「映画」検索結果479件
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新海誠IMAX映画祭2022年9月30日~ 3作品期間限定上映©Makoto Shinkai / CoMix Wave Films ©2016「君の名は。」製作委員会 ©2019「天気の子」製作委員会
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『君がトクベツ』劇場用パンフレットのお知らせ©幸田もも子/集英社・映画「君がトクベツ」製作委員会 2025年6月20日(金)公開映画『君がトクベツ』の上映劇場で販売いたします。 パンフレットは公開劇場にてお買い求めください。 275×210mm P36(表紙込み) 定価990円 (税込) 『君がトクベツ』 STORY CAST INTERVIEW 畑 芽育 大橋和也 木村慧人 山中柔太朗 大久保波留 NAOYA CAST COMMENT & PROFILE 矢吹奈子 佐藤大樹 CAST PROFILE 遠藤憲一 星乃夢奈 DIRECTOR'S INTERVIEW [ 監督 ] 松田礼人 COSTUME [ 衣装デザイン・スタイリスト ] 袴田知世枝 PRODUCTION DESIGN [ 美術 ] 黒羽陽子 PRODUCTION NOTE MUSIC & DANCE [ 楽曲コンセプト ] 渡辺淳之介 [ コレオグラフ ] YUMEKI THEME SONG 「YOU ARE SPECiAL」歌詞紹介 ORIGINAL AUTHOR INTERVIEW [ 原作 ] 幸田もも子 CREDIT
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『ドールハウス』初日舞台挨拶「ドールハウス」公式サイト 矢口史靖監督が原案・脚本・監督を務めた「ドールハウス」は、ある家族が人形に翻弄されていくスリルと、人形に隠された秘密が解き明かされる謎解きミステリーの、息もつかせぬストーリー展開の“ドールミステリー”です。世界三大ファンタスティック映画祭の一つ、第45回ポルト国際映画祭で最高賞のグランプリ「Best Film Award」を受賞し、海外の20の国と地域での公開も決定しています。 6月13日、本作が全国327館で公開され、初日舞台挨拶をTOHOシネマズ 日比谷にて実施し、長澤まさみさん、瀬戸康史さん、池村碧彩ちゃん、風吹ジュンさん、矢口史靖監督が登壇しました。映画の世界観に浸っていただくべく“ゾクゾクする仕掛け”が演出された、こちらのイベントの様子を詳しくレポートします。 初日舞台挨拶 鈴木佳恵役 長澤まさみさん 鈴木忠彦役 瀬戸康史さん 鈴木真衣役 池村碧彩さん 鈴木敏子役 風吹ジュンさん 矢口史靖監督 ■瀬戸さん、池村さん、風吹さん、矢口監督が舞台に登壇。 MCあれ? 長澤さんは…。 ■不穏なBGMが会場に流れると、長澤さんがアヤちゃん人形をベビーカーに乗せて、客席を通り登壇しました。 長澤さん本日は、初日ということで数ある映画の中から「ドールハウス」を選んでくださりありがとうございます。楽しんでいただけましたか?(会場:拍手) 皆さんが、今感じているワクワクとゾクゾクが日本中に広まるといいなと思っております。 瀬戸さん僕は、ただのゾクゾク映画ではないこの映画が本当に大好きです。本作の終わり方が、もしかしたら希望と感じる方もいると思います。皆さんはどう感じたのでしょうか? 感想・コメントを読むのがすごく楽しみな作品です。ご家族や大切な方に、ぜひ広めていただければと思います。 風吹さん瀬戸さんのお母さん役ということで、とても光栄でした。この作品は、とても面白いですよね。皆さんと一緒に、この後おしゃべりできることを楽しみにしております。 池村さん初日を迎えて、今日から皆さんに観てもらえることを、とても楽しみにしていました。(会場から「かわいい!」の声) 矢口監督(アヤちゃんを抱えながら)やっと初日が来て、非常にうれしいです。今日を迎えるまでに、ポルト国際映画祭、香港国際映画祭、イタリアのウディネ・ファーイースト映画祭と、海外のお客さんの反応見てきました。実は、先ほど客席の後ろで皆さんの反応を見ていました。今日のお客さんの反応もうれしいですし、これからたくさんの方に観に来てほしいので、今日観て楽しかったという方は、身近な人に、「映画『ドールハウス』で厄払いをしたほうがいいよ」と、おすすめしてください! MCアヤちゃんはここでお直しに入ります。今日のアヤちゃんはいかがですか? ■スタッフに抱えられて、アヤちゃんが降壇。 長澤さん今日は、髪のツヤがいいですね。 瀬戸さんいつもより笑顔が多いと思います。 池村さんいつもより笑顔がニコッとしています! MCここからは、皆さんにお話をうかがって行こうと思います。では、早速お話を…。 ■物が倒れるような、バタバタという謎のノイズが場内に響き渡る! MCどうかされましたか?! 瀬戸さん音声トラブルでしょうか? 長澤さん(笑)。風吹さんが私のことをすごく見てくる…。 MCすみません。私、お伝えするのを忘れておりました。本作は、アヤちゃんが家に来てから不思議なことが立て続けに起き続ける作品です。本日のこの舞台挨拶は、本作さながらに変なことが、これからいくつも起こる“ゾクゾクの舞台挨拶”となっております。(会場:拍手) いったい何がどこで起きるのか、分からない仕組みになっています。 長澤さん今、びっくりしました。 瀬戸さんアヤちゃんが、舞台を去ったけれど、不思議なことが起きるのですか? MCおそらくアヤちゃんがうれしくて走り回っているのでないかと……。 瀬戸さんなるほど! そういうことなんですね。 長澤さん楽しい舞台挨拶になりそうですね(笑)。 風吹さん期待しています。皆さんも一緒に楽しみましょう! ■スタッフに抱えられて、アヤちゃんがお直しから戻り、再び登壇しました。 MCアヤちゃん、気持ちは分かるけれど、あんまり暴れちゃだめだよ。 長澤さんお帰りなさい。 ■矢口監督がアヤちゃんを椅子に座らせ、座り方や衣装を直してあげていました。 MCさて、お話をうかがっていきたいと思います。まずは長澤さん、いわゆる怖い映画は本作が初出演になります。初めて怖い映画の現場を振り返っていかがだったでしょうか? 長澤さんこういうゾクゾクする作品は初めてだったので、どんな風に撮影が進んでいくのかとか、現場も怖いんじゃないかと思っていました。でも、そこは意外と至って普通に淡々と、という感じでした。普段と違った事はあったかなぁ……。やっぱりアヤちゃんを相手にお芝居をすることが多かったんですが、アヤちゃんが喋っているような気持ち担ってくるんです。それは、今までとは違う感覚ではありました。アヤちゃんは表情が豊かで、気持ちが伝わってきました。(池村さんに)そんな感じがあったよね? 池村さん(何度もうなづいて)分かります。 瀬戸さん僕の場合は、(長澤さんと池村さんの)お二方とはちょっと距離感が…。 ■バリバリという音と共に劇場の電気が消える! 池村さん待って、怖い…。 MCもう大丈夫だそうです! ■会場の明かりが元に戻る。 瀬戸さんちょっと…、僕「何か言っていけないこと」を言いましたか? 長澤さんああ、「ピー」みたいな? 瀬戸さんああ、今のって「ピー」っていうことなの? MCアヤちゃんから「それはダメ」とNGが出たようです。 瀬戸さん(アヤちゃんに向かって)ごめんアヤちゃん。距離感は一緒でした! 長澤さん(アヤちゃんは)寂しくなっちゃったのね。 MC改めまして、瀬戸さんは先ほど「この映画が大好き」とおっしゃいましたが、いわゆる怖い映画がお好きなんですか? 瀬戸さんそうですね。何か肌にまとわりつくようなゾクゾクとする映画が大好きなんですが、そういう部分がこの作品にはありました。それから、どちらかというと忠彦は、いろいろなことがあったけれども、前に進んでいかなければならない役どころなので、ゾクゾクとは真逆の方に僕は属していました。その立場から見ていても、この作品はすごくバランスが良かったと思います。 MC長澤さん、日常と非日常の境目はどうでしたか? 長澤さんそれは、この物語の不思議なところで、佳恵がアヤちゃんに翻弄されていくストーリーに共通する部分があると思います。自分で選択し、自分で選んでいるはずなのに、それが本当に正しいことなのか、分からなくなっていくような、ずっと無限ループの中にいるような感覚でした。だから、撮影をしていて、「何が本当のことなのだろう?」と思いながら撮影していることもありました。 瀬戸さんショッピングモールでベビーカーを押しているところは、忠彦としては、ちょっとまだ怖かったというか……。 長澤さん確かに怖いシーンでしたよね。 瀬戸さんどんどん取り込まれていって、そっちが日常になっていくグラデーションが素晴らしかったと思います。 MC池村さんは、長澤ママと瀬戸パパとの共演はいかがでしたか? 池村さん最初に会った時に、まさみさんは(めちゃくちゃテンション上げて)「とってもキレイ!!!」って思って、瀬戸さんは(めちゃくちゃテンション上げて)「とってもカッコいい!!!」と思いました。お二人の子ども役ができるのが(めちゃくちゃテンション上げて)「うれしすぎる!!!」 瀬戸さんありがとう! MCお二人とのお芝居は緊張しましたか? 池村さんまったく緊張しませんでした。逆にとても楽しかったです! MC撮影現場ではどんなお話をされましたか? 池村さんまさみさんとは、クイズを出し合いました。例えば、「矢口監督のTシャツの色は何色だったでしょうか?」です。 瀬戸さんそれってクイズなの? 池村さんはい。答え合わせは、実際に監督のTシャツの色を見て「あぁ灰色だったんだ」と思いました。 MC瀬戸パパとは? 池村さん瀬戸パパとは……。 瀬戸さん何か距離があるな~。「康史さん」と呼んでもらっても良いんだけど? 池村さん瀬戸康史さん! 瀬戸さん何でフルネーム? 池村さん康史さん! 瀬戸さん(笑顔で)ありがとう! 池村さん康史さんとは、一緒に「かわいいのルール」という本を読みました。その時に、「どのファッションが好き」とか「どのヘアスタイルが好き」とかお話しして、「かわいい」をマスターしました。 MC風吹さん、クランクインの時は「怖い映画は苦手」だとおっしゃっていましたが? 風吹さんはい、怖いのは苦手なので、「どうなっちゃうのだろう?」っていう感じでした。でも、長澤まさみさんは若い頃から存じ上げていて、大好きだからまさみさんが演じるのであれば「やりたいわ!」「会いたいわ!」という気持ちで入りました。矢口監督の作品もその時に勉強して、「面白い監督、ぜひ!」って思いました。そしたら現場には監督が描いた絵コンテがあって、それがとても可愛いらしくて、「この映画はこうなるの?」って思って、どれぐらいの温度でやれば良いのかがちょっと分からなくなりました。まさみちゃんは役に集中されていたので、声をかけられませんでした。いつも宙を見て、何か考えているような様子でした。 長澤さんもしかしてアヤちゃんの仕業かも?…そんなこともないですけれど(笑)。 ■「うふふふ」という女の子の笑い声が場内に流れる! 瀬戸さん今のは碧彩ちゃん? 池村さんえ? いえいえ。あれ? MC長澤さんがアヤちゃんのことを話たからかもしれないですね。…気にせず、進めますね。実際には、楽しいこともありましたか? 風吹さんはい、楽しかったです。怖い場所にも連れて行かれて、本当に怖かったです。それから、アヤちゃんを投げなければならないところがあって、それが一番怖かったです。 MC矢口監督は、アヤちゃんと誰よりも長く過ごしてきたと思います。監督にとって、アヤちゃんはどのような存在ですか? 矢口監督アヤちゃんは、もうバディですね。撮影中は怖かったんですが、海外の映画祭でも必ずアヤちゃんを連れていたので、すっかり仲良くなりました。 MC愛着もわきましたか? ■スクリーンに急にアヤちゃんの顔が映し出されると、会場がざわざわと…。 矢口監督愛着は……わかないなぁ。「家に来てほしいか?」と問われると、来ないでほしいです。 長澤さんそうなんですか? 以前、「家に連れて帰りたい」とおっしゃっていませんでしたか? 池村さんさっきアヤちゃんがうしろ(のスクリーン)にいた…。 瀬戸さんえ? ■登壇者の皆さんでスクリーンを確認するが、アヤちゃんは映っていない。 矢口監督もうやめようよ!(会場:笑) MCいえいえ、何も起きていなかったはずですから!(会場:笑)本作は、ゾクゾクとするドールミステリーです。ゾクゾクする仕掛けがいくつも仕掛けられていて、アトラクションを楽しむような110分です。それにちなみまして、キャストの皆さんが「最近ゾクッとしたこと」はありますか? 長澤さん最後の砂嵐のシーンの撮影の日が、すごく風の強い一日だったんです。私たちも砂に吹かれて、体力がいる撮影でした。それで、家に帰ってきた時にちょっと耳のあたりがゾクゾク? 瀬戸さん無理矢理ゾクゾクにしています? 長澤さん…あ、ザラザラでした(笑)。ということがありました。 ■再びスクリーンにアヤちゃんの顔が映し出されると、会場がざわざわと…。 池村さんきゃっ! アヤちゃんいる!!!! MCまたぁ〜! 居ないよ。大丈夫だよ。…じゃあ、瀬戸さんの「最近ゾクッとしたこと」は何ですか? 瀬戸さん僕は、アヤちゃんと「デニスの怖いYouTube」という芸人のデニスさんがやっているチェンネルで、心霊ロケに行きました。それで、とんでもないことが起きました。これはYouTubeで観ていただきたいです。本当にゾクどころではなかったです。(会場に向かって)観た方はいらっしゃいますか?(客席から手が挙がる)ありがとうございます! 長澤さん怖かったですか? 瀬戸さん本当にすごかったです。 MC風吹さんはいかがでしょうか? 風吹さん私は、登山をするんですが、歩いていると何かちょっと声が聞こえたりするんですよ。そこに行ったら危ないじゃないっていうところから、「チッ」みたいな声が聞こえてくるんです。「何の声?誰の声?」って思っても、ほかに登山者はいないんです。 MCそれはガチで、ヤバいんじゃないですかね。 風吹さん突然、人の声がするんです。冷静に考えれば、遠くの声がやまびこのように聞こえたのかもしれないですが、あの「チッ」は何だったの? と、思います。でも、登山は楽しいです。 MC無理矢理まとめましたねぇ。池村さんは? 池村さんアヤちゃんと一緒に撮影をした夜に夢を見ました。夢の中のアヤちゃんは、今のような美人なアヤちゃんではなくて、土の中から這い上がってくる時のアヤちゃんで、怖くて目が覚めました。でも、「夢ならば大丈夫か」ってなって、もう一回寝ました。(会場:笑) 瀬戸さん(大笑い)。 矢口監督僕は今日の長澤さんの衣装にゾクゾクしました。 長澤さんそれは、どういう意味ですか? 矢口監督これはダメですか。じゃあ、本作のジャパンプレミアの時に、風吹さんからふいに「矢口くん」と呼ばれてゾクゾクしました。 瀬戸さん監督は、変な癖を持ってるんですか? 風吹さん「矢口監督」って言おうと思ったんですが、よくある言い間違いです。失礼しました。 矢口監督この年齢になると誰からも「くん」付けで呼ばれることがないので、とってもうれしかったです。 風吹さんそれでは今度から「矢口くん」と呼びますね! MC先ほどから気になっているのですけど、客席の真ん中辺りに……。 ■観客の三名がアヤちゃんのような髪型と服装に…。 瀬戸さん三人並んで座っている! 池村さん(探している長澤さんに)あ、あそこに…。 矢口監督びっくりした! 瀬戸さん(会場の)皆さんにも見えていますよね? …どうにかして笑わせたいですよね。 