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『怪獣8号』Vol.3 通常版DVD日比野カフカ/怪獣8号:福西勝也 亜白ミナ:瀬戸麻沙美 市川レノ:加藤渉 四ノ宮キコル:ファイルーズあい 保科宗四郞:河西健吾 古橋伊春:新祐樹 出雲ハルイチ:河本啓佑 神楽木葵:武内駿輔 小此木このみ:千本木彩花TDV34149D/2024年東宝原作:松本直也(集英社「少年ジャンプ+」連載) 監督:宮繁之神谷友美 シリーズ構成・脚本:大河内一楼 キャラクターデザイン・総作画監督:西尾鉄也 怪獣デザイン:前田真宏 美術監督: 木村真二 色彩設計:広瀬いづみ 3D 監督:松本勝 撮影監督:荒井栄児 編集:肥田文 音響監督:郷文裕貴 音楽:坂東祐大 怪獣デザイン&ワークス:スタジオカラー アニメーション制作:Production I.G オープニングテーマ:YUNGBLUD「Abyss」 エンディングテーマ:OneRepublic「Nobody」©防衛隊第3部隊 ©松本直也/集英社『怪獣8号』Vol.3 通常版DVDご購入はこちら
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『怪獣8号』Vol.3 通常版Blu-ray日比野カフカ/怪獣8号:福西勝也 亜白ミナ:瀬戸麻沙美 市川レノ:加藤渉 四ノ宮キコル:ファイルーズあい 保科宗四郞:河西健吾 古橋伊春:新祐樹 出雲ハルイチ:河本啓佑 神楽木葵:武内駿輔 小此木このみ:千本木彩花TBR34145D/2024年東宝原作:松本直也(集英社「少年ジャンプ+」連載) 監督:宮繁之神谷友美 シリーズ構成・脚本:大河内一楼 キャラクターデザイン・総作画監督:西尾鉄也 怪獣デザイン:前田真宏 美術監督: 木村真二 色彩設計:広瀬いづみ 3D 監督:松本勝 撮影監督:荒井栄児 編集:肥田文 音響監督:郷文裕貴 音楽:坂東祐大 怪獣デザイン&ワークス:スタジオカラー アニメーション制作:Production I.G オープニングテーマ:YUNGBLUD「Abyss」 エンディングテーマ:OneRepublic「Nobody」©防衛隊第3部隊 ©松本直也/集英社『怪獣8号』Vol.3 通常版Blu-rayご購入はこちら
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SAKAMOTO DAYS2026年GW公開 ©鈴木祐斗/集英社 ©2026映画「SAKAMOTO DAYS」製作委員会
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映画『イチケイのカラス』DVD真実を明らかにするために― 本当に裁かれるべきは誰か―TDV33218R/2023年度フジテレビジョン©2023 フジテレビジョン 東宝 研音 講談社 FNS27 社映画『イチケイのカラス』DVD
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『怪獣8号』Vol.3 初回生産限定版Blu-ray日比野カフカ/怪獣8号:福西勝也 亜白ミナ:瀬戸麻沙美 市川レノ:加藤渉 四ノ宮キコル:ファイルーズあい 保科宗四郞:河西健吾 古橋伊春:新祐樹 出雲ハルイチ:河本啓佑 神楽木葵:武内駿輔 小此木このみ:千本木彩花TBR34141D/2024年東宝原作:松本直也(集英社「少年ジャンプ+」連載) 監督:宮繁之神谷友美 シリーズ構成・脚本:大河内一楼 キャラクターデザイン・総作画監督:西尾鉄也 怪獣デザイン:前田真宏 美術監督: 木村真二 色彩設計:広瀬いづみ 3D 監督:松本勝 撮影監督:荒井栄児 編集:肥田文 音響監督:郷文裕貴 音楽:坂東祐大 怪獣デザイン&ワークス:スタジオカラー アニメーション制作:Production I.G オープニングテーマ:YUNGBLUD「Abyss」 エンディングテーマ:OneRepublic「Nobody」©防衛隊第3部隊 ©松本直也/集英社『怪獣8号』Vol.3 初回生産限定版Blu-rayご購入はこちら
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映画『イチケイのカラス』Blu-ray真実を明らかにするために― 本当に裁かれるべきは誰か―TBR33217R/2023年度フジテレビジョン©2023 フジテレビジョン 東宝 研音 講談社 FNS27 社映画『イチケイのカラス』Blu-ray
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明治座2026年3・4月公演 ミュージカル『天使にラブソングを~シスター・アクト~』新たなキャストを迎えて上演決定!
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『バブル』レンタル DVD圧巻のグラビティ・アクションに没入せよ。TDV33174R/2022年STORY inc. /WIT STUDIO©2022「バブル」製作委員会『バブル』レンタル DVD
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『怪獣8号』Vol.2 通常版DVD日比野カフカ/怪獣8号:福西勝也 亜白ミナ:瀬戸麻沙美 市川レノ:加藤渉 四ノ宮キコル:ファイルーズあい 保科宗四郞:河西健吾 古橋伊春:新祐樹 出雲ハルイチ:河本啓佑 神楽木葵:武内駿輔 小此木このみ:千本木彩花TDV34148D/2024年東宝原作:松本直也(集英社「少年ジャンプ+」連載) 監督:宮繁之神谷友美 シリーズ構成・脚本:大河内一楼 キャラクターデザイン・総作画監督:西尾鉄也 怪獣デザイン:前田真宏 美術監督: 木村真二 色彩設計:広瀬いづみ 3D 監督:松本勝 撮影監督:荒井栄児 編集:肥田文 音響監督:郷文裕貴 音楽:坂東祐大 怪獣デザイン&ワークス:スタジオカラー アニメーション制作:Production I.G オープニングテーマ:YUNGBLUD「Abyss」 エンディングテーマ:OneRepublic「Nobody」©防衛隊第3部隊 ©松本直也/集英社『怪獣8号』Vol.2 通常版DVDご購入はこちら
