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「百花」大ヒット祈願イベント「百花」大ヒット祈願イベント「百花」公式サイト映画プロデューサー・脚本家として「告白」(2010年公開/主演:松たか子)「悪人」(2010年公開/出演:妻夫木聡 深津絵里 他)「君の名は。」(2016年公開/主演(声の出演):神木隆之介 上白石萌音)など多数の映画を製作してきた川村元気さん自身が監督・脚本を手掛け、自らの体験から生み出した小説を映像化した「百花」が、いよいよ9月9日より公開となります。8月23日には浅草寺伝法院で大ヒット祈願イベントが行われ、母子役としてW主演を務めた菅田将暉さんと原田美枝子さんが出席しました。都内最古の寺・浅草寺の本堂でヒットを祈願するとともに、国の重要文化財に指定され、普段は入ることのできない伝法院にて祈願報告会を実施しました。本作のタイトルにちなみ"百"日紅の前で母子ツーショットを披露した菅田さんと原田さんが、貴重なひとときとなったご祈祷の感想や、「もし本当の親子だったら...?」という質問に笑顔で回答したこの日の模様を、詳しくレポートします!大ヒット祈願イベント■菅田さんが原田さんの手を取りエスコートをして入場。葛西 泉役菅田将暉さん葛西百合子役原田美枝子さん菅田さん今日は素敵なヒット祈願をさせていただき、こんなに素敵な場所でいろいろとお話ができるのも楽しみです。原田さん浅草寺さんには何度かお参りに来ているんですが、今日のように本堂の中に入ってお祈りをしていただくのは初めてだったので、本当に気持ちの良い時間を過ごさせていただきました。MC今日は都内最古の寺・浅草寺の本堂で、大ヒット祈願をしていただきました。今の感想をお聞かせください。 菅田さんすごく気持ち良かったです。音や隙間を流れる風など、そういった物理的な気持ち良さももちろんあるんですが、じっと目を閉じて(ご祈祷を)聞いていると、すーっと溶けていくような感覚がありました。お祓いやヒット祈願って、やっぱりこちらも気が張るし、疲れたりもするものなんですが、今日は全然疲れなかったですね。癒された感じがしました。 原田さんきっとそれは、観音様の波動だと思います(菅田さんに笑顔を向ける)。本当に穏やかな、すごく静かな気持ちになる時間でした。 MC今いらっしゃる伝法院大書院の外には、きれいな百日紅の花が咲いていました。本作のタイトルは「百花」となりますが、改めて完成作をご覧になった感想を教えてください。 菅田さん(本作を)観た時は、ちょっと安心しました。撮影現場ではワンシーンワンカットで撮っていたりもしたので、チェックする間もなかったり、ワンシーン撮り終わったらヘトヘトになっていたりしたので...。「次どうしようか、次どうしようか」という感じで、振り返る作業がなかったこともあり、本作を観て安心しました。僕がいないシーンもたくさんあったので、そういった場面も、(完成作を)観て感動しました。原田さん私が試写を観たのは、昨年の暮れでした。まだ撮影が終わってから日が浅かったので、客観視が全然できませんでした。だから、もう少ししたらまた観てみたいと思っています。 MCワンシーンワンカットでの撮影も多かったとのことですが、撮影現場には独特な雰囲気がありましたか? 菅田さんそうですね、独特なのかなあ...。ドキュメンタリーチックに一台のカメラでずっと追いかけながら、カットをかけずに撮影をすることもありますが、またちょっと今回は違いましたね。やっぱりそれは、川村監督が持つムードなのかなと思います。 原田さん現場は大変でした(笑)。何秒間か集中するのと、3分間、5分間集中するのも全然違います。監督の求めていたものが、単に芝居を埋めていく作業というよりも、その奥の奥、さらに奥にある"香り"のようなもので、それを引き出すまでオッケーが出ないんです。最初は、「一体監督は何を撮りたいんだろう」と謎で(苦笑)...とても大変でしたが、「監督が奥にあるものを映し出そうとしているんだ」と感じてからは、だいぶ楽になりました。あ、楽にはなっていないですが(笑)。菅田さん信頼ができたという感じで? 原田さんそうそう! 信頼関係ができたんだと思います。 MC菅田さんにお伺いします。大先輩の原田さんとの共演で、学ばれたことはありましたか? 菅田さん贅沢な時間でした。こういったプロモーション活動で、撮影が終わって一年ぶりに原田さんにお会いして「菅田くんって、そんな人だったんだね」と言われた時に、現場での集中力は本当にすさまじかったんだと思いました。特に今回の役自体、のめりこまなければいけないような役で、本当に大変だったので、(こうやって話すことができて)プロモーションがあって良かったと思います。 迫力がありましたね。それはもちろん大先輩だからというのはあるかもしれませんが、きっと同世代でも「うわ!」とびっくりするような迫力というか、人間のパワーみたいなものをすごく感じました。 原田さん現場では、私は百合子として泉を見ていて、菅田さんは泉として百合子を見ているので、そこからほとんど一歩も出ていない感じだったんですよね。芝居が大変すぎて、普通の会話はほとんどなかったです。休憩だからといって「やあ、元気」みたいな、軽い会話ができるような状況ではなかったので...。 MCそれほど撮影は大変だったのですね。だからこそプロモーションで、改めてお互いの素顔を見ているわけですね。 原田さんそうなんです。だからこそ私は、「菅田さんは、みんなをギュッとまとめるような大きさのある人なんだな」とキャンペーンをやっている中で気づいたんです。なんか、「良い人だな」「良い子だな」って、息子のように言ってしまいますが(笑)、「この人と仕事ができて良かった」と思ったんです。すみません、一年経って最近、気がついたんです(笑)。 菅田さん「良い人」と言ってもらえて、良かったです(笑)。僕は(原田さんに対する印象は)そんなに変わっていないのかもしれません。舞台挨拶の発言一つにしても、インタビューの発言一つにしても、(原田さんには)言葉の強さみたいなものがあるんです。それと、現場での監督に対する言葉の強さはやっぱり変わらないと感じています。責任を持って、一つ一つの行動を起こしている姿は、後輩としてはシビれるものがありました。現場で一番シビれていたのは、監督だと思います。ビリビリになっていたと思います(笑)。良い緊張感がありました。 MC今日は浅草に来ていますので、浅草の思い出がありましたら教えてください。 菅田さん僕は高校二年生で上京したので、夏休みになると、地元の高校の友達とかが会いに来てくれて、「わー、渋谷だ!」「新宿だ!」「浅草だ!」と、遊びに来た思い出があります。 MC先ほど、原田さんは浅草寺にお参りに来たことがあるとお話されていました。 原田さん子供の頃に、父に花やしきに連れて行ってもらったんですが、なぜだか花やしきが怖すぎて(笑)。ものすごく小さかったので、「花やしき」という言葉を聞くだけで、怖い気がしていました(笑)。