会社情報
経営理念/経営戦略
トップメッセージ
Top Message
Entertainment for YOU
世界中のお客様に 感動を
創業者の小林一三は、「健全な娯楽を広く大衆に提供すること」を使命といたしました。今年は創立90周年となりますが、その理念は今でも我々の企業活動の根源であり、いわば東宝のパーパスであります。人が感動を求め、娯楽/エンタテインメントを欲する気持ちはいつの時代も変わらないと信じています。変化の多い今だからこそ、エンタテインメントの重要性はさらに増していると考えます。
この度、私たちは創立100周年を迎える10年後の未来を見据えた「TOHO VISION 2032 東宝グループ 経営戦略」を発表いたしました。祖業である映画、演劇、不動産に加えて、アニメーションを第4の柱に、グローバル市場に向けてビジネスを広げ、多角的にシナジー効果を高めることが目的です。
新しい時代のテーマは「Entertainment for YOU 世界中のお客様に 感動を」。
我々のお客様は世界中にいらっしゃいます。一人ひとりのお客様に喜んでいただけるエンタテインメントを提供できるよう取り組んでまいる所存です。東宝は、明るい未来に向けて、世界中の皆様に笑顔と感動をお届けしてまいります。
代表取締役社長 松岡 宏泰
経営理念/経営戦略
Corporate Identity
東宝グループの経営理念
当社の創業者である小林一三の経営理念に基づき、我々は以下を定めます。
パーパス
健全な娯楽を広く大衆に提供すること
バリュー
我々の享くる幸福はお客様の賜ものなり
モットー
朗らかに、清く正しく美しく
TOHO VISION 2032 東宝グループ 経営戦略
Management Strategy
当社は、「TOHO VISION 2032 東宝グループ 経営戦略」として、「長期ビジョン2032」及び「中期経営計画2025(FY2023-2025)」を策定いたしました。
コロナ禍を経た「お客様」の価値観・ライフスタイルの変容を踏まえて、ニューノーマルな時代に必要とされる、①東宝グループのパーパスを再定義し、②これまで以上に長期的な視点に立った明確なビジョンの策定・新たな成長戦略のストーリー、③お客様の変化を捉えた既存3本柱(映画・演劇・不動産)のレジリエントな対応と進化、④成長戦略を支える人材と組織の強化・サステナビリティ経営の推進が必要と考え、創立100周年を迎える2032年に向けて、従来からの経営理念である『健全な娯楽を広く大衆に提供すること』をパーパスに掲げ、『我々の享くる幸福はお客様の賜ものなり』をバリューとして、『朗らかに、清く正しく美しく』をモットーに、中長期の事業環境を見据えた新たな成長戦略をスタートいたします。
長期ビジョン2032
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コーポレート・スローガン
東宝グループは創業者の精神である『健全な娯楽を広く大衆に提供すること』をパーパスと考えます。2032年の創立100周年に向け、東宝グループの新たなコーポレート・スローガンを掲げます。自らに変化と進化を促し、さらなる成長と企業価値向上を目指してまいります。
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長期ビジョンに至る成長ストーリー
創立100周年の2032年をターゲットに、「既存事業基盤の拡充」「人材・組織の強化」「サステナビリティ経営の推進」をベースに、M&Aを活用しながら成長戦略を実行します。営業利益750億円~1,000億円、ROE8%~10%程度の企業への成長を目指します。
長期ビジョンに向けた3つの重要ポイント
- 成長に向けた投資を推進
- 人材の確保・育成に注力
- アニメ事業を「第4の柱」に
成長戦略の4つのキーワード
- 企画&IPの創出と展開
- アニメーション事業の拡大
- デジタルの活用
- 海外市場の開拓
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事業ポートフォリオの方向性
従来の3本柱である①映画事業(映画営業事業・映画興行事業・映像事業)、②演劇事業、③不動産事業に加え、4本目の柱として、④アニメ事業を加えます。映画事業とアニメ事業の両輪で収益を最大化できることが当社グループの強みです。
中期経営計画 2025
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数値目標
コロナ禍からの回復を見極めつつ、次の成長をしっかりと実現すべく「投資」を重視する期間とします。
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成長投資
コンテンツ関連投資(映画・アニメ・演劇製作・新規IP創出・人材獲得) 500億円
不動産関連投資(保有物件再開発・新規物件取得) 500億円
新規シネコン出店 50億円
海外展開・DX関連ほか 50億円
大型M&Aに関する投資額を別枠とし、3ヶ年で計1,100億円程度の投資額を見込みます。 -
営業利益
FY2025までに最高益(528億円)の更新を目指します。 -
株主還元
年間40円の配当をベースに連結配当性向30%以上かつ機動的な自己株式取得を実施します。 -
ROE
8%以上を目標とします。
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成長投資
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個別事業戦略の概要
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映画事業(製作・配給)
映画館で観るべき最高のラインナップ編成に注力
自社での企画・製作に注力 -
映画事業(映画興行)
シネコン新規出店の継続
上映環境・コンテンツの充実 -
アニメ事業
企画開発への積極投資
海外展開の強化
デジタルの活用 -
演劇事業
コンテンツ開発
多面的ビジネス展開 -
不動産事業
再開発による価値最大化
新規の取得・開発の推進
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映画事業(製作・配給)
人材と組織 / サステナビリティの方針
長期ビジョンや中期経営計画を実現するため、基盤となる人材と組織の戦略、持続可能な社会の実現に向けた東宝グループとしての基本方針を策定いたしました。
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人材と組織の戦略
基本方針
東宝グループはエンタテインメントの会社であり、良質の作品を創り、感動をお届けするために、新たな価値を創造できる「人材」が成長の大きな原動力となります。そのため、優秀な人材確保に向けた投資や、持てる能力を最大限に発揮できる制度・環境の整備は、今後の成長戦略と直結する重要課題です。「少数精鋭」「適材適所」といった従来の方針を維持しながらも、今後は、成長戦略の推進役となる多様で優秀な外部人材の採用を強化するとともに、よりクリエイティブな組織に進化すべく人材育成と働く環境の整備を推進していきます。具体的施策
「キャリア採用の拡大・強化、エキスパート社員制度の拡充」「多様なキャリアパスと成長支援、公正な評価と成果に報いる処遇」を実現するために、従業員が心身共に健やかに働き、一人ひとりがいきいきと働く職場の実現を目指した「朗らか健康経営」への取り組み、東宝らしい働き方に関するガイドラインを示した「TOHO WORK STYLE」、そして「ダイバーシティ&インクルージョン」や、新たな時代のワークスタイルに対応した「オフィス改革」等、エンゲージメントを高める環境整備を計画的に推進します。 -
サステナビリティの基本方針
東宝グループは、エンタテインメントの提供を通じて、誰もが幸福で心豊かになれる社会の実現に向けて「朗らかに、清く正しく美しく」貢献します。
東宝グループが取り組む4つの重要課題
朗らかに … 誰もが健康でいきいきと活躍できる職場環境をつくります
清く … 地球環境に優しいクリーンな事業活動を推進します
正しく … 人権を尊重し、健全で公正な企業文化を形成します
美しく … 豊かな映画・演劇文化を創造し、次世代への継承に努めます