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舞台『弱虫ペダル』 Over the sweat and tears DVD<総北高校> 小野田坂道 役:島村龍乃介 今泉俊輔役:砂川脩弥 鳴子章吉役:北乃颯希 巻島裕介役:山本涼介 金城真護役:川﨑優作 田所迅役:滝川広大 <箱根学園> 福富寿一役:髙﨑俊吾 荒北靖友役:相澤莉多 東堂尽八役:フクシノブキ 新開隼人役:百成瑛、村上渉 泉田塔一郎役:青柳塁斗 真波山岳役:中島拓人 <京都伏見高校> 石垣光太郎役:鐘ヶ江洸 御堂筋翔役:新井將 <広島呉南工業高校> 待宮栄吉役:元木聖也 井尾谷諒役:熊沢学 パズルライダー監督:伊藤玄紀 パズルライダー:山口拳生 若林佑太 一瀬悠 河野智平otherTDV34240D/2024年度マーベラス原作:渡辺航『弱虫ペダル』(秋田書店「週刊少年チャンピオン」連載) 脚本・レース演出メソッド創作/監修:西田シャトナー 演出:鯨井康介 音楽:manzo 作詞・歌:桃井はるこ レース演出協力:河原田巧也© 渡辺航(秋田書店)2008/ 舞台『弱虫ペダル』製作委員会舞台『弱虫ペダル』 Over the sweat and tears DVDご購入はこちら
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舞台『弱虫ペダル』 Over the sweat and tears Blu-ray<総北高校> 小野田坂道 役:島村龍乃介 今泉俊輔役:砂川脩弥 鳴子章吉役:北乃颯希 巻島裕介役:山本涼介 金城真護役:川﨑優作 田所迅役:滝川広大 <箱根学園> 福富寿一役:髙﨑俊吾 荒北靖友役:相澤莉多 東堂尽八役:フクシノブキ 新開隼人役:百成瑛、村上渉 泉田塔一郎役:青柳塁斗 真波山岳役:中島拓人 <京都伏見高校> 石垣光太郎役:鐘ヶ江洸 御堂筋翔役:新井將 <広島呉南工業高校> 待宮栄吉役:元木聖也 井尾谷諒役:熊沢学 パズルライダー監督:伊藤玄紀 パズルライダー:山口拳生 若林佑太 一瀬悠 河野智平otherTBR34239D/2024年度マーベラス原作:渡辺航『弱虫ペダル』(秋田書店「週刊少年チャンピオン」連載) 脚本・レース演出メソッド創作/監修:西田シャトナー 演出:鯨井康介 音楽:manzo 作詞・歌:桃井はるこ レース演出協力:河原田巧也© 渡辺航(秋田書店)2008/ 舞台『弱虫ペダル』製作委員会舞台『弱虫ペダル』 Over the sweat and tearsご購入はこちら
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特『刀剣乱舞-花丸-』~雪月華~ オリジナル・サウンドトラックアーティスト:川井憲次劇場最新作「特『刀剣乱舞-花丸-』~ 雪月華~」3部作のサウンドトラックが発売決定!【商品内容】◆仕様:ジュエルケース ◆組数:1枚組【収録曲】1.死闘の始まり 2.山姥切長義 3.悩みは同じ 4.大きさゆえに 5.特命調査の出陣要請 6.行ってくるぜよ! 7.人気の無い城下町 8.その頃、戦いの場では 9.先行調査員 10.南海太郎朝尊 11.作戦開始 12.七振の戦い 13.親玉の元へ 14.親玉は・・・15.次なる旅路へ 16.強くなって帰ってきてね 17.休暇の準備 18.昼から最高! 19.一緒にいなきゃ作れないもの 20."点取鬼祓い"のルール 21.気が抜けない戦い 22.最終決戦 23.戦いを終えて・・・ 24.キャンプファイヤーと星空 25.花風之唄歌唱:千代金丸(CV:新垣樽助)/北谷菜切(CV:仲村宗悟) 26.僕達は別の刀剣男士 27.海の幸でお料理タイム 28.洞窟の奥に 29.おかえり、ただいま---30.非常事態 31.世にも不思議な平安の舞 32.楽しき江戸の街 33.奈良で和やか炊事時間 34.紡がれていく伝統 35.呪いとは 36.悪夢の世界 37.何者だろうが、斬ってやるよ! 38.祈りましょう 39.戦闘狂 40.愛されるために 41.刀剣男士たちの願い 42.笑う門には福来たる 43.時空を超えて 44.みんなの気持ちTHCA60279/2022年東宝レーベル:TOHO animation RECORDS ©2022 NITRO PLUS ・ EXNOA LLC/ 特『刀剣乱舞-花丸-』製作委員会特『刀剣乱舞-花丸-』~雪月華~ オリジナル・サウンドトラック
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「からかい上手の高木さん3&劇場版」Cover Song Collectionアーティスト:高木さん(CV:高橋李依)【商品内容】◆組数:1枚組 ◆仕様:ジュエルケース【収録曲】01.夢で逢えたら/大瀧詠一 02.Over Drive/JUDY AND MARY 03.ひまわりの約束/秦基博 04.学園天国/フィンガー5 05.じょいふる/いきものがかり 06.サンタが町にやってくる/洋楽 07.スノーマジックファンタジー/SEKAI NO OWARI 08.花/ORANGE RANGE 09. 明日への扉/I WiSH 10.天体観測/BUMP OF CHICKEN 11. fragile/Every Little Thing 12. 君に届け/flumpoolTHCA60272/2022年東宝レーベル:TOHO animation RECORDS ©2022 山本崇一朗・小学館/からかい上手の高木さん3製作委員会 ©2022 山本崇一朗・小学館/劇場版からかい上手の高木さん製作委員会「からかい上手の高木さん3&劇場版」Cover Song Collection
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「からかい上手の高木さん3&劇場版Memorial Box」アーティスト:高木さん(CV:高橋李依)大原ゆい子【商品内容】◆組数:3枚組(2CD+DVD) ◆仕様:三方背ケース・3枚組トールケース・スペシャルブックレット【DISC1 収録曲】01.夢で逢えたら/大瀧詠一 02.Over Drive/JUDY AND MARY 03.ひまわりの約束/秦基博 04.学園天国/フィンガー5 05.じょいふる/いきものがかり 06.サンタが町にやってくる/洋楽 07.スノーマジックファンタジー/SEKAI NO OWARI 08.花/ORANGE RANGE 09. 明日への扉/I WiSH 10.天体観測/BUMP OF CHICKEN 11. fragile/Every Little Thing 12. 君に届け/flumpool【DISC2 収録曲】01.「まっすぐ」 02.「まっすぐ~ラララver.~」 03.「サンタになりたい」 04.「風見鶏を見つけて」 05.「はじまりの夏」 劇場版「からかい上手の高木さん」主題歌 06.「ハマボウの花」 劇場版「からかい上手の高木さん」挿入歌 ※DISC1、DISC2に収録される曲はTHCA-60272、THCA-60273 と同内容となります。【特典DVD】「からかい上手の高木さん」クリスマスイヴイヴイヴライブ~あたため上手の高木サンタ~」THCA60274/2022年東宝レーベル:TOHO animation RECORDS ©2022 山本崇一朗・小学館/からかい上手の高木さん3製作委員会 ©2022 山本崇一朗・小学館/劇場版からかい上手の高木さん製作委員会「からかい上手の高木さん3&劇場版Memorial Box」