MCすみません! スタッフから「アヤちゃんの顔色が悪い」とのことで、一旦ステージをおります。 ■アヤちゃんがスタッフに抱えられて降壇しました。 MCさて、ここでお知らせです。これまでポルト国際映画祭、香港国際映画祭、ウディネ・ファーイースト映画祭と国際映画祭に出品されてきましたが、このたび、上海国際映画祭にも招待され、特別上映が決定しました!(会場:拍手) 長澤さんうれしいです。やはり映画はそういう機会がないと色々な方の目に届かないですし、映画祭で上映されるのはとってもうれしいことだと思います。どのように受け止めてもらえるのか。そして映画館でしか体感できないゾクゾクのドールミステリーを楽しんでもらえたら良いなと思います。 ■子どもの走る音が聞こえる…。 MCもうこれぐらいでは驚きません! 長澤さん監督が一番びっくりしている! 矢口監督もう、こういうのはやめましょうよ! MC上海は行かれますか? 矢口監督上海ですね……。 ■アヤちゃんに扮した女性が、客席を駆け抜ける! MCあれは、アヤちゃんですか? 瀬戸さんすごいなあ…。何回あるんですか…。 MC監督、お話しの途中ですみませんでした。 矢口監督日本のお客さんはどちらかというとマナー広告を見慣れているので、ちゃんと見てくれるんです。でも、海外に行くとお客さんの反応が激しいんです。叫んだり、笑ったり、いろいろな反応が見えるので、上海の映画館でもそういう盛り上がりがみられたら良いなと思っています。 瀬戸さん今のアヤちゃんみたい走り回る人はいないですよね? 矢口監督それは行ってみないと分からないですね。 ■アヤちゃんに扮した女性が、再び客席通路を駆け抜ける! 池村さん(走るアヤちゃんに)あ、ヤッホー!(会場:笑) MC碧彩ちゃん、「ヤッホー!」は違うと思います。 池村さんこっちに気づいてくれるかなぁと思って……。 ■スタッフに抱えられて、アヤちゃんが再登壇。 MC本日のゾクゾクの舞台挨拶、いろいろなことが起きましたが、全部気がつきましたか? 池村さん気づいたと思います! 長澤さんはい! 瀬戸さんおそらく! MC実は、もう一つ残っています。マスコミ席のあちらをご覧ください。本作にオカルトレンジャー役、清掃員役として出演されている、ESPOIR TRIBE(エスポワール トライブ) の皆さんです! (会場:拍手) ■ESPOIR TRIBE(けーすけさん、ヒロトさん、島袋さん)が登壇しました。 MCYouTube用に動画撮影をされているのですね! けーすけさん僕たちは、いつもこんな感じで、YouTubeでお仕事をさせてもらっています。今回は初めてのお芝居ということで、僕たちなりに全力でがんばりました。ぜひ観ていただけるとうれしいです。ありがとうございました。(会場:拍手) MC最後に代表して、長澤さんからご挨拶をいただきます。 長澤さん「ドールハウス」は、たくさんの方にドキドキ、ワクワク、ゾクゾクしながら観ていただきたいです。今は、映画館での上映期間があっという間に終わってしまうので、ぜひ良い作品、楽しい作品を皆さんと共有できたら良いなと思っています。「ドールハウス」をよろしくお願いします。そして本日は皆さん、ありがとうございました。
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「湯道」初日舞台挨拶「湯道」公式サイト国内外問わず数々の賞を総なめにした「おくりびと」(08)の脚本を手掛け、「くまモン」の生みの親でもある小山薫堂さん。小山さんが提唱し、日本の文化「お風呂」について精神や様式を突き詰める新たな道“湯道”を完全オリジナル脚本で映画化した“お風呂エンタメ”「湯道」がいよいよ公開となりました。2月23日にはTOHOシネマズ 六本木ヒルズで初日舞台挨拶が開催され、生田斗真さん、濱田岳さん、橋本環奈さん、柄本明さん、小山さん、鈴木雅之監督が登壇しました。それぞれが今“沸く”こと“沸いた”ことを発表して、会場を温めました。この日の模様を、詳しくレポートします!初日舞台挨拶三浦史朗役生田斗真さん三浦悟朗役濱田岳さん秋山いづみ役橋本環奈さん風呂仙人役柄本明さん企画・脚本小山薫堂さん鈴木雅之監督生田さん本日はお忙しい中、「湯道」をご覧くださり本当にありがとうございます。いかがでしたでしょうか。(会場:拍手) ありがとうございます。お風呂好きの皆さんには、たまらない作品ができたと思っております。ぜひたくさんの方々にご覧になってほしいと思います。 濱田さん(満席の会場を見渡して)こんなにびっしりと来ていただき、ありがとうございます。ご覧いただいて、斗真さんと僕の兄弟設定の違和感は、洗い流せたでしょうか。(会場:笑&拍手) 良かった! ホッとしました。 橋本さん撮影が行われたのが結構前なので、今日こうして公開して、皆さんに観ていただけて、とても嬉しく思っています。 最近は本当に寒いので、皆さんもお風呂に浸かる機会が多いと思います。本作を観てホッとして、お風呂に浸かったような高揚感を抱いていただければと思います。 柄本さんご来場いただき、ありがとうございました。(会場を見渡して)若い人たちばかりです(笑)。おじさんも何人かいらっしゃいますが、少ないようなので、お帰りになったら、おじさん、おばさん、親類縁者、隣近所に宣伝していただければと思います。(会場:笑) 小山さん本当に面白いと思った人だけ、拍手をいただければ…(笑)。(会場:拍手) ありがとうございます。皆さんにお願いをしたいのですが、本作の“追い焚き”をぜひよろしくお願いします。ターゲットが結構狭いので、気に入った方には何回も“追い焚き”していただくのが、この作品のヒットの鍵だと思っています。また少し先のことになりますが、おそらくブルーレイが出ます。その時は“かけ流し”をお願いします。(会場:笑&拍手) 鈴木監督いっぱい拍手をしていただいてありがとうございます。観た方々の前にやっと立つことができました。面白いと思っていただけたら、銭湯にとりあえず行っていただいて…。銭湯でお風呂に入って、気持ち良いなと思ったら、また映画館に来ていただいて…。それを繰り返していただければと思っています(笑)。 MC(フジテレビの山崎夕貴アナウンサー)映画のクランクアップは、2021年の12月とのこと。ようやく今日、公開初日を迎えました。今の気持ちをお聞かせください。 生田さんこの日が来るのを、ずっと心待ちにしていました。皆さんの“ひとっ風呂”浴びたような、さわやかな笑顔を見ることができてすごく幸せです。 MC「面白かった」という気持ちを表す拍手も、たくさんいただきました。 濱田さんまるで、お風呂のような温かさでした。(会場:笑) MC皆さん、このままずっとお風呂にかけたコメントをするとなると大変そうです(笑)。 生田さん小山さんが、すごく上手なこと言うから。“追い焚き”をとか、“かけ流し”とか…。それに対抗しようかなと思って。(会場:笑) MCお風呂を題材にした作品になりましたが、オファーが舞い込んできた時の印象はいかがでしたでしょうか。 橋本さんお風呂って当たり前にある日常のものなので、どういう作品なんだろうと思ったら、“湯道”ということで…。聞き慣れない言葉ではあるけれど、なんだかしっくりはくるなと思いました。華道や茶道とかいろいろと日本の伝統的な”〇〇道”という文化がある中で、“湯道”というものがあってもおかしくないなと思いました。 MC“湯道”は、小山さんが家元として提唱されたものです。皆さん、ご存知でしたでしょうか。 橋本さん私は今回、初めて知りました。薫堂さんは家元としてのお仕事をたくさんされていて、いろいろなところでお見かけします。 小山さん家元としては、今回の作品によって“湯道”が広まることは良いことだと思うんですが、この作品の“湯道”は嘘ですからね。あんなことあるわけないんだから(笑)。(劇中に登場する所作)“縁留”なんてものもあるわけがない(笑)。間違った“湯道”が広まっていかないかちょっと心配しております。(会場:笑) MC数々の作品にご出演されている柄本さんですが、お風呂がテーマの作品に参加されるのは初めてではないでしょうか。 柄本さんお風呂(の作品)はないですね。初めてですね。オファーが来た時のことはあんまり覚えていないんですよ。(登壇者の皆さん:笑) この作品で、僕は仙人の役ですよね。ちょっと記憶が定かではないんですが…(笑)。 生田さん今日なぜ呼ばれているかは、分かっていますよね!? 柄本さん「湯道」ですよね。僕の役は風呂仙人ですね。はい、分かっています(笑)。 MC生田さんは、オファーが舞い込んできた時はどのような感想を持たれましたか? 生田さん僕は、ワクワクしましたね。(お風呂は)日本が世界に誇るべき文化の一つだと思うので、日本でしか作れない作品になると確信しました。 濱田さん僕は「お風呂の映画」と聞いて、(「テルマエ・ロマエ」シリーズを想像して)こんなに小さくて、そんなに濃くもない顔が、古代ローマ人で良いのかなって思っていました。(会場:笑) でも、脚本を読んだら、斗真さんもおっしゃったように、「日本に暮らせて良かった」と思えるような内容でした。個人的には、先輩方のお力もありますが、昭和時代にあったすてきな温かい作品に出られたような感覚になっています。それは叶わないと思っていた夢だったので、完成した作品を観た時に、夢を叶えていただいたようですごく嬉しかったです。MC小山さんは、どのような思いでこの企画立ち上げられたのでしょうか。 小山さん皆さん当たり前のようにお風呂に入っていますが、日本人が飲める水を沸かした湯に入れるということは、実はすごく特別なんですよね。そのありがたみを改めて噛み締めることで、日々の幸せに気づくきっかけになれば良いなと思っていました。鈴木監督小山さんの喋りがうまいので、どのように言ったら良いのか…(笑)。脚本ができる前に小山さんと一緒にシナハン(シナリオハンティング=シナリオ執筆にあたって調査すること)でいろいろなところに行って、ご飯をいっぱい食べたりしました。楽しい仕事で、現場も本当に楽しかったです。そのように楽しんで出来上がった作品です。 MC数々の温泉地を巡り、シナリオを作る上ではご苦労もあったのではないでしょうか。 鈴木監督大変なんですが、でも意外と楽しかったですよね、小山さん。 小山さんめちゃくちゃ楽しかったです。監督にずっと聞きたかったことがあるんです。上映時間、2時間6分というのは、“フロ”を意識したんですか? 生田さん上映時間? (ステージも会場も「本当だ、フロだ」という驚きでざわつく) ■鈴木監督が小山さんの立ち位置まで向かい、何やらひそひそ話を始めました。 鈴木監督(自分の立ち位置に戻り)やっと気づいてくれた人がいましたね。 登壇者の皆さんえー!(会場:拍手) 生田さん本当!? 鈴木監督気づかなかったの? 生田さん計算? 鈴木監督一生懸命頑張って、2分伸ばして(上映時間)2時間6分にしました。 生田さんおおー、計算だ! すごい!(会場:拍手) 小山さん嘘ですよ! 今「そういうことにしておこう」って耳打ちされました。 鈴木監督もうそういうことにしておいてください(笑)。 MCすごい奇跡が起きました。柄本さんは、風呂仙人役として“まるきん温泉”に入るシーンもありました。 柄本さん入っていますよ。 MC湯加減などは覚えていますか? 柄本さんずっと(湯船に)入っていなくちゃいけないんですよ。(登壇者の皆さん:笑) ずっと入っているからね、結構(お風呂が)ぬるくなったりするんですよ。寒くなったりもしたね。だってずっと入っていなくちゃいけないんだから。(登壇者の皆さん:笑) 生田さん実はボイラーと繋がっていて、「温かくしてください」と言うと、温かくくしてくれる”追い焚き機能”があるのは、知っていました? 柄本さん僕は恥ずかしがり屋なので、そういう頼み事はできないんです。(会場:笑) (会場に語りかけるように)でも、あのセット、素晴らしかったでしょう? (会場:拍手) MC柄本さんたち大先輩との共演は、いかがでしたか。 生田さん柄本さんをはじめ、日本の代表する名優の方々が一堂に会するクライマックスのシーンは、 久しぶりに緊張したね。(濱田さんもうなずく) 皆さんが一言ずつセリフをおっしゃっていって、僕が最後のセリフを言うんですが、「頼むから、誰か噛んでくれ」という思いでした。名優たちは、絶対に噛まない! 柄本さん僕、NG出したよ。 生田さんそうでしたっけ!? そういえば、柄本さんが最後のセリフを言った時、小日向(文世)さんがめちゃくちゃびっくりしていました。(会場:笑) 橋本さんビクッとなりましたよね(笑)。 濱田さんみんな、後退りましたよね。 生田さん「声、でか!」って(笑)。 MC橋本さんは、ベテラン俳優の皆さんとの共演はいかがでしたか? 橋本さん私は番台に座っていることが多かったんですが、クライマックスのシーンでは男湯、女湯、それぞれのキャストの皆さんが全員見えるんです。だからすごく緊張しました。しかもああいう時に限って、区切って撮っていくんじゃなくて、最初から最後まで通してやるんです。すごく緊張しました。視線というか、皆さん、目の圧が強い(笑)。見られているだけで、ドキドキするような感じがありました。 濱田さんあれだけの方々が一堂に会すと、やっぱり緊張しました。ボイラー室では風呂仙人と一緒のシーンが多かったので、お話ができました。でも、風呂仙人は髪が長いので、顔が結構隠れていて…。 柄本さんロングヘア。(会場:笑) 濱田さん二人で火の前で過ごして、とても贅沢な時間でした。 MC豪華なセットも見どころですが、京都を拠点に関西地区での撮影が行われました。撮影の思い出があれば教えてください。 生田さんワンシーン、ワンカットで撮っているシーンがあるんです。煙突から降りていって、ボイラー室を通って、 番台の環奈ちゃん(の周り)をぐるっと回って、男湯から女湯に行くというシーンは、どうやって撮ったのかを覚えているんですが、本編を観て「何だ、このカット。すごい!」とびっくりするぐらい、衝撃的な素晴らしいカットでした。 MCあのセットでないと実現しないカットですよね。 鈴木監督はい! 良いセットでしたねぇ。 MCセットでこだわったのはどのようなことでしょうか。 鈴木監督セットの表と中を同じところに作っているので、全部が一緒に建っているというようなセットになっていました。みんなが普通にセットに入ってくるような状況になるんです。そういったところにはこだわっています。濱田さんセットは本当に圧巻でした。銭湯がまるまる一軒、建っている状態だったので、びっくりしました。あと、くれない茶屋の五右衛門風呂のシーンは、すごく楽しかったです。 生田さん楽しかったね。すごく寒い日だったんだよね。 濱田さんあのシーンについて斗真さんと話していて思い出したんですが、監督がムチャ振りをして、僕たちは前貼りもなしで、脱がされたシーンがありましたよね。 生田さんあった。(鈴木監督が)「もう行っちゃおうか」って言って、僕らは前貼りとかもせず、お尻をブリンと出して、五右衛門風呂にザブーンとね。 濱田さんあれ、めっちゃ楽しかったですね。 橋本さんあの日はすごく寒くて、震えるぐらいの寒さだったんですよ。震えが止まらないぐらいなのに、お二人とも湯加減が気持ち良くて「熱い、熱い」と言っていて(笑)。 生田さん環奈ちゃんは寒くてベンチコートを着ていて、僕たちは上半身裸で「おー!気持ち良いなー!」って(笑)。でも五右衛門風呂が熱くてね。 ■本作の内容にちなみ、最近“沸いたこと”“沸くこと”として、マイブームを「私は○○に沸く」という形でフリップに書いて発表。 ■濱田さんの答え「私は…”スクワット”に沸く」濱田さん最近寒いじゃないですか。ロケで(寒さで身体が縮こまって)グーッとなっていても、スクワットをやると血が巡るというか…。