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「KAPPEI」カッペイ披露試写会

2022.02.16
  • 完成披露
「KAPPEI」カッペイ披露試写会

完成披露試写会

実写映画も大ヒットした「デトロイト・メタル・シティ」などで知られる漫画家・若杉公徳の伝説のギャグ漫画を超豪華キャストで実写化した映画「KAPPEI カッペイ」がついに完成! 2月16日(水)、東京・六本木のTOHOシネマズ 六本木にて、レッドカーペットならぬレッド"カッペイ"トセレモニー、および完成披露ならぬ"カッペイ"披露試写会が開催され、主演の伊藤英明さんをはじめ、西畑大吾(なにわ男子)さん、大貫勇輔さん、山本耕史さん、小澤征悦さん、古田新太さん、平野隆監督がタキシード姿で登場しました。こちらのイベントの模様をレポートいたします。

【「KAPPEI」レッド"カッペイ"トセレモニー】

伊藤英明さん(勝平役)

マスコミの皆さん、関係各所の皆さん、本日はありがとうございます。良いんですか? この映画のためにお時間をいただいて...。やること他にあったんじゃないですか(苦笑)?
短い時間の中でこの映画の良さをお伝えするのは本当に難しいんですが、ただ言えることは、キャリアを重ねてきた同世代の俳優が一生懸命、作品に向き合い、役に向き合って作った映画です......って言っているんですが、本当に難しいんですよね...(苦笑)。今日も朝から取材をやっていて、その中で(小澤)征悦くんが言っていたんですが、...ちょっと噛まずに言えるか分かりませんが、「老若男女、どの世代の方が観ても楽しんでいただける映画」だと思います。大変な時期ですが、感染対策をしっかりして劇場に足を運んでいただけたらと思います。

西畑大吾さん(なにわ男子/入間啓太役)

今日は皆さん、タキシードをきっちり着ていますが、後ろのパネルを見ていただいたら分かるように、ホンマに抱腹絶倒コメディとなっています。そのギャップが素敵だなと思います。今日はレッドカーペットならぬレッド"カッペイ"トセレモニーというシャレが効いています。熱く、笑いで心が燃えるような、温まる映画になっていますので、ぜひともたくさんの方に観ていただきたいと思います。

大貫勇輔さん(守役)

本当にこの作品に関わることができて、嬉しく思っています。こんなご時世だからこそ、この作品を観て、少しでも多くの人に笑顔になっていただけたらと思います。そして、我々戦士の衣装の着こなしも見ていただければと思います。

山本耕史さん(正義役)

いい大人たちが真面目にふざけるというか、本当にこの戦士という役を駆け抜けています!  思い切り、恥ずかしがらず、前を向いて、明日に向かって...恥ずかしがらず(笑)...駆け抜けています! 一言でいうと青春群像みたいな部分もあるので、コメディと言いつつも心に刺さるものがあると思います。ぜひ皆さん、劇場でご覧になっていただければと思います。

小澤征悦さん(英雄役)

今回この「KAPPEI」という映画で、今、耕史が言っていたように、真面目にバカをやるってやっぱり大事だなと改めて思いました。台本を読んだ時、面白くて素晴らしい作品になると確信したんですが、最初の衣装合わせで、後ろのパネルにあるこれを着せられて「騙された」と感じた次第でございます(笑)。素晴らしい作品になっています。

古田新太さん(師範役)

実はですね、彼ら戦士たちは子どもの頃から修業を積んでいたんですが、僕はぶっちゃけ、子役しか相手にしていないんですね。僕は最後のほうにちらっと出てくるだけです。あと、見どころは小澤くんです。

