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「ミステリと言う勿れ」プレミアイベント&完成披露舞台挨拶「ミステリと言う勿れ」公式サイト累計発行部数1800万部を突破する田村由美さんによる大人気漫画を原作とし、2022年1月期にフジテレビ月曜9時枠で放送された連続ドラマ「ミステリと言う勿れ」。天然パーマがトレードマークの大学生・久能整が、時に優しく、時に鋭い魔法のようなおしゃべりで、いつの間にか登場人物たちの悩みや、事件の謎までも解いてしまう新感覚ミステリー。放送が始まるや瞬く間に話題となり高視聴率を記録し、幅広い世代から人気を博しました。そしてこの度、「ミステリと言う勿れ」が映画になって帰還、9月15日より公開となります。8月31日には六本木ヒルズアリーナとTOHOシネマズ 六本木ヒルズで、プレミアイベント&完成披露舞台挨拶が開催され、菅田将暉さん、柴咲コウさん、松下洸平さん、町田啓太さん、原菜乃華さん、萩原利久さん、鈴木保奈美さん、滝藤賢一さん、伊藤沙莉さん、尾上松也さん、筒井道隆さん、永山瑛太さん、松山博昭監督が登壇しました。ファンと交流を図りつつ、和気あいあいとした撮影現場を振り返ったこの日の模様を詳しくレポートします!プレミアイベント&完成披露舞台挨拶久能整役菅田将暉さん赤峰ゆら役柴咲コウさん車坂朝晴役松下洸平さん狩集理紀之助役町田啓太さん狩集汐路役原菜乃華さん波々壁新音役萩原利久さん狩集ななえ役鈴木保奈美さん狩集弥役滝藤賢一さん風呂光聖子役伊藤沙莉さん池本優人役尾上松也さん青砥成昭役筒井道隆さん犬堂我路役永山瑛太さん松山博昭監督【プレミアイベント】■MCを務める軽部真一アナウンサーが天然パーマの主人公・久能整をイメージしたカツラをかぶって登場するも、会場はややウケ。思ったほどの反応が得られずに肩を落としつつも、「軽部整です」と挨拶して拍手を浴びました。MC「ミステリと言う勿れ」プレミアイベントの開幕です。豪華な登壇者の皆さんの登場です! ■登壇者の皆さんが六本木ヒルズアリーナに敷かれたカーペットに姿を現すと、観客の皆さんは「キャー!」と興奮しきり。大歓声を浴びた登壇者陣はカゴからボールを投げ入れるなどファンと交流を図りながら、ステージに上がりました。菅田さんありがとうございます。本作が無事に完成して、この日を迎えられて嬉しいです。柴咲さん原作がとても好きで、よく読んでいました。その世界に入り込めるとは全く思っていなかったので、とても光栄です。皆さんにも本作を楽しんでもらえれば良いなと思います。 松下さん原作ファン、ドラマファンの方にも楽しんでいただける作品になっていると思います。 楽しんでご覧になってください。 町田さん(インテリな見た目をしている狩集理紀之助役と紹介されて)今日は全然インテリな見た目ではないんですが…(笑)。柴咲さんと同じで、僕も原作が大好きだったので、参加できて光栄です。皆さんに本作を楽しんでもらえるよう、今日はいろいろとお話したいと思います。 原さん一ファンとしてずっと観ていた作品に汐路として参加することができて、こうして皆さんに作品を届けることができてとても幸せです。 萩原さん一人でも多くの方に本作を観ていただけるよう、魅力をたくさんお伝えできれば良いなと思っています。 鈴木さん私も、原作の時から大好きな作品でした。そして素晴らしいキャスト、スタッフの皆さんと一緒に作り上げた作品を、今日こうして皆さんに初めて観ていただけることをとても嬉しく思っています。 滝藤さん(「滝藤さーん!」という声援に、滝藤さんが笑顔で手を振ってそれに応えました)今すごく嬉しかったよ! (会場:笑) 暑いからね。みんな、水分をいっぱい摂ってね。体調悪かったら、すぐに言ってね。短い時間ですが、楽しんで行ってください。伊藤さん本日は暑い中、たくさんの方にお集まりいただき、ありがとうございます。(ドラマシリーズから)二年ぶりに風呂光聖子を演じられて、本当に嬉しかったです。どういった感じで出てくるか、皆さん楽しみに観ていただけたら嬉しいなと思います。 尾上さん二年ぶりということで、すごく嬉しく思います。そして、皆さんにも引き続き楽しんでいただける作品になっていると思います。 筒井さんまた参加できて、嬉しかったです。ありがとうございます! 永山さん皆さん、元気ですか? (観客から「元気でーす!」と返事があり、楽しそうな笑顔を見せながら)僕は元気です。(会場:笑)今日は楽しんで行ってください。 松山監督連続ドラマ第一話の撮影は、取り調べ室のシーンから始まりました。あれが2020年の12月だったと思います。その時に菅田さんの演じる久能整と出会って衝撃を受けてから三年弱、連続ドラマの撮影、放送、映画の撮影まで、本当にいろいろなことがありましたが、何とか今日という日を迎えられて嬉しく思っております。待っていただいた皆さんに喜んでいただけたら、嬉しいです。 MC(天然パーマの)カツラ姿の僕が入ってきた瞬間に、笑いが取れるかなと思ったら「シーン」としておりました。 菅田さんそうでしたか(笑)! (励ますように)大丈夫じゃないですか? MCドラマから映画になる、そして原作でも人気の高いエピソードである通称“広島編”を描くという話を聞いた時の感想を教えてください。 菅田さんちょうどドラマのお話をいただいた時に連載していたのが“広島編”でした。僕はそれを読んで、当時ドラマのお話を受けたんです。でも蓋を開けてみると、ストーリーの長さの関係もあって“広島編”はテレビドラマには入りませんでした。整くんのことを説明しているエピソードもあるので、それが映画なのかドラマなのかは分からないですが、「ここをやらないと終われない」という気持ちもありました。なので映画でやることができて、すごく嬉しかったです。 MC松山監督はいかがでしょうか。 松山監督もちろん嬉しかったですが、やはり“広島編”をやるということにはプレッシャーも感じました。今、菅田さんからもあったように、もちろん尺の問題もありました。でも、これは完全に僕の主観で、原作の田村先生には怒られるかもしれないですが、 原作を読んだ時に「何だか“広島編”は他のエピソードとはちょっと違う空気感や温度感がある」と感じていました。それに、もしかしたら(ドラマ放送時の枠である)月曜9時というフジテレビの連続ドラマの枠組の中には「ちょっと合わないかもしれない」という思いもありました。いろいろとディスカッションをした結果、連続ドラマでは外してしまったという経緯があったんですが、菅田さんがおっしゃる通り、整にとってはとても重要なエピソードです。だからこそこうして映画化できるということ、そして僕が危惧していた温度感や空気感を「どのようにしたら映像として落とし込めるのか」という点については、やはり恐怖もありました。皆さんにお力添えいただいて、本当に良い作品になったと思っています。 MC菅田さんにとって、主演した連続ドラマが映画になるというご経験は、今回が初めてですか? 菅田さんそうですね。自分が連続ドラマをやっていて、映画になるのは初めてですね。 MC普段とは違う心境などはありましたか? 菅田さん作品を知ってもらっているからこそ、より期待に応えなければいけないという思いはありました。現場に入ってからは、そのキャラクターを一度やっているので、ゼロからのスタートではないという感じはありました。 MC劇場版には、狩集(かりあつまり)家の皆さんが登場します。キャストにも豪華な方々が顔を揃えています。柴咲さんは、原作をお好きだったそうですね。 柴咲さんそうなんです。ドラマが始まる前から読んでいました。作り込み方が素晴らしかったので、実写になったことで、皆さんから受ける刺激もありました。また整くんのキャラクターをドラマで観ていたので、(整を演じる菅田さんを見た時には)「あ、本物だ」と思って(笑)。撮影は、厳かなシーンからスタートして、狩集家が一堂に会していたんですが、(狩集家は)遺産相続争いをしている人たちなので、結構ピリピリとした空気で始まったんです。「このまま行ってしまうのかな」とドキドキしていたんですが、いつの間にか学校のような雰囲気になっていました。現場に行くのが本当に楽しかったです。MC最初は、緊張感が張り詰めていたんですね。 柴咲さんみんなが一触即発みたいな感じでした。でもそれが(狩集家の雰囲気が)ちゃんと作品にも出ていると思います。お屋敷の中でのすごいシーンから始まります。 MC松下さんも原作がお好きで、原作と同じくらい、菅田さんのこともお好きだそうですね。 松下さん(照れながら)公式に「好きだ」と言わせていただいています。(菅田さん&会場:笑) MC菅田さんの、どういったところがお好きなんでしょうか。 松下さん(照れながら)やっぱりこの芝居力。菅田さん(照れながら)言わされていないですか? 松下さん誰にですか! 言わされてなんかいないです(笑)。芝居力も人間力も本当に高くて、「いつか一緒に仕事をしたい」と思っていたので、今回のお話をいただいた時はとても嬉しかったです。僕も柴咲さんと一緒で、クランクインして菅田くん演じる整くんを見た時に、「うわ、本物だ!」と思いました。それも嬉しかったです。 MC菅田さんは、松下さんと共演されてみていかがでしたか? 菅田さん一度、演劇の授賞式でお会いしたことはありました。前年度の受賞者が松下さんで、その年の受賞者が僕でした。プレゼンターのような立場の松下さんからトロフィーをいただいたんです。お芝居ももちろん見ていましたし、本当に共演するのが楽しみでした。今回の松下さんの演じる役は、一癖も二癖もある役なので、どんなことになるのかなということも楽しみでした。 MC町田さんも、原作ファンだそうです。 町田さんファンというのもおこがましいんですが、好きで読んでいました。MC今回は広島弁にもチャレンジしています。 町田さん以前も一度、広島弁に挑戦したことがあるんですが、今回は少しだけマイルドな広島弁でした。マイルドというのもよく分からないですが(苦笑)、理紀之助らしい広島弁に挑戦して、楽しく演じました。 MC眼鏡をかけているということも、理紀之助役の一つのポイントになります。眼鏡にもこだわりがあったとか? 町田さんそうですね。数ある眼鏡の中から、ベストオブ眼鏡をしっかりと選びました(笑)。その甲斐があって、現場でふとした時に、菅田くんから「眼鏡、めちゃめちゃ良いですね」と言ってもらえてすごく嬉しかったです。 菅田さん眼鏡をかけたまま、「眼鏡を忘れた」と言っていませんでしたっけ。(登壇者の皆さん&会場:笑) ありましたよね? 「眼鏡、どこだろう」って、眼鏡はかけているんですよ。 町田さんありましたね(笑)。 菅田さんそれくらい、馴染んでいたということですよね。 町田さんそうですね。体の一部みたいになっていましたね(笑)。 MC町田さんの眼鏡姿にもご注目いただければと思います。そして原さんは、今回オーディションで役を勝ち取ったそうです。ドラマは視聴者として観ていたということですね。 原さんはい、そうです。一ファンとして毎週欠かさず、繰り返し何度も観ていました。まさか自分がその世界に入れるなんて思ってもいなかったですし、(撮影現場で菅田さんが整を演じる姿を目にした時には)「整くんだ!」と思いました。MC整とバディを組むような役柄でもありました。菅田さんと共演されてみて、いかがでしたか? 原さんすごく嬉しかったです。菅田さんを中心として、現場の雰囲気もすごく穏やかでした。皆さんと一緒に高速しりとりゲームをしたり、動物に関するクイズをやったりと、学校の休み時間のように過ごすことができてすごく楽しかったです。 MCその動物クイズを出していたのが、萩原さんだったと聞いています。 萩原さんちょっとした雑学ですよ。僕はすごくダチョウが好きで、ダチョウの足の速さや特性などをクイズにして出したりしていました。撮影も夜遅くなってくると、だんだんボーッとしてくる時もあるので、そこでちょうど良い感じにクイズを出しながら、皆さんとおしゃべりをしていました。 MC今日発表がありましたが、萩原さんは(軽部アナがエンタメコーナーを担当している)「めざましテレビ」の9月のマンスリーエンタメプレゼンターに決定しました。(会場:拍手、「おめでとう!」という声が上がる) 萩原さん(軽部アナと頭を下げ合って)よろしくお願いします!MC続いて、鈴木さんにお伺いします。初めての「ミステリと言う勿れ」の撮影現場は、いかがでしたでしょうか。 鈴木さん先ほど柴咲さんもおっしゃっていましたが、クランクインして最初のシーンが、狩集家全員集合でした。ドラマからの「ミステリと言う勿れ」チームの中でその場にいたのは整くんだけでした。なので、みんな初めての現場で「どういう感じなんだろう」という意味での、ピリピリ感はあったかもしれません。MCそういった現場にも、次第に慣れていきましたか? 鈴木さんそうですね。狩集家は一族なので、“一族感”は出たと思います。(原さんを見ながら)うちの娘の汐路が本当に良い子なので、それも素敵でした。 原さん(照れながら鈴木さんに感謝し、二人で笑顔を見せ合う) MC滝藤さんは、いかがでしたか。 滝藤さんクランクインも僕だけ、年明けのスタートも僕だけでした。クランクインは、ものすごく遠いところで、僕はいろいろな事情があって、なかなか他のキャストの皆さんとお会いする機会がなかったんです。ドラマの放送時からテレビ業界に爪痕を残すようなドラマを作っていたので、「俳優生命をかけて臨まないとちょっとヤバい」と思って、久しぶりに本気を出しました。(登壇者の皆さん&会場:笑)MC今日は滝藤さんのファンの方もたくさん集まっていますね。 滝藤さん本当に? (会場から「滝藤さーん!」と声援が上がる) MCそしてテレビシリーズでお馴染みのメンバーにもお話を伺いましょう。伊藤さんは、二年ぶりに「ミステリと言う勿れ」の現場でしたが、いかがでしたでしょうか。 伊藤さん(あまり出番がないことを気にしながら)どうなんですかね(笑)。今回起きる事件は管轄外の話なんです。 MC大隣署が担当する事件ではないんですよね。広島のお話ですから。 伊藤さんそうなんです。 菅田さんでも相変わらず、撮影は楽しそうでしたね。 伊藤さんそうですよ! 尾上さん皆さんは、動物クイズ…(嫉妬混じりの表情で)そういったことをやっていたみたいですが、こっちは筒井さんの政治クイズですよ! (登壇者の皆さん&会場:笑)伊藤さん(爆笑)。 筒井さん二年ぶりの撮影は、楽しかったです。尾上さん本当に二年も空いたなんて感じないくらい、楽しかったです。“いつメン(いつものメンバー)”でしたね(笑)。菅田さんも来てくださってね。 菅田さん三人のシーンを見たかったんです。 MCやはり菅田さんにとっても、このお三方が出てくると「本シリーズが帰ってきたな!」という感じがしますか? 菅田さんそうですね。(劇場版には)あまりレギュラーの方がいなかったので、三人のやり取りが健在で嬉しかったです。 伊藤さんめちゃめちゃ楽しかったです。 MC会場の皆さんは本作をご覧になるかと思いますが、このお三方は劇中になかなか出てこないので…。 伊藤さん絶対に諦めないでほしい! 諦めないで観てください! MC絶対に出てきますからね! そして永山さん演じる犬堂我路も帰って来ました。原菜乃華さんとの共演の感想はいかがでしたか? 永山さん(原さんの方を見て)海がきれいだったよね。(原さん&会場:笑)原さんとは「初めまして」だったんですが、「天才だな」と感じました。完成した本作を観て「もっともっと、これから先もずっと見ていきたい」と思うような、素晴らしい輝きをスクリーンに焼き付けた方だなと思っています。本当に素晴らしかったです。MC海のシーンは、撮影当日に曇っていたものが、奇跡的にパッと晴れたと伺っています。 永山さん(原さんの方を見て)そうだったね。 原さんそうでしたね。晴れのタイミングを見計らって撮りました。すごくきれいでした。 ■ファンの方々に見守られながらフォトセッション。最後に菅田さんが「『ミステリと言う勿れ』よろしくお願いします!」と力強く呼びかけ、プレミアイベントが幕を閉じました。【完成披露舞台挨拶】菅田さん本日は皆さん来てくださり、ありがとうございます。たくさんの方がドラマを観てくださったおかげで、こうして映画ができたと、本当に感謝しております。同じように本作も愛してもらえることを祈っております。 柴咲さん私は、田村由美さんの描く世界観が大好きで原作も読んでいたんですが、それがテレビドラマになり、このように映画となり、まさかそれに自分自身が出られるとは思ってもいませんでした。皆さん、もう本作をご覧になったんですよね? ドラマもそうですが、本作も一つのお話をグッと凝縮して盛り込んでいる作品です。私が初めて(原作の)漫画を読んだ時と同じような、緊張感や展開を楽しめたと思っています。 MC続いて、狩集お付きの弁護士の孫で、汐路の初恋の人・車坂朝晴役を演じた松下幸之助さん。よろしくお願いします! (松下洸平さんを、松下幸之助さんと言い間違ってしまい、登壇者陣も会場も大爆笑) 菅田さん(悪ノリして)松下幸之助さん。幸之助さん、どうぞよろしくお願いします。(松下さんにお辞儀)松下さん(タジタジとなりながら菅田さんにツッコミ)行けない、行けない! それは無理! さすがに「どうも!」って行けなかった。 MC(申し訳なさそうに)松下洸平さん。 菅田さん&松下さん(爆笑)。珍しい! 軽部さんがそんな間違いをするなんて! MCごめんなさい。アナウンサー生活39年で、こんな間違いをしてしまい本当に申し訳ございません。先ほどのプレミアイベントでアフロヘアのカツラを被ってステージに登場したら、シーンとなったんです。(会場:笑) 全然ウケなかったんですよ。そのショックがまだ尾を引いているのか…すみません。 菅田さんずっと、へこんでいましたもんね。 MC本当だったらここもアフロヘアを被ってこようと思ったんですが、「やめましょう」ということになりました。(気を取り直して)松下洸平さんです! 松下さん(こちらも気を取り直して)こんなにたくさんの方に集まっていただいて、本当に嬉しいです。皆さんは本作をご覧になったんですよね。僕は非常に興味深い役をいただき、演じていてすごく楽しかったです。現場では多くのことを学ばせてもらいました。僕もドラマ版、漫画も本当に大好きで観ていたので、この作品の一部になれたことを心から嬉しく思います。一人でも多くの方に本作をご覧になっていただきたいと思います。松下洸平でした!(会場:笑&拍手) 町田さん皆さん、もう本作をご覧になったということで、いかがでしたでしょうか。楽しんでいただけましたでしょうか。(会場:拍手) ありがとうございます。(会場の拍手を噛み締めるようにして)嬉しいですね。それに尽きます。素敵なキャストの皆さんと共演できたことも嬉しいですし、プロフェッショナルなスタッフの皆さんと一緒に作り上げたことも、楽しく光栄でした。この作品をより多くの方に観ていただいて、楽しんでもらえたらと思っております。 原さん本日はお越しいただき、ありがとうございます。ドラマを一ファンとしてずっと観ていて、まさか自分が狩集汐路という役で「ミステリと言う勿れ」の世界に飛び込めるなんて考えてもいなかったので、とても幸せです。本作は整くんの言葉に救われるような気持ちになる瞬間もあれば、叱られているような気持ちになる瞬間もあって、すごく素敵な作品だと思います。 萩原さんたくさんの方に観ていただけて、すごく嬉しいです。たくさんの方に愛されている作品に参加できるのはすごく嬉しいことです。これだけ豪華なキャストの皆さんと一緒に現場を共にできて、僕自身もたくさん勉強になりました。本当に恵まれているというのを、今日この場に立たせてもらうことで、さらに感じることができました。(隣の町田さんと目が合い、萩原さんが「ふふ」っと吹き出してしまう) 町田さん何で笑うんだよ、人の顔を見て。「ふふ」って! (会場:笑)萩原さん違うんです、違うんです! 何だか目が合っちゃったので、ごめんなさい(笑)。本当に多くの方に観ていただきたいので、ぜひ周りの方にたくさん勧めていただけたらと思っております。 鈴木さん完成した作品を観て、私はまず「なんてボリュームがたっぷりな作品だろう」と思いました。謎解きの部分だけではなく、整くんの深いメッセージがあり、一族の愛情や友情もあったり、美しい日本の景色だったり、お借りした日本のお屋敷も、とても素晴らしく見どころがあると思います。そしてそれを実現させた、たくさんのスタッフの力が結集した作品だと思います。本作が、また今日から育っていったら良いなと願っております。 MC続いて、汐路の父親である“かりあつめ”弥を演じられました、滝藤賢一さんです。(正しくは“かりあつまり”であるため、周囲が「かりあつめ…?」とザワザワする) 菅田さん(フォローするように)大丈夫です! 軽部さん、大丈夫です。お気になさらずに。全員、ちょっと名前が難しすぎるんですよ。最悪省いてもらって。(会場:笑) MC(申し訳なさそうに)“かりあつまり”と何度も言わなければいけないので、すみません! (気を取り直して)“かりあつまり”弥を演じられた、滝藤賢一さんです! 滝藤さん(笑)。(「ミステリと言う勿れ」の)ドラマが素晴らしかったので、オファーをいただいた時に、「こんなに素晴らしいドラマを作った人たちと映画を作れるんだ」と思ってすごく喜んだんですが、 台本を見てみたら誰にも会わない役でした。(登壇者の皆さん&会場:笑) 鈴木保奈美さんが奥さん役を演じていますが、(鈴木さんと顔を見合わせながら)今日初めて会いましたもんね。(登壇者の皆さん&会場:笑) 出来上がった作品を観て「気持ちは一つだったぞ」と思えてとても嬉しかったです。伊藤さんお集まりいただき、本当にありがとうございます。滝藤さんがそんなことを言ったら、こちらもね…。(大隣署のメンバーと顔を見合わせて大笑い) 本当に一日だけの撮影という感じでした(笑)。久々に「ミステリと言う勿れ」のスタッフの皆さんにもお会いできましたが、スタッフさんもちょっと(メンバーが)変わっていましたね。 尾上さん変わっていましたね。 伊藤さんでも、監督や皆さんにお会いできて本当に嬉しかったです。大隣署に再び戻って来られたことも本当に嬉しく思い、楽しく撮影をしました。あまり撮影に携わっていなかったので、本作の出来上がりを本当に楽しみにしていました。観たら、めちゃくちゃ面白いと思いました。整くんの言葉は毎回、人を救ったり、温かくしたり、素敵だなと思いました。「ミステリと言う勿れ」はやっぱり面白いなと、改めて思っております。皆さんにもそうやって楽しんでいただけたら嬉しいなと思います。これって自己紹介するところですよね。すみません、間違えて長々と喋ってしまいました(笑)。 菅田さん合っているよ。 尾上さん伊藤さんがおっしゃるようにですね、「滝藤さんにそう言われちゃあ」という話ではございます。(登壇者の皆さん&会場:笑) 二年ぶりに集まって、大隣署の三人で撮って、そのブランクを感じないぐらい楽しい撮影でした。「共演者の皆さんに恵まれたんだな」と改めて実感した瞬間でもありました。僕も本作を観て、本当にドラマでも皆さんから好評を博しただけのことはありますし、我々もとても楽しみにしていた作品です。自分が出演していることを忘れて(笑)、とても楽しく拝見しました。伊藤さん(爆笑)。 尾上さん皆さんはもうご覧になったから大丈夫かとは思いますが、エンドロールで自分の名前が出てきて「あれ!出ていたっけな!」とびっくりしました!(登壇者の皆さん&会場:笑) でもこういった皆さんに長く愛される作品、多くの方に愛される作品に携われることは、やはり出演者としては本当に嬉しいことです。本作共々、皆
