「劇場版 呪術廻戦 0」大ヒット御礼舞台挨拶

2022.02.12
  • 公開後舞台挨拶
「劇場版 呪術廻戦 0」大ヒット御礼舞台挨拶

大ヒット御礼舞台挨拶

芥見下々による人気漫画を原作に、TVシリーズに続いて制作された「劇場版 呪術廻戦 0」が興行収入100億円を突破! 2月12日に東京・日比谷のTOHOシネマズ 日比谷にて舞台挨拶が行われ、声優の緒方恵美さん、花澤香菜さん、中村悠一さん、櫻井孝宏さんが登壇! さらにTVシリーズの主人公・虎杖悠仁役の榎木淳弥さんがサプライズで登場し、予告されていた「重大発表」として「TVシリーズ第2期放送決定」を発表! こちらの舞台挨拶の模様をレポートいたします。

乙骨憂太役

緒方恵美さん

乙骨憂太役

祈本里香役

花澤香菜さん

祈本里香役

五条 悟役

中村悠一さん

五条 悟役

夏油 傑役

櫻井孝宏さん

夏油 傑役

緒方さん

公開後ここまで時間が経ってから、こうやって皆さんに御礼を申し上げる機会がいただけるということは本当に幸せなことだと思います。今日は最後まで楽しんでいってください。よろしくお願いします。

花澤さん

こんにちは~! 劇場にお越しいただきありがとうございます。大大大大大ヒットですね? ね? 本当にちょっとネタバレしても良いんですよね? じゃあ、好きな五条先生のセリフは「怖い怖い」です...。分かるかな(笑)? はい以上です。

中村さん

そんなに長い時間じゃないんですが、楽しいこといっぱいあると思うんでよろしくお願いします。

櫻井さん

猿どもの皆さん! こんにちは。初日の舞台挨拶で「100億を超えるのが確実だ」と聞いて、「本当かなぁ...?」と思っていましたが、100億を超えて、まだまだ多くの人たちが劇場に足を運んでくださっているということを聞いて、嬉しく思っています。

MC

12月24日の公開から昨日までの公開50日で観客動員数784.1万人、興行収入は108.3億円を突破し、2021年に公開された映画の中でNO.1です! 皆さんの周りからも反響が届いてるんじゃないかと思います。

緒方さん

あまり多くはないんですが、関係者の皆さんから「観たよ」的なLINEが多いのはビックリでした。コロナ禍前だったら「話したいので飲もうか」となることが多かったのですが、今は集まって飲みには行けないので、その分の熱い思いを書いてくださってビックリしました。それと同時に嬉しかったです。

中村さん

この映画に出ていない「呪術」の奴らからは言われました。「ヒットしていますね」とか他人事の顔をしていましたね。

花澤さん

私もいろいろたくさんの人に「観たよ」って言ってもらえたり...。あとは「里香ちゃんホルダー(祈本里香型ドリンクホルダー)」! 「あれをゲットしに行くよ」って人がいたりしました。私もゲットしに行きたかったんですが、なかなか行けなくて...。まだ(本作も)一回しか観に行けていないんです(笑)。これからどんどんね、まだ長いことやってくれるんじゃないかと思いますので、行きたいと思います。

中村さん

緒方さんと同じく、現場でスタッフさんで、そんなに今まで交流がなかった人から「この間息子と観てきたんですよ」とか聞いたので、「それだけ多くの方に幅広く観ていただけているんだな」と、ありがたかったです。

櫻井さん

同じですね。例えばナレーションの現場に行った時、そっとビックリマン(「呪術廻戦マンチョコ」「劇場版 呪術廻戦 0マンチョコ」が2月8日より発売)が置いてあったり(笑)。

中村さん

意図的に?

櫻井さん

非常に意図的です。触れざるを得ないので、「これは!」とか...。そういうのヘタなんですけれど(笑)。それで、お話しをすると「もう映画館に三回行きました」とか教えてくださったりして、嬉しかったですね。

MC

こういう時に聞きたいのは、やはり今だから話せる裏話なんですが...。アフレコやプロモーション時のまだしていない話などがあれば...。

緒方さん

というかですね、コロナ禍で、本当に一緒に録っている時間が短かったので、私だけでなく全員が...個別取材をかなり多く受けてきたんですが、たぶんそこで語り尽くしているところありませんか?

