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「沈黙の艦隊」初日舞台挨拶映画『沈黙の艦隊』公式サイト1988年から1996年まで週刊漫画雑誌「モーニング」(講談社)にて連載され、累計発行部数3200万部(紙・電子)を誇る大ヒットコミックを実写映画化した「沈黙の艦隊」が、いよいよ出航しました。9月29日にTOHOシネマズ 日比谷で初日舞台挨拶が開催され、大沢たかおさん、玉木宏さん、上戸彩さん、ユースケ・サンタマリアさん、中村蒼さん、江口洋介さん、吉野耕平監督が登壇。上映終了後の興奮冷めやらぬ会場のお客さんを前に、豪華キャストが万感の思いを語ったこの日の模様を、詳しくレポートします!初日舞台挨拶海江田四郎役大沢たかおさん深町洋役玉木宏さん市谷裕美役上戸彩さん南波栄一役ユースケ・サンタマリアさん山中栄治役中村蒼さん海原渉役江口洋介さん吉野耕平監督大沢さん本日はご来場いただき、ありがとうございます。短い時間ですが、いろいろなお話ができればと思います。 玉木さん初日に本作を観てくださってありがとうございます。短い時間ではありますが、最後までお楽しみください。 上戸さん皆さん、もう本作をご覧になったんですよね。私は三シーンくらいしか出ていないんですが(会場:笑)、皆さんに囲まれて壇上に立つことができて本当にうれしいです。初日に観に来てくださって、本当にありがとうございます。ぜひ、今のホットな気持ちをSNSで広げてください。 ユースケさん本作が面白かったか、面白くなかったかは、皆さんの顔を見たら分かりました。良かったです! (会場:笑) 約束通り、TOHOシネマズ 日比谷に帰ってきたぜ! 今のコメントは忘れてください。(登壇者の皆さん&会場:笑) 中村さん今日はお越しいただきありがとうございます。初日を迎えられて、本当にうれしく思っています。 江口さん皆さんの本作を観終わった後の熱気がグワっと香っているので、伝わったんじゃないかと思っています。短い間ですが、楽しい時間にしたいと思っています。 吉野監督観ていただいて、ありがとうございます。作中では役者の皆さんが厳しい表情ばかりしているので、今日は笑顔を見られる貴重な機会です。ぜひこの後は楽しんでください。(会場:笑) MC今日は上映後の舞台挨拶となります。上映後だからこそ話せる本作の魅力や、ご自身による本作を観た感想などを教えてください。 大沢さん本作を観終わった皆さんには、楽しんでいただけたはずだと信じてはいるものの、おそらく「この先、どうなるんだよ」と思っておられるはずです。(会場:笑) その皆さんの思いが伝わってきて、何だか痛い感じもしております(苦笑)。30年前にかわぐち先生が描かれた「沈黙の艦隊」という漫画が、ようやく実写化されました。今日は、壮大な「沈黙の艦隊」の船出・旅立ちであり、我々はここから始まると思っています。これから、この壮大なものを余すところなく映像にできるよう、まず第一弾として作りました。もし皆さんに喜んでいただければ、この次をどんどんやっていけるのではないかと思っています。そのあたりは、期待して待っていていただければと思います。何よりも、本作がある程度の成績を出さないといけないので、先ほど上戸さんも「SNSで」とおっしゃっていましたが、良いこと(感想)は大丈夫ですよね。(会場:笑) 良くないことは、後で連絡先を教えるので、東宝さんの方に言ってもらって構いません。(会場:笑) どうぞよろしくお願いいたします。玉木さんどの世代の方が観ても、純粋に楽しんでいただけるエンターテインメント作品になっているんじゃないかと思っています。大沢さんがおっしゃったように「ここで終わるのか」と感じる部分もあります。なので僕としても、次もできたら良いなと思っています。ユースケさんとも、現場でそんな話をしましたよね? ユースケさんした、した! 急に話を振るからびっくりしたよ。 玉木さん(深町や南波たちが乗り込む潜水艦)<たつなみ>に関しては、一体感が生まれるように、ユースケさんをはじめ、水川あさみさんなど、場の空気を盛り上げてくださる皆さんと、家族のように撮影ができました。そういった時間がすごく楽しかったと思っています。 MC現場でも「続きができたら良いな」というお話をされていたんですね。 玉木さんそうですね。 MC上戸さんはいかがでしょうか。 上戸さん市谷はオリジナルのキャラクターです。私も原作のある作品で何回か(オリジナルのキャラクターを)演じたことがあるんですが、オリジナルのキャラクターってまず叩かれるんですね。(会場:笑) それでも、台本を読んだ時に「この作品に携わりたい」とすごく思いました。このご時世に、核を扱う内容で、どこか「未来があるんじゃないか」と思える作品に参加できて良かったと、完成作を観て興奮しました。女性の方も、カッコ良い男性陣の皆さんが大きなスクリーンで見られて、潤いますよね。(会場:笑) ぜひ女性の方にも劇中で流れるモーツァルトを身体の芯に響かせながら、映画館の大きなスクリーンで迫力を感じていただきたいと思っています。ぜひ映画館で観てください。 MC上戸さんは、完成した作品をご覧になっていかがでしたか? 上戸さん「監督!」って思いました。(登壇者の皆さん&会場:笑) 現場でも癒し系と言いますか、吉野監督ってこういう感じなんですよ。だから、「この吉野監督がこんなに力強い作品を作るんだ!」と思いました。(登壇者の皆さん&会場:笑) あ、吉野監督をからかっているわけじゃないですよ。ユースケさん(上戸さんをいじるように)何様なんだよ! (登壇者の皆さん&会場:笑) 上戸さん監督は癒し系なんです(笑)。現場ではグミとかを食べているような可愛い吉野監督しか見ていなかったんです。だから、完成した本作を観た時に、「吉野監督はこういう作品を作れるんだ」って思いました。 ユースケさん(再び上戸さんをいじるように)何様なんだよ!!(登壇者の皆さん&会場:笑) 上戸さん(笑)。(周囲からも監督のギャップについて「分かる」という同意の声が上がる)そうなんです、ギャップがあるんです。 MCユースケさんは、いかがでしたか? ユースケさん先ほど「TOHOシネマズ 日比谷に帰ってきたぜ!」と訳の分からないことを言ったでしょう? 言ってから後悔したんですが(笑)、僕はこの映画館によく映画を観に来るんです。暇な時なんて、週八くらいで来ています。(会場:笑) ついこの間も「ジョン・ウィック:コンセクエンス」(現在公開中/主演:キアヌ・リーブス)を観に来た時に、良いタイミングで「沈黙の艦隊」の予告が流れてきました。自分が出ていることを度外視しても「イケている映画だな」と思いました。そして、今日は皆さんに本作を観ていただいて、「これはいける」と思いました。皆さん、確実に「2」があります! (会場:拍手)もっと言おうか! 「5」まであります。(登壇者の皆さん&会場:笑) おそらくスピンオフも作られます。そして、おそらくスピンオフ第一弾は「ソナーマン、南波栄一」です。サブタイトルは「耳をすませば 魚雷が二本」みたいなね。(登壇者の皆さん&会場:笑) 僕は、スピンオフで力を発揮するタイプなんですよ(笑)。やっぱりそれぞれの人物をもっと見たい! スピンオフもいけるし、本編だってまだまだ話が始まったばかりなので、「5」以上までいきますよね。僕らの年齢がいく前にやってほしいです。 吉野監督本作をご覧になった方々は、もっともっと登場人物を見てみたいと思われたと思います。僕も、もっともっと見たいと思っていたので、本当にスピンオフがあると良いなと、今のユースケさんの話を聞いていて興奮しています。 ユースケさん今までは考えもしなかったということですよね。(登壇者の皆さん&会場:笑) ぜひご一考いただけたらと思いました。 MC中村さんも、上映後の今だからこそ話せる本作の魅力について教えてください。 中村さん僕は本作の原作を読んだ時に、絵から伝わるエネルギーにすごいものがあると思いました。完成した作品を観ても、CGや映像美ももちろん見どころの一つではあるんですが、潜水艦を動かすのも、日本という国を動かすのも「人間なんだ」ということを強く思いました。