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「沈黙のパレード」大ヒット御礼舞台挨拶「沈黙のパレード」大ヒット御礼舞台挨拶「沈黙のパレード」公式サイト天才的な頭脳をもつ物理学者・湯川学が、不可解な未解決事件を科学的検証と推理で解決していく、東野圭吾さんの小説「探偵ガリレオ」シリーズの映画化第三弾となる「沈黙のパレード」。 10月2日、本作の大ヒットに伴い、福山雅治さん、柴咲コウさん、北村一輝さん、西谷弘監督が、TOHOシネマズ 六本木ヒルズにて開催された大ヒット御礼舞台挨拶に登壇しました。この日の司会は、出演者でもある飯尾和樹さんが担当しました。こちらのイベントの様子を詳しくレポートします。大ヒット御礼舞台挨拶湯川 学役福山雅治さん内海 薫役柴咲コウさん草薙俊平役北村一輝さん並木祐太朗役飯尾和樹さん西谷弘監督MC(飯尾さん)皆さん、こんにちはー!! あ、そうか声は出せないんですよね?! すみません!(客席:拍手)大きな拍手ですね。全員、親戚でしょうか。本日は、お足元の良い中お越しくださいまして誠にありがとうございます。本日の司会を務めます。(持ちギャグ)ぺっこり45度。本作では、居酒屋・なみきやの主人を演じております飯尾和樹です。皆さんの拍手のおかげで、すっかり自分に酔っています。さて、上映終了後になりますが、映画はいかがでしたか?(客席:大きな拍手……鳴り止まず)皆さんね、品がある! 大きな拍手をされる方もしっかりと脇をしめて隣の人とぶつからないようにしている。そして、マスコミさん、休日出勤お疲れ様です。家族の予定を先延ばしにして、映画のためにありがとうございます。(お客様に労いの)拍手をお願いします。(客席:拍手)福山さん天気が良くて良かったです。前の三連休が二回とも雨でした。「この週末はどうかな?」と思っていたところ、お天気も良く気持ちが良い、そういう日に舞台挨拶ができることを大変嬉しく思っております。 柴咲さんぺっこり45度!(45度の姿が客席から見えるように角度をつけてお辞儀)MC(飯尾さん)おお! ぺっこり88度返し! 柴咲さん88度?(笑) 今日は、飯尾さんが司会・進行をされるということで楽しみでしょうがなかったです。 福山さん僕も楽しみでした。 MC(飯尾さん)初孫のようですよね。お年玉をもらえるんじゃないかという感じです。 柴咲さんぜひいろいろ話を引き出していただけたら嬉しいです。 北村さん皆さん、こんにちは! 超大ヒット、ありがとうございます。今日は、(司会進行が)飯尾さんなので、みんな何でも話すと思います。ただ、ちょっと気を抜いて、余計なことを言わないように気をつけます。 西谷監督本日もご来場いただき、ありがとうございます。トークの中身を充実させたいので、挨拶はこういうところで。じゃあ、飯尾さん次へお願いします! MC(飯尾さん)じゃあ、次に行きまーす! (台本を見て)えーっと12行目、よし、これだ!(客席:笑)本作ですが、昨日までの16日間で観客動員数136万人、興行収入18億6千万円! そして、原作本もオリコンの週間ランキングで一位に返り咲くなど「ガリレオ」旋風到来という感じです。福山さんの周りの反響はいかがでしょうか? 福山さん「観に行きました」という声もいただきますし、僕はラジオ番組をやっているので番組宛に感想が届いております。もちろん、後でお話しに出るかとは思いますが、原作本が一位になり、柴咲さんと私のKOH+もオリコンウィークリーチャートの一位! MC(飯尾さん)ダウンロードチャートは二週連続一位です。(客席:拍手) 福山さんアジアのダウンロードチャートも一位です。(客席:拍手) MC(飯尾さん)柴咲さん、いかがですか? 柴咲さん身近な友だちが「観たよ」と言ってくれます。これまで観たことがない方も「内海薫、好きになった」と言ってくれたので、良かったと思っています(笑顔)。結構長く演じてきて、私としては久しぶりの出演なんですが、今回が初めての人にも観てもらえて嬉しいです。 MC(飯尾さん)西谷監督、反響はどうですか? 西谷監督良いですね! MC(飯尾さん)喫茶店で話しているみたい! 私もね、環七通りでUber EATSの方に、「観ました」「みんな泣きました」と言われましたよ。 西谷監督もちろん、「飯尾さんが素晴らしい!」という反響をとてもいただきます。 MC(飯尾さん)ありがとうございます。先ほどもお話に出ましたが、KOH+「ヒトツボシ」について伺います。 福山さん「ヒトツボシ」に関しては、北村さんが話をしたいということなので、お願いします。 北村さん皆さん、「ヒトツボシ」ダウンロードしましたか? まだの方はぜひダウンロードしてください。福山さん(北村さんに)ライブで歌っている人みたいになっていますね。 北村さん音楽はいろいろな聴き方があるかと思いますが、僕は今最高の聴き方に到達しました。話してもいいですか? 福山さんいいです! 北村さんこの作品で、佐織ちゃんは急に命を失うわけです。皆さんは楽曲を聴くときに客観的に聴くと思いますが、僕たち俳優は役に入るときに、「自分がそういう立場になったらどうしよう?」と思うわけです。変な話ですけれど、もし僕が帰りに事故に遭ってしまったら、「あの一言を伝えていない!」とか「もっと○○したかった!」とか、そういう気持ちになったと思うんです。急に命を失い、霊になって、その後自分の周りの人々が、自分のためにこんなに一生懸命にしてくれている。そういう気持ちで聴くと(「ヒトツボシ」の歌詞の)一番の途中で号泣します。(会場:笑)いや、本当に。この歌を聴いてから、もう一度作品を観る。「なりきって曲を聴くと本当に違います」と言われますが、これは本当です。僕も、そうして二回観に行ったので、ぜひそういう鑑賞をしてみてください。そして家に帰って再び楽曲を聴いて、号泣する。……今日、顔が腫れているのは、そのせいです。 福山さんそうだったんですね。お酒ではなく?! 北村さんお酒ではなく(頬に涙が伝う仕草をして)一筋の涙……。 MC(飯尾さん)本人は生まれただけなのに……切ないですよね。残された者に謝るんですからね。 北村さんそうなんです、歌詞の一つ一つが!(作詞をした福山さんは)天才です。よく、こういう人に伝わる歌詞が出てくるなと思います。(客席:拍手) 福山さん僕が伝えたいことは、北村さんがすべて伝えてくれました。主観として、「自分がそうだったら?」という思いで聴いていただけると本当に嬉しいです。このキャンペーンでお伝えしてきましたが、歌は聴いていただく前は自分たちのものなんですけれど、作った人間から旅立っていくと「みんなの歌」、「皆さんの歌」になり、最終的にはその人一人の歌に着地するのが一番。歌い手とすれば、幸せな着地点で嬉しい状態です。 MC(飯尾さん)柴咲さんは、どのような気持ちで「ヒトツボシ」を歌っていますか? 柴咲さん福山さんがプロデューサーであり、ディレクターなので、レコーディングの時は、丁寧にディレクションしてくれました。歌詞を読んで、全部委ねられるときもあるんですが、(福山さんは)最初は自由に歌わせてくれて、それをけなすことはなく、きちんと褒めてやる気を起こさせてくれます。その後で、「こういうのはどうかな?」と提案してくれたので、「そういう切り口もあるのか!?」と思わせられました。学びながらアレンジもできて、それで紡がれました。MC(飯尾さん)引き出しが多いですね。「ヒトツボシ」が流れるエンドロールも大きな話題となっております。西谷監督は、どのような想いを込められたのでしょうか。 西谷監督せっかくなので裏話的なものをお話ししましょう。まだ曲が完成する前から当然準備をしています。いつもは主題歌を作る方と話し合いをするんですけど、福山さんと柴咲さんのKOH+は信頼関係があるので、すべてお任せして、僕は一番最初の観客になろうと思いました。「容疑者xの献身」の経験を積んでいること、9年ぶりということから歴史を見せようと考えてエンドロールの映像を作りました。それで完成した楽曲を聴いてみて、その映像はやめて黒いバックに文字だけにしようと思いました。要は、皆さんの頭の中でもう一度リフレインしてもらうのもいいな、と。ただ、あれは佐織と並木家の方々への鎮魂歌であるだけでなく、草薙と内海の鎮魂歌でもあるし、常に不条理な事件と向き合っている三人として、もう一度復活させました。それから、もう一ついいですか? 昨日、僕一人で大学生を対象としたトークイベントを行いました。質疑応答をして、終わって帰ろうとしたら、学生さんが僕のことを追いかけてきて、涙目で「イベントでは質問できなかったけれど、あのエンドロールは、これで『ガリレオ』は終わりってことですか?」と聞かれました。その時は、「今回(=『沈黙のパレード』)の結果次第です」と答えましたが、それぐらいの思い、鎮魂歌というだけではなく広がるほうがアリかなという思いました。 MC(飯尾さん)この大ヒットは、作品を観てくださったお客さんのお陰です。登壇者の皆さまの後ろの特大ボードには、作品の感想が書いてあります。「飯尾最高!」これはうちの母です(笑)。 (登壇者の方々がボードのメッセージを読んでいるため客席に)しばしお待ちください。何かありますか?柴咲さん飯尾さんに優秀助演男優賞を贈りたい!って……。 MC(飯尾さん)それは母の名前が書いてありませんか? こちらには……「湯川と草薙の友情が尊い!」とあります。(など次々と読み上げる) 福山さんこれはゆっくり読みたいね。僕は、ラジオに届いたメッセージで、こういうこともあるんだなと思ったんだけれど、「小学生の時に見ていました」とか……。 MC(飯尾さん)(感想ボードの)こちらにも「五歳の時に見ていました」とありますよ。 福山さんテレビシリーズをそれぐらいの頃に見ていたという方が結構いらして、あるメールには「『ガリレオ』を見て科学者になりました」と書いてありました。