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「ディア・ファミリー」家族決起会見「ディア・ファミリー」公式サイト心臓に疾患を抱える娘のために、医療知識ゼロのところから医療機器開発に挑む父親と家族の奇跡の実話を映画化した「ディア・ファミリー」。 本作の公開を前に4月24日、東京・信濃町の明治記念館にて“家族決起会見”が開催されました。劇中の坪井家の面々を演じた大泉洋さん、菅野美穂さん、福本莉子さん、川栄李奈さん、新井美羽さん、月川翔監督がそろって登壇しました。こちらの会見の模様をレポートいたします。家族決起会見坪井宣政役大泉洋さん坪井陽子役菅野美穂さん坪井佳美役福本莉子さん坪井奈美役川栄李奈さん坪井寿美役新井美羽さん月川翔監督大泉さん本日はもともとの予定では外で会見を行う予定でしたが、私としましては、安定の雨ということで…、室内での会見になりました。まあ、私にとって雨というのは当たり前というか、デフォルトといいますか、逆に幸先が良いと思っております。雨が降って当たり前なんだと。スタッフは「奇跡が起きて、晴れたら外で…」と言っていましたが、そんな奇跡は起こらないんだと。 MCむしろますます雨が強くなっています。 大泉さん私のやる気と共に雨足は強くなっておりますので、大変、幸先の良いスタートでございます。本日はよろしくお願いします。 菅野さん本作は実話がベースになっています。ご家族のお話をベースにして、映画という形でお届けすることができてうれしく思っています。大泉さんとは、演技では今回が初めての共演ですが、一年以上前のクランクインの時も思い起こせば雨だったような気がします…(笑)。 大泉さん安定の雨ですから。 菅野さん「雨降って地固まる」でお届けできればと思います(笑)! 今日はどうもよろしくお願いします。 大泉さんいいぞ! 素晴らしい! 福本さん本日はお足元の悪い中、お越しいただきましてありがとうございます。公開までもう少しありますが、本日は久しぶりに家族みんなで集まって、本作のお話ができたらと思っています。 川栄さん一年ぶりにこうして皆さんに会えてすごくうれしいのと、時間は短いですが、本作の奇跡の実話について私たちもしゃべりたいことがたくさんあるので、お話しできたらと思います。 新井さん本作は私にとってもすごく大きくて大切な作品になりました。皆さんと一年ぶりに会えてうれしいです。本作の魅力をたくさんお話できたらと思います。 月川監督今日は私たちが本作に込めた思いを、少しでもお伝えできたらと思います。 MC大泉さんは、オファーを受けた時のお気持ちは覚えていますか? 大泉さん本作に出てくる佳美さんという生まれつき心臓に疾患があった方と(劇中の時期と)同じくらい年齢の娘が私にもいます。私は、日々なるべく楽しく生きたいと思っているものですから、この撮影を受けるとなると、非常につらい撮影期間が待っていると予想ができました。(モデルである)筒井宣政さんを演じるというのは、自分にとっては辛い期間になるだろうと…。ただ、これ以上人工心臓の開発をすることができないという話をどうしてもしなくちゃいけない瞬間に、「私の命はもう良いから、その技術をたくさんの方に使ってほしい」と佳美さんがお父様におっしゃったそうです。それが最初にもらった企画書にも書いてありました。その一言でしたね。「どうしたらそんなことが言えるんだろう」と思いました。そして、この物語を「知りたい」と強く思わせられましたね。ただただ大切な娘が亡くなってしまうお話ではないんだという思いに駆られて、「今、僕が演じる意義は大いにあるんじゃないか」と思い、やりたいなと思いました。MC月川監督も、この実話について聞かれた時の思いをお聞かせください。撮影の中で大変な苦労もあったのではないでしょうか? 月川監督最初に、これが実話なのだという話をうかがいました。心臓に難病を患った娘のために、知識のない町工場のお父さんが、医療機器を開発。それが今でも世界中で多くの人を救い続けている。「果たしてこのお父さんに何があったんだろう?」「家族とどんなやり取りがあったんだろう?」と、まず知りたかったです。そして、知るほどに多くの人に伝えたいという思いが芽生えてきて、どんどんのめり込んでいきました。大変な年月をかけて、宣政さんが開発したものなので、話を聞いて分かったような気にはなるけれど、その全てを画面に映るものにするのは困難でした。いろんな方に取材で話を聞いていくと「そんなやり方ではできないですよ」という話まで出てくるんです。宣政さんから人工心臓の試作品が出てきた時は感動しましたし、そこは、映画の中で映しています。そういったたくさんの感動がお話をうかがっていく中でありました。 MC大泉さんにとっても、これまで演じられてきたキャラクターとまた違う気がします。 大泉さんモデルの筒井宣政さんはまだまだお元気で、しっかりお話をされているし、会社も経営されている方です。名古屋のご自宅でお話をうかがったんですが、僕にはない――久しぶりに全然僕にはない…(苦笑)、けれど、僕の父にはあるなという部分を感じました。僕は昭和48年生まれで、生まれてから世の中的に不自由があった世代ではないんですね。でも、僕の父にも宣政さんにも、選択肢なんてない中で「やるしかないんだ」という世代の強さを感じました。とにかく言われたのが「なせばなる。できないことなんてないんだよ」という考え方でした。映画の中でも「人間が月に行けると思いましたか?」という言葉がありますが、「できないことなんてない」っていう精神でやっていたというお話を聞いて、うちの父と同じような、「できるできないじゃなくとにかく動くんだ」「やるんだ」という強さを感じましたね。 MCキャストの皆さんも家族の方とお話する機会があったそうですね? 大泉さんから聞いていただいても良いですか? 大泉さん(菅野さんらに)どうですか? 皆さん。 菅野さん私はオンラインでお会いしました。大泉さんがおっしゃるように、パワフルで、でもお話しやすくて、エネルギーに満ちた方でしたね。全員ではないんですが、ご家族にもお会いしました。私は陽子さんとお話をして、演じるご本人とお話することに緊張もしました。お母さんへの思いを感じる言葉をいただきました。娘さんへの思いも大切に演じられたらと、陽子さんの雰囲気をいただいた感じでした。 川栄さん私も莉子ちゃんと一緒に宣政さんと寿美さんにお会いする機会がありました。奈美さんとはオンラインでお話をしました。 大泉さん長女は奈美さん、三女は寿美さんですが、不思議と(キャスト陣と)何となく似ているんですよ。