やっぱり人間のエネルギーというのはすごいと思いました。そして出演されている方、そして今日ここに登壇されていない方々も、 本当に素晴らしいと思いました。 ユースケさん(中村さんのコメントを聞いて)しっかり者! 中村さんユースケさんが適当すぎるんです(笑)。(登壇者の皆さん&会場:笑) ユースケさんそんなことは言わなくて良いんだよ! (登壇者の皆さん&会場:笑) 江口さん自衛隊の方が協力してくださるという話を聞いて、これはいけると本当に思いました。漫画を読んでいる時に、あまりにもスケールが大きいので「CGとかどうするんだ」と思っていたんです。大沢くんは挨拶をしに行ったり、いろいろと大変だったと思いますが、日本の(防衛省や海上自衛隊など)大きな力を持った人たちが本作に手を差し伸べてくれた。これが大ヒットをしたら、日本のエンターテインメントもまたいろいろと協力し合っていける作品が生まれるかもしれない。その第一弾になればと思いながら、完成した本作を観ていました。 吉野監督僕は、この中で唯一この物語のすべての世界を撮影したり、携わったりしてきたんですが、実際にスタッフと潜水艦を撮りに行ったり、カメラを据え付けに行ったりもしました。荒れた海の中、ボートでカメラを据え付けに行って、「何が映っているか分からないけれど、とりあえず見てみよう」ということもありました。さらにそれが物語の中でどのように使えるかを考えたり、本当にいろいろな方々に関わっていただいた作品です。この先があるとすれば、そういうチームでまたやっていきたいと思っています。 MC大沢さんは先日、防衛大臣に表敬訪問をされました。議員会館で行われた試写会にも参加されたそうですが、防衛大臣とはどのようなお話をされたのでしょうか。 大沢さん大臣になりたてで、とてもお忙しい時に会う時間をいただきました。お話を聞いたら、「実は『沈黙の艦隊』のファンで、本作もすごく楽しみにしています」と言っていただきました。いろいろとスケジュールも無理して会っていただいて、心から感謝しています。議員会館にも先生方や秘書の方など200人以上の方に来ていただいて、そこでスクリーンと音響機器を持ち込んで、皆さんに観ていただきました。国の未来や平和を思う、その中核にいる方々にこれほど関心を持って観ていただけて、すごくうれしい時間でした。先ほど江口くんも言っていたように、防衛省や海上自衛隊の皆さんにはたくさん協力していただいたこと、改めて感謝しています。 MC議員会館での試写の後には、感想などを聞く機会がありましたか? 大沢さんのちほど正直なご意見を聞かせていただいたり、SNSにも書き込んでいただいていました。SNSでは本当に喜んでいただいていて、「次はどうなっているんだ」みたいな感想もあって、「すみません」「東宝さんに言ってください」という感じです(苦笑)。(会場:笑) それぐらいこの先を楽しみにしていただいているようで、「主人公である海江田にみんなが巻き込まれていて成長していく様を(観られることを)楽しみにしています」とおっしゃっていただきました。 MC本作は、非常に多面的に物語が展開していきます。海江田の乗る潜水艦<シーバット>、深町が乗る潜水艦<たつなみ>、そして政治家パート、報道番組のパートなど、いろいろな視点が描かれます。ご自身が出演していないシーンの中で驚いたことや、羨ましかったことなどがあれば教えてください。 大沢さん僕は、ほぼ初めて自分の出演シーン以外の様子を完成した本作で観ました。皆さんの現場にほぼ行くことはなかったんですが、例えばマスコミブロックの上戸さん、政治ブロックの江口くんなどを見ていると、地上の光の中で芝居をしているのが、すごく羨ましかったですね。僕や玉木くんは、ずっと真っ暗なスタジオの中での撮影でしたから。 玉木さん本当ですね。 大沢さん僕に至っては、一カ月半のうち七歩ぐらいしか歩いていないですからね。それ以上歩くと監督から「動かないでください」と言われるんです。今日のように立っているのが、だんだん得意になってきました。(登壇者の皆さん&会場:笑) そういう意味では自分のシーンはかなり緊迫していたんですが、海江田はみんなを巻き込んでいく人なので、他のシーンでみんなが生き生きとしていたり、混乱していく様など、どのシーンもすごく楽しく観ていました。 MC他のパートと比べても、ここは「負けていないぞ」と感じる点はありますか? 大沢さんほぼ全員、無表情ということですかね。(会場:笑) とはいえ、心の中はすごく燃えたぎっていて、「我々はある覚悟を持って臨んでいるんだ」ということを<シーバット>の乗組員を演じた全キャストが意識していました。なので、現場に入るとほぼ会話はなく、みんなが役に集中しているチームでした。それは他のブロックにはない特徴だったのかなと思います。 MC玉木さんも、光のある場所での撮影が羨ましく感じましたか? 玉木さん基本的に閉塞感のある場所って、やっぱり逃げたくなってしまうものですよね。カットがかかるとすぐに外に出て、外の空気を吸いに行くということを繰り返していました。潜水艦の話で言うならば、僕たちが乗っていた<たつなみ>より、大沢さんたちの乗っている<シーバット>の方が広くて近代的な感じがするので、一回お邪魔した時に「いいなぁ」と思いました。(会場:笑) ただ、チームワークとしては、僕らの方には家族感があったと思うので、良い雰囲気だったんじゃないかと思っています。 大沢さん最初、(スタッフに)「玉木くんには、<シーバット>の艦内を見せない方が良いんじゃないか」と言っていたんです。あまりにもその差があるというか。(登壇者の皆さん&会場:笑) 我々の潜水艦は一台に億近いお金をかけてしまっているのに、(冗談混じりに)玉木くんの方は、五万円? 五十万円でしたっけ? 随分、差があるからなあ。(登壇者の皆さん&会場:笑) ユースケさん五万円!?玉木さんいやいやいや(笑)。百は超えていると思いますよ。(登壇者の皆さん&会場:笑) 大沢さんその分、人間の厚さみたいなもので勝負をされるんだと思っています。確かに完成した本作を観たらそうだったので、うれしかったです。(登壇者の皆さん&会場:笑) 玉木さん<たつなみ>も金額はもうちょっとかかっています(笑)。大沢さんすみません(笑)。 MC<たつなみ>の内部が密であるということは、大事な描写でもありますよね。 玉木さんそうですね。<シーバット>と<たつなみ>の対比ということを考えなければいけない作品だったので、そういう意味では<たつなみ>のコンパクトな感じと、一体感というのは必要だったと思います。 MC上戸さんはいかがでしょうか。驚いたことなどはありますか? 上戸さん普段はいい加減なユースケさんが、すごくカッコ良いソナーマンを演じている姿にドキッとしました。返事をあえてしないで指を鳴らして返事をするところなんか、カッコつけている感じが「ずるいな」と思いました。(会場:笑)ユースケさん彩ちゃん、ありがとうね。 上戸さんカッコ良かったです! MC羨ましかったところなどはありますか? 上戸さん女性キャラクターで言わせていただくと、水川あさみちゃんが演じていた役は、皆さんともお芝居の接点のある役だったので、「羨ましいな」と思いました。私の撮影は二日ぐらいで終わってしまったので…。(会場:笑) ユースケさん驚いたというか、「すごく面白い」と思ったのが、政治家の話し合いの部分です。僕は「シン・ゴジラ」(2016年公開/総監督:庵野秀明、監督:樋口真嗣)がすごく好きなんです。あれは会議映画みたいな感じもあったんですが、本作もそういう側面があると思って、すごく面白かったです。そういう側面はあまり想像していなかったので、すごく良いなと思いました。あとは玉木くんも言っていましたが、<シーバット>(内部)の緊張感は、僕には耐えられない。(会場:笑) 僕が<シーバット>の隊員役で出ていたら「耐えられないので」と降板していた可能性があります。(会場:笑) その緊張感があったからこそ、<たつなみ>と対極な感じがあって、すごく良かったんだと思いました。