「5」検索結果1041件
-
「秒速5センチメートル」初日舞台挨拶「秒速5センチメートル」公式サイト 「君の名は。」(2016年公開)、「天気の子」(2019年公開)、「すずめの戸締まり」(2022年公開)など、記録的な大ヒット作を生み出してきた新海誠さんの劇場アニメーションを実写映画化する「秒速5センチメートル」が、いよいよ公開を迎えました。 公開初日となる10月10日には、TOHOシネマズ 日比谷で初日舞台挨拶が行われ、松村北斗さん、高畑充希さん、森七菜さん、青木柚さん、木竜麻生さん、上田悠斗さん、白山乃愛さん、宮﨑あおいさん、奥山由之監督が出席しました。晴れやかな笑顔で、撮影や宣伝期間を振り返って印象深かった出来事を語り合いました。この日の模様を詳しくレポートします! 初日舞台挨拶 遠野貴樹役 松村北斗さん 篠原明里役 高畑充希さん 澄田花苗役 森七菜さん 高校時代の貴樹役 青木柚さん 水野理紗役 木竜麻生さん 幼少期の貴樹役 上田悠斗さん 幼少期の明里役 白山乃愛さん 輿水美鳥役 宮﨑あおいさん 奥山由之監督 松村さん今日は足をお運びいただき、本当にありがとうございます。あと配信というか…何て言うんでしたっけ? MC全国136の映画館へ(中継カメラを示しながら)あちらのカメラから中継をしています。 松村さんカタカナでの言い方がありましたよね…、ライブビューイングだ。(会場のお客さん:笑)ライブビューイングをご覧の皆さんも、劇場に足をお運びいただき、本当にありがとうございます。今日は上映後ということで、皆さんの余韻を壊さないように、軽やかに楽しい話をして、「良い映画体験だった」と思ってもらえるように努めます。今日は一緒に楽しみましょう。 奥山監督金曜日のお忙しい時に、こんなにたくさんの方に集まっていただいて、本当にありがとうございます。ライブビューイングの方々もありがとうございます。本作は奇跡的な巡り合わせで、すばらしいキャスト・スタッフの皆さんと、一カット一カットを大切に、丁寧に作った作品です。こうして皆さんにご覧いただけるのが本当に夢のようでうれしく思います。 MC本日ついに、公開初日を迎えました。キャストの皆さんはもちろん、監督・スタッフ・関係者の皆さんの熱い思いと愛情のこもった作品になりました。公開初日を迎えた今のお気持ちを教えてください。 松村さん「いよいよ公開したんだな」という興奮もありますが、やっぱり不安な気持ちもあります。これだけたくさんのキャストを束ねた奥山さんが、どれだけすごいのかを現場でずっと感じていました。先ほど今日の登壇者の皆さんが登壇していく中で、監督の時に、一段と拍手が大きくなったのを聞いて、僕の感触ですが、本作の皆さんへの届き方は、すごく素敵な形で皆さんに届いていると思っています。なので、これからは劇場でたくさん流れてくれることを祈るばかりです。 MCまさに本作をご覧いただいたばかりの皆さんを前にして、いかがでしょうか。 松村さんちょっと不思議な空気感ですね。本作が、切なくて美しい物語だということは、皆さん共通して感じてもらえたと思います。でも、エンディングを迎えた時、これがハッピーエンドなのかどうなのかは、ある意味、皆さんで解釈していくものだと思います。それは、観終わって三十分や一時間で結論を出せるものじゃないと、感じています。なので、会場の皆さんが「じっくり一人で考えたい」と思っているような顔にも見えています。それだけ皆さんが真摯に本作を受け止めてくれたんだと、すごくうれしいです。 高畑さんちょっとまだ、実感がありません。でも、お仕事などで、いろいろな場所に行くと、新海さんの「秒速5センチメートル」のファンの方がたくさんいらっしゃるのを知りました。日本の方だけじゃなく、海外の方も「あの映画をすごく楽しみにしている」と言ってくださる方が多いなという実感があります。公開をして、こんなにたくさんの方に観ていただけて、これからもどんどん広がってくれたら、うれしいなと思います。 MC観客の皆さんの表情をご覧になって、いかがですか? 高畑さん皆さん、これはどんな表情なの(笑)? (会場のお客さん:笑) 松村さん読み取りづらいですよね。 高畑さん読み取りづらい(笑)。 松村さん笑顔になれる作品でもないし…。 高畑さんそうですよね。観た方が反芻するというか、みんな感じているものが違うのかなと思います。年代や性別によっても感じ方が変わってくる作品だと思います。(改めて会場を見渡し)緊張しますね、この感じ(笑)。 森さん今撮影している作品の現場のスタッフさんたちの中にも、「観に行きたいと思っています」と言ってくださる方がたくさんいました。今日のメイクさんは、すでに朝の回を観てくれたそうです。いろいろな人が注目している作品だなと思いました。観た方からの感想は、まだ聞けていないんですが、(観た方が)「良いものを観た」という顔をしていたような気がするので、これからもたくさんの人に届いてほしいと思います。 青木さん僕も、今までにないくらい、いろいろな方に「楽しみにしている」と言われました。舞台挨拶を、こんなに大きな劇場で開催して、生中継までしてしまうほど決して小さな作品じゃないんですが、種子島で撮影をしていた時は、スタッフさんもキャストも皆さん、手作りのような温かさのある現場でした。それがこうして、大きなスクリーンを通して多くの人に届くというのが、すごく意味のあることだと思っています。 木竜さんこうして本作を観ていただいた皆さんの前で挨拶をすると、「作品が無事に公開されたんだな」と、より自分の中で実感できました。こんなに幸せな時間、光景をありがとうございます。 上田さん公開された後の舞台挨拶は、今日が初めてです。まだ観終わった皆さんがどんな感じか分からないんですが、緊張しています。でも、今日を無事に迎えることができて良かったと思っています。 白山さんやっと皆さんに観ていただけるので、すごくワクワクして昨日はなかなか眠れませんでした(照笑)。私が、試写会で初めてこの作品を観た時に、すごく感動して胸がいっぱいになりました。なので、その感動が皆さんにも伝わっていたら良いなと思います。 宮﨑さん完成披露試写会の時に、新海監督が一緒に登壇してくださいました。あの時に、とても素敵な言葉をいただいたので、初日を迎えることにワクワクしていますが、すごく落ち着いています。安心して、皆さんにちゃんと届けられると確信して今日を迎えられました。すごくうれしいです。 奥山監督本作を観終わったお客さんの表情を見るのは、初めてです。僕は、昼の回を(会場の座席を差しながら)そこで観ていました。今ここにいる皆さんもそうですが、すごく良い空気でした。そういうことって、言葉を交わさなくても、人がたくさん集まると分かるじゃないですか。だから、(力を込めて)めっちゃうれしいです。(会場のお客さん:笑) 「本当に作品が届いている」という感じがしました。映画を作るのは大変なので、今日ステージに立っていない、数百人ものスタッフ・キャストの皆さんを代表して、皆さんの表情を見られるのは、光栄で貴重なことだと思って、感無量です。ありがとうございます。めっちゃ良い表情ですよ、皆さん。何だろう、変な感じになっちゃった(笑)。 松村さんもちろん皆さん良い表情ですよ。 奥山監督本当にすごく空気が良いですよね。そう感じているのは僕だけ? 松村さん良い空気なのに、なぜか(奥山監督が)焦っています。(会場のお客さん:笑) MC本作は、昨年の八月から今年の三月に撮影が行われました。七月には初号試写、そして様々な宣伝活動を経て、本日無事に公開を迎えました。皆さんにとって、撮影や宣伝活動を通して、これまで一番印象に残っていることは何でしょうか? 高畑さん今回は、不思議な体験だったという感じがあります。撮影は、割と孤独な感じでした。現場でお会いしない方もいるし、一人で窓の外を見ているシーンが結構多かったので、監督に相談しながら、静かに淡々と撮影が進んでいきました。なので、宣伝活動で、別のパートの皆さんと会えたりお話が聞けたり、スタッフさんたちとお話ができたりしました。それは、公開に向けて、チームがギュッとなっていく感じがありました。「みんなで頑張った作品を届けよう!」という熱量が、公開に向けてどんどん目に見えてきた気がします。チームの一員として、参加している感じがどんどんと強くなっていく感覚は、今までにあまりない経験でした。なので、今が一番テンションが高いです(笑)。 MC今一番、テンションが高いんですね。 