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「キングダム 大将軍の帰還」大ヒット御礼舞台挨拶「キングダム 大将軍の帰還」公式サイト映画「キングダム」シリーズは、「キングダム」(2019年公開)「キングダム2 遥かなる大地へ」(2022年公開)「キングダム 運命の炎」(2023年公開)、そして「キングダム 大将軍の帰還」(2024年公開)と、2000年以降にシリーズ化された邦画実写作品で、一作目から四作連続で興行収入50億超えという史上初の偉業を達成しています。本シリーズ累計動員数は1,000万人を超え、数々の映画賞にも輝き、令和に名を刻む映画シリーズとなりました。そして、待望の最新作「キングダム 大将軍の帰還」が7月12日より公開しました。 9月15日には大ヒット御礼舞台挨拶を、TOHOシネマズ 日比谷にて実施し、山﨑賢人さん、吉沢亮さんが登壇しました。この日のMCは、キングダム大好き芸人・平成ノブシコブシの吉村崇さんが務めました。キングダムファンを前に、シリーズを振り返り、そして本作を支えてくれる皆さんへの感謝を述べました。この日の模様を詳しくレポートします。大ヒット御礼舞台挨拶信役山﨑賢人さん嬴政役吉沢亮さんMC吉村崇さん(平成ノブシコブシ)山﨑さんたくさんの人に観ていただいて、こうして大ヒット御礼舞台挨拶で帰ってこられて、すごくうれしいです。 吉沢さん本日は、集まっていただきありがとうございます。公開から二カ月経ちましたが、これだけたくさんの方にまだまだ愛していただけていることがすごくうれしいです。「本当に最高の作品なんだな」と改めて感じております。 ■全国350の映画館でライブビューイングが実施されており、カメラに向かって手を振るお二人吉村さん(MC)私は勝手ながら映画宣伝隊長として頑張ってきました! この四作目がとんでもないことになっておりますので、数字を発表します。7月12日金曜日に公開されて66日が経ちました。昨日まで、65日間の累計で動員が519万人、そして興行収入は76億4千万円です(会場:拍手)! 令和に入ってからの実写邦画映画の記録76.6億円を、この舞台挨拶中に更新するのではないか?! ということで、ほぼ確実に記録を作りました。今のお気持ちはいかがですか? 山﨑さん本当にうれしいです。(吉沢さんに)ね?吉沢さんうん、うれしいよね!(山﨑さんに)誕生日おめでとう! (会場:拍手) 山﨑さん(吉沢さんに)ありがとう!30歳になりました。(会場に)ありがとうございます。 吉村さん30歳ですか? そもそも(「キングダム」の)スタートはおいくつの時でしたか? 山﨑さん僕は、24歳でした。 吉沢さんいくつだろう? …でも賢人が24歳なら、僕は25歳だと思う(笑)。 吉村さん24歳頃から始めて、お二人とも30歳になられました。その間にどんな成長がありましたか? 山﨑さん六年間、準備を含めたら七年から八年間、信と一緒に成長してきました。 吉村さん自分は、24歳の時まだ蕎麦屋でバイトしていましたからね。(会場:笑)すごいですね。吉沢さんはいかがですか。 吉沢さん僕にとっては、一作目の「キングダム」が、本当にたくさんの方に自分を知っていただくきっかけになった作品でもありました。そこからいろいろなお仕事もさせていただきながら、「キングダム」シリーズに入る度に「少しずつ成長した姿を現場で見せられているのかな」と、現場で実感できたので、特別な思いがあります。 吉村さん漂と嬴政の二役という難しいことを25歳で! 吉沢さん演じていましたね! 吉村さん見事成し遂げたということですね! 一作目の撮影時に、印象に残っていることをお話しいただけたらと思います。 山﨑さん「キングダム」を撮っていた時は、がっつりと「二人で(天下の大将軍、中華統一を)目指すんだ!」って信と漂、信と嬴政のように、「やってやろうぜ!」とめちゃめちゃ燃えていましたね。 吉村さん24歳で、周りはすごい先輩ばかり。僕だったらビビってしまうと思うんですが、どうでしたか? 山﨑さんそれこそ、王騎将軍役の大沢(たかお)さんには、リアルにビビっていました。 吉村さん僕も先日初めて大沢さんにお会いしましたが、想像以上に大きかったです(笑)。お二人の後ろに、これまでの「キングダム」シリーズのパネルがありますが、特に印象深いシーンはありますか。 山﨑さんこれは27か28歳の時。 吉沢さん(橋本)環奈ちゃんは19歳!吉村さんえー! すげーな!…いやいや年齢を言っていくコーナーではありません(笑)。 吉沢さん個人的には、一作目の王宮のシーンは、がっつりアクションもやりましたし、すごく大変な撮影だったんですが、その分思い入れがあったと思います。 吉村さんいいシーンでしたよね。山﨑さんはいかがですか? 山﨑さん全部印象的ですが…僕は、馬! 馬にがっつり乗って戦うというのを二作目から始めました。「キングダム」シリーズでしかない戦場の迫力が印象に残っています。吉沢さん賢人の馬、ヤバいもんね、本当に。スタッフさんに、「今はこんなシーンを撮っています」という映像をたまに送ってもらうんですが、役者が乗っているとは思えないスピードで、馬に乗った賢人が車と並走しているんですよ!山﨑さんカメラを載せた車と、馬に乗った僕が並走しているんです。 吉村さんえ! 僕も乗馬するんですが、「絶対に車と走っちゃダメです!」って言われましたよ。馬が興奮しちゃうから、素人じゃ制御できなくなるそうで…それを制御しながらやっているんですか!? 山﨑さんうん…そうですね! (会場:笑) 吉村さん恐ろしいなぁ!そして、本作はまだまだ大ヒット上映中ですが、さらに楽しんでいただけるように、いくつか発表があります。まずは応援上映という映画の鑑賞スタイルご存知ですか? 山﨑さん知っています! 吉村さんこちらは声を出すのも、コスプレをするのも、応援グッズの持ち込みもOKということで、スクリーンに向かって皆さん叫んでもいいんです。僕は、二回目の本作の応援上映に行きました。誰かが出てくると「キャー!」と歓声が上がったり大盛り上がりでした。こちらが大変好評ということで、第三回の応援上映が決まりました。(会場:拍手)来週9月20日(金)19時30分より、全国五大都市・六劇場での開催です。お二人はどんな応援をしていただきたいと思っていますか。 山﨑さん最後の王騎と龐煖の戦いは、一緒になって応援してほしいですね。 吉沢さん「この王騎が背中についてますよ!」っていうシーンですかね。あのシーンは皆さんも思わず声が出そうになったんじゃないかと思います。ぜひ応援上映で、全力で叫んでほしいですね。 吉村さんそして、もう一つ発表がございます! スタッフ・吉村さんあっという間のお時間でございます。最後に、お二人からご挨拶をお願いします。 吉沢さん去年もこうして賢人と二人で舞台挨拶に立たせてもらったんですが、いつも気が緩みすぎて(舞台上の)立ち位置がどこかを忘れちゃうんですが(笑)、今日は大丈夫ですね。本作は、本当に熱くて、今までの「キングダム」シリーズの中でも、数字的にもそうですし、観てくださった皆さんの熱量も一番高まる作品だという気がしています。公開から二カ月が経ちましたが、まだまだこの作品がもっともっと多くの方に広がって、愛していただけたらなと思っております。ぜひ皆さんも飛信隊の一員になったつもりで、この作品を一緒に盛り上げてくれたらうれしいです。これからもよろしくお願いします。今日はありがとうございました。 山﨑さん今日は本当にありがとうございました。僕たちもシリーズを重ねるごとに、熱を増して「もっとすごいものにする!」と、気持ちを込めてきました。そして、観ていただいた皆さんの思いも乗って、「キングダム」シリーズはここまで愛される熱い作品になりました。すごくうれしいです。まだまだ上映していますので、本作から元気や熱をもらって、もっと一緒に盛り上がっていけたらうれしく思います。これからもよろしくお願いします。 吉村さん年を越してもロングランできるように、皆さんで盛り上がりましょう! 本日はありがとうございました。
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「スオミの話をしよう」初日舞台挨拶「スオミの話をしよう」公式サイト国民的脚本家・演出家・映画監督として、これまで日本中にたくさんの笑いと感動を届けてきた三谷幸喜監督の映画最新作「スオミの話をしよう」が、9月13日に公開となりました。 初日舞台挨拶が公開初日の9月13日にTOHOシネマズ 六本木にて開催され、長澤まさみさん、西島秀俊さん、松坂桃李さん、瀬戸康史さん、遠藤憲一さん、小林隆さん、坂東彌十郎さん、戸塚純貴さん、宮澤エマさん、三谷監督が出席しました。公開初日を迎えた喜びや、初日だからこそできる撮影の裏側を語り、笑顔の絶えないイベントとなりました。この日の模様を詳しくレポートします!初日舞台挨拶スオミ役長澤まさみさん草野圭吾役西島秀俊さん十勝左衛門役松坂桃李さん小磯杜夫役瀬戸康史さん魚山大吉役遠藤憲一さん宇賀神守役小林隆さん寒川しずお役坂東彌十郎さん乙骨直虎役戸塚純貴さん薊役宮澤エマさん三谷幸喜監督長澤さん本日は、初日に駆けつけてくださり本当にありがとうございます。去年の今頃、本作の撮影をしていました。すごく暑い中の撮影でしたが、あっという間に終わってしまいました。でも、「本当に良い時間を過ごしたな」という思い出に今はひたっています。それと同時に、本作が皆さんの元に届いて、ちょっとホッとしているところでもあります。本作をたくさんの方に観てもらいたいと思っています。 西島さん撮影は楽しかったです。この幸せな作品が、皆さんの元に届いて、劇場で本作を観て皆さんが笑うことで、作品がもっともっと豊かに膨らんでいくと思っています。本当に本作は、とにかく幸せになる作品なので、ぜひたくさんの方に観ていただきたいと思っています。 松坂さん本日は、初日に駆けつけてくださり、本当にありがとうございます。 上映後ということで、皆さんの表情を見ることができて、ほっとしています。「ようやく皆さんに届けることができた」という思いと、すごくうれしい気持ちでいっぱいです。さらにたくさんの人に観てほしいので、引き続きよろしくお願いします。 瀬戸さん小磯と、ミュージカルシーンでは不思議な髪型をした人物を演じた瀬戸康史です。(登壇者の皆さん:笑) 内容を知っていても楽しいし面白い作品です。この楽しさを多くの人に届けることができたら良いなと思います。そして、少しでも皆さんの不安な気持ちやストレスが、本作を観て、少なくなればと思っております。たくさんの方に観ていただけるように、我々も頑張ります。 遠藤さんやりがいのある楽しい作品でした。そして、楽しいメンバーでした。お世話になりました。(登壇者の皆さん:笑) 松坂さん毎回、それ言いますよね(笑)。 遠藤さんお世話になっているからね。お世話になりました(笑)。他に言葉が出てこなくてすみませんね。 MC遠藤さん、初日を迎えてどんなお気持ちですか? 遠藤さんうれしいです!(登壇者の皆さん:笑) 小林さん皆さん、本日はようこそおいでくださいました。ここにおいでの皆さんや、他の劇場にお越しくださった全ての皆さんのおかげで、「スオミの話をしよう」が無事に船出することができました。 この航海ができるだけ長く続きますことをお祈りしております。 彌十郎さん皆さんはもう、本作を観ていただいた後ということで、反応が非常に怖いです。僕のことを嫌いにならないでくださいね(笑)。でも、最低でわがままな男の役は楽しかったです。これからももっともっと観ていただけるように、皆さんも本作の宣伝をよろしくお願いいたします。 戸塚さん本当にこの日を楽しみにしていました。改めて、こうして皆さんの前に立って、素晴らしい作品に参加したんだなと実感しています。寒川さんには、こき使われて、僕はすごく楽しかったです(笑)。 宮澤さん一年前に、愛すべきこのキャストの皆さんと、わちゃわちゃしながら撮影をしていた時は、他の作品の時もそうですが、「一体どんな作品になるのか」「お客さんにはどういう風に受け取られるんだろう」と、不安な部分も多かったです。でも、今日は上映後なので、私たちキャストは、会場のお客さんと大きな秘密をシェアしているような気持ちです。皆さんの感想を聞くのが楽しみです。一体皆さんがどんなスオミの話をしてくださるのか、今からすごく心待ちにしています。 三谷監督僕は、今回脚本と監督とBGMのピアニカを担当しました。(登壇者の皆さん&会場:笑) 瀬戸さん本当ですか? 三谷監督本当なんですよ! 僕がピアニカを弾いたんです。今回、宣伝活動ではいろんな番組に出ました。僕だけじゃなくて、登壇者の皆さんも本当に頑張ってくれて、たくさん宣伝をしました。おかげで、今日も全国でたくさんのお客さんが来てくださり、本当にうれしく思っております。いろんな方が観てくれて、例えば谷原章介さんが「すごく面白かった」って言ってくれたし、 軽部さん(フジテレビアナウンサー)も「面白かった」って言ってくれました。バナナマンの設楽さんは、たぶん観ていないと思います。(登壇者の皆さん&会場:笑) 先日、中居正広さんが感想をくれたんです。その中で、「この作品はとっても手に汗握らないですね。」 という言葉が印象に残っています。(登壇者の皆さん&会場:笑)「嫌なこと言うな」と思ったんですが、でも確かにそうなんですよね。一応ミステリーっていうことにはなっていますが、僕の作品なので、スオミが悲惨な結末をたどるわけがないんですよね。「絶対にこんな感じで終わるんだろうな」と、皆さんが思っていると思うんです。それでも、何となく楽しくて、ワクワクして、手に汗を握らないんだけれども、握りそうになりながら、二時間楽しい時間を過ごせるような作品になったと思います。とても僕は満足しています。そして、たくさんの方に観ていただいて、本当に感謝しています。 MC長澤さん、スオミは非常に難しいチャレンジングな役どころで、三谷監督は「挑戦状のような台本」だとおっしゃっていました。挑戦を終え、仕上がりを観て、ご自身はどのように受け止めていらっしゃいますか。 長澤さんまだ冷静に本作を観ていないので、映画館に観に行こうと思っています。私が、今できることはやれたと思っています。撮影が終わった後も、「スオミはもしかしたらこうだったかもしれない」「ああだったかもしれない」って、まだまだ可能性を見いだせるようなすごく楽しくて面白い役を演じられたなと思っています。MC三谷監督は「長澤さんの引き出しを全部引き出したい」というお気持ちだったとうかがいました。 三谷監督たくさんの引き出しを持っている方だから、まだあと八つぐらいは残っているんじゃんないですか? でも、僕が気づいた引き出しは全部開けました。でも、なんか奥にまだありそうな気もします。 MC長澤さん、クライマックスシーンの集中力・緊迫感はすごいものがあったとうかがっています。 長澤さんあのシーンの撮影日は、とにかく皆さんの足を引っ張らないように「頑張らなくちゃ」と、一人ですごく緊張していました。でも、本当に夫たちの目が優しくて、見守るように一緒にいてくださりました。私と薊ちゃんがいない間に、夫たちはとても結束力を固めて、良い時間を過ごしていたんだなと感じました。本当に温かい時間でした。自分のことに集中することができて、本当に感謝しています。ありがとうございました。 MC西島さん、クライマックスのシーンは四分半以上とうかがっています。あのシーンで、OKが出た瞬間に思わず声をおかけになったそうですね。 西島さんすごかったですね。目が離せなかったです。何だか綱渡りを全速力で駆け抜けているような感じでした。僕は、手に汗を握りましたよ。役だから握っちゃいけないんですが、心の奥では「うわっ。これどうなるの。いけるのかな。」って、目が離せなかったですね。引き込まれました。MC松坂さん、いかがでしたか。 松坂さんそうですね、見入っちゃいました。でも、本当は役としてそこにいなきゃいけないんです。でも、そのシーンは僕が知らないスオミを初めて目にする瞬間なので「こういう感じなんだ」「次こうなんだ!」と、次々と出てくる長澤さんの引き出しに、思わず僕も心の奥底で手に汗を握りましたね。 三谷監督僕も握っていました。(登壇者の皆さん:笑)でも、本作では長澤さんは一回もNGを出していないです。NGといえば、思い出すのは西島さんですね。(会場:笑) MCでは、西島さんは三谷監督とは意外にも初タッグということですが、いかがでしたか。 西島さんそうですね。本当は楽しんでいたらダメなんですが、監督の演出の時の言葉がおかしいんです。それがずっと現場に漂っていて、本番中も残っているんです。その現場の楽しさが、きっと本作に残っているんじゃないかと信じています。僕は自分がやったことは間違ってないと思っています(笑)。三谷監督間違っています。(登壇者の皆さん:大笑い) 西島さんそうですよね、間違っていますよね。本当に反省しています(笑)。 MC現場の空気がそうさせていたのかもしれませんね。 西島さん皆さんがあまりにも面白いので、とても大変な現場でした。 MC松坂さんも三谷組は初めてということですが、現場の空気や、三谷演出にはどんなことをお感じになりましたか。 