劇場版「緊急取調室 THE FINAL」初日舞台挨拶
- 初日舞台挨拶
初日舞台挨拶
「キントリ」の愛称で、12年という長きに渡って緊急事案対応取調班の活躍を描いて愛されてきた「緊急取調室」が、劇場版でフィナーレを迎えることとなりました。
一度、公開延期となってからの再撮影、連続ドラマのファイナルシーズンを終えて、遂に公開初日を迎えた12月26日、本作の初日舞台挨拶をTOHOシネマズ六本木ヒルズにて実施しました。当日は、天海祐希さん、田中哲司さん、速水もこみちさん、鈴木浩介さん、大倉孝二さん、塚地武雅さん、でんでんさん、小日向文世さん、佐々木蔵之介さん、石丸幹二さん、常廣丈太監督が出席しました。「キントリ」メンバーの集結は、この日が最後ということで、感謝を込めて12年間を振り返りました。最後はドラマでおなじみの「うえ~い」の円陣を披露した、こちらのイベントの模様を詳しくレポートします。
天海祐希さん
真壁有希子役
田中哲司さん
梶山勝利役
速水もこみちさん
渡辺鉄次役
鈴木浩介さん
監物大二郎役
大倉孝二さん
磐城和久役
塚地武雅さん
玉垣松夫役
でんでんさん
菱本進役
小日向文世さん
小石川春夫役
佐々木蔵之介さん
森下弘道役
石丸幹二さん
長内洋次郎役
常廣丈太監督
■「キントリ」お馴染みのフレーズを用いた影ナレーションでスタート。
梶山(田中)さん
いやいやいやいや。
本日は劇場版「緊急取調室」の公開日だ。多くのお客さまが、TOHOシネマズ六本木ヒルズにお越しになっている。当事案を、警視庁緊急事案と認定。お客さまに大きな感謝を伝えるため、緊急事案対応取調班の再運用を、命じる。
お客さまが待っていますよ。皆さん、出番です。
真壁(天海)さん
面白くなってきたじゃない!
■登壇者の皆さんが客席の両サイドから入場し、客席通路を歩いてステージに登壇されました。
MC(下平さやかアナウンサー)
劇場版「緊急取調室 THE FINAL」キャストの皆さんと監督に改めまして、大きな拍手をお願いいたします。(会場:拍手)
まさにスクリーンから飛び出してきたかのような、素敵な登壇でしたね。皆さん、ありがとうございました。会場にいる皆さんは、作品をご覧になったばかりですが、本作はいかがでしたか?(会場:拍手)
登壇者の皆さん
ありがとうございます。
MC
それでは、お話をうかがっていきましょう。
二年前に一度公開延期となり、劇場版の再撮影、そして連続ドラマのファイナルシーズンを終え、本日ついに公開初日を迎えました。
天海さん、やっとファンの皆さんに劇場版をお届けできます。
天海さん
本当ですよ! 皆さん、どうでしたか、この二年?
昨日も「頼む、公開してくれ!」と願っていました。(登壇者の皆さん:笑)昨日は本当にワクワクとドキドキで寝られませんでした。今日という日を無事に迎えられて、そして、こんなにたくさんのお客さんに来ていただいて、心から感謝しています。本当にありがとうございます。(会場:拍手)
(登壇者の皆さんに向かって)皆さん、どうですか? 今日をどんな風に迎えました?
小日向さん
本当にまさかと思っていたけれど、「ついに開けた!」っていう感じですよね。
塚地さん
まさか?
天海さん
何が「まさか」ですか?
田中さん
信じられないですよね!
天海さん
お願いしますよ! どうでしたか? 皆さん、しゃべってくださいよ。
佐々木さん
(天海さん)朝から頑張っているから、寝ていないでしょ? 今朝は四時起きぐらい?
天海さん
そうなんですよ。でも、本当に「この番組を観てくださった方が、一人でも劇場に足を運んでくださるんじゃないか」と思うと、やっぱり「やります!」って言っちゃうんですよね。
MC
朝からいろいろな番組に出演してたくさん宣伝をされていました。
佐々木さん
素晴らしい!