大人になってから浅草寺に来るようになって、空気や、気が良いところだと感じています。 MC浅草は、親子で行きたい観光地としても人気です。もしもの話ですが「菅田さんのお母さんが、原田さんだったとしたら...」と想像してみてください。 菅田さん「おかん」って呼べるかなあ...。原田さん(笑)。 MC原田さんも、「もし菅田さんが息子だったら...」と想像してみてください。 原田さん良いですね。「長男!」っていう感じがするよね。お兄ちゃんって感じ。菅田さん恥ずかしい(笑)。 MC親子二人で出かけるとしたら、どこに行って、どんなことをしてみたいですか? 菅田さんさきほどチラッとお話していた時に、海外に行った思い出とかを聞かせていただいたんですが、原田さんは、「友人と車でいろいろなところをドライブして回った」とお話しされていたので、そういうのも良いですよね。僕、いくらでも運転します。 原田さん本当ですか! 菅田さんぜひサングラスとかかけて、スカーフを首に巻いた原田さんが、スポーツカーに乗って...。 原田さんオープンカーでね。 菅田さんオープンで(笑)、ヨーロッパの街をめぐる。すごくざっくりヨーロッパと言いましたが、...パリ! パリとか行きたいですね。 原田さんうれしいですね。ぜひ行きましょう。 菅田さん(サングラス&スカーフ姿の原田さんは)カッコ良さそうだなあ。 MC原田さんはいかがでしょうか。 原田さんどこに行こうかな...。もしも浅草だったら、夜に隅田川を船で渡る。橋がたくさんあって、きれいなんですよね。そして最後に、花火を見る。そういうのが楽しそうだと思います。 菅田さんうわー! 良いですね。この作品を経て、一緒に花火を見たら...。 原田さん涙、出ちゃうね。 菅田さん泣いちゃいますね。すごく良さそう。 MC本作の撮影でも実際に花火を上げたそうですね。きれいでしたか? 菅田さんすごかったですよね。 原田さん音と(花火の)近さ。その衝撃が、そのまま本作に映っています。 菅田さんそのままですね。きれいすぎるのでCGに見えるぐらいですよ。びっくりしましたね。しかも、撮影のためにセリフに合わせて(花火が上がるよう)花火師さんが調節をしてくださいました。お芝居をするフィールドとして、こんなに広いことはないというか...。なんだか地球全体で(花火を感じているようで)、本当に生きている感じがしました。原田さん前もってリハーサルをして、タイミングが合うように花火師さんにお願いをして、その通りにやってくださったんです。 菅田さん結局一日では撮りきれず、二日目もやってくださいました。 MC他に撮影現場で印象的だったことはありますか? 菅田さんやっぱり、(原田さんの)ピアノは印象的ですね。原田さんは、いまだにピアノを習われていると聞きました。 原田さんそうなんです。この作品でピアノが大好きになって、撮影中はそんなにうまく弾けるようにはならなかったんですが、(本作でピアノの指導をしてくれた)先生にそのまま教えていただいているんです。でも、菅田くんはめちゃくちゃピアノがうまいんですよ! びっくりしました。菅田さんいやいやいや、そんなことはないですが...。僕も、昔ピアノを習っていたので、(原田さんがピアノを弾くシーンは)すごく既視感のある景色でした。原田さんが現場のピアノで練習をされていたんですが、なんだかすごく落ち着くんですよね。良かったです。 MCお母さんがピアノを弾いているシーンは、本当に素敵でした。 菅田さん生音を使っていますからね。 原田さん使っているところも、あります。 菅田さん映画の撮影で、同録(画面撮影と同時に録音すること)で楽器の収録をするなんて、普通はないですからね。今回はプロのサウンドの中に、しっかり(原田さんの弾いたピアノの音が)混ざっているので、そこはぜひ観てほしいですね。 原田さんありがとうございます。本当にうれしいです。 MCでは最後に、本作を楽しみにしている皆さんにメッセージをお願いいたします。 原田さん川村監督は、今の時代に携帯も置いて、パソコンも閉じて、映画館に行って、映画館の暗闇の中で何時間かその物語と対面するということが、一番の贅沢な時間なのではないか、そうあってほしいと願いながら本作を作ったそうです。ぜひ映画館に足を運んでいただいて、この二人の親子の姿を、大きな画面を通して感じ取っていただけたらうれしいです。 菅田さん二年前、川村さんから「コロナ禍でずっと家にいる中、自分で書いたこの本を、菅田くんと一緒に映画として撮りたいんだ」と言っていただきました。勝手な使命感として、監督のもとで、これを一緒にやらなければと思っていました。撮影を経て、公開が近づき、今日はこんなに素敵なところで、穏やかな時間を過ごし、穏やかなトークができて、祈願もできて、すごく気持ちが良いです。ぜひ映画館に足を運んでいただけたらうれしいです。
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「ディア・ファミリー」完成披露試写会「ディア・ファミリー」公式サイト心臓に疾患を抱える娘のために、医療知識ゼロから医療機器開発に挑む父親と家族の奇跡の実話を映画化した「ディア・ファミリー」が6月14日に公開となります。 5月13日に、東京国際フォーラムにて完成披露試写会が開催されました。イベントには大泉洋さん、菅野美穂さん、福本莉子さん、川栄李奈さん、新井美羽さん、光石研さん、上杉柊平さん、松村北斗さん、そして本作の監督を務めた月川翔監督の豪華な9名が勢ぞろいしました。実話をベースにした本作に参加した感想や、撮影の裏側などを語りました。こちらの会見の模様をレポートいたします。完成披露試写会坪井宣政役大泉洋さん坪井陽子役菅野美穂さん坪井佳美役福本莉子さん坪井奈美役川栄李奈さん坪井寿美役新井美羽さん佐々木肇役上杉柊平さん富岡進役松村北斗さん石黒英二役光石研さん月川翔監督【完成披露試写会】大泉さん私はこんなに大きな会場で映画のイベントをやったことがないので、ちょっと驚きました。これはコンサートでございますね。しかも、Mrs. GREEN APPLEの曲がすごいから、僕のリサイタルみたいな気持ちで出てきちゃいました。(会場:笑)僕がMrs. GREEN APPLEの歌でも歌うのかなと思っちゃいました。これから多くの方に「ディア・ファミリー」を観ていただくということで、大変うれしく思っています。ある種とても重たいお話ですが、観終わった後には、とても勇気が生まれるというか、前に進もうと思える作品です。どうぞ安心して楽しんでいただければと思います。菅野さん皆さん、今日はお足元の悪い中ありがとうございます。本作は実話を基にして作られた作品です。坪井さんご家族の思い出をお借りしながら、一人でも多くの方にこの奇跡の実話をお届けしたいという思いで撮影をしました。今日、皆さんに本作を観ていただけることをとてもうれしく思います。 福本さん本日はお足元が悪い中、お越しいただき本当にありがとうございます。こんなにたくさんの方に、今日本作を観ていただけると思ってワクワクしています。