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「ファーストキス 1ST KISS」公開直前イベント「ファーストキス 1ST KISS」公式サイト日本のドラマ、映画界を牽引する脚本家・坂元裕二さんと、数々の大ヒット作を生み出してきた塚原あゆ子監督が初タッグを組んだオリジナル作品「ファーストキス 1ST KISS」が、いよいよ2月7日より公開となります。 1月28日にはTOHOシネマズ 日比谷で公開直前イベントが行われ、事故で夫を亡くし、夫と出会う直前の日にタイムトラベルをする主人公の硯カンナを演じた松たか子さん、カンナの夫・硯駈を演じる松村北斗さん、メガホンを取った塚原監督が登壇しました。 先日開催された完成披露試写会で、本作を鑑賞したお客さんから寄せられた“付箋コメント”に囲まれながら、作品についてトークを繰り広げました。全国95劇場、約16000人のお客さんに向けた生中継も行われたこの日の模様を、詳しくレポートします!公開直前イベント硯カンナ役松たか子さん硯駈役松村北斗さん塚原あゆ子監督松さんちょっとのお時間ですが、皆さんと楽しく過ごしたいと思います。 松村さん本作への期待が高まるような話ができるよう、頑張ります。一緒に楽しみましょう。 塚原監督まだご覧になる前ということなので、ネタバレをしないようにお話したいと思います。 MC今日はこの劇場だけでなく、95の劇場と生中継で繋がっており、約16000人が本イベントを観ていらっしゃいます。 ■登壇者の皆さんが中継カメラに向かって「こんばんはー!」「ありがとうございます!」と手を振る。MC松村さん、静岡県の方々も観ていらっしゃいますよ。 松村さん僕の地元、静岡! (手を振りながら)静岡も元気ですか? (会場のお客さん:笑) MC松村さんは、静岡の映画館にも行っていましたか? 松村さん駅前の映画館によく行っていましたね。 MC皆さん、仕事やプライベートなどで訪れて、思い出深い場所、好きな場所はありますか? 松さん舞台の公演で行くのは、大阪や福岡が多いです。ぶらぶらと散歩したり、お城に登った思い出があります。 MC街を楽しまれたんですね。 松さんそうですね。散策したりしました。 MC一人でふらっとお店に入ったりもしますか? 松さんはい。人並みの生活をしています(笑)。 MC松村さんは、全国ツアーなどで地方を訪れた際に、街に出かけたりしますか? 松村さんツアー中は、ライブが終わった後にみんなで夜ご飯を食べに行ったりしますね。 MC松さんのように大阪城に登ったりはしませんか? 松村さん昔、仕事で行った時に大阪城公園を歩きました。 MC今までに行った場所で思い出に残っている所を教えてください。 松村さん農業番組のようなものに出演した際に行った北海道です。地元の方から「アスパラは大地に生えている状態が一番新鮮なんだ。一番新鮮なものを食べてほしい。」と言われて、北海道の大地にこう…。(地面に生えたアスパラに直接かぶりつく様子を再現して、会場のお客さん:笑) 僕はTEAM NACSさん(森崎博之さん・安田顕さん・戸次重幸さん・大泉洋さん・音尾琢真さんによる演劇ユニット)が好きなんですが、その番組はTEAM NACSの森崎さんの番組でした。北海道の地で、“大地を食べた”ような気持ちがして、(しみじみと)すごく美味しかった…。(会場のお客さん:笑)すごいんですよ、アスパラの噛んだところから水が「プシャーッ!」と出るほど新鮮なんです。(周囲から「またまたぁ」と声がかかり、会場のお客さん:笑) すごかったんですよ! 北海道では他ではできないような体験をしたので、また一つ好きな場所になりました。 MC松さんは、いかがでしょうか。 松さん長野県の松本市です。街がすごく気持ち良いんです。骨董品屋さんもちょこちょこあって、お店を覗いたりしながら、ぶらぶらします。過ごしやすくて、気持ち良い場所で、好きです。 塚原監督本作の撮影では、山梨県や静岡県で場所をお借りして、撮影をしました。富士山もあって素敵な場所ですね。思い出深い場所になりました。 MC本作のロケ地選びでは、どういったことを意識しましたか? 塚原監督ネタバレをしないように話すのがものすごく難しいんですが…(苦笑)、主人公がタイムトラベルするために何度も何度も同じ場所に行くんです。なので、富士山など何か象徴的なものがあると、そこに戻ってきたということが分かりやすくなると思って、その場所に決めました。 MC静岡県でもロケをされたとのことですが、松村さんの地元とはまた違う場所なんですね? 松村さん静岡県は大きいので、地元という感じではなかったですね。 MC本作のロケ地でのエピソードや思い出はありますか? 松さん静岡県でロケをしている時に、松村さんが差し入れをしてくれたのを覚えています。「皆さんが静岡に来たのであれば」ということでドーンと差し入れをしてくれました。 松村さん「ドーン」と言うと、すごいものを差し入れたみたいですが…。 松さんすごいものでしたよ。いろいろ調べて、フルーツサンドを大量に差し入れてくれました。みんなで美味しくいただきました。 塚原監督きれいなフルーツサンドでした。 松村さん有名なお店らしいです。メイクさんも静岡県の方で、地元がロケ地から近かったので「この辺に美味しいフルーツサンドのお店があるよ」と教えてくれたんです。せっかくならばと思って差し入れました。ちょっとでも静岡県を良く思われたい。(会場のお客さん:笑) 静岡県を元気にしたいんです。 MCそういうお気持ちから、フルーツサンドをドンッと差し入れたわけですね。 松村さんそうですね。ドンッと。(会場のお客さん:笑) MC会場の皆さんはこれから本作をご覧になりますが、本作にはとても良い景色の場所が映し出されています。本作をご覧になった後に、行きたくなるような場所だと思います。 松さんそうですね。私も行きたいです! すごく良かったですよね。空気も気持ち良かったです。もう一度ちゃんと行きたいお店もあるんです(笑)。 MCそれはロケ場所とは関係のないお店ですか? 松さんロケ場所です。(劇中に登場する場所を思い浮かべた松村さんと塚原監督は、「ああ…」と納得の表情) MC松村さんは、今回のロケ地はいかがでしたか? 松村さん静岡県は富士山もあれば、海もあるんですが、僕の地元は、どちらかと言うと海側なんです。本作のロケでは、山に行くことが多かったです。改めて「静岡県ってきれいな場所だな」と思いました。静岡県の話ばかりですね! (会場のお客さん:笑) 塚原監督ロケ地は、静岡県だけではないですが、ロケ地巡りをしやすい、またはしたくなるようなシーンもあります。 松村さん(ロケ地を思い出しながら)山梨県はあそこですか? 塚原監督あのホテルですね。 松村さんあそこもすごかったですよね。屋上に温泉があるそうで、入りたかったです。高台になっていて、そこに露天風呂があるそうです。行きたいですよね。 塚原監督屋上ではなくて、下だったかもしれない。記憶が曖昧になっています(笑)。 松村さん我々は、必死に撮影をしていましたからね。 MC塚原監督は、今回のロケ地で実際に撮影をしてみてどのようなことを感じましたか? 塚原監督またネタバレをせずに言うのが難しいんですが、タイムトラベルするために主人公が何度か同じ場所に行くんです。なので、撮影のつながりを踏まえると「晴れていないとまずいな…」といった邪な気持ちがすごくあって、景色を楽しめませんでした(苦笑)。もう一回行きたいなと思っています。 MC先日完成披露試写会が行われ、すでにたくさんのお客さんからの声が集まっています。劇中では、“付箋”が重要なキーアイテムとなるので、一足早く本作をご覧になったお客さんに付箋に感想を書いていただきました。今日はそちらの一部を集めてバックパネルに貼っております。 ■登壇者の皆さんは、興味津々でバックパネルの付箋コメントに目を通していました。松村さん(バックパネルを見ながら)これで一部ですか? MCいただいた感想のごく一部です。 松村さん(驚いて)ええー! いっぱいある! 松さんありがとうございます! (付箋コメントに見入りながら)字がきれい…。 松村さんうわ! (びっしりと感想が書かれた付箋を見つけて)詰め込んだなぁ。近くで見るとメッセージが書いてあるんですが、引いて見ると「ファーストキス」と見えるよう工夫をして書いてくれている方もいますね。映えを気にしてくれている方もいるなぁ。(気になるコメントを見つけて)あ! こういうのもカッコ良いですね。「振り返り、悔いのない判断をする」。この言葉だけをバシッと書いてあります。 MC本作を観た後に読むと、さらに「なるほど」と思いますね。 松村さんそうか。読むものによっては、ネタバレの可能性もあるんですね。 塚原監督(気になるコメントを見つけて)これ、かわいいけれど、完全にネタバレです。「恋をしたら、また観てしまう映画になってしまうと思います」という感想もありますよ。 松さんプロの人みたいな感想! 松村さんキャッチコピーみたい。 松さん(感想を読み上げて)「坂元裕二、ずるい」。(会場のお客さん:笑) 松村さんああ! 分かるなぁ…! 松さん(感想を読み上げて)「北斗くんの演技、最高でした」。 松村さんかなり僕に肩入れしていますね。それは僕だけが読めば良い感想ですから、そっとしておいてください。(会場のお客さん:笑) MC「キャストの方の表情、セリフで大号泣してしまいました」「松たか子さん、松村北斗さん、最高です!」「笑いあり、涙あり、あっという間の二時間でした」という感想もあります。 松村さんこれ、うれしいですね。(感想を読み上げて)「タイムスリップ系の物語、実は苦手だったのですが『ファーストキス 1ST KISS』は感動しました 絶対にまた映画を観に行きます。友人にも勧めます」という感想です。 塚原監督ありがとうございます。 MC確かに友だちと一緒に観に行って、鑑賞後に話し合いたくなるような作品でもありますよね。 松村さん確かに。 MC「これを観たことによって、確実に私の未来は変わりました」という感想もあります。過去や未来について考えた人も多いようですね。 登壇者の皆さんありがとうございます。 MC本作は時空を超えたラブストーリーということで、松さん、松村さんは、現代と過去の両方を演じられています。演じる上で苦労されたことはありますか? 松さん私は監督やスタッフの方にイメージを作ってもらって、現在、過去、それぞれのカンナにハメただけなので、私自身はそんなに苦労はなかったです。やりたい放題というか、思ったまま演じただけなので、本当にすみません(笑)。 松村さん“やりたい放題”と言うと雑な言葉に聞こえますが、すごく躍動的にそれぞれのシーンを演じられていました。松さんが言いたいこともすごく分かりますが、僕はそれが魅力だと思います。 松さんやりたい放題ぐらいのパワーがないと、なかなか受け止めづらいお話だと思うんです。現実にもあるような、“あるある”なことも出てきますが、あり得ないことも出てきます。それを混ぜて皆さんにポイッて投げるには、ある種のエネルギーがないとダメかなと思っていました。あまり寄り添いすぎても「何か違うなぁ…」と思ったので、やりたい放題で暴れさせてもらいました(笑)。塚原監督さすがです。ご覧になると、まさにそういうことだなと分かると思います。 MC松村さんも、松さんに引っ張ってもらった部分は大きかったですか? 松村さん全てですね。年齢とキャリアどちらにおいても、松さんと夫婦役を演じるのは、すごく難しいことで、僕だけの力では乗り越えることができなかったと思います。塚原さんもそうですが、松さんが普段僕にどう接してくれていたかというのが、すごく大きかったと思います。そこからシーンに入るまでのシームレスさのおかげで、「そのまま作品の世界に連れて行ってもらえたな」というシーンが本当にたくさんありました。 MC本番のスタート前から、シーンが始まっているような感覚でしょうか。 松村さん空気感と言いますか…だから、ちょいちょい松さんに失礼な物言いをしてしまうんです。(松さん&会場のお客さん:笑) MCちょいちょい失礼な物言いがあったのですか? 松さんいえいえ! 全然ないです。 松村さん(ホッとしたように)良かったですぅ。(会場のお客さん:笑) 何だか松さんと話していると楽しくなっちゃうんですよね。 松さん良かったです。 松村さん松さんがそういうことに気づいてくれたから、夫婦役をやれたんだと思います。 MC松さんも、松村さんのお芝居に影響されたことはありますか? 松さん先輩よりも、年下の人の方がきっといっぱい気を遣うと思います。松村さんがいろいろ気を遣ってくださっていたのを感じて、助かっていました。あとは、松村さんがこんなにおしゃべりをする方だとは思わなかったです(笑)。(会場のお客さん:笑)私はおしゃべりが得意ではないので、すごく気を遣ってしゃべってくれていたんだなと思いました。(松村さんの方を見て)ありがとうございました。(松村さん&会場のお客さん:笑)MC監督からご覧になって、お二人の空気感はいかがでしたか? 塚原監督掛け合いのシーンでは、年齢を重ねた時の駈を演じる時は、松村さんの声が少し太くなっていて、松さんも、若い時のカンナを演じる時には、声を高くされていました。手紙の部分だけは、声を別録りをしたんですが…あぁ、ネタバレ…? (ネタバレを気にしてマイクを下ろす) MC舞台挨拶のトークの途中で、マイクを下す方を初めて見ました。(会場のお客さん:笑) 塚原監督撮影後に、松村さんだけ一人で声を録ったんですが、声の感覚が戻らなくて、掛け合いのシーンの時の声に近づける作業をしました。 松村さん撮影から数ヶ月空いていましたからね。 塚原監督二人の空気感で自然に出来上がっていった二世代の世界観があったので、すごいなと思いました。距離感を縮めるには、こういう良いことがあるんだと思いました。MC本日1月28日は、「逸話(い・つ・わ)の日」です。そこで本作のストーリーから派生して、「あの頃に戻ってやり直したいな」「あの一瞬をもう一度味わってみたいな」と思うエピソードを教えてください。 塚原監督私は母親を亡くしているんですが、もうちょっと会話をしたかったなという思いが残ってしまっています。もし戻れるならば、「今なんて言うのかな」とか思います。だから、本作はラブストーリーですが、観終わった時に、私は母親のことを思いました。皆さんにも、きっとそれぞれ思い浮かべる方がいらっしゃると思います。ご夫婦だけに限らず、お友だちなどいろいろなパターンがあると思います。ご覧になった後に、「これを思い出しました」と教えていただきたいです。 MC松村さん、塚原監督の良いお話の後に「どうしよう」と思っている表情ですね。ちょっとしたエピソードでも良いんですよ! (会場のお客さん:笑) 松村さんふざけた人間でごめんなさい。(会場のお客さん:笑)後悔というか、「あの一言だけなければな」と思っていることがあります。(第46回日本アカデミー賞、「すずめの戸締まり」「ホリック xxxHOLiC」で)日本アカデミー賞で新人賞と話題賞をいただいたことがあるんですが…。(松村さんの当時の発言を知っているお客さんがたくさんいて:笑) 塚原監督(お客さんの反応を受けつつ) ファンの皆さんの間では有名な話なんだね。 松村さん有名なんですか? その年に新人賞と話題賞のどちらもいただいて、すごく光栄でした。でも、僕は本業が俳優ではないから、申し訳ないというかすごく場違いな気持ちでした。賞をもらうのはうれしかったんですが、問題はスピーチです。まずは新人賞の時は粛々とお礼やよろこびを伝えて、何とか終えられました。でも、もう一回話題賞でスピーチがあるんです。十分後くらいにまた同じ男が出てくるんですよ。(会場のお客さん:笑) 俳優陣からしたら「誰だよ」みたいな、ちょっと知っている人からしたら「うわ、アイドルが上がってきたよ」と、思われていると思っていたんです。(周囲から「いやいや、そんなことない」という声が上がる)だから、二回目の登壇の時に本当にいたたまれなくて、スピーチで「僕なんかが何度も出てきてしまって、場違いだなと思っています」みたいな内容を話してしまいました。それでも何とか軌道修正をして、「うれしいは、うれしいです」とはなしたんです。でも、「こんな僕を話題にしてくれて、ありがとうございました」で締めておけば良かったんですが、なぜか「すみませんでした」と付け足して帰ったんです。(会場のお客さん:笑)会場がざわざわざわってなっちゃって…あの最後の「すみませんでした」さえなければ、もうちょっと収まりが良かったはずだと思っています。やり直したいですね。もっと感謝をいっぱい伝えられたら良かったと反省しています。 松さん「あの時に戻りたい」という話でも良いですか? 小学校の五年生くらいの頃に、体育の授業でハードルをやったんです。その授業で「50メートルハードル走のお手本をやれ」と言われたことがあったんです。あの時の私が一番輝いていたと思います。(登壇者の皆さん&会場のお客さん:笑)当時、普通に50メートル走を走るより、ハードル走の50mの方がタイムが速かったんです! (登壇者の皆さん&会場のお客さん:「ええ!」という驚き&笑) 飛べるよろこびみたいなものがあったんです(笑)。 MCこれまでの作品に出ているご自身などではなくてですか? 松さん私にとってはあの時です。もう二度と戻らないですが、輝いていたんです(笑)。 松村さん見てみたいですね。当時の松さんにとっては、その50mが世界の全てということですもんね。 塚原監督世界征服。 松村さん世界征服? 今、響きだけでしゃべっていましたよね。(登壇者の皆さん&会場のお客さん:笑) MC(笑いに満ちたステージを見て)お話をうかがっていても、撮影現場もこういった空気だったのかなと思いました。 塚原監督こんな感じで、仲が良かったです。 MC最後にこれから本作をご覧になる方へメッセージをお願いいたします。 塚原監督優しい作品になっていると思います。皆さんに受け取っていただいてから、また育っていくものだと思いますので、ぜひ一緒に楽しんでいただけたらと思います。 松村さん本作は、夫婦の物語ではありますが、皆さんにとってそれは親友であったり、家族であったり、仕事の仲間だったり、いろいろなものに転換できると思います。ぜひ、観終わった後に「自分にとっては何かな」と、思い出してもらって、楽しんでいただけたらと思います。 松さん切ないお話に感じるかもしれませんが、私はどこか幸せな話だと思います。それをひとかけらでも皆さんに感じていただければ幸いです。今日は本当にありがとうございました。
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「アンダーニンジャ」初日舞台挨拶「アンダーニンジャ」公式サイト漫画家・花沢健吾さんによる、現代社会に潜む新たな忍者像を描いた漫画「アンダーニンジャ」(講談社「ヤングマガジン」連載)が、山﨑賢人さんを主演に実写映画化され、1月24日より公開となりました。 1月24日、初日舞台挨拶をTOHOシネマズ 日比谷にて実施し、山﨑賢人さん、浜辺美波さん、間宮祥太朗さん、白石麻衣さん、山本千尋さん、宮世琉弥さん、岡山天音さん、福田雄一監督が登壇しました。初日を迎えた喜びと、手に入れたい忍術について語りました。こちらのイベントの様子を詳しくレポートします。初日舞台挨拶雲隠九郎役山﨑賢人さん野口彩花役浜辺美波さん加藤役間宮祥太朗さん鈴木役白石麻衣さん山田美月役山本千尋さん蜂谷紫音役宮世琉弥さん猿田役岡山天音さん福田雄一監督山﨑さん皆さん、今日は初日にお越しいただいて、本当にありがとうございます。無事に今日を迎えられてうれしく思います。本当に、面白い…現代ニンジャ…最高……最高?(照れた様子で隣の間宮さんの方を見ながら)福田監督(笑)。誰か助けてあげて! MC(会場の皆さんに)最高でしたよね? (会場:拍手) 福田監督現代ニンジャ最高エンターテインメントだよね! 山﨑さん現代ニンジャ最高エンターテインメント…超大作が、完成しました! 今日は短い時間ですが、よろしくお願いします。 浜辺さん皆さん、お越しいただきありがとうございます。皆さんの元に、この作品が届いたことをとてもうれしく思います。それと同時に(演じた役の)野口としてはちょっとドキドキという気持ちがあります。たくさんの方に楽しんでいただけたらうれしいです。 間宮さん皆さん、本日はお越しいただきありがとうございます。福田さんとも久しぶりの作品になりまして、それから山﨑“最高”賢人とも…。(会場:笑) 十年ぶりぐらいの共演でとてもうれしいです。 福田監督「水球」以来(「水球ヤンキース」2014年フジテレビ系列にて放送/主演:中島裕翔)ですか? 間宮さんそうですね…。 山﨑さんうん。(うなずく)。 間宮さんあれが10年くらい前なので…(共演が)それ以来です。 福田監督「水球」以来なんだ‥‥すごいね。 間宮さんでも、現場で一緒になったら、そんな感じはしなかったですね。 山﨑さん確かに! 福田監督僕が初めて山﨑賢人くんを見たのが「水球」ドラマです。 山﨑さん…繋がって…いるんですね。 福田監督そうだね(笑)。 間宮さんそんな作品が公開になってうれしいです。 白石さん皆さん、本日はありがとうございます。無事に公開初日を迎えられて本当にうれしいです。今日からたくさんの方に観ていただけたらいいなと思っております。 山本さん本日は、ありがとうございます。私は福田組初参加ですが、現場で本当に楽しく撮影をさせていただきました。その思いが観ている皆さんに伝わると良いなと思いながら、初日から期待を抱いております。 福田監督みんな、千尋ちゃんが鼻をほじっているのは見たんだよね? あの時は、現場が大爆笑だったんだよ。 山本さん(笑)恥ずかしい。鼻が柔らかくてきっとほじりやすいんです。 福田監督でも、しばらく鼻血が止まらなかったんだよね? 浜辺さんえっ!? 山本さんそうなんです。三日間ぐらい微量の血が出ました(笑)。「よい子はマネをしないでください」とお伝えしたいですね。 福田監督セリフが「(指の)第一関節まで入っている」というものなので、第一関節まで入れることがマストだったんだよね。 山本さんはい。「第一関節まで入れてね」と言われたので、これはするしかないなと思いました。 MC監督の指示ですか? 浜辺さん、それは大変ですね! 浜辺さんそれは特別手当がほしいですね! 山本さんはい! 浜辺さんもらいましょう! 福田監督でも、あのシーンを撮り終わった後に、「このシーンを楽しみにしていたので、本編でカットになったら嫌だなと思っていたんです。残っていてうれしかったです」って言ってくれました。 山本さんすごく意気込んでいたので、良かったです。 宮世さん僕も念願の福田組作品でした。小学生の頃に「勇者ヨシヒコ」(2011年、2012年、2016年にテレビ東京系にて放送されたドラマ/出演:山田孝之 ほか)の、モンスターの着ぐるみの中に入る子ども役のオーディションに落ちているんです。 福田監督段ボールの中に入る役でしょう? 宮世さんそうです。顔が映らない役で落ちているんですが(笑)、こうしてご一緒できてうれしかったです。 福田監督でも、その年のハロウィンにやけになってヨシヒコの格好になったんだよね。 宮世さんはい。山田孝之さんのヨシヒコのコスプレをして、ブログに写真を載せました。 岡山さん本日は、皆さんお集まりいただきありがとうございます。ストレートに楽しめるパワフルな作品ができたと思っております。作品に参加できてうれしかったですし、こうして皆さんに集まっていただけて本当にうれしいです。 福田監督MCさん、この作品、たぶんお客さんが入っていると思うんですよ! 僕のXに、「初日に観ました!」ってコメントをこれほどもらったの、初めてなんです。たぶん僕が映画監督になって初めての体験です。ご覧になった皆さんも、ぜひ口コミで広めてください。(会場:拍手) MC本作には、皆さんが演じた役を始め、個性豊かなキャラクターがたくさん出て参りました。キャストの皆さんが本作をご覧になって、自分以外のシーンで一番カッコ良かったシーン、一番面白かったシーンを教えていただきたいと思います。 山﨑さん本当に全員カッコ良いんですよ。現代ニンジャで、それぞれ違う戦い方をしているので、本当にみんなのシーンはそれぞれカッコ良いと思いました。 福田監督美波ちゃん以外は、カッコ良いよね! 浜辺さんあ! 山﨑さん美波ちゃんも、カッコ良いよ! 浜辺さん私の役は、カッコ良いところはないよね(笑)。でも、私も同じように「私以外のみんなのアクションシーンがカッコ良い」って言おうと思っていました。でも、思っていたことを全部言われてしまいました。 山﨑さん同じだ! …ニンニン。 浜辺さんニンニン…。(笑い崩れる) MCその「ニンニン」はなんですか? 山﨑さん困ったときにニンニンって言います(笑)。 MCでは、浜辺さんも山﨑さんと同じということでよろしいでしょうか? 浜辺さんあ、良いですか? はい。 間宮さん(浜辺さんに言い残したことはないか確認)それで良いんですね? 浜辺さん何かあったら言います。 間宮さん賢人とムロツヨシさんのシーンは、二時間という限られた作品の尺の中で、物語が一歩も進まないシーンなんです。それが、あれだけ贅沢にあるのは、福田さんの作品ならではだと思います。観ていて「ここら辺でカットかなぁ?」と思うところが三回ぐらいありましたが、面白かったです! 福田監督(大笑い)。最初、あのシーンに全部音楽をつけてくれていたんですが、「音楽はいらないです」って無音にしました。 間宮さんだから絵が際立つんですよね。 福田監督原作の花沢先生も「あのシーンが一番好きだ」と言ってくれました。 MC監督、途中で切るつもりはなかったんですか? 福田監督あれは、あの後にムロくんの「すっとぼけ選手権優勝だよ」っていうセリフがあるんです。 登壇者の皆さんえ! 福田監督それをムロくんが忘れているんです! こっちはそのセリフを待っているのに全然言ってくれないので、とりあえず「言ってもらいたいなぁ」と思いながらずっと待っていたんです。やっと最後の最後に、「優勝だよ、すっとぼけ選手権」と、何となく言ってくれたんです。だから、しばらくしてからカットしたんです。なので、あれはセリフの間です。でも、賢人くんが笑ってしまっているので、二テイク目を撮ったんですが、二回目でもう爆笑してしまっていたので、「これは何回やっても一緒だな」と思って一テイク目を使いました。でも、何気に美波ちゃんは鼻クソが取れなくて、ずっと九郎に「あ!」って言われている時、笑っています。あと、九郎は、指輪が取れないシーンでちょっと笑っています。 MCそういうところも含めて二回三回と観ていただきたいですね。 白石さん皆さんのアクションもカッコ良いですし、面白いシーンもたくさんありますが、私が好きなシーンは浜辺美波ちゃんの見たこともない表情が見られるシーンです。ちょっと衝撃というか、どんな顔をしても「かわいいな」と思いました。 浜辺さんSNSをしばらくやめようと思っています(笑)。 白石さんどうしてですか! やめないでください。 浜辺さん自分以外のところは全部オススメなんですが、ちょっと自分のところは、「皆さんの反応が怖いなぁ〜」と思ったので、しばらくXとかは開かないでおこうと思っています。 福田監督開いて(笑)! 絶対に可愛いんだって!(会場:拍手で「かわいい」に同意) 浜辺さん監督は「絶対に野口は可愛くなっているから」と言ってくださるんですが、言われれば言われるほど嘘にしか聞こえなくなって…(会場:笑)。「絶対嘘だ」「これは公開を押し通そうとしている」「怖い!」「切ってもらっていいのに」ってずっと思っています。 福田監督(山﨑さんに)かわいいよね? 撮影中も賢人くんとずっと「野口かわいい!」って言っていたもん。山﨑さんかわいい! 浜辺さん本当にありがとうございます。 福田監督でも、シーンを撮り終わるごとに「疲れた」って言っていたらしいよ。 白石さんあ、そうなんですね! 山﨑さん「終わったぁ~」って言っていた。 山本さん皆さんのアクションシーンは本当にカッコよくて、「私は大丈夫だったかな?」と思っていました。序盤の岡山さんと白石さんの流れが本当にカッコよくて、アクション練習もお二人が先にされていた記憶があります。とにかくすごく練習をされていたのを見ているので、応援する気持ちになってしまって、私は出ていないのに思い入れのあるシーンになりました。 宮世さん僕は山﨑さんのアクションで、胡坐じゃなくて…(その時のポーズを真似する)。あれ、何て言うんですかね、肘を立てた…。 山﨑さん肘を立ててテレビを見ているような体勢みたいなね…。宮世さんあの、面白カッコ良いアクションが一通り好きです。 福田監督あれは賢人くんが、(本作のアクション監督)田渕(景也)さんに、「やりましょう!」って言ったらしいよ。 宮世さんアドリブなんですか? 山﨑さん(いつもより低めの声で)提案しました! 間宮さん(笑)。何で今、カッコつけて言ったの? 山﨑さんちょっとだけ先輩ヅラしようと思って(笑)。(登壇者の皆さん:笑) MCここは「ニンニン」はでないんですね? 山﨑さんあ、「ニンニン」で!(会場:笑) 岡山さん僕も印象的なシーンはたくさんあるんですが、やはり九郎が最初に登場する銃弾を避けるシーンが、「山﨑賢人キター!」っていう感じが出ていて……。 福田監督イライラするでしょ? 岡山さんイライラしました。 福田監督(爆笑)。 岡山さんカッコ良すぎて…。 福田監督「カッコ良すぎて、イライラする」ってずっと言っているよね! 岡山さん…あのシーンは好きですね。 福田監督あの、銃弾をよけて走ってくるところですよね? 岡山さん(小さな声で)ムカつくわ…。 福田監督(笑)。 MC本作の主題歌は、大人気ユニットCreepy Nutsが手がけた「doppelgänger(読み:ドッペルゲンガー)」です。