天海さん
とんでもないです。ありがとうございます。
皆さん、どうですか?
速水さん
昨日は、クリスマスだったと思うんですが、皆さん、クリスマスチキンは食べましたか?
登壇者の皆さん
(話のつながりが読めずに、笑い)
塚地さん
急に何の話よ?(会場:笑)
速水さん
チキンだから、鶏肉を食べたと思うんです。で、初日を迎えた作品が「キン“トリ”」ということで…。(会場:拍手)
鈴木さん
おお!
天海さん
それ?
塚地さん
年齢にふさわしくない(笑)!
速水さん
皆さんの笑顔を見られて、良いスタートを切りましたね!
天海さん
ナイス! ありがとうございます。
塚地さん
でも、とうとう…とうとう、というかね、公開にこぎつけました。
天海さん
頑張った。
大倉さん
僕、鈴木さんから「交通違反でも、また公開できなくなるぞ」って脅されていたんです。だから、本当に慎重に生きていました。
鈴木さん
とにかく、道中安全運転に心がけて、何かあってはいけないと!
天海さん
本当です!
鈴木さん
その一心で、ここまでやって来ました。
天海さん
すばらしい!
塚地さん
定食屋でも、できるだけご飯をこぼしているところを見られないように…。
大倉さん
それもダメなの?!
塚地さん
マイナスイメージになりかねない。(登壇者の皆さん:苦笑)
天海さん
マイナスイメージ(笑)。
でも、本当にこの作品にかける思いは、やっぱりみんな同じ方向を向いて、同じように並走してきたと思います。こうして、皆さんに観ていただけて、本当に心から感謝しています。
(佐々木さんと石丸さんに)お二人は、今日を迎えるにあたって、どうでしたか?(軽くプレッシャーをかけるように)良いことを言ってくださいよ。
佐々木さん
「キントリ」チーム最後の登壇に、僕たち二人も登壇できて、こんなに光栄なことはないです。
石丸さん
本当にそうですよね。だって、皆さんは捕まえた側でしょ(会場:笑)。我々は、場違いな気もするんですけれど……でも、おめでたいことなんでね。
佐々木さん
はい、本当にうれしいです。
小日向さん
今日は、僕らは役衣装でこちらに来ているんです。でも、本当の役衣装だったら、佐々木くんはグリーンのジャンバーを着なきゃいけないよね?
佐々木さん
そうそう。逆に、僕も点滴とマスクをして、お仕着せ(病衣)の方が良かったんかな。(会場:笑) でも、そうするとかえって悪目立ちするんとちゃうかってことで…。
天海さん
でんでんさんは、どうですか?
でんでんさん
まだですね。真面目な話、まだハラハラドキドキしているんです。
天海さん
分かります!
でんでんさん
これがね。今日のようにたくさんのお客さんがね、もう連日連夜、来月、再来月まで観に来ていただけると「うれしいな」「そうありたいな」と思うから、皆さん、あと五回は観てください。(会場:拍手)
塚地さん
リピートと口コミ!
