「映画」検索結果479件
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8番出口©2025 映画「8番出口」製作委員会
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KAPPEI カッペイ Blu-ray豪華版(特典DVD2枚付3枚組)伊藤英明 上白石萌歌 西畑大吾(なにわ男子) 大貫勇輔 /古田新太 /森永悠希 浅川梨奈 倉悠貴 橋本じゅん・関口メンディー(EXILE/GENERATIONS) 鈴木福 かなで(3時のヒロイン) 岡崎体育 山本耕史 小澤征悦世界は滅亡しなかった…最強なのにやることない。本編ディスク:(Blu-ray)本編:118分+映像特典 カラー 1920×1080p 16:9 ビスタサイズ 2層(BD50G) 音声: 1, 日本語 5.1ch DTS-HD Master Audio 2, 日本語 2.0ch DTS-HD Master Audio 3, バリアフリー日本語音声ガイド 2.0ch DTS-HD Master Audio 字幕:1, バリアフリー日本語字幕特典ディスク①(DVD)128分 16:9 片面2層 音声:1, 日本語 2.0ch ドルビーデジタル特典ディスク②(DVD)123分 カラー 16:9 片面2層 音声:日本語2.0ch ドルビーデジタルTBR32037D/2022年度TBS原作:若杉公徳「KAPPEI」(白泉社・ヤングアニマルコミックス) 監督:平野 隆 脚本:徳永友一(『翔んで埼玉』『かぐや様は告らせたい』シリーズ『ルパンの娘』) 音楽:遠藤浩二 主題歌:西川貴教 featuring ももいろクローバーZ 「鉄血†Gravity」(EPIC レコードジャパン)1999年7月に世界が滅亡するというノストラダムスの大予言を信じ、乱世の救世主となるべく、人里離れた地で、殺人拳・無戒殺風拳の修行に人生を捧げてきた男・勝平(伊藤英明)。だが、世界が滅亡する気配など一向に感じられないまま、師範(古田新太)から突如「解散」を命じられた終末の戦士たちは、それぞれ東京の地へと流れ着く。右も左もわからぬ大都会で、気弱な大学生・啓太(西畑大吾)を助けたことをきっかけに、天真爛漫な女子大生・山瀬ハル(上白石萌歌)と出会い、人生で初めて“恋”を知る勝平。そんな勝平の前に、かつてともに修行に明けくれた、守(大貫勇輔)・正義(山本耕史)・英雄(小澤征悦)ら最強の漢たちも現れて…。©2022 映画『KAPPEI』製作委員会 ©若杉公徳/白泉社(ヤングアニマルコミックス)KAPPEI カッペイ Blu-ray豪華版(特典DVD2枚付3枚組)
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「ファーストキス 1ST KISS」完成披露舞台挨拶「ファーストキス 1ST KISS」公式サイトこれまで幅広いジャンルで高い評価・注目を集め、日本のドラマ、映画界を牽引する脚本家・坂元裕二さんと、数々の大ヒット作を生み出してきた塚原あゆ子監督が初タッグを組んだオリジナル劇場公開作品「ファーストキス 1ST KISS」が2月7日より公開となります。 カンヌ国際映画祭で脚本賞を受賞した坂元裕二さんが、この時代に問いかける新たなラブストーリーとは? 「ファーストキス 1ST KISS」というタイトルが意味するものとは? 様々な期待の声が寄せられる中、1月13日イイノホールで完成披露舞台挨拶が開催され、松たか子さん、松村北斗さん、吉岡里帆さん、森七菜さん、脚本の坂元裕二さん、プロデューサーの山田兼司さんが出席しました。本作の撮影秘話や、2009年にタイムトラベルするという本作の内容にちなみ、自身の2009年当時を振り返りました。上映後の会場から温かな拍手で迎えられ、笑顔でトークを繰り広げたこの日の模様を詳しくレポートします!完成披露舞台挨拶硯カンナ役松たか子さん硯駈役松村北斗さん天馬里津役吉岡里帆さん世木杏里役森七菜さん脚本坂元裕二さんプロデューサー山田兼司さん■上映の感動や興奮が冷めやらぬ中、キャスト陣が客席の間を通って登場。大歓声を浴びながら、リボンドロップ(発泡スチロール状の飾り)が舞い散るステージに上がりました。 松さん皆さんに観ていただけて、すごく幸せです。 松村さん初めて本作について語れる人と出会えて、すごくうれしいです。楽しい時間を過ごせたらと思います。 吉岡さん楽しい会になるよう、頑張って話したいと思います。 森さん今日は、より本作が面白くなるようなお話ができたら良いなと思います。 坂元さん私も(キャストの皆さんにように)客席から出てきたかったです。(登壇者の皆さん&会場のお客さん:笑) リボンドロップが飛んでいて羨ましいなと思っていました(笑)。 山田さん本日はお越しいただきまして、本当にありがとうございます。 MC今日は初めてお客さんに本作をご覧いただきました。改めて本作は、どのような作品になったと感じていますか? 松さん駈とカンナのお話ではあるんですが、観ていくと二人を取り巻く人たちにも目が行って、想像が膨らみます。そんなことをしていると、自分自身に返ってくるようなお話なのかなと思っています。松村さん内容に関しては、皆さん様々に感じていると思います。なかなか客観視することが難しかったんですが、本作を観終わった後、二時間も観たという体感はありませんでした。時間の長さをあまり感じない作品でした。それでいて、たくさんの物語と展開と人生を観たし、たくさんのメッセージや考えるものをもらいました。そういった重さが手の中にあって、ものすごく密度のある作品だと感じています。似合わない言葉かもしれないですが、ある意味コスパが良い作品です。(会場のお客さんの笑いを感じて)そうですよね、クスクスしちゃいますよね。高級さを伝えたいのに、コスパという言葉を使ってしまいました(苦笑)。ですが、それくらい密度が高いのに疲れさせない、稀有な作品だと感じています。 吉岡さん私は本作を試写会で観ましたが、両隣の女性が、嗚咽のような感じで大号泣されていました。お二人とも涙が止まらない感じでしたね。本作は、ご結婚されている方や、カップルの方、お友だち同士でも、すごく大事な人がいるのに、その大事さを忘れてしまっている人が観たら、絶対にもう一度その人のことちゃんと見つめ直そうと思える。そういったギフトのような作品だと思います。 森さん台本の時点で、ものすごく感動したので、試写会には絶対にハンカチを持っていこうと思っていて、それが活躍しました。寂しいところから始まる物語は切ないけれど、自分のどこかにある世界観かもしれないと思うと、すごく親近感の湧く物語でした。観ていて、心が動かされることがたくさんありました。 MC松さんと松村さんは、今回が初共演となりました。会う前と今で、印象が変わったことはありましたか? 松さんどうですかね…? 変わったというか、松村さんを知った、出会ったという感じです。 MCお会いする前は、松村さんについてどのように思われていましたか? 松さん(どう表現しようか戸惑いながら)…人気者(笑)。(登壇者の皆さん&会場のお客さん:笑) 松村さん松さんは、僕の印象について「輪郭がはっきりしている」という謎の回答をし続けているんです。その一本刀なので、今何も出てこないんですよ。輪郭以外の話はないですか? 松さんない…(笑)。(登壇者の皆さん&会場のお客さん:笑)私的には「輪郭がはっきりしている」という表現がすごくしっくりくるんですけれどね。 松村さん(会場に目を向けながら)松さんと同じでしっくりきている方がいるかもしれないですね。 松さん思っていたより、シルエットがちゃんと見える方だったということなんです。 松村さん分かる方、いらっしゃいますか? (会場から「分かる」という共感を示すように拍手が上がる) 松さん(拍手を耳にして)良かった。 松村さんシルエットと言っても、肩幅が広いとかは関係ないそうです(笑)。 MC松村さんは、松さんに対してどのようなイメージを持っていましたか? 松村さん会う前は“芸能人・松たか子”という印象でした。僕の中では、会う前と会った後というより、初対面の時と比べて、撮影で一緒に過ごす中で、イメージとの差や、その人を知ったことが比べるポイントです。松さんは会った初日から今日まで、距離感や話し方が本当に変わらない方です。初対面の時からずっと知っていたように振る舞ってくれました。そのおかげで、夫婦役を少しずつやれたと思っています。 吉岡さん私は、松さんとは、坂元さん脚本の「カルテット」(2017年TBS系列にて放送/主演:松たか子)という作品でご一緒しました。(松さんは)緊張する人であり、緊張を解いてくれる人でもあります。お芝居の現場に行く前はめちゃくちゃ心臓がバクバクするんですが、いざ入ってみると「大丈夫だよ」と言ってくれる方です。当時も、そうしてもらった記憶があります。今回は何年かぶりの共演で、(羨望の眼差しを向けるように)「ああ、松さんだ…」「今日も松さんに会えた…」と、遠くから言っていました。また、私が演じる里津のお父さん役を、リリー(・フランキー)さんが演じているんですが、リリーさんは松村さんにすごく母性本能をくすぐられていました。 松村さんリリーさんと連絡先も交換させてもらって、僕から「良かったら」と連絡をして、その後に二回食事に行きました。 吉岡さん(リリーさんが松村さんに)どハマりされていました。 松村さんお食事に行きました。リリーさんと話しているとすごく楽しいです。今日はなぜ、リリーさんがいないんでしょうか? (登壇者の皆さん&会場のお客さん:笑) いてほしかったです。MC森さんは、松さんの印象はいかがでしたか? 森さん松さんは、私がまだ高校生の時に「ラストレター」(2020年公開/監督・岩井俊二)でお母さん役を演じてくださって、私が松さんの学生時代も演じさせてもらいました。以前共演した時もすごく優しくしていただいたので、テレビで拝見する度に「お母さんに会った」と思いながら拝見しています。本作では久しぶりにお会いできて、「そうだ。あの時、こんな女性になりたい」と決意したんだと思い出しました。撮影はそんなに長くなかったですが、すごく楽しかったです。人生のためになる時間でした。 松さん私もすごく楽しかったです。このお話の中では、私が演じるカンナはいろいろなところを走り回っているんですが、吉岡さん演じる里津と、森さん演じる杏里にいろいろなことを教えてもらいながら過ごしているので、彼女たちはとても重要な存在なんです。そういう役で吉岡さん、森さんと再会できたことは、とてもラッキーだったと思います。 MC「一生の思い出になる作品を作ろう」ということで、企画が始まった作品とうかがいました。坂元さんと山田さん、本作の映画化の経緯を教えてください。 山田さん僕は坂元裕二さんと「怪物」(2023年公開/監督・是枝裕和)という作品を一緒に作りました。その時に、「また一本、映画を作らせてもらえませんか」とお願いしたところ、快諾していただきました。皆さん誰にでも“生涯の一本”という作品があると思います。人生のいろいろなタイミングで観返すような作品。せっかく坂元さんともう一本作るんだったら、「そういうのを作りたいですね」なんて話し合いながら、企画が始まりました。まさかこんなに世界一感動する“餃子”と“靴下”の物語を紡いでくださるとは、予想もしていませんでした。坂元さん山田さんがよく家族、妻の話をされているので、いつかこの方と「夫婦の物語を作りたいな」という気持ちがどこかありました。打ち合わせを重ねながら「夫婦の映画を作りませんか」という話をしたところ、「ぜひ」と言っていただきました。 MC実際に山田さんのお話も入っているのでしょうか。 山田さん大変シビアなエピソードが家庭に溢れていまして、坂元さんにはいつもよろこんで聞いていただいています(苦笑)。なので、そういうことが積み重なったのかなと思います。すみません。(会場のお客さん:笑) 坂元さんちょっとジャンルが変わってしまうぐらいの話をよく聞いているので、あまり取り入れてはいないんですが…。(登壇者の皆さん&会場:笑) 山田さん今日は妻が会場に来ておりまして…。(登壇者の皆さん&会場のお客さん:笑) MCついに完成した本作の感想を教えてください。 坂元さん僕は、餃子をよく焦がしてしまうことがあるんです。焦げた餃子が、フライパンにくっついてしまう人もいるし、そうじゃない人もいるかもしれませんが、それを作品にできたことが個人的にはすごくうれしくて、ちょっとよろこんでいます。また、僕にとって、松さんと映画を作ることは念願でした。こうして一本作ることができました。松さんとは、こういう華やかな格好をされているところでお会いしたことがなかったので、先ほどエレベーターで一緒になった時に、ちょっとドキドキしました。本作を作って良かったと、その時に思いました。(松さん:笑) 松村さんは、29歳と45歳という演じ分けをほぼご自身で、多少のCGはあるかもしれませんが、演じ分けていたので、びっくりしました。もちろん素晴らしいCGは世の中にあるとは思いますが、お二人ともほぼCGに頼らずに表現されていて、俳優の力を見せてもらった気がします。MC年齢によって、声も変えていましたか? 松村さん試写を観た時に、「40代の駈の声は、加工で声のトーンを下げてくれたんだな」と思って、塚原監督に、「声は加工してくださったんですか」と言ったら、「あれはそのままですよ」 とおっしゃっていました。肉襦袢みたいなもので太らせていたので、声がよく響いていたみたいです。(松さんにこっそり打ち明けるように)今日、僕のトーク空回っていますよね…?(会場のお客さん:笑) 松さん(励ますように)言わなきゃ、誰も気づいていないです。