川栄さんと奈美さんは落ち着いている感じが似ているし、寿美ちゃんと美羽ちゃんの天真爛漫の三女の感じが…、感じませんでした? 新井さん感じました。パワフルな感じで「ケガしちゃったんですよー」とおっしゃっていましたね。確かに自分と似たようなところがあるなと…。 大泉さん莉子ちゃんは、佳美さんとお会いすることはできなかったですが、いろんなお話は聞いたんでしょ? 福本さんはい、台本に書かれていない姉妹と佳美さんの思い出とか、亡くなる直前までのお話とか、普段こういう風に過ごしていたという話をお聞きしました。 MC菅野さんは大泉さんとは初めてお芝居をされたということですが、最初はどんな印象を? 菅野さん大泉さんは、いろんな顔をお持ちで、例えば、番組も持ってらっしゃいますし、舞台もされるし、歌い手としても紅白に出場されました。それぞれの位置で「そこまで行けたら良いな」というところまで行かれている方ですよね。明るい印象がパブリックイメージですが、実は神経質な面があるんじゃないかと心配していたんです。でも、お会いしてみたら思った通りでした(笑)。大泉さん見たまんま(笑)。 菅野さん台本のやり取りで「このシーンはどうしよう」みたいな話はなかったんです。でも、家族で撮影の合間にお茶を飲みながらお話したりして、家族の雰囲気にすごく良い影響があったと思います。自然とそういうことができる方で、親しみもあるし…。何でしょうね、この“抜け”の感じは…。 大泉さん毛が抜けているって話じゃなくて(笑)? 菅野さんそんなこと言ってない(笑)! ひょうひょうとしたたたずまいって、演じられないものだなと思いました。それは大泉さんにしか出せないニュアンスだし、宣政さんを大泉さんが演じられたから、親しみがより湧くというか…。お客さんにより近いお話として届けられるのは、大泉さんの持ち味かなと思いました。 MC大泉さんは菅野さんと共演されていかがでした? 大泉さん「明るい方だろうな」と思っていました。でも、私の予想を相当突き抜けて明るかったですね。現場に入られると、控室の笑い声で「来たな」というのが分かるんですね。そんな風に「来たな」と分かったのは、私の中では柳沢慎吾さん以来でしたね。柳沢さんも、ずっとしゃべりながら来るので分かるんですよね。例えるなら「山賊たちの晩餐」みたいな笑い声が聞こえてくるんです。「親方、今日もうまくいきましたね」「きゃははは」みたいな(笑)。そんな声が聞こえてきますよね? 川栄さん朝、メイク室ですぐ分かりますね。 大泉さん「やって来たな!」「よし、今日も頑張ろう」ってエネルギーをもらえるパワースポットみたいな人でした。歩くパワースポットでしたね。 MC福本さんは佳美さんを演じたことで変わったことはありますか? 福本さん「あきらめない心」ですかね。それは、宣政さんの背中を見ているからだと思いますが、生まれつき心臓に疾患があって、いじめとかもあって、私ならへこたれて、もっと悲しくなっていたと思います。でも、佳美さんはそうじゃなくて、常に前を向いて、一日一日を大事に生きていました。小さなことでくよくよせず、家族全体のモットーである「次はどうする?」っていうマインドには私も感銘を受けました。MC福本さんが挙げていらした印象的だったシーンは、実は大泉さんも同じでした。 福本さん予告編でも使われている「私の命はもう大丈夫だから」と宣政さんの肩をもみながら言うシーンですが、そのシーンの撮影は、私がクランクインしてすぐくらいだったんです。私の中でも佳美さんをどう演じていこうかと悩んでいて、まだ手探りの状態のタイミングで、一番大事なシーンをやるんだと、ドキドキしていました。前日も寝られなかったです。 MC大泉さんとはお話をされたりしたんですか? 福本さん一回リハーサルをやった時に、「もうちょっとこうしたほうが良いかも」というお話を参考にしました。あのシーンは、宣政さんがそれまで人工心臓を作るために奔走してきたけれど、佳美さんのその一言でいったん区切りが付くという、第一章が終わる大事なシーンだったので、頑張りました。 大泉さん僕の中でも、さっきお話した通り、そのシーンが僕に本作を「やりたい」と思わせてくれたのでね。ある種、順撮りではありました。それまでのシーンが(佳美がまだ子どもの時期で)子役の子たちと過ごして、(佳美が)大人になって福本さんが来られて…という流れだったので、台本上はそれなりに順撮りなんです。でも、僕と福本さんは全然一緒に撮っていないんですよ(苦笑)。子役とばかり撮っていたので、莉子ちゃんとやるには、積み重ねがない中でのシーンだったので難しいですよね。じゃあ、そのシーンを後でやるかというとそれも逆になってしまうし、しょうがないよねって。「あぁ、もうこのシーンか…」っていう感じでした。「よろしくお願いします」って言ってすぐに、一番大事なシーンを撮っちゃうという。でも、思い出しても涙が出ちゃいますね。佳美さんに肩を揉まれているんだけれど、力が入っていない…きつかったね。 MC川栄さんは長女の奈美役を演じる上でどんなことを大切にしましたか? 川栄さんお姉ちゃんとして、強くいられたらと思ったんですが、実際の三姉妹は絆がすごく強いので、お姉ちゃん過ぎず、親しみやすい仲の良い三姉妹になれたらと思いました。美羽ちゃんとは初めてでしたが、莉子ちゃんとは共演経験があったので、すごく良い雰囲気で撮影できたと思いました。 MC監督は川栄さんについて「安心の川栄さんです」とおっしゃっています。 月川監督もう本当にベテラン俳優さんのような安心感と子どものようなみずみずしさを併せ持つ方です。空間や相手のお芝居に柔軟に反応して、物語に溶け込んでくる。そこにいればそれで安心という感情をいつも持っております。 川栄さんありがたいです。私も月川監督を信頼しているので、作品の中で「監督がOKと言ったらOK」と思っています。だから、あまり納得がいかなくても「もう一度やらせてください」と言ったことがなかったんです。でも、今回とあるシーンでどうしても納得がいかなくて、初めて「もう一回やらせてください」とこの業界に来てから初めて言ったんですね。でも、初めて言ったもんだから「待てよ。あと一回で絶対に成功させなきゃいけないんだ…!」って思ってしまって、メチャクチャ焦っている川栄李奈が出てきてしまい、10回以上…(苦笑)。大泉さん(爆笑)。「あと一回」どころじゃなくなったのね(笑)。 川栄さん莉子ちゃんも一緒に新幹線で帰らなきゃならないのに1時間以上も押しちゃって…。 福本さん私も覚えていますが、役に対する意識の高さに鳥肌が立ちました! 