高畑さん(笑)はい。恐る恐る始まった撮影だったのに、公開日に向けて、チームに参加させてもらえている感じが強くなるという不思議な体験だったなと思います。 MC森さんは、種子島での撮影が多かったと思いますが、いかがでしたか? 森さん私は、サーフィンのシーンの撮影の時に、丸一日、波にうまく乗れない日があって、めちゃくちゃ悔しかったです。まるで半年、一年、乗れなかったというくらい、自分への失望感がありました。皆さんのスケジュールを考えると焦りもあって、とても辛くて砂浜で泣いたりしたんです。でも、練習というか、スマホで動画を撮りながらボードの上に寝ていた時に、いつの間にか、百キロくらいのスピードで動いていて、その寝たままの状態で、波に乗っていたんです(笑)。撮影の時はどうしても乗れなかった波に、寝ていたら乗れちゃって…。悔しかったという話です。(会場のお客さん:笑) MC青木さんは、その瞬間を目撃していましたか? 青木さん見ていないです。マジで何の話(笑)? 森さん(笑)。本当にすみません。昨年の夏のことなのでちょっと、(その夏の出来事が)きらめきすぎてあまりよく覚えていないです。 松村さん百キロを知らなすぎる。(会場のお客さん:笑) 森さん(笑)。百キロですよ。 松村さん絶対、そんなに出ていない。 MC出ていたら、ちょっとした恐怖エピソードです。 森さんだから、こうして生きているのが奇跡なんです(笑)! 青木さん怖いよ…。(会場のお客さん:笑) MC松村さんが、もっとも印象に残っている出来事は何でしょうか? 松村さん本作で、奥山さんと二人で釜山国際映画祭に行きました。オープンシネマ部門で、三千人くらい入る劇場のすごくでっかいスクリーンで公開をしました。上映が終わったら、おもむろに観客の皆さんが立ち上がって、僕たちの周りを円のように囲んでワーッと拍手をしてくれました。その拍手を浴びた時に「この光景は一生忘れないだろう」と思いました。 MC会場はどういった雰囲気でしたか? 奥山監督すごい熱気でしたよね。 松村さんすごかったですよね。 奥山監督上映が終わってすぐに皆さんが席を立ったので、「あれ?もしかしたらあまり面白くなかったのかな」と思ったら、僕らの元に集まってきてくれました。僕らがエンドロールを観ているのを見守ってくれているという、不思議な感じでした。エンドロールを観ているのを見守られる経験なんてなかなかないじゃないですか。 松村さんすごかったですよね。僕らより前に座っていた方々もみんな集まってきて、囲まれて…。 奥山監督「直接拍手を送りたい」と、みんな来てくださったんです。 MCお客さんとそこまで近い距離間で一緒に観る経験は、これまでなかったことですか? 松村さんないですね。僕は初めてでした。 奥山監督なかなかないですね。 MC奥山監督にとって一番印象に残っているのは、その出来事でしょうか。 奥山監督松村さんがおっしゃったことも、印象に残っていますが、今日、一人の客として本作を観た時に「完成したんだ」と本当に心から思えました。映画で観ている人たちが、スクリーンに集中して、感情を突き動かされている空気を感じました。いろいろな思い出がありますが、一番と言えばそれかもしれないです。 宮﨑さん私は宣伝活動の中で、高畑さんと一緒に、松村さんのグループ? (松村さんが所属するSixTONESの)皆さんが仲良しで、すごく素敵だったんです。その皆さんの番組(「Golden SixTONES」日本テレビ系列にて放送中)に出演したんですが、すごく楽しかったです。高畑さんもそうですが、私たちは役者としての松村さんしか知らなかったので、「あ、こんなに違う顔を持っているんだ」と思いました。(会場のお客さん:笑) 松村さん(笑っているお客さんに対して、「しーっ」と合図するように人差し指を口元に当てながら照れ笑い) 宮﨑さんすごくキラキラしていて、何かあってもみんなでフォローし合ったり、みんなで盛り上げたりという空気感がすごく素敵でした。皆さんで良い時間を過ごしているんだなというのが伝わってきて、とてもうれしくなりました。そういう違う一面が見られたことが、うれしかったです。楽しいんだなぁと思って…。 MC俳優としての松村さんと、アイドルとしての松村さんは、そんなに違うんですか? 高畑さん二人いるのかなって思うくらい違います(笑)。(会場のお客さん:笑)撮影現場での松村くんは、静かに遠くにいて(笑)、「今、何を考えているんだろう」と思っていました。でも、SixTONESの皆さんといる時は、弾けている姿が最高に素敵でした。どちらも素敵ですが、良い仲間といられてすごく羨ましいです。素敵ですね。 松村さんお母さんなの(笑)? 高畑さん(笑)。何目線なんだろう。 松村さん(会場の)みんながクスクス笑うと、本当はダサいことをやっているのがバレるので、静かにしてください。(会場のお客さん:笑) 高畑さん俳優は、グループではないのでああいう感覚がないんです。あんなに信頼できて心を許せる仲間がずっと横にいてくれるのは良いなって思いました。あの日、めっちゃ楽しかったですね。 宮﨑さん楽しかった。羨ましいですよね。 高畑さんお腹がはち切れるくらい笑いました(笑)。 松村さん番組のオンエアはもう済んでいるので、本作の余韻を壊したくない人は、観ないでください。…壊したい人だけ観てください。(会場のお客さん:笑) MC青木さんはいかがでしょうか。 青木さん作品の話で良いですか? ちょっと戻したいと思います(笑)。 松村さんお願いしますね。 青木さん種子島で、(森さん演じる)花苗が丘にいるシーンが印象に残っています。丘で二人でいろいろと話すシーンなんですが、言葉にならないくらいきれいな景色でした。その景色に囲まれているみたいな感じで、感動しました。奥山さんとはお話ししたと思うんですが、「みんなで一緒に一つの作品を作り上げている」という空気と「一人だな」という感覚が共存していた撮影だったと思います。それがずっと忘れられないです。 MC種子島での撮影は、特別なものになったのですね。 青木さん特別だったんですが、森さんが全然覚えていなかったので、ちょっとショックですが、本当にすごく楽しい期間でした。 奥山監督種子島へ行った時に、「新海さんが『秒速5センチメートル』で描いた空って、そのままあるんだ」と思いました。「あの景色は誇張されていないんだ」と、すごくびっくりしました。本当に新海さんの「秒速5センチメートル」に描かれていた空と、同じような空がありましたよね。 青木さん「全く同じだ」…みたいな感じでしたよね。 奥山監督なのに、森さんが全然反応してくれない…。(会場のお客さん:笑) 森さんありましたね! 同じ色使いの空で、本当に素敵でした。 木竜さん私たちは、大人になってからのパートなので、クランクインは会社でのシーンでした。皆さんが種子島で撮影された映像は共有してもらったので、本当に素敵な時間を過ごしたのが分かりました。会社で大人数で働いているシーンを撮っている時に、監督やスタッフの皆さんが、心なしか辛そうでした。多分、(種子島では)ものすごく広大な空、開けた美しい風景に心を委ねていたのに、大人のパートではそれぞれが働いている部分を切り取らないといけないので、奥山さんがずっと汗だくだったのを覚えています。その時に「僕も戸惑っています」とおっしゃったのが印象に残っています。 MC監督も心なしか辛そうだったんですね。 木竜さんそうですね。(スタッフの方々に)「種子島は楽しかったでしょうが、やりますよ」と言っていたのを覚えています(笑)。 白山さん私は、松村さんと上田悠斗くんと一緒に観覧車に乗ったことが、印象に残っています。私は観覧車が初めてだったので、「こんなに高いんだ」という驚きもありましたが、二人と話せてすごく楽しかったなと思っています。 MC撮影の合間にそんな瞬間があったんですか? 白山さん撮影が終わってからです。 松村さん先週くらいだったかな? 大阪で公開イベントをやった時ですね。 MC観覧車での上田さんの様子はいかがでしたか? 白山さんめちゃくちゃ、カチコチでした(笑)。 松村さん高いところが、ちょっと苦手なんだよね。 上田さんはい…。怖かったです。 MC上田さんが印象に残っていることは、何ですか? 上田さん僕が初めて撮影した、雪のところです。初めての撮影の時で、ちゃんと積もった雪を見るのも初めてだったので、特に印象に残っています。 MC積もった雪を見た時には、どんな思いが溢れてきましたか? 