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劇場版『チェンソーマン レゼ篇』公開記念舞台挨拶劇場版『チェンソーマン レゼ篇』公式サイト 原作は、鬼才の漫画家・藤本タツキさんが、現在「少年ジャンプ+」(集英社)で人気連載中の漫画『チェンソーマン』。今作は、TV シリーズの最終回からつながる物語、【エピソード「レゼ篇」】を映画化しており、主人公・デンジが偶然出会った少女・レゼに翻弄されながら予測不能な運命へと突き進む物語です。 9月19日公開を迎えた本作。翌20日にTOHOシネマズ 日比谷にて公開記念舞台挨拶を実施し、戸谷菊之介さん、楠木ともりさん、坂田将吾さん、内田夕夜さん、内田真礼さん、高橋花林さん、上田麗奈さんが登壇しました。また、原作者の藤本先生からメッセージとイラストが寄せられました。こちらのイベントの様子を詳しくレポートします。 公開記念舞台挨拶 デンジ役 戸谷菊之介さん マキマ役 楠木ともりさん 早川アキ役 坂田将吾さん 暴力の魔人役 内田夕夜さん 天使の悪魔役 内田真礼さん 東山コベニ役 高橋花林さん レゼ役 上田麗奈さん MC本日は、全国346の劇場で中継がされております。ちょっと手を振って話しかけてください。 戸谷さん(中継カメラに手を振りながら)見てる~? (登壇者の皆さん:笑) MC全国ですので、どこでも地名をおっしゃってください! 戸谷さんえっ!? 内田(夕)さん(カメラに向かって手を振りながら)福岡ー! 内田(真)さん(カメラに向かって手を振りながら)大阪ー! 坂田さん(カメラに向かって手を振りながら)(熊本)光の森ー! 地元の映画館なんです。 楠木さん(カメラに向かって手を振りながら)愛知ー! 戸谷さん(カメラに向かって手を振りながら)京都ー! MCそれでは会場と全国の皆さんに向けてご挨拶をお願いします。 戸谷さん本日は、いろいろな話ができたらと思います。ぜひ最後まで楽しんで帰ってください。 楠木さん無事に公開できて、こうして本日皆さんとお話しできるのを楽しみにしておりました。 坂田さん皆さん、上映後の余韻の中だと思いますが、楽しんでいただければ幸いです。 内田(夕)さん(ハンドサインをしながら、暴力の魔人の原作のセリフから)「ラブ&ピース」です! 内田(真)さんまた、本日は皆さんと『チェンソーマン』のお話がたくさんできることを楽しみにして参りました。 高橋さん皆さん、ご覧になったということなのでね。(コベニのセリフから)なんか、ごめんなさい。(会場:笑) 上田さん今日はそれぞれのバディの皆さんも来てくださっているので、お話をうかがえるのがとっても楽しみです。今日は楽しんでいってください。 MC夕夜さんの瞳は今日グリーンなんですよね? 内田(夕)さんそうなんですよ。皆さん、それぞれキャラクターのカラーを纏(まと)うということで、暴力の魔人はグリーンがイメージカラーで、「レゼ篇」ということでレゼのグリーンアイにも敬意を表して、グリーンアイ(のカラーコンタクトレンズ)を入れてきました。今、思いっきり目を開いていますが、見えるかな? 見えない方のために、ちゃんと胸ポケットに暴力の魔人(のアクリルスタンド)を連れてきています。これは、昨日妻が映画館で買ってきてくれました。 高橋さんすごい! 上田さん本当だ! かわいい! MC皆さんは、本作を観終わった後ですので、いろいろなことをお話しいただけます。ですが、公開直後ということで結末だけはお控えください。まずは、この情報をお伝えさせてください。昨日、無事に初日を迎えた本作ですが、公開一日目で観客動員数27万2000人、興行収入4億2000万円を突破したということです。最終興行収入50億円を狙える大ヒットスタートを切っています。(登壇者の皆さん&会場:拍手) 登壇者の皆さんありがとうございます! MC戸谷さん、すでに、こんなにたくさんの方が映画館に来ていただいているというのはいかがですか? 戸谷さんありがたいですね。反響もすごくいいです。SNSのハッシュタグのつぶやきも見ています。皆さん、興奮冷めやらぬ文章でつぶやいてくださっていて、本当にうれしいです。 MCキャストの皆さんも、本作をご覧になっていますよね? ぜひその感想と、劇場版だからこそのシーンとか、すごいと思うところをお聞かせください。 戸谷さん音響がすごくて、そこは映画館で観る価値があると思っていました。オープニングから、この音響で聴けるのが、めちゃくちゃ興奮しました。途中で、静かになる夜の学校のシーンとか、殺し屋が出てきてちょっとホラー調になる時の音響とか、もちろんアクションシーンの音響もずっと興奮しっぱなしでした。 楠木さん私は、ここが(スクリーンに映っているポスター画像を指さして)劇場で観たかったんです。大きなスクリーンとリッチな音響で観て、視界いっぱいに広がる花火を観て絶望したかった…。(登壇者の皆さん:笑) 戸谷さん絶望ですか? 楠木さん(笑)。ここに向かっていくシーンも含めて劇場で観られてうれしかったです。 坂田さん僕は、デンジとマキマさんのデートシーンですね。あのシーンは、すごく映画館の中が描写されますよね。それを、映画館の席で観ていると、何か変な気がして、楽しいというか…。 戸谷さん確かに。 坂田さんあのシーンを映画館で観られて良かったです。 内田(夕)さん僕も同じことを思っていたんですよ。映画館で(デンジとマキマが)二人きりで観るようなところもあるし、満席状態で観ているのもある。「もしかして、ふと横を見たら、デンジくんが座っているかもしれない」という感覚になりました。自分と客観性がいったりきたりする感覚が、映画館ならではだと思いました。 内田(真)さん私は、水の表現がすごかったなぁと思いました。水にもいろいろなパターンがあって、息ができなくなるような感覚と、鼓動がドキドキして止まらなくなる感覚がありました。だから、「このドキドキは何のドキドキだろう?」という時がありました。 MC戸谷さん、プールのシーンはキレイでしたよね。 戸谷さんめっちゃキレイでしたね。制作さんの「レゼを美しく描こう!」という意図を感じました。その美しさがダイレクトに伝わってきました。 高橋さん私は、最初の漫画に入っていくような感じが、大きいスクリーンで観ると、没入感がすごくあると思いました。画の質感がシーンで変わって、サイケデリックなところがあったり、リアル調なところがあったり、そういう素敵な場面描写を大きいスクリーンで観るのはいいなと思いました。 上田さん花火のシーンや、プールのシーンは、原作を読んでいた時から楽しみにしていたシーンだったのですが、実際に観て感動しました。でも、なんてことないシーンにもグッとくることが多かった印象もあります。ただ歩いているシーンとか、カフェ「二道」に向かうレゼの姿は、原作の時にスルーしてしまった部分だったのですが、映画になって、そのドラマ部分の尺が伸びたからこその、印象の残り方だったような感じがしています。そこでグッと来たので、最後に向かって、その積もり積もったものがあったからだなあと思っています。だから、「二回観るとよりグッとくるな」と思いました。ぜひ二度、三度と観てください。 MC今まで、本作でレゼとボムの二役をされていることは公表していませんでした。