〈TOHOシネマズ 六本木ヒルズ〉 ・ゴジラ生誕70周年記念 『ゴジラ・THE・アート展』 ご招待〈森アーツセンターギャラリー〉 ・あしなが育英会 東宝スタジオ見学ツアー〈東宝スタジオ〉 =過去の開催実績=
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「ブラック・ショーマン」初日舞台挨拶「ブラック・ショーマン」公式サイト 国内累計発行部数がシリーズ累計で100万部を突破し、多くの言語に翻訳され、世界中で読まれている東野圭吾の人気小説を福山雅治主演で映画化した「ブラック・ショーマン」が9月12日に公開を迎えました。 公開初日にTOHOシネマズ 日比谷にて行われた舞台挨拶には福山雅治さん、有村架純さん、岡崎紗絵さん、伊藤淳史さん、生瀬勝久さん、田中亮監督が登壇しました。ネタバレありのスペシャルトークを繰り広げたこちらの舞台挨拶の模様をレポートいたします! 初日舞台挨拶 神尾武史役 福山雅治さん 神尾真世役 有村架純さん 九重梨々香役 岡崎紗絵さん 中條健太役 伊藤淳史さん 木暮大介役 生瀬勝久さん 田中亮監督 福山さん本日はお越しいただきましてありがとうございます。お会いできてうれしいです。やっと本作を皆さんに観ていただけました。本当にお一人お一人に感想を聞きたい気持ちです。今日は、そんなに長い時間じゃないかもしれませんが、いろいろとお話させていただきます。 有村さんこれからどんどんといろいろな方々に本作を観ていただけるのが楽しみです。今日は上映後ということなので、いろいろな話を皆さんとできればと思います。 岡崎さん初めてこの作品をスクリーンで観た時に、「早く皆さんに観てほしい」と強く思いました。なので、今日を迎えられてすごくうれしいです。スクリーンで観るマジックのダイナミックさや映像美は何度観ても良いと思うので、ぜひ何度でも観てください。 伊藤さん今日は、上映後ということなので、言っちゃいけないことも、いっぱい言っちゃおうかなと思っているんで…(笑)。 MCいやいや! 大きな謎とかの話はダメですよ! 伊藤さんそうですか(笑)。分かりました。ほどほどに言いたいと思います! 生瀬さん今日は本当に短い時間ですが、撮影現場の様子とか、そういうお話しができればと思います。前回の完成披露試写会の時はネタが言えなかったんですが、今日はご覧になった方ばかりですので、ぜひ現場での話しをしたいと思います。 田中監督皆さん、本作は楽しんでいただけましたでしょうか?(会場:拍手) ありがとうございます。東野先生の素晴らしい原作を、映画として最高のショーに仕上げるべく、キャスト・スタッフ一丸となって、心を込めて作りました。今日から全国の皆さんの元に、本作が届きます。今日観ていただいた皆さんも一緒に、本作を盛り上げていただければと思います。 MCいよいよ、公開初日を迎えました。脚本作りの段階から福山さんは関わりながら、監督・キャスト・スタッフの皆さんと一緒に本作を作り上げてきました。改めて、本作の初日を迎えた気持ちをお聞かせください。 福山さん脚本の手前に「決定稿」というものがあって、その前に「準備稿」というのがあります。準備稿は、決定稿とほぼ変わらないんですが、そのちょっと前のタイミングから、監督から展開をしていただきました。この神尾武史という役は、僕自身も初めてのキャラクターなので、当然不安で「どこまでどうやれば良いのか?」というのもあったので、田中監督とプロデューサーの上原さんを含めた皆さん。それから、演出補佐、ADの皆さんも一緒に読み合わせをしながら、キャラクター作りのお手伝いしてもらいました。どれぐらいの強さや弱さとか、しゃべる時のトーンやスピードを確認しながらやらせていただいたんですよね? 監督。 田中監督そうですね。あれが非常に貴重な機会になりました。おかげで神尾武史という役も深まっていった印象ですね。 福山さん全体のリズムや展開であるとか、そういったことを把握しながらやりました。僕は、演劇部じゃないんですが(笑)、何か演劇サークルみたいな感じで、みんなでワイワイとやりながらだったので、それは楽しかったですね。 MC今までの福山さんの中でも、なかなかない経験でしたか? 福山さんそうですね。もっと若かったら「ちょっと今のところ、もう一回やっても良い?」みたいな感じで、スタッフさんにダメ出しをしていたかもしれません(笑)。でも、もう僕もそんな年齢でもないんで、全てを受け止めていましたよ。楽しかった! MCやって良かったと? 福山さんめちゃくちゃ良かったですよ。そうやってみんなで作り上げた作品なので、初日を迎えて、感慨もひとしおという状態ですよ。 MC福山さんと有村さんは初共演でしたが、最強のバディでしたね。 有村さん良かったです。 MC有村さんはお芝居だけでなく、宣伝の場でも福山さんとご一緒されていかがでしたか? 有村さんいろいろな場所で、かつて一緒に仕事をして、時代を駆け抜けた「戦友」というか、福山さんにとっては仲間である方々と、楽しそうにお話しされている姿を見ました。