天海さん
観れば観るほど、面白いことを発見できると思うので…。
塚地さん
お客さんも、我々出演者、スタッフと同じように、待ってくださったわけですよね?(会場:拍手)
でんでんさん
ありがたいね。
天海さん
本当に。
二年前のムビチケを持って、観に来てくださった方もいらっしゃるようです。ありがとうございます。(会場:拍手)
MC
監督、ありがたいですね。
常廣監督
皆さん、本当にありがとうございます。本当にここに立てていることがすごくうれしいです。おまけに、怪我の功名じゃないですが、皆さんにご協力いただいて、もうワンシーズン(ドラマ)できて、それも本当にうれしかったです。そこから映画に繋げられたことも、本当にお客さまの皆さんが待っていただいたこともたぶんにあると思いますので、本当に感謝しています。ありがとうございました。(会場:拍手)
MC
田中さん、改めて、12年間管理官として皆さんをまとめてこられて、そして本作をファンの方に観ていただく今、どのようなお気持ちですか。
田中さん
そうですね。僕は、何もまとめてないです。まとめてこられたのは、天海さんです。天海さんの元で僕たちは泳がせてもらって、好き勝手に演技をしていたという感じです。僕たちは、12年間一緒だったので、めちゃくちゃ仲が良いんですよ。年齢の垣根もなく……。
天海さん
(大きくうなずいて)忘れている、性別もね。(笑)
田中さん
性別の垣根もなく、本当に仲良しで、宝物のような12年間を過ごさせていただきました。本当に感謝しかありません。
MC
小日向さんは「ファイナルな感じがしない」と、これまで様々な取材などでもお答えいただいていました。でんでんさんも、同様のお話をしてくださいましたね。仲が良ければ良いほどこの「ファイナル」を複雑な気持ちでお迎えになっていると思います。寂しい気持ちもありますよね。
小日向さん
(しばらく間が空いて)はい。
塚地さん
タイムラグが衛星中継みたい(笑)。
田中さん
(小日向さんに向かって)僕を見つめないでください。
小日向さん
(笑)。これは、そうですね…。前回も終わった気がしなかったんですよ。終わった気がしなかったら、案の定終わらなかったじゃないですか。(会場:笑)
天海さん
やめて! 「案の定、終わらなかった」って言うのは。
小日向さん
だから、今回も、正直あまり終わった気がしないんですよ。12年も続いて、これで本当に……。
でんでんさん
別れるのがね…。
小日向さん
(でんでんさんと向き合って)うん。何か、今後現場でパタッと合わなくなることが、本当にあるんだろうかっていうぐらい。
でんでんさん
うんうん。それと、「キントリ」が本当に終わったじゃない。
塚地さん
二人で向き合っての私語はやめてください。お客さんもいますから!(会場:笑)
小日向さん&でんでんさん
ああ。(二人でお客さんの方に向き直る)
でんでんさん
「キントリ」では、現役の刑事で、64歳ぐらいの役を演じていたんです。でも、終わってから急に実年齢に戻って、老けたような気がしちゃって。
小日向さん
それは、実際に老けているんだもの!(会場:笑)
でんでんさん
(笑)。二人とも老けているの?
小日向さん
だって、僕らは五十代から「キントリ」を始めているんですよ。気がついたら、あなた前期高齢者(65歳から74歳までの方々を指す区分)なんですから。
でんでんさん
スタートした時でも、既に定年の年だったんだから!
小日向さん
そう。本当ならやっちゃいけない役。
でんでんさん
すみません、とりとめのない話です。
MC
お二人は、ずっと観ていたいコンビですね。
コンビと言えば、もつなべコンビのお二人は、クランクアップの時に涙されたそうですね。
天海さん
打ち上げの時も、ね。
鈴木さん
「泣き虫もつなべ」で、やらせていただいております。
速水さん
でも、クランクアップの時は、まさか鈴木さんが泣くとは思っていなかったので…(笑)。
鈴木さん
(笑)。僕も、「速水さんの顔見たらダメだろうな」と思って、敢えて速水さんを見ないでご挨拶していたんです。それでも感極まるものがありまして、泣いちゃって…。速水さんを見たら、速水さんも号泣されていて…。(登壇者の皆さん:笑)さらに助長されて涙が、ね。
速水さん
その後に、いつも笑顔の哲司さんを見たら、哲司さんもグッときていたので三人して大泣きでしたね。
鈴木さん
クランクアップで感極まるってことが、自分自身ないものですから…。12年間という中で、諸先輩方とすごく良い時間を過ごさせていただいて、その先輩たちの背中を見て、たくさん学ばせていただきました。これから僕たちが経験していくであろう「老いとの戦い」っていうやつですか? そういうのをでんでんさんとコヒ(小日向)さんがしっかりしっかり見せてくれました。
速水さん
僕は、三十代の時に「キントリ」がスタートしているので、最初はそんなに意識していなかったんです。でも、ここ最近は健康を気にするようになりました。やっぱり、皆さんが健康の話をよくされるので…。
鈴木さん
そうそう。僕らが最初に入った時、先輩たちがずっと健康の話とお墓の話をしていることに、なかなかリアリティがなかったんですけどね。
(塚地さんを見て)あと、ウォシュレットの話でしたっけ?