キャストの皆さんと本作のお話をして、より良い時間を皆さんと一緒に過ごせたらと思っています。 新井さん本日はお足元の悪い中…。 大泉さんもうそれは良いんじゃない? 雨が降っているのはもう知っているんだし、君たちさっきから何回も何回も…。(会場:笑) 菅野さん今日は今年一番の雨らしいから、逆にそこに触れないのはね(笑)? 大泉さんもう良いでしょ。皆さん足元が悪いのは分かっているよ。何だか全員が、僕のせいみたいな顔しているし…。 新井さん(笑)。私は、今日皆さんに初めて本作を観ていただけるということで、すごく緊張もありますが、楽しみです。 観ていただく前に本作の魅力がたくさんお伝えできればと思います。 上杉さん本当に素晴らしい作品になっています。上映前なので、内容についてはなかなかお伝えできない部分があると思います。でも、本作を観終わった後に、誰かのことを思ったり、気持ちが大きく持てるような作品になっていると思います。そんな本作の魅力をお伝えできればと思っております。楽しんでいってください。 川栄さん本作は、本当に希望に満ちあふれていて、愛のあるとても優しくて温かい作品です。本作を皆さんに初めて観てもらえることを本当にうれしく思います。 今日は短い時間ですが、楽しんでいただけたらうれしいです。 松村さん今日のイベントを、この後本作を観る皆さんや、これから劇場で観ようと思っている皆さんにとって期待感が上がるような時間にできたらと思います。 光石さん本作は、スタッフ、キャストみんなが自信を持ってお届けできる作品になっております。短い時間ですが、どうぞよろしくお願いします。 月川監督この作品の企画が動き出したのは五年ほど前でした。ちょっと長い時間がかかったんですが、皆さんにお届けできる日が来て、とても喜ばしく思っております。 MCまずは、すでに本作をご覧になった方々から、様々な感想が届いておりますので、ご紹介いたします。娘の命を救おうと奔走した両親の真っ直ぐな姿と、それを応援する家族や研究者たちの温かさに心を打たれました。【感想1】これが実話であることに衝撃を受けました。映像化される意義のある作品だったと思う。【感想2】諦めない人間の強さを感じました。 現在大学院で研究を行っていますが、本気で取り組めていないことを実感しました。【感想3】MCキャストの皆さんも、実話であるこの物語と向き合い、完成した本作を一観客としてご覧になっていると思います。まずは完成した本作をご覧になった感想を、大泉さんいかがでしょうか。 大泉さん 撮っている時からとっても手応えのある作品でした。監督の手腕といいますか、どのシーンも愛情にあふれた作品になっていました。自分が出演した作品は、なかなか客観的には観られないんですが、それでも多くのシーンで、本当に胸が熱くなってしまいました。他人事ではいられない作品だと、改めて思いました。 菅野さん私も試写で観ました。大泉さんは、結構初めの方から涙されているのが背中から雰囲気で伝わってきました。私も、自分も演じた作品ではありますが、作品の持っている力があるというか、「辛い現実を乗り越えて、前を向いて進んでいこう」っていうエールをくれるような作品で、良い映画だなって思います。こういう風に素直に言えるのはなかなかないことです。ぜひ楽しみにご覧くださいと申し上げます。福本さん私は本を読んでいた時にも思ったんですが、実話とは思えないようなお話です。 本当に苦しい部分もありますが、観終わった後は本当に胸を張れるような、勇気をもらえる作品になっています。私が演じた佳美さん目線で言うと、本を読んだ時に「お父さんはこんなに頑張っていたんだ」って思ったんですが、映像で観たら、お父さんが奔走して、こんな風に思ってくれていたんだっていうのを、改めて感じることができました。MCさっき菅野さんもおっしゃっていましたが、大泉さんと菅野さんと福本さんは一緒に本作を観たんですか? 福本さんそうなんです。大泉さんが一番後ろで、真ん中が私でした。 菅野さん私は前の方でした。 大泉さん何となく「やっぱり泣くかもしれない」と思ったんですが、それを悟られたくないと思ったんでしょうね。それでも菅野さんに悟られていたっぽいです。 菅野さん気配はしました。 福本さん前後から結構すんすんって聞こえてきました(笑)。 MC大泉さんは、ご自分で演じているからストーリーが分かっているのに、どうしても胸が熱くなって泣いてしまうシーンが多々あったんですね。 大泉さんそうですね。これからご覧になる皆さんの前で感想を言ってもね。変にハードルが上がり過ぎると作品が楽しめないですよね。もう、始めましょう!MCまだまだですよ! 新井さんいかがでしたか? 新井さん人の強さ、 決心の強さ、言葉の強さをすごく感じました。人のために奔走する、愛の深い人たちや、親の偉大さというか、家族の愛の大きさをとても感じました。 上杉さんどんな時代でも、何かを変える人の動機って、「身近な人や手の届く人を幸せにしたい」っていう気持ちなんですよね。初めて感じた感覚ですが、それが広がってできた社会にいるんだなって思いました。本作が、そんな思いを伝える一つのきっかけになるんじゃないかってすごく思いました。だから、この思いがどんどん広がっていったら良いなと感じています。川栄さん私は、本作を観終わって、役者としてこの作品に出られて本当に良かったと心から思いました。そんな素敵な作品でした。 MC松村さんいかがでしょう。 松村さんやっぱり坪井家の皆さんのシーンが多いので、結構客観的に観れましたが、かなり感動しました。何か泣けたとか、感情が大きく動いたとかそういう消費的なものではなく、この後ずっと心に残るような、自分の財産になるような感動がすごくたくさん詰まった作品だなって感じましたね。 大泉さん坪井家じゃないから、ちょっと他人事のように観られたっていうこと?松村さん何て言葉が悪い…あなたは…。(会場:笑) テレビで見てもお会いしても言葉が悪い(笑)。(会場:笑) 大泉さん何かそういう感じじゃないですか? 坪井家じゃないからだいぶ客観的に観られたって…。 松村さんという言葉を、ドレスアップしてお届けしたんです! MC光石さんはいかがでしたか? 光石さんそうですね。坪井家の皆さんとはあんまり同じシーンがなかったので、僕も全然他人事のように観られたんですが…。(会場:笑) 大泉さん「全然他人事で観られた」はおかしいですよ(笑)。 光石さん坪井家の皆さんとは全然会わなかったんで…。僕は、大泉さんとしか絡んでいないんですよね。でも、脚本や原作を読んだ時には、本当に感動しました。ただ、こうやって自分が出演している作品を「どうだ!感動するだろ?」っていうのはものすごく照れくさいんですよ。でも、今回の作品に関しては、これ見よがしのカットがないっていうか、これ見よがしの芝居がないんです。僕は、大泉洋さんとは昔からお友だちで、まさか大泉洋に泣かされるとは思いませんでした。本当にそういう作品です。楽しんでください。大泉さん僕よりも先に光石さんが試写をご覧なったんです。