「生きているぞ」というか、血が沸く感じがします。それをシンプルに書いてみました。 MC一日、どれくらいやるんですか? 濱田さんジムに行って、重い重量を上げると「おー、生きているぞ!」となります。(唐突にトークを終わらせるように)ありがとうございます! 生田さん岳くんは、本当に良い身体をしているんです。そういうイメージはないですが…。 柄本さんだって、ラグビー部だもんね。 濱田さんやっていました。ありがとうございました! ■橋本さんの答え「私は…”海外旅行”に沸く」橋本さん旅行と言っても仕事なんですが、ずっと海外に行けていなかったので、「今年こそは行きたいな、今年中に行ければ良いな」と思っていたら、一月にカナダに行くことができたんです。オーロラを見に行くという、ロケに行きました。気温もマイナス30度くらいで、めちゃくちゃ寒かったです。まつ毛も凍ってしまうし、肌も霜焼けになっちゃうくらいでした。でも、久しぶりに海外旅行に行けて、すごく楽しかったです。オーロラを待機する時間って長いので、体の芯まで冷えて、帰ってからカナダで朝方に入ったお風呂が最高に気持ち良くて…、すごく幸せでした。 MCカナダのお風呂は、どのような感じなのでしょうか。 橋本さん泊まったホテルの浴槽が浅くて…。たぶん、私以外は入れないんじゃないかなって思うくらい(笑)。首元ギリギリまで浸かりたいんですが、(横になるようなジェスチャーをしながら)浅すぎて横向きになるくらいでした。 濱田さんそれ本当にバスタブなの? 橋本さんバスタブじゃなかったらどうしよう(笑)! たぶん、ユニットバスみたいな感じだったから、バスタブだと思うんですが(笑)。 MC小山さん、世界中のお風呂の事情も違うものでしょうか。 小山さん私はお風呂の専門家ではないですが(笑)、違うと思います。 MCそんなに浅い浴槽もあるものなのでしょうか。 小山さんヨーロッパとかは、普通浅いですよね。 橋本さん海外では、しっかりとした大きい作りのもの(お風呂)は、あまりないですよね。 小山さんないですね。今、特にフランスはSDGs(推進)で、浴槽を撤廃する動きがあるそうです。特に高級ホテルでも、浴槽を外してシャワーだけにしたほうが、環境のことを考えているというアピールができるようです。だから、本当に日本のお風呂文化は、大切というか、守らないといけないと思っています。銭湯にみんなで行けば、その分SDGsにつながりますから。 橋本さん確かに、みんなで同じお風呂に入ればそうなりますね。 ■柄本さんの答え「私は…”石川湯”に沸く」柄本さんこれは、近所の銭湯です。(登壇者の皆さん:笑) よく行くんです。だいたい僕が行くのは…。 濱田さんそんなこと言って良いんですか? (人がその時間に)来ちゃいますよ。(会場:笑) 柄本さん来ないよ(笑)! みんな忙しいよ! 来やしないよ。だいたい17時くらいですね。(会場:笑)MC他の銭湯と比べて、「ここが良い」というポイントがあるのでしょうか。 柄本さんいや、近いから行くんですよ。(会場:笑) そんなに銭湯巡りしていないですよ(笑)。歩いて五分ぐらいで近いからです。 生田さん来ちゃうって(笑)! 柄本さん来ないよ(笑)! MC“湯道”にはいろいろな作法がありますが、柄本さんにとってお風呂に入る時のルーティンはありますか? 柄本さんまず、(手を上げながら)桶をこう上にあげますね。(ノリツッコミ)するわけないじゃん!(会場:笑) 何もないですよ。一応シャワーを浴びてから、(湯船に)入るようにしています。 MC例えば水風呂に入るとか。 柄本さん石川湯には、水風呂はない!(会場:笑) ■鈴木監督の答え「私は…”風呂の後の水”に沸く」鈴木監督もう今は大して沸くことがないんで…(笑)。お風呂に入る時に本を持って入るんです。浸かりながらずっと、20分ぐらい追い焚きをしていると、もう耐えられなくなるんですよ。そこでお風呂から出て、その瞬間に浴びる水が一番気持ちが沸く瞬間です。 MC頭の上から、水を浴びるんですか? 鈴木監督そうそう。だから水風呂みたいなもんですね。その瞬間だけ「生きているな」という感じがします(笑)。 MC銭湯に行く時も、できれば水風呂があったほうが良いですか? 鈴木監督いやあ、ほしいですね。なので、石川湯にはちょっと行けないです。 柄本さん来なくて良いですよ。(登壇者の皆さん:笑) ■小山さんの答え「私は…”ダイエット”に沸く」小山さん僕は30代の頃からずっとダイエットをしています。今朝、お風呂に入って、 体重計に乗る前に「82.6キロじゃないかな」と思ったんです。“2.6”で、“フロ”じゃないですか。「82.6キロだったら、すごく良いことがある」と直感で思ったんです。実際に量ってみたら、82.85キロでした。(登壇者の皆さん:笑) MC惜しい…! 小山さん惜しい(笑)。濱田さんは今回、半年で8キロぐらい痩せたそうで、どうやって痩せたのかを聞きたかったんです。 濱田さんひたすら運動ですかね。スクワットも良いと思います。一番痩せますから。 MC理想の体重になったことはありますか? 小山さん20代の頃は理想の体重でした。今はあと10キロ落とすと、理想の体重です。 ■生田さんの答え「私は…”お茶場”に沸く」生田さんこれは、オフィスとかにもあるのかな…。撮影現場によくあるんですが、ワゴンみたいなものにフリーで食べていいチョコとかおせんべいとか、飲んでいいコーヒーとか、お湯とかがあるんです。その”お茶場”が充実していると、ものすごく気持ちが沸きますね。撮影とかでちょっと疲れた時に「ちょっと甘いものが食べたいなー」と思って、お茶場に行って、様々なチョコレートやおせんべいなどが置かれていると、ものすごくテンションが上がります。(会場に語りかけるように)お茶場って、オフィスにもありますか? (チラホラと手が挙がる) あるところと、ないところがあるんだね。お茶場が充実していると、幸せです。 MCアナウンス室にもお茶場みたいなスペースがあるんですが、軽部さん(フジテレビの軽部真一アナウンサー)が一日で食べちゃうんですよね。(会場:笑) 生田さんマジで!(笑) MCそういう盗人みたいな人はいませんか? 生田さんちょっと! 軽部さんを盗人扱いしちゃダメよ! (会場:笑) 先輩なんだから、気をつけろ! またネットニュースのトップになるよ。この間も山ちゃん(山崎アナ)と一緒に「湯道」のイベントをやって、その時も司会をやってくれたんです。そうしたら山ちゃんが話したエピソードが面白すぎて、その日のネットニュースのトップにガーン!と出ていました。「生田斗真らも登壇」って書いてあって…。ちょっと待ってよ。今のが一番のおもしろエピソードだよ。今日も危ないな! 「山崎、軽部を盗人扱い!」ネットニュースのトップになるな!(会場:笑) MCすみません…。お茶場の充実が幸せとのことですので、監督、スタッフの皆さんにご用意いただくように…。 鈴木監督プレッシャーをかけてきた(苦笑)。 MCあっという間にお別れの時間となりました。最後に、生田さんからご挨拶をお願いいたします。 生田さん一度と言わずに、二度三度、本作を“追い焚き”してほしいなと思っております。ご家族、お友だち、恋人、たくさんの方々とご覧になってほしいと思います。一緒にお湯に浸かると、その人のことをもっと好きになったり、もっと深く知れたような気持ちになるのが、お風呂の魅力だと思います。皆さんも、今日のお風呂がより気持ち良くなることを祈っております。(会場:拍手)
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妻<東宝DVD名作セレクション>上原謙 高峰三枝子 丹阿弥谷津子 伊豆肇 高杉早苗美しき妻がありながら 良人は何故他の女を恋したかDisc1本編96分 + 映像特典 モノクロ スタンダードサイズ 片面1層 音声:1. 日本語モノラル(オリジナル) 【初DVD化】【映像特典】◆スチールギャラリー(静止画)TDV32020D/1953年度東宝原作:林芙美子/監督:成瀬巳喜男/脚本:井手俊郎/音楽:斎藤一郎中川夫婦は結婚して十年になる。子どもはなかったが、平凡なサラリーマンの夫・十一(上原謙)と美人で気位の高い妻・美種子(高峰三枝子)の夫婦生活はしっくりゆかない。十一は会社のタイピストで未亡人の房子(丹阿弥谷津子)に惹かれてゆく…『めし』『稲妻』に続く、林芙美子原作の三度目の映画化。波風が立った家庭を中心に妻の生態を描きながら、妻よりもむしろ女を描くのが狙い。さらに数組の男女関係を絡ませて、物語の幅を奥深いものとしている。©1953 TOHO CO.,LTD.妻<東宝DVD名作セレクション>
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杏っ子<東宝DVD名作セレクション>香川京子 木村功 山村聰 小林桂樹 三井美奈結婚を通して女の幸福の限界を描く 成瀬芸術の極致Disc1本編109分 + 映像特典 モノクロ スタンダードサイズ 片面1層 音声:1. 日本語モノラル(オリジナル) 【初DVD化】【映像特典】◆スチールギャラリー(静止画)TDV32021D/1958年度東宝原作:室生犀星/監督:成瀬巳喜男/脚本:田中澄江/成瀬巳喜男/音楽:斎藤一郎昭和二十二年。高原の避暑地に戦争中から疎開していた作家・平山平四郎(山村聰)は妻と娘・杏子(香川京子)、息子と四人暮らし。杏子にはたびたび縁談が持ち込まれるが、まとまらない。ある時、知り合いの亮吉(木村功)が、杏子を嫁に欲しいと平四郎に申し出た…。第九回読売文学賞を受賞した室生犀星の「杏っ子」を映画化。杏子の侘しくも厳しい結婚生活と、彼女に無限の慈愛をそそぐ父の暖かい心情を静かなタッチで描いている。©1958 TOHO CO.,LTD.杏っ子<東宝DVD名作セレクション>
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大学の山賊たち<東宝DVD名作セレクション>久保明 江原達怡 山崎努 ミッキー・カーチス 佐藤允 白川由美半年にわたる大ロケ、日本映画史上に燦として輝く 山岳スペクタクル痛快巨篇!Disc1本編94分 + 映像特典 カラー シネスコサイズ 片面1層 音声:1. 日本語モノラル(オリジナル) 【初DVD化】【映像特典】◆予告編 ◆スチルギャラリー(静止画)TDV32028D/1960年度東宝監督:岡本喜八/脚本:岡本喜八/関沢新一/音楽:佐藤勝白銀に輝く北アルプスの処女峰“天狗の壁”を目指して、“お頭”(山崎努)をリーダーとする大学山岳部山賊グループの強者達は足を進めていた。ところが彼らは“姐御”(白川由美)率いる呑気なデパートガールの一団に出会い、さらに山に逃げ込んだ強盗にも遭遇する。果たして無事に下山できるのだろうか…。『独立愚連隊』『暗黒街の対決』と連続ヒット作を放った、鬼才・岡本喜八監督が助監督以来の念願だった冬山を背景に、山を汚そうとする金力、暴力に団結して闘う若者達の痛快な活躍を描いた青春明朗大作。©1960 TOHO CO.,LTD.大学の山賊たち<東宝DVD名作セレクション>
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「国宝」大ヒット御礼舞台挨拶「国宝」公式サイト 吉田修一の最高傑作との呼び声も高いベストセラー小説を映画化した「国宝」が公開から17日間で観客動員数152万人、興行収入21.4億円を突破! この大ヒットを記念して6月23日に東京・新宿のTOHOシネマズ 新宿にて舞台挨拶が開催されました。主演の吉沢亮さんと李相日監督が登壇し、事前に寄せられた質問に回答しました。こちらの舞台挨拶の模様をレポートいたします。 大ヒット御礼舞台挨拶 立花喜久雄(花井東一郎)役 吉沢亮さん 李相日監督 吉沢さん本日は劇場に足を運んでいただき誠にありがとうございます。この作品が、本当にたくさんの方に愛していただけて、うれしい限りでございます。(会場の皆さんに向かって)「もう(本作を)観たよ」って人は? ■会場から多くの手が挙がる。 吉沢さんすごい! それじゃあ、逆に初めて見るという方はいらっしゃいますか? ■こちらも多くの手が挙がる。 吉沢さんすごい! ぜひ皆さんが、より本作を楽しんでもらえるようなお話ができればと思っております。 李監督こんばんは。お越しいただきありがとうございます。ちょっと二人だと緊張するね。公開初日の時は、ずらっと13人ぐらいの方々が登壇していたから…。あんな風に大勢で並ぶことは、なかなかないんだなと思いました。今更ながら、良い時間だったと思い返しています。これだけ多くの方がリピートして観ているなら「今日はもうネタバレしても良いのかな」というぐらいの気持ちです(笑)。 吉沢さんでも、初めてご覧になる方もいるので…。 MC「国宝」の興行成績ですが、6月22日までの公開から17日間で、観客動員数152万人、興行収入は21.4億円を突破しました。また、驚異的な推移を示しており、二週目には一週目の143%を超えるお客さんがきてくださいました。さらに、土日の前週比は113.1%と、週を追うごとにお客さんの数が増加している状況です。その結果、6月20日から6月22日の週末観客動員数では、ついに第一位を獲得しました。最終興行収入の見込みは50億円突破は確実で60億円も目指せるほどの素晴らしい成績になっています。 李監督(数字を言われても)何だかピンとこない感じですね(笑)。ただ前の週から観客動員数が伸びるというケースはあまりないことなので、うれしいですよね。 吉沢さん本当に、今までにないぐらい知り合いから連絡をたくさんいただいています。すごく熱のこもったメッセージをたくさんいただく中で、個人的に一番うれしかったのは、同い年で役者をやっている友人からです。その友人が「やっぱり役者ってカッコ良い仕事なんだなって改めて思った」っていう連絡をくれたんです。その言葉は非常に僕自身にも何かグっと来るものがあって、うれしかったです。 MC同業者の間でもかなり話題になっているんですね。 吉沢さんそうですね。表現をやっている人は、観てくださるイメージがあります。 MC李監督はこの盛り上がりについて、どのように感じていらっしゃいますか?上海国際映画祭にも参加されていたんですよね? 李監督はい、昨日戻りました。日本と同じように熱気があって、1300人ぐらい入る劇場で、何度か上映していたんですが、帰る直前にサプライズで上映後に短い舞台挨拶を行いました。日曜日の朝9時からの上映だったので、「お客さんの数もだいぶ減っているかな?」と、思ったんですが、口コミが広がり、回を重ねるごとに来場者が増えていき、最後の回も1300人の劇場がいっぱいでした。Q&Aでも非常に良い質問をいただきました。それから、歌舞伎のシーンで「ぶっ返り」(一瞬で衣装替えを行なう技法)とかがあるじゃないすか。そのシーンでは歓声が上がったそうです。それぐらいライブ感を持って観ていただけていたんだなと思いました。良かったです。 MC吉沢さんも海外の反響を受けてどうですか? 吉沢さん我々のこの作品に込めた思いとか、メッセージをすごくしっかりと受け取ってくださっていると感じます。日本の伝統芸能をベースにした作品で、すごく日本色が強いので、海外の方がどのように受け止めるのかを、カンヌでの最初の公式上映までは、ちょっと不安もありました。でも、本当にすごい熱量で迎えてくださって、観てくださって、本当にうれしかったですし、安心しました。 MC日本国内でも、実は歌舞伎に触れたことがないという方も多いと思いますが、そんな方が「国宝」を観て、「歌舞伎も観たくなった」という、うれしい声も多いです。 李監督うれしいです。