「同窓会」じゃないですが、みんなが楽しそうに福山さんと時間を共有していて、そういう関係性がすごく素敵だなって思いました。あとは、生瀬さんとの絡みが面白かった…(笑)。 福山さんど、どの部分? どこなのかを言ってもらわないと…。 生瀬さん「面白い」っておかしいじゃないですか。こっちは、真剣にやり合っていたんでね。 有村さんお二人とも面白いので、お話をしているだけで、もう笑っちゃうというか…。 福山さんさっきの、控え室から移動する車の中とかでもね。 生瀬さん僕のキャラクターを別人格に作り変えてくるんですよ(苦笑)! “カミソリ生瀬”だとか、すぐにイジるんですよ! 福山さん生瀬さんは大俳優だから、みんなに気を遣われちゃうから…。だから、ちょっと僕が柔らかく作り上げなきゃいけないなと思って…。 生瀬さん「大俳優」なんて言われたことないよ! MCちょっと声が大きいです! 福山さん舞台俳優だから! MC有村さんも、福山さんが気を遣って話しかけてくれているのかな? なんて感じることもありました? 有村さんそれはもう、たくさんありました。私たちにすごく歩み寄ってくださいました。 岡崎さんありましたね。カメラが回っていない、お休みの時間に、みんなで一緒にいたら、すっとお隣に来ていろいろなお話を――何か食事や、ビタミンのお話をしました。 福山さんすっと横に来て「ビタミンなんだけど…」って(笑)。「どのビタミンを摂っていらっしゃいます? Aからいろいろありますけどね」って話をしましたね。 MC福山さんは改めて有村さんと今回初めて共演されて、バラエティ番組などで宣伝もされましたが、どんなことを感じられましたか? 福山さんまず、これは今回の取材を通じてずっとお話ししていますが、有村さんは、とにかく力のある俳優さんなので「表現力」においては、当然期待して現場に入りました。で、想定・期待以上の表現をしてくれました。真世というキャラクターは、実の父を殺害されて、ある種、非現実的な神尾武史というキャラクターと関わっていきます。神尾武史的にはおそらく「警察に任せられない!」という怒りであるとか憎しみが動機だと思うんです。でも、真世は普通に真面目にコツコツ生きてきたタイプだと思うので、普通は警察に任せると思うんです。だけど、それを超えてまで――武史に振り回されているように見えて、自分から乗ってきたというか…。真世は自ら事件に入っていきますからね。それほどまでに、憎しみもあったでしょうし、怒りもあったでしょう。父と娘との関係における後悔もあったでしょう。そういったものを内包しながら、事件を追いかけて武史に付いていくというのは、難しいだろうなと思っていたんです。でもね、本当に見事! 見事でした。セリフとして書いていないところで、そういった気持ちがないと、多分どのセリフを言ってもそうはならないだろうなと思ったんで、そういう表現が素晴らしかったですね。 MC有村さんは、今の福山さんからの言葉を聞いていかがですか? 有村さんはい。うれしいです。 福山さんいや、本当ですよ。有名なエピソードでは、仲村トオルさんの写真をスマホの待ち受けにしていたんですから。あんまり直接的に絡むシーンがなかったので、実の父とはいえ…。この話は、僕が全部説明して良いんですか? しかも、今この話は生瀬さんに説明しているんですからね(笑)。そんな役作りをするところも素晴らしいと思いました。「その役作りの方法はどこで覚えたんですか?」なんて聞いちゃったりしました。 MC岡崎さんは、念願の東野先生の原作作品へのご出演だったそうですね。出演するにあたり、ご自身の提案で、役柄のイメージで髪型をショートにされたり、衣装にもかなりこだわられたとうかがっております。改めてこの役を演じてみていかがだったんでしょうか? 岡崎さん役作りとして、髪を切りました。地元から離れて、東京で働いているということで、ちょっと東京の風をまとわせようっていうことで、監督ともお話ししました。私の役は、釘宮くんのマネージャーを勝手にやっているという部分もあるので、何かこうビシッとしたいっていう気持ちがあって、髪を切ってみようかなと提案しました。衣装合わせも、結構回数を重ねましたよね? 田中監督そうですね。通常だったら一、二回なんですが、四回ぐらいやりましたね。 岡崎さんZOOMで見ていただいたこともありました。「けっこうインパクトのあるオーラをまとったような」というテーマだったので、そこは大事かなと思って一緒に作らせていただきました。 MC伊藤さんは有村さんとは久しぶりの共演(「映画 ビリギャル」2015年公開作品以来)であり、仲村さんとは、以前バディを組んでいらっしゃいましたが(2008年フジテレビ系列で放送された「チーム・バチスタの栄光」から始まった「チーム・バチスタ」シリーズ)、お二人と共演されて、改めていかがでしたか? 伊藤さん架純ちゃんとは本当に久しぶりだったんですが、思い出話とかも含めて、現場では全然お芝居に関係ない話で盛り上がっていました。久しぶりに会えたことの喜びもありましたしね。