それがまたうまいこと一つにまとまっているのが、作品としてすごいなと思いました。これ、「2」あるな。(会場:笑) 「2」がないと、彩ちゃんはこの作品での出演が三シーンくらいで終わりになっちゃうもんね。 上戸さんそうなんです。ここに立っているのが恐れ多いです。(会場:笑) ユースケさん「ここから彼女(市谷)の活躍が始まる」みたいなところで終わっているじゃないですか。「6」までないとね。あと、スピンオフもやらないと。(会場:笑) 上戸さん(ユースケさんに向かって)ありがとうございます。大沢さん、よろしくお願いします。 大沢さんこちらこそ、よろしくお願いします。(会場:笑) 上戸さんが出られると聞いていたのに、結局現場では会えなかったんですが、ようやく今日会えました。「本当に出ていたんだな」と改めて思いました。(上戸さん&会場:笑)MC中村さんは、いかがでしょうか。 中村さん<たつなみ>の皆さんは、<シーバット>と全然違うので「羨ましい」と思いました。また今回の作品では専門用語がいっぱい飛び交うし、難しい問題や壁に向かっていく緊迫したシーンが常に続くんです。そんな中で、ユースケさん演じる南波がユーモアでうまく雰囲気を軽くしてくれていたので、その役が「すごく羨ましい」と思いました。あと、(南波が指でポーズを繰り出す仕草をしながら)こうやってやるじゃないですか。そういった笑えるところがあって、僕はそこも好きでした。 ユースケさん中村くん、ありがとうね。(中村さん&会場:笑) 中村さんあれはユースケさんのアイデアですか?ユースケさん監督が「良いですね」と言ってくれてね(笑)。でもね、監督は何でも「良いですね!」と言ってくれて、全部オッケーになっちゃうんですよね。「本当に良いのかな」と思いながらやっていました。あと<シーバット>のソナーマン(溝口拓男役)を演じた前原(滉)くんって、メガネで髪の毛がちょっと天パ(天然パーマ)なんですよね。僕の演じた南波もメガネだから、ダブルメガネなんですよね。あれはわざと対抗するために(南波と被るように)やったのかな。どういうつもりだったんだろうと思いました。(中村さん&会場:笑) めちゃめちゃ有能なソナーマンで、能力の面で、南波が負けているんですよ。でも、そこはキャリアと雰囲気でなんとかどっこいどっこいまで持って行きました。(登壇者の皆さん&会場:笑) 監督、あれは意図的だったんですか? 吉野監督そうですね。最初は被るからちょっと変えようかなと思ったんですが、敢えて被らせた方が、僕自身としても「面白いんじゃないか」と思ってそうさせてもらいました。ユースケさんは絶対に何かされるだろうと思っていたんです。案の定いろいろとやってくださいました(笑)。毎回「『OK』と言おう」と決めていました。 ユースケさん問題は、前原くんの方が有能に見えるということなんです。まあ、面白かったから良いか。(登壇者の皆さん&会場:笑) 江口さん政治ブロックも一つのファミリーのような感じになっていました。僕たちがたぶん、最後に撮っているんです。僕たちが一番盛り上がって面白いだろうなと思っていたんですが、完成した本作を観ると、「トップガン」でトム・クルーズが本物の戦闘機に乗っているように、大沢くんが本当に潜水艦を操縦しているようなリアリティを感じました。潜水艦の中のシーンから、俯瞰のシーンに飛んだ時に、このスケールは原作のファンも大喜びするんじゃないかなと思いました。今の時代に「沈黙の艦隊」が蘇ったというような思いで観ました。題材もすごいですし、話にもまだ続きがありますので、たぶんこれは続きますね。皆さん、期待していてください。(会場:拍手) MC最後に大沢さんから、メッセージをお願いします。 大沢さん今日は、初日にご来場いただきありがとうございました。この作品は、防衛省、海上自衛隊の方々など本当にたくさんの方にご協力をいただき、ようやく今日を迎えることができました。30年の時を経て、ようやく実写として新たな船出に旅立つことができました。今日は会場に原作のかわぐち先生もいらっしゃっているようなんですが、改めて映画化の許可をいただき、感謝しています。そして、僕は今日この白いジャケットをわざわざ選んで着て来たわけじゃないんですよ。(登壇者の皆さん&会場:笑) ユースケさんカッコ良いから良いじゃないですか! 大沢さんユースケさんに「今日、すごく気合い入っているんですね」と言われました。スタッフからは「どうしても白(の衣装)で」と言われたんですが、何とかそれはやめたかったんです。「少し、海江田のイメージで」ということだったので、今日の衣装になっただけで、自分から白の衣装を選んだわけではないので、それだけ誤解のないようにお願いします。(登壇者の皆さん&会場:笑) マスコミの皆さん、絶対に書かないでくださいね。(登壇者の皆さん&会場:笑)今日は船出で、ここから続くストーリーがあれば良いと思うし、今回出演してくれた皆さんも、それを信じてこの作品に参加を決めていただいたと思っています。もし皆さんに喜んでいただけたら、まだ続編があることを楽しみに待っていただければと思います。何より今日、ご来場いただけたことをうれしく思います。本日は、ありがとうございました。(会場:拍手)
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「沈黙の艦隊」大ヒット舞台挨拶映画『沈黙の艦隊』公式サイト1988年から1996年まで週刊漫画雑誌「モーニング」(講談社)にて連載され、累計発行部数3200万部(紙・電子)を突破する人気コミックを、大沢たかおさんを主演に迎えて実写映画化したアクション・ポリティカル・エンターテインメント作品「沈黙の艦隊」。9月29日に公開初日を迎え、タブーに鋭く切り込んだテーマ性や予測不能なストーリー展開、迫力のアクションが話題を呼んでいます。10月3日にはTOHOシネマズ 新宿で大ヒット舞台挨拶が開催され、主演の大沢さんと吉野耕平監督が登壇しました。上映後の熱気冷めやらぬ中、二人が会場のお客様からの質問に全力で回答しました。この日の模様を詳しくレポートします!大ヒット舞台挨拶海江田四郎役大沢たかおさん吉野耕平監督大沢さん先週金曜日に初日を迎えて、今日は平日、二日目になります。おかげさまで、たくさんの方に観ていただいていると聞いております。今日は、大ヒット御礼舞台挨拶ができたことをうれしく思います。さらに今日は通常の舞台挨拶と違って、ティーチインのようなコーナーもあるそうなので、ちょっとヒヤヒヤしています。(会場:笑) 難しいことは監督が(笑)、楽しいことは僕が答えますので、良い時間にできればと思います。 吉野監督本日はお越しいただいて、また本作を観ていただいてありがとうございます。潜水艦の物語でもありますので、かなり真っ暗な中でずっと撮影していました。こういう明るい場所に来ると、ついに公開したんだなと実感します(笑)。今日は、できるだけ楽しくお話ができたらと思いますので、よろしくお願いします。MC公開して数日が経ちましたが、お二人のところには、反響は届いていますか? 大沢さん映画会社の方から「たくさんのお客さんに来ていただいています」と聞いて、すごく良い意味で驚いています。テーマが重いというか、簡単ではないテーマが描かれているのですが、初日から本当にたくさんの方に来ていただいているそうです。男性の方がメインですが、女性の方もなんと三、四割いらっしゃるということで、こういうテーマや、安全保障や平和について関心を持っていただけているんだと、すごくうれしく思っています。 吉野監督大きな原作と、そして大きな作品に関わったので、僕のところにも、普段はなかなか連絡の来ない人たちから「観たよ」とか「こういうのをやったんだね」という驚きの声をいただきました。他にも、純粋に「こういった作品を日本でできる日が来たんだな」とうれしいお言葉もいただいています。 MCこれまで吉野監督が撮られてきた作品と本作は、少し毛色が違う印象も受けます。そういった意味での反響もありますか? 