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『大長編 タローマン 万博大爆発』劇場用パンフレットのお知らせTOHO theater STOREでも販売いたします ©2025『大長編 タローマン 万博大爆発』製作委員会 ©NHK、藤井亮 2025年8月22日(金)公開『大長編 タローマン 万博大爆発』の上映劇場で販売いたします。 パンフレットは公開劇場にてお買い求めください。 A4 P44(表紙込み) 定価990円 (税込) 『大長編 タローマン 万博大爆発』 銀河のみなさん ようこそ宇宙大万博へ!キャラクター大紹介未来社会大解剖これがエランスティックの10大機能だ!これがタローブレスだ!!タローマン立体げき場特別付録どびだしめがね!キャラクターデザイン&コンテタローマンの世界はこうして作られる!安居智博(クリエイター、造形作家、カミロボ作家)HISTORY of TAROMAN|映画の誕生藤井 亮(監督・脚本) ×柳本喜久晴(プロデューサー) × 佐野晴香(監督補)|スタッフからのメッセージ竹迫雄也(企画・プロデュース)/加藤満喜 桝本孝浩(プロデューサー)/藤本雅也(撮影)/東岡 允(照明)/伊藤祐太(美術)奥本宏幸(編集)/辻󠄀元 良(録音)/浅井可菜(衣裳)/乾肇(造型)/林 彰人(音楽)コメント真島昌利(ザ・クロマニヨンズ)/小島秀夫(ゲームクリエイター)/樋口真嗣(映画監督)|出演者からのメッセージ山口一郎 岡村 渉 森野忠晋 川端英司 ボブ・マーサム マザえもん|識者の映画評氷川竜介(アニメ特撮研究家)|岡本芸術とはなにか平野暁臣(公益財団法人岡本太郎記念現代芸術振興財団理事長/岡本太郎記念館館長)|岡本太郎からのイマジネーション|監督からのメッセージ藤井 亮(監督・脚本)CREDIT -
「すずめの戸締まり」完成報告会見&完成披露試写会舞台挨拶「すずめの戸締まり」公式サイト「君の名は。」(2016年公開/主演:神木隆之介・上白石萌音)「天気の子」(2019年公開/主演:醍醐虎汰朗・森七菜)の新海誠監督の最新アニメーション映画「すずめの戸締まり」がついに完成しました。 10月25日に東京・有楽町の東京国際フォーラムにて完成報告会見、および完成披露試写会が開催され、新海誠監督、声優を務めた原菜乃華さん、松村北斗さん、染谷将太さん、伊藤沙莉さん、花瀬琴音さん、音楽を担当したRADWIMPSの野田洋次郎さん、同じく音楽を担当した陣内一真さんが出席しました。上映後、本作を観終えた会場のお客さんはスタンディングオベーションで新海監督らを迎え入れ、ヒロイン・鈴芽の声を担当した原さんが、感激のあまり声を詰まらせる一幕も! こちらのイベントの模様をレポートいたします。完成報告会見&完成披露試写会舞台挨拶【完成報告会見】新海誠監督岩戸鈴芽役原菜乃華さん宗像草太役松村北斗さん岡部稔役染谷将太さん二ノ宮ルミ役伊藤沙莉さん海部千果役花瀬琴音さん音楽野田洋次郎さん(RADWIMPS)音楽陣内一真さん新海監督本日はお忙しいところ、足を運んでいただけてとても幸せです。楽しいお話がたくさんできればと思います。 原さん私自身、昨日、完成した作品を観せていただいて、余韻に浸ったままここに立っている状態なんです。今日は短い時間ですが楽しんでいきたいです。 松村さん僕も昨日、初号で観せていただきました。作品の持つ力でいまだに熱が抜けていません。ここで話さなくてはいけないので、一度落ち着かせてと思ったのですが、その熱が残っていることが心地よい作品なので、そういう作品の魅力が少しでも伝わるイベントにできたらと思います。 染谷さん僕はさっき観せていただいて、ちょっと胸に突き刺さり過ぎて「帰ろうかな」って思うくらいグッときました(笑)。まだ余韻に浸っている状態です。 伊藤さんスナックのママを演じられて、大変光栄です(笑)。新海さんの作品にまさか自分が参加できるなんて思ってもいなかったので、今ここに立っていることが不思議です。私も染谷さんと同じタイミングで午前中に観せていただいたんですけれど、本当に面白くて、気づいたら普通に泣いていて、なんて素敵な作品なんだろうと。改めて関われたことがとても幸福です。 花瀬さん今回、初めて声優を務めたのですが、私は女優としても舞台挨拶をするのが初めてで、ちょっと会場がすごく大きくてびっくりしています。 野田さん陣内さんも僕も数日前まで新海監督と一緒にダビングステージという仕上げをやっていて、「まだまだ明日もあるんじゃないか?ー」 とソワソワしているんですが(笑)。完成披露ということで皆さんに披露できること、届けられるのが心から嬉しいです。 陣内さん今回、新海監督とご一緒して、RADWIMPSの野田さんをはじめ、皆さんとスリリングな制作を楽しみながらやりました。作品も、先ほど洋次郎さんがおっしゃったように、ダビングをつい先日までやっていたので、まだ客観的に見られるところまでいけていないですが、今日は皆さんに作品を楽しんでいただけたらと思います。 MC新海監督、ついに最新作「すずめの戸締まり」が完成しました。おめでとうございます。 新海監督ありがとうございます。洋次郎さん、陣内さんがおっしゃったように、つい最近まで作っていて、そのまま完成会見みたいな感じで連続感の中にいるので、ちょっと気を失っていた内に時間が経ってしまったような、戸惑ったような気持ちなんですけど…。でも今日、この後、5000人の観客に観ていただいたら「終わったのかな」と思えるのかなと思います。 MC物語の着想について伺います。今回のテーマにはどのようにたどり着かれたのでしょうか? 新海監督きっかけとなったのが、「君の名は。」(2016年公開/出演:神木隆之介、上白石萌音)や「天気の子」(2019年公開/出演:醍醐虎汰朗、森七菜)を作り終えて、その後、日本全国を舞台挨拶のために回ったんですが、その時に感じたことがきっかけになったと思います。それは、人がずいぶん少なくなった、寂しくなったと感じてしまう場所が増えたなということです。その実感がここ何年かでありました。人が少なくなってしまった場所、消滅集落と呼ばれたり、僕の田舎もそうですが、限界集落と呼ばれる場所も、かつてはにぎやかだった記憶が自分の中にあるんですね。僕は団塊ジュニア世代なので、地鎮祭をやって、家の仮組みから華やかにお餅をまいて、家を作って、人が増えていくという記憶があります。にぎやかだった街から人が減って、「このまま人がいなくなったら、人は何をするんだろうか? 」「家を建てる時は地鎮祭のようなことをやったけど、このままどうやって終わっていくんだろう? 」と思うことが増えたんですね。そんなことをきっかけに、「場所を悼むような職業があったとしたら?」「 日本全国で人が消えていってしまった場所を悼んでいく職業のキャラクターをアニメキャラクターにできないか?」 と思ったのが最初のアイディアでした。 MC本作では“災い”の存在が描かれますが、この災いというものを監督はどのように捉えられているんでしょうか? 新海監督そうですね、難しいんですけれど…。最近「災いばかりだなぁ」と僕だけでなく、きっと多くの方が思っているかと思います。この作品を作り始めて、企画書を書き始めた頃が2020年の1月くらいで、ちょうどその一カ月後くらいにコロナ禍が始まったんです。緊急事態宣言が東京に下りたくらいに企画書を東宝に提出して「今回はこの作品にしましょう」という話をしたんですね。“災い”というのは、その後に起こった戦争も含めて、僕たちを不自由な場所に閉じ込めてしまうものだという感覚が強くあります。そういう感覚が椅子に閉じ込められてしまう、北斗くんに演じてもらった草太というキャラクターなのかなと。理不尽に窮屈な場所に閉じ込められてしまう感覚が草太になっていった気がしますね。そういう風に、日々、生きていて感じることが作品に少しずつ材料として入っているんじゃないかと思います。 MC昨年の製作発表会見では「映画館に足を運ぶような作品作りをしたい」とおっしゃっていました。作品が完成した今、その想いについてどのようにお考えでしょうか? 新海監督映像の体験という点について、今日、僕は荻窪のスタジオにいる何百人ものスタッフ、作画監督の土屋堅一さんをはじめとするスタッフの代表としてここにいるんですが、大きな画面で体験するにふさわしい映像ができたんじゃないかと思います。もう一つは、洋次郎さんとも話していたんですが、「君の名は。」、「天気の子」と二本の作品をやってきて「三本目に何ができるか? 」となった時、「劇場でしか聞けない音をこの作品にたくさん入れていきたい」という話をしました。アクションシーンもありますし、激しい劇伴から深く静かな劇伴までありますが、そういった音の連なりの、劇場でしかで体験できない作品にしたいという思いがありました。コロナ禍で作り始めた作品でもありましたので、「映画館っていいよね」「人が集まる場所っていいよね」と思って積極的に家から出る理由の一つになればという、大それた望みも抱きながら作ってきたと思います。MC本作は「音楽」というのも大きな要素でありますが、野田さん、陣内さんとの制作はいかがでしたか? 新海監督いつものパターンなんですが、脚本を書き終わった時、「感想を誰かに言ってほしいな」、「この脚本ってどう思われるんだろう?」 と最初に洋次郎さんに脚本を送りました…。 野田さんそうでしたね。2020年の3~4月だったと思います。 新海監督洋次郎さんに脚本を送ると、数カ月後に音楽という形で感想が戻ってくるという形が…(笑)。 野田さん自動的にみたいに言わないでください(笑)。そうですね。三作目でパターンとして出来上がり始めていましたね。 新海監督スタートはそういう形で「こういう音が聴こえるんだ」と洋次郎さんと確かめつつ、その頃に「僕たちも三本目なので違う人の力も入れていきたいよね」という話は最初の頃にしていましたよね? 野田さんそうですね、新しい起爆剤というか、「掛け算が増えていくような新しい要素がほしいね」と話していましたね。 新海監督それで、制作も中盤を過ぎてからかな…? 野田さんそうですね、一年半とか過ぎた後でしたね。 新海監督スケジュールもあまりないねって頃に、陣内さんと巡り合うことができて…。普段、シアトルで活動していらして。 陣内さんそうです、普段はシアトルをベースに。 新海監督作曲された音楽を聴かせていただいて、こういう音、今までの映画にないなと…。 野田さんそれで今年に入ってから、川村元気さん(企画プロデューサー)も含めて、みんなで打ち合わせをしましたね。 新海監督洋次郎さんの作ったメロディをベースに「ここは激しい戦闘なので陣内さんが…」「ここはRADでモチーフを作って…」という感じで…。 野田さんそうですね、一歩一歩という感じでしたね。 陣内さんもう皆さんで二作を作られているところに入るのはかなり緊張感があったのと、これまで自分が関わってきた作風とは一味違うテイストの作品でしたので、よくこちらに声をかけていただいたなというのもありました。お話を伺って、アクション要素や劇場の体験というところで、コンテやビデオも見せていただいて、「自分にもできることがあるんじゃないか?」と思えるようになった頃に、皆さんとお会いしてそこからのスタートでした。 野田さん結構、役割を分担して、夏あたりまではそれぞれ必死に新海誠という鬼コーチの千本ノックを受けるような感じでした。僕は「心強い同志が遠くで同じように作っているんだな」と嬉しくなりながら必死に作っていて、最後にオーケストラの録音をロンドンのアビーロードでした時に、お互いが積み上げて作ってきたものを共有しながら「最終的にこういう音楽にしていきたいね」と対話しました。そこで、実際に陣内さんが作られた音楽の演奏を聴きながら、ものすごく刺激を受けました。「こういうやり方があるんだ」と自分の中の経験値が上がっていくのを感じましたし、自分のメロディの解釈――こんな風に広げて、こんな和音で、こんなコードで作るんだ! 再解釈するんだ!――とものすごく大きな学びがあり、喜びでしたね。 MCここからは、完成したばかりの作品を見ての感想を皆さんにお聞きできればと思います。 原さん本当に言葉にできないくらい素晴らしくて……。寝る間も惜しんで音楽や映像をギリギリまで作ってくださったスタッフの皆さんがいて、本当なら皆さんで一緒に登壇したかったなと思うくらい、本当に素晴らしいものでした。皆さんの熱意を早く大画面、大音量で皆さんに肌で感じてもらいたいし、受け取ってもらいたいと思いました。松村さん本編の魅力的なシーンとか、いろいろなところを細かく上げていったらキリがないんです。本編を観ている間に数え切れないくらい何度も笑って、そして何度も涙が出てくるポイントが訪れます。そのたびに笑った理由と種類、涙の理由と種類も違うんです。僕の中で「面白い」と思う笑いの感性に「こんなに幅があったんだ」と思いました。「こんなことに感動したり、救われたりして涙が出るんだ」と、作品を観ているのに何だか自分を見ているような気持ちになる不思議な作品でした。 