「映画」検索結果443件
-
『劇場版ラジエーションハウス』Blu-ray&DVD 豪華版(Blu-ray 1枚+DVD 2枚)窪田正孝 本田翼 広瀬アリス 浜野謙太 丸山智己 矢野聖人 鈴木伸之 佐戸井けん太 浅見姫香 山口紗弥加 遠藤憲一 山崎育三郎・若月佑美 渋谷謙人・原日出子・高橋克実・キムラ緑子 八嶋智人・髙嶋政宏 浅野和之・和久井映見ひとりで闘う必要なんてない。本編ディスク:Blu-ray本編:115分+映像特典 カラー 16:9 シネマスコープサイズ 2層(BD50G) 音声: 1, 日本語 2.0ch ステレオリニア PCM 2, 日本語 5.1ch サラウンド DTS-HD Master Audio 3, 日本語 2.0ch DTS Headphone:X 4, バリアフリー日本語音声ガイド 2.0ch ステレオ DTS 字幕:1, バリアフリー日本語字幕本編ディスク:DVD本編:115分+映像特典 シネマスコープサイズ 片面2層 音声: 1, 日本語 2.0ch ステレオドルビーデジタル 2, 日本語 5.1ch サラウンド ドルビーデジタル 3, バリアフリー日本語音声ガイド 2.0ch ステレオドルビーデジタル 字幕:1, バリアフリー日本語字幕特典ディスク:DVD16:9 スクイーズ 片面2層 音声:1, 日本語2.0ch ステレオ ドルビーデジタル 字幕:なし<特典内容>【本編ディスク:Blu-ray】【本編ディスク:DVD】 ◆予告編集(特報・予告編・TV スポット集) 【特典ディスク:DVD】 ◆「劇場版ラジエーションハウス」公開記念 写真の持ち主を見破れ! クイズ・ラジエーションハウス 窪田正孝・本田翼・広瀬アリスが写真を頼りにカーテン裏のラジハメンバーが誰かを見破る! 公開直前のイベント映像 ◆イベント映像集 完成披露試写会・ティーチインイベントから初日舞台挨拶、公開後の舞台挨拶までを収録! <仕様・封入特典> ・特製アウターケース ・フォトブックレットTBR32045D/2022年度フジテレビジョン監督 鈴木雅之 原作 「ラジエーションハウス」(原作:横幕智裕 漫画:モリタイシ/集英社) 脚本 大北はるか72時間——。それは、人の生死を分ける時間。 甘春総合病院の放射線技師・五十嵐唯織(窪田正孝)は落ち込んでいた。大好きな甘春杏(本田翼)が、放射線科医としての腕を磨くため、ワシントン医大へ留学することが決まったからだ。「72時間を切ってしまいました」お別れまでのカウントダウンを胸に刻む唯織のことを、ラジエーションハウスのメンバーは元気付けようとするが、唯織への秘めた想いを抱える広瀬裕乃(広瀬アリス)だけは、自らの進むべき道について悩んでいた。そんな中、杏の父親・正一が危篤との連絡が入る。無医島だった離島に渡り小さな診療所で島民を診てきた正一だが、杏が父のもとに着いてほどなく「病気ではなく、人を見る医者になりなさい」との言葉を残し息を引き取る。生前、父が気に掛けていた患者のことが気になり、島に一日残ることにする杏。そこに大型台風、土砂崩れ、そして未知の感染症が襲いかかる。遠く離れた地で杏が孤軍奮闘していることを知った唯織は、大切な仲間を守るため、苦しむ島民を救うため、ある決心をする。8人の技師たちが選んだ未来とは。「別れ」の時刻が近づいている―© 2022 横幕智裕・モリタイシ/集英社・映画「ラジエーションハウス」製作委員会『劇場版ラジエーションハウス』Blu-ray&DVD 豪華版(Blu-ray 1枚+DVD 2枚)
-
『劇場版ラジエーションハウス』DVD 通常版窪田正孝 本田翼 広瀬アリス 浜野謙太 丸山智己 矢野聖人 鈴木伸之 佐戸井けん太 浅見姫香 山口紗弥加 遠藤憲一 山崎育三郎・若月佑美 渋谷謙人・原日出子・高橋克実・キムラ緑子 八嶋智人・髙嶋政宏 浅野和之・和久井映見ひとりで闘う必要なんてない。本編ディスク:DVD本編:115分+映像特典 カラー シネマスコープサイズ 片面2層 音声: 1, 日本語 2.0ch ステレオドルビーデジタル 2, 日本語 5.1ch サラウンド ドルビーデジタル 3, バリアフリー日本語音声ガイド 2.0ch ステレオドルビーデジタル 字幕:1, バリアフリー日本語字幕<特典内容>◆予告編集(特報・予告編・TV スポット集)TDV32046D/2022年度フジテレビジョン監督 鈴木雅之 原作 「ラジエーションハウス」(原作:横幕智裕 漫画:モリタイシ/集英社) 脚本 大北はるか72時間——。それは、人の生死を分ける時間。 甘春総合病院の放射線技師・五十嵐唯織(窪田正孝)は落ち込んでいた。大好きな甘春杏(本田翼)が、放射線科医としての腕を磨くため、ワシントン医大へ留学することが決まったからだ。「72時間を切ってしまいました」お別れまでのカウントダウンを胸に刻む唯織のことを、ラジエーションハウスのメンバーは元気付けようとするが、唯織への秘めた想いを抱える広瀬裕乃(広瀬アリス)だけは、自らの進むべき道について悩んでいた。そんな中、杏の父親・正一が危篤との連絡が入る。無医島だった離島に渡り小さな診療所で島民を診てきた正一だが、杏が父のもとに着いてほどなく「病気ではなく、人を見る医者になりなさい」との言葉を残し息を引き取る。生前、父が気に掛けていた患者のことが気になり、島に一日残ることにする杏。そこに大型台風、土砂崩れ、そして未知の感染症が襲いかかる。遠く離れた地で杏が孤軍奮闘していることを知った唯織は、大切な仲間を守るため、苦しむ島民を救うため、ある決心をする。8人の技師たちが選んだ未来とは。「別れ」の時刻が近づいている―© 2022 横幕智裕・モリタイシ/集英社・映画「ラジエーションハウス」製作委員会『劇場版ラジエーションハウス』DVD 通常版
-
「今夜、世界からこの恋が消えても」七夕願いごとイベント「今夜、世界からこの恋が消えても」七夕願いごとイベント「今夜、世界からこの恋が消えても」公式サイト第26回電撃小説大賞のメディアワークス文庫賞受賞作品であり、日本、韓国、中国での書籍の合計発行部数が50万部を突破(2022年6月時点)するなど、国境を超えて異例の大ヒットを記録している一条岬の同名恋愛小説を映画化した「今夜、世界からこの恋が消えても」(通称「セカコイ」)。7月6日に本作の七夕願いごとイベントが東京・白金台の「八芳園」で開催され、W主演の道枝駿佑さん(なにわ男子)と福本莉子さんが登壇しました。浴衣姿で本作への思いを語ると共に、七夕の願いごとを披露した、こちらのイベントの模様をレポートいたします!七夕願いごとイベント■ 七夕飾りが並んだランウェイを歩いて、浴衣姿の道枝駿佑さん、福本莉子さんが登場。なにわ男子/神谷透役道枝駿佑さん日野真織役福本莉子さん道枝さん今日は、皆さんお忙しい中お越しいただきまして本当にありがとうございます。晴れて良かったです!福本さん本日はお忙しい中、お越しいただきありがとうございます。台風の予報だったのに、こうして外のランウェイを歩けて良かったです。今日は「セカコイ」初めてのイベントになるので、これからいっぱい映画を盛り上げていけたらと思っています。MCまずは、お二人の、この作品に出演するにあたっての物語の印象を教えてください。 道枝さん本当にすごく切ない物語なんですが、前向きになれる作品だなという印象でした。(出演の)お話をいただいた時はシンプルに嬉しかったです。しかも、以前ドラマで共演した福本さんと一緒だったのでご縁を感じました。 福本さん三木監督とは「ふりふら(『思い、思われ、ふり、ふられ』2020年公開)」以来で、道枝さんとも二回目で、本当に心強い皆さんとご一緒できることが嬉しかったです。お話をいただいてから原作を読んだんですが、移動中の新幹線で号泣してしまいました(笑)。役作りをする上で何回か読み返したんですが、結末が分かっていても、その度に泣いてしまうような切ない物語です。でも、切ないだけじゃなくて希望も描かれているので、とても素敵な作品だなと思いました。 MC二回目の共演ですが、クランクイン前のお互いの印象についてお聞かせください。 道枝さん福本さんはサバサバしている印象でした。明るくて、天真爛漫な方だったので、その印象が強かったんですが、クランクインした後も良い意味でその印象は変わらなかったですね。 福本さん道枝さんは会った時から変わらず、真っ直ぐで誰にでも優しかったです。原作を読みながら「透くん、道枝さんそっくりじゃん!」って思うくらいに道枝さんが演じることに全然違和感がなくて、スッと役に入ってくるという印象でした。 MCクランクイン前からお互いへの信頼感があったんですね? 福本さんありましたね。前の作品の時に「次も一緒だね。頑張ろうね」という話をしていました。 道枝さんクランクインした日の撮影がアドリブのシーンからで、「初めまして」だったらなかなか難しい撮影になっていたと思います。スタッフさんに「クランクインからこうやってアドリブのシーンをやるのは、二人が一回共演してるからだよ」って言われて、スタッフさんからの信頼も感じましたね。 MC撮影が進むにつれて、印象が変わったり、新たな一面を発見した部分はありましたか? どんどん仲良くはなっていったんでしょうか? 福本さん本読みの時、私のほうがちょっとだけ年上なので、律儀に敬語を使ってくださるんですよ。でも、三木監督から「同級生の役だから敬語やめたほうが良いよ。敬語なしで!」って言われたのに、クランクインしてからもずっと敬語で...(苦笑)。撮影がもう終わるって時に敬語の話になって、「そういえばずっと敬語だよね?」って言ったら「じゃあ、今からタメ口にします!」って(笑)。「もう撮影が終わるのに、今なんだ?」って思いました(笑)。 道枝さん後悔しています(笑)言われた時に「分かりました!」って言っていたのに、次の瞬間からまた敬語になっていて(苦笑)。切り替えるタイミングを失いました。MC今回、神谷透という役を演じていますが、演じるにあたり準備されたことはありますか? 道枝さん透は最初、なかなか掴めないというか、「どういう子なんだろう?」と思うようなミステリアスな、気になる雰囲気を持っている子でした。そういう雰囲気を出すには、ちょっと今の自分のテンションより「もう少し落ち着かせた方が良いのかな」って思いました。真織と出会うまでは猫背だったんですが、出会ってからは声のトーンも明るく、猫背も直すことを意識しました。あとは料理! 僕は料理を普段は全くしないんですが、家事ができる役だったので練習しました。 MC福本さんが演じた真織は、一日眠ると、その日の記憶をすべて忘れてしまう「前向性健忘」を抱えた難しい役柄でしたが、役作りにあたって苦労されたことはありますか? 福本さん真織は劇中で毎日、日記を書いて、毎朝それを読み返して学校に行っているんです。それは真織の習慣になっているので、そういうのはやってみないと分からないと思い、私も撮影中は日記を書いていました。私目線の日記と私が真織を演じていて感じたことを書く日記を書き分けていました。MC今までにも日記を書いたことはあったんですか? 福本さん昔、書いていた時期もあるのですが、やりだすと止まらない性格で、「寝る前にちょっとだけ書こう!」 と書き始めると、止まらなくなってしまって....。これを毎日だと大変だなと思い今は作品にクランクインした日だったり、何かあった日は書くようにしています。撮影期間中は、演じるにあたって少しでもヒントになれば良いなという思いで書いていました。 MC「記憶」がテーマの本作ですが、お二人の今までの人生で忘れられない強烈な記憶を教えてください。 道枝さん僕は、もうすぐ一年が経ちますが、横浜アリーナで「なにわ男子」のデビューを発表した時が、人生で一番記憶に残っている瞬間ですね。本当に事前に何も知らなかったので、急に真っ暗になってスクリーンに「デビュー決定」っていう文字が出た時は涙が出ました。気づいたらメンバーみんなで円陣を組んでいました。ただ「一番記憶に残っている」と言いつつ、実は、泣き過ぎてその時の記憶がないんですよ(笑)。後から映像を見返してみると、しゃがみながら泣いていたりするんですが、全く記憶になくて...。あまりに強烈過ぎたんですかね。でも、やはり一番記憶に残っているといえばそれかなと思います。 福本さん私は、東宝シンデレラオーディションの時に「グランプリです」と言われた瞬間ですかね。人生が180度変わった瞬間だったので、私も記憶がちょっと飛んでいるんですよ。道枝さんと同じで、強烈過ぎて覚えていないという...。後から映像を見ると「私ですか?」みたいな困惑した顔をしていました。それくらい衝撃的な瞬間でした。喜びというよりも、ビックリと、「この先どうなるんだろう」って不安のほうが大きかったですね。 MCまもなく本作の完成、そして公開を迎えるわけですが、この先、お二人にとってどんな作品になっていくでしょうか? 道枝さん僕としては「10代最後の作品」「20代に入って初めての作品」しかも「初主演」で「福本さんとは二回目の共演」といういろんなご縁が重なった作品です。これからの人生でターニングポイントとなる作品に巡り合えたので、皆さんに本当に感謝ですね。10代を締めくくる作品になると思います。 福本さん「この作品は私の代表作になるんじゃないか」と、撮影する前から思っていました。「この作品を絶対に良いものにするぞ!」っていう監督含むスタッフ皆さんの気合いを感じて、私もその期待に応えるというか、自分のベストを尽くそうと思いました。撮影中に本作の情報解禁のタイミングがあって、リアルタイムで皆さんの「また二人が共演するんだ」とか「この作品実写化するんだ」「すごく楽しみ!」といったツイートを見ていたので、皆さんの期待も含めて、きっと私の代表作になるんじゃないかなと思います。 MC本日は「七夕願いごとイベント」ということで、お二人にはオリジナル短冊に願いごとを書いていただいていますので、それを発表していただきたいと思います。まずは道枝さんの願いごとを見せてください! ■【道枝さんの願い事】たくさんの人々の心の中で忘れられない作品になりますように道枝さんこの作品は観ていただいたらタイトルの意味が分かると思います。記憶を失ってしまう作品ですが、一日、一日を大切に生きようということも描かれています。観てから「良かったね」と言っていただけることが、僕たちとしては最大のほめ言葉になると思うので、その気持ちを込めてこの願いごとにしました。 ■【福本さんの願い事】映画の初日を大阪で迎えたい!福本さん私たち、二人とも大阪出身なんです。なので「大阪で初日を迎えたいな」ということはずっと言っていました。ここで言ったら本当に叶えてくれるんじゃないかと思って、ここで発表しました(笑)。(この思いが)いろんな大人の人に届いたら良いなと思って書かせていただきました! 道枝さんお願いしますね、本当に! MC最後に本作を楽しみにしている皆さんに、メッセージをお願いします! 福本さん今日は「セカコイ」の初めてのイベントで、ちょっとでもこの作品の魅力が伝えられたかなと思います。まだ、私も完成した作品を観ていないんですが、皆さんと同じくらい本当に楽しみにしています。とても素敵な作品になっていると思います。これから公開に向けて、またイベントもあると思いますので楽しみにしていてください! 本日はありがとうございました。 道枝さんとうとうここまで来たかという気持ちです。この作品は、一日、一日を大切にしようという思いが込められた作品です。登場人物それぞれの葛藤が描かれています。皆さんの人生の励みになる作品になれば嬉しいですし、これを観て「明日からまた頑張ろう!」と思っていただけたらありがたいです。