平野隆監督

これまでたくさんの映画を製作してきたんですが、コメディ、笑いっていうのは一番難しいなと思っていました。しかし、手前味噌ですが本当にこの映画は上手くいって、コメディ映画の素晴らしい作品になったと思っています。それはひとえに、こちらにいる芸達者な役者の皆さんのおかげだと思っています。皆さん、きわめて真面目に、真摯に、一生懸命にこの作品に取り組んでいただきました。真面目にやっているからこその笑いを表現できたと思っています。僕はこの作品は「感動コメディ巨編」だと思っていますが、皆さん、この映画を観て、劇場を出ていく時に「本当にくっだらなぇな!」と笑って出て行っていただければと思います。

【「KAPPEI」舞台挨拶】

勝平役

伊藤英明さん

勝平役

なにわ男子/入間啓太役

西畑大吾さん

なにわ男子/入間啓太役

守役

大貫勇輔さん

守役

正義役

山本耕史さん

正義役

英雄役

小澤征悦さん

英雄役

師範役

古田新太さん

師範役

平野隆監督

伊藤さん

皆さん、こんばんは。今日は会場に足を運んでいただいてありがとうございます。この映画の良さを短い時間で伝えるのは大変なんですが、とにかく僕ら同世代の俳優が、キャリアを積み重ねた上で、こういった作品をみんなで作り上げられたことに感謝しています。こういう大変な時期で、タイミングがズレたりすると、せっかく映画を作ってもこういう機会を設けることがなかなかできないので、本当に関係各所の皆さん、お客さん、こんな素晴らしい機会を設けていただきまして、ありがとうございます。

西畑さん

本当にこの映画は、心の底から笑えて、でも終わった後に「あの笑いはなんやったんやろうなぁ?」と不思議な感覚に襲われる...でもすごく心に残る映画になったと感じています。このようなご時世で、心から笑えないことがある方もいらっしゃるとは思いますが、本当にメチャメチャ面白いので、何も考えず、ぜひとも心を開放して観ていただければと思います。笑って免疫力を共に高めていきましょう!

大貫さん

本日はこの場に立てていることを嬉しく思います。こんなご時世なんですが、抱腹絶倒の「KAPPEI」という映画を、声を出しては笑えないかもしれませんが、全身で感じて楽しんでいってくれたら嬉しく思います。

山本さん

いい大人たちが振り切って、演じ切っています。皆さんも、振り切った気持ちで観ていただけると楽しめるんじゃないかと思います。この役について「体得(完全に会得して身につけること)が困難な馬跳流の使い手」とありますが、観ていただければ分かりますが、衣装もね...。この衣装で外でのロケをする時に、精神的にすごく困難な気持ちで演じていたシーンもあるので、その辺もぜひ楽しんで観ていただければと思います。

小澤さん

僕の方から皆さんに一つ質問があるんです。「最近、何かを心の底から真面目に取り組んだことはありますか?」何事にも真面目に取り組むって大事なことだと思うんです。今回「KAPPEI」という映画では、僕ら俳優部がみんな真面目にバカをやっています。そういう姿勢が大事だと思っているので、そういう部分を感じていただけたら嬉しく思います。あと、人生で初めて頭にホウキを乗せて芝居をしたので、その辺も楽しんで観ていただければと思います。

MC

あの髪型はホウキなんですね?

小澤さん

そうなんです。素材はホウキなんですが、未だに使用前なのか、 使用後なのか分かっていないんです。できれば使用前であってほしいというのが、僕の淡い希望です。

古田さん

えぇと、全部私のせいです(笑)。西畑くん以外の頭のおかしい人たちを育て上げたのは私なんですね。映画を観ていただければ分かるんですが、くっだらねぇです(笑)。そのくだらない人たちを一生懸命育て上げていたのが私です。楽しみにしていてください。