年齢を問わず、幅広い方に観ていただけていることと、そして何よりうれしいのは「映画館で観て良かった」という声ですね。心のどこかでは「まあ、配信でやるよね」って思いながら、ちょっと距離ができちゃうこともあるんですが、「やっぱりこの作品は映画館で観なきゃ」という流れが生まれているのがうれしいですよね。 ■SNSで募集した質問に登壇者のお二人が答える。 もともと体は柔らかいんですか? 歌舞伎のシーンで、後ろにのけぞるシーンがありましたが、もともと柔らかいのか、稽古の賜物なのかを知りたいです。 【吉沢さんへの質問】 MCあれは結構、反っていましたよね。 吉沢さん反りましたね。今やったら、多分腰がいっちゃいます。もちろん、もともとはできませんでした。稽古を重ねて、寝る前にもベッドの上でちょっとやってみたりして、撮影に入る直前ぐらいにようやくできるようになった感じです。もともとは、メチャクチャ硬いんですよ(苦笑)。だから、基本的に、どんな役をやる時も、必ず苦労するんです。だから、この作品で歌舞伎を成立させるために、いろいろと、やることがたくさんありました。 ビルの屋上で舞うシーンは、ほぼアドリブだったと聞いています。あの時、喜久雄、そして吉沢さんは何を感じていましたか? あまりにも切なく、儚く、美しすぎて目に焼き付いて、未だに離れません。 監督にはこのシーンの撮影エピソードをぜひ聞きたいです。 【吉沢さんと監督への質問】 MCこれは一番多かった質問です。 李監督これから観る方もいらっしゃいますが、まあ、予告にも映っているシーンですからね。 吉沢さんあのシーンは、アドリブというか、セリフが少し書かれている台本はあったんですが、ほとんど関係なくなっていました。頭から終わりまでを、長めのテイクで三回撮りました。本作に使われているのは、たぶん三回目のテイクです。毎回テイクごとに監督が僕に一言だけ何かを伝えるんですよ。三テイク目の時は「とりあえず森七菜ちゃんの顔を見ていて」みたいなことを言われて「分かりました」って感じで撮りました。そして、(森さんの顔を)見ていたら…この先のことは、あんまり言えないですね。 李監督それまで言っていなかったセリフを言ったんだよね。 吉沢さんあそこで踊っていたものは、事前に踊りを教えてくださっていた舞踊家の谷口先生と事前に相談して、「こういうのをやろうか」と、何となくは作っていたんです。でも、現場入ったらもう関係なくなって、その場の空気でやりました。 李監督あのシーンに関して、順序立ててお話をすると、まず谷口先生と「踊りのベースは決めておこう」ということになりました。そこから後は、感情が入ってどうなるか分からないけれど、一旦ベースになる部分は決めたんだよね。それから、あのシーンは、本来は夜だったんです。だから、日が暮れてから照明を当てて撮る予定で、夕方6時ぐらいから夜中ちょっと過ぎるぐらいまでに撮ろうという設計だったんです。でも、当日現場でお昼に天気を見た時に「今日はいける」と思って、「スカイラインでやりましょう」って言っちゃったんですね。“スカイライン”っていうのは、日が暮れかかる、日が暮れる直前のちょっと空がブルーになっていく時間のことです。そこを狙おうということになったんですが、そうすると、撮影時間が長くても30分しかないんですよ。だから、ちょっと早めに来てもらって、リハーサルを現場でやったんですね。普段は、なるべくスタッフも少人数でリハーサルを行い、撮影時に皆が集まるようにしています。でも、このシーンだけは、みんなに来てもらって、大体…30~40人ぐらいで、吉沢さんと森さんのリハーサルを見てもらいました。それで、上は70代から下は20代のスタッフに、感じたことを言ってもらいました。 吉沢さんあのリハーサルは、結構気まずかったです(苦笑)。僕の周りを40人ぐらいが取り囲んでいる中でやったので…。 李監督でも、良い意見が出るんですよ。「ちょっと喜久雄の狂気が足りないと思います」「森さんの悲しみが一番見えるところなのに、そこが『あれ?』と思います」とか、ポイントを突いた感想を浴びるわけですよね。そこで、何が必要かということをしっかり共有しました。カメラマンも「手持ちのカメラで演技を切らさないで全部回そう」ってなって、リハーサル中に動きを頭に入れていたんだと思います。いざ撮影に入ってみると時間が30分もなくて、一回目二回目とやって、それまでは振り向いていないんです。次がもうギリギリだなと思いましたが、三回目に賭けたわけじゃないんですが、吉沢くんには「森さんの方を見て。そうしたら、彼女が何か言うからそれに反応して。後は自分の世界に入ってください」と伝えました。そして、森さんには「最後だけ彼がこっちを見てくるから、でも、その目には自分が映っていないなって感じたら、「○○○○」というセリフを言って」と伝えたんです。それが、あのシーンです。もう一か八かですよね。だから、アドリブというか、森さんの芝居に反応して、ああなったんだよね? 吉沢さんありがとうございます(笑)。全て言っていただきました。 李監督本当に見事でした。 撮る前と撮った後では、吉沢亮さんに関して抱いていた印象に変化はありましたか? 【監督に質問】 李監督ないですよ。いや「ない」と言うと語弊がありますが、何か隠しているとは言いませんが、「まだ何かあるでしょ?」と常に思わせてくる感じは変わらないですよね。底知れないというか、底が全く見えない感じ――「底かな」と思ったら、また別の扉があるみたいな感じで、非常に面白い人だと思います。 吉沢さん底が見えない? どうなんでしょうね。僕は別に何も隠してはいないんですけれど…(笑)。 MC吉沢さんは、出演を熱望していた李監督とご一緒されて印象はいかがですか? 吉沢さん事前にお話を聞いていた限りだと、同じシーンを何十テイクも撮ったりして、「すごく怖いよ」と聞いていたので、覚悟を決めて現場に入りました。でも、「怖い」というよりは、むしろ逆で、すごく愛情を感じる…。何だろうな、ものすごく目の前にデカい壁を立てられるんですが「お前ならこれは越えられるよね?」っていう、絶大な信頼を寄せながら与えてくれる感じがするんです。なので、ものすごく困惑はするんですが「絶対乗り越えてやろう」っていう気持ちにもなるんです。その安心感みたいなものは半端じゃなかったので、そういう意味ではちょっと印象が違ったかもしれないです。 喜久雄と重なるところはありますか? 【吉沢さんへの質問】 吉沢さん僕的にはないんですが、やはり「お芝居しかない」感じと言いますか、僕もそこまでとは言わないですが、お芝居をしている時が一番楽しいですから。一番苦しい気持ちにもなるし、「生きている」って実感する瞬間はお芝居をしている時だったりします。そういう部分は似ているというか、理解はできるなって思いました。 MC李監督は主題歌「Luminance」を井口理さんにお願いした理由を教えてください。作詞の坂本美雨さん、作曲の原摩利彦さんとはどんなお話をされたんでしょうか? 李監督エンディングになる前までの楽曲に関しては、原さんと細かくディスカッションを重ねて作りました。でも、エンディングに関しては「声が降ってくる」という一点だけをリクエストしました。女性なのか男性なのか判別のつかない声、あるいは両方混じった声が降ってくる…それだけをお願いしました。後はもう原さんの世界観と、本作を観た美雨さんが喜久雄という人間をどう捉えるかという、彼らの感性にお預けしてできた曲です。それこそ井口さんの最初の声を聞いた時、鳥肌が立ちましたよね。自分がイメージしていたものがこうやってイメージを超えて具現化されていく。それは本当に素晴らしかったです。 吉沢さん本当に素晴らしかったです。この作品においての主題歌っていうのは、すごく難しいだろうなって思っていました。「誰がどういう曲を作っても合わないんじゃないかな?」みたいなことを、この曲を聞く前までは思っていたりもしました。でも、本当にこの世界をスーッと、昇華してくれるかのような美しい歌声と音でした。こんなにも作品にぴったりな曲があるんだなと思って、素晴らしいなと思いました。 MC最後にお二人からメッセージをお願いします。 李監督皆さん、この場に来られたということは、本作を広めなければいけない責任があると、十分お分かりだと思います(笑)。でも、そんなことはこちらからお願いすることではなく、末永くこの「国宝」という作品を愛してください。「国宝」というタイトルだからじゃないですが、皆さんにとって宝のようになってくれたらと望んでおります。どうもありがとうございました。 吉沢さん本日は誠にありがとうございます。公開から二週間くらい経っても、これだけたくさんの方に愛していただいて本当にうれしい限りです。これからもっともっとたくさんの方にこの作品が広まってくれればうれしく思います。「良い作品だな」と思ったら、いろんなところでこの作品を広めていただけたらと思っております。ぜひ皆さんと一緒にこの作品を盛り上げて、長く続く作品にしてほしいと思います。ぜひよろしくお願いします。今日はありがとうございました。
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女人哀愁/雪崩<東宝DVD名作セレクション>『女人哀愁』 この結婚はなんだったのか? 冷淡な婚家の人々に若妻は悩む そして夫は… 『雪崩』 轟々たる時代の雪崩のさなかに高く築く日本映画の最高芸術篇!!TDV34086D/1937年度東宝©1937 TOHO CO.,LTD. ※2作品を1枚のディスクに収録。女人哀愁/雪崩<東宝DVD名作セレクション>ご購入はこちら
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「わたしの幸せな結婚」公開直前!昔遊び三番勝負イベント「わたしの幸せな結婚」公式サイト日本最大級の小説投稿サイト「小説家になろう」で連載がスタートし、シリーズ累計発行部数550万部を突破した原作を映画化した「わたしの幸せな結婚」が、3月17日(金)より公開となります。2月27日(月)には、大正ロマンを思わせる時代を背景に描いた本作にちなみ、大正時代に設立された国の重要文化財である自由学園明日館で公開直前イベントが開催され、映画単独初主演を果たした目黒蓮さん(Snow Man)、ヒロインを演じた今田美桜さんをはじめ、渡邊圭祐さん、大西流星さん(なにわ男子)が登壇しました。高級松阪牛をかけた三番勝負で大いに盛り上がったこの日の模様を詳しくレポートします!公開直前!昔遊び三番勝負イベント久堂清霞役目黒蓮さん(Snow Man)斎森美世役今田美桜さん鶴木新役渡邊圭祐さん堯人役大西流星さん(なにわ男子)目黒さん本日はお集まりいただきありがとうございます。最後までよろしくお願いいたします。 今田さん今日は全力で楽しみたいと思います。 渡邊さん本日は、より作品の魅力が伝われば良いなと思っています。 大西さん公開日が近づいて来て、すごくワクワクしています。今日は皆さんと一緒に楽しめたらと思います。 MC本作は、物語の世界観にちなみ、国宝や重要文化財などでロケが行われました。歴史的建造物での撮影で、印象的だったことはありますか? 目黒さん豪華な場所で撮らせていただいたんですが、専修寺はすごく印象に残っています。大西くんとの初めてのシーンでもあり、あんなに豪華な場所でお芝居をすることもなかなかないと思うので、すごくありがたかったです。 今田さん私もいろいろな場所に行きましたが、どこも印象的でした。なかでも三重県の六華苑は、斎森家の撮影に使わせていただいて、印象的なシーンも多かったです。また洋館と日本家屋の雰囲気が両方あって、すごく大きくて、(邸宅の)どこに行っても感動しました。渡邊さんこういったものが、こんなにもきれいに日本に残っているんだという感動が大きかったです。この場所もそうですが、大切に保管されている場所で撮影をさせていただけることも、作品冥利に尽きると思っていました。 大西さん僕は、途中からの参加だったのですが、僕が撮影させていただいた専修寺は大きいですし、良い感じに傷があって、「わたしの幸せな結婚」の世界観にぴったりな場所だったので、すんなりと馴染むことができたと思います。撮影前に散歩をして、空気に馴染めるように研究をしていました。 MC本作は純愛ラブストーリーでありながら、劇中では“異能”と呼ばれる特殊能力も登場します。目黒さんは本格的なアクションにも挑戦していますが、完成した作品をご覧になっていかがでしたか? 目黒さんすごくリアルな戦い、アクションになっていると思いました。そういった経験ができて、すごく嬉しかったです。撮影の時は、”異能”がどういう演出になるのかなど、監督と話し合いながら、頭の中でイメージをふくらませてアクションをやりました。でも、自分のアクションがCGと一緒になった完成した映像を観ると、自分がイメージしていたよりもさらに上をいく豪華さや、スケールの大きさを感じて、すごく感動しました。 MC劇中では清霞が火を操ったりもしていましたが、やはり完成作品を観ると感動するものなのですね。 目黒さんそうですね。プライベートでは火は出せないので…(笑)。 今田さん清霞が火を出したり、戦いの中で異能を使ったりするのは、私も想像の中でしかイメージがありませんでした。だから、実際にどんな風に火が出て、どんな風にお風呂が湧くのかなど、全部が想像だったので、完成作を観てびっくりしました。私は、アクションシーンも完成した映像で初めて観たのですが、いつも“静”の清霞とシーンをご一緒することのほうが多かったので、あんなに激しく動いている清霞を見て、感動しました。 渡邊さん異能は、自分の想像を遥かに超えていました。「もうちょっと手元に収まるぐらいのものかな」と想像していたんです。完成作品を観た時には、清霞のアクションもそうですが、その生々しさと、相反する壮大さみたいなものもあり、すごく素敵な描き方だと思いながら観ました。 大西さんいろいろな異能を使われる方がいるんですが、僕自身にはそこまでアクションシーンがありませんでした。完成した映像で他の共演者さんがアクションシーンをされていて、男のロマンというか、少年心をすごくくすぐられるシーンがたくさんありました。しっかりと殴る蹴るという場面もあるけれど、ところどころで出てくる異能にちょっとドキッとする感じがあって、そこも面白い部分だと感じました。 MC劇中に登場する異能にちなみ、皆さんが自分自身に備わっている異能、特技のようなものがありましたら教えてください。 目黒さんあります。プライベートでもよく使っている異能です。 大西さんすごい(笑)! 目黒さんご飯を炊く時に、お水を入れるじゃないですか。あれを一発で正確な目盛りの量の水を入れられます。(登壇者の皆さん:笑) 大西さんすごい(笑)! 目黒さんしかも地面に置かずに、片手で持ったまま、ぴったりにできる。 大西さん置けば良いじゃないですか。(登壇者の皆さん:笑) 目黒さんそこは置かず(笑)。 渡邊さんしかも(目盛りを)見ていないんでしょう? 目黒さん…見ていないです。 渡邊さん今の間は、見ている間だな(笑)。 目黒さん見ていますが(笑)、平衡感覚っていうんですか? 斜めになっていたら無理じゃないですか。そこは異能で調節しています。 今田さん私は特技というか、発見だったんですが、人よりもまぶたの可動域が広いなって…。(登壇者の皆さん:笑)。 MCそれはお芝居をしていても感じることですか? 今田さんそうですね。びっくりするシーンとか。(まぶたの開き具合が)結構行くなぁって…。 渡邊さん「私、結構行くな」って自分で思うんですね(笑)。 MCちなみに今、可能な範囲でそれを見せていただくことは可能ですか…? 渡邊さん(記者がカメラを構えた様子を見て)一斉にカメラが向けられましたよ(笑)。 