お芝居をしていても、婚約者の役ということで、すごく良いシーンを撮らせていただいて、終始幸せで楽しい時間を過ごしました。トオルさんは、本作を観ていただいたので分かるとは思うんですが、もう死んでいるんですよ(苦笑)。クランクインの日が葬儀のシーンで、最初にスタッフさんから「中條健太役の伊藤淳史さんです」って紹介されるんですよ。「よろしくお願いします」と挨拶をしていたら、急に棺からムクッとトオルさんが起き上がって「伊藤くん、久しぶり!」って(苦笑)。僕からは見えていなかったので「えぇぇぇぇ!トオルさん、いた!」ってびっくりしました(笑)。トオルさんとはセリフのやりとりはなかったんですが、撮影の合間には、やっぱり撮影とは全然関係ない、当時の思い出話などをして盛り上がりました。あと、僕の衣装合わせは10分くらいで終わりました…。 田中監督いや、もうちょっとやったかもしれませんが…。 伊藤さんでも、かなり順調に進みましたもんね。しかも、僕の役って、物語的に一人だけスッキリしない終わり方ですよね? 「本当はどっちなんですか?」と聞いても「いやぁ、どっちでしょうね?」という感じで、誰も答えを教えてくれないというのは新しい経験でした。 MC生瀬さんは、東野先生もおっしゃっていましたが、実は東野先生の原作作品にとても多くご出演されていて、これまでに七作品に出演しているとか? 生瀬さんちょっと読み上げても良いですか?「浪花少年探偵団」(2012年TBS系列にて放送/主演・多部未華子)「ゲームの名は誘拐」(2024年WOWOWにて放送/主演・亀梨和也)、「プラチナデータ」(2013年公開/主演・二宮和也/監督・大友啓史)「ガリレオ」(2013年フジテレビ系列にて放送の第二シーズンでゲスト出演)「疾風ロンド」(2016年公開/主演・阿部寛/監督・吉田照幸)「マスカレードホテル」(2019年公開/主演・木村拓哉/監督・鈴木雅之)、そして「ダイイングアイ」(2019年WOWOWにて放送/主演・三浦春馬)この七作品に出演していて、今回で八作品目となります。ありがとうございます。まあ、絶対に記事にはならないと思うんですが…。 MC生瀬さんと福山さんのやりとりが、「まるでアクションの殺陣のようなマジックシーンで圧巻だった」と、東野先生もおっしゃっています。あれは、アドリブではなく、福山さんと相談されながらまさに殺陣のように決めてシーンを作り上げたとうかがっております。 生瀬さんまず、衣装合わせが私もありまして、その時に「マジックの練習をしますので、今日、福山さんがいらっしゃいます」と聞いていました。私の衣装が決まってから、福山さんが入ってこられたんですが、すでに役の服みたいでした。あれは私服ですか? 福山さんあれはおそらく私服ですね。背中に手の形がついている服でした? 生瀬さん覚えていないよ(笑)。 田中監督おそらくそうだったと思います。 生瀬さん皆さん、福山さんは私服もすごいんですよ。あれ、足元が光っていたでしょう? 福山さんまあ、光っていなかったとしても、光って見えちゃうというのは、あったかもしれません(笑)。 生瀬さん「ご無沙汰しています」って入ってこられてから2時間マジックの練習! 衣装合わせの日に2時間ですよ。それから、撮影の初日が、僕がいろいろと抜かれたりするシーンだったんです。試写を観終わってみて、「これ、映画ですよね?CGでも何とかなったんじゃないか?」って思いました。だって、わざわざやることないじゃない。あのマジックは、僕は本当にやられたんですよ。本当に、びっくりするぐらい上手になっているんです。あんなのさぁ…。 MCいやいや「あんなの」って…(苦笑)。 生瀬さんカットで割ったらできるわけじゃないですか? それを本気でやったのは、大変だったでしょう? 福山さん生瀬さんのこの怒りがどこに着地するのかはちょっと分からないまま話しますが…。やっぱり何が感動するかって、その時に本当にそこで起こっていることを見せたいんです。僕は、生瀬さんよりちょっと後輩になりますが、長年やっていますから、いろいろな現場を見ています。あのシーンが感動のドミノ倒しの一枚目にしたかったわけですよ。 生瀬さん名言ですね。 福山さんそれを生み出すためには、生瀬さんと僕で、初日のあのシーンの撮影で、僕らも、撮影のスタッフの皆さんも、他のキャストの皆さんも「本当にやってんだ!本当に消えて、また入った!」みたいな感動。「これは、嘘じゃないんだ!」という…。 生瀬さんあのシーンのマジックは実際に、本当にやっているんですよ! 福山さん僕もプロじゃないし、スリじゃないですから、ある種アクションなんですよ。こうやったら、こう受けて…、またこうやって自分のほうに向いて…みたいに、セリフのタイミングも含めて全部動きが決まっているんですよ。だから、あれは仕掛けている僕だけじゃなく、受ける方も、アクションですからすごく重要なんですよ。でも、あのシーンから入れたので、現場の士気がグッと上がりましたよね。