平野監督

これまでたくさんの映画を製作してきましたが、その中でコメディ映画、笑いっていうのは一番難しいと思っていました。でも、結果的にこの映画は一番素晴らしく、笑える映画になったと自負しています。それはこちらにいらっしゃる演技達者な皆さんが、とても真面目に、真摯に、本当に一生懸命に...時には議論を戦わせながら演じてくださったおかげです。そのおかげで「これが笑いなんだ」というものになったと思います。昨日、台本をチェックしたので、たぶん、38回くらい笑えると思います。ここにいる俳優さん以外の方も本当に笑えるところがありますので、今日はそこを注視して観ていただければと思います。そして、感動もすると思っていますが、「感動コメディ巨編」をぜひ楽しんでいただき、最後に劇場から出ていく時「本当にくだらねぇな」と笑っていただければ本望です。

MC

本作は若杉公徳先生の伝説のギャグ漫画のまさかの実写化ですが、最初にオファーが来た時の心境などについて教えてください。

伊藤さん

いろいろあると思うんですが、原作がすごく面白いのは皆さんご存知だと思います。平野さんの先ほどの話にもありましたが、いろんな映画を製作されていて、僕もデビューの時の「クロスファイア」(2000年公開/出演:矢田亜希子・伊藤英明 他)だったり「陰陽師」(2001年公開/主演:野村萬斎)、あとは最後に平野さんとやったのが15年くらい前の「この胸いっぱいの愛を」(2005年公開/出演:伊藤英明・ミムラ 他)という作品だったんです。僕もずっと俳優としてキャリアを積み重ねてきましたが、「満を持して伊藤英明にやってもらいたい役があるんだ」って(平野さんに)言っていただいて、タイトルは何かと聞いたら「KAPPEI」だと。「タイトル『KAPPEI』? へぇ...」と思いました。平野さんとは15年ぶりの仕事で、僕も40代の終盤に差し掛かり、自分としてはアクション満載のスパイ映画とか、賞レースに参加するような時代劇なのかなという期待があったんです。でも、ビジュアルを見た時に、別に作品を否定している訳じゃないんですが、何かものすごく「これじゃないよ感」がしたんですよ(苦笑)。
そして、衣装合わせでは、作品によっては20パターン着て2~3時間をかけて衣装合わせをすることもあるんですが、今回は衣装は1パターンなので15分くらいで終わるだろうと思っていたら3時間くらいかかって...。いろんな素材のジージャンを着せられて、丈がどうとか、ポケットがそのままあった方が面白いとか、このベルトだともたないよね...とか...。だんだん、自分も熱を帯びてきて、いろいろ話をしたんですが、決まった衣装を見てものすごくガッカリしました。今から(作品を)降りるって言っても、関係者もいろいろいて、このご時世ですし、いろいろ詮索されるから、今更降りられないし...。その衣装合わせの時に山本耕史くんと会って、山本耕史くんの衣装も過激だなと思っていたんですが、「よくこの作品受けたね?」って言ったら自信を持って「楽しんでやります」と心強い言葉を聞いて、腹をくくろうと思ったんです。
でも...この格好で大学のロケとかもあったり、渋谷の街中も出るのって...。「やっぱり降りられないかな」って(苦笑)。今日も、上白石萌歌ちゃんがいなくて、やっぱりこの映画がイヤで舞台挨拶に来ないのかと思ったらイベントの名前に「オトコ祭」ってあってちょっと安心しました。
この映画の撮影の時は、まだデビューしていなかったんですが「なにわ男子」として大ちゃんもデビューしましたからね。

西畑さん

ありがとうございます(笑)。

伊藤さん

デビュー曲の「初心LOVE(うぶらぶ)」の世界観がこの「KAPPEI」の世界観と合っているんじゃないかなって...。

西畑さん

ちょっとちゃいません(笑)? (映画の中に)勝平さんの"うぶらぶ"は描かれていますけど、ちょっと男臭すぎる気がします。

伊藤さん

はい、僕の話は以上です!

MC

実際に衣装を着て、その姿がスクリーンに映っているのを観ての感想はいかがですか?