(会場のお客さん:笑)松村さん必死にシーンをやっていく中で、松さんのサポートと、塚原監督のアドバイスもあり、自分でも気づかない間に45歳にたどり着いたのかなと思います。そこまで行けて良かったと、今安心しています。 MC坂元さんからは、松さんと映画を作ることが「念願だった」というお話がありました。 坂元さん松さんは一度も考えたことがないと思います。(登壇者の皆さん&会場のお客さん:笑) 松さん(笑)。坂元さんが脚本を手掛ける映画には出たことがなかったので、そう言ってもらえてうれしかったです。坂元さんと映画でご一緒して、松村くん、吉岡さん、森さん、皆さんとご一緒して、自分がこういう役をやるというのはもう最後だと思います。それがこのお話で良かったなと思っています。 MCキャストの皆さん、初めて台本を読まれた時の感想を教えてください。 松さん面白いと思いました! 「どう映像化するの?」と思いました。 松村さん坂元さんが、タイムトラベルを扱ったことがすごく衝撃でした。最初は今の本編よりも、もっとボリュームのある台本でしたが、あっという間に読んでしまいました。しかも、どこも「あれって何だっけ?」とならなくて、「これはものすごい台本だ」と思いました。そこから少しずつ映画サイズになっていく進化も一緒に追うことができて、台本を読んでいる時間がすごく楽しかったです。「早く皆さんに観てもらえるタイミングになれ」と、台本の段階から思っていました。それくらい楽しみな作品でした。 吉岡さん私は、坂元さんの書くセリフを話す松さんがすごく好きです。全部のセリフが明るくて飄々としていそうなのに、すごく切なさとか苛立ちとかの含みがある声の感じがあって、台本を読んでいると、松さんの話し方で再生されていました。「ミューズってこういうことなのかなぁ」と思いました。勝手に脳内で映画が完成するぐらいでした。実際に松さんが演じると、イメージしていたものと「こういう違いがあるんだ」と思うこともありましたが、松さんが演じるからこそ、カンナさんがとても魅力的でした。坂元さんの脚本を読んでいると、「松さんしか考えられないな」と思います。そして松村さんが旦那さん役ということで、「どのような化学反応が起きるんだろう」「早く完成した作品を観たい」と思うような脚本でした。MC松さんは、坂元さんにとってのミューズだという言葉もありました。 松さん(照れ笑いしつつ)自分がやったことよりも、それを観た方の感想があって自分はまた生きられるというか、生き延びた感じがしますね。ありがたいです。 MC森さんは、脚本を受け取った印象はいかがでしたか。 森さん私も「松さんは、女神だなぁ」と、脚本を読んでいる時から思いました。私は、もともと坂元さんの作品がものすごく…すみません…(隣に並んだ坂元さんをチラリと見て)お隣にいるのですごく恥ずかしいんですが、坂元さんの作品が好きなんです。高校生の時には坂元さんのトークショーにも行きました。「カルテット」もシナリオブックを買って、皆さんが演じられたセリフをいままでたくさん見てきました。なので、本作の脚本を読んで、「これはまだ誰も声にしたことのないセリフなんだ」と、感動を味わいました。ちょうど高校生ぶりに乗る大分までのバスで読んで、すごく泣きました。あの時も「寂しい、苦しい」と思いながら泣いていたなと、台本と一緒に自分もタイムトラベルしたような感じでした。自分にとって特別な台本です。MC本作は、2024年から2009年にタイムトラベルするという内容になります。先日、本作の公式SNSで「2009年、あなたは何をしていましたか?」という投稿をしたところ、「夫と付き合い始めました」「二歳でした」「愛犬を迎えました」「就職しました」「人生で初めて一目惚れをしました」など想像以上にたくさんのコメントをいただきました。そこで、キャストの皆さんにも2009年を振り返っていただきたいと思います。当時のご自身が何をしていたか、またその時の自分にどのような声をかけたいですか? 松さん正確なことは覚えていませんが、さっき聞いたところによると、事務所など、仕事をする環境がちょっと変わった時期みたいです。ちょっと寂しい環境になりつつ、ちょっと身軽になった時期らしいです(笑)。 MCその時の自分には何と声をかけたいですか? 松さん「頑張っていれば、良い出会いがあるよ」と言いたいですね。だから「頑張れ」と言っておきます。 松村さん僕は、2009年がすごく大事な年なんです。芸能界の活動を始めたのが、2009年の2月で、まさに今から15年前です。アドバイスは正直ないですね。思うままに進んできたら、ここに来るという奇跡が待っていました。一つでも間違えれば、あっという間に消し飛んでしまうので、当時の自分には何も言えないです。 MCそのままで良いということですね。 松村さんそうですね。たくさん間違えるけれど、それがあってのこれだと思います。 吉岡さん私は、当時は高校生だったんですが、絶対に言いたいことが一つあります。本当に戻りたいんですが、とにかく「パスポートを部屋から出すな」と言いたいです。高校生の時の修学旅行が海外だったんですが、パスポートを前日に紛失して行けなかったんです。(登壇者の皆さん&会場のお客さん:「ええー!」と驚き)高校生の時の私に会ったら、パスポートを初めて取得してうれしいしいからといって、「パスポートを外に持ち出したりしないで」と言いたいです。 MCパスポートは見つかったのでしょうか? 吉岡さんそれが見つからなかったんです。「思い出を丸っと失うよ」と言いたいですね。その後に、修学旅行に行けなかった分の単位取得として「とんでもない勉強をしなくちゃいけなくなるよ」という警告もしたいです。 森さん2009年は、私はまだ関西人でした。八、九歳ぐらいまで大阪に住んでいて、関西弁をしゃべっていました。今は、大分弁です。履歴書のようなものには一応(大分弁と関西弁の)バイリンガル的に書いていますが、関西弁はほぼ忘れかけています…。役として、関西弁は使う機会が多いので、絶対に関西弁を忘れないようにしておいてほしいです。 MCでは、関西の方と話すと、関西弁になりますか? 森さんちょっとだけ出ますが、「この人、すごいエセ関西弁をしゃべってくるじゃん」みたいな目を時々感じます。(登壇者の皆さん&会場のお客さん:笑) ちゃんとした関西弁をずっと覚えていてほしいと思います。 MC今日は成人の日でもあります。松さんと松村さんから、新成人の方にメッセージをお願いいたします。 松さん新成人の皆さん、おめでとうございます。自分が思っている以上に可能性をいっぱい持っていると信じて、これからもたくさん失敗をして、前に進んでいってほしいと思います。未来をよろしくお願いします。 松村さん僕は、今年30歳になります。なんとか20代を過ごしたんですが、30代からいよいよ頑張り時だという気持ちがすごく強いです。この10年を振り返ると、20代はたくさん失敗し続けられる時期だったと改めて思います。皆さんも恐れずに、失敗をしにいろいろなところへ行ってみてください。 MCそれでは最後に、一言ずつご挨拶をいただきたいと思います。 山田さん本日はお越しいただきまして、本当にありがとうございました。本作を観た方の一日一日の過ごし方が、観たその日から素敵なものに変わるような、そんな作品になってくれればと思っております。 坂元さんこの物語は、夫婦がタイムトラベルを通してやり直していく物語です。観終わった後に「これってもしかしたらタイムトラベルなんてしなくても、自分たちの気持ちや行動でやり直していけるんじゃないだろうか」。そんな風に思っていただけたら良いなと思っています。 森さん本作は、大人のラブストーリーということで、ちょっと早いですがバレンタインシーズンの2月7日公開です。本作を観て、大人なバレンタインシーズンを過ごしていただければと思います。 吉岡さん坂元さんの脚本で、すごく好きなセリフがあります。カンナさんと駈さんが15年ぶりに再会するシーンで、カンナさんが「まだ初めましてです」というセリフです。この設定でしか言えないとても素敵なセリフで、大好きです。今、これから起こるその瞬間や、今日のこの瞬間こそが、一生取り返せないほど素敵でキュンとする日々なんだということが、皆さんにも自然と伝わったら良いなと思っています。私はそこにすごくグッと来ました。本作の良いところを、これから観る方にも伝えていただけたらうれしいです。 松村さん本作は夫婦の物語ですが、観る人によっては自分の身近な親友であったり、家族であったり、仕事の仲間であったり、いろいろな物語に変わっていく作品だと思いました。観た人の明日が少しキラッとするような作品として届くと良いなと思います。 松さん皆さんに本作をお届けできる日とあって、とても緊張していましたが、こんなにたくさんの方に集まっていただけて幸せです。二人に目を向けていただいたら、次は二人を取り巻く人に目を向けてみてください。そうすると、自ずと「自分の話だな」と思えるような展開になるんじゃないかなと思います。ぜひ映画館に足を運んでいただけたらと思います。今日は本当にありがとうございました。
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KAPPEI カッペイ Blu-ray通常版伊藤英明 上白石萌歌 西畑大吾(なにわ男子) 大貫勇輔 /古田新太 /森永悠希 浅川梨奈 倉悠貴 橋本じゅん・関口メンディー(EXILE/GENERATIONS) 鈴木福 かなで(3時のヒロイン) 岡崎体育 山本耕史 小澤征悦世界は滅亡しなかった…最強なのにやることない。本編ディスク:(Blu-ray)本編:118分+映像特典 カラー 1920×1080p 16:9 ビスタサイズ 2層(BD50G) 音声: 1, 日本語 5.1ch DTS-HD Master Audio 2, 日本語 2.0ch DTS-HD Master Audio 3, バリアフリー日本語音声ガイド 2.0ch DTS-HD Master Audio 字幕:1, バリアフリー日本語字幕<収録内容>◆本編 ◆予告編集TBR32038D/2022年度TBS原作:若杉公徳「KAPPEI」(白泉社・ヤングアニマルコミックス) 監督:平野 隆 脚本:徳永友一(『翔んで埼玉』『かぐや様は告らせたい』シリーズ『ルパンの娘』) 音楽:遠藤浩二 主題歌:西川貴教 featuring ももいろクローバーZ 「鉄血†Gravity」(EPIC レコードジャパン)1999年7月に世界が滅亡するというノストラダムスの大予言を信じ、乱世の救世主となるべく、人里離れた地で、殺人拳・無戒殺風拳の修行に人生を捧げてきた男・勝平(伊藤英明)。だが、世界が滅亡する気配など一向に感じられないまま、師範(古田新太)から突如「解散」を命じられた終末の戦士たちは、それぞれ東京の地へと流れ着く。右も左もわからぬ大都会で、気弱な大学生・啓太(西畑大吾)を助けたことをきっかけに、天真爛漫な女子大生・山瀬ハル(上白石萌歌)と出会い、人生で初めて“恋”を知る勝平。そんな勝平の前に、かつてともに修行に明けくれた、守(大貫勇輔) ・正義(山本耕史)・英雄(小澤征悦)ら最強の漢たちも現れて…。©2022 映画『KAPPEI』製作委員会 ©若杉公徳/白泉社(ヤングアニマルコミックス)KAPPEI カッペイ Blu-ray通常版
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KAPPEI カッペイ DVD通常版伊藤英明 上白石萌歌 西畑大吾(なにわ男子) 大貫勇輔 /古田新太 /森永悠希 浅川梨奈 倉悠貴 橋本じゅん・関口メンディー(EXILE/GENERATIONS) 鈴木福 かなで(3時のヒロイン) 岡崎体育 山本耕史 小澤征悦世界は滅亡しなかった…最強なのにやることない。本編ディスク:(DVD)本編:118分+映像特典 カラー 16:9LB ビスタサイズ 片面2層 音声: 1, 日本語 5.1ch ドルビーデジタル 2, 日本語 2.0ch ドルビーデジタル 3, バリアフリー日本語音声ガイド 2.0ch ドルビーデジタル 字幕:1, バリアフリー日本語字幕TDV32039D/2022年度TBS原作:若杉公徳「KAPPEI」(白泉社・ヤングアニマルコミックス) 監督:平野 隆 脚本:徳永友一(『翔んで埼玉』『かぐや様は告らせたい』シリーズ『ルパンの娘』) 音楽:遠藤浩二 主題歌:西川貴教 featuring ももいろクローバーZ 「鉄血†Gravity」(EPIC レコードジャパン)1999年7月に世界が滅亡するというノストラダムスの大予言を信じ、乱世の救世主となるべく、人里離れた地で、殺人拳・無戒殺風拳の修行に人生を捧げてきた男・勝平(伊藤英明)。だが、世界が滅亡する気配など一向に感じられないまま、師範(古田新太)から突如「解散」を命じられた終末の戦士たちは、それぞれ東京の地へと流れ着く。右も左もわからぬ大都会で、気弱な大学生・啓太(西畑大吾)を助けたことをきっかけに、天真爛漫な女子大生・山瀬ハル(上白石萌歌)と出会い、人生で初めて“恋”を知る勝平。そんな勝平の前に、かつてともに修行に明けくれた、守(大貫勇輔)・正義(山本耕史)・英雄(小澤征悦)ら最強の漢たちも現れて…。©2022 映画『KAPPEI』製作委員会 ©若杉公徳/白泉社(ヤングアニマルコミックス)KAPPEI カッペイ DVD通常版
