「8」検索結果515件
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「ツール・ド・フランス2023 スペシャルBOX」(Blu-ray 2 枚組)other王か、怪物か。2022 年の熱狂、再び。 世界最高峰のサイクルロードレース「ツール・ド・フランス」TBR34068D/2023年度株式会社 ジェイ・スポーツ©2023 ASO ©2023 J SPORTS Corporation ALL RIGHTS RESERVED.「ツール・ド・フランス2023 スペシャルBOX」(Blu-ray 2 枚組)ご購入はこちら
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『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ユアネクスト』Blu-ray 通常版山下大輝/岡本信彦/梶裕貴/佐倉綾音/石川界人/稲田徹/中村悠一 宮野真守/生見愛瑠 三宅健太movieanime世界累計発行部数1億部突破!週刊少年ジャンプが誇る世界的人気シリーズ、 待望の劇場版第4弾がBlu-rayで登場!TBR35018D/2024年東宝原作・総監修・キャラクター原案:堀越耕平(集英社「週刊少年ジャンプ」連載) 監督:岡村天斎/脚本:黒田洋介 メインキャラクターデザイン:馬越嘉彦/キャラクターデザイン・メイン作画監督:林祐己/総作画監督:小田嶋瞳 音楽:林ゆうき/音響監督:三間雅文/アニメーションアドバイザー:長崎健司 アニメーション制作:ボンズ オープニング主題歌:Vaundy「ホムンクルス」 エンディング主題歌:Vaundy「Gift」 (SDR/Sony Music Labels Inc.)© 2024 「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE」製作委員会 © 堀越耕平/集英社『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ユアネクスト』Blu-ray 通常版ご購入はこちら
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「室井慎次 生き続ける者」マスコミ試写会&緊急特別捜査会議「室井慎次 生き続ける者」公式サイト1997年の連続ドラマ開始以来、それまでの刑事ドラマとは一線を画し、社会現象を巻き起こした「踊る」シリーズ。“青島と室井の約束”から 27 年の時を経て、プロデュース:亀山千広さん、脚本:君塚良一さん、監督:本広克行さんが再集結し、「踊るプロジェクト」再始動が発表されました。10 月 11日より、「室井慎次 敗れざる者」が全国 381 館で公開となり、続く「室井慎次 生き続ける者」の公開が11月15日に控えています。(11月8・9・10日先行上映あり) 10月30日東宝本社にて、「室井慎次 生き続ける者」マスコミ試写&緊急特別捜査会議が開催され、フジテレビジョンドラマ映画制作局長・臼井裕詞さんと「踊る」シリーズの生みの親である亀山千広プロデューサーが登壇しました。「踊る」シリーズ映画一作目となる「踊る大捜査線 THE MOVIE 湾岸署史上最悪の 3 日間」の公開日前日から、26年のこの日に、これまでベールに包まれていた本作について語ったこちらのイベントの模様を詳しくレポートします。「室井慎次 生き続ける者」マスコミ試写会&緊急特別捜査会議フジテレビジョン ドラマ・映画制作局長臼井裕詞さんプロデューサー亀山千広さん臼井さん11月8日から先行上映の実施を発表しましたが、その前にいち早くマスコミの方に観ていただきたく、お集まりいただきました。「室井慎次 生き続ける者」は、観ていただいた通りの内容です。いろいろお話ししたいこと、伝えたいことがございます。これを機に、我々製作陣の熱を感じていただいて、応援団になっていただけるとありがたいです。 亀山さん11月8日の先行上映が決まって、我々としては、いろいろと作業が残っています。完成披露や、マスコミ試写を行う予定はなかったんですが、記者の皆さんにぜひご覧いただきたいと思い、完成版ではありませんが、ご覧いただきました。ご覧になった通り、最後の室井慎次の姿です。これから本作の公開に向けて、我々も動いていきますので、室井さんの思いを汲んで、引き続き応援をお願いできればと思います。 MC「踊る」シリーズが連続ドラマとしてスタートしたのは1997年になります。そして、映画第一弾「踊る大捜査線 THE MOVIE」が1998年10月31日公開し、ちょうど明日で公開から26年となります。映画第一弾は、興行収入101億円の大ヒットを記録しました。続く、2003年の「踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!」が興行収入103.5億円と、未だに破られていない邦画実写記録を打ち立てております。この誰もが知る「踊る」シリーズが、2024年3月に「室井慎次」二部作での映画化が発表されました。この「踊る」プロジェクト再始動である本作は、どのようなきっかけでスタートしたのでしょうか。 臼井さんすべてのきっかけは、「踊る」シリーズを生み出した亀山さんです。この後いっぱい補足しますが、まずは、亀山プロデューサーのお話を聞きたいと思います。 亀山さんご覧になっていただいたように、本作が最後の室井慎次です。実は、一昨年の12月に、君塚さんから「ともかく室井を書きたい」「本広監督と亀山と、三人揃ってもう一度できないだろうか?」と、突然メールが来ました。それを受けて、「とりあえず会いましょう」と、君塚さんと会いました。その時に、君塚さんから、室井慎次を書きたい理由を聞きました。一番大きかったのは、「柳葉敏郎さんを、室井役から解放してあげたい」という強い思いでした。室井を演じてきた柳葉さんが、実は27年間、(室井慎次役を大事にしていたので)スーツを着た役・スリーピースを着た役・反社の役・強烈な犯人役の、出演をお断りしていたということは、僕も聞いておりました。一方で、「室井を払拭したい」という思いで、時代劇・田舎のおっちゃん役・気の良い親父さん役などを受けていたそうです。それで、「そろそろ柳葉さんを解放してあげないといけない」と思い、二人で相談をして本作が始まりました。室井の最後の作品になると思うと、「スペシャル一本で、27年間一緒に付き合ったキャラクターを終わらせたくない」と、個人的に思いました。それに「踊る大捜査線」はフジテレビの優れた知的財産なので、臼井さんに相談し、当時の専務であった大多亮に相談もしました。そして、「だったら、映画をやったらどうですか」というお話をいただきました。君塚さん的には、BSフジで四本のドラマぐらいと考えていたようです。でも、BSフジでは、予算的にも体力的にもそれはできないので、ここはフジテレビに、おすがりするということで、臼井さんから東宝さんにお話をしてもらいました。 臼井さんBSフジの社長として、おすがりというのは、大変謙虚におっしゃっています。 亀山さん何度も言いますが、今の僕はフジテレビとは全く関係がないです。もう、フジテレビの外部の人間ですから、本当におすがりするしかなくて…。 臼井さんレジェンドOBなんですから、フジテレビの関係者ですよ。最初にBSフジのドラマとして考えている時に、すでに亀山さんたちが、プロットを考えていて、我々に相談をいただきました。その時に「100%フジテレビの知的財産なので」という言い方をした覚えは、全くないんですが…。 亀山さんえ!(会場:笑) 臼井さん輝かしい歴史を持つ「踊る」シリーズ、「容疑者 室井慎次」、「交渉人 真下正義」も、劇場で皆さんを楽しませてきたエンターテインメントです。映画以外の形で、世に出るというのは、正直、僕の中ではあまり考えられませんでした。いろいろなことを考えていただいたんですが、「待っているお客さんがいる劇場で、最初に届けるべきではないか」というお話から始めました。経済的な難しい話は、我々が応援することになりますが、まずは2012年が「踊る」シリーズの最後で、それから12年以上が空いているので、「待ち焦がれているお客さんに最初に届けましょうよ」と亀山さんに懇願して、使ってもらいました。 亀山さんどうも話が美しくなっている(笑)。最初にフジテレビさんにお願いをした時は、本作には、事件のかけらもありませんでした。ただ室井が田舎に引きこもって、ちょっといじけながら、農業をやり、里親をしている話でした。その淡々とした中で、家族や、住人との小競り合いみたいなドラマを描き、今まで大組織を改革しようとしていた官僚が、小さな家族に血を通わせるといった筋書きでした。君塚さんの言い方を借りると「ロシア映画のような」ドラマです。僕はあまりロシア映画を観たことがないので、どういうものをイメージしているのかは分かりませんが、「昔の、集団農場で働いているようなやつをロングで撮って…」というようなことを言っていました。