今田さんすごく恥ずかしい。ちょっと待ってくださいね(笑)。行きます…!(今田さんが目を大きく見開くと、登壇者の皆さんから拍手と笑いが起こる。)大西さんすごい! 目黒さん確かに、誰でもできるようなものじゃないですね。本当にそれは特殊能力。(登壇者の皆さん:笑) 今田さん最近の発見でした。 渡邊さんできそうで、できないライン。でも、ギリギリ「良いな」とも思わない。(登壇者の皆さん:笑) 大西さん日常で使わないですよね(笑)。 目黒さん心も鍛えられそうな感じの特殊能力ですね(笑)。 MC渡邊さんは何か特技がありますか? 渡邊さん日常生活でも常に役立っているんですが、目視で人の身長を当てることができます。見ただけで、誰でも分かります。 目黒さん靴とか履いているじゃないですか。 渡邊さんその分も引くんです。昔、アパレルで仕事をしていたので…。 登壇者の皆さんおおー! すごい! 渡邊さん(履いている)そのヒールの分もちゃんと引きますし、兄が美容師なので、髪の盛り具合とかも分かります(笑)。 登壇者の皆さんすごい! MC登壇者の皆さんはオフィシャルで身長を公表されているので、私の身長を当ててもらっても良いですか? 大西さん行けます? 距離感とか。 今田さん難しそう…。 目黒さん(MCの身長を当てるべく、じっと目視している渡邊さんを見て)集中していますね(笑)。 渡邊さん(じっーっと目視を続けて)…そうですね、良いですか? (再び考え込んで)158センチ! MC正解と言いたんですが、159センチなんです。 登壇者の皆さん惜しい! 渡邊さんこれをやっていたのが、五年前だったので。(登壇者の皆さん:笑) MC私も一年ぐらい身長を測っていないので、もしかしたら縮んでいるかもしれません。1センチくらいは誤差だと思います。 目黒さんそこまで近い数字に行けるのはすごいです。 大西さんすごいです! 渡邊さん最近(特技を)使っていなかったので、ちょっと久しぶりだったから誤差がありました。(登壇者の皆さん:笑) 大西さん異能、僕もありますよ。いくつかあるんですが、その中で厳選したものを挙げると、友達同士でやっているゲームで、「マスクの下の口の形を当てるゲーム」があるんです。相手に口元を隠してもらって、変顔とか、ちょっとおかしな口をしてもらって「どんな口をしているか」を当てられます。 MC渡邊さん、お手伝いいただいても良いですか? 手で口を隠していただいても良いでしょうか。 大西さん変な、面白い口をしてください。 ■口を隠した渡邊さんを、大西さんが凝視。どのような口をしているのか、予想しました。大西さん(自信満々に)はい、分かりました。 MCでは、予想したものと同じ口を大西さんにもやっていただいて、お二人で同時に口元を披露してください。 ■「せーの!」で渡邊さんと大西さんが口元をオープン。渡邊さん、口元に力を入れた変顔。大西さんは、口元を突き出す表情。 大西さん全然ちゃうやん(笑)! (渡邊さんは)ちゃんと面白い顔をされていました? 悔しい。(恥ずかしそうにして)こんな恥ずかしいことあります!? 目黒さんどれも(どの異能も)メンタルが強くなりますね。 大西さんこの異能は、切り捨てたいと思います。 渡邊さん楽しい異能です。 目黒さん盛り上がる異能ですね。 ■公開直前! 幸せを掴み取れ。昔遊び三番勝負!MCここからはますます本作を盛り上げていくべく、大正時代にもあった昔なつかしい遊び「けん玉」「輪投げ」「巨大折り鶴」のゲーム対決に挑んでいただきたいと思います。勝利数が最も多い方が優勝となります。昔遊びのゲームに自信はありますか? 目黒さん昔遊びって、なかなかやる機会がないですよね。でも、気持ちだけは絶対負けないようにやります! 渡邊さん豪華賞品があるんですよね MC優勝者には、公開日の3月17日、撮影地にもなった三重県にちなんで、総重量3.17kgの高級松阪牛のサーロインステーキが贈られます! 意気込みをお聞かせください。 今田さん絶対に獲ります(笑)! 渡邊さん最初に謝っておきます。(自分が獲ります)ごめんなさい。 大西さん人って単純なんですね。お肉と聞いたら、すごくテンション上がってきました(笑)。 MCもしも同率だった場合は山分けになりますので、ぜひ一人勝ちを目指してください。 ■一つ目のチャレンジは「けん玉」。けん玉の最もポピュラーな技である、「とめけん」(けん先に玉を指す技)にチャレンジ。 MCけん玉が得意な方はいますか? 目黒さんMyけん玉を持っているメンバーもいます。 大西さんはい、実家にあります! “Myけん玉”あります。遊び感覚で買ったので、得意というわけではないです。 目黒さん僕は大皿に乗せるのも精一杯という感じです。(登壇者の皆さん:笑) 渡邊さん僕は、バラエティで「特技は?」と聞かれたら、「けん玉」と答えています。 登壇者の皆さんええー! 渡邊さん異能について聞かれた時、一回「けん玉」と書いたことがあります。(自信がありそうな表情で)一番、3.17kgに近い男です。登壇者の皆さんヤバい(笑)! 今田さん私も最近ハマっていて、けん玉を買いました。技とかもやります。 渡邊さん3.17kgに近い人ですか? 今田さん(自信がありそうな表情で)はい! MC“Myけん玉”率が高いですね。チャレンジは一回きりです。失敗したら、ポイントはゼロポイントです。ではまずは目黒さん、お願いいたします。 目黒さん行きます! ■会場に、チャレンジスタートの合図として「ベベン!」という三味線のような効果音が鳴り響く。突然の効果音に目黒さんも登壇者の皆さんも思わず笑顔をこぼしました。そんな中でチャレンジした目黒さんは、「とめけん」に失敗! 目黒さん(膝から崩れ落ちるも、自然とかっこ良いポーズになりながら)ああ…!登壇者の皆さんイエーイ! やったー! 目黒さんこれは難しい…! 渡邊さん失敗した後が、アホみたいにカッコ良かった。(登壇者の皆さん:笑) MCトップバッターの方にとって、「ベベン!」という音が鳴ることは想像つきませんよね。 目黒さん(チャレンジャーの皆さんに注意喚起するように)「ベベン!」があるから気をつけて! (登壇者の皆さん:笑) 大西さん「ベベン!」注意! 目黒さんもう一回やりたい。(登壇者の皆さん:笑) ■続いて、今田さんがけん玉の「とめけん」にチャレンジ。今田さん行きます!(ベベン!と効果音) ■今田さんも「とめけん」に失敗! 今田さんああ…! 悔しい! 目黒さんみんなミスれば同点ですから。 今田さんそうですよね! ■続いて、渡邊さんがけん玉の「とめけん」にチャレンジ。渡邊さんちなみに、バラエティでもほとんど成功したことないから。(登壇者の皆さん:笑) 行きます!(ベベン!と効果音) ■渡邊さん、「とめけん」に見事成功! 会場から大きな拍手が起こる中、渡邊さんは勝ち誇ったような表情でけん玉を高く掲げました。 目黒さんすごい! 大西さん(技の決まり方が)きれいだった! 渡邊さん今、3.17に一番近いです。(登壇者の皆さん:笑) 大西さんそれはちょっと悔しいな! ■続いて、大西さんがけん玉の「とめけん」にチャレンジ。 目黒さん落ち着いて。 大西さん行きます!(ベベン!と効果音) ■大西さん、「とめけん」に見事成功! 会場から大きな拍手が起こる中、大西さんは嬉しそうに笑顔を弾けさせました。大西さん緊張しました…! 渡邊さんしかも良い入り方。 目黒さんスッと入りましたね。 大西さんコツは、「ジャジャン」を聞かないことです。(登壇者の皆さん:笑) MCけん玉対決は、渡邊さん、大西さんに1ポイントずつ点数が入りました!(会場:拍手) 渡邊さん、コツは何でしたか? 渡邊さん膝です。膝、膝! (登壇者の皆さん:笑) 今田さん次で絶対にやり返します。 目黒さんまだ一つ目なので! ■二つ目のチャレンジは「輪投げ」 MCボードに1から9まで数字が書かれていますが、そこに向かって一分以内に輪を三つ投げてください。その合計得点が高い方にポイントが与えられます。 目黒さん9(の数字)に入れたら、9点もらえるということですよね。 MCそうです。三回連続で9に入ると最も高い得点になります。目黒さん、輪を操ることはできそうでしょうか。 目黒さん操れると思います…(苦笑)。けん玉がダメだったので、ここは頑張らないと。 ■まずは大西さんの「輪投げ」チャレンジ。 大西さん(自信をのぞかせつつ)何か行けそう! 行きます!(ベベン!と効果音) ■大西さんが投げた輪は、一つ目が「9」、二つ目も「9」、三つ目も「9」に見事にかかり、合計27点の高得点をゲット! 今田さん(次々と輪が「9」にかかる様子を見て)嘘や! 大西さんやったー! MCこの後に方々にプレッシャーがかかりそうです。「割と行けるのかな?」という気持ちにもなりますか? 渡邊さんなっちゃいましたし、若干ですが、やる気も削がれました。(登壇者の皆さん:笑) 目黒さん削がれないでください! 渡邊さん簡単? 大西さん一回「9」に入る感覚を覚えてしまえば、同じことをすれば行けるので一回目が大事です。 MC皆さん、身体能力が高いので成功していますが、イベント前にスタッフさんがやった時は全然入らなかったんです。 渡邊さんなんで僕たちの、身体能力が高い雰囲気にするんですか…。プレッシャーが(苦笑)。 ■続いて、渡邊さんの「輪投げ」チャレンジ。 渡邊さん行きます! (ベベン!と効果音)■渡邊さんが投げた輪は、一つ目が「9」にかかったものの、二つ目で外し、落ち込んだ様子を見せながら投げた三つ目も外してしまい、合計9点となりました。 渡邊さん悔しい! 目黒さん難しいですか? 渡邊さん簡単だと思っています。意外と入ります。でも一本しか入りません。(登壇者の皆さん:笑) MCだんだんコツが分かってくるので、あとのお二人は有利かもしれないですね。 今田さんプレッシャーがありますね。 ■続いて、今田さんの「輪投げ」チャレンジ。 今田さん行きます! (ベベン!と効果音) ■今田さんが投げた輪は、一つも数字にかからず…。0点となりました。 今田さんなんだかもう、悔しくもないです。(登壇者の皆さん:笑) 目黒さんその感情すらも湧いてこない(笑)。 今田さん悲しいです(苦笑)。 ■続いて、目黒さんの「輪投げ」チャレンジ。 目黒さん行きます! (ベベン!と効果音)■目黒さんが投げた輪は、一つ目が「9」、二つ目も「9」にかかりますが、三つ目は失敗…。合計18点となりました。 目黒さん(悔しそうな表情で、頭を抱えしゃがみ込みました) 渡邊さん調子に乗っていた? 目黒さん(渡邊さんと顔を見合わせ)僕ら、調子に乗ったタイプです。(登壇者の皆さん:笑) MC最後に迷いが出ましたか? 目黒さんそうですね。最後も「行けるかな」と思って調子に乗っちゃいました。 MCということで、「輪投げ」の勝者は大西さんです! 大西さんやったー! (会場:拍手)これは後にやる人のほうが緊張するかもしれないですね。 目黒さん(大西さんの輪投げが)マジで上手かった。 大西さん嬉しい! MCこれから特技として(アンケートなどに)書けるのではないでしょうか。 大西さん輪投げですか(笑)? 書きます! ■三つ目のチャレンジは「巨大折り鶴」 MC続いて、最後の戦いとなります。大きな紙が運ばれてきました。こちらの紙で巨大折り鶴を折っていただきます。誰よりも速く完成させた人が優勝ですが、そこでしっかりと鶴になっていないと不合格になります。鶴をきちんと折ってください。鶴が折れた方は手を挙げてください。 渡邊さんこれは最初に鶴が折れた人が1ポイント(獲得)ですか? MCそれがきちんと鶴になっていたら1ポイントです。 目黒さん最後だけ2億ポイントとか…。(登壇者の皆さん:笑) 今田さん逆転チャンス! MC(スタッフに確認しながら)なんとスタッフからOKが出ました。 目黒さんでもそれは、大西くんが決めることですね。やっぱり今トップなので。 大西さんでは最後は…2億ポイントで! (大西さんの懐の深い判断に、会場:拍手) MC鶴の一声で二億ポイントとなりました。ありがとうございます。では皆さん、「巨大折り鶴」にチャレンジしていただきます! ■一斉に「巨大折り鶴」への挑戦がスタート。それぞれが一生懸命に折り鶴を折り始めたものの、途中から折り方が分からなくなる人が続出。 大西さんどうやって折るんやったっけ! 渡邊さん(完全に手が止まり、気を取り直して一度元に戻して取り掛かろうとしつつも)二度と戻れなくなりました…。(登壇者の皆さん:笑) 今田さんこの折り紙、難しい…(苦笑)。 目黒さん(司会から良いペースで進んでいることが伝えられ)マジですか! 渡邊さん(紙の折り目をまっさらな状態まで戻し)最初に戻ってみました。(登壇者の皆さん:笑)目黒さん初心が大事ですからね。でも久しぶりにやると楽しいですね。今田さん(折り方が分からなくなり)あれ? 渡邊さん最初に戻ってみたら? (登壇者の皆さん:笑) 大西さんそのシステム、何なんですか(笑)! 今田さん(分かった!という顔で)あ! 分かった! あれ? でも何か違う… ■誰もなかなか完成できないことから、残り一分でゲームを終了することに。 今田さんできる、できる! 大西さん(残り時間を気にして)ヤバい! 今田さん(完成した様子で手を挙げる)はい! ■全員が折る手を止め、今田さんの鶴の完成度をチェック。今田さんが鶴の羽を広げてみると、完成していたのは不思議な形の鶴。会場も「あれ!?」と大爆笑となりました。大西さん思っていた鶴とちゃうかった! MCではあと7秒です。皆さん、取り掛かってください! 目黒さん(完成した様子で手を挙げる)はい! ■全員が折る手を止め、目黒さんの鶴の完成度をチェック。しかし完成していたのは、こちらも不思議な形の鶴。会場は再び大爆笑となりました。 大西さんできました! (開いて)良いですか!? ■大西さんの鶴の完成度をチェックすると、目黒さんの鶴と似てはいるものの、大西さんのほうが完成度が高い模様。 MCでは、美術ポイントで勝者を決めさせていただきます。勝者、大西さんです! 大西さんやったー!(会場:拍手) MC2億ポイントが大西さんに入り、三本勝負の優勝者は大西さんとなりました! (会場:拍手) 目黒さん、勝負はいかがでしたか? 目黒さんただただ悔しいですが、大西くんが、何ポイントですか? 2億2ポイント(笑)? 圧倒的な強さを感じました。 MC大西さんには、3.17kgの高級松阪牛のサーロインステーキの目録をプレゼントさせていただきます! 大西さん(目録を受け取り)やった! まさか先輩を差し置いてこれを持てるとは思っていなかったので、嬉しい反面、申し訳ない気持ちがあります。でも皆さんと一緒に昔のゲームができて、楽しくて、ワクワクしました。ありがとうございます! (会場:拍手)今田さん大西さんが強すぎて何も言えないです。楽しかったです。おめでとうございます! 大西さんありがとうございます。 渡邊さん全部のゲームでポイント取られたので、何も言うことないですが、僕は一応「2位でしたよ」ということだけ、皆さん分かっていてください。2位でしたよ。「けん玉」が僕のピークでした。(登壇者の皆さん:笑) 目黒さんみんなと笑いながら楽しく昔の遊びができて嬉しかったです。最後はなかなかの泥試合でしたが(笑)、その感じもすごく楽しくできました。ありがとうございました。 MC最後に目黒さんから、公開を待っている皆さんにメッセージをお願いいたします。 目黒さん本作はタイトルにも入っているように、 結婚から始まる純愛ラブストーリーです。その中に“異能”を使ったアクションだったり、守りたい人を必死に守るような姿、そういったものが詰まった本当に素敵な作品だと思います。たくさんの方、幅広い方に観ていただけたら嬉しいです。ぜひ劇場でご覧になってください。よろしくお願いします。(会場:拍手)