デンジの前に現れるレゼという女の子、後半ではチェンソーマンと戦うボムという全く違うキャラクターを演じましたが、どのような思いで二つの役を演じられましたか。 上田さんレゼに関しては、「デンジがマキマさんとレゼのどちらを好きなんだろう?」と、迷うぐらい魅力的な女の子を演じなければと思いました。レゼは、マキマさんとは違うタイプなので、距離の近さ・テンポ感・デンジとのノリの近さや年齢の近さなど、手が届くかわいい女の子を意識して、デンジをドキドキさせられるように頑張りました。 MCあのマキマさんから心を持ってくるのは、相当ハードルが高いですよね? 上田さん高いですよね。だから、本当に緊張したんですが、スタッフの皆さんのお力も盛大に借りして演じました。ボムに関しては、デンジをドキドキさせる必要がなくなるので、今度は引き算になりました。「心を奪う」ことが目的のように動いていたレゼとは違って、「心臓を奪う」ことに集中力を切り替えたので、レゼとはまた違ったクールさが見えるように自然となったと思います。そのレゼとボムの中にもう一人“三人目のレゼでもボムでもない彼女”が、いるように心がけたので、全くの別人ではない形になったと思います。 MC戸谷さんは、一緒に収録されたんですよね? 戸谷さんそうですね。上田さんとは、全編同じところで収録しました。レゼと出会うシーンから一緒にやったんですが、距離の近さをめちゃくちゃ感じました。言葉の一つ一つに「この子は、デンジのことが好きなのでは?」と感じさせるような、うれしさや、あざとくない自然な好意が、言葉に出ていました。それを感じながら一緒にできたので、やっぱり一緒にやれて良かったです。後半は、先ほどおっしゃっていた「デンジを惚れさせる必要がなくなった」ところに怖さを感じました。その落差が、デンジも「自分にはもう興味がないのかも」と期待がなくなって、「今までが嘘だった」というショックとか、後半の怒りに表れていったと思います。その落差は、上田さんの演技によって、引き出された感じです。 MC今「上田さんに引き出された」とありました。一緒に収録したことで気づいたことや、こんなお芝居をしたとか、ありますか? 上田さん戸谷さんは、すごくライブ感を持ってお芝居される役者さんです。だからこそ、予定調和ではなく、その時々の感情をまっすぐ届けて共有してくれました。だから、レゼも今まで体験したことのない楽しさに引っ張られていって、「もしかして、レゼも楽しんでいる?」と、皆さんに思ってもらえるようなところまで、引っ張ってもらった感覚がありました。 MC楠木さん、今その話を横で静かに微笑みながら聞いていらっしゃいましたね。 楠木さんはい、微笑ましいなと思いました。私の収録は、基本戸谷さんとやっていたので、レゼとデンジの掛け合いのシーンの収録は、あまり見ていないんですが、マキマに対するデンジはよく見ていました。デンジは、マキマを掴み取ろうと必死というか、ある意味ガメついというか、そういうまっすぐさがあります。でも、レゼと話している時のデンジは、大事に壊さないように自分の気持ちに気付きながら、思春期の男の子の純粋なかわいらしさが出ているから、二人を見ていると本当に辛いですね。(胸に手をあて)ギュッてなって…「あぁ、なんて苦しいんだ」と思いながら劇場で観ていました。そこに、私は心を動かされました。 MCそんな風に楠木さんが思っていることを戸谷さんは感じながら演じているわけでしょう? 戸谷さんマキマさんとレゼで葛藤していますね。二人への接し方は確かにかなり違いますよね。僕も客観的に「レゼと接している時はカッコつけているな!」って思いました(笑)。それもデンジのかわいいところだなって僕は思いました。 MCそれでは、(内田)真礼さんと高橋さんからうかがいます。これまでTVシリーズからデンジを見てきて、正直なところ、二人(デンジとレゼ)の関係はどういう風に映りましたか? 内田(真)さん正直に言っても良いですか?思っていたよりデンジがちょっとバカになった気がしています。まあ、TVシリーズの時から、割と頭悪かったと思うんですが……。 戸谷さん(笑)。直球ですね! 内田(真)さん恋愛って、どこか人をおかしくするところがありますよね。私も、レゼを見ていて、「とても魅力的」だと思ったので、「それはそうだよね」って思いました。そのデンジをお芝居する戸谷くんの演技が、「ハードにバカだな!」って…。(会場:笑) 戸谷さん(苦笑)。初めて言われました。 内田(真)さんいや、本当に素晴らしい演技だったの! すごく良いと思いましたし、今回のデンジは、より魅力的で大好きでした。 高橋さんマキマさんに対するデンジは、「憧れのお姉さん」というか、年上の人に養われたいとか、快楽に直球という感じのイメージがありました。でも、レゼといる時は、クラスメイトといる感じで、心が見えづらかったデンジに、「切ない気持ち」や「悲しい気持ち」といった人間味を増す感情を生ませたのがレゼなのかなって思いました。先ほどの上田さんの話を聞いて、それが、デンジの成長につながっていったんだなってしっくりきました。 戸谷さん確かにそうかもしれない。マキマさんからは、全て与えられて、言われるがままでしたが、レゼと接している時は、例えばプールのシーンでも自分から飛び込んでいこうとする瞬間が生まれたのは、レゼがいたからなのかなと思います。 高橋さん「自分で考えることを始めた」感じがしました。 楠木さんやっぱり、ちょっとバカなんだ(笑)。 MC坂田さん、(内田)夕夜さん、男性はレゼのこと好きになりますよね? 内田(夕)さんやはり男性は往々にして、快楽に直球なハードなバカたちですからね! それはそうなりますよ。(会場:笑) 戸谷さん主語がデカい! MC一方で、マキマさんの私服の破壊力がヤバかったです。 坂田さん袖が細くなっているのが良い! 戸谷さん細かいな!(会場:笑) 坂田さん 後ろで手を組んだ時に、フワッとしたカーディガンのシルエットから手首にかけてシュッとなっているのが良いですよね。(登壇者の皆さん:大笑い) MCすみません、坂田さんもハードな感じなんですか? 内田(夕)さんだから言いましたよね? (大きな声で)快楽に直球なハードなバカ!(登壇者の皆さん:大笑い) 坂田さん (めげずに話を続ける)そこで、大人っぽさを演出していると思いました。…熱弁しちゃってすみません。 MC揺れ動く気持ち分かりますよね? 内田(夕)さん僕らだけじゃなくて、客席の男性が全員うなずいていますからね。 坂田さん映画は、デンジの気持ちで見ちゃうじゃないですか。彼は16歳で、男子高校一年生ですよ。そんなの、揺れ動くに決まっているじゃないですか。 MC先ほども触れましたが、本日は二組のバディが揃っています。改めて早川アキと天使の悪魔のバディも見どころの一つだと思います。 坂田さん「レゼ篇」のアキと天使の悪魔は、バディができ上がるまでの話だと思っています。