川栄さんただ焦っている川栄が「やばい!やばい!」って思っていただけですよ(苦笑)。 大泉さん「もう一回やらせてください」は諸刃の剣ですからね。「OK。さっきよりできるのね?」っていう…。 川栄さんそうですよね(笑)。はい、学びました。 月川監督それは、メチャクチャ覚えています。確かに、僕が出したOKを超えるものじゃないと、今度はOKが出せないけれど「帰らなきゃいけない時間が…」というのもあって…(笑)。でも、最後にすごく良いものが撮れたので、一番のお気に入りシーンになっています。 MC新井さんは甘えん坊の末っ子ということで、川栄さん、福本さんのお姉ちゃんはいかがでした? 新井さんこの作品に入る前は、今まで以上に緊張していました。最初は自分から声をかけるのが難しかったです。でも、お二人がたくさん話しかけてくださって、学校とかお仕事の話をしてくださいました。最後はお姉ちゃんたちがいるので、安心感があって良かったです。MC菅野さんは新井さんのシーンで感銘を受けたとのことですが? 菅野さん美羽ちゃんの演技で、緊張感のあるシーンでした。月川監督も優しく、新井さんが演技に集中できるように待っていました。私にできることはないので、ただ待つしかないんですが、美羽ちゃんが、本当にギリギリのところで演技をしようと、ひたむきに一生懸命に役と向き合っている姿勢を見て、「我娘ながら…」というか、私も新井さんの姿勢に教えてもらうものがありました。 月川監督新井さんがお芝居に集中する時間を作ったら、「どう戻ったら良いか分からなくなっちゃった!」という状態になったんです。でも、菅野さんが「私はさっきから、あなたのお芝居すごく良いなと思っているよ」と、現場に本当のお母さんがいるような感じで接しているのを見ました。それだけで現場に感動が生まれそうな空気で、だんだん役に入っていき、素晴らしいOKテイクが出ました。 菅野さん川栄さんも美羽ちゃんをさすってあげていて、それぞれ役の上での家族だけれど、それとは違った支え合いがあったかもしれないですね。 新井さん覚えています。私自身、こんなに役と正面衝突したのが初めてで、戸惑って「どうしよう?」って真っ白になっちゃったんです。でも、家族のみんなに話したら、一気に肩の鎖が解けたみたいに感情がすごく湧き出てきました。今思い出しても心臓がドキドキします。 MC本日は「家族決起会見」ということになっていますが、改めてこのキャストで家族を演じられていかがでしたか? 大泉さんさっき話した通りで、モデルになった筒井家の皆さんがいらっしゃるんですが、皆さん、どこか面影を感じますね。撮影中に「この役はこうだ」とか役の話をそんなにすることもなく、それぞれが役に向き合って、一生懸命やった現場だったと思います。自分も役に挑むわけですが、この子たちがいるおかげで「坪井家ってこうなんだな」と、スーッと役に入れました。あとは、子どもたちの制服姿が印象的ですね。川栄さんが「これが私の最後のセーラー服です」ってしみじみとおっしゃっていました。 菅野さん劇場でぜひご覧ください! 大泉さん「これが最後になります」っておっしゃったので「お似合いですよ」と言ったんです。そうしたら、最近もっと若い役(舞台「千と千尋の神隠し」の千尋役)をやっていたから…「今はランドセルを背負っています」って、どこまで若い役をやるんだろうって思いました。とにかく彼女たちの制服姿の時代は、より感情移入しやすかったですね。この子たちのお父さんなんだなと思いました。でも、私も誰にも負けずに突き進むお父さんなんですが、そんなお父さんをみんなが支えるんですよね。お母さんはもちろん「この後、どうするの?」って言うし、奈美ちゃんもお父さんに「そんな顔、佳美ちゃんに見せないで」と言うし、素晴らしいチームワークの家族でした。 MCほかの皆さんも家族を演じられていかがでしたか? 大泉さんから聞いていただいてよろしいですか? 大泉さん(登壇者の皆さんに)どうでした、皆さん? 家族ということで、良かったなと思うこととか…菅野さん、いかがでした? 菅野さん(爆笑)。良かったです。演技での共演は初めてでしたが、大泉さんが真ん中にいてくださるおかげで、私たちもリラックスできました。さっき、娘たちの晴れ姿を動画で撮っている大泉さんを「娘が成人した時はこういう気持ちかな?」って、すごくうれしかったです。みんなかわいくて…。 大泉さんSNS用に動画を撮ったんです。福本さんはどうでした? 福本さんちょっと悲しいシーンもありますが、撮影の合間もお母さんとお父さんがすごく面白くて、にぎやかな現場でした。そういう時はリラックスできる、メリハリのある現場でした。集中する時は集中するし、みんなで和やかな雰囲気になる時もあってお二人が場を盛り上げてくださったのはありがたかったです。 川栄さん私は、大泉さんと菅野さんという役者として大先輩と、近くで、しかも家族としてお芝居できたのがうれしかったです。菅野さんの明るさと若々しさを本当に見習おうと思いました。あと、話は変わるんですが、現場で大泉さんが「僕は紅白で歌うのが夢なんだ」と突然、語られていたことがあったんですが、本当に紅白で歌ってらっしゃったので…。 大泉さんそんな話、していました? 私。 川栄さんしていました。 菅野さんその年は、司会をやっていましたよね? 川栄さん司会をやって、歌って…言霊って大事なんだなと思いました。強い気持ちをもって生きていくことで、夢に近づけるんだと、人間的な部分で学びました。 大泉さんそうですか…、そんなこと言ったかな? 恥ずかしいですね…。 新井さん私は、皆さんの姿勢を見て、日々勉強だなって感じでした。大泉さんとはその後も何度か…。 大泉さんそうそう。現場ではかわいいけれど、「ちょっと緊張しているかな?」っていうところがありました。そうしたら別の現場でご一緒することがあってね。あの時よりも弾けて僕に会いに来てくれるのがかわいくてね。「大泉さーん!」って。この間も僕が時代劇でメイクしているところに来て、ずーっと後ろでしゃべっていました。「そうなんだ」とか言いつつ、内心は「邪魔くせーな」とか思っていたんです。撮影中に二回くらい来てくれたよね? 新井さん二回行きました。 大泉さん「今日もいる」と思っていました。大事な目のあたりをメイクしている最中、ずっとしゃべっているから「うるせーな」と思っていたんだけれど…。 新井さんえぇー(笑)!? 大泉さん冗談、冗談。かわいいです(笑)。 新井さんうれしかったんです。 大泉さん撮影の時以上に娘のようでたまらなくかわいかったです。