ところで、生瀬さんは、「衣装合わせで15分って聞いていたのに、2時間もかかったじゃないか」とお怒りなんですか? 生瀬さん違う違う(笑)! 福山さんが「これはCGとかそういうので処理できるよね?」という提案をしなかったわけですよね? 福山さんそうしなかった私に対する怒り…? 生瀬さんいやいや(笑)! 怒っていません! あれはCGじゃないっていうことをちゃんと皆さんに分かってほしいんです。あのジッポライターのマジックもあったじゃないですか? 福山さんあれは、僕のキャリア史上最も多くのNGが出たところでした。何テイクやりましたっけ? 20近くやりましたっけ? 田中監督20テイク近くやりましたね。やっぱり、練習の時とは違って、本番は風のある屋外という環境でしたから…。 福山さんその時にね、生瀬さんが素敵なことを言ったんですよ! あれは、屋内だったらうまくいくんです。ちょっとでも自然の風がふっと吹いてくると、勝手にライターが発火しちゃうんですよ。要は、瞬間的に酸素をなくしているだけなので、風で空気が入ると火がついちゃうわけです。しかも、あそこのシーンは生瀬さんもセリフをワーッと言わなきゃいけなかったので、何回も何回もやっていただいてしまって「すみません」って言ったんです。そうしたら、生瀬さんが、「いやいや、回を重ねるごとに僕のセリフもなめらかになりますから、何回もやりましょう」って言ってくださったんです。 ■会場から拍手! 福山さんこれが大俳優の矜持です。 生瀬さんいや。もうね、福山さんの気持ちがね、本当に分かるんです。ずっと謝っているけれど、「いやいや、本当に謝ることじゃない」からと、「福山さんが悪いんじゃない、風だから!」と思っていたんで…。 福山さん本当にプレッシャーでしたが、ありがとうございました。 MC田中監督から見て、ここは「すごいシーンが撮れた」というところはどこですか? 田中監督いくつかあるんですが、先ほどのお話しに出ていた、武史さんが木暮さんから、ピックポケットというマジックで、いろいろなものを抜き取るシーンですね。もちろん他のマジックのシーンでもそうなんですが、CGによる映像トリックを使わないで、カメラを長回しして、カットを割らないと決めたんです。福山さんにもその覚悟で臨んでいただいたので、僕としては、それを信じて、福山さんができるまでやっていただくというか、託していました。本当にマジシャン・神尾武史になっていただくしかなかったし、実際になっていただけたと思っています。生瀬さんとのシーンがほぼクランクインで、最終的にクランクアップしたのは、冒頭のオープニングのラスベガスのシーンでした。あのラスベガスのシーンも、当初の予定では、あそこまでのシーンになると思っていなかったんです。福山さんが、神尾武史としてできることが増えたので、ついにはプロジェクションマッピングと戦うというところまで、行ってしまったというところです。すごい映像が撮れてしまったというのは、そこかなと思います。 MCここで、物語のキーとなる「登場人物全員が、嘘をついている」ということにちなんで、皆さんが最近ついた、小さな嘘についてお話しいただきたいと思います。福山さん、何かありますか? 福山さん僕ですか? いや、毎日嘘をついているんで…。「嘘」の内容を具体的には覚えていないくらいですよ。本当はちょっと寒いけれど、エアコンの風に関して何も言えなかったとか…。皆さんが、どういう嘘のお話しをされるのかは分かりませんが、物心ついてから嘘をつかなかった日ってほとんどないと思います。大なり小なり、少しずつついているから…。それは他人に対してだけじゃなくて、自分に対しても含めてね。だって、僕はもう嘘をついていますよ。だって、実は僕、すごくお腹空いていますから。「なんか食べたいな」と思っています。そんなことはいっぱいあります。 MC有村さんは何かありますか? 有村さん最近タクシーに乗ったんですが、運転手の方に「タレントさんか何かですか?」って聞かれて「違います」って嘘ついちゃいました(笑)。「あぁ、そうですか」で終わりました…。 岡崎さん私は、基本的に早く家に帰りたいので、「何かちょっと長くなりそうだなぁ」っていう食事会で「明日早いので…」って言っていの一番に出ます! MC次から使いづらくなりますね。 岡崎さん確かに! でも、もうそれを分かっていただけるとうれしいですね(笑)。 伊藤さん僕はちょっと、皆さんにちょっとこの場をお借りして…。 生瀬さんえぇ? 福山さんそんなに重たい話? 伊藤さんこの前の完成披露試写会で、皆さんはもう本作を観ていたので、感想を言っていたじゃないですか? でも、僕はまだあの時本作を観ていなかったんです。本当にすみません! 福山さん今は? 伊藤さん3日前に観ました。めっちゃ面白かった!! 福山さん良かった、良かった! 伊藤さんびっくりするくらい面白くて!「何だ?この映画!?」と思って、そのテンションで、あの時の嘘を許してもらいたいです(笑)。 福山さん分かりました。 伊藤さんすみません! MC生瀬さんは? 生瀬さんもう…9割嘘ですからね。本当のことのほうが少ないです。