ずいぶんと久々にメールが来ました。「まさか大泉さんのお芝居で泣く日が来るとは思いませんでしたよ。私の背中を追っていたあの青年が、こんな良いお芝居をするなんて。光石ファミリーの大泉洋がこんなに大きくなった。本当に僕はうれしい。」って来たんですよ。僕、彼の背中を追ったことなんてないんですよ。(会場:笑) MCファミリーなんですか? 大泉さんファミリーでもないです。何かこう…、光石さんはあれだけ素晴らしい作品を観た後にずっとふざけているんですよ。言いたくはないんですが、これだけ良い作品の撮影中もずっとふざけていましたよ。お会いするのが久々だったので、「あ、光石さん久しぶりですね」って言おうと思ったんです。でも、どこかの地方の大学か、劇団員みたいなキャラになり切って、「はい、光石です。どうぞよろしくお願いします。本当、精一杯やらしていただきます。どうぞよろしくお願いします」みたいに、何か緊張しているエキストラみたいな芝居をしてくるんですよ。こっちも役に入っているんですが、そう来たら何か構うしかないから「大丈夫?緊張しているんじゃないの?大丈夫、できる?」って言うと「はい、頑張ります。はい。」って…。こっちは役に入りたいのに、ずっとそういう小芝居を要求してくるんですよ。もう、構って光線が大変でした。MCでも、その背中を追っかけてきたと…。 大泉さんそんなことはないんですよ! 背中を追っかけたことはないんですよ!(会場:笑) よくそんなメールを送ってくるなって思いますよ。 MC監督、今キャストの皆さんがいろんな思いをおっしゃっていましたが、どうでしたか。 月川監督本当にうれしい感想をいただきました。僕としては、愛情に満ちた素敵な物語をお預かりしたので、それをただ精一杯作品として作って、多くの人の心に深く届くと良いなと思います。その手応えを感じている作品でもあります。上映前なので、あまり多くはお話しませんが、皆さんに届くとうれしく思います。 MC先ほどからお話に出ていますが、本作のモデルになった筒井一家に実際にお会いしたり、作家の清武さんによる緻密な取材の数々があったと思います。そして、先ほど「映像化すべき物語だ」と思ったという感想の方もいました。監督は、どういう思いでこの映像化すべき作品と向き合ってこられたんでしょうか。 月川監督概要だけ聞いて「そんな奇跡みたいなお話があるのかな」というところから、ご家族の中でどんなやり取りや、物語があったんだろうというところに興味を持ちました。知れば知るほど胸を打たれました。先ほど上杉さんも言っていましたが、「まずは身近な人を助けたい」という思いから始まって、今や世界で17万人の命を救う医療器具になっているということが事実だということに、僕はもう胸を打たれてしまいました。それをたくさんの人に、伝えたいという思いでした。MCでは、ここで大泉さん、菅野さん、福本さん、川栄さん、新井さんの坪井家の皆さんにうかがいます。先日、家族決起会見というマスコミの皆さんに向けた会見を行いました。その時、控え室から本当のご家族のようなチームワークの良さを感じました。撮影初日から家族写真のシーンを撮られたんですよね? 最初から何となく家族のような繋がりを感じられたんですか? 菅野さん初日どうでした? 緊張しましたよね? 川栄さんでも、このファミリーはお母さんとお父さんがすごく盛り上げてくれるので、私たちはそれについていくという形でやっていました。福本さん初日とは思えないぐらいにスッと輪に入れたのは、本当にお二人(大泉さんと菅野さん)のおかげかなって思います。 大泉さんお母さんのおかげですから。 菅野さんいやいや、お父さんのおかげよ。 大泉さんいやいや、母さんのおかげだよ。 菅野さんあなた、良いのよ。 MCどこでもコントを始めますね。先ほどから、このお話は実話ですと何度も申し上げておりますが、この物語を少しでも多くの方々に届けたいという思いがキャストの皆さんの中にもあったと思います。坪井家の皆さんは、撮影中にこの方のこの行動が印象的だったというのはありましたか? 菅野さん豊橋での撮影の時、大きな部屋でみんなそれぞれが支度をするって感じだったんです。その部屋で、大泉さんが正座でちょこんと座って、福本さんとお話をしていたのを思い出します。大泉さんって結構大柄だと思っていたんですが、あの時は福本さんより小さく見えて…。 大泉さん(爆笑)。何のエピソード? 菅野さんもっと良いエピソードが良かったですか? 大泉さんそれは、僕が小さく見えたってエピソードですか?私はね、やっぱり同じ豊橋で、菅野さんが持ってきたスイーツが良かったですね。名古屋でめっちゃ並んで買うお菓子なんですが、それをものすごい数買ってきてくれたんですよ。 菅野さん空き時間だったから、やることがなくて。 大泉さんあれはびっくりしましたよ。菅野さんも並んだんでしょ。 菅野さん並びました。 大泉さんマネージャーさんとメイクさんとかで手分けしていろんなところに並んで買ってきてくれたんですよ。美味しかったわ。 MCそのエピソードもさっきとそんなに変わらないですよ(笑)。 菅野さん本作に関する良いエピソードが良いんですよね。 川栄さんよんちゃん(佳美)がちょっと弱っていくシーンで、菅野さんが段取りの時から本当に涙を流されていました。本番の撮影って何回かやるのに、同じように涙を流していたのがすごく印象的でした。 菅野さんありがとうございます。そういうエピソードですよね? (大泉さんに向かって)年下に助けられていちゃダメじゃない。 大泉さん光石研が、現場で、ずっとふざけているんです。松村くんが、何かの番組で見た時に「僕は役者として参加する時は、現場には地味な格好で行くようにしているんです」とか言っているのを見たんですよ。僕の現場にはめちゃめちゃハイブランドを着てきていました。(会場:笑) 松村さんそんなことないでしょ! 菅野さん何かアロハシャツみたいの着ていたよね。 大泉さん何かの番組で言っていたよな? 現場になるべく…。 松村さんそうですそうです。俳優じゃないので、畑違いの場所に入るから、少しでもハードルを下げようと思っているんです。だから、ものすごく安い服を着ていくっていう話をしました。大泉さんいや、ばりっばりのハイブランドを着ていましたよ。 松村さん着ていないですよ(笑)。大泉さんにとってのハイブランドって、いくらからなんですか?(会場:笑) 大泉さんお前、随分と失礼なこと言うな(笑)! 「僕にしてみたらそんなに高くないですが、大泉さんにしたら高いんですか」みたいなこと言って、余計にいやらしいよ(会場:笑)。 松村さん無地のスウェットですよ、毎日。 大泉さんいやいやいやいや、違いました! (松村さんの服を)「めっちゃかわいいな」と思って見ていたんですよ、そしたら…ああ~ああ~、みたいな。 松村さんいやいや、もう靴下なんか穴だらけ。(会場:笑) 大泉さん靴下は穴が開いていても良いですが、全然言っていることと本当は違います。何か良い顔して他の番組であんなこと言っているのを見て、「ばりっばりにハイブランド着ていたやんけ」って思っていました。