「アンダーニンジャ」のストーリーや設定から構想を得て書き下ろした楽曲で、既に話題沸騰となっております。この主題歌は、映画公開に合わせて本日から配信となっております。キャストの皆さんは、この本作の主題歌、「doppelgänger」を初めて聴いた時にどのようなイメージを持ちましたか? 山﨑さんこの「アンダーニンジャ」の世界観に、本当にぴったりだなぁと思いました。やみつきになる感じと、ヌメっとした感じが…。 間宮さんニンニン(笑)。 山﨑さんニンニン(笑)。映画を見終わった後の余韻も、最強で最高の映画になったなぁと思いました。 浜辺さん私は初号試写でエンディングが流れるまで、Creepy Nutsさんが担当していることを知らなかったので、流れてきてとってもうれしかったです! テンションがすごく上がりました! 本作をカッコよく締めて下さって、最高の楽曲をいただけたとうれしく思いました。 福田監督美波ちゃんは、エンドロールの仕掛けに気がつきましたか?歌詞に「往復ビンタ」って言葉があるんですが、そこは、必ず美波ちゃんの往復ビンタの姿を合わせています。 浜辺さんえー、嘘〜! うれしい! 気づかなかったので、確認するために観ます。絶対に自分では歌えないですが、カラオケで流す時は、私も(頬をたたく動きを)やります。 MCエンドロールに流れる映画版「doppelgänger」は、本来の楽曲より30秒ほど長い特別仕様になっているそうです。さて、現代ニンジャを描く本作ですが、「もし皆さんが忍者だったら使ってみたい忍術はなんですか?」「こんな忍術があったら良いな」というものを事前にうかがって、それぞれ巻物にしましたので、一斉に披露していただきます。 ■登壇者の皆さんが一斉に巻物を手に披露。■山﨑さんの使ってみたい・あったら良いなと思う忍術 【分身の術】山﨑さん「分身したいな!」と思って。 福田監督それは、仕事が忙しいからでしょ? 人に行ってもらいたい仕事があるってことでしょ? 山﨑さんそういうわけではなくて、「いろいろ便利だな」と思ったんです。それに、分身しても、結局自分の経験値になるじゃないですか。「台本をみんなで手分けして覚えたら秒で終わるなぁ」「変な人には分身して撹乱して逃げられるなぁ」とか、いろいろな使い方があると思います。もし、痛い思いをした時は、すぐにポンと消して自分のところに戻します(笑)。■浜辺さんの使ってみたい・あったら良いなと思う忍術 【早駆けの術】浜辺さんこのお仕事で撮影が早く終わって、栃木から早く帰ろうってなった時に、帰宅ラッシュの時間帯に当たると渋滞していたりね。そういう時は、タタタッと高速を走って帰ります。 福田監督高速を走るのはまずいんじゃない? 浜辺さんじゃあ、下道(したみち:一般道)をタタタッと走ります! 福田監督下道は下道で、なかなかだよ…。 浜辺さんそれで、三時間かかるところを早駆けなので一時間半ぐらいで走ります。 MCちょっと待ってください。それは信号無視をしているってことですか? 浜辺さん交通ルールは守ります。 間宮さんそれはちゃんと疲れるの? 浜辺さんどう思いますか?(会場:笑) 福田監督忍者が修行したのであれば、疲れないんじゃないですか? 浜辺さんそうですね。普通よりは疲れないでしょう。でも、カロリー消費はするので多分痩せます。一石二鳥なんです。 福田監督ガリガリになっちゃうじゃん。 浜辺さんでも、焼肉をたくさん食べても、栃木から走って帰ったら、ちょうどマイナスぐらい!(会場:笑)。…ちょうどマイナス…(自分の間違いに気づいて爆笑)。プラスマイナス0ですね。 福田監督栃木から東京にすぐ帰りたいんでしょう? それなら間宮の術の方が良いんじゃない?■間宮さんの使ってみたい・あったら良いなと思う忍術 【場所移動の術】間宮さん場所移動の術です。 浜辺さんちゃんと忍術一覧を調べましたか? それだと魔法ですよ。(会場:笑) 早駆けの術は一覧にあったんですよ。 間宮さん調べていないですよ。普通、調べないでしょ(笑)? 福田監督真面目か(笑)! じゃあ、僕の術も絶対にないよ! MC「こんな忍術があったらいいな」を書いてもらって良いんですよ。 浜辺さんそれだと魔法なんだもん…。 福田監督間宮のは、どこでもドアだよなぁ。 間宮さん違いますよ。どこでもドアではないです。「場所移動の術」です。 浜辺さんどういう原理なんですか? 間宮さん魔法です(笑)。(会場:笑) MC浜辺さんのはカロリーを消化して実際に走るんですもんね。 浜辺さん忍者は魔法使いじゃないので、人間の能力を高めているんです。■白石さんの使ってみたい・あったら良いなと思う忍術 【変身の術】白石さん朝起きたすっぴんの状態で「変身!」っていう感じで、パッとメイクや髪型もセットされた状態に変身できる術です。 福田監督他の人に変身しなくて良いの? 白石さん他の人ではなく、自分の身だしなみを整えた状態になりたいです。■山本さんの使ってみたい・あったら良いなと思う忍術 【記憶の術】山本さん今もこの巻物がどちらから開くのかを忘れてしまって、間宮さんに教えてもらいました。本当に記憶がなくなるので、台本を覚えるのも遅いので、すっと覚える力があれば良いなと思っています。 間宮さん殺陣は忘れないじゃないですか。 山本さん体を動かすのは得意なので、その場では覚えますが、次の日には忘れます。 MCアナウンサーもそうですよ。どんどん入れていかないといけないので、ニュースは読んだらどんどん忘れます。 登壇者の皆さんへぇ。■宮世さんの使ってみたい・あったら良いなと思う忍術 【透明になれる術】宮世さん僕は、新幹線や飛行機の移動する時にめちゃくちゃ隣の席の人を気にしちゃうんです。買い物行った時も、人を気にしたくないので、透明になりたいです。…(登壇者の皆さんの方を向いて)大丈夫ですか? え、気にしないですか? 新幹線とかで隣にどんな人が座るんだろうって気にならないですか? 山﨑さん分かる! 宮世さん(同意してもらえてうれしそうに)分かります? 山﨑さんでも、透明だったら、誰もいないと思って、上に座られちゃうね。(会場:笑) 宮世さん確かに。 福田監督じゃあ、一人で飯に行くとかできな? 宮世さんあ、しないですね。 福田監督僕も一人でご飯できないの。一人で食べていると、周りの人に「あいつ一人で食べている」って思われていそうでできないの。あと、僕は栃木の出身なんですが「あいつ、田舎者だぜ」と思われている気がしています。 山﨑さんそんな時は、(自分の巻物を福田監督に見せるように)分身の術を。福田さんがいっぱいです。 福田監督僕がいっぱいで食べられるんだ(笑)。賢人くんは、一人でご飯するよね? 僕とプロデューサーでステーキを食べていたら、フラッと一人で現れたもんね。「一人?」って聞いたら、「一人です!」ってやりとりしたね。 山﨑さんはい。一人でご飯食べに出かけます。 福田監督すごいよね。だって絶対周りの人に「山﨑賢人が来た!」と思われているよ。宮世はそれが無理なんだもんね? 宮世さん絶対に無理です。■岡山さんの使ってみたい・あったら良いなと思う忍術 【無眠の術】岡山さんこれは、寝なくて良いという術です。寝る時って無じゃないですか。 山﨑さん身体を回復させるってことがなければ、無すぎて嫌だなってこと? 岡山さんだから、あまり寝るのが好きじゃなくて。 福田監督起きていて何をしたいの? 岡山さんTikTokを見るとか(笑)。寝るモチベーションが湧かなくて、寝るタイミングが分からないんです。それで、朝の八時まで起きていることもあります。■福田監督の使ってみたい・あったら良いなと思う忍術 【笑えるギャグが書ける術】福田監督僕はもう一貫して子どもの頃からずっとこれを考えていました。 MCもう充分書かれているのでは? 福田監督いいえ、まだ足りないです。お客さんが笑い死ぬぐらいのギャグをいっぱい書きたいと思っています。まだまだ達成されていません。常にこれを思い続けている人生です。 ■フォトセッション(会場のお客さんと一緒に撮影しました)MC最後に、代表して山﨑さんからご挨拶をいただきます。 山﨑さん皆さん、今日は本当にありがとうございます。これだけ笑いとアクションの緩急がある最高最強のニンジャ映画は今までに観たことがないと思います。ぜひ周りの方にも広めていただいて、また映画を観てほしいと思っております。花沢先生が「映画の続編をやりたい!」とおっしゃってくださいました。そんなうれしい出来事も起こっております。最後まで観た方は分かると思いますが、作品はあんな感じなので、とにかく楽しんでみてもらえたらうれしく思います。
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「名探偵コナン 黒鉄(くろがね)の魚影(サブマリン)」黒の日舞台挨拶「名探偵コナン 黒鉄の魚影」公式サイト原作者・青山剛昌さんによる原作漫画が4月12日に103巻に到達(累計発行部数は全世界2.7億部を突破!)、テレビアニメシリーズも放送1000回を突破するなど、ますます勢いを増している「名探偵コナン」。4月14日に公開し、今もなお全国の劇場でロングラン上映を続けている最新作の「名探偵コナン 黒鉄(くろがね)の魚影(サブマリン)」は、公開から143日間で観客動員数966万人・興行収入136億円を超えるという驚異の成績を残し、26作目にしてシリーズ歴代NO.1の成績を記録しました。 そんな同作もいよいよ閉幕が近づき、応援してくださったお客さまへの感謝、さらに本作のメインキャラクターでもある“黒ずくめの組織”になぞらえて、9月6日の“黒(96)の日”に声優陣が再集結し舞台挨拶を実施しました。壇上には、高山みなみさん、林原めぐみさん、堀之紀さん、立木文彦さん、小山茉美さん、古谷徹さん、三石琴乃さんが揃い、ネタバレシーンありでファン垂涎のトークを繰り広げました。全国342の劇場で生中継を実施した、激アツなこちらのイベントの様子を詳しくレポートします。黒の日舞台挨拶江戸川コナン役高山みなみさん灰原 哀役林原めぐみさんジン役堀 之紀さんウォッカ役立木文彦さんベルモット役小山茉美さん安室 透/バーボン/降谷 零役古谷 徹さんキール/本堂瑛海役三石琴乃さん高山さん皆さん、こんばんはー! 47都道府県の皆さん、見ていますかー? 今日は、あっという間に終わってしまうかもしれないですが、この舞台の興奮をみんなで共有しましょう。 林原さんまさか黒の日に、こんなかたちで呼ばれるとは思っていませんでした。たくさん潜ってくださった方もいると思います。もしかしたら今日初めて観る人がいたら、それはそれで素敵です。最後の最後の最後の最後まで楽しんでいただきたいと思います。 堀さん今日は日本全国の皆さん、充分楽しんでいってください! 立木さん黒の日にふさわしい男といえば、私なんですが……黒以外何もないです。声も容姿も黒です。今日は観客の皆さんと、全国の皆さんと一緒に、この130億円以上いったコナンを、これからも楽しめるこの場にいられることが本当にうれしいです。 小山さん(ベルモットの声で)A secret makes a woman woman.(意味:女は秘密を着飾って美しくなる)秘密だらけの小山茉美です。 古谷さん皆さん、ようこそ集まってくださいました。そして全国のこの舞台中継をご覧の皆さん、本当にありがとうございます。思えば「名探偵コナン ゼロの執行人」(2018年公開)の時にネット上で、「安室透を100億の男に」と言う声が高まりました。それ以来、毎年「劇場版『名探偵コナン』が100億を超えないかな?」「三桁いかないかな?」と、いつも願っておりました。それはスタッフ、キャストみんなの思いでございます。ついに皆さんのおかげで100億どころか135億を超えたと言う素晴らしい成績を残すことができました。次は、安室透が200億を目指します!(会場:大きな拍手) 三石さん「名探偵コナン」のイベント初出場の三石琴乃でございます。普段は割と正義側の役が多いですが、今回は黒の日ということで黒い衣装で、このそうそうたるメンバーの方たちとこのステージに立てることを本当にうれしく思います。 MC本日は上映前ではあるんですが、「ネタバレ何でもあり!」ということで、宣伝期間中にあまりお話いただけなかったあんなお話、こんなお話、いろいろ伺いたいと思います。4月14日の公開初日から9月3日まで143日間の興行収入が136億円、観客動員数966万人突破! シリーズ歴代記録更新中です! 高山さん今この9月6日まで、ずっと上映されていること自体が初めてのことなので、それに一番驚いています。こんなに長く上映されるとは思わなかったです。130億円……、何もかもが驚きというか、新鮮過ぎちゃって何とも言えないです。それだけたくさんの方にご覧いただけたということが本当にうれしいです。 MC966万人という数字、実感はありますか? 高山さんないです(笑)。 堀さん15人に1人ぐらいは観ているって感じでしょ。 高山さんでも、これ、ねぇ、もうちょっとで目指せ1000万人。 古谷さん桁の区切りが良いほうが良いよね! 高山さんキリが良いのがいいですね。13っていうのもあんまり好きじゃないんですよね。13って何か黒ずくめの方たちのイメージがあるじゃない? だから14にしたいの。もうちょっとで140になる。いけそうだよね? MCあと340000人で1000万人! 古谷さんあ、全然いけそうじゃない。 高山さんこのまま年末まで(映画館での上映を)やっちゃうかもしれないでしょ?(会場:大きな拍手) 堀さん来年の封切りまでずっとやっていたら? 高山さん来年まで? 林原さん同時上映しちゃう? 堀さん二本立て! 高山さんすごいね、それ! 古谷さんすごい発想だね! 高山さんその発想はなかったわ! でもちょっとだけ間を空けてくれないと、ちょっと休憩できないかな(笑)。皆さんもちょっと休憩も取って「じゃあ次は何だろう?」っていきたいじゃない。でも、本作をできる限り楽しみたいよね。クロージングって言っているけれど、いつクロージングするかは、あなた次第!(とニヤリ) MC大ヒットに向けていろいろと皆さんのお力もお借りしたいと思っております。まずは本編の中身ですね。皆さん、ラストの水中シーンが気になっていると思います。あれは物語上、コナンくんには聞こえていないんですよね? 高山さん気を失っていますし、聞こえていないです。 MCあのシーンを高山さんがご覧になった時はどのようなご感想でしたか。 林原さんみなみちゃん(高山さん御本人)になってからでしょ? 江戸川くんにはちょっとどいてもらって。 高山さん“ちょっとどいてもらって”ね。今までになかった映像美というか、水中であんなに長いシーンはありませんでした。水中のシーンは、たくさんあったけれど、ああいう感じはなかった。本当に単純にきれいで素敵なシーンだな、切ないなぁ、そして恥ずかしいなぁ(笑)。 林原さんふーん。「高山みなみは“恥ずかしい”」のね。 高山さんうん、照れちゃう。林原めぐみは照れない? 林原さん林原めぐみが観たとしたら? あ! 照れるね!! 高山さんでしょう? 林原さんそういうことか。はい、分かりました。 MCちなみに、このシーンのアフレコに向けて、林原さんはどんな思いで準備をされたんでしょうか。 林原さん台本をもらって、読んだ時にすごくびっくりしました。何かを自分が発声することで一つの正解になってしまうことが怖かったです。こんなにセリフを言うのが怖いのは久しぶりでした。「どういう言い方」とか「どういう思い」ではなく、どれも正解で、どれも誰かの何かと違うみたいな感じですかね。ただ、いろいろな思いの中に沈んでいく時の決意としては、「コナンくんだけではなくみんなを巻き込んじゃいけない」っていう思いがありました。博士のシーンも大好きですが、そのシーンについては哀ちゃんは知らないので、探偵団の子たちがおとなしく帰ったことも知らないわけです。でも、何か彼女が今までずっと背負ってきたものとかをちゃんと一緒に水の中で感じようみたいな思いはありました。何かキーワードになるセリフよりも、今海の中で宮野志保からシェリーから灰原哀からずっとたどってきたものをたどる気持ちかな。 古谷さん難しいセリフだよね。 林原さんどれも合っているような、間違っているような…。でも(高山さんと)二人で録れたから、すごく素直にやれた気がしています。 MC本作の公開後は、いろいろな反応があったかと思います。灰原哀ちゃんの“アイ”の字も「哀しい」ではなく「愛情の愛」だという声が上がったり、実際に反響を受けてどうですか? 林原さん劇場版としては「本当にありがとう」という気持ちです。この後、テレビシリーズもあるので「また相棒に戻っていくのね」っていうところであります。でも日常でもきっと哀ちゃんは分かっていますよね。みんなのあのシーンを見ていなくても、きっと自分の「アイ」の字が違うことを自分からは言わないけれど、分かっているだろうって思っています。 MC堀さんに伺います。完成披露試写会でまさかの「哀ちゃん、かわいい!」というコメントが飛び出しました。今回本編ではかなり冷酷なジンの一面が描かれていたと思います。演じる上で意識されていたことなど教えてください。 堀さんまずね、「哀ちゃん、かわいい!」は、単純に視聴者目線で言ったことです。ジンではないです(笑)。高山さんそれはそうでしょう(笑)。 堀さんジンは「会いたかったぜ、シェリー」って言うんですよ! あれって最初に言ったのはハイドシティホテルの屋上で哀ちゃんがお酒を飲んでシェリーに戻った時に、ジンが追い詰める。またジンはばかだねぇ…。余計なポエミィなセリフ「綺麗じゃねーか…闇に舞い散る白い雪…それを染める緋色の鮮血…」なんて言っているうちに、コナンくんに麻酔銃で撃たれるんですよ。(会場:笑)それ以来の「会いたかったぜ」だったので、前のを見返して「どういう言い方をしたのかな」って一応勉強しました。ジンは大声でどうかつしたり、逆上してわめきまくったり、怒りまくるということは絶対にしないので、本当に静かな口調で相手に対して死を宣告するんですよ。だから、それは逆にすごく怖いよね。わめきまくっている人の方が「落ち着け」って言えそうじゃない。落ち着いている人間から「もう終わり」と静かに言われると本当に終わっちゃう感じがしますよね。役柄的に本当にしょうがないんだけれど、同じスタジオに入ると林原さんが僕のこと「怖い怖い」って言うから、自分でもどこまでそうやって良いのか分からなくなりますよね。 林原さんキャラクターをすでにまとっているから。 堀さん僕が怖いの? ジンが怖いの? 林原さんジンです。(首から肩を示して)ここにジンを背負っているんですよ! 堀さん背負っていないから! 林原さん皆さん背負っているんです! 堀さん本当の僕はもっとホットです。 林原さんはい。存じ上げております(笑)。 堀さんですから、静かなセリフをしゃべりながら、林原さんが「怖い」と言ってくれるのは、ジンにとっては本望なんだろうと思いながら演じております。 MC今回は、劇中に黒ずくめの組織の新しいメンバーであるピンガが登場します。ジンはピンガに対してどんな気持ちだと思いますか? 堀さんジンから見たピンガはね、one of them。その他大勢のうちの一人っていう感覚だと思います。だから、役に立っているんだったら放っておくけれども、役に立たないならいらないよっていう感じですね。ただね、ジンって本当に残念なことに、哀ちゃんの正体を見破ったピスコをやっつけちゃったり、コナンくんの正体を見破ったアイリッシュをやっつけたりして今回またコナンくんの正体を見破ったピンガに何かしちゃうでしょ。そういうところ、ジンって間が抜けていると、本当に自分で思います。 MC続いて立木さんに伺います。そんなジンと行動を共にするウォッカですが、今回は独断で人を動かすなど組織の中での発言力の高さが伺えました。 立木さんそうですね、自分でも驚きました。これまでは、「兄貴、やりましたぜ!」とか「どうしました?兄貴」とか、割とシンプルに一言で片付くセリフが多かったんです。だから、台本を見て結構しゃべっているなぁと思いました。僕がウォッカを演じる上で役のヒントになったのは、堀さんのジンなんです。一緒に行動していて、相当影響を受けているから、「おしゃべりなジン」みたいな感じでやってみようかなという感じです。ピンガに関しては、僕の中で勝手に思っていることなんですが、劇中で、カーチェイスみたいなこともやっていたりするのでジンとは違って弟子にするのが良いなぁっていう感じです。ピンガが生きていたら、「僕のバディにしたいな」みたいな願望があるんです。だからピンガのデビュー戦を飾らせてあげたのは僕かなと思っています(笑)。その辺は良かったです。あとは、僕はいつもレギュラー回に出ているわけではないですし、今回の劇場版は今までになかったような感じなので、その辺の作りはシーン毎に変えていきました。意外と核心を突くようなことを言ったり、シェリーのことを言ったり、その辺で、悪い印象というか、皆さんがいろいろと想像を膨らませてくれるような言い方をできるだけしました。高山さんウォッカにちょっと聞きたいことがあるんだけれど? 立木さんウォッカに? 高山さんうん。キール、好き? (会場:笑) 立木さんそれねー。潜在意識の中にあるんですよね。 高山さんなるほどね!(林原さんに)何か愛がこぼれていたよね? 林原さんね! 立木さん劇場版でそういう愛があふれましたね。 三石さん私、アフレコで、ジンとウォッカと三人で録ったんです。ウォッカの「兄貴、やっと来てくれた!」ってセリフがあったんですが、本番でジンへの愛があふれすぎちゃって、「兄貴ぃ(ハート)」みたいなことがあったんです(笑)。「すごくジンのことが好きなんだ!」って思いました。私にはあの時ハートが見えました!立木さんよく覚えていたね。あれさ、思わず出ちゃうんだよね。 三石さんそれで録り直しになったんです! 高山さん(爆笑) 立木さんキールも好きです! 三石さんありがとうございます。 高山さんウォッカは、黒ずくめの組織の中では、一番人っぽい。人間味がありますよね。あったかい感じがします。 林原さん血が赤い感じがするよね。 高山さん誰でも好きになっちゃう感じ。 堀さんカツ丼とか食べてそう。(会場:笑) 高山さんうんうん! ジンはカツ丼食べなさそうだもんね。 堀さんジンはね、何を食べているんだろう。僕には全然想像できない。どこかのバーの片隅でジンを飲んでいる感じかな。 高山さんお酒は分かるけれど焼き魚とか食べているイメージがない。 堀さん秋刀魚とか? 高山さん自分で焼いていたりしてね! 古谷さん赤身のマグロじゃなかったっけ? 高山さんあーそう赤身のマグロね! 堀さんそうそう! 高山さんしかも自分でさばいちゃうんだよね。 林原さん血のしたたるステーキとか? 堀さんそうだねー。 林原さん血なんだ! MC黒ずくめの組織の裏の顔がのぞけた感じがします。小山さん、今回はベルモットで始まり、ベルモットで終わると言っても過言ではないかと思います。前回のイベントで「ベルモットのことはまだつかめない」とおっしゃっていましたがいかがですか? 小山さんいまだにこうやって皆さんの会話を聞いていても、ついていけない私がここにいます。あまりにも秘密が多いじゃないですか、ベルモットって。今回もそうなんですが、必ず単独行動をしているし異次元にいるみたいですよね。それこそ赤い血じゃなくて青い血でも流れていそうなクールな感じですね。前回の完成披露試写会でも話しましたが、「青山先生にお目にかかったら秘密を一つでも教えてもらおう!」と思っていたんです。そしたら、あの後に「100億円突破記念パーティー」があって、そこで青山先生とすごく久しぶりにお会いできて、膝を突き合わせて「先生、私の秘密を教えて!」って言ったら、「小山さん、以前にお話していますよ」と言われました。(会場:笑)…全く覚えていない。 林原さん知らないほうが良いと思って脳が消去したんじゃないですか。 小山さん消去したんですかねぇー。でも、「ごめんなさい。覚えてませ~ん!教えてくださ~い!」って言って教えてもらっちゃったの。でもね、(ベルモットも声で) A secret …。私だけの秘密よ、誰にも教えてあげないわ。 林原さんあら、やだ! 高山さんそれ、忘れないでくださいね!(会場:笑) 林原さん鍵かけておいて! 高山さんちゃんと書いておくとかで良いですから。 小山さん分かった! 気をつける! 高山さんかわいい……。 MC今、ベルモットは単独行動が多いキャラクターだとお話されましたが、小山さんから見て、ベルモットが組織の中で信用しているのは誰だと思いますか。 小山さん(即座に)いません!(会場:笑) 堀さん(大笑い)。 小山さん誰もいませんよね。強いて言えば一番信頼しているのはコナンくんかも。 高山さんおっ! 小山さんニューヨークでベルモットを助けてくれたもんね。たぶんその恩義があって、すごく信頼しているのかな。 林原さん(高山さんに)ベルモットのこと信頼している? 高山さんいや、…ちょっと待って! それは想定外の質問。お母さんの友だちですからね。“信頼”とはちょっと違うんだよな。林原さん何かあるよね。 高山さんあの、ここだけの話。 林原さんこれ、全国中継!(会場:笑) 高山さんここだけの話、「もしかしたらこっち(自分たち)側の人間なんじゃね?」とは、ちょっと思ってる。 小山さん私の"もしかしたら"を聞いてくれる? 高山さん聞いてあげる! 小山さんコナンくんって、私の子どもなのかも。 高山さん待って!! すごいことを今、聞いた。(会場:爆笑)小山さんすごい発想力でしょ? 高山さん父親は誰? 堀さんジンだよ! 高山さん&林原さんちょっと待って!!(笑) 高山さん何か変な関係図になってきた。待って! やめよ。なぜ、そんなことをお考えになりました? 小山さんでも面白いでしょ? 古谷さんあるとしたら“あの方”じゃない? 高山さんあのお方ね。 小山さんこういうのはどう? 黒ずくめの組織の申し子! 高山さん(言葉を失い)…いやいやいや、ないないない。林原さん三年後ぐらいの劇場版ではどうなっているかね。 小山さん失礼しました。 林原さんベルモットはこうやってかき回すんだ! 高山さんそうだ! これも単独行動と同じだよね。 小山さんごめん(笑)。 MC続いて古谷さんにお伺いします。今回は、ライとバーボンの電話越しのやりとりは、かなり興奮を覚えたファンの方も多いと思います。今回は赤井との関係で因縁がありながらも何か信頼しているようにも見えました。古谷さんから見ていかがですか? 古谷さん(降谷零の声で)組織随一のスナイパー・赤井秀一。あいつは、FBIのデキる捜査官という部分は認めています。ですが、僕のかけがえのない友人、スコッチこと諸伏景光を見殺しにしたヤツです。その真相は知りたい。そして居所を突き止めたら一発喰らわしてやりたいと思っています。 