上田さん雪って存在するんだって…。(会場のお客さん:笑) MC雪を初めてご覧になったんですか? 上田さんちょっとだけ見たことはあったんですが、そこまでちゃんと高く積もった雪は初めてだったので…。 MC歩くのは大変ではなかったですか? 上田さんズボンも雪まみれになっちゃって、大変でした。 MC本作の中で、吉岡秀隆さん演じる小川館長が貴樹に「人が一生のうちに出会う言葉の数は、およそ五万語。その中で一言残すとしたら?」という問いかけをしています。そこで、皆さんには、これまで出会った言葉の中で、一言だけ残すとしたらどんな言葉を残したいかうかがっていきたいと思います。 森さんどうしよう…。そうですね、自分の名前でも残しておきましょうかね。「森七菜」にしましょうか。(会場のお客さん:笑)私以外に、私の名前を残してくれる人は、いない気がするんですよね。後世にも自分の名前が残せると思うと、今世を頑張れそうな気がします。未来の人が「何をした人か知らないけれど、ヤバいぐらいすごいことをした人なんだろうな」と思われる気もするので、得しかないなと思っています。 MC自分のことは自分で残そうと? 森さん自己顕示欲を、高く(笑)。 宮﨑さん私は、平仮名で「えん」です。いろいろな「ご縁」が繋がって、今までお仕事を続けてこられたし、「今、生かされているな」と思うので、そういう意味の「縁」でもあります。また、大なり小なりいろいろな争い事がある中で、世界中のみんながもっと「円」になって、手を取り合って、丸くなれたら、もっと平和な世の中になるんじゃないかなと思います。そんないろいろな意味を含めて「えん」を残したいなと思いました。 MC森さんとはちょっと雰囲気の違う言葉でしたね。 森さん(宮崎さんの答えを聞いて)もう、帰りたいです(笑)。(会場のお客さん:笑) 高畑さん難しいですね。私は、何かする時に、座右の銘ではないですが、いつも「何とかなる」と思うんです。なので、「何とかなる」を残したいです。未来の人も迷うことはあるだろうけれど、「何とかなるよ」と言いたいです。 MC松村さんは、いかがでしょうか。 松村さん今は…まじめな雰囲気ですか? ふざけた回答なら「とろろ」とか「もち肌」という回答もありますが…。(会場のお客さん:笑) MCもち肌って何ですか(笑)? 松村さんもっちりとした肌です。(会場のお客さん:笑) MCなぜその言葉を…(笑)。 松村さんあ、ヤバい! もち肌が選ばれてしまった…(笑)。こういう質問をいただくと、毎回同じことを言うと、楽をしていると思われそうでいろいろ変えていたんです。でも、本作にとって答えるのだとしたら、「やめない」という言葉です。この仕事をしていると、しんどい時もいっぱいあります。「頑張れていないな」「ハードルを越えられていないな」と、どんどん心がボロボロになっていく時に「やめない」ところまでハードルを下げると、何とかなることが結構ありました。そればかりでは、甘えになってしまんですが、「やめない」というのは、最低ランクの目標というか、モットーとして持っていると良いのかなと思っています。これは、皆さんに押し付けたいわけでも、皆さんの参考になるということでもないですが、僕はそれを残して、来世の自分に渡したいと思います。 MCありがとうございます。あとは「もち肌」と「とろろ」ということですが…。 松村さん「もち肌」は、気持ち良いよということです。頑張ってもち肌にすると、洗顔の時に気持ち良いよと…。(会場のお客さん:笑) 奥山監督今日はSixTONESのメンバーがいないので、僕らでは回収できないんですが、大丈夫ですか? (会場のお客さん:笑) 松村さんはい…。(改めて強調するように)「やめない」ということです。(会場のお客さん:笑) MC最後に皆さんにご挨拶をお願いいたします。 奥山監督今日は本作をご覧いただいて、本当にありがとうございました。いろいろなコンテンツがある中で、映画館で「秒速5センチメートル」を観ようと選択してくれただけで、すごくうれしいです。映画作りというのは、各部のプロフェッショナルが数百人集まって、細かいこだわりや工夫を積み重ねてでき上がるものです。あらゆるこだわりが詰まっているので、何回か観ていただくと、見え方や受け取り方が変わってくる作品だと思います。「こういう発見もあるんだ」と感じる瞬間があると思いますので、本作を観て「良かった」と思っていただけたら、また劇場に来ていただいたり、大切な方と一緒に観ていただけたらうれしいです。僕にとって映画は、いろいろなことがあって、辛いことや悩みがあった時に、支えになってくれることがあります。本作が、皆さんにとって少しでもそんな作品になれたらうれしいです。ライブビューイングで観てくださった皆さんも、本当にありがとうございます。長くなってすみません。本当にありがとうございました。(会場のお客さん:拍手) 松村さんまずは本作を選んで観てくださり、本当にありがとうございます。今、ここに登壇している皆さんだけでも、いろいろなキャラクターがいますが、本作には、他にもたくさんのキャラクターが出てきます。そのキャラクターそれぞれの人生がきちんと描かれている作品だと思います。撮影中は、僕たちがキャラクターを愛して、その人生をきちんと全うしようと向き合ってきました。作品が公開されて、我々が愛したキャラクターを皆さんにお届けしました。それを受け取った皆さんが、何かを感じたり、感動していただけたらうれしいです。全てのキャラクターじゃなくても良いので、自分で預かれそうなキャラクターを、今度は皆さんに大切にしてもらえたら、本当にうれしいです。その中で、何度も思い返してもらえたらうれしいです。また、劇場にそのキャラクターに会いに来てくれたら、うれしいです。これから、本作とこのキャラクターたちは、皆さんの手元で大切にしてあげてください。改めて今日はありがとうございました。 ■劇中で桜と雪がとても重要な役割を持つことにちなみ、ピンクと白の両面パネルを持った会場のお客様と一緒にフォトセッション。華やかに初日をお祝いしました。
-
阪神タイガース THE OFFICIAL MOVIE 2025―栄光の虎道―©︎2025「阪神タイガース THE OFFICIAL 2025」製作委員会
-
2025年2月期 決算0414 2025年2月期決算説明資料_J.pdf 決算説明資料 scripts.pdf 決算説明資料(スクリプト付き) 決算説明会動画 中期経営計画2028_訂正版_20250417_ja.pdf 中期経営計画2028 Q&A日本語.pdf 質疑応答 2025年2月期決算短信.pdf 決算短信 -
「ドールハウス」 第45回ポルト国際映画祭 凱旋報告会「ドールハウス」公式サイト 矢口史靖監督が原案・脚本・監督を務めた「ドールハウス」が、6月13日より公開となります。本作は、ある家族が人形に翻弄されていくスリルと、人形に隠された秘密が解き明かされる謎解きミステリーの面白さもあり、息もつかせぬストーリー展開の“ドールミステリー”となっています。 また、世界三大ファンタスティック映画祭の一つ、第45回ポルト国際映画祭で最高賞のグランプリ「Best Film Award」を受賞し、4月5日には凱旋報告会を東京ポートシティ竹芝にて開催しました。イベントには、主演の長澤まさみさんと矢口史靖監督が登壇して、受賞の喜びを含めて、本作について語りました。こちらのイベントの様子を詳しくレポートします。 第45回ポルト国際映画祭 凱旋報告会 鈴木佳恵役 長澤まさみさん 矢口史靖監督 ■長澤さんは、本作に登場する謎の人形“アヤちゃん”を抱いて登場し、矢口監督は、ポルト国際映画祭でいただいたトロフィーを持って登場しました。 長澤さん今日は本作をたくさんの方に知ってもらいたいなと思っております。 矢口監督僕は、これまではどちらかと言うとハッピーなコメディ作品をたくさん撮ってきたんですが、今回は真逆の作品です。背筋が凍るようなゾクゾクする物語を初めて作りました。手ごたえはバッチリです。 MC本作は、先日ポルトガルで行われた第45回ポルト国際映画祭にて、最高賞のグランプを受賞しました。そして、すでに世界20カ国での上映も決定しております。監督が今お持ちになっているのが、ポルト国際映画祭のトロフィーですか? 矢口監督はい。ポルト国際映画祭は、ファンタスティック映画祭という、不思議なことや恐ろしいものなどを題材にした、普通のことが起きない作品を集めた映画祭です。