これはBSフジでも無理だなと思いました。(会場:笑)なので、この話を臼井さんにしました。事件のないプロットは、東宝さんにも伝わっているんですよね? 臼井さんはい。 亀山さん両方とも映画にしてくれるというので、僕はTOHOシネマズ シャンテくらいの規模の劇場で…。 臼井さんシャンテは名作だらけの劇場ですよ! 亀山さんシネフィル(映画通)に向けて、よろこんでもらえる作品になればと思っていました。でも、「踊る」と言う冠を背負うとなると、室井というキャラクターは存在感があるし、全国に何万人というファンがいます。それには答えないといけないので、一年半をかけて、脚本を作り、事件を入れたりしながらこの作品になりました。いずれにしても、室井慎次の最後の作品として、多くの方に観てもらえる作品にしたいと思いながらやりました。柳葉さんには、中身の話をする前に、「こういったものをやろうと思っているんですけれど、どうですか」と、臼井さん経由で事務所に聞いてもらいましたが、最初は断られました。 臼井さん柳葉敏郎さんにとって、室井慎次という役は、最も大事なキャラクターで、宝物だという大事な思いがありました。それを「今の自分が背負いきれるのか」「今の自分には、荷が重い」ということで、愛情たっぷりに「大事にしておきたいんだ」という返答をいただきました。 亀山さんその頃、NHKの「ブギウギ」(2023年/主演:趣里)を撮っている真っ最中でした。スケジュールとしては、昨年の10月~12月ぐらいまでがちょっとだけ空いていました。あわよくば、前編の「敗れざる者」は「雪が降る前の景色を撮れたらいいな」とお話をしましたが、返事は「ノー」でした。それで、「一度会ってくれませんか?」とお願いして、柳葉敏郎さんに会いました。そこで、柳葉さんには、君塚さんの言い方ではないですが、「室井に決着をつけましょう!」と話をしました。その時点で、ストーリーに事件は入っていましたっけ? 臼井さん事件はまだ入っていなかったですね。「室井慎次に決着をつけたい」「室井のメッセージを残したい」ということでした。 亀山さんその話を、柳葉さんにして、「多少、心が動いてくれたかな」という感じでした。でも、正式に「やります」という答えはもらえないまま、打ち合わせはどんどん進めていました。 臼井さん「作ってから、判断しましょう」っていうことでしたね。 亀山さんところが、本作りに入ると、事件も何もない話を、本広克行というエンターテインメント大好きの監督が、「なぜ、これを僕がやるんだ?」と及び腰になりました。何度か逃げられそうになったり、悩みすぎて熱中症になって、しばらく入院するという騒ぎまでありました。そんな中、君塚さんから、「本広監督がのらない理由は、(事件現場で飛ぶ)ヘリコプターが飛んでいないから」と言われまして…。 臼井さん(笑)。 亀山さん「事件を入れましょう」ということになりました。何とか過去の亡霊から逃げ切ろうとする室井さんを逃さないという、今回のプロットが出来上がりました。本広さんは、単純にやりたいとか、やりたくないとかじゃなくて、プレッシャーですよね。 臼井さんだめよ、それを言っちゃ(笑)。 亀山さん臼井さんは本広さんの交渉に、立ち会ってないんです。僕としては、主演男優に断られ、監督にも断られたのに、君塚さんからは「三人で仕事がしたい」って言われていて…。でも、二人ではどうにもならないんで、二カ月間は途方にくれていました。 臼井さん柳葉さんも大事な役柄ゆえに、演じるには重い覚悟が必要だと言っていました。台本が、そんな彼の心を打って、覚悟を決めてくれたんだと思います。先ほどの話にもありましたが、ご本人の口から「刑事役をやってこなかった」「スーツを着てこなかった」「髪型をオールバックにはしなかった」「ヤクザの役もやらなかった」と聞きました。それぐらい自分の中で室井を大事にしてきたんだと、熱い思いをうかがいました。だからこそ、「室井に決着をつける」という、一つの節目をつけたほうが良いんじゃないかと話して、柳葉さんに、それが必要なことだと思っていただけました。本広さんは、その重責を担って、「どのようにお客さんに室井さんの思いを届けたら良いのか」悩んで悩んで、熱中症になったんだと思います。 亀山さん本来は、僕の立場は座組を作って、「はい、こういうことでよろしく」と渡せば済むもんだと思っていたんです。でも、最後は腹をくくって、やってくださいましたけれども、柳葉さんもなかなか「うん」と言ってくれなかったし、監督も及び腰でした。監督を説得する時に、思わず「ずっとそばにいるからさ」と言ってしまったので、プロデューサーをやることになりました。今は、逆にプロデューサーを経験して、映画作りの面白さや難しさを改めて感じて、良い勉強になったと思っています。今更、僕が勉強してもしょうがないなとも思うんですがね(笑)。 臼井さん「踊る」シリーズは、亀山さん、君塚さん、本広さんが生み出したものですからね。その三原則が揃ってこその「踊る」シリーズなので! 亀山さん一つ言っておきたいのは、「再始動」って僕が言ったわけじゃありませんからね。別に再始動するつもりで動いたわけではありません。この作品をやるために、君塚さんが僕に連絡をくれて、僕が本広さんを捕まえに行き、柳葉さんを説得したのみです。だから、“「踊る」プロジェクト再始動”って言われると、小っ恥ずかしいです。そんなに大それた事は、まったく考えていません。ただ、最後の室井さんを描いて、きっちりと決着をつけたいという思いです。その思いで、精魂込めて作りました。 MC本作が二部作になった理由をお聞かせ下さい。 亀山さん27年間愛したキャラクターに対して、「二時間では足りない、本当は六時間ぐらいかけたい」という思いでした。一説には「僕らがネットドラマに売り込んだ」とされていますが、プロットを作って、いろいろなところに話に行かないと、この作品はやらせてもらえないと思っていました。プロットは、およそ五時間分あったので、「完成度を増すために、二時間+二時間の二本の映画で、一カ月待たずに公開してもらいたい」という話を臼井さんを通じて、東宝さんに頼みました。 臼井さん最初から五時間分ぐらいの、分厚いプロットでした。久々の室井の登場に、警察を辞めた室井を説明するにも、しっかりと尺が必要でした。最後にどう終わるのかも、それなりの尺が必要で、到底二時間で収まるようなものではありませんでした。フジテレビとしては、異例の前編・後編だったんですが、亀山さん、柳葉さん、君塚さんの思いが、いっぱい詰まった、中身の濃いスタートでした。これはもう「踊る」プロジェクトらしいチャレンジだと思って、やりました。 亀山さんOKしてもらえるとは思わなかったです。ただ、ベースには家族の話があります。家族を持たなかった男に、最後は家族を持たせたいと思いました。若い子が出ていますが、傷を持っている子たちです。でも、それを監督が、見事に暗くならずにやってくれたんだというのが、僕が観終わった時の感想でした。 MC先ほどもお話がありましたが、プロデューサーは亀山さん、脚本は君塚さん、監督は本広監督というレジェンドスタッフが久しぶりに集結しました。これは「踊る」の正当な続編と言えると思います。制作において、いろいろあったとは思いますが、本作にかける柳葉さんの熱量や、思い入れをそばでご覧になっていていかがでしたか? 臼井さんこれは、亀山さんは言いづらいと思いますが、柳葉さんとは相当熱い議論…と言うんですかね? 亀山さんあれはケンカですかね? 完全に僕がいけなかったんですが、柳葉さんがぐちぐちといろいろなことを言うものですから…。結構真剣に考えて、「決着をつけにいこう」と話をしているのに、何か小さなことを気にするので、ちょっと腹が立ってしまったんです。それで、「だったらやめようぜ!」って言ったら、「おぅ、やめてやるよ!」と帰られてしまいました。(会場:笑)その瞬間に横を見たら、この企画が潰れたと思って、本広監督が大よろこびしていたので、急に悔しくなって、「何とか成立させてやる!」と思いました。それくらい熱かったです。 臼井さん熱かったですね。お互いに譲りませんでしたね。柳葉さんには、譲れないものがあり、それは自分自身が室井のままのようでした。演じてきたことが、人生そのものという方だというのは、亀山さんは分かってらっしゃるんですけれどね…。 亀山さん具体的には、「敗れざる者」で、死体が見つかって、現場に立ち入り禁止の黄色いテープが貼られます。管理官時代の室井さんはテープをくぐって現場に入りますが、柳葉さんは「(室井は)もう辞めた人間なので、そこに入ること自体がおかしいだろう」という考えでした。それに対して「ここでそれを言うか?」と思ってしまいました。同じシーンで出演している(矢本悠馬さん演じる)乃木くんと(甲本雅裕さん演じる)緒方さんに「テープをくぐらせて、室井、つまり柳葉さんを、中に入れてくれ」と伝えました。結果は、コメディーとも何ともつかないお芝居で、黄色い非常線の中に入っていきました。