…まだ聞きますか? MC何かエピソードがあったら…。 生瀬さんちょっと体重増加があったので、3カ月くらい前からファスティングといって「一日一食」っていうのをずっと続けていたんですよ。そういう話を、いろいろな方と話していて、「え、そうなんですか?」ってすごく盛り上がるんです。そうなると、「じゃあ今日も?」って言われるので、流れで「うん」って言ったものの、その日はちょっと一食以上食べていたり…。そういう時はもう「今日も食べていないよ」っていう嘘はつきます。 MC監督は嘘をつくんですか? 田中監督一番直近だと、スタッフに「こういう時、監督は何をしゃべるか考えて行くんですか?」って聞かれて「いや、何かその場で聞かれたことに答えるだけです」って言ったんですが、実際はめっちゃ考えて行きます(笑)。今日の最初の挨拶も、すごく自分の心の中で練習して、何とか言えたっていう感じです! MC本日は、公開初日のお祝いとして、原作者の東野圭吾先生からメッセージを頂いております。私のほうから代読させて頂きます。 本日は映画「ブラック・ショーマン」が無事に初日を迎えられたことを心よりお喜び申し上げます。 一足先に拝見させて頂きましたが、原作者の私でさえ、息つく暇のない見事なエンターテインメント作品に仕上がっていると思います。 監督さんやスタッフの皆さん、そして福山雅治さんや有村架純さんたち俳優の皆さんには、改めて敬意を表します。 福山さん、数カ月に及ぶマジックの猛練習、お疲れ様でした。 次はトム・クルーズばりのアクションなんかはいかがでしょうか? 東野圭吾。 【東野圭吾さんのメッセージ】 MCいきますか? あちらも生身でやっているらしいんで…。 福山さんあの、飛行機につかまったまま飛んじゃうやつ…? MCそうですね。バイクで崖をビューンとか…。東野先生からのオファーですけれども…。 福山さんそりゃもう、先生に「飛べ」と言われたら、私はもう飛ぶしかございません。よろしくお願いします。先生、もしあれば…。 MC最後に有村架純さん、福山雅治さんからメッセージをいただければと思います。 有村さんあとは、皆さんにこの作品を楽しんでいただければと思っています。ぜひぜひ、お気軽に映画館に足を運んでいただけたらと思います。今日はどうもありがとうございました。 福山さん本日はお越しいただきまして、ありがとうございました。本作はエンターテインメントをしております。マジックもありますし、セリフでお互いを騙し合う心理戦もあります。そして、さらに社会課題も描かれていると感じております。今、日本という国のみならず、世界的に「どうやって経済をやっていこうか?」みたいなところで新しいフェーズに入っている時代だと思います。「ブラック・ショーマン」に登場している一人一人というのは、皆さん一人一人にきっと当てはまるんじゃないかと思っております。何度もご覧になるうちに、エンターテインメントを楽しんでいただきながら「あ、あれはもしかしたら僕かもしれない」「私かもしれない」と感じていただけるような瞬間があると思います。なかなか現実っていうのは、大変ですから、現実にまた戻ったり、非現実であるエンターテインメントの世界に来ていただいたりと…そうすると、二回や三回では足りないのではないかと思っています。ちなみにテーマソングの「幻界」という曲も、私が作りました。絶賛配信中で、ライブでもやらせていただいています! 自分のことばかりですみません(笑)。「ブラック・ショーマン」は本日より公開になりました。では、皆さんご一緒にご唱和ください!「ブラック・ショーマン」初日でございます!「It's Show time!」
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「名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)」公開直前!SPファンミーティング「名探偵コナン 100万ドルの五稜星」公式サイト青山剛昌著の原作漫画の連載が30周年を迎え、劇場版シリーズの累計興行収入も1180億円を超えるなど、勢いを増すばかりの「名探偵コナン」。今年も劇場版最新作となる第27作目「名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)」が、4月12日に公開となります! “月下の奇術師”の異名を持つ怪盗キッドから、北海道・函館の財閥が所蔵する「新選組副長・土方歳三にまつわる日本刀を狙う」という予告状が……。犯行予告当日、函館で開催される剣道大会のために、現地を訪れていた西の名探偵・服部平次とコナンが、キッドの変装を見破り追い詰めるも、そこに刀に関係する殺人事件やキッドの命を狙う謎の剣士の影も迫ってきて……。 4月7日、コナン史上初となるファンミーティングをベルサール渋谷ファーストにて開催し、レギュラー声優の高山みなみさん、山崎和佳奈さん、山口勝平さん、堀川りょうさん、ゲスト声優の大泉洋さんが出席しました。