-
「ゴーストブック おばけずかん」公開直前七夕イベント「ゴーストブック おばけずかん」公開直前七夕イベント「ゴーストブック おばけずかん」公式サイト「ALWAYS 三丁目の夕日」(2005年公開/主演:吉岡秀隆)「DESTINY 鎌倉ものがたり」(2017年公開/主演:堺雅人 高畑充希)など、圧倒的なVFXで観る者の心を奪った日本を代表する映画監督・山崎貴の最新作「ゴーストブック おばけずかん」がいよいよ7月22日より公開となります。7月7日にスペースFS汐留で公開直前七夕イベントが開催され、城桧吏さん、柴崎楓雅さん、サニーマックレンドンさん、吉村文香さん、神木隆之介さん、新垣結衣さんが夏の夜を彩る浴衣姿で登場! 笹に願い事を書いた短冊を飾り、会場を盛り上げました。こちらのイベントの模様を詳しくレポートいたします!公開直前七夕イベント坂本一樹役城 桧吏さん工藤太一役柴崎楓雅さん飯田サニー宗佑役サニーマックレンドンさん橘 湊役吉村文香さん古本屋の店主役神木隆之介さん葉山瑤子役新垣結衣さん城さん本日はお忙しい中お越しいただき、本当にありがとうございます。イベントで浴衣を着るのは初めてなので、とてもうれしいです。七夕という大切な、一年に一度しかない一日を楽しんでください。柴崎さん本日は七夕ということで、浴衣を着るのも久しぶりで、すごく楽しいです。本日は短い時間ですが、皆さんと楽しい時間を過ごせたらと思っています。サニーマックレンドン皆さんこんばんは。お忙しい中、お越しいただきありがとうございます。今日は楽しんでいきましょう!(サニーマックレンドンさんが拳を突き上げて、みんなで「オー!」と発声)吉村さん浴衣を着るのは、私も久しぶりです。短い間ですが、皆さんに楽しんでもらえるように頑張りますので、よろしくお願いします。神木さん暑い中、そして七夕の日に来てくださいまして、本当にありがとうございます。短い時間ですが、皆さんと楽しい時間を過ごせたら良いなと思っております。新垣さん皆さん、いらっしゃる時に雨は大丈夫だったでしょうか。 降っていなかったですか?(会場を見渡し反応を見て)良かったです。さきほど文香が「雨が降るかも」と教えてくれたので、足元が悪くなるかなと心配していました。(七夕の日に)会えましたね。MC先日行われた完成披露の感想を伺いたいと思います。城さんは、トークを回す役割を担う場面もありました。 城さんとても難しかったです。みんなにどのように話を振ったら良いのかとか、(役割を振られたのが)いきなりだったのですごく緊張しました。でも、これもまた良い経験になりました。柴崎さんみんなすごく緊張していて、僕は最初緊張していなかったんですが、急に緊張が出てきました。神木さんと一緒にランウェイを歩く前に「ハートポーズをしませんか?」と言った際に、神木さんが「じゃあ、おばけポーズをした後にハートポーズをやろう」と言ってくださったのが本当にうれしかったです。それもあって、緊張がほぐれたと思います。 MCサニーマックレンドンさんは、野球部の仲間が客席にいらっしゃっていたそうです。お友だちの前での舞台挨拶はいかがでしたか? サニーマックレンドンさん緊張というよりも、とにかくワクワクしました。あんなに大勢の人がいて、友だちに「探して」と言われていたんですが、探せなかったです(登壇者の皆さん:笑)。ちょっと見つけることはできなかったですね。 MC吉村さんは、東京に住んでいる親戚の方がお越しになっていたそうですね。 吉村さん(それぞれが考えたおばけを応募してもらうキャンペーン)"オリジナルおばけ募集キャンペーン"で見事に選ばれて来たみたいです。 城さん僕が(審査員として)選びました。「このキャラクターはすごくかわいくて、ユニークで良いな」と思って選んだんですが、それが文香ちゃんの親戚の方だったみたいです。それを今日知って、すごくびっくりしました。 吉村さんやらせはありません!(登壇者の皆さん:笑) MC舞台上から、親戚の方を見つけることはできましたか? 吉村さんちょっと上の方にいたみたいで、全然見つけられませんでした。 MC神木さん、子どもたちから「緊張していた」という言葉もありましたが、緊張しないコツやアドバイスはありますでしょうか。 神木さん僕も、今でもめちゃくちゃ緊張します。「何を話そう」とかは何も考えないで、今思ったことを言っているだけです。自分で考えがまとまっていない状況で話しているので緊張します。 MC考えがまとまらなくても、その場の勢いで話しても良いということですか? 神木さん僕も、何回も挨拶の練習してから臨んでいたんですが、結局は(その場を)楽しんで、思った感想を素直に言うことが、僕が試してきた中でもっとも緊張しない方法でした。純粋に「楽しんじゃえば良いや」と思うようにしています。 MCそして新垣さんが完成披露の場で披露した"おばけポーズ"が、かなりバズっているそうです。 新垣さんバズっていないと思います(笑)。バズっているんですか? 最初に幕が上がって、シルエットの状態の時のポーズは、両端にいる人たちは「大きく横に手を伸ばしてもらえると、バランスがよく見える」というご指導をいただいたので、大きく思い切りやりました。歩いてから(ランウェイ先端でやった)ポーズは、(劇中に登場するおばけの)"ジズリ"の真似をしたんですが、あまり伝わらなかったようで...(苦笑)。映画を観る前の舞台挨拶だったので、ちょっと伝わらなかったのがさみしかったです。でも、喜んでくださった方がたくさんいたとしたら、良かったです。MC本日は七夕ですが、七夕の思い出はありますか? 城さん小学生の頃に毎年、(ステージ上の笹飾りを見ながら)あのような七夕の飾り付けを学校の友だちと作った思い出があります。 神木さんこういったイベントや完成披露の時に、浴衣を着て舞台に立たせてもらった思い出は結構ありますね。七夕は好きです。好きな曲があって、その歌詞にアルタイル、デネブ、ベガという夏の大三角形が出てくるんですが、それもあって七夕の日に「星を見たい」と思って、ずっと外をのぞいたりしているんですが、結構曇っていることが多いんですよね。今年も会えないのか...と思ったりします。 MC今日は晴れ間もありましたから、もしかしたら...。 神木さん今日はチャンスかもしれないですね。楽しみにしています。 MC事前に、映画の公式Twitterで質問を募集いたしました。 いくつかピックアップして、キャストの皆さんに答えていただきたいと思います。まずは、神木さんご指名でのお願いです。 神木さん指名ですか! 【質問】来年受験を控えているのですが、勉強をサボり気味です。叱ってください。 MC「神木さんに叱られたい」という内容が何通も来ているそうです。 神木さん何で(笑) !? 勘違いしている! 本当は叱られない方が良いんだよ。 MC受験生にとっては、勝負の夏と言いますから。オフィシャルカメラがあちらにありますので、カメラに向かってお願いいたします。 神木さん (カメラ目線で)こら! 休みも大事だけど、勉強するんだぞ!(反省したような様子で)あんまり面白いこと言えなかったですね!(登壇者の皆さん:笑、会場:拍手) 【質問】おばけを見たことはありますか? MC新垣さんいかがですか? 新垣さん私はないです。「見たくない」と思っているので、見たことはないです。 神木さん城くんは「僕、(おばけを)見るんですよ」と言っていました。 城さんお仕事でホテルに泊まった時に、椅子の上に鞄を置いていたんです。倒れないように(鞄を乗せた椅子を)変な方向に向けて、お昼ご飯を食べに行って帰ってきたら、椅子の向きが変わっていて、「わお!」と思いました。そのホテルでは、夜ドアがコンコンとノックされて、開けたら誰もいないということもありました。朝、メイク部さんや衣裳部さんと話をしていたら「あそこのホテル、ちょっと怖かったよね」とみんなが言っていました。撮影が終わって家に帰ったら、部屋でパチパチと音がしたり、クローゼットの中からドンッ!という音がしたりしたんです。お母さんと二人で「ヤバくない?」と話していました。 MC新垣さん、これは...。 新垣さんこれはマジのやつです。ラップ音まで鳴ってしまうという。連れて帰ってしまったということだよね。 城さんはい。お母さんと「おうちに連れて帰っちゃったのかな」と話していました。 新垣さんあえて椅子を変な方向に向けたとすると、その向きが印象に残っているはずですよね。それが変わっているというのは、もうマジのやつです。(城さんの恐怖体験は)他にもありますよ。一緒にインタビューを受けていても「こんなにエピソードが出てくるか!」というくらい、おばけに遭遇しているみたいです。ぜひインタビューで読んでいただきたいです。本当に今回の作品の主役にふさわしいと思います。 【質問】劇中の子どもたちと同じ年齢の時に、どんな夢を叶えたかったですか? MCこれは新垣さんと神木さんにお伺いしましょう。 新垣さん小学生の時は、「漫画家になりたい」と思っていました。漫画を読むのが好きで、漫画家に憧れて、真似をして友だちと一緒に絵を描いたりしていたんです。でも、どうにもストーリーを作るのがダメでした(苦笑)。絵を描くのは好きなんですが、物語を作るのがダメだったので、いつの間にか諦めて、今ここに立っている不思議です。「何が起こるかわからないな」と思います。 神木さん僕は基本的には夢は「俳優さん」だと思っていたんですが、ただ電車がすごく好きだったので、JR東日本に勤めたいとも思っていました。 MCピンポイントですね。 神木さん開発部で、新しい電車のデザインを考えたりすると、自分が考えた電車が具現化するわけじゃないですか。それは「すごく夢のようなことだな」と思っていました。 【質問】もしも今年の夏休みに全員で旅行に行くとしたら、どんなプランを計画しますか? MCこれは子どもたちにお伺いしましょう。 柴崎さんテーマパークに行ってみたいと思います。おばけの映画にちなんで、おばけ屋敷に行ったり、ジェットコースターに乗ってはしゃぎたいと思います。 MC絶叫系もおばけ屋敷も大丈夫ですか? 柴崎さん本当はすごくビビリなので嫌なんですが、桧吏くんやサニーがいたら、簡単に乗れちゃいそうだと思うんです。でも、内心はめちゃくちゃビビっています。 サニーマックレンドンさん僕も楓雅くんと同じで、テーマパークに行ってジェットコースターに乗ったら、みんな絶叫するじゃないですか。そんなみんなの顔を見られたら面白いかなと思っています。 城さん夏休みということなので、僕は海外に行けたら行ってみたいです。行きたい国がいくつかあるんですが、世界遺産巡りとかもやりたいなと思います。 吉村さん私は、心霊スポットを回ってみたいです。夏休みは暑いので、心霊スポットに行って、良い意味でも悪い意味でもゾッとして、体感温度を下げながら快適に旅行ができたら良いなと思います。 【質問】もしおばけずかんにキャストのうち誰か一人を封印して仲間にするとしたら、誰を捕まえたいですか? ■「せーの」で仲間にしたいキャストを指差しをする。城さん&神木さん&吉村さん→サニーマックレンドンさん柴崎さん&新垣さん→神木さんサニーマックレンドンさん→柴崎さんMCサニーマックレンドンさんを選んだ方が多いようです。 神木さん(サニーマックレンドンさんは)すごく癒しがあるんですが、「頼れる」とも思うんです。「あ、僕大丈夫です」と言っているのが印象的ですね。サニーが大丈夫だったら、僕も大丈夫だと思える。頼りがいがあると思っています。 城さんサニーってかわいいじゃないですか。ゆるキャラ的な存在で、現場も癒してくれていました。ずっと一緒に撮影をしてきたから分かる、そういったサニーの雰囲気をずっと味わっていたい。 吉村さん私も桧吏くんとほとんど同じなんですが、サニーをずっと触っていたいなと思いました。ほっぺとか触ると本当に気持ち良いので、ずっと触っていられたら良いなあと思います。 サニーマックレンドンさんうれしいです。こんなに指名されるとは思っていなかったので、良かったと思います。 MC今日は七夕です。キャストの皆さんには、 短冊に願い事を書いていただきました。さっそく披露していただきたいと思います。 ■【城さんの願い事】英語を話せるようになって、たくさんの人と交流したい城さん日本と違った、世界の雰囲気も味わってみたいです。英語を話せるようになって、役の幅も広げるというか、英語を話せるキャラクターにもたくさんチャレンジしていけたらと思います。海外の方と交流したり、話をしてみたいと思います。 ■【柴崎さんの願い事】映画ゴーストブックの皆さんとまたお仕事がご一緒できますように柴崎さんリハーサル期間も含めて約四カ月間、ずっとこの四人で一緒にいたので、もう一回一緒にやれたらもっと親密な関係になれるんじゃないかと思います。神木さんや新垣さんのお芝居を見て学ぶこともたくさんあったので、 もっともっとお芝居の勉強をしたいと思っています。 ■【サニーマックレンドンさんの願い事】映画がうまくいきますようにサニーマックレンドンさん(自分にとって)初めての作品だし、CGをいっぱい使った作品です。とにかく僕は、うまくいけば良いと思います。 神木さんね! めちゃくちゃ頼りがいがありますよね! ■【吉村さんの願い事】瞬間移動ができるようになりますように吉村さん私の地元は兵庫県なので、どうしても移動時間が長くなってしまうことが多いんです。なので、瞬間移動で瞬きする間に移動ができたら良いなと思います。 ■【神木さんの願い事】朝起きたら声帯が(CV下野紘)になっていますようにMC下野さんの声に憧れがあるのですね。 神木さんだって下野さんですよ! しかも、今回僕は図鑑坊役の釘宮理恵さんの声を、右耳でずっと聴きながらお芝居することができたんです。僕はアニメが大好きなんですが、そんな僕にとってあれは"神の声"ですよ! 撮影に入る前に釘宮さんにお会いして、図鑑坊と店主の掛け合いは実際どんな雰囲気なのか、やってみる機会がありました。釘宮さんが隣にいて、「右からこの声が聴こえてくるんだ」とめちゃくちゃうれしかったです。しかも、「神木です。よろしくお願いします」とご挨拶をしたら、釘宮さんが「実は初めましてではなくて、ずっと前にドラマCDの作品で、神木くんが小さな頃にご一緒しているんだよ」と、僕のことを覚えていてくださって、うれしかったです。幸せでした。(願い事は)朝起きたら、ただ「声帯が下野紘さんになっていますように」ではなくて、「声帯が"CV下野紘"になっていますように」です。 ■【新垣さんの願い事】頑丈な体がほしい(コロナなくなれ)新垣さんまだちょっと心の底から安心して過ごせるかというと、まだなのかなという感じなので...。 神木さん頑丈ってどういうことですか? 新垣さんこの先に何があっても全部はね返す、みたいな体がほしいなと思いました。何も努力せずにいきなりパンッ!となったらラッキーだなと思って、短冊に書きました。魔法のように叶うと良いなと思って(笑)。 MCでは最後に城さんと新垣さんからご挨拶をお願いいたします。 新垣さん短い時間でしたが、いかがだったでしょうか。楽しんでいただけましたでしょうか。私たちもこうやって改めてお話をするのは久しぶりなので、うれしかったです。 皆さんには作品を楽しんでいただいて、この夏何度も観に行ってもらって、みんなを誘ってもらって、たくさんの方に観ていただけたらうれしいなと思います。 城さん一年に一度しかない七夕という大切な日に、ここで浴衣を着てみんなと一緒に舞台挨拶ができて、本当にうれしかったし、すごく楽しかったです。皆さんにも楽しんでもらえたらうれしいです。本日はありがとうございました。