面白いなと思ったのは、「数学や物理の勉強が大嫌いだったけど、『ガリレオ』を見てから、問題を解くときに頭の中で♪バララバララ~と『vs.~知覚と快楽の螺旋~』を流し始めたら、急に書けるようになり勉強がはかどった」そうです。 柴咲さんすごい!(と手をたたく) 福山さんそういう影響を与えることができたこともエンターテインメントとして大きな役割を果たせているんだなと思いましたね。 MC(飯尾さん)高校二年生の時に、物理が赤点で、その補習で夏休みが一週間減ったんです。そのときに「vs.~知覚と快楽の螺旋~」聴きたかったです。さきほどの「五歳の時に好きだった『ガリレオ』の九年ぶりの新作、ストーリーはもちろん湯川と草薙の関係性を深く描いていて本当に感動しました。映画ならではの重い側面もある一方、湯川と内海と草薙のやりとりも面白い最高傑作なので、みなさんもぜひ!」って、中学二年生の文章ですよ! 福山さんある方は、演劇部で演出をやられている。高校生か、大学生かな。「小さい頃から『ガリレオ』を見ていました。今回の『沈黙のパレード』を観て、すごく感動したんですが、映画で描かれているように、全人生をかけて誰かを愛したことがないので……いつかそういう経験をして、こういう人になりたいです」という方もいらっしゃいました。歌もそうですけれど、ストーリーを自分のものにして、自分ごととして、その人の生きている日々のなかの何かに影響があることがすごく嬉しいです。長くやっていると、こういういい効果がありますね。 MC(飯尾さん)いいですね。うらやましいなぁ。以前、中学三年生の子に、「落ち込んだ時にどうしたらいいですか?」と聞かれたことがありました。「何で僕に聞くの?」と尋ねたら、「飯尾さん、すべった後どうしているんですか?」って(笑)。どうも僕のテレビ番組を見ているようで……。 福山さんいい影響を与えているね。 MC(飯尾さん)「ま、明日もあるんだからさ、図々しくやれば?!」と答えました。 福山さん説得力が違いますね。 MC(飯尾さん)嬉しいですね。(改めて感想ボードを読んで)湯川と草薙の友情について書かれていますね。 柴咲さんそうなんですよ。私も原作の湯川さんと草薙さんのファンなんです。やっぱりそういうところが見られるのは、胸アツです。 MC(飯尾さん)「出会いのシーンが良かった」という感想がたくさんありますよ。 柴咲さんさすが西谷さんです! 久しぶりだと、役者にいろいろさせたくなるじゃないですか。それを薫の一瞬の表情で「久しぶりなんだな」とか「懐かしさと愛おしさがあるんだろうな」と感じさせている。 西谷監督それは、この三人(福山さん、柴咲さん、北村さん)だからなせる技です。 MC(飯尾さん)僕が大好きなのは、湯川先生のシーン。あれは、決めていたんですか? 西谷監督そうですね。 福山さんあれは、元々台本には書いていなくて……。 西谷監督変人の登場感、それに愛おしさを含めて見つめる内海ってことですね。これで十分、再会のドラマ。 MC(飯尾さん)科学者とか研究をしている人と会うと、スイッチが入った時は、ああいった感じになりますよね。いや、素晴らしく面白か……面白かったと言ったらいけないな。素晴らしい登場です。皆さん、ご自分では(ボードの感想を)読めないですか? では私が代わりに読みましょうか。「湯川、内海コンビが懐かしくて最高でした。ストーリーも音楽も素晴らしかったです。」どの辺を読んでほしいですか? あっち? 福山さん飯尾さん、もう縦横無尽に動いてください! MC(飯尾さん)(拍手で答えるお客様) 「素晴らしすぎて知らないうちに世界観に入りこんでいました。」……読み上げ方が、選挙演説みたいになってきた。 福山さん北村さんがこちらを! MC(飯尾さん)「九年は待たせないでね。」(客席:大きな拍手)福山さん今日はフジテレビさんの偉い方と東宝さんのしかるべき役職の方がいらしたので、後でしっかり伝えます。(客席:大きな拍手) MC(飯尾さん)それでは、最後に福山さんからメッセージをお願いします。 福山さん大ヒット舞台挨拶……さらにヒットすると大大ヒット舞台挨拶とかあるんでしょう?(会場:盛大な拍手) どうぞ我々を引っ張り出してください。スケジュールはなんとかします。本当に名残惜しいです。といいますのも、九年ぶりの作品で、撮影自体が昨年で、準備を含めると二年ぐらい、撮影中もいろいろなことがありました。パレードのシーンの撮影も天気に左右されました。もちろんコロナもありました。怒濤の一ヵ月の宣伝活動で、柴咲さんも僕も相当消耗しました。だけれど、こうして皆さんに見てもらい、感想をいただき、いい言葉も受け取りました。今日ここに立って、やって良かったと改めて思いました。ここにもありましたが、「九年も待たせないで」と、どうなんでしょうか。さすがに九年は長いと思うので、できればもっと早くと思っています。「ガリレオ」が始まったのは2007年、それから十五年が経っていて、小学生の頃から見ている方もいて、見てくださった皆さんが、それぞれにいろいろなことがあり生活をして、我々もいろいろな仕事をして生活の変化もありました。この「ガリレオ」の世界は、僕らにもですし、皆さんにとっても異世界ですが、「ずーっと湯川、草薙、内海と生きているのかな?」と感じています。僕らは、自分で演じていながら、どこか菊野市以外でまた事件があって、「ガリレオ」の世界がどこかにあり、ずーっとつながっていて、「真夏の方程式」からこうして再び出会えたことで、感動が皆さんに伝わっているように思います。今ここで名言できることはないですけれども、僕の心にも皆さんの心にも「ガリレオ」の世界はずっと続いている。そう思って、感じてくだされば、きっといつの日か近い将来こうしてお会いできる日がくるんじゃないか、というよりくるべきだと思っています。その日を願って、皆さんもどうか元気でお過ごしください。なぜなら、僕らも元気じゃないとまた集まることができないからです。僕らも元気に過ごしましょう! 飯尾さん、ありがとうございました。■飯尾さんが一人残り、他の登壇者の皆さんが退場。 MC(飯尾さん)休日出勤のマスコミさん、ありがとうございます。マスコミの皆さんに拍手をお願いします。忍法メガネ残し!!(出入り口ドアに一瞬だけメガネを見せて退場)
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MGA MAGICAL 10 YEARS ANNIVERSARY LIVE ~FJORD~ ON SCREEN2025年11月28日(金)公開 配給:TOHO NEXT ©2025 UNIVERSAL MUSIC LLC
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「映画ドラえもん のび太の地球交響楽」ドラドラ♪シンフォニー楽団コンサート付き特別試写会イベント「映画ドラえもん のび太の地球交響楽」公式サイト1980年に映画第1作目が公開された「映画ドラえもん」シリーズ。藤子・F・不二雄先生の生誕90周年となる記念すべき年に、シリーズ第43作目となる「映画ドラえもん のび太の地球交響楽(ちきゅうシンフォニー)」が、3月1日より公開になります。シリーズ初の“音楽”をテーマに、地球の危機を救うべく、ドラえもんとのび太たちが素敵な仲間と出会い、“音楽”を通じて心を通わせ新たなハーモニーを生みます。 2月24日、「ドラドラ♪シンフォニー楽団コンサート付き特別試写会」を日経ホールにて実施しました。イベントには、バイオリニストの葉加瀬太郎さん、作曲家の沢田完さん、ゲスト声優の芳根京子さん、かが屋(加賀翔さん・賀屋壮也さん)さんが出席しました。 「ドラドラ♪シンフォニー楽団」とは、子どもたちの音楽に取り組む気持ちを応援する「ドラドラ♪シンフォニープロジェクト」で結成された日本全国の子どもたち52名の楽器隊です。この日は、芳根さんが、「ドラドラ♪シンフォニー楽団」とともに演奏を披露し、大いに盛り上がりました。こちらのイベントの様子を詳しくレポートします。ドラドラ♪シンフォニー楽団コンサート付き特別試写会イベント「ドラドラ♪シンフォニープロジェクト」スペシャルサポーター葉加瀬太郎さんミーナ役芳根京子さん漫才師役・バンドマン役加賀翔さん(かが屋)演歌のおじいちゃん役・漫才師役・バンドマン役賀屋壮也さん(かが屋)アニメ「ドラえもん」劇伴、楽曲担当沢田完さんMC「ドラえもん」というと愛着がありますよね? 芳根さん昔から大好きです。ドラちゃんと本作の試写会の舞台挨拶などに一緒に立ってさらに大好きになりました。私の人生の宝物だと思っております。 MCそして、かが屋のお二人は、今回声優初挑戦ということですがいかがでしたか。 加賀さん小さな頃から見ていたドラえもん。ドラえもんの画面から僕の声が聞こえてくるなんて…鳥肌が立ちました。セリフは少しなのですが、「フォー!」