染谷さん僕はかなり没入しました。僕もそこで一緒に旅をしている気持ちになってきて、それで何回も心を持っていかれ、最後はもっとこのキャラクターたち、この愛おしい人たちを長く見守っていたい気持ちになり、後ろ髪を引かれながら終わって…。「本当に体験したことのない、観たことのない映画があった!」っていうのが正直な気持ちでした。 伊藤さん私も本当に、試写で見ている時、知らないうちに前のめりになっていたことに気づき、「ダメだ!背もたれに背をつけなきゃ!」ってくらい入り込んでいました。すごく笑えるところがあって、新幹線のシーンが好きです! 鈴芽ちゃんがかわいくて(笑)。ずいぶん遠くまで来たなってところで、どんどん鈴芽ちゃんが人として強くたくましくなって、成長しているところを応援したくなりました。私自身もおばと一緒に住んでいたことがあり、独特な関係性を踏まえての(鈴芽の叔母の)環さんのセリフが胸に突き刺さりました。出ている人たちがみんなちゃんと人間らしくて、それがすごく素敵で、みんなすごく器用なわけでもなく一生懸命生きているところに胸打たれて、ジワっと熱くなりました。とても面白かったです。 新海監督嬉しいです。ありがとうございます。染谷さんは、細田(守)さんの作品で大好きだったので、「声かけていいのかな?」って思いつつ(笑)? 花瀬さん私も染谷さんと一緒で、観たことのないアニメーションを観たなって感覚が強くて、始まってすぐ新海さんを浴びているような感覚というか、世界観に包まれているような…。私も参加しているんですが、私も戸締まりしているように感じられる参加型の作品だなと感じました。 野田さんさっきもお話したんですけれど、数日前まで作っていて、最後の数カ月、数週間は、観てない人には伝わらないと思いますが、新海さんが一番弱々になった(劇中に登場する)ダイジンのよう、どんどん背中が小っちゃくなっていったんです(笑)。でもそれが戦っている勇者の背中のようにも見えて、「あぁ、この人は本当に振り絞って作っているんだな」というのを僕らは間近で見られて、2年10カ月の間、込めてきた感情がスクリーンに全て出ている気がしました。日本のアニメーションというエンターテインメントのど真ん中にこの作品を届けるという、ものすごい覚悟と信念を感じました。二時間をフルで観た時に、「観た人すべてに絶対に届ける」という気概をありありと感じまして、自信を持って僕もすべての人に観てほしいと言えますし、「必ずあなたは何かを受け取るよ」と言える作品が完成したと誇らしく思っています。ぜひぜひ届いてほしいなと思います。 陣内さん作品を観て、気が付いたらメッセージに引き込まれているという、本当に引き込まれるつくりだなと思いました。実は、作曲しながらウルッときたこともあって、本当にいろいろなものが込められていて、それでいて観ていて楽しい作品に仕上がっているなと改めて感じました。更に、昨日、初号で観せていただいて「画作りのスタッフの皆さんの底力って本当にすごいな」と思いました。先週までダビングステージで見ていた画とも全然違う、素晴らしい画になっていて、観ても聴いても素晴らしい作品になったと思います。ぜひ劇場で観ていただけたらと思います。 MC声のお芝居についてもお伺いします。アフレコを振り返っていかがでしたか? 原さんアフレコは一カ月半くらい、全体で週に2~3回のペースで録りました。本当に右も左もわからないまま現場に入って、新海監督が一から十まで…百まで教えてくださいました。ブロックごとに録ったんですが、一つのパートが終わるごとに「菜乃華さん、素敵でした。ありがとう」と大好きな監督から言葉をいただけました。「なんて夢のような幸せな時間だったんだろう」って思っています。もちろん、自分の声がうまく扱えないことに対し、へこむ瞬間も数え切れないほどあったんですが、アフレコ現場は夢のように幸せで、ひたすら楽しい時間でした。 新海監督なんかサマーキャンプみたいな感じでしたよね。行くといつもTシャツ姿の二人(原さん&松村さん)がいて、何かおやつを食べていて、楽しい時間でした。二人にとっては楽しいだけの時間じゃなかったと思うんですけれど、僕にとっては色が一枚一枚、鮮やかに塗り直されていくというか、自分が最初に設計したものが、想像もしなかったような感じでどんどんカラフルになっていくのを毎日味わえて、幸せな時間でした。 松村さんそうですね、もちろん声は僕の身体から出ているわけで、音が鳴るのはこれ(=自身の身体から)なんです。誤解のないように伝わるといいんですが、新海さんが僕らのことを「楽器」と表してくれたことがあって、そう思うと、僕が演奏するよりも、新海さんが演奏することで草太が完成するということはすごく感じました。「この音じゃないな」、「このメロディじゃないな」とどんどん鍵盤を押し変えていってくれる作業は新海さん、音響監督の山田(陽)さんが筆頭にやってくださいました。アフレコ期間中の変化や苦悩は僕より新海さんのほうが詳しいんじゃないか?ってくらい、僕のすべてを預けた感じでした。新海監督そうだね、僕も最初の頃は、北斗くんの身体を使って、作品に必要な声を出してもらうんだという意識があったと思うけれど、自覚的にやっていたわけじゃなく、「一緒に探していこう」って気持ちでやっていました。でもある部分で、北斗くんが「芝居だけど、作品のために自分を丸ごと委ねるんだ」という気持ちに切り替える瞬間があった気がして、そこからより草太になっていくのを感じました。 染谷さん僕も新海さんと「はじめまして」のまま、収録が始まって、緊張していたんですが、本当に丁寧に優しく、包むように演出してくださいました。細かく的確で、僕はそこにただ乗っていくというか、乗っていくとすごく楽しく、気持ち良くなってきて、「これはもう1回やらせてもらったら良いものが出せる気がする!」って。普段そんなこと思う人間じゃないんですが(笑)、そう思う人間にまでさせてくれて、「もっとやりたい」、「どんどんやりたい」という気持ちにさせてくれました。その気持ちが稔という役をすごく豊かにしてくれて、短い時間でしたたが、充実した時間で、はじけ切った気持ちに最後はなりました。 新海監督「みんな!エスパーだよ!」の頃から大好きで、「あの声だ!」って思いながら、稔にピッタリだなと思っていました。光栄でした。 染谷さんこちらこそ光栄です。 伊藤さんアフレコは、私もとても楽しかったです。私もその日が「はじめまして」でご挨拶して、すぐ録る感じでした。ほしい音だったり、表現がすごく明確にある方で、本当に丁寧で、「こんなに腰の低い人、見たことない!」っていうくらい、「そんな、大丈夫ですよ」ってこちらが言っちゃうくらい、丁寧に優しくしてくださいました。いい緊張感はあったけれど、それ以上に自分がほぐれていい具合になったところで声を入れる作業があって、シンプルに楽しめました。私は何回か声の仕事をやったことがあるんですが、普段やっているお芝居より少し誇張する、キャラクターっぽくするのがアニメをやる際の特徴だと思っていたんです。でもそれが今回覆されたというか、キャラクターに沿った声というのはあるんですけれど、それ以上に「ナチュラルに」ということをお願いされました。普段やっているお芝居と感覚的に変わらないテンションでできて、違和感なくシンプルに楽しくできた上に、カラオケも歌えて、お得な感じで楽しかったです(笑)! 新海監督「男と女のラブゲーム」を歌っていただきました。音響監督の山田さんが「伊藤沙莉と歌いたいんだ!」と収録しながら、勝手にデュエットしていました(笑)。 伊藤さん男性パートを歌ってくださって(笑)。 新海監督そうです、そうです。 伊藤さん盛り上がりました! ありがとうございました。 花瀬さん私もお会いして、新海さんが本当に優しい方で驚きました。それがスタジオにいたスタッフの皆さんにも伝染して、優しく温かく、こんな私にも腰が低い方ばかりで、温かく素敵な作品を作る座組って、こういう居心地の良さがあるところからできるんだなと感じました。初めてのアフレコで、難しいところもあったんですけれど、千果という役が、明るく元気な役だったので、その力を借りて緊張することなく、明るく元気にできました。千果ちゃんに感謝しています。 MC今回、野田さんもアフレコ現場を訪れたそうですね? 野田さんはい、見学に少し伺いました。原さんがちょうど最後のシーンを録っているときに行きました。クライマックスの本当に重要なシーンで、原さんのしゃべり方などで印象が変化する難しいシーンだったんですけれど、一カ月半積み上げてきた、最後の最後のひと踏ん張り、ふり絞っているんだなというのを感じて、感動しました。ここに音楽も入っていよいよできるんだなというのを感じました。それから、新海さんが、アフレコでは他の現場と比べたらちょっと楽しそうでしたね(笑)。 新海監督アフレコは楽しいんですよ。画の現場がつらすぎて…。でも実写の世界ってどうなんでしょう? 実写の世界って全部がお芝居じゃないですか? 僕にはイメージできないんですけれど…。僕にとっては、アフレコ現場が逃げ場というか、保健室みたいなもので、休むわけじゃないけれど、リラックスできるというか…。画の現場は職人の集まりでして、僕よりも年上のアニメーターもいて、自分の技とプライドをかけて向き合っているので、「思い通りに描けない」と訴えてきて、泣きながら「もう一日だけ時間をください」、「僕からこの画を引き上げないでください。もう一日だけやらせてください」と訴えながらやり続ける現場が1年8カ月くらい続くので…。 野田さんアフレコ現場では基本「もう一回、やらせてください」って声に対して優しく対応されていましたけれど、作画の現場はちょっと違うんですか? 新海監督アフレコや音楽はリアルタイムの芸術なので、もう一回やっても、一言分の時間ですが、作画の現場は「もう一カットやらせてください」で一週間だから、「それはちょっと与えられない…」というジャッジもあります。そこはシビアになるところもあるけれど、大人たちが泣いたり悔しがったりしながら、それでもなんとか駆け抜けることはできました。 野田さん僕も何年も仕事をしてきて、皆さんと同じように、新海さんの感情がかき乱されてワーっとなっている瞬間を見たことがないし、怒鳴りつけている現場とか、ピリピリすることがあってもおかしくないくらいなんだろうけど、でも見たことがなくて…。もしかしたら作画の現場ではとんでもない怒号が飛び交っているかもしれないし、それも見てみたいですけれど(笑)。 新海監督諸先輩の伝説の監督の話を聞くと、ゴミ箱を蹴るとか描いてくれた画をホッチキスで留めて二度と見られなくするとかは聞くけれど、僕はそういうタイプではないです(笑)そういう意味で言うと、褒め合いみたいで恐縮ですが、洋次郎さんってなんて素敵なんだろうと思うんですね。いつもメールでやりとりをしていて、新しい曲が上がってきて、「すごく良い」と思う時もあれば、「ちょっとこれはこの作品のための曲じゃないな」って時もあるんです。切羽詰まったタイミングで何回も何回もテイクを出している時も「そちらも現場大変だと思うけれど、俺たちも同じ現場を目指してなんとか走っていきますので元気に行きましょう。寒くなってきましたね。風邪を引かないように」とかメッセージをくださるんです。そこを見習って、ニコニコやろうと思っています。 野田さん僕も新海さんを見習っていつもやっています(笑)! MC最後に新海監督から、これから映画を観る皆さん、全世界に向けてメッセージをお願いします。 新海監督今日は長い時間ありがとうございました。「自分たちがどんな作品を作ったのか?」 それを教えてもらえるのが、今日以降の時間だと思います。良いことであれ、気になったことであれ、できればたくさんの言葉を費やして、何か書いていただけるととても嬉しいです。観客の皆さんに関しては、この後お会いするんですが、エンターテインメントを楽しんでくださいと伝えたいです。もしかしたら今、「すずめの戸締まり」が日本で一番面白い作品かもしれません。全力で楽しんでいただければと思います。今日はありがとうございました。【完成披露試写会 上映後舞台挨拶】新海誠監督岩戸鈴芽役原菜乃華さん宗像草太役松村北斗さん岡部稔役染谷将太さん二ノ宮ルミ役伊藤沙莉さん海部千果役花瀬琴音さん音楽野田洋次郎さん(RADWIMPS)■本作の上映が終わると、会場のお客さんが総立ちで拍手! スタンディングオベーションの中を新海
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舞台『弱虫ペダル』THE DAY 2 DVD<総北高校> 小野田坂道役:島村龍乃介 今泉俊輔役:砂川脩弥 鳴子章吉役:北乃颯希 巻島裕介役:山本涼介 金城真護役:川﨑優作 田所迅役:滝川広大 <箱根学園> 福富寿一役:髙﨑俊吾 荒北靖友役:相澤莉多 東堂尽八役:フクシノブキ 新開隼人役:百成瑛 泉田塔一郎役:青柳塁斗 真波山岳役:中島拓人 <京都伏見高校> 石垣光太郎役:鐘ヶ江洸 水田信行役:田口司 御堂筋翔役:新井將 パズルライダー監督:伊藤玄紀 パズルライダー:村上渉 山口拳生 若林佑太other<公演日程・劇場>天王洲 銀河劇場 2024年3月1日(金)~10日(日)TDV34127D/2024年度マーベラス原作:渡辺航『弱虫ペダル』(秋田書店「週刊少年チャンピオン」連載) 脚本・レース演出メソッド創作/監修:西田シャトナー 演出:鯨井康介 音楽:manzo 作詞・歌:桃井はるこ レース演出協力:河原田巧也© 渡辺航(秋田書店)2008/ 舞台『弱虫ペダル』製作委員会舞台『弱虫ペダル』THE DAY 2 DVDご購入はこちら