本作でも、(松下洸平さん演じる)桜くんと一緒に、捜査本部に参加するシーンがありますが、室井は絶対に真ん中や、前には座らないんです。端のほうにいます。撮影時に、柳葉さんから、「青島っていつもどこで聞いていたの?」と聞かれて、「所轄だから、一番端っこの後ろ」と答えました。それで、捜査本部の一番左の端っこにドカっと柳葉さんが座っていたんです。監督は、もうちょっと違う角度から撮影したいと思っても、そこから撮影を始めざるを得ないので、かわいそうですが、松下さんが行ったり来たりする羽目になりました。でも、そのくらい「室井はこうはしない」「室井はこうする」ということを、僕ら以上に考えている方です。現場に入ると、室井さん、つまり柳葉さんの熱い思いが炸裂していました。 MCケンカしたとおっしゃっていましたが、柳葉さんご自身は「亀山さん、本広さんからの愛を感じて、この作品をやることに決めた」と、涙ながらにおっしゃっていました。 臼井さんそんなケンカじゃないですから! 議論が白熱してクールダウンをするためにお互い席を立つ程度ですよ。 亀山さんでも、そのまま衣装合わせまで、彼と会わなかったんだよ! 臼井さんでも、翌日にはお互いに何か言っていましたよね? 亀山さん翌日には「出ます」と言ってくれました。ケンカして居心地が悪かったから、「出ます」って言ったんだろうなと思っていたんです。だから、衣装合わせの時に「すみません」と謝ったら、「もういいから」と照れ臭そうに言っていました。謝る機会も失っていたんでしょうね。 臼井さん良い大人の情熱を持ったもの作りでしたね。 MC次に、先ほどもありましたが、11月8・9・10日に緊急先行上映が決定しました。これはファンの声に答えてということですよね。 亀山さんそうですね。「室井慎次 敗れざる者」は、ほとんどがフリの内容なので、「~敗れざる者」を観れば、「~生き続ける者」が早く観たくなるだろうと思っていました。テレビドラマなら、一週間待てば良いですが、「五週間もあるのか」という、ファンの声も聞こえました。だから、「引き続き、頑張って仕上げますので先行上映してもらえないだろうか」という現場の声を、臼井さんに頼んで、東宝さんと調整をしていただきました。 臼井さんその話をいただいた時に、東宝さんにはかなり無理なお願いで、劇場のご理解をいただかないとできないと思っていました。でも、亀山さんと話していて、これが「踊る」だよなと思いました。観客ファーストなんですよね。「踊る」のコンテンツは、いつも、革命というとちょっと言い過ぎですが、何かいつも革新的なことを、ファンを信じてやってきました。今回も、肌感覚で、ファンの方たちの「早く観たい」「待ちきれない」という思いに、「踊る」は答えたんです。ファンを大事にしてきたことが「踊る」スピリッツだと思いました。今回の亀山さんの相談も、「踊る」スピリッツだなと感じました。大の大人が純粋な思いを何とか実現できないかと考えているんです。そしたら、東宝の皆さんのご理解も賜れて、先行上映決定の運びになりました。亀山さん自分がお願いしたんですが、実現できるとは、思っていませんでした。 臼井さんちょっと待って! 真面目に思っていたんじゃないんですか?! 亀山さん臼井さんの立場で、東宝さんとお仕事を何度もして、いろいろなことをやらせてもらいましたが、こんなことをやってもらった試しはないし…。(会場:笑) 臼井さん(亀山さんも)いろいろやってきましたよ! 亀山さんダメならダメで、どう盛り上げようかと考えていました。ところが、いざ先行上映が成立したと聞いた瞬間に、8日に最後の室井さんを目撃することになったら、「やはり、ショックを受けるだろうな」と思ってしまいました。なので、ここまで僕らは、一切の取材をお断りして、本作の中身はしゃべっていませんでした。でも、また東宝さんに無理を言って、「僕のしゃべる機会を作ってもらえませんか」とお願いをしました。僕の想いは、「最後の室井、そして柳葉さんを解放してあげたい」「27年間、室井さんありがとう」の二つです。ぜひ、そこをファンの皆さんにお伝えするために、ご協力いただければと思います。先行上映がなければ、僕たちはまだ「試写をしない!」って強気で言っていたと思います。でも、先行上映を観たファンが、本作を観た時に、立ち上がれなくなるのは嫌です。室井さんのファンは、たくさんいますから、最後の室井を見届けてほしいとプロデューサーとしては、一番言いたいです。 MCここからはご来場いただいた記者の皆さまからの質問にお答えしたいと思います。先ほど、亀山さんは「“再始動”と自分からは言ってない」とおっしゃっていましたが、本作で、室井の決着はつきました。ですが、今も捜査支援分析センターにいる方が、まだ残っていると思います。その方は、今本店(警視庁)にいるという事になります。「踊る」として、この先に期待できるものは、何かしらあるんでしょうか?【記者質問1】亀山さん僕の立場では、まるっきり分かりません。例によって、知的財産権はフジテレビにありますから。少し動いていた時に「著作権はフジテレビにあります」って言われて、カチンときました。原作者が「書きたい」と言って、作ったプロデューサーがやっていることに対して「お前らが言うのか!」って思いましたが、「まぁ、その通りだなぁ」とも思いました。だから、すべてはフジテレビの指示通りですね。ただ、今回「室井慎次 敗れざる者」「室井慎次 生き続ける者」を作るにあたって、織田くんに限らず、湾岸署の全ての方たちに、素材を使うので、本作の内容までお話をしています。なので、ある意味、僕たちが動いた事はご理解いただけているかと思います。そこから先は、まだこれからですね。 臼井さんあとは、亀山さん次第!(会場:笑) 亀山さんだから、僕はもうフジテレビの人間じゃないって! (会場:笑)今回、BSフジでも出資をしているから、僕は仕事ができるんです。まあ、すごく安い出資ですけれどね。 臼井さんそこは、あまり言わないほうが良いんじゃないですか? 亀山さん次もやらせてもらえれば、僕は大手を振って仕事ができます。でも、社業もありますので、次をやっていたら、役員会に通らないかもしれないですね…。 臼井さん亀山さんが説明したように、湾岸署のメンバーには、今回このプロジェクトが立ち上がることを、ご理解いただいてからスタートしています。ここから先は、何が生まれるか次第だと思っています。僕ができる事は、何か一個でも動き始めたら、全面的に協力することだけです。亀山さん次第なんていう、属人的な言い方ではなく、何かが動き始めれば、何かが生まれるんじゃないかという期待を寄せながら、心して構えて待つ、みたいな状態です。 記者1(織田裕二さん演じる)青島の現在地を、わざわざセリフで入れ込んできたということは、君塚さん的には、まだ何か思いがあるんじゃないでしょうか? 亀山さん僕たちが話し合って決めました。もう年齢的に、湾岸署にはいられないだろうと思ったので、警視庁の捜査支援分析センターに決めました。仮に次があったとして、そこからスタートするかどうかは分かりません。なぜ、室井さんを先にやったかというと、青島を代表とする湾岸署のメンバーは、僕たちはファンタジーだと思っているんです。あの人たちはどこに行っても生きていられます。本作をご覧になると分かると思いますが、(深津絵里さん演じる)すみれさんは、「踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望」で、透けて見えるような演出になっていたので、一部のファンからは「死んだんじゃないか?」と言われていました。でも、真っ向からプロデューサーと脚本家は否定していました。ちゃんと大分で生きております。多少の後遺症に悩んでいますが、元気に生きています。そういう風に湾岸署のメンバーは、今もしっかり自分の場所を見つけて生きています。官僚チームの(真矢ミキさん演じる)沖田や、(筧利夫さん演じる)新城は、官僚なので、法律を整備したり、制度を作ったりすることに縛られています。
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ゴジラ新作映画、製作決定ゴジラ新作映画の製作が決定いたしました。 監督・脚本・VFXを務めるのは、山崎貴。 『ゴジラ-1.0』で数々の快挙を成し遂げた山崎貴が、再びゴジラ映画に挑みます。 【監督・脚本・VFX:山崎貴】 1964年、長野県松本市生まれ。幼少期に『スターウォーズ』や『未知との遭遇』と出会い、強く影響を受け、特撮の道に進むことを決意。阿佐ヶ谷美術専門学校卒業後、1986年に株式会社白組に入社。『大病人』(93)、『静かな生活』(95)など、伊丹十三監督作品にてSFXやデジタル合成などを担当。2000年『ジュブナイル』で監督デビュー。CGによる高度なビジュアルを駆使した映像表現・VFXの第一人者。『ALWAYS 三丁目の夕日』(05)では、心温まる人情や活気、空気感を持つ昭和の街並みをVFXで表現し話題になり、第29回アカデミー賞最優秀作品賞・監督賞など12部門を受賞。『永遠の0』(13)、『STAND BY ME ドラえもん』(14)は、それぞれ第38回アカデミー賞最優秀作品賞ほか8部門、最優秀アニメーション作品賞を受賞。また、監督・脚本・VFXを担当した『ゴジラ-1.0』(23)では、第96回アカデミー賞で日本映画初の視覚効果賞受賞を果たした。日本を代表する映画監督の一人として数えられる。ゴジラ新作映画、監督・脚本・VFX 山崎貴で製作決定