春の桜吹雪が舞い散る中、360度見渡せるセンターステージにてトークイベントを行いました。最新映像と最新情報を発表した、こちらのイベントの様子を詳しくレポートします。公開直前!SPファンミーティング江戸川コナン役高山みなみさん毛利蘭役山崎和佳奈さん怪盗キッド役山口勝平さん服部平次役堀川りょうさん川添善久役大泉洋さんMC劇場版「名探偵コナン 100万ドルの五稜星」がいよいよ来週4月12日に公開を迎えます。先日、怪盗キッドの手によって本作のフィルムが盗まれてしまいましたので、コナン史上初、事前の試写会が一切ございません。ただ、本作の公開を心待ちにしてくださっているファンの皆さんに感謝の気持ちを込めて、豪華キャストによるファンミーティングを本日させていただく運びとなりました!本日、この場で初公開となるスペシャルな映像をお持ちしましたので、まずはこちらをご覧いただきたいと思います。(会場:歓声と拍手) ■スクリーンに最新PVが流れる。 MCそれでは、劇場版「名探偵コナン 100万ドルの五稜星」キャストの皆さんにご登場いただきましょう。皆さん、盛大な拍手をお送りください。今回は、ファンの皆さんに360度囲まれてのイベントとなります。高山さん皆さんこんにちはー! 会場の皆さんこんにちはー! 高山さんいいねぇ。声が出せるようになると、こういうのが楽しいよね。全国から見ているみなさーん!(大きく手を振る) 今日は初めてのファンミーティングです。楽しんでいってください。 山崎さん初めてこんなに長いランウェイを気持ち良く歩けて、何だか気分はガールズコレクションでした(笑)。短い時間ですが、楽しんでいってください。 堀川さん(服部平次の声で)「オレが西の名探偵・服部平次や!」こんにちは。今日は思いっきり楽しみましょう! 山口さん(怪盗キッドの声で)「レディース&ジェントルマン!さぁ、ショーの始まりだぜ」公開直前でワクワクしますね。この時間を楽しいものにしていきましょう! 大泉さん「オレが川添善久だぜぇ。全員逮捕するぜぇ。」……全然キャラクターが分からない(笑)!今、参加したことのないイベントにやってきたというアウェイ感でいっぱいです。よろしくお願いします。 MC今回は、試写会を行わない代わりにファンミーティングというイベントになりましたが、率直に今いかがですか。 高山さんすごくうれしいですが、試写会がないので自分もまだ観ていないんです。(会場から驚きの声)なので、皆さんと一緒で本作の上映を楽しみに待っている状態です。 MC先ほど初公開のPVを皆さんにもご覧いただきました。アフレコから今にいたるまで、いかがでしょうか。 高山さん結構時間が経っているようで、実はあっという間で、短かったですね。みんなと一緒で、今が一番、絶好調にドキドキです。 山崎さん私はつい数日前に試写室で観ました。だいぶ前にアフレコをしたので、ちょっと内容を忘れているところもありました。なので、改めて本作を観ると、すごく情報量が多い作品だと思いました。最後まで観たら「皆さんはどう反応するんだろう?」と思うお楽しみのシーンが盛りだくさんでした。 MCそれは気になるお言葉ですね。蘭ちゃんといえば、前作の「黒鉄の魚影(くろがねのサブマリン)」では、とんでもないアクションもありましたが、今作では? 山崎さん私は、個人的に時代劇とチャンバラが大好きなんです。本作を観たら、ことのほかチャンバラのアクションシーンが多くて、蘭は戦うとしても徒手空拳(としゅくうけん:手に何も持っていないこと)なので、この拳が武器ではあるんですが、すごくうらやましかったです。刀との二刀流とかやりたいなぁと思いながら観ました。なので、今回は戦うというよりも、服部くんと和葉ちゃんの恋を応援しています。 MCそういった蘭姉ちゃんの活躍が観られるということですね? 高山さんでも、驚きのシーンあるよね? 山崎さんはい! もう驚きだらけです。 高山さんねっ! MC堀川さん、「から紅の恋歌(からくれないのラブレター)」以来となりますので、映画のイベントも久しぶりかと思います。 堀川さんすごく興奮しています。皆さんの熱い応援を生で感じられるのは良いですね。最高のイベントだと思います。今回は、いろいろなとんでもないところで戦っています。ぜひチャンバラとアクションシーンもお楽しみいただければと思います。あと、今回恋愛面では蘭ちゃんに助けてもらっています。楽しみにしていてください。 MC特に怪盗キッドとは因縁といいますか、対決はいかがでしたか? 堀川さんキッドとは、これまであまり深く関わったことがなかったんです。今回が初めて服部とがっぷり四つというか、そういう感じで冒頭から熱く戦っています。 MCほかに平次の注目してほしいところは? 堀川さん例によって、平次くんは熱いですからね。まっすぐなところをぜひぜひ観ていただければと思います。アツくなってください! MC山口さん、怪盗キッドの登場も5年ぶり、「紺青の拳(こんじょうのフィスト)」以来となります。今日はキッド様と同じ衣装でお越しいただきました。