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『アイ・アム・グルート』パンフレット発売のお知らせTOHO theater Store でも販売いたします。マーベル公式ディズニープラスで配信中の『アイ・アム・グルート』パンフレットが発売されます! オールカラー68ページ、200点以上のヴィジュアルを使い、グルートの魅力を余すところなく伝えます! シリーズ6本での成長の軌跡や、原作コミックの話題、コンセプトアートも楽しめます!6種類のステッカー付き!!商品名:『アイ・アム・グルート』パンフレット 価格:880円(税込)/68ページ発売日:2023年5月3日(水) ©2022 MARVEL 東宝株式会社 ライツ事業部 -
「Dr.コトー診療所」製作報告会見「Dr.コトー診療所」公式サイト山田貴敏さんの同名漫画を元に、架空の孤島・志木那島(しきなじま)に赴任したコトーこと医師・五島健助と島民の絆を描き、フジテレビで放送されたドラマシリーズ「Dr.コトー診療所」。シリーズ初の劇場版であり、16年ぶりの新作は、オリジナルキャスト&スタッフが再集結し、「Dr.コトー診療所」の“今”を描きます。 10月26日、映画「Dr.コトー診療所」の製作報告会見がザ・リッツ・カールトン東京にて開催され、主演の吉岡秀隆さん、柴咲コウさん、大塚寧々さん、髙橋海人さん(King & Prince)、生田絵梨花さん、泉谷しげるさん、筧利夫さん、小林薫さん、そして中江功監督が出席しました。この日は、最新の予告編が解禁となり、完成前の作品について込めた思い等をそれぞれが語りました。こちらのイベントの様子を詳しくレポートします。製作報告会見五島健助役吉岡秀隆さん五島彩佳役柴咲コウさん西山茉莉子役大塚寧々さん織田判斗役髙橋海人さん(King & Prince)西野那美役生田絵梨花さん安藤重雄役泉谷しげるさん和田一範役筧 利夫さん星野正一役小林 薫さん中江 功監督吉岡さん正直に言うと、まだ(完成作品を)観ていないので、何とも言いようがないのですが…。きっと編集中だと思いますが、信頼する中江監督にお任せして、僕自身(完成作を)本当に楽しみにしております。 柴咲さん16年前の前作では星野彩佳でしたが、今作では五島彩佳として久しぶりに帰ってきました。ビジュアルが出ているので、ご存じかと思いますが、コトー先生と結婚して妊娠七カ月の彩佳さんです。彩佳も含めて今、島の皆さんがどういう暮らしをしているのか、今作ではどのようなことが巻き起こるのか、皆さんの目で、肌で感じていただきたいと思います。 MCコトー先生、彩佳さん! ご結婚、そして妊娠おめでとうございます!(会場:拍手) 大塚さん16年ぶりということで、撮影に入る前は、心配やいろいろな気持ちがありました。会ってみたら、親戚が集まったみたいに、一瞬にして何の違和感もなく撮影に入れたことが嬉しかったです。その時に、この良い雰囲気が画にも現れるだろうと思いました。 髙橋さんずっと長く愛されているこの作品に出演できると聞いた時には、本当に嬉しくて、そしてプレッシャーを感じました。本気で挑もうとたくさん台本を読んだのですが、いざ現場に入った時には周りのキャストさんのすごさや、スタッフさんの熱量に、自分の至らなさで打ちのめされました。家に帰っても悔しくて、「明日こそ!」と準備をするんですが、また現場で打ちのめされて……。そんな日々の繰り返しでした。僕の中で、限界突破120パーセント頑張ったと、今は感じています。僕の演じた判斗が、少しでもこの作品を彩れていたら良いなと心の底から願っております。 生田さん「Dr.コトー診療所」の登場人物の皆さんと同じ空気を吸って、志木那島の診療所で看護師の一員になり奮闘できたことは、本当に幸せだったと思います。撮影中は、緊張していることを忘れてしまうほど、皆さんが温かく自然体で迎え入れてくれました。そのおかげで楽しみながら学ぶ日々となりました。改めて、すごい場所に入らせてもらっていたのだと、今身震いしています。 泉谷さん漁労長をやらせたら日本一の漁労長役ができる泉谷です。この作品は、まだ完成していないのでねぇ、何とも言えないんだけれども……この作品は完成しません! もう、これはコメントのしようがない。最初から思っていました、これはできないよと……。案の定まだできていないのに、感動しているこの不思議さ。これこそ、「Dr.コトー診療所」の残酷な現場がもたらした結果です(笑)。そういうことを楽しくお話ししたいと思います。 MC本日は異例の未完成報告会見となっております。 筧さんいよいよ12月16日、世紀の大決戦が近づいて参りました。「Dr.コトー診療所」の映画版でございます。もう皆さま、ご覧になってお分かりのように、我々は何も変わっておりません! 身長、体重、心に抱えている悩み、すべて同じでございます。どうぞ皆さま、我々と共に世紀の一瞬をご覧ください。よろしくお願いします。 MC和田さん、特に変わっていないですね。思わず”和田さん”と呼んでしまいました。筧さん、本当に変わっていなくてびっくりでございます。 小林さん仕事先などで、「『Dr.コトー診療所』が映画化されるんですね」「ずっとファンで観ていました」という声をいただきます。16年経っても、こうして声をかけてもらうことで、作品の生命力と作品の持つ力を感じました。僕も声をかけられて作品に参加できて良かったです。もし、僕だけ声をかけられなかったら、中江監督との関係もギクシャクしたと思います(笑)。ここにいるだけでホッとしていますが、これを聞く側にまわっていたら、ちょっと寂しいなと……。 中江監督皆さんがお話された後ですし、会見の時間も短いのであまりお話することはありません。ドラマが終わった後に映画をやるか、スペシャルをやるかという話は、何度も出ていました。でも、話が出ては消えていました。三年ぐらい前にようやく「やろう!」という動きがありまして、そこで吉岡さんとも会いました。ちょこちょこお会いしてお話をしてきた作品でございます。ただ、三年というより、思い返してみると二十年ぐらい前に、最初に「Dr.コトー診療所」のドラマをやろうと言った時から現場などでお話をしてきたことが、全部結集した作品になっているのではないかと思っております。その二十年の思いが形になっていれば良いなと思います。「見どころは?」とよく聞かれますが、変なところで泉谷さんが捕まったりすることもなく…。(会場:笑) 同じメンバーが元気で揃ったことは奇跡だと思います。そこは一つの見どころだと思っております。 MC監督から「具体的な話は三年前から」というお話がありました。吉岡さんは「Dr.コトー診療所」がずっと心の中にあったのでしょうか。 吉岡さんえっと……ありません。監督と会うたびに、”五島健助”の火をなかなか消してくれなくて、「今どうしているんだろうね?」や「和田さんはどうしているかね?」といった話をしてくるので、監督の中では消えることがなかったのだと思います。ですから、(監督が)その火を僕に焚き付けてくれた感じです。MC16年ぶりに演じてみていかがでしたか。 吉岡さんずいぶん時間が経ち、僕も髪が真っ白になりました。「もう一度戻れるのだろうか?」と自問自答の日々と、同じキャストと同じスタッフ、新しいキャストとスタッフ、振り返れば同じ汗と涙を流した方々が一緒にいてくれたので、そういう中でまたコトー先生に戻してもらった感じです。 MC彩佳さんは、苗字が星野から五島になりました。どこかでそうなる感じがしましたか。 柴咲さん「Dr.コトー診療所」は、再放送があると観ていました。不思議と、自分が出演してはいるものの、もはや自分ではなくて、その島はフィクションではなく本当にどこかに実在していて、その地に根付いた人々が今もいるのだろうという気分でずっと観ていました。そして、今回の映画化のお話をいただいた時に、そこに関しての不安はまったくありませんでした。きっとあるところに自分の魂がすっと入っていく感じになるのだろうと思っていました。実際にクランクインしてもそうでした。島での撮影も彩佳さんはずっと島で生活をしていて、とても自然な流れでコトー先生と一緒になったんだろうと簡単に想起できました。 MC柴咲さんは、この前に別作品(「沈黙のパレード」2022年公開/出演:福山雅治・柴咲コウ)で内海薫を久々に演じられて、本作でも久しぶりとなりましたね。ご気分は? 柴咲さん不思議ですが、「Dr.コトー診療所」はこれが集大成というか、すべてを描き切ることで映画化になっていると思います。みんな、すべての魂を込めて作り上げているところがあると思います。さきほどもお話したように、志木那島に集う人々は永遠に続いていく……そんな感じがしています。 MCそれでは新キャストにもお話を伺いましょう。髙橋さんは「とにかく大変だった」とさきほどお話をされていましたが、具体的に苦労したのはどのシーンですか? 髙橋さん正直、全シーンです。僕自身、求められる水準の高さが……。皆さんがドライの時から熱心にディベートをされて、僕は一つ一つを作っていくことにしがみついていった感じです。 MC噂によると、20テイクから30テイク重ねたそうですね。そのシーンで一緒だったのはどなたですか? 髙橋さん結構長いシーンで、織田判斗が島の医療のあり方を問うシーンでした。(一緒だったのは)筧さん、小林薫さん、しげるさんです。 MCレジェンドに囲まれての30テイク? 髙橋さんそうなんですよ。神々に見守られている感じで、それはもう生きた心地がしなかったですね。 MCその時に、泉谷さんが助けてくれたそうですね? 泉谷さん、そのシーンのことは覚えていますか? 泉谷さん覚えています。(髙橋さんに向かって)お前、ちゃんと言えよ! なぁ、俺、助けただろ?髙橋さんはい。 泉谷さん具体的に言うと、この監督は回数を撮るわけ。彼(髙橋さん)向けのところをやるにしても、こちらを狙っていても、そのシーンの頭から全部やらないといけなくて、30ページを何回もやる。そりゃあ、間違うわ。その間にも、監督がちょこちょこアイディアを入れてくる。まったく失礼な野郎(監督)です。それで彼(髙橋さん)がいっぱいいっぱいなことは、見ていて分かる。だから、「NGを出しても台本が悪いんで、(中江監督のもとで)みんなもそういう目にあってきているから、ここはお前が悪いんじゃない。監督が悪いんだ! スタッフ全員謝れ」と……謝らせたんだ。その恩義を忘れたな……。(会場:泉谷節で笑う) 髙橋さん(苦笑)。いや、助けていただいて、そう言ってくださるのはすごく嬉しかったです。「スタッフ謝れ!」「監督が厳しい」とか、そういう言葉が逆にブーメランで僕に返ってくるっていう……こともありましたね。 MCなるほど、逆にね。もう、どこまでが(役柄の)漁労長で、どこからが泉谷さんか、ほとんどのエピソードって漁労長そのものですよね。 泉谷さんこう言っちゃなんだけれど、台本を全然読んでいないので、状況が分からないんです。(会場:笑) …読む気がしない。台本を読んじゃうと、やらないといけないでしょう? 薫ちゃんにもたまに「泉谷、ここは違うだろ!」と指摘されているんだけれど……演技を間違えているんだよね(笑)。彩佳にも「結婚したの?」と聞いたりして……本当にすみません。 MC小林さん、その辺り、親友として泉谷さんのアプローチはいかがでしょうか。 小林さん(笑)。いや、良いんじゃないですか? 泉谷さんらしいといえば泉谷さんらしい。忘れちゃったけれど、本当に何も考えていないんだよね(笑)。「これはこういうシーンだからね!」と(泉谷さんの)耳元で言ったら「え、そうだったのか!」と初めてそのシーンの意味合いが分かったりして……その後はちゃんとやっていましたね。(登壇者の皆さん:大笑い)MCこれはある意味、天才ですね。そういう状況であの演技をしていたのかと……改めて思いました。 ■ここからは、記者からの質問。 【質問】吉岡さんに伺います。ご自身にとって「Dr.コトー診療所」という作品はどういうものかお聞かせください。また、この作品は今の日本の過疎の問題や現在の問題がいろいろ織り込まれたストーリーになっているかと思います。今この時代に「Dr.コトー診療所」を届ける意味合いはどこにあるとお考えでしょうか。 吉岡さん難しいことを聞きますね。中江監督とは、コロナ禍に入って命の問題を考えるようになったことも含めて、いろいろな話をしました。僕も最初に演じたのは二十年前だったので、その時は32か33歳で、もう52歳ですから、コトーに対する気持ちはもちろん変わりました。