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「呪術廻戦 懐玉・玉折/渋谷事変」 オリジナル・サウンドトラックアーティスト:照井順政anime【商品内容】◆組数:2枚組 ◆仕様:ジュエルケース ◆収録楽曲:Coming SoonTHCA-60285/2023年東宝©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会「呪術廻戦 懐玉・玉折/渋谷事変」 オリジナル・サウンドトラック
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「スマホを落としただけなのに ~最終章~ ファイナル ハッキング ゲーム」初日舞台挨拶「スマホを落としただけなのに ~最終章~ ファイナル ハッキング ゲーム」公式サイト志駕晃の人気小説を原作に、2018年からシリーズを重ねてきた「スマホを落としただけなのに」の第三弾にして、最終作となる「スマホを落としただけなのに ~最終章~ ファイナル ハッキング ゲーム」が11月1日(金)についに公開されました。 TOHOシネマズ 六本木ヒルズにて初日舞台挨拶が行われ、主演の成田凌さんをはじめクォン・ウンビさん、千葉雄大さん、大谷亮平さん、中田秀夫監督が登壇しました。成田さんが演じた浦野のお面が客席を埋め尽くすという奇妙な光景に成田さんの反応は…? こちらの舞台挨拶の模様をレポートいたします!初日舞台挨拶浦野善治役成田凌さんスミン役クォン・ウンビさん加賀谷学役千葉雄大さんキム・ガンフン役大谷亮平さん中田秀夫監督■会場の皆さんが浦野のお面を付けて、登壇者の皆さんをお迎えするサプライズ演出に、登壇者の皆さんは、驚いていました。成田さん(浦野のお面で埋め尽くされた会場を見て)すごいですね…。そのお面、絶対に帰る途中で落とさないようにしてくださいね(笑)!今日は、楽しい時間を過ごせたらと…(噛んでしまう)。客席のお面にやられちゃいました(苦笑)。今日はよろしくお願いします! ウンビさん(日本語で)「スマホを落としただけなのに ~最終章~ ファイナル ハッキング ゲーム」で、スミンを演じましたクォン・ウンビです。今日は本当にありがとうございます。この作品を本当に一生懸命準備しました。ぜひ、皆さんご覧になって、これから観る方に伝えてください。よろしくお願いします! 千葉さん「スマホを落としただけなのに」の 最終章ということで、何か感慨深い気持ちです。今日は楽しくご挨拶ができたらと思います。 大谷さん皆さん、アンニョンハセヨ。初日に来ていただいて、本当にありがとうございます。去年の春に撮影をして、こうして初日を迎えられてうれしく思っています。 中田監督ご来場ありがとうございます。一作目、二作目に続いて、三作目も続けて監督をさせてもらうのは初めてなので、非常に光栄でした。僕としては、本作のラストは、ハッピーエンド、バッドエンド、どちらの解釈も成り立つと思います。皆さんに満足していただけたら、うれしいです。 MCまず、会場のたくさんの浦野(のお面)をご覧になっていかがでしたか? 成田さん(登壇者の皆さんに)いかがでしたか(笑)? ウンビさん怖いですね(笑)。 成田さんウンビさんは、撮影現場で実物の浦野と対面している唯一の人ですもんね? ウンビさんあぁ、そうですね。でも、たくさんの顔があって、ずっと見ているとだんだんかわいく見えてきました(笑)。 成田さん本当に(笑)? ウンビさんはい! MCいよいよ最終章が公開となりました。成田さん、千葉さん、中田監督は、一作目から全ての初日舞台挨拶に登壇されています。振り返ってみて、思い出などを教えてください。 成田さん覚えていますか? 中田監督一作目の舞台挨拶は、記憶の彼方です(笑)。ですが、一作目のクライマックスの(成田さんと千葉さん)お二人のメリーゴーランドでのシーン、あれは良かったなと思っています。六年半くらい前に撮影しましたが、お二人ともご立派になられましたね。 千葉さん育ちました(笑)。 中田監督一作目のラストシーンでは、成田くんが「あなたと私は同じ種類の人間だ」と千葉くんに言って、千葉君が苦い表情をするところありました。二作目では、千葉くんが、成田くんをとっちめる方になって、きれいなバトンタッチだったと思います。 成田さん(千葉さんに)舞台挨拶って覚えている? 千葉さん全部覚えていますね。 成田さんそういうの、覚えている派だよね(笑) 千葉さん今日も舞台に出る前に、三人で「あれって一作目だっけ?」とか話をして、同窓会みたいな気持ちでした。二作目の舞台挨拶の時は、北川景子さんも来て、僕が涙ホロリみたいなことをしてしまったこともありました。その涙を、成田くんのハンカチで拭かせていただきました。カニのハンカチね。 成田さんさっきチラッと見たら、今日はね、フグだった! 千葉さんうわ! そこはカニにしとけよ(笑)! 成田さん最近毎日稼働しているから、洗濯が間に合わないんですよ。 千葉さんフグもかわいいよね(笑)。成田さんいつ千葉雄大が泣いても良いように持っています(笑)。あと、今日は、忙しくて来られなかった井浦新さんに、二作目の完成披露の時に、「僕たちはキモ系俳優だからな」って言われたことを覚えています。あの日から「僕はキモ系俳優として生きていくんだ」と心に決めて、今日ここに立っています! MC六年にわたって、同じ役を演じるというのはいかがでしたか? 成田さん「全部繋げて観たら、本当に合っているのかな?」って心配になることもあります。浦野自身も成長しているだろうし、本作で過去を埋める気持ちで演じました。浦野の中身は、一作目、二作目では、あまり出していないので、本作で埋めていく感じでした。MCウンビさんは、韓国でソロアーティストとして活躍されていますが、本作が映画デビューとなります。今日は、この舞台挨拶のために来日されました。今のお気持ちをお聞かせください。 ウンビさん今日は、プロモーションのために、朝からいろいろなところに出演しました。そして、こうして映画館で皆さんにお会いできて、とても光栄です。これから観る方たちに、いっぱい宣伝をしていただければと思います。本作に出演できて、とても幸せです。MC大谷さんは、本作では成田さん、ウンビさんとの共演シーンが多かったと思いますが、現場では、日本語と韓国語を使い分けて、コミュニケーションを取られていたんでしょうか? 大谷さんもちろん、成田くんとは日本語、ウンビさんとは韓国語で話をしていました。成田くんは、韓国語の難しい長ゼリフがあったので、「これで大丈夫?」と、僕に聞いてくれることもあって、成田くんとは、セリフに関していろいろ話をしましたね。ウンビさんとは、演技の話はほぼしなかったですね(笑)。デビュー作で、日本で語の演技だから「心配です」って、本当か嘘か分かんないような感じでした(笑)。僕は日本に来て八、九年経つので、最近のK-POPの話など、たわいもない話で和んでいました。 ウンビさんそうですね。現場に大谷さんがいてくださって、頼もしかったです。大谷さんだけでなく他のキャストの皆さん、そして、監督にも助けていただきながら、楽しく撮影ができました。 MC成田さんは、韓国語を流暢に話されていましたね。 成田さんそうですね、流暢に話しましたね(笑)。でも、難しかったですね。何かこう…「みんな、韓国ドラマが好きじゃん?」って感じで、韓国ドラマの中に入ったつもりで、いつもより雰囲気を出して、カッコつけていたかもしれないですね(笑)。雰囲気でごまかしていました! MCウンビさんは、初めての映画出演で、日本語での演技をされるという大きな挑戦でした。今回のオファーが届いた時はどんなお気持ちでしたか? ウンビさんまず、とてもうれしかったです。日本でとても有名なこの作品に、私が出演できることは光栄でした。皆さんに助けていただきながら、大変な撮影を経たことで、「この先、何でもできるんじゃないかな?」と思えるくらいの経験になったと思います。 成田さんできるよ! 本当にすごいことですからね。 MC成田さんは、共演されたシーンも多かったと思いますが、いかがでしたか? 成田さん本来、僕が現場を引っ張らないといけないんですが、ウンビさんが現場の“太陽”として、みんなを引っ張ってくれていたので、そこに甘えていました。現場が押して来たら「ウンビ、『やるよ~!』って言って」とお願いしていました(笑)。 ウンビさん「やるよ~(笑)!」 大谷さん「本当にこれがデビュー作なのか?」と思うくらい、堂々としていました。