っていうセリフでも感動しました。 MC本作のテーマは、音楽の力です。ゲスト声優として参加して、音楽の力について、どのようなことを感じましたか? 芳根さん私は学生時代ずっと音楽をやっていて、青春のすべてが音楽という人生だったので、改めて音楽って楽しいなって思いました。私が音楽をしていてすごく楽しいと思ったあの感情が、この作品には詰まっていました。参加できてうれしかったですし、楽しさを皆さんにも感じていただけたらと思います。 加賀さん僕は、ついさっきも、音楽から「楽しさ」「うれしさ」がすごく伝わってくるなと感じました。(オーケストラメンバーの)みんなが、練習が終わった後に、スタッフさんからおやつをもらって帰っていったんですが、「どら焼き!どら焼き!」って、みんなで歌っているのを見て、幸せが伝わってきました。賀屋さんめちゃめちゃ良いなぁ。僕は楽器ができないんですが、本作を観たらやってみたくなりますね。最高の作品になっていると思います。 MC今回、本作に込められた思いから、一つの楽団が結成されました。すでにスタンバイをしてくれていますが、音楽とドラえもんが大好きな子どもたちで結成された、その名も「ドラドラ♪シンフォニー楽団」の皆さんです。(会場:拍手)皆さんは、約800人のお子さんの中から選ばれました。今回は、芳根さんもフルートで、この楽団に参加されるということです。 芳根さん「何でベレー帽を被っているんだ?」と思いましたか?(笑) 加賀さんこれはスペシャルですね! 芳根さん私は学生時代、フルートを担当していたので、フルートで参加します。 MC早速準備をお願いします。 芳根さんはい! 賀屋さん芳根さん、緊張してない? 大丈夫かな? 芳根さん緊張してま~す! 賀屋さんあんなに明るい「緊張してま~す!」は初めて聞いた! MCでは、ここからはドラドラ♪シンフォニー楽団が織りなす音楽の力、みんなで響き合う音楽の楽しさを表現した、特別なコンサートでございます。お楽しみください。まずは皆さんご存知の「夢をかなえてドラえもん」から参りましょう。指揮は沢田完さんです。【演奏:テレビアニメの主題歌「夢をかなえてドラえもん」】■楽団プロジェクト映像(オーディション、四カ月に及ぶ練習風景など)が流れました。 MCそれではここからはこの方をお呼びいたしましょう。今回のプロジェクトのスペシャルサポーターで、バイオリニストの葉加瀬太郎さん、そして我らがドラえもんです。(会場:拍手) 加賀さんお二人を同時に見られることなんてないですよ! うれしい! 賀屋さんこれはすごいです! 葉加瀬さんどうぞよろしくお願いします。 MC素晴らしい演奏でした。芳根さんいかがでしたか? 芳根さん本当に楽しかったです。皆さんいかがでしたか?(会場:大きな拍手)最高でした! ありがとうございます。 MCこの後は葉加瀬さんに作っていただいた「キミのぽけっと」を披露していただきます。この楽曲のポイントを教えてください。 葉加瀬さん曲を書き始めたのは、昨年の七月でした。七月の頭にスタッフさんと一緒にミーティングをした後に、帰りの車の中でイントロのリコーダーのメロディーがふっと浮かびました。しずかちゃんがパーカッション、のび太がリコーダー、ジャイアンはチューバ、スネ夫はエレクトーンというキャスティングは打ち合わせで聞きましたが、「これは面白いな」と思いました。タイトルは浮かんだメロディーからちょっとずつですかね。大体曲を書く時はキーから選びます。今回、僕はまずドラえもんだから、ドとラの音を使いたいと思いました。それと藤子・F・不二雄先生の“F(ファ)”も使いたいなと思いました。なので、ファとラとドでできるFメジャーのコードで曲を書くことにしました。スタッフの方から藤子・F・不二雄先生のSFは、少し不思議な世界だということを聞いたので、僕は「キミのぽけっと」という曲名をつけたんです。ドラえもんの四次元ポケットで日常からふっと夢の世界に飛んでいけるようなそんな曲を書きたいと思って、自分でもすごく楽しみながら作りました。曲を聞いていただくと分かるんですが、イントロにモーツァルトの「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」のフレーズをちょっと忍ばせました。クラシック音楽の世界では、モーツァルトは自由に音楽を作った人と言われているんです。だから、モーツァルトの夢の世界をちょっとだけエッセンスとして入れました。そんな風にいろんな仕掛けを作った曲なので、僕も曲を作っている過程がとっても楽しかったです。 ドラえもんえ! すごく素敵なお話。葉加瀬さん、楽団のみんなは初めてのステージでドキドキしていると思うんですが、葉加瀬さんはそんな素敵な楽曲を皆さんの前で披露するにあたってどのような気持ちですか? 葉加瀬さん音楽で面白いのはみんなで一緒に演奏するということですからね。家での練習や一人で演奏するのは緊張するんだけれど、オーケストラで一緒に演奏をするとそんなに緊張しなくなるんです。今日の本番はこれが最後だからね。一緒にアンサンブルを楽しんでできたら良いなと思っております。 MCそれでは皆さんお待たせいたしました。ドラドラ♪シンフォニー楽団のために葉加瀬さんが書き下ろしてくださった「キミのぽけっと」をこれから演奏いただきます。指揮は、もちろん葉加瀬太郎さんです。では、芳根さんも、もう一度楽団の中へ戻っていただきましょう。 葉加瀬さん(オーケストラメンバーに)よろしくお願いします。【演奏:「キミのぽけっと」】加賀さんすごかった! 賀屋さん最高です! MC素晴らしかったです! 加賀さん演奏を観ていたらちょっと涙ぐんでしまいました。本番前に緊張して、お互いに励ましあっているところも聞いているのでね。賀屋さん舞台袖から見ていると、皆さんの楽譜が見えるんですが、楽譜に思い思いのドラえもんのシールや、手書きで「ここに気をつける」とか書いてあるんです。そういうのも見えて本当に心が温かくなりました。 MCドラえもんはどうだった? ドラえもんものすごく良かったです! みんながエンジョイしているのが伝わりました。音楽にはものすごいパワーがあると思いました。感動しました! 本当にすごかった!(芳根さんに)京子ちゃん、ありがとう! 芳根さんこちらこそ、ありがとうございました。 MC芳根さんはいかがでしたか? 芳根さん演奏していて、ワクワクが止まらなかったです。それが皆さんに伝わっていたらうれしく思います。 ドラえもん本当だよね~!楽団のみんなは演奏してみてどうだったかな? MCそれでは、楽団の皆さんの中から三人にお話を聞いてみましょうか? まずはバイオリン。 ドラえもん演奏してみてどうだったかな? 楽団メンバーA(バイオリン)みんなで楽しく演奏できたし、練習の時にこうしたいって思った演奏よりも、さらに本番ではお客さんに伝わったかなと思ってすごく楽しかったです。ドラえもんどれぐらい練習したの? 楽団メンバーB(トランペット)オーディションが終わったのが十月ぐらいで、それから四、五カ月頑張って練習しました。終わっちゃうのはさみしいけれど、みんなでノリノリで演奏できたのは楽しかったです。 ドラえもん僕もノリノリで体が揺れちゃった。ありがとう。 楽団メンバーC(大太鼓)僕は、もともとオーディションでは鍵盤ハーモニカで受けました。でも、大太鼓をやってほしいと言われて、僕にできるかなっていう気持ちもあったんですが、やってみたら、すごく楽しくて良かったです。 MC本当はみんなにお話を聞きたいんですが、お時間の都合もありまして三人だけにうかがいました。 ドラえもん(イベントの終わりを察して)僕、さみしいよ~! だってさぁ、せっかくのコンサートなんだからもっと聞きたいなぁ。 MCこの後に本作の試写会があるから……。 ドラえもんどう? 京子ちゃん! 芳根さんこれで終わりはさみしいなぁ~。 ドラえもんかが屋のお二人は? 加賀さん葉加瀬さんがここに戻ってきてくれて、指揮をしてくれれば…。ドラちゃんがひみつ道具でなんとか…? ドラえもんうーん。 MCでは、会場の皆さんの拍手の力をお願します!(会場:アンコールを求める拍手) ■葉加瀬太郎さんがステージに戻ってくる。ドラえもん葉加瀬さん!!! MC葉加瀬さんが戻ってきてくれました。では、特別にもう一度「キミのぽけっと」を演奏していただきましょう。 ドラえもん次は客席の皆さんも手拍子で参加したら良いと思うんです。 MCどうですか、皆さん参加してくれますか? (会場:拍手)「ウン、パン、ウン、パンパン」というリズムの部分があるので、参加してください。【演奏:「キミのぽけっと」(アンコール)】MCドラドラ♪シンフォニー楽団の皆さん、ありがとうございました。(会場:拍手) ドラえもん会場の皆さんの手拍子がパワーとなってよりすごい音楽を奏でることができました。本当に楽しかった!