松坂さん西島さんと同じで、僕も三谷さんの演出の言葉がずっと残っていました。それこそクライマックスシーンの、スオミが中国語以外の言葉をしゃべった時の小林さんのリアクションへの演出が頭に残っています。三谷さんは「自分が飼っている犬が日本語をしゃべった時のような驚き方をしてくれ」と小林さんに言っていました。それがすごく頭に残っていて、「じゃあ本番いきます。よーい」って言われて、「どんな顔をすんだろう。すっごく気になる。でも、スオミの方を見ていなきゃだし…」って、本当に気になっていました。皆さんは小林さんのリアクションをご覧になったんですもんね。いやぁ面白かったですね。 MC小林さんはその演出を聞いた時のお気持ちはいかがでしたか。 小林さんこのシーンに限らず、いろんなところで三谷監督が来て、こちょこちょっと耳元で言うんです。その回数が多すぎて、いちいち覚えていられなかったというのが正直なところです。あのシーンの時は、犬でしたかね? 僕は、犬を飼ったことがないので、想像力をフル回転させて、必死に演じていたはずです。だって、スオミが初めて日本語を話す姿を目撃したわけですからね。それまでは、中国語だったんですから。(登壇者の皆さん:笑)これは、(小林さんが演じた)宇賀神にとってはすごく大変な出来事だったんです。結婚生活においても、おそらく夢の中でも大量に降り注ぐスオミの中国語のシャワー…。これに対して、戸惑いながらも、心の中では幸せだった宇賀神でいたかったし、そう演じたつもりです。言葉の意味なんてどれほどのものだっていう感じで、スオミの中国語を極上の音楽だと思って聞いていましたね。ただ、スオミの口調や表情から発する、かすかなSOSのサインだけは逃すまいと思ってやっていました。それが、警察署での対面のシーンですね。あの時の表情は、未だに忘れません。あの顔だけで一年近い結婚生活を過ごしたと言っても良いくらいです。MC西島さんは、笑っていますが、小林さんの演技がツボという感じですね。 西島さんコバさん(小林さん)はこういう人なんですよ(笑)。僕のNGの80%はコバさんの演技で吹いたものですね。 三谷監督でも、本当に真面目な方だから、今も別にみんなを笑わせようとして言っているわけではないんです。真剣に話しているんですよ。 小林さんだって、ちょっとありえないですよね。 一年弱結婚していて、言葉が分からないんですよ…。 三谷監督大体言いたいことは分かりました。もう大丈夫です。 小林さん以上です(笑)。 MC西島さんの笑いが止まりませんね。では、続いて瀬戸さんにうかがいます。やっぱりセスナのシーンは想像のはるか上をいくアクションシーンでしたね。 瀬戸さんあの大アクションシーンのことですね。僕もあれは想像していなかったです。突然言われたんですよ。三谷監督あれは、現場でちょっと思いついたんです。一応設定はあったんですが、どんな風に落ちようかっていうのは決まっていなかったので、「そうだ!浮かび上がってこよう」っていうことになりました。 瀬戸さんまさかのレジャーシートですからね。ハットリくんみたいですよ。びっくりしました。あそこ、すごかったですよね(笑)? 西島さんトム・クルーズもあれはやっていない(笑)。 瀬戸さんそうですね、もう飛行機に追いついちゃっていますからね。良い感じに上昇気流に乗ったっていう前提ですよね、三谷さん。 三谷監督ちょっとあれはリアリティを超えてしまったんですね。 瀬戸さん楽しい撮影でした。 MC長回しが多い撮影なので、長い稽古をされたともうかがいました。一方で、現場では三谷監督が演出を変えてくることに応えるのは、役者としての面白さみたいなものもありましたか。 瀬戸さんそれはすごくあると思います。だから、「アクションがあります」と突然言われて、ワイヤーアクションをやらされて、ああいう形になりましたね。 三谷監督最初は、翼にしがみついている設定だったんですよ。でも、それだとなんか面白くないから、「一回落ちよう」となったんです。でも、「落ちたら何とかして上がってきてもらおう」っていう話にもなりました。(登壇者の皆さん:笑) 瀬戸さんすごく楽しかったです。 MC遠藤さんは、何と言ってもやっぱり長澤さんとの初共演ですよね。 遠藤さんはい。うれしいです。(登壇者の皆さん&会場:笑)まさみちゃんとは初共演なんです。僕は、雑談が苦手で、しゃべるのとか得意じゃないんです。それでも、話しかけてみたら、まさみちゃんに「絡みづらい」って言われました。でも、その正直なのが面白くて、逆に話しやすくなって、ガンガン話しかけていました。だから会っている時は、ずっとまさみちゃんと話をしていましたね。迷惑だったでしょ?長澤さんいやいやいや。うれしかったですよ。 遠藤さんありがとうございます(笑)。 MC長澤さんは遠藤さんを「憲一」と呼ぶようになったとうかがいました。 長澤さん「憲一」って呼んでって言われたんです。 遠藤さん僕から頼みました。「憲一」と呼ばれて、芝居では怒鳴られて、幸せでした。(登壇者の皆さん&会場:笑) MC長澤さんは遠藤さんとの共演はいかがでしたか。 長澤さん本当に楽しかったですね。お互いちょっと似たところがあって、 緊張しいとか、自信がないところとか、人見知りなところとかね。なので、私が一生懸命芝居をしている時に、三谷さんからいろんな注文がきて、それを(遠藤さんが)ずっと優しい…濡れた子犬みたいに目をウルウルさせて「分かるよ。一緒だよ。まさみちゃんもそうなんだ」って言ってくるんですよ。 遠藤さんそれ妄想じゃないの(笑)? 長澤さん言ったじゃないですか(笑)! 遠藤さんそんな感じだったね(笑)。 長澤さんそんな感じでした。だから、分かってくれるのがすごく安心感になりました。遠藤さんとはとても良い友情関係を築くことができました。 遠藤さん(長澤さんが)緊張しいで、人見知りには全然思えなかったので、本当びっくりしたんです。自分もそういうところがあるので、他人だとは思えなくなったっていうのはありましたね。 三谷監督二人とも本当に仲良しでしたね。だから、もう十年ぐらいの知り合いなのかと思っていましたもんね。初めて会ったんでしょ? 遠藤さん一応、真田丸(2016年放送のNHK大河ドラマ「真田丸」/主演:堺雅人)の打ち上げの時にちょっと会ったことはありますね。打ち上げの一次会でちょっと話しただけです。なので、ちゃんとした共演は生まれて初めてです。(登壇者の皆さん&会場:笑)MC彌十郎さんは映画作品への出演が、そんなに多くないとうかがいました。三谷作品へのご出演はいかがでしたか。 彌十郎さん楽しかったというのが第一ですね。撮影が終わってから、「大丈夫だっただろうか」「これで良かったんだろうか」と、後からじわじわとなってきていました。 MC三谷監督、彌十郎さんも、三谷作品には欠かせないお一人という印象もありますが。 三谷監督僕は、歌舞伎を観ていたので、彌十郎さんの面白さは当然分かっていました。でも、知らない方はまだまだ多かった。「こんなにすごい俳優さんがいるんだよ」と、世の中に伝えたいという思いが大きかったです。もともと彌十郎さんのお父さんだって、映画俳優さんでいらっしゃったんですよね。 彌十郎さんそうですね、結構長い間映画の仕事をしていました。 三谷監督だから、もう二世俳優になるんですよね。それにしては、かなり成長されていますけれども…。(登壇者の皆さん&会場:笑) 僕は、彌十郎さん今後の日本映画界を背負って立つ人材なんじゃないかなと思っております。 MC映像作品のお仕事はどうでしょうか。 彌十郎さん三谷監督は、いつもやっている舞台に近い感じで演出をつけてくれるので、僕としてはすごくやりやすかったですよ。そして、キャストの方も、スタッフの方も本当にいたわってくれました。なので、やりやすかったですね。 MC冒頭では、「嫌なやつなので嫌われちゃったんじゃないか」とおっしゃっていましたが、彌十郎さんは嫌われないという感じもしますよね。 三谷監督ちょっと腹立たしいぐらい、憎めないところがあります。何をやってもかわいげがあるんですよ。もしかしたら、皆さんは見逃しているかもしれないですが、最後のダンスシーンで、ちょっとだけ振りを失敗されているんですよ。 彌十郎さん悔しいんですよ。何であれを使ったんですか(笑)。 三谷監督うまくいった回もあったんですが、失敗した感じがチャーミングでかわいいんですよ。だから使いました。 彌十郎さん完成した本作を観たら、「何で?」って感じでした。ちょっと悔しかったです。 三谷監督皆さん、ぜひもう一回観て確認してください。 MC戸塚さんは三谷組に出ることが目標だったそうですね。 戸塚さんあ…はい。 MC違うんですか?(登壇者の皆さん&会場:笑) 戸塚さん(登壇者の皆さんに向かって)目標でした! 三谷作品に出たくて、役者をやってきました。(登壇者の皆さん:笑) なので、これからの目標がなくなってしまいました。三谷さんもそうですし、こんな素晴らしい先輩方に囲まれて、僕にとっては本当にご褒美みたいな時間でした。「役者を続けてきて良かったなぁ」って本当に思いました。ちょっと一つ思い出したことがあります。長澤さんと共演するのは久しぶりなんですが、この作品でご挨拶した時に、スタッフさんに間違えられました。(長澤さんに向かって)覚えていますか?長澤さんミュージカルシーンの稽古で、私は一人で稽古をしていたんです。私の稽古の後に、小林さんと戸塚さんの稽古でした。久しぶりに小林さんに会って「まさみちゃん」って声をかけられて、話をしていました。そのまま小林さんとの会話に夢中になっていたら、(戸塚さんの前を)通り過ぎようとしていました(笑)。 戸塚さん(長澤さんの真似をして)「あ、おはようございます」みたいな感じでしたよ。「あれあれあれ?」と思っていたら、「小林さんのマネージャーさんかと思った」って言われました。(登壇者の皆さん&会場:笑) でも、この最初のこのやり取りで、乙骨の人生がちょっと決まった気がして、何だかぐっときました!(登壇者の皆さん:笑) MC西島さん、ミュージカルシーンの決めポーズは、男性陣は各々が決めるような感じだったそうですね。 西島さんいや、そんなことないですよ。人によりますね。 MC小林さんは? 小林さん僕は、初めてのダンス稽古の日に遅刻したので、その振り付けは終わっていました。だから、「ここは自分で考えるのか」と思っていました。あれって、決まっていたんですね? ナレーションが入っているところで、一人ずつポーズを決めていくんですが、僕の場合は、いい人か悪い人か分からないようなナレーションだったので、カッコ良いポーズにしようと思いました。だから、宝塚の二枚目のような(手を拳銃のような形にする)ポーズから、拳銃の煙をフッと消すポーズに落ち着きました。三谷監督あれは宝塚だったんですか?(登壇者の皆さん&会場:笑) 小林さん手の形が拳銃にも見えるし、僕は刑事役なので煙を消すようなポーズにしました。 西島さんそういうことだったんですね。マイケル・ジャクソンの(ムーンウォークの)ポーズをやっていた時もありましたよね。 小林さんでも、それだとよく分からないかなと思って、あれに落ち着きました。 MC宮澤さんは、そのミュージカルシーンでは、リードする立場でもあったとうかがいました。本作では長澤さんとの共演が軸だったと思いますが、いかがでしたか。 宮澤さん三谷監督の演出を受けた人たちは、同志というか、試練を乗り越えた方々だと思っています。その中でも、今回いただいた脚本は、自分が演じる薊は、常にスオミと一緒にいるんです。二人の関係性が何なのかは明確に書かれていないし、何者なのかについても謎が多くて、すごく悩みました。これをどう演じることが良いのかがすごく分かりませんでした。現場に来てみたら、長澤さんも同じように悩んでいたので、いろいろ相談もしました。プライベートでは「まさみちゃん」って呼んでいるんですが、こういう場では「長澤さん」って呼びたくなるような、凛とした軸がしっかりあって、まっすぐ立っている姿が印象的でした。「こうだよね、ああだよね」って悩んでいても、最終的にカメラの前に立つと、決めてくれました。「このスオミがあっての薊だな」っていう、私の指針でいてくれたので、付いていくだけでした。ありがとうございました。MCスオミと共に薊も変化する作品だと思いますが、長澤さんも宮澤さんと一緒に作り上げる部分がありましたか。 長澤さん本当に二人で毎回違う関係性を演じなくてはいけなかったので、 悩みは一緒だったと思います。でも、そういったところも含めて、親友の役なのかなって思いました。 MC三谷監督、この二人の女性の輝きはいかがでしたか。 三谷監督長澤さんは、以前舞台を一緒にやりましたが、映画は本作が初でした。宮澤さんは、僕の映画作品では、今回が二回目になります。(「記憶にございません!」(2019年公開)/主演:中井貴一)これからも「出オチ女優」として、僕の作品には欠かせない人になるのかなと思います。(登壇者の皆さん&会場:笑) 宮澤さんひどいですよね。何だか私の扱いが雑なんですよね。 三谷監督何か面白いですよね。 宮澤さん今回も、台本を読んで「こういうことなんだな」って思っても、三谷さんの演出は愛だと思って、一回は嫌だなって思いながらも、咀嚼して演じました。 MCやはり、宮澤さんは三谷監督の演出意図をパッと理解できる女優さんという感じですか。 三谷監督そうですね。嫌そうな顔は一回されますが、ちゃんとやってくれます。どんどん進めていけるので、とても感謝しています。 MC「出オチ女優」って、ちょっと強めの言葉だなと思ったので、フォローするチャンスをと思って、もう一度聞いたんですが…。(登壇者の皆さん:笑) 三谷監督そういう意図があったんですね(笑)。「最高の出オチ女優」です!(登壇者の皆さん&会場:笑) MC三谷監督、本作の宣伝コピーでは、「最高傑作」という言葉が使われていますが、三谷監督にとっては、本作の位置付けはいかがでしょうか。 三谷監督それは、僕が言っているんじゃないんですよ。僕が新作を作るといつも「最高傑作」って宣伝部の方が付けてくれます。でも、「本作は最低でした」っていうのもひどい話ですしね。(登壇者の皆さん&会場:笑) やっぱり最高のつもりで作品は作っています。特に、僕は、演劇出身の人間なので、「一度演劇のような映画を作ってみたい」とずっと思っていたんです。舞台は大体一カ月稽古をして、一カ月間本番公演をやりますよね。公演の終わりぐらいには、俳優さんと役が同化して本当にすごい境地まで行くんですよ。そういうお芝居を、映画でも観てみたいと思ったんです。映画
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「七人の秘書 THE MOVIE」初日舞台挨拶「七人の秘書 THE 」初日舞台挨拶「七人の秘書 THE 」公式サイト「ドクターX」シリーズの中園ミホの脚本で、表の顔は秘書、裏の顔は敏腕エージェントという“陰の軍団”の活躍を描き、人気を集めた連続ドラマ「七人の秘書」が「七人の秘書 THE 」としてついに映画化! 10月7日に公開を迎え、東京・六本木のTOHOシネマズ 六本木ヒルズにて舞台挨拶が行われました。木村文乃さん、広瀬アリスさん、菜々緒さん、シム・ウンギョンさん、室井滋さん、江口洋介さん、田村直己監督に加え、大島優子さんがリモートでサプライズ出演! 会場は大きな盛り上がりを見せました。こちらの舞台挨拶の模様をレポートします。初日舞台挨拶望月千代役木村文乃さん照井七菜役広瀬アリスさん長谷不二子役菜々緒さんパク・サラン役シム・ウンギョンさん鰐淵五月役室井滋さん萬敬太郎役江口洋介さん田村直己監督木村さんやっと公開です。皆さん、この悪天候の中、本当にありがとうございます。曇り空が気にならないくらい、スカッと気持ちよく帰っていただけると思うので、楽しい時間を一緒に過ごせたらと思っています。 広瀬さんお足元の悪い中、お越しいただきありがとうございます。ぜひ楽しんでいってください。 菜々緒さん皆さん、いかがでしたか? (会場からの拍手に)嬉しい! ありがとうございます。今日は短い時間ですが楽しんでいってください。 シムさん今日は初日ということで私の決めゼリフを言いながら始めます。「懲らしめてやりましょう!」 室井さん皆さん、ご覧になったんですよね? スカッとなさいましたか? (会場からの拍手に)イェーイ! 良かったらこのまま残って次の回もご覧ください! 江口さん今日は寒い中、本当にありがとうございます。ぜひちょっと(次回)半額券でもあげたいくらいなんですが、そういうわけにもいかないということなので…。短い時間ですがよろしくお願いします。 田村監督どうも、本作を観ていただいて感無量です! ありがとうございます。嬉しいです。 MC木村さん、ついに公開となりましたが、反響はいかがですか? 木村さんもう今、いただいた反響で胸がいっぱいですね。手応えがかなりあります! 皆さんのテンションは上がっているんじゃないかと思います。私たち、さんざん番宣で「スカッとする」「スカッとする」と言ってきたので、会場の皆さんにはスカッとしてもらっているんじゃないかと、嬉しく思っています。MC先ほどまでドラマの再放送もしており、最終回まで無事放送されました。ドラマを振り返って、今だから言えること、楽しかったことや大変だったことを教えてください。 