「やっぱりSixTONESで儲かるんだな」って思って見ていましたよ。 菅野さん(たしなめるように)大泉さん、ふざけている。MC「ディア・ファミリー」に繋がっていくような良い話をしてくださいよ。 大泉さん本当にもう本作を観てもらいましょうよ。観る前になんかもう…、どんだけみんなで真面目にやってもちゃんちゃらおかしくなっちゃう。 MC上杉さんにもお話を聞きたいです。 大泉さん彼はさっきから良いことを言う。あなたの話はすごく良い。上杉さんどうだった? 撮影中にどんな僕の良い話があった? 上杉さん僕は、基本的に、ご家族と離れて研究先にいるから、家族が見られない大泉さんの姿をずっと見ていたんです。でも、光石さんとずっとふざけていました。 MCやっぱり! 光石さんが一方的にふざけているとおっしゃっていましたが…。 上杉さん僕、すっごく覚えています。大泉さんが、光石さんに「あなた大御所なんですからもっとドシっとしなさい」とおっしゃるんですが、光石さんもずっとふざけているし、大泉さんも一緒になってコントをしていました。(監督が)「よーい」って言うぐらいまでずっとやっていましたからね。 菅野さん悪い先輩~(笑)。 大泉さん光石さんはおかしいですよ。このキャリアでこんなにふざけている人。 MC松村さんは、この作品において、ある方と共演したことで、「これで役者としての夢が叶った」とおっしゃっていました。それが誰かを改めてうかがってもよろしいですか? 松村さん作品と全く関係ない僕の話で大丈夫ですか? 僕は、昔から大泉洋さんが大好きで…。 大泉さん(ドヤ顔) 松村さん(会場:大きな拍手)…まあ、大泉さんは座長だから良いのか…。(大泉さんが会場の拍手に応える)大泉さんそれなのにですよ。「夢が叶った」とまで言える私と、これだけ良い役で共演をしておきながら、この男はちっとも宣伝をしません。やっと今日イベントに来ましたけれど…。 松村さん公開は6月14日ですから。 菅野さん現場で見ていましたが、すっごく大泉さんのことが好きな感じでした。 松村さんもちろん、もちろん。 菅野さん「水曜どうでしょう」のエピソードを事細かに教えてくれた。 松村さん大泉さんのすごいところは、1エピソードを出すと、先回りして次のエピソードを話し出すっていう。 大泉さん(爆笑)。 松村さんどれだけご自分がご自分を好きでいるかっていう…。そこも含めて本当に好きな方です。 MC俳優としてではなく、そういうところが好きだという。 松村さん入口がバラエティとか、人柄の方だったので。でも、本当にこれは冗談抜きで芸能界の中で一番憧れているし、尊敬している方です。 大泉さんでも、今日あんまり君は僕の株を、今のところ上げていないからね。上がるようなことを言ってくれないと…。撮影中あっただろ。 松村さんありますよ。もちろん俳優として素晴らしいことは、国民が知っていることじゃないですか。だから、裏の座長としての顔をお話します。座長として、どれだけこの組を引っ張っていくのかっていう話なんですが…。 大泉さん(松村さんの言葉に何度も大きくうなずく) 松村さんすごく気の利く方で、ある時、卵サンドを買ってきてみんなに振る舞ってくれたんですよ。それがちょうど、ちょっと雨で待ちみたいな時で…。 大泉さん雨の話はいらないよ。 松村さん(大泉さんに向かって)しょうがないじゃないですか、雨を降らすから。(会場:笑) 右に行けばこっちが雨、別の場所に行けばこっちが雨っていう方ですからね。その雨でちょっと待っているタイミングで卵サンドを差し入れてくれたんです。でも、メイクさんはちょっとメイク直したいなっていうタイミングだったりして、誰も(卵サンドに)手を伸ばさなかったです。そしたら、(大泉さんが)「そんなのは良いから、一回これを食え」と、みんなに卵サンドを分け与えたんです。みんなでいざ食べてみると「おいしいね」ということで、気持ちがこう…一丸となったという一夜がありました。 大泉さんそれだと、ちょっと押し付けがましそうに映ったね。仕事をしようとしている人に対して、「良いから僕の買ってきた卵サンドを食え!」と言っている人にちょっと見えたね。 松村さんそうか…。(悔しそうに) 大泉さん(爆笑)。彼が僕のファンだということは、あんまりプラスにならないな。僕の良いところがあまりにもマニアック過ぎて伝わらなかったんですよ。 MC光石さんは、カテーテル治療が、ご自身の近いところにあるというお話をうかがったんですが…。 光石さん真面目な話なんですが、カテーテルをやったことあるんですよ。大泉さんカテーテルの役をやったっていうことですか?(会場:笑) 菅野さん真面目な話って言っていたよ。 大泉さん(カテーテル役の演技をする) 光石さんそんなこと思った人は誰もいないし。(カテーテルの役をしながら)やれないですよ、こんなの(笑)。 大泉さん何でもやるから、…松重豊さんが(カテーテルを)入れたのかと思ったよ。それで、(ご自身が)カテーテルをしたんですか。 光石さんしたことはあるよ。動脈瘤だったかな…カテーテルを入れて検査をして、幸い治療までいかなくて良かったです。そしたら、一昨年父が動脈解離になって、カテーテルをやりました。「カテーテル親子」ということでやらせていただきました。 MCだからこそ、まさに本作を観て、皆さんが頑張って作り上げてきたというのを知ったということですね。 光石さんそうです。こういう話があったのかと、初めて知りました。 大泉さんでも、光石さんの役的には、それを阻む役でしたもんね。 光石さんええ、まあ。 大泉さんそういう男ですよ。 MCごめんなさい。たっぷりしゃべっていただいたら、時間をオーバーしてしまいました。 大泉さん上映しようって何度も言っただろ。 ■フォトセッション。 MCでは、これから本作をご覧になる皆さんに一言いただいてもよろしいでしょう。 大泉さん本作をこれから観る皆さんにする舞台挨拶ではなかったと、今も袖でけんけんがくがくと揉めておりました。(会場:笑) 「全く何を話してんだか分からない」「良いことを一つも言わねえな」などと揉めておりました。これから観ていただく作品はですね、そういうくだらない役者の作品ではございません。大変素晴らしい、実話の物語でございます。どうぞ皆さん、一度先ほどの舞台挨拶を全て忘れて、まっさらな気持ちで観ていただければと思っております。そして、何か感じるものがあれば、多くの方に伝えていただきたいと思っております。今一度、今日の舞台挨拶を全て忘れて、本作をお楽しみください。よろしくお願いいたします。【上映終了後舞台挨拶】■エンドロール後、スクリーンが上がり登壇者の皆さんがサプライズで登場しました。大泉さん観ていただきありがとうございました。一度にこれだけ多くの方に作品を観てもらうことは初めての経験です。私自身、感動しています。観ていただけたら分かりますように、本作は大切な子供を亡くした家族の話ではなく、自分以外の誰かのために何ができるかという作品だと思います。少しでも多くの方に観てもらいたいので、本作を観て良かったと思う方は、多くの方にそれを伝えてください。本当に悲しいだけの作品ではなく、すごく元気になれる、人のために何か頑張りたいと思える作品だと思います。どうぞ「ディア・ファミリー」のことをよろしくお願いいたします。菅野さん観ていただいたお客さんの前に再び顔を見せるのは初めての経験です。皆さんからの温かい拍手を直に聞くことができて、こんなに幸せなことはないと