-
渋東シネタワー東京都渋谷区道玄坂2-6-17 東京都渋谷区 個別空冷ヒートポンプマルチエアコン 基準階:4系統7台、14階:3系統6台 1,222.77㎡ 2,550㎜ 光ケーブル対応 1991年7月 株式会社竹中工務店 株式会社竹中工務店 40VA/㎡ 乗用2台、非常用1台 24時間対応 300㎏/㎡(一部500kg/㎡) 12,564.38㎡ 55.125m 1カ所 H=50㎜フリーアクセスフロア 東宝株式会社 機械式35台(トラストパーク) 基準階:473.09㎡(143.11坪) 14階 :392.95㎡(118.87坪) 地下2階、地上14階 非接触カードリーダー方式による機械警備 1,513.71㎡ 鉄筋コンクリート・鉄骨鉄筋コンクリート・鉄骨造 14F 株式会社SHIBUYA109エンタテイメント 13F MEETING SPACE AP渋谷道玄坂 12F SoloTime渋谷 11F MEETING SPACE AP渋谷道玄坂 9~10F LEC 渋谷駅前本校 3~8F TOHOシネマズ渋谷 2F カフェキーフェルグローバルクラブ TOHOシネマズ渋谷 1F クリスピー・クリーム・ドーナツ ロールアイスクリームファクトリー B1F 港町のイタリアン モンテロッソ TOHOシネマズ渋谷 B2F 築地寿司清 TOMBOY106 蒙古タンメン中本 男女各1カ所 事務所・店舗・映画館
-
新宿東宝ビル東京都新宿区新宿東宝ビルホテル・店舗・映画館
-
「キングダム2 遥かなる大地へ」初日舞台挨拶「キングダム2 遥かなる大地へ」初日舞台挨拶「キングダム2 遥かなる大地へ」公式サイト累計発行部数9000万部を超える大ヒット漫画を実写映画化した「キングダム」の続編「キングダム2 遥かなる大地へ」がいよいよ公開! 7月15日にTOHOシネマズ 六本木ヒルズで初日舞台挨拶が開催され、山﨑賢人さん、吉沢亮さん、清野菜名さん、大沢たかおさん、佐藤信介監督が登壇しました。公開初日の15時時点で、2019年に邦画実写ナンバーワンを記録した前作(2019年4月19日公開/興収57.3億円)対比、141パーセントを記録し、前作超え確実の大ヒットスタートを切りました。それぞれが映画にかける熱い思いとともに今の夢を明かしたイベントの模様を、詳しくレポートします!初日舞台挨拶MC今日は全国47都道府県にある341の劇場と中継を結んでいます。それではご挨拶をお願いいたします!信役山﨑賢人さん嬴政役吉沢 亮さん羌瘣役清野菜名さん王騎役大沢たかおさん佐藤信介監督山﨑さん無事に初日を迎えられて本当にうれしく思います。「1」を全身全霊でやり、皆さんに楽しんで、愛してもらったからこそ、続編を撮ることができたと思っています。続編をやることが夢だったので、夢の続きが今日から広がっていくんだと思うと、本当にうれしく思います。吉沢さんついに「キングダム2 遥かなる大地へ」が公開されました。すばらしいと思っていた「1」を軽々と超えた「2」が、これからどんどん皆さんの中に広がっていくんだと思うと、ワクワクが止まりません。清野さん全国の皆さん、そして地元の愛知県の皆さんこんにちは! 私は 「キングダム2 遥かなる大地へ」から参加しました。前作を成功されてきた皆さんの仲間に入って、思い切り羌瘣を演じられたことをとても光栄に思っています。大沢さんこの作品は、2020年に撮影がスタートしました。新型コロナウイルスが蔓延する直前にクランクインする予定でしたが、残念ながら新型コロナウイルスの影響でクランクインすることができず、それまでの予定も計画もロケ場所も、全部ダメになってしまいました。 「一時はもう撮れないかもしれない」「「2」はもう数年後かもしれない」とみんなで苦しく、つらい思いをしました。でも、佐藤監督の「どうしても日本映画を代表する一作を撮りたい」「「1」を超えるような作品を撮りたい」という思いを軸に、キャスト、そしてスタッフは、日本から約600名、中国から約400名、計1000名の「キングダム」チームが一丸となって、皆さんに作品を届けることを夢見て、みんなで七転八倒して精一杯頑張ってきました。山﨑くん演じる信のように目標に向かって、仲間を信じて、ひたすら頑張り続けて、"夢をあきらめずに突き進む"という思いや勇気が、皆さんに届くことを夢見て、頑張ってまいりました。僕らの涙と汗の結晶を存分に楽しんでいただきたいです。佐藤監督大沢さんもおっしゃったように、もともとこういう作品を作ろうと計画していたんですが、いざクランクインしようと思った時に新型コロナウイルスが蔓延してしまいました。おそらく普通に撮っていても大変な作品だったと思いますし、「僕らは大変な作品をこれから撮るぞ」という意志に燃えていたんですが、それが何重にも苦労を重ねなければならないような撮影になってしまいました。僕もいろいろやってきましたが、これほど苦労した作品はなかったと思っています。劇中には、戦っている人々が小さなアイデアを出しながら、苦難を乗り越え前に進んで行く姿があります。まさにそれを脚本に書きながら想像していたので、僕らがくじけてはいけないと感じて、劇中の登場人物になったような気持ちでやってきました。「本当にダメかもしれない」という時もありましたが、「まだ何かアイディアがあるんじゃないか」「まだ何かやれるんじゃないか」と、当初予定していたよりも「さらに良いものにしよう」と思いながら、撮影してくることができました。皆さんにこの作品を届けられたことが本当に夢のようです。MC皆さんの思う、「キングダム」の魅力を教えてください。 山﨑さんやっぱり熱量が「キングダム」の魅力の一つだと思っています。まっすぐストレートに物事を伝えたり、行動で示したりと、僕自身も信を演じていて「こうなりたい」と思う部分がいっぱいあって、信と一緒に成長している部分がたくさんありました。普段なら照れ臭くて言えなかったり、ストレートに言えないようなことも、信ははっきり言う。そういうところに、励まされるのかなと思っています。スクリーンを通して、信の言葉を伝えられることがうれしいと思いながら、熱く演じました。MC山﨑さんも「信のようになりたい」と思う部分があるんですね。 山﨑さんそうですね。皆さんも本作を観ていただいたので分かると思うんですが、信が出会って間もない羌瘣に対してかける言葉というのは、自分自身でも「みんなが言ってほしい言葉だろうな」と思えるものでした。信には、ストレートに「それはダメだろう」ということも言えるパワーがあります。そういうのって本当に力強く言いたいものだと思いますし、言わないとダメだとも思います。それが信の大好きなところです。 吉沢さん「キングダム」の魅力は本当にたくさんありますね。「キングダム」はもちろん信が主役なんですが、その周りにもとんでもないスーパースターがいっぱいいるんです。大沢さんの演じられた王騎もそうだし、将軍同士の戦いもあります。まだまだ信の手の届かない雲の上の存在みたいな人たちの"すごみ"みたいなものを感じます。それを見ている信の眼差しから「これは信の成長物語なんだな」と改めて感じさせられます。信の表情が、またすごく魅力的なんです。僕はそういう部分が、この作品の魅力なのかなと思います。 清野さん漠然としているんですが、本当に「カッコ良い」ということが魅力だと思います。どのキャラクターの背景を見ても生き様が本当にカッコ良いです。女の私でも憧れるようなカッコ良さを、どの将軍も持っていて、私はそのカッコ良さに圧倒されました。 MCでも全国の皆さん、清野さんが演じた羌瘣もカッコ良かったですよね?(会場:拍手) 清野さんありがとうございます! 大沢さん山﨑くんも言っていたように、やっぱり熱量(は魅力)ですね。スタッフ全員の熱量や情熱、この作品にかける意気込みみたいなものが、各キャラクターやいろいろなシーンにあふれているんです。そういうものによって、元気や勇気を届けることができる作品になっていると思っています。MC今回も大沢さん演じる王騎の存在感は、果てしなかったですね。 大沢さん僕は(今回の王騎は)かなり上から見下ろしてしゃべっている感じで、申し訳ないと思ったんですが...(笑)。ただアクションシーンなども自分で見ている限り、山﨑くんも清野さんもスタントなしで体当たりでやっていました。「これほど動く俳優さんがいるんだな」と思うぐらい、毎日衝撃を受けていました。それを感じさせてもらうことで、また自分の(演じるキャラクターの)役に立たせることができたので、そういう機会をもらって感謝しています。 佐藤監督「キングダム」の魅力は様々あるんですが、僕が一番衝撃を食らったのは、やっぱりキャストの皆さんの表情です。キャラクターがいろいろと出てくるんですが、 極め付けのところで、みんなものすごく良い表情を出してくるんです。いくつか大好きなショットはあるんですが、将軍や農民兵など、それぞれ立場が違いながらも、ある時に忘れられない表情をするところがあったんです。こちらとしてはそれを捉えて、極め付けの映像で見せたいという思いがあります。それは自分で言うのもなんですが、「うまくいっているなあ」と思いました。CGがまだ何も入っていない時点で、編集しながら観ているだけでも感動していました。(観客の皆さんは)仕上がっていないものを観る機会はないと思うんですが、仕上がっていない段階のものでさえもすばらしいものだったと思っています。 MC続いて「ここはこだわった」と思うような、注目してほしいポイントを教えてください。 山﨑さんどのシーンにもこだわりや気持ちを込めて演じたんですが、「1」の時の信は、いろいろな出来事に巻き込まれていく存在でした。今回の信は「1」の出来事を乗り越えて、自分の足で、自分の意志で「戦場に出る」と決めます。自分も「1」の撮影を経ているし、強く、優しく、たくましくなった信を演じられるようにと、こだわっていました。 MCどのような準備をされたのでしょうか。 山﨑さんアクションの修行をしたり、自分が先頭を切って走り抜けることで、(みんなを)引っ張っていけたらと思いながら演じました。「1」が終わってからも、きっといつか「2」をやるだろうと思って、ちょこちょこアクションの練習を続けていたんです。今回は「一対多勢の戦い」が多かったり、馬に乗るシーンも多かったり、(歩兵隊の仲間となる)伍を組んだりなど、「1」とは戦い方の種類も変わっていました。馬にもたくさん乗って、馬上戦もかなり修行しました。 MC吉沢さん、山﨑さんのアクションはすごかったですよね。 吉沢さんすごかった! すばらしかったですよね。(会場:拍手) 山﨑さんありがとう! MC吉沢さんがこだわったのは、どのようなことでしょうか。 吉沢さんやっぱり椅子の座り方ですね(笑)。基本、政は椅子に座っているので、どうやったら「座っているだけで王様っぽく見えるのか」ということは意識していました。政って結構、劇中で腕を組むんですが、最後の方のシーンで(腕組みを解いて袖を)バサッとやる動きがあって...。現場で何となくやってみたら「これ良いかも」「これ良いな」と思いました。完成作でそのシーンを観ても「良いな」と思っていたら、次のシーンでもまったく同じことをやっていました。すごく"味を占めちゃっている感"が出ていて、ちょっと恥ずかしくなりました(笑)。 MCそうなんですね! 山﨑さん、吉沢さんの座り方はいかがでしたか? 山﨑さんめちゃめちゃカッコ良かったですね! 吉沢さんありがとう。 山﨑さん王のオーラがありました。座っているだけでそれを出すというのは、本当に難しいと思うんですが、やっぱり「1」を経ていろいろなことを乗り越えて、座っているんだなと...。すごくカッコ良かったです。清野さん羌瘣はすごく強いキャラクターなので、立っている時もなるべく、無駄な動きをしないで強く見せようと思っていました。あとはアクションに入る前のモーションにこだわりました。アクションを速く見せるために、動き出しとして変化球で首をパン!と動かしてみたり、そうやってリズムを崩すことを意識してアクションをやっていました。 山﨑さん僕は一緒にアクション練習をしていたんですが、(清野さんは)骨から動かすということで、形だけではなく、ちゃんと身体をしなやかに使ってアクションする練習をしていました。信と羌瘣とではメニューや練習内容がだいぶ違うんですが、僕も「羌瘣のメニューをやりたいな」と思ってちょっとやったりしていたら、「信はそれはやらなくて良い」と言われてしまいました(笑)。