田村監督皆さんはドラマ・映画を観られて、今日来ていない大島さんを含めてこんな個性的な七人なので、さぞ現場は大変だろうと思うかもしれません。でも、みんなプロフェッショナルなので、こんなに楽しくすんなりいける現場はなかったです。素敵な秘書たちなので、これからもまだまだ続けたいですよね? よろしくお願いします! 室井さんあの当時、皆さんからすごく言われたのが「ラーメンが本当においしいのか?」「あのラーメンはどこに行ったら食べられるのか?」でした。今だから言えるんですが、店内はセットで店の外はロケなんですね。中には外観を探して「あの店だ!」と見つけた友人がいるんですよ。「でもちょっとラーメンの雰囲気がテレビで見るのと違っていた」と言われました。それくらいコアなファンもいて、たくさんの方からお声をかけていただいて、撮影中から嬉しかったです。 MCあのラーメンは本当においしいんですか? 木村さんまだ食べたことないんですか? ぜひローソンのコラボ商品(劇中で登場する「ラーメン萬(ばん)」のラーメンをイメージした「中華そば 麺や食堂」監修商品などを全国のローソンストア100にて発売中)に行ってください! 菜々緒さんそうだ! ローソンで買われた方います? 木村さんどうでした? おいしかった? ぜひローソンへ(笑)! 江口さん僕もローソンに行って買ってみて、作ってみたいですね。 MC作っているのであんまり食べていないですか? 江口さんもちろん食べています。でも、毎日ラーメン食べるシーンをやるのは結構きついんですよ、本当はね。でも皆さんが「おいしい、おいしい」と言ってくださって…。本当に作っていますからね。今日は無償で奉仕したいくらいです(笑)。本当に申し訳ないです。MC撮影のたびに食べても飽きないくらい? 江口さん飽きないくらい! MC江口さんも食べていたんですか? 江口さんいや、まあ僕はだいたい味は分かっていますから、その日の感覚でやっていますけれど(笑)。裏でプロの人たちもスタンバイしていますし、一番おいしそうに見える感じで出すんですよね。(シムさんに)おいしいですよね? シムさんもちろんです。おいしいです! MCシムさんはドラマを振り返っていかがですか? シムさんやっぱり、用意した答えが「ラーメン」でして…(笑)。毎日のようにラーメンを食べられることが何より嬉しかったし、本当においしかったです。あとは、笑いを我慢するのがつらいくらい楽しかったので、皆さん本当に…。 広瀬さん私と目が合った瞬間に笑うじゃん、シムちゃん(笑)。シムちゃんは私に「今まで出会ってきた日本人で一番面白い」って言うので、それが嬉しくて。 シムさんダントツです、はい。目が合った瞬間から何も言っていないのに笑っちゃう感じです。 木村さんその辺にしといてもらって良いですか(笑)? 何だかイチャイチャして、ラブラブしているみたい(笑)。 シムさんそんなことないです(笑)。本当にそんな良い雰囲気で撮影できました。 MC菜々緒さんはいかがですか? 菜々緒さん裏話…、何ですかね? 告知の時に、だいたいしゃべっていますよね。もう裏の裏もない気がする。出し尽くしている気がしますが、何かあるかな?木村さん最初のほう、まだチーム感が構築されていく段階でラーメン「萬」での撮影があって、初めての長いシーンで、みんなでポンポン会話をしていくシーンがあったんです。あまりにスムーズだったので木村監督が「これで良いんじゃない?終わり!」って(笑)。 広瀬さん1カットでした。 田村監督皆さん、相性が良くて、ビシッとつながっちゃうので無駄なものはありません。中園先生のあて書きじゃないですが、皆さんを役柄に近い感じで書いていて、スムーズに溶け込んでくれていたので、僕は初めて会った気がしませんでしたね。 菜々緒さん今、思い出したんですが、中園さんが役名の文字数、画数をちゃんと姓名診断で調べて、良い画数で、全員の名前を決めたと聞いた気がします。それはちょっとした裏話かもしれません。 MC広瀬さんはいかがですか? 広瀬さん私も結局、ラーメンだなって…。一クールで三キロ太りました(苦笑)。今回、SPドラマと映画を同時に撮っていて、SPドラマを撮っている間に映画の撮影を挟んでいたりするんですよね。SPドラマでは痩せているのに映画で急に太って…SPドラマの途中もちょっと太って…。ラーメン食べちゃうんですよね。菜々緒さん出されたら食べちゃうよね? 広瀬さんカットによってラーメンの量が違って(笑)。増えたり減ったりしました。 菜々緒さんあと、アリスはやたらお酢を使って、セットにあるお酢の入った瓶が1カットで全部なくなっていました…。丸々、お酢を使う人! 広瀬さん味変みたいな人です(笑)。 MCよく見ると、シーンごとにラーメンがいろいろ違っていたりするかもしれませんね。 広瀬さんスープが薄くなっていたり(笑)。 木村さん私は休憩時間にも作ってもらっていました。 MCラーメンが足りなくなってスタッフが困ったという話も…。 木村さんトッピングまでお願いをしていました。 MC本作はタイトルにもありますが、七人の秘書が集まってこそということで、本日はあの秘書にもご参加いただきます! スクリーンにご注目ください!風間三和役大島優子さん■スクリーンに大島さんが映し出される。大島さんみんないる! みんなすごくキレイ! 木村さんお元気? 大島さん元気ですよ。本来であればみんなと一緒に登壇できたら良かったんですが、こういう形で今日は参加します。初日の封切を一緒に迎えられて、とても嬉しく思っています! MC大島さん、皆さんの顔を久しぶりにご覧になっていかがですか? 大島さんすごく嬉しい! 江口さん、カッコ良いー! 江口さん久しぶり、元気そうで。 大島さん元気ですよ。 室井さん髪型変わったね。 大島さんバッサリ切りました! 菜々緒さん現場にいる時みたいな会話をしています。変わらない感じです。 木村さん今日は優子ちゃんがいないから会話がとっ散らかっちゃって大変ですよ。 江口さんムードメーカーだからね。 大島さんそうでした? そんな感じしなかったけれど(笑)。 菜々緒さん嬉しい、時代に感謝ですね! MC皆さんの個人的オススメシーン、よく観ないと分からない注目シーンを教えてください。 田村監督映画化にあたって、北海道育ちなので雪のシーンをどうしてもやりたいと中園さんに頼み込んで、やりました。マイナス10度くらいの寒い中でしたが、雪のシーンを堪能していただけたら嬉しいです。どうでしたか? (会場の皆さんの反応から)それだけで幸せです! 江口さんやはりラーメンが食べたくなる雪のシーンですね。本当に寒かったんです。マイナス十何度でやっていまして、大変でした。映画の大スクリーンでの雪景色は良かったんじゃないかと思います。あとは千代さんのいろんな…ラブ、ラブ、ラブ、ラブ路線! 萬としてはやきもちを焼くところもあるんですが、その辺も今までになかったところなので、見どころじゃないかと思います。 室井さん今日、かなり派手なアクションをご覧になったと思いますが、私、五月も実はこっそりアクションをやっていました。私がアクションをやっていたのが、お分かりになった方いらっしゃいますか? (会場の反応をみて)コアなファンですね。細々とアクションをやっていましたが、私がアクションの際に手に持っていたのは何でしょう? そうです!ハエたたきです。ありがとうございます! 大島さんやっぱりアクションだと思うんですが、ドレスで戦っているところで、私はバック宙をやって…ね? 監督?田村監督お上手でビックリしました! 大島さんあれは私かどうか…見ていただければ…。 田村監督それは何回か観ないと分からないと思います。 大島さんダイナミックなアクションが見どころです。何回も観ていただきたいです! シムさんやっぱりアクションは全て名場面だと思いますが、私は台本の段階から後半の室井さんと五郎丸ちゃんのやりとりが感動的でした。子どもに怒ったり、「声を出して泣いて良いよ」って、愛情たっぷりな感じがしました。室井さんありがとう。五郎丸くん、すごく面白い子でした。「(叩くのは)一発で行くから我慢してね」って言ったら「もちろんです!任せてください」って言うの。なかなかしっかりした子で、本番だけポンっと叩いたら、クラ―ッとなっていました。誰にもぶたれたことがなかったみたいで、あとでお母さんから「良い経験ができました」と言われました。その後、文通したり、申し訳なかったので私の絵本をじゃんじゃん送っています! 菜々緒さんやっぱり私はアクションを頑張ったので…どうでしたか? (会場の拍手に)ありがとうございます。あとは、みんなが寒い中、私と優子ちゃんがはしゃいで雪遊びをしたんです。本気で遊んでいたので、みんな凍えているのに私は汗ばんでいたかもしれない。ね、優子ちゃん? 大島さんめっちゃ楽しかった! 菜々緒さんでも、優子ちゃんは真面目だから、その後反省していたよね? 大島さんみんな一生懸命働いているのに、遊びすぎて悪いことをしたかなって…。 菜々緒さんすごく反省していて、えらいなって思いました。私は反省していなかったので。 田村監督雪でかまくら作っていましたよね? 菜々緒さん雪でおっぱいを作ったり(笑)。 大島さん女体とかね(笑)。 菜々緒さんいっぱいしたよね? そりのすべり台を作って遊んだり。 大島さんメイキングになると良いね! 菜々緒さんそうだね。メイキングで入っていると良いね。 MC札幌の「雪まつり」に張り合えるくらい…。 菜々緒さん張り合えるくらいの芸術、アート作品を作っていました! 広瀬さんその女体を作っている時、私は(設定で)松葉づえをついていて、ダウンは着ているけれど下は春服のシャツ一枚のペラペラなので、マイナス15度の中で凍えていて…。(菜々緒さんと大島さんを見て)「元気だな…」って思った記憶(笑)。私の生地の薄さを観ていただきたいなと思います。 MC雪遊びに参加しようという気持ちは…。 広瀬さんもうそれどころじゃなかったです。寒さから命を守ることに必死でした。室内に入ると「温かいな」と、気温を見たらマイナスで…(苦笑)。感覚がおかしくなっていて、吉瀬さんとお金のやりとりする室内もマイナス2度でした。 田村監督建物が、暖房を使えないところだったんですよ。いやぁ、緊迫感のある良いシーンが撮れました! 木村さん今回、作品の中に三種類のラーメンが出てくるんです。いつも食べている萬さんのラーメンと 信州味噌ラーメン。もう一個が、私と玉木(宏)さんが作る謎の香辛料が入ったラーメン。あのシーン、すごくキレイですよね。まるで映画「ゴースト」のような…。カメラが引いたら、雪が降っていて、窓越し二人がくすくす笑い合っているという。本当においしくなかったんですよ! やっぱりラーメンはプロが作らなきゃダメ! あれはスタッフの方が、実際に使っている調味料を麺に練り込んでみたんだけれど、ぼっそぼそで麺が吸えないし…! あそこは「本当においしくないね」って観ていただけたら(苦笑)。 MC良いものができたっていう感じかと思ったら… 木村さんあれはローソンでは販売できないです。 菜々緒さんとんでもないですよね。 木村さん賠償問題です。 MC萬さんのラーメンとは比べものには…。 木村さん愛情があってこそのラーメンなので、萬で食べるのが一番おいしいです。 MC続いての質問ですが、秘書がついてくれるなら七人から誰を選びますか? 江口さんこれはもう何度もいろんな場面で聞かれているので、今日の気分で言ったら…やはり人生経験豊富な室井さんが良いです。 室井さん良いですよ、秘書になりましょう! 江口さん話が面白いですからね、常に。 室井さんいつでも良いですよ。明日、お迎えに上がります。 江口さんまた室井さんが描いている絵本もかわいいんですよ。いろいろ、人生を教えていただいています。 室井さん明日、お迎えに上がります。 MC室井さんはいかがですか? 室井さん私は菜々緒ちゃんでお願いします。美容関係にすごく詳しいので、私のようなおばさんにも、さりげなく高濃度水素シャンプーをプレゼントしてくれて、それでシャンプーしたらボウボウに…!菜々緒さんボウボウは言い過ぎ(笑)! 室井さんこれウィッグじゃないんですよ! そういうのをさりげなく「これどうぞ」って嫌味なく。待っていますよ、次も。 菜々緒さんかしこまりました。良いものをチョイスします! 大島さん私は室井さんです。室井さん、何でも持っていて。とっさにいろいろと出しくれて、特においしいのは干し芋ですかね。室井さんの干し芋、すごくおいしくて! 室井さんそのシーズンになりました。皆さんに干し芋送りますよ! 私ね、お弁当の中で「一つだけ残して良い」と言われたら、芋を残していたんですよ。私は「太るかな」と思っていたら見てください、このお姉さん方のスタイルの良さ! あまりに驚いて、干し芋の差し入れをしたら、奪い合いですよ。そして皆さん、自分の干し芋を持っているんですよ。すごいんですよ。「室井さん、私、今日三袋持って行って良い?」って…。「芋は太らない」とみんなに説得されてそれから芋を持っています! MCそんなにおいしかったんですか? 広瀬さんすごくおいしかったです 大ヒットでしたよね? 木村さん一袋ペロリでしたね。 広瀬さん連ドラでは大量のミカンとかくれて…センス最高! 室井さんお持ちします! 広瀬さん明日は忙しいですか? 室井さん明日はちょっと…。 MCシムさんはいかがですか? シムさんすごく悩みましたけれど、大島さんですかね? 大島さんやった! 嬉しい。 シムさん大島さんは本当に現場で周りを見守ってくださり、雰囲気を明るくしてくださって、いつもその姿を見習いたいなと思っていました。秘書になってくださったら、賢明にいろんなこと解決できるんじゃないかと思います。 大島さん嬉しいですね。シムちゃんの秘書になったら何でもやりますよ。ちょっと暗い顔していたら「大丈夫ですか?」「セリフ覚えでも何でもやりますよ!」「水とか?」って声をかけますよ。 シムさんありがとうございます。本当にすごく会いたくて、昨日もSNSで写真をアップしていたので、コメントに書き込みをしました。「三和さんー!すごく会いたいですよ❤️❤️-サランより-」と。(今日、対面できて)すごく嬉しいです。 大島さんありがとう! MC菜々緒さんは? 菜々緒さん私、取材でもずっと聞かれていて、ずっと「江口さん」と言っている気がします。 江口さんずっとね。今日の気分は? 菜々緒さん今日も! 江口さん一筋で(笑)。 江口さん彼女はいつも、健康器具をプレゼントしてくれたり、またそれが良いんですよ! 本当に気を遣ってくれてね。 MC菜々緒さんは江口さんを選んだ理由は? 菜々緒さん結構ね、このみんな、意外とおっちょこちょいなんですよ。分かりますよね? 結構抜けているんですよ。 広瀬さん全然違います。私なんて、役と一番かけ離れていますよ! 菜々緒さん一番近いじゃないですか(笑)。江口さんが、秘書チームが「ラーメン萬」でにぎやかにやっているのを温かい目で見守ってくださっていて、あとは江口さんが横にいたら「ちゃんとしなきゃ!」と思うじゃないですか。だから、江口さんをずっと指名させてもらっています。 江口さんありがとうございます。 MC広瀬さんは? 広瀬さんシムちゃんですね。自分のことはだいたい自分でできるので…。でも近くにいてほしいんですよ。 シムさんえ? 広瀬さん「え?」って言った(笑)? 近くにはいてほしいけれど、何もしてくれなくて良いの。本読んでいたりしていてほしい。同い年ってこともあるし。 シムさんそれだけで十分ですか…? 広瀬さんうん。 菜々緒さん寂しそうだよ? 広瀬さんでも、シムちゃんって意外と仕掛けてくるから、それが面白くて。でも、私のほうから「シムちゃーん!」って行くと「あ、どうも…」って…。 菜々緒さん分かる! そのバランスね、傍から見ていると面白いよ。 シムさんそんな感じでもないと思いますが…。 木村さんシムさんに何かおねだりしてみたら? 広瀬さん「お水持ってきて」って。 シムさんえ? 今ですか? 広瀬さんいやいや…。 シムさん(スタッフに)「お水ほしい」って…。 広瀬さん違う(苦笑)! MC木村さんはいかがですか? 木村さん私は監督! 今回、一貫してドラマから映画まで、監督が私たちに求めたことは「群れないで」ということでした。それぞれが一匹狼の集まりで、私たちが持ってきたものを「良いね!」「やっちゃおう!」と、どんどんほめて伸ばしてくださいました。おかげでドラマの一年後に映画まで来たのかと思うと、「これが令和の教育か」と思いました。今後もほめて伸ばしてほしいです! 田村監督お水、お持ちしましょうか(笑) ? ありがとうございます! MC最後に代表して木村さんからご挨拶をお願いします。 木村さんここまで七人分の宣伝活動があったので、きっと追いかけるのは大変だったと思います。ここにいらっしゃる方々、それぞれ一番のファンの方が集まっているので、連日連夜、情報が錯綜して大変だったと思います。そうやって応援してくださった皆さんのおかげで、無事に初日を迎えることできました。あとは皆さん、気楽に本作の背中を押してくだされば大丈夫ですので、「私たち、やり切った!」という晴れ晴れした気持ちで帰っていただければと思います。今日までありがとうございました。そして、これからも「七人の秘書」をよろしくお願いいたします!
