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「四月になれば彼女は」初日舞台挨拶「四月になれば彼女は」公式サイト映画プロデューサーで小説家の川村元気さんの長編小説第三作目を映画化した「四月になれば彼女は」が3月22日に公開を迎えました。公開当日、東京・日比谷のTOHOシネマズ 日比谷にて舞台挨拶が開催され、佐藤健さん、長澤まさみさん、森七菜さん、山田智和監督が登壇しました。撮影現場での監督の口癖が話題になったり、本作でも印象的な「手紙」にちなんだエピソードが披露されるなど、和気あいあいとしたこちらの舞台挨拶の模様をレポートいたします。初日舞台挨拶藤代俊 役佐藤健さん坂本弥生 役長澤まさみさん伊予田春 役森七菜さん山田智和監督佐藤さん本作をご覧になった後と聞きしましたが、いかがだったでしょうか? 本日、無事に公開を迎えられました。皆さん本当にありがとうございます。当初は、今日は桜が満開の予定だったんですが、どうやら開花が遅れていて、全然咲いていないようです。でも、皆さんがお花のボードを持っているので、日比谷は満開ですね(笑)。 森さん日比谷は満開(笑)! 佐藤さん楽しんでいってください。 長澤さんたくさんの方に観ていただけてとてもうれしいです。ありがとうございます。「愛」や「恋」について深く考えたくなるような本作ですが、たくさんの人に観ていただけたらと思っています。 森さん皆さん、今日はお越しいただいてありがとうございます。まだ余韻が残る中かと思いますが、皆さんと楽しめたらと思います。 山田監督今日、無事に初日を迎えることができて、本当に感無量です。 MC2022年の3月にクランクインし、ちょうど三回目の桜が、まもなく咲くであろうこの日に初日を迎えました。 佐藤さんそんなに経つんですね…。コロナ禍もあって、何だかすごく昔のことみたいですね。今日を無事に迎えられて感慨深いです。ぜひ、私たちにとって大切な作品がたくさんの方の元に届いたらと良いなと思います。 長澤さんあっという間に時間が流れていて、「そんな前に撮っていたんだな」と信じられない気持ちです。二年前に撮影をしていますが、一年前には海外パートのロケも行いました。無事に帰ってこられたんだな…と、親心のような気持ちがこの作品に対して芽生えているのを感じています。 森さん公開初日を迎えられてすごくうれしいですね。さっき、明後日24日くらいに桜が開花すると聞きました。本作のタイトルが「四月になれば彼女は」で、春になる前の話なんです。だから、開花が遅れたことも本作のためなんじゃないかと思いました。 山田監督原作者の川村元気さんから、本作を「ぜひ実写化したい」とオファーをいただいてから四年が経ったんですね。その間にコロナ禍もあったので「海外ロケに果たして行けるのか?」とかいろいろありました。映画館が満員になることが想像できない時期から、本作の企画は走っていたので、無事に初日を迎えられてうれしい気持ちでいっぱいです。なるべくたくさんの方に届くことを願っています。 MC佐藤さん、長澤さん、山田監督は同年代ですが、改めて山田監督の現場はいかがでしたか? 佐藤さんライブ感がある感じでしたね。本当にそこで生活をしているだけで、監督がそれを捉えてくれるという安心感がありました。本当に芝居に集中できました。 山田監督佐藤さんは原作の大ファンで、企画の脚本づくりの段階から参加していただきました。だから、ある種クランクインの時から背中を預けるじゃないですが、目線が合っている現場を作っていただいたので、ドキュメンタリー性みたいなものを含めて、楽しめました。 佐藤さんいや、監督が「ある種」ってメチャクチャ使うのよ(笑)。撮影の時、監督が俳優さんに説明をするじゃないですか。監督が「ある種」って言い過ぎていて長澤さんが怒っていました(笑)。 長澤さん怒っていないです(笑)。さっき、車の中で、みんなで監督のモノマネをしていて、「ある種」って言っていました(笑)。 MC長澤さんは同年代の山田監督の現場はいかがでしたか? 長澤さんうれしかったですね。今まで、「監督」というと自分より年上の経験値の高い人たちばかりで、遠い存在に感じていた部分もあったんです。でも、同世代というと「一緒に作っているぞ」という感覚で、こっちも「やったるで!」って感じでした。とにかく「監督のためにどうにかできないか」と考えていました。ある種(笑)。 MC森さんからすると、少し年上の皆さんとの現場でしたがいかがでしたか? 森さんすごく楽しかったですね。ある種(笑)、年下なので「ここにいても良いのかな…?」っていう気持ちもありました。でも、皆さんが、対峙した時にそれに合う雰囲気を作ってくださったのでありがたかったですね。変に恐縮せずになじんでいけたので、助かりました。 MCちなみに昨日3月21日は、佐藤健さんの35歳の誕生日でした。おめでとうございます。 佐藤さんありがとうございます! MCケーキとかはないんですが…。 佐藤さん僕、そういうのあると困っちゃうタイプなんで、ありがたいです(笑)。 MC35歳、どんな気持ちで過ごしていきたいか、抱負をお願いします。 佐藤さんもう、フルスロットル全開、マックス・ウルトラ・スーパーパワー全開でやりたいですね。ある種(笑)。 MCこれまでも全開でやられているように見えましたが…。 佐藤さんいやいや全然です。35歳でついに初めて本気を出していますね。自分でもどうなるか分からないですね、怖いです自分が。ワクワクしますね。 MCこれからさらに全力で? 佐藤さん本当にそうですね。20代って、なんとなく頑張っていたんですよ。言われたことをガムシャラにやっていて、当時は当時なりの本気を出していたんです。でも、もうちょっといろんなことを俯瞰的に見られるようになりました。「なるほど、この方向に全力を出したらもっと遠いところに行ける」と分かってきて、より明確に深く努力していきたいと思いますね。 MC川村元気さんは、自身の周りから恋愛が消えているということをきっかけに原作の小説を書かれたそうです。改めて、皆さんは、最近の恋愛についてどのような考えをお持ちでしょうか? 佐藤さん恋愛をしなくても楽しいことがあふれている世界になっていると思いますね。昔に比べて、楽しいことがあふれ過ぎて、決して恋愛している人がいないわけじゃないんですが、恋愛をしなくても楽しく生きている人が増えている印象はありますね。ただ、そういう人も恋愛に出会ったら、悩みもするし、楽しくもなるだろうし、恋に出会った時のときめきみたいなものは変わらずにそこに残り続けるんじゃないかと思いますね。 長澤さん佐藤さんがおっしゃったように、楽しむものが増えて、自分のために時間を使うことが流行っているように思います。そうすると、「出会いがない」という印象になります。人と関わる時間がないので、なかなか恋愛に踏み込めない人もいるのかなって思いますね。 森さん同世代を見ていると、「みんな、恋愛のハードルがすごく高いな」って思いますね。恋に落ちる時の「音」の感じとか、アニメとかにあるキラキラしたドラマをみんなで見ているんですね。だから、それ相応のものじゃないとダメって思っているんです。「私が感じたこれは、まだ恋じゃない」って思っている感じがするので、いやぁ、「ある種」生きづらいっていうか…(笑)。 佐藤さん一番「ある種」の使い方がうまいと思います(笑)。 MC恋愛へのハードルが上がっていることに関して、いろんな恋愛作品に出られてきた佐藤さんや長澤さんにも責任の一端があると言えるんじゃないでしょうか…? 佐藤さんでも、恋はやっぱり、それくらいときめいてほしいよ、もう。 森さんだから、本作は恋愛の些細なところも、残酷なところも拾っています。ちゃんと次の私たちの世代に観てほしい教科書だと思っているんです。 山田監督「ある種」ハードルを… 森さん(「ある種」の)本物だ(笑)。 山田監督「ある種」、恋愛のハードルを上げた二人が、あえてこの作品でまた新しい愛の形にトライしてくれたことに、意味があると、今の話を聞いて思いましたね。ある種、問題意識というのは、皆さんのほうが感じていると思います。対象が幼なじみの恋人とか、そういう分かりやすいものじゃなく、趣味でもペットでも良いと思います。それから、愛の総量みたいなものは、実は変わっていなくて、ただその形が変わっている。愛が消えたというよりは、いろんな形があっていい――それは逆にポジティブなことかもしれないと思います。 MC本作の主題歌は藤井風さんの「満ちてゆく」ですが、藤井さんとはどんなお話をされましたか? 山田監督クランクイン前からぜひ藤井風さんにお願いしたいと思っていました。だから、現実になって、本当にうれしく思います。お願いする時に、「登場人物や、作品を観てくださった皆さんを優しく照らす希望や、光のような曲」を作っていただきたいと思っていました。そして、想像以上の楽曲が上がってきて、身体が震えて感動するっていうのはこういうことかと思いました。 佐藤さんやっぱり、恋愛って良いところも悪いところも全部あって、それを含めて全部が恋愛じゃないですか。辛いところもあって、でも、心は満たされるというか――うまく言えないですが、「この曲が流れて最後に作品が完結するんだな」って本作を観て思いました。 MC本作では「手紙」が印象的ですが、皆さん、これまでに手紙にまつわる印象的なエピソードがあれば教えてください。 佐藤さん森さんがあります。このエピソードの担当は決まっているんです。 森さん激アツな話があります! 良いですか? 高校三年生の時「高校生活でやり残したことはありますか?」と聞かれて「ラブレターをもらったことがないですね」みたいな話をしたんです。そしたら、卒業式の日、靴箱に本気のラブレターが入っていたんです。 佐藤さん高校は東京? 森さん大分です。東京に行く前の日に靴箱に入っていたんです。「女優の森七菜さんではなく、あなたとして好きなんです」って書いてくれていて、ものすごくうれしかったんです。急いで返事を書いて、走って追いかけて…。ある種「ごめんなさい」っていう手紙だったんですが、「でも、ありがとうございます」って返事をしました。そして、この前、東京で写真集のお渡し会があったんですが、そこに彼が登場したんですよ! MC会場からはちょっと「怖い」みたいな反応がありましたが…? 森さんいや、「ヤッホー!来ちゃったぜ」みたいな軽い感じでした。高校生の時、そんなに話をしたことなかったんですが、「いつも、取材でプライベートな手紙の話をしてごめんね」って言ったら「いや、全然いいっす」って。ある種(笑)。 佐藤さんそれはすごくうれしかったんじゃない? 森さん東京までわざわざ来てくれてメチャクチャうれしかったです! MC「まだ好きです」とかは…? 森さんそれはちょっといただけなかったですね(笑)。 MCさらに良い思い出になったんですね。 森さん最近レベルアップした思い出でした。 佐藤さん素晴らしい。 MC長澤さんは手紙にまつわるお話はありますか? 長澤さんこの話の後では話しづらいんですが(苦笑)…。この作品が始まる前に監督からお手紙をいただきました。 山田監督お渡ししました。 長澤さん監督とは地元が近くて…。 山田監督隣の中学校なんですよね。 長澤さん同い年だったりとご縁があって…。「地元のスターだ」と言っていただいて、東京に出てきてから住んでいた町だったんですが、「あぁ、この街に私は受け入れられていたんだ」って思ってうれしかったのを覚えています。 山田監督大スターですよ。本当に、びっくりですね。中学の時の自分では、ここに立っているなんて想像していなかったんです…ラブレターを渡しておけば良かったですね。中学は特定していたんで…。 長澤さん怖い、怖い(笑)。 MC本日は映画の初日にちなんで「四月になれば、私は○○」というお題に答えてもらいました。一斉にフリップをお出しください。佐藤さん「桜を見たい」 長澤さん「未知との遭遇」 森さん「20本」■三人の答え森さん四月のうちに、映画を20本観ることを目標にしたいなって…。最近、全然観られていなくて、そろそろ観ないとヤバいなと思っています。だから、観る本数を決めたらできるんじゃないかと思いました。ジャンルは問わず、アニメも子ども向けでも、ジャンルレスで観たいです。 長澤さん「未知との遭遇」――四月になると、新たな撮影が始まるんです。その撮影自体、今まで経験したことのない感じになりそうな気がするので、また未知と遭遇しちゃうのかなって楽しみにしています。 MC不安よりも…? 長澤さん楽しみが勝りますね。 MCそして、佐藤さんのこの答えは…? 佐藤さん「桜を見たい」。いや、分かるでしょ? 一番分かるやつでしょ。普通、一番分かりやすい答えを最初に聞くけれどね(笑)。(順番を)飛ばされた時、ビックリしたわ! これは、ただの「桜を見たい」じゃないですよ。映画って、一生懸命作って、公開までドキドキワクワクしながら過ごして、こうやって宣伝もするんです。本当は、公開してからが本番なのに、作品が公開したら、僕らチームは離れ離れになって何年も集まることがなくなっちゃうんです。だから、この「四月になれば彼女は」のみんなで桜を見たいです。 MCお花見ということですね? 佐藤さんそうです。 長澤さん行きましょう! 佐藤さん行こうぜ! 森さん行きましょう! 山田監督コロナ禍だったから打ち上げをしていないんでね。じゃ、健くん幹事でやりましょう。 佐藤さんOK! 「寂しいな」っていつも思っていたので。 MC本日の舞台挨拶では、皆さんに特別なプレゼントがあるそうですね? 佐藤さん本日来てくださった方と中継を見てくださった方に、僕たちがメッセージを入れたスペシャルビジュアルをプレゼントいたします。 MCこちらの舞台挨拶に来てくださった皆さん限定で、初日の恋ビジュアル――「初恋ビジュアル」をデジタルプレゼントいたします。 ■スクリーンに初恋ビジュアルが映し出される。MC直筆メッセージが入っていますが、皆さん、どんなお気持ちで書かれたんでしょうか? 森さん観てくださった皆さんと一緒に余韻を楽しめたら良いなというメッセージを書きました。長澤さん私は、作品が公開するとたくさんの人の手に渡っていくので、皆さんの力で作品が育っていくと良いなという気持ちを込めて書かせていただきました。佐藤さん(「いつもありがとう」というメッセージに)分かるでしょ(笑)?MC何か裏が…? 佐藤さんないよ、もう。 長澤さん良い写真ですよね? 佐藤さんの写真は…。 森さん私が撮りました。 佐藤さんこれ、いつ撮ったの? 森さん劇中ですね。 佐藤さん「僕、こんな顔していたんだ?」って思ったよ。藤代くらい思ったよ。 森さん本当ですか? うれしい! 長澤さんウインクがバッチリ写っているもんね。あのカメラ、ちゃんとピントを合わせないといけないのに。 森さんでも、これは健さんが与えてくれた「隙」なんじゃないかって思っています。たまにありません? 健さんが、気づいていない隙を与えてくれるみたいな? 長澤さんサービス精神ね。 森さんだって、カメラから離れているのに、まだ目をつぶっているなんて、奇跡の瞬間じゃないですか? 佐藤さんあぁ、レンズをのぞいていたから片目なのね。そういうことか! 長澤さん優しい。 森さんこれは優しさなんです! 佐藤さん優しい(笑)。そういうことか。 森さん奇跡の優しさのウインクなんですよ。 佐藤さんこんな顔した記憶が全くないんですよ(笑)。 MC長澤さんも良い顔です。 長澤さんこれも、いつ撮られたのか、ちょっと分からないんですが…。 佐藤さんこの顔、よくするよね。長澤まさみの中でもとても好きな顔です。 森さん分かります。 長澤さんありがとう。七菜ちゃんは写真集みたいで素敵だよね。 佐藤さんズルいよな(笑)。 長澤さん全然違うね。これはロケに行っている時に撮ったんだよね? 森さんカメラマンさんが撮ってくださいました。最高のロケーションですみません(笑)。 長澤さん写真集も一緒に撮っていたんだよね? 佐藤さんあの写真集、素晴らしかったですね。 森さんありがとうございます。監督が撮ってくださいました。 山田監督そうなんです。過酷な海外ロケの合間に撮りました。作品のアナザーストーリーじゃないですが、本作を観終わった後に、ぜひ森さんを見ていただければ。 長澤さん一緒に行った気分になれますよね。 森さんすみません、ここで写真集のことを話して、宣伝みたいになっちゃいましたね(笑)。お二人の優しさにありがとうございます。 MC最後に佐藤さんからメッセージをお願いします。 佐藤さん本日は本当にありがとうございました。本作の中で、弥生が「愛を終わらせない唯一の方法は、手に入れないことだ」と言います。でも、たぶん藤代は、考えて、「愛を終わらせない唯一の方法は、どんなにカッコ悪くてもあきらめないで、もがき続ける」しかないという答えを出して、弥生の元に走って行ったんだと思います。でも、それが、正しいのか? 正解なのかは誰にも分からなくて、その後、うまくいかないかもしれないです。やはり、皆さんなりの、皆さんだけの答えを探すきっかけに本作がなれたらうれしいなと思います。そして、たくさんの人に観ていただけたらと思います。皆さんで多くの人に広めていただけたらうれしいです。本日はありがとうございました。