二人の最初の出会いからして、お互いに「何だ、こいつ!」と思っている感じがして、あまり良い感じではありませんでした。だから、本作では「バディとしてどう成立させていくか」という話なんだと、なんとなく思っています。 内田(真)さん今回は、そのスタート地点からなので、アキが命をかけて助けてくれたのは、アイスを食べながら仕事をする天使の心が動く地点だったと思います。あのシーンは一緒に録りましたが、坂田くんのお芝居が本当にすごかったです。本当に死にそうになりながらお芝居していました。坂田くんも一カ月分くらい寿命を削りながらやっていたのかな(笑)? 坂田さんかもしれない(笑)。そんなの安いもんですよ! (会場:笑) 内田(真)さん心が動いた「レゼ篇」での二人は、「ここから先が観たい!」と思わせるシーンでした。 MC(内田)夕夜さん、高橋さんはバディとしてお互いのキャラクターの印象はどうでしたか? 高橋さん最初の「コベニちゃーん」と話しかけてくるところで、「わっ、素敵!」ってなりました。「二人は仲良さそうかな」って思いました。 内田(夕)さんバディということで、愛しい感じもありましたが、コベニちゃんのヘッポコ具合がたまりませんでしたね。あれで、より一層「私はコベニちゃんを守らなければいけない」となりました。すごく強くなりました。 高橋さんうれしいです。ありがとうございます! MC戸谷さんは、ビーム役の花江夏樹さんについてうかがいます。あの二人の相性、相当良い気がします。 戸谷さん相性良いんですかね(笑)。最初は、デンジがビームを無下に扱いすぎて「男は嫌いだ」とグーパンチ入れていますからね。その時はあまりバディ感はなかったですが、戦いになると、デンジのセンスが炸裂して、なぜかビームも従ってくれるので、そこは観ていて「良いバディだな」となりました。 MC花江さんが演じるビームがすごく良かったですね。 戸谷さんすごいですよね。劇場で観て「すごく騒がしい二人だな」と思いました。でも、それが観ていて楽しいに直結する感じがしました。 MCレゼから観て、相当戦いづらい相手なのではないかと思いましたがいかがでしたか? 上田さんお二人を観ているだけでも楽しかったです。観ている方が楽しくなってくるほど、アクションシーンの情報量がすごく多くて、すさまじい気合いの入れようなのに、その中でデンジとビームの声が賑やかであればあるほど、緊張と緩和のバランスがとても心地よくて、最後まで満足度たっぷりに飽きずに観ることができました。本当に素晴らしいお芝居でした。そこにレゼも、ボムとして戦いに加わっていくんですが、その時も、「デンジに引っ張られて楽しいのかな」それとも「デンジとだから楽しいのかな」と思っていました。命の取り合いをしているはずなのに、まるで戯れているような感じがしました。 戸谷さんレゼのセリフにも楽しさを感じるところが端々にあって、観ていても良かったです。 上田さん良いシーンが生まれたと思います。 MCさて、本日公開二日目のイベントということで、とある方からメッセージを預かってまいりました。私がご紹介させていただきます。 ■原作者の藤本タツキ先生からのメッセージと直筆イラストがスクリーンに。 見た後に レゼちゃんのことを考えて 眠れなくなりました! すげーよかったです! ビーム君も漫画の2倍くらい 頑張ってたのでもっと 丁寧に扱えばよかったです! 映画を作ってくれた皆さん! 関係者の皆さん! 見てくれた皆さん! ありがとうございました! タツキ 【原作者・藤本タツキ先生からのメッセージ】 戸谷さんタツキ先生が、喜んでくださっていることがうれしいです。しかも、このイラストは、レゼが制服を着ているじゃないですか。 上田さんねっ! 戸谷さん学校に行っているところを描いてくださったのが、神! 楠木さんこのコメントを見て、安心しました。ここでは詳しくお話ししませんが、試写を観た時に、タツキ先生がいたのを遠目に見ていました。本当に楽しまれていたのを見て分かるくらいでした。すごくこの劇場版に熱い思いを持って観ていただけたと感じました。それを、このメッセージを聞いて思い出しました。イラスト、うれしいです。ありがとうございます。 内田(夕)さん(上田さんにスクリーンの)イラストをガン見し過ぎ! MCお客さんにお尻を向けてしまっていますからね。 上田さんごめんなさい。喜んでくださっていることが何よりうれしいです。それに「レゼちゃんのことをいっぱい考えながらこの絵を描いてくださったのかな」って思うと、よりすごくうれしいです。もしかして、これは頬が赤らんでいない…ですかね?(また後ろのスクリーンを見上げてしまう) 内田(夕)さん前を向きなさい。 上田さんこれは、頬が赤らんでいないレゼですか? それがすごく良い! 私は今、ネタバレを全部踏んでしゃべりたい! うー(と耐える)。(会場:笑) 本当にありがとうございます。 登壇者の皆さん(頭を下げて)ありがとうございました。 MC最後に一言ずつ、ご挨拶をお願いします。 高橋さん本日はご来場、そしてご視聴の皆さん、ありがとうございます。劇場版『チェンソーマン レゼ篇』が皆さんに愛されて、公開一日目ですごい記録になりました。これからもたくさんの方に観ていただきたいと思います。私も本当に素敵な作品に参加できてうれしく思っています。これからも『チェンソーマン』を愛していただけたらうれしいです。ありがとうございました。 MCそれでは、内田真礼さんお願いいたします。 内田(夕)さん&内田(真)さんはい。 内田(夕)さんあ! ごめんごめん。 高橋さん内田さんが二人いらっしゃるから(笑)。 内田(夕)さん途中まで一緒で名前も似ているから…。ここに内田雄馬がいないだけセーフなんです。(会場:笑) MCそれでは、真礼さんお願いいたします。 内田(真)さんご来場の皆さん、ご鑑賞の皆さん、今日は本当にありがとうございます。私もですね。TVシリーズから引き続き天使の悪魔を担当し、今回はたくさんエピソードを演じたことがうれしかったです。『チェンソーマン』の物語をここから先をもっと観たいと思えるような劇場版作品になっていると思いました。すでに、たくさんの方に観ていただけていますが、これからもたくさんの方に観ていただきたいので、 SNSとかにいっぱい書いてくれたらうれしく思います。今日は本当にありがとうございました。 内田(夕)さんもう内田真礼の言う通りです! スタートダッシュがすごかったと先ほどお話がありましたが、そのダッシュは“全”ではなく、今日観てくださった“個(皆さんお一人お一人)”の結果です。皆さんが思ったことをそのまま伝えてくだされば、もっともっと本作が広がっていくだろうと思います。ぜひ皆さんご自身も、周りに伝えていただけるとうれしいです。最後は、「ラブ&ピース」でよろしくお願いします。 坂田さん本日はご来場いただきまして本当にありがとうございます。