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劇場版「TOKYO MER~走る緊急救命室~」完成披露試写会劇場版『TOKYO MER~走る緊急救命室~』公式サイト2021年7月期にTBS日曜劇場枠で放送されたドラマ「TOKYO MER~走る緊急救命室~」。オペ室を搭載した大型車両(ERカー)で事故や災害の現場に駆け付け、自らの危険を顧みず患者のために戦う医療チーム“TOKYO MER”の活躍を描き、多くの感動を呼びました。このほど、満を持して劇場版が登場! 4月11日には東京国際フォーラムで完成披露試写会が行われ、鈴木亮平さん、賀来賢人さん、中条あやみさん、要潤さん、佐野勇斗さん、ジェシーさん(SixTONES)、フォンチーさん、菜々緒さん、仲里依紗さん、石田ゆり子さん、松木彩監督が出席しました。上映前には、登壇者の皆さんが“MER”のシンボルカラーに染まったネイビーブルーのランウェイを晴れやかな笑顔で闊歩。そして上映後には、サプライズで再びメンバー全員で会場に姿を現し、観客を興奮の渦に巻き込んだこの日の模様を、詳しくレポートします!完成披露試写会喜多見幸太役鈴木亮平さん音羽尚役賀来賢人さん弦巻比奈役中条あやみさん千住幹生役要潤さん徳丸元一役佐野勇斗さん潮見知広役ジェシーさん(SixTONES)ホアン・ラン・ミン役フォンチーさん蔵前夏梅役菜々緒さん高輪千晶役仲里依紗さん赤塚梓役石田ゆり子さん松木彩監督【上映前舞台挨拶】■客席側の扉から、登壇者の皆さんが登場。“MER”のシンボルカラーに染まったネイビーブルーのランウェイを晴れやかな笑顔で歩き、大歓声を浴びました。また登壇者陣が舞台上に揃うと、本編さながらに炎が上がる演出も! ド派手な登場に、会場は大きな拍手に包まれました。鈴木さん今日はこんなにたくさんの方にお集まりいただいて、僕たちは本当に幸せ者です。ここにいる「TOKYO MER~走る緊急救命室~」を愛してくださった皆さんのおかげで、二年越しに劇場版として帰ってくることができました。ぜひ映画館で観ていただきたい! おそらく日本初の体験型医療ムービーができたんじゃないかと思っています。すごい迫力です。 MC登場された時は、大歓声でしたね。 鈴木さんグッときました。ドラマの撮影の時から本当に大変でしたが、こうしてファンの皆さんの前に「TOKYO MER~走る緊急救命室~」のメンバーで立てました。冬木先生役の小手(伸也)さんだけはいませんが…(苦笑)。「なぜこういう時にあの人はいないんだろう」と思いながらも(会場:笑)、この場にみんなで立てていることが本当に嬉しくて、感動しています。 賀来さんこの「TOKYO MER~走る緊急救命室~」という作品は、 僕としてもすごく濃い経験ができた作品になりました。そういった作品が劇場版となって、こうして多くの方に観ていただける最初の機会ということで、最後まで楽しんでいただきたいと思います。 MC「TOKYO MER~走る緊急救命室~」ファンの前に立つのは、初めてのことかもしれません。 賀来さんそうですね。ドラマの時から、すごくたくさん(反響の)声をいただいてたんですが、生の声というか、生の会話ができるのは、今日が初めてです。今日は8時間ぐらい喋りたいと思います(会場:笑)。 MC大変恐縮ですが、今日の舞台挨拶は40分となります(笑)。 賀来さんはい!(会場:笑) 中条さん皆さん、今日は来ていただいてありがとうございます。最初はTOKYO MERに入ることを拒んでいた比奈先生とは違い、この作品では喜多見チーフの右腕として、セカンドドクターをやることになりました。そんな比奈先生の成長や強い意志、決意というものも観ていただけたらと思います。二回、三回、四回と観ても面白いと思える作品になっていると思うので、皆さん最後まで楽しんでください。 MC先ほど、たくさんの拍手に迎えられていかがでしたか。 中条さん緊張しています(苦笑)。すごいですね。これだけの方が「TOKYO MER~走る緊急救命室~」を愛してくださっているということは、本当に嬉しいですね。 菜々緒さんこうして「TOKYO MER~走る緊急救命室~」ファンの皆さんとお会いできることを、すごく楽しみにしておりました。スーパーナース、蔵前夏梅を皆さんに愛していただいて、たくさんの方からメッセージをいただき、直接会って「『TOKYO MER~走る緊急救命室~』大好きでした。続編を楽しみにしています」というお声をたくさんいただきました。なので、こうして皆さんに劇場版をお届けできることを、大変嬉しく思っています。 佐野さん皆さん、こんばんは。(なぜか良い声で) 鈴木さんなんでちょっと良い声で言ったの? 佐野さん良い声のキャラクターを作っておこうかと思って…(笑)。ドラマから始まり、ドラマを観てくださっていた皆さんなら「TOKYO MER~走る緊急救命室~」のすごさは分かっていると思うんですが、 劇場版はとにかくとんでもない迫力なので、面白いことは私が保証します。すみません、おこがましいですね。ぜひ皆さん、最後まで楽しんでいってください。失礼します!(会場:笑) 鈴木さん「失礼します」って(笑)。 賀来さんどうした、佐野(笑)! 佐野さん今日不調です…本当にごめんなさい。(周囲から「泣いている?」と声が上がる)ギリギリ泣いていないです。緊張しています! フォンチーさんドラマ、スペシャルドラマを経て、そして本作と、皆さんの応援と支えがなければ、ここまで来ることはできなかったと思います。「TOKYO MER~走る緊急救命室~」を愛してくださった皆さん、本当にありがとうございます。この作品は、世界中の医療従事者の皆さんに向けた応援となっている作品です。この作品を観て、 少しでも皆さんの心の中に何かが残ったら良いなと思っております。今日は皆さん、本作を楽しんでいってください。二時間弱ぐらいなんですが、正直一回では観足りないと思います。ですので、映画館にも足を運んでいただけたら嬉しいです。 ジェシーさんジェシー役をやらせていただきました、潮見知広です。(自身にツッコむように)うん、逆だね!(会場:笑) 鈴木さんヨッ! 菜々緒さん今日も調子良いよ! 絶好調! 鈴木さん今の、もう一回聞きたい。 ジェシーさんもう一回聞きたい!? ジェシー役をやらせていただきました、潮見知広です。(自身にツッコむように)うん、逆だね!(登壇者の皆さん&会場:笑) 鈴木さんありがとう。 菜々緒さん絶好調。 ジェシーさん僕は途中から参加したんですが、ドラマをずっと観てきて「このチームに僕が入るんだ」という不安な気持ちがありました。でも、撮影が終わった後には僕も強くなりました。そして作品を観終わってボロボロ泣きました。この作品を観て感動しない人はいないと思います。本当に心がきれいになるというか、「命って何だろう」「仲間って何だろう」「何で今生きているんだろう」「一人で生きていくことは難しいな、支えは必要だな」という風に(映画を)観ていただけたら嬉しく思います。短い時間ではありますが、楽しんでいきましょう。 要さん皆さん、こんばんは。お越しいただきありがとうございます。オレンジのヒーロー、即応対処部隊隊⻑、千住幹生を演じました要潤こと、小手伸也です。(登壇者の皆さん&会場:笑) 鈴木さん情報がちょっと多い(笑)。 賀来さんもはや誰なのか分からない(笑)。 菜々緒さんぐちゃぐちゃ(笑)。 要さん僕ももちろん一足先に本作を観たんですが、今皆さんマスクを着けていらっしゃると思いますが、マスクがびしょびしょになります。おそらく替えのマスクが必要なぐらい、涙が出てくると思います。僕は実際そうでした。本当に素晴らしい作品が出来上がったと思います。今日は残念ながら来ていない、部隊の隊員たちがいますので、その辺にもぜひ注目してご覧ください。 仲さん本当にやっと、息子に観せられる作品に出られました。(会場:笑) それが本当嬉しいです。いつもはちょっと危ない役だったり、ちょっとハレンチな役だったり、家族で観られるような作品が少なかったんですが、今回は家族で観られる作品ができたので、製作の皆さんにも感謝しています。ありがとうございます。本当にこの作品は家族や恋人、みんなで観られる作品なので、ぜひ皆さんもいろいろな方を誘って観に来てください。 MC息子さんも本作の公開を楽しみに待っていらっしゃるのですか? 仲さんそうなんですよ。本当にやっとなんです。いつもは(出演作も)観られないように、録画も消していましたから。やっと「ママはYouTuberだよ」ではなく、「女優だよ」とアピールできる作品に出られたので、本当に皆さん、偉い方、ありがとうございます!(登壇者の皆さん&会場:笑) 石田さん都知事の赤塚役の石田ゆり子です。 鈴木さん&賀来さん(ボケを期待して)からの? 石田さん(ボケようとして)赤塚梓役の石田ゆり子です? あれ違う、違う…。(ジェシーさんのボケを引き継ぐように)石田ゆり子役の赤塚梓です。 石田さん&ジェシーさん逆だね!(会場:笑&拍手) 鈴木さん&賀来さん&ジェシーさん(石田さんに)ありがとうございます! 石田さん今皆さんのスピーチ聞いていたらちょっと胸がいっぱいで、自分が何を言うべきか、分からなくなりつつあります…。「TOKYO MER~走る緊急救命室~」は私が演じる赤塚都知事直轄のチームなんですよね。こんな私ですが、そんな大きな役をいただいて、自分自身が(「TOKYO MER~走る緊急救命室~」を)作ったわけではないのに、すごく誇り高い気持ちで、このドラマ、映画に参加していました。ただ撮影では全く(メンバーの皆さんに)会えないんですよ。今日こうして皆さんに会えたので、一緒に記念写真を撮りたいぐらい嬉しい気持ちです。「TOKYO MER~走る緊急救命室~」は日本全国の皆さんが応援してくれている、すごい作品だと思います。参加できて嬉しいです。楽しんでいってください。 松木監督本日は皆さん、本当にありがとうございます。「TOKYO MER~走る緊急救命室~」という作品は、テレビドラマの放映時から応援してくださる皆さんに導いていただいて、ここまで来られた作品だと心から思っております。今日こうして完成した作品をお披露目できるということを、感無量と言いますか、とても嬉しく思っています。キャストの皆さんには大変な思いをさせてしまったんですが、その甲斐あって皆さんに楽しんでいただける作品になったのではないかなと思っております。どうか第一号のお客さんとして、楽しんでいただけたらと思います。 MC今、込み上げてきているものはありますか。 松木監督そうですね。皆さんの挨拶を聞いていたら、すごくグッと来たんですが、石田さんのボケで一瞬、冷静になりました(笑)。(石田さんも監督に寄り添い、笑顔) MCドラマの撮影開始が、2021年の春頃で、およそ二年前のこととなります。過酷な撮影を経て「TOKYO MER~走る緊急救命室~」という作品は、ご自身にとってどのような作品になりましたか。 鈴木さん自分の中で、特殊、特別な作品であることは間違いないです。そんなに特別になった瞬間というのを、自分の中ではっきりと覚えています。「TOKYO MER~走る緊急救命室~」という作品は新型コロナのパンデミックが起きた時に、プロデューサーの方や脚本を作られている方々の「危険に自ら飛び込んで、人を助ける医療従事者の方々を称えるドラマを作りたい」という思いから始まったドラマです。放送している時もちょうど感染者数が爆発していたので、このドラマの「“毎回死者ゼロで終わる”という、ある種の希望的な物語が、果たして日本中の皆さんに受け入れられるだろうか」「実際に命の危機にある人たちがいる中で、医療従事者がヒーローのように戦い、死者ゼロで終わるという物語がどう受け止められるだろうか」と、不安でもありました。今でも覚えているのが、三話を撮っている時に、一話の放送を豊橋のホテルで観たんです。その日も昼間に撮影をしていて、夜にホテルに帰って、皆さんと同じタイミングで初回の放送を観ていました。観終わって「どうだろう…」と思っていた時に、ポンとメッセージが(携帯電話に)入り始めて、そこからメッセージが止まらなくなりました。「素晴らしい」「こういう話を観たかった」という声を本当にたくさんいただきました。監修をしてくださったお医者様から「良かった」「病院で一緒に働いている人たちも喜んでくれている」という話を聞いて、すごくホッとしたんです。やっていくうちに、医療従事者の方だけではなく、(要さんが演じる)千住さんたちのような消防の方々や誰かのために毎日頑張っている人たちに届いてほしいという思いで作っていたドラマが、リアルタイムでそういった声をいただき、「直にいろいろな人にエールを与えられている」と肌で感じられたのは初めてでした。その瞬間に僕の中では特別な作品になりました。賀来さんとにかく、ハードスケジュールでした。真夏で、気温40度ぐらいの時もありましたし、コロナウイルスが蔓延していましたし、オリンピックもあったので、ロケ地も全然なかったんです。だからこそいろいろなところへ行って撮影をしたというのがとにかく印象的です。そんな中、放送が始まって何が一番嬉しかったかというと、子供たちがどうやらヒーローものとして観ているということでした。子供も含め家族で観てくれていると聞いた時は、「血も出るし、災害のシーンも多いので怖いんじゃないか」と思っていました。でも、「TOKYO MER~走る緊急救命室~」のチームや救急、消防も、ヒーローものに見えるというのは、すごいと思いました。僕はそんなつもりでやっていなかったので、すごい届き方をしていると思いました。それが今までの医療ものとも違うし、すごく幅広い層に受け入れられた要因なのかなと感じている次第です。 中条さんドラマが始まった時は、オペ(シーン)もすごく高いクオリティのものをやらないといけないし、環境も過酷だったし、現場には亮平さんをはじめ、素晴らしい俳優さんがいて、「私はこの中でやっていけるのかな」と比奈先生と同じように、ちょっと自信をなくすというか「大丈夫なのかな」と思ったこともありました。ドラマが放送されると「私も医療従事者で、落ち込んでいたけれど明日から頑張ります」と、比奈先生と同じように日々生きるために頑張っているという方からのメッセージもたくさんいただきました。「みんな頑張っているんだな」と思って、私も皆さんに「頑張れ!」と言える、こんな素晴らしいドラマ、物語の一部とになれたら良いなと思うようになりました。本作では、(比奈が)セカンドドクターになるまで成長できて、私自身もこの作品で成長させていただけたと感謝しています。MC比奈先生は今回先輩になっているので、そこも楽しんでほしいですね。 中条さんそうですね。潮見先生の先輩ですね。 菜々緒さんテレビドラマシリーズだと第3話が夏梅さん(がメインとなる)回だったと思うんですが、その時の反響がすごかったという印象があります。シングルマザーや、医療従事者、子育てをしている方など、そういった方からたくさんメッセージをいただきました。私たちの仕事って、会ったことのない誰かの人生を変えたり、誰かの人生に影響を与える仕事なんだなと思いました。また、そういう影響を与えられたということを一層実感できた作品だったので、それがすごく嬉しかったです。本当に大変な撮影が毎日続いていて、正直「続編は本当にやりたくないな…」と思っていたんですけれど…(苦笑)。 鈴木さんコラ! (登壇者の皆さん&会場:笑) 菜々緒さん「やりたくないな」と思ったぐらい本当にキツかったんです。でも、「このメンバーとだったらできる」と信じて、続編も頑張りました。 鈴木さん気持ちは分かる!(会場:笑) 菜々緒さんこれはみんな思っています! 私だけじゃないはず。 中条さん(大きくうなずきながら)はい! 菜々緒さん私が代表して言いました(笑)。 中条さん(大きくうなずきながら)はい!(会場:笑) MC賀来さんもそうですか? 賀来さんうん!(会場:笑) 鈴木さんでも楽しかったよね(笑)。 菜々緒さんもちろん、もちろん! 賀来さんただ、この鈴木亮平という男が走り出したら、もうこの組は止まらないんですよ。中条さん止まらないです。 菜々緒さん鈴木さんが「オペシーンも自分でやる」と言い出しちゃったもんだから、私たちも自分たちでやらなくてはいけなくなったんです。 賀来さん普通の医療ドラマとかって、手元は別の人がやるんですよ。 菜々緒さんドラマや映画では、プロの人が手元はちゃんとやるんです。それを(鈴木さんが)「自分でやる」とか言っちゃったもんだから…。 中条さんそのせいで、私は(本番)直前まで心臓のオペをリアルな動画を観てやることになって…。 鈴木さんそうだよねぇ…。 賀来さんあと、セリフとか増やすのやめて! 菜々緒さん(みんなの愚痴が)止まらない(笑)! 鈴木さん多い、多い! 愚痴が多い!(会場:笑) MC実際にご自身でやっているからこそ、リアリティが出ていると感じます。手元のアップまでご自身でやられていることは、知りませんでした。 鈴木さん僕は、それはもう当然だと思っていました。むしろ監督と僕の間では、最初から「ですよね?(手元も自分たちでやりますよね)」みたいな感じでしたよね。 松木監督(戸惑いながら)は、はい…。 鈴木さんあれ!?(会場:笑) 松木監督本当に「できたら良いな」と思っていたら、本当にやってくださったので、ありがとうございます。 MCオペシーンにも注目です。 菜々緒さん皆さん、私たちがやっていますからね。私たち本人が手元まで全部やっていますから、その辺にも注目してご覧ください。 鈴木さん僕のせいでね(笑)。 佐野さん僕はドラマ8話で亮平さん(喜多見)が倒れてしまうシーンがすごく印象的です。たくさん大変なシーンはあったんですが、そのシーンは雨を降らしての撮影シーンで、亮平さんも唇が真っ青になるくらい本当に寒くなっていました。みんなでお湯をかけたりしながらやっていたんですが、そんな亮平さん自身の身体も危ぶまれる中、僕は次の日にライブがあったんです。撮影の後に亮平さんが「佐野くん遅くまでごめんね。ライブ、頑張ってね」と言ってくださった瞬間があって…。「もう敵わないな」と思いました。皆さんもね、亮平さんに文句とかあると思いますが…(会場:笑)。鈴木さん今日は、そういうこと言っていこうよ!(登壇者の皆さん&会場:笑) 菜々緒さんそんなのいっぱいあります! 