MCちょっとキャラクターの声で話をされて、どうリアクションして良いか分からなくなりました。 高山さんたぶん、家(工藤家)にいます(笑)。 古谷さんそう疑っています。(会場:笑) MCちなみに、古谷さんの中でバーボン/安室透/降谷零の演じ分けはどうされていますか? 本編の中でここを見ると分かりやすいとかありますか? 古谷さんトリプルフェイスをやらせてもらっています。安室透は、喫茶ポアロでアルバイトをしながら、毛利探偵の助手として探偵見習いみたいなことをやっています。今回の作品では、あまり安室の出番はなかったですが、最後のほうに一カ所だけ、コナンくんに情報を伝えているところで、「君だったら心当たりがあると思ったんだけどなぁ」っていうのは、それまで“降谷零”でしゃべっていたんですが、そこだけちょっと“安室透”の爽やかな声のトーンで言って、コナンくんから情報を引き出そうとしている感じでやってみました。 高山さん油断させるなんて……。 林原さん本当に怖いよね。 小山さん性格が出ているよ。(会場:笑) 古谷さんバーボンは、黒ずくめの組織のメンバーなので、あくまでもダークな雰囲気で少しミステリアスな匂いというか、ちょっとセクシーな感じで声のトーンも幅広く使ってやってみました。「予定外の動きは、計画に失敗を招く恐れがあります」みたいなセリフがあったじゃないですか。それはバーボンとしてやりました。降谷零は、もちろん警察庁の警備局警備企画課(通称ゼロ)というエリート組織に所属する潜入捜査官なので部下もいますしキリッとしてシャープな感じで演じています。声のトーンとしてはトリプルフェイスの中で一番低いトーンを使っています。 小山さん気づいた?(会場:笑) 古谷さん大方のお客さんは気がついています。(会場:笑) 古谷さん本作で一番印象的なのは、「海自が来る前に仕留めろよ、ライ」というセリフですかね。一応「ライ」「バーボン」呼びで、組織のコードネームで呼んではいますが、お互い正体は知っているので、あそこは“降谷零”としてはっきり赤井に向かって言わせてもらいました。 MC最後に三石さんにお伺いします。今回コナンのイベント初登壇ということですが、登壇されて率直な感想はいかがですか? 三石さん初登場で何をしゃべったら良いのかなと思いました。「黒の日に私が呼ばれちゃって、マズイかな」とか、「黒のメンバーになったってことで良いのか、シメシメ」って思っています。そんな風にいろんなことをグルグル思いましたが、楽しい映画でした。 高山さんありがとう! MC今回は、灰原哀たちを逃すためにジンに歯向かうなど重要な役割を担っていました。演じられていかがでしたか? 三石さん潜入捜査をしている割には、割と人間味や優しさが大きいので、いずれ本当に命に関わる大ピンチが訪れるだろうと思っています。今回もちょっと危なかったですよね。もともと疑われている立場ですが、ジンは本当に勘が良いのでちょっと変な行動するとピンチになるんですよね。「どうやったら無色透明でいられるかなぁ」ってことを思いながらセリフをしゃべっています。何か物事が起きると、キールは他の人とリアクションが違うので、「そこをお客さんには伝えなきゃいけない」けれど、「組織の人たちには感づかれたくない」とか、そのせめぎ合いで息一つでも深く考えます。 MC三石さんから見てキールの魅力はどこにありますか? 三石さんあまりプライベートな部分が描かれていないので、登場して来葉峠(らいはとうげ)で赤井を撃ってから、「彼女どこに行っちゃったんだろう?」と心配をしていたんです。でも着実に、粛々と任務を遂行しているのかなと思いながら、黒ずくめの組織の中では、ウォッカがカモかなと思って仲良くしています。(会場:笑) 立木さん(笑顔で)これからも仲良くよろしくねー! 三石さんウォッカと交流をしなかったら、あの二人を助けることはできなかったかもしれないです。 高山さん今回は本当にキールがいなかったら助からなかったもんね。 林原さんほんとほんと。 三石さんスタジオでめぐちゃんたちに会ったとき、「本当に助けてくれてありがとう!」って、(ブースから)出てきたことを覚えています。 MC9月1日から劇場で限定公開をされています「ブラッククロージングビジュアル」。本日WEBでも解禁になり、大きな話題となっております。スクリーンにご注目いただければと思います。皆さん、ご覧になっていかがですか? ■スクリーンに「ブラッククロージングビジュアル」画像が公開されました。堀さんかなりジンが大きいですね。 林原さん成長期? 高山さん大きくなる薬とかあるの? 堀さんそうかもしれない。ジンは、今度バスケットの選手になって…。(会場:笑) 古谷さんオリンピックに出るのかな? 堀さんパリ・オリンピック! 小山さんベルモットがセンターをとっている! あのスマホにコナンくんが写っているんでしょ? 高山さんえっ、やっぱり仲間になっちゃったの? 古谷さんコナンを携帯の待ち受けにしているってこと? 小山さんベルモットのLINE友だちなの!(会場:笑) 高山さん(笑)。そんな設定どこにあるの?! 林原さんどんどん新しい設定が生まれていくな。 MC新設定がいろいろ飛び出しています。いつの時系列で撮った写真なのでしょうか。 高山さんだってピンガがいるから確実にアレの前ってことでしょう? 古谷さんまた復活するってこと? 堀さんでも、ピンガが復活したらコナンくんが…。 高山さんえっ、おっ、……いろいろ困る! 古谷さん今回すごく人気が出たから、死なないこと
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「YOSHIKI:UNDER THE SKY」ジャパンプレミア映画『YOSHIKI:UNDER THE SKY』公式サイトアメリカやヨーロッパ、中国、日本など、様々な国のアーティストをYOSHIKIさんがプロデュースし、自身がアレンジした楽曲で、それぞれのアーティストとコラボレーションをするその軌跡とライブを追った音楽ドキュメンタリー映画「YOSHIKI:UNDER THE SKY」。9月8日の公開に先駆けて、9月5日、東京・六本木のTOHOシネマズ 六本木ヒルズにてジャパンプレミアが開催されました。監督を務めたYOSHIKIさん、アーティストとして本作に出演しているHYDEさん、さらにはYOSHIKIさんと親交の深い多くのゲストもレッドカーペットに出席し、大きな盛り上がりを見せました。 こちらのイベントの模様をレポートいたします!ジャパンプレミアYOSHIKIさんHYDEさん【レッドカーペット】■YOSHIKIさんと親交のある様々なゲスト(ゴジラ、ハラミちゃんさん、XYさん、休井美郷さん、Ryugaさん、Beverlyさん、Novelbrightさん、TAKAHIROさん、紀里谷和明さん、宅見将典さん、斎藤司(トレンディエンジェル)さん、アンミカさん、藤原ヒロシさん、宮城野親方さん)が登場。ゴジラハラミちゃんさんXYさんRyugaさん・休井美郷さんBeverlyさんNovelbrightさんTAKAHIROさん紀里谷和明さん宅見将典さん斎藤司(トレンディエンジェル)さんアンミカさん藤原ヒロシさん宮城野親方さん■続いて、HYDEさんが登場!HYDEさん実はこの企画が始まって、ずいぶん経っているんです。完璧主義なYOSHIKIさんが丹精込めて作っているのを見てきました。ロサンゼルスのスタジオでも常に編集作業が行われていたので、やっと完成して、僕もうれしく思います。すごく素敵なミュージシャンたちに囲まれ、さらに僕たちが一緒に演奏しているのも見ることができてとても光栄に思います。今日はとてもうれしいです。■続いて、YOSHIKIさんが登場!YOSHIKIさんHello! How are you? YOSHIKIです。今日は暑い中、皆さんお集まりいただいて、ありがとうございます。 MCついに完成し、本日は一般のお客さんにお披露目となりますが、今のお気持ちは? YOSHIKIさんドキドキします。(「愛している!」というファンの歓声に)愛しているよ~(笑)。 MCさらにハリウッドの方からも大きなニュースが入ってきたそうですね? YOSHIKIさん(スマホをとり出し)間違うといけないので読んでいい? 実は今日、新たな発表がもう一つあって、アメリカ・ロサンゼルスの「TCLチャイニーズ・シアター」に、僕の手形と足形と名前が日本人として初めて、刻印されることになりました。 MCファンの皆さんからも歓声が上がっています。 YOSHIKIさんホント(笑)? ありがとう! MC日本人初の快挙ですね。 YOSHIKIさんアジアでもアーティストとしては初ということで、とても光栄です。現地で14日にセレモニーが開かれるんですが、その日は交通規制が敷かれ、ファンの皆さんにもその様子を見ていただけるような形になるので、ぜひお越しください。その日の夜には、チャイニーズ・シアターで本作「YOSHIKI:UNDER THE SKY」のLAプレミアも行なわれます。僕も登壇しますので楽しみにしていてください。MC記念すべきジャパンプレミアの日に大きなニュースが入ってきましたね。 YOSHIKIさんビックリですね。僕は、ロサンゼルスに住んで30年近く経つんですが、まだまだ、僕の中では達成感はないんです。でも、こうやって選んでいただいて恐縮です。【舞台挨拶】MCまずは、監督のYOSHIKIさんから一言お願いします。 YOSHIKIさん監督って言われると緊張するんだから(笑)。 いろいろありましたが、今日、この日を迎えることができました。HYDEさんにも来ていただいて本当に光栄です。ありがとうございます。 MC続いてHYDEさんお願いします。 HYDEさんこんにちは。さすが…ですね? YOSHIKIさん何が(笑)? HYDEさんこのスケール感というか…さすがYOSHIKIさんだなと改めて感心しています。参加できてとても光栄です。 MCまずはYOSHIKIさん、このプロジェクトがどういう状況で、どんな思いで始まったものだったのか教えてください。 YOSHIKIさんこのプロジェクトはコロナ禍で始まったプロジェクトだったんです。日頃、ファンの皆さんに僕らは支えられて、音楽活動をしているわけです。じゃあ、「ファンの皆さんのために何かできないか?」 「そういう状況で僕らは何かできないか?」と、基本的には僕の友だちのアーティストに声をかけて、こういったことになりました。MC制作期間約三年をかけた初監督作品となりました。特に苦労された点を教えてください。 YOSHIKIさんHYDEさんはよくご存じかと思いますが、僕、全部に関してこだわり過ぎちゃうんですね。 HYDEさんよく三年で済みましたね、十年くらいかかるかと思いました(笑)。 YOSHIKIさん僕も十年くらいかかると思っていました(笑)。本当におっしゃる通り、こだわっちゃうから止まらなくなっちゃうんです。大変でしたが、いろんなアーティストの方たちが協力してくださいました。観ていただけると分かりますが、最後は大勢のファンの皆さんにも参加してもらっています。僕はもともと結構プロデュースもするので、あまり“監督”という意識はありませんでした。作品を良いものにするために指揮をとるという感じで、それが監督なんだという感じでした。 MCそのYOSHIKIさんからのオファーを受けて、HYDEさんはいかがでしたか? HYDEさんアーティストとして、ファンに何かしてあげたい気持ちはあるんです。でも、なかなかきっかけがなかったり、自分も一緒になって落ち込んでいた中で、今回のお誘いがありました。その時「あぁ、その企画に乗って良いんだ!」と思いました。こんなお話はありがたいですよね。「僕にも何かできるんだ!」「そういうことをやらせてもらっても良いんだ」と、とても嬉しかったです。MCYOSHIKIさんが、困難なプロジェクトを、力強く進めていく姿を間近でご覧になっていかがでしたか? HYDEさん普段は弱音を吐いたりすることもありますが(笑)、実際は何でもポジティブに捉えて、すごく爆走するところがあると思います。そういうところは「すごいな」と思いながら感心しています。 MCYOSHIKIさんにとっても、横にいてくれるHYDEさんの存在は大きいものがあるのではないでしょうか? YOSHIKIさんありますね。本作の撮影の時はまだTHE LAST ROCKSTARS(YOSHIKI、HYDE、SUGIZO、MIYAVIの四人からなるロックバンド)は結成されていなかったんですが、HYDEさんといろんなプロジェクトをやっていく中でTHE LAST ROCKSTARSの結成につながりました。僕は結構、突っ走るタイプなんですね。他のメンバーのSUGIZOやMIYAVIは、みんな現実的に物事をちゃんと考えてくれるタイプなので、「こうしてこうすればこうなる」って考えてくれるんですね。僕は現実性がなくても前に進んでいくタイプです(笑)。たぶんHYDEさんはよくごご存知かと思います(笑)。 HYDEさんものすごい勢いで進むんです。「それ、できるんですか?」みたいな状況下でも、それができちゃうことがすごいですね。非現実的なことを無理やり…「え?できちゃうんだ?」って思っています。そんなことができるのはたぶん、日本でYOSHIKIさんしかいないんじゃないかと思って横で見ています。 YOSHIKIさんそれは、皆さんの支えがあるからこそできるのであって、僕一人の力じゃ…メンバーやファンの皆さんの支えがあるから爆走できます。 MC今回、撮影や編集でどういったことを大切にされたんでしょうか? YOSHIKIさん編集にしても、撮影にしても、それぞれのスペシャリストがハリウッドにはいますが、例えばカメラは「ALEXA」というハイクオリティの大きなカメラをドキュメンタリーで投入しています。あまりこのカメラを使っているドキュメンタリー作品はないと思います。そして、ハリウッドを中心に撮影をしましたが、日本、ドイツ、中国と、それぞれのカメラのクオリティを、いろいろな基準値に合わせないといけないところもありましたが合わせていただきました。編集もチーム体制を組んで、チーフ編集、エディターという形で、それぞれがバンドの映像を編集して、最後にそれをまとめてあげていく方法でやりました。もともと、その時点で何時間という映像になっていたんですが、皆さんに観てもらうためにそれを映画館用に凝縮してストーリーを決めていきました。ドキュメンタリーなので、筋書きのないストーリーなんですが、始まった時は、この作品がどこに行くのか分かっていませんでした。そんな中で、ファンの方が亡くなられてしまったり、編集中に、僕の母も亡くなってしまいました。そういった状況もあり、今日この日を迎えられて、この作品が皆さんの救いになればと思っています。 MCHYDEさんはYOSHIKIさんとの撮影の中で、印象的だったことはありますか? HYDEさん僕は渋谷のビルの上で歌ったんですが、YOSHIKIさんの状況がイマイチよく分かっていませんでした(苦笑)。YOSHIKIさんの声だけ聞こえてきて「これで大丈夫なのかな?」って感じでした。YOSHIKIさんの優しい声だけが聞こえてきて、素敵な撮影だったんですが、僕は音だけを聞きながら歌いました。 YOSHIKIさんハリウッドですごい撮影をしている中で、各国の皆さんには、今HYDEさんがおっしゃったように、あまり状況が分かっていない中でうまくやっていただきました。 MCできあがった本作を観て、HYDEさんも初めて「こうなっていたのか」と分かるような感じですか? HYDEさんホントですよ(笑)。「こんな風になってるんや」って思いました。THE LAST ROCKSTARSと一緒で、蓋を開けてみるまで分からないんです(笑)。たまにロスのスタジオに行くと、本作をちょっと観せてもらって「え!カッコ良い」ってなりました。 MCYOSHIKIさんは、それぞれのアーティストの撮影の中で、印象的だったことはありますか? YOSHIKIさんもう全ての場面ですね。サラ・ブライトマンさんとは一緒にツアーを回ったりもしていて、このプロジェクトにも率先して参加してくださいました。フランクフルトで撮影されたんですが、お互いに夕日を合わせて撮影をしました。 MC日本からはSixTONESの皆さんも参加しています。 YOSHIKIさんSixTONESの皆さんは、HYDEさんの前に出てくるんですが、あの時は雨が降り注いできていました。 HYDEさん演出みたいな。 YOSHIKIさんそうそう。「あれ?」って言ったら「本当の雨が降っています」と言われました。すごくドラマティックな感じになっていて、僕はピアノからギター、ドラムに行くんですが、派手な感じでやりました。でも、HYDEさんが出てくると雨が止むというね。 HYDEさんそうなんです。僕、晴男なんで(笑)。 MC日本に続いて世界各国でのプレミアも今後、実施される予定です。世界中のファンに観てもらうことになりますね。 YOSHIKIさん感無量です。本当に、毎日起きると、どこにいるか確認しないといけないんです(苦笑)。 HYDEさん今日もさっき日本に着いたんでしょ? YOSHIKIさんさっき着きました。 HYDEさん打ち合わせの間ずっとあくびしていましたよね(笑)。 YOSHIKIさんそうそう。でも、ステージに立つと不思議とあくびが止まるよね。でも、さっきレッドカーペットで落ちそうになったけれど(笑)。 MCさらにLAプレミアに関して、先ほど素晴らしいニュースが届いたとのことですね。 YOSHIKIさん自分で言うのは恐縮なので、言ってもらってもいいですか(笑)? MCアメリカ・ロサンゼルスの「TCLチャイニーズ・シアター」に日本人アーティストとして初めて名を刻むことになりました! YOSHIKIさん手形と足形を取りました。(会場の皆さんの祝福に)ありがとう! あくびをしていたけれど目が覚めました。現地で14日にセレモニーが開かれるんですが、当日は交通規制がされて、皆さんも見られます。記念すべきイベントになると思うので、日本からも来られる方がいれば来ていただけるとうれしいですね。 MCそして本日は、アーティストの皆さんからもメッセージが届いております。 ■SUGIZOさん、ジェーン・チャンさんらのビデオメッセージ。 SUGIZOさんYOSHIKIさん、HYDE、本会場と全国中継をご覧の皆さん、SUGIZOです。「YOSHIKI:UNDER THE SKY」の公開おめでとうございます。僕も光栄なことに関わらせていただいて、「La Venus」そしてHYDEと一緒に「Red Swan」に参加しました。感無量でございます。同時にサラ(サラ・ブライトマン)が歌う「Miracle」とか(ジェーン・チャンが歌った)「Hero」など、X JAPANのツアーでもさんざん演奏してきた自分にとっては体の一部になっているような楽曲が、とても感慨深い重要なメッセージが込められた愛おしい作品だと思いました。ぜひ皆さんご覧ください。そしてYOSHIKIさん、僕らのメッセージが世界中に届くことを祈っております。今日は地方の仕事のため参加できなかったんですが、YOSHIKIさんとはもうすぐTHE LAST ROCKSTARSのツアーもありますし、いやというほど顔を合わせますので、引き続きよろしくお願いします。魂の同志であるSUGIZOでした。ありがとうございます。「UNDER THE SKY」大ヒット、必ずします。祈っております。SUGUZOでした。 ジェーン・チャンさん「YOSHIKI:UNDER THE SKY」、全世界公開となり、おめでとうございます。世界中の素晴らしいアーティストの方々ともご一緒できて光栄でした。劇場で皆さんとお会いできるのを楽しみにしています。 MCYOSHIKIさん、SUGIZOさんからのメッセージはいかがでしたか? YOSHIKIさん(SUGIZOさんのメッセージビデオが海を背景に撮影されたものだったので)何で、海から(笑)? 先ほども話にあった、印象に残っていることですが、HYDEさんとSUGIZOと一緒にやった「Red Swan」という曲はすごく強烈な感じでした。YouTubeとかで、各国の方にカバーしていただけているとHYDEさんに言ってもらって、その流れで始まります。なのですごく熱く込み上げる感じがありました。SUGIZOもそうですが、HYDEさんのパフォ―マンスもすごくて ハリウッドで編集してきた中でみんな、すごくこの曲を気に入ってくれました。HYDEさんのファンが世界中に広がっていてうれしく思います。僕がドラムを叩いているのは、SixTONESさん、HYDEさんとやった「Red Swan」、それからチェーンスモーカーズの曲でも激しく叩いているんですが、それが僕はすごく印象に残っています。 MCHYDEさんはSUGIZOさんのメッセージはいかがでしたか? HYDEさんさわやかでしたね。本人には似合わないというか、背景はさわやかでしたね。どこなんですかね(笑)? YOSHIKIさん「何とか港」でしょうね。 MCジェーンさんは本作のテーマ曲である「Hero」を歌っています。 YOSHIKIさんもともと、ジェーンは中国ですごく有名な方ですし、ハリウッドでも「ターミネーター3」(2003年公開)のテーマを歌っているスーパースターです。以前、お話をいただいて、僕のスタジオにたまたま来てくださいました。その後、コロナ禍になってしまいました。日本と中国はいろんなことがありますが、僕らはミュージシャンであるからこそつながれるということで、彼女も「ぜひ!」と言って本作に参加してくださいました。本作ではジェーンさんとは二曲やりました。そのうちの一曲の「Hero」は素晴らしいアレンジになっていると思います。こういう時代に、国境を越えて一緒にできるのは嬉しいですし、アーティストのあるべき姿なのかなと思います。 MC最後に皆さんにメッセージをお願いします。 HYDEさん十年かかるところを三年で…何とか許していただけないでしょうか(笑)。(会場:拍手)ロスのスタジオに行っても、ずっと横で編集作業が続いておりました。それくらい完璧主義者のYOSHIKIさんが、ここで何とかOKを出したということで、よろしいでしょうか? それくらい魂のこもった作品だと思います! YOSHIKIさんHYDEさんにも言ってもらいましたが、やはり最後は自分との戦いになってしまいました。「妥協する自分」「妥協できない自分」でも、「この作品をファンに届けたい自分」「一日も早く観てもらいたい自分」もいました。コロナ禍で始まりましたが、その後、戦争も始まって、いろいろ情勢が変わっていく中で、この作品は「どんな困難も乗り越えていこう」「人としてつながって、音楽の力で前に向かっていこう、生きていこう」という作品です。結局、「このタイミングで出そう」という思いが勝ちまして、今日この日を迎えることができました。本当にHYDEさんをはじめ、参加してくれたアーティストの皆さん、そして、参加してくれたファンの皆さん、応援してくれるファンの皆さん、たくさんのスタッフ――エンドロールを見ると、延々と続きますが、感謝しております。ありがとうございました。
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ディズニー創立100周年記念 パンフレット発売のお知らせgoodsDisney公式dマガジン公式ディズニー創立100周年を記念して、全国100か所の映画館で『シンデレラ』『ファンタジア』パンフレットを販売(期間限定)します。価格:990円(税込)/A4 62ページ 発売日:10月7日(劇場オープン時より)『シンデレラ』パンフレット1950年米初公開の『シンデレラ』は、ディズニー・アニメーションの方向性を確立し、その夢と希望に満ちた物語が観客の心を奪った不朽の名作。 『シンデレラ』パンフレットは、製作の背景やメイキング過程を詳しく掲載し、貴重なコンセプトアート、お城や屋敷の断面図など、ファン必見のコンテンツが盛りだくさん! ディズニー100周年を迎える今、シンデレラの世界に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。価格:990円(税込)/A4 56ページ 発売日:10月14日(劇場オープン時より)『ファンタジア』パンフレット1940年米初公開の『ファンタジア』は、アニメーションとクラシック音楽が響き合う新しい物語の形を生み出し、アニメーションの可能性を広げた画期的な作品。 『ファンタジア』パンフレットは、興味深いメイキングやコラム、各章の貴重なコンセプトアート、当時のポスターアートまで紹介しています。ディズニーの豊かな創造力と想像力を再確認し、魔法の旅を堪能するような気分に浸ってみては!©Disney TOHO 東宝株式会社 ライツ事業部