伊藤さん

そうですね...あの、「迷惑じゃないかな?」って単純に。マスコミの皆さんもこのご時世でお忙しいのにこの映画のために...。自分だけの映画じゃないんで、そう言うと語弊がありますが、よくこの映画のために時間を割いていただいたなって感謝しかありません。お客さんもありがとうございます、本当に、ちょっとネガティブな発言をしてしまい申し訳ないですが。

MC

衣装合わせで山本さんは伊藤さんと顔を合わせたんですね?

山本さん

衣装合わせの時は着せられながら「周りはどういう恰好するの?」ってところが気になっていて、「え?伊藤さんこれ着るの?」とか、大貫くんに関しては「衣装合わせっていうか、これ"衣装脱ぎ"だよね?」とか思いつつ...。外でも撮影をするんですが、寒い時期だと、コートとかをスタッフの方が掛けてくださったりするんですが、裸の衣装の人あるあるなんですが、衣装と思わされているから(コートなしで)寒いまんまその場にいさせられたりするんですよね(笑)。今回は5月、6月とかだったのでそんなに寒くはなかったんですが、でも裸ですからね、彼は。裸にサスペンダーという、非常にインパクトの強い衣装で「はじめましてー」「どうも」って感じで...お互いよくよく見るとすごい二人が挨拶しているなと思いました(苦笑)。

大貫さん

僕は山本さんと初めてお会いしたのが茨城のロケの時だったんで、すごい格好をしていました(笑)。

山本さん

これは言っておきますが全裸ではないです! 大事なところは出ていないんが、一瞬「え?」となるんです(苦笑)。僕はその撮影が初日で、街中で(一般の方たちから)手を振っていただきましたが、ちょっと覚悟を決めないと精神的に危なかったですからね。本当に、これほど「気づかれたくない!」って思ったことはないくらいです。伊藤さんとは衣装合わせで会って「山本くん、よくこれ引き受けたね」って言われましたが、あの時僕も「降りられないかな」って思っていました(笑)。

大貫さん

最初、「KAPPEI」という漫画原作の映画の守役と聞いて、原作を全部読んで「面白い漫画だな」って思いました。まあ、全体のキャラのバランスとしては裸ではあるけれど、キレイめな役だなって...。でも、「他の方たちはどこまでリアルにあの格好をやるのかな?」「キャストはどの方がやるのか?」って思っていました。この大先輩方があの格好をすると想像した時に、僕は裸だけれど、「この役で良かったな」って思って...。実際にお会いしたらものすごいパンチ力でした。伊藤さんにお会いしたら、似合い過ぎていて...。あの時「初めまして」でしたが、漫画から出てきたそのまんまという感じで「やっと会えたね」って感じで、僕も最初は一人での撮影から始まったので、孤独感があって「なんで僕だけこんな変な格好を...?」と思っていましたが、先輩たちとお会いしたら安心して、最後には落ち着いてお芝居できました。

西畑さん

僕は衣装に関しては何の面白味もなかったですね。啓太に関して、小ネタなんですがTシャツが絶妙にダサいというのが僕の中ではすごく楽しかったです。でも、皆さんの衣装がすごすぎて負けちゃっています。
このお話をいただいて、企画書を読ませていただいたら、そこに「世紀末が訪れなかった『北斗の拳』」とあって。僕は「北斗の拳」をよく読んでいたので「そういう世界観なんだ!」って思って原作を読んだら、めちゃくちゃギャグ漫画でした(笑)。でも関西人っていうこともあって、お笑いが好きで、いつかコメディをやってみたいと思っていたので嬉しいなと思いました。でも皆さん、先ほど小澤さんもおっしゃっていましたが、本気でバカをやっていて、僕も気持ちよくツッコミを入れさせていただきました! 本当に素敵な体験をさせていただきました。

MC

西畑さんが「終末の戦士」の役だったら、着てみたいと思った衣装は?

西畑さん

一度、勝平さんの衣装を着させてもらったんですよ。上のジージャンを。

伊藤さん

クランクアップの時だっけ? 一緒に写真を撮ったよね?