(会場:拍手) 山口さんキッドはやはりカッコ良いですからね。登場は5年ぶりですか。キッドは割とオリンピック周期くらいでコナンの映画に呼んでもらっているので(笑)、「あー、またこの時期が来たかあ」と思って、今回も張り切ってやらせてもらいました。 MCコピーにも「ついに明かされるキッドの真実」とあります。キッドの様々な表情が観られる作品だと思います。 山口さんそうですね。観られますよ。僕もみなみさんもよく取材で話していましたが、台本を最後まで読んだ時に、普通に「えー!」って声が出ました。あまりに驚きすぎて話の中身が飛んじゃって、「もう一度読み直そう」ってなるくらいの、結構衝撃的な真実が語られます。そちらもお楽しみにしていただきたいと思います。たぶん劇場で観た人もきっと声が出ると思うので「あぁ!」と思った時は声を出しちゃって良いですよ(笑)。「出しちゃダメなのかなぁ」とか気にせずに「あー!」とか「えー!」となっちゃっても良いと思います。 MC先日、ゲスト声優の大泉洋さんと函館に行かれてPRをしていただいたと聞いております。大泉さんの印象はいかがでしょうか。 山口さん大泉さんは、本当に楽しい方で、本当にこのままの方です。(会場:笑) ずっとバスの中では怪盗キッドの練習をされていました。(会場:笑) 大泉さんつい、ものまねをしちゃうものですから、勝平さんといるうちに、大体怪盗キッドができるようになりました。(会場:拍手) 山口さんそうなんですよ。できるんです。 MC今、お聞かせいただくわけには? 高山さん聞きた〜い! 大泉さんもう少しだけ待ってください。まだ盗んでいる最中なんです。今日こうしてイベントに参加して、改めて怪盗キッドの後ろ姿を見ると、結構な天然パーマだなと思いました。この感じは僕と似ていますね。MC後ろ姿がそっくりです。 大泉さんそうですよね! 背丈も同じくらいですし、 山口さんあ、本当だ。 大泉さんいよいよ私がキッド役をやったほうが…。(会場:爆笑) MC実写の際は? 大泉さん実写でしたら、全然私、怪盗キッド役で良いです! ほぼ同じ声が出せるんじゃないかと思います。 山口さんキッドなら、高いところから飛び降りないといけませんよ! 大泉さん(笑)。 高山さんそれに、高校生です! 大泉さんそんなこと言ったら勝平さんだって! 何でそんなこと言われなきゃいけないんですか?(会場:笑) MC函館イベントでは、山口さんといろいろなお話をされたのでしょうか。 山口さんもうあちこち、この辺をコナンくんが壊した、あの辺をコナンくんが壊したと…。 高山さんえーーー! 大泉さんコナンくんが函館市をめちゃくちゃにするんですよ。(会場:笑) ちょっと函館を破壊しすぎているんじゃないかと思うくらい。高山さん(コナンの声で)あれれ? 僕がやったのかなあ? 大泉さん何か、君しょっちゅうめちゃくちゃするでしょう! やたら飛ぶサッカーボールをパーンと蹴るとか! 高山さん(コナンの声で)それは、やります! 大泉さんすごく速いスケボーみたいなので! 高山さん(コナンの声で)ビューン!…良い子は真似しちゃいけません! 大泉さん危ないことばっかりしていましたよ、この人! 高山さんでも、破壊されたところは、すぐに鈴木財閥が直してくれますから! 山口さん修理していますから、大丈夫です! 大泉さん鈴木財閥やら、紅葉(大岡紅葉)とか、あの子もめちゃくちゃしますね。 高山さんはい。 MC北海道中をね! 高山さんめちゃくちゃな人が多い! 大泉さんこの人たち、みんなめちゃくちゃするんですよ。函館市を愛する人間としては、ちょっとだんだん腹が立ってきて…(笑)。 高山さんごめんなさい。それは本当にごめんなさい! MC魅力的なキャラクターがたくさんいるコナンですけども、大泉さんがオファーを受けた時のお気持ちをお聞かせください。 大泉さんやっぱり舞台が函館っていうところで、それはもう「やらせてください!」という感じでしたね。僕は北海道を舞台にされたら出るんです。逆にいうと、出ていなかったら「函館が舞台なのに、なんでいないんだろう?!」ってイラッとするんです。そうなったら、私は延々とマイナスプロモーションしますからね。(会場:笑) 今回、私が出ていて良かったですよ。もし出ていなかったら、初日に映画を観て速攻で全部バラしますよ。 高山さんやーだー(笑)! MC大泉さんが演じられた川添は、先ほどのPVにもありましたが、一見ドジながら容疑者について詳しくて、シリアスな一面もあるように見受けられました。演じられていかがでしたか? 大泉さんちょっとドジなところもあって、私に寄っている部分もあるなと思いました。これはいろいろと情報が出てきて、私の娘が言ったことなんですけれど、「名探偵コナンのキャラクターはみんなカッコ良いし、刑事もみんなカッコ良いのに、何でパパのキャラはあんな顔しているの?」(会場:笑) 「名探偵コナンでは、あんまり見ないキャラじゃない?」「パパがやるからこうなの?」みたいなことを、若干制作陣に対してチクっと言っていました。「みんなカッコ良いのに、パパのキャラだけなんか結構な顔しているよね」って。