「ブラックナイトパレード」レッドカーペットパレード&完成披露試写会

2022.12.04
  • 完成披露

レッドカーペットパレード&完成披露試写会

サンタクロースにまつわる実在の伝承を基に描かれた、中村光さんの最新クリスマスコメディ作品を福田雄一監督が実写映画化した「ブラックナイトパレード」。12月4日にレッドカーペットパレード&完成披露試写会が大手町仲通りとTOHOシネマズ 日比谷で行われ、吉沢亮さん、橋本環奈さん、中川大志さん、渡邊圭祐さん、玉木宏さん、福田雄一監督が登壇しました。この日は映画のタイトルにちなみ、イルミネーション輝くレッドカーペットで豪華キャストによるパレードを開催! 本物のトナカイと一緒に登場し、メンバーが集まったファンに晴れやかな笑顔を見せました。こちらのイベントの模様をレポートいたします。

【レッドカーペットパレード】

日野三春役

吉沢亮さん

日野三春役

北条志乃役

橋本環奈さん

北条志乃役

田中カイザー役

中川大志さん

田中カイザー役

古平鉄平役

渡邊圭祐さん

古平鉄平役

クネヒト役

玉木宏さん

クネヒト役

福田雄一監督

■イルミネーションとファンのサイリウムが輝く中、二頭のトナカイと一緒にメンバーがレッドカーペットを闊歩しました。笑顔で手を振り、集まったファンの皆さんは大喜び。

吉沢さん

(落ち着いたトーンで)本日は寒い中お集まりいただきまして、ありがとうございます。

福田監督

テンション、大丈夫ですか?

吉沢さん

(急に声を張り上げて)そうですよね! ちょっと声が…小さかったかも。今年のクリスマス、一番盛り上げていかなければならないこのタイミング!

福田監督

声が出てきたよ!

吉沢さん

今、何を言うのか全部忘れた。

福田監督

ごめん、ごめん(笑)!

吉沢さん

本作の公開が着々と近づいてきました。先日、完成した本作を観ましたが、本当に笑えるし、いろいろな意味で面白い作品になっていると思います。ぜひ、楽しみにしていただければ嬉しいです。

橋本さん

ここもイルミネーションが輝いていますが、移動中の街を見ていてもイルミネーションが増えてきて、「もうすぐクリスマスなんだな」と感じています。本作は12月23日に公開になりますので、たくさんの方に観ていただけたらと思いますし、(劇中に登場するキャラクター)ブラックサンタとは言いつつも、 小さなお子さんにも観ていただけたら嬉しいです。短い時間ですが、今日は楽しんでいただけたらと思います。

中川さん

華やかなイルミネーションの下でレッドカーペットを歩いて、ものすごくテンションが上がっています。完成した映像を観たんですが、出ている僕たちもテンションが上がるような、とても面白い作品になっています。今年のクリスマスは「ブラックナイトパレード」一色になって、黒いサンタがいっぱい増殖したら良いなと思っています。いろいろな方に楽しんでいただけたら嬉しいです。

渡邊さん

撮影をしている時も、ものすごく面白かったんですが、完成した本作を観たら、自分が知っているシーンでも知らないシーンでも、出演している自分自身がちゃんと笑えてしまうのが、この作品の良さだと思いました。骨太なストーリーもあり、面白いだけにとどまらないということもこの作品の良さだと思います。 ぜひ今年のクリスマスは「ブラックナイトバレード」を観て、心を温めていただけたら嬉しいです。

玉木さん

皆さん、こんばんは。僕は、クネヒト役を演じましたが、現場には行っておりません!(登壇者の皆さん:爆笑)

福田監督

そんなに強調することじゃない!