西畑さん

ガリガリすぎて全く似合わんかったですね(笑)。着てみたい衣装は...皆さんが知っている正義さんの衣装。特攻服と、もう一着、攻めているのがあるんですよね? そちらを一度、着てみたいなと。

小澤さん

すごいとこ行ったね。

西畑さん

馬がついてるんです。そこがポイントなので、ぜひともそれは劇場で観ていただければと思います。

伊藤さん

焦ったよね、耕ちゃんの衣装を見た時は...。

山本さん

写メを撮ってもらって、萌歌ちゃんに「こんな感じだよ」って見せたら「え?」って...(笑)。二度見して「びっくりした!」って言われました。

小澤さん

出ているわけじゃないけどね(笑)。

伊藤さん

一瞬、錯覚に陥るよね(笑)?

山本さん

これがウマいことなっていてね、馬のたてがみが...。

西畑さん

皆さんの服を着てみたかったです(笑)。

MC

小澤さんもオファーを受けた際の感想をお願いします。

小澤さん

オファーを受けた時は、台本と原作を読んですごく面白かったので嬉しかったです。終末の戦士は、体を鍛えなくちゃいけないと思って、撮影前にトレーニングをして体脂肪率を落としたり、糖質制限をしたりしたんですよ。耕史と大貫さんは、結構露出多い役で、僕もそうだろうと思って衣装合わせに行ったら、僕一人だけ着ぐるみみたいになっていて...。腹筋の部分もちょっと作られた腹筋になっていて...。「僕、何のために鍛えたんだろうな...?」って思いました。あの腹筋は、6パックならぬ8パックとか、すごいもので、そうなるには3年くらいかかるものを求められていたので、それはさすがに無理だろうって僕も思いました。さっき出たホウキの話は想定外で、頭にホウキって結構な重量で、それにアクションもあって、最終的には「騙されたなぁ」ってのが感想ですかね。

MC

ホウキをカツラのように被っていたんですか?

小澤さん

そうですね。半分カツラみたいな感じで、後ろも長さがあるし、重量もあって揺れたりすると難しくて頭だけ固定してファイトしたりしていました。

MC

古田さんはいかがでしたか?

古田さん

僕は若杉先生のファンで当然(原作は)読んでいました。前にやった映画(「映画 みんな!エスパーだよ!」2015年公開/出演:染谷将太・「デトロイト・メタル・シティ」2008年公開/出演:松山ケンイチ)の時は参加できなくて悔しい思いをしていたので、「『KAPPEI』か、 良いな!」って思いました。師範か、楽だぞって。というか、皆さん、衣装について御託を並べていますが、みんな人間が着るやつじゃん。ゾウとかカワウソとかしたことないだろ、お前ら!  壁とか石とかそういう役。そういうのは衣装とは呼べないからね。皆さんぜひそうやって役の幅を広げていってください。

小澤さん

勉強になります(笑)!

MC

今回、突如解散を告げられた終末の戦士たちが都会に出てきて右往左往するという物語になっていますが、ここで描かれるような自分と社会の常識のギャップを感じた体験について皆さんからお話しいただきたいと思います。伊藤さんは何かありますか?

伊藤さん

ないですね。いや、それは冗談ですが、勝平はずっと島で鍛えて東京に出てくるんですが、僕は岐阜で育って上京したのは19歳ですが、その頃は鼻をかむと黒い煤がついていて、いつからかつかなくって、不思議に思っていたんです。田舎って空気がキレイじゃないですか。新幹線で二時間のところで「こんなに鼻の穴が黒くなるのか!」って思っていましたね。体が慣れてくるんですね。

西畑さん

僕はギャップを今すごく感じています。皆さんにお会いするのは撮影以来なんですが、撮影の時はこのコスチュームで、今日会ったら、タキシードを着ていらして...、すごい違和感なんですよね。皆さん、すごく今日はカッコ良く...いや終末の戦士の時もカッコ良かったんですが、今日はよりカッコ良くて、ギャップにやられています。監督も髪型をセットしてタキシード着られていて、変な気分です。

MC

そういう意味では、なにわ男子のファンもタキシード姿の西畑さんにギャップを感じられているかと。

西畑さん

僕、デビューして初めての宣材写真は、胸に星の名札が付いていますからね、保育園の先生みたいな(笑)。

MC

大貫さんはいかがですか?