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KAPPEI カッペイ Blu-ray伊藤英明 上白石萌歌 西畑大吾(なにわ男子) 大貫勇輔 /古田新太 /森永悠希 浅川梨奈 倉悠貴 橋本じゅん・関口メンディー(EXILE/GENERATIONS) 鈴木福 かなで(3時のヒロイン) 岡崎体育 山本耕史 小澤征悦世界は滅亡しなかった…最強なのにやることない。本編ディスク:(Blu-ray)カラー 1920×1080p 16:9 ビスタサイズ 2層(BD50G) 音声: 1, 日本語 5.1ch DTS-HD Master Audio 2, 日本語 2.0ch DTS-HD Master Audio 3, バリアフリー日本語音声ガイド 2.0ch DTS-HD Master Audio 字幕:1, バリアフリー日本語字幕TBR32035R/2022年度TBS原作:若杉公徳「KAPPEI」(白泉社・ヤングアニマルコミックス) 監督:平野 隆 脚本:徳永友一(『翔んで埼玉』『かぐや様は告らせたい』シリーズ『ルパンの娘』) 音楽:遠藤浩二 主題歌:西川貴教 featuring ももいろクローバーZ 「鉄血†Gravity」(EPIC レコードジャパン)1999年7月に世界が滅亡するというノストラダムスの大予言を信じ、乱世の救世主となるべく、人里離れた地で、殺人拳・無戒殺風拳の修行に人生を捧げてきた男・勝平(伊藤英明)。だが、世界が滅亡する気配など一向に感じられないまま、師範(古田新太)から突如「解散」を命じられた終末の戦士たちは、それぞれ東京の地へと流れ着く。右も左もわからぬ大都会で、気弱な大学生・啓太(西畑大吾)を助けたことをきっかけに、天真爛漫な女子大生・山瀬ハル(上白石萌歌)と出会い、人生で初めて“恋”を知る勝平。そんな勝平の前に、かつてともに修行に明けくれた、守(大貫勇輔) ・正義(山本耕史)・英雄(小澤征悦)ら最強の漢たちも現れて…。©2022 映画『KAPPEI』製作委員会 ©若杉公徳/白泉社(ヤングアニマルコミックス)KAPPEI カッペイ Blu-ray
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KAPPEI カッペイ DVD伊藤英明 上白石萌歌 西畑大吾(なにわ男子) 大貫勇輔 /古田新太 /森永悠希 浅川梨奈 倉悠貴 橋本じゅん・関口メンディー(EXILE/GENERATIONS) 鈴木福 かなで(3時のヒロイン) 岡崎体育 山本耕史 小澤征悦世界は滅亡しなかった…最強なのにやることない。本編ディスク:(DVD)カラー 16:9LB ビスタサイズ 片面2層 音声: 1, 日本語 5.1ch ドルビーデジタル 2, 日本語 2.0ch ドルビーデジタル 3, バリアフリー日本語音声ガイド 2.0ch ドルビーデジタル 字幕:1, バリアフリー日本語字幕TDV32036R/2022年度TBS原作:若杉公徳「KAPPEI」(白泉社・ヤングアニマルコミックス) 監督:平野 隆 脚本:徳永友一(『翔んで埼玉』『かぐや様は告らせたい』シリーズ『ルパンの娘』) 音楽:遠藤浩二 主題歌:西川貴教 featuring ももいろクローバーZ 「鉄血†Gravity」(EPIC レコードジャパン)1999年7月に世界が滅亡するというノストラダムスの大予言を信じ、乱世の救世主となるべく、人里離れた地で、殺人拳・無戒殺風拳の修行に人生を捧げてきた男・勝平(伊藤英明)。だが、世界が滅亡する気配など一向に感じられないまま、師範(古田新太)から突如「解散」を命じられた終末の戦士たちは、それぞれ東京の地へと流れ着く。右も左もわからぬ大都会で、気弱な大学生・啓太(西畑大吾)を助けたことをきっかけに、天真爛漫な女子大生・山瀬ハル(上白石萌歌)と出会い、人生で初めて“恋”を知る勝平。そんな勝平の前に、かつてともに修行に明けくれた、守(大貫勇輔)・正義(山本耕史)・英雄(小澤征悦)ら最強の漢たちも現れて…。©2022 映画『KAPPEI』製作委員会 ©若杉公徳/白泉社(ヤングアニマルコミックス)KAPPEI カッペイ DVD
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国際秘密警察 虎の牙 <東宝DVD名作セレクション>>三橋達也/中丸忠雄/水野久美/白川由美/黒部進/久保明/藤田進不気味に迫る暗殺者の影! 背後に躍る猛虎の正体は?スリルとサスペンスの活劇巨篇!Disc1本編94分 カラー シネスコサイズ 片面1層 音声:1. 日本語モノラル(オリジナル) 【初DVD化】【映像特典】◆予告編 ◆スチールギャラリー(静止画)TDV31357D/1964年度東宝監督:福田純/脚本:安藤日出雄/音楽:石井歓政情不安な東南アジアのアラバンダ共和国に赴いた北見次郎(三橋達也) は、産業大臣の邸宅でテロに遭遇した。次官のクリマ(中丸忠雄)は、北見が降伏させたテロリストたちを非情にも射殺した。クリマは工事機材の買い付けのために日本に向かう。後を追った北見は旧日本軍の毒ガス研究所の所員の失踪事件に巻き込まれてしまう…。アクション映画の名手・福田純がメガホンをとったシリーズ第2弾。素早い拳銃さばきと鉄拳を武器にして、北見次郎は単身、巨大な陰謀に挑んでゆく。©1964TOHO CO.,LTD.国際秘密警察 虎の牙 <東宝DVD名作セレクション>ご購入はこちら
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「SAND LAND」ジャパンプレミア in IMAX映画『SAND LAND』公式サイト漫画家・鳥山明さんは、全世界で累計発行部数2.6億部という驚異的な人気を誇る漫画「DRAGON BALL」や「Dr.スランプ」など、数々の国民的作品・キャラクターを世に送り出してきました。そんな鳥山作品の中でも、“圧倒的完成度を誇る名作”と称される漫画「SAND LAND」(全1巻)は、魔物と人間が共存する水を失った砂漠の世界を舞台に、悪魔の王子・ベルゼブブが、魔物のシーフ、人間の保安官・ラオと、砂漠のどこかにある”幻の泉”を探す危険な旅に出る物語です。そんな伝説の名作が8月18日より、442館という最大規模での公開を迎えます。 8月15日、国内では公開前唯一、かつIMAXスクリーンでのプレミア上映をTOHOシネマズ 日比谷にて実施しました。声優を務めた田村睦心さん、山路和弘さん、チョーさん、鶴岡聡さん、imaseさん(主題歌)、横嶋俊久監督、ベルゼブブ(着ぐるみ)が登壇した、こちらのプレミアムなイベントの様子を詳しくレポートします。ジャパンプレミア in IMAXベルゼブブ役田村睦心さんラオ役山路和弘さんシーフ役チョーさんアレ将軍役鶴岡 聡さん主題歌「ユートピア」imaseさん横嶋俊久監督田村さん皆さん、こんにちはー! こちら(会場)にいらっしゃる皆さんは、めっちゃ運が良いとお聞きしました。今日はいっぱい楽しんでいってください。 山路さん今日は、お忙しい中来ていただきありがとうございます。思いきり楽しんでもらえると思います。ごゆっくりなさってください。 チョーさんお元気ですかー!(会場:拍手) 元気にここへ来ましたか。元気が一番でございます。今日という日、皆さんに会えたことを、感謝します。 鶴岡さん本日は非常にわずかな時間ですが、どうぞごゆっくりお過ごしください。 横嶋監督今日は、大勢の方に足を運んでいただいて、胸がいっぱいです。楽しんでもらえる作品になっていると思うので、ぜひよろしくお願いします。 MC田村さん、鳥山先生の作品にベルゼブブ役での出演が決まった時のお気持ちはいかがでしたか。 田村さん私は小さな頃から「DRAGON BALL」を観て育ったので、「あの鳥山明先生の作品に出られるなんて、ちょっと信じられない」という思いでいっぱいでした。オーディション自体は、コロナ禍以前に行われて、コロナ禍に入ってすぐにPVを撮ったのですが、それから音沙汰がなかったので、「もしかしてPVのオーディションで、映画の本編は別の方がベルゼブブの声をされるのかな?」と思っていました。でも、私がベルゼブブをやらせてもらえると分かり嬉しかったです。ベルゼブブは悪魔の王子という、人間の感覚からすると「悪魔=悪いやつ」のイメージにはなります。いたずら好きで、悪いことをしがちですが、心根はとてもピュアで純粋で、人を助ける優しい心を持っています。(着ぐるみのベルゼブブの様子を見て)「優しい心」と言われるのは、ベルゼブブ自身は嬉しくなさそうですね。(ベルゼブブの声で)「よせやい!」(ベルゼブブが声に合わせて動く)みたいな、かわいいキャラクターです(笑)。MCチームワークが完璧ですね。 田村さん完璧ですね! ベルゼブブはよく動くね。元気いっぱいだね。歯磨き…した?……歯磨きはしていないのね。やっぱりワルだからね(笑)。 MC山路さんに伺います。この「SAND LAND」は、鳥山先生のこだわりが詰まった作品だと思います。中でも先生がお好きだと公言する、おじいちゃん。今日はリスペクトを込めて、じじいと表現します。“じじい”という先生のこだわりが詰まったラオというキャラクターを、山路さんはどのように表現されたのでしょうか。 山路さんワルい役ばかりやってきた私ですので、こういう世の中のためになることをやる役はあまり機会がありませんでした。最初にお話をいただいた時は、先ほど田村さんが話したようにPVを撮ったのがオーディションだと思っていたような状態でした。善人の役を私がやって良いものかと思いましたし、すごく感激しました。“じじい”に関して言えば、このアニメーションは平均年齢が高い!田村さん(笑)。 山路さんそういうアニメ作品は、他にあまりないと思います。いわゆる世の中のおじさん、おじいちゃんと言われている方々に楽しんでいただけると思います! MCチョーさん、シーフも実はおじいちゃん役ですね。 チョーさんもう、しっかりとおじいちゃんです! もうこの作品は、“じじいによる、じじいのための、じじいだけのための作品”でございます! 田村さんそんなことない(笑)! チョーさん「ついに“じじい”の時代がやってきたか!」と、本当に嬉しいです。(会場:拍手が起きる) 拍手をありがとうございます。もっと拍手しても良いんですよー!(と会場をあおる)ここは合わせて、じじいのために拍手!(盛大な拍手と締めの手拍子) ありがとうございます。MCまさかの“じじい”で会場に一体感が生まれました。 チョーさんもう本当に嬉しいです。 MC鶴岡さん、以前コメントで「この世界で生きていて、一度は飛び込んでみたい鳥山明先生の世界」とおっしゃっていました。実際に飛び込んでみていかがでしたか。 鶴岡さん正直、やっている最中はついていくのが精一杯でした。とにかくアレ将軍と気持ちを一緒にすることが最優先だったので、自分の浮ついた気持ちを出している余裕はなかったです。その結果、ああいうフィルムが出来上がったことは光栄でした。その時に、「あぁ、僕は本当にこの世界の中に入ることができたんだ!」と思えて、すごく幸せな気持ちでした。 MC本作で旅をするのは、ベルゼブブ、ラオ、シーフになりますが、この三キャラクターは実は魔物と人間の種族を超えたトリオでした。改めて本編をご覧になって、三キャラクターのチャーミングな部分、三人の関係性が変わっていくところなど、どのように感じられたのでしょうか。 田村さん最初は、人間のラオが魔物の里にやってきて、旅の同行を頼むんです。魔物からすると「何だ?!あの人間」という感じでしたが、触れ合っていくうちに、「こいつもピュア」だと分かり、「面白そうだ」と感じるようになり、三人で旅に出ます。とにかくやりとりが軽妙で、楽しいシーンが多かったです。実際にアフレコを三人で録ることは難しかったんですが、セリフやかけあいを見て、楽しいと思いました。それに楽しいだけではなく、ピンチに陥り、大変なシーンもあるので、三人でそこをどのように乗り越えていくのかも見どころの一つだと思います。 山路さん人間よりも純粋な心を持っているのが魔物だということが、少しずつ自分の中で分かっていきました。ベルゼブブとシーフは、ずっと漫才みたいなことをやっていて、ラオはそれを心から微笑ましく見ている。コロナ禍の中でのレコーディングでしたから、そのことが、その時の我々には分からなかったんです。完成した映像を観て、それをつくづく感じて、本当に幸せな気持ちになりました。 チョーさん本当にそうですね。この三人トリオ、これは「てんぷくトリオ」(1960年代から1970年代にかけて活躍した三波伸介さん 、戸塚睦夫 さん、伊東四朗さんによる三人組のお笑いグループ)を彷彿とさせます。皆さん、知らないでしょう? 田村さん知っている方、いらっしゃる?チョーさん知らないでしょうねえ。昔はトリオの時代だったんです。昭和にはそういう時代があったんです。コンビじゃなくて、トリオでうまくやるんです。ボケ、ツッコミ、真面目がいるんです。その中で織りなしていく、三人模様を楽しんでいただければ幸いです。 MC鶴岡さん、今回、アレ将軍はトリオとは敵対します。そんなトリオを見ていかがでしたか。 鶴岡さん僕もトリオに入りたかったです! 田村さん絶対にそうですよねー! 鶴岡さん絶対に楽しいもん! 田村さん楽しかったです! 鶴岡さんそうでしょう! 羨ましいです。その名前や行動だけで、空気を凍りつかせるところに国王軍の脅威がある気がしていました。そこをいかに大きく壊していけるかというのは、僕の中では大きなテーマでした。それがうまく作品に反映されていると良いなと思います。あとは、ただただトリオに入りたかったです。 田村さん(笑)。 山路さんでも、アレ(将軍)はすごく素敵だった。 田村さん本当に。 鶴岡さんありがとうございます。恐縮です。 MC皆さんも、これから作品をご覧いただく時に、このトリオとアレ将軍にご注目いただければと思います。横嶋監督、先日アメリカで開催されたサンディエゴ・コミコンでワールドプレミアを、さらにカナダで開催されたファンタジア国際映画祭にも参加されました。