塚地さん
そうですね。正しい使い方をコヒさんに最初に教えてもらいました。
天海さん
ウォシュレットの話はやめましょうよ。(「キントリ」メンバー:大笑い)
速水さん
すみません。
MC
塚地さんが、なぜかもうお墓を用意されていて、その話に皆さんが興味津々だったとか?
塚地さん
はい、もうお墓はあります。(会場:笑) まだ独身ですし、家もありませんが、先にお墓を買いました。(会場:笑) 最後に入るところはもうあります。
天海さん
すごい!
MC
そういう話をされている時、天海さんも参加されるんですか?
天海さん
はい、もちろん。どんな話題でも前のめりで参加しています。
MC
皆さんは、(もつなべコンビの)涙はどんな風にご覧になっていたんですか?
天海さん
珍しくみんなが一斉に(撮影が)終わったんですね。そういうことは珍しいんです。あの時は、スタッフの方などがご苦労くださって、みんなが一斉に終わることができました。
お話をして、思いを伝えている最中に、ここの二人(鈴木さん、速水さん)がうわって泣き出して、「あっ!」と思ったら、あっちも、こっちも涙しているなと思ったら、自分は「シュッ」と冷めてしまって…。(会場:笑) なので、しっかりと言わなければいけないご挨拶を、しっかりと述べました。
MC
冷めるというよりは、しっかり見守らなくてはというお気持ちでしょうか。
天海さん
そうですね。冷めるっていう言い方はあれですが、ここも泣いている、ここも泣いている、「じゃあ、私はちゃんとしなきゃ!」と思ってという感じでしたね。
MC
そう言えば、ちょっと面白い言い回しだなと思ったんですが、もつなべコンビのお二人が、劇中で話の流れを説明する役回りのことを、皆さんは何て呼ばれているんですか?
田中さん
「説明ゼリファー」ですね。
MC
その、説明ゼリファーというのを、詳しく教えてくださいますか?
鈴木さん
正しくは、「説明戦隊ゼリファー」ですね。
塚地さん
要は、説明ゼリフや長ゼリフを与えられることが多いメンバーが、「ゼリファー」という称号をいただきます。
田中さん
主に、僕ともこみちくんですね。
大倉さん
僕も、ゼリファーじゃないですか?
田中さん
あ、そうね。今回はゼリファーだったね。
鈴木さん
哲さんがゼリワンです。(速水さんに)ゼリツーです。(塚地さんに)ゼリスリーです。
天海さん
これ、監督に聞きたいんですが、その説明ゼリフの時に、私たちが映らなかったら「ゆるくやっても良いんじゃない?」って思っちゃう時があったんです。そういう時はあらかじめ言ってくれたら、もうちょっとゆるく、ね。
小日向さん
それは言ってほしかったよね。
鈴木さん
(報告するように)天海さん! 監督がむちゃくちゃ汗をかき始めました。
塚地さん
刑事モノなので、たくさんの説明が入ります。被害者は誰かとか、被疑者はどうだとか、死因はなんだとか、現場がどうのこうのっていう…。
常廣監督
その説明の時に、皆さんが台本を見て、「これ、映しますか?」「顔が映りますか?」って聞かれるわけです。
天海さん
「説明ゼリフを言う時に、顔が映りますか?」ということですね。
常廣監督
だいたい映らないんです。でも、映るかもしれないので…。
天海さん
その「かもしれない」でね。(ゼリファーの皆さん:笑)
常廣監督
(深々と頭を下げて)ありがとうございました。
鈴木さん
朝の光景で、塚地さんともこちゃんが、台本見ながら、「あ、ここはもう映らないな」って…。
塚地さん
説明セリフなので「被害者は誰それ」って説明していて、最初はカメラが自分の前にあるんですが、「被害者は誰それ」って言ったら、カメラはホワイトボードの方に行って、ホワイトボードがバーンって映っているんです。で、そのカメラの後ろで「被疑者は誰それ」と言う機会が多いんですよね。
常廣監督
でも、カメラが映っているところまでは、お芝居してもらって、カメラが通り過ぎたら急に台本読み出すなんてできないでしょ?