二人のアクションは全然違って、信は力強くバン!と動く感じなんですが、羌瘣はやわらかく、しなやかに、舞うようなアクションなんです。すごく美しくて、カッコ良かったです。 MC大沢さんはいかがでしょうか。 大沢さん僕は今回、基本的にずっとしゃべっている感じなので、あまりモーションの研究をしなかったんです(登壇者の皆さん:笑)。豊川悦司さん演じる麃公(ひょうこう)と対峙して、夕日を見るシーンがあるんですが、僕はあそこの撮影をすごく楽しみにしていたんです。でも、監督から「欠番」と言われて、そのシーンの撮影がなくなったんです。すごく残念でしたが、諦めていたんです。でも、撮影の最後になって監督が「やっぱり撮る」と言われて、撮影がすべて終わった後に、夕日を狙ってあのシーンの撮影に行きました。その日は、僕が「キングダム」をやっていた中でも一番きれいな夕日でした。「キングダム」チームは、こういった奇跡みたいなものを起こすんだとびっくりしました。夕日というのは一瞬なので、監督は「その時間を狙いたい」ということで、僕は久しぶりの豊川さんとの共演だったんですが、ほとんどしゃべる時間もなくすぐ本番でした。戸惑いながらも、すごく夕日がきれいだったので、豊川さんも僕も集中して、存分に芝居をさせてもらった記憶があります。 佐藤監督葛藤が本当にいろいろとあって...。あのシーンは一回なくしたんです。でもある日、撮影地ですごくきれいな夕日が沈んだのを見て「ここで撮れるんじゃないか?」と思いました。いろいろとプランを変えて、急遽直談判をして「もう一回撮らせてください」とお願いしました。 MC2019年に前作の初日舞台挨拶では、皆さんが「ぜひ続編を」という夢を語っていました。まさにその夢が叶ったかたちになりましたが、皆さんの今の夢を教えてください。 山﨑さん「キングダム2」を本当にたくさんの人に観てほしいですね。そして「続編を届けたい」というのが夢です。前作の舞台挨拶の時に「夢は天下の大将軍」とフリップに書きました。「2」でもまだ(信は)天下の大将軍になっていないので、「天下の大将軍」になるまでやりたいです。(会場:拍手) ありがとうございます! 吉沢さんやっぱりこれだけすばらしい作品を共に作ったキャストの皆さん、スタッフの皆さんと全員で、またお酒でも飲みながらワイワイできるような世の中になってくれることが夢です。(会場:拍手) 清野さんこの「キングダム」という作品は、今まで日本では観たことがないぐらい壮大なスケールの大きな作品になっています。なので、まずは日本の全国民に観ていただいて、そして次は海外の方々にも観ていただけたらと思います。それが叶ったらうれしいなと思います。(会場:拍手) 佐藤監督三年前に劇場公開した時に僕が語った夢が、「蛇甘平原の戦いを撮りたい」ということでした。その夢を数年かけて叶えることができたので、よくやったなと思っています。本作をやる中でまた新しい課題や乗り越えたこともあって、いろいろと知見を得ました。また新たな世界を作っていきたいなと思っています。新たな作品に向かって、それを活かしていきたいと思っています。(会場:拍手) 大沢さんできれば来年にでもこの続編を掲げて、またこのメンバーと皆さんの前に出られたらうれしいと思います。僕は王騎将軍を演じていますので、山﨑くん演じる信にバトンを渡すまではやり切って、自分の夢を実現させたい。そこまではなんとか頑張っていきたいと思っています。(会場:拍手) MCでは最後に山﨑さんから、全国の皆さんにメッセージをお願いします。 山﨑さん今日初日を迎えられて、皆さんに観ていただけて本当にうれしく思っています。「キングダム」は本当にパワーにあふれている作品なので、このパワーを皆さんに受け取ってもらって、「キングダム」と共に、日本中の皆さんにこの夏を最高の夏にしてもらいたいと思います。一緒に熱くなれたらうれしいです! 今日はありがとうございました。 ■山﨑さんによる「せーの!」の掛け声をきっかけに全員一緒に笑顔でくす玉を割りました。"祝・「キングダム2」開幕!"との垂れ幕と共にフォトセッションをし、大盛況の舞台挨拶が幕を閉じました。
-
「今夜、世界からこの恋が消えても」完成披露舞台挨拶「今夜、世界からこの恋が消えても」完成披露舞台挨拶「今夜、世界からこの恋が消えても」公式サイト眠りにつくとその日の記憶を失ってしまう「前向性健忘」を患ったヒロインと、主人公のはかなくも切ない、記憶にまつわる愛の物語「今夜、世界からこの恋が消えても」。その大人気小説が、監督・三木孝浩、脚本・月川翔、映画音楽・亀田誠治、さらに主題歌・ヨルシカと、奇跡のタッグで実写化されました。この度、そんな本作がついに完成し、東京・イイノホールにて完成披露舞台挨拶が行われ、道枝駿佑さん、福本莉子さん、古川琴音さん、松本穂香さん、亀田誠治さんが登壇しました。 7月25日に二十歳を迎える道枝駿佑さんへの誕生日サプライズもあり、キャストの皆さんの仲の良さがうかがえたこのイベントの模様をレポートいたします。完成披露舞台挨拶なにわ男子/神谷透役道枝駿佑さん日野真織役福本莉子さん綿矢泉役古川琴音さん神谷早苗役松本穂香さん音楽亀田誠治さん道枝さん今日は短い時間ですが、楽しんでいただけたらと思います。よろしくお願いいたします。福本さんお忙しい中お集まりいただきありがとうございます。本日は作品が完成してから初めてのイベントになります。キャストの皆さんや亀田さんもいらっしゃるので、みんなで楽しんでいければと思います。古川さん情報解禁されるのがかなり前だったので、作品の完成を待ち望んでいただいた皆さんに、本日観ていただけるのがとてもうれしいです。松本さん初お披露目ということでドキドキしております。短い時間ではありますが、最後まで楽しんでいただければうれしいです。亀田さん初めて皆さんにこの作品を観ていただけて、非常にうれしくワクワクしています。約二年くらいに渡って、音楽を丁寧に作り上げてきました。本当に寄り添う程度の音楽なんですが、皆さんと一緒にこの作品を盛り上げていければ良いなと思います。MC本作は、クランクインが今年二月で、クランクアップが今年三月、そして本日完成披露試写会と、スタートから速いペースだったかと思います。当初からの道のりはいかがでしたか? 道枝さん今年二月クラインして、本日まで半年ないくらいなので、スパンもあまり長くはなかったんですが、無事に完成披露までたどり着けて本当にありがたいです。皆さんからどういった反響が返ってくるか楽しみで、ソワソワしています。福本さん二月にクランクインして、すぐに情報解禁がありました。撮影中に情報解禁をすることってあまりなくて、撮影が終わってからの情報解禁が多いと思うので、本作では撮影中から皆さんの反響をリアルタイムで見ていました。また、道枝さんからのクランクアップサプライズであったり、撮影中からずっといろんなプロモーションを行ってきたので、その意味では「やっと皆さんに観てもらえる」という気持ちです。MC道枝さんは映画の主演としては初の完成披露試写会ということですが、今日のお気持ちはいかがですか? 道枝さんすごくうれしいです。やっぱり記念すべき初主演映画ですので、いよいよ公開されると思うと感慨深くなります。十代の最後を締めくくる作品となりますし、ターニングポイントでもあります。それを皆さんにお届けできるのはありがたいですね。気持ちがより一層引き締まる感じがします。 MC完成した作品をご覧になっていかがでしたか? 道枝さん観る前は緊張していて、「大丈夫かな?」と思いながら試写室に行きました。作品を観てみると、「本当に素敵な作品だな」と改めて思いましたし、ポジティブな気持ちになりました。また、僕自身に自信もつきました。皆さんにお届けするのが楽しみです。 福本さん完成作を観て、自分自身が出演していて、ストーリーも分かっているにもかかわらず泣いてしまいましたね。皆さんが(観客)第一号ですから、この後観て、皆さんがどう思ってくださるのか、すごく楽しみです。 MC古川さん、泉は作品の中でもとても重要な役だと思いますが、脚本を初めて読まれた時に、泉という役にどういった思いを抱かれましたか? 古川さん脚本を読んだ時、「これは責任重大だな」というプレッシャーがありました。登場人物みんなの記憶や思いを背負って、それを繋げる役割があったので、役を全うしようと思って頑張りました。 MC古川さんと福本さんは、この作品で初の共演ということですが、お互いの印象や撮影中のお話などがあればお聞かせください。 福本さん泉ちゃんの印象は、役としても周りから見ても、すごく頼れて何でも話せるお姉さんみたいな存在でした。実際に古川さんのほうが(年齢的に)お姉さんっていうのはあったんですが、本当に現場でも頼れるお姉さんでした。古川さん本当ですか? ありがとうございます(笑)。(福本さんは)「思い、思われ、ふり、ふられ」(2020年公開/監督:三木孝浩)で観ていたので、その時の透明感やみずみずしい印象がありました。実際話をしてみるとすごくフランクでハキハキしていて、コミュニケーションをとっていてとても楽しかったです。 MC作品の中では、二人には熱い友情関係がありますが、それを演じるにあたって心がけたことはありますか? 古川さん私は役柄的に真織のナイトというか、真織のことを常に第一に考えていましたね。 福本さん私は(古川さんに)頼り切っていました。脚本に書かれていないちょっとしたアドリブの、頭をワシャワシャするとか、そういう動き一つに、私はすごく救われました。それだけでこの二人の関係性がすごく深まったなと思いましたね。本当に泉ちゃんが古川さんで良かったなと思いました。 MC松本さんは、透の姉という役で、強くて優しいお姉さんという役どころだったと思うんですが、撮影中に意識されていたことはありますか? 松本さん私は今までの現場では、年上の方に支えてもらうことが多かったんです。今回みたいに、自分がどちらかというと支える側の役が今までなかったので、現場でも少し年上であることを意識したいなと思っていました。早苗という役が一言で言うと達観しているような役なので、ただ優しいのではなく、イメージとしては、否定もしないし、肯定もしない、けれどただそこにある優しさみたいなものを意識していました。ものすごく難しいことなんですが、それが優しく映っていればいいなぁと思っていました。MC作品を観て「本当に家族のカタチというのはいろいろあるな」とすごく感じました。道枝さんは弟役でしたが、実際に姉弟役を演じてみて、お互いの印象はいかがでしたか? 道枝さん本当に優しくしてくださいました。僕自身もちょっとフワッとしているんですが、二人の会話の中でもフワッとした穏やかな空気が流れていたと思います。その雰囲気ができたのは穂香さんのおかげです。本当の姉さんのように接してくださったので、ありがたかったです。 松本さん(道枝さんは)弟としてそこにいてくれていました。 MC亀田さん、この作品の音楽を担当するにあたって、何かテーマといったものがありました? 亀田さん本作のクランクインが今年二月で、クランクアップが三月でしたが、音楽の話をいただいたのは相当前でした。「小説の段階から設計をしてほしい」と監督からお願いがあり、何曲か作曲してお渡ししました。今日、キャストの皆さんと初めてご一緒したんですが、音楽は皆さんのことを想像しながら作りました。クランクインしてだんだん絵ができてくると、みんなの動きに合わせて音がつけられるこの喜びたるや! 「本当に動いてる!」と思ったり、「泉ちゃん、こんな表情するんだ」と思ったりしました。本当に楽しく作らせてもらいました(笑)。MC最初に作ったところから、いろいろ手を加えていくという作業だったんですね。キャストの皆さん、いかがですか? 実際に作品の中の音楽を聴いて、どういう風に感じられましたか? 道枝さんめちゃくちゃ感動しましたね。本当に「セカコイ」の世界観にぴったりで、「涙腺を壊しに来てるな」「音楽はすごいな」って思いました。コメディタッチなシーンになると、ガラッと雰囲気も変わるんです。 福本さん本当に亀田さんには泣かされましたね(笑)。私は音楽を聞いて、本当に泣いちゃいました。その前に、映画公式TikTokアカウントで「夜の連続TikTok小説」というのがあって、そこで亀田さんが作られた楽曲が使われていたんですね。それで曲を知っていたので、試写で作品を初めて観た時に、「知っている曲だ!」という喜びもありました。本当に素晴らしい曲をありがとうございます。 MC(亀田さんは)映画全体の音楽を担当されているということですが、今回主題歌はヨルシカさんなんですよね? 亀田さん今回、僕は小説から入ったんですが、「セカコイ」の世界は、物語としてすごく素敵だなと思いました。こんな風に人を思いやる気持ちや、人の心の動きをうまく言葉にできるのってヨルシカさんじゃないかなと思い、ヨルシカさん一択でした。ヨルシカさんも引き受けてくださって、本当に素晴らしい曲を作ってくださいました。主題歌が上がってきた瞬間に「おお!」って、スタッフ全員がなりましたね。 MC作品の世界観は、スタッフ・キャストみんなで気持ちを共有して一体となって作り上げられたっていうことですね。 亀田さんその手応えはありますね。一番初め、監督に「一筆書きで映画が始まるから、エンドロールも音楽が一筆書きで流れているような感じにしてほしい」と言われたことを忘れません。 ■トークが終わり、マスコミ向けのフォトセッションと称して、登壇者の皆さんはいったん降壇し、その後登壇者の皆さんが舞台に戻るが、福本さんの姿が見えない。すると、会場照明が暗転し、会場のお客さんが一斉にサイリウムを点灯。福本さんがケーキを押しながら再登場!道枝さんマジですか?! 福本さんお誕生日おめでとうございます! 道枝さんびっくりしたー! ありがとうございます! (会場のお客さんに向かって)それ、ペンライトですか? それを(会場の皆さんが)引っ張り出すから、「あれ、ライブ始まんのかな?」って思いました(笑)。 MCついに二十歳を迎えられるということで、大きな節目だと思いますが心境はいかがですか? 道枝さんもう二十歳かと思うと、これからもっとしっかりしていかないといけないなと思います。大人になるにつれていろいろと考えることも増えると思うので、しっかりと考えながら、これからも頑張っていけたら良いなと思います。 MC横にはすでに二十歳を迎えられた先輩方がいますが、二十歳を迎える道枝さんを見てどういう風に思いますか? 福本さん「まだ十代だったの?」って感じですね。本当に落ち着いてるし、しっかりしているんです。「今から二十歳なんだ!」と驚きますね。 古川さん莉子ちゃんに全く同感ですね。撮影中、道枝くんがまだ十代だって知らなくて、「私こういうお酒が好きなんだよね」っていう話もしていました(笑)。本当にしっかりしているんです。 松本さん自分の心と身体を大切に、いろんな素敵な人と出会って、とにかく幸せでいてください(笑)。 ■最後に、主演の二人からメッセージが贈られました! 福本さん今回の舞台挨拶は40分ということだったので、「結構あるな」って思っていたんですが、一瞬でした(笑)。(キャストの)皆さんのお話もすごく面白くて、私ももう一回この作品が観たくなりました。(会場のお客さんは)観客の第一号として観ていただくことになるので、真織が毎日日記を書き残していたように、皆さんもこの作品を観て、ぜひご自身のSNSに書き残していただければうれしいです。この後、ぜひ楽しんでください。 道枝さん無事に完成披露まで来られて本当に良かったなと思います。たくさんのスタッフさんの努力であったり、思い、気合いもたくさん詰まった作品ですので、しっかりと目に焼き付けて、涙腺崩壊させていただければうれしいです。楽しんでいただくのが一番だと思いますので、ぜひ楽しんでいただいて、「#セカコイの記憶」というハッシュタグで感想など、皆さんどしどしつぶやいてください。待っています。一日一日は本当にはかなくて、とても大事な一日です。この作品ではそれを感じていただけると思いますし、観てくださった皆さんの日々のモチベーションになる作品になると思います。ぜひ楽しんでください。