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「ラーゲリより愛を込めて」スノーカーペットイベント&完成披露舞台挨拶「ラーゲリより愛を込めて」公式サイト二宮和也さんが主演を務め、第二次世界大戦終了後にシベリアの強制収容所(ラーゲリ)で不当に抑留されながらも、過酷な状況下において生きることへの希望を捨てなかった男・山本幡男の半生を描く映画「ラーゲリより愛を込めて」が、12月9日より公開となります。公開を約一カ月後に控えた11月8日、本作のスノーカーペットイベント&完成披露舞台挨拶がTOHOシネマズ 六本木ヒルズで行われました。華やかにドレスアップした二宮さんをはじめ、北川景子さん、松坂桃李さん、中島健人さん、桐谷健太さん、安田顕さん、瀬々敬久監督が、雪景色を思わせるホワイトカーペットにスモークバブルの降り注ぐ中、華麗に登場しました。それぞれが“希望を与えてくれた人、言葉”について告白をした完成披露舞台挨拶の様子と合わせて、イベントを詳しくレポートします!スノーカーペットイベント&完成披露舞台挨拶瀬々敬久監督山本幡男役二宮和也さん山本モジミ役北川景子さん松田研三役松坂桃李さん新谷健雄役中島健人さん(Sexy Zone)相沢光男役桐谷健太さん原幸彦役安田 顕さん【スノーカーペットイベント】■登壇者の皆さんが、劇場前の階段に敷かれたスノーカーペットに登場。姿を現すとちょうど心地よい風が吹き始め、スモークバブルが美しく舞う中、それぞれが笑顔でカーペットを闊歩しました。中島さんは、ゴールドに輝くドレス姿の北川さんの手を取ってエスコートし、会場を沸かせました。MC登壇者を代表して、二宮さんからご挨拶をいただきます。 二宮さん本日は、お集まりいただきありがとうございます。約一カ月後に「ラーゲリより愛を込めて」が公開になります。この作品は、史実に基づいた作品となっております。「こういうことがあったんだ」ということもそうですが、その先にある希望、絆、愛情などがより深く感じられる作品になっていると思います。12月9日より公開いたしますので、映画「ラーゲリより愛を込めて」をどうぞよろしくお願いいたします。【完成披露舞台挨拶】二宮さん皆さんは、まだ本作を観る前ということですので、(話せることに)制限があるかもしれませんが、いろいろとお話ができたらと思っております。 北川さん二宮さん演じる幡男を、「生きている」と信じ続ける妻の役を演じました。完成した本作を観て、男性陣の頑張りというか、命を削ったお芝居がすごくて、本当に素晴らしい作品に参加したのだなと、とても光栄に思っています。 松坂さんいよいよ公開が近づいてきたなと、本当に嬉しく思っています。観終わった後はぜひ、皆さんが感じたままの言葉で良いので、SNSなどを使って広めてもらえたら幸いです。今日は皆さんの力をお借りしたいと思っております。どうぞ最後まで楽しんでいってください。 中島さん一人の俳優としても、このような超大作に参加できて本当に光栄に思っております。本作を観終わった後、皆さんにとって、愛のこもった時間になっていたら良いなと思っています。 桐谷さん素晴らしい作品に出演できたことを、本当に誇りに思います。今日はどうぞゆっくり楽しんでください。 安田さん皆さんよりも一足早く本作を拝見しました。改めてこの作品に参加できたことが誇らしく、光栄に思いました。皆さんにとって明日への糧となるような…、そんな風に感じてもらえる作品になっていたら良いなと思っています。 瀬々監督撮影をしたのが一年前で、こうやって(出演者の)みんなと無事に再会できることを喜んでいます。頑張ります! MC第35回東京国際映画祭のオープニング作品に選出されるなど、世界から注目される作品になりました。その時は監督とお二人でしたが、今日は豪華メンバーが顔を揃えました。 二宮さん全員が揃って本当にホッとしています。先日は瀬々監督と二人だけだったので、今日はいろいろな方がいて楽しい日になりました(笑)。 MC改めて、このメンバーとの共演はいかがでしたか? 二宮さん(このキャスティングは)一生見られないんじゃないかと思うくらい、贅沢な使い方だと思います。一枚絵にこの人たち全員が収まっていて、とても貴重な絵になっていると(完成作を観て)感じました。MC山本幡男役を演じるにあたって、瀬々監督ともいろいろとお話をされたそうですね。 二宮さん山本幡男さんはすごい人ではあるけれど、神がかった感じに表現してしまうと、それはそれで違うんじゃないかと感じました。なので、監督に「一人の人間として息づいているような形にしたいです」とお話しました。 瀬々監督最初にお会いした時に、二宮くんは「聖人君子のようなヒーローとしてやるのではなく、もっと普通の人としてやりたい」とおっしゃいました。それをこの作品で貫き通してくれました。映画を観ていただければ分かりますが、笑顔がとってもチャーミングなんです。 二宮さんありがとうございます! MCそれでは、山本がラーゲリで出会うメンバーを演じた皆さんにお話を伺います。豪華メンバーとの共演はいかがでしたでしょうか。 松坂さんこれだけの方たちと同時に「よーいドン」で共演できるということを知った時は、正直ちょっと武者震いがしましたね。二宮さんもおっしゃっていましたが、後にも先にもこういうメンツで一緒に作品を作れる機会というのはなかなかないと思います。なので、その時間を、1分1分、1秒1秒、噛みしめようと思いました。 中島さん一生に一度の機会だと思って、撮影に臨みました。俳優界の“アベンジャーズ”というか、すごいじゃないですか。(キャスト陣を見渡して笑顔に) 横一列になって皆さんと並んで歩く時にも「自分がいて良いのかな」と思ってしまうぐらいのスター揃いですよね。僕も“(映画の)アベンジャーズ”の中でいうところの、スパイダーマン的なポジションになれるように頑張りました。(登壇者の皆さん:笑) MCではその“アベンジャーズ”のお二人、桐谷さんと安田さんは皆さんと共演していかがでしたか? 桐谷さんアイアンマンとしては…。(登壇者の皆さん:笑、会場:拍手)松坂さんそこに行くんですね?(登壇者の皆さんから、続々と「アイアンマン!?」とツッコミが入る) 桐谷さんいや、分からへん。そんなに(アベンジャーズには)詳しくはない(苦笑)…。 二宮さん(アベンジャーズの中で)知っているヒーローをね(言った感じ)…(笑)。(桐谷さんは)キャプテンアメリカっぽいけど。 桐谷さんじゃあ、キャプテンアメリカとしては…(笑)。本当にこうやって、みんなで揃うのもすごく久しぶりなんです。こうやって会えて、こうやって話せることが単純に嬉しいです。 安田さん“アベンジャーズ”を作った、何らかの博士としては…(登壇者の皆さん:笑) 中島さんそっちなんですね! プロフェッサーの方(笑)。 安田さん“アベンジャーズ”ということで言えば、また(集まって)作品を作ることはできるんじゃないかと思います! でも、皆さんお仕事で忙しいですから、なかなか会うことができなかったんです。でも、今日こうしてお会いできて本当に嬉しいです。 MCその男性陣を待つ身だったのが、北川さんの演じたモジミです。完成作で、男性陣のシーンをご覧になってどのように感じましたか? 北川さんすごすぎて何も言えなかったです。幡男さんご自身ももちろんすごいんですが、完成した作品を拝見した時に、「そこに本当に幡男さんがいるのかな」というような感じがしました。二宮さんがお芝居をしているようにまったく見えなくて…。すごいなと思いました。「ラーゲリ(強制収容所のシーン)の撮影に見学に行きたい」と言ったら、二宮さんに「来ないほうが良い」と言われたんです。それぐらいみんな死ぬ気でやっていたんだというのが、スクリーンから伝わってきました。みんなの結束もそうですし、幡男さんをきっかけにみんなが希望を持って行くところなど、何もかもがすごかったです。だから、何も言えなかったです。 MC二宮さんは、北川さんから「現場に行きたい」という相談を受けたんですか? 二宮さん「危ないからダメだ」と言いました(笑)。 北川さん止められちゃった(笑)。 二宮さん男の人がいっぱいで、危険だし、みんなに変な頑張りが入っちゃうから(笑)。 MC男性陣の撮影の様子など、耳にすることはありましたか? 北川さんプロデューサーから「昨日このシーンの撮影があったんだ」とちょっとしたムービーを観せていただいたり、現場のスチール写真を観せていただいていました。そのムービーや写真の中の皆さんは、この舞台挨拶で立っている皆さんとは、全然違う顔をしていました。すごく精悍で厳しい顔をしていて、皆さんすごくカッコ良かったです。 MC演じられたのは、待ち続ける女性・モジミです。瀬々監督とは、役作りについてどのようなお話をされましたか? 北川さん「サザエさんみたいな感じで」と言われました(笑)。「サザエさんみたいな感じのキャラクターにしたい」って最初に言われたんですよ! 私も「ん?」と思ったんですが、(瀬々監督の方を見ながら)サザエさんのようにチャーミングにということですよね。 瀬々監督そうです。山本幡男さんのご子息に(モジミさんについて)いろいろとお話を聞かせてもらいました。すごくドジなお母さんだったらしいんです。料理もうまくないし、学校の先生なんだけれど、図画工作と音楽の授業の前の日は暗くなっているとか(笑)。それを北川さんにお伝えして、良妻賢母ということではなくて、「チャーミングなお母さんでお願いします」と話しました。見事に(北川さんは)やってくれました! 北川さんありがとうございます。(会場:拍手) サザエさんを意識して、毎回サザエさんだったらどういう風に驚くだろうかと考えたりしました(笑)。 松坂さん“サザエさん”というワードが、インパクト強すぎますよね(笑)。 北川さん状況が結構シリアスだったりするんですが、それでも深刻すぎずということを大事にしていました。皆さんが大変なシーンをやっているから、合間合間に(観客の)皆さんがほっこりできるというか、笑えたり、温かい気持ちになれるシーンにしたいなと思いました。そのためには、監督のおっしゃる通り「サザエさんなんだろうなぁ」と思っていました。シリアスになりすぎないように、どこか明るさを持って演じたいと思っていました。 MC天候などもかなり過酷な撮影だったと伺っています。瀬々監督が、本作に取り組む際に心掛けていたことや、大切にされていたのはどのようなことでしょうか。 瀬々監督当時の資料があまり残っていなかったんですが、僕らスタッフ陣はラーゲリ収容所という厳しい場所を作ることが大事だと思いました。労働をしている場所にも雪が降ったり、厳しい環境が続くんです。そういう場所を作って、提供して、あとは「自由にやってください」という感じでしたね。それで僕たちはドキュメントを撮るように、その化学反応を撮るんだということを肝に銘じながらやっていました。ある雪の降った日は、桐谷さんや中島健人くんが、雪かきをしてくれました。ありがとうございます!(会場:拍手) 桐谷さんありがとうございます。 中島さん協力できて光栄です。 MC名前が二人しか上がらなかったんですが…。 中島さんあれ、ニノくん? 桐谷さん(二宮さんが)遠巻きに見ていたという話は耳にしていますが…。 二宮さん「近づくな」みたいにね…(言われた)。 桐谷さん近づくな…?「近づくな」って言われていたの(笑)? 二宮さんその時は、そう言われたんで…。僕もやりたかったんですよ! 桐谷さん僕たちが雪かきをしているのに対して、「近づくな」と? 二宮さん(制止するような動きをしながら)「やめましょう!」と(言われて)。中島さん僕と桐谷さん、待っていましたよ(笑)。 二宮さん本当に二時間ぐらいやっていましたよね。 MC二宮さんは、その二時間は何をしていたんですか? 二宮さん二時間…(物陰から見ているような仕草をしながら)物陰に隠れながら、こうやって見ていました。(登壇者の皆さん:笑) 桐谷さんそれやったら、雪かきしているほうが楽やで(笑)。 二宮さん(笑)。 MCでは、本作の魅力について、お伺いしたいと思います。 二宮さん(「どうしよう…」と悩みながら)いっぱいあるから、悩んでいるんですよ! 魅力がいっぱいあるから…。自分たちで言うのも何ですが、20代、30代、40代(のキャスト)だけで、ここまで作り上げられたのは一つの魅力なのではないかと思っています。史実に基づいた作品というのは、いろいろな年代がいて、いろいろな物差しがあって、いろいろな見方があって、いろいろな価値観があるというのは当然なんです。でも、20代後半から30代、40代のそこだけの層で、(映画に)これだけ厚みが出たということについて、僕は「すごい」と思いました。それは本当に魅力だと思います。 北川さん脚本を読んだ時に、「こんなことが本当にあったのか」と思うぐらいの奇跡がたくさん起きるし、「これが実話だ」ということにまず震えました。そして幡男さんが「そこに希望はあります」と、どんな状況でも希望を見出そうとするその姿勢を見て、ラーゲリの仲間たちも生きる希望を見つけていく…。人間にここまで人を変える力があるんだ、どんな状況でも前向きになろうという底力はあるんだということに、私はすごく感動しました。これが実話だということは、ものすごい魅力だと思いますし、今日来た人は、絶対全員泣くと思います。良い涙が絶対に流れると思うので、そういう意味での「泣ける映画」という魅力もあると思います。 