塚地さん
確かに。
小日向さん
できる、できる! できるよね?(会場:笑)
天海さん
(小日向さんに同意するように)何を言っているんですか!
田中さん
できるできる。
■「キントリ」メンバーは監督に向かって、それぞれ「それはできる」という意見を言い始める。
常廣監督
(MCに向かって)もう、次に行ってください!
佐々木さん
僕が、ゲストで現場に行った時に、最初にコヒさんとあまみん(天海さん)で三人の時に、(「キントリ」現場の撮影ルールが分からないので)この場面だと映るのか、映らないのかは知らないじゃないですか。で、映像を確認していたら、コヒさんが「いや、全部入ってんねー」って言うから、「そんな環境で撮っているの?」と、笑いましたね。(「キントリ」メンバー:大笑い)
MC
もう一度、改めて本編を観ると、いろいろな発見がありそうですね。
天海さん
「今、カメラが後ろに移動しているんだな」とか、ぜひ確認してください。
田中さん
前半は、もこみちくんに注目すると、面白いものが観られると思います。
塚地さん
二回目に、改めて観てほしいですね。
MC
今、佐々木さんは天海さんのことを呼び捨てで「天海」とおっしゃいました?
天海さん
あまみんです!
常廣監督
呼び捨てはしていないと思います。
MC
「あまみん」ですか!(カウントダウンイベントでのやり取りを基に)“怖い”とおっしゃっていたので…。
天海さん
「怖い」? そんな、(MCの)下平さんまで? 本当にこの作品のおかげで“怖いイメージ”が浸透しているんですよ! (登壇者を見渡して)皆さん、どうですか?
田中さん
全然、怖くないです。
天海さん
(瞳を指さして)目の奥が!(会場:笑)
田中さん
(笑)。いや、怖さはあるけれども…。
天海さん
あるんじゃん!(会場:笑)
田中さん
正しいというか、元々は温かくて、本当に優しい。
小日向さん
怖いとかではなくて、芝居に対しての向き合い方がすごいです。
最終日の「これでオールアップで、あとワンカットで終わり」っていう時に、(天海さんが)監督に、「ここね」ってまだ意見を言っていたんですよ。それも大真面目に。僕は、「(両手を上げて)終わり!適当でいいや」って感じだったから、びっくりした。
田中さん
あの時、僕もそこにいました。「僕もいいじゃん」って思いました。(登壇者の皆さん:笑)
小日向さん
思った(笑)?
天海さん
(笑)。
佐々木さん
こういう人たちをまとめないといけないから、怖ないといけないんですよ!(会場:笑)
塚地さん
天海さんという存在が居ないと…。
田中さん
本当にすごい! 最後まで勉強になりました。
天海さん
ひどいでしょう?
石丸さん
いやいや、良いチーム!(ゴニョゴニョとくちごもる)な、なんか…。
天海さん
石丸さん、噛んでいるじゃないですか。(会場:笑)
田中さん
総理!
石丸さん
ちょっとビビりましたね。(会場:笑)
MC
石丸さん、「キントリ」チームの皆さんとのご共演はいかがでしたか。
石丸さん
いや、それはそれはね…。もちろんカメラが回っている時は今みたいな感じなんですが、前室というところに我々は出番まで控えているんですが、そこでの会話が楽しいんです。
天海さん
(笑)!