並みいる強敵の中で本作がグランプリを取りました。(会場のお客さん:拍手) MC映画祭で本作をご覧になった皆さんの反応はいかがでしたか? 矢口監督初めて観る一般の方が外国のお客さんだったので、僕も緊張しました。でも、こっちが驚くほど反応が良くて、席から立ち上がってびっくりする人もいて、「そこまで驚くのか!」って思いました。日本人のお客さんより反応が派手だという覚悟はしていたんですが、それを見て、つい「これはいける!」と有頂天になりました。 MC五分間に渡るスタンディングオベーションもあったとうかがいました。 矢口監督そうですね。なので、最後は僕がアヤちゃんを掲げました。お客さんの前にアヤちゃんを差し出したくて(笑)。…バカ受けでした。 長澤さん(笑)。アヤちゃんは大人気でしたね。アヤちゃんは本当にかわいくて、共演してみると、毎日アヤちゃんの表情が変わっていくんです。そばで見ていると愛らしいし、人に好かれるタイプだと思いました。すごく魅力的で、人を惹きつけてしまう何かを持っていると思います。 矢口監督だから、あんな目に遭ったんですよ! …と言っても、本作を観てもらわないと分からないですよね。 MC長澤さんは、本作がグランプリを取ったことを聞いて、どう思われましたか? 長澤さんポルト国際映画祭では「アイアムアヒーロー」(2016年公開/監督:佐藤信介・主演:大泉洋)という作品で、賞(観客賞とオリエンタルエキスプレス特別賞)をいただいたことがありました。でも、今回はグランプリをいただいて「あぁ、うれしいな~」と思いました。またポルト国際映画祭でたくさんの方に作品を観てもらえてうれしいです。トロフィーは初めて見ました。 矢口監督僕も初めて見た時はうれしかったです。 長澤さんトロフィーは手作りだそうですよ! そういうアットホームな映画祭で作品を受け入れてもらって、さらに認めていただいたことによって、「日本の皆さんにも楽しんでもらえるんじゃないかな」という自信がつきました。 MC本作は今後、香港国際映画祭と、イタリアで行われるウーディネ・ファーイースト映画祭への出品も決定しております。監督は、アヤちゃんと一緒に香港とイタリアに行かれる予定ですか? 矢口監督アヤちゃんも飛行機の座席に座らせて行ってまいります! 長澤さんお膝の上じゃないんですか? 矢口監督膝じゃないです…何か起きそうですから(笑)! MC監督は、アヤちゃんとポルトの街を観光したとうかがいました。 矢口監督「あちこち見たい」と言うものですからね。せっかくアヤちゃんを連れて行ったので、ベビーカーに乗せて、街を練り歩いてみました。本作のことを全く知らない観光客の皆さんが、アヤちゃんに気がついて、「これはやばいぞ」という雰囲気になって、写真を撮られることもありました。本作の宣伝には全く関係ないですが、ウケていたと思います。 MC世界のどこかでバズっている可能性がありますね! 矢口監督「あいつは誰なんだ?」って、バズっているかもしれません(笑)。(長澤さん:笑) MC香港やイタリアでも、お客さんの反応が楽しみですね。 矢口監督そうですね。日本のお客さんにも早く観てもらいたいです。でも、弾みをつけるためにいろいろな国のお客さんをまずはゾクゾクさせたいと思います。 MC矢口監督は、今回脚本、監督だけでなく、原案としても名前がクレジットされています。このミステリアスな物語のきっかけについて教えてください。 矢口監督最初にこのストーリーを目にしたのは、“カタギリくん”という新人脚本家が僕に脚本を見せてくれた時でした。それがすこぶる面白くて、ゾクゾクしつつ、ワクワクする感じがしたんです。先の展開が気になって仕方がないストーリーでした。「これは面白いから映画にできないかな?」と、プロデューサーに連絡したところ、「これはいける!」とすぐに返事が来ました。トントン拍子に話が進んで、「誰に演じてもらおうか?」などと話していたのですが、ある時プロデューサーから「“カタギリ”という脚本家をいくら検索しても、仲間や他の人に聞いても、誰も知らない。これは誰なんだ?」と聞かれたんです。どんどん追い詰められて、ついに「“カタギリ”は僕です」と嘘をついていたことを白状しました。そこから“カタギリ”はいなくなり、僕が監督をすることになりました。 MC普通に考えれば、矢口監督が「自分が書いた」と言った方が、企画が通りやすいように思うのですが…? 長澤さん私もそう思います。何で、そんなことをしたんですか? 矢口監督(真剣に)いや、その方が良いと思ったんです。最初のご挨拶でもお話しましたが、僕はずっとコメディや、ハッピーな作品、お客さんを幸せにするような作品ばかりを作ってきました。なので、いきなり本作のようなゾクゾクする作品を公開したら、お客さんがドン引きするんじゃないかと思ったんです。僕は「人でなしだ!」と思われたくなかったし、嫌われるのが嫌でした。だから、「“誰かが作った作品”にできないかな?」と思ったんです。「脚本も撮影現場もカタギリさんがまとめて、舞台挨拶に立つのもカタギリさんで何とかできませんか?」と、プロデューサーに相談したところ、「できるわけないだろ!」と怒られて、この場に立っています(笑)。 MC長澤さん、監督は相当変わっている方なんでしょうか? 長澤さんいえ、サプライズがお好きな方なんです。 矢口監督わざとじゃないですよ! 本気でカタギリさんにやってもらおうと思っていました。ただ、現場に行ったら顔を見られてしまうし、長澤さんとは、以前お仕事をご一緒しているので、すぐに「カタギリさんじゃない」とバレてしまうんですよね。まぁ、しょうがないんですけれどね。 長澤さん(笑)。でも、そんなことがあったなんて、初めて知りました。カタギリさん、今日からよろしくお願いします! 矢口監督では、今日から「カタギリさん」として、よろしくお願いします。 MC主演を長澤さんに決められた経緯についても教えてください。 矢口監督シナリオを書き終えて、「キャストは誰が良いか?」という話になった時に、僕から「長澤まさみさんはどうでしょうか?」と言いました。長澤さんには、以前「WOOD JOB!~神去なあなあ日常~」(2014年公開/主演:染谷将太)という林業を題材にした作品に出演してもらいましたが、その時はちょっと出番が少ない役でした。「次はがっつりやりたい!」と思っていたので、「今回は主演でお願いしたい」とプロデューサーに伝えました。それで、長澤さんに脚本を読んでもらったら、すぐに返事が来て、「出たい」と言ってもらえました。そこからのスピードは早かったです。こんなに企画が決まるのが早い作品は初めてでした。 長澤さんそうなんですか? 矢口監督そうなんですよ! 長澤さんへぇ~! MC長澤さんは、脚本を読んでどう思われましたか? 長澤さんストーリーの展開の速さ、スピード感にのめり込んでしまいました。「この作品はどこまでいくんだ!」という感じで、心をつかまれてしまいました。監督もおっしゃったように、「WOOD JOB!~神去なあなあ日常~」でお世話になりましたが、撮影日数が少なくて、「もっと監督と一緒にお仕事がしたかったな」という思いがありました。だから、また監督と一緒にお仕事ができるなら、ぜひこの役を演じてみたいと思いました。 MC今までの矢口監督作品と作風が異なることは気になりませんでしたか? 長澤さん意外だとは思いましたが、「どういうことなんだろう?」と思って、余計に気になりました。矢口監督が、ゾクゾクする物語をどうやって作るのかを、見てみたかったんだと思います。なので、カタギリさんではなくて、矢口監督で良かったです。 矢口監督ありがとうございます! MC矢口監督にとって、長澤さんはどういう俳優さんですか? 矢口監督「WOOD JOB!~神去なあなあ日常~」では、淡い恋愛の気持ちを寄せられる田舎に住んでいる女の子という役で、想いに素直に答えられない微妙な様を演じてもらいました。長澤さんは、そういう感情の細かい表現もできるし、ド派手な笑いのシーンもできたので、「何でもいける」とその現場で分かったんです。なので、今回の佳恵役は、若いお母さんの役ですが、ものすごいどん底と、感情が上がった幸せな状況を、行ったり来たりして、感情がぐるぐる変わっていくんです。なので、「そのメリハリを表現できる人って誰かな?」と思った時に、「長澤さんしかいないだろう」と思ってお願いしました。 MC今回はいかがでしたか? 矢口監督バッチリですよ! 予告編の最後の方にチラッと長澤さんの叫び顔が映りますが、僕はそれを「ムンク顔」と呼んでいます。