そしてファンタジア国際映画祭では審査員特別賞を受賞されました。おめでとうございます!(会場:拍手) 海外での反響はいかがでしたか。 横嶋監督直前まで(本作の仕上げの)作業をしていて、ヘロヘロな状態で行きました。2000人規模の会場だったので、それだけの人が入ってくれるのか不安がありましたが満席でした! 反響としては、ギャグのところでは笑いが起きて、良いシーンでは拍手が起きていました。 田村さん日本語? 吹替えですか? 横嶋監督日本語のオリジナル音声に英語字幕だったんですよ。だから、後方の座席の方は字幕が見えていなかったのではないかと……。それでも会場全体が沸いてくれて、楽しんでくれているリアクションが、僕には嬉しかったです。「本当に携わって良かった」と思いました。 MC海外のファンの方からかけられた言葉はありましたか。 横嶋監督いろいろなことを言っていただいたのですが、英語が分からないので、「ありがとう!」ぐらいしか返せませんでした(笑)。皆さん本当にリアクションが良くて、必ず感想を伝えてくれました。それから、めちゃくちゃな人数と一緒に写真を撮りました。僕は、写真を撮ると「表情がかたい」と言われますが、ちょっと笑顔が作れるようになりました。 田村さんそれほど写真を求められたんですね。それは、すごく嬉しいですね! 横嶋監督そうなんですよ! MC日本での公開を前にして、こうして海外でも盛り上がっているのは嬉しいですね。 田村さんそうですね。でも「(製作国の)日本ではなく、先に海外なんだ!」とは思いました(笑)。でも、海外で盛り上がってくれたら「いろいろな展開があるのかもしれない」という期待もありますよね。 鶴岡さん実写になるとか? 田村さん(驚いて)実写に?! ま、そういう展開もありますよね。ハリウッドとかね。 山路さんなるほどねぇ。 田村さんその時の吹替え版(の声優)はぜひ私たちにやらせてほしいです。 田村さん&山路さん&チョーさん(揃って)ぜひよろしくお願いします。 鶴岡さん砂の描写とか大変そうですね。 田村さん確かに。でも、ハリウッドならなんとかしてくれると思う(笑)。 MCここからは、もうお一方、スペシャルなゲストをお迎えして進めてまいります。早速、ご登場いただきましょう。本作の主題歌「ユートピア」を歌ってらっしゃいます、アーティストのimaseさんです。(会場:拍手)imaseさん本作の主題歌を担当しました。よろしくお願いします。 MC本作に主題歌で参加されて、改めてお気持ちを伺えますか。 imaseさん鳥山明先生の作品「SAND LAND」に参加することができて、本当に光栄に思います。 MC主題歌「ユートピア」は、ご自身で作詞・作曲を手がけられたということですが、どのような思いを込めて制作されたのでしょうか。 imaseさん原作を読んで、「やっぱり本当に大切なものは自分の周りにあるのではないか」、「たまには自分自身を愛してみることも大切なのではないか」と思って制作しました。ワクワク感やアドベンチャー感が溢れる作品になっていますので、そこも楽曲から演出できるように華やかできらびやかな楽曲を目指して作りました。 MC先ほどの「(本作の関係者の)平均年齢が高い」というお話からすると、かなり若い方が参加されました。山路さん、いかがですか。 山路さん頼もしく感じます。MC横嶋監督、改めて本作のエンドロールで「ユートピア」が流れますが、はじめて聴いた時はどのように感じましたか。 横嶋監督imaseさんには、一度リモートで打ち合わせをした時に、僕の思いはお伝えしました。それをものすごく考えて楽曲にしてくれました。僕としては、「軽快な気持ちで劇場を出て行ければ、ありがたいです」というオーダーだったので、オーダー通り、いえオーダー以上の楽曲になっていました。聞いた時に、スタッフ全員で盛り上がった記憶があります。 MCimaseさんは今回が初めての映画主題歌となりますが、横嶋監督の今のお言葉を聞いていかがでしょうか。 imaseさん初めての映画主題歌が鳥山明先生の作品ということで、すごくプレッシャーがありました。それに、「自分で大丈夫なのかな?」という気持ちもありました。横嶋監督とリモートでお話をして、作品も観て、気合いを入れて頑張って制作したので、そのように言っていただけてすごく嬉しく思います! MC映画の舞台挨拶も今日が初めてということで、imaseさんにとって記念すべき舞台挨拶になるかと思います。実は、それだけではないのですよね? imaseさんはい。今日は主題歌「ユートピア」をパフォーマンスしたいと思います!(会場:拍手)田村さんおー! すごい! MC本日が、映画公開前の唯一の試写会、かつIMAXでのプレミアム上映、かつimaseさんの「ユートピア」生パフォーマンスという、とてつもなくスペシャルなイベントになりました!本日は、imaseさんだけでなく、ダンスクリエイターチーム「Hoodie fam」の皆さんにもダンサーとして参加していただきます。Hoodie famの皆さんは、imaseさんの楽曲「NIGHT DANCER」の振付を担当されており、世界的にも今人気です。 ■imaseさん×Hoodie famさんの主題歌「ユートピア」生パフォーマンスMCかなりパワフルでアツいライブでした! ありがとうございました。 田村さんすごく良いですね! 「SAND LAND」は、骨太な戦いもありますが、最後には明るく爽やかに理想郷のユートピアを感じる雰囲気で締められると思うので、それが歌に現れていて、すごく素敵だと思いました。ダンスパフォーマンスも良くて、仲間に入りたくなりました。見ていてめちゃくちゃ楽しかったです。 MCベルゼブブも踊っていましたね。 鶴岡さんしれっと並んでいてびっくりしましたね。「あ、行くんだー!」って思いました(笑)。 田村さん可愛かったですね。(ベルゼブブに向かって)頑張った?! ベルゼブブ(リアクション)MCimaseさん、映画館での初ライブはいかがでしたか。 imaseさん初めてなので少し緊張しました。でも、皆さんがすごく温かくて、クラップ(手拍子)もしてくれて、パフォーマンスできて嬉しかったです。(会場:拍手) MCベルゼブブくんはワンステージ終わってもまだ動けそうですね。 ベルゼブブ(元気に動き回る) ■フォトセッション。鶴岡さんとベルゼブブが一緒にスキップのようなダンスを披露。MC最後に、代表して田村さんからご挨拶をいただきます。 田村さん皆さん、楽しんでいただけましたでしょうか。(会場:拍手)私たちもすごく楽しかったです。でも、皆さんにはこの後本編の上映というもっとワクワクが待っています。絶対に楽しんでいただけると思います。お子さんから、年配の方まで幅広く楽しんでもらえる作品ですので、ご家族やご友人などお誘いの上、いっぱい観てくださると嬉しいです。今日は本当にどうもありがとうございました。
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劇場版『トリリオンゲーム』完成披露舞台挨拶劇場版『トリリオンゲーム』公式サイト2023年夏の注目作として大きな話題となった連続ドラマが、劇場版『トリリオンゲーム』となって登場。1月14日にTOKYO DOME CITY HALLで完成披露舞台挨拶が開催され、目黒蓮さん、佐野勇斗さん、今田美桜さん、福本莉子さん、鈴木浩介さん、原嘉孝さん、竹財輝之助さん、シシド・カフカさん、田辺誠一さん、石橋凌さん、村尾嘉昭監督が登壇しました。 天性の人たらしで信念のためにワガママを突き通す“世界を覆すハッタリ男”【通称:ハル】と、気弱で心優しい“凄腕エンジニア”【通称:ガク】という正反対の二人がタッグを組み、予測不能な作戦で成功を重ねていく姿を描く本作。劇場版では、カジノリゾートを舞台にハルとガクがこれまで以上に難解な強敵に立ち向かいます。 総勢11名が登壇した舞台挨拶では、ドラマから築かれたチームワークや劇場版から加わった新キャストとの化学反応について、熱く語り合いました。この日の模様を詳しくレポートします!完成披露舞台挨拶天王寺陽役目黒蓮さん平学役佐野勇斗さん黒龍キリカ役今田美桜さん高橋凜々役福本莉子さん蛇島透役鈴木浩介さん桜心護役原嘉孝さん長瀬忠則役竹財輝之助さんラモーナ・タキガワ役シシド・カフカさん宇喜多隼人役田辺誠一さんウルフ・リー役石橋凌さん村尾嘉昭監督【上映前完成披露舞台挨拶】■総勢11名のメンバーが、大歓声を浴びながら赤絨毯の敷かれた大階段を降りてステージに登場。 目黒さん一人でも多くの方に観てもらえるように、一生懸命作ってきた作品です。これから皆さんに観ていただけるので、うれしい気持ちと共にドキドキワクワクしています。今日は皆さんと楽しい時間が過ごせたらと思っています。 佐野さん(低音ボイスを響かせ)こんばんは。 目黒さん良い声! (会場のお客さん:笑) 佐野さんツッコミが早いのよ(笑)。こんばんは! (会場:「こんばんは!」)本作は昨年の2月頃に撮影をしました。ようやく皆さんに観ていただけるので、うれしい気持ちでいっぱいです。笑って、泣いて、たくさん感情が動く作品になっているので、ぜひ楽しんで、たくさん宣伝してください! (会場:笑) 今田さんドラマに続き、また本作で桐姫として戻って来られてとてもうれしいです。とてもハラハラドキドキして、笑って泣ける作品になっていると思います。ぜひ皆さん、今日は楽しみましょう。 福本さんドラマから引き続き、こうしてトリリオンゲーム社の一員としてこの作品に携わることができてとてもうれしかったです。早く皆さんに観ていただきたいです! 今日は皆さんと楽しい時間を過ごせたら良いなと思っています。 鈴木さん僕はドラマの途中からの参加だったんですが、本作にも参加できて最高にラッキーでした。(登壇者の皆さん&会場のお客さん:笑) この作品には、素敵なわがままが込められていると思います。今日は楽しんでいってください。 原さんこんばんは! (会場:「こんばんは!」) 僕も鈴木さんと同じく、途中参加だったんですが、劇場版をやると聞いた時に、プロデューサーさんじゃなくて、まず目黒に「僕、出られるの?」って聞きました。(登壇者の皆さん&会場のお客さん:笑) 出られて、良かったです! 目黒さん僕はその権限を持っていないからね(笑)。 原さんでも、参加できて良かったです。ドラマ版から引き続き、熱い作品になっています。ぜひ皆さんのお力を借りて、たくさん盛り上げていただけたらと思います。本日は楽しんで行ってください。 竹財さん私の役割は、ドラマ版から引き続き裏方だと思っていたので、ここに立っているのが不思議でなりません。(長瀬役になりきって悔しそうに)なぜ(今田さん演じる)キリカ様の横じゃないんだ? (登壇者の皆さん&会場のお客さん:笑) 本作もさらにパワーアップして皆さんにお届けしますので、楽しんでいただければと思います。 田辺さんこんばんは。財閥の御曹司役の田辺誠一です。(登壇者の皆さん&会場のお客さん:笑) お坊ちゃんの役です(笑)。キャスト、スタッフの皆さん、ファンのみんなが作った『トリリオンゲーム』という作品に、劇場版から参加できてすごくうれしいです。かき回して、盛り上げられたらと思っていました。今日はなかなかない大きなスクリーンサイズで観てもらえるということで、うれしいですね。 シシドさん私も劇場版からの参戦となりました。ドラマから続く時の流れに、ちょっとした色が残せていると良いなと思います。今日は皆さんに楽しんでいただけたらうれしいです。 石橋さん私もドラマを非常に楽しく観ていました。そして、本作ではウルフ・リーという面白い役をいただいて、感謝しています。今日はハルとガクの新しいタイプのバディムービーを最後までどうぞ、ごゆっくりとお楽しみください。 村尾監督まずは、この原作を作ってくださった稲垣理一郎先生と池上遼一先生に、お礼を申し上げます。『トリリオンゲーム』という作品を私たちに預けてくださって、本当にありがとうございます。こんなに素敵なキャストの皆さんと、優秀な素晴らしいスタッフと一緒に、皆さんに本作を届けるところまで来られたことを誇らしく思います。関わってくれたすべての皆さんに感謝しています。アトラクションのような、映画館で観るべき作品になったと思います。 MCドラマから、いよいよ劇場版となって公開を迎えます。改めて今の気持ち、そして再びハルを演じた感想を教えてください。 目黒さんドラマからの同じチームで、そして新たに本作から参加してくださったキャストの皆さんと、一つの作品を作ることができて本当にうれしいです。ドラマの頃から、ハルというキャラクターに、僕自身がすごく勇気をもらっていたと思います。ハルにしか考えられないようなアイデアを持っていて、ワクワクさせてくれるキャラクターです。今回も勇気をもらいながら、演じることができたと思います。MC見ていて元気をもらえるキャラクターであると共に、目黒さんのカッコ良さが詰まっていますよね。 目黒さん恐縮です(照笑)。 MCそのハルとは切っても切れない関係性にあるのが、ガクです。佐野さん、再びガクを演じてみていかがでしたか? 佐野さん皆さんドラマは観てくれましたか? (会場のお客さん:拍手) 目黒さん&佐野さんありがとうございます! 佐野さんドラマから引き続き、ガクは本作でもハルくんに振り回されていますが、ドラマよりアドリブが多かったですよね? 目黒さん佐野くんのアドリブが多くて迷惑だったよ。(会場のお客さん:笑) 佐野さん迷惑は言い過ぎだろ! (会場のお客さん:笑) 目黒さん(笑)。でも、楽しかったですね。 佐野さんすごく楽しかったです。そういった二人の楽しさももちろんありますが、ここにいるキャストの皆さんが演じているキャラが、みんな“濃すぎ”です(笑)。