こういう時代になったからコトー先生みたいな人にいてほしいと余計に思います。あの頃は、無我夢中でやっていたことが、今になってみるとここにいるみんなと一緒に同じ汗と、同じ涙を流して本当に良かったと思える作品になりました。僕自身にとっても大事な役と作品ですし、皆さんが新しい役を吹き込んだ役と作品です。 MC吉岡さんは企画段階から「何かを背負っていないとあの坂を自転車で登れない」とおっしゃっていたそうです。そういう思いは、今回の映画に至るまで(2003年ドラマの)19年前や、(2006年のドラマの)16年前からあるのでしょうか。 吉岡さんそうですね。みんなは”Dr.五島”のことを”コトー先生”と呼びますが、僕が演じるのは五島健助という一人の医師なので、彼が背負っているものや悲しみが何か、しっかり分からないとコトーにはなれない気がしていました。 【質問】中江監督に伺います。先ほど「本作が集大成」とのことでしたが、これが完結編になるのでしょうか。 中江監督ご覧になった方がどう思われるのかは分かりませんが、一応集大成で……完結編だと思います。僕の中では、最初で最後の映画化だと思っています。フジテレビの戦略で「また連ドラをやるだろう?」と思われるかもしれませんが、「もうこれで最後にして、コトー先生を一度締めよう」と吉岡さんともお話をしたので、僕はやる気はないです。……こんなこと言って良いのかな(笑)。 MCただフジテレビの場合、昔「海猿」という映画があって、ファイナルと言って、その後どんどん作ったことがございます。(会場:笑) あまり真に受けなくても良いのかと…。ただ中江監督(の意思は)は最後という気持ちで作られているということですね。 【質問】吉岡さんと柴咲さんに伺います。俳優として、(前作ドラマから)16年が経ってお互いに変わったこと、変わっていないところはありますか? 吉岡さん柴咲さんは、まったく変わっていないと思います。凛としていて、観音様みたいな優しさもあるんですが、目を見開いている観音様のような少し怖い部分もあります。そばにいるとホッとしますし、近づき難い時もありますし、一言が重い時もあれば、その一言に救われる時もあります。柴咲さんということは、最初に共演した時は私が二十代でしたが、ふてぶてしかったんでしょうね。 吉岡さん(即座に)いやいやいや! ふてぶてしいとは言っていないです。 柴咲さん失礼しました。吉岡さんは、「髪の色が変わった」とおっしゃっていましたが、久しぶりにお会いして、本読みをした時に、もう物語の中にいらっしゃったんですよね。そういう作り込み方と誠実さは何も変わっていないなと思いました。もし、変わっているとしたら、重圧というかコトー先生や「Dr.コトー診療所」に対しての周りの期待、コトー先生暮らしの日々が積み重なっているので、その重さは二十年前よりもさらに重く吉岡さんにのしかかっていたように感じました。 MC変わらないもの、変わったものがある19年かと思います。変わったといえば、(「Dr.コトー診療所」フジテレビ系列にて2003年放送の第一期に出演された)神木隆之介さんが当時は10歳でしたが、29歳になりました。大塚さん、これは変わりましたね。 大塚さんそうですね。19年前にドラマを撮っていた頃は、撮影がすごく厳しかったので、子どもたちは撮影現場でリアルに泣いていました。その彼らが、あんなに成長して立派な大人になられていて感動しました。 MC子どもたちも泣く”鬼の中江”というのが改めて伝わってまいりました。生田さん、柴咲さんの後輩看護師役として共演されてみて何か得るものがあったのではないでしょうか。 生田さん先輩後輩として道を歩きながら会話するシーンを最初に撮りました。モニターでその時の彩佳さんの表情を見ていたらとても良くて、このような表情で後輩を見るのであれば、(自身が演じる役柄は)たくましくないといけないし、どんな時も彩佳さんについていくこと、何かできることがあればすぐ行動できる人にならなければと感じました。柴咲さんが演じる彩佳さんの表情からヒントやひらめきをたくさんいただきました。MCある時は柴咲コウさん、またある時は蒼井優さん、そして今度は生田絵梨花さんといろいろな診療スタッフの皆さんが診療所にやってきます。でも、そこに変わらずにいるのは筧さん演じる、和田さんです。和田さんの存在感が安心につながっていると思います。今回も期待して良いですか? 筧さん話を無理やり振らなくて良いですよ! MC還暦おめでとうございます。 筧さん(MCの軽部真一アナウンサーも)同じ年ですからね!今回も見守らせていただきました。今言ったら良いのか分かりませんが、前にも増して愛情を感じました。手術シーンでは、もっと先生を助けようとか、何とかしようと思う気持ちが増していました。そういう意味では自分も大人になって良かったと思いました。ありがとうございました。 MC今回も和田さんはたくさん写真を撮っていますか? 筧さんはい、そういうシーンを撮りました。 ■フォトセッション MC最後に代表して主演の吉岡さんからメッセージをお願いします。 吉岡さん今日はありがとうございました。19年前に、「決して色褪せることのないドラマを作るんだ!」と作りまして、こうして映画化されて「色褪せていなかったんだ!」とつくづく思いました。そして、当時かいた汗と涙に負けぬよう同じキャストと新しいキャストとスタッフとともに頑張りました。今は何だかとても不安定な時代になりましたが、12月16日に志木那島で待っていますので、どうぞ劇場に遊びに来てください。
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舞台『弱虫ペダル』THE DAY 2 Blu-ray<総北高校> 小野田坂道役:島村龍乃介 今泉俊輔役:砂川脩弥 鳴子章吉役:北乃颯希 巻島裕介役:山本涼介 金城真護役:川﨑優作 田所迅役:滝川広大 <箱根学園> 福富寿一役:髙﨑俊吾 荒北靖友役:相澤莉多 東堂尽八役:フクシノブキ 新開隼人役:百成瑛 泉田塔一郎役:青柳塁斗 真波山岳役:中島拓人 <京都伏見高校> 石垣光太郎役:鐘ヶ江洸 水田信行役:田口司 御堂筋翔役:新井將 パズルライダー監督:伊藤玄紀 パズルライダー:村上渉 山口拳生 若林佑太other<公演日程・劇場>天王洲 銀河劇場 2024年3月1日(金)~10日(日)TBR34126D/2024年度マーベラス原作:渡辺航『弱虫ペダル』(秋田書店「週刊少年チャンピオン」連載) 脚本・レース演出メソッド創作/監修:西田シャトナー 演出:鯨井康介 音楽:manzo 作詞・歌:桃井はるこ レース演出協力:河原田巧也© 渡辺航(秋田書店)2008/ 舞台『弱虫ペダル』製作委員会舞台『弱虫ペダル』THE DAY 2 Blu-rayご購入はこちら
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「沈黙のパレード」大大ヒット御礼舞台挨拶「沈黙のパレード」大大ヒット御礼舞台挨拶「沈黙のパレード」公式サイト天才的な頭脳をもつ物理学者・湯川学が、不可解な未解決事件を科学的検証と推理で解決していく、東野圭吾さんの小説「探偵ガリレオ」を映画化したシリーズ第三弾となる「沈黙のパレード」。10月27日、観客動員数200万人を突破したことを祝して、主演の福山雅治さんがTOHOシネマズ 六本木ヒルズにて開催された大大ヒット御礼舞台挨拶に登壇。この日は、福山さんが本作の主題歌「ヒトツボシ」を生歌唱するサプライズもあり、大いに盛り上がりました。こちらのイベントの様子を詳しくレポートします。大大ヒット御礼舞台挨拶湯川 学役福山雅治さん福山さん本日は、まさか会えるとは思っていませんでした。大大ヒット舞台挨拶ということで、急なお知らせになってしまったんですけれども、おそらく全国からお越しいただいていると思います。ありがとうございます。 MC福山さん、発表させてください。本日が、公開から42日目になりまして、観客動員数200万人を突破いたしました!(客席:拍手) 福山さんありがとうございます! 僕は、自分のライブツアーでも200万人動員はないので……。 MC200万人って相当ですよ! 福山さんですよね。嬉しいですね。本当にありがとうございます。 MC大ヒット御礼舞台挨拶(10月2日実施)の時に、福山さんが「皆さんがたくさん観てくださったら、大大ヒット舞台挨拶をやりたいですね!」と、話されていましたけれど、それが実現しました。 福山さんまさか! 「実現したらいいな」と思いながら、「そんな簡単には行かないだろうな」と思っていたので、「今日200万人を突破した」ということを聞いて、大変嬉しく思っています。かつ、今日こちらにお集まりいただいた500名の方は、鮭が川をのぼってくるように厳しい抽選をくぐり抜けて…。(鮭の動きをジェスチャーする) MCなんで鮭なのかわかりませんが…。 福山さん少し前にテレビで目にしたから(笑)! たどり着いた皆さんです。来られなかったという方が本当にたくさんいると聞きました。そこで、急遽ですけれど、そういう方のために僕の夢に……いや夢には出てきていないですが…「なんとか見られるようにしなければ」と思いまして、Instagramライブを生中継しています。 MCもうすでに「追い沈(ちん)」(=リピート鑑賞)、「沈黙のパレード」を複数回ご覧になっている方! 福山さんえ?! 「追いパレ」ね! MC自ら積極的に「追い沈」って言っていたじゃないですか!? 福山さん僕はそんなこと言っていない!「追いパレ」。 MCわかりました。(客席に)では「追いパレしました」という方は?(ほぼ全員の方が手を挙げている) 福山さん&MCありがとうございます! MCSNSの感想で、「何度見ても新しい発見がある」と書いてありましたよ。そこで改めて伺います。福山さんが「沈黙のパレード」で好きな場面、好きなセリフはありますか? 福山さん好きな場面は、クスッと笑えるところですね。最初の湯川と内海薫さんが再会したところで、(湯川は)シャボン玉を磁石で追いかけているんですけれども、その姿を見て柴咲さん演じる内海の「相変わらずだな」という笑顔の表情です。会いたかったという気持ちがあったのかはわかりませんが、あの笑顔にいろいろなことが集約されています。その後、やりとりがあって、二人はファミレスに行きます。そしてファミレスで、かき氷を食べながら、「ガリレオ先生のあのポーズが出るのかな?」と思いきや、「(かき氷を食べて)頭が痛かったんだ」っていうところ。あれはアドリブでも何でもなくて、西谷監督の演出です。MC「『ガリレオポーズが見られる!』と一瞬気を持たせて、出さないというのをやってください」という指示ですか。 福山さんそうです! 「えーそんなの照れくさい」と思ったんですけれどね。 MCあのポーズは劇場版ではやらないですよね? 福山さん劇場版では(少し考えて)……今まで出てきたことはないですね。数式を書き殴るシーンもないです。「ついに!『沈黙のパレード』で出るか」と思いきや、「かき氷がキーンときただけか!」となった後で、「血も涙もない」(内海)という話になり、「血も涙もないと人はよく言うが……」(湯川)となる。やっぱりああいうところが、ガリレオらしくて好きですね。 MCご自身のセリフはどれが好きですか? 福山さんセリフはどこだろう……どれも心を込めて、セリフを発してはいるのですが、セリフがないところで好きな箇所はありますね。事件現場で検証実験をする時に、途中で草薙さんが遅れてきて、内海に「これは何の実験だ?」と聞くと、内海が「私にはさっぱりわかりません」と答える。そのやりとりを見た湯川が、感情のないガラスのような目で「こいつ相変わらずだな」という感じに内海を見る。自分のシーンではあのカットが好きです。あれも西谷監督の演出ですからね! MCそうなんですか! 福山さん何パターンか撮影しました。一テイク目は、「ほんとバカだな」という目線でした。その後に、監督から「もっと感情をなくして、何かの物体を見るようにしてください」と指示されました。いろいろ撮った中で一番、感情のない目線が(作品本編に)使われています。 MC振り返ってみますと、2007年10月15日に連続ドラマの放送が始まりました。ちょうど十五年前の作品ということで、それが十五年後には劇場版三作があり、三作目の大ヒット御礼までできている。福山さんも、まさかそこまでは予想していなかったでしょうけれども、改めてこの十五年間続いたこの「ガリレオ」シリーズはいかがですか? 福山さん(ここまで続くとは)最初はまったく思わなかったですし、(東野圭吾)先生が原作を新たに書いてくださるじゃないですか。「あれ、新しいの出たよ」、「知ってる、出たの」、「……どうするの?」。その繰り返しでずっと続いてきていて、今後もそういう気持ちで待っています。 MCでは、我々も「ガリレオ」期待していいですか?(会場:大きな拍手) 福山さんそれは東野先生の筆の走り具合によるんじゃないですか。 MCでは福山さんとしては大歓迎で、我々も大歓迎であるという? 