僕は、昨日の夜に試写から数えたら二回目になりますが、観に行きました。来週あたり、もう一回行きたいと思っています。そして次は、やっぱりあのポップコーンの入れ物を買いたいと思っています。 戸谷さんあれ、ほしい! 登壇者の皆さん ほしい! 坂田さんめちゃくちゃ良いよね! 買いたいと思います。皆さんも、また劇場に足を運んでいただけると幸いでございます。ありがとうございました。 楠木さん本日はご来場いただき、そして全国でご覧いただきありがとうございます。私は、実は「レゼ篇」がきっかけでマキマを好きになりました。なので、このような形で演じことを、改めてとてもうれしく思っています。きっと、この作品を今観た方は、「もう一回ぐらい観たいな」とほとんどの方が思われていると思います。すごく細かく、いろいろなところにこだわっているので、一度では抱えきれないぐらい、本当に素晴らしい作品になっています。劇中で、マキマさんが言っていたように、 劇場版『チェンソーマン レゼ篇』を何度もご覧いただいて、皆さんの心に深く刻まれて「人生において印象深い一本の作品」になったらいいなと願っています。ぜひ、今後とも『チェンソーマン』をよろしくお願いいたします。ありがとうございました。 上田さん 本日はご来場いただき、そしてご鑑賞いただきありがとうございます。デンジに感情移入しながら観てくださった方も多いと思いますが、私は、この台本を読んだ時から、ずっとレゼを中心に観ていました。そうすると、私が先ほどお話したレゼとボム、そして「もう一人誰かがいる」っていうのが見えてくる気がします。いろいろなところに、その子がチラッと顔をのぞかせているので、ぜひ見つけてあげてほしいです。何度も観て、「ココはこうだったんだ」って、細かいところまで楽しんでいただけたらうれしいです。本日は、ありがとうございました。 戸谷さん本日はご来場いただいて、全国でご覧いただいて、ありがとうございます。皆さん、おっしゃっていますが、「この作品は、何回観ても楽しめる映画」だと思っています。一回観た時は、ずっと興奮しっぱなしだったので、「いつの間にか終わっていた」となっていました。でも、本作には細かい演出や、こだわりや小ネタもあるので、そういう部分を含めて何回も観られる作品です。今日は、「どう演じたか」というお話もしましたが、インタビュー記事を読んでから観るとまた本作の見方が変わったり、視点が変わったりして、より没入できて、より感じるものが多くなると思います。そういう楽しみ方もあると思うので、ぜひ二回とは言わず、三回、四回と観てくださ
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『怪獣8号』Vol.2 通常版Blu-ray日比野カフカ/怪獣8号:福西勝也 亜白ミナ:瀬戸麻沙美 市川レノ:加藤渉 四ノ宮キコル:ファイルーズあい 保科宗四郞:河西健吾 古橋伊春:新祐樹 出雲ハルイチ:河本啓佑 神楽木葵:武内駿輔 小此木このみ:千本木彩花TBR34144D/2024年東宝原作:松本直也(集英社「少年ジャンプ+」連載) 監督:宮繁之神谷友美 シリーズ構成・脚本:大河内一楼 キャラクターデザイン・総作画監督:西尾鉄也 怪獣デザイン:前田真宏 美術監督: 木村真二 色彩設計:広瀬いづみ 3D 監督:松本勝 撮影監督:荒井栄児 編集:肥田文 音響監督:郷文裕貴 音楽:坂東祐大 怪獣デザイン&ワークス:スタジオカラー アニメーション制作:Production I.G オープニングテーマ:YUNGBLUD「Abyss」 エンディングテーマ:OneRepublic「Nobody」©防衛隊第3部隊 ©松本直也/集英社『怪獣8号』Vol.2 通常版Blu-rayご購入はこちら
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「秒速5センチメートル」完成披露試写会「秒速5センチメートル」公式サイト 「君の名は。」(2016年公開)、「天気の子」(2019年公開)、「すずめの戸締まり」(2022年公開)など、記録的な大ヒット作を生み出してきた新海誠さんの劇場アニメーションを実写映画化する「秒速5センチメートル」が、10月10日に公開となります。主人公・遠野貴樹の18年間にわたる人生の旅を、幼少期、高校生、社会人の3つの時代で描き出す本作。 9月17日にはTOHOシネマズ 六本木ヒルズで完成披露試写会舞台挨拶が行われ、松村北斗さん、高畑充希さん、森七菜さん、青木柚さん、木竜麻生さん、上田悠斗さん、白山乃愛さん、宮﨑あおいさん、吉岡秀隆さん、奥山由之監督が出席しました。観客にはサプライズで、原作の新海誠さんが駆けつけ、本作への思いを明かしました。この日の模様を詳しくレポートします! 完成披露試写会 遠野貴樹役 松村北斗さん 篠原明里役 高畑充希さん 澄田花苗役 森七菜さん 高校時代の貴樹役 青木柚さん 水野理紗役 木竜麻生さん 幼少期の貴樹役 上田悠斗さん 幼少期の明里役 白山乃愛さん 輿水美鳥役 宮﨑あおいさん 小川龍一役 吉岡秀隆さん 奥山由之監督 原作 新海誠さん 松村さん今日は足をお運びいただき、誠にありがとうございます。世界で初めて、ここにいる皆さんに実写「秒速5センチメートル」を観ていただけるのだと思うと、すごく感動的です。アニメーションの「秒速5センチメートル」が、すでに世の中にはありますが、このように実写映画も完成しました。本作を観た皆さんの中で、アニメーションと実写でどのような違いを感じて、どのような共通点が生まれるのか…。そして、本作で初めて「秒速5センチメートル」の世界に触れる方々が、心の中でどのように作品を育ててくれるのか、すごく楽しみです。今日はよろしくお願いします。 奥山監督今日はお越しくださいまして、本当にありがとうございます。(キャスト陣を見渡しながら)この作品は、ご覧のように、誠実にそして、真摯に作品に向き合ってくれる皆さんと、ひとシーン、ひとシーンを大切に、誠実な思いで積み重ねて作った作品です。こうして、皆さんにご覧いただける日が来たことを、心からうれしく思います。 MC新海誠監督作品としては、本作が初の実写映画化となります。注目度もとても高く、皆さんにとっても大きなチャレンジとなった作品だと思います。そして、完成した作品を一般のお客さんがご覧になるのは、今日が初めてとなりますが、今の率直なお気持ちを教えてください。 松村さん原作であるアニメーション作品への尊敬もありますし、もちろん実写化ということで、作品の基盤はアニメーションにあるんですが、今回の実写版で初めてこの物語と触れる方も多くいると思っています。なので、そこのバランスや、本作を観て「アニメーションの時ってどうだったんだろう」という興味であったり、「ものを見る・知る」ということへのきらめきが皆さんの中に増えていくと良いなと思います。