僕と一緒のシーンは、韓国語のシーンだったので、日本語を話しているシーンは、試写で初めて観ました。もちろんセリフは全部分かるし、デビュー作で外国語の演技は、「よくこれをこなしたな。本当に立派だな」と思いました。MC今日、明日とプロモーションに駆け回って、お忙しいウンビさんのために、成田さん、千葉さん、大谷さんから、日本滞在中のお勧めスポットや、リラックス方法などをプレゼンしていただきたいと思います。 ウンビさん(リラックス方法)ください(笑)! 大谷さん韓国には、あまり湯船につかる文化がないので、韓国の方は温泉に行きたがるんですよね。仕事で日本に来る時は、大変かもしれないので、オフで来た時には、箱根あたりに行って、温泉から出た後にコーヒー牛乳というものがあるので、それをグイっと飲んでほしいですね。ぜひ、その経験を一回していただきたいです。 ウンビさんありがとうございます! 箱根温泉でコーヒー牛乳…ありがとうございます。 MC続いて千葉さん、お願いします。 千葉さん焼鳥は好きですか? ウンビさん好きです(笑)! 千葉さんじゃあ、おいしいところがあります(笑)。 ウンビさんどこですか? 千葉さん西荻窪(笑)。リフレッシュ方法は、僕は野菜を刻むとストレス解消になるので、みじん切りをおすすめします。 ウンビさんおぉ! やばいですね(笑)。料理好きですか? 千葉さん好きです。タコスとか。 ウンビさんタコ? 千葉さんタコス(笑)。 ウンビさんメキシカン? 私も好きですね。 MCちょっと狂気的なストレス解消法ですが…。 千葉さん狂気的かな(笑)? ぜひやってみてください。 成田さん昨日、テレビを見ていたら(千葉さんが)「泣きたい夜もある」とか言っていたから、心配になる…元気に生きてね! 千葉さん何もないんだけれどね…早くおすすめを言いなよ(笑)! 成田さん(千葉さんに向かって)ウンビさんはね、焼鳥じゃないんですよ。すき焼きなんです。 ウンビさんあぁ! すき焼き、好きですね! 成田さんおいしいところ教えます(笑)。 ウンビさんありがとうございます。 成田さんあと、ウンビさんはランニングもされるので、良い公園も教えます! ウンビさん吉祥寺(はどうですか)? 成田さん良いと思います! 千葉さん吉祥寺でランニングをして、西荻窪の焼鳥に行って、温泉に行って帰るというのが良いですね。 ウンビさん充実ですね! MCウンビさんはどれが気に入りましたか? ウンビさん私は、焼鳥が一番好きですね、(成田さんに向かって)すいません(苦笑)。 成田さん大丈夫です(笑)。 MC最後に代表して成田さんからご挨拶をお願いします。 成田さん今日は、本作を観てくださって、ありがとうございます。観てくださった方に言えることは「宣伝をお願いします」くらいになっちゃうんですが…(笑)。今日、七年前から続いてきた作品の最終章の初日を迎えることができたのは、この作品を愛してくださった皆さん、そしてスタッフ、今回加わっていただいたキャストの皆さんおかげです。本当にうれしく思います。いろんな意味で、浦野を永遠のものにしてくれたので…ね(笑)? 永遠のものをくれた、皆さんに感謝したいです。スマホは、良くも悪くも、便利ですので、本当に気をつけてくださいね。でも、今日、明日くらいは、本作の宣伝のために、スマホを使っていただければと思います。それと同時に、口コミというものも、僕は大切にしたいので、皆さんの大切な人に、本作のことを伝えていただけたらと思います。
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「劇映画 孤独のグルメ」ジャパンプレミア舞台挨拶『劇映画 孤独のグルメ』公式サイト2012年にテレビ東京の深夜ドラマとして放送を開始し、シーズン10までシリーズを重ねてきた「孤独のグルメ」。主演を務めていた松重豊さんが自から脚本・監督を務める形で「劇映画 孤独のグルメ」として映画化され、来年1月10日より公開されます。 11月4日に第37回東京国際映画祭のガラ・セレクション部門にて、ジャパンプレミアが実施され、上映後には監督・脚本・主演の松重豊さんによる舞台挨拶が行われました。こちらの舞台挨拶の模様をレポートいたします!ジャパンプレミア舞台挨拶監督・脚本・井之頭五郎役松重豊さん東京国際映画祭プログラミング・ディレクター市山尚三さん松重さん皆さん、お腹が空いている時にすみません(苦笑)。本作を観て、それぞれ駆け込みたいお店があるんではないでしょうか! そんな皆さんばかりだと思います。12年前にテレビ東京の小さな深夜枠のドラマとして始まった「孤独のグルメ」が、こうして、東京国際映画祭という晴れの舞台で、皆さんにご覧いただけることは、とにかく感無量です。先ほど、客席に忍び込みましたが、笑っていただけていたので何よりです。スタッフ一同、感無量でした。いろんな質問があると思いますが、どうか最後まで楽しんでいただければと思います。もうちょっとだけ、お腹が空いているのを我慢してくださいね。市山さん私は、東宝の試写室で朝10時から本作を観終わってすぐに、お昼を食べた記憶があります。そこで、即決で「東京国際映画祭でやらせてください」という話をしました。この上映が実現してうれしく思っています。 松重さんありがとうございます。 市山さん最初に、私から一つだけ質問です。いつごろから映画化の話は持ち上がっていて、松重さんが監督をやるのは、最初から決まっていたのでしょうか? 松重さんちょうど二年前くらいにレギュラーシーズンの「孤独のグルメ」が、シーズン10という節目を迎えて、「これからもまだ続けるのか?」「それともやめるのか?」という話になりました。それまでにも、若いスタッフがどんどんよそに行ったりして、お別れすることが多くなっていました。この番組で、みんなが育っていけば良いですが、今のテレビドラマの現状がそういう環境ではないので、一回仕切り直そうという気分はありました。とはいえ、仕切り直して映画を…といっても、「ただおじさんが食べているだけの話をどうやって映画にするんだ?これは相当な力技が必要だな…」と思いました。なので、日本の監督じゃなくて海外の監督でどなたかいないかな? と思いました。幸いなことに、「孤独のグルメ」が韓国でも人気の作品だったので、「TOKYO! <シェイキング東京>」(2008年公開)という作品で一回だけ出演した韓国のポン・ジュノさんに「監督してくれないか?」って手紙を書きました。そうしたら、「忙しいから無理だ。完成を楽しみにしているよ」って無責任な返事が来ました(笑)。「参ったな、どうしようかな?じゃあ日本の監督でやろうか?」と考えもしましたが、その夜に「僕が監督しようかな」と思い付き、僕の事務所の社長にも、「良いんじゃないですか」って背中を押してもらったので、こういうことになったという経緯です。でも、その翌々日くらいには、今回の主なシノプシス(あらすじ)を書いて、全スタッフにロケ先で見せました。「こういうことを考えているんだけれど、どうかな?」って聞いたら「やりたい」とみんなが言ってくれたので「じゃあ、みんなで頑張って映画化しよう!」というのがきっかけです。■会場の観客の皆さんからの質疑応答。ドラマの時に比べて、音楽が変わり、使っている楽器も変わっていました。変えたきっかけや理由を教えてください。【会場のお客さん①からの質問】松重さん今回、映画音楽に関して言うと、これまでは原作者の久住昌之さんが率いるスクリーントーンズさんというバンドがドラマの劇伴を作ってくださっていました。でも、今回は映画っていうことで、物語のいろんなところで映画用の音楽を作っていただく方として、僕が昔から知っているKan Sanoさんにお願いをしました。フランスパートのメインの音楽とか、フランスのオープニングの音楽、ラストのエンディングはピアノメインの曲にしたかったんです。ピアノで単音が流れてくる中、物語が淡々と進んでいき、いろんな人の感情を呼び醒ます効果を狙いたくて、最終的にピアノ音楽が作品のエンディングを飾るにふさわしい楽器なんじゃないかと思いました。あと、もう一つは、僕の40年来の友人で、僕が最初に8ミリで映画を撮り始めた時の主演俳優である、甲本ヒロトくんが率いるザ・クロマニヨンズに主題歌をお願いしました。ものすごくカッコ良くて、「これぞザ・クロマニヨンズ!」「これぞ腹減った!」という感じがしました。40年前に腹を空かせてラーメン屋でバイトしていた二人のことを思って書いてくれたあの曲が、劇の初っ端でかかると心が震えました。そういう意味で、スクリーントーンズさん、Kan Sanoさん、ザ・クロマニヨンズという、音楽に関しては三つの力強い味方を得て本作の音楽とした次第です。素敵な作品をありがとうございました。 私は、「孤独のグルメ」の海外出張編を楽しんで観ていました。この作品を通して、新しく韓国のお友だちもできました。 今回、第29回釜山国際映画祭「オープンシネマ部門」に出品されたので、その友だちは観に行ったそうです。