玉木さん

「現場に行きたかったなぁ」と思っています。皆さんの楽しそうなお芝居を見ながら、(クネヒト役を)演じていました。もう一回やれるなら、現場に行きたかった。
僕も完成した映像を観ましたが、 非常に面白くて、観応えがあって、今年を締めくくるには良い作品だと思っております。ぜひよろしくお願いします。

福田監督

本当に寒い中、ありがとうございます! この作品は今年の夏に撮った作品で、暑い中で撮っていました。「完成が間に合うかな」と思っていたんですが、間に合って良かったです。

MC

完成したのは、本当につい先日のことだと伺っています。

福田監督

そうなんです! ギリギリ間に合いました。でも中身に関しては全然妥協することなく、きちんと自分の100パーセントが出せたと思っていますので、どうぞよろしくします。

MC

キラキラしたクリスマス感満載のレッドカーペッドをパレードされました。ぜひ感想を教えてください。

吉沢さん

いや、最高ですよね。本当にありがとうございます。この光景もそうなんですが、何がすごいって、監督がこんなにフォーマルな格好をしているのを初めて見ました。

橋本さん

確かに!

福田監督

僕、初めてだよ。

吉沢さん

いつもはカラフルなパーカーを着ていますもんね。だから、今日はすごく新鮮だなと思って…。

福田監督

自分でも新鮮です。衣装が用意されていました。

玉木さん

お似合いです。

中川さん

めっちゃ可愛いですね。

橋本さん

レッドカーペットで、皆さんに囲まれながら歩くのはすごく楽しかったです。しかもトナカイがすごく可愛かったです。「触ったら怖がるかな?」と思ったんですが、撫でても全然平気でした。

MC

中川さんはいかがでしたか?

中川さん

すごくフカフカしていて…。

登壇者の皆さん

カーペットの感想(笑)!?

中川さん

足首に優しそうな、結構良いカーペットで(値段も)高いんじゃないかな。僕も歩いた経験がないので、気持ちが高まっております。

MC

ここ最近は、これだけの観客の方を集めたイベントもなかなかありませんでしたからね。

中川さん

そうですね。皆さんに会えて、本当に嬉しいですね。(観客の方を振り向いて)ありがとうございます!

渡邊さん

気持ちが良いですね。(観客の方を振り向いて)ありがとうございます!

吉沢さん

“困ったら後ろ振り返るスタイル”になっている(笑)。

玉木さん

クリスマスのイルミネーションの中を歩くというのも、やっぱりすごく興奮します。そして、たくさんのお客さんの間を通るということもコロナ禍ではなかなかできなかったので、幸せな環境です。

MC

福田監督はレッドカーペットを歩いてみていかがでしたか?

福田監督

本当に嬉しかったです。(レッドカーペットは)初めてですからね。こんな衣装まで用意していただいて、本当にありがとうございます。

MC

では、完成した作品の感想を教えてください。撮影現場でも「面白いな」と思っていたけれど、完成した本作を観たら「もっと面白かった」というシーンなどはありますか。

吉沢さん

笑えるポイントはもちろんすごく笑えるし、それでいて原作のストーリーラインというか、ミステリー要素も入っていたり、ちょっとシリアスなシーンがあったり、複雑な人間の感情みたいなものもしっかり出ていました。もちろん笑うつもりで試写会に行ったんですが、ちゃんと感動して帰って来ました。いろいろな要素のある、面白い作品になっていると思いました。

橋本さん

(撮影中は)自分がどんな顔をしているか分からなかったんですが、出来上がった映像を観たら本当に面白かった(笑)。(自分の演じる)志乃ちゃんは頑張って、踏ん張って腕相撲をしているんですが、そこで「志乃ちゃんはこんな変顔をしてまで…」という裏の声が流れるんです。その表情がめちゃくちゃ面白かったです。

福田監督

相当、笑えるよね。

MC

完成した本作を観て、どのように感じましたか?

橋本さん

アゴが外れそうになりながらも頑張って良かったと思いました。自分が出ていないシーンではあるんですが、 帽子さんとの絡みのシーンも本当に面白くて…。そこは何度観ても笑えると思っています。

中川さん

現実世界とファンタジーを描くバランスが、ものすごく絶妙でしたね。吉沢くん演じる三春と僕が演じるカイザーは、普通のコンビニでバイトをしているどこにでもいそうな二人なんです。そんな日常から「サンタさんの会社に就職する」というファンタジーの入口に向かっていくところが、「もしかしたらこんなことがあるかも」と思えるようなバランスで描かれています。そういった設定も、観ていてワクワクしました。