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「ゴジラ-1.0」完成報告会見「ゴジラ-1.0」公式サイトゴジラ70周年記念作品であり、日本で制作された実写版ゴジラ30作品目となる「ゴジラ-1.0」が11月3日の“ゴジラの日”に公開! 9月4日東京・日比谷の帝国ホテルにて本作の完成報告会見が行われ、山崎貴監督、主演の神木隆之介さん、ヒロインの浜辺美波さん、製作の市川南さん(東宝株式会社取締役専務執行役員)が出席しました。こちらの会見の模様をレポートいたします。完成報告会見山崎貴監督敷島浩一役神木隆之介さん大石典子役浜辺美波さん製作/東宝株式会社取締役専務執行役員市川南さんMCゴジラの立像に見守られながらと言いますか、襲われながらの会見となります(笑)。 神木さん(立像のほうに向き直り)メチャクチャ目が合いますね(笑)。見られている!MC浜辺さんもこの立像は初めてですか? 浜辺さんはい、この大きいサイズは初めてです。すごい! MCそれでは一人ずつご挨拶をいただきます。 市川さん「シン・ゴジラ」が2016年の公開でしたが、それから七年が過ぎ、山崎さんが監督、神木さん、浜辺さんが出演の新しい「ゴジラ」が出来上がりました。庵野秀明監督、樋口真嗣監督の「シン・ゴジラ」とはまた違う、山崎監督らしい斬新な「ゴジラ」です。どうかご支援のほどよろしくお願いいたします。 山崎監督随分前からゴジラ映画を作りたいと思っていて、「ALWAYS 続・三丁目の夕日」(2007年公開)でゴジラに出てもらったりしましたが、いよいよ夢が叶いました。ついに東宝の本丸であるゴジラ映画に携われたことは本当にうれしいことです。今日はありがとうございます。 神木さん日本を代表するこの「ゴジラ」という作品に携われたことを本当に幸せに思っています。 浜辺さん私は芸能活動を始める前、オーディションの頃からずっとゴジラに見守ってもらっていて、ゴジラはずっとそばにいたような存在でした。その作品に出演できたことを幸せに感じながら、これからの宣伝活動も含めて精一杯やれたらと思います。 MC「シン・ゴジラ」から七年が経ち、ようやく新たな国内映画の「ゴジラ」が誕生しました。まず市川さんより、今回の「ゴジラ-1.0」の企画意図、山崎監督にお任せした経緯、そして現在、朝ドラにて共演中の神木さんと浜辺さんをキャスティングした経緯などを教えてください。 市川さん「シン・ゴジラ」は2016年の製作・公開で、ものすごい反響をいただき、興行収入も80億円を超える超大ヒットとなりました。作品の評価も私が思っていたよりもはるかに高く、その年度の映画賞を総なめにしました。「じゃあ次の映画をどうするのか?」と思いあぐねて二、三年が経ちました。そうした時に、山崎監督と「アルキメデスの大戦」という映画を2019年に製作・公開をしました。映画が公開してから監督と「食事でも」というタイミングがあり、その時に「次の『ゴジラ』いかがですか?」という提案をしました。「山崎監督も待っていたのかな?」という気もしましたが(笑)、「やるなら古い時代の設定をやっても良いんじゃないか」というお話をしました。「じゃあやりましょう」と、そこからプロット、脚本作りが始まりました。だいたい三年をかけて脚本を練り上げて、撮影が去年の三月から六月でした。その間、キャストをどうするかとプロデューサー陣・監督とも相談していくうちに、「神木さん、浜辺さんの二人で行こう」という話になりました。それはコロナ禍になったくらいの時期だった気がします。お二人は「屍人荘の殺人」(2019年公開/監督:木村ひさし)という東宝の映画に主演していましたし、監督ともすでに仕事をされていたので、オファーをしました。そして、脚本を読んでいただき快諾してもらいました。という次第なので、朝ドラ(「連続テレビ小説 らんまん」NHK総合にて現在放送中)の話はその後から聞いたんですね。 山崎監督我々が先です(笑)。 神木さん朝ドラの方が後です(笑)。安心してください。「あれ?何か見たことあるな、この組み合わせ」と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、「ゴジラ」の撮影が前ですから! 山崎監督オファーも前ですから(笑)。 MC朝ドラで「また一緒なんだ?」みたいな感じでしたか? 浜辺さんちょうど「ゴジラ」の撮影の前後くらいに朝ドラの話が確定したので、「これからまた長い間ご一緒します」と再度ご挨拶をして、仲良くしています。 神木さんこちらこそお世話になっています。 山崎監督朝ドラのほうが先に放送されているので、皆さん「まんま朝ドラのコンビで撮りやがって!」と思うかもしれませんが、我々が先です! 市川さん朝ドラも毎朝、楽しく拝見していますが、「ゴジラ」でのお二人を観ますと、「なかなかこんなコンビはいないんじゃないか」と思いました。令和の名コンビが誕生したという気がします。 MC山崎監督は、戦後すぐの時代設定にされたのはなぜなのでしょう? 山崎監督一つには、「『ゴジラ』は核の脅威、戦争の影が怪獣の姿をしているもの」だというのがあったので、その時代でやりたいというのがありました。3.11(東日本大震災)もベースになるかなと思うんですが、「シン・ゴジラ」があまりにそこをうまくやってしまったので、対抗するなら昭和のこの時代にするべきじゃないかと思いました。 MCその意味で、「シン・ゴジラ」は政治ドラマでしたが、それとは違うということでしょうか? 市川さん「ゴジラ」シリーズは、昭和の時代にたくさんあって、その後の平成シリーズも一つながりだと思いますが、「シン・ゴジラ」が29作目で、今までのシリーズに政治ドラマを入れたのが面白くて成功したと思います。今回は戦後すぐの話なので、自衛隊もなければ武器弾薬もない時代に「ゴジラ」を作るというのが斬新かなと思います。 MC神木さんは主演のオファーを受けてどんなお気持ちでしたか? 神木さんビックリしましたね。さっきも挨拶の中で言いましたが、本当に日本を代表する、誰もが知っている――今まで(ゴジラ作品)観たことがない方もゴジラの存在は知っているし、世界でもそうじゃないですか。そんな作品に携わることができるといううれしさの反面、プレッシャーもありました。一人のキャラクター、一人の人間として何を表現できて、どれくらいのものを自分が背負っていけるのかと考えました。 お話を伺って「こうなんだろうな」といろいろ考えた結果、とてつもなく大きなものを背負わなくてはいけないんだと思い、「それに耐えられるのか?」「自分の実力が伴っているのか?」という不安はありました。でも「やってみたい」「ぜひ携わりたい」と思って決意しました。 浜辺さん先ほどもお話しましたが、事務所に入った時から、ゴジラのポスターや大きな壁紙を前に「○○さんが出演されて」とか「こういう役があって」と教えてもらって育ちました。そうやって見守られながら育ってきた中で、新しく作るゴジラ作品に自分が出演できることは夢のようでした。私も大作に関わる不安はありましたが、山崎さん、神木さんという、一度ご一緒しているお二人の胸を借りて、今持っている全てをかけて演じ切りたいと思い、精一杯やりました。 MC山崎監督、「ALWAYS 続・三丁目の夕日」でゴジラを登場させ、さらに西武ゆうえんちの「ゴジラ・ザ・ライド」を制作され、ついに本編を監督することになりましたが、いかがでしたか? 山崎監督「ALWAYS 続・三丁目の夕日」に(ゴジラが)ゲスト出演していただいた時はうれしかったです。でも尺が短かったので何とかその時のスキルで乗り越えることができました。でも、「ゴジラ」本編を作るのは大変だと思いました。「ゴジラ・ザ・ライド」もやりましたが、五分くらいの作品を作るだけで随分大変でした。これは相当、技術的に進まないと映画なんてできないと思っていました。それから「シン・ゴジラ」が本当に大きな存在になって、コメントを求められた時「次にやる人が大変ですね」と言っていたら、まさかブーメランになって返ってくるとは思いませんでした(苦笑)。でもやはり、本丸というか、いつかやってみたい作品だったので、ちょうど技術的にも成熟してきた中で、「今なら成立させられるかもしれない」というチャンスだったので、すごくうれしかったです。MCCGを駆使した特撮に加えて、物語の部分も含めて、これまでの監督の全てが投入されている気がしました。 山崎さん改めて出来上がったものを観ると、集大成感があるというか、二十数年監督をやってきて、吸収してきた知見や技などを惜しみなく注ぎ込んだ作品になっていると思いますね。 MC完成した作品をご覧になっていかがでしたか? 神木さん目の前に、ゴジラが…そこにいましたね。恐ろしかったです。現場ではグリーンバックで撮影していたんですが、実際にどうなっているのか分かっていないまま演じているので、すごく細かく説明をしていただきました。映像で動きを見せていただいて、それを想像しながら、脳内で「これくらいの恐怖で、これくらいの大きさでやっているんだな」と思って演じていました。本作を一観客として観たんですが、本当に他人事と思えなくなりますね。巻き込まれていく――本当に、本作を観ていて、「ゴジラ」映画を観ている感覚じゃなくて「あ、やばい、いる」という、自分まで息をひそめてしまうような臨場感がありました。ちょっと緊張しましたもん。MC今回のゴジラは「近い」ですよね? 浜辺さんそうですね。見るというより感じる、体感するということが、本当によく分かるくらい近いし、迫りくる感じがありました。ゴジラを見ると、もちろん恐怖もあるんですが、テンションが上がる――日本の大怪獣ゴジラを見ると心拍数が上がるのは遺伝子に組み込まれているんだと思う体験ができました。 MC撮影の中で、山崎監督の演出でゴジラ映画ならではと感じたり、印象に残っているシーンなどはありましたか? 神木さんそうですね、監督ならではの演出で印象に残っているのは、撮影の時に、CGなので、それがどれくらいの迫力があって、どういう動きをしているかという説明をしてくれるんです。その時にすごく擬音が多かったなと思いますね。「こう来てね、今グワーッとなって、ドーンと来てガーッとなるんだよ」って(笑)。「あぁ、なるほど~!」っていう感じでした。 山崎監督擬音が多いって、ちょいちょい言われるんですよね。 神木さんでも、現場で擬音を使って「こんな感じの臨場感を伝えてくれているんだろうな」と思っていた臨場感が、完成した作品の中ではまさにそのままでした。監督の脳内のものが完璧に再現されている作品なんだと思いました。 山崎監督あまりにも壮大なものなので、語彙を失っちゃうんですよね。今回、一つの狙いとして、「近い」――「身に迫ってくるゴジラを伝えたい」というのがあって、そうなると擬音で言うしかなくなってしまうんですね。でも、ちゃんと受け取っていただいてありがたいと思いました。 MC戦後の焼け野原の日本のセットもすごかったそうですね。 浜辺さん本当に作り込まれていました。スタジオの中ではあったんですが、見渡す限り全部、作られていました。 山崎監督しかも土をちゃんと持ち込んで作っています。 浜辺さん歩くのも転んじゃうくらい大変なんです。 山崎監督美術チームも「土木作業」って言っていましたよね(笑)。 MCCGではありますが、怪獣映画ならではの「逃げる」演技などもあったと思いますが、いかがでしたか? 浜辺さんそうですね、「逃げる」以外にも実はいろんな体験をしています(笑)。 山崎監督まだ詳しくは言えないんですけどね(笑)。 浜辺さんこんなことができるのは「ゴジラ」でだけだろうなという撮影体験をしました。映像で観てもヒヤッとするような場面が収められていたので、監督の下、たくさんご指導いただきました。 MC共演陣として山田裕貴さん、青木崇高さん、吉岡秀隆さん、安藤サクラさん、佐々木蔵之介さんらが発表されました。 山崎監督ゴジラは虚構の存在なので、お客さんに本当にそこに「いる」とか「怖い」と感じていただくには、役者さんが本当に上手じゃないといけないんですね。そこにいることを信じ込ませてもらえるお芝居をしていただかなくてはいけないので、キャスティングの段階で「上手い人でいきましょう」という話をしたんですが、皆さん、すご腕の人ばかりで、現場はメチャクチャ楽しかったです。ちょっとアクセルを入れるとバーンっと返ってくる感じで、このお二人も良い芝居をしてくれますし、他のキャストの皆さんも、ちゃんとそこにゴジラがいることをお客さんに信じてもらえるお芝居をしていただけました。この人たちと仕事ができるということは幸せなことだと感じておりました。 MC本作はラージフォーマット【IMAX、MX4D、4DX、Dolby Cinema】での上映も決まっており、それらも合わせて最大規模の全国約500館で上映されることになっています。現在もラージフォーマットでの上映に向けた作業をされているそうですが、いかがですか? 山崎監督本作は、みんなで「体感する映画を作ろう」「劇場に行くにふさわしい映画を作ろう」という目標を掲げて、みんなで作ってきました。いろんなシステムがありますが、それらの特徴が「ゴジラ」に向いているものがありまして、大画面で迫力もあり、音がすごいですね。とにかくゴジラがほえると、お腹がブーンっと震えて、完全に脳がそこにゴジラが「いる」と騙されるんですね。音が映像に寄与する部分がかなりあると思います。もし本作を観ていただいて、気に入っていただけたら、それぞれいろんな方向にすごいので全てのラージフォーマットを体験していただきたいです。 MC日本だけでなく全米公開も決まったそうですね? 市川さん日本公開の後、12月1日からの北米での公開が決まりました。かなりの拡大公開になりそうだということです。 山崎監督まだ言えないですが、びっくりするスクリーン数ですよね。 市川さんそうですね。 山崎監督スクリーン数が決まった時、「マジですか?」って言っちゃいました。 MC神木さんは、戦争から生還して、典子と出会い、共に生きようとするも、そこでゴジラと遭遇するという難しい役柄でした。演じてみていかがでしたか? 神木さん今回、僕が今までで経験したことのないような役柄でした。役作りをするのに本当に苦しかったという記憶があります。やはり、「どれくらいまで自分を追い込んで良いのか? 」とか、「精神的にも追い込まなきゃいけないのか?」「追い込んだ方が良いのかな?」などと考えたりしました。敷島自身、傷を負って苦しんでいるわけで、それと同じくらいの苦しみを自分にも与えるべきなのかなどいろいろ試していたら、何かに追いかけられるような夢を連日のように見ていました。プレッシャーもあったので、向き合い方が分からなくて、「どれくらい掘り下げたら良いんだろう?」ってことしか考えていませんでした。苦しかったんですが、山崎さんとも相談しました。いろいろ話した結果、「あまり追い込み過ぎると普通のお芝居すらもできなくなっちゃうよね」「本番に自分が思い描く向き合い方をすれば良いだけで、普段の生活は普通で良いんじゃない」と言っていただけてスッキリしました。こんなに「どうすれば良いんだろう?」と思うのは、初めてでした。苦しくて、迷いながら手探りでやっていた役でした。でもその自分の気持ちが役や映像で、少しでも本作への手伝いになれていたらと思います。 MC浜辺さんは、事務所の多くの先輩も演じてきた「ゴジラ」のヒロインを演じられていかがでしたか? 浜辺さん実際にはゴジラはCGなので、共演することはできなかったんですが、撮影中に「今、ゴジラと同じ画面に映っているんだ」とかゴジラによる絶望をふと感じる瞬間がたまにありました。戦後、そしてゴジラからの絶望を感じつつ、強く生き抜く女性として「生きてこそだ」と何度も自分の中で唱えながら、敷島さんと一緒に最後まで駆け抜けました。MC先輩から何か声をかけられたことはなかったんですか? 浜辺さん残念ながらお会いできなかったんですが、自分の中ではゴジラが“先輩”という感じで見守ってもらっていました。 ■記者からの質問撮影期間が三カ月ということですが、印象に残っていることを教えてください。【記者質問1】神木さん印象に残っていることは、さっきの映像にも逃げまどうシーンが結構ありましたが、混乱を表現するために、あんな大人数がギュッとなって「僕が先に逃げる」「いや私が…」って命からがらで本気で逃げるお芝居をしたのが初めてなので、印象に残っています。何かもう撮影じゃなく、本番中の皆さんの気迫が本当に命の危険を感じているような雰囲気でした。その中でお芝居ができたことは自分の役にも助けにもなりましたし、貴重な経験になりました。あそこまで「僕も逃げなきゃ」って本能でなったのは、過去一番ですね。 山崎監督ゴジラ好きの人たちが来てくれているからね。「ゴジラに映るなら、これくらいの気迫でやらなきゃ」っていう人たちが何百人も来ていて、それを受けながらの全力疾走だから。 神木さん撮影じゃなく自然とドキドキする、血の気が引いてくる感じがしました。 山崎監督皆さん、気迫にあふれていたと思います。「いよいよゴジラから逃げるんだ」という。 神木さんじゃあ、僕の感じたことは正しかったですね。 浜辺さんなかなか内容についてお話するのが難しいんですが、「ゴジラ映画を撮っているんだ」と感じたのが、予告編でも出てくる「あれがゴジラ…」というセリフですね。一言ですが、予告でも使っていただけるセリフを言えるんだと緊張しました。初めてゴジラを見るシーンなんですが、緊張しました。一言のセリフでこんなに緊張することって久しくありませんでした。何度も撮り直して、いろんなパターンを撮ったので印象的でした。まだまだ内容が謎に包まれていますが、一言で言うとどんな作品でしょうか?【記者質問2】神木さん一言? 何だろう…ちょっと二番目でも良いですか? MCでは浜辺さんからお願いします。 浜辺さん一言で? この映画が私にとって…何でも良いんですか? だったら「夢」ですね。撮っている時は夢見心地のような気持ちもありました。「ゴジラがどうやって登場してくるんだろう?」という気持ちでしたし、もちろん出演できる喜びもありました。 MC監督の「夢」でもあったわけですしね。 浜辺さん監督のほうが夢であったと思います。 山崎監督その答えは言おうと思っていたんだよ(笑)。 浜辺さんごめんなさい。 神木さん今の浜辺の回答が僕の中の回答とニュアンスが全然違っていて、動揺しています。 MC違っていて大丈夫ですよ。 神木さんこの映画を一言で表すとどんな映画かと言われれば、「見よ、これが絶望だ」ですね。そういうニュアンスの質問かと思っていたら急に「夢」って言うので、僕が間違っているのかと思いました。僕はポスターみたいな感じのイメージだったんですけどね。 山崎監督また言われちゃった…。 神木さんこれも? ことごとく被っているじゃないですか! 山崎監督難しいね…何だろう? 「再生の物語」ですかね? 夢、絶望ときたら、「再生」かな。「最悪の状況の中で、それでも人はあきらめないんだ」ということを描きたいと思っていました。今までのゴジラ映画で一番まずい状態というか、「武器も何もない中で、人々はどうあがくのか」という部分を観ていただきたいと思います。「ゴジラ-1.0」というタイトルに込めた思いについてお聞かせください。【記者質問3】山崎監督いろんな意味を皆さんに汲み取っていただければと思います。一番大きいのは、戦後のゼロ状態になっている日本に、さらにゴジラがやってきてもっと悪化して悲惨な状況になっていく中で、人々がそこからどう立ち上がっていくかという意味での「マイナス」もあります。初代「ゴジラ」の時代よりさらに前の時代なので、そういう意味での「マイナス1」もあります。助走のため――大変なことになりながら、ここから立ち上がるために一度、引くという意味での「マイナス1」でもあります。あるいは、何かを失う「マイナス1」でもあり、いろんな意味を感じて観ていただければと思います。
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「ミステリと言う勿れ」初日舞台挨拶「ミステリと言う勿れ」公式サイト累計発行部数1800万部を突破する田村由美さんによる大人気漫画を原作とし、2022年にフジテレビ月曜9時枠で放送された連続ドラマの劇場版「ミステリと言う勿れ」がいよいよ9月15日に公開を迎え、興行収入50億円突破を目指せる大ヒットスタートを切りました! TOHOシネマズ 六本木ヒルズで行われた初日舞台挨拶には、菅田将暉さん、柴咲コウさん、松下洸平さん、町田啓太さん、原菜乃華さん、萩原利久さん、松山博昭監督が登壇しました。映画の注目ポイントを語り合うだけではなく、「また共演するとしたら、どんな作品で、どんな関係性が良い?」というアイデアを膨らませるなど、キャスト陣の仲の良さに会場も大盛り上がりとなりました。この日の模様を、詳しくレポートします!初日舞台挨拶久能整役菅田将暉さん赤峰ゆら役柴咲コウさん車坂朝晴役松下洸平さん狩集理紀之助役町田啓太さん狩集汐路役原菜乃華さん波々壁新音役萩原利久さん松山博昭監督菅田さん足元の悪い中、初日に劇場まで来てくださって本当にありがとうございます。本作を観終わった後なんですよね。いろいろなことをしゃべりたいのですが、(取材の)カメラが入っているので、「あまりしゃべるな」と言われてしまいました。(会場:笑) でも、今日はギリギリまでしゃべれたらと思っています。 柴咲さん初日を迎えられて、そして皆さんに観ていただくことができてホッとしています。ドラマからずっと走り続けて、整くんを演じてきてくれた菅田さん、お疲れ様です。 菅田さんありがとうございます。 柴咲さん整くんのたくさんの言葉で救われた人、勇気づけられた人がいると思います。私は個人的に(自身が演じた)ゆらさんに投げかけてくれた言葉に、女性として勇気づけられた点がありました。ただたくさん良いセリフを話せば話すほど、「俳優・菅田将暉の頭の中は大丈夫かな」みたいな気がして、勝手に心配していました。でも、現場では(菅田さんの)そういった大変さというのは一切見ることがありませんでした。天から降りてきた言葉をそのまま、整くんのフィルターを通しておしゃべりしていたような、整くんそのものだったと思います。 松下さん初日にこんなにたくさんの方にご覧になっていただき、本当にうれしいです。撮影は昨年の年末から今年の1月、2月にかけて行われたので、まだ新しい記憶として残っています。キャスト勢揃いで、皆さんの前でこうしてお話したり、記者の方々の前でお話ができる機会は、おそらく今日が最後になってしまうんじゃないかと聞きました。僕自身も、撮影期間中は本当に楽しくて、(現場の)皆さんに会えると思うと撮影現場に行くのがいつも楽しみでした。本作は、良い思い出がたくさんできて、僕にとっても宝物のような一作になりました。今日は時間の許す限り、皆さんとお話ができればと思います。 町田さん僕は原作が大好きで、「ミステリと言う勿れ」に出会えて本当に幸せです。こうして皆さんの前に立っていることも、とてもうれしいです。共演者の皆さん、スタッフの皆さんとの出会いもかけがえのないものになりました。それをまたスクリーンを通して、今日こうして皆さんに作品を届けられたことが、本当にうれしくてたまりません。 原さん今日が来ることをすごく楽しみにしていました。ずっと「(自身が演じた)汐路に見えるだろうか」と緊張や不安もありました。でも、こうして皆さんに温かく迎えていただき、すごくうれしいです。本当に素晴らしい作品に参加できて、こんなに素晴らしくて優しく温かい現場に参加できたんだと、今すごく幸せを実感しています。 萩原さん僕は参加した作品が公開されるたびに、観てくださる方がいるということは本当に素晴らしくて、幸せなことだと思っています。今日もたくさんの方に観ていただけて、すごくうれしいです。松下さんも先ほどおっしゃっていましたが、(本作は)撮影からあまり期間を空けずに公開されたので、現場での記憶もたくさん残っています。その状態で本作を観た方の感想を聞くことを、少しソワソワしつつ、楽しみにしています。 松山監督本日は足元の悪い中、初日にこんなにたくさんの方に集まっていただき、本当にありがとうございます。本作はきっと、観た方の置かれた立場や環境によって、それぞれ感じ方や考えることが違う作品かなと思っています。もう一つ言うと、きっと何回観ても違った感情、いろいろな考えが浮かぶ作品だと思っています。「もう一回(映画館に)来い」とは言いませんが、いろいろなことを考えて、感じていただけたら幸いです。 MC(フジテレビの軽部真一アナウンサー)ぜひ二、三回と観ていただきたい。リピーターになっていただきたいという、松山監督からのメッセージでした。(会場:笑) 菅田さんそう言ったようなものですよね。(会場:笑) 松山監督ちょっと、いやらしかったですかね(照笑)。 菅田さんいやいやいや! 監督としては、二、三回と観てほしいですよね。 松山監督いろいろと気づくことがたくさんあると思います。 菅田さん結構、複雑な話だったりもしますから。 MC本作の宣伝活動において菅田さんは、物語の舞台となった広島と、嚴島神社で本作の大ヒットを祈願しました。広島でのキャンペーンはいかがでしたか? 菅田さんロケでも行きましたが、すごく気持ちの良い場所なので「行けて良かった」と思っています。ドラマの撮影期間はコロナ禍ど真ん中の時期だったので、僕らはロケには行けず、ほとんど缶詰状態で撮影をしていました。ドラマなので舞台挨拶などはなかったですが、その時期にやった舞台挨拶はほぼ無観客、もしくはリモートで行うという状況でした。だから、大ヒット祈願という形で嚴島神社に行けて、しかも鳥居も完成(改修工事が完了)していて、すごく清らかな気持ちになって癒されました。お好み焼きもおいしかったです。 MC8kgにも及ぶしゃもじを持って、フォトセッションもされました。 菅田さんしゃもじはすごかったですね。重かったです。嚴島神社の空気に癒されて、最大限に脱力している状態だったので、結構しんどかったです(笑)。 MC8kg以上の重さを感じたかもしれませんね。 菅田さんそうですね。22kgくらいの重さを感じました。(会場:笑) MCこれから本作をご覧になる方々に向けて、また本日ご覧になった皆さんが、さらに二回、三回と観たくなるような注目ポイントや、好きなシーン教えてください。 菅田さん(松下さん演じる)朝ちゃんが、焼き芋を半分に分けるシーン。すごくかわいい言い方をしていたんですよね。「焼き芋ー」って。松下さん(笑)。 菅田さん(会場に語りかけるように)分かりますか? ちょっともったいぶって渡す感じで、「焼き芋ー」って(笑)。あの言い方がすごく好きなんです。しかもあれはクランクインの日だったんですよね。「もう朝ちゃん、完璧だ」と思って、そこからの撮影が楽しみになりました。 松下さんこれは皆さん、もう一回観ましょう。(会場:笑) なんとなく記憶はある。 菅田さんあるでしょう? 原さん「焼き芋ー」って言われた後、私も思いっきり飛び込んで良いんだと思いました。 菅田さんそうだよね。あれで一気に二人の関係性も見えるし、(キャラクターの)優しさとかチャーミングさも分かるんですよ。 松下さんどんな感じ? 菅田さん(劇中の松下さんの演技を真似ながら)「焼き芋ー」って。(会場:笑&拍手) あの言い方が、現場でものすごく刺さったんですよ(笑)! MC松下さんは、そのシーンを覚えていますか? 松下さん撮影初日で緊張していたのもあって、焼き芋を渡すくだりの時に「変な言い方をしちゃったな」という記憶はあります。なんか変だったなっていう。 菅田さんそうなんだ(笑)? 変じゃないよ! 良かった。 松下さんもう一回、スクリーンで確認します。 菅田さんその時(松下さんが)ライブ中か何かで、発声がすごく良かったんですよ。 松下さん喉が開きっぱなしでした(笑)。 菅田さんあんなに柔らかい「焼き芋ー」は聞いたことがない。(会場:笑) 松下さん歌うように(笑)。 菅田さん歌うような「焼き芋ー」(笑)。あれすごく好きだったな。 MCそれは確認したいですね(笑)。柴咲さんはいかがでしょうか。 柴咲さん私は個人的に、喫茶店にみんなで集まっているシーンが好きです。役としても(それぞれの登場人物と)結束したり、疑心暗鬼になったりといろいろな感情が複雑に混ざるシーンで、みんなで一つのテーブルを囲んで真剣に演じました。でも、撮影の合間のみんなとの会話が、すごく和んだんですよ。脳内をお花畑にしてもらえたと思っています。 菅田さんお花畑でしたね。 柴咲さん松下さんがいらっしゃったので、そのおかげですごく優しくて、フローラルでボタニカルな雰囲気だったんですよ。 菅田さんボタニカル。 柴咲さんボタニカル(笑)。 菅田さんそうだ、あの日から「ボタニー」が始まったんだ(笑)。