なぜ、今回のロケ地に巨済島(コジェド)を選ばれたのでしょうか? あと、“ナンプウ島”が見つからずに困っていたので、何かヒントがほしいです。【会場のお客さん②からの質問】松重さん最初に書いたシノプシスでは、韓国パートは井之頭五郎がサップボードで長崎の五島列島から流されて、漂着したところで、ユ・ジェミョンさんが演じる韓国の男性と知り合います。彼は逃げた奥さんを取り戻しにあの島に行ったという設定にしていたんです。そこから、大冒険話になっていて、奥さんを取り戻そうとする男と、どこの国か分からないところに漂着した男が、研究所に忍び込んで捕まります。そして、ユ・ジェミョンさんは、奥さんと和解して韓国で飲食店をやるというシノプシスだったんです。でも、これでは韓国パートは「金がかかるぞ」ってことで、上層部からストップがかかりました。「もっと圧縮してくれ」と言われたので「だったらエッフェル塔の前で“孤独カット”をやるしかないでしょ!」と、僕がごねました(笑)。そしたら、フランスに行くことになったんです。ナンプウ島は、あくまでも架空の島にしたかったし、「韓国なら、長崎の五島列島からサップボードで流されて行けなくはないかな?」「そんな設定でも良いかな?」と思いました(笑)。お店に関しては、写真で見た時に「この店かわいいな」と思いました。オモニ(母親)と娘さんの二人でやっていて、本当にこのお店で出てくる、五郎も食べている料理がおいしかったので「じゃあ、ここでやろう」ということになりました。巨済島というのは、東京で例えるなら、熱海のちょっと先の網代くらいの感覚ですよね(笑)。ちょっと遠いですが、まあ観光で行っても良いかもしれないくらいの距離感ですね。今回のロケ場所はどの店もリアルにそのお店を使っているんで、遠いんです。フランスのお店も、五島列島のお店も福江島ではないので、行きづらいし、韓国のお店も釜山からちょっと行かなくちゃいけないんですよ。でも、全てのお店のママさんに、ご本人役をやっていただきました。もし、聖地巡礼する方は貴重な体験ができると思います。今がチャンスですね。 会場のお客さん②先日、釜山からバスでクジョラに行ってきましたが、2時間40分くらいかかりました。 松重さんそうでしょ? 途中のサービスエリアにある、ホドゥクァジャ(くるみ菓子)という食べ物があって、おいしいんですよ。またぜひ韓国にも行ってください! 市山さんそろそろお時間になってしまいました。 松重さん僕が長々しゃべっちゃって、すみません(苦笑)。 市山さん最後に、皆さんに一言お願いします。 松重さん一言では言い切れないですが…(苦笑)。まだ公開は先ですが「思ったより良かったな」というその気持ちを、どうか胸に留めず、どんどん外に発信していただければありがたいです。やっぱり、色眼鏡で見られがちなんでね。「テレ東の深夜番組が映画になって、しかも主演をやっていたやつが自分で監督をやったらしい」って笑い話にしかならないような試みなんで(笑)、ぜひ、皆さんのお力を借りしたいです。「意外と面白いじゃないか」と思ってもらいたいです。今回、東京国際映画祭で通訳さんが外国の方のためにアナウンスしてくださいました。ぜひ、この作品を買ってください! フランスではまだやれていないので、ぜひやりたいと思っています。よろしくお願いします。
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恋にめざめる頃movie美しく爽やかな適齢期―― 男っぽいすてきな父へのあこがれと 大人の世界への誘惑が……TDV33138D/1969年度東宝©1969 TOHO CO.,LTD.恋にめざめる頃ご購入はこちら
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『Dr.STONE』3rd SEASON Vol.3anime石器時代から現代文明まで、科学史 200万年を駆け上がる! 前代未聞のクラフト冒険譚(アドベンチャー)、ここに開幕!Disc1第7話~第11話TDV33168R/2023年東宝©米スタジオ・Boichi/集英社・Dr.STONE 製作委員会『Dr.STONE』3rd SEASON Vol.3
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映画ドラえもん のび太と空の理想郷ドラえもん:水田わさび/のび太:大原めぐみ/しずか:かかずゆみ/ジャイアン:木村昴/スネ夫:関智一 マリンバ:井上麻里奈 ハンナ:水瀬いのり ソーニャ:永瀬 廉(King & Prince) 未来デパートの配達員:山里亮太(南海キャンディーズ)パラダピアの先生:藤本美貴movieanimeもしもどこかに何でも叶う夢のような楽園が存在していたら─??Disc1カラー/110分 ビスタビジョンサイズ/片面2層 音声: 1, リニアPCM 2.0chステレオ 2, ドルビーデジタル5.1chサラウンドEX 3, バリアフリー日本語音声ガイド 字幕:バリアフリー日本語字幕【映像特典】予告編SDV33182R/2023年小学館原作:藤子・F・不二雄 監督:堂山卓見 脚本:古沢良太 主題歌:NiziU「Paradise」(ソニー・ミュージックレーベルズ)空に謎の三日月型の島を見つけたのび太は、「あれこそ僕が探していたユートピアだ!」と言い張り、ドラえもんたちと一緒にひみつ道具の飛行船『タイムツェッペリン』で、その島を探しに出かけることに!色々な時代・場所を探してやっと見つけたその正体は、誰もがパーフェクトになれる夢のような楽園<パラダピア>だった!そしてそこで出会ったのは、何もかも完璧なパーフェクトネコ型ロボット・ソーニャ。すっかり仲良くなったドラえもんたちとソーニャだったが、どうやらこの楽園には大きな秘密が隠されているようで・・・。はたしてのび太たたちは、その楽園の謎を解明かすことができるのか!?©藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK 2023映画ドラえもん のび太と空の理想郷
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「Google Play ベスト オブ 2024」にてゲーム『呪術廻戦 ファントムパレード』が「Google Play ベストオブ 2024 」ストーリー部門の大賞を受賞!anime【Best of 2024 Games】『呪術廻戦 ファントムパレード』公式サイト『呪術廻戦 ファントムパレード』公式X(@jujutsuphanpara)『呪術廻戦 ファントムパレード』公式YouTubeApp StoreGoogle PlayDMM GAMES(PC版)TVアニメ公式サイトTVアニメ公式X(@animejujutsu)東宝株式会社(以下、当社)が企画・制作し、サムザップが企画・制作・開発・運営を行う、スマートフォンゲーム『呪術廻戦 ファントムパレード』(以下、『ファンパレ』)が「Google Play ベストオブ 2024 」ストーリー部門大賞を受賞!『呪術廻戦 ファントムパレード』は、2024年9月に「週刊少年ジャンプ」(集英社)にて6年半にわたる連載が完結した芥見下々(あくたみげげ)氏による人気漫画を原作としたTVアニメ『呪術廻戦』を元にした、作品初のスマートフォンゲームです。本ゲームは、2023年11月21日(火)に正式サービス開始し、600万ダウンロードを突破(2024年8月15日時点)しています。TVアニメ『呪術廻戦』第1期の物語を追体験できるだけでなく、福岡を舞台にした『ファンパレ』オリジナルのストーリーが楽しめるコマンドバトルRPGとなっています。「Google Play ベスト オブ 2024」は、Google Play 上の素晴らしいアプリやゲームを称える、Google Play のアワードです。部門ごとに 1 つの受賞作品が選ばれ、このたび『ファンパレ』が「Google Play ベストオブ 2024」ストーリー部門の大賞を受賞いたしました。今後もユーザーの皆さまにとって使いやすく、より良いユーザー体験を提供するサービスの開発に努めてまいります。・タイトル : 呪術廻戦 ファントムパレード ・ジャンル : RPG ・価格 : 基本プレイ無料(アプリ内課金あり) ・対応OS : iOS/Android(機種によりご利用いただけない場合があります) ・PC版推奨環境 : 対応OS:Windows 10 (64-bit) 以降 CPU : Intel(R) Core i5-8265U 以上 メモリ : 8GB 以上 ディスク空き容量 :20GB 以上 グラフィック : Intel(R) UHD Graphics 620 以上 ・企画・制作 : 株式会社サムザップ、東宝株式会社 ・開発・運営 : 株式会社サムザップ ・権利表記 : ©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会 ©Sumzap, Inc./TOHO CO., LTD. <『呪術廻戦 ファントムパレード』主題歌「アヴァン」について> Eve「アヴァン」 作詞・作曲 : Eve 編曲 : Numa (TOY'S FACTORY)■『呪術廻戦 ファントムパレード』概要2024年9月に「週刊少年ジャンプ」(集英社)にて6年半にわたる連載が完結した芥見下々氏による人気漫画を原作としたTVアニメです。2020年10月よりTVアニメ第1期の放送が始まり、2021年12月24日より『劇場版 呪術廻戦 0』が公開。2023年7月より放送が開始された第2期の最終回では、続編「死滅回游」の制作が決定いたしました。さらに、「懐玉・玉折」総集編の劇場公開が2025年に決定しており、ますます盛り上がりをみせております。また、原作コミックスは電子版を含めて、シリーズ累計発行部数が1億部を突破している。■TVアニメ『呪術廻戦』作品概要