(会場:爆笑) 高山さんえ! かわいかったですよ。 山口さん味があって愛嬌のあるキャラクターでしたね。今回のキャラクターの中で一番好きです。 大泉さんあの、カッコ良くない人をギリギリ褒める時の言葉は「味がある」ですよね。それってイコールカッコ良くないって言っているのと一緒ですよ。味がある顔なんて、何も褒めちゃいねぇんだ(笑)! 高山さん何でそこマイナスになるの(笑)? 大泉さんいや、すみません! 私はついボヤいちゃうんです。 高山さん本当にかわいいキャラなんです。 大泉さんでも、ちょっとだけ、一瞬、カッコ良いところがあったりするんですよ! 高山さんあります! 大泉さん私がいなかったら、コナンくんが危ない目に……。 高山さんそうですね! ありがとうございます! 山口さんでも、「コナンくんを逮捕したかった」って、取材の時に言っていましたよね。 大泉さん僕は涙ながらにコナンくんを逮捕したかったんですよ。 高山さんえ? 何で(笑)? 大泉さん「コナン、お前を逮捕する…!」っていうシーンがほしかったんですよ。 高山さん(コナンの声で)ボク、何か…やりましたか? 大泉さん何もしていなくても逮捕したいんです(笑)! MC大泉さんの演技はどうでしょうか。 堀川さんすごく馴染んでいて、自然で素晴らしかったです。カッコ良かったです! 大泉さん(小声で)いえ、そんなやめてください。(会場:拍手)今日この会場まで来るのに、キャストは一台のバスに乗ってきたんですよ。こう言っちゃ何ですが、私はだいたい一台の車で一人で来るわけですよ。でも今回は「こちらで移動してください」と言われたので、「はい」ってバスに乗ったら、(声優の)皆さんがもう乗っていらして…。 山口さんみっちり乗っていましたよね。 大泉さん「うわー!レギュラーの皆さんと移動するんだ」っていう、何だかすごく転校生のような感覚でした。僕は、後ろで会話されているのをずっと耳をダンボにして聞いていました。このレジェンド声優たちが、普通に話をするんですよ。でも、声がやっぱりコナンくんにしか聞こえないから、コナンくんが「お花見やりました?」って。(会場:笑) 高山さん(大笑い)。 大泉さん「このあいだどこどこでやったんですよ」「この後、ご飯食べに行くらしいですよ」とか、コナンくんや平次では絶対に聞けない会話をしているんですよ。それがもう私にとっては耳得でした。ずっと聞いていたかった。この人たちの会話。 MC私たちもその会話を聞きたかったです。 大泉さんいや、すごいですよ。ある意味夢を壊しちゃうかもしれないけど…。 高山さんちょっと恥ずかしい。 山崎さん恥ずかしいね。 MC大泉さん、貴重な情報ありがとうございました。さぁ、ここまでいろいろとお話をうかがって参りましたが、ここで私からもう一つお知らせがございます。事前の試写会を一切実施しない本作ですが、なんと公開日の4月12日(金)の日付が変わった瞬間、4月11日(木)の24時から世界最速上映の開催が決定しました! 全国10都道府県23劇場での開催を予定しており、前作を上回ってコナン史上最大規模での世界最速上映となります。詳細は、公式ページやSNSなどをご覧ください。高山さん行きたい! 山崎さん行きたいよね! 以前、シークレットナイトがありましたね。 高山さんそういうイメージだよね。 山崎さん大人の時間。(蘭の声で)子供はダメだよ、コナンくん。 高山さん(コナンの声で)何で! 蘭姉ちゃんだって子どもじゃん! 山崎さんあ、そうか。私もダメでした!(会場:笑) MCほか作品では、最速上映が実施できないことも多い中、この規模の上映です。大泉さん、コナンファンの熱量はいかがでしょうか? 大泉さん本当にすごいですね。コナンファンは20回とか30回とか観に行くわけでしょう? 上映している期間中、ちょっとでも時間があったら観に行くんですってね! すごい!最速上映っていうのはあれですか? (とぼけて)何かものすごく早口でやるんですか?(会場:笑) 高山さんそうじゃなくて(笑)! MC再生速度はいつも通りなんですが、世界で一番早く観られます。 大泉さん早く観終わるんじゃなくて、早く観られるんですね。始まった途端、「犯人はあなただ!」っていう最速上映ではなく。(会場:笑) MCそれでは最後に高山さんよりご挨拶をいただきます。 高山さん本日は皆さん、ありがとうございました。全国の皆さんも、ありがとうございました。いよいよ来週公開になります。このドキドキ、あと一週間温めてください。私もそれを楽しみに皆さんと一緒にドキドキ、ワクワクして待っていたいと思います。これからもよろしくお願いします。 ■フォトセッション MC最後に会場の皆さんと一緒にいつものあれをよろしいでしょうか? 高山さんじゃあ、いつものあれをやるよ! 今日はサイリウムがあるから、サイリウムをピッてやろうか。前の人の頭をそれで打たないでね。気を付けてね。いいかな? 声は出しても良いからね。いきますよ。「真実はいつも」「ひとつ!」(会場の皆さんも一緒に「ひとつ!」)