福山さん僕自身が読者として「ガリレオ」のファンであること、湯川さんのファンでもあるし、草薙のファンでもあるし、内海のファンでもあるし、テレビ版でいえば渡辺いっけいさん演じる栗林のファンでもあるし、吉高さん演じた岸谷のファンですし、登場人物に対しても僕はファンなので、こういうのってなかなかないですよね。 MCですので、「沈黙のパレード」は、「これを映画化してほしかった」などの声がSNSにあります。あと感想で多いのが「追いパレ」をしていらっしゃる皆さんで、「展開がわかっているにもかかわらず、最後の『ヒトツボシ』で涙腺崩壊してしまう」、「『ヒトツボシ』の歌詞が素晴らしくて最高にマッチしている」といったつぶやきが投稿されています。 福山さん(会場:「ヒトツボシ」CDジャケットを掲げる方の姿を見て)ああ、ここに持ってきている!…僕が疑り深いからね。 MC「ちゃんと買っていますよ!」って。 福山さんありがとうございます。 MC今日は、(KOH+ヴォーカルの)柴咲さんがいらっしゃいませんけれども、今年行われた福山さんのツアーで、「ヒトツボシ」をセルフカバーされていますよね。 福山さん本作の公開が9月16日でしたけれど、6月の埼玉のライブでもうセルフカバー(の歌唱)をやっていましたね。 MC作品の内容はわからなくても(楽曲を聴いて)涙するという……。 福山さんやっていましたねー。 MCKOH+も最高ですけれど、福山さんのセルフカバーも最高です。(客席:拍手) 福山さんあれ? MC聴いてみたくなってきましたー!(客席:拍手) 福山さんあれ? どういう流れ? MC映画館で福山さんが歌っているの、これまで見たことない! 大大ヒット御礼だしなー! 聴きたいなー!?(客席:拍手) 福山さん映画館で歌ったことなんてないよ! 本当に? やっていいのですか? (客席:大きな拍手)…それではやらせていただきます! MC映画館で歌うのは見たことないです! 福山さん初めてです! MC本当ですね。お客さんにはサイリウムをお配りしています。袋から出してパキッと折ってください。今回は「沈黙のパレード」ということで黄色のサイリウムをお配りしました。 福山さんそうなの? サイリウムまで用意してくれたの? MCちょっとライブ会場のような雰囲気にしました。KOH+で柴咲さんを引き立てる福山さんも最高ですけれども、セルフカバーも最高なんです。 福山さんそうそう、Instagramライブも僕の演奏を映してね。 MCスマートフォンで映した映像ですけれど、相当きれいですよ。 福山さんそんな、まるで用意していたみたいじゃない。 MCサイリウムをお配りした時点で、「なぜサイリウム?」と思われた方もいらっしゃるでしょう。 福山さんでも、記念写真を撮ることもあるので、「それ用かな?」とかね。じゃあ、ちょっと。(おどけて)やーもう最初からイヤモニ(イヤーモニター)が着いてたぁ(笑)。えー、嘘でしょう? 全然気がつかなかった(笑)。いつスタッフに着けられたんだろう? MCバッチリ準備できています! 福山さん知らぬ間に。いつの間にか(イヤモニが耳に)着いてた。(ギターを手にして)結局、サウンドチェックも何もできていないんですよ。(ギターの試し弾きをして)皆さん、聞こえますか?(客席:拍手) ではお声ではなく、サイリウムで答えてくださいね。(客席:サイリウム揺らす)あぁ、瞬いてる! ■主題歌「ヒトツボシ」生披露福山さん(会場:大きな拍手)ありがとうございました! MC皆さん「沈黙のパレード」を見終わった直後だから、よりグッときますよね。 福山さん作品を観て、そして柴咲さんのKOH+からの… MCトークで大笑いした後に泣くという情緒が大変なことになっています。 福山さんすみません。 MC改めて映画館で歌うというのはいかがですか? 福山さんそうですね。大大大ヒット舞台挨拶がもしもあったならば、またやりますか?(会場:大きな拍手) MCその時には、皆さん来ていただけますでしょうか?(会場:拍手)ありがとうございます。改めて、福山さん、生歌唱ありがとうございました。(会場:拍手) 福山さんスタッフの皆さん、音響スタッフの皆さん、ありがとうございます。 ■フォトセッションMC最後にご挨拶をお願いします。 福山さん本当にありがとうございました。「大大ヒット御礼舞台挨拶があったら」なんて言っていたら本当に実現されまして、でも実現できたのは皆さんお一人一人のおかげでございます。何度も観たという方もいらっしゃれば、口コミで周りに広めてくださった方もいらっしゃると思います。そのおかげで、こうしてまた皆さんと会うことができました。いつか、またお会いしましょう! どうしてももう一度この距離で会いたいという方がいらっしゃれば、百回ぐらい頑張って作品を観てもらえれば、また会えると思います。頑張ってみてください。……それは冗談としても、この作品が、2022年にこのように受け入れていただけて、おそらく十年、二十年経っても観てもらえるのではないかと思っています。この音楽も、作品も一生残りますからね。そのスタート地点に立たせてもらえる作品になったと思っています。それは皆さんのおかげです。永く永くこの作品を愛して、育ててください。またお会いしましょう! ありがとうございました。(生配信中をご覧の方に向けて)Instagramライブをご覧の皆さんもありがとうございました。またお会いしましょう!
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情報セキュリティ基本方針情報セキュリティ基本方針について 情報セキュリティ基本方針 2021年10月1日 制定 東宝グループ(以下「当社グループ」といいます。)は、お客さまからお預かりする情報を含め、当社グループが保有する情報資産の重要性を認識し、さまざまな脅威から情報資産を保護する責務があると考えております。そのため、当社グループは情報セキュリティに関して以下のとおり基本方針を定め、すべての役員および従業員がこれを遵守することで、情報セキュリティ施策に取り組んでまいります。 法令および規制の遵守 当社グループは、情報セキュリティ施策の実施にあたっては、情報セキュリティに関係する法令および規則を遵守します。 関連規程の整備 当社グループは、情報セキュリティ施策を実施するための各種社内規程等を整備し、役員および従業員への周知徹底を行います。 管理体制 当社グループは、情報セキュリティ施策の実施および継続的な運用のために、情報セキュリティ委員会を設置し、当社グループ各社における情報セキュリティを管理・運営する体制を構築します。 教育 当社グループは、役員および従業員に対し情報セキュリティに関する必要な教育活動を継続的に行い、規範意識の向上に努めます。 変化への対応 当社グループは、新たな脅威や環境の変化に対応するため、情報セキュリティ施策および関連規程の見直しを継続的に行います。 監査 当社グループは、情報セキュリティ施策の遵守状況および妥当性を客観的に評価するために、監査を定期的に実施し、継続的な改善に努めます。 トップ 情報セキュリティ基本方針について -
「映画ドラえもん のび太の絵世界物語」完成披露試写会「映画ドラえもん のび太の絵世界物語」公式サイト「映画ドラえもん」シリーズ45周年記念作品の「映画ドラえもん のび太の絵世界物語」の完成披露試写会が2月16日、東京・内幸町のイイノホールにて開催されました! ドラえもん、のび太、しずかちゃん、スネ夫、ジャイアンのおなじみの五名に加えて、ゲスト声優を務めた鈴鹿央士さん、藤本美貴さん、サンドウィッチマンの伊達みきおさん、富澤たけしさん、寺本幸代監督が上映前の舞台挨拶に登壇し、本作の注目してほしいポイントを語りました。 また、本作の内容にちなんで、それぞれ大ピンチに陥ったエピソードを披露したこちらの舞台挨拶の模様をレポートいたします!「映画ドラえもん のび太の絵世界物語」完成披露試写会パル役鈴鹿央士さんアートリア王妃役藤本美貴さんアートリア王役伊達みきおさん評論家役富澤たけしさん寺本幸代監督■会場のお客さんの「ドラえもーん!」という呼びかけで、ドラえもん、のび太、しずかちゃん、スネ夫、ジャイアンが登場! ドラえもん今日は僕たちの映画を観に来てくれて、どうもありがとう! 僕、ドラえもんです。 のび太野比のび太です! しずかちゃん源静香です! ジャイアンオレ様は、ジャイアンこと剛田武だぜ! スネ夫骨川スネ夫です! MCドラえもんとのび太くん、おしゃれな服を着ているね!のび太おしゃれでしょ? ドラえもん似合っているよね! のび太ありがとう! ドラえもん今回はね、絵の中に広がる中世ヨーロッパの世界、アートリア公国で大冒険をするお話なんだ。その時に着た服を持ってきたよ! ジャイアン言ってくれればオレ様も着てきたのによ。 スネ夫僕がカッコ良く着こなしている姿、久保田直子アナ(MC)にも見てほしかったなぁ。 MC大丈夫! この後、映画の中でみんなに観てもらえるよ! スネ夫しっかり観ていてよ!MCしずかちゃんは今回の大冒険どうだった? しずかちゃんとっても楽しかったわ。絵の中に入れるなんて思わなかったし、そこで出会ったクレアちゃんともマイロちゃんとも仲良くなれて、うれしかったわ!のび太うんうん。僕はマイロに絵を上手に描くコツを教えてもらったんだよ。 ジャイアンのび太が描いた絵には笑っちまったけどな。 スネ夫本当にヘタッピだったよね! のび太そんなこと言うなよ! 僕なりに一生懸命描いたんだよ。 ドラえもんそうそう、のび太くん、すごく頑張っていたもんね。 のび太そうだよ! スネ夫じゃあ良いか。 ドラえもんここにいるみんなは絵を描くことは好きかな? 好きなものとか好きな場所、お父さんやお母さん、お友だちのことを描くことが大好きというお友だちは、手を挙げてもらって良いですか? のび太ドラえもん、たくさんいるよ! ドラえもんそうか、そうか! MCところで、アートリア公国ってどんな国だったの? ドラえもん僕たちが行ったアートリア公国は、絵を描いたり彫刻を作ったり、芸術が大好きな人が集まっている国だったんだ。 スネ夫大きなお城と湖もあってさ。本当にきれいな場所だったよね。しかもさ、どこかに幻の宝石が眠っているって聞いたから、ワクワクしちゃったよ。 ジャイアン「その幻の宝石は、オレ様が絶対に見つけてやる!」って思ったんだけど、大変なことになっちまったんだよな。しずかちゃん昔の伝説がよみがえってしまって、ドラゴンとか悪魔も出てきて、本当にどうなるかと思ったわ。 のび太いろいろあったけれど、またアートリアに行って、みんなに会いたいなぁ。元気かなぁ。 MCいろんなことがあった冒険だったんだね。会場の皆さんも早くその冒険を見たいですよね? そうだ! 今日はまだ素敵なゲストがいるんですよね? ドラえもんそうなんです! ゲスト声優の鈴鹿央士さん、藤本美貴さん、サンドウィッチマンの二人、寺本幸代監督が登場! 鈴鹿さん今日は短い間ですが、皆さんと楽しい時間を過ごせたらと思っています。 藤本さん今日はお子さんがすごく多いですね。本作は、とても楽しいお話ですが、親御さんもちょっと考えさせられるような部分もある作品です。ぜひ楽しんでください。 伊達さんサンドウィッチマンの伊達です。王様役でございます(笑)。どこが僕の声か分からずに観てください。 藤本さん王様じゃないんですか(笑)? 伊達さん王様なんですけれどね…(笑)。鈴鹿くん、顔が小っちゃいね。 ドラえもん本当に、僕と並ぶと余計に…。 富澤さんドラえもんの鼻くらいしかないよ(笑)。ドラえもん脚の長さも…。 伊達さん全然違うね。でも、ドラえもんもかわいいよ。 ドラえもんありがとう! 富澤さん僕も本作に出演しています! 今日は隣がジャイアンなので、殴られないように気をつけます…。 ジャイアンおい! 殴らないよ! 富澤さん本当? ジャイアンオレたち、二人とも“たけし”だもんな? 富澤さんWたけしで頑張ります! ジャイアンよろしくお願いします。寺本監督本日はたくさんの方に来ていただいてとてもうれしいです。ありがとうございます。 MC本日は、完成披露試写会ということで、初めてお客さんに本作を観ていただきます。ゲスト声優の皆さんは、一足先に本作をご覧になったと思いますが、これからご覧になる皆さんにどんな風に楽しんでいただきたいですか? 鈴鹿さん公開より一足先に映画を観られるのは、すごく特別な時間だと思います。本作は笑えるところもたくさんあるので、笑ったり、感動したり、素直に楽しんでもらいたいです。個人的にはアクションシーンがお気に入りです。ハラハラドキドキした展開にも注目して観ていただけたらと思います。 藤本さん先ほど、のび太くんが「絵が下手だけど頑張って描いた」と言っていましたが、そこのシーンはぜひ観てほしいです。また、先日の完成報告会で、監督たちがイタリアへ風景を見るためにロケに行ったというのを聞いたので、絵の質感や、細かいところまで楽しんでもらいたいなと思いました。 寺本監督13世紀のヨーロッパが舞台で、どんな暮らしをしているか、どんなものを食べているかなど、細かく調べて描きました。