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「#真相をお話しします」初日舞台挨拶「#真相をお話しします」公式サイトミステリー界の超新星、結城真一郎さんが2021年に発表し、第74回日本推理作家協会賞(短編部門)を受賞した短編「#拡散希望」、そして翌年の2022年に「#拡散希望」を含む5篇を収録した「#真相をお話しします」を発売。それを原作とした前代未聞の暴露(ゴシップ)系エンターテインメント映画「#真相をお話しします」が、いよいよ公開となりました。 4月25日にはTOHOシネマズ 日比谷で初日舞台挨拶が行われ、ダブル主演を務めた大森元貴さんと菊池風磨さんをはじめ、中条あやみさん、岡山天音さん、豊島圭介監督が出席しました。本作の「#真相」を目撃したばかりのお客さんを前に、それぞれが公開を迎えた今の気持ちを明かしました。この日の模様を詳しくレポートします!初日舞台挨拶鈴木役大森元貴さん桐山役菊池風磨さんヨガ教室経営者役中条あやみさん「#真相をお話しします」チャンネル管理人役岡山天音さん豊島圭介監督大森さん本日はお越しいただき、ありがとうございます。今日は短い時間ですが、よろしくお願いします。 菊池さん本日はお集まりいただき誠にありがとうございます。今日はどうぞよろしくお願いします。 中条さん皆さん、今日はお集まりいただきありがとうございます。よろしくお願いします。 岡山さん皆さん、今日はありがとうございます。どうぞよろしくお願いします。 豊島監督今日はご来場いただき、ありがとうございます。無事に初日を迎えられてホッとしています。朝からいろいろな感想がSNSに上がっていて、スマホから手も目も離せない状態です。今日はよろしくお願いします。 MC大森さんと菊池さんは、数々のイベントや宣伝活動を行い、今日は電波ジャックもあり、あらゆる番組に出演されました。ようやく初日を迎えた気持ちをお聞かせください。 大森さん(菊池さんと顔を見合わせて)やっとだよね。 菊池さんやっとだね。 大森さんすごくうれしいです。役者として、作品の公開日を迎えるのは初めての経験なので、すごく不思議な気持ちです。皆さんにどう届いたのかが気になります。 MC楽曲をリリースする日とは、また違った感覚ですか? 大森さん近い部分があるかもしれません。公開するまでは、自分と鈴木の物語だったものが、公開されると「鈴木がどういう人間なのか」がより多くの人に伝わるのが、寂しくもありつつ、すごくうれしいです。その部分は楽曲をリリースをする時と似ている気がします。 菊池さん僕は率直にすごくうれいしいです。でも、大森くんの言うように、うれしさの中に寂しさがありますね。宣伝活動も含めて、みんなで作ってきたものなので、文化祭のような感じです。文化祭って始まってしまうと、すぐに終わっちゃうな…みたいな感覚。以上です! (登壇者の皆さん&会場のお客さん:笑) 大森さんみんなで作ってきたものがいろいろ詰まっているからね。 菊池さんそうそう。夜の校舎でみんなで文化祭の準備をしていた時間が、良かったなみたいな。…あれ? 僕、何か良いこと言っています? (会場のお客さん:笑) 大森さんそうでもないけどね(笑)。(会場のお客さん:笑) でも、分かるよ。 菊池さんそんな気分ですね。でも、何よりもうれしいです。 MC大森さんと菊池さんは、本作の真相に迫るYouTubeチャンネル「#真相の部屋」を始動させたり、宣伝活動もあったりと、二人で過ごす時間が多かったと思います。 大森さんやっとナチュラルに会話ができるようになって、今は仲良くさせてもらっています。 菊池さんそうだね。「#真相の部屋」の「#1【W主演】大森×菊池YouTubeチャンネル始動!」の動画は、お互いに人見知りをしていて、ひどいよね(笑)。 中条さんひどかった(笑)! 大森さんあれ、照れるよね! 菊池さんあの距離感はちょっと照れるね。 大森さんお互い人見知りだからね。 菊池さんそうそう。 大森さんあれが精一杯だったんです。お互いに頑張りました! 菊池さん頑張りました! 大森さんだからこそ、宣伝活動に終わりが見えてきて、少し寂しいんですよね。 MC中条さんは、撮影時からお二人の関係性を見てきたと思います。お二人の距離感に変化はありましたか? 中条さん私は、お母さんのような目で二人を見ていました(笑)。最初は距離があった二人が、今はこんなに仲良くなったなんて…もう、涙が出ちゃう…。(涙を拭うふりをして、会場のお客さん:笑) 菊池さんこの人、マジでふざけています。(会場のお客さん:笑) 良い加減にしてください。 大森さんいつもこうですね。 菊池さんいつもふざけていますからね。 中条さん(先ほどの菊池さんの発言を引き合いに出して)文化祭? 遠足? どっちだっけ? 菊池さん文化祭だね。(会場のお客さん:笑) 中条さん文化祭、みんなで盛り上げていこう! (拳を挙げて)エイエイオー! (会場のお客さん:笑&拍手) 菊池さん頼もしいようでもあり、怖くもありますね(笑)。(会場のお客さん:笑) (盛り上げ役を買って出てくれた中条さんに対して)ありがとうございます。 MC岡山さんは、静かに皆さんのお話を聞いていらっしゃいますね。 菊池さん今、聞いてすらいなかった可能性もありますよ! (突然話を振られたことに)ビクッとなっていたから! 大森さん逃がさないからね! 岡山さん(MCの発言に対してタジタジとなりながら、)まさに、そうだと思います。(会場のお客さん:笑) MC本作をご覧になったお客さんからは、「衝撃的だった」「ハラハラ、ゾクゾクした」「泣いた」など、たくさんの感想が届いています。皆さんの元にも、本作をご覧になった方からの反響が届いていますか? 大森さん本作のタイトルにハッシュタグが付いているので、そういう意味でも感想を目にしやすいですね。僕のところにも朝から感想が届いています。 MC印象的だった感想はありましたか? 大森さんいろいろな方々が、それぞれ違った感想を述べていることが、印象的です。観る方によって作品の感想が変わる、不思議な作用のある作品だなと、強く感じました。 菊池さんいろいろな感想を見て、何度も楽しめる作品だと思いました。本作をご覧になった方がSNSに感想を投稿する時は、「##真相をお話しします」と、タイトルの前にハッシュタグをつけるんでしょうか? 大森さんしない、しない。 菊池さんタイトルのまま行くんだ。じゃあ、僕も裏アカではそうしようと思います。(会場のお客さん:笑) 大森さんどういうことなの(笑)? 菊池さん感想を真面目に投稿したいと思います。(大森さん:笑)MC中条さんの元にも、感想は届いていますか? 