(松下さんのことを「ボタニカル」や「ボタニー」という愛称で呼ぶようになったことを回想) 町田さん「ボタニー」思い出しました(笑)。 松下さん「ボタニカル、ボタニカル」と呼ばれて、「いじられている」とは思いました(笑)。 菅田さんいやいや! とてもフローラルで自然体なので、松下さんが歩くと、そこに小花が咲くようなマイナスイオンを感じたんですよ。そういえば、松下さんが、メイク中にいきなり「人間のここ(手のひらの膨らんだ部分)を食べたらおいしそうだよね」という話をするんです。(登壇者の皆さん&会場:笑) (鶏の部位)「ぼんじりのよう」って話してて(笑)。 松下さん(タジタジになりながら)ニュースになっちゃうからぁ……。(登壇者の皆さん&会場:笑) 町田さん僕に関しては、「全身がおいしそう」って言われました。(登壇者の皆さん&会場:笑)菅田さんそれはしょうがない。おいしそうだから(笑)。町田くんは鍛えているせいで、可食部分が一番大きい(笑)。 町田さんおかしい。食べちゃダメです(笑)。 菅田さんあれは本当に仲良くなったシーンでしたね。 MC松下さんがムードメーカーだった様子ですね。そんな松下さんが思う、本作の注目ポイントを教えてください。 松下さん今日ご覧になって、体験したと思うんですが、やはり「ミステリと言う勿れ」の面白いところは、「誰が犯人なのか」という謎解きの部分ですよね。皆さんにもその推測を楽しんでいただくために、作品の中に(登場人物)それぞれを「怪しいぞ」と思わせるようなカットがちょこちょこ散りばめられています。 菅田さん廊下の町田くんとかね(笑)。止まって、外を見つめる背中とか、あれは明らかに怪しい。 松下さんまさにそのシーンが好きなんです。 菅田さんあそこ良いよね! 松下さんあそこ良い! 町田くんの眼鏡がキラーンとなる瞬間が一回あるんですよ。(会場:笑) 町田さんよく見ていますね(笑)。 松下さんあそこ好きだなぁ…。「絶対犯人じゃん」って思う。 菅田さんあと、庭園で一人遠くを見ているあの町田くんも良い。町田さん(笑)。 松下さん眼鏡キラーンのリッキー(理紀之助)最高でしたね。 町田さん監督が覚えているかは分からないですが、今おっしゃったところはたぶん、何回もやって、一番テイク数を撮りましたよね。 松山監督何回もやりましたね。ちょっとしたタイミングで、眼鏡がキラーンとしなかったりね。 町田さん「後ろからの光が、ちょうど眼鏡からこぼれてほしい」という調整があったりしました。 菅田さん眼鏡がキラーンとするのは、狙って撮っていたんですか? 松山監督奥に太陽があったので(町田さんが)振り向いた時にその太陽がキラーンと光るようにしたかったんです。でも、これがちょっとズレると被ってしまうんですよね。 町田さん眼鏡のキラーンは(撮影する上で)計算されています。ミリ単位の調整で時間がかかりましたね。 菅田さんあのカットは良いですね。 松下さん今日ご覧になった皆さんは「誰が犯人なのか」ということはお分かりになったと思いますので、それを分かった上でもう一回観るとちょっと面白いと思います。 菅田さんその面白がり方はニッチすぎる(笑)。 MC確かに犯人が分かった上でまた観てみるというのも面白そうです。町田さんは、お好きなシーンはありますか? 町田さん数々あるので、難しいですね…。そういえば、一緒にそのシーンを演じていても、知らなかったことがありました。利久くん、アドリブを入れたんだよね。 菅田さん今回、実は(萩原さんが)一番果敢にアドリブを入れていました。 町田さんあたかも台本にあるかのように、アドリブを入れたシーンがあったんですが、気づきました? 松下さんそのシーンに僕もいた? 菅田さん(松下さんは)いないシーンだ! 冒頭のシーンですよね? 町田さんそうです、そうです。「ブロッコリー」というセリフです。 萩原さんブロッコリー(笑)。(会場からも驚きの声が上がる) 菅田さん(そのセリフは)原作では「カリフラワー」なんですけどね。 町田さんあのアドリブが原作愛にも溢れているし、よく出てきたと思った。萩原さん「ブロッコリー」で行くか、「カリフラワー」で行くか、自分の中でだいぶ審議しました(笑)。 菅田さん利久がドライ(最初のリハーサル)で「ブロッコリー」と言った時には、松山監督はどのように思ったんですか? 松山監督「ぶっ込んできたな」と思いました。(登壇者の皆さん:笑) 「良いと思ったらそのまま行こう」と思って、そのまま使っています。 菅田さん監督とも脚本の話をしつつ、事件とは関係ないけれど、そういった本人の性格とかが見えるものは「ちょっと足したい」と言っていたんですよね。 松山監督現場でも、「あれ足そう」「これ足そう」みたいな話はしていましたね。 菅田さんそういう話をしていたら、クランクイン初日にいきなりぶっ込んでくれました。素晴らしいハートです。ただ暗闇の中で探し物をしている場面で、整くんが「ちょっとトイレ」と言った時に、(萩原さんによる)「漏らすなよ!漏らすなよ!」というアドリブはカットでしたね。(登壇者の皆さん&会場:笑) 萩原さん不採用でした(笑)。アドリブは、数を多めに打っています。 菅田さんジャブを打つことは大事だからね。 MC台本にはないアドリブをやるのは萩原さんが多かったんですか? 萩原さん新音役は比較的テンションも高く、口数も多いので(アドリブを)入れやすいというか、反応しやすい部分があったと思います。 菅田さん(松下さんを見つめながら)「焼き芋ー」は(台本にあった)セリフだったの? 松下さん(ツッコむように)セリフですよ(笑)。あれは言い方でしょう? (会場:笑) 松山監督朝一回リハーサルをやって、その時に「セリフを変えよう」という話をして、結果変わったことはいろいろとあるような気がします。でも、本番で突然ボン!と出てきたのはあまりなかったと思います。 萩原さん僕の注目ポイントとしては、言われて嬉しかったことですが、「だんだん狩集家のみんなが本当の従兄弟に見えてきた」と言われたことがとても嬉しかったです。撮影に入る時に、兄弟とも、友だちとも違う、“従兄弟感”を自分たちで出すのってすごく難しいと思っていたんです。「どうやったら出るのかな」と思っていたんですが、仲良く皆さんとたくさんお話できたおかげで従兄弟感が出たのかなと思います。 菅田さんある日から、「顔がちょっと似てない?」と思いましたもんね。(登壇者の皆さん、笑いながら大きくうなずく) 萩原さんそれがうれしい。観ている方にもそのあたりを感じていただけたらうれしいなと思います。 菅田さんだんだん利久が、町田くんに似てくる。 松下さんそして最後は一つになる。(登壇者の皆さん&会場:笑) 菅田さん(萩原さんがダチョウにハマっていて、撮影の合間にもダチョウの話をよくしていたことから)でも利久だけダチョウに似てくるかもしれない。若干、最近ダチョウに似ているし(笑)。 萩原さん最後くらい、ダチョウの話はナシで行こうと思ったのに(笑)! 菅田さんごめん、ごめん(笑)。 萩原さん今日も今日とて、ダチョウですか(笑)。 菅田さん(会場の皆さんも笑っているのを見て)でも笑ってくれているということは、みんなも利久がダチョウを好きだということを知っているんだね。(会場:「知っている」と表現するように拍手) 萩原さん(観客に向かって)ありがとうございます。今日はここまで順調だったんですよ。「今日は真面目に話せている」って思っていました。 菅田さんダチョウダチョウって、番宣で言い過ぎなの(笑)。 萩原さんここくらいは「カッチリした部分を見せてやるぞ!」と思っていたんです。 菅田さん良い話だったけどね。 MC現在は(軽部アナがエンタメコーナーを担当している)「めざましテレビ」の9月のマンスリーエンタメプレゼンターを務めています。皆さん、ご覧になっていますでしょうか。(会場:拍手) 次が最終回ですが、またダチョウ尽くしで行きましょうか。「めざましテレビ」では、ダチョウクイズというのをやっているんです。 菅田さんそうなんですね! なんでも仕事になるもんだね。 萩原さん本当ですね。 MCこちらもダチョウが何キロで走るのかなど、いろいろと勉強になります。 菅田さんまた(ダチョウの話が)面白いんですよね。 萩原さんまた全部ダチョウの話になっちゃうから(笑)! 最近、ダチョウとセットみたいになっています! MCでは原さんの好きなシーンを教えてください。 原さん(柴咲さん演じる)ゆらさんに対する、整くんの言葉がとても好きです。長セリフなんですが、その撮影をするタイミングで「私はセリフを覚えるのがすごく苦手なんですが、皆さんはどのように覚えていらっしゃいますか?」というお話をした時に、菅田さんが物理的に「文字を体に刷り込む」とおっしゃっていました(笑)。 菅田さん(ドラえもんのひみつ道具)暗記パンの体バージョンのやつね。(会場:笑) 原さん本当にありそうだなと思いました。 菅田さんいやいやいやいや! (会場:笑) 原さん松下さんも「服を着ないで覚える」っていうのはありそうだなって思いました(笑)。 菅田さん(松下さんに向かって「そういうことを言うのは」)良くないよ、本当に(笑)。 原さんありそうだなと思っていたら、「冗談です」とお二人がおっしゃって、「冗談を言い合える仲になったんだ」と思って、すごくうれしかったです。そういう話を先ほど、町田さんとの取材でお話しました。MC松下さんは、セリフを覚える時に服を着ないんですか? 菅田さん(煽るように)どういうことですか? 松下さん(タジタジになりながら)セリフを覚える時に、極力身軽な状態で、まっさらな脳みそで、ということ…です。 菅田さんなるほどね。一糸まとわないがゆえに、吸収力が上がるということですね。 松下さんそうです、そうです! そう考えると、自ずと“服を着ない”ということになります。「一糸まとわない姿でセリフを覚える」…という冗談を言ったんです! セリフを覚える時はちゃんと服を着ています。(登壇者の皆さん&会場:笑) 原さん本気だと思いました。 松下さんそこからは「服を着ない人」みたいな感じでいじられるようになりました。 菅田さん服を着ていない姿は…ちょっと美しい感じがしますよね。 松下さん美しくないですよ、おかしいでしょう(笑)。町田さんその周りには花が咲いているんですよね。 菅田さん木がね、ワーっと周りに生えてくる。リンゴの木とか。(どんどんイメージを膨らませていくと、会場も再び大爆笑) 松下さんアダムみたいにね。(登壇者の皆さん&会場:笑) MC(会話が盛り上がりすぎて)巻きが入ってしまいました。松山監督はいかがでしょうか。 松山監督美術館の雪のシーンがとても印象に残っています。広島のクランクインの日だったんですが、広島に着いたら、ものすごい雪が降ってきて撮り切れなくなって「これはヤバいな」という話になりました。 菅田さん(大雪で)撮影どころじゃなかったですもんね。 松山監督半分ぐらい撮ったんですが、その時はスケジュール的にもパンパンだったので、そこから岡山に行ったり、東京に戻ってセットのシーンを撮ったりして、12月の頭にロケをして、最後に広島に戻ったんですよね。 菅田さん二月ぐらいにもう一回広島で撮影できるチャンスがあったんですよね。 松山監督ただシーンとして繋げる必要があるので、我々も雪を降らせる準備をして行ったんですね。そしたら、その日、広島に雪が降ったんですね。 菅田さん撮影で広島に訪れた二日だけ降ったんですよね。 松山監督「この作品はきっと神様が守ってくれている」と思いました。 菅田さん二日目の雪が降りすぎて、「映像が繋がらないかも」と心配するくらいでしたよね。 松山監督そうなんです(笑)。だから、一日目の映像にはCGで雪を足しています。ちなみに広島でのクランクインで、(原さん演じる)汐路ちゃんは初日に待機していたけれど、何も撮らずにそのまま終わっちゃったんです。 菅田さん雪で、待っているだけだったね。 松山監督あのシーンは、広島クランクインの日とブルーバックの二つが混ざっているんですが、そう見えないのは奇跡だったと思っています。 MCここまでトークを伺っていても、皆さんの仲の良さが伝わってきます。もしまたこの六人で共演するとしたら、どんな話で共演したいですか? (会場から「また共演してほしい」という意味の拍手が上がる) 柴咲さん(手を挙げて)先に言おうと思います(笑)。「推し活に勤しむ六人」の話。 菅田さん良いですね! (会場:拍手) 柴咲さん推されている人がいても良いけれど、推す方が良いです。推す対象は共通していなくても良いかもしれない。考えがいがありそうです。 菅田さん誰が主演ということもなく、六人みんなの物語というのは良さそうですね。好きなものを語り合って、けんかとかするのも面白そうですね。 松下さん服は着ても良いですか? (登壇者の皆さん&会場:笑) 菅田さんどうでしょうか(笑)。 萩原さんせっかくこの六人で集まるなら…今回はちょっとバチバチしていたので、学園ものをやりましょう! (会場:拍手) 全員、同級生で。 菅田さん学園もの? 現役で(笑)? 萩原さん全員同級生で、「よお!」とか「部活、だりーな!」とかやってみたいです(笑)。 菅田さんどういうのが良いんだろう。(この六人なら)何でもできそうだもんなぁ…。六人のロードムービーなのか、六人みんなで店を経営しているのか、そういう群像劇が良さそうだなと思っています。あとは「ラスベガスをぶっつぶせ」(2008年公開のアメリカ映画)のように、みんなで協力して何かを企むやつとかはどうですか。 松下さん「オーシャンズ11」(2001年公開のアメリカ映画)とかね。 菅田さん「オーシャンズ11」か…、でももっとダサいやつが良いな(笑)。 松下さん何が良いですかね。医療ものとかどうかな。(会場:拍手) 菅田さんリアルなことを言いますね。医療もので何をされるんですか? 天才的な何をやりますか? 松下さん(笑)。天才…天才眼科医! (登壇者の皆さん&会場:笑) 菅田さん天才眼科医…あまり聞かないですね! 松下さんそれぞれが名医で。原さんはひよっこナースで奮闘する。 柴咲さん体のことについても学べそうだね。 菅田さん確かに。それぞれに専門分野があれば学べますね。 松下さん菅田さんは天才耳鼻咽喉科ですよ! (登壇者の皆さん&会場:笑) 耳鼻の鬼(笑)。 菅田さん耳鼻の鬼ね(笑)。 MC町田さんはいかがですか? 町田さん今回はとても頭を使う物語だったので、スポーツものも良いかなと思います。六人いますから、バレーボールとかね。(会場:拍手) MCバレーボールの選手ということですか? 町田さん選手になるんじゃないですか? 菅田さん選手になるの? 公民館とかでやるような市民バレーとかではなくて? 町田さんガチ選手。 松下さんそれぞれ暗い過去を持ったみんなが、バレーで一つになるみたいなね。 (登壇者の皆さん&会場:笑) 菅田さん熱血青
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「キングダム 運命の炎」天下無双の大ヒット御礼舞台挨拶「キングダム 運命の炎」公式サイト中国春秋戦国時代を舞台に、天下の大将軍になるという夢を抱く戦災孤児の少年・信と、中華統一を目指す若き王・嬴政を壮大なスケールで描く、漫画「キングダム」を実写映画化した第三弾「キングダム 運命の炎」が7月28日より公開しました。 9月12日、山﨑賢人さん、吉沢亮さんによる“天下無双の大ヒット御礼舞台挨拶”をTOHOシネマズ 六本木ヒルズにて実施しました。シリーズ三作連続して興行収入50億円を突破という大大大ヒットを祝し、待望の続編公開(シリーズ四作目)を遂に発表しました。また、映画の公開まで一切明かされていなかった超豪華シークレットキャストの吉川晃司さん・小栗旬さん・佐久間由衣さんが、キングダムに欠かせない重要なキャラクターを演じていることについてもイベント内で触れました。こちらのイベントの様子を詳しくレポートします。天下無双の大ヒット御礼舞台挨拶信(しん)役山﨑賢人さん嬴政(えいせい)役吉沢 亮さん山﨑さん公開から一カ月半経って、こうしてまた皆さんとお会いできてうれしいです。 吉沢さん本日は劇場に足を運んでいただきありがとうございます。公開から一カ月半経って、またこうして皆さんとお会いできる機会を設けられたのも、「キングダム 運命の炎」がたくさんの方に愛していただけているからだと、うれしく思います。 MC今日は映画が公開されてから47日目およそ一カ月半です。本当に大ヒットおめでとうございます。(会場:拍手) 山﨑さんありがとうございます! MC本年度映画オープニングナンバーワン。そしてシリーズ初となる四週連続ナンバーワン。そして現時点でのシリーズ三作連続となる邦画実写ナンバーワン。そして映画が公開してから47日となる昨日までで観客動員数358万人、興行収入は51.3億円を突破しました。(会場:大きな拍手) 山﨑さんすごくない?!吉沢さんすごいじゃん! 山﨑さんすごいよね! 吉沢さんもしかしたらだけど…すごいよ! MCお二人は今「すごい」しか言っていなかったですね。山﨑さん、こうして改めてファンの前に立てるのはいかがですか? 山﨑さんそうですね。本当にこういう機会があるのは、「キングダム」を皆さんが楽しんで、愛してくださったからだと思うので、うれしく思います。 吉沢さん本当にうれしいですね。これだけいろいろな方に愛していただける作品を作るのに、みんながものすごく熱量高く挑みました。それが三作も続いて、たくさんの方に観ていただけているのは、なかなかないことです。そんな作品に携われて光栄だと思います。 MC本日は、SNSに投稿されたファンの方の熱いコメントを、ほんの一部ですがバックボードに並べました。コメントを見て気になるものがあったら教えてほしいのですが、いかがですか。山﨑さん「嬴政と紫夏は、ジーパンがベチャベチャになるくらい泣ける」吉沢さんこれは賢人(のコメント)でしょ? 山﨑さんこれは僕(のコメント)だよね? 吉沢さんこれは賢人だ! 山﨑さんこれって、僕が投稿したやつでしょ! 吉沢さん「ジーパンがビチョビチョになった」って言っていたもんね! 山﨑さんそう! 涙を垂らして、ジーパンの味にしちゃったからね。 MC吉沢さんはそれを聞いていかがですか? 吉沢さんやっぱりうれしいです。この紫夏とのストーリーは、僕も原作の中で大好きなシーンです。絶対に自分で演じたいと思っていたので、よりうれしく思います。 MC吉沢さんの中でも相当こだわりがあったのでは? 吉沢さんこだわり…ありました! 「キングダム」「キングダム2 遥かなる大地へ」と嬴政を演じ、王様として背負っているものを意識しながら演じてきました。(紫夏のエピソードは)そこに至るまでのストーリーなので、一旦そういうものを全部脱いで“一人の青年としてその場にいる”ということを意識しました。 MC吉沢さんが気になるコメントはどれですか? 吉沢さんやっぱりコレですね。「隊の名を聞かれ、『飛信隊』と答える信の表情がなんとも言えないくらい好き」っていうコメント。…分かる!! 皆さんも分かりますよね? 「キングダム」「キングダム2 遥かなる大地へ」と観て、そこで印象的だったのは、信は将軍とか組織の上にいる人たちを見ているということです。信の憧れている表情と、そこから何かを学んでいる感じが「キングダム」シリーズでは印象的でした。今回、信はそんな人たちと、どこか対等に向き合っていて、飛信隊という隊の隊長として、同じ目線でものを見ているように思いました。これまでのシリーズでは見られない信の表情が、新たな魅力として本作では観られたと思います。僕にも、それがすごく印象的でした。MC山﨑さんコメントを聞いていかがですか? 山﨑さんうれしいですね(笑)。 吉沢さんうれしいよね。 山﨑さん三作続けてきたからこそ、「飛信隊」と言われた時の信の気持ちも重みがあるというか、そういうものを表現できてうれしかったです。 MCあのシーンで山﨑さんのこだわりはありましたか。 山﨑さん今までの信だったら、勢いで名乗っていたと思うんです。でも、今回は「みんなの思いを背負って言う」と、監督と話し合って演じました。 MCそれを聞くと、改めて観たくなりますね。せっかくなので、コメントについてもう一つ聞いていきましょう! 山﨑さん「(右下を示して)20ダム」じゃないですか?吉沢さんダム映画! MCこの20ダムは、20回観たということだと思います。 山﨑さん本作を観たことをそういう呼び方にしているという発見と驚きがありますね。そういう風に楽しんでくださっていることがうれしいです。会場に20ダムされた方はいますか? 吉沢さんあちらに!会場のお客さんもっとたくさん観ました! 山﨑さんすごいな! MCちなみに、何ダムですか? 会場のお客さん24ダムです! 山﨑さん&吉沢さん(声を揃えて)24ダム! 吉沢さん公開されてから47日なので、一日一回観たとして、二日に一回は観ていることになりますよね。 山﨑さんすごい! 山﨑さん&吉沢さんありがとうございます。 MCそして、シークレットキャストとして、本作が公開されてからも、公式には発表されていなかったキャスト情報がついに解禁となりました。お二人が宣伝活動する中でもシークレットな情報が多々あったと思いますが、いかがでしたか。 山﨑さん本作の魅力でもあるのに、それを言えないっていうのは、「それもまた良いのかな」と宣伝活動をやっていました。吉川さんと小栗さんと…すごい日本映画だなって思います。これだけ豪華な方々が出演してくださっているのは、すごいっす。 MC山﨑さんは、龐煖(ほうけん)役の吉川晃司さんと共演もされていますが、いかがでしたか? 山﨑さん(コメントで)「龐煖(ほうけん)イカつくてやばい」って書いてありますが、これが本当にイカついんです! あれ? これ僕かな?吉沢さんこれ、賢人のコメントなの? ボードのコメントの中にちょくちょくいるんだね。 MC山崎さんのコメント、結構採用されていますね。 山﨑さんそうですね! MC吉沢さんは、いかがですか? 吉沢さん本当にすごいです。「やっと言えた」という感じです。取材の時も、友だちと話している時も「誰がやんの?」って聞かれても「まだ言えないです」みたいなくだりがなくなったことにホッとしています。 MC吉川さん、小栗さん(李牧(りぼく)役)、佐久間由衣(カイネ役)さんの熱演をまだ観ていない方は、ぜひ映画館の大きなスクリーンで観ていただきたいと思います。もうお二人が隠していることはないですよね? 吉沢さん(山﨑さんに)どうですか? 山﨑さん実はね…。 吉沢さん言っちゃう? (会場がざわつく) 山﨑さん言っちゃう! 吉沢さんじゃあ、言わせていただきますか。 山﨑さんはい。 吉沢さんそれでは発表をお願いします。 山﨑さん29才になりました! 吉沢さんおめでとうございます!(拍手)(会場からも拍手と「おめでとう」の声) 山﨑さんつい先日29才になりました。ありがとうございま~す。 吉沢さんそして? 山﨑さんそして? …続編あります! (会場から歓声と拍手!) 吉沢さんこのくだり、裏で練習しました。「一回違うのを入れとく?」って言いながら練習しました。 MC誕生日もおめでたいですが、映画「キングダム」続編制作が明らかになりました。おめでとうございます! 本作をご覧になった方々から「続編を観たい」という声は多々ありました。やっと発表ができるという感じですか? 山﨑さん「言えないんだ」ってずっと思っていました。 吉沢さん本作を観た人は、「そりゃそうだろう!」「あそこで終わるわけなくね?」っていう感じだと思います。やっと言えるね! 山﨑さん本当にありがたい話です。 MCお二人は続編をご覧になっているのですか? 山﨑さんまだです。 吉沢さんまだですが、撮影自体はもう終わっています。 MC作品の公開時期は聞いていますか? 山﨑さん&吉沢さんまだ聞いていないです。 MCお二人も聞いていないんですね。 山﨑さん今はCGや音楽など、プロフェッショナルな方々がすごく時間をかけて編集をしてくださっています。完成を楽しみに待っています。 MCお二人も早く観たいですか? 山﨑さん観たいです! 吉沢さん観たいよね? あそこで終わっているんだもん。あの続きとなると相当熱いでしょ? 山﨑さんうん! 吉沢さん相当楽しみです! MC続編の制作も発表になりましたが、まだまだ大ヒット上映中の本作をぜひ劇場の大きなスクリーンと迫力ある音響システムで観ていただきたいと思います。そして、ここでもう一つ重大発表があります。本作の大ヒットを記念して現在絶賛編集中の続編から、先日ほんの少しだけ先行カットが上がってきたようです。その先行カットを含む続編のティザー映像は、今絶賛編集中ということですが、今週末15日の金曜日から映画館で本作を観ると上映後に流れます。まだ本作を観ていない方、もしくはおかわりをしようとしている方はぜひ足を運んでみてください。 山﨑さんその映像を観たいです! 皆さん、もう一ダムしてください! MC最後にお二人からそれぞれご挨拶をいただきたいと思います。 吉沢さん皆さん短い時間でしたが、ありがとうございました。さっき発表された続編もありますが、まずはこの「キングダム 運命の炎」がまだまだ上映中なので、もっともっとたくさんの方に観ていただけるように、皆さんも友だちに勧めたり、SNSにコメントを載せたりと、僕らと一緒に本作を盛り上げてくださるとうれしいです。そして15日からは新たな予告編も流れるらしいので、もう一度ぜひよろしくお願いします。 山﨑さん今日は、まさかまたこうやって皆さんに会えると思っていなかったので、すごくうれしかったです。続編がありますが、そこまでは「キングダム 運命の炎」の炎を皆さんの胸の中にずっと持って、その上で続編も楽しんでもらえたらうれしく思っています。本当に「キングダム」は皆さんと一緒に熱くなれる作品です。みんなで楽しく熱くなって、楽しんでもらいたいと思っています。本作も続編もよろしくお願いします。