吉沢さん

カイザーくんは、「どこにでも」はいないと思うよ。あんなヤバいヤツ…宇宙人かと思ったもん。

中川さん

どこにでもいないですか(笑)。

吉沢さん

あんなの出会ったことがない。

福田監督

すさまじいチャラ男だもんね。

中川さん

そうですね。たぶんもう二度と着ることがない色のダウンを着ていました。宇宙服みたいなキラキラしたダウン。

福田監督

(笑)。あれは普通買わないよね。

MC

中川さんも、限界まで挑戦してみたということですね。

中川さん

はい、楽しかったですね。

MC

渡邊さんは、完成した本作を観ていかがでしたか?

渡邊さん

本当に面白かったですね。笑えるだけじゃなくて、ちゃんと青春モノな感じがしました。僕は、三春とカイザーのコンビニでのやり取りがめちゃくちゃ好きです。二人でいろいろと行動している時の掛け合いがすごく好きなので、そこはぜひ観てほしいポイントです。そこが最後の曲にも繋がってきて、「あ!」と思ってしまう。

玉木さん

本当に「みんな振り切っているな」という感じがあって、楽しそうだなと思いました。ずっと「現場に行きたいな」と思いながらやっていました。

MC

少しぐらい、顔が出ないのかなと思いました。福田組が初めてと言いながらも、まだあまり初めてという気がしないような感覚でしょうか。

玉木さん

そうなんです。本当に爪先だけ入ったような感じですね。(登壇者の皆さん:笑) これからちゃんと入っていきたいと思います。

MC

福田監督は、完成した本作をご覧になっていかがでしたか?

福田監督

(最終的に)音楽が入ったものを観た時に、 尺がものすごく短く感じたんです。三春の配属が決まるところまでとかは、もう一瞬で終わるような感じがして…。僕が短く感じるということは、本作を観るお客さんも、同じ感覚になってもらえるだろうと思ったので、作品の出来には自信があります。

MC

公開と共にクリスマスも近づいてきました。クリスマスの好きなところ、クリスマスの苦手なところがあれば教えてください。

吉沢さん

普通にリアルに仕事をしているので、あまりクリスマスを感じたことがないんです。でも、街中とかを歩いてキラキラしたイルミネーションを見ると、「クリスマスシーズンが来たな」とちょっとワクワクします。

橋本さん

私はクリスマス、大好きですね。イベントごとが全体的に大好きなので、行事はとことんやります。一人暮らしのお家も実家も、毎年ちゃんとクリスマスリツリーを飾っています。片付けるのはちょっと遅くなっちゃうんですが(笑)…。飾り付けとかが好きなので、結構早めから…。

福田監督

遅くなっちゃうよね。片付ける前に年を越しちゃうよ。

橋本さん

年、越す! 写真もいっぱい撮ってクリスマスの空気を感じたいんだけれど、結局昨年も片付けが遅くなっちゃった。でも、その分長くクリスマスを感じられるから良いかなと。

中川さん

僕はシチューみたいな、クラムチャウダーみたいなやつが、パイのドームに入っている、そのドームの蓋みたいなやつを、スプーンで崩して食べる。あれ、めっちゃ好きです。クリスマスっぽいっていうか、クリスマスに食べるイメージがあるんですよ。僕にとって、クリスマスを感じられる食べ物の一つですね。実家とかでも食べた記憶があります。買ってきたんだと思うんですが。

渡邊さん

みんな、クリスマスは好きですよ。幸せなオーラがありますから。(しみじみと語る)

福田監督

おじいちゃんか!

玉木さん

僕はあまり「クリスマスだから」と気にすることはなかったんですが、子どもができてからは「大事にしなきゃいけないな」と思っています。

福田監督

玉木さんと同じで、子どもができてからは一生懸命やるようになりました。子どもができてからのクリスマスは好きです。楽しんでいます!