そのムンク顔が、本作の冒頭、タイトルが出るまでの一番つかみのシーンでドカンときます。ここで観客にショックを与えられないと、その後も観続けたいと思ってもらえないのですが、ムンク顔のおかげで、つかみの部分はバッチリです。途中で観るのを止めるわけにはいかないというか、たぶんトイレも行けないんじゃないかと思います。 MC見たことがない長澤さんでした。 長澤さん撮影時に、監督から「今までしたことがない顔をしてくれ」と言われて、「ん?どういうことだ?」と思いながら、できる限り自分の今まで見たことのない顔を想像しました。 矢口監督こういうゾクゾクする系の作品って、「直接そのものを見せるタイプ」の作品もあると思うんですが、本作はどちらかと言うと「それを見てしまった人の顔を見せるタイプ」です。なので、その表情が生ぬるかったら、観客も全然ゾクゾクしないですからね。ファーストシーンのつかみや、中盤は何回も出てきますが、長澤さんのムンク顔を目に焼き付けてほしいです。「こんな顔もできるのか!」と、楽しみにしてほしいですね。 MC長澤さんは、ご自身ではいかがですか? 長澤さん意識をして演じるというより、その場で感じるものに対して素直に反応して、私もゾクゾクしていました。本作を観る人にも、きっとゾクゾクしてもらえますよね? 矢口監督しないわけないでしょう! MC長澤さん、矢口監督は現場でいろいろなアイデアを出されるそうですね? 長澤さん矢口監督は、そのカットを撮る直前に「ここはこんな風に」とか「次はこんな感じで」って言いますよね? 矢口監督します? そんなことしませんよ! 長澤さんしますよ。それこそ「見たことがない顔をしてくれ」は直前に言われました。 矢口監督それは瞬発力を求めているのでしょう! 長澤さんそういうことが多々あったので、私の中では、監督はサプライズが好きなイメージがあります。演じる側への期待感からなのか、そういうものをその場で求めることがあります。 MCポルトで本作をご覧になったお客さんのコメントにもありましたが、本作を観ていると、どんどんアヤちゃんが生きているように見えてきます。作品を共に作って、改めてアヤちゃんに愛着が湧きましたか? 長澤さんアヤちゃんは共演者だと思っています。監督もアヤちゃんに対しての愛情がすごかったですよね。 矢口監督失礼ながら、俳優さんたちよりもアヤちゃんを見ている時間の方が長かったと思います。毎日人形を酷使するので、塗装が落ちていくので、俳優さんたちと同じように、毎日メイクさんがアヤちゃんのメイクをしていました。なので、日々アヤちゃんの表情が変わっていって、そこがまた面白いです。 長澤さん私もアヤちゃんに対してすごく信頼があって、一緒のシーンは「一人じゃないな」って思っていました。 矢口監督一番長く現場にいるのに、文句を言わない! 長澤さんそうですね。でも、目で訴えかけてきますよ! 矢口監督やめてよ(笑)。(会場のお客さん:笑) MC「この撮影は大変だった」というシーンはありますか? 長澤さん今もアヤちゃんを抱いていますが、アヤちゃんは結構重量感があるので、抱きかかえるのが大変なんです。でも、逆にそうであるからこそ、大事にしたくもなります。 MC外での撮影も大変だったのではないでしょうか? 矢口監督後半の砂嵐のシーンのことですね。 長澤さんあれは、砂嵐って伝わりますかね? 矢口監督一応、砂嵐になっているんですが…でも、現場は映像の三倍くらいすごかったんですよ! 長澤さん撮影は、本当に大変だなと思いました。映像の三倍体験して、やっと皆さんに届けられる作品ができました。 矢口監督長澤さんは、劇中では目を開いていますが、撮影では目を開けた瞬間に砂がてんこ盛りで目に入ってしまって、本当に大変だったと思います。目を洗いながら、ずっと撮影をしていました。 長澤さん確かにそうでしたね(笑)。 MC最後に、お二人からご挨拶をお願いします。 矢口監督皆さん、しっとり、ねっとりした作品を想像するかもしれませんが、本作は違います。ゾクゾクして、ストーリーが進むとワクワクする、今までに誰も観たことがないような作品を目指しました。大勢のお客さんに、ジェットコースターに乗るような感覚で、ぎゃあぎゃあ騒ぎながら映画館で観てほしいと思います。 長澤さん私も脚本読んだ時に、この物語にどっぷりと浸ってしまいました。この物語がどんな展開を迎えるのか、ワクワク、ドキドキ、ゾクゾクしながら、作品にのめり込んでしまいました。皆さんにもその感覚を味わっていただけると思います。ぜひ映画館で、まずはトイレに行って、そこから集中して本作を観てもらえたらと思います。
-
『劇場版 OFFICIAL HIGE DANDISM LIVE at STADIUM 2025』other ©OFFICIALHIGEDANDISM All Rights Reserved. 『OFFICIAL HIGE DANDISM LIVE at STADIUM 2025』
-
FY2/250414 2025年2月期決算説明資料_E.pdf Presentation Material scripts英語ver.pdf Presentation Material with Script 中期経営計画2028_訂正版_20250417_en.pdf TOHO Mid-Term Plan 2028 254Q_Q&As.pdf Q&As 2025年2月期決算短信_E.pdf Financial Reports Financial Results Presentation Video -
2022年7月15日(金)より公演がスタートする舞台「呪術廻戦」のBlu-ray / DVD が2023年1月18日(水)に発売決定! TOHO animation STORE では期間限定特典「スペシャルDVD」付で予約受付中TOHO animation STOREにて予約受付中TOHO animation STOREでは2023年1月18日(水)に発売が決定した舞台「呪術廻戦」のBlu-ray/ DVDを、7月11日(月)の正午より期間限定特典付にて予約受付を開始いたしました。 2018年より『週刊少年ジャンプ』(集英社)にて連載がスタートし、シリーズ累計発行部数6,500万部(デジタル版を含む/2022年4月現在)を超える人気作品の初舞台化となる本作。 【TOHO animation STORE 期間限定予約特典】として、舞台「呪術廻戦」の出演キャストによるインタビューなど撮り下ろし映像が収録された「スペシャルDVD」をご用意。さらに、【TOHO animation STORE 限定特典】として、L版ブロマイドが収納可能な「オリジナルブロマイドケース」と「ブロマイド3種セット」(キービジュアル、アナザービジュアル、虎杖悠仁ソロビジュアル)も付属。 是非、この機会にTOHO animation STORE にて舞台「呪術廻戦」のBlu-ray・DVDをお買い求めください。 ■価格 【Blu-ray】9,900円(税抜価格9,000円)【品番】TBR33000D【POS】4988104133007 【DVD】8,800円(税抜価格 8,000円) 【品番】TDV33001D【POS】4988104133014 ■商品仕様 スリーブケース+デジパック/Disc2枚組 ■収録内容 DISC1:本編、カーテンコール映像 DISC2:全景映像、バックステージ映像 発売・販売元:東宝株式会社 ※商品仕様・内容・デザイン等は予告なく変更になる場合がございます。 ■TOHO animation STORE 期間限定予約特典 ●予約受付期間 2022年7月11日(月)正午12:00~年8月28日(日)23:59まで ※【期間限定予約特典付】はTOHO animation STORE でのみご予約を受け付けております ※公演チケットをお持ちでない方もご予約頂くことが可能です ●スペシャルDVD 舞台「呪術廻戦」の出演キャストによるインタビューなど撮り下ろし映像が収録された「スペシャルDVD」 ※出演者、収録内容の詳細は後日、当サイトにてお知らせいたします。 ※下記TOHO animation STORE限定特典も付与されます。■TOHO animation STORE 限定特典 ●オリジナルブロマイドケース&ブロマイド3種セット ※画像はイメージです。実際の商品とは異なる場合がございます。予めご了承ください。 -