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「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ユアネクスト」公開記念舞台挨拶「僕のヒーローアカデミア THE ユアネクスト」公式サイト現在TVアニメ7期が放送中の大人気作品「僕のヒーローアカデミア」(原作:堀越耕平)、通称「ヒロアカ」の最新作となる劇場版・第4弾「僕のヒーローアカデミア THE ユアネクスト」が、8月2日より公開となりました。 8月3日には、公開記念舞台挨拶をTOHOシネマズ日比谷にて開催し、レギュラー声優の岡本信彦さん、梶裕貴さん、佐倉綾音さん、三宅健太さん、ゲスト声優の宮野真守さん、生見愛瑠さんが登壇。「ヒロアカ」ファンの生見さんには、「ヒロアカ」声優陣からアンナに相応しい「決めゼリフ」のプレゼントもありました。こちらのイベントの様子を詳しくレポートします。公開記念舞台挨拶爆豪勝己役岡本信彦さん轟焦凍役梶裕貴さん麗日お茶子役佐倉綾音さんオールマイト/ダークマイト役三宅健太さんジュリオ・ガンディーニ役宮野真守さんアンナ・シェルビーノ役生見愛瑠さん■登壇者の皆さんが、客席通路を歩いてステージに登壇しました。岡本さん皆さん、恒例の声出し、いきましょう! (爆豪の声で)「みんな、“かっちゃ~ん”って呼んで!」 会場の皆さんかっちゃ~ん! 岡本さんありがとうございます。本日ここにいたであろうデク役の山下大輝くん(当日体調不良のため欠席)の思いも乗せて、盛り上がっていきましょう。よろしくお願い(スマッシュ!の感じで)シマーシュ! 梶さん(焦凍の声で)「みんな、“焦凍”って呼んでー!」 会場の皆さん焦凍―! 梶さん伝えておきます(笑)!いよいよ本作が公開して、ご覧になった直後の皆さんの熱量そのままに盛り上がっていけたらと思います。 佐倉さんじゃあ、行きます。(お茶子の声で)「“お茶子ちゃん”て呼んで!」会場の皆さんお茶子ちゃ~ん! 佐倉さんありがとうございます。伝えておきます。 三宅さん(ダークマイトの声で)「次は俺だ!」からの…(オールマイトの声で)「私が来た!」宮野さん今日お越し下さいましたガキ様たち、本日はよろしくお願いします。 生見さんはじめまして。本日はよろしくお願いします。 ■マスコミのフラッシュ撮影の時間が終わると、宮野さん・生見さん・三宅さんが各々ギャルピースなどのポーズを決め始める。MC逆に今ですか(笑)? すごいサービスですね。三宅さんまでやっている。 三宅さん指をつりました(苦笑) MC負傷者が出ましたので、リカバリーガールを呼んでください!それでは、お話をうかがう前に、昨日から公開されている本作ですが現時点で、早くも興行収入3.7億円、観客動員数26万人を突破しました! そして興行収入が40億円を狙えるほどで、劇場版「僕のヒーローアカデミア」歴代一位のスタートを切ったということでございます! (会場:拍手) 三宅さん(ダークマイトの声)「よ! 俺が来た!」 佐倉さん来てる来てる! 宮野さんあいつ(=ダークマイト)来たら怖いんだよな…。(登壇者の皆さん:笑) MC岡本さん、歴代一位のスタートですが、いかがですか? 岡本さんうれしいですね。いち早く山下大輝くんに伝えたいです。それと同時に、本誌の連載がめちゃくちゃ盛り上がっていて、しかも、残り一話というこのタイミングで、こんな朗報が聞けたのがとてもうれしく思います。ありがとうございます。 三宅さんうれしいですね。本当に、何で今日は大輝くんがいないんだ!(山下さんの身長よりもかなり低い位置に、山下さんを示すような動きをする) 岡本さんこんなに小さかったっけ(笑)?三宅さんでも、大輝くんも喜んでいると思います。何よりも、私は2役もやったので、うれしさも二倍でございます。ありがとうございます。(会場:拍手) MC会場の皆さんは本作をご覧になったばかりですが、どうでしたか?(会場:拍手)ちなみに、もう複数回観た方はいらっしゃいますか?(会場から手が挙がると、登壇者が驚きと喜びの声を上げる)いやあ、でも、皆さんの気持ちは分かります。 宮野さんお客様の気持ちが分かっているMCさんがいる! 佐倉さん(MCの)目がバキバキですよね!(登壇者の皆さん:笑) MC朝の四時から仕事をしているので、深夜テンションでお送りしております。 登壇者の皆さんお疲れさまです! 梶さん昨日公開したわけですもんね! もう三回目という人は?(会場から手が挙がる) え、いるんだ! じゃあ四回目?(会場から手が挙がる) もう、時間を考えたら、昨日から『ヒロアカ』しか観ていないでしょ。 岡本さんそうだよね。時間を考えるとね。 梶さんいやあ、猛者がいるもんですね。 岡本さん目がバッキバキになってそうだね。(登壇者:笑) MC佐倉さん、本作で劇場版は四作目になりますね。 佐倉さんそうですね。「ヒロアカ」の劇場版は、夏に公開されることが多いので、夏が来ると「ヒロアカの夏」って毎年言いたくなるんです。でも、公開できない年もあったので、またこうやって「ヒロアカの夏」が戻ってきてとってもうれしいです。(実際の身長よりも低い位置に目を向けて)ね! 大輝くん! 三宅さんいやいやいや。 梶さんどんどん小さくなっていっている。 岡本さん彼は妖精か何かなの? 梶さんイメージはね、それくらいの感じで「よしよし」って感じなんだけれども…。(登壇者:笑)MCそしてその四作目にゲスト声優として出演されたのが、宮野さんと生見さんですね。 佐倉さんマモさん(宮野さん)って、ヒロアカに出ていなかったんですね! 宮野さんそうなんですよ。 佐倉さん出ていそうなのに…! 宮野さん「出てそうな顔」しているんですよ!(会場:笑) 三宅さん一番ヒーローっぽいもんね! 梶さん満を持しての出演ですよね。 宮野さん(ネタバレになるので)細かい事は話せないですが、(生見さんと自分を指して)ここの二人、良かったでしょ?(会場:拍手) ヒロアカの中でも面白い関係性だったでしょ。僕らはまっすぐに演じたので、皆さんに伝わっていれば良いなと思います。 生見さんはい、そう思います! 宮野さんめるるは、元々『ヒロアカ』のファンだったんだよね。 生見さんはい! 本当にただのヒロアカファンだったので、作品に参加できてうれしいです。今日も皆さんにお会いできて本当にうれしいです! 佐倉さんめるるさんは、昨日本作をプライベートで観たんですよね? 生見さんはい。公開日にプライベートで観に行きました! 入場特典の本もいただきました!(笑顔で)うれしかったです。 MCご自身が演じている本作を劇場でご覧になっていかがでしたか? 生見さんもう夢みたいな感じですが、自分が出ているのはちょっと恥ずかしいですね。でも、作品はめちゃくちゃ素敵でした。 MCそして本作ではVaundyさんが、主題歌の「ホムンクルス」のほかに、もう一曲エンディング主題歌「Gift」を書き下ろしてくださいました。皆さんエンディングの曲はどうでしたか?(会場:拍手)「ホムンクルス」は、本作「僕のヒーローアカデミア THE ユアネクスト」をイメージしていて、「Gift」は「僕のヒーローアカデミア」全体の世界観を象徴する曲として作られたそうです。 宮野さん感動しますよね。それに、エンディングで初めて「ヒロアカ」を象徴した曲を聴くっていうのも粋ですよね。素晴らしいと思いました。 岡本さんいろいろなことが重なったタイミングで、アニメのほうはとても大変な事態になっています。絶望的な展開だったり、物語が最後に向かっているという中で、こうやってサプライズがあったり、いろいろな楽しみを与えてくれる、とても素敵な作品だと思います。 MCレギュラー組の皆さんにお話をうかがいます。本作の最後の戦いが、あの三人による三位一体の! 梶さん(小さな山下さんのことを示しながら)この子と一緒にね。 MCそうですね、見えない山下さんと…。(山下さんを風船やボールに見立てて遊び始めるレギュラー陣の皆さん)いやいやいや…。この部分は、何て記事に書かれるんでしょうか…。(会場:笑) 梶さん「宙を舞う山下大輝!」って書かれるんじゃない?(会場:笑) まあ、この三人のね…戦いがね。 岡本さん梶くんの轟と、爆轟の僕は、二人で一緒に収録ができたんですよ。一緒にできたのもうれしかったですし、最後の絵がすごくなかったですか?(会場:拍手) 迫力とかすごかったですよね。最初に観た時、信じられなかった。 梶さん三人にとってオールマイトという存在が、どれだけ大きかったかということは、これまででも伝わってはいたと思います。でも、それをあの熱量と言葉として聞けたのは、これから最終決戦にむかっていく上で、良かったですよね。爆豪と轟が背中合わせで、しかも一つの文章を二人で言う割ゼリフがあるんですよね。「いつの間にそんな風になっていたの?」と。 岡本さん同じ方向を向いているからこそね。 佐倉さんなかよぴ!(会場:笑) 梶さん(記者に向かって)「二人は“なかよぴ”」と書いておいてください!ここまで来ると、僕らもですが、1年A組が成長したことが感じられる作品でしたね。 MCアフレコ現場ではどんな感じだったんですか? 岡本さんなかよぴ。 佐倉さんぴっぴ? 梶さん(笑)。ぴっぴでしたね。 岡本さんぴっぴしていましたね。 ■佐倉さんが移動し、岡本さんと梶さんが並んで二人でポーズをとる。MCシャッターチャンスです! 佐倉さん、お気遣いありがとうございます。 岡本さん(恥ずかしそうに)いや、違う違う。 宮野さんで、どうだったんですか? 収録現場では。 梶さん本当にスムーズでした。 岡本さんどれぐらいの成長度合いなのかを話し合いながら進めました。演じるシーンがどこの時間軸なのか、アニメではココとココの間になってくると、ボロボロではないけれど、どれくらい成長しているのかというのを「見せつけるんだ!」という気持ちをね。梶さんそうだね。 岡本さんオールマイトにも見てもらいたい気持ちもありましたね! 三宅さん(オールマイトの声で)「見ていたよ!」 岡本さん&梶さんおお! 梶さん今のは、オールマイトの声ですよね? 三宅さん(ダークマイトの声で)「さぁ、どっちかな?」 宮野さんそのスイッチを入れるのはやめてくださいよ(笑)。 岡本さんどっちマイトだったんだろう? 三宅さんどっちマイトだろう? 宮野さん三宅マイト! MC三宅さんはどうご覧になりましたか? 三宅さん三宅マイト的にはですね。(会場:笑)劇場版一作目の時は、緑谷少年と共闘して戦うシチュエーションだったんです。でも、今回は僕としたら逆側にも回っていますからね。お二人も言っていた通り、三人の気持ちがダイレクトに聞けた時は、僕はダークマイトなのに、何だかうれしくなって、涙がこぼれちゃうような気持ちでした。 梶さんそう言ってもらえてうれしいです。 三宅さんそうやって来れば来るほど、逆に(ダークマイトの声で)「じゃあそれを叩き潰してやろう!」という興奮もあったりして、すごく盛り上がりました。 梶さん本当に、この声でダークマイトがしゃべるたびにイライラしていました。だって、僕たちのオールマイトの声ですから。 岡本さん「変なことを語ってんじゃねえ!」って、作中でも言っていますけれどね。 三宅さん(ダークマイトの声で)「皆さん、イライラしたかい?」(会場:笑) 梶さんすごい煽り方だなあ。でも、最後にデクがね…! 岡本さんあのスマッシュもすごくなかった? 三宅さんそう。 梶さんあらゆる都市名が出てきましたからね。(登壇者:笑) 三宅さん本当に、緑谷少年から今までに聞いたことがないトーンだったからね。あれはすごかった。 MC佐倉さんはA組の成長が見られる本作をどのように受け止めていらっしゃいますか? 佐倉さんお茶子は、「大切な場面」で「大切なものを渡す」シーンがあって、お茶子だからこその、今回のオリジナルキャラクターへのアプローチなのかなと思っています。今回、お茶子がこの役回りをもらえて良かったなって思いました。あと、これまでの劇場版ではA組の出番があまり多くないこともあって…。 梶さん他を描く必要があるというかね…。 佐倉さんでも、今回は結構活躍できました。劇場で観る「ヒロアカ」って、ちょっと特別なものがあるので、スクリーンでA組が頑張っているのはすごくうれしい気持ちになります。 MC宮野さん、本作のジャパンプレミア以降、ジュリオ沼にはまった人が続出しております。本作の公開と同時にSNSのトレンドには常にジュリオがいますが…。 宮野さんあいつカッコ良いんですよ。(登壇者の皆さん:笑) 本作を観て改めて「ジュリオってカッコ良いな」って思いました。 梶さん僕、いろんなところで言っているんですが、あらゆる“癖(へき)”がジュリオには詰まっているんです。 佐倉さんずるい! 宮野さん“癖”って言うなよ(笑)! 佐倉さん「CV:宮野真守」も含めてだよね! 梶さんそう。それも“癖”の一つですから! 佐倉さんそう! 梶さん分かりますよね、皆さん。いっぱいあるから! 宮野さん私も、やはり緊張したんですよ。劇場版で、皆さんの中に参加する身として、いきなり来た感じになってしまうのも嫌だし、ぐっと入ってくるのも大変ですから。だからこそ、収録の時に監督さんに、キャラクターのことをしっかり聞いて、ここに生きていたことが当たり前のように演じられれば良いなと思って演じました。まあ、いろいろと設定が盛り込まれていますが、生まれてから、今に至るまでのジュリオの人生が面白いなと思うし、だからこそ、丁寧な口調でも口が悪いと言う、矛盾したことが起こることもうなずけるんです。 三宅さん“ガキ様”ってすごいよね! 宮野さん僕の中の“癖”は、本作の監督が岡村天斎監督ということですね。三宅さんと僕が22年前に一緒にやった作品(「WOLF'S RAIN」/2003年フジテレビ系列にて放送)で、僕が初めてアニメで主役をやった作品の監督だったので、何だかエモいものがありました。 三宅さん何とか今日も一緒に立てたね! 岡本さん三宅さんが一番かわいいじゃないですか! 宮野さんよしよし。(すごく高いところの頭をなでるような仕草) 梶さん横にいるんだから、高さわかるでしょ!(三宅さんが飛び跳ねて、高さを合わせようとする) MCさて、生見さん、映画が大ヒットという事ですが、この状況はいかがですか? 生見さん私は、ヒロアカのファンなので、アフレコに参加できたことが夢のようです。今でも信じられないくらい、すごくうれしいです。 MC宮野さんの演じたジュリオの執事ぶりはいかがでしたか? 生見さんめちゃくちゃカッコ良いです。 宮野さんありがとうございます! 生見さん良い意味でギャップの塊で、すごく素敵だと思います。 宮野さん良い意味でギャップの塊? ジュリオがでしょ?(会場:笑) 梶さん良いこと言ってくれたじゃないですか。 宮野さん不満はないよ。アンナもすごく良いキャラクターですね。本作の中のキーポイントですし、大変だったと思います。生見さん助けていただいて、ありがとうございます。 佐倉さんずっと叫んでいましたよね? 宮野さん最後なんて苦しかったと思うんだけれど? 三宅さんそれもあって、ダークマイトに対する反応がすごいことになっています。 宮野さんいろんなことが要求されるキャラクターだったのに、素晴らしかったですね。 MC宮野さんと生見さんは、(Anime EXPO出席のために)一緒にアメリカへ行ったり番組に一緒に出たりして、絆は深まりましたか? 宮野さん&生見さん(笑)。(お互いに笑いあう) 岡本さん何それ! 佐倉さんアメリカで何かありましたか(笑)? 梶さん説明してよ。 生見さんすごく楽しかったです。 宮野さんアメリカに行けたこともそうですが、こんなにたくさんプロモーションをさせてもらえると思っていませんでした。いろいろな番組にも出させてもらって楽しかったです。 