MC

では最後に皆さんにメッセージをお願いいたします。

吉沢さん

今日は本当に寒い中、ありがとうございました! (観客を気遣いながら)寒かったですよね。楽しんでいただけましたか? (会場:拍手) ありがとうございます。
この作品は現実世界とサンタさんというすごく身近に感じられるものが融合されて、ものすごくワクワクする設定になっています。子どもはもちろん、どの世代の方が観ても楽しんでいただけると思います。笑いだけではなく、青春や親子の愛など感動できる要素も入っています。気軽に観に行った時に、何か良いものをもらって帰れるような作品になっていると思います。クリスマスにぴったりの映画になっているので、ぜひ劇場で観ていただけると嬉しいです。公開までよろしくお願いいたします! (会場:拍手)

【完成披露舞台挨拶】

日野三春役

吉沢亮さん

日野三春役

北条志乃役

橋本環奈さん

北条志乃役

田中カイザー役

中川大志さん

田中カイザー役

古平鉄平役

渡邊圭祐さん

古平鉄平役

クネヒト役

玉木宏さん

クネヒト役

福田雄一監督

吉沢さん

こんばんは! (テンションの高さに登壇者の皆さんが大笑い) さっきのレッドカーペットパレードの時にテンションが低くて怒られちゃったので…。(登壇者の皆さん:笑) 今回はテンションを上げていこうかなと思っております!
(急に落ち着いたトーンで)本日は劇場に足を運んでいただいてありがとうございます。

中川さん

キャラがブレブレじゃないか。

吉沢さん

ついに皆さんに観ていただける日が来たということで、すごくドキドキしています。絶対に皆さんが笑顔になって帰っていただける自信がありますので、ぜひ最後まで楽しんでいっていただけたら嬉しいです。

橋本さん

12月23日に「ブラックナイトパレード」が公開されます。今日こうして初めて皆さんに観ていただけるということで、すごく嬉しく思っています。短い時間ではありますが、最後まで皆さんに楽しんでいただけたらと思います。

中川さん

僕たちも完成した本作を観たんですが、本当に面白い作品になったと思っています。皆さんにも主人公になった気持ちで観ていただけると嬉しいです。先ほどもイベントをやりましたが、街はすっかりクリスマスムードが漂っているので、「『ブラックナイトパレード』を観なければ今年はクリスマスにならないぞ!」という、そんな感じになったら良いなと思っております。この後にうるさめの金髪(中川さんが演じたカイザー)が出てくるので、舞台挨拶は静かめにやって、帳尻を合わせたいと思っています。

渡邊さん

早めのクリスマスプレゼントということで、今日の「ブラックナイトパレード」を最後まで楽しんでいただければと思います。僕らもめちゃくちゃ笑いながら観たので、皆さんも笑って帰っていただけると嬉しく思います。ぜひ楽しんでいってください。

玉木さん

一足お先に本作を観ましたが、すごく面白いです。皆さんも言っていましたが、年内最後の大笑いができる作品になっていると思うので、最後まで楽しんでください。

福田監督

今年の夏に撮っていた作品で、完成するのがギリギリになってしまったんですが、作品の出来には自信があります。楽しんで観ていただければと思います。

MC

今日は一般の方に初めて本作をご覧いただきますが、今のお気持ちはいかがでしょうか。

吉沢さん

ものすごくドキドキしています。

MC

お客さんがどの辺りで笑うかなど、一緒に観て感じてみたいですね。

吉沢さん

気になりますよね。僕は試写会で観たんですが、結構みんな(関係者は)緊張していて、笑いたいけど、笑えないみたいな空気がありました。なので、一般の皆さんが観た時にどのような反応になるのか、ちょっと気になります。

橋本さん

皆さんが観ている時の反応はすごく気になります。やっていて、面白いところを撮っている感じがしないというか、結構(演じる側としては)必死でやっているので…。私はアゴが外れそうになったり、目が乾きながらもガッと力を入れたりしていました。笑っていただけたら嬉しいなと思っています。