NEW TV版ドラえもん Vol.185水田わさび/ 大原めぐみ/ かかずゆみ/ 木村昴/ 関智一otherDisc169分 カラー ビスタサイズ 片面1層 音声:1. 日本語ステレオSDV34073R小学館藤子・F・不二雄原作、世代を超えて愛される国民的TVアニメ『ドラえもん』の第185巻。「いただき小ばん」「母の日はおおせのママに」「ノゾミルじゅう」「デビルカード」「みたままベレーで天才画家」「ママのダイヤを盗み出せ」「アンラッキーポイントカード」の全7話を収録。©藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADKNEW TV版ドラえもん Vol.185
-
「すずめの戸締まり」Blu-rayコレクターズ・エディション 4K Ultra HD Blu-ray同梱5枚組(初回生産限定)原菜乃華 松村北斗 深津絵里 染谷将太 伊藤沙莉 花瀬琴音 花澤香菜 神木隆之介 松本白鸚新海誠監督 集大成にして最高傑作TBR33171D/2022年STORY inc./コミックス・ウェーブ・フィルム原作・脚本・監督:新海誠 キャラクターデザイン:田中将賀 作画監督:土屋堅一 美術監督:丹治匠 音楽:RADWIMPS 陣内一真 主題歌:「すずめ feat.十明」 RADWIMPS 制作:コミックス・ウェーブ・フィルム 制作プロデュース:STORY inc.©2022「すずめの戸締まり」製作委員会「すずめの戸締まり」Blu-rayコレクターズ・エディション 4K Ultra HD Blu-ray同梱5枚組(初回生産限定)限定版 オリジナルグッズセット ご購入はこちらご購入はこちら
-
5月17日(水)発売「TRIGUN STAMPEDE Vol.2」(品番:TBR33046D) ご購入のお客様へ誤植のお知らせとお詫び平素より弊社商品をご愛顧くださいまして、誠にありがとうございます。この度、5月17日(水)発売の「TRIGUN STAMPEDE Vol.2」に封入されておりますスペシャルリーフレット内に誤植がある事が判明致しました。ご購入いただいた皆様には大変ご迷惑をお掛けし、誠に申し訳ございません。謹んでお詫び申し上げます。■該当商品2023年5月17日(水) 「TRIGUN STAMPEDE Vol.2」(品番:TBR33046D)■誤植内容以下の四か所に脱字・誤植がございました。①「CHECK POINTS」5行目誤)ポリシーの違いを通じて。1ヴァッシュの存在と生き方が浮き彫りになる。正)ポリシーの違いを通じて、ヴァッシュの存在と生き方が浮き彫りになる。②「STUDIO ORANGE DIARY」2018.10.6 2行目誤)ストリー 正)ストーリー③「STUDIO ORANGE DIARY」2022.9.4-2023.1.29 1行目誤)オダビング期間 正)ダビング期間④「STUDIO ORANGE DIARY」誤)ぞれによって 正)それによってより一層の注意を持って製品の製作に努めてまいります。引き続きご愛顧のほど、何卒宜しくお願い申し上げます。東宝株式会社 ライツ事業部 -
『ルパン三世 カリオストロの城』オリジナルポスター付 45周年復刻パンフレット発売のお知らせTOHO animarion STOREにて数量限定販売も決定! ご注文はこちら→『ルパン三世 カリオストロの城』 45周年 公式サイト11月29日(金)に公開されます『ルパン三世 カリオストロの城』45周年記念上映に合わせて『ルパン三世 カリオストロの城』の復刻版劇場パンフレットを販売致します。 1979年公開当時の劇場版パンフレットを完全復刻し、さらに特典としてオリジナルポスター (385×272㎜二つ折)を同封しております。 劇場にお越しの際は、是非チェックしてください。【オリジナルポスター+復刻版劇場パンフレット表紙】価格:990円(税込)/A4サイズ/24ページ+オリジナルポスター付 発売日:2024年11月29日(金) ©モンキー・パンチ/TMS・NTV東宝株式会社 ライツ事業部 ※画像はイメージです。実際の商品とは異なる場合がございます。 -
「秒速5センチメートル」大ヒット御礼プラネタリウムイベント「秒速5センチメートル」公式サイト 新海誠監督によるアニメーション映画を実写化した「秒速5センチメートル」の大ヒットを記念して、10月21日、劇中にも登場する重要なモチーフであり、実際に撮影も行われた「多摩六都科学館」のプラネタリウムにてトークイベントが開催されました。当日は、松村北斗さん、高畑充希さん、奥山由之監督が揃って登壇しました。イベント冒頭で、松村さんが劇中さながらのプラネタリウムの生解説を行い、会場を沸かせました。こちらのイベントの模様をレポートいたします! 大ヒット御礼プラネタリウムイベント 遠野貴樹役 松村北斗さん 篠原明里役 高畑充希さん 奥山由之監督 ■冒頭、松村さんによるプラネタリウム生解説。 ■松村さん、高畑さん、奥山監督が登壇。 松村さんこういう珍しい場所で、本作のイベントができることを、本当にうれしく思います。それに、今日は平日だというのに、これだけたくさんの方が集まってくれて、本当にうれしいです。改めてありがとうございます。今日は楽しいイベントにしましょう。 高畑さん私も、撮影をした思い出が残る場所で、こういうイベントができるのは、なかなかないことなので、すごく今日来るのを楽しみにしていました。楽しい時間を一緒に過ごせたらうれしいなと思います。 奥山監督今日は、本当に遠方まで、この場所に来てくださって、ありがとうございます。僕も、ここに来るのは撮影以来なので、こうやって皆さんと時間が共有できるのは、ものすごくうれしいなと思っております。 MC松村さんは、本作の本編さながらに、今日の夜空の生解説をしていただきました。やってみていかがでしたでしょうか? 松村さんこういうことは、やめていただきたいですね(苦笑)。いや、うれしいし、ワクワクして、本番の直前までは、「やれてうれしいな」と思ったんですが、やり終わったら2回ミスしていまして…。2回ミスするくらいなら、やりたくなかったなと思っています。 奥山監督本当に、そんなにミスをしていました? 松村さん「光の速さでも何百何年かかる距離です」って言うところを、「何百何年かかる速さです」と言っちゃったんですね。それが1個目です。何で、わざわざ自分でミスを説明しないといけないんですか(苦笑)。 MCもうワンテイクやります? 松村さんいや、いいです。でも、奥山さんだったらもうワンテイクですよね? 奥山監督そうですね(笑)。 松村さんあとは「252億キロメートル」と言うところを、「220…、252」と言い直したところが、ミスでしたね。この2回のミスがなくて、バシっとやれていたらカッコ良かったな…。 MC数字がちょっと紛れ込んでいて、難しかったと思います。 松村さんそんな、算数が弱いみたいな…(苦笑)。 MCでも、本当に素敵な解説でしたよね? ■会場から拍手。 松村さん(会場の反応に)ありがとうございます。 MC高畑さんと奥山監督も、袖のところで、松村さんの生解説を聞いていたと思いますが、いかがでしたか? 高畑さん「252」のミスは分かりました(笑)。でも、個人的には、撮影の時も、松村さんの声で聞いていたので、めっちゃエモかったです。うれしかったです。 奥山監督貴樹の声を館長(吉岡秀隆さん)が「誠実で切実な声」とおっしゃっていましたが、今日もそれを改めて感じました。何だかすごく誠実さと真摯さと切実さみたいなものを感じる声で、魅力的だなと思いました。高畑さんと見ていて、すごく見入っちゃいました。お疲れ様でした。 松村さんありがとうございます。 奥山監督観客の皆さんは、松村さんが生解説をするということは、知っていたんですか? MC観客の皆さんにはサプライズでした。 松村さん緊張しました。 奥山監督映画と同じシーンのセリフを、同じ場所で生で聞けるなんて、ほぼないですよね? 相当珍しいですよね。 MC初めての経験の方も多分たくさんいらっしゃるんじゃないかと思います。本当にご協力いただきありがとうございます。 松村さん撮影の時よりも長い原稿でした。楽しかったです。 MC本作は10月10日に公開を迎えまして、一昨日、10月19日までの公開10日間で、観客動員数71万人、興行収入は10億円を突破しており、大ヒットスタートとなっています。本当にたくさんの方に観ていただいている状況です。