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「室井慎次 生き続ける者」初日舞台挨拶「室井慎次 生き続ける者」公式サイト“青島と室井の約束”から 27 年の時を経て、プロデュース:亀山千広さん、脚本:君塚良一さん、監督:本広克行さんが再集結し、「踊るプロジェクト」再始動が発表され、10月11日より公開中の「室井慎次 敗れざる者」に続く、「室井慎次 生き続ける者」が11月15日、ついに公開を迎えました。 TOHOシネマズ 日比谷にて初日舞台挨拶が行われ、柳葉敏郎さん、福本莉子さん、齋藤潤さん、前山くうがくん、前山こうがくん、筧利夫さん、真矢ミキさん、松下洸平さん、本広克行監督が登壇しました。柳葉さんが27年間にわたって演じてきた、室井慎次への熱い思いを吐露しました。こちらの舞台挨拶の模様をレポートいたします!初日舞台挨拶室井慎次役柳葉敏郎さん日向杏役福本莉子さん森貴仁役齋藤潤さん柳町凛久役前山くうがくん柳町凛久役前山こうがくん新城賢太郎役筧利夫さん沖田仁美役真矢ミキさん桜章太郎役松下洸平さん本広克行監督MC柳葉敏郎さんから、皆さんにご挨拶をお願いします。 柳葉さん本日はありがとうございます。いかがでしたでしょうか? (会場:拍手)ありがとうございます。ここにいらっしゃる方たちに支えられて、出来上がった作品です。幸せな時間を過ごしました。今日は短い時間ではありますが、皆さんと同じ気持ちを共有させてください。 福本さん先月、皆さんと「室井慎次 敗れざる者」の舞台挨拶をしました。また、こうして皆さんに完成した作品を観ていただけて、とてもうれしいです。 齋藤さん今年の二月に撮影が始まって、大きな現場で、刺激しかない毎日を送ることができました。今日、本作が皆さんに届いて、改めて「貴仁を演じられてすごく幸せだな」と思いました。 くうがくん僕たちにとっても「室井慎次 敗れざる者」「室井慎次 生き続ける者」は、本当に大切な作品になりました。 こうがくん出来上がった作品を観て、室井さんの事がもっともっと大好きになりました。室井さんの子どもになれて、すっごく幸せです。短い時間ですが…。 くうがくん&こうがくんよろしくお願いします! 松下さんちょっとこの後にご挨拶するのは…(苦笑)。(くうがくん&こうがくんに向かって)すごいね! びっくりしたよ(笑)。 くうがくん&こうがくんありがとうございます。 松下さん本作をご覧になっていただき、ありがとうございます。僕は「踊る」シリーズに参加するのは初めてでした。非常に緊張感のある、素晴らしい現場に参加できて、本当にうれしく思っています。自分の芝居であったり、柳葉さんのお芝居を大きなスクリーンで観ると、自分たちのやっていることの尊さであったり、大切さを改めて感じました。ご覧になっていただいた皆さんにも、その思いが伝わると良いなと思います。 真矢さん今回は一場面、1カットか2カットくらいですが、沖田を演じて、本拠地に戻らせてもらったような気持ちでした。自分が出演していない作品は、観客として観ていたので、皆さんに最も近い、出演者かもしれません。今日はいろいろお話ししたいと思います。 筧さん室井さんの意思は私が継ぎます! 秋田県警本部長・新城賢太郎です! 新城賢太郎です! 僕も試写会で観て、席を立てないくらい、すごく泣きました。なので、今日の舞台挨拶はやりにくいと思っていたんですが、(プロデューサーの)亀山さんから「ぜひ、ぶち壊してくれ」と言われたので、出てきました。皆さん、これだけは言わせてください! 室井さんは永遠に不滅です! よろしくお願いします! 本広監督もう「踊る」シリーズも長いですが、本作の脚本を読んで「僕がこんな話を撮るんだ」って、びっくりしました。でも、皆さんの様子を見ると、よろこんでもらえたのかなと思います。柳葉さんが何回も泣いていたので、良い作品になったんだと思います。 柳葉さんあなたのほうが泣いているでしょ(苦笑)! MC「泣いていた」というのは撮影中でしょうか? 本広監督ギバさん(柳葉さんの愛称)は、何回も泣いていました。 柳葉さんちょっと待って! ちょっと待って! (頷きながら)…だな(笑)。(登壇者の皆さん:笑) MC柳葉さんは、先行上映を地元・秋田県の大曲の映画館で、地元の皆さんと本作をご覧になったそうですが、いかがでしたか? 柳葉さん当初は、この仕事は受けまいと思っていましたが、生まれ育った場所で作品を作ってもらえるということで、役者としてはこの上ない幸せだと思いました。地元でのロケは、そこかしこに、いらっしゃる人たち全てに、感謝の思いで過ごしました。今日という日を迎えられて、ちょっとホッとしています。先ほど舞台袖で、二人(くうがくん&こうがくん)に「柳葉さん、顔が赤いね」って言われたんですよ(笑)。それで、すごく興奮している自分に気がついて、変な気分です。これは筧くんが何とかしてくれるだろうと思っています(笑)。 筧さんもう、一杯やっていますか(笑)? 柳葉さんまだやっていないんだ(苦笑)。 MC先行上映を地元の映画館でご覧になって、周りの感想なども聞かれましたか? 柳葉さん「ありがたい」という言葉だけです。うちに大きな花が届いたりして、地元の人たちの愛情を、改めて感じました。とにかく感謝です。カミさんと二人で観に行きましたが、不思議なことにカミさんと僕の涙するところが違ったんです。これは何でだろうと考えてみたんですが、僕は、室井(の視点)で観ていたので、僕の涙は、室井の涙でした。これは自分でも初めての経験でした。 MC今回は先行上映も行なわれましたが、反響はいかがでしたか? 柳葉さん先行上映が決まったことは、数日前に知りました。「何てことをしてくれるんだ」と思ったんですが(笑)、でも、この先行で僕も観られると思って、ありがたかったです。周りの反響もありました。先行上映というめったにないことに、かなりよろこんでもらえたみたいです。観終わった方からは、「柳葉さん、あんな作品はもうあんまりやらないでくれ」って声もありましました(苦笑)。ものすごくありがたい反響がたくさんありました。 MC改めて、柳葉さんにとって、室井慎次はどういう存在ですか? 柳葉さん改めて、カッコ良いと思いました。カッコ良いし、27年間、彼と付き合ってきて、彼はいろんなことを教えてくれました。良いことも、そうでないこともありましたが、「親友ってそういうものなんだな」って改めて感じました。この27年間の彼との付き合いを、柳葉敏郎の人生に活かせたらと思います。筧さん拍手をお願いします! (会場:大きな拍手)本作が終わった後、柳葉さんは大仙市の市長、そして秋田県知事になりますから、皆さんぜひ投票をよろしくお願いします! 柳葉さんやめろ(苦笑)! MC本作では、今までは見られなかった室井慎次の穏やかな表情や、笑顔が印象的でした。 柳葉さんきっと皆さんに室井の素顔が伝わったんじゃないでしょうか…(会場に向かって)伝わりました? (会場:拍手)「踊る」シリーズでは、室井も新城もずっと縛られっぱなしですから、そこから解放された室井慎次だったんじゃないかなと思います。 MC改めて、この「室井慎次 敗れざる者」「室井慎次 生き続ける」は、柳葉さんにとって、集大成とも言える作品になったということですね。 柳葉さんそうですね。悔いなく、室井慎次の人生を送ることができました。ありがとうございます。 MC福本さんは、今回、猟銃を扱う緊迫するシーンもありましたね。 福本さん猟銃ってこんなに重いんだって初めて知りました。とにかく重くて、一人で持つのも大変でした。構えるのも初めてで、持ち方を教えてくださる方もいましたが、柳葉さんも教えてくださいました。(柳葉さんと)二人で猟銃を一緒に持ってお芝居するのは、今までにない体験で、シーンも相まって緊張しました。 MC初めての銃というのも、緊張されましたか? 福本さん普段なかなか銃に触れる機会もないので…当たり前のことを言いました(笑)、すいません。 MC本作では、杏の変化も描かれていますね。 福本さん撮影は「生き続ける者」が先だったので、「敗れざる者」から通して観て、ちゃんと変化が表れていて、良かったなとホッとしました。