中村さん

ありますよ(笑)。つまりネタがないんです、ぶっちゃけた話。

MC

何とか絞り出していただければ...。

中村さん

「絞り出して」? エグイ舞台挨拶ですね(笑)。

緒方さん

でも、五条先生と夏油さんは、最後の方のことをしゃべってはいけなかったので、その辺の話はあまりしゃべってはいなかったんじゃないですか? そこは(ネタバレが)大丈夫なようなので、どうですか?

櫻井さん

初日もそうでしたが、私はコメントが難しいなとか思っていて...。あまりに克明に言ってしまうのもなっていうのもあったんです。でも、やはりあそこの収録の時は、人知れず、胸にグッと来ていましたね。中村くんもどこかで言っていましたが、実際の収録の時には、聞こえないフレーズを...。

中村さん

台本プレゼントキャンペーンをやっていましたが、あそこはどうなるんですか?

櫻井さん

あそこは(プレゼント用の台本には)ないそうです。プレゼント用と収録用で台本が違うという。
我々だけしか知らないんですが、観てくださった後ですもんね? あのシーンは自分の中でもすごく良い感じでパフォーマンスできてるんじゃないかと思ったんです。僕が思うのは五条ってすごいなって。TVシリーズから劇場版にかけて、ずっと作品の顔というか、支えているというか...。五条がいるからこそっていうのを今回、すごく感じていますね。五条の力がすごいなって感じています。

中村さん

ありがとうございます!

MC

中村さんはいかがですか?

中村さん

収録に関しては語り尽くしたので、いろんな媒体に散らばった情報ではあるんですが、収録を緒方さんと櫻井さんと三人でできて良かったです。収録時は圧巻というか、刺激をもらっていました。年明けに映画を観に行ったんですが劇場で観た時に、収録時に二人の芝居で気づけなかったことをスクリーンで観たことによって気づくこともあったし...。緒方さんの呼吸の演技がめちゃくちゃすごくて...。

櫻井さん

そうなんですよ。

中村さん

今吸った呼吸の音で、グッとこっちの心を持っていかれるという...。

櫻井さん

そうなんですよ。

緒方さん

収録の時は、今ここにあるアクリル板よりもさらに厚いものが両脇にガンとあって、(共演者が)立って隣でしゃべっていても全部が聴こえないんですね。以前はもう少し息づかいとかも聴こえていたんですが...。息だけじゃなくて、気配とか空気...それは一緒に録っているほうが感じられるんです。今回も、それは聴こえてきたんですが、細かい息遣いが今は聴けない状態で録っていたので、我々も全部スクリーンで、できたのを観て初めて知ることはありましたね。

中村さん

「おぉっ!」って。面白かったです、映画。

緒方さん

私は、花澤さんのお芝居に圧倒されて...。

花澤さん

いえいえ! 緒方さん!

緒方さん

一つ残念だったことがあって...本編を見たら、「大大大大大好きだよ!」って言ってくれているシーンでゾワっとなって鳥肌が立ったんですが、あれは尺が長すぎて録り直した方だったんですよね?

花澤さん

そうです。

緒方さん

OKテイクはちょっと短くなっていまして、もちろん本編の演技もすごく良かったんですが...。(使われなかった)一発目がものすごかったんで、残念だったなとは思いました(苦笑)。

花澤さん

あそこからセリフを畳みかけていくじゃないですか? その良いきっかけになれたのかなって思いました。

緒方さん

いままで話していないことで言うと、あの辺の一連のシーンのセリフに関しては、事前に話さないようにってかん口令が敷かれてたんですが、夏油さんに「女誑し」と言われてしまう一連のセリフをどうしようかって考えていたんですね。
一番最初はもっと「悔しい」とか「どうしても勝ちたい」って気持ちが強く出るのかな? と思って芝居をしてたんですが、「そうじゃない。凪いでいてほしい」と監督に言われて。「どうやったら凪いでいられるのか...?」 と思ってたら、「そうか」って思ったことがありました。「一緒にいよう」ってセリフが最後にありますが、それを「結婚しよう」って言う気持ちでしゃべりました。結婚するってことは一緒に向こうの世界に行って...ということですが、その両方をすべて覚悟して内省して、腹に据えた状態でそこに向かってしゃべるってことを意識してやったので、それを言った後で「大好きだよ」と言われたので本当に幸せでした!