-
新宿文化ビル東京都新宿区店舗・映画館
-
「ゴーストブック おばけずかん」初日舞台挨拶「ゴーストブック おばけずかん」初日舞台挨拶「ゴーストブック おばけずかん」公式サイト「ALWAYS 三丁目の夕日」(2005年公開/主演:吉岡秀隆)「DESTINY 鎌倉ものがたり」(2017年公開/主演:堺雅人 高畑充希)など、圧倒的なVFXで観る者の心を奪った山崎貴監督の最新作「ゴーストブック おばけずかん」の公開がいよいよスタート! 7月22日にTOHOシネマズ 日比谷で初日舞台挨拶が開催され、城桧吏さん、柴崎楓雅さん、サニーマックレンドンさん、吉村文香さん、神木隆之介さん、新垣結衣さん、山崎監督が登壇しました。オーディションに始まり、撮影、宣伝活動といくつもの試練を乗り越えながら、初日を迎えた子どもたち。この日は新垣さんと神木さんが彼らに表彰状を贈ると共に、"サプライズ返し"とばかりに、子どもたちが新垣さんに手紙をプレゼント。温かな雰囲気いっぱいになったイベントの模様をレポートいたします!初日舞台挨拶坂本一樹役城桧吏さん工藤太一役柴崎楓雅さん飯田サニー宗佑役サニーマックレンドンさん橘湊役吉村文香さん古本屋の店主役神木隆之介さん葉山瑤子役新垣結衣さん山崎貴監督城さんこうして初日舞台挨拶を行うことができて、とてもうれしいです。上映後ということなので、ネタバレありでどんどん楽しく話していけたらと思っています。柴崎さん映画を観終わった皆さんの前に立つのは今回が初めてなので、緊張しています。(本作は)いかがでしたでしょうか?(会場:拍手) ありがとうございます! 太一は僕が今まで演じたことのない普通の男の子の役柄なので、それが一番新鮮で一番難しかったことです。今日からたくさんの方にこの作品を届けられたら、うれしく思います。サニーマックレンドンさん本作はいかがでしたか?(会場:拍手) 舞台挨拶も皆さん、楽しんでいきましょう!吉村さん新型コロナウイルスの拡大で、思うようにいかない中での撮影でした。それから約一年が経ち、また感染が拡大する中ではありますが、今日公開を迎えられてとてもうれしいです。神木さん役柄の名前はありません。店主です!本当に暑い中、来ていただいてありがとうございます。こうして初日を迎えることができて、本当に幸せです。皆さんのおかげだと思っております。今日は短い時間ですが、ぜひ楽しんでいってください。新垣さん初日に劇場に足を運んでくださって、本当にありがとうございます。世の中いろいろありますが、みんなと全員そろって、無事に公開初日を迎えることができて、本当にうれしいです。山崎監督神木くんも言っていましたが、本当にめちゃくちゃ暑い中、足を運んでいだだきましてありがとうございます。やっと初日を迎えられたという感じなんですが、本当にみんなが頑張ってくれたので、良い映画になったと思います。今日は楽しんでいってください。MC監督にとって、"初日"とはどういったものでしょうか? 山崎監督めちゃくちゃ怖いですね。「どうなるんだ」と思って(公開)3日前くらいから、よく眠れなくなります。だいたいどの作品でも、そうなります。「お客さんはどう観てくれるんだろうか」と、いろいろなことをぐるぐる考えてしまうんです。めちゃめちゃナーバスになっています(苦笑)。 MC映画をご覧になった方の感想は、もう届いていますか? 山崎監督皆さん、良い感想を伝えてくださっていますね。僕はエゴサーチが大好きなので(笑)、今日もずっとツイッターを見ていましたが、皆さんがとても温かい感想を書いてくださっていました。ほっこりしています。 MC皆さんが感想をツイートすると、監督が見てくれるんですね。 山崎監督見ていますので、ぜひ書いてください! MC新垣さんは、本作を最初に観た時の第一声が「好き」だったと完成披露試写会でお話していました。実際にどのあたりがお好きなのでしょうか。 新垣さん全部です(笑)。いくつか挙げると、まずジズリに向かって行く時に、なぜかみんなで髪を結ぶところがありますよね。みんなが瑤子先生のヘアスタイルを真似して髪を結んでいるんですが、 サニーはここ(前髪)を結んでいるんです。あれが本当にかわいくて、すごく好きなシーンです。MCみんなが一体になりながらも、クスッと笑えるシーンでもありました。 新垣さんもっとあるんですが、良いですか(笑)? 今まで戦ってきたおばけたちが最後に大集合して、私たちに温かい目線を送ってくれて、一緒に(困難に)立ち向かっていくんです。いろいろと終わった後、(彼らとの)お別れの時は素直に涙が出て、すごくグッと来ました。"どういう生き物か"ということは関係なく、"一緒に立ち向かった仲間"という関係は「すごくステキだ」と思いました。あともう一つ、最後の最後のシーンで、みんなが海辺を走っていくシーンはちょっとノスタルジックでもあり、「これからもまだ続いていくんだな」と感じられてステキでした。どうですか?(会場:拍手) 好きなシーンはたくさんあるので絞って、これです。 山崎監督めちゃくちゃ好きじゃないですか(笑)。こんなに熱く語っている新垣さんを、初めて見ました。 MC神木さんにお伺いします。"おばけずかん"が置かれている謎めいた古本屋の店主として、"子どもたちに図鑑の試練を与える"という役どころを演じていました。完成した映画をご覧になって、いかがでしたか? 神木さん(演じた店主が)試練を与えようとするのに、子どもたちは説明も聞かずに冒険に出てしまったので、あまり共演シーンは多くはなかったんです。だから、完成した本作でみんなの姿を観させてもらいました。"成長をしていく"という演技って、すごく難しいんです。撮影の順番もバラバラですし、成長していく到達点までは計算できないものだと感じています。でも映画を観ると、子どもたちが一番最初から最後に向けて、本当に成長していっていると思えました。それは多分みんなが撮影や役を通して、ちゃんと冒険をして、ちゃんと試練を乗り越えて、役と同じように実際に体験や冒険をしていたからこそ、映画を観ている僕が「みんな成長していている」と感じられたんだと思います。成長を演じるっていうのは、狙ってできることではないので、みんなが実際に試練を乗り越えたんだなと、そこがすごいなと思います。 MC生徒役のキャストの皆さん、本作は学校や友だちの間で話題になっていますか? 城さん学校の友だちに「観に行こうぜ」と誘われたり、カラオケ(ボックスの宣伝)で「桧吏が出ている」と聞いたり、「絶対観るよ」と言ってくれたりしたので、楽しみにしてくれているんだと思いました。 柴崎さん僕の友だちからは、「YouTubeの広告とかTikTokのオススメに出てきたよ」と声をかけてもらいました。桧吏くんと同様に、塾の先生からは、カラオケにいたら「柴崎楓雅です」という(宣伝コメントでの)名前が聞こえてきて、「え、楓雅!?」とびっくりしたと言ってもらえて、すごくうれしかったです。 サニーマックレンドンさん僕も友だちに映画に誘われたり、「サニーが出ていたよ」と言われたり、今日も友だちにLINEで「公開おめでとう」と言われたり、すごく自分としてもうれしいですし、映画のためにもうれしいです。友だちと観に行くのはちょっと恥ずかしいんですが、友だちの「観に行きたい」という気持ちが伝わってくるので、すごくうれしいです。 吉村さん私も何人かの友だちから「一緒に観に行こう」と誘ってもらったり、学校の図書室に「ゴーストブック」のポスターが貼ってあるので、それを見たことをきっかけに、それまであまり仲良くなかった子とも話すようになって、仲良くなることもできました。 MC学校にご自身の載ったポスターが貼ってあるんですね。 吉村さん図書室にいろいろな映画のポスターが貼ってある壁があって、そこに自分の顔がありました(笑)。 MC山崎監督は、子どもたちのことをオーディションから見守ってきました。彼らの成長ぶりはいかがでしたでしょうか。 山崎監督演技経験ゼロからスタートした子たちもいますので、この子たちにとっては、映画の撮影自体が異世界に入ったのと同じぐらいのインパクトだったと思うんですが、本当によく乗り切ってくれたと思います。結構ムチャな注文もしているんですよ。感情をあらわにするシーンなどもあったんですが、そういうものもちゃんと乗り越えてくれて、映画の完成を迎えられました。本当にすごいなと思います。僕が子どもの頃には、絶対にできなかったと思います。 MC監督のお墨付きもらえました。店主、これは"図鑑の試練"、達成ということでよろしいでしょうか? 神木さんこれは"図鑑の試練"...... 見事達成です!(会場:拍手) MC山崎監督と店主のお墨付きももらえました。「ゴーストブック おばけずかん」初日をもって、子どもたち四人が"図鑑の試練"を乗り越えたことを認定します!そんな子どもたちに山崎監督、新垣さん、神木さんからサプライズのプレゼントがございます。 ■子どもたちが戸惑う中、サプライズの表彰状授与式が執り行われました。新垣さんでは、僭越ながら私から表彰状を授与させていただきたいと思います。まず、吉村文香。(名前を呼ばれた吉村さんが、新垣さんと向き合う)表彰状、吉村文香殿。"図鑑の試練"を乗り越えて、無事に映画の公開日を迎えたことを称え、ここに表彰します。令和4年7月22日、「ゴーストブック おばけずかん」キャスト、スタッフ一同。(新垣さんが吉村さんに表彰状を渡す)ありがとうございました。よく頑張りました!(会場:拍手)■続いて、サニーマックレンドンさんが新垣さんの前へ。 新垣さん表彰状、サニーマックレンドン殿。"図鑑の試練"を乗り越えて、無事に映画の公開日を迎えたことを称え、ここに表彰します。令和4年7月22日、「ゴーストブック おばけずかん」キャスト、スタッフ一同。(新垣さんがサニーマックレンドンさんに表彰状を渡す)ありがとうございました。よく頑張りました!(会場:拍手)■続いて、柴崎さんが新垣さんの前へ。 新垣さん表彰状、柴崎楓雅殿。"図鑑の試練"を乗り越えて、無事に映画の公開日を迎えたことを称え、ここに表彰します。令和4年7月22日、「ゴーストブック おばけずかん」キャスト、スタッフ一同。(新垣さんが柴崎さんに表彰状を渡す)ありがとうございました。よく頑張りました!(会場:拍手)■続いて、城さんが新垣さんの前へ。 新垣さん表彰状、城桧吏殿。"図鑑の試練"を乗り越えて、無事に映画の公開日を迎えたことを称え、ここに表彰します。令和4年7月22日、「ゴーストブック おばけずかん」キャスト、スタッフ一同。(新垣さんが城さんに表彰状を渡す)ありがとうございました。よく頑張りました! おめでとう!(会場:拍手)MC観客の皆さんも見守っていただきありがとうございました。キャスト、スタッフ一同からの表彰状でした。城さん、サプライズはいかがでしたか? 城さんびっくりしました。今日はお客さんからのQ&Aで、「質問のある人、手を挙げて」と会場の皆さんに手を挙げていただいて、僕たちが質問に答える...というイベントだと聞いていたので、こんなにステキなものをもらって、すごくうれしいです。 MC実は、城さんたちからもサプライズがあるんですよね? 城さんはい。クランクアップした時に、僕たち一人ずつ、新垣さんからお手紙をもらったんです。なので今回はこの場を借りて、みんながそれぞれお手紙を書いてきました。 (会場:拍手) ■吉村さんがマイク前に立って手紙を読み上げ、新垣さんが後ろから見守る。 吉村さん新垣さんへ。「ゴーストブック」は私にとって初めてのお仕事でした。クランクインの時、ガチガチに緊張した私を笑顔で迎えてくださいました。緊張しすぎていて、セリフを噛んでしまった私が、セリフの確認をしていた際に、私の肩に手を置き「文香はちゃんと覚えているから大丈夫」と励ましてくださいました。不安と焦りでいっぱいになっていた私は、いつも笑顔で横にいてくださる新垣さんの存在に救われていました。新垣さんは、私にとって初めての仕事の先輩です。新垣さんが、初めての先輩で本当に良かったです。この先、どんな道に進んだとしても一番大切にすべきことを教えていただきました。いてくださるだけで温かさと優しさがあり、いつもみんなを静かに見守ってくださり、時には私たちと同じ目線に立って助けてくださいました。いつか私も、現場で新垣さんのように共演者の方々を支えられるようになりたいと思います。クランクアップの際にいただいたお手紙、今も大切にしています。一番の宝物です。手描きで添えてくださった、ニコちゃんマーク。とてもかわいくて、約二カ月にわたる長い撮影の終わり、その悲しさやさみしさを和ませてくださいました。ありがとうございました。今日の公開でまずは一区切りなのかもしれません。終わりの悲しさとさみしさがこみ上げています。ですが、またいつか共演することができたら、それまでにもっと成長した姿を見せられるように頑張りたいです。文香。(会場:拍手)■サニーマックレンドンさんがマイク前に立って手紙を読み上げ、新垣さんが後ろから見守る。 