あの時もセーラー服着ていたよね? 新井さんずっと着ているんです(笑)。 大泉さんかわいい! MC大泉さんは本作に出演して、家族観に変化はありましたか? 大泉さん改めて、僕たちが思っている生活を「当たり前だ」と思っちゃいけないと思いました。こういう経験をしている方は、実はたくさんいるわけです。本当に僕たちも日常を大切に生きなきゃと改めて思いました。今の僕たちの世代は、何でもできるから、逆にそこで自分の生活が充実していないと悩む世代なんですよね。でも、宣政さんや僕の父親の世代は、そんなこと言っていられない。生きていくことに精いっぱいの世代で、悩んでいる暇がないというか…。僕たちが演じた坪井家も、とにかく目の前の壁を乗り越えていく。日々、無駄な時間なんて一つもなくて、とにかく頑張って生きていかなきゃいけないと改めて思いましたね。なあなあに生きていきたくないなと。 菅野さん私も実生活では子育て中で、毎日必死で、「今日をどう終わらせようか」っていう感じです。本作の中で、家族がそろって食事をするシーンがあるんですが、これ以上の幸せはないんだなと思いました。普段、自分がその中にいると、幸せを噛みしめる暇がないくらい目まぐるしいけれど、それって当たり前のことじゃないんだと、改めて子どもたちと過ごせる時間は永遠ではないんだと思いました。 ■記者からの質問福本さん、川栄さん、新井さんから見て、大泉さんが演じるお父さんはいかがでしたか?【記者質問1】福本さん大泉さんは、普段は話しやすいし、場を盛り上げてくれるけれど、宣政さんはもうちょっと厳しい感じがしました。でも、娘への愛をすごく感じて、厳しいけれど、優しさを感じるお父さんでした。そこが大泉さんが演じるお父さんの中で好きなポイントです。 川栄さん大泉さんが持っている優しさが、今回は佳美ちゃんのために働くので、みんなと和気あいあいと接するお父さんではありませんでした。でも、オフの時、みんなに話しかけてくださって、そこで優しさを感じました。 新井さん寿美を演じている時は、少し普段の大泉さんよりも遠い存在に感じました。難しいことをやっているし、忙しそうだし、家族に目を向けてくれないところもあって、少し遠くに感じてしまうところがありましたが、普段はそんなこと全然なくて…そんな感じでした。 大泉さん最後、ちょっとフワッとしましたね。美羽ちゃんらしくて良いと思う!本作は絶対に乗り越えられない壁を乗り越えていく物語ですが、皆さんが「これは無理だな」と思いつつ乗り越えた体験を教えてください。【記者質問2】大泉さんじゃあ…美羽ちゃんからいってみようか? 新井さん今、パッと思い浮かんだのは、本作のさっきお話したシーンです。途中で「私、もうダメかも」って一瞬思ったんですが、皆さんの力を借りて打ち破ることができました。 大泉さん李奈ちゃんもあるでしょ(笑)? 川栄さん私も同じで、さっき話をしたシーンで「あ、もう無理だ…」ってなったんですが、気持ちが整えられたので行けたというか、ぶち破ることできました。 福本さん私もこの作品に限らず、毎作品、壁にぶち当たっています。毎回、悩んで、悩んで…それでも何とか乗り越えて、自分の中で消化して助けていただきながら頑張れています。 大泉さん母さん、どうだい? 菅野さんあなた…(笑)。 大泉さん何を乗り越えた? 菅野さん私ね、この間タケノコ掘りに行ったんですよ。山を乗り越えたわ! タケノコ掘りに行ったことあります? 掘っても、掘っても出てこないんですよ。いやぁ、乗り越えました! もう、50代も見えてきて、新しいことってあまりないんですよね。だから、「タケノコとったぞ!」とか「山越えたぞ!」とかに新鮮なことを感じるお年頃になってまいりましたね。 大泉さん私はこの作品に入りまして、いろんな経験をできました。やはり「乗り越えた」となると、この間の紅白歌合戦での歌手としての出演でしょうかね。「ぶっちゃけ、司会に比べたら自分の出番だけ行って、パッと歌って帰ってくりゃ良いだろ」と思っていたところがありました。だから、「今年の紅白は暇だな」と
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『SPY×FAMILY』Season 2 Vol.1 初回生産限定版 Blu-ray&DVD 三方背ケース背表紙の印刷位置ずれに関するお詫び平素より弊社商品をご愛顧くださいまして、誠にありがとうございます。この度、「『SPY×FAMILY』Season 2 Vol.1 初回生産限定版 Blu-ray」「『SPY×FAMILY』Season 2 Vol.1 初回生産限定版 DVD」の三方背ケース背表紙に関しまして、 Vol.2、Vol.3に比べ、デザインの印刷位置が異なることが判明いたしました。ご購入いただいた皆様にはご迷惑をお掛けし、誠に申し訳ございません。謹んでお詫び申し上げます。■該当商品2023 年12月20日(水)発売『SPY×FAMILY』Season 2 Vol.1 初回生産限定版 Blu-ray(品番:TBR33234D/POS:4988104137340)『SPY×FAMILY』Season 2 Vol.1初回生産限定版 DVD(品番:TDV33235D/POS:4988104137357)より一層の注意を持って製品の製作に努めてまいります。 引き続きご愛顧のほど、何卒宜しくお願い申し上げます。■Blu-ray&DVD に関するお問い合わせ【お問い合わせ】お問い合わせフォーム:https://supportform.jp/toho-pkg※お電話でのお問い合わせは下記までお願いいたします。《東宝ビデオお客様センター》TEL:050-3528-6316営業時間:月~金(祝祭日除く) 10:00~17:00※受付時間は変更になる場合がございます。ご了承ください。東宝株式会社 ライツ事業部 -