松坂さん山本さんだけではなく、他の登場人物の方たちにも細かくフォーカスを当てているので、それぞれの方たちがどのような生き方をしてきたのか、どういう心情で今こう思っているのかということが、手に取るように分かります。それぞれの登場人物の“感情の形”みたいなものが(見えてくるのが)、魅力だと思います。 中島さん劇中に、クロというワンちゃんが出てくるんです。ストーリーの中で、クロが皆さんの心をつなぐ役割を果たします。クロをしっかりと演じ切ったワンちゃんを観てほしいです。ラーゲリの中の抑留者の方々とクロとの絆も、「すべて事実なんだ。それも実話なんだ」という気持ちで、ぜひ本作を楽しんでいただきたいです。 桐谷さんいろいろな世代の方たち、子どもたちに観てほしいと思える作品になりました。衝撃的なシーンももちろんありますが、観ていただいた方に「やっぱり戦争って嫌だな」とか「幸せな方がやっぱり良いよね」と思っていただいて、その意識がどんどん広がっていけば、すごく良い未来になっていくんじゃないかと感じています。本作が少しでもそういう力になれば嬉しく思いますし、そうなると信じています。そういった思いも込めて、みんなで作りました。その思いを少しでも感じてもらえる作品になっていると思います。皆さんの前に、胸を張って立つことのできる作品になりました。 安田さん異国の地にいる人がいて、日本という国で待っている人がいて…。そうやって距離的に離れているからこそ、より強く感じられる絆や希望、愛というものを提示することができているんだと思います。皆さんが本作をご覧になった時に、自分に近しい人、恋人、家族など、自分が愛している方たちのことを思うことのできる映画です。現在も過去も未来も決して変わることのない、普遍的なものを描いている作品だと思います。そこが魅力だと思います。 MC幡男は周囲に希望を与えた人物ですが、皆さんにとって、「希望を与えてくれた人、言葉」などがありましたら教えてください。 安田さん今パッと思い浮かんだのは、20代前半ぐらいの時に「ちょっと家賃が払えない…金を貸してくれないか」と言った時に、金を貸してくれた人ですね。(登壇者の皆さん:笑) 高校時代の友だち二人に当たってみたんです。二人とも今も付き合いがありますが、「2 、3万円貸してくれないか?」と言った時に、一人は「そういうことをすると、君と今までと同じような関係を続けられるかどうか、分からない。だから本当に申し訳ないけれども、君にお金を貸すことはできない」と言ってくれました。もう一人は「貸してくれないか?」と言ったところ、もう社会人として働いていたんですが、わざわざ家まで来て、新聞を入れるところにポンと(お金を)入れてくれたんです。そして、「さっき(ポストに)入れておいた。返すのはいつでも良いよ」と言ってくれました。この二人は僕にとってすごく大事な人で、舞台をやると今も全部観に来てくれます。その二人が、思い浮かびました。 二宮さんお金を返したのか気になります。 安田さん返しておりません! だっていつでも良いって言うから! (悪い顔で笑いながら)かれこれ30年近く、返しておりません(笑)。中島さんヤスケンさんのこんな悪い顔、初めて見ました(笑)。 桐谷さん僕はうちの事務所の社長です。「命をかけてあなたを大成させる」と言ってくれたんです。誰かに「命をかける」と言われたのは、後にも先にもその時しかありません。もちろん、うちのオカンも命がけで僕を産んでくれたんですが、やっぱり社長のその言葉は自分の中ですごく刺さっています。 MC桐谷さんの今の姿を見たら、社長さんも喜んでいらっしゃるでしょうね。 桐谷さんありがとうございます。僕は、五歳からこの仕事をやりたかったんです。こうして夢がかなっているので、僕も命をかけてやっていきたいと思っています。 中島さん僕は母の言葉ですね。「自分の仕事に誇りを持ちなさい。昨日までの自分を否定すると、今日の自分が頑張れない」と言ってくれたことがありました。その言葉はとても自分の胸に響いた言葉です。それならば一歩一歩頑張ることが大切だと思えるし、本作に関しても、ちゃんと役作りをした上で誇りを持って「作品に参加しよう」という気持ちになれました。この言葉が胸に残っていて、いつも思い出すようにしています。 MC二宮さん、皆さんステキな言葉ばかりですね。 二宮さん良いこと(エピソード)ばかりが出てくるので、「そっちの方向か」と思っています。(これから話す自分のエピソードについて)ちょっと方向転換します。(登壇者の皆さん:笑) 中島さんもっと違う方向に行った方が良かったですか? 間違えましたか? 二宮さんいやいやいや! みんな良い話だからね。「そうか、こういう流れか」と…。 中島さん早く言っちゃった方が、楽ですよ。 二宮さんまだMCさんが話を振ってくれないのよ! (登壇者の皆さん:笑) MC良い話が三連発ですからね。では松坂さんにお願いしましょう。 松坂さんちょっと前の話なんですが、肺炎になった経験があります。その時にお医者さんから「即入院です」と言われました。「ちょっと待って…明日以降も作品に入るし、めちゃめちゃ仕事が入っているんだけど…」と思ったんですが、それも全部キャンセルになりました。いろいろな人に迷惑がかかると思って、なぜだか分からないですが涙がドバーッ!と出たんです。その時にチーフマネージャーさんが一緒にいてくれて、肩にポンと手を当てて「大丈夫、大丈夫」と声をかけてくれました。それにはとても救われました。あれがなかったら、結構落ち込んでいたかもしれないですね。「大丈夫」という何気ない一言が、その時の僕にはとても救いだったと感じています。 北川さん私は、「DGDG」という言葉があって(笑)…。ドラマや映画など、自分の作品を観て「これで大丈夫だったのかな」と心配になることが結構あるんです。「感動できるのかな?」とか「自分の演技、もうちょっとこうだったのかな」と不安になることがあって、だいたい夫に(作品を)観てもらうんです。そうすると、“DAIGO大号泣”。(会場:拍手) 改めてそう言ってもらえるだけで、「これで良かった」て思います。だから、私にとって希望となる言葉はアルファベットですね。“DGDG”=“DAIGO大号泣”です。(再び会場:拍手)MCこれは北川さんだけの特権ですね。 北川さん私だけですね(笑)。 二宮さん僕は、事務所の偉い人に言われた言葉ですね。「来年からは忙しくなるぞ」というのを、八年くらい言われていました。(登壇者の皆さん:笑) 言われ始めた時は「ありがとうございます!」と思ったんですが、だんだん「この人、何を言っているんだろう?」って思うようになりました。(登壇者の皆さん:笑) でも、八年目でようやく本当に忙しくなれたので、ありがたかったです。そういったゲン担ぎにも似た言葉は、根拠はないですが「頑張ろう」という気持ちにはさせてくれましたね。聞いてもいないのに、毎年「来年は忙しくなるぞ」と言ってくるんで、「何を根拠に言っているんだろう」と思っていましたが、意味のない言葉で救われることもあるじゃないですか。だから、「やめないで良かった」「続けてこられて良かった」と思います。 MC結果的に、日本で一番忙しくなりましたね。 二宮さん(茶目っ気たっぷりに)日本で一番忙しくなりましたか!(会場:拍手) いやいや、拍手なんて…値しませんよ(笑)。何くそ根性で頑張れたというのもあると思います。 MCいろいろなお話ありがとうございました。では、二宮さんから最後のご挨拶をお願いいたします。 二宮さんいろいろとお話をしましたが、我々はやりたいこと、言いたいこと、観てもらいたいことは、全部作品の中に置いてきました。観ていただいて、感じていただいたものがすべてだと思います。なかなか観ることができない作風にもなっていて、辛い、苦しい、重たいシーンも続きますが、じっくり向き合っていただければと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
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HistoryHistory Since its establishment in 1932 by Ichizo Kobayashi with the mission of "to widely provide inspiring entertainment to the general public." Toho Group has delivered numerous entertainment productions, mainly movies and plays, that bring dreams, excitement and joy to a wide range of customers. 2020 1990 1970 1950 1930 2024 01 TOKYO RAKUTENCHI co.,ltd. became an owned subsidiary 03 "GODZILLA MINUS ONE" won the 96th Academy Award® for Best Visual Effects 05 The stage production of “Spirited Away” opens in London 06 Science SARU Inc. became an owned subsidiary 06 DRAGONFRY ENTERTAINMENT, INC. became an owned subsidiary of TOHO Studios Co., Ltd. 10 GKIDS, INC. became an owned subsidiary of Toho International, Inc. 11 Singapore subsidiary Toho Entertainment Asia Pte. Ltd. begins operations 11 Japan's first commercial use of hydrogen-generated electricity begins at Toho Studios 12 Annual box-office revenue record is broken [91.3 billion yen] (currently No. 1 on the all-time list) 2023 03 TOHO Hibiya Promenade Building opens 03 TOHO Tombo Pictures, Inc. was established 07 TOHO Global Inc. was established 08 gaie Inc. became an owned subsidiary 09 EISHIN KOUGEI Co., Ltd.became an owned subsidiary of TOHO STAGE CRAFT Co.Ltd. 10 The Tokyo exhibition celebrating the 150th anniversary of the birth of Hankyu Hanshin Toho group founder Ichizo Kobayashi (1873-1957) was held. 11 "GODZILLA MINUS ONE" was released 11 TOHO Global Inc. signed a capital and business alliance agreement with IGLOO STUDIO CO., LTD. 12 Toho International, Inc. made a strategic investment in CJ ENM FIFTH SEASON, LLC 2022 09 AID-DCC Inc. became an owned subsidiary 09 TIA Inc. became an owned subsidiary and changed its name to TOHO animation STUDIO Inc. 2021 07 "Godzilla vs. Kong" was released in Japan 2020 10 "Demon Slayer : Kimetsu no Yaiba the Movie : Mugen Train" was released (new box-office record [40.43 billion yen]) 2019 05 "Godzilla: King of Monsters" was released 2018 02 Nihon Gekijo (TOHO Cinemas Nichigeki) closed 03 Nemu no Hiroba renewed as "Hibiya Godzilla Square" 03 TOHO Cinemas Hibiya opens 2017 03 Merger of TOHO real estate Co., Ltd. 2016 07 "Shin Godzilla" was released 08 "Your Name." was released (broke a new box-office record for in-house productions [25.09 billion yen]) *As of December 2017 12 Annual box-office revenue record is broken [85.4 billion yen] 2015 03 SHINJUKU TOHO BLDG. was completed 11 Sappro Toho Kouraku Bldg. was completed 2014 03 Merger with Koma Stadium Co., Ltd. 05 "GODZILLA" the U.S. Legendary version, was released in the U.S. 08 Merger with Sanwa Kogyo Co., Ltd. 2013 04 Established the animation label Toho Animation and initiating full-scale operations 06 TOHO real estate Co., Ltd. became a wholly owned subsidiary 10 Toho-Towa Co., Ltd. became a wholly owned subsidiary 12 "The Eternal Zero" was released (broke a new box-office record for in-house productions [8.6 billion yen]) 2012 04 Established Animation Business Division 2011 02 INTERNATIONAL TELEVISION FILMS, INC. became a wholly owned subsidiary 2010 09 Toho Studios