石丸さん
あと、必ずお菓子が並んでいて、お菓子品評会みたいなこともありました。このメンバーは、若い人があんまりいないから、会話もほのぼのしているんですよ。でも、そこから一歩、中に入ると、すごく緊迫したシーンになるんで、私はそのシーンとのギャップでちょっと熱が出ました。撮っている間は、本当に緊迫していました。
それこそ、僕の初日は、一番緊迫したシーンの撮影だったんですよ。普通は、そこに向けてだんだんエンジンをかけるじゃないですか。突然フルから始まったので、天海さんの目力も強いですし、コヒさんも緊迫されていて、…それは皆さんそうなんですが、「すごいとこに来ちゃったな」と思いました。頑張りましたけどね。
塚地さん
本当に救世主というかね。
石丸さん
いやいや、素晴らしい皆さんのチームワークの中に、何か一つ良い現場に出させてもらったなと、あの時思いました。
MC
佐々木さんにも改めてご共演の感想をうかがわせてください。
佐々木さん
僕は、取調室は全然緊張しなかったんですけれどね。普通、取調室って狭いんです。なので、「広いでしょ?」とか言われて、本当におもてなしされているみたいでした。
天海さん
ルームツアーみたいでしたよね。
佐々木さん
そうそう。で、「ここから出れんねん」って、低くて小さい扉を教えてもらったんですが、どう考えても、塚っちゃんは出られないかなって。
塚地さん
僕は、ギリギリなんですよ。もしかしたら、セットごと倒れる可能性はある。
佐々木さん
そんなことを教えてもらいました。あとは「ここはカフェか?」ってぐらい小日向さんにお茶を入れてもらって、楽しく話をしたり、でんでんさんと塚っちゃんの時は、でんでんさんのおもしろ時代劇の話をしていませんでしたっけ?
でんでんさん
おもしろい時代劇?
佐々木さん
おもしろい時代劇の話をして、取り調べ室の方は笑い倒しているのに、向こう側は真面目に芝居しているみたいなのが多いでしょ。
小日向さん
覚えてないでしょう?
でんでんさん
覚えてないなぁ。いくつだと思っているの?(登壇者の皆さん:笑)
佐々木さん
本当に、おもてなしをされていたので、取調室でしたが、全然緊張せず楽しく過ごしました。
天海さん
大倉さんは、なかなかこっちのセットには来なかったわね。
大倉さん
だから、いつまでも新鮮でした。そして、ずっと他人みたいな気持ちで過ごしました。(登壇者の皆さん:笑)
塚地さん
そうだ。画面越しだからね!
大倉さん
同じチームだと感じられたことがない。
塚地さん
ここで、そんなこと言う?
大倉さん
孤独でしたよ。
天海さん
そうだよね。
塚地さん
確かに一人で撮って、ね。
天海さん
すごくカッコ良くなって。
小日向さん
シーズン1から比べると、どんどん渋くなったよね。
大倉さん
何ですか?
小日向さん
あなたが! すごく男前になったよね。
田中さん
大倉くんがカッコ良いわけじゃなくて?
小日向さん
じゃなくて、役が!(会場:笑)
鈴木さん
ハズっ!(恥ずかしい)
天海さん
語弊(ごへい)がある!
大倉さん
そんなにハッキリ言わなくても!