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映画「きみの色」公開御礼舞台挨拶「きみの色」公式サイト『映画 聲の形』(2016年公開)「映画けいおん!」(2011年公開)の山田尚子監督×脚本:吉田玲子×音楽:牛尾憲輔による青春×音楽映画「きみの色」が、8月30日に公開しました。 本作は、アヌシー国際アニメーション映画祭2024長編コンペティション部門出品、第26回上海国際映画祭金爵賞アニメーション最優秀作品賞を受賞しました。9月12日、公開御礼舞台挨拶をTOHOシネマズ日比谷にて開催し、鈴川紗由さん、髙石あかりさん、木戸大聖さん、山田尚子監督、パワーパフボーイズのAOさん&KANさん&naotoさんが登壇しました。 この日は、山田監督からキャストへのサプライズ返しと、劇中歌「水金地火木土天アーメン」ダンスの生披露も行われ、盛り上がったこちらのイベントの模様を詳しくレポートします。公開御礼舞台挨拶日暮トツ子役鈴川紗由さん作永きみ役髙石あかりさん影平ルイ役木戸大聖さん山田尚子監督ダンスの振り付け担当AOさん(パワーパフボーイズ)ダンスの振り付け担当KANさん(パワーパフボーイズ)ダンスの振り付け担当naotoさん(パワーパフボーイズ)鈴川さん本作が公開してからたくさんの方に観ていただいて、こうしてまた皆さんとお会いできる機会をいただけて、本当にうれしく思います。 髙石さんいろんな感想を拝見して、本作の温かさが皆さんに届いていることを感じました。本当にうれしいです。 木戸さん公開御礼舞台挨拶ということで、こんなにもたくさんの方の前で公開後にお話ができることをすごくうれしく思います。 山田監督今日は、大事なお時間をいただきまして、本当にありがとうございます。公開されてホッとしております。 MC公開されて二週間ほど経ちましたが、SNSで「心に刺さりまくっている」という感想を拝見しました。また「劇場で今から四回目を観ます」というリピーターの方もいらっしゃいました。皆さんのもとには、どのような感想が届いていますか? 鈴川さん「観れば観るほど良さが深まっていく」という声をよく聞きます。私のInstagramのDMでは「トツ子ちゃんがすごくかわいかったです」「トツ子役をやってくれてありがとうございました」という、本当にうれしいお言葉をいただきました。ありがたいです。 髙石さん友人や知人が観てくれて、感想を聞いてすごくうれしかったです。皆さんにも(本作の)優しさがしみていると思います。「伝わればいいな」と思っていた部分がきちんと伝わっていますし、音楽もすごく聞いてくださっているようで、それがすごくうれしいです。友人からは「めっちゃ面白かった!」「大好きな作品」という感想をいただきました。私がどうだったかという感想はなかったので「私どうだった?」って感じでした(笑)。 木戸さん劇場で本作の色と音楽を体感した方の「この作品は確かに劇場で観て良かった」という声が多かったと思います。僕も初めて本作を観た時に同じように思いました。始まった瞬間に、ばーっと色が広がる感じが、山田監督の豊かな色の世界に包み込まれるような、連れていかれるような感じが、皆さんにも届いていると思いました。 山田監督友人、親戚、家族が観てくれました。友人は子どもと観てくれて、「『水金地火木土天アーメン』がすごく好き」ということだったので、宣伝隊長に任命しました。今、広めてもらおうとしています(笑)。 MC会場にいらっしゃる皆さんは今本作を観たばかりです。キャストの皆さんはご自身が一番好きなシーンを話していただけますか? 鈴川さん一番好きなシーンは、きみちゃんとトツ子がクリスマスにショッピングをしているところです。そのシーンで、きみちゃんの感情がパッとあふれて、キラキラと弾け出る瞬間がすごく好きです。本当にきれいで、観ていただかないと伝わらない美しさというところも好きです。 MC監督、そのシーンのこだわりは? 山田監督これは作画の話になるんですが、キラキラと色が変わる処理がすごい技術なんです。「これは特許が取れるんじゃないか?」とスタッフ一同思っています。それくらいすごくきれいにできました。 髙石さんいっぱいあるんですが、最後にきみの感情があふれて、ルイが乗っている船を追いかけるシーンが好きです。公開前には言えなかったので、今ここで言わせていただきます。すごく思い出深いシーンです。収録の時は涙もあふれて、とにかく今まで貯めていたきみの100%、120%の感情をただただ放出する感じで演じました。一回目の収録では、自分の中で、何かもやっとしていた部分があって、「今ので大丈夫ですか?」と監督にうかがいました。その日は「大丈夫!」とおっしゃっていましたが、次の日に監督が「もう一度やりましょう!」と言って撮り直したんです。本編では、その二回目のテイクが使われていると、先日知りました。 山田監督最初のテイクは、流れのままに勢いでもらった叫びで、それはそれで素晴らしくて良かったんです。でも、「大丈夫でしたか?」と言った髙石さんの姿がずっと心から離れなくて、このまま放っておいてはいけない感じがしました。なので、二回目をお願いしました。二回目では、きみの思いがしっかりと声に乗っていて、きみが人生の中で初めて叫んだ大きな声になりました。本当に感動しました。すごく思い出のあるシーンです。 木戸さん僕は、自分は関わっていないシーンですが、トツ子ときみちゃんのシーンが好きです。きみちゃんがこっそり寮に来て、二人で一緒に漫画を読んだり、ネイルをしたりする、女子のお泊まり会みたいなところがすごくかわいらしく思いました。その中でも、漫画を読むスピードが違って、トツ子が遅いというのが、また良いなと思いました。僕は、男性として、そういうところが見えないので、かわいらしいなと思っていました。 山田監督木戸さんの目線がすごくマニアックで、今、すごく好感度が上がりました。そんなに細かく観ていたんですね。あのシーンは、トツ子ときみが人生で一番悪いことをしているところなので、すごくいたずらっぽい音楽がかかっています。本当に大好きなシーンです。 MC監督とのやりとりや言葉で覚えていることを教えてください。 鈴川さん言葉ではないんですが、作品の中でトツ子が「水金地下木土天アーメン」をスキップしながら大きな声で歌うシーンがあります。私がどんな風に演じればいいのか分からなくて迷っていたところ、監督がブースに来て「こういう感じに」と演じてくださったんです。「これは覚悟を決めてやるしかないな」と思って、体当たりでお芝居をしたら、監督がすごく笑ってくださったんです。でも、その声がマイクに入ってしまったので、やり直しになったことがありました。 山田監督大反省です…。鈴川さんの声とかぶったので、編集もできなくなってしまいました。でも、それぐらいすごく良かったんです! 鈴川さんすごくうれしかったです。間違いを恐れずに体当たりでやって良かったと思いました。自分の殻を破れました。 髙石さんきみのキャラクターについて監督と話している時に、「湿気」というワードをいただきました。最初は感覚的な言葉だったので、「どういうことなんだろう?」と思っていました。でも、後々ゆっくり噛み砕いていくと、すごく伝わってくる感じがしました。きみを演じる前や歌を歌う前には、「湿気!湿気!」と唱えて演じました。 山田監督そのお話をしてからアフレコをやったんですが、髙石さんは本当に静かでものすごい湿気をまとっていらっしゃっていて、「本当にきみちゃんみたいな子なんだ!」と思いました。でも、キャンペーンとかでお話をしていくにつれて、実はすごく面白いお姉さんというか、芸達者な方だと分かりました(笑)。その場を明るくしてくださる方です。なので、本当にその「湿気」という言葉に対して真剣に受け取り、そのまま演じてくださっていたんだということが分かって本当に感動しました。 木戸さん監督から、「ルイくんは人を包み込む優しさを持っている大型犬のような男の子です」と言われました。彼の髪がフワッとする感じも、大型犬の耳が跳ねている時にフワフワとなる感じに似ているなって思います。ただ、後半になるにつれてだんだんと犬っぽさが抜けなくなってしまって…(苦笑)。監督から「ちょっと犬を抜きましょうか」と言われました。 山田監督そうなんです。犬が過ぎる(笑)。木戸さんが最初に、一瞬で大型犬を自分の中におろされて、大きなワンちゃんに見えていたんです。それがこれまたお話しするにつれて、大型犬というよりも、逆にワンちゃんと遊んでくれる、ボールを投げて「取りに行け」と言うお兄さんのイメージのような気がしたんです。なので早々にワンちゃんをおろしてもらったのは悪かったかな? と思っています(笑)。MC鈴川さん、木戸さんはワンちゃんぽいところがありますか? 