生見さん宮野さんは、すごく真面目な方なんです。 宮野さん言うな、言うな! 梶さんギャップだね! 生見さん本番前に、セリフをすごく練習していました。 宮野さん言うな、言うな! 生見さん一番面白かったのが、プロモーションでテレビに出る時に、「おはようございます」をずっと練習していたことです。 宮野さん言うな、言うな! 生見さんそこは必要あるのかな? って思ってました(笑)。 宮野さんめるるが、テレビのインタビューとかで、僕を褒めてくれるんですけど、言い方が、「普段はあっけらかんとしているのに」とか、ギャップの例えが悪すぎるんですよ(笑)。 生見さんいや、良い意味です! 宮野さん良い意味で「あっけらかんとして」って言う? だから、「裏では真面目なんですよ」って言われても、あまり褒められている気がしない(笑)。 MCこれで記事のタイトル決まりましたね。 梶さん「宮野真守、あっけらかん!」 宮野さん「あっけらかんとしているのに真面目」 梶さん「『おはようございます』を何度も練習」 MCちょっと宮野さんの真面目な部分が見えたところで、ここでコーナーに移りたいと思います。 梶さん(まだ盛り上がっている皆さんに)次にいきますよ! あっけらかんとしていないでください。 MC本作は、オールマイトの「次は君だ」という言葉がきっかけで生まれた敵<ヴィラン>と戦っていく物語で、オールマイトの意思を継承するという、「継承」が一つのテーマになっています。そこで、ベテラン声優陣の皆さんから、先日行われた本作のジャパンプレミアで「決めゼリフがほしい」と言っていためるるさんへ、決めゼリフを「継承」していただきたいと思います。(会場:拍手)皆さんには、めるるさんが演じる「アンナにぴったりなセリフ」を事前に考えてフリップに書いていただきました。最後に良いなと思ったセリフをめるるさんが継承して、言っていただければと思います。生見さん緊張する…。すごいプレッシャーですね。 佐倉さん全部を読んでもらえるんじゃないんですか? 梶さん読んでほしいですよね。 佐倉さんですよね! MC何か岡本さんだけ緊張されていますか? 岡本さん(梶さんと佐倉さんにフリップを見せて)言ってくれるかな? 佐倉さん事務所NGの可能性があります。 宮野さんちゃんとボケた?(会場:笑) 梶さんボケるの? 宮野さんフリップってそうじゃないの?(会場:笑) 生見さんバラエティやりすぎなんですよ! 三宅さん(TVに)染まったなぁ〜! 宮野さんだから(フリップが)二枚あるんじゃないの? 佐倉さんそれは予備で用意されたやつ! 宮野さん予備なんだ! (枚数が)あるとあるだけ書いちゃう! 梶さんいっぱいボケろじゃないんだよ。 MCこれは順番大事ですよね。じゃあちょっと緊張しちゃっている岡本さんからいきましょうか。 岡本さん継承ということだったので、ギャップも含めてこれですね!(会場:笑) ■岡本さんの継承したい決めゼリフ【クソが!】岡本さん「クソが!」(会場:拍手) 宮野さんああ、ガンバレルーヤの名言だ! 生見さんそっち? 梶さん岡本さんがやっているキャラクターが良く言うんです。 岡本さんでも、バラエティ的にはそっちもあるのかもしれない(笑)。 宮野さんガンバレルーヤのよしこさんじゃないんだ。 岡本さんよしこさんも「ヒロアカ」好きです!…僕自身、怒りの感情が湧きにくいんですよ。「何でかなぁ」と思ったんですが、かっちゃんが「クソが」とか暴言を言いまくったからだと思います。 宮野さんデトックス! 岡本さん心の毒素がなくなったみたいです。 宮野さんでも、言ってほしいかもしれない。めるるは、感情がいつもフラットなんですって。 佐倉さんセリフは口当たりも大事ですからね。一回言ってもらわないとですね。 生見さん「クソが!」(会場:拍手) 宮野さんめちゃめちゃ良い! (生見さんに)そういう役、待っています! MC次に梶さんいきましょうか? 梶さんアンナの決めゼリフですよね。 ■梶さんの継承したい決めゼリフ【私はヒロインなんかじゃない……ヒーローよ!!!】佐倉さん(梶さんの)字がかわいい! 梶さんそこじゃないだろ! 佐倉さんヒロインの字! MCでは、めるるさん言ってみましょう! ■梶さんが片膝をついて、生見さんに向けてフリップを構える。生見さん「私はヒロインなんかじゃない……ヒーローよ!!!」 梶さんありがとうございます!! 佐倉さん私は、今日がめるるさんと初対面でした。目を合わせるのも緊張しちゃうくらいめちゃくちゃかわいかったので、これをやってほしいなと思いました。 ■佐倉さんの継承したい決めゼリフ【めるるーん☆ アンナめるよ~☆ 皆のことめるめるにしちゃうめる~☆めるめるめるめ めるるめる~☆】宮野さん最低ですね。 生見さん本当に言うのが嫌なんですけど…(笑)。 宮野さんめっちゃ言ってもらいたそうな目をしていますね、悪い子ですね。 MC全部のセリフを言う流れになったことに、私も責任を感じています。 ■佐倉さんが、生見さんに向けてフリップを構える。生見さん「めるるーん☆ アンナめるよ~☆ 皆のことめるめるにしちゃうめる~☆めるめるめるめ めるるめる~☆」何これ?(会場:拍手) 宮野さん読みづらいと言う難点がありました。 佐倉さん実は、私も書いている時に、ゲシュタルト崩壊してしまって、何を書いているのか分からなくなっちゃいました(笑)。 MCではつづいて三宅さん、お願いします! 三宅さんそこまで毒を盛るとは思わなかった。じゃぁ箸休めな感じです。ダジャレで、「生見」を「ルックアットミー」にしました。 ■三宅さんの継承したい決めゼリフ【私はヒーローお姉さん ぬっくあっとみぃ♡】生見さん一番嫌なんですけどぉ〜(笑)! 宮野さんまさかのダジャレできました。 ■三宅さんが、生見さんに向けてフリップを構える。生見さん「私はヒーローお姉さん ぬっくあっとみぃ♡」 佐倉さん下の絵は何ですか? 三宅さんこれは…オールマイトのサインよ(笑)。 生見さんそれはほしい。 宮野さんオールマイトが言ってほしい言葉なんだね? 三宅さん(オールマイトの声で)「私はヒーローお姉さん ぬっくあっとみぃ♡」(会場:拍手) MC最後にフリップを二枚持っている、宮野さん! 宮野さん順番にやるなんて思っていなかったからさ! 三宅さん出してごらんよ! 宮野さんまずやってほしいのは、声優って必殺技を言うじゃないですか。だからちょっと自分の名前を必殺技っぽく言ってほしくて…。 ■宮野さんの継承したい決めゼリフ①【…アンナ シェルビ~~~~~ノ!!!】佐倉さんそれは言い方じゃない? 梶さんでも、必殺技っぽい。 MCお願いしてもよろしいでしょうか? 生見さん「アンナ シェルビ~~~~~ノ!!!」 登壇者の皆さんおお!! 生見さん意外と良いじゃないですか。 宮野さんでも、実はめるるは、決めゼリフを持っているから、考えなくても良いなと思っているんです。めるるが好きな決めゼリフはこれです! ■宮野さんの継承したい決めゼリフ②【(お手振りと顔芸つきで)こんにちは~】生見さん(笑)。そんな顔はしてないです! MCお願いしてもよろしいですか? 生見さん(宮野さんを真似しながら)「こんにちは~!」(会場:笑)確かに、これは良いかもしれない。 MCめるるさん、六個の中から選んでください。 生見さん一番言いやすかったのは…。 宮野さん佐倉綾音のセリフか。 佐倉さん「めるるーん☆ めるめるめるめ めるるめる~☆」 生見さん長くて覚えられないです(笑)。 でも、「こんにちは~」ですね。使いやすいです(笑)。 宮野さん「おはようございます」に緊張する宮野と、フラットな「こんにちは」のめるる! MC挨拶が大事ということで、「こんにちは」のアンナ・シェルビーノが誕生しました。めちゃくちゃ盛り上がりましたね。僕は佐倉さんの「めるめるめるめ」を噛み締めました。(登壇者の皆さん:笑)お時間となりましたので、最後にご挨拶をいただこうと思います。いよいよ週刊少年ジャンプでの原作が完結となります。劇場版やテレビアニメはまだまだこれからですが、「ヒロアカ」にとっては特別な年になります。そんな思い
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「アキラとあきら」大ヒット御礼舞台挨拶「アキラとあきら」大ヒット御礼舞台挨拶「アキラとあきら」公式サイト「半沢直樹」「下町ロケット」「陸王」など数々の大ベストセラーを生み出してきた日本を代表する作家・池井戸潤さん。骨太なストーリーと多彩な感情表現で多くのファンを魅了する池井戸作品の中で、対照的な宿命を背負った若者のドラマを描く同名小説が、劇場版「アキラとあきら」となって8月26日より全国338館にて公開されました。9月8日にはTOHOシネマズ 六本木ヒルズにて大ヒット舞台挨拶が開催され、竹内涼真さん、横浜流星さん、三木孝浩監督が登壇しました。メンバーが事前に公式SNSで募集した質問に全力回答するとともに、ティーチインも実施! 会場からの熱い感想に耳を傾けながら、真摯な答えを繰り出して大いに会場を盛り上げました。この日の模様を詳しくレポートします。大ヒット御礼舞台挨拶山崎 瑛役竹内涼真さん階堂 彬役横浜流星さん三木孝浩監督竹内さん公開して10日ぐらいですか? 観てくださった皆さんから、うれしい言葉をたくさんいただいています。こうやって、また皆さんと一緒に同じ空気を吸える時間を持てたことがすごくうれしいです。「アキラとあきら」という作品が、皆さんに育ててもらい、どんどん、どんどん大きくなっている実感があります。自分の心も、すごく充実しています。短い時間ですが、今日もよろしくお願いします。 横浜さん皆さん、平日にもかかわらずお越しいただきありがとうございます。公開して10日。本当にたくさんの方に観ていただけていることを実感していますし、すごくうれしいです。 三木監督公開してからも、SNSやネットでうれしい感想をたくさんいただいています。主演二人の熱さや思いの丈が皆さんに届いたんだと、本当にうれしく感じております。今日は観終わった後ということで、その熱さを共有しながら、楽しいお話できればと思います。 MC公開初日のアンケートでは、満足度が驚異の93.8パーセント。SNS上でも絶賛の声をたくさんいただいています。いくつか、いただいた感想をスクリーンに映し出してみようと思います。 ■「泣けた!こんなに泣ける作品とは知らなかった!」「控えめに言って最高だった」など、スクリーンに観客の感想コメントが投影される。三木監督(「こんなに泣ける作品とは知らなかった!」というコメントを見て)そうなんですね。 竹内さんそういう声が多かったんですね。(「真っ直ぐで信念を持って、真剣に仕事に向き合う気持ちを思い出させてくれる映画でした」というコメントを見つけて)働いている方や、毎日お仕事を頑張っている方へのエールになったという感想は、やっぱりうれしいですね。 横浜さん今、竹内くんが言ってくれた言葉(読み上げた感想)は、やっぱりうれしいですね。僕らは「仕事を頑張っている人たちにエールを送れたら」と思っていたので、作品が届いているんだと感じました。「やっぱり池井戸潤原作の作品はいいなーって思った。個人的には今年に観た邦画、ナンバーワン」というコメントもあります。 竹内さんこれはうれしいですね! 横浜さんうれしいですね。その人にとって「この映画が一番良い」と言ってくださるというのは…。 MCこのような熱い感想が届いていることに関して、改めてどのように感じられましたか? 竹内さん本作の制作過程では、一生懸命にやり、監督や流星くんと、たくさん話し合いをしながら取り組んできました。こういった感想をもらうためにやっていたかと言われると、そうではないんです。観てくださる人にはいろいろな角度からの見方、評価、感想があると思うので、そこは本当に未知数なんですよね。こうして実際に本作が公開されてから少し経ってみると、僕らとしてはちょっと予想外な反応をもらったりすることもあります。「泣ける作品です」というのは、番宣の時に僕らも言っていないと思うんです。こうやって可能性のある広がり方をしているというのは、僕ら作り手としては、すごくうれしいことだと思います。横浜さん汗水をたらしながら(映画づくりを)やっています。僕らは、さきほど竹内くんが言ったように、そのために頑張っているわけではないんですが、観てくださる方々からこういった熱い言葉をいただけると、「報われたな」「報われているな」と感じます。うれしいです。 MC周りの方からの反応は、どのようなものがありましたか? 竹内さんどこらへんの感想が良いですか(笑)? 最近、家族からはあまり感想とかをもらえなくなってきて…(笑)。直近で言うと、今ドラマをやっているんですが(テレビ朝日系列で現在放送中の木曜ドラマ「六本木クラス」)、ドラマチームの監督さんや、僕のスタイリストをしてくれているチームの方が観てくれました。「すごく良かった」、「毎日、前向きに仕事を頑張れる気持ちになった」という意見をくれました。「六本木クラス」の監督は、(瑛と彬の)二人がお互いを求め合って、社会人として(壁を)乗り越えていく過程にすごく感動したそうで、めちゃくちゃテンションを上げて現場に来ていました(笑)。 横浜さんうれしいですね。 竹内さんめちゃくちゃうれしかった! (「アキラとあきら」チームに)「『素晴らしかった』と伝えておいてください」と言われました。そういえば、今思い出しました。 MC「ライバルでもある、(瑛と彬の)二人の関係性がうらやましい」という感想がすごく多いですね。 竹内さんこの映画内でもそうですが、ライバルというか、良い意味で意識し合っている二人というのは、すごく良い関係ですよね。 横浜さん僕の周りでは親と同級生が観てくれたんですが、「良かった」。それだけでした。(登壇者の皆さん:笑) 竹内さんその「良かった」に集約されているんだよね。横浜さん(うなずきながら)「良かった」にすべてが込められているのかな。でも、観てくれてただけでうれしいです。 MC三木監督は、これまで青春恋愛映画をたくさん撮られてきました。今回は、客層の雰囲気としても違ったところがあったと思います。監督の周りでは、どのような反応がありましたか? 三木監督映画の関係者の方々の中には、「ティーンの恋愛映画をよく撮ってきた三木孝浩が、池井戸原作をどう映画化するのか」というところで興味を持ってくれた人がいました。観た後の感想を聞いて「“二人の主役”というところが良かったのかな」と思いました。未熟な二人が意識し合い、反目しながらも、だんだんと絆を結び、「二人じゃないと、その高い壁を越えられない」というところに行き着く(という内容)。それはある種、これまで自分がやってきた恋愛映画のフォーマットと近い気がしました。僕が過去に撮った作品も、恋愛そのものを描くのではなく、「それぞれが“あるべき姿”に向かって、一生懸命もがいて、成長していく過程を描きたい」と思いながらやってきました。それは、この二人の友情物語も一緒だと思っています。「僕が描きたい映画ってこういうことなんだ」と、いろいろな感想や評論を見て気づかされました。 MC“二人の主役”というお話がありましたが、竹内さんは以前「今このタイミングで横浜さんと二人で主役をやれることが、すごくうれしかった」とおっしゃっていました。 竹内さん二人で一緒に取材を受けていても、(二人の主役について)結構聞かれるんです。(横浜さんとは)同時期にヒーロー(「仮面ライダードライブ」竹内涼真さん出演/「烈車戦隊トッキュウジャー」横浜流星さん出演/両作品ともに2014年テレビ朝日系列にて放送)をやりながらも、なぜかこれまで交わらず、なぜか東映撮影所でも話さずに、ここまで来ました。でも、以前からお互いのことを知っている。