吉野監督「まさかこう来るとは」という声もあります。これまでは登場人物が五人くらいとか、あるいはアニメの話などをやっていたので、まさか巨大な潜水艦同士の、そして日本や世界を巻き込んだスケールの物語を撮る日が来るとは思わなかったようです。僕も思わなかったんですが…(笑)。 ただ、逆にこういった作品に触れていなかった方も、「観てみよう」と劇場にお越し頂いているようなので、いろいろなジャンルの混ぜ合わせと言いますか、そういった現象が起きているのかなと思っています。MC今日は映画の街・新宿での舞台挨拶となりましたが、大沢さんは小学生の頃から、新宿に通っていたそうです。新宿での思い出はありますか? 大沢さん新宿に通っていたわけではないんですが(笑)、映画館にはよく来ていましたね。このコマ劇(2008年に閉館した新宿コマ劇場)の周りは、昔はもう少し怖いエリアだったんですが、ヒヤヒヤしながら来ていました(笑)。両親が厳しかったので、もちろん夜はダメでしたが、昼や週末の朝なんかにたくさんの映画をここ(新宿)で観ていたので、自分の家に帰ってきたような感じがしています。客席ではなくて、ステージ側にいることをすごく不思議に思っていますし、今はなんだか変な感じです。でも、すごく幸せです。■会場の皆さんからの質問に大沢さんと吉野監督が答える、ティーチイン。 MCでは、ここからは観客の皆さんからの質問を受け付けたいと思います。質問がある方は挙手をお願いいたします。(会場からたくさんの手が挙がる)本日はとても楽しかったです。明日のチケットもすでに購入しています。今日は大沢さんをじっくり観るため、明日は内容を確認するためにと思っていたんですが、作品の内容も大沢さんもじっくりと観ることができました。Amazonプライムで冒頭11分が観られるということだったんですが、あえて観ずにきました。私はずっと大沢さんのファンなんですが、すごく素敵に年を重ねられているなと思います。今日はありがとうございました。【会場からの質問1】大沢さんありがとうございました。 MCご質問は大丈夫ですか? お客さん1大丈夫です! 言いたいことは言いました。(会場:笑) 大沢さん(ファンの方の熱い想いをしっかりと受け取り)自己アピールは大事ですね。実はこちらからは意外と逆光でそんなに(会場の皆さんの顔が)見えないので、皆さんの言いたい放題で大丈夫です。遠慮せずに手を挙げていただいて大丈夫だと思います。大きなスクリーンで拝見して、すごく迫力があって、時間があっという間でした。 大沢さんに質問です。今回のセリフは英語や専門用語もありましたが、どのように覚えられましたか?【会場からの質問2】大沢さん専門用語というのは“用語”なので、丸ごと覚えないといけないわけです。そこに意味が深くあるわけではないので、逆に覚えやすい部分があります。英語に関しては、難しいと言えば難しいんですが、日本語を覚えるのと英語を覚えるのと、感覚的にはあまり変わりはありません。ただ、あまり英語を口では使わないので(話すことはないので)、むしろそれを口にする時の方が難しいです。そこは少し苦労したところではあります。 お客さん2ありがとうございます。他に撮影で苦労したことはありますか? 大沢さん撮影で苦労したことはたくさんありますが、本作はチームがバラバラに撮影をしていました。僕のブロックを撮っている時は、(深町洋役の)玉木(宏)くんのブロックや、(海原渉役の)江口(洋介)くんのブロックを全く見ていません。そういう意味では自分のブロックだけに集中していたのですが、「本当にこのテンションで良いのかな」「この空気感で良いのかな」と監督に聞きながら、探り探りやっていたので、自分の中で不安もありました。後々聞いたら、各役者さんたちもみんなそう思っていたようです。ただ、それがまた作品をより色鮮やかにしていれば良いなと思っていました。「沈黙の艦隊」の漫画を読んだことがあったので、興味を惹かれて本作を観にきました。海江田は、なかなか演じるには大変な役だと思いますが、僕が想像していた海江田と似たような感じで(スクリーンに)出てきたので、原作ファンとしても、とてもうれしかったです。どういった心持ちで海江田を演じたのか、教えてください。【会場からの質問3】大沢さん彼は言葉がそんなに多くなく、何を考えているのかをほとんど口にはしません。なので原作をかなり読み込んで、彼の思いや考え、頭の中にあることを一つ一つ、ワンカットワンカット、ワンシーンワンシーン、全部自分の中で埋めていきました。だから、言葉にする台本と海江田の頭の中を表現した台本の二つがあるような感じでした。頭の中で海江田の頭の中を表現した台本を読みながら、通常の言葉にする台本のセリフを言うような感じです。彼は恐らく、壮大な世界、そして時代への挑戦をしていて、いろいろな疑問や問題に対して、宣戦布告をしているんだと思うんです。僕自身も、その宣戦布告が正しいのか間違いなのかは分からないですが、ただ彼は正しいと思って突き進んでいった。そういったブレない軸のようなものは、ずっと持ち続けて演じました。 お客さん3ありがとうございます。監督にも一つお伺いしたいです。原作はかなり前に描かれた漫画ですが、今(実写化を)やるにあたって、どのようなイメージを持って臨みましたか? 吉野監督いろいろな側面のある原作で、読む人、観る人にとって本当にいろいろな魅力のある作品です。「自分はどこに惹かれたのかな」ということ、そして「どこに映像ならではの面白さがあるのかな」ということを意識して、それを抽出して形にしていきました。幸いにしてと言いますか、残念ながらと言いますか、時が経っても物語が示しているコアな問題部分は変わっていないですので、今語ったとしても新鮮に届くだろうと思っていました。あとはそれをスクリーンで観ていただけるものにするためには、どうすれば良いかを考えていました。本日は素敵な緊張感のある作品をありがとうございました。映画館で観られたからこそ、圧倒的な瞬間を一つずつ楽しめたと思っています。 撮影現場は暗かったとお話していましたが、撮影現場での楽しかったエピソードや、他の俳優さん、スタッフの皆さんとの撮影現場のエピソードなどがあればお伺いしたいです。【会場からの質問4】大沢さん撮影中は、あまり楽しくなかったです(苦笑)。(率直すぎるコメントに、会場:笑) 海江田はあのような人物ですし、見方を変えればテロリスト、裏切り者なので、いつも孤独を感じながら現場にいました。乗組員たちも、自分の使命を分かって現場に来ている俳優さんたちだったので、いつもピリピリしている空気だったんです。長期間、そういった緊張感が続くことはあまりないんですが、それが維持できたすごく珍しい現場でした。逆にいうと、それが楽しかったのかもしれません。笑うといった空気よりも、ピリッとしている感じだったことを覚えています。 吉野監督特に(海江田が乗る潜水艦)<シーバット>の撮影は緊張感が続くパートでした。もちろん楽しい瞬間はたくさんあったんですが、全体としては非常にピリッとした空気だったと思います。撮影した時期がすごく寒かったんですが、その中で海江田は半袖でいるので「すごいな」と思いながら見ていました(笑)。また撮影のカメラが止まった時に、羽織物を羽織るんですが、それをなびかせて歩いている大沢さんがカッコ良いなと思いながら、僕は見ていました(会場:笑)。カリスマを演じられているので、カメラが回っていない時も立ち姿がすごく様になっていて「カッコ良いな」と思っていたら、近くにやって来て「ここなんですが…」と、台本の話などをされて「ヤバい、何も考えていなかった」とあたふたしていました(苦笑)。でも、そういった時間は僕からするととても楽しかったです。お客さん4撮影している瞬間の緊張感やその場の雰囲気から、観ているこちらにも緊張感が伝わってくる作品ができたのかなと思いました。観ていて、いろいろなことを考えさせられる作品でした。ありがとうございました。 大沢さん&吉野監督ありがとうございました。私は原作のファンでもあるのですが、とても良い作品でテンションが上がりました。ありがとうございます。 