Remodeling Project Completed 12 Annual box-office revenue record is broken [74.8 billion yen] 2009 08 Merged with Sapporo Kouraku Kogyo Co., LTD. and Shintenchi Co., LTD. 2008 03 TOHO Cinemas LTD. merged with 4 box-office companies (Toho Higashinihon Kogyo Co., Ltd., Chubu Toho Co., Ltd., Toho Kansai Kogyo Co., Ltd., and Kyushu Toho Co., Ltd.) 09 Koma Stadium Co., Ltd. became a consolidated subsidiary 12 Annual box-office revenue record is broken [73.9 billion yen] 2007 10 Toho Theatre Creation Bldg. completed on the site of the former Toho Head Office Building 11 Theatre Creation opened 2006 09 Completion of the Toho Nangai Bldg. on the site of the former Nangai Kaikan 10 Movie theater chain division was spun off and transferred to TOHO Cinemas LTD. 2005 03 The Geijyutsuza closed due to reconstruction of the former Toho Head Office Building 04 Toho Head Office moved to Toho Hibiya Building 2004 02 Close of Nangai Kaikan 05 "Crying Out Love in the Center of the World" was released (setting a new box-office record of 8.5 billion yen for a film produced by the company). 12 Sapporo Toho Bldg.(Sapporo Chanter) was completed 2003 02 Toho Studios begins remodeling project 03 "Spirited Away" won the Academy Award® for Best Animated Feature Film 04 Virgin Cinemas Japan Ltd. acquired and renamed TOHO Cinemas LTD. 07 "Bayside Shakedown 2" was released (setting a new box-office record for a live-action film [17.3 billion yen]) 2002 02 "Spirited Away" won the Golden Bear at the Berlin International Film Festival 2001 07 "Spirited Away" was released (new box-office record [30.8 billion yen]) 2000 06 Toho version of "Elisabeth" premiered (Imperial Theatre) 11 "MILLENNIUM SHOCK" was performed (Imperial Theatre) 12 Tokyo Takarazuka Bldg. was completed on the site of the former Tokyo Takarazuka Theater 1998 01 Closing of the former Tokyo Takarazuka Theater and the former Scala-za 05 "GODZILLA", the U.S. TriStar Pictures version, was released in the U.S. 07 "Pokémon: The First Movie" was released (first in the Pokémon series) 1997 04 "Detective Conan The Time-Bombed Skyscraper" was released (the first film in the "Detective Conan" series) 07 "Princess Mononoke" was released (new distribution revenue record [11.3 billion yen]) 1993 07 "Crayon Shin-chan Action Mask vs. Leotard Devil" was released (the first film in the "Crayon Shin-chan" series) 1992 05 "Miss Saigon" premiered (Imperial Theatre: 1.5 year long run) 1991 07 Construction of Shibuto Cine Tower completed 1987 06 "Les Misérables" premiered in Japan 10 Toho Hibiya Bldg. (Hibiya Chanter) was completed on the site of the former Hibiya Movie Theater and Yurakuza (2nd generation) 1984 01 The 1st Toho Cinderella Birth (Yasuko Sawaguchi) 03 Nichigeki Music Hall closed 10 Yurakucho Center Bldg. (Mullion) completed on the site of the former Nihon Gekijo 11 Yurakuza (2nd generation) closed 1983 02 TV's "DOMINO" (TBS affiliate) begins broadcasting 1981 02 Nihon Gekijo closed (Nichigeki Music Hall moved to the 5th floor of the Tokyo Takarazuka Theater) 1980 10 Navio Hankyu (now HEP Navio Bldg.) completed 03 "Doraemon: Nobita's Dinosaur" was released (the first in the "Doraemon" series) 05 "Kagemusha" won the Palme d'Or at the Cannes International Film Festival 1974 10 TV program "The Wounded Angel" (NTV affiliate) began broadcasting 1973 03 Received the Tony Award for Special International Prize (for Toho's theatrical activities) 12 "Tidal Wave" released 1972 07 TV program "TAIYOUNI HOERO" (NTV affiliate) began broadcasting 1969 04 "Man of La Mancha" premiered (Imperial Theatre) 10 Construction of Shinjuku Plaza Theater completed 1967 09 "Fiddler on the Roof" premiere (Imperial Theatre) 1966 01 The first performance of "Sasameyuki" (Geijutsuza) 09 The New Imperial Theatre opened 1965 03 "Tokyo Olympiad" was released 10 Established Imperial Theatre Co., Ltd. for the construction of the new Imperial Theatre (merged with Toho Real Estate Co., Ltd. in July 1976) 10 TV program "SEISHUNTOWA NANDA" (NTV affiliate) began broadcasting 1963 09 "My Fair Lady" premiered at the Tokyo Takarazuka Theater 1962 07 "Irresponsible Era of Japan" released (the first of the "Free-for-All" series) 1961 07 "Sir Galahad in Campus" was released (the first film of the "Young Guy" series) 10 "Hourouki" premiered (Geijutsuza) 10 Listed on the First Section of the Tokyo Stock Exchange, the Osaka Securities Exchange, and the Nagoya Stock Exchange 1958 02 The 1st "Western Carnival" opens at Nihon Gekijo 07 "Hotelman's Holiday" was released (the first film of the "Ekimae" series) 09 "Rickshaw Man" wins the Golden Lion (Grand Prix) at the Venice International Film Festival 1957 04 Completion of the former Toho head office building 04 Opening of Geijutsuza Theater 1956 01 "The President's Boss" was released (the first film of the "President" series) 03 "Samurai I: Musashi Miyamoto" won an Honorary Mention at the U.S. Academy Awards® (currently the Best Foreign Language Film) 1955 07 Opened the Scala-za on the 4th floor of the Tokyo Takarazuka Theater 07 Merger with Imperial Theatre Co., Ltd. 1954 04 "Seven Samurai" was released TM & © TOHO CO., LTD. 11 "Godzilla" was released (the first in the "Godzilla" series) 1953 12 Nangai Kaikan completed 1952 03 Nichigeki Music Hall opened 1950 07 Established Imperial Theatre Co., Ltd. 1949 05 Listed on the Tokyo, Osaka and Nagoya Stock Exchanges 1947 03 Separation of Tokyo Kaikan Co., Ltd. 1945 03 Merger of Umeda Eiga Gekijo Co., LTD. and Nangai Eiga Gekijo Co., LTD. 1943 12 Merged with Toho Eiga Co., Ltd. to engage in integrated management of film production, distribution, exhibition, and theatrical exhibition, and changed the company name to Toho Co., LTD. 1937 03 Merger with Toyoko Movie Theater Co., LTD. 08 Establishment of Toho Eiga Co., Ltd. 11 Toho Eiga Co., Ltd. merged with Photo Chemical Laboratory Co., Ltd., P.C.L., J. O. Studio, and Toho Pictures Distribution Co., LTD. 12 Merger with Imperial Theatre Co., LTD. (owned the former Tokyo Kaikan) 1936 01 Merger with Nihon Eiga Gekijo Co., LTD. (owned the former Nihon Gekijo) 06 Established Toho Film Distribution Co., LTD. 1935 06 Yurakuza (2nd generation) opened 1934 01 Former Tokyo Takarazuka Theater opened 02 Former Hibiya Movie Theater opened 1932 08 Tokyo Takarazuka Theater established (President: Ichizo Kobayashi) -
やま猫作戦地雷突破の不死身野郎! 痛快!ゲリラ砦へ殴り込み!TDV32050D/1962年度東宝©1962 TOHO CO.,LTD.やま猫作戦ご購入はこちら
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のら犬作戦命令なんかクソ喰らえ! 荒野をつっ走る命知らずの野郎ども!TDV32051D/1963年度東宝©1963 TOHO CO.,LTD.のら犬作戦ご購入はこちら