皆さん、今日は、お腹いっぱいになって帰ることになると思います。MC佐野さんのアドリブが多かったのですね? 目黒さん本当に多かったですね。芝居中に、笑いを堪えるのに必死でした(笑)。ただ、本作には佐野くんとだからできたバディ感が詰まっているので、そこにも注目して観ていただきたいです。 MCそして今田さん、本作のキリカ様の「ここに注目してほしい」というところはありますか? 今田さんドラマを観た皆さんはきっとご存知だと思いますが、キリカは衣装が本当にゴージャスです。本作ではパワーアップして、さらにゴージャスになっています。そこがキリカの見どころです。後は、何と言ってもハルとガクの絆にはすごくグッと来るものがたくさんあります。ぜひ注目してほしいです。 目黒さんありがとうございます。 MCキリカ様は、「ハルたちのライバルなのか?味方なのか?」と思わせる絶妙な存在ですよね。 今田さんキリカはシーンごとに、「味方なのか?敵なのか?」と、もぞもぞする瞬間がいっぱいあると思います(笑)。そこも観てください。MC福本さん演じる凜々は、本作はガクとのシーンが多かったように思いますが、いかがでしたか? 福本さんドラマ版に引き続き、佐野さんとのお芝居はリラックスして挑むことができました。ドラマ版の最終話では、ガクさんが凜々をご飯に誘うところで終わっています。本作はその二年後から始まるので、撮影前に「その間にガクと凜々はどういうデートをしていたんだろう」と佐野さんと話してから演じました。 佐野さんそうだね。目黒さんこの二人の恋の行方が、どこまで描かれるのかという点も見どころだと思います。 MCここは期待して良いところですよね? 佐野さん&福本さんふっふっふ。(会場のお客さん:笑) 佐野さんそこはお楽しみにですね。 MC凜々さんは、本作では少し大人っぽくなった印象がありました。 福本さんそうなんです。凜々は、ドラマの時はまだ学生だったので、学生らしい服装でした。でも、今回は社会人になったので衣装もちょっと大人っぽくなっています。MC少しずつキャラクターの成長が見られるということですが、ガクに関しては、メガネなどはわざと変わらないようにしたとうかがいました。 佐野さん監督と、「ガクが、すごくゴージャスなサングラスをかけるようになったら嫌じゃない?」という話をしたんです。確かそれで、「良い塩梅で」ということにしたんです。(村尾監督に向かって)そんな感じでしたよね? 村尾監督そうだったと思います。ちょっとカッコ良いメガネもあったんですが、やっぱりガクはあのメガネだろうということで、あのメガネに戻したんですよね。 MC今回の物語の舞台となるカジノのセットも素晴らしかったです。 目黒さんすごかったですね。みんなで美術さんに拍手とお礼を伝えました。そのセットの中で、ウルフさんやラモーナさんのカッコ良さが引き立っていて、映え方がすごかったですね。 MCまた、ハルやガクにとっては、トリリオンゲーム社のチームも大事な存在です。鈴木さん、今回の撮影現場の雰囲気はいかがでしたか? 鈴木さん目黒くんも佐野くんも、本当に優しいんですよ。途中から撮影に参加するとなかなか馴染むのが大変なんですが、温かく迎えてくれました。『トリリオンゲーム』のチームはスタッフもキャストもすごく仲が良くて、良い空気なんです。伸び伸びとやらせていただき、本当に感謝しています! 僕から見どころだけ言っても良いですか? 目黒さんお願いします(笑)! 鈴木さんアクションが満載で、本当にアクションがすごいんですよ!それと、今日初めてシシドさんにお会いできたんですが、背が大きいですね! 今日はお会いできてうれしいです! 石橋さんとも撮影ではお会いできなかったので、初めまして! 本当にカッコ良いです! ありがとうございます! 以上です! (鈴木さんの興奮ぶりに登壇者の皆さん&会場のお客さん:笑)目黒さん僕たちはやっぱり、トリリオンゲーム社に戻って、みんなに会った時にどこかホッとするんですね。 鈴木さんうれしい…。 目黒さんドラマからの関係性があるので、帰って来たなとホッとするようなところがありました。一緒のシーンは、すごく楽しかったです。 佐野さんめっちゃ安心感がありましたね。 原さん(目黒さんに向かって)ニヤニヤしていたもんな、お前。本当にうれしそうにしていた。(目黒さん&会場のお客さん:笑) 鈴木さん今日ね、この人(原さん)緊張しているんですよ! 原さんやめてくださいよ! それ言うのやめてくださいよ(笑)! (会場:笑)鈴木さんそれを目黒くんに相談していたのは本当に微笑ましい現場です。 目黒さんさっき裏で「目黒、僕、緊張しているんだけど。何を話したらいい?」と聞かれたので、「いつも通りでいたら?」と答えました。(原さんの奮闘を称えて)彼は頑張っています。 MCそんな原さんにお話をうかがっても良いですか? 原さんはい、こんにちは。(会場のお客さん:笑) MCこんにちは(笑)。昨年からいろいろな挑戦もあった原さんですが、ドラマから映画も参加されていかがでしたか? 原さん本作に出られるとは思っていなかったです。僕にとって目黒という存在は、同期(目黒さんと原さんはジャニーズジュニア内ユニット「宇宙Six」の元メンバー)で、ずっと二人でやってきた仲なので、すごく大きいんです。それがドラマで共演して、大きなスクリーンで、二人で同じ画角に映るというのも、個人的には感慨深いものがあります。まぁ、僕以上に目黒がよろこんでしまっているんですけれどね。(会場のお客さん:笑) 目黒さん緊張しながらボケるのやめられる? (登壇者の皆さん&会場のお客さん:笑) 原さんトークがガラガラガラッとなった(笑)。 目黒さんガラガラガラッとね(笑)。 原さんでもね、共演できたのはうれしかったです。 目黒さんそうですね。 MC原さんは目黒さんに常に目線を送っていて、この距離感が良いですね。 原さんはい。(目黒さんに向かって)どうしたら良い? 目黒さん(笑)。僕も、原がしゃべり出すとソワソワしちゃって…。 原さん(笑)。 目黒さんいつでも助けられるように、マイクを口に当てています(笑)。 原さんありがとう! 本当に心強い。 MC原さん演じる桜は、元気印のキャラクターですね。 原さんはい、こんにちは。(会場のお客さん:笑)ドラマ版でもそうでしたが、桜はすごく熱い役ですが、ちょっと抜けているかわいさもあります。劇場版もぜひそこに注目していただければと思います。MC目黒さん、今の原さんのコメントはバッチリでしたね。 目黒さん合格です。 原さんやったー! (目黒さん&会場のお客さん:笑) MCそして、竹財さんが演じた長瀬は、本作で変わっている部分があるそうです。 竹財さんそこぐらいしか話すことがないですからね(笑)。はい、どこかが変わっております。でも、今日は僕のところは観なくても大丈夫です。メインのお話には全く関係ないので。(会場のお客さん:笑) 公開されてから、もう一回観ていただいて、僕の違いを探していただけるとありがたいです。でも、探さなくても結構です(笑)! 何なら僕、出ているかどうか分かりません! (登壇者の皆さん&会場のお客さん:笑) 村尾監督出ています(笑)! 竹財さん本当ですか? キリカ様の隣にいた気はするんですが、キリカ様の画角だと(ご自身の口元辺りを指して)ここだから、ここから上は切れているんじゃないかな? 村尾監督そんなカメラマンはダメですよ(笑)。 ちゃんと映っています。 竹財さん(会場のお客さんに向かって)僕が出ているかどうか、確かめてください! 見つけてください! (会場のお客さん:笑)MCどこが変わっているかは、言わないということですね? 竹財さんはい。どうでも良いことなので(笑)。 MCキリカ様は気づいていますよね? 今田さんはい。あれのことですよね? 竹財さん気づいていないだろう(笑)? 今田さん(笑)。(竹財さんと目を合わせながら)あれ、あれね? 竹財さんそうそう、あれね(笑)。 MCでは、本作とドラマを観て、絶対に違いを探してもらいましょう。 竹財さんありがとうございます。微妙な違いです。 MCぜひ注目してください。そして田辺さんは、劇場版から登場となりました。 田辺さんそうですね。目黒くんと会うのは、二年ぶりくらいだったのかな? 目黒さんそうですね。 田辺さんあの頃から20センチぐらい、背が伸びているよね。 目黒さん伸びていないです(笑)。(登壇者の皆さん&会場のお客さん:笑) 田辺さん15センチか。 目黒さん15センチも伸びていないです(笑)。 田辺さん伸びていないですか(笑)? それぐらい今では役者としてガッシリしていたのでね。 目黒さんありがとうございます。 田辺さん僕は、敵対する役です。ハルくん、ガクくんもそうだけれど、とにかく前に進むというか、上に進んでいくような役だから、目から髪の毛から指先まで、全部にエネルギーが溢れていました。そこに対抗しなければいけないので、頑張りました。 MC二年前は先生と生徒の役(「消えた初恋」2021年テレビ朝日系列にて放送/主演:道枝駿佑、目黒蓮)を演じていましたが、今回ライバル役として共演されました。お互いに正義感を持っているので、憎めないライバルのように感じました。 田辺さんそうですね。お互いの正義感のぶつかり合いがありましたね。MCそして、シシドさんは凄腕ディーラーの役ということで、所作もかなり練習されたとうかがいました。 シシドそうですね。撮影が始まる一カ月くらい前から、カードの練習が始まりました。でも、一カ月では全然足りなかったので、撮影中もずっとカードを触るようにしていました。目黒さん現場でも練習をしていましたし、「ものすごく練習を重ねて撮影に来ているんだな」というのが見て分かりました。全部ご自身でやられているので、カードさばきも見どころです。 MC目黒さんは、シシドさんの近くにいる時に意識されていたことがあるそうです。 目黒さんシシドさんは背が高いので、並んだ時にちょっと胸を張ろうと思っていました。(姿勢を正して)ピッと、ちゃんと立つというのを意識していました。 MCそして、石橋さんの演じるカジノ王ウルフ・リー。ハルの師匠という役どころです。二人の対峙シーンも素晴らしい迫力でした。 石橋さんありがとうございます。私は本作から参加したんですが、先ほど鈴木さんが言っていましたけれど、現場の雰囲気がとても良かったです。セットはすごくゴージャスですし、気持良くパフォーマンスができた現場でした。 MCご自身から提案されて、ウルフ・リーの役作りとして金髪にしたとうかがいました。 石橋さんウルフ・リーはチャイニーズアメリカンという設定なので、まずイメージとして浮かんだのが狼でした。それで人生初の金髪にしました。後は、ジェルネイルですね。黒いネイルを施しました。また20代の頃に開けたピアスを久しぶりに付けてみました。(登壇者の皆さん&会場のお客さんから「おおー」という声が上がる) 目黒さん役を作るためにいろいろなアイデアを出したり、それを実際に落とし込んでいく姿は、本当に勉強になりました。実際にお芝居で対峙する時も、とても学びが多かったです。撮影の合間も、石橋さんの今までのご経験などのお話をたくさん聞かせてもらって、本当に素敵な時間をいただいたと感謝しています。 MCまさに撮影中も師匠といった感じだったんですね。 目黒さんそうですね。 石橋さん私が言うまでもなく、皆さんご存知と思いますが、言葉は古いですけれど、本当に蓮くんは好青年。ナイスガイなんですよね。勇斗くんも同じくです。この二人が座長を務める現場ですから、本当に気持ちが良い現場でした。MCそして、村尾監督は、『トリリオンゲーム』をドラマから映画へと導かれました。 村尾監督映画化できるなんて思っていなかったので、本当にうれしかったです。 MC目黒さんの成長についてはどのように感じましたか。 目黒さん何か成長はありましたか…? 村尾監督ありました! 目黒さんはドラマの時から、主演という責任や、原作へのリスペクトの気持ちがすごく強くて、背負うものも多かったと思います。ドラマの最後の方では二人で映画化の話を少ししたんですが、そこで覚悟みたいなものを共有した気がしています。その覚悟があるからなのか、本当に背中が大きく見えました。 目黒さん(照れ笑いしつつ)ありがとうございます。 村尾監督撮影でも、象徴的に撮っている背中のシーンがあるんですが、そういった時も含めて、ドラマ版の時よりもっとスッと先を見据えている背中、眼差しになったと思います。それがハルに通じるものがあって、重なるなと感じました。目黒さんありがとうございます! 僕は、この豪華なキャストの皆さん、スタッフの皆さんと一緒に作品が作れたというだけでうれしいです。先ほどもちょっとお話しましたが、僕自身も気持ちが落ちたる時に、ハルというキャラクターや『トリリオンゲーム』という作品を思い浮かべて、「ハルだったらどうするのかな?」と、ふと考えたことがありました。それくらい僕自身も勇気をもらえた作品です。皆さんにも、明日への生きる活力や、夢に大きさなんて関係ないとか、勇気が届けば良いなと思っています。【上映後完成披露舞台挨拶】■エンドロールが終わると、ドラマ主題歌の「Dangerholic」(SnowMan)が流れる中、ステージの左側から目黒さん、右側から佐野さんがサプライズで登場。思わぬ二人の登場に観客から大歓声が湧き起こりました。ステージ中央で合流した二人がハグとハイタッチを交わし、会場のボルテージは最高潮に達しました。 目黒さん皆さん、本作はどうでしたか? (会場のお客さん:歓声&拍手) ありがとうございます。皆さんの観終わった後の表情が見たくて出てきてしまいました。(会場のお客さん:拍手) うれしいですね。 佐野さんめちゃくちゃうれしいですね。 初めて、本作を観た皆さんの顔が見られて、うれしいです。