天海さん
大倉くんの役柄がどんどんカッコ良くなって、大倉くんもちゃんとカッコ良いから。
大倉さん
すみません。無理してフォローしていただいて…。でも、カッコ良く見えていたならば、それは監督のおかげです。
小日向さん
(磐城のキャラクターは)前半はもっとおっちょこちょいな雰囲気があったよね。
大倉さん
(小日向さんに)人の話を最後まで聞いてください。
田中さん
なんか渋みが増してね…。
塚地さん
副総監としてね。
大倉さん
(フォローいただき)助かります。
田中さん
ちょっと悔しかった…。
天海さん
悔しかったんだ。
登壇者の皆さん
(笑)。
MC
こうやってお話をうかがっていると、本当にいつまでも皆さんと一緒にいてと思ってしまうんですが、次が最後の質問になります。
「キントリ」メンバー全員が一堂に会するのは、実は今日が最後です。先日のイベントでも、「平坦な道のりではなかった」とおっしゃっていましたが、シーズン1から(中田善次郎役の)大杉連さんと共に「キントリ」メンバーの皆さんで歩んでこられました。改めて、この12年間を振り返ってのご心境をうかがいたいと思います。
天海さんには最後にお答えいただきたいので、田中さんいかがでしょうか。
田中さん
僕は、ここに来る前にDVDにしてもらった映画を最後まで観たんです。蔵之介くんと石丸さんの最後のシーンで、ちょっとうるうるしているところに、エンドクレジットが来て、号泣してしまって、しゃくり上げて泣いてしまいました。どうしても僕らの中には、(大杉)漣さんがいるんですね。こうやって一緒に初日を迎えられたことも、「漣さんのおかげかな」と思ったりして、漣さんも本作を観ていると思います。
でんでんさん
漣さんは、ここにいるんじゃないかって感じがするんです。我々も「キントリ」が大好きなんですが、「キントリ」のことを一番好きだったのは大杉漣さんだと思いますね。うまく言えないんですが、「キントリ」を愛している漣さんがいたら、「やったね!天海さん、おめでとう」って、一番喜んでいるのが漣さんだと思います。漣さんは本当ここにいると思います。本当にありがたいですよね。何だかしんみりさせてしまい、すみません。
MC
塚地さん、玉ちゃん(玉垣)の存在は、劇中で大杉漣さんがいつもここにいてくださるんだろうなとか、近くに感じさせてくれましたね。
塚地さん
そうですね。僕は、漣さんのピンチヒッターという形でシーズン3から参加したんですが、漣さんがご存命であれば、その次のドラマで上司と部下の役をやる予定でした。だから、漣さんから「塚地くん、ちょっとお願いしても良いかな?」と、言われているような気持ちでした。大きなプレッシャーは、もちろんありましたが、玉ちゃんとして新たな風を吹き込めるようにとか、漣さんとの縁も感じました。なおかつ、役の中でも将棋仲間という縁で「キントリ」に入ってくる形になったので、何か漣さんが近くにいてくれて、「玉ちゃんができたな」と思っています。
小日向さん
漣さんの話になるとしんみりしちゃうんですが、シーズン1、シーズン2と、漣さんとご一緒して、交代するように塚地くんが入ってきてくれました。漣さんがいた時も、常に中心にいたのは、天海さんでした。正直、僕ら男たちが、天海さんに引っ張っていただいていました。なんか「怖い」だの「大将」だのと言っていますが、天海さんに本当に助けられたので、ここで改めてお礼を伝えたい。
天海さん、12年間、本当にありがとうございました。(天海さんにお辞儀)
「キントリ」メンバーの皆さん
(お辞儀)ありがとうございました。(会場:拍手)
天海さん
(お辞儀を返して)ありがとうございました。
(瞳をうるませつつ、鈴木さんと速水さんに)お二人もしゃべってくださいよ。
鈴木さん
(涙が止まらず)ちょっと待ってください。やっぱり漣さんの話は、まずいよね。レギュラーシーズンがもう一度始まる前に、お墓参りに行きました。いつも見守ってくださっていると思うんですが、天海さんはあまり限界とか全然見せないで、みんなを引っ張ってくれるんです。でも、天海さんだって心の中では限界を超えている部分があるはずなんです。それをまったく見せないで突っ走っている姿が、漣さんが天海さんに甘えてじゃれ合っていた姿を思い浮かべて、背中を押してくれている感じがしました。