劇場版『チェンソーマンレゼ篇』大ヒット御礼舞台挨拶劇場版『チェンソーマン レゼ篇』公式サイト 原作は、鬼才の漫画家・藤本タツキさんが、現在「少年ジャンプ+」(集英社)で人気連載中の漫画『チェンソーマン』。今作は、TVシリーズの最終回からつながる物語、【エピソード「レゼ篇」】を映画化しており、主人公・デンジが偶然出会った少女・レゼに翻弄されながら予測不能な運命へと突き進む物語です。 9月19日から10月3日までの15日間で興行収入35.8億円、観客動員数237.8万人を記録しました。10月4日に大ヒット御礼舞台挨拶をTOHOシネマズ池袋にて実施し、戸谷菊之介さん、楠木ともりさん、上田麗奈さんが登壇しました。レゼを描いた公開後ビジュアルもお披露目されたこちらのイベントの様子を詳しくレポートします。 大ヒット御礼舞台挨拶 デンジ役 戸谷菊之介さん マキマ役 楠木ともりさん レゼ役/ボム役 上田麗奈さん 戸谷さん皆さん、劇場版『チェンソーマンレゼ篇』をたくさん観てくださって、そしていろいろなお声をいただいて、めちゃくちゃうれしいです。今日も雨の中、お越しいただいて…、まあそれも『チェンソーマン』日和ということで……。(会場の反応を見て)やや笑いですね。(会場:笑)最後まで楽しんでいってください。 楠木さん連日、たくさんの方から素敵な反応をいただいて、とてもうれしいです。本日も皆さんが(このイベントを)お楽しみいただけたらと思います。この後感謝の気持ちを込めていろいろお話ししたいと思います。 上田さん皆さんは、本作を観てすぐだと思うんですが、『チェンソーマン』は楽しかったですか?(会場:拍手)ありがとうございます。皆さんのこの拍手でとても救われる気持ちです。今日はたくさんお話しできたらと思っています。 MC公開初週の舞台挨拶までは言えないことが多かった本作ですが、今日はちょっと踏み込んだお話をしていきたいと思います。ここで、興行成績をお伝えします。公開から15日間で、興行収入35.8億円、観客動員数237.8万人を記録しました。(会場:拍手)ありがとうございます。海外でもアジアを始めとして公開がスタートしています。 戸谷さんうっわ、すごい! ありがとうございます! MC大反響の本作ですが、後ろのパネルをご覧ください。このようにたくさんの感想が届いています。こちらは、その一部になります。 戸谷さんこれはめっちゃうれしいですね。 楠木さんうれしいです。 上田さんすごい! MC公開週と比べて、感想などに違いはありますでしょうか? 戸谷さん多かったのは、(パネルを示して)こちらにもありますが、「レゼに堕ちました。」です。「レゼがかわいくて、最後が切ない」という声が多かったと思います。皆さんに観ていただけて、そういう感想が多くなっているのかなと思います。 楠木さん真っ先に目に入ったのは、(パネルを示して)「マキマさん推しだったのに、気付いたら、人気投票レゼに投票しちゃってた」ですね。 戸谷さん(笑)。 楠木さんでも、この作品はすごくそこが大事だと思っています。本作を観てくださった方は、デンジのセリフと同じで、脳内に「マキマとレゼのどっちもいる」っていう状態を、感情移入をしながら楽しんでいただけたと思います。その結果、レゼに堕ちて終わるのは、最高な形だと思います。 上田さんうれしいですね。 MCこの方は、デンジになっているということですね。 楠木さんそういうことだと思います。 上田さんだからこそ、この(パネルを示して)「青春と高揚感と喪失感を味わえる」という感想は本当にその通りだなと思います。この100分で、いろいろな気持ちを味わえるジェットコースターのような作品だなぁと思いました。個人的には、ビームのことを書いている方も多いなと思いました。「個人的MVPはビーム」とか、あとは「ビームかわいそうでかわいい」とか…。 楠木さん(パネルを示して)これだ! 上田さんそうそう。あと、「これだけビームが頑張ってるならサメ映画を名乗っていいはず」も良いですよね。 戸谷さん確かに! 上田さんやはりビームの一途さや健気さがかわいらしくて、チェンソーマンとの共闘も、すごく素敵でした。だからピックアップされていてほっこりしました。 MC公開前のインタビューでは、𠮷原(達矢)監督も「これはサメ映画です」とおっしゃっていました。ですから、本作は、青春映画、恋愛映画だけでなくサメ映画としてもお楽しみいただけます。本作では、デンジがマキマとレゼという二人の女性の間で揺れ動くかわいらしさと、等身大の高校生らしいリアルな姿が描かれています。戸谷さんは、マキマとのシーンで意識したことや監督と話し合ったことはありますか? 戸谷さんデンジにとって、マキマさんはずっと憧れの人ですが、デンジはデートを経験したことがないので、まっさらな気持ちで臨もうと思いました。だからこそ、自分の高校生だった時を思い出しながら演じました。デンジにとっては経験したことがないデートだし、初めて女性が近くにいることになるので、鮮烈に残るものだと思います。だから、そういう部分をしっかりと感じるようにしました。デンジにとっては、ウキウキ、ワクワクで、すごく浮き足立っている側面もあったと思うので、そこははっきりと出るように演じました。 MCそれに、あのシーンは名言も多いですよね。楠木さんは意識して演じたことはありますか? 楠木さんこれまでマキマのプライベートはずっと分からなくて、初めて公開されたので、デンジを重ねて観てもらうことで、新鮮にワクワクしているように見せたかったです。一方で、マキマはデンジにとって憧れの人でありながら、セリフで「かわいい」と言われるシーンがあります。上司として憧れているけれど、ちょっと届きそうなかわいさがあるというバランス感は、「デンジからはどう見えているのかな?」ということを意識して演じた記憶があります。 MC二人で一日過ごすので、伝わってくることは多いはずですよね。 戸谷さんそうなんです! それこそ、デンジとマキマさんが映画を観ているシーンは、「隣でどう感じているのか気になっちゃう」という感じがあります。デンジとしても、映画が分からないなりに、「何かを感じたい」と思っていたはずですよね。 MC上田さんは、デンジとマキマのデートシーンをどうご覧になりましたか? 上田さん私は、マキマさんにデンジが指を噛まれたあの瞬間から、「マキマさぁ〜ん♡」となっている民の一人なので、「いいなぁ」と思って観ていました。プライベート感にもすごくグッと掴まれたし、二人が共通して涙を流すところがあったのも、「もっと深掘りしたい」っていう気持ちにさせられました。 戸谷さんそうですよね。あそこで涙を流す理由は結構考えて演じました。デンジの深層心理や中にあるものを背景として考えて、「観ている映画は実際どんな話なんだろう?」と思いながら考えて演じました。 MCそういうことが後々引っかかって、「自分たちは同じことで涙を流したな」と思い出したりしますよね。 戸谷さんそうですね。 楠木さん「感情を共有できた!」と思えた時は、グッと距離が縮まる感じがありますよね。 MCそれでは、レゼとのシーンは、どのようなことを意識されていましたか? 戸谷さんレゼは、すごくグイグイ来るので、マキマさんとは異なります。圧倒的な近さに困惑しつつ、その気持ちを隠しながらも心は浮き足立っている、という感情がごちゃ混ぜになりながらも、レゼに一気に惹かれていくのを感じながら演じました。