そういうところも見ていただきたいです。 伊達さん僕はミキティ(藤本さんの愛称)と夫婦役なんです。でも、収録がバラバラでね…。 藤本さん一緒じゃなかったんですよね。 伊達さんアフレコの時、僕の声はまだ入っていなかった? 藤本さんたぶん、私が最初のアフレコだったので、入っていなかったです。 伊達さんアフレコはすごく難しかったですが、楽しい作品です。「映画ドラえもん」って、毎年素晴らしい作品ができていますが、いつも友だちの大切さや、絆みたいなものが描かれていますよね。だからみんな、友だちを大事にしようね。分かった? 良し! 大人もそうですからね(笑)。 ジャイアンみんな「心の友」だもんな? 伊達さんそうそう、心の友。ジャイアン、ありがとう! MC富澤さんはいかがですか? 富澤さんこれって本作のオチは言って良いんですっけ? 伊達さんダメだよ。バカだな、お前。皆さんこれから観るんだよ。あと、オチとかないから! 落語じゃねーんだ。 富澤さんポップコーンを食べながら観てほしいですが、今日はダメみたいなので、また映画館に行って楽しんでほしいです。僕の評論家の役がだいぶカギになっています。 伊達さんなっていたかな…? 富澤さんなっています。 MCそして寺本監督、先ほどもうかがいましたが、監督の中で本作のぜひ注目してもらいたいポイントがあれば教えてください。 寺本監督13世紀の生活様式もそうですが、取材に行った時に、イタリアの光の強さをすごく感じたので、本作では光と影のコントラストを描いています。その辺りを観ていただきたいです。本当はもっと注目してほしいポイントはあるんですが、ネタバレになってしまうので、あとは本作を観て楽しんでいただければと思います。MCゲスト声優の鈴鹿さん、藤本さんには、先日行われた完成報告会にもご登壇いただきましたが、サンドウィッチマンのお二人は、今日が本作のイベント初登壇ですね。 伊達さんそうなんです。皆さんと会うのも初めてです。鈴鹿さんと藤本さんは、完成報告会で会ったんですね? 藤本さんそうなんです。 伊達さん良いなぁ…。 MCまず、本作への出演が決まった時はどんなお気持ちでしたか? 伊達さん本当に光栄でしたね。僕は、映画館で初めて観た映画が「ドラえもん のび太の恐竜」(1980年公開)でした。僕たちは今50歳で、今年51歳になります。お父さん、お母さんの中には同世代の方もいると思いますが、初めて観た映画は、だいたい「ドラえもん のび太の恐竜」なんですよね。 富澤さんこの世代はね。 伊達さんその「映画ドラえもん」シリーズの作品に出演できるなんて、本当に夢のようです。娘がいるので、誇らしいですね。これは自慢です。ものすごくうれしかったですが、ただ、ものすごく難しかったですね(苦笑)。ミキティも同じぐらいのセリフ量でしたが、アフレコはどれくらい時間がかかりましたか? 藤本さん私は一時間半くらいかな? 伊達さん僕は七時間かかった…。 MC何があったんですか? 伊達さん何があったんでしょうね? いたるところにセリフがあるんですが、最初から最後まで収録して、もう一回最初から聞いたら、シーンによって声色が全然違ったんです。だから「最初から録り直しましょう」ってなりました(苦笑)。でも、そんなことは考えずに観てくださいね。「こいつ、これで七時間かかったのか」ってね。藤本さんでも、完成した作品はとっても素敵でしたね。 ジャイアン二回録ったかいがあったね。 伊達さんそうだね(笑)。「妥協でOKが出たのかな?」って心配していたんですが、監督、大丈夫でしたか? 寺本監督大丈夫でした! 本当に良かったです。“王様”って感じでした。 伊達さん本当ですか? 夜の11時半までかかったので、終わった時には誰も笑っていなかったですが(苦笑)、大丈夫だったなら、良かったです。 ドラえもんありがとう! 伊達さんいっぱい時間かかって、ごめんね。 ドラえもん全然です。おいしいものをいっぱい食べに行きましょう! 伊達さんどら焼きを食べに行きましょう! ドラえもんカロリーを気にせずにね。 富澤さん(サンドウィッチマンさんのカロリーゼロ理論を)ドラえもんも知っているんだ? ドラえもん僕はちょっと気にしないと、お腹が伊達さんと似た感じに…(苦笑)。 伊達さん僕、今日の服の色合いはスネ夫だったんですけれどね。またご飯に行こうね。 ドラえもん行きましょう。七時間も頑張ったんだからご褒美ですよ。 MC富澤さんはいかがでしたか? 富澤さん最初、「ドラえもんの声優が決まりました」って言われた時に「僕がドラえもんやるの?」って思いました。 伊達さん違う違う。そんなわけないだろ! 富澤さん評論家役ということでしたが、初めて「ドラえもん のび太の恐竜」で映画を観て、今は、こうして声優として出演できたので、すごく感激しましたね。 MC富澤さんの収録時間は? 富澤さん僕は一時間くらいです。「一応、大丈夫ですが、もうちょっとやりますか?」と聞かれたんで「大丈夫です!」って答えました。伊達さんそういう時はもうちょっとやるんだよ! 僕とはセリフ量が全然違いますからね。 藤本さん伊達さんは、今どうにか自分を守ろうとしていますね(笑)。 伊達さん守りますよ(笑)。 富澤さん面白い作品なので、ぜひ観てくださいね。 MCさて、今日はたくさんゲストの皆さんにお越しいただきましたので、せっかくなので…。 スネ夫はいはい! はーい! ジャイアンまだ言っていないでしょ(笑)? スネ夫「質問がある人」でしょ? はい! ドラえもん早いよ! スネ夫さん本作では、絵の世界に伝わる世界滅亡の伝説がよみがえってしまい…。 伊達さん(スネ夫を改めて良く見て)髪型すげぇな…。 スネ夫45年、これでやっています。 富澤さんフォークみたいだね。 スネ夫気をつけてね。刺さるよ?僕たち、本作の中で大ピンチになっちゃうんですが、皆さんが最近経験した大ピンチを教えてください! 伊達さん誰からいこうか? 央士くんからいく? 鈴鹿さん僕のエピソードはしょぼいんですが…。僕は、洗濯機は頻繁に回すんですが、「洗濯曹を掃除してください」という表示が出たので、「清掃モード」を回したんです。そしたら、ほこりや、糸くずを取るフィルターがいっぱいになっちゃって、洗濯機が途中で止まっちゃったんです。なので、フィルターの掃除をしようと思って、外したら、水がぶわーって出てきて…。 ドラえもんえぇ! スネ夫大ピンチじゃん! 鈴鹿さんほこりとか、糸くず混じりの水で廊下まで水浸しになりました。 伊達さん全然しょぼくないじゃん! 富澤さん大事件だよ! スネ夫どうやって乗り越えたんですか? 鈴鹿さん家にあるティッシュとタオルを総動員して、風呂場のドアを開けて、一人でお風呂場に水をジャーって…。 藤本さん水を持っていったの? 鈴鹿さんそれで何とかしのぎました。 スネ夫全然しょぼくなかったよ! MC藤本さんはいかがですか? 藤本さん私は、ちょっとかわいいエピソードです。私は前回の完成報告会で、自分を「ドラえもん」のキャラクターで例えると誰か? というお題で、「ジャイアンです。あなたの物はオレの物」と答えたんです。でも、よく「ドラえもん」を観ている次女の最近の口癖が「おぉ! 心の友よ!」で。 ジャイアンオレ様のやつだ! 藤本さんそう! だから、娘もジャイアンになりかけているんです! 伊達さんこれはピンチだ(笑)。 藤本さん今日は本物が聴けてうれしいです(笑)。伊達さんでも、ジャイアンはいざという時に頼りになるんだよね。 藤本さんそう! すごく優しいのよね。 ジャイアンやめてくれよぉ…。 伊達さんかわいいからね。 藤本さん笑顔がね。 ジャイアン(恥ずかしそうに)そんなことないよ? スネ夫優しいのは映画の時だけなんだよ。普段は怖いんだから。 伊達さんそうだね(笑)。ぶん殴るもんね? ジャイアンあとで覚えていろよ、スネ夫! 富澤さん笑顔で言われるのがまた怖いですね(笑)。 MCサンドウィッチマンのお二人は最近大ピンチはありましたか? 伊達さん意外と今が大ピンチです…暑くないですか(笑)? 富澤さん汗が出ているもんね。 伊達さん先日「アイスが食べたいな」って思って、五本入りのアイスを買いに行ったんですが、気がついたら五本全部食べていたんですよ。 のび太えぇー? 伊達さんもう50歳ですよ。これはだいぶピンチですよね? MC大ピンチ! 伊達さんだから、何も買っていないことにしました。ゴミ箱の底にキレイに捨てました。 藤本さん怒られちゃうからね。 伊達さん「まさか一晩で五本食べたの?」って言われちゃうからね。でも、まだ胃が元気ってことだね。 ジャイアンオレたちにも分けてほしかったよな? 伊達さんごめんね。今度、アイス食いに行こうな。 ジャイアン行こう行こう! 富澤さん僕は、本作のDVDを事前の鑑賞用にいただいたんです。うれしくて、家族に「おい、『映画ドラえもん』の声優やったから、観るぞ!」って言ったら、「映画館で観るから」って言われて…(苦笑)。 ジャイアンウソ…。 伊達さんピンチだね。でも、やっぱり映画館で観てほしいよね。 藤本さん迫力が違いますし、お家のテレビよりも、映画館の大スクリーンで観たほうが、絵世界に入っている感じがちゃんとすると思います。紙の素材とか、大スクリーンだと分かったりもするので、そういう細かいところを劇場で観てほしいです。 MCその意味では、富澤さんのご家族は“大正解”だったわけですね。 藤本さん大正解! 富澤さんそうですね。家族で観に行きますね。 MCでは、あと一問。じゃあ、ドラえもん! ドラえもん良かった! 本作は絵の世界を大冒険する話だったけれど、のび太くん、しずかちゃん、スネ夫、ジャイアン、僕の五人のうち、誰か一人と冒険するなら、誰とどんなところを冒険したい? 富澤さん僕はスネ夫とショッピングモールを大冒険したいですね。全部おごってもらえるかな? スネ夫パパに言っとくよ。ショッピングモールごと買っちゃう! 藤本さんカッコ良い(笑)。 伊達さんスネ夫のパパってどんな仕事をしているんだっけ? スネ夫それは秘密(笑)。 MCでは伊達さんは? 伊達さんそうですね…(スネ夫をジャイアンを見て)まずこの二人はありませんね。 スネ夫&ジャイアン何でだよ! ジャイアンどんな敵が来ても守ってやるぞ! 伊達さん頼りになるんだけれどね。のび太くんとしずかちゃんも良いけど…、やっぱりドラえもんですね(笑)。 ドラえもんありがとう! 伊達さんドラえもんと、どらやき工場に行きたいね。できたてを一緒に食べたいですね。 ドラえもん行きたい! 食べたい! 食べたい! 伊達さんどらやき大好きだもんね。 ドラえもん大好き! ジャイアン何個くらい食べる予定なの? ドラえもん僕はもう、作っている工程の最初からずっと食べ続けているね。 藤本さんあんことか、どらやきになる前からね(笑)。 ドラえもん形になる前から食べているから、数なんて分からないよ。 伊達さんそれはもう、どらやきじゃないじゃん(笑)。 ドラえもん伊達さんは何個くらい行けそう? 伊達さん僕は100個ですね。 ドラえもん100個! スネ夫すごいカロリーになりそう! 伊達さんいやいや、作りたてはまだカロリーが発生していませんから。 のび太そうなの? 伊達さん時間が経つと、だんだんカロリーが発生しますけれどね。 ドラえもん良いことを教わりました。 藤本さん私はしずかちゃんと女子力の高い旅に出たいです! しずかちゃん素敵! 藤本さんサウナに行って、アカすりして…。しずかちゃんの興味あることにずっと付いて行きたいです。大きいお風呂に行きたいですね。 しずかちゃん美しくなっちゃうわよ。 藤本さんピカピカになろう! ドラえもん仲良いなぁ! 鈴鹿さん僕は…。 伊達さんどうしたどうした? 鈴鹿さん僕、たまに「のび太くんに似ている」って言われるんですよ。 のび太えーっ! どんなところが? 鈴鹿さん顔が…。 のび太僕、イケメンだったの? 鈴鹿さん中学生、高校生の時は、眼鏡をかけていたんです。なので、「のび太くんっぽいね」と言われていました。藤本さんのび太くんとどんな旅をする? 鈴鹿さん「筋トレの旅」をしましょう! 伊達さんのび太くんにそのイメージがない(笑)! 鈴鹿さん一緒に強くなりましょう。 のび太ちょっと激しくなりそうだけれど、頑張る! ドラえもんのび太くんがこんなにやる気になるなんて珍しい! すごい! のび太鈴鹿くんとだったら頑張れる! 行こう! 鈴鹿さんジャイアンを倒そう! ジャイアン誰もオレを選んでくれなかったな…。 伊達さんジャイアンも好きだよ! ジャイアン本当…? 心の友よ! ドラえもんジャイアンも一緒にどらやき工場に行こう! ジャイアンおぉっ! やったー! スネ夫みんなでうちのどらやき工場においでよ! 伊達さん工場も持っているんだね(笑)? ドラえもん皆さん、ありがとうございました! MC最後に寺本監督からメッセージをお願いします。 寺本監督本作はアクションがすごくて、皆さんハラハラドキドキすると思います。でも、笑いも、涙もあって、最後に温かい気持ちで映画館を出てもらえる作品になっていると思います。皆さん、ぜひ楽しんでください。 ドラえもんみんな、今日は来てくれてありがとう! 映画を楽しんでね!