監督に質問です。原作から設定が変わった部分もあったと思いますが、設定が変わっていても「『沈黙の艦隊』だ!」という原作っぽさがありました。設定を変えるにあたって、気をつけたことはありますか?【会場からの質問5】吉野監督なかなか(鋭い)難しい質問をありがとうございます。原作の魅力の一つとも言えるのが、それぞれの立場で、それぞれが正しいと思うことに命をかけている人たちの物語であることだと感じました。この人が悪者だとか、この人がやられ役だとか、原作でもそういう描き方はされていないので、そういったことを大事に描こうと思いました。例えば<シーバット>と戦う潜水艦や、第七艦隊の司令官なども、それぞれの立場で、やるべきことをやろうとしているということが、この物語を動かしていくんだと感じていたので、そこを大事にしたいと思っていました。 MC今日は会場の皆さんは本作をご覧になった後なので、もう一回本作を劇場で楽しむとしたらぜひ観てほしいポイント、注目すべきシーンなどを教えてください。 吉野監督深海の中、音が非常に重要になる物語です。なかなか聴いたことのない音がいっぱい響いていると思います。一度「目を閉じて」とまでは言いませんが、音にもより注目して楽しんでいただけると、「こんなところで、こんな音が鳴っていたんだ」と思うはずです。僕自身も音の編集をしながら、映像は何度も観ていたんですが、音に意識をフォーカスしてみると、急に際立って聴こえてきたりするものだなと思いました。耳を広げる感じで楽しんでもらうと、また別の世界が見えてくるんじゃないかと思います。 大沢さん30年前に原作が生まれて、その原作の漫画を通じて、国家や平和、核兵器などいろいろなことを問うてきました。あえてなのか偶然なのか、この混乱した令和の時代に、特に日本を囲む隣国たちがヒリヒリする厳しい情勢の中で、今度は実写映画として30年の時を超えて、彼(海江田)は宣戦布告をし、そして本作を観ている人にも受け取ってほしいんだと思うんです。だから、世界、観る我々、作品に参加した僕らも含めて、今回の「沈黙の艦隊」を通して、その宣戦布告を受け取ったところがあります。彼は何を言いたかったのか、何を言おうとしているのか、そういったヒントが、作品の中にいろいろと入っているんですね。本作は彼の壮大な旅の始まりとなります。この最初の作品の中に彼のベースとなる要素が、細かいところに入っています。もしも、もう一回ご覧いただけるならば、そういったちょっとした言葉なども感じてもらえると、今の時代に蘇った彼のメッセージや宣戦布告を受け取れるんじゃないかと思います。(会場:拍手)MC最後にお二人からメッセージをいただきたいと思います。 吉野監督本作の原作にはいろいろな側面があります。まずはすごくエンターテインメントであること、そして、同時に海江田が常に読者や観客に「この世界はこの状態で良いのか」と問いかけ続けている物語だと思いました。だから、本作も問いかけで終わりたいと思って、今の形になっています。そういった問いかけを持ち帰って、観終わった後も楽しんでいただければと思います。また面白かったら、周りの方にも「ぜひ観てみたら」とお話しいただけたらと思います。(会場:拍手) 大沢さん監督もおっしゃっていたように、この作品にはいろいろなメッセージやテーマが入っています。だから、公開までは「どうなのかな」とドキドキしていました。でも、本当にたくさんの方にご来場いただいて、平日もたくさんの方にご覧いただいていて、女性の方にもたくさんお越しいただいているということで、正直すごくうれしいですし、驚いています。こういう時代だからこそ、興味を持ってもらえたのかなと思います。そしてこれがもっともっと広がっていって、たくさんの方に本作の問いかけや、海江田四郎から皆さんへのメッセージを受け取ってほしいと思います。本作は、観ていただくと分かると思うんですが、主人公である海江田はほとんど自分の想いをしゃべっていないんですよね。海江田は行動していくだけで、周りがそれに対して悩んだり、考えたり、動いたりしていく話です。おそらく漫画だったら読む人、映画だったら観る人が、主人公なんだと思います。海江田のような改革者が出た時に、みんなが「どう受け取るのか」「どのように議論するのか」、「イエス」なのか「ノー」なのか、そういったことを、海江田は求めているんだと思います。もしもう一度観ていただけるなら、「自分はどう思うのだろうか」と考えるきっかけにしてほしいと思います。観ていない方にも、そういう風に観ていただけると、今までの作品とはまた違った映画の楽しみ方ができると思うので、ぜひ劇場にお越しいただければと思います。今日はありがとうございました。(会場:拍手)
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『SPY×FAMILY』Season 2 Vol.1 初回生産限定版 DVDロイド・フォージャー:江口拓也 アーニャ・フォージャー:種﨑敦美 ヨル・フォージャー:早見沙織 ボンド・フォージャー:松田健一郎 フランキー・フランクリン:吉野裕行 シルヴィア・シャーウッド:甲斐田裕子 ヘンリー・ヘンダーソン:山路和弘 ユーリ・ブライア:小野賢章 ダミアン・デズモンド:藤原夏海 ベッキー・ブラックベル:加藤英美里 フィオナ・フロスト:佐倉綾音 ナレーション:松田健一郎人はみな 誰にも見せぬ自分を 持っている――TDV33235D/2023年東宝原作:遠藤達哉(集英社「少年ジャンプ+」連載) 監督:古橋一浩・原田孝宏 シリーズ構成:大河内一楼 副シリーズ構成:谷村大四郎 久尾歩 キャラクターデザイン・総作画監督:嶋田和晃 色彩設計:原恭子 美術設定:塩澤良憲 スタジオイースター 美術監督:臼井みなみ 3DCG 監督:宮地克明 撮影監督:佐久間悠也 編集:齋藤朱里(三嶋編集室) 音楽プロデュース:(K)NoW_NAME 音響監督:はたしょう二 音響効果:出雲範子 制作:WIT STUDIO×CloverWorks©遠藤達哉/集英社・SPY×FAMILY 製作委員会『SPY×FAMILY』Season 2 Vol.1 初回生産限定版 DVDご購入はこちら
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「ゆとりですがなにか インターナショナル」初日舞台挨拶「ゆとりですがなにか インターナショナル」公式サイト2016年4月期に日本テレビ系列で放送された連続ドラマ「ゆとりですがなにか」は、《野心がない》《競争意識がない》《協調性がない》と揶揄される“ゆとり世代”と勝手に社会に括られた、アラサー男子三人が、仕事に、家族に、恋に、友情に、迷い、あがきながらも人生に懸命に立ち向かう物語。笑いあり涙ありの痛快社会派コメディとして描かれた同作が、満を持して映画になり、10月13日公開となりました。 10月13日に「ゆとりですがなにか インターナショナル」の初日舞台挨拶をTOHOシネマズ 日比谷にて実施。岡田将生さん、松坂桃李さん、柳楽優弥さん、安藤サクラさん、仲野太賀さん、木南晴夏さん、吉原光夫さん、水田伸生監督が登壇しました。この日のイベントでは、岡田さんがMCを務めることとなり、登壇者にも内緒のこのサプライズ企画により、会場は大いに盛り上がりました。こちらのイベントの様子を詳しくレポートします。初日舞台挨拶坂間正和役岡田将生さん山路一豊役松坂桃李さん道上まりぶ役柳楽優弥さん坂間 茜役安藤サクラさん山岸ひろむ役仲野太賀さんチェ・シネ役木南晴夏さん服部一幸役吉原光夫さん水田伸生監督岡田MC本日は、映画「ゆとりですがなにかインターナショナル」初日舞台挨拶にお越しいただき、誠にありがとうございます。記念すべき公開初日ということで、本日は私、岡田将生が司会進行を務めさせていただきます。どうぞ、よろしくお願いします。さて皆さん、本作はいかがでしたか? (客席:大きな拍手) ありがとうございます。とてもうれしいです(お辞儀)。すみません、ちょっと緊張しています。司会進行は初めてなので、たぶん皆さんもびっくりしていると思います。