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蟻地獄作戦お前らは人間の屑だ!いいか 行く先はゲリラの巣だ! 生きて帰りたい奴は俺について来い!TDV32052D/1964年度東宝©1964 TOHO CO.,LTD.蟻地獄作戦ご購入はこちら
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映画「変な家」大ヒット御礼舞台挨拶「変な家」公式サイト謎のクリエイター・雨穴さんによるYouTube動画とその前身である同タイトルのウェブメディア記事を元に、物語の続きを書き加える形で待望の書籍化したミステリー小説「変な家」。「読み出したら止まらない」と大反響の原作書籍は、単行本と文庫本あわせて異例の140万部を超えるベストセラーとなっています。そんな話題騒然の「変な家」が映画となり、3月15日より全国公開され、興行収入20億を目指せるロケットスタートを切りました。 そんな本作の大ヒットを記念して、3月25日に東京・日比谷のTOHOシネマズ 日比谷にて舞台挨拶が行われ、間宮祥太朗さんと佐藤二朗さんがそろって登壇しました。二人の“バディ度”を測るチャレンジを行い、二人のバディ力が試された、こちらの舞台挨拶の模様をレポートします。大ヒット御礼舞台挨拶雨男/雨宮役間宮祥太朗さん栗原役佐藤二朗さん■間宮さんと佐藤さんが登場。「二朗さん」などと書かれたボードが会場のあちこちに。 佐藤さん珍しく僕のファンがいるよ。 間宮さん前の舞台挨拶で催促したからじゃないですか(笑)? 佐藤さん催促したかいがあったな(笑)。「二朗、二朗、二朗」ってあるよ。 MC本作は昨日までで110万人動員、興行収入15.5億円突破の大ヒットとなっております。 間宮さん「『変な家』が大ヒット」といろんな方面から聞いて、うれしく思います。今日もこうやってたくさんの方が来てくれて、友だちには「観に行ったら満席だった」と言われました。劇場で「キャー」とか言いながら盛り上がって観ているとの報告もあって、今も具体的な数字が出て、「これは本当に大ヒットしているんだ」と感じています。本当にヒットしていないと具体的な数字は出てこないですからね(笑)。佐藤さん言わないね。何となくごまかす感じになるよね(笑)。 間宮さん本当にうれしいです。今日はありがとうございます。 佐藤さん先日、僕もこっそり観に行きました。平日だから空いているかと思ったら、結構埋まっていて、駆け込みで制服を着た子たちがバーッと来てて、上映が終わった後、同じ回を観ていた女の子の一団が、トイレの前で大騒ぎしていたんですね。「ちょ、ちょっと待って!このトイレの間取り大丈夫?窓ある?」って(笑)。「いやいや、ここは普通にTOHOシネマズのトイレだから」って思いました。あと、(会場を指して)そこのうちわを持っているあなた! ごめんなさいね。あのね「(佐藤二朗の)朗」の字が違うの。「右側が月」なのよ。間宮祥太朗と同じなの。 間宮さん「朗らか」の方ですね。 佐藤さんよく間違えられるんですが、それだけでも覚えて帰ってくださいね、お嬢さん。でも本当にありがとうございます。 MCお二人の後ろには、寄せられた感想が書かれたメッセージボードがあります。気になる感想はありますか? 間宮さん太字に目がくんですが…「油断してた」? 佐藤さん擬音が多いね。「ゾクゾクッ」っていう感じの。(「ゾクッ…ゾクッゾクッゾクッゾクッ…」と書かれたのを指して)これなんて「ゾクッ」しか言っていないよね。 間宮さんこの「ゾクッ」にこんなにスペース使う必要あったのかな? 半分くらいで良かったんじゃない? 佐藤さんこれ、「ゾクッ」というキャンペーン(「#映画変な家でゾクッとキャンペーン」映画を観て体験したことを(((ゾクッ)))の数で表現してください)をやっているんだよね? …って聞いていた? 間宮さんいや、読んでいました(笑)。 佐藤さんさっきの女子高生の一団の時、騒ぎになっちゃいけないからと思って、顔を隠してトイレに入ったんですよ。でも、そこにも男子中学生か高校生がいて、「お前、どこが一番怖かった?僕、オノ。」って言っていました。考えてみたら、あのシーンには僕も出ているから、知っているはずなのにビクッとなったからね。怖かったぁ。 間宮さん宣伝のインタビューで「体感型というか、アトラクションみたいな映画になっている」と言っていましたが、本当にそうなっているみたいですね。学生が集団で「ジェットコースターのようなドキドキ感でした」とここにも書いていますが、一緒に体感しているんだなと思いました。 佐藤さんさっきプロデューサーも言っていたけれど「怖いから一緒に行こうぜ」っていうノリがあるんだと思う。 MCうちの娘は中学生ですが、友だちに聞くと「両親と一緒に行った」という子も多かったみたいです。 佐藤さんありがたいね。僕にもメールが何通か来ました。今やっている映画(撮影中)のプロデューサー陣からも「おめでとうございます、大ヒット」って来ました。ありがとうございます。 MC間宮さんも映画館で反応を見てみたいんじゃないですか? 間宮さん映画館に行ってみたいですね。ポルトガルの映画祭では観客と一緒に観ましたが、また全然違う反応でしょうね。 佐藤さん分かりやすく、生の反応が聞ける作品だからね。 間宮さん二朗さん、トイレで会話を聞いていて、もし悪口を言われていたらどうするつもりでした? かなりショックですよね。 佐藤さんなんちゅう答えづらい質問をするんだ、間宮! まあ、でもそれはそれで…。 間宮さん真摯に受け止める? 佐藤さんもちろん、いろんな反応があって当然だからね。ただ、10代の若い子たちは集団だと反応が分かりやすいじゃない? さっきの「間取り大丈夫?」って声とか、男の子も僕の隣で「どこが怖かった?」って感じで、全部反応が分かりやすいから、間宮も映画館に行ってみたらどうだ?間宮さんそうですね。 MC映画の中でバディを組んだお二人ですが、どうやって役作りをされたんでしょうか? 間宮さん雨宮個人としては、映画を観ていただければ何となく分かると思います。動画クリエイターとして何本か動画が当たったんだろうけれど、そこからなかなか鳴かず飛ばずで、DJ松永くんが演じた柳岡さんに「早くバズる動画作ってよ」とせかされてネタを探しているんですよ。でも、なかなかストイックというか、ポジティブになれないまま毎日を消費していくという導入から入ろうと思いました。そこから、事件をきっかけにエンジンがかかっていく役になればと思って演じました。二朗さんとのバディ感は現場で作っていった感じですね。 佐藤さん僕の役は、簡単に言うと、ある部分が突出して優秀な人で、他のところが全部ダメだったりするので、そこは意識しました。ミステリーとかに対して、洞察力は異常にあるんだけれど、他のことには全然かまわないので寝ぐせがあることにすら気づいてないというね。後、取材で間宮が言っていて「なるほど」と思ったのは、「いちいち驚かない」ってことですね。長く一緒にいて、ある種の信頼関係があるので、お互いに「お前のことが好き」ってことは一切言わないし、顔にも出さない。でも、ずっと一緒にいるから栗原の行動にいちいち反応しないっていうのは「なるほど」と思いました。それはバディ感として作品に反映されていると思います。 MC特に二人のバディ感が見えてきた部分などはありましたか? 間宮さん今言ったように、本作で初めて出会った二人ではないので、以前からの関係性がある感じは序盤から見えてくるかなというところはありつつ、後半のああいうシチュエーションになっていく中で、あうんの呼吸というか…。後半の「足」のところは、もともとは違ったんですよね? 佐藤さん絶体絶命のシーンで、仏壇の足を見て「足!」って言って雨宮が仏壇の足を蹴って崩れ落ちるというシーンですね。もともとは「雨宮さん!」って言って二人で体当たりする感じだったんですが、撮影本番の一時間前に「『足!』って言うのはどうだろう?」と、監督と間宮に提案しました。冷静な栗原さんがあそこまで激しているっていう展開にもなるし、「変な家」という間取りを題材にした作品に、仏壇の足というものが薄くでもリンクするかなと思ったんです。そういう説明をしたら二人とも「良いんじゃないか」と言ってくれたので、そうなりました。僕ら二人、年齢も親子ほど違うし、顔の彫りもものすごく深いのと、浅いのにもほどがあるのと、年齢の割にものすごく落ち着いている男と、ものすごく落ち着いていない男という、全部が正反対なんです。でも、それがバディとして良いんじゃないかという感じはあると思います。 MCそんな二人のバディ度を試す三つのチャレンジをしていただきます。まずは「究極の二択」で、どれだけ息がピッタリかを測らせていただきます。A:家派 B:アウトドア派【第一問:二人で過ごすなら?】佐藤さんこれは、間宮がどう答えるか推察するの? MCお二人の素直な気持ちをお答えいただいて、バディ度を測りたいと思います。 佐藤さんこれ、言うほど究極の二択でもないな(笑)。普通は「カレー味の…」。 MCそういうマスコミの方が使いづらい言葉は使わなくて良いですから! 佐藤さんこういうことをすると、僕がマネージャーに怒られるだけなんで(笑)。間宮さん:A 佐藤さん:A■第一問の回答MCそろいましたね。これはどういうことでしょう? 佐藤さん間宮の家に押しかけて一緒に酒を飲みたいなと思いました。 間宮さん二朗さんは晩酌されるので、僕はつまみを作って二人で飲みながら映画を観たり…。 佐藤さん良いじゃないの、それ。ホントに良いじゃん! ごめん。頭の中はもう晩酌でいっぱいになっちゃった(笑)。A:過去 B:未来【第二問:二人で時空を旅するなら?】間宮さん:A 佐藤さん:B■第二問の回答間宮さん僕は、過去に行って、幼少期からの二朗さんの人生を二朗さんのナレーション付きで楽しみたいですね。(佐藤さんの口調で)「間宮、僕、この時ね…」って(笑)。副音声付きで二朗さんの人生を楽しみたいです。 佐藤さん僕は初めて間宮祥太朗が僕のモノマネをするのを見ました(笑)。 MC佐藤さんは未来に? 佐藤さん一度、取材で10年後、20年後の話を聞かれて「20年後は、今でもYouTube発祥の映画ができるくらいだから、どうなっているか分からないけれど、映画は大好きだから繁栄していてほしいな」という話をしていたのを思い出して「未来」としました。A:最初に食べる B:最後まで取っておく【第三問:好きな食べ物は?】間宮さん:A 佐藤さん:A■第三問の回答間宮さん(二人の答えがそろったので会場から拍手。)何かすみません、こんなことで拍手を(苦笑)。 佐藤さんこれは拍手した人もそんなに「めでたい」と思っていないね(苦笑)。「拍手しとくか…」くらいの感じだね。 MC続いてはこちらの問題です。A:第一の家 B:第三の家【第四問:「変な家」に登場した家の中で、住むなら?】佐藤さんこれはわりと究極ですね。だって、第三の家に住みたい人いる? そういうと僕の答えが想像できちゃうけれど…。間宮さん:B 佐藤さん:A■第四問の回答佐藤さん何でだよ間宮! 間宮さんえ? 佐藤さん「え?」じゃないよ。ハトが豆鉄砲食らったみたいなかわいい顔をするな! だって、ここに住んだらエライことになるよ? 間宮さんえ? これは、「家」だけで考えて良いんですよね? 第三の家に住んだからって本作で起きたことが起こるとは考えなくて良いんですよね? 佐藤さん間取りはそのままだよ? 間宮さんだったら、第一の家は、二階が使い物にならないから嫌ですもん。 佐藤さん現実的! 間宮さん階段上がって、くるっと回ってトイレがなくて、子供部屋があって…それで考えると、第三の家は間取りは良くないですか? 僕、和室好きなので畳の部屋があるのうれしいし。使いやすいじゃないですか? 佐藤さん僕、やっぱりBに答えを変えます。僕は、世界で一番間宮に説得されやすいおじさんです。そりゃそうだ。二階使えないもん。 間宮さん使い勝手が悪過ぎますよ、第一の家は。 佐藤さんそうだ。A:ライバルとして共演 B:バディとして共演【第五問:次に共演するなら?】間宮さん:B 佐藤さん:B■第五問の答え間宮さん(会場:大きな拍手)今回の拍手は少し本気っぽいですね(笑)。 佐藤さん正直、理由としては、さっきも言ったように全てが正反対の二人がライバルになる設定が思いつかなかったですね。 間宮さん見えないですね。 佐藤さん例えば、恋のライバルとかあり得ないですよね? (会場の反応に)ちょっと笑い過ぎだぞ! 間宮さんライバルだと僕もなかなか浮かばなくて…何のライバルでしょうね? 佐藤さん例えば大学の研究員で、どっちが先に発明をするかとか? 特に面白くもないことを言ってしまった…。無駄な時間を申し訳ない(苦笑)。 MCというわけで、二人のバディ度はほぼ100%ですね。続いてのチャレンジはこちらです。 ■箱がステージに登場。 MC次は「箱の中身な何でしょう」です。 佐藤さんこれは、箱の中を触るやつですか? 僕は帰ります。世の中で一番苦手なヤツです。見るだけで汗が出てきています…。 間宮さんこれ、お客さんからは中身が見えているんですよね? だったら大丈夫ですよ。大したことないですよ。本当にヤバいもんが入っていたら、リアクションがもっとすごいですから。 佐藤さん確かに。…中身が分かった! 「変な家」の原作本とかでしょ? おじさん、生き物だけはだめですからね。 間宮さん僕が以前やった時は、タコが入っていました。 佐藤さん絶対ダメです! 僕は以前、ダウンタウンさんの「佐藤二朗100の質問」の時に三分くらいつかめずに汗だくで終わるという結果になったんだよ。 MCでは、制限時間15秒です。それではスタートです。 ■佐藤さん、箱の中に手を入れるも大慌て。佐藤さんお前、何でそんなに落ち着いているの? MC佐藤さん。触りましたか? 佐藤さん触りました。僕としては奇跡です。今の奇跡を「日比谷の奇跡」と呼んでいただいて大丈夫です。何か固い部分と毛みたいのがありました。 間宮さん僕、分かりました。80%くらい正解だと思います。本作に関係するものだと思うんです。何の関係もないものだと話が広がらないし…。 佐藤さんなるほど…でも、分かんない。本作に関わるもので、固い部分と毛みたいなものがあるものってある? 間宮さん分かりますよ。「毛」から想像してください。 佐藤さん何にも分かりません…。 間宮さん(会場に向かって)本作に出てきますか? (会場の反応に)OK、出てきていますね。自分の想像としては、本作の半分もいかないくらいで登場していると思います。 佐藤さんむしろ分からなくなってきました。むしろ、今DJ松永くんの顔しか思いつかない…。 MCそれでは、回答をどうぞ! 間宮さん&佐藤さん仮面! MC正解です! 佐藤さんこの仮面がね、撮影中に、誰も何も触っていないのに「ゴト」って動いたの…。本当ですよ!MCでは最後のチャレンジです。お二人には、最近、ショート動画でも話題の「知恵の輪チャレンジ」(人間で作った知恵の輪を30秒以内で解く)にチャレンジしてもらいます。 佐藤さんまあ、これは僕がジッとしていても間宮が解いてくれるでしょ?間宮さん全然、分かんないです。 佐藤さんあ、僕分かったかも。僕に任せろ! MCではスタートです! 佐藤さんじゃあ間宮は両手を広げて座って。 ■間宮さんをまたごうとするも、上手くいかない。佐藤さん全然ダメ! 誰かぁ!!!MCハイ終了です。これは正解がちゃんとあるので、動画を見ていただければと思います。 間宮さん僕は30秒間二朗さんのケツを見ただけでしたね…。 佐藤さん僕のイメトレでは、あれで完全に抜けるはずだったんだよ。正直、片足を浮かした時点で「ダメだ。違うわ」って思いました(苦笑)。 MC改めて、お二人のバディ度、シンクロ率の高さはいかがでしたか? 間宮さんまあまあシンクロはできて良かったですが、いろいろ取材も一緒に受けてきて、二人の空気感がだいぶ板についてきたと思います。 佐藤さんたまに川栄(李奈)が入ってきてな。 間宮さん三人の空気感が良いですよね。 佐藤さんあれは見た? 咀嚼音の…。 間宮さんASMR? 佐藤さん三人でやったやつ見た? あれ、メッチャ面白いよ。 間宮さん「静かにしろ」って言っているのにメッチャうるさかったやつ? 佐藤さんそうそう。間宮だけがちゃんと守っていて、川栄なんて「あははは」って笑っていて(笑)…。あれは面白かった! MC現場の雰囲気もすごく良かったってことですね。 佐藤さんそうですね。それに興行収入がありがたいことに伸びているしね。本作に限らずですが、やっぱり、映画は初日に旅立っちゃったら、後はお客さんに育てていただくしかないので、そうなっていることにうれしく思います。 MCでは最後にお二人からメッセージをいただきたいと思います。 佐藤さんさっき、もう言っちゃったな、締めの言葉…。どうしようか? あれです。X(旧Twitter)にもポストしましたが、心から思っているのは、「末永くこの作品をかわいがっていただきたい」ということです。お客さんに育てていただきたいと言いましたが、口コミっていうのは宣伝の中でも本当に効果があるので、家族、友だち、親戚、ちょっと通り過ぎた人に……「本作が面白い」ということ、「映画館に行こう」ということを広めていただけたらと思います。SNSがすごく効果があるので、ぜひ今日のことも広めてください。 間宮さん今日は二人で結構ゆっくり話せましたね。本当は、時間が余ったら「東宝は、実は東京宝塚の略だ」っていうことを知ったので、そのことを話そうかと…。 佐藤さんさっき、トイレがどこにあるか分からなくて、二人で探していたら「東京宝塚ビル」って書いてあるのをみつけたんですよ。「間宮、僕はすごいことに気づいたぞ。“東宝”って、東京宝塚の略じゃないか」ってなったんですよ。 ■会場は微妙な反応。 佐藤さんなんという薄いリアクション! 「ふーん」って困らせてしまったね。 間宮さん時間が余ったら、その話をしようかって話していたんですが、結局しちゃいましたね(笑)。本当に温かく迎えていただき、楽しい舞台挨拶でした。そして、大ヒットということで本当にありがたいです。配信など、いろんな形で映画を楽しめる時代に、映画館に人が入ってくださるのはうれしく思います。本作は、誰かと一緒に驚いたり、怖がったりして、一緒にアトラクションのように体感して楽しめる作品です。一緒に行った友だちとはもちろんですが、劇場にいる人たちみんなと共有して、二時間前後を過ごすのは、家で過ごす時間とはまた別の特別な時間だと思います。それが、豊かな時間になったら良いなと思います。これだけたくさんの人が入っているのをうれしく思いますし、さらにこれから、たくさんの人が評判や口コミで観に来てくれるとうれしいです。今日はありがとうございました。
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TVアニメ『狼と香辛料 MERCHANT MEETS THE WISE WOLF』第2巻 初回生産限定版クラフト・ロレンス:福山 潤 ホロ:小清水亜美 ノーラ・アレント:中原麻衣 ゼーレン:浪川大輔 リヒテン・マールハイト:大塚芳忠 ハンス・レメリオ:郷田ほづみTBR34185D/2024年東宝原作:支倉凍砂(電撃文庫『狼と香辛料』/KADOKAWA刊) キャラクター原案:文倉 十 総監督:高橋丈夫 監督:さんぺい 聖 キャラクターデザイン:羽田浩二 色彩設計:小山知子 美術設定:青木 薫 天田俊貴 小畑嶺二 美術監督: 井上一宏 撮影監督:林 幸司 編集:丹 彩子 音響監督:吉田知弘 音楽:Kevin Penkin プロデュース:ENISHIYA アニメーション制作:パッショーネ©2024 支倉凍砂・KADOKAWA/ローエン商業組合〇TVアニメ『狼と香辛料 MERCHANT MEETS THE WISE WOLF』第1巻 初回生産限定版ご購入はこちら
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「四月になれば彼女は」大ヒット御礼!舞台挨拶「四月になれば彼女は」公式サイト映画プロデューサーで小説家の川村元気さんの長編小説第三作目を映画化した「四月になれば彼女は」が3月22日に公開を迎えました。 本作の公開を記念して4月1日、大ヒット御礼!舞台挨拶が東京・六本木のTOHOシネマズ 六本木ヒルズにて開催され、佐藤健さん、長澤まさみさん、森七菜さん、山田智和監督が登壇しました。観客からの質問や、恋愛相談に登壇陣が答えるスペシャル企画では名回答が続出!? こちらの舞台挨拶の模様をレポートいたします。大ヒット御礼!舞台挨拶藤代俊役佐藤健さん坂本弥生役長澤まさみさん伊予田春役森七菜さん山田智和監督佐藤さん本日はお越しいただき本当にありがとうございます。皆さんが応援してくださったから、今、こうやってここに立つことができています。今日は皆さんの質問に直接お答えする時間があると聞きました。そういう企画も、コロナ禍ではなかなかできなかったので、楽しみにしています。 長澤さん本当に久しぶりのラブストーリーで、私も演じている時間はドキドキしておりました。この作品は「ちょっと恋することや愛について深く考えようかな」と思ったり、観た後に友だちと意見が違うことを話せるような、観た後も作品の余韻に浸っていただける作品になっていると思います。まだまだたくさんの人に観てもらいたいです。 森さん今日は4月1日なので、弥生さんの誕生日ですね。おめでとうございます。 佐藤さん劇中で言っていましたね。「4月1日生まれなんです」って。おめでとうございます。 長澤さん何だか私が言われているみたいですが(笑)…、ありがとうございます。 森さんそんな日に、皆さんとお話できるので、とてもうれしく思っています。 山田監督本日はお集まりいただきありがとうございます。今、森さんがおっしゃったように「四月になれば…」というタイトルの作品を4月1日に皆さんに観ていただけて、個人的にもすごくうれしいです。まだまだたくさんの人に届くことを願っています。 MC公開後、皆さんのところにも反響は届いていますか? 佐藤さんやっぱり「一回では話が咀嚼できないから、もう一回観に行きます」という声をすごく聞きますね。冒頭で、ガシャンってグラスを割ってしまったのを「いいよ、いいよ」って僕が掃除する――それを、弥生がすごく悲しそうな顔をして見ているんですが、あのグラスは、僕たちが同棲をする初日に一緒に買った思い出の品なんです。だから、弥生は悲しそうに見ていたんだってことが「分からなかった」っていう人もいました。そういう発見みたいなものは、たしかに一回じゃ全部を理解するのは難しいと思います。だから、二回、三回と観ていただけるのはうれしいですね。長澤さんやはり、物語自体が、少し大人の恋愛というか、ちょっと二人の関係性が滞っていて、「この先も続いていくのかな?」という不穏な空気の中で始まる作品なんです。いわゆる恋愛映画の「明るい。楽しい。キラキラ。ワクワク。」というよりも、恋愛について深く知りたくなるというか、「自分はどうなんだろう?」「自分はどんな風に人を愛するんだろう?」 と気づきを与えてくれる作品かなと思っています。そうやって恋愛に向き合いたい人がこの作品に惹かれるのかなという実感がありますね。 MC森さんの周りでも反響はありますか? 森さんもちろんあります。私の周りは、こんな大人の恋愛経験をしたことがない同世代の子たちが多いんですが、「この世代のリアルを見た感じがする」「曲もすごく合っていて、組み合わせが最高だね」という声をよく聞きます。とにかくいろんな人がいろんな楽しみ方をしてくれているというのが感想としてあります。 山田監督私事ですが、本作が長編映画一作目なんです。改めて、「映画ってこんなに反響が大きいんだ」と思いました。温かいメッセージやコメントをたくさんいただいて、「映画って本当に素晴らしいな」という実感があります。夫婦で観た方も友だちと観た方も、一人で観た方も「それぞれいろんな見方があるんだな」と再認識させられています。いろんな感想があることを含めてうれしく思っています。 佐藤さん面白いのが、まっさらな気持ちで本作を観てくれているじゃないですか? 僕は、演じている時に、「あぁ、僕は愛することをサボっていたな」「僕が悪かったな」「だから弥生は失踪してしまったんだな」と思っていたんです。でも、「藤代そんなに悪くない説」が結構あります。確かに、思い出の品に気づかずに掃除したのは悪いかもしれないけれど、そんな悪いことだったのかな? 「やめて、それは捨てないで」って言えば良いじゃん(笑)。 長澤さん怖いなぁ(苦笑)。 佐藤さん「弥生がぶっちぎりで一番悪い説」もあって、皆さんの感想を聞いて「そうだよな。洗脳されていたのかも」って思いました(笑)。「僕、そんなに悪いのかな?」普通に素朴に生きていただけで…。そりゃあ、気が利かなかったのは悪いですけれどね。 長澤さんいやぁ、どうなんですかね。私も演じていて、弥生に対しては「大胆な行動をする人だなぁ」という印象はありました。これは、登場人物の全員に言えることですが、「自分の思いをなかなか言い出せない」「本当の思いを伝えられない」という印象です。「もう少し自分の思いを伝えていれば、会話ができていれば、できたこともあるのかな?」と思いながら、役を演じていました。そういう疑問はあるけれど、みんな表に出さないだけで、弥生の行動にどこか共感してしまう…。だから、「少しだけでも弥生の感覚は理解してもらえるんじゃないかな」と思いながら愛着を持って演じました。 MC「弥生がぶっちぎりで一番悪いやつ」説もありますが…。 長澤さんそれは、私のせいじゃない(笑)。 佐藤さん長澤さんが演じるから、何かリアリティを持って「あぁ、僕が悪かったな」と思っていたんですよね。でも、よく考えると…。 長澤さん私に言わないでください(笑)。監督、どうですか? 山田監督今、佐藤さんが言ったように、「すれ違い」って自分が気づいていないことや、ものすごく些細なことが、実はすごく大切なことだったりしますよね。それが、本当は大事に育てていかなくちゃいけないことだったりすることもあるので、まさに「そうだよな」という感想でした。 佐藤さんここ何回か、監督と舞台挨拶をしてきましたが、監督が妖精に見えてきた(笑)。かわいくない? 長澤さん監督は本当に純粋な方だと思います。 佐藤さん純粋の塊ですよね。 長澤さん純粋な方なのにスポ根が入っていて、初日にみんなで円陣を組みましたよね。 佐藤さん「円陣組もうぜ!」って言い出した時はどうしようかと思いましたね(笑)。 長澤さん「毎日この感じ?」って聞いちゃいましたよね(笑)。 山田監督スタッフが引いていましたね(苦笑)。ただ、スタッフが引いた後に、佐藤さんだけが「僕、そういうの好きだけどな」って言ってくれました。 佐藤さん言わないとさぁ…。 山田監督えっ、勝手に佐藤さんはこういうのが好きなのかなと思っていました。 佐藤さんおかげで一致団結できました。 MC川村元気さんの原作との変更点については、どんな風に話し合っていったんでしょうか? 山田監督原作を読んだ方もたくさんいらっしゃると思いますが、変わった点もあります。でも、原作で一番大事な「人物にフォーカスしていく」というところは変えずに、原作にある良いところ、あとは誰も見たくない一面は変わらずに大事にしていこうと川村さんと話をしながら進めていきました。 佐藤さん脚本の打ち合わせは、何回かみんなでやりました。映画だと藤代と春が別れる理由が、お父さんというか、かなりやばいヤツが…。 長澤さんいたいた、私の役よりもやばい人が(笑)。 佐藤さん一番ヤバい竹野内パパに負けて、別れてしまったんですが、原作だと写真部の先輩なんですよね。藤代的には「先輩と浮気してんじゃない?」っていう実際にどうか分からないけれど、信じきれなくて別れちゃうんですよ。原作のあのリアルな感じがすごく好きだったんですよね。女子からすると「いや、ただ先輩と一緒にいただけじゃん。何が悪いの?」という感じでも、男からすると「いや、それはもうアウトじゃない?」っていう大学生特有の感じがね…。でも、映画だと尺の都合もあるから難しいということでできませんでした。 ■会場の皆さんからの質問や恋愛相談を受けるティーチイン。自分に当てはまる部分がいっぱいありました。グサグサと刺さる内容もありました。好きだった人と別れた理由とか、そういうことが自分と重なって、「これからどうしたらいいかな?」とか、いろいろと考えさせられました。最後のほうは涙がめっちゃ出て感動しました。 質問ですが、「四月」といえば別れと出会いの季節ですが、皆さんが印象に残っている出会いはありますか?【質問1】森さん私、答えても良いですか? 今、22歳なんですが、ちょうど今日は同じ歳の方々が就職する日(入社日)なんですよね。大阪の子が、東京に出てきて「東京の道は分からへんから送ってくれへん?」「いいよ」っていう会話をしながら、リクルートスーツを着た子たちが(入社式が行われる)ホールに集まっていくのを見ました。私は、少し早く大人の世界に混じっていたので、今日がみんなにとっての大きな出会い、門出の日なんだなと思って、感動しちゃいました。こういう日に舞台挨拶ができたのはうれしかったです。弥生さん、お誕生日おめでとうございます。私は大学生なんですが、一つ一つ丁寧な言葉や、深い意味がある内容で、非常に勉強になりました。恋愛に関しては、まだまだ未熟なので、これから社会に出て、好きな人ができたら本作の内容を思い出しながらがんばっていきたいと思いました。 質問は、皆さんにとって愛と恋の違いは何かということをお聞きしたいです。【質問2】長澤さん監督が一番分かるんじゃないですか? 山田監督それは三時間くらい語りたいテーマですよね(笑)。この作品に絡めていうと、最後の二人の背中には、「恋なのか?これから愛に変わっていくのか?」という大きい投げかけがあったと思います。それについては、今、観てくださった感覚のまま、これから恋愛をされるということなので、ある種…、あ、ある種(監督がよく使う言葉なので、初日舞台挨拶でイジられていた)って言っちゃった(苦笑)。 佐藤さん良いんだよ、放送禁止用語とかの言ってはいけないフレーズではないから。 山田監督これから恋愛されるということなので、その問いを見つける時に本作がヒントになったり寄り添うものになれたらと思います。ズバッとした答えじゃなくてすみません。 ■下を向く佐藤さん。 長澤さん(佐藤さんを見て)答えたいそうです。 佐藤さんいやいや、人の気持ちを読むの下手? 長澤さんすごく答えたそうだなって思って(笑)。 