心なしか皆さん、興奮して火照っていらっしゃる? (会場のお客さん:笑) MCこうしてお二人が出て来てくれるとは、皆さん思っていませんでしたので、最高の時間だと思います。すでに本作をご覧いただいたので、少し内容にも触れていきたいと思います。 目黒さんそうですよね。率直に「どう受け取ってくれたんだろう」と、気になっています。 MCアクションシーンも素晴らしかったです。カッコ良かったですよね? (会場のお客さん:拍手) 佐野さんマジ、カッコ良かった! 目黒さん(会場からの拍手が鳴り止まず)うれしい。すごくうれしいです。ありがとうございます。 MC村尾監督も大絶賛で、ほぼ一発でOKを出されたそうです。 目黒さんもっとアクションをしていたいなと思うくらい、すごく楽しかったです。ドラマでも、ガクを助けるところで少しだけアクションのシーンはありましたが、本作でもドラマと時と同じアクションチームの皆さんとできたので、すごくやりやすかったです。アクションの中で、ハルとガクの気持ちの流れみたいなものも表現したので、やっていて楽しかったよね。 佐野さん楽しかったですね。 目黒さんあと、逃げるシーンもね。 佐野さん序盤のね、モンテネグロのシーンね。 目黒さんあのシーンの撮影は夜中だったんですよ。 佐野さんそうなんですよ。ワンちゃんに追われたりするシーンでね。 目黒さん夜中に走り回っていたら、変なテンションになってきて、すごく楽しかったですよね。 佐野さん楽しかったですね。 目黒さん僕が追いかけてくる相手の邪魔をしようと、洗濯物をバサっとやったら、洗濯物が佐野くんに掛かっちゃったね(笑)。 佐野さんそう! マジで迷惑だった(笑)。めっちゃ逃げづらかったもん。(目黒さん&会場のお客さん:笑) 目黒さんそれが本編で使われていました。そういったバタバタしている感じも二人っぽいのかなと思います。 佐野さん観直したいシーンはいっぱいあります。目黒くんのカジノ台の上のアクション。あれ、マジで蹴っているんですよ! あれも一発でブーン! とやっていて、ズルイよ! カッコ良すぎるでしょう! 僕もそこで滑ったりしているんですが、目黒くんのアクションシーンは格闘技とかやっていたのかなと思うくらい、本当にうまかったです。 目黒さんうれしいです。 佐野さん僕はちょっと格闘技をやっていたんですが、本当にやっていたのかなと思うくらいでした。蹴りも、脚が長くてね…。マジですごかった! 目黒さんありがとうございます! MC派手なアクションをしても、スーツは破れなかったですか? 目黒さん破けなかったですね。伸び伸びとできました。 MC佐野さんが本当に怖そうな表情で逃げるので、それがまた良いですよね。 目黒さん分かります! 面白い逃げ方をするんですよ。(佐野さん&会場のお客さん:笑) それが毎回、見ていて楽しかったです。 MC後半になるにつれて、二人のやり取りで胸が痛むようなシーンもあります。どのような感情で臨まれましたか? 佐野さん目黒くんが演じるハルにとって命の危険があるシーン。そういうシーンって結構難しいんで
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「アンダーニンジャ」高校生限定試写会「アンダーニンジャ」公式サイト漫画家・花沢健吾さんによる、現代社会に潜む新たな忍者像を描いた漫画「アンダーニンジャ」(講談社「ヤングマガジン」連載)が、山﨑賢人さんを主演に実写映画化され、1月24日より公開となります。 1月16日、高校生限定試写会をTOHOシネマズ 六本木ヒルズにて実施し、上映後に間宮祥太朗さん、白石麻衣さん、福田雄一監督が登壇しました。監督によるティーチイン実施にあたり、間宮さんと白石さんがニンジャのように変装して客席に潜入するサプライズ演出もありました。撮影秘話や自身の学生時代についてなどトークを繰り広げた、こちらのイベントの様子を詳しくレポートします。高校生限定試写会加藤役間宮祥太朗さん鈴木役白石麻衣さん福田雄一監督福田監督(入場後すぐに客席を見渡して)すげえなぁ。満員じゃん! 僕に会いたかった人? (挙手に対して大笑いしながら)嘘だろー(笑)! 僕目当てで来てくれたの? おいおい、大丈夫? 山崎貴監督とかじゃないんだよ。でも、今日は本当にありがとう! 今日の観客が10人くらいだったらどうしようと思っていたんです。登壇ゲストが僕しか告知されていないから、絶対に観客が少ないだろうと思っていました。だから、Xに「無理して来なくて良いよ!」って書いたんですが…。みんなは本当に高校生なの? 嘘をついている人はいない? (会場の反応を見て)いないんだ? すごいですね! ありがとう! めっちゃうれしいです。僕と何を話したいんだろう?(高校生の皆さん:笑) MC皆さん、本作をご覧になって楽しかったですか? (高校生の皆さん:拍手) 福田監督すごくうなずいてくれている。ありがとう! うれしいです! MC本作を観たばかりの高校生の皆さんに、監督のお気に入りのアクションシーンや、コメディシーンをご紹介ください。 福田監督僕が好きなアクションシーンは、本作のど頭で、白石麻衣ちゃんと外国人が戦うシーンです。あの外国人は、アレクセイという名前で、麻衣ちゃんとアレクセイが戦っているところに山﨑賢人くんがバーと走ってくるんですが、そのアクションが無表情なんです。それがめっちゃカッコ良いんです。あそこのアクションが一番好きです。コメディシーンは、賢人くんが珍しい苗字をムキになって言うところが好きです。(力を込めて)「さえもんさぶろう」って言うところですね。賢人くんは自分で言いながら笑ってしまっていましたね。 MC今日の高校生の皆さんに、どういう思いを持って帰ってほしいですか? 福田監督とりあえず拡散してほしいです! 周りの方に「観てね」って言ってほしいです!あと、皆さんから質問を受けたいです! 僕に質問がある人はいますか? MC質問してくれた方には、「アンダーニンジャ」特性グッズをプレゼントします。 福田監督本作のことじゃなくても良いよ! 高校生1はい! 今日の朝ご飯は何ですか? 福田監督(笑)。今日は、朝から仕事だったので、朝ご飯はジョナサンの蟹クリームスパゲティー(蟹のアメリカンソースパスタ)です。僕は、基本的に朝ご飯は食べないんですが、食べるとしたらUber Eatsで朝マックを頼みます。 高校生2本作のアドリブシーンはどこですか? 福田監督賢人くんとムロ(ツヨシ)くんが、襖を開け閉めするところです。あのシーンは、本当はムロくんが、途中でセリフを言わないといけないところなんです。でも、ムロくんが全然セリフを言ってくれなくて、最終的にセリフを言う前にカットしました。それでもあのシーンは三分あります。もう一回撮ったんですが、ムロくんが、台本と全然違うこと言ったので、賢人くんが笑いを抑えられなくて、爆笑したので、さすがに使えませんでした。あのシーンはアドリブというか、賢人くんが「えっ!」と言ったら、ムロくんも「えっ!」って言い出して、お互いに「えっ!」って言い合っていることが面白くなっちゃったみたいで、延々と言っていましたね。でも、原作者の花沢先生は、「この作品であのシーンが一番好きだ」って言っていました(笑)。あと、佐藤二朗さんがお風呂で歌を歌うシーンは、あと二分ぐらいあったんですが、つまらなかったので切りました! (高校生の皆さん:笑) 最初の方は、僕が「こんな歌を歌ってください」って指示を出していたんです。でも、二朗さんが本番前に「面白そうだから足していい?」と提案してきたので、「足して良いよ」と答えたんですが、つまらなかったです。だから切りました!(高校生の皆さん:笑) 高校生3(白石麻衣さんがマスクとコートで変装し、客席に座っている)こんばんは! ■周りの高校生の皆さんがザワつき、「まいやんだ」という声が上がって大騒ぎになりました。 高校生3(白石麻衣さんがマスクとコートで変装)監督が忍者だったら、どんな術を身につけたいですか? 福田監督麻衣ちゃん、もう気づかれてるから! 舞台に来て! MC皆さん、白石麻衣さんです。(会場:拍手)すぐにバレてしまいましたね。 福田監督何でバレたんだろう? だいぶ重装備だったのに! 白石さん改めまして、白石麻衣です。よろしくお願いします。(カメラマンに扮した間宮祥太朗さんが白石さんに近づく)MCちょっと、カメラさんが近いですね。 ■動きが不自然だったからか、会場からは「えっ!」という声が上がる。 福田監督(白石さんと共にカメラマンの顔をのぞき込んで)間宮くんです!■福田監督の言葉に会場は大騒ぎ。「ヤバい」という声が響きました。それでも間宮さんはカメラマンを続けていると…。 福田監督もう良いよ! バレたよ! MCマスクをして、スタッフジャンバーを着ていたのにバレてしまいましたね。改めまして、間宮祥太朗さんです。 間宮さんこんにちは!福田監督今回はニンジャ映画なので、二人に会場に忍んでみてもらいました! 間宮は、僕が話をしている間、ずっと最前列のマスコミさんと一緒にいたんでしょう? 間宮さんはい。後ろを向いてしまったので、ちょっとバレたかなぁって思った時に、誰かが「賢人!」って言っていましたね。それはやめてほしかったです。(登壇者の皆さん&高校生の皆さん:笑) 賢人じゃないのよ~! 福田監督みんな! 本作での間宮はカッコ良かったよね? ガラスをバリーンと割って出てくるところ良かったでしょ? (高校生の皆さん:拍手で同意)白石麻衣のファーストアクションもカッコ良かったでしょう?(高校生の皆さん:拍手で同意) 間宮さんありがとうございます! 白石さんありがとうございます! うれしい! 福田監督このサプライズ、成功しましたね! 間宮さん一瞬ドキっとしたことを言っても良いですか? 福田さんが「僕しか告知していないのに」と言った時は、「サプライズに気がつく人がいるかも?」って思いました(笑)。 MCでも、成功ということで、さすがニンジャですね。(高校生の皆さん:拍手) MC間宮さんと白石さん、今回の福田組への参加はいかがでしたか? 間宮さんまず久しぶりだったのと、今回はアクションがあったので、今までとは違う福田組という感じでした。現代で、忍術や手裏剣などを使うとどうなるのかという斬新なアクションだったので、面白かったです。 白石さん私は二度目の福田組の作品でした。「楽しかったなぁ」という印象です。私もアクションをやらせてもらって、監督からも「カッコ良かった」と何度も言っていただけたので、うれしかったです。ありがとうございます。 福田監督:頑張ったよね! 今回は、オープニングを麻衣ちゃんにお任せすることになったので、オープニングのアクションがすごくカッコ良く決まって良かったです。最初の靴を飛ばすところがカッコ良い! 白石さんあそこは何回も練習しました。 福田監督僕は、麻衣ちゃんがアレクセイに首を絞められる時の顔が一番好きです。 白石さんわぁ、うれしい! 良かったです。 MCお二人はアクションとコメディ、どちらがお好き、もしくは得意ですか? 福田監督麻衣ちゃんは、(佐藤)二朗が五度見するシーンで爆笑しちゃって、一テイク目はNGでした。 白石さん耐性がついてないので、最初の一、二回はどうしても笑ってしまいますね。笑わないように心がけてはいますが、少しずつ慣れてきてもどこかしらで笑ってしまいますね。 間宮さん僕は今回、コメディがないので、ちょっと寂しかったです。撮影中もコメディがやりたくなりました。でも、アクションはアクションで面白かったですよ。 MC印象に残っているキャラクターはいますか? 間宮さん(猿田役を演じた)岡山天音ですかね。原作漫画の猿田の作画は、天音をモデルにしているらしいですよ。 福田監督僕が、花沢先生に最初にお会いした時に「猿田は誰が演じるんですか?」と聞かれて、まだ確定はしていなかったんですが、「岡山天音くんにお願いしようと思っています」と答えたんです。そうしたら、花沢先生が天音くんを検索して、「この人、猿田のモデルにした人だ!」って言ったんですよ。それを聞いたプロデューサーが、「絶対に天音くんに演じてもらわなきゃ!」と思ったそうです。裏話ですが、天音くんは、本作の撮影時期が、連続ドラマの撮影と被っていて、「絶対にできない」と言っていました。でも、プロデューサーが、事務所まで出向いて、二時間かけて頼んだそうです。そこまでして落としました。 MC岡山さんは実際に猿田役にハマっていましたか? 白石さんハマっていましたね。 福田監督原作と同じ顔しているからね。(高校生の皆さんに向かって)誰か、間宮と麻衣ちゃんに質問したい人いる? 高校生4間宮さんは、何でそんなにカッコ良いんですか? 間宮さん(困ったように)いやぁ…でも、山﨑賢人って「何であんなにカッコ良いんだろうね」って話になっちゃうから…。 福田監督でも、山﨑賢人とは違う流派のカッコ良さだよね。 間宮さん「作画が違う!」ってやつですよね。「カッコ良い」って言ってもらえてありがたいんですが、二十代の10年間は、世の中が塩顔ブームで…。僕は、真逆なので、なかなかしんどい時期でした(笑)。 福田監督僕は、今回久しぶりに間宮に会ったんですが、「カッコ良くなったなぁ」と思いました。「ニーチェ先生」(2016年日本テレビ系列にて放送)や、舞台(「ナイスガイ in ニューヨーク」2016年上演)も一緒にやりましたが、その時に比べたら「どえらくカッコ良くなったなぁ」って思いました。撮影中に、(間宮さんの所属事務所の社長を務める)小栗旬が見学に来ていて、僕の横に座ったんですよ。「間宮、カッコ良くなったね」って言ったら、小栗くんが「ありがとうございます!」って完全に社長ムーブになっていました(笑)。小栗くんが、「いろいろやって、自分に自信がついたんじゃないかなぁ」と言っていましたよ。最初の加藤と九郎(山﨑賢人さん)の二ショットもカッコ良いよね。 間宮さん加藤の役がカッコ良いんですよ。