スピード感は声に出つつ、それでいてマキマさんのことがふと頭をよぎって後ろめたさを感じる。でも、レゼの方にいっちゃうっていう…ね。 MC学校や花火大会のシーンの演じ分けは何かありましたか? 戸谷さん出会った頃から比べれば、違ったと思います。カフェでどんどん近くなって、学校に近づくにつれてレゼへの気持ちの大きさが変わっていきました。 上田さんレゼがグイグイいく感じは、私もすごく意識して演じました。デンジの中にマキマさんという圧倒的に心惹かれている存在がいる中で、勝負を挑まなければいけないので、「どういうアプローチをすればデンジをドキドキさせられるんだろう?」と、スタッフさんと話し合いを重ねて作りました。結果、最初からピュアに明るく、裏表がない感じで距離感を縮めていくという仕上がりになりました。デンジとマキマさんは同じように涙を流すという共通部分があったと思いますが、デンジとレゼにも同じ何かがあるべきかなと考えて、すごく意識をしました。レゼが自覚していたかは分かりませんが、一緒に何かを楽しんで、一緒にポジティブな気持ちを感じながら、デンジにとって「どっちが良いかな?」というラインに存在していることが大事かなと思いました。 戸谷さん(小声で)それはすごい! これが後々効いてきますね。 MC楠木さん、デンジとレゼの距離感はどうご覧になっていましたか? 楠木さんそもそもマキマを演じるにあたって、「レゼとデンジの距離感と、マキマとデンジの距離感の対比がすごく大事になるだろう」というお話をしてから収録をしました。レゼとデンジの楽しいシーンについては、私は収録でほとんどご一緒できていないので、お二人の空気感を想像していました。実際に、劇場で観た時に、マキマみたいに前に引っ張る感じではなく、レゼは横でグイグイと腕を無理矢理絡ませる近さで、いろいろと錯覚させるような等身大の距離感でした。それは、マキマにはたぶんできないので、マキマにはない距離感だからこそ、すごく観ていてドキドキしました。あとは、デンジがレゼにはカッコつけちゃうところとか…。 戸谷さん(笑)。そうなんですよね。 楠木さんデンジもデンジで、マキマさんにはたじろいでばかりなのに、レゼにはグイグイいくんですよね。その対比にドキドキして、普通に青春映画を観ているようでした。満足感もあり、かわいらしいと思いました。 戸谷さんデンジ、レゼにはカッコつけますよね。コーヒー飲めないのに、飲んじゃうところとか、内心を悟られないようにするのは、マキマさんには見せたことがないデンジの一面でしたね。 楠木さん(デンジの口調を真似て)「レゼとなら学校行きたかったかな。」とか、「何言ってるんだ、オレは……」っていうところ良かったよね。 戸谷さんいいっすよね! 楠木さん自分では何を言っているのか分からないけれど、言っちゃったみたいなところが、デンジにとってはすごく新鮮でしたね。それが「恋心の自覚だったのかな」と思いました。 戸谷さんむず痒くなっちゃう(笑)。 MC上田さんには、ボムについてのお話もうかがいたいです。 上田さんやっと話せますね(笑)。でも、変わらない部分も多くて、チェンソーマンとボムの戦いの中に、デンジとレゼの時間を感じました。「あの楽しかった日々を感じられる」ようなやりとりもあったので…。 戸谷さん戦闘中でもね…。 上田さんそこは、アフレコの時にすごく意識していたわけではなかったんですが、完成したものを観た時に「デンジとレゼだ」と思いました。だから、やっぱり「レゼの中に残るものがあったのかな?」と、勝手に想像しちゃいました。でも、デンジにドキドキしてもらう必要がなくなったので、その部分に関しては肩の力が抜けた形になりました。 戸谷さん本当に怖かったです(笑)! 上田さん(笑)。 戸谷さん車の上で対峙している時に、ボムの言葉から温度を感じなかったんです。そこで、デンジもバトルのスイッチや怒りのスイッチが入る感じでしたね。だから、掛け合いでお芝居ができてすごく良かったです。 上田さんそこからの、海のシーンも今日はお話しして良いんですよね?あそこも、一つの転換だった感覚がありました。レゼからボムになって、さらに海のシーンでは、もう一つ力の抜けたレゼになったのかな…。命のやりとりを、もうしなくて良い、自然体により近づいた彼女がいた気がしました。そこも思い出深かったです。 戸谷さん僕も、完成作を観て思ったことがあります。デンジは、あんなことがあったのに、諦めずにまだ好きでいるんです。すごい人間だなと思いました。最後のシーンでも、底抜けにずっと明るくて、レゼに言葉をかけ続けるところを観て、「なんていい奴なんだ!」と、僕も心にきました。改めて、「デンジってそうなんだよな」と思いました。それはきっと、レゼという存在がデンジの中に深く残っているからで、レゼが新しいことをいろいろ教えてくれた記憶がデンジの中に残っていたからかな、と感じています。 MCレゼと対峙して、デンジは成長し変化していったと思うんですが、その辺りはいかがですか? 戸谷さん先ほど話した流れにつながりますが、今までのデンジは、自分で判断をしないで流れに乗っているというか、マキマさんに仕事を与えられて公安でデビルハンターとして仕事をしていたと思います。でも、最後のシーンは、デンジ自身が決めていました。花火のシーンでは、まだ迷いがあったんですが、最後になってデンジが決断したんです。今まで受動的だったデンジが、能動的に変化した。そういう心の変化を感じました。レゼとの出会いと対峙があったおかげで、デンジは大きく成長したと思いました。 MC楠木さんは、それを観てどう感じましたか。 楠木さんマキマさんの言葉を借りますが、「犬から人間になった感じ」ですね。(会場:笑)(戸谷さんと)言っていることは多分一緒だと思うんですが、これまでのデンジは与えられてばかりで、自分の意思ではなく本能で動いていました。後先を考えているわけではなく、今その場での判断しかしていませんでした。それが、レゼと出会って恋心を知って、自分で自覚していない自分が見えてきた。そういうところが、「犬みたいな人から人になった」気がします。マキマとは、そういうシーンはなかったですが、レゼとのシーンを見ていると、レゼがデンジのこれからを作る一つの成長になったのかなあと感じています。 戸谷さん確かに! 上田さん本当にお二人がおっしゃった通りだと思います。だから、レゼを演じている時に(海のシーンが)「一番カッコ良い」って思ったシーンでした。デンジなりにいろいろ考えて選択したことが、すごく頼もしく見えました。