花澤さん

おぉー。

緒方さん

ぜひ観て感激してください。

花澤さん

いや、もう私、次に観に行ったら「大大大大大好きだよー!」って言っちゃいそうです!

緒方さん

いやいや、発声は禁止なので(笑)!

MC

花澤さんは何かありますか?

花澤さん

いろいろ言えること言いつくしちゃったんですが...。これは前も話しましたが、幼少期の憂太くんがめちゃくちゃかわいくて、「あぁ、こりゃ好きになっちゃうよ」って思いました。アフレコの前も思いを募らせて行ったんですが、アフレコでも「里香ちゃんには憂太くんしかいないな」って思えて、緒方さんと一緒にアフレコができて良かったなと思います。

MC

コロナ禍の中で限定的とはいえ、皆さんでアフレコできたことが大きかったということですね?

緒方さん

それができなかったら、最後のほうのシーンも全然違うものになっていたと思います。改めて、当たり前なんですが、一緒に芝居するというのは、一緒にやらないのとは違うなって思えました。今は一緒に収録できる機会はすごく重要なシーンだけになってしまいましたが、それでも一緒にやれるシーンがあって良かったなと思います。コロナ禍の中で、だいぶアニメーションの在り方、お芝居の掛け合いが変わってきてしまった部分もあって、若手の声優さんの中には、まだ一度も掛け合っていない方もいます。でも、(一緒に掛け合いながら収録すること)それが大事で、その結果がそういう映像になるということを、もちろんお客様もそうですが、業界の皆さんにも、もう一度確認していただいて...。音響スタッフさんには本当に頑張っていただいてるんですが、また一緒に掛け合える日常に戻りたいなと思います。

中村さん

特に五条って、TVシリーズもそうですが、たいして自分自身の気持ちをしゃべっているわけじゃなく、説明が多いじゃないですか。それを一人で録った場合、説明で終わる可能性があるけれど、一緒に録ると、受けてもらえる息づかいが発生するので「じゃあ、こういうふうに説明していこうか」って、気持ちが変わってきたりもするんです。今回、一緒に収録できたし、説明が多かったところはすでに緒方さんの声が入っていたので、それを聞きながらできたのは、すごく大きかったですね。それが(緒方さんの声の収録)できていなかったら完成形がちょっと違っていたんじゃないかと思います。

櫻井さん

私も同じだと思います。どうしても個別での収録だと、算数みたいに計算して演技しないといけない部分があるんです。今回は全部ができたわけじゃないですが、それでも(一緒に収録することができて)余計なこと考えずに没頭できたんです。それは自分以外の人がいて、という空気感があったからこそできた表現、セリフがあったと思います。

MC

さて、今日の舞台挨拶では「呪術廻戦」に関する重大発表があるということでTwitterのトレンドも「重大発表」で埋まっていました。それを発表させていただきますので、例のものをお願いします!

■スタッフが大きな箱を舞台中央に運び込む。

花澤さん

何だ? 箱だー!

中村さん

もう里香ちゃんのケーキはいいですよ(苦笑)?

花澤さん

ありましたね(笑)。

MC

それではお願いします。どうぞ!

■箱から「祝!大ヒット」と書かれたタスキを掛けた、虎杖悠仁役の榎木淳弥が飛び出す!

虎杖悠仁役

榎木淳弥さん

虎杖悠仁役

榎木さん

大大大大大ヒットおめでとう!

花澤さん

あはははは(笑)。

榎木さん

憂太、大大大ヒットおめでとうだよぉ!
めちゃくちゃ怖かった、これ! (スロープを上る時に)ガタガタして、何なんだろうこれって...このために用意していただいて。

MC

箱に隠れて、タスキを掛けた状態から飛び出すという仕事をこれまでされたことは?