鈴川さんそうですね(笑)。木戸さんは包み込んでくれる感じで、普段も私とあかりちゃんを後ろから見守ってくれているような安心感があります。 MCそして本日はですね、監督からキャスト三人にプレゼントがあるそうです。 山田監督はい! 鈴川さん&髙石さん&木戸さん(驚きと喜びの声を上げる) 山田監督公開初日に素敵なもの(木戸さんから花束、髙石さんから額入り写真、鈴川さんからお手紙)をいただいたので、色紙を書いてきました。 ■山田監督が鈴川さん&髙石さん&木戸さんに色紙を手渡しました 山田監督会った瞬間から大好きです。トツ子に出会えて、鈴川さんに出会えて、本当に幸せです。これからも仲良くしてください。本当にありがとうございます。鈴川さんかわいい! ありがとうございます。(会場:拍手) 山田監督ずっと昔からお友だちみたいな不思議なあかりん。ありがとう!髙石さんありがとうございます。(会場:拍手) 山田監督本当にキラキラしていて、ルイくんをやっていただいて本当に良かったです。ありがとうございます。またお会いしましょう!木戸さんありがとうございます。(会場:拍手)MCそして、本作の最大の見どころとも言えるライブシーン。三人が奏でた、あの曲「水金地火木土天アーメン」が、頭から離れないとの声も寄せられていますが、あの楽曲にはダンスがあります。既にSNSで300万回以上再生されバズっている、このダンスの振り付けを考えてくれたのは、三人組のボーイズグループ「パワーパフボーイズ」の皆さんです。なんと今日は、この舞台挨拶にお越しいただいております。どうぞ大きな拍手でお迎えください。(会場:拍手) ■パワーパフボーイズさんが登場パワーパフボーイズの皆さん呼ばれた時点でうちらの勝ち! パワーパフボーイズで~す。 MCアニメ映画の振り付けのオファーをいただいていかがでしたか? AOさん正直びっくりしました。超うれしかったです。今までたくさん振り付けはやってきたんですが、映画のお仕事は初めてでした。山田監督の作品ということで、僕たちもめちゃくちゃ興奮して「頑張ろうね」と言って取り組みました。 MC振り付けについては、監督も打ち合わせに参加されたと聞きました。 山田監督一度打ち合わせをしましたね。作品の内容や、曲を作ったトツ子のことをお話しして、作品のイメージを共有してもらいました。 AOさん山田監督からは、トツ子の頭で考えた「何か楽しいダンスがいいんじゃないかなぁ」というお話をいただいたので、それを想像して考えました。 山田監督出来上がったダンスはめちゃくちゃかわいかったし、一瞬一瞬のポーズも、流れもかわいいです。後、難しそうと思いつつ、思わず踊りたくなる感じもあってすごく楽しい仕上がりになっています。 MCパワーパフボーイズの皆さんも声優としてアフレコをしているとうかがいました。どのシーンですか? KANさん「せんせー、いってらっしゃい!」のところです。 AOさんはい、島の人々です! MCこれは気がついていらっしゃらない方も多いと思います。アフレコはどうでしたか。 naotoさん人生初のアフレコでした。僕たちはダンスばっかりしてきた人生なので、まさかアフレコをする日が来るとは思っていなかったんですが、初めてのアフレコがこの素敵な作品でとても光栄な機会でした。ありがとうございました。 MC出来上がった作品をご覧になっていかがでしたか? naotoさん大感動です! MCキャストの皆さんはダンスを踊ってみていかがでしたか? 髙石さんダンスをやりますというお話はうかがっていましたが、どんなことをやるのかまでは聞いていなかったので、実際に踊ってみて、難しい! と感じました。 鈴川さん「上半身だけ動かすような、かわいい感じのダンスかな」と思っていたら、しっかり下半身も振り付けがあって、たくさん練習しました。 MCパワーパフボーイズの皆さんと練習されたことは? 髙石さん一度、皆さんと一緒に練習できる時間がありました。難しかったですね。 MC三人の中で一番苦労したのは誰ですか? 鈴川さん(自らを指し示す) 髙石さんみんな平等に(苦労しました)! 木戸さんパワパフさんの前で踊る時に、(立ち位置決めで)誰が真ん中に立つかというので譲り合いました(笑)。 髙石さん私はヤダから! って(笑)。 MC普通はセンターに行きたいものかと思うんですが、行きたくないということですね(笑)。パワーパフボーイズの皆さん、教えがいはありましたか? naotoさん三人ともめちゃくちゃ熱心に練習をしてくださいました。「一回休憩しよう」と言っても、全然休憩してくれないんですよ。ずっと練習しているんです。僕たちも光栄でした。 MC今日は、パワーパフボーイズの皆さんもいらっしゃるので、会場の皆さんも生で踊っているところ見てみたくないですか?(会場:拍手) 監督も踊りますか? 山田監督私は踊りません(笑)! MCキャストの皆さん、準備は大丈夫ですか? 髙石さん(ほんわかした口調で)がんばりま~す! 鈴川さん胃が痛くなってきました(笑)。 MCそれでは「しろねこ堂」の皆さんと「パワーパフボーイズ」の皆さんで「水金地火木土天アーメン」です、どうぞ! ■劇中歌「水金地火木土天アーメン」ダンス生披露MC皆さんバッチリでした。大きな拍手をお願いします。(会場:拍手) 山田監督すごい、感動しちゃった! めっちゃかわいい! いいもの見られたー! 鈴川さんずっと冷や汗をかいていました。 髙石さん実はさっき少し練習させてもらったんです。でも、皆さんの前でというのがもう(緊張して)はぁーって感じでした。 木戸さん心臓が! …飛び出るかと思いました(笑)。 AOさん本当に完璧でございます! お三方、それぞれの色に染まって踊ってくださって、素晴らしかったです。(会場:拍手)MCそれでは、最後に監督からご挨拶をいただきます。 山田監督本作は、自分の中で「大丈夫!」と悩みを閉じ込めてしまうような人たちの「こういう道もあるよ」という、「何か新しい道を描けたらいいな」と思って作った作品でした。カッコ良い音楽と、きれいな音と、みんなで心を込めて挑んだ作品になっています。本作は、一回目、二回目、三回目でどんどん見方が変わる作品だと思います。なので、もし良かったら一度映画を観ていただいた方は、小説版と漫画版もあるので、それも読んでいただくと、トツ子、きみちゃん、ルイくんのそれぞれの気持ちがまた変わって見えてくると思います。そして、また映画館で本作を観てください。すごく楽しめると思います。これからもどうぞよろしくお願いいたします。今日はどうもありがとうございました。
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『ジュラシック・ワールド/復活の大地』劇場販売商品のご案内TOHO theater STOREでも販売いたします 2025年8月8日(金)公開『ジュラシック・ワールド/復活の大地』の上映劇場で販売いたします。 商品は公開劇場にてお買い求めください。 ※価格は全て税込です。画像は実際の商品とは異なって見える場合がございます。 ※商品のデザイン・仕様は変更になる場合がございます。
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「国宝」特大ヒット記念舞台挨拶「国宝」公式サイト 映画「国宝」が2025年公開の実写映画興行収入No.1となり、最終興行成績は100億円をも狙える特大ヒットに! これを記念して、7月25日、東京・新宿の109シネマズプレミアム新宿にて、舞台挨拶が開催され、主演の吉沢亮さん、李相日監督が登壇しました。さらにスペシャルゲストとして音楽を担当した原摩利彦さん、主題歌の井口 理(King Gnu)さんも駆け付け、会場は大きな盛り上がりを見せました。こちらの舞台挨拶の模様をレポートいたします! 特大ヒット記念舞台挨拶 立花喜久雄(花井東一郎)役 吉沢亮さん 李相日監督 主題歌「Luminance」歌唱 井口 理(King Gnu)さん 音楽 原摩利彦さん 吉沢さん本日は劇場に足を運んでいただき誠にありがとうございます。皆さんは本作をご覧になったということですが、楽しんでいただけましたでしょうか? (会場からの拍手に)ありがとうございます。公開から一カ月が経った今も、たくさんの方に作品を愛していただいて、冷めない状態が続いていることをうれしく思っています。今日はいろいろな話ができればと思っています。 李監督ただただ、皆さんのおかげです。感謝の言葉しかありません……と喜久雄が言っていましたよね。我々も、まさかここまでの広がりになるとは本当に想像もできませんでした。観てくださった一人一人の熱量や、皆さんの思いが、この作品を長く語り継がれる作品に押し上げているのだと実感している今日この頃です。