MC

中川さん演じるカイザーは、テンションアゲアゲなチャラ男です。観客の皆さんに、どのように受け取られるのか気になりますね。

中川さん

怖いですね。カイザー役に決まってから、ずっとドキドキしていました。この撮影中はドキドキして、あまりよく眠れていなかったですね。

MC

吉沢さんは「カイザー、最高だった」とお話していました。

吉沢さん

最高でしたね。大志がカイザーをやるということが、あまり想像つかなかったんです。僕の中では、(カイザーは)大志のイメージではなかったので、どうなるんだろうと思いつつ、すごく楽しみでもありました。

福田監督

一番不安でしたね。大志くんがあの役をやるというのが、僕的にも一番不安だったんです。(撮影に)入ってすぐにそれをひっくり返してくれました。あとはもう「面白い、面白い」と言っていました。

中川さん

(カイザーは歯が抜けているキャラクターとあって)歯を一本黒く塗った時に、「いけるな!」と思いました。(登壇者の皆さん:笑) 「あんなにも人相が変わるのか」という発見がありました。吉沢くんとの共演は久々だったんですが、絶対的な信頼感、安心感があるので、また一緒にふざけられて楽しかったです。

MC

吉沢さんも相当、ふざけていましたよね?

中川さん

そうなんですよ。先日のイベントや取材で(吉沢さんが)「もっとやりたかった」みたいなことを言っていたんですが、結構やっていましたよね。

吉沢さん

僕も完成作を観て分かったんですが、あの…やっていました。(登壇者の皆さん:笑) 想像以上にやっていました。

中川さん

我慢できていなかった。

吉沢さん

全然我慢できていなかったね。

中川さん

ちゃんとやっちゃっていましたね、吉沢亮も。

橋本さん

原作を読んでいる方は分かると思うんですが、サンタさんと(志乃が)腕相撲をするみたいなシーンがあるんです。そこで、志乃ちゃんが腕相撲をしているのを見ている吉沢さん(の表情)が一番面白いです!

中川さん

(NHK大河ドラマ「青天を衝け」で吉沢さんが演じていた)渋沢栄一でもあんな顔をしていなかったですもんね。大河以上の凛々しい顔でしたよね。(登壇者の皆さん:笑)

MC

渡邊さんは、笑うのを堪えなければいけない役でした。

渡邊さん

これからご覧になる皆さんと、目線が一番近いのは僕だと思っています。一番俯瞰して見ていました。今のこの盛り上がりを見ても分かると思うんですが、 相当現場は楽しくやっていたんです。その状況すら、僕は俯瞰して見ていました。

橋本さん

(渡邊さんの達観した様子に)おじいちゃん!

渡邊さん

おじいちゃんはね、本当に嬉しいです。(登壇者の皆さん:笑)

MC

一番、本作を客観的に観られたのは、玉木さんかもしれません。

玉木さん

そうですね。一番俯瞰で観たのは僕かもしれません(笑)。皆さん、僕が今まで抱いていたイメージとは全然違うキャラクターになっていて、すごく観応えがありました。いっぱい好きなシーンがあります。

MC

先ほどのレッドカーペットパレードでは、福田監督から「次回作では顔を出してください」というお話もありました。

玉木さん

(笑)。出たいですね。

MC

福田監督は、今の心境はいかがですか?

福田監督

初めて観ていただくので、めちゃめちゃ緊張していますよ! 僕は自分の作品をお客さんと一緒に観たことがないんです。怖くてドキドキしちゃって観られないですよ。お手柔らかにお願いします。

MC

作品の内容にちなみ、皆さんにとって、子供の頃の思い出のクリスマスプレゼントについて教えてください。

吉沢さん

うちは男四人兄弟なんですが、小学六年生まではサンタがくるシステムだったんです。小学六年生まではサンタが来てくれる。中学生になったら「君はもう良い年齢になったから、頑張りなさい」と来なくなるんです。僕も小さな頃には、ゲーム機を買って貰ったり、楽しくやっていたんですが、一番末っ子が小学六年生になって最後の(クリスマス)プレゼントは、枕元に三千円がポンと置いてあったんです。(登壇者の皆さん:笑) 手紙も置いてあってカタカナで「スキナモノカッテ、サンタヨリ」と書いてありました。(登壇者の皆さん:笑) あれは印象に残っていますね。(サンタが)頑張って片言の日本語で(手紙を)書いてくれたのかなって…。