中条さん私も朝から皆さんの感想を見ていたんですが、「もう一回観たい」「結末が分かってから、もう一度観たい」という方がいました。他にも、「結末についてみんなで話したい」「一緒に話したい」と言ってくれている方も見かけて、とても良いことだなと思いました。みんなでいろいろな意見を述べるべき、価値観を共有すべき作品だと思うので、皆さんどんどん感想を話してもらえたらうれしいです。 岡山さん僕はSNSをやっていないので、会ったことのない人の感想を知ることができないんです。でも、皆さんがおっしゃったように、観る人によって最後の印象が全く異なる作品だと思います。皆さんがどのように感じたのかが楽しみです。僕も早く感想が聞けるように、身内が早く観てくれることを祈ります。 豊島監督台本を作った時に、自分としても最後のシーンが一番面白かったので、「そこをどうやって成立させるか」に、かなり力を注ぎました。投稿されている感想の中で、「最後が良かった」という方も多かったので、ものすごく安心しています。 MC大森さんはどのような思いで鈴木役を演じたのかについて教えてください。 大森さん鈴木は本当に不思議な人です。一見、突飛に見えるんですが、いろいろなことを振り返って、僕の人生とも照らし合わせてみると、すごく人らしいなと思っています。ものすごく純粋で人懐っこいからこそ、いろいろなことに傷ついてきた人なんだろうなと思っています。演じる上では、まず鈴木と仲良くなるというか、鈴木を深く理解することを意識しました。 MCご自身との共通点や、一方で「ここは全然似ていないな」と感じるところはありますか? 大森さん僕は声を荒げたりはしません(笑)。鈴木は荒げますが、僕にはそういうところはないなと思いました。 豊島監督声を荒げるところは、元貴くんのアイデアです。台本にないことをやってもらいました。 大森さん僕は、鈴木はある種普通の人だと思っています。誰しも自分の感情をハンドリングして、コントロールすることって、そんなにできないじゃないですか。台本のままだと、鈴木という人間がすごく器用な人に映るような気がしたので、おこがましいんですが、「もっともっと鈴木に不器用なところがあっても良いんじゃないか」という提案をしました。僕と鈴木の似ているところは、人が好きなところだと思います。 MC菊池さんの演じた役どころは、観客の代弁者のような立場でもあるかもしれません。演じるにあたって、どのようなことを意識しましたか? 菊池さんもともとの桐山と、事件をきっかけに変わってしまった桐山で、二人いるイメージでした。どちらかというと事件の前の桐山は、作られた桐山、自分の中で、「自分はこうじゃなきゃいけない」と繕っているような気がしました。事件が起きた後に鈴木とちゃんと話している桐山が、実は本当の桐山なんだと思います。心が壊れてしまった分、本音が見えているような気がして、よりナチュラルな雰囲気を出せるように意識していました。MC中条さんと岡山さんが演じたのは、本作の真相の鍵を握る重要な役どころでもありました。心を動かされたシーンや驚いたシーンがあれば教えてください。 中条さん私は、子どもたちのシーンがすごく好きです。本作ではいろいろな事件が起きます。その中でも冒頭の子どもたちのシーンは、まだ何も知らない純粋な子どもたちの心がいかにきれいだったかというのが描かれていて、本当に良いシーンだと思います。本作では、子どもたちが成長していく中で「知ることの大切さ」を伝えているような気がしています。人の優しさを知ることによって、自分もより人に優しくできると思います。 大森さん子どもたちのシーンは、かわいくて癒されるよね。 中条さん(うなずきながら)本当にそうですね。 岡山さん僕は限られたパートしか現場にいなかったんですが、かなり印象に残ったのは伊藤英明さんの演じたキャラクターですね。カッコ良いのかキモいのか分からない、あの絶妙な感じは、英明さんにしか出せないと思いました。(会場のお客さん:笑) 今日ステージにいる皆さんもそうですが、いろいろなところで活躍されていて、キャラの濃い方たちが集まっています。僕が出演している作品ではありますが、僕の出ているシーン以外は、客観的に観てお客さんとして楽しんでいまいた。強いメッセージ性もありますが、そういった間口の広い楽しさみたいなものもあると思っています。すごく痛快でした。 MC本作の主題歌は、Mrs. GREEN APPLEが本作のために書き下ろした新曲「天国」です。こちらはまだリリース前ということで、今は本作のエンドロールが、唯一「天国」を聴ける場所となっています。大森さん、今の心境を教えてください。 大森さんこういった試みはあまりなかったので、ミセスとしてもドキドキです。「天国」を作るにあたって、お芝居とは全然違う角度で、また本作に向き合い直しました。誰が悪いとかではなくて、誰もが悪くて、みんなが贖罪を抱えている。そんなどうしようもないお粗末な生き物を、どうやったら愛していけるのか。そういったところに立ち返って、ミュージシャンとして書きました。この作品と共に、僕としても新しい側面と表現を世の中にお送りできることが、すごく感慨深いです。とにかくうれしい気持ちでいっぱいです。 MC菊池さんは、撮影時からこの曲を聴いていたそうですね。 菊池さん大森くんの怖いところは、撮影期間中に「撮休があったから作っちゃった」って曲を作っちゃうんですよ。「余り物があったからラーメン作っちゃった」みたいな。(大森さん&会場のお客さん:笑) しかも、デモの段階からクオリティがめちゃくちゃ高かったんです。(岡山さんに向かって)聴かせてもらったでしょう? 岡山さんそうですね、一緒に聴ききました。 菊池さん一つのイヤホンを共有して聴いたんです。あれは好きになっちゃうよね。(大森さん&会場のお客さん:笑) めちゃくちゃ良い曲だし、デモの段階からカッコ良くて、壮大な曲でした。役に入り込もうという意識があるから、自分の役や物語と曲がリンクするんです。僕は、あの曲好きですね。 大森さんありがとう。照れる。(会場のお客さん:笑) 菊池さん照れるよねえ(笑)。 MC様々なフィールドで活躍されている方々が顔を揃えた本作は、映画化の発表時から大きな反響がありました。監督、このすばらしい俳優の皆さんとご一緒した感想を教えてください。 豊島監督今日登壇している四人は、実はずっと一緒に芝居をしていたんです。風磨くんたちが警備員室で観ている映像も、中条さんと天音くんはその場にいて、リモートで繋いで演じてもらったんです。異種格闘技戦と言いますか、皆さんそれぞれ出自が全然違いますよね。元貴くんはミュージシャン、中条さんはすでに女優歴の方が長いかもしれませんが、ファッションモデルでもあります。そして風磨くんが、アイドルでしょう? 菊池さんめちゃくちゃアイドルです。(会場のお客さん:笑) 豊島監督めちゃくちゃアイドルですね(笑)。そして天音くんは、「中学生日記」(NHKにて1972年から2012年放送)出身の生粋の俳優です。