感謝の思いを伝えられる場を、今日はいただけてうれしく思っています。 MC公開から49日である7月24日までの累計で、観客動員510万人、興行収入71.7億円を記録しています。これは、2025年公開の実写映画作品の興行収入第1位で、最終の興行収入予想は100億円突破が見込める数字になっております。 吉沢さん本当に感謝しかありません。本作を観た方からの感想の熱量がとてつもなくすごくて、皆さんがこの作品を集中して観てくれたのが伝わるくらい熱い言葉をいただいています。どの現場に行っても、皆さんから「『国宝』観たよ」と言われます。本当にすごい広がりになっているのを肌で感じる日々です。 MC第50回トロント国際映画祭のスペシャルプレゼンテーション部門にも選出され、海外での配給も既に決定しています。 李監督歌舞伎で言うと、團十郎さんがYouTubeで取り上げてくださいました。裏で繋がっているわけじゃないので、本当にびっくりしました。この場を借りて、本当にありがとうございます。トロントは、ヨーロッパやアジアとはまた違う文化圏なので、そこでどんな反応が返ってくるのかが楽しみです。トロント国際映画祭は、北米マーケットの映画ファンにとって、一番大きな窓口となるので、そこでの上映が決まったことが良いニュースだと思っています。アメリカの人たちにどう届くのかを楽しみに、しっかりとアピールしてきたいと思っております。せっかくなので、そろそろ質問コーナーに行きましょうか? ■本作を観終えたばかりのお客さんから質問を募っての質疑応答がスタート! 喜久雄の背中の刺青は、描くのにかなり時間がかかるんじゃないかと思います。背中が映るシーンは毎回、描いていたんでしょうか? 【質問1】 李監督あれは2パターンあります。実際に背中に描くのと、精巧なシールを貼るという方法もありますが、やはり描いた方が仕上がりは良いんです。(吉沢さんに向かって)どれくらいの時間かかっていました? 吉沢さん描くと4時間はかかっていました。朝の2時くらいに現場に入って…まあ、夜なんですが(苦笑)。描いている間はずっとベッドに寝そべっているんですが、動けないので首がバキバキになるという大変な時間でした。でも、すごく素敵な刺青を描いていただきました。観ていただいたとおり、素晴らしい出来でうれしかったです。 李監督(シールと描くのと)半々くらいの割合になるかと思ったんですが、8割くらい描いていましたね(笑)。 吉沢さん描いていましたね。着物を着た状態で、ちょっとだけ見えるような瞬間は「全然シールで良いんじゃない?」って思ったんですが、描いていました。大変ではありましたが…(苦笑)。 観客1汗で滲んだりはしないんですか? 李監督水にはそれなりに強いんですが、衣擦れが良くないので、そこは気を遣っていました。 先日から、SNSでクランクアップの写真がアップされていますが、クランクアップ時の思い出を教えて下さい。横浜流星さんもわざわざ駆けつけてくださったそうですが、その時の何かエピソードなどがあればお願いします。 【質問2】 吉沢さんクランクアップは、確か最後の「鷺娘」で、楽屋を出て、舞台上まで歩いていくカットを撮ったんだったかな…? 李監督あの写真は大阪じゃない? 東京? あれ?もう頭が…(苦笑)。 吉沢さん大変な日々でした(笑)。僕の感情としては、今まで味わったことのない複雑な感情というか……これまでは大変な作品を終えると「解放された!」っていう強い達成感があったんですが、今回は達成感とも違うし、「寂しい」とも違って、いろんな感情がグシャグシャになって、「何だか涙が出てきそう…」みたいな不思議な感覚だったのを覚えています。いつも、クランクアップの際にコメントを言うんですが、ちゃんとした言葉が出てこなくて、あんなにしどろもどろのクランクアップの挨拶は初めてでした。本当に複雑な感情でした。 李監督覚えています。スーッと涙が流れていましたね。すごく印象的でしたよ。撮影中は「苦しい」とか「しんどい」ってことを言う人ではなかったので、「安心したのかな?」と思いました。彼の中で、喜久雄をずっと内に抱えながら過ごした数ヶ月だったので、撮影が終わって「すぐ役が抜けました!」っていうものじゃなかったんでしょう。喜久雄をまだ持っている状態だったから、スーッと涙が落ちていたんだと思います。本当に印象的な瞬間でした。流星も、そのために来てくたんだよね? 吉沢さんそうですね。本当にありがたいです。何を話したかな…? たぶん、何か話をしたとは思うんですが、あんまり覚えていないです…。僕らは、一年半、稽古を積み重ねてきたので、「良い作品になると良いね」みたいな言葉を交わしていたと思います。 原作の小説を読んで、3時間の作品に収めるのは大変だったと感じました。 監督に質問ですが、原作から変更した部分では、終わり方が印象的でした。原作からの変更に関して、難しかった点などはありましたか? 【質問3】 李監督ものすごく良い質問ですね。ただ、それを語りだすと、あと30分くらいはかかりますね(苦笑)。やはり、小説は本当にたくさんのキャラクターの人生が魅力的に描かれていて、その中でも徳次という、喜久雄にとっては、俊介の次くらいの相棒とも言える存在を、早い段階でカットする決断が大変でした。エンディングに関しては、表現は変わっていますが、原作で描いている意味合いと同じだと思っています。喜久雄という人間が、国宝という存在を通り越して、一体どこに辿り着くのか。それを「哀しい」と捉える人、「孤独」と受け取る人、「良かった・幸せだ」と受け取る人もいると思います。解釈は、たくさんあって良いと思いますし、そういった境地に到達するということに関しては、表現が違うだけで込められた意味合いは同じだと思っています。 夜の屋上で喜久雄が舞うシーンは、セリフは台本通りだったのか、アドリブが入っていたのかを教えてください。 【質問4】 吉沢さんあれはアドリブというか…。 李監督本来の台本のセリフとは違いまして、セリフを変えているんです。全部で3テイク撮っていて、3テイク目のセリフを、森(七菜)さんに「このセリフをこう変えるからこう言って」と伝えて、それに対して吉沢くんが何て返すかは彼の領域なので…、そこからは答えてちょうだい。 吉沢さんそうですね(笑)。僕からすると、彰子の顔を見ている時に、急に「どこ見てるの?」って言われて、本当にびっくりしました。でも、そのセリフは喜久雄という人間の核心を突かれたような感覚もありました。あれだけ隣にいて、いろいろ尽くしてくれている彰子に対して、そのことにも気づかないくらい、ちゃんと見ていなかったんだなと。それを感じて、僕自身が「喜久雄ってそういう人間なのか」と納得する瞬間でした。だから、自然と「どこ見てるんやろう?」というのがポロっと出てきたんです。そういった意味で、3テイク目が、僕の中ですごく印象的で、「3テイク目を使ってほしいな」と思っていました。だから、実際に使われていてうれしかったです。 最後の「鷺娘」でお客さんが映るシーンで、1カットだけカメラの色が違うというか、急遽撮った画のようなカットがあったので、その理由を知りたいです。それから、歌舞伎のシーンをたくさん撮って、泣く泣くカットされたシーンもあると思うので、印象的なシーンなどを知りたいです。 【質問5】 李監督観客のカットに関してですが、「鷺娘」が終わって観客が映る3つのカットのうち、3つ目のことを言われているんだと思います。確かに色調が違います。あれは、狙って変えたわけではないんです。他の2つのカットは、舞台のブルーの明かりが反射して、青みがかって見えるんですが、3つ目は離れた位置なのでブルーの光が届いていなくて、違う印象になっているんです。それは、僕も気にしていたんですが、入れました(笑)。わざと変えたわけでなく距離の問題です。よくそこまで気づきましたね。何回目ですか? 観客55回目です。 李監督5回目になると、そこまで気がつくんですね。あとは、演じていて印象的だったけれどカットされた歌舞伎のシーンですよね。 吉沢さん一番練習したのは最初の「藤娘」です。僕と流星が初めて登場して、踊るあの「藤娘」。本当は、あのあと20分くらい踊っているんですよ! 李監督十数分かな(笑)? 吉沢さんちょっと盛りました(笑)。でも、あれが最初の17秒くらいしか使われていなくてびっくりしました(苦笑)。 李監督本当に泣く泣くカットしたんですよ(苦笑)。 吉沢さん稽古の順番も、最初は摺り足から入って、次に(渡辺)謙さんと「鶴亀」を稽古しました。その後に、女形の練習として「藤娘」を始めました。稽古期間としては、一番長く練習した演目でした。もちろん、どのシーンも力が入っているし、舞台に立てるように死ぬほどやりましたが「藤娘」はどこか自信があるというか、一番練習したので、「これを見てくれ!」という感じでやったら、まさかの17秒…。 