レゼの中でも揺れ動くものがきっとあったと思うんです。そこに、一つ光をさしてくれるようなカッコ良さだったと思います。 戸谷さんなかなかあそこで、「一緒に逃げねえ?」と言うのは、デンジらしくもあるけれど、デンジとしても一つ大きな決断というか、言葉だったんじゃないかと思いますね。 MC本作は、アクションも最大の見所の一つだと思いますが、これから4DX、MX4DとDolby Cinemaでも上映が始まります。観る時にちょっと注目してほしいポイントなど、ぜひ教えていただきたいです。 戸谷さん僕が観ていて、「こういう演出なんだ!」と思ったのは、(早川)アキが未来の悪魔の力を使って戦闘するシーンです。あそこでの未来の見え方にしびれたし、「最高の判断」って入ってくるあそこの演出にもしびれました。絵の力もあって、あの強いボムと戦えるアキがカッコ良かったです!その後の暴力の悪魔さんもめちゃくちゃ良かったです。あそこの戦闘シーンは、ストーリーも込みで演出がめちゃくちゃ熱かったです。あと、めっちゃ爆発するシーンで、(拳でシーンを表現しながら)爆破でブワーってめっちゃ突き上げられるところとか、めっちゃ爆発するシーンでは、一瞬音がなくなって真っ暗な画面からボボボボボンって出てくるシーンがあったじゃないですか。あそこの「あ、なくなった!」「あぁ、きた!」みたいな緩急で一気に盛り上がりましたね。あそこもすごく良かったです。 MC戸谷さんは、ひと足早く4DXを体験されたんですよね? 戸谷さんそうなんです! 楠木さん&上田さんいいなぁ。 戸谷さん実は、4DXを体験してきたんですが、やっぱりすごいです! 楠木さんここで再現してよ! 戸谷さんバーン! うわあ!(全身で再現) 上田さんそんなに動くの? 戸谷さん結構動くんですよ。(顔に何かがかかったかのような顔をしながら)うわぁ! 上田さん何か出てきている。 楠木さん出ている、出ている。 戸谷さん本当にこうなりますからね。笑っている場合じゃないですよ。 楠木さん&上田さん(笑)。 MCそれは何が出てきているんですか? 戸谷さん風と水が出てくるんです。特に戦闘シーンは、相手が台風の悪魔ですから、(顔をしかめながら)本当にこうなります。あと、迫力がすごいんです。チェンソーマンの動きに合わせて座席が動いたり、食らっているダメージに合わせて風が来るので、本当に映画の中に入っているみたいな感覚になれます。 楠木さんアトラクションみたいだね。 戸谷さんそれだけじゃないんですよ。戦闘シーン以外にも、花火のシーンでは、SEとして心臓の音が鳴っているんですが、それに合わせて(背中を刺激されるような仕草をしながら)座席が動きます。 楠木さん&上田さんすごい! 戸谷さんそういう細やかなところを4DXで体験できます! MC匂いもあるんですよね? 戸谷さん匂いもあります! そこはぜひ体験して確かめてください。「ここは匂いありそうだな」っていうのは、あります。 上田さんマキマさんから、良い匂いしてほしくないですか? 楠木さん良い匂いしていてほしい。 戸谷さんしている…かも(笑)。それも確かめてください! 楠木さん電話ボックスにレゼが入ってきた時も、良い匂いしてほしい。 上田さんしてほしい! お花の香りとか良いな。 戸谷さん良いですね。そういう匂いも皆さんに確かめていただきたいです。 MC今日は、大ヒット御礼ということで、ファンの皆さんに感謝の気持ちを込めまして、初解禁のビジュアルをここで発表したいと思います。 ■レゼが海辺に横たわる姿を描いた公開後ビジュアルがスクリーンに映し出される。 戸谷さんお花持っている…。 上田さん私たちも、今初めて見ました! 戸谷さんはい! 楠木さん打ち合わせで、見せてくださりそうだったのを、止めました。 MCティザービジュアルとの対比もね…。 上田さんティザービジュアルと並べて見たいです。ポージングとか構図はそっくりなんですが、全然違う人に見えますね。この表情から、「知らなかった子が、この映画の中で出てきたんだなぁ」ということがすごく伝わってきます。 戸谷さん(コピーを読み上げる)「誰も知らない、少女の心」 上田さん言葉が出なくなっちゃいますね。 戸谷さんここまで世に出してしまうんですね。 MCそして、入場プレゼントの第二弾(原作者・藤本タツキ先生描き下ろしのレゼとデンジのミニ色紙風カード)が始まっていますよね。 戸谷さんそうですよ! アレ、見ましたか?(会場を見渡して)みんな持っているんですね。 上田さんあれ、悪魔ですよね。 楠木さんあんな絵をオフィシャルで出しても良いんですか? 上田さんあんなにはっちゃけた感じの表情になるんですね。 戸谷さん二人で逃げている時は、あんな笑顔になるんだね。(スクリーンに映し出された)このビジュアルを見ると、映画をもう一回観に行きたくなりますね。 上田さんこの見えていない左側の表情も見たいね。人間の本心は、左側に現れるって言うじゃないですか。 戸谷さんそうなんですか? 意図的に隠しているの? 上田さんあるかもしれないですよ。 戸谷さんうわぁ、また考察が……。 MCそれでは最後にご挨拶をお願いします。 楠木さん(パネルを示しながら)「何も知らないで観ても十分楽しめる。」私、このコメントがすごく好きです。劇場版『チェンソーマン レゼ篇』の大ヒットに合わせて、今まで『チェンソーマン』を知らなかった知り合いの方からも、「何かすごいね。最近よく観るよ」と言われました。「でも、アニメを観ていないけど分かるかな?」と言われた時に、「絶対観た方がいいですよ。大丈夫!総集篇もあります」「総集篇を観ていなくても、楽しいです」と、お伝えしています。やっぱり『チェンソーマン』という作品の魅力もそうですし、そこに制作陣の愛がギュッと詰まっているので、初めての方でも間違いなく楽しめると思います。これからは上映形態が増えるので、また違った魅力に気付ける作品だと思います。引き続き皆さんにたくさん観ていただきたいなと思います。何より、先ほどお伝えした動員数は、観に来てくださった方の数なんですが、すごく大きな数字だったのでうれしく思います。皆さんのリアクションや反応もすごく充実していて、「楽しかった」「心を打たれた」というポジティブなメッセージをたくさん見かけます。それが何よりもこの作品の魅力だと思っています。皆さんの周りで、「『チェンソーマン』はちょっと分からないけれど、話題だよね」と言っている方にそっと手を差し伸べて、劇場に連れて来ていただければと思います。今後とも何卒よろしくお願いいたします。本日はありがとうございました。 