中条さん褒めたいことはいっぱいあります! 佐野さんその瞬間に「僕は亮平さんが走るなら付いて行こう」と思いました。 鈴木さん正直ここだけの話、あの時は佐野くんの忙しさが半端なくて、佐野くんの方が顔色悪かった。 佐野さんそんなことないです(笑)。 菜々緒さん今もめちゃめちゃ忙しいから、毎日、具合悪そうだけれどね。 佐野さんそんなことないです! やめてくださいよ! 鈴木さん今はツアー中とかですか? 佐野さんはい。ジェシーくんもツアー中だよね。 ジェシーさんちょっとこっち来ないでください。(会場:笑) 佐野さん何でよ!(会場:笑)仲間の絆で頑張った作品です。 MCありがとうございます。フォンチーさんはいかがでしょうか。 フォンチーさん私はこの作品を経験して、精神的に強くなったと思いました。早朝から深夜までの撮影が毎日のように続いていたので、朝にも夜にも強くなりました。「TOKYO MER~走る緊急救命室~」の次に撮っていたドラマもまあまあ(撮影の開始時間が)早かったんですが、それがむしろ遅く感じたりもしました。あとは手術シーンの動画を見なければいけないのですが、それもご飯を食べながら見られるようになりました。 鈴木さん分かる! フォンチーさんそういうものを見ながらだと、なかなか食欲が湧かないんですが、それも平気でできるようになりました。 MCいろいろ変化が生まれたわけですね。 フォンチーさんそうですね。精神的に強くなったのはありますね。 要さん間違いなく、特別な作品になりましたし、自分の代表的な役になったと思います。でも、台本ができるたびに憂鬱でしたよね。(登壇者の皆さん:笑) 今回は何の災害に行かされるんだろうと…。(会場:笑) 僕あまり身体が強くないんですよ。(周囲が「え!?」と驚く) 本当に身体がひ弱なタイプで、学生の時も隅っこにいたタイプだったので、「うわ、今回はトンネル崩壊!?」みたいな。(会場:笑) 撮影時間も長かったですし、正直、睡眠も取れなかったですね。鈴木さんみんな、もっと楽しい話をしましょうよ!(会場:笑) 要さんって、小手さんが言っていました!(登壇者の皆さん&会場:笑) 仲さん私は毎回、台本が来るたびにまずセリフの量を確認するんです。バーっと見て(自分のセリフを見つけて)「あ、ここ」「ここ多い」と赤チェックをピッと。本当に皆さんのセリフ覚えがエグすぎて、「ロボットなのかな」と思いました。賀来さんもそうですし、鈴木さんも、あれカンペを読んでいるの? それぐらい、ちゃんと覚えている。(登壇者の皆さん&会場:笑)賀来さん最後は、カンペを読んでいたよ。 鈴木さんなんで嘘つくの! 読んでいないでしょう! 仲さん本当に素晴らしすぎて、ロボットなのかなって…。ドラえもんに、暗記するパンみたいなひみつ道具があるじゃないですか。「あれを食ってんのかな?」ぐらいの勢いで、本当にびっくりします。(登壇者の皆さん&会場:笑) 私はちょっとでも無理なのに、(皆さんが)まるで本物のお医者さんかのようにワーっとセリフを言われるんです。私は高輪先生のセリフ量でも厳しいぐらいでしたね。本当にキツい、キツい…。(登壇者の皆さん&会場:笑) 鈴木さん質問って、「特別な作品になった理由」みたいなことでしたよね。大変だったことじゃないですよね?(登壇者の皆さん&会場:笑) 石田さんとにかく皆さんのセリフの量がすごすぎて、「どうやって覚えるの」と亮平さんにも聞いたんです。ちょっとそれは黙っておきますが、実はすごい必殺技を教えていただきました。そんな風に覚えるなんて初めて聞きました。「変な人には教えたくない」とおっしゃっていました。(会場:笑) とにかくこの作品は、絆ですね。絆と希望の作品です。MCジェシーさんは、劇場版から新たにメンバーに加わりました。参加していかがでしたでしょうか。 ジェシーさん(出演の)話を聞いた時は、「本当に僕で良いのかな」という不安もありました。でも、やっぱり皆さん優しいですし、医師役は初めてだったのでいろいろと勉強になりました。作品の中でも、潮見だけ見たらまた面白いストーリーがあったり、普段の僕ではないところも見せられたかなと思うので、そちらもぜひ観ていただきたいです。本当に感動する作品で、何度観ても、明日の活力や、「頑張って生きていこう!」という気持ちに絶対になると思います。人生一回ですから。この作品を観て「困った人がいたら助けに行く」という気持ちになっていただけたら嬉しいです。MCジェシーさんが加わっていかがでしたか。 鈴木さん平均身長がまた上がりました。(会場:笑) ジェシーさん上がりましたね。 鈴木さんジェシーくんは、我々の(チームが)出来上がっているところに飛び込んできてくれて、恐れずにみんなと話してくれて、一気に溶け込んでくれました。僕もすごく助かりました。(本作を)観てくれれば分かると思うんですが、ジェシーくんの頑張りもあって、最高の作品になったと思います。ジェシーさんありがとうございます。嬉しいですね。平均身長も上がって…。(登壇者の皆さん&会場:笑) あとは川合俊一さんが参加したら、グンと上がるかなと思います。 MC平均身長を上げる作品ではありません(笑)! ジェシーさんあ、違いますか?(登壇者の皆さん&会場:笑) MC最後に、鈴木さんからご挨拶をお願いいたします。 鈴木さん改めまして、今日はお集まりいただきありがとうございます。公開前の唯一の試写会ということで、皆さん
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ご利用条件ご利用条件|東宝株式会社ご利用条件について2019年12月1日更新ご覧のWebサイト(以下「本サイト」とします。)は、東宝株式会社(以下「東宝」とします。)が開設し、日本国において管理・運営しています。ご利用に際しましては、あらかじめ下記のご利用条件(以下「本利用条件」とします。)をご確認くださいますようお願い申し上げます。お客様が本サイトをご利用される場合は、本利用条件に同意されたものとみなします。なお、本利用条件は、予告なく変更される場合がありますので、ご了承ください。本サイトの知的財産権とその利用について著作権について本サイトに含まれるすべての文章(映画や演劇のあらすじ等を含みます。)、音楽、イラスト、映像、写真、プログラムその他の著作物に係る著作権は、東宝またはそれぞれの著作権者に帰属しています。これらの著作物の全部もしくは一部を、東宝もしくは著作権者の許諾を得ずに複製し、または公衆送信(送信可能化を含みます。)するなどの行為により利用することは、あらかじめこれを許諾する旨の表示がある場合および著作権法により特に認められる場合を除き、東宝または著作権者の著作権を侵害する行為に当たります。商標について本サイトで使用している商品名、商号もしくはロゴ等は、東宝もしくは第三者の商標または登録商標です。本サイトの運営責任について情報の正確性等について東宝は、本サイトに含まれる情報について、作成時に十分に注意・確認したうえで掲載しておりますが、情報の正確性、有用性、相当性および適合性等(以下総称して「正確性等」とします。)については一切保証しません。リンク先の情報について本サイトのリンク先のウェブサイトにおける情報の正確性等につきましても、東宝はその責任を負いません。また、リンク先ウェブサイトの内容から発生する問題および副次的にもたらされるあらゆる問題についての責任は、すべて当該リンク先ウェブサイトの管理運営主体が負っており、東宝は一切その責任を負いません。通信・接続等の費用負担について本サイトをご利用するために必要となるインターネットへの通信・接続等に係る一切の費用について、東宝は一切負担いたしません。システム障害等についてシステムの保守、システム障害、停電、火災、天災地変その他技術上・運営上の理由により、本サイトを閉鎖し、または本サイトへのアクセスを制限することがあります。東宝は、これによりお客様に生じた損害について一切責任を負いません。その他の免責事項ウィルス感染等に関する免責お客様が本サイトをご利用されることによるお客様のコンピューターその他のシステムへのコンピューターウィルス感染・汚染もしくはお客様のシステムの誤作動、エラーその他の不具合またはこれらによりお客様に生じた損害に関し、東宝は一切責任を負いません。お客様が本サイト上の素材を使用されたことによるすべての不具合および損害についても、同様とします。投資判断に関する免責本サイトに掲載のIR情報は、投資家の皆様に東宝の事業内容、経営理念、計画、財務状況等の情報をご理解頂くための情報提供のみを目的としており、東宝の株式の購入・売却等、投資を勧誘するものではありません。投資に関する決定は、お客様ご自身の責任と判断で行って頂きますようお願いいたします。不確実性等に関する免責本サイトのIR情報における東宝の業績見通し、計画、方針、経営戦略その他の将来に関する記述は、既知または未知の不確実性やリスクを含んでいます。実際の業績等は様々な要因により変動する可能性があり、東宝は投資家の皆様が本サイトを閲覧されたことにより生じるいかなる損害についても責任を負いません。また、東宝は新たな情報や事象により、本サイトに掲載された将来に関する記述を更新し、または修正する義務を負いません。第三者提供情報の正確性の免責本サイトに掲載している情報には、東宝が第三者より提供を受けた情報が含まれていますが、これはお客様の便宜のために掲載しているものであり、東宝はその内容の正確性等については一切責任を負いません。開示情報不十分の免責本サイトは、東宝が金融商品取引法および適時開示規則等に従って開示している情報のすべてを掲載するものではありません。また、それらの開示情報と異なった情報または表現を用いる場合があります。本サイトへのリンクについてリンク設定の条件について本サイトへのリンク設定は、企業、団体、個人を問わず、原則として自由といたします。ただし、次のようなサイトからのリンクについては、固くお断りいたします。①本サイトへのリンク設定を営利目的とするサイト②猥褻な内容を掲載するなど、公序良俗に反する内容を含んだサイト。③東宝または東宝に関係する団体、個人を誹謗中傷する内容を含んだサイト④東宝の映画・演劇その他の事業に対する社会的信用やイメージを損ねるおそれがあるサイト⑤違法配信その他違法な活動に関与し、または関与するおそれがあるサイトリンク設定の際の連絡先リンクを設定する場合は、以下のお問い合わせフォームよりご連絡くださいますようお願いいたします。なお、設定はインターネット上のページからに限らせて頂きます。入力フォームでのお問い合わせリンク設定の態様について本サイトオリジナルのページデザインを改変するようなリンク設定は、固くお断りいたします。また、本サイトのトップページ(https://www.toho.co.jp/)より下の階層にリンクを設定する場合には、東宝の都合により予告なくそのURLを変更するときがありますので、あらかじめご了承ください。リンク設定の削除要請について第1項各号のいずれかに該当するサイトその他東宝が不適切と判断したサイトについては、東宝から本サイトへのリンク設定の削除を要請する場合があります。この場合、お客様は異議なくこれに応じるものとします。特別な関係等の不存在について本サイトへのリンク設定は、東宝とそのリンクサイトの開設者との間に提携等の特別な関係があることを意味するものでありません。また、東宝が当該リンクサイトに掲載されている企業、団体もしくは個人、またはその商品もしくはサービス等を推奨することを意味するものでもありません。お送り頂いた情報等についてご意見・ご感想等について本サイトおよび東宝の映画・演劇などに関するお客様からの情報・ご意見・ご感想等(以下総称して「情報等」とします。)は、以下の入力フォームよりご送付ください。お送りいただいた情報等については今後の業務の参考とさせて頂きます。ただし、東宝がこれに返信したり、対応したりすることをお約束するものではありません。なお、お客様よりお送り頂いた情報等は、個人情報に該当するものを除き、お客様が別段の意思表示をされない限り、本サイトや東宝の広告宣伝等において利用させて頂く場合がございますので、あらかじめご了承ください。入力フォームでのお問い合わせアイデア等の送付について東宝より特にお願いした場合を除き、お客様のオリジナルのアイデア、コンセプト、ストーリー、シナリオ、キャラクター等を記した企画書などの創作資料を送付することはご遠慮くださいますようお願いいたします。なお、万一お送り頂いても、東宝はこれについて一切対応はせず、また、送付された創作資料の返却もいたしません。その他アクセスログの取得について本サイトでは、本サイトをご利用いただいたお客様の情報をアクセスログにより記録しております。アクセスログには、お客様のドメイン名やIPアドレス、ブラウザの種類、アクセス日時などが含まれますが、東宝は、本サイトの保守管理、利用状況に関する統計および分析の目的のみでこれを利用するものとします。SSLについて本サイトにおいてお客様から個人情報を取得するときは、SSL(SecureSocketLayer)と呼ばれる通信技術を用いるものとします。SSLとは、《インターネット経由でやりとするデータを暗号化し、安全に通信するための仕組み(プロトコル)》(同書539頁)ですが、SSLに対応していないブラウザソフトをご利用の場合は、本サイトの一部のページにアクセスできないときがありますので、InternetExplorer、MozillaFirefox、AppleSafari、GoogleChrome等のSSLに対応したブラウザのご使用をお願いします。推奨環境について①Windows推奨環境OS:Windows8.1、Windows10ブラウザ:MicrosoftEdge最新版,InternetExplorer11最新版,GoogleChrome/MozillaFirefox最新版②Mac推奨環境OS:MacOSX10.11以降ブラウザ:GoogleChrome/MozillaFirefox/Safari最新版③iOS推奨環境OS:iOS10以降ブラウザ:MobileSafari④Android推奨環境OS:Android5以降ブラウザ:GoogleChrome最新版⑤上記以外のバージョンまたはブラウザをご使用の場合、デザインが正しく表示されない場合があります⑥SSLサーバ証明書「SHA-2」方式準拠法について本利用条件は日本法を準拠法とし、日本法に従って解釈されるものとします。合意管轄について本利用条件による本サイトの利用および本利用条件に関する紛争については、訴額に応じて、東京簡易裁判所または東京地方裁判所を第一審の専属的合意管轄裁判所とします。トップご利用条件について
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月給泥棒<東宝DVD名作セレクション>宝田明 司葉子 原知佐子 若林映子 ジェリー伊藤貴方も月給泥棒になれる! 鬼才岡本監督がダイナミックに描く現代出世作法ABC!Disc1本編93分 + 映像特典 カラー シネスコサイズ 片面1層 音声:1. 日本語モノラル(オリジナル) 【初DVD化】【映像特典】◆予告編 ◆スチルギャラリー(静止画)TDV32030D/1962年度東宝原作:庄野潤三/監督:岡本喜八/脚本:松木ひろし/音楽:佐藤勝クラウンカメラに勤める吉本(宝田明)は“出世計算機”の異名を持つ要領のいい男。吉本はライバル会社が、石油王国のバイヤー・ダゴン(ジェリー伊藤)を呼び寄せたと聞きつけ、自社製品を売り込もうとホステス・和子(司葉子)を買収。和子の色気でダンゴを篭絡するが…。宝田明、司葉子のメロドラマでおなじみのコンビが、ガラリと趣を変えた役どころで、岡本喜八タッチに乗り、明るいピンクムードの喜劇演技を展開。ダイナミックでドライな喜劇映画が完成した。©1962 TOHO CO.,LTD.月給泥棒<東宝DVD名作セレクション>ご購入はこちら
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にっぽん三銃士 おさらば東京の巻<東宝DVD名作セレクション>小林桂樹 岡田祐介 ミッキー安川 加賀まりこ 藤岡麻里義理も人情もどこ吹く風と 花の東京にオサラバ告げて 男三匹どこへ行く・・・Disc1本編85分 + 映像特典 カラー スタンダードサイズ 片面1層 音声:1. 日本語モノラル(オリジナル) 【初DVD化】【映像特典】◆予告編 ◆スチルギャラリー(静止画)TDV32031D/1972年度東宝原作:五木寛之/監督:岡本喜八/脚本:岡本喜八/長野洋/音楽:佐藤勝元陸軍中尉の戦中派・黒田忠吾(小林桂樹)、ハルピン生まれの戦後派・八木修(ミッキー安川)、終戦記念日生まれの戦無派・風見一郎(岡田裕介)。生活に不満を抱えながら、体制から抜けきれない三人が、ある日、新宿のバーで顔を合わせた。そこへ刑事に追われたマリ(藤岡麻里)が飛び込んできたことから彼らの人生は変わってゆく…。 鬼才・岡本喜八監督がズバリ喜劇映画の本質を貫いた痛快コメディ。本作は続編の『にっぽん三銃士 博多帯しめ一本どっこの巻』と同時に製作された。©1972 TOHO CO.,LTD.にっぽん三銃士 おさらば東京の巻<東宝DVD名作セレクション>ご購入はこちら