本作では描かれていない部分もありますが、すごくカッコ良い役です。加藤役を任せてもらえることが決まった時は、すごくうれしかったです。 福田監督麻衣ちゃんに質問ある人? 間宮さん本当は、こういう質問コーナーはなくて、監督がやり始めたことなので、質問できたらラッキーだよ。 高校生5麻衣ちゃんは何でそんなにかわいいんですか? 白石さんうれしいですね。女子高生の方と実際にお話をする機会はないので、すごく貴重です。年齢を重ねてきているので、「いつまでも綺麗でいたい」という気持ちを強く持つようにしています。しっかり睡眠をとって、最近は食事も気をつけるようになりました。 福田監督でも、麻衣ちゃんは、めっちゃ食うんだよ! 賢人くんと三人で焼肉に行った時に、僕より食うんだよ! 白石さん「締めの冷麺は頼む人?」と聞かれて、「監督は絶対に手を挙げるだろう」と思って、手を挙げたら、監督は食べなかったんです。だから、私一人だけ、締めの冷麺を食べました。 福田監督その日は、みんなで焼肉に行く話になっていたんですが、「麻衣ちゃんは早く上がっちゃったから来ないね」って言っていたんです。でも、焼肉の時間までゲームセンターで時間をつぶしたりして、参加してくれました。 白石さん空き時間を有効に使いました! MC登壇者の皆さんは、どのような学生でしたか? そして、どんな夢を持っていましたか? 間宮さん中学三年生の15歳から、芸能の仕事を始めたので、高校生の時はもう仕事をしていました。芸能の仕事も、学園ものの作品が多かったので、同世代が多くて学校みたいな感じでした。今でも仲の良い友だちにも出会いましたね。賢人とも、学園ドラマ(「弱くても勝てます〜青志先生とへっぽこ高校球児の野望〜」2014年日本テレビ系列にて放送)(「水球ヤンキース」2014年フジテレビ系列にて放送)で、立て続けに共演をしました。そんな賢人と、十年ぶりくらいに本作でまた共演できたのはうれしかったです。学生の時の夢は、中学生までは野球をやっていたので、その時は野球選手を目指していました。 福田監督野球選手から役者への急カーブは何で? 間宮さん同じチームに、一日中、野球の事しか考えていない人がいて、「一分一秒を野球のために生活している人がプロの選手になるんだなぁ」って思いました。僕はそこまでの情熱じゃなかったので、野球をやめました。役者になったのは、映画が好きだったからですね。 福田監督(納得いかない様子で)へぇ…映画が好きなんだ。 間宮さんそんなに引っかかる事は言っていないですよ(笑)。 福田監督役者を目指すってなかなかだと思ってさ。 間宮さん役者を目指したわけではないです。 福田監督え、スカウトされたってこと? 間宮さんまぁ、それに近い感じです。僕ばかりが話していると、麻衣ちゃんの話す時間がなくなりますから(笑)。そこのいきさつはいろいろな媒体で答えているので、興味がある方は検索してください(笑)。 福田監督麻衣ちゃんは高校生の時の夢は何でしたか? 白石さん私は、高校生の時は保育士になりたくて、保育の勉強をしていました。高校生までは普通に過ごしていて、19歳の時に乃木坂のオーディションに合格しました。 福田監督保育士からの乃木坂への急カーブは何で? 白石さん高校三年生の終わりくらいに、音楽に興味を持って、音楽理論を学びたくて、専門学校に行ったんです。その学校でAKBさん関連のオーディションがあるという情報を聞いて、当時仲の良かった友だちと四人で「思い出作り感覚」で受けたのがきっかけです。 福田監督友だちと四人で受けに行って、麻衣ちゃんだけが受かった? 白石さんそうなんですよ。(福田監督:大笑い) 受かっても、正直あまり芸能界に入る気持ちがなかったので、何度も親に連絡をして「どうしよう、やめようかなぁ」という話をしました。前に出て目立つようなタイプでもないし、悩んでいたんですが、「せっかく合格したんだから頑張ってみるのも良いんじゃない?」と、親に背中を押してもらって、乃木坂を続けられました。自分でも思っていなかった人生でした。 福田監督すごいな。 MC最終的にニンジャになりましたもんね。 白石さんそうですね! 人生何があるか分からないですね。 MC監督の高校時代は? 福田監督僕は不登校だったんですよ。僕が通っていたのは超進学校で、「家で勉強をしたい人はそうして良いよ」っていう感じの学校でした。学校へ行っても教室に半分ぐらいしか生徒がいなかったですね。でも、僕は家で勉強をしていたわけじゃなくて、プロゴルファーを目指していたので、ゴルフばかりやっていました。 MCそこからの急カーブですね! 福田監督プロゴルファーからの演劇人という、すごい急カーブですよね。間宮くんは野球を諦めて役者だし、僕もゴルフを諦めての演出家だし、人生はいろいろあるね。 MC皆さん参考になりましたか? 人生には急カーブもあるということですよ。 福田監督高校生の時に「何をしたいか」っていうのが決まってなくても良いと思います。僕は30歳までニートだからね。間宮さん今の僕たちぐらいまで! 福田監督そう! 僕は30歳まで完全なニートでした。アルバイトも一度もしたことがなかったんです。28歳でプロポーズをしたんですが、その時の月収は9万円でした。 間宮さんプロポーズをした時は、ニートだったんですか? よく受けてくれましたね(笑)。 福田監督本当にね(笑)! よく親も許したよね。だから、高校生で夢とか、何も持っていなくても良いと思います。 MC最後に、未来を担う高校生の皆さんにメッセージをお願いします。 間宮さん今、話をしていて思ったんですが、「演劇や映像制作の世界に入ってみたいな」と思っている人はいますか? (数人の高校生の手が挙がる)意外といますね! 福田監督役者? 間宮さんアイドル? 高校生6プロデューサーです。 福田監督プロデューサー(笑)。 間宮さんその笑いは何ですか? 高校生7テレビ業界に入りたいです。 間宮さんそれぞれの夢や、急カーブがあった話がありましたが、僕はその急カーブの末に、こうして役者をやっています。皆さんも、何かそういったことがあっても、恐れず楽しく生活してもらいたいです。 白石さん先ほど監督がおっしゃっていたように、今夢がある子もいれば、何もないという子もいると思います。人生何があるか分からないので、私もそれで良いと思います。何か自分のやりたいことが見つかった時に、挑戦する一歩はなかなか難しいですが、自分の夢が叶うように踏み出してみてください。私はそれを応援する立場でありたいです。とにかく、今を楽しく過ごしてもらいたいと思います。 福田監督ちょっと時間がないんで、動画を撮らせてもらっても良いですか? 間宮さん何で時間がないのに動画を撮るんですか(笑)? 福田監督(自らの携帯電話を取り出しつつ)掛け声は「『アンダーニンジャ』観てね!」でお願いします。 ■間宮さん、白石さんと会場の高校生の皆さんで、動画撮影を行いました。福田監督みんなのお父さんとお母さんにも本作を観てもらってください。ありがとうございました。
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「ゆとりですがなにか インターナショナル」完成報告会見「ゆとりですがなにか インターナショナル」公式サイト2016年4月に日本テレビ系列で放送された連続ドラマ「ゆとりですがなにか」は、《野心がない》《競争意識がない》《協調性がない》と揶揄される“ゆとり世代”と勝手に社会に括られた、アラサー男子三人が、仕事に、家族に、恋に、友情に、迷い、あがきながらも人生に懸命に立ち向かう物語です。笑いあり涙ありの痛快社会派コメディとして描かれた同作が、満を持して映画になります。 8月23日、10月13日公開の「ゆとりですがなにか インターナショナル」の完成報告会見を品川インターシティホールにて実施しました。岡田将生さん、松坂桃李さん、柳楽優弥さん、脚本の宮藤官九郎さん、水田伸生監督が登壇し、ドラマから映画化に至るまでのエピソードや撮影裏話、そして完成したばかりの本作を観た感想と手応えを熱く語りました。こちらのイベントの様子を詳しくレポートします。完成報告会見坂間正和役岡田将生さん山路一豊役松坂桃李さん道上まりぶ役柳楽優弥さん脚本宮藤官九郎さん水田伸生監督MCまずはこの方「サラリーマンを辞め、家業を継ぐも、妻の茜との夫婦仲もイマイチ。時代の波に乗り切れていない男・坂間正和」を演じた岡田将生さんお願いします。 岡田さんちょっとヒドい紹介ですね(笑)。 MC台本通りで失礼しました。 岡田さんいえ、もちろん分かっていますよ。本作にちなみまして、特殊な挨拶をさせてもらいます。「岡田将生ですがなにか」それぐらいテンションが上がっている作品でございます。たくさんの方々に観ていただきたいと思っています。 MC続いて「優しく真面目だが、未だに女性経験ゼロの小学校教師・山路一豊」を演じた松坂桃李さん、お願いします。 松坂さんいや、本当になかなかない紹介内容ですよね(笑)。今回も、何ていうんでしょうねぇ……童貞でした。「山路ですがなにか」でおなじみの松坂桃李です。七年前にできた作品が今こうして映画化することを嬉しく思います。本作をたくさんの方々に届けていければと思っています。 MC続きまして、「元客引きで、十一浪目にして悲願の大学合格を果たすも、卒業後に中国での事業に失敗し、結局出戻りでフリーターになる破天荒な男・道上まりぶ」を演じた柳楽優弥さん、ご挨拶をお願いします。 柳楽さんはい。「まりぶですがなにか」……ですね(笑)。本当に、自分の中での大切な作品で、こうしてみんなで映画化できました。皆さんの前に立てていることに感謝して、「ありがとうございます」という気持ちです。本当に面白い作品ができたので、楽しみにしていてください。 MCドラマシリーズから引き続き、脚本を担当されている宮藤官九郎さんと、メガホンを取られている水田伸生監督です。 宮藤さん(ゆっくりと)「宮藤官九郎ですがなにか」(笑)……です。“ゆとり世代”というくくりでドラマ(の脚本)を書いて、すごくこじんまりやってきたつもりです。今回のタイトルが「インターナショナル」とありますが、これまでとまったく同じスケールです。(会場:笑) なので、安心して観に来てください。 水田監督「水田ですがなにか」MCさんは、この連続ドラマを放映していた時は、まだ(日本テレビに)入社していないんですよね? MCはい。入社前で、大学生でした。 水田監督ドラマは観ていましたか? MCはい、観ていました。 水田監督面白かったですか? MC面白かったです。 水田監督誘導尋問ではありませんが、そう言っていただけて本当にありがたいです。宮藤さんの発案で企画を立て、それでシナリオ作りをしながら、キャスティングの打ち合わせをしました。オファーの時は、第一希望の三人に「当たってくだけろ!」でしました。「断られたらしょうがない」と、いつも思っていますが、この三人は特にそうでした。当時から、この世代ナンバーワンの三人ですから、どう見てもライバル関係で、(キャスティングは)「まず無理だろう」と思いました。それが実現して、顔合わせで揃ってくれた時は、「絶対にしくじれないな」と、こちら側は緊張感を持ちました。映画版の撮影で約七年ぶりに再会すると、見事に成長していて、圧が強くなっていたので、「力が入るのかな」と思ったら本当にすんなり世界観に入っていて、それはこの三人の共感力と順応性の高さによるものだと思います。あっという間に七年前に戻ってくれた現場でした。MC「ゆとりですがなにか」は社会現象になったドラマですが、岡田さん、松坂さん、柳楽さんから「またやりたい!」という声があったと伺いました。宮藤さん、映画化になるまでの経緯を伺えますか。 宮藤さんうまく説明できるかな。ドラマの後にスペシャルドラマ(「ゆとりですがなにか 純米吟醸純情編」2017年7月日本テレビ系列にて放送)をやりましたが、それでは飽き足らず……いや、飽き足らずというのはヒドいか(笑)。別の作品の打ち上げで、桃李くんにお会いした時に「ゆとりで、映画『ハングオーバー!』の感じの、できませんか?」と言われました。「良いじゃん!」と思って、そのまま水田さんにお伝えしたところ、「じゃあ、海外ロケだ!」「インターナショナルというタイトルをつけましょう!」なんて盛り上がって、そこまではすごく早く決まったんです。でも、コロナ禍があり、いろいろと話をしているうちに「ゆとりの人たちであれば海外に行かなくても、逆に海外の方が日本に来ているし、いつもの八王子から高円寺の間でインターナショナル感を出せるのでは?」となりました。(会場:笑) それで海外に行くのはやめました。 松坂さん(笑)。グッと縮まりましたね。宮藤さんそうなんです。ですから「海外に行くつもりだった」という意味のインターナショナルです。“海外に行けなかった人たち”ですから、忘れないでください。 岡田さんその話、いらないと思います(笑)。 宮藤さんだから、その“なごり”ですね。気持ちだけは海外という感じです。(松坂さんに)流れとしては、そうですよね? 松坂さん“なごり”……なるほど!宮藤さんに会う前に、たまたま(映画)「ハングオーバー!」を観ていたんです。普通にゲラゲラ笑って観ていたのに、途中で「何かに似ている」と思い始めて、考えたら「“ゆとり”の三人だ!」と気が付きました。それ以降は、登場人物たちが、僕には“ゆとり”の三人にしか見えなくなりました。それで「これを“ゆとり”でやれるんじゃないかな」と宮藤さんに雑談の温度感でフワッと話をしたら、実現に向けてコトを運んでくださいました。連ドラの後でも三人(岡田さん、松坂さん、柳楽さん)で「またやりたいね」という話をしていたので、「言ってみるもんだな」と実感しました。 宮藤さんだから“ゆとり”の映画の中で、「ハングオーバー」というセリフが出てきます! MC実際に映画化が決まった時はいかがでしたか。 