橋本さん

私はサンタさんにプレゼントを頼む時に、毎年だいたい一つ「何々がほしいです」みたいなことを書いていたんです。ある時、ほしいものが一つしか書いていなかったら、サンタさんはそれがなかった時に「願いが叶えられない」と思っちゃうんじゃないかと感じて、ベストテン形式で10個、(ほしいものを)書いたんです。1位は何、2位は何、3位は何って…。そうしたら8位のものが来たんです。(登壇者の皆さん:笑) ベスト3くらいのものが来るのかなと思っていたんですが…。それが何だったのかは忘れてしまったんですが、「8位が来た!」という印象がすごく残っています。

MC

ベストテン形式はそれ以降、やめたんですか?

橋本さん

即、やめました! 「これは8位が来る」と思ったので、次の年からは二つくらい書くようにしました。サンタさんが叶えられないプレゼントの可能性もあると思うので、二つくらい(希望を)書きました。

中川さん

僕は、3歳か4歳くらいの時だったと思うんですが、某“魔法使い映画”にすごくハマっていまして…。その作品がすごく大好きで、「空飛ぶ箒がほしい」とお願いしたんです。毎日その願いを唱えて、手紙も書いていました。そして、その年に届いたのが、絵の具セットだったんです。(登壇者の皆さん:笑) 多少、箒に見えなくもない筆…くらいの感じで、普通の絵の具セットが来ました。ものすごく(自分が)号泣している写真が今も残っています。ものすごくふてくされている(笑)。でも、その絵の具セットは、中学校を卒業するくらいまで使いました。絵を描くのも好きになったので、それはすごく覚えているプレゼントです。(劇中、悪い子どもにほしくもないプレゼントを届ける“黒いサンタ”が登場することから)悪い子どもだったのかもしれないですね。

渡邊さん

恐らく、小学校の時にゲーム機とかをもらって、やり込まなかったので、皆さんほど濃いエピソードが何もないんです。(登壇者の皆さん:笑) ごめんなさい。ちょっとあまり記憶にないんですが、あまり良い思い出がなくて…。 でも、ゲーム機をもらったと思います。

玉木さん

僕も子どもの頃の記憶がだいぶ遠い年齢になってしまったので(苦笑)…唯一覚えているのは、小学五年生の時にサンタさんがくれた、ミニ四駆のコースですね。大きさに比例してものすごく嬉しかったことを覚えています。

中川さん

車の方じゃなくて、コース。

玉木さん

車じゃなくて、なぜかコース。車も一台持っていたと思うんですが、一台ではレースもできないので。(登壇者の皆さん:笑)

中川さん

そうですよね、車両がほしいですよね。

玉木さん

車両がほしい(笑)。でも嬉しかったです。

福田監督

我が家はクリスマスになると、必ず納豆ご飯が出てくる。(登壇者の皆さん、驚き) ケーキも出てこないし、クリスマスツリーもないんです。基本的にクリスマスをやるという家庭ではないんですが、必ず納豆ご飯が出てくる。だから納豆ご飯を食べていると、(クリスマスを)思い出すんです。

玉木さん

普段は、納豆ご飯は(食卓に)出ないんですか?

福田監督

普段も出ます! でも、クリスマスは必ず納豆ご飯でした。朝は納豆ご飯を食べるじゃないですか。夜も納豆ご飯。だから夜になって納豆ご飯を食べると「あ、クリスマスだな」と思う。(登壇者の皆さん:笑)

MC

「ここに注目すると面白い!」という、本作の注目ポイントを教えてください。

吉沢さん

(ネタバレを気にしながら)これは言って良いのか分からないですが…。大志がちょくちょく、なかやまきんに君のモノマネをしているんです。(登壇者の皆さん:笑) ちょくちょくしているよね?

福田監督

それ、知らない!