まだ公開をしていないので、まだ誰も観ていないから、何だかちょっと夢の中で話しているような感覚です(笑)。何とか作品について伝えたいんですが、皆さんがまだ「本作はどういうものなんだろう」と思っている、この僕たちとのギャップがちょっといじらしくも感じます。そういったことも楽しいイベントだなと思います。とにかく今は、皆さんに本作が届くのが楽しみですね。 MC「秒速5センチメートル」という作品は、実写映画とアニメーションでは、それぞれ心の中での育て方が違いそうな作品でもあります。 松村さんそうですね。奥山さんもその辺を特に意識されていましたが、アニメーションだから描けることと、生身の人間だから描けるものは、それぞれに素晴らしさを持っていると思います。奥山さんが、この作品を「生身の人間がやる理由」を追求してくださったので、アニメーションと実写の違いに、きっと感動していただけるんじゃないかと期待しています。 高畑さん緊張しています。正直、すごくドキドキしています。アニメーションのファンの方はたくさんいらっしゃると思います。原作のストーリー自体、すごく人を引き付けるものがある作品です。もちろん一生懸命やったんですが、生身の人間が演じてどう届くのか、皆さんの反応を、薄目で見たいという感じがしています。各部署の方々の原作への熱量や「絶対に良いものにするぞ」という熱量が素晴らしい現場だったので、参加できて、ここまでたどり着けたことは、すごくありがたいことだと思っています。 森さんもちろん今も緊張しているんですが、撮影の時もすごく緊張していました。それは、本作には皆さんにとっても、自分たちにとっても、大切な原作があるからです。原作を大事に、寄り添いながら演じ、それを撮ってもらった日々でした。原作ファンの皆さんに観ていただくことへの緊張ももちろんありますが、すごく大事に作った結果、原作をまだ観たことがない方には、「すごく良い新しい作品が観られた」と思っていただける出会いになると思っています。原作を知っている人、知らない人、観たことがある人、大好きな人…、いろいろな方がいると思いますが、どんな方でも楽しめる独特の魅力がある作品だと思います。 青木さんアニメ「秒速5センチメートル」は、リアルに高校生の時に観ていたので、そこに自分が参加することには緊張もありました。出演が決まってからも、撮影に入ってからも、ずっと実感が湧かなかったんですが、今日こうして登壇者の皆さんが揃われているのを見たり、お客さんを前にしたり、(後ろに飾られた大きなパネルを見ながら)このどデカパネルを見て(笑)、やっと本当に公開するんだという実感が湧いてきました。ただ、ちょっと今坊主になってしまっていて…。(登壇者の皆さん&会場のお客さん:笑) みんなに気づかれなくて、実感がまた薄れつつあるんですが、本編ではちゃんとあります。 森さん髪の毛が「あります」ってことだよね?(登壇者の皆さん&会場のお客さん:笑) 青木さんそうそう。劇中では髪の毛があります。(登壇者の皆さん&会場のお客さん:笑)撮影はずっと種子島でしていました。「忘れられない夏」とよく言われますが、本当に「忘れられない夏」になりました。この先、この思い出を超えられるだろうかという気持ちです。その思い出が映像にも詰まっていると思うので、楽しみに観ていただけたらと思います。 木竜さん私はパートで言うと「現代」パートに参加しました。撮影に入る前に、先ほど森さんや青木さんがおっしゃっていた種子島の映像を、これから撮影する私たちにも共有してくれました。その映像を見たことで、生きている時代が違うパートを撮ってはいましたが、まるでチームのみんなでバトンを繋いでいくような、そんな力をもらいながら撮影に臨むことができました。このチームでこの作品を作れたこと、そして参加ができて挑戦できたことも、すごくうれしく思っています。今日来ていただいた皆さんに、楽しんで観ていただけたらと思っています。 上田さん初めてのこういう舞台で、しかも僕は初めて俳優として参加した作品なので、すごく緊張しています。 MC緊張感が伝わります。今の気持ちはいかがですか? 上田さん怖い…。(登壇者の皆さん&会場のお客さん:笑) 松村さん(上田さんを励ますように)怖いよな、こんなにいっぱい人がいたらな。会場にもいっぱい人がいると思って、横を見ても登壇者の皆さんがいっぱいいるしね。 MC撮影はリラックスして臨めましたか? 上田さんはい、すごく楽しくできました。 MCそれは、白山さんと仲良くなれたからでしょうか。 上田さんはい。 MC上田さんは、松村さんの大ファンだとうかがっています。 松村さん(上田さんの反応を見て)ちょっと違うっぽいですよ。 上田さん違くはないです。 松村さん違くはないんだ…。すごくうれしいんですが、照れくさいですね。僕は、どうしてもそういう話は「違う」ということに無理やりしちゃうんですよ。(登壇者の皆さん&会場のお客さん:笑) …好きでいてくれているんだ。 上田さんはい。 松村さん(しみじみと)ありがとう。きっと裏で具体的に僕の好きなところについて話してくれると思うんですが、ちょっと今は、皆さんが怖いので無理かな…。(登壇者の皆さん&会場のお客さん:笑) 冗談ですからね。 白山さん私は、これから観る皆さんに、明里として認めてもらえるかという不安な気持ちと、やっと観ていただけるというワクワクした気持ちが混ざっています。 MC高畑さんからご覧になって、幼少期の明里を演じた白山さんにはどのような印象を持ちましたか? 高畑さん(噛み締めるように)かわいい…。(会場のお客さん:笑)実は、撮影は私の方が先だったんです。だから、「乃愛ちゃんの明里はどんな感じかな」「(白山さんの演じる明里に)合わせたいな」と、ずっと思っていたんですが、撮影の順番で「大人の明里はこうなります」と、そっと差し出す感じになってしまいました。でも、すごく素敵なシーンを(上田さんと白山さんが)二人で紡いでくださいました。お二人が幼少期を演じてくださってうれしいです。 宮﨑さんすごい作品に参加したんだなと、改めて感じています。試写で奥山監督の「秒速5センチメートル」を観た後に、新海監督の「秒速5センチメートル」を観直す機会がありました。素直に「どちらも好きだな」と思えて、そんな風に感じられたことがとても幸せだと思いました。これから本作を観る方にも、そう思ってほしいなと感じています。先ほど青木さんがおっしゃったように、去年の夏に種子島で「今後、あの夏を超えられないんじゃないか」と思うくらい、すごくキラキラとした楽しい時間を過ごしました。撮影が終わった後、飛行機に乗る前に(森さんと青木さんと)三人で海をバックに記念撮影をしたんです。あの写真がすごく好きで、いまだに「良い夏だったなぁ…」と思いながら見返しています。この作品の中にも、種子島のとても素敵な時間が流れているので、ぜひそこも楽しんでいただきたいと思います。 