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「お嬢と番犬くん」完成披露舞台挨拶「お嬢と番犬くん」公式サイト累計発行部数336万部突破の人気コミック「お嬢と番犬くん」(講談社/はつはる著)。極道の孫娘であることを隠し、“普通の青春と恋”をすることを固く心に決めた高校生のヒロインと、彼女のお世話係の若頭との恋愛模様を描いた、溺愛ロマンティックコメディが、遂に実写映画化されます。 2月9日には、完成披露試写会が実施され、W主演を務めた福本莉子さん、ジェシーさん(SixTONES)をはじめ、櫻井海音さん、ぐんぴぃさん、杉本哲太さん、小林啓一監督が揃って舞台挨拶に登壇しました。福本さんとジェシーさんが、開演直前の“影ナレーション”にも挑戦し、会場は大いに盛り上がりました。こちらの舞台挨拶の模様をレポートします。完成披露舞台挨拶瀬名垣一咲役福本莉子さん宇藤啓弥役ジェシーさん(SixTONES)田貫幹男役櫻井海音さん関谷香織役佐々木希さん瀬名垣太助役杉本哲太さん天馬竜也役ぐんぴぃさん小林啓一監督■開演前に福本さん、ジェシーさんの影ナレーションによる上演前の注意が読み上げられました。その後、客席通路から登壇者の皆さんが登場しました。福本さん本日はお集まりいただき、ありがとうございます。先ほどの影ナレーションは、気づいていただけましたか? (会場のお客さん:拍手)良かったです。短い時間ですが、皆さんと楽しい時間を過ごせたら良いなと思っています。 MC影ナレーションでは、ジェシーさんにペースを乱されませんでしたか? 福本さん乱されましたね(笑)。「ジェシーさんみたいに言ってみようかな」と思ったら、まんまとつまずいてしまって、ダメでした…(苦笑)。 ジェシーさん宇藤啓弥役を演じました小林啓一です。あ、すみません、間違えました(笑)。ジェシーです。本日は短い時間ですがよろしくお願いします。 MC影ナレーションはどうでしたか? ジェシーさん副業で影ナレーションをやろうかなと思います。合いの手とか良い感じでしたよね? 福本さん斬新で良かったと思います。合いの手のおかげで、注意事項を分かってくれているのが伝わりました。 ジェシーさんちゃんと返事もしないとね。 福本さんありがとうございます。 櫻井さん本日はお集まりいただきありがとうございます。僕たちは裏にいて、お二人の影ナレーションが聞こえなかったので、アーカイブか何かがあれば…。 ジェシーさん聞こえなかった? じゃあ今やりましょうか? 櫻井さん今は大丈夫です(笑)。本日は短い間ですがよろしくお願いします。 佐々木さん(ジェシーさん演じる)啓弥と(福本さん演じる)一咲の間に、ちょっとだけスパイスを入れさせていただきました(笑)。皆さんに本作を楽しんでいただけるとうれしいです。 ぐんぴぃさん “溺愛ロマンティックコメディ”に出られて誠に光栄です。今日は短い時間ですが楽しんで帰ってください! 杉本さん組長という恐い面と、優しいおじいちゃんの面を持つ、二重人格の役を演じました。 小林監督ジェシーくんの手前、ちょっとボケようと思ったんですが、怒られそうなんでやめました。本日は短い間ですが、よろしくお願いします。 MCまずは完成披露試写会を迎えた今のお気持ちをお聞かせください。 福本さん公開は一カ月後ですが、今日はやっと皆さんに本作を観ていただけるので、どう思うのかすごく興味があります。 ジェシーさん撮影は去年の夏頃だったので、早く皆さんに観てほしいと思っています。それから、僕も福本さんと同じで、今日お集まりいただいた皆さんが本作を観た後の反応が楽しみです。 僕たちも演じながら、「本作を観たらたぶん最後はとろけて帰るんじゃないかな」と思っていました。最後まで楽しんでください。 MC完成した作品をご覧になっていかがでしたか? ジェシーさん自分で自分にときめきました。普段のジェシーを一回でも見たことがある人は、分かると思いますが、僕は大体ふざけています。でも、本作ではジェシーではなくて、宇藤啓弥がちゃんといると思います。普段全然言わないことも言ったりしています。原作ファンの方も、どのシーンが入っているのかすごく楽しみにしてらっしゃると思うので、そこもぜひ楽しんでほしいです。いろんなシーンがあって、一回じゃたぶん分からないので、何度も観て、ときめいていただけたら“うジェシー”(うれしい)なと思います(笑)。 MCジェシーさん、今日も飛ばしていますね。 ジェシーさんこれでも落ち着いていると思います(笑)。 福本さん撮影中は、不安な気持ちになることもありましたが、完成した作品を観たら、心から純粋に楽しめました。音楽が加わって、より作品の色が明るくなったと思います。“極道”って怖いメージがあるんですが、全然そんなこともなく、すごくポップに楽しんでもらえると思います。コメディもあるし、アクションもあるし、ときめきもあって、本当にいろんな要素が詰まった素敵な作品になっていると思いました。MC大人気コミック原作の実写化ということで、実写化にあたり小林監督が意識されたことを教えてください。 小林監督なるべく自分自身も現場でときめけるように意識しました。ときめきを大事にして臨みました。 ジェシーさん現場では「(小声で)ジェシー、今のすごく良かったよ…」って…。もっと大きい声で言ってくれたらうれしいのに「(小声で)良かったよ」って言うんです(笑)。その監督を見て、逆に僕が「かわいらしいな」ってときめいていました(笑)。 MCOKテイクは、監督自身もときめいたということですか? 小林監督もちろんです。自分が感動しないと皆さんにお届けできません。 ジェシーさん僕は男性なので、男性の方が「ときめいた」って言ってくださるのは、すごくうれしかったです。「今の芝居、良かったんだ」って、自信になりました。MC監督から見て、福本さんの一咲はいかがでしたか? 小林監督福本さんが演じる一咲も、男性から見た「かわいらしさ」は、もちろんあると思いますが、女性から見ても、「かわいい」と思ってもらえるものを追求しました。周りの女性のスタッフに「今の(芝居)どうだった?」と聞いてから、「OK」を出すという感じで撮影をしていました。MC福本さんも周りとコミュニケーションを取りながら役づくりをされましたか? 福本さんときめきシーンは、探り探りでした。「どのセリフで、啓弥の方を見るか?」「このセリフは目を見て言うか?」とか、ちょっとしたことでも見え方が変わるので、みんなと「ときめきとは?」を研究しながら、作り上げました。 MC本作は“溺愛ロマンティックコメディ”ということで、キャストの皆さんには、「このシーンに注目してほしい」という皆さんが“溺愛”しているシーンをうかがいたいと思います。 福本さん予告でも使われていますが、啓弥との保険室のシーンがお気に入りです。ジェシーさんは身長が高いので、普段は私の目線が上に行きがちなんですが、保健室のシーンでは、ジェシーさんが膝下にいるので、上目遣いのジェシーさんが見られるポイントだと思います。 ジェシーさん原作とは角度がちょっと違うんですが、監督と「皆さんにときめきを与えられるか?」という会話しながら、カメラさんといろいろな角度で撮影して、最終的にこういう形に落ち着きました。僕の溺愛シーンは、まだ皆さんは本作を観る前なので、僕も予告の中のシーンで絞ります。入学した一咲が、走っている学生にぶつかられて転びそうになるところを啓弥が抱えるシーンです。啓弥が一咲のことを溺愛しすぎて裏口入学してしまう、個人的にはここが溺愛シーンだと思います。 MC啓弥とジェシーさんご本人とで似ている部分はありますか? ジェシーさん今はいろいろな“○○ハラ”とかがあるので、本作までのことはできないですね。 MCジェシーさんも「○○ハラ」は気をつけているんですね。 ジェシーさんもちろんです。なので、言葉で「大丈夫ですか?」って言いますね。 福本さんジェントルマンですね。 ジェシーさんジェントルマンです。 櫻井さん僕は、予告でも少し映っていますが、幹男が啓弥にハイキックするシーンが個人的にはポイントです。ジェシーさんがカッコ良いんですよ! 僕の蹴りを、顔前でパシッて止めるんです。皆さん、ジェシーさんに蹴りを止められたことはないですよね(笑)? 蹴りを止めている姿がめちゃくちゃカッコ良いです。僕は正面の特等席で見ていました。 ジェシーさんじゃあ、皆さん一人ずつやりましょうか(笑)? MCそのシーンの撮影は何回もやりましたか? 櫻井さん練習もあったので、合計で30回くらいやったと思います。 MC櫻井さんは、幹男とご自身を比べて似ている部分はありますか? 櫻井さん一緒って言ったらちょっとまずい気がするんですが、内に秘めた寂しさや孤独感、ちょっとした尖りみたいなものを自分自身とリンクさせて、表現しました。佐々木さん私も、福本さんがおっしゃったシーンが印象的でした。二人が本当にかわいくて、素敵でした。本当にキュンとしました。それ以外だと、放課後のシーンかな? 福本さん教室のシーンですか? 佐々木さんそうです。女性は憧れるシーンだと思います。 ジェシーさん後ろからギュッとするシーンですね。 佐々木さん素敵ですよね。キュンとしました。 MC学校が舞台ですから、青春時代を思い出すようなシーンがたくさんありますね。 佐々木さんそうですね。忘れていたものを取り戻すような感じがしました。お二人が本当にかわいらしくて、なのに間に入ってしまって、すみませんでした。 ジェシーさんいえいえ、ありがとうございます! お忙しい中、現場に来ていただき、マネージャーさんもありがとうございます。 MC佐々木さんはちょっと大人の役柄で登場されているとうかがいました。 佐々木さんそうですね。着物を着て登場するんですが、だいぶお姉さんな感じで登場しています。 ジェシーさん全く世界が違います。 佐々木さんそうですね。楽しんでいただけたらうれしいです。 ぐんぴぃさん僕もネタバレにならない程度にお話しします。天馬が啓弥と電話するシーンがあるんですが、ジェシーさんの電話を取ったことがある人、いないですよね? MC毎回皆さんに確認しなくても大丈夫ですよ! ジェシーさん一人ずつ電話しましょうか? ぐんぴぃさんもう電話すらもカッコ良いんですよ! 極道のしびれる感じがありました。 MC啓弥は、極道のシーンと高校生のシーンとで全然違いますもんね。 ぐんぴぃさん全然違いますね。 杉本さん私は、登場シーンで猫を抱いているんですが、その猫がかわいくて溺愛したいです。NGも出さずに、「おいで」と言えば乗ってくれて、ずっと我慢して大人しくしていました。 ジェシーさん猫は「ひろしさん」という名前ですよ。 杉本さん「ひろしさん」だったの(笑)? MC哲太さんも、現場でジェシーさんを笑わせにかかったりしていたとうかがいました。 ジェシーさんだいたい変顔していましたよ(笑)。 杉本さん緊張していたから覚えていないです(笑)。 ジェシーさん緊張していたら変顔はしないでしょ! 笑わせにかかってきたので、僕は我慢していました。 杉本さん思い出しました。ジェシーとは、そんなに一緒のシーンがなかったので、ちょっと爪痕を残そうと思ってやりましたね(笑)。MCでは、皆さんが溺愛しているお気に入りのコトやモノを教えていただければと思います。 福本さんお茶全般ですね。日本茶の中でも緑茶、煎茶、玉露、ほうじ茶、それから中国茶、紅茶…いろんな種類を持っています。現場にも必ず持っていきます。家から淹れて持っても行きますし、現場でもまた新しく淹れます。お茶を飲むとホッと一息できます。 MCいつごろからハマっているんですか? 福本さん前からお茶は好きなんですが、ここ最近はかなりハマっています。美味しいお茶があったら教えてください。 ジェシーさん僕は洋服とか下着です、ヨレヨレになるぐらいまで使います。ヨレヨレだから、あげても後輩はうれしくないと思うんです(笑)。だから、捨てれば良いんですが、捨てられないんですよね。「これは小さい時のあのダンスをした時のだ」、「あの曲の時のだ」とか、思い出があるので…。 MCそうすると、洋服が増えていく一方ですね。 ジェシーさんそうなんですよ。どうしましょう? 後輩とかにあげたりはするんですが…あとは売っちゃうとか? 結構溜まっているんですよ。パジャマもすごくダラダラした服を着ています。 MC物を大事にするのも良いことですよね。 ジェシーさんそれが言いたかったです。 櫻井さん私は、焼き鳥です。もうね、焼鳥とはかれこれ一年の付き合いになるんですが…。 福本さん短い(笑)。 ジェシーさん365日(笑)? 櫻井さんでも焼鳥を食べに行く日は、朝食、昼食を抜くくらい、焼鳥に懸けています! ジェシーさん会話をしていても、ずっと焼鳥なんですよ。 櫻井さんいろいろな場面で「焼鳥」って言い過ぎているので、「もう良いだろう」ってなっているとは思うんですが、本当に好きなんです。先日は、日帰りで静岡県の浜松まで焼鳥だけを食べに行きました。 MC食べる順番や好きな部位はありますか? 櫻井さん順番は大体コースなので、決まっているんですが、特に好きなのは“ソリ”です。 佐々木さんおいしい! 櫻井さんソリはモモの付け根にある希少部位なんですが、フランス語の「ソリレス(Sot-l'y-laisse)」という言葉から“ソリ”という名前になったそうです。フランス語で、「これを残すものは愚か者だ」っていう意味だそうです。(佐々木さんに向かって)ご存知でしたか? 佐々木さん私も最近それを勉強したばっかりなんです! 捨てちゃいけない部位なんですよね。 櫻井さんそうですよね。初めて焼鳥の話が通じました(笑)。 佐々木さん“ソリ”おいしいですよね!私の溺愛しているものは、子どもとの時間です。最近、子どもがトランプにハマっていて、それに付き合って、私も毎日ババ抜きやジジ抜きをやっています。二人きりより、人数がいたほうが良いと思うんですが、子どもとの時間がすごく楽しくて、ずっと付き合っています。ぐんぴぃさん僕が溺愛しているのはグミです。最近のグミって、ぶどうグミが、ぶどうを超えることがあるじゃないですか? あと、最近知ったんですが、グミって分類すると、肉らしいんです。ゼラチンをたくさん使って作られているんですが、ゼラチンの原材料は肉が多いそうなんです。「肉って良いじゃないか!」と思いました。 ジェシーさん一石二鳥ですね。 ぐんぴぃさんそうなんですよ。コンビニとかで新しいグミだ! と思って買っちゃいます。 ジェシーさんグミの中で好きな部位ってありますか? ぐんぴぃさん焼鳥みたいに部位はないです(笑)。杉本さん僕は「食べるラー油」ですね。京都の撮影所の近くにある中華屋さんでしか買えない食べるラー油があるんです。ネットでも買えないので、そのお店に行って、食べないと手に入らないんです。白いご飯でも、何にでも合います。 MC何年くらい溺愛されているんですか? 杉本さんもう10年くらいになりますね。 MC2月14日はバレンタインデーです。今日は特別に、福本さん、佐々木さんの二人から、登壇者の男性陣の皆さんにサプライズがあります。 ■チョコレートケーキが登場しました! MCこちらは福本さんと佐々木さんが飾り付けをされたそうですね? 福本さん先ほどいろいろ試行錯誤しながら、一緒に飾り付けをしました。 佐々木さん「どこに何を置いたら良いかな?」とか、言いながらやったよね。 福本さん&佐々木さん&ジェシーさんねー(笑)。 MCジェシーさん、「ねー」のキーを合わせなくて良いですよ! 福本さん、飾りつけのポイントを教えてください。 福本さんポイントは、このお花がポスターのお花と一緒なんです。あとは、「Valentine's Day」の「Valentine's」だけのプレートもあったんですが、せっかくなら「Day」もつけようということで、こちらにしました。イチゴやブルーベリーも入れて、華やかに見えるようにしました。 福本さん&佐々木さん&ジェシーさんねー(笑)。 MCジェシーさんは「ねー」は言わなくて良いですよ(笑)。 ジェシーさん(立ち位置が福本さんと佐々木さんに)挟まれちゃうんでね(笑)。うれしいです。サプライズありがとうございます。 杉本さん素敵ですね!MC最後に福本さん、ジェシーさんからメッセージをお願いします。 福本さん本作は今までにないような「極道×青春」ロマンスコメディになっています。公開まで、皆さんと一緒にこの作品をもっともっと盛り上げていけたらと思います。たくさんの方に観ていただけたら、うれしいです。本日はありがとうございました。 ジェシーさん全く一緒でした(笑)。 福本さん本当ですか(笑)? ジェシーさん本作は3月14日に公開です。大人の皆さんにも、今学生さんの皆さんにもいろいろなシーンを楽しんでいただけると思います。「大人のときめき」がテーマの、溺愛ロマンティックコメディとなっておりますので、ぜひ楽しんでください。何回も観られる作品です。本日はありがとうございました。
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「ファーストキス 1ST KISS」初日舞台挨拶「ファーストキス 1ST KISS」公式サイト日本のドラマ、映画界を牽引する脚本家・坂元裕二さんと、数々の大ヒット作を生み出してきた塚原あゆ子監督が初タッグを組んだ映画「ファーストキス 1ST KISS」が、いよいよ公開を迎えました。 2月7日にはTOHOシネマズ 日比谷で初日舞台挨拶が行われ、事故で夫を亡くし、夫と出会う直前の日にタイムトラベルをする主人公の硯カンナを演じた松たか子さん、カンナの夫・硯駈を演じる松村北斗さん、硯駈の大学の教授である天馬市郎を演じたリリー・フランキーさん、脚本を担当した坂元さん、メガホンを取った塚原監督が登壇しました。 映画のタイトルにちなみ、“ファーストバレンタイン”や“ファーストチョコレート”の話題も飛び出した、この日の模様を詳しくレポートします!初日舞台挨拶硯カンナ役松たか子さん硯駈役松村北斗さん天馬市郎役リリー・フランキーさん脚本坂元裕二さん塚原あゆ子監督松さんこんばんは。今日はお越しいただきありがとうございます。皆さんと楽しく過ごせたら良いなと思っています。 松村さん(MCに確認するように)今日は、上映後なんですよね? ネタバレは緩めで、楽しめたらなと思います。 リリーさん皆さん、ようこそいらっしゃいました。皆さんは観終わった後にどういう感情になっているんですかね。僕は、観終わった後に、ちょっと泣いてしまいました。僕のようなジジイにはジジイなりに思い出すことがあるし(笑)、皆さんには皆さんの中で思い出すことがあるんでしょうね。感動してくださっているんだろうなと思います。ありがとうございます。 坂元さんこんばんは。皆さんに観ていただけて感無量です。 塚原監督こんばんは。わざわざ初日にお越しくださって、ありがとうございます。 MC映画の公開、おめでとうございます。(会場:拍手) いよいよ公開を迎えました。改めて、初日を迎えた心境を教えてください。 松さん撮影の時からたくさんのスタッフの方たちが関わり、キャストも参加し、監督のもとで映画を完成させました。そこから、皆さんにお届けする準備を、宣伝担当の皆さんがしてくださっていました。今回は、直接うかがうことはなかったんですが、各地で皆さんが盛り上げてくださる中、この日を迎えられて、本当に幸せに思っています。観た直後の皆さんにお会いするということで、作品の余韻を壊してはいけないなと思っています(笑)。モザイクをかけてほしい感じですが(会場のお客さん:笑)、感激しています。この作品がスタートの日を迎えられて、本当に幸せだと思っています。松村さん最初に台本を読んだ時は、客観的にものすごく感動して、ものすごく魅力を感じたことを覚えています。ただ、撮影する中でだんだん慣れていったのか、そういった感覚を見失っていました。でも、こうして本作が公開されて、皆さんの顔を見ていると、最初に僕が台本を見た時と同じような反応をしているような気がしています。これから、日を追うごとに、どんどんSNSや街角で言っていただけるのか分かりませんが…。 リリーさん街角で感想を言うの? すれ違った人に「この作品、良いよって?」(松村さん&会場のお客さん:笑) 松村さんロマンスの香りがしますね(笑)。 リリーさんあなた(松村さん)が街角の人に言う分には、問題は起きないけれど、僕が言ったらさ、「変なおじさんが映画を勧めてきた」みたいな感じになるから。(松村さん&会場のお客さん:笑) 松村さん何か、どこかで感動の声を聞けたらうれしいじゃないですか。今日は(お客さんの顔を見て)「最初に僕が台本を見た気持ちとリンクしているかも」と思ったので、 少しずつそういうことが増えていくんだろうと思って、今ワクワクしている初日です。 MCリリーさんは先ほど、「泣いてしまった」とおっしゃっていました。 リリーさん序盤はコメディタッチなので、楽しむ気持ちでずっといたんですよ。台本を読んだ段階で、感動的な気持ちがありましたが、これが映像になった時に自分の中で思わぬ作用があったんです。主人公を介して、自分に振り返ってくるものがたくさんありました。坂元さんの作品に出演するのも念願でしたし、「監督とお仕事をしたいな」とも思っていました。共演者の皆さんとは、一緒にお仕事をするのはほぼ初めての方ばかりで、この間の完成披露舞台挨拶で、(天馬の娘・里津を演じた)吉岡里帆さんが、「撮影中に僕が松村くんのことをずっと触っている」と言ったんです。これ、ヤバくないですか? (登壇者の皆さん&会場のお客さん:笑) 今、そういう発言にはもうちょっとデリケートな言い方してもらわないと(笑)。ネットニュースで見て、愕然としました。(登壇者の皆さん&会場のお客さん:笑) これは、僕らが仲良くなったということですよね? 松村さんそうです、そうです。(吉岡さんが)ちょっと面白おかしく言っていたのかな(笑)。(会場のお客さん:笑) リリーさんなかなかこういうことはないんだけれど、撮影をきっかけに仲良くなったので、何回かご飯にも行っているんです。 松村さんはい、連れて行っていただきました。今も、予定を合わせようとしています。 リリーさんだから、楽しい撮影でした。 松村さんありがとうございます。 リリーさん先ほど松さんが言ったように、あまりしゃべりすぎると余韻を壊してしまうということもありますので、このあたりにしておきます。皆さん、これからも、お友だちにこの作品のことを教えていただければと思います。 坂元さん一年前の段階で、まだ台本ができていなくて、「このままだとまずいんじゃないか」という話をしていました(苦笑)。監督に励まされて、何とか完成して、今日を迎えられました。「できない映画はないんだな」と思いました(笑)。 MC坂元さんと塚原監督は、今回初めてご一緒されたということです。 塚原監督そうですね。初めてご一緒しました。(会場の皆さんに)本作はどうでしたか? (会場:拍手)台本を拝見するタイミングは、私とプロデューサーは結構早いので、「どのように皆さんに届いていくのか」と、初めは非常に緊張するものなんです。でも、皆さんがわざわざ観に来てくださっていると思うと、本当にやって良かったなという思いがします。ありがとうございます。 MCSNSなどでも、公開前から早くもたくさんの反響が上がっていました。皆さんのもとに感想は届いていますか? リリーさん「チケットを取ってくれ」と、従兄弟の子供たちからめちゃくちゃ言われました。(会場のお客さん:笑)リリーさんでも、本当に本作を観たいと言う声は聞きますよ。観る前から、注目されているのが分かる。(主人公)二人のラブストーリーがどうなっていくのかが、想像できないじゃないですか。 坂元さん年齢を重ねた駈を演じるために、松村さんが老けメイクをしたり、お腹の出た姿になっているから、ファンの人が怒っているんじゃないかとすごく心配していました。なので、“ほっくん”で検索してみたんです。(登壇者の皆さん&会場のお客さん:驚き&笑) そうしたら、「ほっくん、魅力爆発」と書いてあって安心しました。 リリーさんいやでも、お腹が大きい松村くんもかわいくないですか? (登壇者の皆さん&会場のお客さん:笑) 僕は相当「萌え〜」となった。 松村さん本当ですか? リリーさんああいうところがかわいいんですよね。 松村さんあと半年いただけたら、(お腹は)大きくなれます。(登壇者の皆さん&会場のお客さん:笑) MC松村さんは、SNSをチェックされましたか? 松村さんSNSはちゃんと確認できていないかもな…。うちの母が父と試写会の日に一緒に観に来たんですが、「面白かった」「感動した」という感想ではなく、「やはり靴下の片方はいつかなくなる。ただ、うちの夫婦はなくなった(靴下の)片方がお互いの棚から出てきたりします」と書いてありました。ただの夫婦がロマンチックになれる作品なんだと思いました。そんな、すごくロマンチックな感想が来ました。 リリーさんお母さんも映画に結構やられて(刺激を受けて)、ちょっと自分が坂元さんになった気分で書いてきたのかな(笑)。 松村さんちょっと坂元さん的な文脈で書いていましたね(笑)。 MC松さんはいかがでしょうか。 松さんまだです。これからもっともっと、聞けると思います。 リリーさん(公開は)今日からですもんね。 MC先ほどリリーさんから、ほぼ初めての方ばかりだというお話がありましたが、共演された感想をお聞かせください。 リリーさん松さんとは、ライターの仕事をしている時に何度かお会いしたことがありました。それが、撮影でご一緒できるなんて…。 松さんでも、今回は、目を合わせた会話はない感じでした。 リリーさんそうなんですよね。 松さん(カンナが)一方的に奪い、一方的に暴れているのを(リリーさん演じる天馬が)眺めていらっしゃるみたいな感じですよね(笑)。 リリーさん(松さん演じるカンナが)犬と格闘しているシーンは、令和の名シーンですね。(松さん&会場のお客さん:笑) それをずっと上から見ていました。 松さん挙句、わざわざ下に降りていらっしゃいましたよね。 リリーさん「近くで見たい」と思いまして…。犬VS松たか子を近くで見たいから、下まで行きました(笑)。 松さん結構距離がある中を…。やっぱり変わっていると思いました(笑)。 リリーさん犬VS松たか子のところだけで、作品を一本撮ってほしい! 松さん楽しんでいただけたのなら…。 MC松さんと松村さんは、数々のプロモーション活動でご一緒でしたが、お互いについて発見したことはありますか? 松村さん改めて…。(松さんがじっと見つめていることに気づき)僕に託すんですね。松さんじゃあ、私から! 松村さんぜひぜひ。 松さんすごく楽しくプロモーション活動をやりました。私のダメなところを、どんどん引き出していく方でした。 松村さん(戸惑いの表情)え? 松さん私の人間的欠陥をどんどん引き出していくんです。「これはどういうことだろう?」と思ったんですが(笑)、それすらも楽しむことができたので、とても楽しかったです。 松村さん欠陥があるという話をしたかったわけではないですが、「もしかしたらこれは役とリンクするのかな?」と思うのは、思ったより隙のある方だなというのを日に日に感じました。松さんからは欠陥部分に感じるのかもしれないですが、年齢が下の者が言うのはおかしい表現ですが、僕は、とても愛嬌のある隙のある方なんだなと思いました。 リリーさんどういうところに隙を感じるんですか? 僕もそこにつけこまなきゃいけない。(松さん&会場のお客さん:笑) 松村さん何だろうな…ついつい、半分いじったような会話とかもできちゃうというか…たまにですよ! 少しだけボケッとしているというか…。(松さん&会場のお客さん:笑) そこを「松さん、聞いていますか?」と言えちゃう感じがあるんです。(松さんの視線を感じて)違いますか…? 