榎木さん

ないです。初めてです。

花澤さん

なかなかないですね。

中村さん

僕も未経験です。初めて見ました。やりたくはないですけれどね。

MC

何か重大発表があると聞いていましたが、この「祝!大ヒット」が重大発表ですか?

花澤さん

あれ?

榎木さん

そんなわけないじゃないですか! では発表します!
(榎木さんは後ろを向く)じゃん! これ見えてますか? 

■榎木さんが後ろを振り返ると、タスキの後ろに「祝TVアニメ第2期」の文字!

榎木さん

TVアニメの第2期、2023年放送決定でございます!

花澤さん

(後ろを向いたままの榎木さんに)ちょっと顔も見せていただけますか(笑)?

緒方さん

お客さんに背中向けるのはもうやめよう(笑)! (スクリーンに)映っているから大丈夫だから(笑)。

MC

これはめちゃくちゃ嬉しい発表ですね。全国のファンの皆さんが、このサプライズを待っていました。どんな内容になるんでしょうか?

榎木さん

僕もね、まだ知らないんですが、原作の流れだと劇場版で活躍している五条と夏油の過去の話などもあるので、お楽しみにしていただければと思います。

MC

皆さんが急にカンペを見始めました。言って良いことと、いけないことがあるんですね?

中村さん

そうですね、今回、観ていただいた劇場版の中で数シーン、過去の夏油とのシーンも入っていましたが、あの辺なんですかね? あれだと良いな?

榎木さん

濁すなぁ(笑)。

MC

夏油さんとしてはどうですか?

櫻井さん

じゃあ、カンペを読みますね(笑)。TVアニメがあって、そこから描かれてたことからすると、夏油が10月31日に五条を封印するってことなんで。

中村さん

日付指定? すげー日付指定してくるんですよ。

櫻井さん

日付指定してくると頑張れるじゃん? 目標があった方が。

MC

まとめますと榎木さん、どうなりますか?

榎木さん

つまり、そういうこと、ですね!

花澤さん

何それ(笑)?

榎木さん

これ以上はちょっと...。そういうこと。そうですね。

MC

このほかにもお伝えする情報がございます。

■2月23日(水・祝)19時より3時間特番放送決定!

■4月3日(日)より毎週日曜日の17時から、全国28局でTVアニメの第1期放送をもう一度!

MC

榎木さんは今回の劇場版を観ましたか?

榎木さん

観ました。というか、中村さんと行きました。

中村さん

一緒に行きました。出ていないやつらと一緒に行きました。

榎木さん

(伏黒 恵役の)内田雄馬くんと、(釘崎野薔薇役の)瀬戸麻沙美さんと。

中村さん

楽しかったですよね?

櫻井さん

それ話せよ!

中村さん

いやいや、箱で(榎木さんが)出てくるから...と思って。すごかったですね。三人(榎木さん、内田さん、瀬戸さん)は初めて観るじゃないですか? 僕は収録しているから流れを分かっているけれど、リアクションが楽しみでしたよ。原作にないシーンとか、この隣の人たちどういう気持ちで見ているんだろうとか(笑)。

榎木さん

アクションシーンとかも原作から膨らませているんです。終わった後、みんなで感想を言ったりしてめちゃくちゃ興奮しましたね。何かもう、結構、泣けましたね。里香ちゃんの序盤の「頑張れ」が好きで...。

花澤さん

ホント(笑)?

榎木さん

すごく喜んでくれていますね。他にも、憂太の気合いみたいものが画面から伝わってきて終始圧倒されましたね。あとはもう、(内田さんと瀬戸さんは)二人とも小学生のようにはしゃいでいましたね。「おもろかった~」って瀬戸さん言っていましたね。

MC

それを聞いて、中村さんはほくそ笑むという。

中村さん

そうですね。特に終盤の追加シーンとか「今どんな気持ち?」って観ている最中に言えないんでね、「TVシリーズの主役チームだけ出ていないってどんな気持ち?」って(笑)。それを心に秘めながら映画館を出ましたね。

榎木さん

あの七海の出方もね。

中村さん

あれはずるいよな?