サニーマックレンドンさん新垣さんへ。僕は新垣さんと共演できて、うれしかったことがたくさんあります。 初めての映画撮影ですごく緊張しましたが、優しい新垣さんが先生の役で安心できたこと。撮影中に僕の誕生日があり、その日は撮影が終わった後にサプライズでお祝いをしてもらいましたが、そこで新垣さんも一緒に祝ってくれたこと。新垣さんから、読んだら笑顔になるようなお手紙をもらったこと。そして新垣さんがクランクアップの時、「子どもたちはかけがえのない存在だった。よく頑張りました」と言ってくれたことです。新垣さんはとても穏やかで、時には面白くて、本当の先生みたいな存在でした。僕も新垣さんのように誰からも愛される人になれるように、これからも頑張っていきたいと思います。本当にありがとうございました。 (会場:拍手)■柴崎さんがマイク前に立って手紙を読み上げ、新垣さんが後ろから見守る。 柴崎さん新垣結衣さま。リハーサルから撮影、取材期間も含め本当にお世話になりました。 新垣さんと一緒にお芝居をして、セリフのスピードが普段の会話のスピードと変わらず、瑤子先生がその世界に住んでいるかのような空気でいらっしゃったのが印象的で、すごく勉強になりました。撮影当時、小学生だった僕も現在中学生になり、新垣さんのように自然にお芝居ができるよう努力していきたいと思っています。また、撮影の合間に流行っているアニメの話や、他愛もないおしゃべり、僕の悩みごとの相談に乗ってくださり、新垣さんの言葉に毎日すごく救われました。僕自身「ずっとこのお仕事を続けているのかな」とつぶやいた時に、新垣さんから「無理にお芝居をするのではなく、別のことをやりたいと思えば、やりたいほうを優先して良いと思うよ」と優しく答えてくださった時は、本当の先生のようで安心感でいっぱいになりました。撮影中から役名ではなく、本名の楓雅と呼んでくださっていたのも、内心ウキウキでした(笑)。これからも新垣さんからいただいた言葉を大切に、成長していきたいと思います。本当にありがとうございました。(会場:拍手)■城さんがマイク前に立って手紙を読み上げ、新垣さんが後ろから見守る。 城さん新垣結衣さんへ。新垣さんと初めてお会いした時はとても緊張していましたが、撮影を重ねて緊張もとけて、たくさん話すことができるようになりました。撮影の間にご迷惑をおかけしたことがありましたが、とても楽しく過ごすことができて、またあの時に戻りたいと思うことが何度もあります。振り返ると、スタジオ撮影の休憩時間に、みんなで小さな祠みたいなところへ行って「撮影がうまくいきますように」とお願いした時が一番幸せで、気分が上がり、より気を引き締めることができました。連れて行ってくださってありがとうございます。そして撮影の最後にお手紙をいただいたことが、とてもうれしかったです。お手紙をいただくというのはとても心が温まるものだと改めて感じることができ、これから僕も誰かにお手紙を書く機会を増やしていきたいと思います。新垣さんにはお芝居の面でもたくさん学ばせてもらいましたが、このようにご一緒して学んだ様々なことをこれからも活かしていきたいと思います。また新たな現場でご一緒することができたら、また僕のくだらないギャグで新垣さんに笑ってもらいたいです(笑)。これまで大変お世話になりました。本当にありがとうございました。そして神木さん、山崎監督へ。神木さんとは一緒に撮影をするシーンがわずかで、なかなか話す機会がなかったのですが、声をかけていただいてうれしかったです。これからもお会いすることがあった時は、たくさんお話しさせてください。山崎監督とはお芝居のことだけではなく、たくさん楽しくお話ができてうれしかったです。このようなステキな現場に僕を参加させてくださり、本当にありがとうございました。改めて最後まで楽しく無事に撮影を終えることができ、この場に立てることをとてもうれしく思っています。新垣さん、神木さん、山崎監督、本当にありがとうございました。 桧吏より。(会場:拍手)MC新垣さん、子どもたちの熱き思いを聞いていかがでしたか? 新垣さんいやあ...とても贅沢な時間でした。とてもうれしかったです。一緒にいる時間の中で、他愛もなくて、私自身は覚えていないようなことも、みんなそれぞれが覚えていてくれて。 撮影時のみんなは、小学生だったり、中学生だったりという年齢だったんですが、そういう一瞬って、本当にサッと過ぎてしまうもの。その貴重な時間、みんなの人生の一瞬の中に、私も一緒に過ごすことができて本当に幸せだったなと改めて感じていました。本当にありがとうございました。(会場:拍手)MCでは最後のご挨拶をお願いいたします。 新垣さんああ...ちょっと胸がいっぱいです(笑)。観ていただいた皆さんには伝わったかと思うんですが、本当にみんなが思いを込めてつくり上げた作品です。この暑い中、皆さんが今年の夏を楽しんでもらえるような、いろんなことができるきっかけになるような映画になれば良いなと思います。今日はありがとうございました。 城さん本日はお越しいただき、本当にありがとうございます。この場を借りて、新垣さんからもらったお手紙の返事をすることができてとてもうれしいです。表彰状もいただいて、驚きとうれしさでいっぱいです。この映画は夏にぴったりで、子どもから大人まで全員が楽しめる作品となっていますので、皆さんぜひ夏休みに何回も観てもらえたらうれしいです。本日はありがとうございました。
-
「ゴーストブック おばけずかん」公開御礼舞台挨拶「ゴーストブック おばけずかん」公開御礼舞台挨拶「ゴーストブック おばけずかん」公式サイトどんな願い事も叶えてくれる"おばけずかん"を手に入れた子どもたちが試練に立ち向かう姿を描く、山崎貴監督の最新作「ゴーストブック おばけずかん」が公開となりました。7月28日にはTOHOシネマズ 日比谷で公開御礼舞台挨拶が開催され、城桧吏さん、柴崎楓雅さん、サニーマックレンドンさん、吉村文香さん、神木隆之介さんが登壇しました。さらにおばけの声を担当した釘宮理恵さん、下野紘さん、杉田智和さんがサプライズで登場し、キャスト陣と初対面を果たしました。子どもたちが主題歌「異世界混合大舞踏会(feat. おばけ)」のダンスも披露し、大いに盛り上がったこの日のイベントの模様を詳しくレポートいたします!公開御礼舞台挨拶坂本一樹役城桧吏さん工藤太一役柴崎楓雅さん飯田サニー宗佑役サニーマックレンドンさん橘湊役吉村文香さん古本屋の店主役神木隆之介さん城さん皆さん、本日はお越しいただきありがとうございます。新垣さんが欠席のためすごく緊張しているのですが、最後の舞台挨拶ということで楽しんでいけたらと思います。柴崎さんこのメンバーとお会いするのも今日で一区切りとなり寂しくなります。また本日は新垣結衣さんとご一緒できない心細さも感じておりますが、皆さんと一緒に楽しい時間が過ごせたらと思っています。サニーマックレンドンさん本日はお越しいただきありがとうございます。何回も映画を観に来てくれる人もいるようで、とてもうれしく思っています。この映画を観て気に入ってくれたら、周りの友だちを誘ってまた映画を観に来てください。吉村さんいつも横にいてくださった新垣さんがおらず、不安で緊張していますが、ともに楽しい時間を過ごせれば良いなと思っています。神木さんめちゃくちゃ暑い中、来ていただいてありがとうございます。少しの時間ですが、ゆっくり楽しんで行ってください。MC本作の舞台挨拶も四回目となりましたが、慣れてきましたでしょうか? 公開初日舞台挨拶では、新垣さんから表彰状を受け取る場面もありました。表彰状をもらったからには「どんなサプライズもどんと来い!」といった感じでしょうか。 城さん舞台挨拶は絶対に緊張します。サプライズについては「どんと来い」というよりは、「してもらったらうれしいことだな」と感じています。感動して心も温まりますし、サプライズ大好きです。神木さんこの間のサプライズはびっくりしましたか? 城さん本当にびっくりしました! 最初は僕たちが、新垣さんと山崎監督と神木さんにサプライズをするという話だったんですが、先に新垣さんたちからサプライズがあったので...。「あれ?僕たちじゃないの?」と思ってめちゃくちゃ焦りました。でも、うれしかったです。 柴崎さんサプライズは本当にびっくりしました。いつも桧吏くんとサニーが(舞台挨拶が)始まる前に「緊張する〜」と言っているんですが、その二人を見ていると逆に僕は緊張せずに、楽しく臨んでいます。 サニーマックレンドンさんさっき桧吏くんが言ったように、自分たちがサプライズをするだけだと思っていたんですが、 新垣さんから表彰状をもらって、第一にあったのは驚きでした。僕たちが渡した手紙もあって、新垣さんがくれた表彰状もあって、本当に舞台挨拶は楽しいなと思いました。でも、やっぱり緊張が勝ってしまいます。さっきの(最初の)挨拶の時も言うことを忘れて一回止まってしまったので、慣れている人はすごいと思います。でも本当にサプライズはうれしかったです。 吉村さん今日は四回目の舞台挨拶ということですが、まだまだ噛んでしまったりと緊張しております。先日のサプライズもすごくうれしかったんですが、自分でもあんなに動揺して良かったのかと思うくらい、びっくりしてしまいました。慌ててしまったところがあったので、次はないかなと思いますが、次からはもっと動揺しないようにしたいと思います。 MC公開から一週間が経ちました。「映画を観たよ」という方から感想は届いていますでしょうか。 神木さん届いています。地元の友だちからも連絡が来ました。「いいね、一緒に冒険できるような映画だね 」というコメントをいただくので、「みんな観てくれているんだな」「一緒に冒険をしてくれているんだな」とうれしかったです。MC皆さんに"推しおばけ"、お気に入りのおばけについて伺いたいと思います。神木さんはいかがですか? 神木さん(本作はおばけが)いっぱい出てきましたからね。僕は子どもたちや瑤子先生と一緒のシーンはそんなになく、ずっと図鑑坊とお芝居をしていました。図鑑坊の声を右耳で聴きながら、本番は何もないところに向かって「図鑑坊がここにいるんだ」と思いながらお芝居をしていたので、やっぱり僕の中では図鑑坊が一番絆が深いおばけなんじゃないかと思っています。かわいいですしね。 城さん僕は山彦(やまびこ)が好きです。山彦はくるくると回って飛んだりする能力があって、それも面白そうですし、相手の技を跳ね返したりするのがカッコ良くて、自分でも使いたいなあと思ったりしました。 MC映画の中では、山彦と遭遇するために、みんなで大きな声で呼びかけるシーンがありました。もしよかったら今、やってみてもらっても良いですか? 城さん叫ぶ...? お〜い、山彦ー!山彦お〜い、山彦ー! ■「お〜い、山彦ー!」という山彦の声が場内に響き渡り、びっくりした子どもたちが「え?」と顔を見合わせる。MC何か聞こえましたか? もう一回、呼んでみますか? 城さんええ...!? (戸惑いながら)お〜い、山彦ー! 山彦お〜い、山彦ー! 神木さん「柴崎です!」って言ってみて。 柴崎さん柴崎でーす! 山彦柴崎でーす! 柴崎さんこんにちは...! 山彦こんにちは...! 一反木綿おい、山彦! 静かにしていないとダメだろう! 山彦すみません。 図鑑坊もう! 隠れているのがバレちゃったじゃないか! ほらほら! お客さんも待っているから出ていっちゃおう! ■おばけたちの声に子どもたちは「ええ!?」と驚きっぱなし。 MC実は子どもたちの「声優さんに会いたい」という願いを叶えるために、おばけたちがこの会場に駆けつけてくださいました。皆さん、心の準備はよろしいですか? 図鑑坊役の釘宮理恵さん、一反木綿役の下野紘さん、山彦役の杉田智和さんです!図鑑坊役釘宮理恵さん一反木綿役下野紘さん山彦役杉田智和さん釘宮さん皆さんこんにちは。今日はよろしくお願いいたします。下野さん皆さんこんにちは。よろしくお願いします!杉田さん山彦なので、呼ばれたので応えました! よろしくお願いします。MC声優さんと実際にお会いして、いかがですか? 吉村さん撮影中、おばけは目の前にいなかったんですが、耳から(おばけたちの)声を聴いていました。おばけって本当はいないものですし、すごく難しいと思うんですが...。何て言ったら良いんでしょう...すごく上手って言ったらめちゃくちゃ上から目線になってしまうので...。(登壇者の皆さん:笑) すごいなって思っていました。 下野さん&杉田さんありがとうございます! 釘宮さんうれしいです! サニーマックレンドンさん本当にびっくりですね! 演技の時はずっと声だけ聴いていて、実際に会ったことはなかったんです。でも、おばけの声と実際の声が本当に似ているんですね。(登壇者の皆さん:笑) 会えてすごくうれしいです! ありがとうございます。 釘宮さん&下野さん&杉田さんありがとうございます! 柴崎さん本当に言葉が全然出てこなくて、何を言ったら良いのかちょっと分からないんですが...。杉田さんと下野さんが、僕の好きなアニメに出演しているので...。ああ、本当にマジでうれしくて! 本当に泣きそうなくらいうれしくて...(涙を流し、うなだれる)何を本当に話したら良いのかよく分からないです。(涙を拭う)下野さん良い反応です。ありがとうございます! 杉田さん(僕たちは)こういう子たちに支えられているんだよ。 下野さん本当にそうだよね。 柴崎さんありがとうございます!(会場:拍手) 城さん撮影当初から、みんなで(おばけ役の声優と)「会えないかな」とずっと言っていたんです。本当に目の前にいるのが信じられないです。ヤバいです! ありがとうございます! (本作オリジナルの)ゴーストブックTシャツも着ていただいている! 釘宮さん着てきました! 神木さん僕もアニメが大好きなので、幸せです。釘宮さんとは撮影する前に一度、図鑑坊と店主の掛け合いをリハーサルした時に「実はずっと前に会っているんだよ」と言ってくださったんです。僕が小学三、四年生くらいの頃にご一緒していて、それを覚えていてくださっていたんです。めちゃくちゃうれしかったです。 釘宮さん私にとっても、初めて子役さんと共演するということで(その時のことが)すごく印象深くて覚えていました。 神木さんありがとうございます。うれしいです。 釘宮さん私もうれしかったです! MCおばけ役の声優の皆さんは、本作に出演されてみていかがでしたか? 釘宮さん神木さんと一緒に収録をした日に、実はこの映画の美術部(の一員)に高校の同級生がいたんです。