上田さん本当にいろいろ人から「観たよ」って連絡をいただきます。この前のライブビューイングがあった公開記念舞台挨拶も、地元の富山で私の両親が見ていたらしいので、「お母さん!」って言えば良かったと思いました。私は、作品を作って、届けてから、感想や考察が生まれた瞬間にこの作品が完成すると思っています。「自分が感じた『チェンソーマン』は、こうだ」というのを持ち寄って、ああだこうだと盛り上がっていただけたらすごくうれしく思います。いろいろな人の縁をつないでいく作品だと思います。ぜひこれからもよろしくお願いいたします。ありがとうございました。 戸谷さん本日は、ご来場いただきありがとうございます。今日は新しい話や今まで話せなかったことも話せました。本作は、心にグサッと来る、心に深く何かを残していく作品です。何度観てもやり直しているような感覚で楽しめる作品なので、今日の話を聞いたり、新しいビジュアルを見ていろいろ知った上で、もう一回友だちと一緒に行くとか、何度も楽しんでいただきたいと思います。そして、4DXがすごかったので、ぜひ体験してほしいです。「こんなに動くの?」と思うし、『チェンソーマン』と相性いいと感じてもらえると思います。そして、Dolby Cinemaもすごいです。映像のコントラストや臨場感ある音響で楽しめます。『チェンソーマン』は劇場で観るのが(エコーのように)正解、正解、正解…。(会場の反応に)最後まで(ネタは)ややウケでした。(会場:笑) ぜひ最後まで『チェンソーマン』を楽しんでください。ありがとうございました。
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8月6日(日)開催 TVアニメ『僕のヒーローアカデミア』6期イベント 「おかえり、デク!雄英スペシャルステージ」オリジナルグッズの発売が決定!商品詳細・ご注文はこちらからイベント公式HP2023年8月6日(日)に東京・立川ステージガーデンで開催される、TVアニメ『僕のヒーローアカデミア』第6期のフィナーレを飾るスペシャルイベント「おかえり、デク!雄英スペシャルステージ」のオリジナルグッズの先行受注販売を、TOHO animation STOREで6月1日(木)11時より開始いたします。 緑谷出久、爆豪勝己、麗日お茶子、飯田天哉、轟 焦凍、オールマイト、相澤消太のイベント限定の描き下ろしビジュアルを使用した「缶バッジ」「アクリルスタンド」や、イベントグッズとしてぴったりの「マフラータオル」「ワークシャツ」「リングライト」、そして普段使いもできる「フォンタブ」「メッシュケース」「刺繍メッシュ付きトートバッグ」など、豊富なラインナップのアイテムをご用意いたしました。 【23年6月11日(日)23:59】までは、売り切れなしの受注生産による<先行販売>を、翌6月12日(月)からは在庫に限りがある形での<一般販売>を実施いたします。<先行販売>期間中にご注文いただいた場合、イベント前までのお届けを予定しております。是非この機会にお買い求めください! ※イベントチケットの有無にかかわらず、どなたでもご購入いただけます。 ※イベント会場でのグッズ販売は予定しておりません。 <販売商品一覧> ※価格は全て税込です。・僕のヒーローアカデミア 「おかえり、デク!雄英スペシャルステージ」 トレーディング缶バッジ 【全7種】 ランダム2個セット 880円 ・僕のヒーローアカデミア 「おかえり、デク!雄英スペシャルステージ」 トレーディング缶バッジ 【全7種】コンプリートセット 3,080円 ・僕のヒーローアカデミア 「おかえり、デク!雄英スペシャルステージ」 トレーディングフォンタブ 【全7種】ランダム1個 770円 ・僕のヒーローアカデミア 「おかえり、デク!雄英スペシャルステージ」 トレーディングフォンタブ 【全7種】コンプリートセット 5,390円 ・僕のヒーローアカデミア 「おかえり、デク!雄英スペシャルステージ」 トレーディングリングライト 【全7種】ランダム1個 880円 ・僕のヒーローアカデミア 「おかえり、デク!雄英スペシャルステージ」 トレーディングリングライト 【全7種】コンプリートセット 6,160円 ・僕のヒーローアカデミア 「おかえり、デク!雄英スペシャルステージ」 ネックストラップ(アクリルチャーム付き) 1,100円 ・僕のヒーローアカデミア 「おかえり、デク!雄英スペシャルステージ」 アクリルスタンド【全7種】 各1,500円 ・僕のヒーローアカデミア 「おかえり、デク!雄英スペシャルステージ」 2連アクリルチャーム 【全7種】 各990円 ・僕のヒーローアカデミア 「おかえり、デク!雄英スペシャルステージ」 メッシュケース 【全7種】 各990円 ・僕のヒーローアカデミア 「おかえり、デク!雄英スペシャルステージ」 刺繍メッシュ付きトートバッグ 2,970円 ・僕のヒーローアカデミア 「おかえり、デク!雄英スペシャルステージ」 マフラータオル 2,200円 ・僕のヒーローアカデミア 「おかえり、デク!雄英スペシャルステージ」 ワークシャツ 4,400円 ・僕のヒーローアカデミア 「おかえり、デク!雄英スペシャルステージ」 布ポスター 2,200円 <イベント概要> 『僕のヒーローアカデミア』6期「おかえり、デク!雄英スペシャルステージ」 【開催日】 2023年8月6日(日) 【開場/開演】 昼の部13:00/14:00 夜の部17:00/18:00 【会場】 東京・立川ステージガーデン(会場HP:https://www.t-sg.jp/access/) 【出演】 山下大輝(緑谷出久役)、岡本信彦(爆豪勝己役)、佐倉綾音(麗日お茶子役)、石川界人(飯田天哉役)、梶裕貴(轟焦凍役)、諏訪部順一(相澤消太役)、三宅健太(オールマイト役) 以上予定 【チケット料金】 7,480円(税込) 【会場観覧チケット購入方法】 チケットの優先購入には、5月17日(水)発売のTVアニメ6期Blu-ray&DVD第3巻 初回生産限定版に封入されている「スペシャルイベントチケット優先販売申込券」に記載されたシリアルコードが必要になります。 【チケット抽選受付期間】 6月25日(日)23:59まで※画像はイメージです。実際の商品とは異なる場合がございます。予めご了承ください。 ※転売目的での購入は固くお断りいたします。 ©堀越耕平/集英社・僕のヒーローアカデミア製作委員会
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