榎木さん

ずるいですよね。あれ黒閃(威力が通常の2.5乗倍の打撃の必殺技)ですよね? 七海が原作で「調子が良いと出せますよ」って言っていたやつをここで出すんだ? とか、面白かったです。

MC

そしてもう一つ、サプライズで原作者の芥見下々さんからイラストコメントをいただいてきました!

■スクリーンに芥見先生によるイラスト&コメント入りの色紙が映し出される。

MC

緒方さん、色紙のコメントをお読みいただけますか?

緒方さん

「劇場版大ヒットだってよ~! TVアニメ2期も作ってくれるって~。読者、視聴者、関係者の皆様、いつもありがとう~! 芥見下々」

花澤さん

良いですねー。良いですね、この里香ちゃんが。「里香ちゃんで読んで」って言われるかと思ったんですが...(笑)。

MC

読んでいただいても良いですか?

花澤さん

良いですか?
(特級過呪怨霊の里香の声で)てれびあにめ~

登壇者の皆さん

そっち(笑)?

花澤さん

あれ? どっちだろう?

中村さん

忘れちゃった?

緒方さん

本当は(本編の里香の声は)加工が入っているんです。

中村さん

本当はもっと上手なんですよ!

花澤さん

そうそう思い出しました! 加工の技術がすごいって内山くんから聞きました! 舞台挨拶に一緒に登壇した時に後ろで、「『呪術』チームの音声加工すごいんだよ」「そうなんだねー」って話をしました。裏話でした。

緒方さん

里香ちゃん頑張りました。

MC

公開記念の舞台挨拶に芥見先生がいらしてくださっていたそうですね?

緒方さん

いらっしゃっていたんですが、あの日は12月24日で年内最後の金曜日ということで、道がめっちゃ混んでいて、我々が舞台挨拶直前に滑り込む感じで劇場入りしたんですね。なので、お会いしたんですが「もう出なくちゃなんない」って感じでほとんど会話できなかったんですよね。ご挨拶くらいしか。

櫻井さん

私も「夏油です」って言うのが精一杯でした。

緒方さん

「(映画について)良かった」と言ってくださったと思うんですが、本当にあっという間だったので...。

MC

それでは最後に榎木さん、緒方さんからメッセージをお願いいたします。

榎木さん

劇場版も100億円を突破したということで...僕は出ていないんですが...でも本当に嬉しくてこんなに多くの方に観ていただけているのが信じられないというかすごいなと思います。本日、第2期の放送も決定しましたので、引き続き、多くの皆さんに「呪術廻戦」を楽しんでいただけたらと思います。本当に皆さん今日はお越しいただきましてありがとうございました。

緒方さん

前回の舞台挨拶でもお話させていただいたんですが、この映画がこんなにヒットしたのは、もちろん芥見先生の原作のお力があるからであり、TVシリーズのキャスト・スタッフの皆さんが熱を込めて作ってくださったからです。それが皆さんに伝わって、「呪術廻戦」という作品が盛り上がりを見せた中で、私どもが劇場版を担当させていただいたという形なので、全ての「呪術廻戦」チームの思い、そしていろんな努力の結晶だと思っています。100億とかという数字のことは正直あんまりよく分からないし、肌にも感じにくいんですが、一つだけ分かっているのは、今日もこれだけたくさんの皆さんが観に来てくださっていて、全国の皆さんもそうですし、ここに今日はいないけれど観に来てくださった皆さん、お一人お一人が観て、心震わせて、いろんな方に伝えてくださったおかげだと思います。たくさんの方にご支持いただけたのは、本当に幸せなことですし、そういう作品に関われて幸せです。ご覧の通り、とても稀有な素晴らしい作品だと思います。コロナ禍でこの作品を作れたことが一番大きいかもしれません。未来につながる、そういう仕事になったと思います。私個人にとってもですが、先ほども少し話しましたが、業界的な意味でも...というと、不遜かもしれませんが、いろんな形でつながっていく作品だと思います。これからもアニメ業界、漫画業界をいろんな形で楽しんでいただいて、皆さんのお力で、より未来につながっていくようにしていただけたら嬉しいなと思います。今日は本当にありがとうございました。