大貫さん

僕はダンサーで始まって、俳優業を23歳で舞台から始めたんですが、何年かして映像に初めて挑戦した時、まず「声が大きい」と言われたのと、動きも舞台みたいな動きをしてしまって「もうちょっと普通のテンションの動きをしてください」と言われたことがありました。稽古も、舞台は一カ月とかしてから、本番なんですが、映像はそれもなくその日に1~2回、リハーサルをして「はい本番」というテンポ感の速さも慣れるまでは大変でしたね。

山本さん

僕は小さい頃、家で「チッチッパー」という言葉が当たり前のようにあって、幼稚園、小学生で「チッチッパー」と言っても誰にも通じなかったんですよね。何なのか分かりますか?

伊藤さん

皆さん、ご存知ですよね? 「チッチッパー」ですよね(笑)?

山本さん

家で子どもがなんとなく発したことをきっかけに、お父さんとお母さんが自分の家の中で、それを「チッチッパー」と呼んでいて、僕にとってはそれが常識になってたんですよ。でも外に出て、言ってみたら誰にも通じなくて「あ、これうちだけだったんだ」って。あの「ティッシュペーパー」のことです。それを僕なのか兄貴なのか... 「チッチッパー」と呼んでから、自分の家ではそれが常識になっていて、外に出て初めて「違うんだ」と知りました...。あとこれは余談ですが、優香ちゃんは、乳首を切ったらまた生えてくると思っていたらしいですよ(笑)。

小澤さん

それ余談過ぎるだろ!

伊藤さん

そんな話で広がるんなら、僕も良いですか? 僕は小さい頃、空手を習っていて、年子の妹がいるんですが、初めて妹が道場に来た時に、「男は『オス!』って言うけれど、女の子は『メス!』って言うんだよ」って教えたら、真に受けて「メス!」って言って...、先生に怒られていました(笑)。

山本さん

意外とね、家で教わったことを外でやっちゃったりするから、気を付けたほうが良いですよ。

伊藤さん

そうですよね。

MC

小澤さんはいかがですか?

小澤さん

この後、話しづらいですね(苦笑)。ギャップ?  今考えていたんですが、ライダースって革ジャンがあるじゃないですか? 僕はあれをスーツのジャケット代わりにしたりするんです。レストランに行った時、革ジャンを着たまま店に入ってごはんを食べていたら、友達に突然「お前、革ジャン脱がないの?」って言われて...、僕にとってはジャケット代わりだから脱がなかったんですが、最終的には脱ぐことになって...。それって僕が悪いですか(笑)?

伊藤さん

何の話(笑)?

小澤さん

ギャップの話!

伊藤さん

あぁ、革ジャンの話(笑)?

小澤さん

皆さん、革ジャンってレストランに行ったら脱ぎますか? 僕は脱がなくて良いかなって思っていたんですが...。意外と何人にも言われたんですよ。

伊藤さん

二択で(会場のお客さんに)拍手で聞いてみたら?

小澤さん

分かりました。ではこの中で、革ジャンでレストランに行ったら、脱ぐという人?

■会場からは割と大きな拍手が。

小澤さん

脱がないよって人?

■会場からはやや小さめの拍手が。

小澤さん

以上です!

伊藤さん

何の話? これは? 

小澤さん

ちなみに僕は「チッチッパー」は「血まみれジッパー」だと思いました(笑)。

MC

古田さんはいかがですか?