佐藤さん僕は、理屈っぽくなっちゃうんで、あんまり素敵なことが言えないんですが、いいですか? まずね、「恋」とか「愛」なんて言葉は、都合が良いから、決めておけば便利だからって誰かが決めただけで、あなたが大切に思うその気持ちを、誰かが決めた言葉に当てはめる必要はないんです。あなたの気持ちだけを見つめればよくて、愛だとか恋だとかどうでもいいんですよ。気持ちが本質だからね。 長澤さん人は名前のないものが怖いですもんね? 佐藤さんそうなのよ、怖いから名前をつけたいのよ。 長澤さんやっぱり答えたかったんですね(笑)。素晴らしい。私は、SNSでこの作品の情報を見て、今日初めて観ました。伝えることが大事だなと思ったり、感動で心が動かされる部分が多かったので、もう一回観たいと素直に思いました。 質問なんですが、SNSなどで「本作は、恋人や恋人候補と一緒に観に行かないほうがいいんじゃないか?」「昔の引きずった恋や、元カノを思い出させてしまうんじゃないか?」っていうコメントが多くありました。だから、私は一人で来たんですが、皆さんは本作を恋人や好きな人と見るべきだと思いますか?【質問3】長澤さんでもね、映画をトークテーマにできるのは良いなって思いますね。相手が思っていることが知れるし、過去があった上での今だから、かわいいやきもちをしちゃうのかなと思います。今までに経験したことを知って、お互いに新しい関係を築いていくのは良いなって思うし、そうやって話のタネになるのは良いと思いますね。 佐藤さんもし、やきもち焼いたら、かわいいじゃんってこと? 長澤さん「そういう風に考えるんだ」っていう風に、その人の考え方が分かるじゃないですか。それが良いことか悪いことかは分からないけれど、教訓にはなるから、二人の関係が良くなると思います。 森さん私は、本作を一緒に観られない人とは恋人になれないかもしれないですね。一緒にやって怖いものがある人と生きていくってどういう覚悟なんだろうって思います。 佐藤さん本当だよな。 森さん終わりがあることを覚悟せずに一緒にいるって不安というか、不安定ですよね。「ずっと一緒にいよう」なんて言葉だけじゃ確定しないですから。こういう映画を観て、なお関係が続いているのが素晴らしいんじゃないかと思います。ちょっと健さんみたいじゃない(笑)? 嫌だ、すごく嫌だ…(苦笑)。 佐藤さん僕みたいになったことを「すごく嫌だ」ってどういうこと(笑)? 森さんある種、恥ずかしい(笑)。 山田監督長澤さんと森さんがおっしゃったように、恋とか愛とかは、これを観てどうこうってことじゃないと思います。一緒に観て、感想が違うと思うので、その価値観が違うことさえも幸せな気がするんですよね。二人が絆を探すきっかけになる気がします。一人で観ても、友だちと観ても良いと思います。ぜひ、共有しながら観ていただけたらと思います。本作を観るのが二回目なんですが、最後の藤代が弥生を迎えに行って、何て言うんだろうと思っていました。でも、健さんの演じた藤代の「帰ろう」っていうセリフが心に刺さりました。弥生も救われただろうなと思って、素敵な作品になっていたと思いました。 私は、35歳で、もう10年になるんですが主人がおります。いつも「もっと頼ってほしい」っていうことでケンカをしちゃうんです。ただ、主婦をやっていると、だいたい何でも一人でできるようになってしまいます。なので、「上手な頼り方、甘え方」を教えていただきたいです。【質問4】佐藤さん(長澤さんに)うまそうね、そういうの。 長澤さん誰が? 佐藤さんあなたよ! 長澤さん私? 難しいな…。 佐藤さん頼れない? 長澤さんいやぁ…。 佐藤さんでも、「もっと頼ってよ」っていうのは分かるけれど、ちょっとかっこ悪いね。男が、「僕にもっと頼ってよ」って相手に言うよりも、言わずに自然と頼ってもらえたら最高じゃん? 女性はその方が良いじゃん? 女性からすると「頼らせてよ」ってことじゃん? もっと前の段階に問題が潜んでいる気がします。やっぱりね、ここに問題があるのに、別の場所を治療してもダメなのよ。 森さん精神科医ですね(笑)。 佐藤さん頭が痛いなら頭をマッサージしてはダメ。 長澤さんどこですか? 佐藤さん腰! 長澤さん先生、今回の場合は? 佐藤さん今回の場合、出会ってすぐの段階。そこらへんから始まっていますね。もうちょっと前の段階からひも解いて行くといいと思います。 質問4の観客夢のような時間をありがとうございます。 佐藤さんどこがや(笑)! ありがとうございます(笑)。春というかけがえのないものを失って初めて、藤代と弥生さんが愛を見つけたんですが、「本当に春を失わなくてはいけなかったのかな?」というのが率直な感想です。 相談ですが、自分の好きな人が、みんなに優しいんです。その優しいところに惹かれたんですが、寛容になれなくて、やきもちを焼いて不安になります。やきもちとどう向き合ったら良いのかなというのをお聞きしたいです。【相談1】長澤さん「みんなに優しいことは良いことだ」と、きっと思われているけれど、その優しさが、時々自分には凶器のように感じているんだと思います。それは、自分の中で、何か「しこり」になっているものや、「どうなんだろう?」と謎に感じる部分があるんだと思うんです。それに気づいているけれど、好きな気持ちが先行して、見ないふりをしている印象があります。やきもちは悪いことではないと思いますが、それは自分の気持ちに気づく時でもあると思います。「自分がこれから人生をどう歩みたいか?」次第で、そのやきもちと向き合うのが大切だと思います。「やきもちを焼くことに、まだ耐えられる」「今はこれが良い」と思うなら、そのままでも良いと思います。でも、違うという気持ちがあるならば、その気持ちに素直に行動するのが良いと思います。相談1の観客すごいです。先生、「付いて行きたいです!」って感じです。 長澤さん「占いの館」へようこそ(笑)。 佐藤さん男性の意見を言うならば、みんなに優しくした結果、一人の女性を不幸にしていちゃダメだと思うんです。その人はやめて俺にしとけば(笑)? MC最後に佐藤さんから代表してメッセージをお願いします。 佐藤さん今日はありがとうございました。こうやって、皆さんと恋愛について話したり語れる作品って良いなと改めて思いました。今回のように、皆さんも本作を観終わって、一緒に観た人と語ってくれたらうれしく思います。僕が本作を観て思ったのは、今、あなたの隣にいる大切な人は、もしかしたら、過去に誰かの大切な人で、その人との時間があったから、今のその人がいる。その人が別れる、手放すという決断をしたから、今あなたの隣にいるんですよね。だから大切にしろっていうことじゃないですが、本作を観た時に、そんなことを考えて、今隣にいる人が、より尊くて大事なものだと感じてもらえたらすごくうれしいなと思いました。ぜひ、皆さんの大切な人と、大切な人を思い浮かべながら映画館に来ていただけたらうれしいです。今日は本当にありがとうございました。
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「名探偵コナン 黒鉄(くろがね)の魚影(サブマリン)」ブラックボックス舞台挨拶「名探偵コナン 黒鉄の魚影」公式サイト原作者・青山剛昌さんによる原作漫画が4月12日に103巻に到達(累計発行部数は全世界2.7億部を突破!)、テレビアニメシリーズも放送1000回を突破するなど、ますます勢いを増している「名探偵コナン」。 4月14日に公開し、今もなお全国の劇場でロングラン上映を続けている最新作の「名探偵コナン 黒鉄(くろがね)の魚影(サブマリン)」は、公開から158日間で観客動員数972万人・興行収入137億円を超える驚異の成績を残し、26作目にしてシリーズ歴代NO.1の成績を記録しました。 9月30日、ネタバレありのティーチイン付き・ブラックボックス舞台挨拶を実施し、主人公・江戸川コナン役の高山みなみさん、立川譲監督、青山剛昌先生が揃って登壇しました。今まで明かされてこなかった制作秘話などを本作の閉幕(クロージング)に向け明かし、ファン垂涎トークを展開したこちらのイベントの様子を詳しくレポートします。ブラックボックス舞台挨拶江戸川コナン役高山みなみさん立川譲監督原作者青山剛昌さん高山さん皆さん、こんにちは。今日は最後まで楽しんでいってください。 立川監督公開から5カ月が経って、こんなに豪華なメンバーとこうして舞台に立てることをうれしく思います。 青山さん今日はありがとうございます。 MC今、目の前にいらっしゃるのは、つい先ほどまで本作をご覧になったお客さんです。いかがでしたでしょうか?(会場:大きな拍手)青山先生の舞台挨拶は「名探偵コナン ゼロの執行人」以来ということですがいかがですか。 青山さん懐かしいですね。 MC実際に会場で、皆さんの熱を目の当たりにしていかがですか? 青山さん嬉しいです。 MC本日はブラックボックス舞台挨拶ということで、今まで明かされていない制作秘話=ブラックボックスをお話いただこうと思います。代表質問として、御三方が公の場で揃ってお話されるのは初めてですかね? 高山さん初めてですね。 MCまずは映画がどうやって作られるか、皆さんあまりご存じないと思うんですが、映画ってどう作られていくんでしょうか? 立川監督言葉で説明すると長くなってしまうので、シンプルに言うと、まず脚本があって、それをみんなで打ち合わせをして作ります。その後の絵コンテ作りが作業としては大きいですね。コンテはアニメの設計図みたいなものなので、かなり時間をかけて作ります。それから、作画に入っていきます。そんな感じです。青山先生は、脚本に意見をくださったり、絵コンテに全部目を通してセリフの監修をされています。 MC企画会議みたいなものがあるんですか? 青山さんそうですね。いつも僕の家に集まってやっています(笑)。 MC青山先生のご自宅ですか? 青山さんそうです。 MC絵コンテのチェックはどうやって、どれくらいのスピードでやるんですか? 青山さんまぁまぁな時間がかかっています。その都度、時間がかかるところもあるし、早いものもありますね。 高山さんずいぶん前に「作画が上がらないので絵コンテでチェックしてください」って言われたことがあります。(手で厚さを示して)電話帳みたいな厚さのものが5冊ぐらいきたんです。立川監督そうです! 青山さんそれぐらいある。 高山さんすごい量だよね、あれをチェックするのは、やっぱり…。 青山さん大変だよね! 高山さん「だよね!」…って他人事かい(笑)! 青山さん漫画家の仕事じゃない(笑)! 高山さんでも、それをやるっていうのはすごいことですよね? 立川監督そうですね。アニメの場合は動きが入るので、それでページ数が加算されちゃうんですが、かなり分量があると思います。 青山さん面白い作業です! 面白くないとやれない。 立川監督ありがとうございます! MC高山さんは、アフレコの現場でセリフのニュアンスを変えることもあると伺いました。 高山さんセリフは自分だけではなく、例えば相手との絡みもありますので、「こういう風に言ったほうが相手が返しやすいんじゃないか?」って考えたりします。後は、今回に限らずですが、例えば、推理をしている時の自分の頭の中の流れで、「ちょっと言い回しを変えた方がより分かりやすく伝えられるんじゃないかな?」と言うところを変えたりします。もちろん、監督とも話をしてですが…。 立川監督「変えるね!」ではなくて、「コナンくんはこういう気持ちで合っているよね?」と確認をされてから、「だからこうするね」という感じの提案の仕方です。 高山さんその場にいて、自分の感情と環境を踏まえた上で、「こうしたいんだけど?」とか「こういう風に口から出て来ちゃったんだけどどう?」っていう感じです。 立川監督こういうのは、新規のアニメの立ち上げだと、あまりないですよね? ご長寿作品で、キャラクターのことを深く理解しているから出てくるものだと思います。 高山さん灰原哀役の(林原)めぐちゃんも、みんなそうです。しゃべる呼吸やしゃべり方があるじゃないですか。誰に対してどうしゃべりたいとか、(自然と)自分の中で出てきちゃうんですよね。セリフを読みながらチェックをしていて、「これはちょっと違うかもしれない」「こうした方が良いかもしれない」っていうのは結構あります。 MC今回の劇場版で、実際に変えられたセリフはありますか? 高山さん(笑)。覚えていない。 立川監督いろいろありますが、すごく大きいのは灰原とコナンくんの水中の最後のほうのシーンです。もともとのコンテから一分以上長く伸びているので、すごく大きな変化ですね。アフレコで一分も伸びるっていうのは、初めてじゃないですか? 高山さんそうそう! そこも「気持ちをどうしよう」って話し合いました。 立川監督林原さんからも提案があって、「これぐらいのスピード感で読みたいけど良い?」と提案があって、「良いですよ!目一杯使ってください」というやりとりがありました。 MC青山先生がカット割やセリフに、ご提案をされることもあるそうですね。 青山さんさっき話に出た水中のシーンは変わりましたね。 MC実はそれ以外にもありまして、スタッフさんから修正した絵コンテをお借りしました。今回は特別にスクリーンに映したいと思います。 ■スクリーンに絵コンテが映し出される。高山さん(スクリーンを見上げて)おお! 立川監督パシフィック・ブイの医務室の場面です。 MC黒く塗りつぶされていますが、元々は「何言ってんのよ!」「そうやってすぐ」「おいてくくせに」と言うセリフが、「待たせるの好きよねぇ…」「新一くん…」に変わっています。 青山さんこれは灰原が、蘭ちゃんの気持ちになって言ったセリフです。そのままだとちょっとイヤな感じがしたので、灰原ならこっちの方が良いかなって思ったんです。 MC灰原にここで「新一くん」と言わせることによって、実は本作の中で、「江戸川くん」「工藤くん」「新一くん」と全ての呼び方をコンプリートしています。(会場:笑) 青山さん(笑)。 MCそれは狙いではなかった? 青山さん狙いではないです! 高山さん呼び方はきっと心情によって違うよね〜。 青山さんそう! MCセリフを書く時に何か意識しますか? 青山さんあまり意識しないです。でも、ここは意識して、蘭ちゃんの気持ちだから「新一くん」にしました。 MCありがとうございます。よく見ると灰原の心情も絵コンテに書かれています。 立川監督これは自分が書いたものです。 MC絵コンテに心情を書くことはしばしばあることですか? 立川監督アニメーターさんに伝えるためにたまに書いています。 高山さん感情によって表情が変わるからね。 立川監督はい。 MC今回は立川監督から青山先生に質問があるそうです。青山先生のご提案で、構図が変わったカットがあるそうです。ちょっとそのカットをスクリーンに投影します。 ■スクリーンに次の絵コンテが映し出される。高山さんいろいろ見せちゃうね。 MC灰原のラストのカットです。俯瞰だったものが、変更後は横のアングルになっています。 青山さんこのほうが観客を見ている感じがすると思ったんです。 MCこれは感覚的にですか? 青山さん感覚的にですね! MC皆さん、印象に残っているでしょうし、これはもう名シーンですよね? 立川監督アニメーションを作る時ってカメラの位置をよく考えるんですよ。ここは、コナンがそばに座っているので高い目線から見たつもりで最初は俯瞰で描かれています。