それでは早速皆さんにご登壇いただきましょう。拍手でお迎えください。■キャストの皆さんがステージに登壇しました。 岡田MC改めまして、「ゆとりですがなにか」キャスト・スタッフの皆さんに拍手をお願いします。それでは早速、皆さんよりご挨拶をいただきましょう。松坂さん本日は、初日にお越しくださってどうもありがとうございます。まさかこんなサプライズが待っているとは思いもよらずですね。岡田将生が今日、司会をやるなんて全く思っていなかったので…。 岡田MC時間が限られているので短めに! 松坂さん(笑)。だから今日は口数が少なめだったんだと思いました。ちょっとこれは楽しみですね。最後まで今日は皆さんと楽しい時間を過ごしていきたいと思うのでよろしくお願いします。 柳楽さん皆さん、ありがとうございます。(岡田MCに向かって)良いね! 司会をやるなんて知らなかったのでびっくりですが、今までにないぐらい楽しい舞台挨拶にしたいとスイッチが入りました。今日は楽しんでいきましょう!安藤さん私たち、すっかりだまされました。この舞台挨拶の前に打ち合わせで「今日の司会はこちらの方です」って紹介もあったんです。その時、ご一緒したことがある司会の方ではなかったので、どうやらサプライズのためだけに、東宝のスタッフさんがMCに扮して法被を着ていたそうです。マネージャーさんたちは知っていたようですが、本当に私たちだけが知りませんでした。 松坂さん知らなかったです。 安藤さん監督はご存じでした? 水田監督(岡田さんに向かって)何やっているの? 岡田MC(頭を下げて)すみません。どうしても盛り上げたいと思いまして…。 安藤さん(松坂さんと)二人で感動していたの! 松坂さん泣けてくる! 岡田MCちょっと待って。僕が泣いちゃうから! やめてもらっていいかな? 安藤さん移動の車の中で、(岡田さんの動きを再現しつつ)ずっと身体を小さくして「ウゥーっ」ってやっていたからさ。 岡田MC(アタフタしながら安藤さんの暴露を止めようと)はい、ありがとうございました。続きまして、山崎(正しい役名は山岸)ひろむを演じました仲野太賀さんお願いします。 仲野さんあ! 山岸ですー。お願いします、岡田さん!岡田MC(致命的なミスにしゃがみこみ)ごめん、ごめんごめん!松坂さんやっちゃったね! いいねいいね! 仲野さんたくさんの人に集まっていただいて本当にうれしく思っております。岡田さんのサプライズに、僕らもすごくホクホクしております。最後まで楽しんでいただけるよう頑張ります。 木南さんアニョハセヨ(韓国語:こんにちは)。初日という大事な日に「ゆとりですがなにか」を選んでくださって本当にうれしいです。今日は、まーちゃんが司会ということで、いつもよりなんか弾けた舞台挨拶になるのかなと思って、楽しみです。 吉原さん僕も全然知らなかった。会った時に目を逸らされたから、「いないほうがいいかな?」と思ったんですよ。 岡田MC(か細い声で)そんなことないですー。 吉原さんそれに「元気ないな?」と思ったら「疲れている」と聞こえてきたので、話しかけないほうが良いのだろうと思っていました。でも、音楽が流れたらすごいテンションでしゃべっているので、そういうことなら良かった。安心しました。 岡田MCそして最後はこの方です。本作のメガホンをとりました水田監督、ご挨拶お願いします。 水田監督あの何度やっても公開初日というのは、ものすごく緊張して地に足が着かない感じですが、将生くんのおかげで身体がほぐれてきました。ところで、なんで「メガホンをとる」っていうか調べているの? 岡田MCあぁ。良かったです。台本に「メガホンをとる」と書かれているので…。(スタッフに)ちょっとどうなっているの? 大丈夫? 監督、怒っていない? 水田監督いや、怒ってはいないよ。皆さん、よろしくお願いします。 岡田MCありがとうございます。それでは早速お話を伺っていきます。皆さん、こんな司会なので、できるだけクロストークでやっていただけたらうれしいです。台本の質問ではなく僕が聞きたいことを質問します。 安藤さん(トーク内容)そこもだまされていたの? 松坂さんじゃあ、今回は台本も嘘なんだ! 岡田MCそうです! 台本を二つ用意してもらいました。 安藤さん(驚きで)えー! 木南さん「一番好きなシーン」、どこを言おうか考えていたのに! 仲野さん考えていましたよね! 岡田MC(小声で)それにする? 松坂さんその台本で進めて良いよ! 岡田MC木南の晴ちゃんと吉原さん、今日はありがとうございます。今回の撮影での一番の思い出はなんですか? 松坂さん僕で言ったら、(岡田さん、柳楽さん、松坂さんの)三人でようやく集まれたという感じです(笑)。 仲野さん(岡田MCに)今、桃李くんがしゃべっているのでお水を飲まないでください!(会場:笑) 松坂さん(笑)。そういうのも込み込みで岡田将生好きだなって思います。三人が集まることは六年ぶりでしたからね。(岡田さんの様子をのぞき見つつ)ねぇ? 岡田MCそうですね! 柳楽さん三人もそうですし、スタッフさんも前回のチームの方が集まってくださいました。サクラさんや太賀もそうですし、チームの中にニューキャラが来るという、恵まれた現場に参加できたと感じました。 岡田MCオッケー! じゃあ、一回質問を変えるわ! もう一つ聞きたいことがあるからそっちにするね。ごめんね。 松坂さんはいはい。分かりました! 岡田MC(急に声のトーンが変わって)はい、いきまーす! あっ、ごめん。自分の心の声が出てしまった!(照れまくってウロウロする岡田さん) 仲野さん今のは心の声だったんですか! 編集点かと思いました! 柳楽さんそれ良いな。 岡田MC(芸人風にテンションをあげて切り替えようと)はーい! いきまーす! 安藤さん顔が赤い! 岡田MC本日公開されましたが、続編で描くとしたら、どういう話が良いと思いますか? (岡田MCが後ろを向いて額の汗をぬぐう) 松坂さんあ、汗を拭いている!そうだな、どういう話が良いかな。 木南さん何かありますか? 仲野さん(挙手して)僕個人でいうと、山岸とふゆみんの恋愛を発展させたいです。その話が端っこにありつつみたいな。 柳楽さんヒューマンもほしいんじゃないですか? 子供の成長? 松坂さんそれで言ったら、学校の修学旅行。子供の成長を描くのであれば何かそういうのもありかなって、ふと思いました。 水田監督クラスごと行方不明?(登壇者:笑) 仲野さんミステリー! 松坂さん大事件で大忙し! 柳楽さんミステリー要素も良いね! 岡田MC今、皆さんのお話に坂間酒造は出てきていないですけれど? 安藤さん私は、お母さん(=義母)と一幸さんのスピンオフが見たい。大人の話! 吉原さん一回、坂間酒造から去っているので、戻ってくる理由づけがほしいですね。水田監督(即座に)“忘れ物”で良いんじゃない? 吉原さん(冷静に)ああ、なるほど。(登壇者:笑) 簡単でしたね(笑)。 松坂さんそれはアリだなぁ~。 岡田MC(笑いながら)“忘れ物”って良いですね。晴ちゃんはどうですか? 木南さん私も出してもらえるんだったら、韓国ロケはどうですか。 登壇者の皆さん(韓国に)行きたーい! 木南さん内容は分からないですが、(シネさんの故郷)国に戻ってみたいな。 岡田MC良いですね。またみんなでちょっとお酒を飲んでやらかして。 松坂さんみんなで記憶を飛ばしてって、リモートになりそうだな。 岡田MC韓国に来て、リモートで日本にいる設定にしてしまえば良い! 柳楽さんそれもいけますね。 岡田MCどう? 今良い感じにまわせているかな? 松坂さんと木南さんまわせています! 岡田MC一応ね、シーバー(トランシーバー)頼んだんだけれど、指示がこない! 松坂さんそういう岡田さんはどういう話が良いんですか? 岡田MC(無線からの指示を聞いていてしばらく話を振られているのに気づかないが、登壇者の皆さんの視線を感じて)ん? ちょっと待って、今シーバーから指示が来ていてね。 松坂さん続編をやるのであれば、岡田さんはどういう話が良いですか? 岡田MC(海外ロケの)リベンジを兼ねて、今お話いただいた韓国にみんなでいけると良いな。