(登壇者の皆さん:驚きの声) なので、撮影所で皆さんが使っていたセットを見学させてもらって、セットの中を歩かせてもらうという、大変貴重な経験をさせていただきました。下野さん良いなあー! 釘宮さんすごかったですよ! 本当に作り込まれていて、一回だけではすべてを見切れないんじゃないかというくらい、(セットが)ものすごく細かくこだわって作られていて感動しました。 下野さん我々、行ったことないよね。(杉田さんに向かって)行った!? 杉田さん行っていない、行っていない。 下野さん行っていないよね! 良いなあー! 釘宮さん本当に偶然同級生がいたんです。収録が決まった時に(同級生が)連絡をくれたんです。上京してから初めて会いました。 下野さん僕自身、自分の演じたキャラクターが実写の俳優の皆さんと一緒に共演する機会はそんなにありませんでした。自分が声をあてたキャラクターがCGというかたちで(俳優と)共演することがすごく新鮮でした。また収録に関しても「口元を撮らせていただいて、資料として使わせてください」というお話がありました。セリフを読みながら、口元だけずっとカメラで撮られているというのは、すごく不思議な気持ちでした。「必要以上に口を開けたほうが良いのかな」とか、いろいろなことを考えながら収録しました(笑)。通常のアニメの収録とはまた違う雰囲気で、緊張感があって楽しかったです。杉田さん山崎監督の作品は観ていて、個人的に気になっていた監督さんだったので、今回出演できてとてもうれしかったです。夏休みに家族で観られる映画です。大人って、昔は子どもじゃないですか、子供の頃も思い出せるような作品なので、大人にも観に来てほしいですし、そういった作品に関われたこと自体がとても光栄だったなと、幸せを噛み締めています。MC星野源さんによる主題歌「異世界混合大舞踏会(feat. おばけ)」には、お三方もコーラスとして参加されているんですよね。 釘宮さん収録の時に、最初は「キャラクターではありますが、メロディに沿って"音楽"という感じでやってください」というお話をいただきました。でも、最後の方は「盛り上がってノリノリで叫んじゃおう!」みたいな感じでした。星野さんがいろいろとディレクションをしてくださってすごく楽しく収録できました。 下野さん僕は逆でした。最初は僕もメロディに合わせていたんですが、「ちょっと一回、ノリノリで行ってみませんか」と言われてノリノリでやったんです。でも、相当主張が強かったんでしょうね。「下野さん、すごく楽しい気持ちが伝わってくるんですが、今度はちょっと抑えてください」と言われました。どこが使われたんだろうなと思ったら、その抑えた方のやつでした(笑)。星野さん自身、あくまで「ゴーストブック おばけずかん」の主題歌として作ったもので、「キャラクターソングではないので、少し抑えさせてもらいました。ごめんなさい」と言っていました。 杉田さん他でもない星野源さんからのオファーということで、話が来た時に自然と即答で「やる」とで答えたのをよく覚えています。ただ「おばけって歌を歌うの?」と、ふとした疑問が湧いてきました。子どもの頃にキャラクターソングのCDがあって、某妖怪アニメのキャラクターソングの解説に「彼らは妖怪ですので、歌詞の通りに歌わない恐れがあります」と書いてあったんです。当時、ベテラン声優がどれだけフリーにやったのかなと思っていました。だから「そういった注意書きを添えておいてくれない?」と言ったんですが、そんなのはなかったです。すみません。(登壇者の皆さん:笑) MC会場の皆さん、"おばけダンス"はご存知でしょうか? (会場からたくさんの手が挙がる)今日は子どもたちにそのダンスを披露していただこうと思っております。サプライズもありましたが、大丈夫でしょうか? 城さん&柴崎さん&サニーマックレンドンさん&吉村さんはい、大丈夫です! MCおばけ役のキャストの方々も来てくださいましたので、おばけと本日はお越しになれなかった瑤子先生役の新垣さんへの感謝の気持ちも込めて、ダンスを披露していただきたいと思います。 ■「異世界混合大舞踏会(feat. おばけ)」が流れ、城さん&柴崎さん&サニーマックレンドンさん&吉村さんが、息ぴったりに"おばけダンス"を披露。会場からは手拍子が上がり、上半身を使ってダンスする人の姿も! ダンスが終わると、観客から大きな拍手が上がりました。釘宮さん思ったよりも(テンポや動きが)速くて難しそうで、すごかったです! 下野さん始まる前は親心なのか分からないですが(笑)、ドキドキしながら見ていましたが、すごく完璧でしたね! ステキでした。 杉田さん見よう見まねで「真似できるかな」と思ったら、全然できなくて...。(登壇者の皆さん:笑)もう一回本編を見直して、研究します。 神木さん完璧でしたし、キレキレのキレですよ! 僕も練習して踊りましたが、このダンス、すごく難しいんです。それを完璧にこなしていたみんなはすごい! そして(会場に)一緒に踊ってくれていた子もいましたね。(踊ってくれた人の方を見ながら)ね、踊れていたね! ありがとう! そうやって浸透して、みんなが踊れるものになっていることもすごくうれしいです。 MCお別れの時間となりました。城さん、最後のご挨拶をお願いします。 城さんいつもは新垣さんがいて、もう少し安心した気持ちで舞台挨拶に臨んでいたんですが、今回は新垣さんが欠席のためにとても緊張しました。でもサプライズもあり、最後の舞台挨拶も本当に楽しめたと心から思っています。これから夏休みですし、皆さん、お友だちと一緒に何回も映画を観に行ってもらえたらと思います。本日はありがとうございました!
-
「果てしなきスカーレット」製作発表会見「時をかける少女」(2006年公開)、「サマーウォーズ」(2009年公開)、「おおかみこどもの雨と雪」(2012年公開)、「バケモノの子」(2015年公開)、「未来のミライ」(2018年公開)、そして「竜とそばかすの姫」(2021年公開)。過去作すべてにおいて国内外で高い評価を受け続け、日本のみならず世界中の観客を魅了し続けてきたアニメーション映画監督・細田守の最新作「果てしなきスカーレット」。 12月23日「2025年東宝配給作品ラインナップ発表会」がTOHOシネマズ 日比谷にて実施され、「果てしなきスカーレット」の製作発表会見が行われました。細田守監督、スタジオ地図の齋藤優一郎プロデューサーが登壇し、世界配給が決まった同作について語りました。こちらのイベントの様子を詳しくレポートします。製作発表会見細田守監督齋藤優一郎プロデューサー(スタジオ地図)細田監督本日は、たくさんの方にお集まりいただいてありがとうございます。おかげさまで、前作「竜とそばかすの姫」は、たくさんの方に観てもらうことができました。ありがとうございます。また新しい作品を作ることになりましたので、ぜひ興味を持って作品を観てくださればと思います。 齋藤プロデューサー「時をかける少女」から19年、いつも我々を応援してくださり、また年末のお忙しい中、細田守監督新作発表会見にお集まりいただき、誠にありがとうございます。 MCまずは監督より新作のタイトル発表をお願いします。 細田監督新しい作品のタイトルは、「果てしなきスカーレット」です。 MCまずは齋藤プロデューサーにうかがいます。「竜とそばかすの姫」まで、細田守監督の六作品を公開され、四年ぶりの新作「果てしなきスカーレット」が発表された、今のお気持ちをお聞かせください。 齋藤プロデューサー改めて「時をかける少女」から19年、皆さんのお力があって、今の我々があると思っています。「竜とそばかすの姫」公開時は、コロナ禍であり、緊急事態宣言中という非常に厳しい状況でしたが、66億円という70億円に近い大きな興行収入と観客動員になりました。感謝しております。多くのファンの皆さんに励まされ、今日という日があります。ありがとうございます。日本に限らず、他の国でも同じようにコロナ禍の混沌とした日常の中で、「竜とそばかすの姫」は多くの方々に観ていただきました。細田監督は、現代性の中にずっと希望を描き続けているので、これからもたくさんの方々に観ていただける作品を作る方だと思います。 MC細田守監督の作品は、世界でも愛している方がたくさんいて、国際映画祭など、世界でも多くの評価を得ています。日本のみならず世界にも作品を届けていくことについて、どのようにお考えでしょうか。 齋藤プロデューサー細田監督は、これまでたくさんのモチーフや、テーマを表現する作品を作ってきました。監督が描き続けてきたインターネットの世界を通して、今や日本と世界の垣根はない、日本があって世界があるのではなく、世界の中に日本があるのだと感じます。また、監督はその中でも、子どもや若者の成長・変化、家族の姿を描き続けています。我々の身の回りで起こるよろこびや悲しみ、その中で起こる奇跡のようなものを描き、世界中でそういった奇跡が起こっているんだという物語を作り続けてきました。だからこそ、私どもスタジオ地図は、そういった作品に呼応しなければならないという思いで、チャレンジを続けてきました。MC今、スクリーンには「全世界配給」という言葉が投影されております。これについて、ご説明をお願いします。 齋藤プロデューサー「竜とそばかすの姫」の公開後、世界では歴史の針が逆戻りするような出来事がずっと続いています。監督と「次の作品をどうするか?」と話し合った時に、「日本のマーケットだけを意識した作品にするより、世界の方々に希望をもたらすような作品を作るべきなのではないか」という議論になりました。その中で、監督から出てきた企画が今回の「果てしなきスカーレット」で、世界的なスケールと、現代性を合わせ持つ企画です。僕がこの企画を見た時の第一印象は、「世界中で社会現象が巻き起こるんじゃないか」「大変な作品になるのではないか」というものでした。そういうこともあり、僕が長年懇意にしている、アメリカで最も影響のあるアニメーションのプロデューサーに、この企画の脚本などを読んでもらいました。すると、僕と同じく「力強い作品なので、これは世界中で共感される作品になるだろう」という感想でした。その感想を聞いて、僕としても確信を持って、世界に向けた作品を作ろうと思いました。そして、この力強い作品を、どうしたら本当の意味で全世界に届けられるかを考えました。全く新しいチャレンジに挑む作品を制作するのは、容易ではありません。本当の意味でグローバルに届けるために、日本映画がまだやっていない世界が手を取り合う新しい仕組みを作らないとダメなんじゃないかと強く感じました。僕としては、細田作品で培ってきた人脈や、経験をフルに生かして、様々なことを考えました。長年パートナーとして、寄り添っていただいている日本テレビさん、KADOKAWAさんや多くの方々がこの途方もないチャレンジに賛同してくださり、背中を押してくれたことには本当に感謝しています。悪戦苦闘している中で、ハリウッドメジャーであるソニー・ピクチャーズ様の代表から「『果てしなきスカーレット』を一緒に作りたい!」「一緒に全世界の国と地域に届けよう!」という熱烈なオファーがありました。並々ならぬ覚悟と思いが双方にあったので、日米ともに新しい枠組みを作って、高度なビジネスモデルを構築することは、並大抵ではありませんでした。でも、僕らはあきらめませんでした。その結果、日本映画界、ハリウッドのメジャーとしても初の試みとなる「果てしなきスカーレット」の共同出資・共同製作に至りました。そして、東宝さんとソニー・ピクチャーズさんのスクラムを作り上げ、全世界配給をするという結果が出せました。日本は東宝さん、それ以外の国と地域はソニー・ピクチャーズさんが配給してくれます。 MCソニー・ピクチャーズさんといえば、「スパイダーマン」シリーズや「ゴースト・バスターズ」など、いわゆるハリウッドメジャーと呼ばれる配給会社です。そのソニー・ピクチャーズさんが、世界配給だけでなく、出資もされるということですね。 齋藤プロデューサーはい。そういった取り組みや仕組み自体がこれまでにない新しいものです。 MC世界配給が発表され、スタジオ地図さんの意気込みをお聞かせいただけますでしょうか。 齋藤プロデューサー例えばですが、過去にスタジオジブリさんが、ディズニーさんとタックを組んで、アメリカに風穴を開けてメジャーへと駆け上がっていったことがありました。そういった歴史を踏まえた上で、我々も新しいチャレンジを積み重ねて、その風穴をさらに押し広げていきたいと思っています。 MCここでビデオメッセージをご紹介します。日本以外の全世界での配給をされる、ソニー・ピクチャーズ・エンターテイメント インターナショナル・ディストリビューション・プレジデントのスティーヴン・オデールさんからです。本日、私たちがとても楽しみにしている「果てしなきスカーレット」について、皆さんにお話しできることを大変うれしく思っています。「果てしなきスカーレット」は、映画の素晴らしさをすべて兼ね備えている作品です。まずは、日本のアニメーション業界において、天才クリエイターの一人である細田監督とともに、全世界に向けた物語が作れるという無限の可能性を楽しみにしています。 「果てしなきスカーレット」は世界中に届けられる作品です。細田監督が紡ぐオリジナルストーリーには壮大なアクションがあり、素晴らしい冒険があります。そして、物語の核にはとても力強く心を揺るがすような人間ドラマがあります。これらすべてを合わせると、本作も今まで世に送り出されてきた名作のような作品になると信じています。 さて、本作の公開は2025年の冬を予定しています。昨年「君たちはどう生きるか」がアメリカで公開された時期です。その大ヒットを受けて、本作にとってもそれがベストな時期だと確信しています。ソニー・ピクチャーズからは、アメリカ、ラテンアメリカ、ヨーロッパ、日本を除くアジア、中東アフリカなどの国と地域で公開を予定しています。世界中の方々が本作を観たいと思ってくださると、私たちは強く信じています。 それでは皆さん、本日のイベントを引き続きお楽しみください。そして「果てしなきスカーレット」をどうぞご期待ください。きっと、あっという間に公開を迎えると思います。本日はありがとうございました。【スティーヴン・オデールさんからのメッセージ】MC齋藤プロデューサー、オデール氏のコメントを受けて、いかがでしょうか? 齋藤プロデューサーオデールさんには、改めて「ありがとうございます」と伝えたいと思います。一緒に新しいチャレンジをしてくれることに、とても感謝しています。ただ、我々の新しいチャレンジは、単なるビジネスモデルや、世界配給といった、装置や仕組みの話だけではないと、僕は思っています。