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「名探偵コナン 黒鉄(くろがね)の魚影(サブマリン)」公開記念舞台挨拶「名探偵コナン 黒鉄の魚影」公式サイト4月15日、劇場版「名探偵コナン」の26作品目となる、「名探偵コナン 黒鉄(くろがね)の魚影(サブマリン)」の公開記念舞台挨拶を、TOHO シネマズ 日比谷にて実施し、高山みなみさん、山崎和佳奈さん、小山力也さん、林原めぐみさん、ゲスト声優の沢村一樹さん、立川譲監督が出席しました。大ヒットスタートをきり、上映後ならではの貴重なトークもある、こちらのイベントの様子を詳しくレポートします。公開記念舞台挨拶江戸川コナン役高山みなみさん毛利 蘭役山崎和佳奈さん毛利小五郎役小山力也さん灰原 哀役林原めぐみさん牧野洋輔役沢村一樹さん立川 譲監督MC本日は、ご登壇の皆さんへのサプライズがございます。皆さん、後ろをご覧ください。実は、先週4月8日、9日に全国五大都市で開催した試写会にて、来場された方々より直筆でコナン愛を書いていただきました。そちらをボードに貼っております。 高山さん書いてくださった皆さん、ありがとうございます。 林原さんカメラの皆さん、私たちよりぜひボードをアップで写してくださいね! 山崎さんすごい! 嬉しいです。 MC後ほど、じっくり読む時間を設けますので、まずはご挨拶をお願いします。 高山さん何よりも昨日無事に初日を迎えられたことが一番幸せです。この幸せが長く続くよう、皆さんと共有していきたいと思います。昨日(上映が)スタートして、これからだもんね。これからも楽しんでください! 山崎さんこうして毎年、観終わった皆さんの満足したお顔を拝見できることが本当に嬉しいです。これだけ長い間(映画公開が)できるのも、皆さんが応援してくださっているおかげだと思います。今回の作品は、私も観ていて本当に楽しかったので、ぜひ宣伝をしていただいて、これからも二回、三回と観に来てください。 小山さん(ボードを示して)ここにね、ほら「小五郎、活躍してくれ~!」と絵まで描いてくださっています。今年は、私はそこそこ活躍しました! 林原さん作品は、船に例えて、”出航する”と皆さんのものになっていきます。ここから育ててくださるのは、皆さんです。一度観て、気が付かなかったあんなところ、こんなところ、もう一度観たいところなどたくさん味わい続けてほしいです。 沢村さん今、本作を観終わったところですよね? すごいでしょう? 泣いたでしょう? この状況でコナンくんと哀ちゃんが出てきたら、「きゃー!」って言いたいですよね? 声を出したいですよね? でも、声を出せない代わりに、その気持ちを思い切り拍手で表現してください。良いですか? せーの! ■会場から大きな拍手が沸き起こる。 沢村さん正直に言うと、本作を観終わった後に、僕がこの場に出てきて「誰?」ってなっているかもしれないと思いました…。今回はラストにかけてコナンくんと哀ちゃんがすごかったですよね。謎解きも素晴らしかったですよね。僕は、試写室で観たんですが、今皆さんが抱えていらっしゃる熱量がすごく分かります。その熱量をそのまま家に持ち帰って、たくさんの方々に伝えてください。そして、皆さんの力でファンの輪を広げてもらえたら嬉しいです。 立川監督沢村さんのコメントで、自分が言おうとしていたことを全てすべて言ってくれました(笑)。本作の上映後ということで、今日初めて観たお客さんはどのくらいいますか。(挙手する方々を見て)あ、けっこういますね。本作は怒濤の展開で、感情を揺さぶるタイプの作品だと思います。おそらく心が定まらないまま、今この場にいると思いますが、一度リラックスして、この時間を楽しんでもらえると嬉しいです。この作品は、「名探偵コナン ゼロの執行人」ぶりの監督作品で、久しぶりのコナンでした。僕は、「コナンくんが圧倒的に引っ張っていく物語」をどうしても作りたかったんです。それ以外にもたくさんのキャラクターが登場しますが、散漫な印象にならないように制作をしました。世に出た以上は、たくさんのお客さんに観てもらって、こうやって舞台挨拶や宣伝に協力をして、コナンをさらに盛り上げていけたらと思っています。 MC公開初日の昨日一日で、興行収入8.5億円、観客動員58万人を記録しました。シリーズ歴代No.1ヒット作である前作「名探偵コナン ハロウィンの花嫁」と比べて163%ということで、「劇場版コナン」シリーズ初の興行収入100億円越えを見据えた大ヒットスタートとなりました。まさに”魚雷スタート”と言えると思います。高山さん、この数字はいかがでしょうか。 高山さん正直、驚いています。先ほど、今日初めてご覧になったと手を挙げてくださった方がいましたが、初めてではない方もいらっしゃるんですよね。既に三回観た人いますか? (手が挙がる)……いるんだ?! 「我こそは一番多く観ている!」と言う人教えてください! (会場から、「五回」と手が挙がる) 沢村さんあちらの方は六回ですよ。 高山さん六回?! 山崎さん7えっ、七回!? 高山さん昨日公開して、もうそれだけの回数を観てくれてるの? 沢村さん単純計算で12時間、それに移動を入れたらどうなるの?! 高山さん大丈夫? ちゃんと寝てる? 食べてる? 林原さん心配するところそっち?!(笑) 高山さん「名探偵コナン」は、そういう皆さんに支えられているんです。それを聞くだけで胸が熱くなります。本当にありがとうございます。もちろん初めて観てくれた方もありがとうございます! ……明日も観てくれるだろうし。(会場:笑) 林原さん(笑)。そうやっておどすな、おどすな! MC観ていると息が苦しくなるような水中シーンも多くありました。アフレコでは苦労もあったのではないでしょうか。 高山さんそうですね。地上にいる時とは違いますから、首まで水につかっていると呼吸の仕方が変わってきますね。(林原さんに)つらかったね? 林原さんつらかったね。G(重力)もかかってくるし……。 高山さんずっと圧迫感がある状態で話をしないといけないので…。あとは、海中で話すシーンは、監督といろいろ相談しました。「これだと分かりづらいから、どうしようか」と。 立川監督小道具を持ってきてもらいましたね。いろいろなパターンをやってもらって、聞こえづらい、分かりにくい、(セリフを)噛んでいるけど少し聞こえる等……。 MCその小道具というのは具体的にどういったものですか? 高山さんマウスピースとか……。 立川監督あとは頬の筋肉を鍛える道具ですね。 高山さん(口輪筋トレーニング専用グッズの)左右のパーツがついたままだと重いので、口にくわえるところだけですよ。でも、試してみたらちょっと大きすぎて、何を言っているのか全然分からなかったですね。酸素ボンベって、加えた時に口の中にモノが入っているから、何もないまま話をするとちょっと……。その点を考えました。 MCそれではボードの方に目を向けてみましょうか。気になるコメントがありましたら、読み上げていただけますか。林原さん「ありがとうございました!!哀ちゃんかわいい」に、なぜジンのイラストを描いているのか……。なぜ後ろにいるの?!あとは、小学生かなぁ。平仮名で「あいちゃん、かわいい」って書いてくれている。小さなお子さんも楽しんでくれていて嬉しいです。高山さん本当だ! かわいい! 山崎さん「作画が神でした。原作と絡んだストーリーで今までの映画で一番楽しかったです。毎回哀ちゃんメインでお願いします。色んな表情の哀ちゃんが見れて幸せでした♡(原文ママ)」。何かちょっとプロっぽいね。 高山さん「灰原最愛!!あと百回観たい!!」林原さんあらやだ!今回だいぶ前に押し出されましたからね、哀ちゃん。今までは、できるだけ陰に潜んでいたのに……。「わたしの好きなコナンくん、盛りだくさんでした。一生コナンくんのことが大~好き」 山崎さん「哀ちゃん、可愛すぎ!小五郎、活躍してくれー」……お父さん、これを読んでくれないと! 小山さんさっき冒頭の挨拶で読んだよ!高山さんそうだった!これがいいよ!「最強人類、蘭ねえちゃん最高!」……どんどん強くなるからね。 林原さん拍手!(会場:拍手) 山崎さんもはや野獣ですよね。 林原さん「仮面ヤイバー」超えね! MC沢村さんはいかがですか? 沢村さん気になるのがあるんです。「時計を見るのを忘れるぐらいにありがとう。あっという間でした」……映画を観ている最中に時計を見るんですね。これは、「あっという間」ということの表現だとは思いますが(笑)。 立川監督沢村さんへのメッセージもありますよ。「コナンも沢村さんも好きな私的には、今年のコナンは這ってでも映画館に通わなければならない案件。沢村さん!水族館でアフレコしただけあって、とてもステキなお声でした。今年は哀ちゃんに想いを馳せてしまうけれど、やっぱりコナンが、コナンファミリーが大好きって気持ちしかありません! コナンありがとう!ずっと大好きです!! ずっとずっと映画やってください!!」沢村さん這って映画館に行くほど観たいよね! 林原さん親に怒られないようにね! お家を抜け出して、「いい加減にしなさい!また映画に行くのー!」って。 高山さん隠れて映画に行くの?!……あっ、小さなお友だちが一生懸命に書いてくれたのがかわいい。 林原さんね! 上のほうのは読めないのが残念だけれど……。細かく書いてくれている方もたくさん! 高山さんあれは赤井さんのマークかな? 林原さんキッドも描いてくれたのね。この方の脳内では出ていたのかな?! MCこちらからもいくつかご紹介させていただきます。「26作目に相応しく、歴代で一番好き」、「哀ちゃんの可愛さ、100万パーセント!」、「コナンくんのかっこよさ、100万パーセント」、「前売り券、10枚使いきりそう」 高山さんあ、手を挙げてくれている! どうもありがとうございます。 MCまさか、メッセージを書いてくださった方が会場にいらっしゃるとは! ありがとうございます。 沢村さんえ、じゃあ、前回のチケットも当たって、今日も当たったの?!……強運ですね。 林原さん二度あることは三度あるのね! MC「七歳と十歳の息子と、この映画でデビューしました。二人とも最後まで観ることができました。ドキドキ楽しかったです」。ファミリーで楽しんでいただけているようです。 高山さんあまり小さいお子さんだと「怖い」と思ってしまうかと思いましたが、そうでもなかったのかな。よかった! MCそれでは、ここからは作品のお話を伺います。山崎さん、先ほど「蘭姉ちゃん、人類最強」とメッセージがありましたが、カッコ良かったです。どんどん強くなっていきますよね。おすすめのシーンはありますか。 山崎さん「ありがとうございます!」と私が言うのも何なのですが……。久しぶりに映画で戦えたので、ちょっとスッキリしました。潜水のシーンは観ていてもキュンキュンしますし大好きです。あとは黒ずくめの組織の方たちの場面が、仲間だけれども一枚岩ではなくて覇権争いみたいなのがあって、そこはちょっとほくそ笑んで観てしまいました。 MC小山さん、今回おっちゃんは活躍したのでしょうか? 小山さん活躍しましたよ!(山崎さんに)ね?!山崎さん……したかな。寝ていたような……クジラを見ていないでしょう?! 小山さんでも、ちゃんと起きましたよ!……それでまた寝た。ふふふふっ(笑)! MCまさに父と娘の掛け合いですね。二回、三回目に観る方への注目ポイントはどこでしょうか。 小山さん黒ずくめの組織が今話題になっていますが、「ジンはなぜウォッカを粛清しないのか」。なぜか気持ち悪いぐらいに仲が良いですよね。ウォッカ(立木文彦さん)が「アニキ、何とかですぜ」と言うと、ジン(堀 之紀)が「そうか、じゃあゴルフでも行くか」って。 高山さんアフレコ現場の話ね! 小山さんなぜ、仲が良いかと言いますと、グラスに(アルコールの)ジンとウォッカだけをどぼどぼと入れると、甘くなるんです。 山崎さん本当に?! 小山さん本当になります。 高山さんへぇ。何で?! 小山さんえ?!……何でかは分からないけれど、お酒なので二十歳以上の方はぜひ試してください! ただし、その後に、どうなっても知りませんよ……。 MC林原さん、本日は哀ちゃんと一緒の舞台挨拶となりました。灰原哀は、子どもの頃からやさしくて、強くて、芯が通った女性だったんだと感じさせる作品でした。林原さんにとって、この灰原哀はどのようなキャラクターでしょうか。 林原さん難しいですね。短めに言うと、「“人は変われる”ことを体現して教えてくれる子」です。「いつ死んでも構わない」と思っていた子が、今回は生きることに目を向けて、それも自分だけではなく共にいる人と帰ろうとするという、生きることに対する意思を持てたこと。それは江戸川くん、少年探偵団、蘭姉ちゃんであり、時にはおっちゃん(毛利小五郎)と手を組んで事件を解決したこともあって、もちろん阿笠博士もですが…。今では灰原哀の哀の字を哀(かな)しいと読む人は、哀ちゃんの周りには誰もいないですよね。耳で聞いたら「同じ“あい”でも“愛”」ですからね。そういう「愛」を受け取ったことで、彼女の氷のような心が解けてここにいるんだってことを全身で感じることができました。MC林原さんの今日のお衣装は、哀ちゃんを意識されたそうですね? 林原さん哀ちゃんというより、シェリーですね(とシェリーっぽくポージング)。(会場:拍手)……ちょっと面白いかなと思ってこの服を選びました。 MC沢村さん、国民的コンテンツでもある、この「名探偵コナン」に参加されて、改めて実感はいかがでしょうか。 沢村さん実感だらけです。例えば、今日はこちらの会場まで、みんなでバス移動したんですが、その車内での会話が聞けるわけですよ。今も隣で高山さんがお話をされている声を聞いても、コナンくんが横にいる不思議な感じがして……。中側にいる人間だけが体験できる……(会場に向かって)自慢しているところですよ!(会場:笑) あとは、昨日の朝は三時起きで、日本テレビで電波ジャックという宣伝をしました。それが終わって、僕は家に帰りましたが、僕のマネージャーは、どうしてもコナンファンの方々と一緒に本作が観たいと言って、映画館に行きました。それがすごく楽しかったそうです!高山さん嬉しいです! 沢村さん実際に、参加させてもらって感じたことは、コナンファンの方の熱量と、皆さんがあたたかいということです。それを間近に肌で感じられたことが一番です。今回この26作品目に参加させていただいた縁に本当に感謝しています。皆さんのおかげです、ありがとうございます。(会場:拍手)それで、特別に僕からプレゼントをしちゃおうかな?!(会場が、期待でざわつく) MC何でしょう?! 沢村さんえーっと、今回の犯人はですねぇ……。(壇上のキャスト陣が大慌て) 高山さんそれはダメ! 林原さん(大笑い)。それに、ここの方は知っていますよね! 高山さんこの会場の皆さんは知っているけれど、今日は取材のマスコミの方々がいるから、そこは伏せてください! 林原さんそう、明日のニュースに載っちゃうから! 沢村さんだって六回も観ている人もいるんですよ! 高山さんその話をするつもりで来たけれど、(出入口で)発言を止められましたからね。 MCでも、話したくなる映画ですよね。ちなみに、沢村さんはコナンくんとたくさん宣伝活動をしてくださいましたよね。 高山さん(江戸川コナン)(江戸川コナンの声で)そうなんです。沢村さん、ありがとうございます。 沢村さん(笑顔で高山さんの方を向くと、高山さんから逆サイドのコナンくんを示される)あ、こっちね(笑)。コナンくん、ありがとうね! あれ、コナンくんと会えるのこれが最後になっちゃうのかな。 MC今日で、一区切りと聞いております。 高山さん(コナン)えー、寂しい……。 沢村さんでも、本当にいろいろご一緒できて楽しかったです。どれぐらい宣伝したのかな、三週間ぐらい? とても楽しい三週間でした。ちょっと寂しいですが、まだまだヒットが続いて、もしかしたら(興行収入)100億円突破の…! 高山さん(コナン)またいらしてくださいますか? 沢村さんもちろんです! 全てのスケジュールをキャンセルします! 高山さん(コナン)スタッフの皆さん、聞きましたか! 林原さん言っちゃった!! 高山さん(コナン)楽しみにしています! 沢村さんはい! MC立川監督、今回は黒ずくめの組織の対決が描かれていて、ここまで描くのは劇場版としては2016年の「名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア)」以来ということで、公開前からコナンファンの皆さんの期待が、寄せられていました。演出面での難しかったシーンや、こだわったシーンがありましたら教えてください。 立川監督物語としては、すごく疾走感があって、たくさんの出来事がテンポよく起こります。そこでキャラクターの魅力を、できるだけ多く引き出したくて、例えばキールだったら、イーサン・本堂との絡みをどうしても入れたくて、入れました。脚本にはないシーンでも、蘭姉ちゃんが哀ちゃんをやさしく抱き寄せるシーンを足しました。 ■山崎さんと林原さんが壇上で抱き寄せるシーンを実演。 立川監督何か隙間を探して、組織の対立を描きつつ、できるだけ過去の名作の話や、キャラクターの良さと関係性をどうにかこうにか入れました。そのバランスをとることがすごく大変でした。 MC特に観ていただきたいシーンはありますか? 立川監督後半のゆっくりと浮上していくシーン……分かりますかね? あのシーンは、本当はシナリオにないシーンでした。僕が書いたものを(原作者の)青山先生が手を入れてくれたんです。驚きのシーンでもあるし、キュンとするシーンでもあるし、本作の最後を飾る名場面みたいなかたちで、少し幻想的な感じにしようと思いました。いかがでしたか? (会場:大きな拍手) MC今回はゲスト声優として沢村さんが参加されましたが、アフレコはいかがでしたか。 立川監督第一声は、「緊張しています」、「アフレコは久しぶりです」ということでした。とにかく腰が低くて、ほがらかな印象でした。ドラマで演じる役柄は、ワル目の役が多いですよね。 沢村さん(ふざけて)中身が悪い人間なので……。 立川監督全然そんなことはなく! アフレコでは指示をするとすぐに吸収して、演技に反映してくれました。アフレコに慣れていないとはいえ、「やっぱり第一線で戦ってきた役者さんなんだ」と感じました。そういう意味で、牧野というキャラクターとも合っていたと思います。 沢村さんありがとうございます。今監督がお話されましたが、どのくらいの期間かは分からないですが、準備をして、ゼロからイチを作るってすごく大変なことです。それに対する敬意もありますし、エンドロールを見ても分かるようにたくさんの方々が本作に携わっています。アフレコは、それらを一身に背負っていることを考えると、こんなに悪い人間でも腰が低くなります。(会場:笑) 本当に素晴らしい作品をありがとうございます。お疲れさまでした。 立川監督ありがとうございます。 MC貴重なお話をいただきました。 ■フォトセッション。準備の間、コナンくんと哀ちゃんが壇上で会場の皆さんにサービス。MCそれでは高山さん、最後にいつものお願いします。 高山さんいつものあれをやります。皆さんは声を出せないので、心の中で叫んでください。前の人の頭を突っつかないようにね。突き指するから背もたれを突っつかないように気を付けてね。それではいきますよ。真実はいつもひとつ!(全員でポーズ)