中川さん

よく気付きましたね。

吉沢さん

絶対マネしていると思ってた! 肩、揺らしているよね! リスペクトを感じると思って…。これは(ネタバレとして)別に言っちゃ悪いということもないか(笑)。「ここは(モノマネを)やっているな」というのが二カ所くらいあると思うので、ぜひ見つけていただければと思います。

MC

監督すらも気づいていなかったと。

福田監督

気づかなかったですね。

MC

でもそれを聞くともう一回観たくなりますね。
橋本さんはいかがでしょうか。

橋本さん

三春くんが志乃ちゃんの部屋に来るシーンがあるんですが、撮影の時に、私は途中から出てくるので、ドアの後ろ側にいたんです。そこで段取り(事前準備)の段階から監督がめちゃくちゃ笑っていたんです。すごく笑っていたので、出来上がりをすごく楽しみにしていました。誇張した感じが、すごく面白かったです。

中川さん

僕は原作マンガでも好きなシーンがあって、カイザーと三春の友情が描かれる部分で、ちょっと過去が明かされるシーンがあるんです。それは本編でも描かれていて、ものすごく好きなシーンです。カイザーと三春の出会いは、ものすごく良いエピソードなんです。でもそれが(吉沢さんのせいで)入ってこない。(登壇者の皆さん:笑) ずっと白目をむいている。あそこは注目してほしいですね。

福田監督

あれは亮くんが勝手にやり始めたことですからね。僕が「こうしよう、ああしよう」と言ったわけじゃない。勝手にやったんですよ。勝手に壁に当たって、勝手に倒れて…。

吉沢さん

本当はアクション部の方がちゃんと、段取りを作ってくださっていたんです。でも、僕が現場で「これ面白いかな」と思ってやったらみんなが笑ってくれたので、「これで行きますか」みたいな流れになりました。

渡邊さん

皆さんが笑いどころをちゃんと作られているので、そちらに目が行きがちなんですが、僕はそれを周りで見ている人たちの目がすごく好きです。「カイザー、こんな表情をしていたんだ」みたいな、そういったところもとても面白いので、二回目はぜひそちらを観ていただけたら良いと思いますね。

MC

笑いを堪えきれずに、少し笑ってしまっているんじゃないか? というシーンもありますね。

橋本さん

笑っていませんでした?

渡邊さん

めちゃくちゃ笑っています。(登壇者の皆さん:笑) 笑ってしまったので、僕の想定よりもカメラに背を向けています。びっくりしちゃった。

玉木さん

本当に面白いシーンがいっぱいあったんですが、一つ挙げるとすると、「志乃さんがハッキングをする時の目がヤバい!」と思っています。橋本環奈の目がヤバいなと思った。そこまで振り切れる女優さんってすごい。こんなに可愛くてきれいなのに、すごかったですね(笑)。

橋本さん

ありがとうございます(笑)。

福田監督

あとは、帽子さんですよね。もう好きにやって良いよという感じで、好きにやってもらいました。

MC

帽子さんのシーンも、笑いを堪えるのが大変だったのではないですか?

吉沢さん

大変でしたよ。それこそ帽子さんのシーンは、だいぶ背中を向けていると思います。

渡邊さん

僕はベルトコンベアーをずっと見ていました。帽子さんが何かをやられている時の、三春の顔が最高なので、ぜひ三回目、観る方は注目してください。

吉沢さん

帽子さんは、テストまでは意外と台本通りにやるんです。「台本通りにやるんだ」と思っていたら、いきなり本番でめちゃめちゃ長いアドリブを入れてくるから焦りましたよ! 僕もカメラから見えない時は、すごく笑っていました。

MC

あっという間のお時間でした。では最後のご挨拶をお願いします。

吉沢さん

皆さん、本日は劇場に足を運んでいただきありがとうございました。こういった賑やかな空気の中、すごく笑える作品を撮ってはいるんですが、友情や家族の話など、ウルッとくるような人間の物語にもなっています。今回観ていただいて面白いと思った方は、周りの方にも勧めていただいたり、もう一度家族で観に来ていただいたり、友達、恋人、もちろん一人でも良いですし、何度も足を運んでいただけると嬉しく思います。ぜひこの作品とともに、最高のクリスマスを一緒に盛り上げていけたら嬉しく思っております。これからもこの作品をよろしくお願いします。最後まで楽しんでください!(会場:拍手)