SNS上でも「感情移入しすぎて涙が止まらなかった」「実写化の最高峰」「心に響く名作」「一生忘れることのない映画」など、本当にたくさんの方から絶賛コメントをいただいております。改めて、皆さんの今のお気持ち、そしてご家族やお友だちなど、周りの方からの反響がありましたら、お聞かせいただければと思います。 松村さんすごくベタな話ですが、こういう良い作品に巡り合うと、めったに連絡が来ない方から来ました。お仕事でお会いしたプロデューサーさんや監督さんからも連絡が来て、プロの目線での良いところをたくさん聞けました。撮影中や、完成してからも自分では気づけなかった良さを、評判から聞いています。SNSで、良い交流が生まれているんだろうなと感じましたね。 高畑さん私も、友だちとか家族が観に行ってくれて、メールをくれました。どちらかというと結構、静かな作品なので、普段、ドンパチやっているような映画が好きな方には刺さらないかな と思っていたんですが、そういう方からも「心にすっと入ってきた」とか「何か心が柔らかくなった」という風な感想のメールをいただいています。良い作品に関われて良かったなと思いました。 奥山監督本当に、ネットを見ていても、皆さんのすごく熱量の高い感想や、長文で書かれている方がたくさんいました。本当に作品が深く伝わっているのがうれしいなって思います。僕のパートナーも観てくれたんですが、涙を流し過ぎて、顔を拭くだけじゃ間に合わなくて首を拭いていたと言っていました。「どういう表現なんだろう…?」と思いました(笑)。 MCそれぐらい涙がこぼれ落ち過ぎたということですね。 奥山監督涙を流し過ぎて間に合わなくて…(笑)。でも、「首拭きました」っていう感想は、聞いたことないなと思って…。 MC「バスタオルを持っていかなきゃ」と言っている方は、SNSにもいるようです。 奥山監督すごくうれしいです。 MC本作は、日本だけではなく世界中に多くのファンがいる、新海誠さんの劇場アニメーション作品が原作です。それぞれの立場で、大きなプレッシャーを感じながら挑んだ作品だったと思いますが、皆さんのキャリアの中で、この作品はどのような存在になりましたでしょうか? 奥山監督作品に関わった人がたくさんいます。僕自身が今まで創作してきた中で、最も長期間にわたって、たくさんの方と交流を重ねた作品でした。本当に、チームでものを作ることの素晴らしさというか、人間としても一つ成長させてもらいました。「こういう意見があるんだ」「この人はこのシーンをこう捉えているんだ」ということもたくさんやり取りして、みんなで試行錯誤して作り上げた作品です。作り手としても、本当に成長させてもらったターニングポイントになる作品だと思います。 高畑さん私も、チーム感がすごく強かった現場だという印象です。「自分の役がどうか」や「自分がどうしたい」というよりも、「奥山組の中にどうやったら馴染めるかな?」とか、皆さんの雰囲気を受け取って、そのバトンを渡すような感覚が強くて、すごく新鮮でした。そういう作品が、みんなに愛してもらっているのを聞くと、「このメンバーでやれて良かった」みたいな、ちょっと学生みたいな気持ちになります(笑)。 松村さんプロデューサーさんや、奥山さんもそうですが、近い年齢の共演者の方と一緒にものを作る機会に、今までなかなか巡り合えませんでした。それは、僕自身が30歳になったことも大きいんですが、「近い年代にも、何歩も先に行っている人がいるんだ」ということを目の当たりにして、混ざり合って感じることが、すごく刺激になったし、焦りにもなりました。皆さんに引き上げてもらったところや、「若いから」ではない、情熱ほとばしるある意味の青春的なことは、同年代という理由でも生まれるんだと感じました。それが、自分にとって、芸能活動におけるものの考え方を、また一つフレッシュにしてくれた良いタイミングでした。奥山さんももちろんそうですが、「天才」が多い現場だったので、言葉にできないレベルで考えることが多くて…。「ここを“ゼロ”として頑張ろう!」と思えるような分岐点となるような作品になりましたね。 MC本日は、本作のクライマックスとなるシーンが撮影された「多摩六都科学館」でのイベントとなりました。こうして、映画の撮影が行われた場所で、お客さんの前でイベントを行うということは、なかなかない機会だと思います。改めて、今のお気持ちはいかがですか? 松村さん不思議な気持ちですね。しかも、当時は、もっとデカくて、ここにいるのが寂しかったような記憶があって…。もしかしたら、シーンの影響や、役の影響があったのかもしれないですが、今日は、みんなで密接になれるような温かみのある場所に感じています。それが不思議だなと思って、…これは何の作用ですか(笑)? MC会場の皆さんは、本作を観ているので、プラネタリウムでのあの貴樹のシーンを思い描きながら、今日のイベントを温かい感情になりながら聞いてきているからかもしれませんね。 松村さん何だか実際の人数以上の熱量を感じます。すごく楽しいです。 高畑さん私も不思議な感じです。今日は、すごく落ち着いた大人の方が多いですね。撮影の時は「ギャー!」と言いながらちびっ子が走り回っていました(笑)。ちょうど(客席を指して)その辺に座って撮影をしていたんですが、落ち着いた空間というよりは、ワクワク楽しかった記憶がすごくあります。だから、全然違う場所に来たような感じです。それに、こっちから見るのもまたちょっと不思議な感じがありますね。 奥山監督本当にいろいろな思い出が詰まっている場所ですね。お客さんとしてプラネタリウムを見に来たこともあったし、ロケハンをしたり、撮影したり…。今度、本作の劇伴を担当してくださった江﨑文武さんのコンサート(「江﨑文武 実写映画 秒速5センチメートル サウンドトラックコンサート」)もここでやるらしいですね。 MC来月ですね。 奥山監督今日のイベントは、すごく貴重な機会ですね。貴樹と明里は、たぶん(客席を指して)そのあたりに座っていたんじゃないかな? すごく感慨深いしうれしいです。 MCここで、突然の質問ですが、ちょうど1年前の2024年10月21日は、どこで何をされていたか覚えていますか? 奥山監督早押しですか(笑)? 松村さん早押しですか? (プラネタリウムを指して)あの丸いやつをドンと早押しすれば良いですか(笑)? 覚えてはいないですが、その質問の仕方は何か察しちゃいますよね。 高畑さん21日? 奥山監督でも、僕たち3人に聞いているってことは、「みんな、ここにいた」んじゃないですか? 松村さんやっぱり、そういうことなんだろうな…。 MCおっしゃる通りでございます。松村さん演じる遠野貴樹が、ここでプラネタリウムの生解説をするシーンを、ちょうど去年の10月21日に撮影されていました。 奥山監督ちょうど1年前? 松村さんやりましたね! 同じ日に帰ってきました! もう1年経ったんですね。 奥山監督僕が、プロデューサーの玉井(宏昌)さんからご依頼をいただいて、初めて打ち合わせしたのは10月10日だったんですよ。 高畑さん公開日! 奥山監督そう。この作品の公開が10月10日なので、2年前です。そういう奇跡が…たまたまですか? MCこれは、たまたまなんですよ。日程が決まった後に、いろいろ調べていたら同じ日だったんです。 高畑さんすごい! 松村さんじゃあ、(生解説を)噛んじゃダメじゃん(苦笑)。完璧な再現をしなきゃいけなかった…! MC皆さんは、ここでの撮影時で印象に残っているエピソードはありますか? 高畑さんは、先ほど、お子さんが騒いでいたという話をされていましたが…。 高畑さんそうですね。「ギャー!」って(笑)。 松村さん“大御所”がいましたよね(笑)? 高畑さん大御所がいました(笑)。小っちゃい子の中に、みんなから“大御所”と呼ばれている子がいたんです。撮影が「もう1回」ってなると「え?今の何がダメだったの?僕は一生懸命やったし…」みたいな子がいたんです。その子が面白すぎて…(笑)。 奥山監督僕が「こういうお芝居どう?」って言うと、「あぁ、そういうのがほしいのね」って(笑)。高畑さんは横で聞いて爆笑していました。 高畑さんかわいかったな、あの子。 奥山監督いろいろなお子さんいましたね。シーンを観たら分かると思いますが、子どもの方がたくさんいました。 高畑さんそうですね。座っていたら顔を見に来られたりしませんでしたか? 松村さん「(松村さんに)何かテレビで見たことある」って言われました(笑)。「本当?何で見た?」