漣さんがサッカーの徳島ヴォルティスの試合が見たくて、撮影中に「ちょっと撮影が巻けたら試合に間に合うんだけど」と、おっしゃって…。その時は、みんなで頑張って撮影を巻いて、(漣さんが)うれしそうに試合に向かって行ったことも、昨日のことのように思い出しました。なんか本当にね、大杉漣さんがいてくれて楽しい現場でしたね。(速水さんに向かって)もこちゃん、ごめん。
速水さん
私は、皆さんの中で一番年下なんですが、大杉さんは僕にとって本当に勉強になることばかりでした。
話が若干ずれちゃうんですが、(「キントリ」の)シーズン1がスタートした時に、大杉さんと二人でいた時に、僕がデビュー当時にご挨拶をしたことを覚えていてくださっていて、「あの時、僕に挨拶してくれたのを覚えているよ」と言ってくださって、それが本当にうれしくて…。(涙をこらえつつ)大杉さんは、きっと近くにいてくれて、どこかの席で観てくれているような気がします。本当に勉強になることばかりで、もっともっと大杉さんのお話を、皆さんとの楽しいお話を聞きたかったです。…ごめんなさい。僕もしんみりしちゃいます。
この12年を、振り返ると、ものすごく歴史があるので、まとめるのは非常に難しいですが、本当に寂しいです。ドラマの撮影は、ひとまず終わりましたが、今日は本作が無事にスタートしたばかりなので、気持ちの部分では、まだ終わった気がしなくって……。長くなってすみません。
天海さん
(速水さんに向けて)いえいえ、とんでもないです。
私は、あまり泣きたくはないので、泣かないんですが…。
こうして初日を迎えられたことは、本当に、全ての方からのプレゼントだと思っています。また、漣さんが力を貸してくださっているとも思っています。今日の日を迎えるために、ものすごい数の人たちが力を貸してくださっているんです。関係者の皆さんとか、もちろん二年間待っていてくださった皆さんとか、ずっと応援してくださった皆さん…そんな皆さんの思いを背負って、私たちはここに立てていると思っています。全ての方々に、本当に心から感謝したいです。ずっと待っていてくれてありがとうございます。そして、今日の日を迎えられたことを、皆さんに心から感謝します。
ちょっと良いですか? すみません。(一歩前に出て、左右に居る登壇者の皆さんに向かってそれぞれ一礼をしながら)本当に皆さんありがとうございました。ご一緒できてとてもとても幸せでした。
「緊急取調室」は、一応本作でファイナルになりますけれども、私たちは、まだ続けて仲良くしていきたいと思います。なので、またどこかで皆さんにお目にかかれたら良いなと思っています。ずっと皆さんの心に「キントリ」がありますように、そして、きっとこのメンバーの中に必ず漣さんがいてくださっていると信じています。本当にありがとうございました。(会場:拍手)
【フォトセッション】
■ドラマでおなじみの「うえーい」円陣(撮影のため今回はV字)を会場の皆さんと一緒にすることに。
MC
それでは梶山管理官の「出番です」の合図で、会場の皆さんも一緒に「うえーい」をお願いいたします。
田中さん
ぜひ会場の皆さんも、恥ずかしがらずに元気でお願いします。
梶山管理官(田中さん)
さぁ、皆さん、キントリ…THE、MOVIE、FINAL…ちょっと待ってください。…合っていました?
■登壇者の皆さんに、劇場版「緊急取調室 THE FINAL」と書かれたボードを指して注意される、田中さん。
田中さん
すみません…。
■登壇者の皆さんが再び円陣(V字)を組んで、手を前に出す。
天海さん
(会場の皆さんに向かって)皆さん大丈夫ですか? 手を出していますか?
梶山管理官(田中さん)
さぁ、皆さん、劇場版「緊急取調室 THE FINAL」出番です。
登壇者の皆さん&会場の皆さん
うえ~い! (会場:拍手)
MC
最後に、天海さんからご挨拶をいただきます。
天海さん
もう先ほど、思いの丈をお話ししてしまったのですが、今日の日を迎えるために、本当にたくさんの方の思いと、お力をお借りしました。「緊急取調室」シーズン5にたどり着くまでにも、たくさんの方のお力と、そして思いをお借りしました。関係してくださった全ての皆さん、スタッフ、キャスト、そしてゲストの皆さん、それからずっと「緊急取調室」を応援してくださった方たち、そして、今回「キントリ」を観始めてくださった方にも、…全ての皆さんに心から感謝します。今日の日を迎えられたことを、本当に幸せに思っています。
どうぞ、何度でも劇場に足を運んでいただいて、「緊急取調室」の世界に浸ってください。本日は、本当にありがとうございました。これからもどうぞよろしくお願いします。
(登壇者の皆さんに向かって)ありがとうございました。