でも、青山先生のアングルは、カメラが地平線に近く横になっている。迫力があるし、すごく説得力があります。漫画的な思考と、アニメ的な思考なんですかね。「自分が描くなら、このアングルなんだけど、変えても良い?」とおっしゃっていたことがすごく印象に残っています。 青山さんそうね。この時点で「僕に描かせろ!」ってなっています(笑)。 MC実はこのシーンの原画を特別にいただいていまして、スクリーンに映します。 ■スクリーンに原画が映し出される。立川監督めちゃくちゃ可愛いです。 青山さんもうすでに懐かしい。 MCこれを描かれたのはいつ頃ですか。 青山さんだいぶ前です。大体、一年くらい前じゃないかな。 立川監督去年の秋冬ぐらいですね。 MCこういうカットは、青山先生がご希望されて描かれるのですか? 青山さんそうですね。 MCなんと、今回は「名探偵コナン 紺青の拳(こんじょうのフィスト)」ぶりにコナンくんの原画を担当されたそうです。 青山さん描きましたよ。高山さんに向けて。 高山さん…怒られるからね!(会場:笑) 青山さん「愛されてない!」って言われちゃうんで、描きました(笑)。MCコナンくんをカッコ良く描く秘訣はありますか? 青山さんないです(笑)! 高山さんえー、何か言ってよ! 青山さん「カッコ良く描かないと」と思って描いています。 高山さん(コナンくんに)ありがたいね! 立川監督青山先生にコンテのチェックをしていただいた時に、「ここが描きたい」とかおっしゃるので、僕から更に「ベルモットを描いてほしい」「ジンを描いてほしい」とかお願いをしました。「言ったら描いてもらえるかな?」と思ったんですよ。 青山さんありましたね~。 高山さん結構描いているよね? 青山さん描いています! 年々増えている気がする。 高山さん劇場版は26作品あるけれど、最初の頃は、ラストカットだけとか、あっても2カットぐらいでした。でも、今回の試写が終わった時に、「こんなに描いて大丈夫なの?」と(青山先生に)言いましたよね? 青山さん僕の絵って、よく分かるね。 高山さん分かるでしょう! 青山さん(笑)。分かるのかぁ。 高山さん立川監督にも「原画多くない?めっちゃ描いていない?」と言ったぐらいです! 青山さん劇場版の最初の頃は遠慮していたんです。 高山さんあ、遠慮だったの? 青山さんアニメーターさんの仕事を奪ったらいけないと思っていたんですよ。でも、最近は遠慮していない(笑)。 高山さんなるほどね〜! じゃあ、好きなだけ描いていいんじゃないかな。 MC試写のお話が出ましたが、高山さんは事前にどこに青山先生の原画が使われているかはご存じなかったんでしょうか? 高山さん知らないです。 MC改めてお伺いしたいのですが、完成した本編をご覧になっていかがでしたか? 特に気に入っているシーンは? 立川監督青山先生の絵って、すごく特徴があって、髪の毛や肌の影付けの仕方にすごく立体感があって良いなと思っています。簡単に真似できない難しさがあって、それをもっと劇場版の中でも増やしていけると良いのかなという思いが今あります。今回お願いしてベルモットとジンを描いてもらいましたが、キールも言えば良かったなぁと今は思っています(笑)。 MCもし頼まれたらキールを描いていましたか? 青山さん描いていましたね。(会場:笑) 立川監督(とても残念そうに)まじか!…お願いすれば良かった。 高山さんもう散々言っているので、海中のシーンはものすごく好きですが置いといて、他に好きなシーンを言うとですね、私は潜水艦の中で黒ずくめのメンバーが揃っているところが好きです。こんな小さな空間に、あの大男たちがリビングでおしゃべりをするようにしているのが、「こんなところは見たことない」と思いました。あの人たちが会話をするシーンは、外で指令を受けているところは分かるんですが、リラックスしたところでしゃべっているのはあまり見られないので、実はちょっと好きです。 MC先生は黒ずくめとのやりとりはどうですか? 青山さんキールがジンに、「尋常じゃないのはあなたの方よ、ジン」と言うのは僕が書いたセリフなので、良いですよね!……自画自賛(笑)!僕のお気に入りは、海から上がってコナンくんが息をハァーって吐くシーンですね。高山さんの声は出ていないけれど、あれがカッコ良いですね。あそこはカッコ良かった! 立川監督ありがとうございます。あそこは自分の担当パートです。嬉しいです!(笑顔) 青山さん赤井が狙って、ジンがグッと上を見て、海面がブルーになる。あそこも曲がかかってバーッと盛り上がるじゃないですか。あそこもゾワゾワきますね。あれはカッコ良いっす! 立川監督ありがとうございます。 MC先生は、本作を気に入って、複数回ご覧になったと聞いています。 青山さん僕の家に円盤があるので、20回弱は観ています! 高山さんすごい! ■SNSで事前に質問を募集していた質問に登壇者の皆さんが答える。 高山さん怪しげな箱が出てきましたよ! MC中に質問が入っていますので、高山さんから順番に引いて質問を読み上げていただけますか。 高山さんこの中に手を入れたら、手が出てこないっていうことはないですね(笑)?(引いた質問を見て)あー! 青山さん何? 高山さんこれねぇ、私たちも散々話していたんです。(立川監督)にずっと話題になっていたよね?立川監督なっていましたね(笑)。八丈島のホテルの部屋割りが気になります。園子ちゃん、阿笠博士、小五郎さんは一人部屋ということでしょうか?【SNSからの質問1】高山さん気になるよね! 立川監督ここら辺は若干あやふやな部分があるんですが、まず園子は一人ですね。 高山さんそうだよね! 絶対にスイートルーム! 立川監督阿笠博士と小五郎さんもそれぞれ一人部屋です。みなみさんと「子どもたちだけで泊まっているのはどうか?」という話をしました。 高山さん関西のキャンペーンに回っている間、ずっと部屋割りの話をしていました。じゃぁ、光彦と元太は二人一部屋で、歩美ちゃんと灰原も二人で一部屋で、園子は絶対スイートでしょ。「何か部屋割りが変じゃね?」って話になりました。大体、博士と子どもたちが一緒とか、小五郎のおじさんと蘭とコナンと三人とかになりそうなんだけど、何でだろう。 青山さん僕は知らんよ(笑)。 立川監督そういう話をずっと車でしていたので、「今度そういう部屋割りのシーンがあったら事前に相談します!」ということになりました(笑)。 ■立川監督が質問を引く赤井さんがロケットランチャー発射後、秒で退散したのが衝撃的でした。コナンくんが無事だという確信があったのでしょうか。【SNSからの質問2】青山さんあそこは確か櫻井さんのシナリオでは、「ちゃんと逃げろよ、坊や」っていうのがあったんですけどね。 立川監督一応「でかしたぞ!」みたいなセリフは言っているんです。でも、(笑って)秒で退散していますね。やはり信頼があるんでしょうね。 青山さん後は、赤井がエンジンが爆発しないところを狙って撃ったってことですかね。 立川監督そうですね! 高山さん危険だもんね! 青山さん危ないよね! 死んじゃうよね! 立川監督絵コンテチェックの時にも青山先生はそのことをメモで書いてくださいましたね。ロケットランチャーと水中の波面がある。青山先生から「波紋があるということは衝撃波が起きているから、ここの場面ではやめよう」とかいただきましたよね。覚えていますか? 青山さん(笑顔で)覚えていますよ! 絶対にコナンが死んじゃうので。 立川監督気にかけてくれました。 高山さんありがとうございます。赤井さんとの間には何か絆がありますし、やっぱりお互いに分かっているということにしましょう。 青山さん爆発しないところを撃ったんですよ!直美が最後に「また会えてうれしかったわ、志保」と心の中で言っていましたが、彼女が灰原哀=宮野志保であると確信した理由を知りたいです。【SNSからの質問3】高山さんすごいところをついてきますね。 青山さんそれは、逃げる時に手を差し伸べたよね? 立川監督そうですね! その直前に縄を解くというのもあって、「マジシャンがよく使う手よ」って言いつつ、手を差し伸べて、直美を引き上げてくれるあたりで気付いたと思います。 ■高山さんが質問を引く青山先生が劇中に原画で参加して印象に残っている絵があれば教えてください。また、来年の映画ではどんな絵を描いてくれるのかすごく楽しみです。【SNSからの質問4】高山さんいっぱい描いちゃうんじゃないの? 青山さんちょっと待って、来年の映画? 高山さん内容はまだ言っちゃだめだよ(笑)! 青山さん印象に残っているのは、赤井と安室のところかな。 立川監督あそこのセリフ書いていますよね。 青山さんあれ、最初は三分割だったの。三分割だと絵が小さいから一個一個にした。 立川監督大きくしました! 高山さんということです。ムービーワークにもなったティザービジュアルでは、コナンくんが哀ちゃんを助けに行く、本作とは逆の構図になっていたのが、とても印象的でした。対比する構図に意図等ありましたらぜひ教えてください。【SNSからの質問5】青山さんあれを逆にしちゃうとネタバレになっちゃうので、「本当は逆なんだけどなぁ」と思いながらティザーを描きました(笑)。ネタバレ防止のためです。 MCちなみに、ティザービジュアルは、青山先生が毎年描かれていますよね? どういったところからインスピレーションを得ていますか? 青山さんえ、適当です(笑)。 高山さんそんなこと言って良いの? 今、全国に中継されていますよ。立川監督ラフの段階で「こんな感じにしようと思う」とメッセージを付けて送ってくれます。 青山さん「最初はラムと黒田が大きかったんだけど、やっぱり赤井と安室にしました!」って。 立川監督「阿笠博士がいないんですけど…」って。 青山さんそうそう!それで(阿笠博士を描き)足したんだよね。 立川監督そういうやりとりをしています。来年のティザーも楽しみですね! 高山さん本当に楽しみですねー。実はさっき、ちょっと見せてもらっちゃった! MC実は出来上がってはいますが、まだお見せできないんです。 高山さんもうちょっと待っていてね! ■会場の方から、本作「黒鉄の魚影」に限った質問にも登壇者の皆さんが答える。 青山さんドキドキしちゃう(笑)。 MC質問のある方は挙手をお願いします。先ほど青山先生が今回原画を描いたとお話があったと思うんですが、先生が描い原画の中で、皆さんの好きな場面はどこですか。【会場からの質問1】高山さん自分(コナンくん)でしょうね。 立川監督そうですよね。カッコ良いですものね。僕はさっきも出てきた最後の灰原ですね。構図を変えてもらったというのももちろんですが、表情がとにかく良くて、あの表情はやっぱり先生にしか描けないから好きです。 高山さんでも、先生は安室さんと赤井さんのところ? 青山さんそうですね。でもどっちもどっちかな。 お客さん青山先生は、先ほどの場面以外にもありませんか? 青山さんあとはどこを描いていたっけ? 立川監督蘭ちゃんのチューのとこ。 青山さんあれは絵コンテの段階で原画がきたので、それを直したぐらいだよ。あとはジンのところ! 立川監督追加で頼みました。あれは元々のセリフが「撃て」だったのを「ていっ!(撃てぃ!)」に直して…。 青山さん本当は「ていっ!」と言った後に爆音がバンっと鳴るとカッコ良いんですがね…「ていっ!」って言った後しばらくしてからシュルル〜(笑)って、あれを見ながら「あ!失敗した!」と思いました。(会場:笑) 立川監督(笑)。「ていっ!」「バーン!」のイメージだったんですね。まさかの裏話が! 高山さん今度観る時、そのシーンはみんなちょっと笑っちゃうかもしれない。本当に素敵な作品をありがとうございます。感謝の気持ちでいっぱいです。黒ずくめの組織のピンガというキャラが今回の作品で亡くなってしまったのが本当に惜しいくらい好きなキャラなんです。どういったところからキャラクターの着想を得られたのかということと、声優の村瀬(歩)さんが、男女の声を使い分けるところが私たちにとっては最後まで惑わされた要因だと思っています。村瀬さんありきで考えた(キャラクターな)のかというところもお伺いしたいです。【会場からの質問2】立川監督ピンガのキャラクターの着想で「中性的にしたい」とおっしゃったのは青山先生だと思います。 青山さん僕だなぁ。今までにないような「ジョジョ」(ジョジョの奇妙な冒険)に出てきそうなキャラにしたいと思って、あの顔になりました。村瀬さんは後からだよね? 立川監督声は後からです。メキシコの方のお酒の名前だったので、戦い方にメキシコの型を取り入れて、髪型は自分から提案しました。それでラフが上がってきて、声はその後になります。女性声優さんに男の声を出してもらうか、男性声優さんに女の声を出してもらうかの二択で、両方の声を聞かせてもらって、村瀬さんに決まりました。 青山さん村瀬さん、うまいよね。 MCアフレコの現場に立ち会われていかがでしたか? 立川監督男性声優で女性の声を出せる方は何人かいらっしゃるんですが、その中でも飛び抜けて上手でした。かつアクションのシーンがあるので、アクションシーンで出る吐息とかを演じるのはすごく難しいのに、そこもかなり上手な人だなぁという印象です。 MCそんなピンガですが、亡くなったかどうかは、本作ではまだ明言されていないですよね? 青山さん(あっさりと)あぁ、亡くなりました!(会場:衝撃で大笑い) 高山さん元も子もない! MC明言されてしまいました。 高山さんでも、これで生きていたら結構まずいことになるから。 立川監督いろいろ知り過ぎているんですよね。 高山さん今、全国からため息が聞こえた。みんな、ごめんね!ジンがヘリコプターから降りてくる時に怖い感じが全然なくて、むしろ神々しい感じですごくカッコ良かったです。あれはどういうイメージで作られたんですか?【会場からの質問3】立川監督これに答えるのは僕かな。夕日を浴びて水面が光っていたり、潜水艦に光が当たっていたりしている感じに描きたかったんです。水滴がキラキラしているのに加えて、人も神々しい感じにして神が降りてきたみたいな印象にしました。 高山さんちょいちょい(笑)! 立川監督カッコ良くなると良いなと思って、あのようにしました。絵コンテを描いてくれた人が帽子を抑えるような感じにしてくれました。 高山さんちなみにね、ジンの話で言うと、最初のジンは銀髪ではなかったよね。いつからこうなったんだっけ? 青山さん原作では銀髪に描いています。ジンって英語でGINと書くので、最初から銀髪なんです。 高山さん山本(泰一郎)監督が、しばらくしてから(青山先生に)「ジンは銀髪なんだよね」と言われたって言っていました。 青山さんそう。アニメで見て「あれ?茶髪になってる!」と思ったんだよ(笑)。 MC本日は楽しいお話をありがとうございました。まだまだお話を伺いたいのですが、お時間となってしまいました。ご挨拶をお願いします。 高山さん皆さんに、たくさん観ていただいたり、応援をいただいたり、愛を感じています。毎月「まさかここまでとは?」と思う、私です。本当に愛してもらえる作品になりました。本当にありがとうございます。全国の皆さんも本当にありがとうございました。まだまだこれからも続きます。次回作もどうぞよろしくお願いします。今日はありがとうございました! 立川監督クロージングが近いということで、9月はこういうイベントが行われ、監督をやった身としてはすごく嬉しいですし光栄に