MCここで、特大ヒットを記念してお祝いに駆けつけてくださったスペシャルゲストをご紹介いたします。井口 理さんと原摩利彦さんです! ■井口さん、原さんが登壇! 井口さん普段は「King Gnu」というバンドをやっているんですが、こういう場は不慣れなもので(苦笑)。温かく見守ってくださると幸いです。今日は楽しく四人でお話しできればと思います。 原さん初めての並びですが、和やかにやりたいと思っているので、お手柔らかにお願いします。 李監督井口さんが緊張せずに話せるように、今日は雑談で良いですか?井口さんと吉沢さんは知り合いなんだよね? 吉沢さん知り合いです。 井口さん(緊張して)吉沢くんしか見られなかったです(苦笑)。 李監督最初にお声がけさせていただいて、原さんの曲で歌う前にラッシュで映像を観てもらいました。 井口さんお話をいただいて、映像を観たほうが早いということだったので観ました。正直なところ、最初は「歌いらなくね?」って思ったんですよね。李監督の組のクリエイティブが結集されていて、その時点で完璧でしたから。僕は、歌う側の人間なのに、「歌いらなくね?」って正直に感じたので、すごくプレッシャーでした。でも、「やってほしい」って言ってくださっているし…という感じでした。 李監督でも、井口さんの声じゃなきゃダメだったんですよね? 原さんダメですよ。 井口さん本当にそう思ってくれています…(苦笑)? 原さん最初は「主題歌を書いてください」とは言われていなかったんです。李さんとは5回くらい合宿をしましたが、2回目くらいに「主題歌をやってくれ」と言われました。 井口さん大変でしたね。じゃあ、お互いに「あれ?歌が入るんだ?」って思っていたっていうことですね? 李監督僕が思いついちゃって…(苦笑)。 井口さん職業病ですよね。 李監督声がほしいと思ったんですが、喜久雄が女形なので、女性とも男性ともつかない、何か性別にとらわれない声がほしいと思いました。そこで思い浮かんだ声の性質が、井口しさんか考えられなくないなって…。 吉沢さん他にはいないですね~(笑)。 井口さん本当ですか(笑)? 吉沢くんの今の間は、友だちの間というよりも、役者の間だったけれど…。 吉沢さん最後に喜久雄が見ている景色というか、前の舞台挨拶で監督もおっしゃっていたと思いますが、本当に降りてくるような声というか、この作品のグチャグチャした思いを昇華してくれるような、本当に美しい歌声で、素晴らしかったです。 井口さんありがとうございます。 李監督最初に原さんからメロディが行って…。 原さん中世のリュートという楽器を使って、現代神話みたいにしたかったんです。「物語はまだずっと続いていく、どこまでいくのか?」という感じを出したいと思っていました。それは表現できたと思っています。そういえば、最初にデモ音源に(井口さんに)声を入れていただいて、初めて膝を打つっていう経験をしましたね。 井口さんえー(笑)。 原さんほんまですよ。李さんもやっていました。 李監督映画の中の曲に関してはいろいろと口を出しましたが、エンディングに関してはもう預けようと思いました。でも、最初に曲を聞いた時、あまりにもメロディがなくて、抑揚がなくてちょっと不安になった(苦笑)。 原さんぶっちゃけますね。実は、作詞を担当してくれた坂本美雨さんにも聴いてもらったんですが「よく分からへんかった」って言われちゃって…(苦笑)。最初に井口さんにデモを送った時も「メロディが分かりません」って返ってきました。でも、自分では「メッチャはっきりしているのにな…」って正直ちょっと傷つきました。 李監督でも井口さんに歌ってもらって、初めてこんな風なんだと…。 井口さん僕も、面白かったです。普段は、バンドは歌モノとして歌っているところがあったですが原さんの音楽はミニマムな削ぎ落されたサウンドと進行で、繊細で…。 原さん歌と声の間のところを目指してやりたかったので、そうなったのかもしれないですね。 李監督井口さんは本作の曲入りも観ましたか? 井口さん観ました。 李監督最初に「世界観が違うじゃ?」と思ったところから、どうでしたか? 井口さん最初に僕がラッシュで観た時は、原さんの音楽も入っていなかったんですが、「邪魔なく入れたんだな」って思いました。完成版で初めて聴いて、「やって良かったよかったな」と思いました。 原さんめっちゃうれしいです。 井口さん原さんとの化学反応を感じました。 李監督(吉沢さんに)友人としても心配していたんでしょ? 吉沢さん「主題歌をやる」っていう話は聞いていたんですが、そもそも「この作品の主題歌って何だ?」って思って、僕自身も全く想像がつかなかったんです。もちろん、理の歌が素晴らしいことは知っていますが、「この作品の主題歌ってどうなるんだろう?」っていう不安はありました。でも、実際に聞いてみたら素晴らしかったし、さっき楽屋で聞いたらアドリブの部分があったと…。 原さん間奏のところですね。歌詞がないんですが「即興で何か出して」って23~24テイクくらいやって、結果的にファーストテイクのものを使いました。 井口さん結局のところ、僕が、こんなこと言うのは何ですが、他人の前で歌うのが苦手なんです。あんまり見られたくない自意識が働くんです。(吉沢さんに向かって)そういうところってないですか? 人に見られていると上手くいかないとか、一番自然に演じられるのは家でやっている時だったり、みたいな。 李監督井口さんは、吉沢くんの印象に残った瞬間は? 井口さん僕は、神社の前で悪魔に魂を売るシーンとか、結構恐ろしい顔をするんだなって思いました。普段、友だちの前ではしない顔を…。そういう「恐ろしいな」っていう表情が散りばめられていて、良い意味でゾッとしましたね。あとは、最初にトラックにはねられた渡辺謙さんが、モリモリ食べているシーンが急にくるじゃないですか。あそこは結構、好きです。「元気だったんだ!」って、思わずクスッと笑いました。横浜流星さんとカレーを食べていて、地味にあそこは好きです。 李監督すごくうれしいです。「悪魔に魂を売る」みたいなのは、共感もあるんですか? 井口さんみんな、そうじゃないですか? でも、僕は割と友人とかを大事にしたいタイプなんで…(笑)。 吉沢さんあれ(笑)? 井口さん何かを捨ててまでではないですが、僕は、ライブ前に節制しているというか、人と話さなくなるんです。皆さんにも、我慢しているものがあると思いますが、分かりますよね? でも、「魂を売る」とかまでしないです。 李監督知らず知らずのうちに、ああいう顔をした井口さんがどこかにいるかもしれないですね。 井口さんいるかもしれないですね。それは作る側なら、身につまされる部分はあるんじゃないですか? 原さん僕は喜久雄に入り込んでいました。作った曲に「これは喜久雄に」「これは俊介に」とポストイットを貼っていくんです。先に喜久雄の曲が全部できて、途中から俊介の曲に…という感じでした。主題歌はさらにその先だったので、劇中の音楽とは違うんです。 李監督普段、バンドで活動されているんで、「歌い手さんとして来てくれるだろうか?」という不安もありましたが、やっていただけいて、もう感謝しかないです。 吉沢さんありがとうございます! MC最後に吉沢さんからメッセージをお願いします。 吉沢さんまずは、お二人(原さん&井口さん)に今日は来ていただきありがとうございます。本当にこの作品は、出ている役者さんたちのお芝居、カメラワーク、ライティング、音楽と…一つの作品として、総合芸術としてのクオリティの高さも大きな魅力だと思っています。僕は三回観ているんですが、観るたびに思います。本作は、公開から一カ月半が経った今も、たくさんの方にこうして愛していただいています。これから、もっともっとこの作品が広がっていけばうれしいなと思っていますので、会場の皆さんも、良い作品だと思っていただけたら、周りの方に勧めてください。そして、この作品を我々と共に一緒に盛り上げてくれたらうれしいです。今日はありがとうございました。
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≪お詫びと訂正のお知らせ≫「映画刀剣乱舞-黎明-」 劇場用パンフレットをお買い求めのお客様へこのたびは「映画刀剣乱舞-黎明-」劇場用パンフレットをお買い求めいただきまして誠にありがとうございます。本パンフレット内の記載に誤りがございました。下記の通り訂正させていただきます。 キャスト紹介(28ページ目) 倉橋定崇役/堀内正美 プロフィール (誤)近年の主な出演作は、『映画刀剣乱舞-黎明-』(19)、 (正)近年の主な出演作は、『映画刀剣乱舞-継承-』(19)、ご購入いただきました皆様には誤った情報を記載しましたことを深くお詫び申し上げます。東宝株式会社 ライツ事業部