松さんその通りです。でも、楽しかったです。どんどん楽になって、こんなにリラックスしてやって良いのかと思うくらい、ボロボロ、ボロボロ…とダメなところを出してしまいました。 MC塚原監督がニコニコしながら大きく頷いています。 塚原監督この間のラジオで、撮影の時よりも激しいツッコミをしていたので、撮影が終ってからも、仲が良くなるストロークがあったんだなと、微笑ましく思っていました。 MCリリーさんも、松村さんと再会できたのはうれしいのではないでしょうか。 リリーさんそうですね。本作を観てから松さんにも松村くんにも会っていなかったので、完成した本作を観た後に会うと「うわ、あの二人がいる」と、何だか感動しますね。 松村さんそう言われると照れくさいですね。 リリーさん僕はあまりラブストーリーに出たことはないんです。自分が出ている作品で、布団の中で泣いてしまう、みたいなことがあるんだなというか…(笑)。「もしタイムマシンがあったら」という話は子供の頃から考えると思います。多分、観客の皆さんはお若いので「未来に行ってみたいな」と思うかもしれませんが、ジジイになると未来なんてもう行きようがないんです。(会場のお客さん:笑) だから、過去に戻るしかないので、自分が後悔しているところを修正しに行きたいという気持ちが、この二人を介して湧き上がってくるような作品でした。 MC坂元さんと塚原監督の最強タッグによって、本作は誕生しました。クランクイン前、お二人はどのようなお話をしながら進められたのでしょうか。 塚原監督台本をどういう風にお書きになるのかを相談する打ち合わせの時からご一緒しました。 坂元さんそうですね。「このパン食べたら?」とか言ってくださって…。(塚原監督&会場のお客さん:笑) 楽しく打ち合わせをしました。インの前日には、監督から「明日、インします」とLINEが来ました。あと、靴下が出てくる場面があるんですが、「靴下だけは一生懸命に撮る」と書いてあったので、どんな作品になるんだろうと思っていたんです。(塚原監督&会場のお客さん:笑) でも、見事に靴下で心が動いた方もいらっしゃるんじゃないかと思っています。僕も靴下の場面で感動しました。塚原監督ありがとうございます。最後に加筆してくださった部分は「どういった思いでお書きになったのかな」と、すごく胸に来たので…。そう感じていたので、すごくうれしかったです。 MC坂元さん、塚原監督というドリームタッグの新しい作品も観たいですよね。(会場:「観たい」という気持ちを込めた拍手) 登壇者の皆さんは、またこのメンバーで作品を作るとしたら、どのような作品が良いと思いますか? 松さん、いかがでしょうか。 坂元さん今回、タイムトラベルという定番のものをやったので、今度も定番で、松さんと松村さんが入れ替わってしまうというのはどうですかね。楽しそうです。 MC男女が入れ替わるということですか? 坂元さんそうですね。中身が入れ替わる。 松村さん(考え込んでいる松さんに)そんなに難しい話じゃないですよ。(松さん&会場のお客さん:笑) (坂元さんのアイデアに)また年齢設定が実年齢を飛び越えるというのは、緊張しますね。しかも性別を…あれ? 違うのか、自分のままで良いのか? あれ、違うわ。 坂元さんすみません、ちょっと混乱させてしまいました。(会場のお客さん:笑) 松村さんつまり、僕は松たか子をやらなきゃいけないということですね。 坂元さんそうですね。(松さんに向けて)SixTONESになるということですね。 松村さん劇中の設定はアイドルグループのままですか。 坂元さんドームで公演をする。 松さんやってみたい! 東京ドームで、四日間でしょう? (会場のお客さん:笑) 東京ドーム、四日間は良いですね。 リリーさん坂元さんの脚本で、塚原さんが撮られるのであれば、ぜひ“犬VS松たか子”をもう一度。しかも、松さんも犬も、巨大化しているやつ。(会場のお客さん:笑) 松さんそんなに気に入っていただけたんですね(笑)。 MC間もなくバレンタインデーとなります。映画のタイトルである「ファーストキス」にかけまして、“ファーストバレンタイン”や“ファーストチョコ”のエピソードを教えてください。 松さん&松村さん(二人で顔を見合わせて譲り合い、会場:笑) 松村さん僕からですか? 松さんじゃあ、失礼して…。(会場:笑) 中学生くらいの時かな? チョコを渡したいと思う人がいたんです。雑誌かテレビで、「本命の人にはチョコにプラスアルファをあげるもの」だと言っていたので、「そうなんだ!」と思って、頑張って洋服屋さんに行って、シャツを買ったんです。店員さんが「これでうまくいかなかったら、返しに来て良いよ」と言ってくれたんですが、返さなくて済みました(笑)。遠い、 遠いところにそういった記憶があります。 リリーさんそれをきっかけに付き合い始めたということですか? 返さなかったということは。 松さん淡い、淡い…(思い出です)。 リリーさんシャツをプレゼントするなんて、相手はサラリーマンですか? (会場のお客さん:笑) 松さん若者です(笑)! リリーさん松さんはチョコレートを作ってあげたことはあるんですか? あまりイメージにないけれど。 松さんあまり…ないです。 リリーさんあまりということは、ちょっとは作った? (会場のお客さん:笑) 松さん作ったというか、そんなにあげたことはないかも。そもそも、私はそういったイベント系に疎くて…。 リリーさんイベント系、苦手そうですもんね。 松さんはい。できればそーっと過ごしたいと思っています(笑)。これからは頑張ってみようかな…遅いかな? 坂元さんあの…チョコレートをください。 松さんうわ、ちょっと、バレンタインが近い。 坂元さん来週ですね。 松さん時間が……頑張ります! リリーさんもうすぐ、バレンタインですから、多分、今日松さんは僕らの分(のチョコレート)、持ってきているんじゃないですか? (会場のお客さん:笑) 松さん(笑)! そうか…、必要なのはそういうところですね。 リリーさんそういうところなんですよ、多分。 松さん皆さん、いっぱいもらうでしょうから、私なんか、お荷物を増やしちゃいけないなって…。 坂元さんと、言いながら…? (「あるんでしょう?」というイジリに、松さん&会場のお客さん:笑) 松さん本当に…(誤魔化すように)そうですね(苦笑)。 リリーさんこれ、くれないつもりだな。(松さん&会場のお客さん:笑) 松村さんはなから頭になかった感じがしますね(笑)。 MC皆さん、かなり松さんからチョコレートがほしい様子です。 松村さんそりゃあ、そうでしょう。 MC松村さんは、“ファーストバレンタイン”や“ファーストチョコ”の思い出はありますか? 松村さん僕は小学校で、何となくバレンタインというものを知りました。小学一年生の時に一つもらって、すごくうれしかったです。言い方はあれですが、「幸先が良いな」と思っていたんです。どうやら人気者がチョコをもらうらしいという認識があったので…。 リリーさんそれは同級生だったの? 松村さん同級生でした。学校ではもらえなかったんですが、「ちょっと(チョコレートを)渡したい」と電話が来ました。 リリーさんえ! 小一で電話をかけてきて、「渡したい」と? 松村さんそうです。親から、うちの親にかけてきたんです。 リリーさんその頃から、“僕の北斗”にちょっかいをかけているヤツがいるんですね。(松村さん&会場のお客さん:笑) 松村さん家まで来て、渡してくれたので、「学校生活の幸先は良いな」と思ったんですが、それ以降は誰からももらえずに学校生活が終わりました。ファーストで唯一みたいな体験です。(周囲から「ええ!」と驚きの声が上がる) リリーさん結構、寂しい話になっちゃったね。 松村さん尻すぼみで終わってしまって、すみません。(会場のお客さん:笑) MCきっとその後、たくさんの方からもらっているのではないでしょうか。 松村さん誰からですか(笑)? 大人になると、全然会わなくなってきますが、誰からもらえるんだろう…(松さんの方を見て「もらえるのか?」と思いながら)ああっ! 自分で買います! (会場のお客さん:笑) MCここで一つご報告があります。本作は韓国、台湾、香港での公開が決定いたしました。(会場のお客さん:拍手) 近日公開予定の韓国では試写会が行われ、二百人にアンケートを実施したところ、五段階評価で満足度が平均4.28点、オススメ度が4.19点を記録しました。異例のスコアとも言える高評価を得た本作ですが、海外でも受け入れられたことへの感想を教えてください。 松さん坂元さんの紡いだ言葉たちが、それぞれの国の言葉にうまく訳されている結果だと思います。いっぱいアイデアを捻り出して、最適な言葉を選んで、訳していただいた方に感謝だと思います。 松村さんもちろん日本を飛び出ていくこともうれしいことです。何より、本作を観て心が潤った方がたくさんいるという事実がすごくうれしいです。 リリーさん世界中の人に観ていただいて、どの国でも、言語も習慣も関係なく、この作品は、観た人皆さんに思うところがあると思います。(松さんが笑っているのを目にして)松さん、僕がちゃんとしたことを言っている時に半笑いになるんですよね。「コイツ、マジの意見を言っているじゃん」みたいな顔をするのをやめてください。(松さん&会場のお客さん:笑)本当に、本作はたくさんの国の人と共有できる作品だと思っておりますので、いろいろな方に観てもらいたいです。 坂元さん今まで、海外で作品を観ていただいた時に、意外と言葉の壁を感じたことがありませんでした。皆さん、日本でいただく感想と同じようなことを言ってくださいます。例えば、松さんとドラマをやった時に、海外で観た方が「網戸が外れるの、めっちゃ共感する」と言われました。「網戸が外れて辛いのは、世界共通なんだな」と、思ったりしました。そんな風に、割と普通に通じるので、そこはうれしいし、日本の映画界にとっても良いことだと思います。塚原監督先ほど、松さんもおっしゃいましたが、この作品は坂本さんの書いた言葉がとても美しいので、どういう風に翻訳されているのかも含めて、私も海外版を拝見したいという気持ちです。皆さんがどういう感想を持たれたのか、どこかで聞ける機会があると良いなと思います。 ■カンナと駈の関係性が大きく変化する場所として、かき氷屋さんが登場することから、かき氷のパネルを持ったお客さんと一緒にフォトセッションを行いました。 MCそれでは、松さん、松村さんから最後にメッセージをお願いいたします。 松村さんこの作品によって心が潤ったということは、今日ここに来てくださった皆さんの表情からも読み取れて、すごく幸せな時間でした。本作が、少しでも多くの方の心を柔らかくなのか、潤いなのか、そういうものが広がっていくとうれしく思います。引き続き劇場で、ぜひご覧ください。よろしくお願いします。 松さん今日は公開初日に劇場に足をお運びくださいまして、本当にありがとうございました。この日でカンナとして生きた、あれやこれやの楽しい日々が完全に皆さんに渡るんだなと思うと、とても幸福な気持ちと、寂しい気持ちもあります。でも、もう全てこのお話は皆さんのものです。少しでも「あの人があれくらいなら、私は悪くないかも」と思って、ちょっとでも元気になって劇場を後にしていただければ幸いです。本当にありがとうございました。
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「アンダーニンジャ」公開記念!忍務の日三大都市忍者行脚舞台挨拶「アンダーニンジャ」公式サイト漫画家・花沢健吾さんによる、現代社会に潜む新たな忍者像を描いた漫画「アンダーニンジャ」(講談社「ヤングマガジン」連載)が、山﨑賢人さん主演で実写映画化され、1月24日に公開となりました。 2月6日には、忍務(にんむ)の日として、山﨑賢人さん浜辺美波さんが、大阪・名古屋・東京の三大都市を一日で忍者のように素早く駆け巡る忍務(任務)を実施しました。最終地となる東京では、山﨑さん、浜辺さんに加えて、長谷川忍さん(シソンヌ)が、TOHOシネマズ 日比谷の舞台挨拶に登壇しました。見事に忍務を成し遂げて、よろこびの表情を見せた、こちらのイベントの様子を詳しくレポートします。忍務の日三大都市忍者行脚舞台挨拶雲隠九郎役山﨑賢人さん野口彩花役浜辺美波さん担任役長谷川忍さん(シソンヌ)■スペシャルMCとして、担任役を演じた長谷川忍さんが登場しました。長谷川さん私は本名に“忍”という字がついていますが、本作では忍者とは全く関係のない、先生役です。ここで一笑い起きるかと思ったんですが、スベりました。予定では、ここで三笑いくらい取るはずだったんですが…。マスコミの方は、記事には使わないでしょうが、一応私のことも撮影していただけますか? 母親がよろこびますのでね。それではメインのお二人に登場していただきましょう。山﨑さんと、はな…浜辺さん!浜辺さん今、噛みましたね(笑)。 長谷川さん浜辺さんって言いづらいんですよ! 浜辺さん(笑)。(長谷川さんを真似て)「(会場の雰囲気を)温めておきますんで!」って、おっしゃっていたのに…ねぇ。噛んじゃうからびっくりしました。 長谷川さん思ったよりも温まらなかったという結果で、本当に申し訳ございません。 山﨑さん&浜辺さんありがとうございます。 長谷川さん本日は、私がMCを務めますが大丈夫でしょうか? 山﨑さん扉の外で笑っていました。 長谷川さん何でニヤニヤ笑うのよ? 山﨑さんうれしいんです! 浜辺さんさっきの写真のくだりが、私たちの大好物なんです! ずっと笑っていました。(マスコミに向かって)今回は長谷川さんの写真を多めに撮ってくださいね。 長谷川さん当たり前ですけれど、マスコミのカメラは見事に私の方を向いていないですね! (会場のお客さん:笑)まずは、お二人からご挨拶をお願いします。 山﨑さん皆さん劇場に足を運んでいただき、本当にありがとうございます。今日は忍者行脚舞台挨拶で、大阪と名古屋にも行ってきました。すごい忍務でした。今日は最後までよろしくお願いします。 浜辺さん東京の皆さんのもとに無事にたどり着くことができて、良かったです。スペシャルMCとして長谷川さんも来てくださって、頼もしいですね。楽しい舞台挨拶になると思うので、すごく楽しみです。皆さんと一緒に楽しい時間を過ごせれば良いなと思っています。 長谷川さん私のMCのハードルを上げるなんて、端々に性格の悪さが出ていましたね。 浜辺さんえ? 性格の悪さ(笑)? 長谷川さん個人的には、浜辺さんの性格は良いとは思っていません。(会場:笑)本作の公開から約二週間が経ち、現在も大ヒット上映中でございます。会場の皆さんは、本作をご覧になったばかりですが、いかがでしたか? (会場:拍手)ありがとうございます。そして、本日2月6日は「忍務の日」ということで、山﨑さんと浜辺さんのお二人は大阪、名古屋、東京と三大都市で舞台挨拶の忍務を遂行しました。まさに忍者の分身の術や、早駆けの術を使わないと無理なんじゃないかというスケジュールでしたが、大阪と名古屋の舞台挨拶はいかがでしたか?山﨑さんすごく楽しかったです。大阪では、たこ焼きとイカ焼きを食べて、名古屋では、ひつまぶしを食べました。 浜辺さん名古屋では、手羽先と串カツも食べましたね。 長谷川さんそんなに食べられたんですか? 山﨑さん食べました! 舞台挨拶では、本作の内容にちなんだ質問をお客さんにして、すごく盛り上がりました。 浜辺さんお客さんがすごくあたたかくて、コミュニケーションをとる時も元気に手を挙げてくださって、うれしかったです! 長谷川さん東京の皆さんも、きっと前のめりで来てくれると思いますよ! ちなみに、「珍しい苗字に目がない」という(山﨑さん演じる)九郎にちなんで、各舞台挨拶で珍しい苗字の方を探していたとうかがいました。 山﨑さんそうなんです! 浜辺さん三文字の由来が気になる苗字や、聞いても漢字が分からない苗字の方がいると、すごくうれしいです。苗字って奥深いなと思いました。 長谷川さん苗字には、その人や一族の歴史がありますよね。せっかくなので、こちらの会場でも珍しい苗字の方にお話しをうかがいたいと思います。私の苗字は珍しいという方は、手を挙げてください。 山﨑さん&浜辺さん楽しみー! ■複数名のお客さんから手が挙がり、長谷川さんに選ばれた方が苗字を発表しました。 一人目のお客さん「間山」と書いて、「マヤマ」です。由来は分かりませんが、青森に多い苗字だそうです。 山﨑さん間の山に住んでいたのか、山の間に住んでいたんですかね? 長谷川さんお隣の方も手を挙げているように見えましたが、珍しい苗字ですか? 一人目のお客さんの隣の方お隣の方をアピールしていました。 長谷川さんちなみに苗字は? 一人目のお客さんの隣の方「ヤマダ」です(笑)。 長谷川さんすみません。(会場のお客さん:笑) 二人目のお客さん車が三つの「轟」で、「トドロキ」です。 浜辺さんカッコ良い名前! 三人目のお客さん「チョウサ」です。一帖の「帖」に、佐藤の「佐」です。 山﨑さん珍しい! 長谷川さんこんなことを言うのは失礼ですが、「本当かな?」と思うぐらい珍しいですね。初めて聞きました。全国でもほとんどいないんじゃないですか? 三人目のお客さん鹿児島にいるそうです。 浜辺さん(驚いて)へぇー! 四人目のお客さん「布」に「上」と書いて、「ヌノウエ」です。 浜辺さん何で「布上」なんだろう? 山﨑さん確かに。 長谷川さんたぶん、みんな生まれた時は、そっと布の上に置かれるんでしょうね。その時にピンときたんでしょうね。 五人目のお客さん「モチダ」です。持ち物の「持つ」に田んぼの「田」です。 長谷川さんごめんなさい、ちょっと弱いなぁ。(会場のお客さん:笑) 山﨑さん(劇中に登場する珍しい苗字の)左衛門三郎さんは来ていないですか? 長谷川さん左衛門三郎さんは来ていないだろ! 六人目のお客さん「トクオカ」です。徳島の「徳」と岡山の「岡」です。奄美大島が中心の苗字です。 七人目のお客さん「キタイ」です。「北」に、井戸の「井」です。 長谷川さん皆さん、ありがとうございました。結構いらっしゃるので、皆さんに聞きたくなりますね。持田さんの勇気が最高でした。素晴らしいです。いろいろ珍しい苗字が登場しましたが、本日お二人が「一番珍しいと思った苗字の方」を挙げていただけますか? 山﨑さん後宮(ウシロク)さんです! 浜辺さん大阪でお会いした方ですね。私も、大阪でお会いした、貴伝(キデナ)さんです。由来が気になりました。 長谷川さん確かに珍しい! どちらを本日の一番にしますか? 山﨑さん画数が多いから、貴伝(キデナ)さんじゃない? 浜辺さんでも、後宮(ウシロク)さんは、後宮にいたかもしれないんだよ。 長谷川さんノリでやっているので、早く決めてほしいなぁ。 山﨑さん&浜辺さんじゃあ、長谷川さんが決めてください。 長谷川さんどちらも珍しいですが、僕だったら後宮(ウシロク)さんより、貴伝(キデナ)さんを選びますね。 山﨑さん「比べる」に「屋根」で、「比屋根(ヒヤネ)」という方もいらっしゃいました。 長谷川さんそれも良いなー! 結果、勇気の持田(モチダ)という選択肢もありますね。 浜辺さん敢えてのね! 長谷川さんそれでは、貴伝(キデナ)さんで良いですか? 浜辺さんはい! 長谷川さん決まりました! 貴伝(キデナ)さん、おめでとうございます。(会場:拍手)さて、本日の舞台挨拶を盛り上げるために、SNSのコメントや、感想をピックアップしておりますので、ご紹介します。まずは山﨑さんへのコメントです。「山﨑賢人のアクションシーンがカッコ良すぎる」、「めちゃくちゃ再現度が高い。完全に雲隠九郎にしか見えない」、「足の指を使う細かいアクションがすごい」一部をご紹介しましたが、山﨑さんいかがですか? 山﨑さん僕は、もともと原作が好きで、「実写の雲隠九郎を作れたら」と思っていたので、そういう風に言ってもらえてうれしいです。(会場:拍手) 長谷川さん足の指をストレッチして、撮影に臨んでいたと聞きました。 山﨑さん足の指と、脚もストレッチをしていました。 長谷川さん続いては、浜辺さんへのコメントです。「全編にわたって可愛すぎる」、「新しい美波ちゃんを見せてくれてありがとう」、「変顔も愛しかった」などたくさんの感想が寄せられています。 浜辺さんうれしいです。かわいいどころか、恐ろしい表情で、皆さんにお会いすることになってしまって、本当に心苦しいです。(会場のお客さん:拍手)ありがとうございます。皆さんの優しい言葉に支えられています。 長谷川さん大きい声を出したり、変顔をすることは、これまでになかったことですよね? 浜辺さんそうですね。会話で急に大きな声を出すことはないですね。 長谷川さん最初はめっちゃ嫌そうでしたよね? 浜辺さんいや、違います! 長谷川さん言い方が良くなかったですね。何か思い詰めたようでしたよね! 浜辺さん福田監督も、長谷川さんも、普段からすごく声が大きいので、「何でいきなり大きい声が出るんだろう」って、すごく不思議に思っていました。 長谷川さんそれでも「大きな声で!」と指示が出れば、すぐにスイッチが入っていたので、「さすがだな」と、唯一思いました。 浜辺さんやった! ほめてくれた。 長谷川さん唯一ね(笑)! 浜辺さんあ! (会場のお客さん:笑) 長谷川さん(浜辺さんの反応をスルーして)ちなみに、私へのコメントは全くなかったということです。(会場のお客さん:笑)なので、山﨑さんと浜辺さん、私の先生ぶりはいかがでしたか? 浜辺さん先生役が続いていますよね。 長谷川さんそうですね。先生か、古い体質の上司しか演じていないです。(会場のお客さん:笑) 山﨑さんすごくやりやすかったです。 長谷川さん三人だけのシーンもありましたからね。 浜辺さんそうですね! シーンのキーを握っていました。本作のキーマンですね! 山﨑さん名前に“忍”が入っていますからね! 浜辺さんアンダーキーマンとして! 長谷川さん(会場に向かって)ほら、性格が悪いと思いません?(会場のお客さん:笑)皆さん、今分かりましたよね? 「浜辺美波は性悪だ」と語り継いでください。浜辺さん違います(笑)! 長谷川さんでも、三人のシーンは楽しく演じることができましたよね。 山﨑さんアドリブで助けていただきました! 浜辺さんそうですね! 長谷川さんリハーサルの時に、山﨑くんに「お前大丈夫か、大きい方を漏らしていないか」ってふざけて言ったら、山﨑くんが乗ってくれたんです。そしたら、福田監督が走ってきて、「今のを生かして!」と言ってくれました。「あ、生かしてくれるんだ」と思いましたね。 山﨑さん良いですね! 楽しかったですね。 長谷川さん本作にちなんで、忍者っぽい質問もしたいと思います。お二人がもし忍者になって、どこかに忍び込めるとしたら、どこに忍びたいですか? 浜辺さん私は、友だちのデート現場に忍び込みたいです。邪魔せずに静かに見守ります。付き合うか迷っている段階だと、どうせデートの後に、友だちから「こういうことがあった」という話を聞くことになるんです。その説明を聞くなら、実際に見た方が時間を短縮できるし、見極めることも手伝えるので、良いと思いませんか? 長谷川さんそれは絶対に違うよ。そういう話を聞くのがめんどくさいからでしょう? あなたも時短世代ね。 浜辺さんえ、そう思いませんか? 長谷川さんそういう時って、あったことを全部話そうとするのでテンポが悪いから、聞くのはだるいけれど、聞いてあげるのも一興ですよ。 浜辺さんそうなんですけれど、私といる時と違って、デートのためにかわいくしている友だちを見たいんです。 長谷川さん「そういう顔をするんだ!」とか? 浜辺さんそうそう! 長谷川さんそれは良いですね! 山﨑さんうーん、何ですかね? 長谷川さん今考える時間があっただろ!(会場に向かって)山﨑くんって、ボーッとしているでしょ?(会場のお客さん:笑い)(言いよどむ山﨑さんを見かねて)ないなら、無理しなくて良いよ(笑)! 山﨑さんあります! 前にも言いましたが、宇宙人が隠されていると噂のアメリカのエリア51という場所があるんです。そこは、部外者は入れないので、「(本作で九郎が着用している)透明になれるパーカーを着ていたら、入っていけるのかな」と、思いました。 長谷川さん会場の皆さんは「エリア51」って分かりますか? 帰ったら、YouTubeなどで「都市伝説」とかで調べたら、分かると思います。でも、あそこは透明スーツを凌駕するくらいのセキュリティがあると思うよ。 山﨑さんそもそも、(エリア51は)宇宙人が作っているかもしれないですからね! 長谷川さんみんな食いついていないから、その話を盛り上げようとしないで! 僕も好きな話題だから乗っかってしまいました。あそこがUFOを飛ばしているんじゃないかという話もありますからね。そういうところに忍び込んでみたいんですね。「テンポアップ」というカンペが出ていますね、申し訳ございません(笑)。今日は、キャストのお二人から、会場の皆さんにどうしてもお願いしたい忍務がございます。 山﨑さん本作をご覧になった皆さんは、ぜひSNSで感想の投稿をお願いします! 浜辺さんお願いします! 「#アンダーニンジャ忍務の日」を付けてXに投稿をお願いします。「にんむ」は、忍者の“忍”です。感想をお願いしま…(噛んでしまう)。 長谷川さんあ、やった! (うれしそうに)やりましたねぇ! 浜辺さん最悪だ! 今まで噛んでいなかったのに…。 長谷川さん皆さん、ぜひSNSで盛り上げてください。もう一度観たいなと思ったら、お友だちを誘ってぜひ来てくださいね。そして、三大都市を巡って各劇場を盛り上げたお二人は、見事、忍務達成となります。おめでとうございます!忍務を達成したお二人に、プレゼントが届いています。なんと! 原作の花沢健吾先生が、お二人のためにメッセージ入りイラストを描いてくださいました。 ■花沢健吾先生が描いた色紙がスクリーンに投影されました。浜辺さんかわいい! (色紙を会場の皆さんに向けて)見て! (会場のお客さん:拍手)ちょっと似せてくれている気がする!山﨑さんすげー!長谷川さん僕も先生の作品は全部読んでいるんですが…うらやましいです。(会場のお客さん:笑)お二人とも一日頑張って良かったですね。最後に、お二人からメッセージをお願いします。 山﨑さん本作は、どの世代の方でも気楽に楽しめる作品です。緩く笑えるシーンもありながら、バチバチのアクションシーンもあって、緩急のある、今までにない作品だと思っています。ぜひ、もう一度観たり、周りの皆さんにも広めていただいて、本作をもっと楽しんでもらえたらうれしいです。今日は、ありがとうございました。 浜辺さん本日は本当にありがとうございました。行脚を一緒に回ってくださった方もいて、皆さんの愛をすごく感じました。本作が公開されて二週間ですが、まだまだたくさんの方に観ていただきたい作品です。ぜひ、忍ばずに、たくさんのお友だちを誘って、本作をまた観に来ていただけるとうれしいです。