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「七人の秘書 THE MOVIE」公開御礼舞台挨拶「七人の秘書 THE 」公式サイト「ドクターX」シリーズの中園ミホの脚本で、「表」の顔は名もなき秘書だが、「裏」では様々な能力を駆使して、人知れず弱きものを助ける「影の軍団」として戦うヒロインたちの暗躍を描き、人気を集めたドラマ「七人の秘書」。その劇場版となる「七人の秘書 THE 」が先日より公開され、公開10日間で観客動員数30万人を突破するヒットを記録しています。10月17日に東京・六本木のTOHOシネマズ 六本木ヒルズにて公開御礼舞台挨拶が開催され、木村文乃さん、広瀬アリスさん、菜々緒さん、シム・ウンギョンさんが登壇しました。2日後に控えた木村さんの誕生日のためにサプライズゲストとして本作に出演する子役の川原瑛都さんも登場し、バラの花束を木村さんにプレゼント! こちらの舞台挨拶の模様をレポートいたします。公開御礼舞台挨拶望月千代役木村文乃さん照井七菜役広瀬アリスさん長谷不二子役菜々緒さんパク・サラン役シム・ウンギョンさん木村さんたくさんの方に来ていただいてありがとうございます。たぶん、私たちが「七人の秘書」のためにできる最後のイベントになると思うで、皆さんにも楽しんでいただけたらと思っています。よろしくお願いします。 広瀬さん本日はお越しいただきありがとうございます。最後のイベントなので楽しんでいただけたらなと思っています。 菜々緒さん今日もたくさんボードとか用意してくださって本当にありがとうございます。 シムさんお忙しい中たくさんの方々が劇場まで足を運んでくださって本当に嬉しいです。 MC本作の大ヒットおめでとうございます! 公開されて10日ほどですが観客動員数は30万人を突破しました。 木村さんまだ公開から10日だったんですね。結構イベントをやっているから…。 菜々緒さんそうそう! 結構早い段階から何回かイベントをやっていて、今年の初めからずっと一緒にやっているイメージだから…。 木村さんどうする? もう終わっちゃうよ、今年が。 広瀬さんえー(笑)? 木村さん年寄りの会話みたいになっちゃった(苦笑)。 菜々緒さんでもホントだよね? 木村さん反響はさっきも言っていたんですが「ずっと4位に入っている」って。 MCそうなんです。映画公開後から、NetflixのTV番組の国内ランキングで4位に入っています。 木村さんまだ(ドラマの放送から)期間が空いていないから、「すっごく若い!」とかそういう感じじゃなくて良いですよね。広瀬さんやっぱり大人の女性になったので、私は。 菜々緒さんおぼこがちょっと成長しているのが若干分かるよね? 広瀬さん嬉しい! 分かります?(ドラマではまだ)ちょっと幼いですよね? 菜々緒さん文乃ちゃんもちょっと幼い感じがするんだよね。 木村さんホント? ちょっと大人になっちゃった? 菜々緒さん大人よ、文乃ちゃん。 木村さんなんか「セクシーよ」みたいな感じ(笑)。 MCシムさんには反響はありましたか? シムさん(本作を)ご覧になった皆さんから私のSNSに応援メッセージや感想をたくさんいただいて、それが何より嬉しいです。本当にありがとうございます。 MCそして、皆さんの頭の上にありますが、映画のヒットを記念して、ラーメンをモチーフにしたくす玉をご用意しました! 菜々緒さんすごいね、よく作ったね。 MC「七」って書いてあります。 広瀬さん私の役名かと思った(笑)! 木村さんいつもおいしいところ持っていくんだから! MC映画の大ヒットと言えば「くす玉割り」ということで、特別に「ラーメンどんぶりくす玉割り」をやりたいと思います。木村さん、意気込みをお願いします! 木村さんこれからも……おぉっ! 菜々緒さん今、何て言ったの(笑)? 木村さんこれからも、(本作が)ヒットし続けていくことを願い、割らせていただきたいと思います! 木村さんくす玉を割る意気込みって…。 菜々緒さん分からないよね。初めてでしょ? 聞かれたの。 木村さん初めて(笑)。 ■合図に合わせて四人がくす玉を割ると、中身がラーメンのようなくす玉が!菜々緒さんすごーい! 木村さんラーメンだ! タマゴが良い感じ! 菜々緒さん私、くす玉割りって初めて…なわけないですよね? きっと…。 シムさん私は初めてです。 木村さんおめでとう! くす玉割りデビューおめでとう! シムさんとにかくかわいいですね! 珍しいし華やかで、楽しかったです。 広瀬さんかわいいです。私、くす玉は何度かやらせてもらっていますが、一番キュートな感じです。菜々緒さんかわいいですよ、これ麺ですもんね。麺とタマゴとメンマで、チャーシューで…ナルトって萬のラーメンにありましたっけ? 木村さんないよ。ラーメン好きとしてはどんぶりが逆さになっちゃうのが悲しいかな…(笑)。 菜々緒さん厳しい! 広瀬さんクレームが…ラーメン愛がすごいから。 木村さんディティールがすごいですね。 MCここからいろんなお話を伺ってまいります。「二年間秘書を演じてきて本当に秘書のスキルがあるのか?」まず秘書と言えば「重要機密事項」を扱うこともありますが、皆さんは、秘密は守れるほうですか? 木村さんこれ、取材でもそんな話をしましたよね? ポロっと言っちゃって「うわ、どうしよう…」って自分を責めるタイプか、ポロっと言っちゃっても「うわ、言っちゃった(笑)!」って許されるタイプ…。 菜々緒さんそうそうそう。 広瀬さん言っちゃいますよね。 菜々緒さん言っちゃうの? 広瀬さん私、漫画とかドラマとか映画とかオススメする時、熱が入り過ぎて全部オチまで言っちゃうんですよ。親に何度も「もう見る気が失せた」って言われています。「誰誰が刺されちゃうのね」とか言っちゃう(苦笑)。悪気なく…。「言っちゃった!」って(笑)。結構、許されてきた人生かも…。菜々緒さん絶対、許されてきたキャラクターなんですよね。 木村さんこれまで上映前の舞台挨拶が多かったので、「ネタバレはダメ」だったんですよね。私たちはネタバレせずにやってきたけれど、今日はいない鶴瓶さんが一番ネタバレしていたから、たぶん秘書にはなれないと思う。 菜々緒さん言いそう! MC菜々緒さんはいかがですか? 菜々緒さん私、堅いほうだと思いますね。ポロッと言っちゃうこともないし…。でも、そんなに秘密を共有するような事柄が今までそんなになかったのかな…? 一応、頭で考えてやってるつもりではあるんですが…。MCアリスさんは? 広瀬さん私、ぽわーんとした感じで生きているんで、すみませーん(笑)。 MCシムさんは? シムさん私も堅いほうかなと。自分のことじゃなく、相手のプライベートだし、私に秘密を言う理由があると思うので、その気持ちを守りたいなと。 広瀬さんカッコいい! 菜々緒さんでもシムちゃんのかわいいところって全面的にダダ洩れになるリアクション(笑)。動揺した時は「漫画かな?」ってくらい動揺するし、それがかわいい。ちょっとHな話をした時の“ワナワナ感”がかわい過ぎて、ついしちゃう(笑)。それが見たくて。 シムさんなるほど…。自分のことは自分では分からないから…なるほど! 菜々緒さん今も若干出ていますよね、ワナワナ感。 シムさん「ワナワナ」ってどういう意味ですか? 菜々緒さんアワアワしちゃう感じ? シムさんありがとうございます。 MC木村さんはポロっと言っちゃわないんですか? 木村さんいや、言っちゃうんじゃないですかね? 気をつけてねみんな、秘密共有できないから。 広瀬さん気をつけます(笑)! MC秘書は墓場まで秘密を持っていかなくてはならない場合もありますが、皆さんが墓場まで持っていく秘密を一つずつ教えてください! 菜々緒さん思い切り覆しますね(笑)。 MCとんでもない矛盾ですが(苦笑)。 木村さん私たちのイメージだだ下がりですよ(笑)。 広瀬さん墓場まで持っていきたい秘密、あります! 汗が止まらない(苦笑)! 菜々緒さんすごいね(笑)。どうしたどうした? 広瀬さん(汗を拭きに)行ってきて良いですか? 名物なんですよ、「広瀬アリス、汗で降壇」って。 ■広瀬さん、汗を拭きにいったん降壇。 菜々緒さん舞台挨拶とかでスーツ着ている男性陣ってホントすごいなって思います。 MCどなたか墓場まで持っていく予定だった秘密をお願いします。 菜々緒さん予定だった秘密(笑)? 強制的に墓場まで持っていかせてもらえないってのがすごいよね。 シムさん私のはたいした秘密ではないんですが、墓場まで持っていくような秘密というより、内緒というか…この作品でラーメンは本当に大事な食べ物ですが、実はうどん派なんです(苦笑)。(会場のお客さん:拍手)木村さんいいね、それ。すごく良いと思う。 シムさんこの作品を撮影する前まで、ちゃんと日本のラーメンを食べる機会があまりなかったので、ちゃんと食べたのはたぶん、この作品で、しかもしょうゆラーメンですね。初めて味見した時に「しみるな、おいしいな」と思いました。ですが、やはりうどんが…。うどんが大好きなんですが、この作品のおかげでラーメンも大好きになりました。 木村さんちょっと衝撃でした(笑)。くす玉を割りながら「これがうどんだったら良いな」と思っていたの? シムさんいやいやラーメンが良いですよ。この番組はやはり…萬さん、ありがとうございます! MC良い秘密でしたね。 木村さん良い秘密でしたね。 菜々緒さん文乃ちゃん、何かある? 木村さんこの作品、同世代の女性キャストばかりなので、女子更衣室みたいな感じを想像されるかもしれませんが、みんな体育会系なので、男子運動部の部室みたいな感じなんですよ(笑)。 菜々緒さん確かにそれに尽きるよね、私たちが墓場まで持っていかないといけない話って。ピンクな話ばっかりしていたよね、特に私と優子ちゃん! 木村さん前回も「おっぱい、おっぱい」って言っていたし(笑)。 シムさんすみません、「ピンクな話」って何ですか? 菜々緒さんアダルトなお話でございます。 シムさんあ、分かりました。なるほど! MCそれをシムさんが聞いて…。 木村さんワナワナ、アワアワですね。 シムさんまさにこんな感じですね! MCおいしいスイーツの話とかじゃなくて? 木村さんスイーツの話? 菜々緒さんおいしい差し入れとか来た時はそうですが…。 ■汗を拭きに降りていた広瀬さんが再び登壇! 木村さんお帰りなさい! 広瀬さん(取材陣に向かって)記事にしないでください(笑)! 菜々緒さんいや、アリスの降壇を記事にしていただいて、より本作を盛り上げていただいて(笑)。 広瀬さんラーメン食べた時のような汗が…(苦笑)。 MC今、皆さんが裏で実はアダルトな話題で盛り上がっているという話をしていました。 広瀬さんはい、そういう漫画も読んでいます。この間、菜々緒さんが「アリス、これ写真撮りな」ってリストを(笑)。 菜々緒さん私、Hな漫画の本棚をスクショさせて「これ読みなさい。すごく勉強になるから」とかそういう話ばっかりしていましたね。 MC先ほどまでピンクとかアダルトとかぼやかしていましたが、「Hな」とハッキリと…(笑)。 菜々緒さん私もうダメですね、この類の話になると。 MC菜々緒さんからなら紹介されたいですよね? (会場の皆さん:拍手) 菜々緒さん(笑)。ホントですか? 木村さん菜々緒ちゃんが、得た知識や考えを、質問に対してクールにビシッと返してくれると思うとちょっと本棚が気になっちゃう! 菜々緒さん需要があるのであれば公開させていただきます。私の隠したいところまでさらけ出しちゃうことになるかもしれませんが(笑)。 MC続いてですが、秘書と言えばスケジュール管理も仕事ですが、プライベートでのスケジュール管理は得意ですか? 木村さんプライベートのスケジュール管理? プライベートってスケジュール管理をするんですか? MCしますよ(笑)。美容室に行くとか、二時間空いたから何か入れようとか。 木村さんあぁ…(笑)。 菜々緒さん私はたぶん一番得意なほうだと思います。移動の時間とかも組みながら、移動して、この予約とって、移動して、最後これ行って帰るとか…「ついで」とか「ながら」が大好きだからそういうスケジュールの組み方をするのが大好きなんです。ロスゼロでスケジュールを組むのが大好きです。それがカチッとハマって一日が終わった時のお風呂とか最高ですよね。「今日はやりきった!」って(笑)。 広瀬さんお風呂って聞くだけでドキッとしちゃう。さっきの話の流れで(笑)。 木村さんここに優子ちゃんがいたら、ウンギョンちゃんに「ねえねえ、Hって韓国語で何て言うの?」って聞く(笑)。 シムさん知らん(笑)! 菜々緒さん「この言葉は、覚えても絶対に言わない方が良いです」って真面目に教えてくれるウンギョンちゃん。「韓国では言っちゃダメですよ」って。 シムさんもし、次があっても「知らん!分かりません!韓国語分かりません」って言います。 MC最後の舞台挨拶でいろんな面が出てきていますね。 菜々緒さん引き出しがあり過ぎるよね、私たち(苦笑)。 MC木村さんはスケジュール管理はいかがですか? 木村さんうーん、どうなんですかね? どうですか? 広瀬さんアクティブにいろいろと出かけられているけれど、そういう時は? 木村さんそれで言うと、入口と出口だけ決めて、あとは臨機応変にって感じですかね? どこかにふらっと旅立つことが多いので「飛行機はこれ」、「帰りはこれ」、「あとフィーリングで」って感じが多いですかね? 菜々緒さん確かにそうだった気がする。一緒にダイビング行った時、行きと帰りだけ決めていて、ごはん屋さんも決めずに…。「今日ここ行こっか?」とかでしたね。 木村さん「ここ行こう」って誘いもせずフワッとしていました。だからスケジュール管理できないですね。お友だちは減りますね。振り回すことになるから。菜々緒ちゃんくらいですよ、一緒に行ってくれるの。 菜々緒さんそうなの? じゃあまた行こうね! 木村さんやった! MC広瀬さんはいかがですか? 広瀬さん無理です、無理です! 行き当たりばったりか、休みの日は何も入れず、ソファから動かないプロのニートみたい生活なので。脱力しちゃって、思い立ったら「今日の夜、ちょっとマッサージ行こうかな」って感じです。美容院も前もって決められないんです。あと「明日の〇時、何してる?」とか「明日の夜、ヒマ?」とか苦手で、「今ヒマ?」とかならいくらでも動けるんですが…。だからちょっと無理ですね。その瞬間、今を生きている女です! 菜々緒さんそれすごく大事。 MCシムさんはどうですか? シムさん無理です、無理です。(広瀬さんと)ポンコツコンビなんで。 広瀬さんそうだった。 シムさん今、映画を観に行きたいと思ったらすぐ調べて観に行く感じです。一人の時間が多いのであまりプランニングして「これやろう」って動いていないし苦手ですね。 MCそろそろお時間ですが、ここである方にサプライズを用意しました。本日は10月17日。あと二回寝ると、10月19日、木村文乃さんの誕生日です! これは今年、初めてのお祝いですか? 木村さんそうですね。ありがとうございます。というか、あの…この「七人の秘書」のメンバーの半分が10月生まれで、室井さんもそうだし、菜々緒ちゃんも…。 菜々緒さん28日。で、今日は優子ちゃんの…。 木村さんそうそう、今日は優子ちゃんの誕生日なんですよ! 登壇者の皆さんおめでとうございます! MCおめでたい月なんですね。 木村さんだから(くす玉を見て)「七人の秘書大ヒット」じゃなくて「優子ちゃんおめでとう!」とか「安産祈願」でいいのに(笑)。 MCそれでは木村さんにスタッフ・キャスト一同よりプレゼントをお渡ししたいと思います。プレゼンターは本作にも出演しているこの方です!九十九五郎丸役川原瑛都くん■五郎丸役の川原瑛都くんがバラの花束をもってサプライズで登場!木村さんかわいい! 瑛都くん木村さん、お誕生日おめでとうございます。そして「七人の秘書 THE 」の大ヒットおめでとうございます。木村さんは素敵な生活を送られていると思いますが、バラのパワーでこの一年、元気にそして笑顔で過ごされることを心から願っております。 ■瑛都くんから木村さんにバラの花束をプレゼント!木村さんわざわざありがとうね。お花重かったでしょ? 大丈夫だった? 練習してきたの? 瑛都くんはい。 木村さん(笑)。 MCバラは何本あるんですか? 瑛都くん77本あります! 木村さん「七人の秘書」にかけて? 瑛都くんそうです。僕は「あなたは全てが完璧です」(バラが10本の時の花言葉)って意味で10本が良いなと思ったんですが、ちょっと物足りないということで「七人の秘書」のイベントということで77本にしました。 木村さんすごく嬉しいです。実は私、バラの花束をもらったのは初めてです! (瑛都くんを)連れて帰ろうかな(笑)。 菜々緒さん私たちの誰よりも素晴らしいコメントを淡々としゃべられて、感心いたしました。ありがとうございます! 広瀬さんもう現場でもずっとかわいくて! 学校の勉強の話をすると、嬉しそうに話をしてくれたり、「休み時間、何してるの?」とか話すと、キャッキャってするところもすごくかわいくて。 木村さんどう? 学校で本作を観たお友だちとかから何か言われた? 瑛都くんまだみんなに「見てね!」とは言ってはいないですが、先生に「何か最近、出てる?」と聞かれたりすると「今、これに出ているから観てくださいね」と言うようにしています。 木村さんみんなに大きい声で言っておいたほうが良いんじゃない? 瑛都くんぜひ観てください! MCありがとうございます。最後に木村さんからメッセージをお願いします。 木村さん今日は誕生日まで祝っていただいてありがとうございます。優子ちゃん、室井さん、菜々緒ちゃん…あともう一人いたかな? あ、私か(笑)。10月生まれのキャスト全員を代表してありがとうございます!ドラマからこの早さで映画になって、そして大ヒットまでにたどり着くのは、こうして来て応援して観てくださる皆さんがいて成り立つことです。今、「この舞台に立たせてくださってありがとうございます」という気持ちでいっぱいです。こうして直接お話しする機会はなくなりますが、まだまだドラマも映画も盛り上がっていますので、寂しくなったらぜひ映画館に会いに来てください。なんか寂しくなってきちゃった…(苦笑)。そろそろ寒くなってくるので本作を観て、ラーメンを食べて温かくなって帰ってください。本当にありがとうございました!