チェ・シネさんの生まれた土地を探りたいね。ちょっと僕をトークに入れるのは辞めてもらって良いかな? 今こっち(無線の指示)が精一杯なので…。 松坂さんオッケー! 岡田MCここに関しては“ゆとり”が…。 松坂さんゆとりがゼロ? 岡田MC(無線からの指示に)あ、そうだね! 松坂さんもう誰としゃべっているのよー。(会場:笑) 安藤さんこれはさ、誰が提案したの? 岡田MC(客席へ降りながら)僕が、監督とちょっといろいろお話をしたんです。 安藤さん監督はご存じないってよ。 岡田MC監督は知っていました! 水田監督(苦笑)。福岡の屋台で話していたことなのよ。(壇上のキャストに向かって)本当にやると思わないでしょう? 岡田MCなぜ僕が客席に降りたかというと、会場の皆さんからの質問を私が聞きに参りますので、手を挙げてください。じゃあ、後ろの方に行きますね。松坂さん岡田自らがマイクを持って行くんだ! 岡田MC(ふと立ち止まり客席からステージを見つめて)皆さん、輝いていますね!映画の最後に「つづく」と出たのですが、必ず続けてもらえますか?【質問者1】岡田MCこれは監督に聞いてみましょうか。 水田監督「つづく」と(テロップを)出したのは、”ゆとり”のメンバーを取り巻く登場人物たちの暮らしが続くという意味です。ただ、皆さんの力で、もう一本、二本と続けさせていただけたら…。(会場:拍手)ゆとりちゃん(島崎遥香さん)のお部屋の北欧家具について知りたいです! ホームページで見られたりしないですか?【質問者2】岡田MCちょっとこれに関しては僕は分からないので、これも監督ですかね。 水田監督もう明日、公式には出ていると思います(笑)。 岡田MC次で最後です。さっき目が合ったんですよ。「柳楽優弥スーパームービースター」っていう“うちわ”があったから。作品の中で一番好きなシーンはどこですか?【質問者3】岡田MCこれは皆さん、どうですか? 柳楽さん今回は、正直中国語(のセリフ)が多くて、自分の中でもすごく練習をしたので、思い入れが強いです。(質問者に手を振って)ありがとうございます。 松坂さん僕は、山路と茜ちゃんのやりとりが好きです。 安藤さん病院のシーン? 松坂さん病院もだけど、ドラマとか全般を通して二人の関係性が個人的に結構好きです。 岡田MC(二人に)すっごい嫉妬していたんだよ! 松坂さん本作でも病院のシーンは、好きです。 安藤さん(病院のシーンは)長回しでしたね。(会場:拍手) 岡田MC吉原さんの好きなシーンは? 吉原さん僕は岡田くんにビックリしました。皆さんも観て驚いたと思います。「なんだ、この役者は!」「こいつやるな!」と思いました。今時、こんなにさらけ出すヤツがいるのかと感動すら覚えたので、そこはぜひ言っておきたかったんです。本作はギリギリを攻めている作品だと思っています。 岡田MCそうです。 吉原さん僕はモザイク無しで見たので、本当のモノが見えました。 岡田MCえっ!(驚き過ぎて声を失う) 吉原さん嘘ですけどね。(会場:笑) 岡田MC(身体を海老反りにして)嘘か!(と安堵の表情)……だまされそうになった!(会場:笑) 信じやすいので、そういう発言はやめてください。ありがとうございました。まだまだお話を伺いたいのですが、お時間が迫ってしまいました。最後に代表してご挨拶をいただきます。今日は、桃李さんと柳楽のゆうちゃんに、お願いします。 柳楽さん今までにないような、また思い出に刻まれる貴重な舞台挨拶でした。その中でまたみんなと一緒にワチャワチャできたのが楽しかったです。今日はありがとうございました。 松坂さん皆さん、本日はどうもありがとうございました。岡田の司会、本当に素晴らしかったですね。 岡田MCすみませんでした! 松坂さん皆さんも直に、彼の魅力を実感していただけたと思います。岡田将生は作品に対しての向き合い方がすごく真面目で、純粋に向かっていく姿は刺激的で、本当に尊敬しております。そんな岡田将生の元に集まって、出来上がった愛のある作品です。それを今日こうして皆さんに届けられてすごくうれしいことだと実感しております。僕らが愛情を込めて作った「ゆとりですがなにか インターナショナル」を、皆さんの言葉で感想を添えて、まだ観ていない方に伝えてくださるとうれしいです。 岡田MC(松坂さんのメッセージの途中から感極まり涙を浮かべていたので言葉に詰まりながら)それでは、これよりマスコミの方向けのフォトセッションを行いたいと思います。(会場:拍手)(急にカミカミで)準備がございますので、たたたたた退場します。(登壇者に皆さん:笑)皆さん、拍手でおみおみお見送りください。(登壇者の皆さん:爆笑) 仲野さん何一つ言えていないじゃないですか(笑)。 岡田MC私もフォトセッションに参加しますので、退場します。皆さん本日はありがとうございました。(会場:拍手) ■フォトセッション・鏡開き■岡田さんが、松坂さんと柳楽さんに壇上で耳打ちをして、二人が後説を読むことに。 松坂さん皆さん、本日は長時間にわたりありがとうございました。「ゆとりですがなにか インターナショナル」がいよいよ本日より公開となりました。皆さんが今日ご覧になった感想をSNSやご家族やご友人など一人でも多くの方にお伝えいただけますと幸いでございます。柳楽さんなお、危険防止のためにマスコミの方から先に退出させていただきます。申し訳ございませんが、マスコミの退出が終わるまでは、しばらくそのままお席にてお待ちください。どうぞ、よろしくお願いいたします。(会場:拍手)
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「ゆとりですがなにか インターナショナル」インターナショナルプレミア「ゆとりですがなにか インターナショナル」公式サイト2016年4月期に日本テレビ系列で放送された連続ドラマ「ゆとりですがなにか」は、《野心がない》《競争意識がない》《協調性がない》と揶揄される“ゆとり世代”と勝手に社会に括られた、アラサー男子三人が、仕事に、家族に、恋に、友情に、迷い、あがきながらも人生に懸命に立ち向かう物語。笑いあり涙ありの痛快社会派コメディとして描かれた同作が、満を持して劇場版になり、10月13日公開となります。 10月9日、39の国と地域から約100名が参加した、外国人限定の試写会「ゆとりですがなにか インターナショナル」インターナショナルプレミアを東京・秋葉原UDX シアターで実施しました。日本の社会派コメディは外国人の目にどう映るのか。岡田将生さん、松坂桃李さん、宮藤官九郎さん(脚本)、水田伸生監督が登壇し、“インターナショナル”な試写会らしく、通訳を介してのティーチインも実施しました。こちらのイベントの様子を詳しくレポートします。インターナショナルプレミア坂間正和役岡田将生さん山路一豊役松坂桃李さん脚本宮藤官九郎さん水田伸生監督岡田さんこういうイベントはなかなかないので、ちょっとどういう感じなのかなと思って緊張していました。迎え入れてくれた皆さんの笑顔にとてもうれしいです。楽しい時間を過ごせたらと思っています。 MC岡田さん、英語で何か一言話しますか? 岡田さんあー、今日は大丈夫です(笑)。 松坂さん今日という日を楽しみにしていました。こんな機会は本当になかなかないので、皆さんにこうしてお会いできることをすごくうれしく思っております。 MC松坂さん、今日は(英語でのご挨拶は)やめておきますか? 松坂さん(苦笑いで)今日は……。 宮藤さんあぁ、すみません。何で謝るんだろう。何か旅行に来た気持ちですね。 “ゆとり世代”ということも含めて、本作の内容がどれぐらい皆さんに伝わるのか、楽しんでいただけたのか、今すごく不安です。「まあまあウケていた」と聞いて、少し自信が持てました。 水田監督とても緊張しております。ただ、今日の日のために、カンヌ(国際映画祭)にも出さず、釜山(国際映画祭)にも持って行かず、秋葉原が最初のプレミアでございます!(会場:笑) 皆さんの笑い声を、そちらに座って直接聞きたかったです。後ほどお話ができればと思います。 