松坂さん連続ドラマをやって、スペシャルドラマをやって、その後に「やるよ!」というのを聞いた時は、「お!じゃあ連ドラ、また行くか!」みたいな感じで、三人でフワッと話をしたんですよね? (岡田さんと柳楽さんを見つめる) 岡田さんした? 柳楽さんしました! 岡田さんした……か……。 松坂さんえーっと、(岡田さんは)覚えていないです(笑)! 岡田さん&柳楽さん(笑)。 松坂さん「映画化!」と聞いた時は、(岡田さんと柳楽さんを見つめて)三人でビックリしたよね? 岡田さんビックリした! 柳楽さんビックリした! 連続ドラマやってスペシャルドラマやって映画化という経験がないから! 松坂さん「居酒屋で男三人がくだ巻いている話が映画化になるのか」って、ちょっと緊張したよね。 柳楽さん「自分のキャラはどうだったっけ」ってなったんですが、撮影が始まったらすんなりと入れました。このメンバーは俳優としてもですが、実生活でも一緒に成長しているんです。そんな感覚は貴重なので、“より大切な仲間だ”と感じました。 MC岡田さんは、どうでしたか? 岡田さん皆さんと同じで、本当にただただ嬉しかったです。またみんなで集まってお芝居ができる楽しさと、あとは“ご褒美だな”と思いながら、この現場に臨みました。こうやって今、皆さんと会見しているのも、今まで参加した会見の中で、一番楽しくできています。 宮藤さん良かった! 松坂さん嬉しいですね。 岡田さん安心して、この場に座っていられることを本当に嬉しく思っています。 MC“ご褒美のような現場”というお話もありましたが、この劇場版は昨年の秋に撮影が行われました。久々のゆとりチームの現場だったと思いますが、撮影中の印象的なエピソードや思い出をお話いただけますか。 岡田さんこの映画の中でハロウィンのシーンが出てきます。渋谷のスクランブル交差点で撮影をしました!……(首を横に振り)あ、していないです。 松坂さんしたんでしょ! “撮影をした!”って感じじゃないの? 岡田さん違う、違う! 模したんです。すごい数のエキストラの方が集まってくださって、本当に楽しく撮影に参加してくださいました。「ゆとり」のファンだったという方から、時折「観ていました」と声をかけてもらうこともありました。「正和、なんで血を流しているんですか?」と聞かれて、「ちょっとそうなんですよね~、すみません!」と答えました。そんなやりとりが、「こんなにも『ゆとり』を待ってくださる方々がいるんだな」と感じられてすごく印象に残っています。 松坂さんすごかったですね! 本作のハロウィンについて話すと、僕も小学校の授業で、ハロウィンの仮装をしてイベントに行くんです。その仮装のメイクが、すごいんです。でも、このメイクの内容はあまり言わない方が良いと思うので、それは劇場で確認してください。エキストラさんがたくさんいる中で、そのメイクをしていると“ヘンな感じ”で見られるんです。それがすごく恥ずかしくて……かなり印象に残っています。 柳楽さん僕は……、中国語のことって話をしても良いの? (松坂さん:大丈夫です!) 水田監督大丈夫です! 柳楽さん中国語のセリフがたくさんありまして、難しいのでなかなか覚えられないんですよね。ただ、シーンとしてちゃんと面白い雰囲気になっていたので、「頑張って良かったな」と思いました。そういうところも楽しみにしてもらえたら嬉しいです。 MC中国語はどのようにして? 柳楽さん文法とかまったく分からないので、音で繰り返し聞いて、ひたすら練習して覚えました。 岡田さん観たらすごかったです! 「さすが柳楽優弥!」と思うぐらい完璧でした。ストイックな方なので、本当に素晴らしいと思いました。 柳楽さんありがとうございます。謝謝(シェイシェイ:中国語のありがとう) 岡田さんあ、シェイシェイ(笑)。そこだけインターナショナルが残っていますね。まりぶくんだけが補ってくれますね。 松坂さんそうね! 宮藤さんまりぶは劇中で、中国語で「おっぱいいかがですか?」と言っています。(会場:笑) 柳楽さん(小声で)中国語だけじゃない……。 宮藤さんいろいろな言語で言っていて、そこだけインターナショナルです(笑)。本当にすみません。 MC皆さんの仲の良さが出ていますね。宮藤さんと水田監督から見たキャストの印象と、現場でのチームワークについて伺えればと思います。 宮藤さん僕はあえて映像を見返さずに、自分の記憶の中にあるドラマの時の関係性を基にして、第一稿を書きました。それから、間違っていたところを直しました。彼らがしゃべりそうなこと、話の内容、山路が女性に対して言いそうなヒドい言葉とか、それらは自分の魂の叫びにもなっているので、「ちゃんと書かないと!」となりました。書いていると、三人のキャラクターがちゃんと降りてくる感じがして、完成した原稿を読んだら、ちゃんと再現されていました。それで、「僕自身の中に、正和と山路とまりぶがいるんだな」と実感できました。でも、これは(彼らが)成長しないっていう意味ではないですよ。 水田監督最初に三人の話はしたので、それを繰り返すのも何ですから……先ほど別の取材で申し上げたことを話しましょうか。僕が思っていることなのですが、この三人は“サッカーのワールドカップ日本代表のゴールゲッター”です。誰がセンターで、誰がサイドウイングでとかではなくて、三人がコロコロとポジションを入れ替わりながら、共演者の立ち位置や、自分たちへのチェックを目配せもしないで気配だけで位置取りを変えて、見事にゴールを決めてくれる存在です。ですから、(現場で)演出をするなんておこがましいことは、まったく考えていませんでした。芝居のしやすい環境をお膳立てするお手伝いができればと思って、撮影を終えました。自分が監督した映画を「面白い!」と言うのは、なかなか言えないですが、「(本作は)何回観ても面白いですよ!」MCキャストの皆さんは、これまでのインタビューで「ゆとりですがなにか」は特別だとお話されてきたと思います。改めて、ゆとりチームのスタッフやキャストは、皆さんにとってどのような存在でしょうか。 岡田さんこの言葉は、たぶん間違っていないと思うのですが、本当に「家族」みたいな感じです。今回、久々に皆さんと集まって、スタッフの方から「今回は何でも準備しているから、どんな芝居でもできるよ」と声をかけてもらったり、事前にキャストの皆さんと「映画が始まりますが、よろしくお願いします」という連絡をとったりしました。集まることが楽しいだけではなく、皆さんがストイックに「面白いもの、良いものを作ろう」というのが、良い方向に向かっている現場でした。会うと安心しますし、相談もします。ずっと側にいてほしいというチームなので、僕は「家族」にしました。 松坂さん今、岡田さんも言いましたが、チームの皆さんは本当にストイックで、七年前の衣装がそのまま残っていました。「いつでも、どういう球が来ても大丈夫」という万全な体制を常にとってくださっていました。だからこそ、こちらも安心して飛び込むことができました。改めて「すごいな!」と思いました。今回の衣装合わせでも、「七年前の衣装を着られるんだ!」というのと、キャストのみんなが(その衣装を)着ても違和感がなかったのにも「すごいな!」と思いました。スペシャルドラマでも映画でも感じた安心感は、「お風呂につかっている感じの温かさ」ですね。(登壇者の反応を感じて)すみません、ちょっと間違えましたね(笑)。それぐらいこの現場は安心するんです。たくさんのすごい人たちが、自分の周りにいることは本当に心強いです。 柳楽さんスタッフもキャストもドラマの時から同じで、数年前にも作品を作っている家族であり、仲間であるという貴重な存在で、安心感をすごく感じます。それに目的に向かってより成長して再会できる貴重な座組に参加できたと改めて感じます。腹を割って相談できる関係は、本当にありがたいです。 MC連続ドラマから始まったこの作品の映画が完成しました。映画をご覧になった感想をお願いします。 岡田さんとても面白かったです。僕は初号試写でスタッフとキャストの皆さんと観ました。自分が出ているものは緊張しますし、そういう試写ではあまり笑いが生まれないんですが、すごく和やかで、本作を楽しんでいる空気感がありました。観たことのないシーンもたくさんありましたし、吹き出して笑ってしまうことも多々ありました。連続ドラマから始まり、映画になりましたが、「ドラマを観ていない方でも面白く観てもらえる作品になっている」と思いました。 松坂さん岡田さん(演じる正和)が、のたうちまわりながら何かを叫ぶシーンがあるんです。めちゃくちゃ笑いました。自分が出ていないシーンも「生で見たかったな」と思うぐらい本当に全部が面白かったです。あとは、個人的に三人が揃うシーンに感動しました。時が経っているせいか、久しぶりにこの三人を見て、「あぁ、なんか帰ってきたな」とすごく感じました。 柳楽さん本当に面白いですよねぇ~。観ていただいて、より感じてもらえることがあると思うので、劇場で観ていただきたい作品ができたと思います。 宮藤さん実はコロナ禍になる前から考えていた話が、コロナで延びたり、その間に世の中が変わってきたりして、それに合わせて地道に脚本を直したりと、いろいろと合わせていきました。完成作を観て、「この時代だから」「今だから」彼らはどう行動するか、何を考えるかという作品になっている気がします。ヒドいところもいっぱいあるんですが、根底には社会への鏡のような、「ゆとりの三人は社会をこう思っているんだ」ということをすごく感じました。日本には世界各国の方が生活をしているので「インターナショナルだな」という、最初に自分が考えたところに戻ったような気がしました。“最後は原点に”ということで、まとめてください。 水田監督先ほど「面白い!」と言ってしまいましたよ(笑)。もう少し、この三人について申し上げると、現場で阿吽の呼吸が生まれる理由は、三人はとてつもなく深い準備をして現場に来るからです。柳楽さんの中国語だけではなくて、撮影に挑むための準備をしてくる。すべての仕事に一番大切なのは、質の高い準備だと思います。この三人は、この世代の俳優の中でもずば抜けています。僕自身も感じますし、三人がお互いに影響し合っていると思います。桃李くんが、柳楽さんに「優ちゃん、すごい」と言ったのも記憶しています。将生くんほど主演俳優なのに共演者を気遣う俳優は見たことないし、優弥くんほど妥協しない俳優は見たことがないです。宮藤さんの脚本を演じる、この三人を観るだけで、木戸銭(=料金)の元は取れると思っています。 MC水田監督からお話がありましたが、お三方はそれぞれライバル意識だとか、意識し合う部分はありますか? 松坂さん意識していました?岡田さん(困惑した表情で)僕、友だちだと思っていて…(笑)。 水田監督何だよ~! 岡田さん(立ち上がってオロオロして)いやいや、ちょっと……。(着席して、左右に手を向けて軽めに)めちゃくちゃライバルです! (口調を強めて)めちゃくちゃライバルだからね! 松坂さん&柳楽さん(笑)。 岡田さんでも、やっぱり根底には「友だち」っていうのがあって、皆さんの作品を観て刺激を受けたいし、刺激を与えられる俳優になりたいし、友人でありたいというのはあります。以前、何かのインタビュー記事を読んだら、松坂さんが「岡田将生がライバルだ」と言ってくれていました。それを見て、「そうか、“ライバル”と言ったほうが良いんだ!」と思ったことを、思い出しました。 松坂さんほぉ! 岡田さん&松坂さん(笑)。 岡田さん本当に“ライバル”ですよ! 松坂さん僕も二人のことを“友”とも思えるし、“ライバル”だとも思っています。この作品を七年前にやって、スペシャルドラマもやって、今回の映画もやって、“戦友”みたいな感覚でもいます。仕事でもプライベートでも、「どんなことしているのかな?」とずーっと気になる二人ですね。それはたぶん変わらないです。 柳楽さん僕もそう思います。 岡田さん&松坂さん&柳楽さん(見つめ合いつつ笑顔)。 柳楽さんより成長している姿で会えているのが…。 松坂さん良いよね! 柳楽さん強烈ですよね。刺激的な仲間という感じがします。 ■記者からの質問このドラマ、映画ではお三方は“ゆとり”という部分でくくられていると思いますが、実生活での共通点がありましたら教えてください。【記者質問】松坂さんこの三人の共通点…共通点。 岡田さんあれ! みんな気ぃ遣い! 松坂さん良い言い方をすると“気遣い”ですね。例えばご飯に行く約束をします。お互いが気を遣い過ぎて日にちが決まらない。場所も決まらない。 岡田さん決まらないですねぇ。「みんなは何を食べたいのかな?」と思っているんですよ。「まだ発言しないほうが良いのかな」とか。 柳楽さん「どこが良い?」 松坂さん「これも良いねぇ~」 岡田さん「良いね良いね!」 松坂さん「そうだよねぇ~!」(手を伸ばして話が流れる様子)ふわ~! 岡田さん「食べに行かないんかい!」って(笑)。 松坂さんそうなんです。気を遣い過ぎて何も決まらない。 岡田さんそこに(茜役の)安藤サクラさんがいてくださると、「何が食べたいの?」「肉かな」 松坂さん「じゃあ、焼肉!」「いつ?」「じゃあ(日付は)ココ!」みたいな。 岡田さん「じゃあ、はい」って(笑)…そんな三人です。 MCそれでは最後に、代表して岡田さんからご挨拶をいただきます。 岡田さん「ゆとりですがなにか」は僕にとって大切な作品です。ドラマ、スペシャルドラマ、そして映画になりました。これはひとえに応援してくださったファンのお声もあり、今回の作品になったと思います。「またみんなで集まって120%の力で面白いものを作ろう」と、面白いものが出来上がりました。全国のいろいろな方々に観ていただきたいと思っております。本日はありがとうございました。