杏は、柳葉さん…じゃない、室井さんと出会って(笑)、時に人を頼ること、そして一人で生きていかなくてはいけない勇気をもらえたと思います。杏は、室井さんと出会えて、正しい道に進むことができました。柳…室井さんだからこそ、杏を変えることができたと思います。柳葉さんややこしいよね(笑)。僕もややこしいと思うもん。時々、室井が(側頭部を指しながら)この辺にいるし…(笑)。 MC齋藤さんが今回、柳葉さんから教わったことを教えてください。 齋藤さんタカ(自身が演じた貴仁の愛称)は、室井さんと暮らして、室井さんの思いを日々目の前で感じていました。室井さんは、一人の男として、人間として、成長させてくれる存在でした。貴仁を救ってくれたのは室井さんだし、そこからちゃんと一人で立っていけるように教えてくれたのも、その日々を与えてくれたのも、室井さんでした。僕も、柳葉さんの現場や作品に対する熱い思いを、日々全身で感じながら、タカと一緒に成長したいという思いが、すごく大きかったです。成長した姿を柳葉さん、室井さんに届けたいという思いで、現場に行っていました。MC本広監督からは、柳葉さんと齋藤さんの関係はどのように見えましたか? 本広監督「室井慎次 敗れざる者」で、「ここにいて良い」というセリフがありましたが、柳葉さんはあのシーンを撮影しながら、泣いていました。これはマジな話です。それを見て、僕が「うわっ!」と泣きそうになったところが、予告で使われていますが、あれは柳葉さんが先に泣いているんですよ。でも、それくらい徹底的に、柳葉さんが潤くんに芝居というものを、自分の持っている全てを、教えている感じが良かったですね。時々、筧さんが邪魔しに来るんですけれどね(笑)。 MC学校生活の中で、くうがくんとこうがくんは、「室井さんみたいになりたい」と思ったことがあったそうですね? くうがくんはい、あります! 僕、みんなの前でしゃべるのが苦手で…。 柳葉さんうそ? 本当に? くうがくん本当です。「ちょっとチャレンジしてみたいな」と思って、今、学級委員をやっています! こうがくん僕は、副学級委員です! くうがくんなので、室井さんみたいにクラスという組織を、より良く変えてみせたいです。 柳葉さんお前たち、ネタか(笑)? うまいことできたな! くうがくん&こうがくんありがとうございます。 MC「室井慎次 敗れざる者」では、くうがくんとこうがくんは、室井さんのモノマネをしていましたが、披露してもらえますか? くうがくん&こうがくんはい!柳葉さん大変良くできました(笑)。 MCこれはアドリブだったそうですね? 本広監督柳葉さんの手前、控えようって言ったんですが、勝手に(笑)。 MC松下さんは、もともと「踊る」シリーズの大ファンだったそうですね? 松下さん初めて観たのは小学生の時で、それからずっと拝見しています。一作目の「踊る大捜査線 THE MOVIE」(1998年公開)があまりに面白くて、映画館に二回観に行きました。自分がその作品の一部になったのが、不思議な気持ちです。 本広監督今後もね。 松下さん良いんですか? そんな光栄なことはないです。 MC本広監督から印象的な言葉をいただいたとうかがいました。 松下さん撮影が始まる直前に、本広監督から「(松下さん演じる)桜さんは、青島のにおいがする人でいてほしい」と言われました。「何?その無理難題…」って、できるわけないじゃないですか。 本広監督やれていましたよ。 松下さん遠く及ばないですが、青島さんのような、組織を気にしないでマイウェイで突き進んでいく感じが、桜の中にもたしかにあった気はします。ご覧になった方に、青島イムズをちょっとでも感じていただけたらと思って、僕なりに演じました。 柳葉さん思いきり感じた! 松下さん本当ですか? 柳葉さん本当! 桜とのシーンで、改めて、室井がもう一つ背筋を伸ばさせてもらった気がします。 松下さん恐れ多いです。ありがとうございます!MC真矢さんにとっても「踊る大捜査線」は転機となった作品だったそうですね? 真矢さんあの頃、私は宝塚を辞めたばかりで、オーディションを受けて、よく分からずにすごいところに入らせてもらいました。それから15年くらい、(自身が演じた)沖田のイメージが強くて、街中がモーセの十戒のように開いていく感じで恐れられ(笑)、初めて会う役者さんにも「嫌な奴なんだろうな」って恐れられ(苦笑)、30代の頃はちょっと傷ついた部分もありました。でも、今考えれば、感謝しかない作品です。あの時の私は、キャストというよりも、「踊る」のファンだったんだと思います。本作では、台本を読んだ時に一回伏せて、「これで良いのか?」と思いました。感動しましたし、早く皆さんに観ていただきたいと思ったんですが、でも、「微妙です」って思ってしまいました。室井さんのいない「踊る」なんて…どういうことなんだろうって複雑に思ってしまいました。時間が空いたので、沖田に戻れるのかっていう不安な気持ちもありましたが、演じてみたらストンと落ちてきて、私の中に沖田が住んでいたんだなって感じました。(出演はシーンは)1カットなのに、こんなにしゃべっちゃって、すいません(苦笑)。MC本作では、室井さんと対面するシーンはありませんでしたね。 柳葉さん真矢さん、久しぶりだね。 真矢さんお久しぶりです。 柳葉さん真矢さんとは現場で会えなかったし、挨拶にも行けなかったから、今日は、会えるのを楽しみにしていたの。 真矢さんとんでもないです。私はショックでしたよ。でも、室井さんは、柳葉さんそのものだと思いました。「ムロイバ」(室井+柳葉)だって思いました! 本当に柳葉さんの温かい人柄と、東北の血なんですかね? 何も言わない寡黙な中に、優しさがダダ洩れしているような…。MCぜひ、真矢さんから柳葉さんにメッセージをいただけますか? 真矢さん私、1カットだけの出演で図々しいにもほどがありますが、今のが言葉なんです。もう室井さんに戻ってもらえないならどうしたら…枕元に立つ的な役? 夢見ちゃう系? 金縛り系? 戻ってもらえないのが本当に残念で、本作を最初に観た時に、亀山さんに「どういうことですか、これ?」って言ってしまったくらいでした…。 柳葉さんもう、君らに託したから。「現場の君たちを信じる!」。 真矢さん皆さんの心に「生き続ける者」っていう意味なんだなと、熱く思いました。 MC筧さんにもおうかがいします。最後のシーンなどは、皆さん涙して観ていたと思います。 筧さん新城からしたら、室井さんですが、僕個人としては、「柳葉敏郎ありがとう」って感じですね。僕は劇団の時から、一世風靡セピアを見て、柳葉さんをターゲットにしてきました。「踊る大捜査線 歳末特別警戒スペシャル」(1997年フジテレビ系列にて放送)の時に対峙して、その後もいろいろやってきての本作なので、トータルとして27年間、柳葉敏郎ありがとう! ソイヤ! ソイヤ! ソレ! ソレ!柳葉さんありがとう…(笑)。本当にこのシリーズで知り合えたスタッフの方たちも含め、感謝の気持ちしかありません。こうして筧くんも盛り上げてくれて…ありがとうっす。 筧さん押忍! MC室井さんの椅子が、上映後にTOHOシネマズ 日比谷のロビーに展示されます。本広監督は「室井慎次 敗れざる者」「室井慎次 生き続ける者」を監督されて、公開された今のお気持ちを教えてください。 本広監督そうですね。二月からクランクインして、今日の公開によく間に合ったなと思います。雪とか大変でした。室井さんの「あのシーン」の日は、本物の嵐が来たんです。子どもたちが細かい芝居をするので、そっちも拾いながら、嵐の中でドローンを飛ばし、室井さんを暴風の中に置いて撮影しました。普通はあんなにうまくいかないので、ツイている作品だったと思います。後は、秋田は食べ物が本当においしいので、14キロも太ってしまいました(笑)。 柳葉さんあなたは食べ過ぎなんですよ(笑)。 本広監督本当においしいんですよ。びっくりしました。良いところでした。幸せな撮影でした。 MC室井慎次との27年間を振り返っていかがですか? 本広監督これまで青島さんと室井さんが、がっつりと「踊る」を支えてくれていたので、どうこれを続けていくんですか…? という気持ちです。室井さんもまた出てくるんじゃないですか? 「スター・ウォーズ」だって出てきますもんね。どうなっていくんだろうなって感じです。 MC最後に、柳葉さんからメッセージをお願いします。 柳葉さん本日はありがとうございます。僕にとって室井慎次というのは、嘘偽りなく大親友です。そして、ここにいる方々がその室井慎次を支えてくれました。それはきっとみなさんに伝わっているんじゃないかと思います。かつての室井慎次は、信念を持ちながらも、それを達成できなかった悔しさを持っていたんですが、本作で室井慎次は彼らのおかげで一つの小さな信念を通すことができました。皆さんも、自分の環境の中で、ちっちゃな信念を求めて、幸せになってください。室井慎次は、敗れざる者であり、生き続ける者であり、柳葉敏郎は幸せ者です。ありがとうございました!