森さん(青木さんと顔を見合わせてうれしそうに)見返してくださっているなんて…。 青木さん(しみじみと)やったぁ…。うれしいなあ! (登壇者の皆さん&会場のお客さん:笑) 吉岡さん(申し訳なさそうに)僕、撮影期間が二日間だったので…。(登壇者の皆さん&会場のお客さん:笑) 皆さんの素敵なお話を聞いて、僕は撮影が二日間しかなかったのに、「こんな華々しいところにいて良いのかな」という気持ちになっています。すみません。でき上がった作品を観たら、五十五歳の僕でも、キュンキュンするような素晴らしい作品になっていました。その中に僕も役としていられたことは、とても光栄なことですし、何よりも奥山作品がまた生まれたことがうれしいです。 MC吉岡さんは、貴樹に影響を与える人物を演じています。とても重要な役どころですね。 吉岡さん僕は、貴樹の気持ちが分からないではなくて、それと同時に、現場では北斗くんが貴樹そのものに見えました。彼が持っている、憂いを帯びた、ちょっと悲しげな切ない視線が、いつも僕を(演じた)館長にしてくれるような気がしていました。 奥山監督原作となる新海さんのアニメーションを、十八年を経て実写化していますが、「秒速5センチメートル」は、いつの時代でも、誰もが普遍的に感じるずっと大切に抱いている原風景のような作品だと思います。例えば、“小さい頃の大切な人との思い出”や、“青春の時の真っ直ぐな気持ち”、“大人になることへの迷いや惑い”など、誰しもが感じることが描かれています。今回、改めて実写として「秒速5センチメートル」という物語を、皆さんにお届けできること、そして作品の監督として関わらせていただいたことが、ものすごく誇らしく、そしてうれしく思っています。 MC本作は大切な人との「巡り合わせ」を描いた物語です。皆さんにとって、「巡り合わせ」を感じた瞬間について教えてください。 松村さん僕の一番仲の良い、高校からの友だちが似たような仕事をしていて、最近珍しく舞台に出たんです。うれしくて、僕も観に行ったら、僕が芸能界に入るために受けたオーディションで、一緒にオーディションを受けて、その後違う道に進んだ方が、主演をされていました。あれが2009年のことなので、もう十六年前のことになります。その後会って話したりはしていないんですが、今も変わらず頑張っているところを目の前で見て、すごく刺激になりました。 MCそういった巡り合わせは、自分の背中を押してくれる存在になりますね。 松村さんその方が主演をされているとは知らずに観に行ったので「なんか似ているな」と思いながら、ただ、お互いにいろいろな経験も重ねているので、ちょっと確信が持てなかったんですよ。でも「似ているな、似ているな」と思っていて…。終わった後に親友とご飯に行ったら、「あの人、オーディションで一緒だったらしいよ」と言われて、「ああ、やっぱり!」となりました。その瞬間にいろいろなことを考え始めちゃって、しばらく黙ってご飯を食べていました。 MC十六年前の姿を覚えていたんですね。 松村さんたくさんいた中で、話しをすることができたのは数人だったんですが、その方がそのうちの一人でした。みんなが緊張している中で、ムードメーカー的な存在だったので、これからもたくさんの人に元気を与えるんだろうなと思うと、負けていられないなと思いました。 高畑さん私はこの作品のことになるんですが、以前、歌番組(フジテレビ系列にて放送の「2022FNS歌謡祭 第1夜」)で歌うことになった時に、「何の曲でも良いですよ」と言われたんです。なので、周りの人に「何が良いと思う?」と聞いて、歌うことに決まった曲が、山崎まさよしさんの「One more time,One more chance」だったんです。それを歌わせていただいてから間もなくして、この作品のお話をいただいたので「エモい…!」と思って、すごくうれしくてお受けした記憶があります。 奥山監督この作品では、図らずも、たまたまの巡り合わせのようなことが多々起きていました。そういった、奇跡が詰まっているような制作過程でした。 森さん今年の初めぐらいにカナダに留学へ行っていたんですが、そこで同じクラスだった男の子が、私が初めて主演を務めたドラマで制作部にいて、一緒にドラマを作っていた男の子でした。「こんなところでまた再会できるんだ」と思って、すごく不思議な気持ちになりました。ちょうどその子も「勉強したい」と、シフトチェンジしたタイミングで、私も「ここは行けるな」と思ってカナダに行ったタイミングで、そのタイミングがガチっとハマったのがすごくうれしかったです。その後もその子を含めて、みんなでご飯を食べたり、スキー場に行ったりしました。 MC吉岡さんも俳優生活の中で、そういった巡り合わせを経験したことはありますか? 吉岡さん(突然話を振られて驚きつつ)僕ですか…? ないですね…(苦笑)。ただ、最近の話なんですが、ちょっと前にテレビを点けて「なんか見たことある子供がいるな」と思ったら、僕でした。(登壇者の皆さん&会場のお客さん:笑)「北の国から」(1981年からフジテレビ系列にて放送。吉岡さんが黒板純役を演じたドラマ)が放送されていたんです。自分に向かって「お前これからまだまだ(俳優業を)四十年後もやっているぞ」という気持ちになりました。これは巡り合わせでしょうか? MCそれは吉岡さんしかできない巡り合わせです。宮﨑さんはいかがでしょうか。 宮﨑さん十代の頃からお世話になっているスタイリストさんがいるんですが、その方とバッタリ会う確率がすごく多いんです。商業施設のエレベーターで待っていて扉が開いたらそこにいたり、スーパーから出たら目の前にいたり、街を歩いていたら目の前から歩いて来たりします。(劇中で演じた)美鳥さんが「会いたい人とは会える」というセリフを言う場面があるんですが、それはすごく実感を持って、自分の中から自然に出てくるセリフだったと感じています。最近も移動車に乗っていた時に、後ろを振り返ったらその人の車がいたことがありました。だから、お互いが引き寄せ合うって、すごくあることなんだなぁと思っています。私も会いたい人とは会えるタイプだと思うので、美鳥さんの気持ちがよく分かります。 奥山監督僕も、たまたま会いましたよね。 宮﨑さんたまたま会いました! 奥山監督この作品の打ち合わせをした数日後に、街で「奥山さん」と声をかけられました。眼鏡をかけていたので、最初は「誰だろう」と思っていたら、「宮﨑です」と挨拶をしてくれました。「え、宮﨑あおい!?」ってなりました。(登壇者の皆さん&会場のお客さん:笑) すごくびっくりしました。だって、街中で宮﨑あおいさんに会うことなんてないじゃないですか。だから、これは不思議な巡り合わせだなと思いました。 MC会場の皆さんにはお伝えしていなかったんですが、本日はもうお一人、素敵なゲストの方にお越しいただいております。 ■山崎まさよしさんの楽曲「One more time,One more chance」が流れる中、新海誠さんがステージに登場。大きな拍手を浴びました。 新海さん皆さんの話を裏で聞いていたんですが、原作にとても気を遣っていただいて、まるで不朽の名作みたいに言ってくださって…。でも、本当に大した作品じゃないんです。二十年前くらいに、まだアニメの作り方もよく分からないまま、アパートの一室でスタッフを集めて、見よう見まねで作った作品なので、「こんなもので良かったんだろうか」という後悔がずっとありました。もちろん必死に作った作品ですが、自分の心残りみたいなものがギュッと詰まった、でも愛おしい作品でもあります。今回、実写映画化していただくと聞いて、「この作品で良いんですか」と、すごく不安で申し訳ない気持ちになったんです。もっと他に素晴らしい原作があるんじゃないかと思ったんですが、脚本を読んで、キャストの方に会って、試写を拝見したら、あまりにも素晴らしい作品になっていました。ここで原作者がでしゃばるのは良くないと思ったんですが、今日は皆さんにお礼だけお伝えしたく、少しだけお邪魔しに参りました。本当に素晴らしい作品をありがとうございました。(会場のお客さん:拍手) MC試写をご覧になった時には、どのような感想を持たれましたか? 新海さん最初はどういう気持ちで観て良いのか分からなかったんですが、観ている内に何だかよく分からない涙が出てきてしまって…。もしかしたら、当時の辛かった制作のことを思い出して泣いているのか、あるいは当時の映画に含まれていたかもしれない、いくつかの要素をものすごく広げてくれた物語の強さに泣いているのか。または、もう過ぎ去ってしまった2000年代という、日本が持っていた可能性みたいなものに泣いているのか…。何だか分からないままに、自分が原作を作ったにも関わらず、奥山組の作品に泣かされてしまいました。本当に経験したことのない、感動でした。皆さん、期待して観ていただいて良いと思います。 MC映画の中で生きる、貴樹と明里はいかがでしたか? 新海さん先ほどアニメを見よう見まねで作ったと申し上げましたが、当時はキャラクターを描くというのが、どういうことかもよく分かっていなかったので、貴樹がどういう男なのか、明里がどういう女性なのかは、よく分からないまま作っていたんです。特に、「明里はどういう女性なんだろう」と、未だに分かりませんでした。でも、本作を観たら、北斗くんと高畑さん、奥山監督から、「貴樹はこういう男です」「明里はこういう人です」と、教えていただきました。だから、ようやく貴樹と明里と知り合えたような気がしました。 松村さん原作がある以上、やはり「原作者の方にとって良い映画である」というのが、必要な要素というか、大切にしたいものだと思っています。実は、新海さんが原作者であるということが、僕の中でプレッシャーでもあったので、こういう感想をいただだいて、やっと安心しました。これで、100パーセントの気持ちでお客さんに向けて一歩踏みだすことができます。今、新海さんからいただいた言葉は、まさにそんな言葉でした。 高畑さん私もホッとしたというのが一番大きいです。衣装合わせの段階でも「明里ってどんな人なのだろう」と、分からない要素が多かったので「どうしよう、どうしよう」と監督に泣きついたりもしていたんです。でも、新海さんも今「分からなかった」とおっしゃっていたので、ちょっとホッとしました。 新海さん(笑)。 高畑さん一緒に悩んでくれるチームの皆さんがいて良かったと思いましたし、新海さんが涙して作品を観てくださったのは、本当にありがたいことだと思います。 奥山監督まずは本当に、光栄です。ありがとうございます。新海さんが先ほどおっしゃっていた、「なぜ涙しているのかわからないような感動」は「こうだから感動できる」「こうだから泣ける」みたいに説明できることを超えた、心の内から体から感動する瞬間だと思っています。そういう経験を僕は何度かしたことがあるんですが、新海さんのお言葉で、本作をそういう作品にできたという自信を持たせていただきました。そして、実写化したことの意義を感じることができました。まずは、我が子のような原作・物語を預けていただいたことを、本当にありがたく思っています。(新海さんの方を見ながら)ありがとうございます。(お互いの距離がステージ上で離れた場所にいたことから)距離が遠くて、すみません。(登壇者の皆さん&会場のお客さん:笑) 新海さん遠いですね(笑)。でも、本当に素敵な作品にしてくださって、心から感謝しています。 奥山監督ありがとうございます。 MCキャストの皆さんの中には、これまでの新海監督作品に参加されている方もいらっしゃいます。「すずめの戸締まり」には松村さん、「天気の子」には森さん、「雲のむこう、約束の場所」(2004年公開)には吉岡さんが出演されていました。新海さんから、森さん、吉岡さんに伝えたいことはありますか? 新海さんこんな巡り合わせがあるということで、誰がキャストを決めたんだろうと思ったりしました。七菜ちゃんに関しては、(森さんが彰子役を演じた公開中の映画)「国宝」を観ましたよ。 森さんありがとうございます(照笑)。 新海さん「国宝」を観た方がたくさんいらっしゃると思いますが、本当に素晴らしかったです。すごく大人っぽい役をやっていたので、僕の知っている七菜ちゃんとは違う、遠いところまで行った役者さんになっていて、びっくりしたんです。でも、同じような時期に「秒速5センチメートル」を観たら、こっちでは高校生の花苗になっていました。僕が知り合ったばかりの、大分の高校生の女の子の時と同じ七菜ちゃんが、スクリーンの中にいました。そこで、七菜ちゃんの天才性みたいなものを目の当たりにしました。2019年に「天気の子」に出演していただいてからここまで、彼女の獲得してきたものの大きさを「秒速5センチメートル」を観ながら感じました。(実感を込めながら)すごいですね…。 森さん身に余るお言葉です。そもそもこの舞台に、新海さんと一緒に立たせていただけること自体が、本当に光栄なことです。 新海さん久しぶりですね。 森さんとても久しぶりです。素敵な言葉をいただいて、とてもうれしいです。ありがとうございます。 新海さん「雲のむこう、約束の場所」は、もう20年前の作品になります。僕の商業長編デビュー作なんですが、吉岡さんには、その作品の主役をやっていただきました。あの時は、本当に怖いもの知らずで「一番好きな声の人だから」という理由で、吉岡さんにお願いしてしまいましたが、まさかお受けしてくださるとは…。僕は子どもの頃からずっと、吉岡さんが好きです。「北の国から」は、いろいろなものの原点です。吉岡さんとは二歳くらい年齢が違うんですが、「北の国から」で純くんが遭ういろいろなひどい出来事が、自分の未来予想図みたいに思えて、自分の未来の姿、