オデールさんだけではなく、ソニー・ピクチャーズのプレジデントのサンフォード・パニッチさんも、日本のチームと一緒に作品を作っています。これは日米が手を取り合って、本気で新しい未来に向かって作品を送り届けて行こうというチャレンジだと思っています。 MCコメントの中で、公開時期が「2025年冬」とありましたが、これまでの細田守監督作品はすべて夏に公開されてきました。今回、冬の公開とされたことには何か理由があるのでしょうか? 齋藤プロデューサー一つは、本作は超大作になると思っているからです。「時をかける少女」から、三年に一度新作をお届けしてきましたが、今回はこういった三年サイクルや、夏という枠組みを超えて製作する必要がありました。もう一つは、先ほど申し上げた通り、日米で、日本映画界とハリウッドメジャーで初めての取り組みを計画的に進めております。そもそもハリウッドメジャーでは、完成していない作品の公開のタイミングを、一年前から決めることが異例だと聞いております。ただ、今回のソニー・ピクチャーズ様は共同出資者ということもあり、「日本も世界も、一番良い形で興行を盛り上げられるタイミングはいつか?」と、映画祭を含めて戦略的に考え、来年の冬が最適であるという結論に至りました。 MC細田監督、ここまでのビジネス的なお話を聞かれていかがでしょうか? 細田監督今のビデオメッセージでも、「2025年の冬はもうすぐだ」とおっしゃっていましたが、完成は間に合うのかなと思っています(笑)。制作はただでさえ大変なことになっているので、ドキドキしていますが、励ましていただいたと思って、頑張って作っていきたいと思います。 MCここからは、本作について、監督にお話をうかがいます。今回の会見にあたりまして、細田監督に一枚の絵をご用意いただきました。このビジュアルから、今までにない作品の世界観になっているように思いますが、いかがでしょうか。細田監督これまでの爽やかな作品とは、毛色が違うなと感じられるかもしれません。この右上にあるのは、赤い海のような、現実の世界ではないような、厳しそうな世界です。その中に、希望の光を見ているような女性の姿があります。この女性がタイトルにもなっている“スカーレット”です。ご覧の通り、頬が汚れていて、服もボロボロで、マントを羽織って、剣を腰に携えています。主人公の彼女が強い眼差しで、一種の混沌の世界から果てしなく遠いところを見ています。シネスコサイズ(横長のシネマサイズのこと)で描いているので、一場面のような感じに見えますが、まだティザーポスターも作る前なので、今はこんな感じのものを目指して作っている段階です。すごく厳しい世界を旅している女性ですが、この女性は王女なのかプリンセスなのか? 厳しい世界を旅しながらも、アショクションや、ロマンス的なこともあって、皆さんに楽しんでもらえるようなエンタメ作品になると思います。「ワクワクするような映画の魅力を表現する作品」になると良いなという志を持って作っているところです。 MC「これまでの細田監督の作品とは違うのかなあ」という感じがしていますが、制作においてはいかがですか? 細田監督これまでも作品を作るたびにチャレンジを続けてきました。一作ごとに、壁を塗り替えるような気持ちで、「頑張ろう」という感じです。今回は、見た目が、アニメーションの技法を使いながらも、どこかそれを超えていくようになったら良いなと工夫をしているところです。「イメージボードでは、こういう絵を作ったけれど、実際はセル画です」ということではなく、「この絵が、そのまま動く」ということを前提に、頑張っております。でも、それをやるのはなかなか大変で、これまで「こういうアニメーション表現ができたら良いな」と思いながら、現実では難しい部分を乗り越えて、本作を作っていきたいと思っています。こういった挑戦は、ずっと前から準備はしていました。前作「竜とそばかすの姫」の時から、技術的な面をクリアできるか、できないかというギリギリの実験をたくさん積み上げてきました。やっと、今回はいわゆるセルアニメでもなく、ハリウッド的なCGアニメでもない、全く別の新しいアニメーションの可能性が表現できると思っています。 MC2Dのセル画でも、CGでもなく、新しい映像を皆さんにお届けできるということすね。 細田監督はい、そうです。リテラシーというのでしょうか、アニメーションの見方が世界的に浸透していく中で、新しい表現が世界各地で行われていると思います。その中で、今まで通りで良いという考えではなく、「もっと先に進まないと!」という時代になってきていると思うんです。フランスの作品「アーケイン(Arcane)」(2021年Netflixにて世界配信/Fortiche制作)も、非常に新しい表現でした。ソニー・ピクチャーズは、「スパイダーマン:スパイダーバース」(2019年公開)で、いわゆるCGアニメとはまったく違うけれど、CGアニメの影響を受けたようなルックを模索していました。世界中で、新しいアニメーションの表現が模索されて、それが実験だけではなく、観客の皆さんと共有できるのが今の世界的な流れになっています。その中で、僕らの作品も、新しい表現を作っていきたいと思っています。 MC先ほどお話しにありましたが、「竜とそばかすの姫」では、映像技術によって竜の世界の素晴らしさが表現されていたと思うのですが、そこからの連続性や進化はあるのでしょうか。 細田監督「竜とそばかすの姫」は、半分は手書き、半分はCGで制作しました。現実世界とインターネットの世界を描き分けるために、筆を持ち変えて、一方はCG、一方は手書きと、表現の方法を変えました。その結果、非常に手ごたえを感じました。異なる技法を使っても、観る方が、ストーリーの中に入っていけたことに手ごたえを感じました。そこから、さらにもっと高度なものを目指していきたいと思いました。「時をかける少女」からずっと表現を積み上げて、今日に至っています。これをやりたくて、ずっと続けてきたようなところもあります。 MC先ほどビジュアルのお話から、「アクション」や「ロマンス」といったワードが出てきましたが、本作はどのようなストーリーでしょうか。 細田監督いつもは夏公開なので、この時期には「大体こんな話です」と、お話しできるんですが、今回は来年冬の公開なので、今の段階では詳細をお話しすることはできないんです。でも、これまでと違って、冬にぴったりな内容になっています。僕は東映出身なのですが、当時のプロデューサーに教えられたことがあります。「夏は暑いからあまり難しいことを考えずに、爽やかなものを作れば良いんだ。どっしりとした映画のテーマを語るには、秋か冬が良い」みたいなことでした。確かに夏は単純明快なものが良い。そして人生について考えたりするような、大きなテーマで作るなら、秋冬が良い。でも、冬に向けてこういう内容にしたわけじゃないんですが、そういう部分でも、冬という公開時期がしっくりくるのかなと感じています。 MCストーリーの詳細は、続報をお待ちいただければと思います。細田監督は、これまでの作品でも魅力的な主人公を描かれて、世界に大きなワクワクと感動を生み出してきました。今回のヒロイン、スカーレットの眼差しからは強い意志が感じられますが、今回の主人公像について教えてください。 細田監督これまでの「おおかみこどもの雨と雪」「竜とそばかすの姫」でも、「比較的強い女性を描くことが多いですね」と言われることがありました。観客としては、物語の中で様々な困難があっても、主人公にはそれを乗り越えて活躍してほしいという気持ちがあります。それを観ることで、自分たちが励まされたいという気持ちがあると思うんです。そういった意味では、おそらく今回の主人公が、最も困難な条件の中で冒険をすると思います。そのためには、これぐらいキリッと背筋の伸びた女性の主人公である必要がありました。彼女の旅を通して、皆さんが励まされたり、希望を見いだしてくれたら良いなという思いを込めて、この主人公を作りました。 MCこれまでの作品の主人公たちを見てみましょうか。 細田監督「時をかける少女」の主人公は、女性ですね。「サマーウォーズ」は、このビジュアルの女性は夏希ですが、健二という男の子が主人公です。「おおかみこどもの雨と雪」は、花というお母さんが主人公です。「バケモノの子」は、男の子・九太が主人公です。「ミライの未来」の主人公は、くんちゃんです。そう考えると、男・女交互になっていますが、これはたまたまです。なので、「竜とそばかすの姫」は、ベルという女性が主人公で、今回も、女性主人公が続きました。MC新たな挑戦についてもう少しお話しいただければと思います。 細田監督せっかく映画を作るので、アニメーションの可能性、アニメーションを使ってもっと面白い作品ができるんじゃないかという挑戦を、常に考えてきました。ヒットしなければ次は作れないし、商業作品である以上、たくさんの方に観てもらうことが使命です。でも、それだけではなく、僕はアニメーションがとても好きなので、アニメーションの新しい表現や、可能性が広がっていくものが作りたいんです。「世界のどのような方が観ても楽しめるようなもの」、「日本のアニメーションの文脈を知らなくても楽しんでもらえるもの」、「日本のアニメーションの文脈の中にいる人が、驚きを持って新しいアニメーションだと感じるような作品」を作りたいと思っています。なので、一作ごとに挑戦をしていました。改めて、今回の作品は大きなテーマを扱うことになったので、非常に大きな挑戦ですが、しっかりテーマを表現し切りたいと思っています。そして、世界のたくさんの方々に共通するテーマや問題を、気持ちに寄り添い、一緒になって考えられるような作品を作れたら良いなと思います。「アニメーションを、表現の面でもテーマの面でも、今までの枠を乗り越えて作っていきたい」という気持ちがあるから挑んでいます。 MC本作で監督が描きたいメッセージについてうかがいます。 細田監督先ほども話しましたが、本作のテーマが今までで最も大きなテーマです。大きなテーマというとちょっと大げさですが、要するに、本作ではあらゆる人に共通した普遍的な気持ちを表現したいと思っています。「自分には全く関係のないことだと思う人が、世界中に誰もいない」そんなテーマに挑みます。今の段階では言いづらいのですが、「生と死」にも踏み込んでいくような大きなテーマになると思います。だからこそ、主人公には乗り越えて、最終的な場所にたどり着くような人であってほしいと思いながら、スカーレットと言う人物を描いています。今の世の中は混沌としていて、非常に生きづらく、先行きが見えない社会や世界の状況だと思います。その中で、「それでも前を見て、希望を見いだすような人物は、どういう人なのだろうか?」と考え、スカーレットを描いています。「こういう若い人が、未来を切り開いて、今の状況に怖気づかずに強く前を向いて生きてほしいな」という気持ちを込めて作っています。うまくいくかどうか分かりませんが、頑張って作りきりたいと思います。■記者からのQ&A細田監督に質問です。前作の「竜とそばかすの姫」では、音楽とインターネットというテーマがありましたが、今回はモチーフにしたものはありますか?【記者質問1】細田監督「竜とそばかすの姫」は、分かりやすくて、「『美女と野獣』を現代のインターネットの世界でやったらどうなるか?」と考えました。それと同じように、本作も、古典をベースにして、それを現代の中でやるとどうなるかと考えております。その古典について今はまだちょっとお話できないんですが、誰もが知っている世界的に有名な古典がベースです。 記者1スカーレットというと、「風と共に去りぬ」(1936年/マーガレット・ミッチェル作)が思い浮かびますが…。 細田監督確かに、そうですね。キーワードが含まれているとお考えになるのは、さすがです。「風と共に去りぬ」くらい大きなテーマだと良いなと思っております。もうちょっと古い歴史的なバックグラウンドがあるかもしれません。「果てしなきスカーレット」というタイトルに込めた思いを教えてください。【記者質問2】細田監督「果てしなき」という言葉には、いろいろな意味があると思います。この作品は、古典ベースにとどまらない、おそらく時空を超えた作品になります。それで、時空を超えた作品といえば「果てしなき」だと思いまいした。プロデューサーとも「時空を超えるお話と言えば、『果てしなき』がふさわしいのではないか」と話をしました。例えば小松左京さんの「果てしなき流れの果に」(1965年/「S-Fマガジン」にて連載)という作品がありますが、それはとんでもない時空を超えた作品です。そういったものにリスペクトを持って「果てしなき」という言葉があるのかもしれませんし、彼女が目指している地平「カータ」という場所が、果てしないながらも「みんなが見ている場所」という意味もあるかもしれません。細田守監督作品といえば、これまで人と人の絆を、時空や種族を超えて描かれてきたと思います。今回はそういった絆の要素はあるのでしょうか?【記者質問3】細田監督先ほども言いましたが、時空を超えたという点では、スカーレットだけでなく、もう一人の人物がおります。その人物と一緒に旅をするロードムービーです。そういう意味では、絆をかなり深く描く作品になると思います。ロードムービーやバディものになると、対照的な両者が旅をしながら、お互いに学んだり、理解を深めていくようなところも、楽しんでもらえる描写だと思います。ぜひ楽しみにしていただきたいです。齋藤プロデューサーから「世界にものすごい反響を与える可能性があるのではないか」というお話がありましたが、それについてもう少しお話いただけますか。【記者質問4】齋藤プロデューサー本当はお話ししたいんですけれどね。僕は、監督も言いにくそうにしている物語性の部分にそういった印象を受けました。現代を活写している中で、世界中の人たちが今この作品に求めるある種の希望や、誤解を生んでしまうようなテーマなんですが、日常の中で抱えている問題を、みんなで何かこう議論をしてほしいですね。これまでの細田監督の作品の中ではなかったスケール感だと思います。またストーリーが語れるようになったら、もう少しお話したいと思います。 細田監督ごめんなさい。公開が夏であれば、もう少しお話しをすることがあるんですけれど…。これまでずっと日本人を主人公にしてきましたが、今回は、スカーレットという日本人ではない主人公です。現代人ではないかもしれないし、平坦ではない世界で生きているような人ということで、今回は爽やかな場面はないと思います。もう一人のお相手も、同じ時