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『蜘蛛巣城』 4K リマスター Blu-ray風雲渦巻く戦国の世に野望と妄執の犠<いけにえ>となった猛将の生涯!TBR35056D/1957年度東宝©1957 TOHO CO.,LTD.『蜘蛛巣城』 4K リマスター Blu-rayご購入はこちら
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「ブラック・ショーマン」レッドカーペットイベント&完成披露舞台挨拶「ブラック・ショーマン」公式サイト 東野圭吾原作の人気小説を福山雅治主演で映画化した「ブラック・ショーマン」がついに完成! 8月27日、東京・六本木のTOHOシネマズ 六本木ヒルズにて、完成披露試写会が開催され、上映前にはレッドカーペットイベントおよび舞台挨拶が行なわれました。福山雅治さん、有村架純さん、成田凌さん、生田絵梨花さん、木村昴さん、秋山寛貴(ハナコ)さん、犬飼貴丈さん、岡崎紗絵さん、伊藤淳史さん、生瀬勝久さん、仲村トオルさん、田中亮監督の総勢12名が登壇し、会場は興奮に包まれました。こちらのイベントの模様をレポートいたします! レッドカーペットイベント&完成披露舞台挨拶 神尾武史役 福山雅治さん 神尾真世役 有村架純さん 釘宮克樹役 成田凌さん 池永桃子役 生田絵梨花さん 柏木広大役 木村昴さん 牧原悟役 秋山寛貴さん(ハナコ) 杉下快斗役 犬飼貴丈さん 九重梨々香役 岡崎紗絵さん 中條健太役 伊藤淳史さん 木暮大介役 生瀬勝久さん 神尾英一役 仲村トオルさん 田中亮監督 【レッドカーペットイベント】 ■福山さんらキャスト陣が、階段に敷かれたレッドカーペットに登場すると、会場は歓声に包まれました。テレビカメラの取材に応じた後、最後に一同が揃ってレッドカーペット上でのフォトセッションを行いました。 MCでは、福山さんから一言メッセージをお願いします。 福山さん今日はお集まりいただきありがとうございます。ようやく公開することができます。撮影の期間が少し空いたこともあったんですが、その空いた期間の中で、キャストの皆さん、スタッフの皆さんの作品に対するアイディアやアプローチがより広く、深くなって、最終的には非常に見応えのある、隙のない作品に仕上がったと思います。ぜひご覧ください。(周りのキャストの方やスタッフに向かって)では…よろしいですか? いきます! 映画「ブラック・ショーマン」をぜひ劇場でお楽しみください。「It's Show time!」 ■福山さんの「It's Show time!」という言葉を合図に福山さんの手からテープが飛び出し、会場にスモークが焚かれる。 【完成披露舞台挨拶】 ■福山さんら登壇陣総勢12名が登壇! 福山さんお越しいただきましてありがとうございます。やっと公開できるようになりました。撮影のスケジュール上、ちょっと間が空いたこともあったんですが、その分より濃密な作品に仕上がったと思っております。楽しみにしていてください。よろしくお願いします。 有村さん皆さん、こんばんは。本当に素晴らしいミステリー・エンターテインメント作品が出来上がったと思っております。本当に素晴らしいキャストの方々のお芝居をぜひ注目して観てください。(秋山さんの方を向いて)そして、秋山さん。 秋山さんはい!? 有村さん初めて舞台挨拶に立つそうです。 秋山さんびっくりした! ただでさえ緊張しているんですよ(苦笑)。 福山さんどんどん振ってください(笑)。 秋山さんいやいや、予定にない順番でしゃべるのは、こっちがびっくりしますから! 有村さん皆さん、秋山さんも含めてよろしくお願いします。 秋山さん(深々と頭を下げながら)よろしくお願いします! 成田さんこの素晴らしいエンターテインメントの作品で釘宮克樹という良い役を演じました。本作は、素晴らしいので、楽しみにしてください。 生田さん皆さん、こんばんは。皆さんはこれから作品を観るんだと思いますが、私も、つい先日スクリーンで本作を拝見しました。本当にこの作品の臨場感や高揚感あふれる世界観に終始観入ってしまいました。なので、その一員として存在できていることが幸せだと感じております。 木村さんありがとうございます。ご来場、心より感謝申し上げます。(登場人物の)同級生の皆さん、かなり怪しいです。誰が犯人なのかを想像しながらご覧いただけたら楽しいんではないでしょうか。特に秋山さんが大変素晴らしい…。 秋山さんだから緊張しますから! 順番じゃないところでしゃべるのは緊張しますから! 木村さん「うわー!すごいですね。カメラいっぱいありますね」とか言っているところが、可愛くもあり、僕らも撮影中は、とても楽しく演じさせていただきました。ぜひお楽しみください。 秋山さんお芝居のお仕事の経験がほとんどない中で、この「ブラック・ショーマン」へのオファーをいただきました。撮影は大変緊張したのですが、田中監督がいろいろ声かけてくださいました。撮影初日で緊張している時に「秋山くん、映画って絶対にミスしちゃいけないから」って監督からとんでもないプレッシャーを掛けられまして…(苦笑)。「マジかよ!」と思いました。 田中監督あれが洗礼ですね。 秋山さんあれは洗礼だったんですか?一生懸命、できる限り精一杯臨みましたので、ぜひ皆さん楽しみに観てください。 犬飼さん僕も一足先に映画を観させていただいたんですが、本当に圧倒されました。作品に飲み込まれてしまうほどで、その感動を、皆さんに少しでも伝えられるように頑張りたいと思います。 岡崎さん今日はありがとうございます。学生の頃から東野圭吾さんの作品を読んでいたので、今回、自分がその物語の中に入れるということが、ものすごく光栄でした。どなたでも楽しんでいただける作品なので、このあと楽しんでください。 伊藤さん今日はお忙しい中、お集まりいただきましてありがとうございます。本当にこういう素晴らしい作品に自分が関わることができて、本当に幸せです。今日は短い時間ですが楽しんでいってください。 生瀬さん今日ご来場の方は、これから本作をご覧になるということなので、僕は何にも話せないんですよ。なので、本当にノーコメントでお願いします。というか、一番怪しいのは伊藤さんです。 伊藤さんいやいや! 生瀬さんご覧になってくれれば、それが分かると思います。最後の最後まで怪しいです。 伊藤さん僕が、怪しいわけがないじゃないですか! 生瀬さん感想は僕のLINEの方に送っていただければと思います。お待ちしております。 仲村さん福山くんのお兄さんで、架純ちゃんのお父さんという、DNAの難易度がめっちゃ高い役でした。そのDNAを頑張って、振り絞って出したつもりです。それが皆さんに感じていただけたらうれしいです。 田中監督本作の舞台は、原作タイトル(「ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人」)にあるように「名もなき町」で、撮影も静かな町で丁寧に行なってきました。なので、こういう風に、皆さんと華やかな場にいることがすごく不思議な気がしております。先ほどレッドカーペットを歩いたんですが、秋山さんがあんなに堂々とあんな顔でレッドカーペットを歩くなんて…。 秋山さん僕は、信じられないくらいそわそわしていました。 田中監督本当にその辺も含めて本日はよろしくお願いいたします。 MC福山さん、原作者の東野圭吾先生も先日、試写をご覧になられて、その感想が公式サイトにアップされているんですが、一部を私の方からご紹介します。 映画「ブラック・ショーマン」は原作以上に華やかさとエンターテインメント精神に満ち溢れた作品になっています。 これほどまでの完成度はもちろん、監督やスタッフさんたちによる尽力の賜物でしょうが、やはり福山雅治さんや有村架純さんら俳優の皆さんたちの演技力があってこそであろうと愚考いたします。特に難易度の高いマジックに挑戦した福山さんのプロ意識には頭が下がります。 有村さんとの息もぴったりで、まさに神尾武史と真世が小説の世界から抜け出たようでした。楽しい時間をありがとうございました。 【東野圭吾さんの感想 抜粋】 MCこの感想をお聞きになって、そして、一般のお客さんはこれから初めて本作をご覧になるわけですが、今のお気持ちはいかがですか? 福山さん原作を生み出された東野圭吾先生にこう言っていただけるのは、本当に光栄なことです。当然ながら東野先生が描かれる原作世界っていうものは、まず“面白い”っていうところから始まるわけですよね。だから、「その面白いものを映像化する理由ってなんだ?」となる中で、映像化された時は、さらに面白くなっていなきゃいけない。――先生の原作を映像化できることは非常にラッキーだし、うれしいことなんですが、それと同時に非常にプレッシャーがあります。だから、「本当に届いたのかな?」「どうなのかな?」と、いつも自分の中で厳しく見ているつもりです。でも、今回は結構良いとこをいっているんじゃないかと思っております。ただ、僕もですね、もうこれ以降は、生瀬さん同様にノーコメントで通そうかと…(笑)。 MC早い、早い(笑)! 福山さんでは、答えられる範囲で…。 MC一般のお客さんは、これから初めてご覧になるんですが、ドキドキしている感じですか? 福山さん私がドキドキしているかということですか? いや、もちろん緊張感ってのはあるんですが、「早く観ていただきたいな」という思いの方が強いですね。マジックを扱った映像作品っていうのは、あることはあるんですが、どれとも違うと思います。でも、それぞれのマジック作品が持つ良さであるとか、エッセンスといったものは、逆に全て入っているじゃないかという風にも言えるので、そういう意味では早く観ていただいて、感想を聞きたいなという思いの方が強いですね。 MC有村さん、福山さんとは今回、初共演でしたが、改めてご共演されてみていかがだったでしょうか? 有村さん福山さんは、私がこのお仕事を始める前から、すでにご活躍されていらっしゃる、大大大先輩にあたる方です。実際に現場での福山さんの佇まいだったり、いろんなものを見させていただく中で、歴史を感じるっていうか、時代を築き上げてこられた方しか出せないオーラだったり、存在感だったり、引き出しといったものを、細やかなお芝居の中でたくさん見させていただいた時間でした。 MC福山さんは有村さんとの初共演はいかがでしたか? 福山さん非常に力のあるお芝居をされる方でした。お人柄も、きっといろんなことを受け止めて、受け入れてくれる方なんだろうという風に思っていました。やはり俳優という職業は、ある意味、一回いろんな状況を全部飲み込むといいますか、役柄についても、撮影現場の環境についても「何かちょっと違うな…」と思ったとしても、一回自分の中に入れて、自分や現場全体の納得っていうとこに持っていくのが、我々の仕事だと思うんです。きっと、そういったことをずっとされてきただろうという想定はしていましたが、想定以上に懐も深く、広く、かつ力のある表現をされる方でした。それは有村さんのみならず、皆さんのそういった経験と、受け止める力があってこそ、この「ブラック・ショーマン」の世界や、神尾武史という、ある種、非現実的な空気を纏った人間の自由度が生まれます。それを、初日の有村さんのお芝居からすでに感じていましたね。 MC監督から見てもお二人のお芝居はいかがでしたか? 田中監督この神尾武史さんと真世さんのバディというのは、今までの作品にはないリズム感と関係性を持ったバディです。だから、新しい時代に誇れる名バディが誕生したと言っても良いんじゃないかと思います。 MCそして成田さんも、福山さん、有村さんとは初共演ということですがいかがでしたか? 成田さんやはり、この仕事をやっていたらお二人とは共演したいと思うのが普通だと思うんです。でも、お二人への敬意がすご過ぎて、現場にいる時に現実味がなさ過ぎてふわふわしていました(笑)。もう学ぶところだらけでした。でも、真似できるものは何もないみたいな…。本当に学びが多く、現場にいるだけで日々すごく幸せでした。 MC撮影現場で何か印象に残ったことはありますか? 