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「四月になれば彼女は」完成披露試写会「四月になれば彼女は」公式サイト映画プロデューサーで小説家の川村元気さんの長編小説第三作目「四月になれば彼女は」(英題 April, come she will.)を映画化した本作。愛する人をさがし求める四月を、ウユニ(ボリビア)、プラハ(チェコ)、アイスランド、東京を舞台に、十年に渡る愛と別れを描きます。 3月22日の公開初日を前に、本作の完成披露試写会を3月7日、イイノホールで実施しました。主演の佐藤健さん、長澤まさみさん、森七菜さん、ともさかりえさん、山田智和監督が登壇し、一足早い満開の桜を背景に花びらが舞い散る中、本作を映画化するに至った経緯や、山田監督の長編映画初監督作品への熱い思い、そして初共演となるキャスト同士の互いの印象などを語りました。こちらのイベントの様子を詳しくレポートします。完成披露試写会藤代俊 役佐藤健さん坂本弥生 役長澤まさみさん伊予田春 役森七菜さん小泉奈々役ともさかりえさん山田智和監督MC本日の試写会への応募総数が16000人を超えまして、倍率が70倍とのことです。さっそく監督とキャストの皆さんにご登場いただきましょう。 佐藤さん本日はお越しいただき本当にありがとうございます。毎回思うんですが、こうして完成した作品をいち早く観たいと思って足を運んでもらえるのは本当にうれしいです。本作は我々にとっても本当に大切な作品です。 長澤さん本作の撮影が終わってから二年ということで、あっという間に時が過ぎていきました。その時を経て、皆さんの元に届くんだなぁとこうして実感すると、「みんなで頑張ってきた姿をやっと観てもらえるんだ」とうれしい気持ちです。今日は少しの時間ですがよろしくお願いします。 森さん今日は本作をもっと楽しく観られるような話ができたらと思っております。 ともさかさん今日の完成披露試写会という記念すべき日を皆さんとご一緒できて、とてもうれしく思っております。 山田監督本日はお忙しい中このようにお集まりいただきありがとうございます。本当に今日を無事に迎えられたことがうれしくて感無量でございます。 MCそれでは皆さんにお話をうかがっていきます。まずは佐藤さん、先ほどもおっしゃっていましたが、今日初めて一般のお客さんに本作を観ていただきます。今のお気持ちをうかがえますか? 佐藤さん非常に感慨深いです。先ほどいくつか取材があったので、監督と話をしました。監督と初めてお会いしたのは四年ぐらい前で、その時はご飯を食べたんです。その時に監督はプライベートで悩みを抱えていました。「その時の悩みは解決したのかなあ?」と、ふと思い出しました。 MC監督いかがですか? 山田監督四年前なので遠い記憶ではあるんですが、三十代ならではの悩みだったので、佐藤さんが同世代ということでうれしくて相談した記憶があります。 佐藤さん確か脚本を書いていらっしゃいました。(佐藤さんが演じた)藤代よりも悩んでいましたね。相当もがき苦しんでいました。 MC佐藤さんが藤代を演じるにあたって、どのようなことを意識されたんでしょうか? 佐藤さんとにかく「何かを表現しよう」と思うのではなく、感じたままその場にいれたら良いなと思って演じていました。 MCがっちりと役づくりをしてから撮影に臨んだのではない? 佐藤さんないですね。不思議なもので、過去と現在で十年ぐらいを演じているんですが、何も考えないでそこに立っていたとしても、お相手の方が違うだけで、自分の演技も変わってくるんですよね。そういう体験が初めてだったので非常に興味深かったです。 MCリアルに近いということですか? 佐藤さんドキュメンタリーを観ているかのように、本作を観ていただけたらうれしいと思っていました。 MC佐藤さんご自身が川村元気さんの原作小説を読んで、映画化を熱望したとうかがっています。それについてお話しいただけますか? 佐藤さん僕は、リアルタイムで原作を読んでいました。登場人物たちが語るセリフが、ちょっと皮肉めいていて、でも真実味があるところが僕は大好きで、非常に惹かれました。例えば「永遠の愛なんてないんだ」とか、「ほとんどの人が言っている優しさっていうのは、自分が気に入られたいだけなんだ」とか。この原作を…まあ、川村元気が書いているのだから、“どうせ映画化するでしょう”って(笑)。 MC川村さんとはプライベートでも仲の良いのは知っていますが…。 佐藤さんきっと映画化するのだから「藤代役は自分がやりたい」という話をしました。 MC実際に、オファーが来た時は? 佐藤さん本当かどうか分からないんですが、「自分の周りから恋愛が消えたから、小説にしたい」と元気さんは書かれたみたいですが、「健がモデルになっている」と言っていました。 MCそうなりますと、先ほど監督が脚本を書く話をされていましたが? 山田監督そうなんです。今回はありがたいことに脚本の段階から佐藤さんと打ち合わせをしました。とにかく佐藤さんの原作への思いがものすごく熱いので、佐藤さんならではの目線も脚本に組み込みました。事前にそれだけ目線が合っていたので、信頼して藤代役を任せることができました。 MC一種ドキュメンタリーみたいな、という話も出ていましたが? 山田監督ドキュメンタリーと言い切ってしまうと「フィクションではない」と捉えられてしまいそうですが、そういうことではないんです。脚本がありながらも僕の頭の中だけではなく、お芝居が一流の皆さんの解釈も採用させてほしいなと思って、自由に演じていただきました。 MC長澤さん、出来上がった作品をご覧になって、どのように思われましたか? 長澤さん登場人物たちのそれぞれの立場が様々なので、本作を観た人と、ちょっと感想を…というか、みんなで恋愛や愛について語り合ってみたいと、そんな感想を持ちました。 MC長澤さんは現場でいかがでしたか? 長澤さん(佐藤さんは)ものすごく信頼がおける方なので!(佐藤さんに)ねぇ、楽しかったよね? 佐藤さんふざけないでそれをビシッと真面目に言えば良いのに!長澤さん(笑)。何か真面目に…ね? 佐藤さん(笑)。いや、「ね?」って言われても。 長澤さん楽しかった! MC現場では佐藤さんの熱量も感じていたわけですよね? 長澤さん先ほどの佐藤さんと監督の話を知らなかったので、現場では、撮影初日に久しぶりに会って、恋人役として向き合えるように「仲良くなりたいなぁ」と思うところはありました。雑談をしながら、二人の空気感を、藤代と弥生に近づけるように歩み寄っていった感じです。 MC途中で失踪してしまう弥生さんは、長澤さんから見てどのような人に見えましたか? 長澤さんとても素直な子だなと思います。一方で、「なんで突然?」と思ったり、「自分が思うことをうまく言葉にできないのかな」と思ったり、ちょっと心配になる人でもあるかなという印象もありました。 MC監督から見て、今回の長澤さんとの現場はいかがでしたか。 山田監督長澤さんが演じられた弥生という役は原作にも出てくるんですが、今回映画化するにあたって、原作者の川村さんと一緒に本作のために書き下ろした要素が一番多いキャラクターでした。なので、現場に入るまでは、文字上でしか分からない人物という感じでした。でも、当たり前のことかもしれないんですが、長澤さんが現場に入ってきた初日に、「弥生が来た!」という感じがしました。信頼感というか、安心感というか…、何かそういうものが最初からありましたね。長澤さんが、「二人の関係性」とおっしゃっていましたが、長澤さんは意外と座長気質というか、ある種の男前というか、現場の雰囲気を作ってみんなを引っ張ってくれるタイプの人でした。もちろん藤代との関係性もそうだし、現場全体の空気も「行くぞ!」みたいな空気を作ってくれる女優さんだと思いました。 佐藤さん完全に長澤さんが現場の空気を作っていました。「行くぞ!」って感覚で、番長のようにみんなを引っ張っていってくれるんです。 長澤さん(笑)。それだと弥生のイメージからかけ離れているけれど、大丈夫ですか? 山田監督撮影の時にちょっと小雨が降っていて「濡れちゃうから申し訳ないかな?」と、僕がおどおどしていた時も、長澤さんが「全然大丈夫、行くよ!」って感じで、すごく心強かったです。 長澤さん……まったく覚えていないです! いつのことだろう? MC藤代の初恋の相手を演じた森さんですが、出来上がった本作を観ていかがでしたか? 森さん私はまだ22歳なので、22歳の見方かもしれないんですが、これまで甘いラブストーリーをいっぱい観てきて、本作はその後で大人になるための一歩のような作品だと思いました。残酷なところもちゃんとあるし、いろいろな人物の視点もある。だから、もし実際にこういうことが起きたとしても、お互いが嫌い合わないでいられそうなことを学べたような気がします。そういう意味でもありがたかったですし、このような素晴らしい作品に参加できてありがたいと思いました。MC年齢の話が出ましたが、春はまさに大学生で、藤代とは友人から恋人同士になっていく関係を演じる上で、意識したポイントはありますか? 森さん意識してこうしようと思っていたわけじゃないですが、佐藤さんとの最初のシーンはアドリブが多かったんですが、なかなか佐藤さんとお話ができませんでした。なので、そのまま現場に行って、撮影する前後のシーンやシチュエーションだけを把握していくことが多かったです。なんとなく自然と作り上げられていくような、成長していく…そんな作り方だったので、漠然としていて不安を感じた時もありました。でも、作品の中での恋のパートではきらめきを皆さんに存分に見せることができたら良いなと思って演じていました。 佐藤さんそうなんですよ。(森さんとのシーンは)過去の回想なので、「図書館で旅行先を決める感じ」という設定だけがあって、そこからアドリブでしたね。でも、その割に長回しするんですよね。ただ、これは森さんだから成立したと本当に思いました。彼女は細かく決められていない方が輝いている感じがあります。 森さんその通り! 分析されちゃった気がします。 佐藤さんだから、僕は楽しそうにしている春を見ているだけで良かったんです。後はちょっと話を振るだけで成立しました。 MC森さんからすると、佐藤さんが相手役だからということもあるのでしょうか。 森さんもちろんです! 今回は、同じ大学の生徒を演じたんですが、佐藤健さんはすごい先輩なので、最初は恐縮していました。でも、柔らかい空気を作ってくださって、二人ならではの空気感が出せたと思います。 佐藤さん写真部の設定で、実際にお互いカメラを首から下げていましたね。結構大事な広告に使われた僕の写真は、森七菜さんが撮ってくれたものです。あれは、芝居中に本当に撮られたものです。 森さんそうなんです! お一人で写られている(幸せな記憶を表現する)「恋するビジュアル(略称:恋ビジュ)」です。 佐藤さん劇中のキーとなる写真も、ほぼ森さんが撮った写真をそのまま春の作品として使っています。 MC写真は元々お好きなのですか? 森さんいえ、この作品のために勉強しました。それで、ものすごく好きになったので今も続けています。 MC佐藤さんも写真、お好きですよね? 佐藤さんはい! 気合いを入れて撮りました。でも、何にも使われていません(笑)。 MC撮影現場で、二人でお話をして記憶に残っていることはありますか? 森さん(笑)。私、基本忘れがちなので、本当に記憶がなくて……。 佐藤さん(上を向いて思い出そうとする)…撮影中の話は思い出せないですが、最近話したことだったら覚えています。ウユニ塩湖の撮影の話なんですが、二回行ったんだよね? 「もう行きたくない」って言っていました。(会場:笑) 森さんそうですね。 MCともさかさんは藤代に対して客観的にアドバイスをする役柄でした。出来上がった本作をご覧になっていかがでしたか? ともさかさん私は、ここに登壇するのが申し訳なくなるほどちょっとしか出演していないんです。台本でストーリーや展開は知っていますが、会場のお客さんと同じくらい新鮮な気持ちでドキドキしながら出来上がった作品を拝見しました。 MCシングルマザーの役柄でしたね。 ともさかさん私が演じた女性は、バックボーンが描かれるわけではないのですが、私もシングルマザーで息子を育て、息子は今年でもう二十歳になります。息子と二人で過ごしてきた時間が長かったので、「こんな風に必死で子育てしていたなぁ」とか、あの頃の自分がフラッシュバックするような不思議な気持ちでした。 MC山田監督の現場はいかがでしたか。 ともさかさんすごく心地の良い現場でした。私は「美しいなぁ~」と佐藤さんの横顔をずっと見ていた感じでした。 山田監督実際にお子さんと触れ合っていただくシーンがありました。ちっちゃいお子さんたちなのでこちらではコントロールできない状態がありましたが、ともさかさんは全く動じることなく、子どもたちを迎え入れるように接してくださいました。今回は、いろいろな愛の形を描くようにトライした中、説得力が大事だった中で、我が子を迎え入れる時のともさかさんの表情は、子育ての経験もおありなので、愛の本質を知っている感じがしっかりと残せたことがありがたかったです。 ともさかさんそんな風に見ていただけて、うれしいです。本作は、若い世代の方に向けた物語だと思われるかもしれないですが、監督がおっしゃったようにいろいろな愛の形が詰まっています。自分も「こういう気持ちを通り過ぎたな」と、自分の懐かしい気持ちに向き合えました。なので、大人の方にもぜひご覧になっていただきたいです。 MC山田監督は、初めての長編映画となります。これからお客さんにご覧いただきますが、改めて今のお気持ちをうかがえますか。 山田監督原作の川村元気さんから最初に本作の映画化のお話をいただいてから四年ちょっと経っています。なので、本日を無事に迎えられたこと、皆さんにこうして来ていただけたことが本当にうれしいです。初めての長編映画で、素敵なキャスト陣と、最高のスタッフチームとで、この作品ができました。長編一本目がこの「四月になれば彼女は」という作品で良かったと思っています。皆さんに早く観ていただきたいという気持ちが強いです。 MC先ほどお話に出ましたが、長澤さんと佐藤さんの初めての共演はCMで、今回のように演技での共演は初めてですよね。お互いに撮影前の印象と、撮影中のエピソードがあればお話いただけますか。 佐藤さん撮影前からとても素敵な女性だと思っていました。真面目な話、今回、本当に良いところをたくさん知れて、「長澤まさみという人の魅力を僕は知らなかったんだ!」と思い知らされました。共演して本当に素敵な人だと思いました。 長澤さんありがとうございます。 MC具体的に話せることはありますか。 佐藤さん僕がすごく好きだったエピソードは……。 長澤さんえっ! (小声で)ダメ、言わないで。 佐藤さん口止めされるんです(笑)。何個もあります。 長澤さん(小声で)良いことを言って! 佐藤さん現場で「そういうところがとても素敵だと思う」って言ったら、「宣伝の時に言わないでね」って言うんです。でも、言いますね(会場:笑)。すごく大事なシーンがあって、現場で僕は「とても素晴らしいステキなお芝居だな」と思っていたんです。でも、本人は何か納得がいっていなさそうでした。「昨日家で練習した時はもっとうまくできたのにな」とか言うんですよ。(声を大にして)「長澤まさみが家で練習するの!」って思いました(笑)。……そんなところが大好き! MC裏で努力していることを話されて恥ずかしいんですか? 長澤さん……恥ずかしいです。 MC長澤さん、撮影前の佐藤健さんのイメージは? 長澤さんCMで共演していた時からの知り合いですが、ちょっとカッコ良すぎてですね…。 佐藤さん何か言っているなぁ。 長澤さん&ともさかさん(佐藤さんの美しさで意気投合して)カッコ良すぎます! 佐藤さんそのトーンの言い方はバカにしている! 長澤さん&ともさかさん違う! 違う!!(二人揃って本気で言っていることを強調) ともさかさん何かもう彫刻を見ているような……。 長澤さん「カッコ良い人だな」っていう印象で、こっちが恥ずかしくなっちゃって、ちゃんとしゃべれなくなるんですよ。で、「ちょっと付き合いづらい人なんじゃないか」って思っていました。 佐藤さん(笑)。最後に落とす! 長澤さん(笑)。恋人役ということで、関係性を築きたいっていうのもありましたし、一緒にお芝居するのがすごく楽しみでした。現場では思っていた以上にフランクで本当はとっても良い子でした! 佐藤さんコメントが薄い(笑)! 長澤さん(笑)。(佐藤さんに)ごめんなさい、コメントが薄くて。サービス精神もすごく旺盛だし、プロデューサー気質な部分があって、作品に対しての情熱がとってもある方でした。なので、一緒にお芝居をしていても私の不器用で一生懸命な姿にもちゃんと反応してくれて、寄り添って、受け止めてくれる人でした。きっと理想があるとは思いますが、そういう準備をした上で、現場ではそれを手放して人を受け入れることができる器の大きい人という印象があります。全然知らなかった過去が全て塗り替えられて、「こんな人だったんだ!」「とっても素敵な俳優さんだな」と思いました。「また一緒に作品をやりたいね」なんていう話を撮影時からしていた思い出があります。 MC森さん、今回はウユニ塩湖やプラハ、アイスランドと丸々一カ月の大型ロケをされたそうですね。キャスト一人でトランジットを含めると十カ国行かれたんですね。思い出も含めてお話いただきたいです。 森さん(しぼりだすように)…辛かったです!(笑顔で)でも楽しかったし、美しかったし、おいしかったですよ。実際は、21日間で十カ国周っているので、単純計算だと二日に一回は違う国にいることになりますね。目まぐるし過ぎて辛いとか言っている暇もないくらいでした。でも、日本に帰りたくてコロンビアで一度泣きました。(会場:笑)春としていろいろな街を訪れているので、本作ではそういう風に観てほしいです。でも、かなり壮大な旅過ぎますよね。ただ、このような旅をできるのはなかなかないことなので、大役を任せていただいて本当にありがたいなと思っています。でも、さすがに「ちょっと…正直帰りたい!」と母に電話したら、「どうやって?」と言われて、「確かに」と思いました。で、そのままウユニ塩湖に行ったら絶景が観られました。 MC聞いた話では、ウユニ塩湖からも誰かに電話したんですよね? 森さんまさみさんに、電話をかけました! 絶景を前にして、どうしても見せたくて、「まさみさん、見てー!」って。 MCそれは、佐藤さんではなかった? 森さん(指摘されて初めて気づいた感じに)あ! そうですよね…。 佐藤さん思い浮かばなかった?森さん(大慌てで)思い浮かびました!しっかり浮かんだ上で、まさみさんに電話をしました。(会場:笑) MC素晴らしい写真を撮っていましたね。 山田監督本当に森さんは頑張ってくれました。素晴らしい景色がフィルムに映っていました。制作期間が四年かかった理由の一つにコロナ禍があり、海外に行った時にいろいろな苦労がありました。東京パートも含めてコロナ禍中に撮影をしていたので、普段気にしてなくて良いことも、キャストやスタッフでケアして何とか乗り越えて今日を迎えることができました。今改めて作品を観ると、変化していく社会や恋愛の価値観を含めて大きなハードルを超えた今の方が、本作の説得力は上がるように思っています。 ■フォトセッションMC最後に、佐藤さんからご挨拶をいただきます。 佐藤さん本日は本当にありがとうございます。恋愛ってきれいなことばかりじゃなくて、うれしいこともあるけど、苦しいこともあって、辛いことがあるから喜びがあります。本作はそういった恋愛のすべてが詰まった作品になっているんじゃないかと思います。本作の中で弥生が「愛を終わらせない方法は何でしょう?」と問いかけます。でも、恋愛には答えがないからこそ考えるきっかけにしていただきたいです。本作を観て、皆さんだけの答えを見つけてもらえたら幸いです。本作を楽しんでください。ありがとうございました。
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