って聞いても「分かんねえ!」って言う子に10人ぐらい会いました。 高畑さんいましたね。 奥山監督僕は、ここでは本当に大事なシーンを撮らせていただきました。2人のお芝居を僕は裏というか、彼らの後ろで、モニターで見ていました。この撮影を通して、モニターで見ているとお客さんとして泣いてしまうことがありました。二人とも本当に素晴らしい演技をしてくれました。まだ観ていない方は、ぜひ観ていただきたいです。普通に感動しちゃって、2人の演技はすごかったです。そういうことはなかなかないので、本当に奇跡的なシーンが撮れました。本当にありがとうございました。 MC松村さんはいかがでしょうか? 松村さん大御所の話をして満足していました。そして、今思い出したことが完全にネタバレなので話してはダメだなって思いました。 奥山監督松村さんは、練習の時に多摩六都科学館で生解説をしている方に教えてもらいながらやりましたよね? 松村さんそうですね。付きっきりでいろいろ教えてもらいました。やっぱりその時の方は上手だったな、生解説…(苦笑)。 奥山監督すごく反省するじゃないですか(笑)。 高畑さん自分に厳しいんですね(笑)。 奥山監督今日の生解説、良かったですよ。 松村さん始まったら緊張で息が吸えなくなるし、声は震えちゃうしで、「もう最悪だよ」と思いながらやっていました。途中からは、ちょっと乗ってきて、スピードが出てきたら、間違っちゃったんです。 奥山監督あれがあることで、“生解説感”があったんじゃないですか? 松村さん間違えたことで? 高畑さんそれがないと「録音?」って思われちゃうから。 松村さんなるほどね。でも、何かにアップロードする場合は、後でアフレコをさせてください! MC先ほど本作の感想を少しご紹介しましたが、SNSを見ると、誰かとの出会いや偶然を、自分と結びつけて楽しんでいらっしゃる方が多い印象があります。「今この瞬間や、今一緒にいる人を大切にしようと思えた」という感想もありました。そういった感想にちなみまして、皆さんが、「今頑張っていること」「今大切にしていること」――日常生活の些細なことでも、毎日のルーティンでも構いませんが、お聞かせいただければと思います。 松村さん今から二つの立場の言葉が行ったり来たりしますが…上手に聞いてください(笑)。今って、秋じゃないですか? 僕、どう考えても秋の花粉にやられているんですよ。でも、僕は花粉症ではないんですよ。(会場:笑)最近、朝起きると、喉がゴロゴロしたり、かすれっぽかったりとか、鼻が不調だったりする症状があるんです。でも、僕はね、花粉症ではないんですよ。花粉症ではないということを信じていると、すごく症状が弱いんですよ。だから、花粉症じゃないんですよ。でも、最近、花粉症の症状がしんどいんです。…でも、花粉症じゃないと信じたい! MC言霊って大事ですね。 松村さん昔は本当に花粉症がひどくて、「ズルズルでもう生活できない」くらいでした。…ごめんなさい大げさでした。でも、本当にズルズルだったのが、ちょっといろいろ忙しかった年に花粉症のことを忘れて生活していたら、全然大丈夫だったんですよ。これは本当に「病は気から」だなと思ったので、「僕は花粉症じゃないんだ」って信じることにしました。それから何となく春秋は「目がかゆいな」「ちょっと喉ゴロゴロするな」程度で乗り越えてきました。でも、今は、ちょっとだけ花粉症の薬を飲みながら…。 奥山監督話が診察室みたいになっている…(笑)。 松村さん何を頑張っているかというと「花粉症なんです」って自分で思わないことと「花粉症じゃないぞ」って信じることです。花粉症以外の漢方を飲んでみたり、一生懸命症状だけを抑えています。 MCそれは花粉症のお薬を処方してもらった方が…。 松村さん最初の方は市販の花粉症の薬を飲みましたよ。あれはかなり効きますね。 MCだと思います。 松村さん朝から歌えそうなぐらいのどの調子が良くて…。でも、それを続けると「花粉症なんだ」ってなるので、今は喉に良い漢方を飲んでいます! 高畑さんなんか、致死量ぐらいの花粉を摂取すると治る説があるらしいですよ。 松村さん何を言っているんですか? 高畑さん花粉をとにかく取り入れて…。 松村さん花粉もアレルギーですから死にますよ! 本当にそんな療法があるんですか? 高畑さんそれで治した人が近くにいました。でも、「みんなには勧めない」と言っていました。とりあえず花粉を入れる…。 松村さんどうやって致死量の花粉を入れるんですか? 高畑さんスギとかの横で、今の季節はブタクサですかね? ブタクサの横でものすごく呼吸をするんです。 MCそれ、大丈夫なんですかね。 高畑さんたぶん、ダメだと思います。 MC改めて高畑さんは何か頑張っていることはありますか? 高畑さん何かあります…? 松村さん「最近、眠いけど…」って言っていましたよね。 高畑さんそうです。今、私妊婦なので、ずっと死ぬほど眠いんです…。だから、今もめっちゃ頑張って起きています! あと、浮腫むので「ゴキブリ体操」っていうんですか? 足をバタバタとするやつです。 松村さんサッカー選手がやるやつですね。 高畑さんとにかく元気に過ごせるようにしています。でも、起きているだけで偉いと思って、自分を褒め称えて生きています(苦笑)。 MC奥山監督は何かありますか? 奥山監督映画が公開された翌日に、この数年間の疲労と安心感もあって――「お客さんに届いたな」っていう満足感とうれしさと安心感で、いきなり体中が激痛に襲われて、腰と肩が…。ごめんなさい(笑)。花粉症の話をしたり、腰痛の話をしたりで、「この人たち大丈夫なのか?」って思われそうですね。でも、僕は映画を観るのがすごく好きなので、座っている時間が長くなっちゃうんですが、これからは散歩とかをルーティンにしていこうと思い、「体を動かしていこう」と思っています。いや、僕の話は別に良いですかね(笑)。 高畑さんこれも、診察室ですね(笑)。 MC最後に皆さんからご挨拶をいただければと思います。 奥山監督今日はお越しくださりありがとうございます。本作は、チームのみんなが、すごく愛情を注いで、一つ一つのシーンを丁寧に積み重ねて作り上げた作品です。ぜひ劇場の大きなスクリーンで、そして大きな音で観ていただきたいです。観るたびに新たな発見があるような、すごく繊細な表現をたくさんしています。今日、この場所を皆さんに実際に見ていただいたので、もう一度本作を観たら、また違った見えかたをするんじゃないかなと思います。またぜひ劇場にお越しいただけたら思っております。今日は本当にありがとうございました。 高畑さん今日は皆さん、本当にありがとうございました。私も、先日映画館で本作を観ました。映像の美しさに、ここまで圧倒される体験はなかなかできないと思いました。それから、家のテレビではなく映画館で観るべき作品だとすごく思いました。なので、たくさんの方に映画館で観ていただけていると聞いて、すごくうれしいです。まだ観ていない方は、きっとこのプラネタリウムを観た後に本作を観たら、すごく感動もひとしおになるんじゃないかと思います。また、観てくださった方も、もう一回観るとまた違う視点ができて、楽しんでいただけると思います。なので、長くこの「秒速5センチメートル」を愛していただけるとうれしいです。今日はありがとうございました。 松村さん改めて皆さん、足を運んでいただいてありがとうございました。僕自身も、こういう場所でイベントができたのは特別な思い出になりました。そして、皆さんにとっても特別な思い出になったと信じていと思います。本作をたくさんの方に観ていただけて、きっと原作のファンの方や、元から映画がお好きな方、監督・俳優・スタッフが好きな方が、特に最初に足を運んでくださったのだろうと思っています。これからは、何となく「観てみようかな?」と思ってくださっている方々にも、広がっていくことを期待しています。そして、新しい視点で、この作品をたくさん観てもらえる新しいターンに入ると思うと、改めてワクワクします。この映画は、奥山さんの手によって隠しギミックがたくさん入っている作品です。ある雪のシーンの影が桜になっていたり、何かそういうことがたくさん隠れています。作品全体は、見やすい作品になっているものの、実はすごくコアな完成度になっているすごく面白い映画です。なので、ぜひ繰り返し観ていただきつつ、これから新しい人たちにも届くことを楽しみにしています。ぜひ「秒速5センチメートル」を末長くよろしくお願いします。今日はありがとうございました。