成田さん「日焼けをしてはいけない」ということですかね。福山さんは、みんなから質問攻めになるんですよ、「どうしてそんなに美しいんですか?」みたいなことも。そんな時に、「日焼けをしない」とおっしゃっていたので、次の日からすごく日焼け止めを塗っています! MC福山さん、やはり日焼けをしないことは大事だと? 福山さん乾燥肌なんですよ(苦笑)。だから、ダメージに弱い! 生まれながらに弱い子なんですよね。 MC生田さんは、声優としては“あの”作品(「ウィッシュ」2023年公開)でご一緒されていますが、その時に「次はぜひ実写で」とおっしゃっていました。 生田さんそうなんですよ。二年前に福山さんと声優のお仕事でご一緒した時に「いつか映像でもご一緒したいです」というお話をさせていただきました。でも、その“願い”がこんなにも早く叶うとは思っていなかったので、とってもうれしかったです。今回は対面でのお芝居や、福山さんのマジックを間近で浴びさせていただきました。撮影の合間の時間でもたくさんお話しさせていただいて、貴重な時間を過ごしたなと感じております。“ウィッシュ”が叶いました! 当時、私もいろんな取材で「“願い”はなんですか?」と聞かれるたびに、そうお答えしていたんですが、福山さんはその時に「その生田さんの願いが叶うことが僕の“願い”です」っておっしゃってくださって…。 福山さん(報道陣に向かって)今の話は、書いていただいてもよろしいですよ。 生田さん「ブラック・ショーマン」で“願い”が叶いました! MC福山さんは生田さんとの共演はいかがでしたか? 福山さん本当にね、生田さんは何でもできるから。お芝居でしょ、音楽もできるじゃないですか。演奏もソングライティングもやるっていうので、逆にいろいろと根掘り葉掘り質問攻めにしていました。「曲を作っている時、どんな感じで作っているんですか?」とかね。 生田さん緊張しました。私も「どうやって作られているんですか?」って聞いたんですが、そしたら「頭で鳴っている」とおっしゃっていました。“現代版ベートーヴェン”なのかなって思いました。 MC“現代版ベートーヴェン”、これも報道陣の皆さん、書いてくださいね。 福山さん何だったら、ちょっと髪型もコラージュしてもらっても良いですよ(笑)。 MC木村さんは、撮影で非常に難しかったシーンがあったとうかがいました。 木村さんそうですね。ネタバレをはらんでいるかもしれませんので、みなまでは申し上げられませんが…。人を殴るシーンがありまして…。 MC予告編に出ていますからね。 木村さんじゃあ、大丈夫ですかね。(さらっと)めっちゃ殴ります。(登壇者の皆さん:笑) その、殴るのが意外と難しいんですよ。普段、僕は声優をしておりまして、絵の中では、人を殴った経験というのは数知れませんが…。 MC公園とか空き地でね。 木村さんその同級生のことは確かにいっぱい殴ってきましたが…。 福山さん作品の中での話ですよね? 木村さんもちろんです! 福山さんそこを切り取られる可能性がありますからね。 木村さんマズイ、マズイ。 福山さん“あるアニメーション”の中でということですよね? 木村さんその通りです。実際に殴るのが難しいので、ご指導いただいて、「どうすれば殴っているように見えるか」っていう稽古をしたんです。これがなかなかうまくいかなくて、何回もリテイクしてしまったんですが、最終的には上手に殴れたんじゃないかな、と思っております。 田中監督今思ったのは「本気で殴っている」ように映画的にはみせたいので、「殴っているふり」みたいに言われちゃうと、ちょっと困っちゃうなと…。 木村さんごめんなさい。超殴りました! めちゃめちゃリアルに殴りました!(登壇者の皆さん:笑) MC秋山さんはもともと映画が大好きだということですが。 秋山さん小さいころから映画が大好きです! MC改めて今回、映画に出られていかがでしょうか? 秋山さん本当に映画愛がより強まりました。こんなにたくさんの人たちが関わって、これだけの時間と費用をかけて、こんなにでっかいスケールで撮っていたんだ。というのを、体感して、本当に感動しました。ただ、その中に一員として入るというプレッシャーもすごかったです。共演者の方も優しくて、田中監督にも演出していただいたんですが、たまに何か嘘をつかれることがあるんですよね。本作のキャッチコピーに「全員嘘をついている」ってあるんですが、普段から嘘つかれる方も多くて…。 MCどんな嘘を? 秋山さん例えば、今日も、映画が初めてなので、こういう舞台挨拶が初めてなんです。台本に「自己紹介、一言挨拶をお願いします」と書かれていたんですが「そこの挨拶は1分半だよ、秋山さん」とまず成田さんからありました。僕は「あぁ、1分半なんだ。成田さんは何て優しいんだ!僕が分からないことを気遣ってくださったんだ」と思っていんです。でも、その直後に生瀬さんが「秋山くん、挨拶は3分以内でお願いします」って言うんです。もう、誰を信じて良いのか分からず…、始まってみたら皆さん一言ずつだったので、びっくりしました。 MCただ、ご家族がすごく喜んでらっしゃることはXにも上がっていましたね? 秋山さん実家が岡山なんですが、岡山の映画館に「ブラック・ショーマン」のでっかいポスターがあって、僕の顔も小っちゃく写っているんです。そこに父が(手を添えたポーズで)こうやって「息子です」ってやっている写真が送られてきました(笑)。家族一同、喜んでいます。 MC犬飼さんは、以前ご出演されていたバラエティ番組で、「もちろん頑張ったんですが、出演シーンが大幅にカットされているんじゃないかな」と、すごく心配されてらっしゃいましたが、出来上がった作品を観ると、全然そんなことはなかったですよね? 犬飼さんそうですね。出演したバラエティ番組での話が、「映画というのは、普通に出演シーンが全カットされて“出ていない”みたいになることもあり得る」みたいな話をしたんです。だから、「あれ?それも確かにあり得るな…」と思ったんです。予告には映っていたんですが、僕はその予告をまだ観ていなかったんで「やばいぞ」と思っていました。でも、先日(試写で完成した作品を)観たんですが、安心しました。でも、ちょいカットされていました(笑)。 MC改めて今回、福山さんと共演されてみていかがでしたか? 犬飼さん物心ついた時から、テレビで拝見していた方ですし、歌も聴いていたので、「あぁ、すごい!本物の福山雅治だ!」と思っていたら、クランクアップしていました(笑)。 MCそれは、「カットされているかも…」と心配になってしまいますね。 犬飼さんそういうのもあって…ちょっとフワフワしていたから切られているんじゃないかって…。 福山さん犬飼さんは、どんどんテイクを重ねるごとに、役柄としての怪しさや、ちょっと狡猾で嫌な感じである部分がどんどんどんどん出てきていました。「もっともっと何かいろんな表情を見たい」って思わせるお芝居をやられていました。 犬飼さんありがとうございます! MC岡崎さんは、非常に意志の強い女性を演じており、木村さん演じる柏木に恫喝されるようなシーンでも全くひるまず、監督も「素晴らしかった」とおっしゃっていました。今回、イメージを変えてショートカットで演じられたりもしていますが、いかがでしたか? 岡崎さんあれは、すごく印象的なシーンでした。迫りくる柏木さん(木村さん)を皆さんもこの後、観ると思うんですが、本当に恐ろしいんですよ! もう迫ってくると、圧とパワーと迫力が…。 MCあの日本一のガキ大将が…。 岡崎さんそうなんですよ! あのガキ大将さんが迫り来ると思うと、こちらも足をガタガタ震えていました。でも、踏ん張って、何とか対峙しました。言い合うシーンもあるんですが、何とか乗り越えました。 木村さんすみません(苦笑)。 MCそして伊藤さんは、有村さんとは久々の“あの映画“(「映画 ビリギャル」2015年公開)以来の共演ということで、あの時は先生でした。 伊藤さん“あの映画”では、先生と生徒でしたが、今回、オファーをいただいて、役柄の説明をいただいたら有村架純さんの婚約者だということで、「ぴったりだな」って思いました。(福山さん:拍手)もう、終始婚約者みたいな感じでね? 有村さんずっとおしゃべりしていましたよね? 伊藤さんそう。ずっとおしゃべりしていました。お芝居の話とか一切せず、近況報告とかね。トオルさんとも“とある作品”(2008年フジテレビ系列で放送された「チーム・バチスタの栄光」から始まった「チーム・バチスタ」シリーズ)でずっとご一緒していたので、思い出話ばっかりしていました。福山さんともお芝居には一切関係ないようなお話をずっとしていたので、撮影を振り返った時に、苦しいことがなかったんですよ。すごく楽しかったです。ただ、僕は本編では、おそらく97%ぐらいカットされています(苦笑)。観ていただければ分かると思いますが、大部分がカットされて、今回の量になっています(笑)。 MC有村さんはいかがでした? 久々の伊藤さんとの共演は。 有村さんすごくうれしかったです。以前は、塾の先生とギャルの関係で、私の中でも非常に心に残っている時間でした。やっぱり何年経って再会して、役と関係性を上書きするというか、何かまた新しい思い出を一緒に作れるのは、このお仕事の喜びでもあるし、醍醐味でもあると思っていました。 MC生瀬さんは、最も近くで福山さん演じる武史のマジックを仕掛けられる役どころでした。監督も「マジックはアクションシーンみたいに、間近で受けてからのお芝居も大事なんだ」とおっしゃっていました。改めて今回、目の前でマジックを仕掛けられる役を演じてみていかがでしたか? 生瀬さん僕は、そんなに芝居が上手じゃないので、マジックを目の前でやられて、ちょっとからかわれるんですが、本当に腹立ちました。(登壇者の皆さん:笑) そのぐらいリアルなんですよ。もちろん、普段から練習されていて、ちょっと失敗もされるんですよ。でも、本番になるとできちゃうから、本当に腹が立つんですよ。(登壇者の皆さん:笑) スターってそういうものなんだなと思いました。だから、僕は目の前でやられて驚くっていう“芝居”はやっていません。僕は本当に驚いています。だからオーバーでも何でもないです、僕の芝居は…いや「芝居は」って言っちゃいけない(苦笑)。(木村さん:爆笑) MC福山さんは生瀬さんの前でマジックをするのはどうでした? 福山さんご謙遜されていますけれど、生瀬さんと言えば、もう日本を代表する名優ですから、素晴らしいお芝居をされています。おっしゃったように、(マジックのシーンは)アクションシーンのような、殺陣のような――ある約束事の中で進んでいくんです。だけど、だからといって、仕掛けられることに対して自分から迎えに行っちゃうと芝居が変になっちゃうんですよ。でも、フレッシュに新鮮に仕掛けられるし、生瀬さんがイラッとするっことができるっていうのは、それはもう名優の証なんです。僕は、生瀬さんに本当に申し訳ないことをしてしまったんです。(生瀬さんが驚いた様子で)あるシーンで、火を使うシーンがあったんです。それが室内でやった時はうまくいっていたんですが、本番は外だったんです。なかなか上手くいかなくて、何十テイクもやったんです。でも、その時の生瀬さんのセリフが多かったんですよ。6~7行くらいのセリフを、ウワーッと言わなきゃいけない。結構、追い詰めなきゃいけないから、立て板に水のように話さないといけないシーンなのに、僕が何回やってもうまくいかず、「いや、本当に申し訳ないです」と言ったんです。だんだんスタッフさんの空気も「やっぱり無理なんじゃないか」みたいな感じになった時に生瀬さんがこうおっしゃったんです。「福山さん、気にしないでください。何度も何度もテイクを重ねるごとに、僕のセリフもより自然に滑らかになりますから。むしろありがとうございます」って。これは名優の証ですよ。 生瀬さん(報道陣の皆さんに向かって)ここを切り取ってください(笑)。 福山さん本当に助けられました。ありがとうございます! 生瀬さん(とんでもないという風に何度も手を振りながら) MCそして仲村さんは、武史の兄であ
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