「アキラとあきら」をやることになった時に、もう一人の“あきら”が横浜流星くんだと聞いて、「今、一緒にやれるんだ」と思って僕はとてもうれしかったんです。実際に一緒にやってみて、考えているポイントやタイミングなど、いろいろと絶妙な部分でマッチする部分もありました。やっぱり、流星くんは熱いんですよね。そして、真面目なんです。やっぱり僕は、真面目な人が好きです。熱くて真面目な男が好きです。そういう人たちと仕事をするのは楽しいし、現場でも熱い気持ちで戦っていれば、今回の「アキラとあきらの」ように、僕らが心から喜べるような感想ももらえるんだと思いました。 横浜さん僕も本当に、今一緒にやれて良かったと思っています。特撮が終わって、数年後に共演していたとしたら、こんなに距離が縮まっていないかもしれないですね。お互いに尖っているものが取れて、丸くなり、(そういった時期だったからこそ)距離がぐっと近づけたと思います。(特撮作品で)同時期に戦っていた二人が、またここで戦えるというのは、すごく感慨深いです。僕も裏表がなく、熱い人が大好きなんです。竹内くんも言ってくれたけれど、僕も熱い人が大好き。志が一緒なのかな? 向かっていく方向が一緒なので、そういう人と仕事できるということは、すごく幸せなことですね。だからこそ今回の撮影は、本当にとても楽しかったです。MC公式SNSでは、事前に質問を募集していました。こちらにも熱い質問がたくさん届いています。 【質問】買ったポップコーンが全然減らないほど面白かった。あっという間すぎて、10回は観たいです。お三方に質問です。作品の中で瑛と彬にとっては、入行してから十数年の年月が経過していきます。その年月の変化をどのように演じられましたか? 演出、見た目、役作りなどがどのように変化していったのかを教えてください。(40代女性会社員) 竹内さん(映画の)二時間の中で、かなりの年月を過ごすことにはなるんですが、今回、僕がこの役を作る上で一番大事なポイントだと思っていたのは、幼少期と「最後にどういったゴールを迎えるか」ということでした。ゴールに向かって、少しずつ成長しながら人間関係を育んでいきます。人間関係の中でも瑛と彬の築く関係はとても大事なもので、二人の(セリフや感情の)キャッチボール、そして“離れていても、必ずどこかでお互いを求め合っている”という意識を大切に演じました。また監督、流星くんも一緒に、お互いのスーツのシルエットの違いなども話し合って、少しずつ微妙な部分は出していました。もちろん年月に関しては心のどこかには置いていましたが、そこが一番重要なポイントではないので、そんなに意識はしていないです。やっぱり自分がいる場所も変わるし、階級や場所も変わっていきます。その周りの人とのコミュニケーションを大事にすることによって、自然と自分の成長が描けると思っていました。僕は、本作が「年月を見せる映画」ではないと思ったので、周りの人たちとのセッション、流星くんとの、瑛と彬としてのやり取りを一番大切にしました。あと、髪型はこだわりました。渾身のバンカーの髪型です。(登壇者の皆さん:笑) キリッとね、サイドはハサミを使わずにバリカンで刈り上げる。渾身の“アキラヘア”なんです(笑)。横浜さん年月か…。今回は30代までを演じましたが、僕はまだ25歳なので、想像でしかない部分もあります。ただ見た目に関しては、新入社員の時はああいった髪型をしているけれど、社長になると髪の毛を全部上げていたり、声のトーンなどもおそらく年を取るにつれて、変わってくると思うんです。あとは所作、立ち居振る舞いなども気にはしていました。でも一番大事なのは、(キャラクター同士の)会話なので、会話をしながらその時に生まれる感情を大事にしました。また、階堂は最初は鎧をまとっているけれど、山崎と出会ったことでどんどん削ぎ落とされていきます。そうすることでより熱くなっていくんです。その“削ぎ落とされていく”ということは、ポイント、ポイントで、意識しました。 三木監督新入社員時代の二人は、それぞれが足りないものをお互いに補い合って、成長していきます。その成長過程があれば、年月が描けると思っていました。シーンごとに、「瑛と彬は、相手のこういうところを得て成長したんだな」と観てもらえたら良いなと思いました。 【質問】皆さんの熱い演技に心打たれて、「作品を作る上でどれだけ努力してきたんだろう」と思うと、その部分でも涙を流してしまいました。話の内容はちょっと難しい部分もありましたが、とても良い作品だと感じました。今回の映画では“宿命”がキーワードになっていますが、宿命はあると信じますか?(10代女性) 竹内さん分かりません(笑)! 横浜さん同じく、分かりません(笑)! 竹内さん僕らはこの映画の宣伝をたくさんしてきたから、そこで“宿命”という言葉をよく聞きました。それまでは考えたことがなかったな。 横浜さんそうですね。この作品を機に考えたという感じですね。 三木監督“宿命”については分からないですが、“巡り合わせ”はあると思っています。僕は、竹内さんと横浜さんそれぞれの主演作(「青空エール」2016年公開/出演:土屋太鳳、竹内涼真。「きみの瞳が問いかけている」2020年公開/主演:吉高由里子、横浜流星)を撮ってきて、今回は二人が主役の作品をこうして撮ることができました。サイクルというか、タイミングや巡り合わせってあるんだと感慨深かったです。さきほども「同時期に特撮をやってきた」という話がありましたが、今このタイミングの巡り合わせで(二人を主演にした映画を)やれるという運命、縁みたいなものはすごく感じました。 竹内さん確かに。タイミングはあるかもしれないです。“宿命”という言葉でくくると難しいですが、「この仕事をやるか、どうしようか」と考える時のタイミングとかって、自分の中である? 横浜さんあります。 竹内さんあるよね。そういうのはあるかもしれないです。宿命という言葉を使うならば、「今回こういう形で自分の方にまわってきたとしたら、僕はこれをやる宿命なのかな」など、そう感じながら「やります」という時はありますね。 【質問】夏休みに息子をポケモンの映画に連れて行った折に、この映画の予告編を観て名作の予感をひしと感じ、公開二日目に観に行きました。もうすでに二回鑑賞しました。山崎瑛は人を救うことを志し、階堂彬は家業を救うことを志し、それぞれバンカー、経営者として、大きな困難を乗り越えました。竹内さん、横浜さんが、役を演じる上で“志していること”はどんなことでしょうか?(40代男性会社員) 竹内さん真面目な話になっちゃいますね。志かあ…。(深く考え込む) 横浜さん(こちらも深く考え込みながら)志していることですよね…。自分が生きる役を誰よりも理解して、愛して、その世界で違和感なく生きることですかね。そして(演技は相手との)会話なので、さきほども言いましたが、決めていくのではなく、作り込みすぎず、生の感情を大事にできれば良いなと思いながら、いつもやっています。 竹内さん流星くんが言ったように、僕が、今本当に楽しい瞬間というのは、会話やセッションなど、自分で作り上げた人物を演じながら、現場で周りの人物とキャッチボールをしながら、「そこで何が生まれるのか…」ということにすごくドキドキ、ワクワクする時なんです。100パーセント、毎回充実できたら良いんですが、100パーセントに辿り着くことはやっぱり難しいし、障害も出てくるし、気になることやストレスのかかることもたくさんあります。それでも演じることが好きな我々は、やっぱりその100パーセントに向かっていくことが幸せだし、そうやって充実させたものをお客さんに観てもらって、うれしい言葉をいただければ、一つ報われるという感じですね。時間が押しても良いんですよ。現場でみんな一緒に「ああでもない、こうでもない」と言いながら、そうやって楽しくやれることを志しているのかもしれないです。その結果、作品が良くなるかもしれないし、もしかしたらつまらなくなるかもしれない。これは出来上がってみないと分からないです。そうやって試行錯誤しながら、延々と追い求めている感じなのかもしれないです。 【質問】気づけば大人になって久しく、少し疲れて、それでも人生に迷いがちな日々です。若い二人が全力で突き進む姿にハートを燃やして生きることの大切さを思い出すことができました。山崎瑛が、(劇中に登場するアイテム)ベアリングペンダントに問いかけながら原点に立ち返るシーンがとても印象的でした。お二人は決断に迷った時に拠り所にしているものや考え方などはありますか?(40代女性会社員) 三木監督先ほどの竹内くんの言葉と近いかもしれないですが、僕が仕事をしていく上で「ヤバい、苦しい、辛い」と思った時に一つ、大事にしている言葉があります。矢沢永吉さんが言った、「楽しめ」という言葉です。苦しい自分を客観的に見て、そういった状況も楽しんでしまう。ロールプレイングゲームじゃないけれど、ゲーム感覚で「過酷な状況をどうやってクリアしていくか」を楽しむような心の余裕があれば、乗り越えられる気がしています。その矢沢さんの言葉は、苦しい時に思い出したりします。 MC横浜さんはいかがでしょうか。迷った時に立ち戻る場所や、助言を求める人などはいますか? 横浜さん仕事で言うならば、事務所に行ってマネージャーに聞きます。(登壇者の皆さん:笑) 竹内さんマネージャーとの話し合いだよね。これは、一番大事なんですよ! マネージャーとは二人三脚なので、マネージャーの意見と僕らの意見が良いところで一致すると、うまくいきます。 横浜さんあとは(ファンの)皆さんのことを考えたり…。さっきも、マネージャーさんと「どうしようか」という話をずっとしていました。 竹内さんさっきもスケジュールの確認をしていたよね(笑)。 横浜さんいろいろと話をしていました。でも、決断に迷ったら「どちらの方が心躍るか」を考えます。でも基本的に、迷うことはないですね。自分が信じた道がきっと正しいと思っているので、「楽しい」と思った方を選びます。 竹内さん「自分の居場所を、どこに置くと幸せにつながるか」ということを考えるかな。僕が追い詰められている時はだいたい、ある夢を見るんです。「高校時代のサッカーの監督にめちゃくちゃ怒られる夢」(笑)。その夢を見ると「追い詰められて、悩んでいるんだな」と思います。 【質問】私の息子は銀行員で、入行して四年目です。先日本作を一緒に観に行きました。立派なバンカーになれるよう、息子に熱いエールを送ってください。(50代女性) 三木監督これはもう、仕事をしていたり、就職活動を始める人や悩んでる人、すべてにエールを送りたいですね。 横浜さんこの映画を観てください。(登壇者の皆さん:笑) 竹内さん確かに、それがエールになるね。あとは、ファイトー! 行けー!とかですかね(笑)(登壇者の皆さん:笑)僕らもクランクインする前に勉強をしましたが、“融資する、しない”という仕事は、ものすごく大変なことがいろいろが動いているし、もし失敗したら…というリスクもある。(融資先が)日本を代表する企業になる可能性だってあるわけですからね。銀行員として、日本を背負っているわけですから、「頑張れー!」…なんて言っている場合じゃないかな。 横浜さんみんな頑張っていると思うんですよね。 竹内さん僕らは今回、銀行員の役を演じたからなのか、最近は銀行の前を通りかかると今までとはちょっと違う気持ちで見てしまいますよね。「いろいろ抱えているんだろうな」「頑張っているんだろうな」って思います。映画の中でも「4800人を救う」とか「稟議が通る」「融資をする」「融資をしない」といった展開がありましたが、やっぱりそれだけの人の人生を背負うわけですから、自分を信じて、自分を見失わずに頑張ってほしいですね。MCここからは会場の方からも、質問を受け付けたいと思います! 質問がある方! (会場から手が挙がる) 竹内さん、どうしましょうか。 竹内さんでは目の前の、ピンク色に髪を染めている女性。あなたのアピールが届きました(笑)。 Q私はまだ就職を考えていないんですが、これから先にたくさん困難があっても、二人の姿を見ていたら頑張っていけそうな気がしました。(涙ぐむ)うれしくて…すごくファンなんです。初めて会えて、本当にうれしかったので…(涙)。毎日、本当に頑張ります! ありがとうございます。 竹内さん「頑張る」という報告だね。本当にうれしいね。(会場:拍手) MCせっかくなので、何か質問はありますか? Q竹内さんは、なぜそんなにスタイルが良いんですか? (登壇者の皆さん:笑) 横浜さんそれは僕も思っていた。 竹内さんすごい質問が来たな。僕のお父さんの身長が182センチなので、だいぶ遺伝で受け継いでいます。そこには感謝しています。僕のお母さんは160センチないくらいなので、お父さんの遺伝子が強めだったのかな。ただ太らないように日々の食事には気をつけたり、トレーニングもしています。そんなに簡単にこれを維持しているわけではありません。僕も頑張っています(笑)。一緒に頑張りましょう。(会場:拍手) MCもう1問、いきましょう。横浜さん、どうしましょうか。 横浜さん今、僕を応援してくれている方だったので、次は竹内くんを応援してくれている方にしましょう。(会場を見渡す) 後ろの方の方。Q(指名されたことに驚き)ええ! すごく本作、面白かったです。最後のベアリングが(伏線になって)つながったところで、グッときました。 MCでは、お隣の方のご意見も聞いてみましょう。 Qその最後のシーンが、(説明もなく)無言なところがとても良かったです。(瑛と彬がお互いの)顔を見て分かったんだと感じられたところが、とても印象的でした。質問ですが、撮影中一番難しかったシーンについて教えてください。 三木監督クランクインして一発目のシーンとなった、研修ファイナルのシーンは序盤の山場でしたね。そこで役柄をつかまないといけないから、二人も撮影前に準備をしてくれていました。エキストラさんもたくさん参加してくれたシーンです。あそこを乗り越えられたから、その後もスムーズに行ったという感じがしています。 横浜さん撮影的に、あのシーンは大変でしたね。あそこで僕も山崎との距離感をつかめたし、階堂としても「こういれば良いんだ」というのがつかめました。 竹内さん確かに、最初の研修での戦いのシーンは印象的ですよね。(質問をくれた)お二人がおっしゃってくださった最後のベアリングを拾うシーンは、一回撮った後に、もう一度撮り直しをしたシーンなんです。「無言でいるのが良かった」という感想をいただきましたが、どちらとも受け取れるラストにしたくて…。「完璧にお互いが通じ合っている」と思う場合もあるし、本当に宿命として二人がつながったのかは、観てくれた人に委ねたいという話し合いが(現場で)あって、ああいったシーンになりました。 MCでは最後に、竹内さんと横浜さんからメッセージをお願いいたします。 横浜さん本日はありがとうございました。熱い言葉をくださったり、皆さんが思いの丈をぶつけてくださり、本当にうれしかったです。幸せな時間でした。まだまだ本作の上映は続きますので、最後までよろしくお願いします。「アキラとあきら」を愛してください。ありがとうございました。(会場:拍手) 竹内さん映画を観てくれた皆さんからの言葉をたくさんいただいて、「アキラとあきら」という映画がこれからどんどん可能性を広げて、大きくなっていくんだと、自分自身でも自覚できました。すごく撮影も充実していて、流星くん、三木監督とセッションをしたその結果が、この映画に詰まっていると思います。「アキラとあきら」が、皆さんの生活や、毎日仕事を頑張りながらも腰が重くなったり、辛くなった時に、すっと手を伸ばしてくれる一つの鍵となれば、僕らとしてはすごくうれしいです。これからどんどん、この映画が皆さんの手に渡っていくことを心から祈っています。今日はありがとうございました。(会場:拍手)