古田さん

僕はあんまりギャップを感じたことはないんですが、この歳になって、最近噛むことと飲み込むことが面倒くさくなってしまいまして...。

小澤さん

根源的な話になってきましたね(笑)。

古田さん

「酒を飲めないなら飯いらないな」って思うようになって、なので今は夜しか食わないんですよ。でも、夜もしっかり食うかと言ったら、そうではなくて、なんせ噛むことと飲み込むことが面倒くさいから。で、最近一番自分の中で盛り上がってるのが、生卵で酒を飲む――そうするとついに噛まず済むという。これ話すと「へぇー」って反応されますね。

MC

ついにつまみに生卵を...。

古田さん

卵焼きだと噛まないといけないじゃないですか?

MC

平野監督からこの映画の観てほしいところについて一言お願いします。

平野監督

本当に、今もこういう素晴らしい発言をされた素晴らしい役者の皆さんなので、いろんな意見が出て、収拾がつかなくなって、朝日を迎える撮影が多かったです。それがすごく大変でした。でも笑いって間だと思うので、間が素晴らしくて、今日も間を感じていただけると思います。それで笑えるんだなと思いますので、皆さんのお芝居の間を気を付けて観ていただければと思います。

MC

最後に伊藤さんから締めのご挨拶をお願いします。

伊藤さん

今日は本当にありがとうございました。公開までまだ一カ月あります。今日、映画を観ていただいて、ぜひ観ていない方へ映画を観に来たくなるように、口コミでも、SNSでもあげていただければと思います。それでは最後に西畑くんのほうからメッセージをいただければと思います。

西畑さん

え~~(苦笑)? そうですね...メチャメチャ面白い映画なんですが、僕は半分以上は変顔しています! って言うくらい役に入り込んでいました。掛け合いの中で、出てくるキャラクターが成長していく過程を皆さんに観ていただけると思います。面白かったら「面白かったよー」ってぜひつぶやいていただいても良いですし、ぜひとも拡散していただけたらと思います!

小澤さん

からの(笑)?

西畑さん

「からの」はもう無理ですって(苦笑)! もう時間だもんね? もう映画行こう?  観よう(笑)?

伊藤さん

マスコミの皆さん、どうぞよろしくお願いいたします。皆さん、ありがとうございました。

MC

ありがとうございました。それではこれをもちまして...。

伊藤さん

あ、もう一つ、良いですか?  大貫くんが先日、結婚を...。

大貫さん

ここで言うんですか(笑)?  うわ...(苦笑)。

伊藤さん

大貫さん、ちょっとお願いします。

大貫さん

本当ですか? ぶっこんできますね(苦笑)?

伊藤さん

ぶっこんでいないですよ(笑)。ちゃんとみんなで言ったじゃないですか?

大貫さん

「やめましょう」って言ったじゃないですか(笑)!

伊藤さん

結婚発表後、初めて公開される映画なので意気込みというか...。

大貫さん

そうですね、ありがとうございます。はい、このたび、結婚して、子どもにも恵まれまして...というかもう生まれたんですが、父としても俳優としてもますます頑張らねばと思っています。そして、この「KAPPEI」という作品に関われたことを嬉しく、宝のように思っています。大尊敬する先輩たちに囲まれてたくさん勉強させていただきました。皆さんもこの映画、全身で楽しんでいってください。今日はありがとうございました。

MC

伊藤さん、以上でよろしいでしょうか?

伊藤さん

征悦くんは大丈夫?

小澤さん

あのね、今、大貫さんの言葉を聞いて本当に素晴らしいなと...。ぜひお祝いの言葉を西畑さんからね? 

西畑さん

祝いの言葉(笑)? 分かりました(笑)。ご結婚おめでとうございます。お子さんもおめでとうございます。せぇ永く......(噛んでしまう西畑さん)

伊藤さん

え? 今何て言った(笑)?

西畑さん

「末永くお幸せに」って言いました!  皆さんもどうぞ末永くお幸せに! ありがとうございました。