MC海外の方々に「ゆとりですがなにか」の世界に触れていただきました。本作が世界に羽ばたいたと言っても、良いかもしれません。 岡田さん僕も、今ずっと海外の映画祭に来ているような感覚になっているので、「違う違う違う…ここ秋葉原だ」って自分に言い聞かせています。日本の方々は、“ゆとり世代”という言葉は知っていると思いますが、海外の方々は“ゆとり世代”をどう理解して伝わっているのかがすごく気になります。でも「会場に笑い声があって、すごく良い反応だった」と、聞きましたので、このあと皆さんとのQ&Aがすごく楽しみです。 松坂さん先ほど監督がおっしゃっていたように、僕も皆さんと一緒に観たかったくらいなので、すごく反応が気になりますね。MC日本国内の話ですが、結構インターナショナルな要素が含まれています。そのあたりは意識されたのでしょうか。 宮藤さん元々は、海外ロケをするつもりで始まった企画でした。でも、コロナがあったり、お金が足りなかったりと……海外に行くのは諦めました。 水田監督(大笑い)。 宮藤さん(海外に)“行ったつもり”になれるようにしました。僕もそんなにいろいろな言語を知らないので、小学生はタイ人の男の子にしようとか、アメリカの子は絶対に謝らないとか、僕らが勝手に思っている海外の方のイメージをそれぞれのキャラクターにしました。例えば、韓国の人に韓国語で何か言われると、「怒られているような気になる」とか、日本人が持っているイメージをキャラクターに割と生かしました。 MC今英語に訳された時に、「アメリカの方があまり謝らない」と聞いたところで何人か苦笑いをされていました。 宮藤さんすみません! 日本人はすぐ謝ります。 松坂さん(手刀を切って)失礼しましたー! MC海外の文化やリアクションはどのようなことを意識して取り入れましたか。 水田監督「インターナショナル」っていうのは、異言語を使うことではなくて、作品の中に織り込んでいる現代日本あるいは現代の地球上の問題のことです。女性が生きづらい世の中であるとか、ジェンダーの平等、ハラスメント等のこれまでの常識がどんどん変わっています。これは日本だけの問題ではなくて、地球上の問題であると捉えて「インターナショナル」と名付けています。 MC岡田さんは本作の中で、海外の方と共演もされました。撮影で「インターナショナル」を感じた瞬間はありましたか。 岡田さん撮影時の待っている時間ですね。基本的に会話には入れない(笑)。皆さんがずっと英語で話しているので、すごくにこやかに見ていました(笑)。MC海外を知ることの大事さを感じることもありましたか。 松坂さんありました。僕の役は小学校の教師ですが、今回インターンということで、海外から生徒さんがやってきて、授業を受けるんです。(子役の子が)撮影の合間にお母さんと僕のことを指さしながらしゃべっているんですよね。「悪口言われているのかな?」と思っていました(笑)。だんだん不安になってきて、指をさされながら目が合ったので、とりあえずにこやかにはしていました(笑)。本当は何て言っていたんだろうと気になっています。 水田監督あのアメリカ人の子もタイ人の子も、演技経験ゼロ! 岡田さん&松坂さんそうなの?! 岡田さん…知らなかった。 水田監督初めてカメラの前で演技をしたから、少し時間があると、すぐにお母さんのところに行って緊張をほぐしていたんですよ。そんな状況でたまたま桃李くんを指さしたのでしょう。 MCそのあたりも含めて、ステレオタイプな印象ですが、演技経験無しでいきなり演じるのは恥ずかしい感じもしますが……。海外のお子さんは、ものおじすることなく? 水田監督最初は二人ともすごくシャイでした。それこそ桃李くんが緊張をほぐして、演技ができるようになっていきました。間違いなく言えるのは、大人よりも子どものほうが心にガードがないので、打ち解けるとできるようになります。 MCせっかく皆さんにお越しいただいているので、会場の方から質問を受けたいと思います。 ■ティーチイン(英語で)本作はとても面白かったです。“ゆとり世代”という言葉は、ミレニアル(1980年〜1990年代半ばごろまでに生まれた世代。生まれた時からインターネットに親しんでいる世代。)と通ずるところがあるので、理解できました。 質問は、日本人としても日本文化でおかしいと思うことは何かありますか。【質問1】岡田さん先ほど宮藤さんがおっしゃっていましたが、謝ることがたぶん癖になっているんですよね。本作はドラマから映画になっているんですが、ドラマの時も何の感情もなく、「失礼しました」っていうセリフがありました。それはドラマを撮っている最中もずっと思っていたことでした。 宮藤さん日本人のアクションって、お相撲さんみたいにこうですもんね(と手刀)。 松坂さん(手刀のジェスチャー)すみません……。 岡田さん(手刀のジェスチャー)。水田監督海外の方からみるとこの動きは不思議でしょうね。いかがですか? 質問者矛盾や衝突を避けるためにとにかく「ごめん!」とその場を納めるために謝るのでしょうが、今「どうしてそんなに謝るのだろう」とおっしゃっているのを聞いて、面白いと感じました。 松坂さんご指摘の通りです。 水田監督争いは当然避けたいです。僕が「ごめんなさい」と言っても、ウチの妻は「謝って済む問題ではない」と言います。 宮藤さんそうですよね! 結婚したら変わります。 質問者私の夫は日本人ですが、彼は決して私に謝りませんね。(韓国語で)韓国料理店でのお店の人とのやりとりが面白かったです。あと「シネ」(韓国語:繁華街・中心街のこと)をどう表現するのかと思いましたが、日本の人も楽しめるのだと知りました。 質問は、もし世界から出演オファーが来たらどうしますか?【質問2】岡田さんそりゃあ飛びつきますよ! 松坂さん無論やりたいですね。 MCそれには英語が必要になるのでは? 岡田さん今日は話していないだけです。普段、裏ではずっと英語でやりとりしています。本当に今日だけです。 松坂さん今日だけです。 MC(岡田さんと松坂さんのコメントを真に受けた観客に)彼らのジョークですよ!(会場:笑) 岡田さんどのシーンが一番印象に残ったのか、逆にお聞きしたいです。(ロシア出身の女性)私たちは「気持ちを言葉にして相手に伝えるように」と教えられています。(本作では)夫婦でありながら互いの感情が分からなくて、酔っぱらった時に奥さんへの愛を語るなど、面と向かって気持ちを伝えないところが印象に残りました。演じていて違和感はなかったのですか?【質問3】岡田さん日本人特有というか、なかなか本音を言わないところは確かにありますね。僕自身もそういう経験がありまして、「言葉で伝えないと分からない」って言われたことがあります。そこからは感謝していること、思っていることは常々言葉にして相手に伝えていこうとしています。だから先ほどのシーンはお酒の力を借りて「愛している」と言っていますが、本音がこぼれる瞬間を本作の中に収めてくれたのは、僕自身の言葉かもしれないと思って、(観客の方の)お話を聞いていました。 水田監督桃李くんは、奥様に心がけないといけないね! 松坂さんおっしゃる通りですね(笑顔)。本当に日本の男性は「言わなくても分かるだろう精神」というものが、どこかにあるみたいです。先ほど、岡田が話してくれたように「言葉にしないと伝わらないものは伝わらない」ので、言葉にすることは絶対に必要だということを分かってはいるのです。でも、面と向かうと恥ずかしくなってしまうのは日本人特有なのかもしれませんね。 MC最後に、代表して岡田さんからご挨拶をいただきます。 岡田さん今日、本作のタイトルに「インターナショナル」と付いていて良かったと思いました。とても良い時間でした。時間があればもう少しQ&Aをしたかったです。僕たちゆとり世代の三人が、今起きている社会問題に対して必死にもがいている姿が、海外の人々にも伝わったと思えて、また一つ自信につながりました。本作は、13日から公開です。ぜひお友だちなどに広げていただけたらうれしく思います。
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