住んでいる惑星が違う人たちが、同じ空間に集まって芝居をして、皆さんがちょっとずつ影響し合う感じがすごく面白かったです。あまりないことだと思います。MC劇中では、菊池さん演じる桐山。そして観客に向けて、ある究極の二択が提示されます。皆さんにとってこれまでに直面した一番の「究極の選択」について教えてください。 岡山さん僕は最近、引っ越しをしたんです。 菊池さんえ、どこどこ? (会場のお客さん:笑) 岡山さん言えるか! 別に言っても良いですけどね(笑)。久々の引越しだったので、部屋をバキバキにオシャレにしようと思って、手始めに四角いフロアマットを、床に敷こうと思ったんです。もともと引っ越す前から、買っておいたんですが、大変だからなかなか手をつけていなかったんです。でも、ある時に「やろう」と思って、夜10時からやり出したんです。家具を一度全部どけて、…朝10時までかかりました。「今、やるぞ」と夜10時に思ったのは、究極の選択でした。 中条さん怖い。(会場のお客さん:笑) 菊池さん衝動的で何か怖いな。(会場のお客さん:笑) 岡山さん(菊池風磨さんが出演しているYouTubeチャンネル)「よにのちゃんねる」を観ながら作業しました。(会場のお客さん:笑) 菊池さん「よにのちゃんねる」を観ながらやったんですか?岡山さんはい。作業が終わった朝10時頃には、もうすべて観終わりました。 菊池さんだいぶ観ましたね。 岡山さん関連作品で別のものもいろいろと観ましたよ。 菊池さんヤバいね。それでフロアマットはうまくいったんですか? 岡山さんうまく貼れずにずれちゃって、下のフローリングが見えています。あれ、難しいですね。 菊池さん何なんだ、この人。(会場のお客さん:笑) 岡山さんずれちゃっているから、また夜10時に貼り直すかもしれないです。 菊池さんもっと早い時間からやってくれよ。何でキックオフが夜10時と決まっているんですか? 岡山さん一番モチベが上がる時間なんですよ。 中条さん私は、本作にクランクインする直前に起きた出来事です。電動自転車で、街を爽快にひゃーっと走っていたんですが、ちょっとした段差を見逃して、車輪がガラガラガラと絡まってしまったんです。これはコケるなと思った瞬間に、全てがスローモーションになったんです。そこで「これは手から行くべきなのか?はたまたどこなんだ?」と究極の選択をしました。 菊池さんどう落ちれば良いのかと? 中条さんそうです。ちょうどその頃オリンピックが開催されていて、柔道を観ていたので、「いつも受け身はどうしていたっけ?」と考えて、「肩だ!」と思ったんです。なので、肩から着地したら折れないだろうと思って、肩から着地したので、肩だけの傷で済みました。(満面の笑みで)成功です! 菊池さんいやいやいや、とんでもない傷を作っていましたよ。 中条さんその傷があるまま、本作の撮影に入ったんです。 菊池さんあれは、ちょっと引いたもん。(中条さん:笑) 豊島監督だから、あの(ヨガ教室経営者役の)傷は、メイクじゃないんですよ。実際に自転車に乗ってできた傷です。 中条さん傷を生かして、コスパも良く済みました。(登壇者の皆さん&会場のお客さん:笑) 菊池さん(岡山さん、中条さんに向かって)この人たち何しているんだよ。怖いよ。(会場のお客さん:笑) 中条さんあれは究極の選択でしたね。 MC大森さんはそのお話を聞いた時に、どう思いましたか? 大森さん「プロだ!」と思いました。(会場のお客さん:笑) 中条さんありがとうございます。 菊池さん何でよ? プロはイン前に転ばないのよ。 大森さん肩から転ぶって見たことないですけれどね。どんな角度でどうなったら、そうなるのか…。 中条さん柔道のおかげですね。菊池さんいやいや、柔道の人も推奨してないのよ。 中条さんぜひ皆さんも肩から。(会場のお客さん:笑) 菊池さん変なことばかり言わないでください。(会場のお客さん:笑) MCでは菊池さんの究極の二択について教えてください。 菊池さん昨日、大森くんがやっていたインスタライブにあやみちゃんも一緒にゲリラで参加して、三人で軽くしゃべったんです。その時に、あやみちゃんが「サウナに行こうかな」と言っていたのが頭に残っていて、夜中にサウナに行きたくなっちゃったんです。今日は電波ジャックで、朝からTBSの番組に出演するために5時半には起きなきゃいけなかったんですが、昨日は家に帰ってきたのが1時くらいで、そこからサウナに行ったので、寝たのは3時半でした。(登壇者の皆さん&会場:驚きの声) 大森さん天音くんとやっていることがそんなに変わらないよ。衝動に駆られている(笑)。 菊池さん僕はちゃんと寝ているから(笑)。どうしても行きたくなったんです。 MC中条さんの一言に触発されたということですか? 菊池さんそう! サブリミナル効果みたいになって「サウナ行きたい」ってなりました。 中条さん私のせい? いつもサウナに行っているじゃない! 菊池さん確かに、今週は毎日行っていますね。 中条さん撮影中も「今日は何をするの?」と聞くと、「サウナ」って言っていました。だから、私のせいじゃありません! (会場のお客さん:笑) MCサウナに行ったことが、今日は吉と出ていますか? 菊池さん今、めちゃくちゃ眠いです。(会場のお客さん:笑) 大森さん朝イチに会った時、全然寝ていない人だったよね。生原稿を読む時、めちゃくちゃだったよ(笑)。 菊池さんヤバかったよね、めちゃくちゃだったな(笑)。 MC朝から電波ジャック、ありがとうございました。 菊池さんなかなか出られないですから、楽しかったですね。 大森さん楽しかったです。 MC続いて、大森さんの究極の二択を教えてください。 大森さん日々、選択をしていますが、一番大きかったのは、本作のオファーをいただいた時に、出演するか否かですね。あれは、僕の中で究極の二択でしたね。「出て良いものなのか?」と思いました。でも、「なぜ鈴木という役のお話が僕に来たのか」を熱く語っていただいて、脚本も拝見して、「なるほど!」と思ったんです。そこで何かお力添えできることがあればと思って、覚悟しました。それは僕の中で大きな選択でした。 MC今日は初日舞台挨拶に立っていますが、その選択をしたことについて、どのように感じていますか? 大森さん本当に刺激的な毎日を送っていました。本作がどのように皆さんに届くのかは、観ていただいて初めて決まるものだと思いますが、個人的には楽しい日々でした。 菊池さん僕なんて、二つ返事で「出ます」と言いましたよ。(大森さん&会場のお客さん:笑) (一緒にダブル主演を務めるのが)大森くんで本当に良かったです。 MC最後に主演のお二人から、ご挨拶をお願いします。 菊池さん今日はこうして五人で舞台挨拶をしましたが、本作には豪華なキャストの皆さんがたくさん出ています。僕もお客さんとして本作を観て、胸を打たれるシーンがたくさんありました。観終わってからも、ぜひ本作の題材について考えていただけたらと思います。今日はありがとうございました。 大森さん僕は本作が大好きです。エンタメなのか、エンタメじゃないのか。現実なのか、現実じゃないのか。観る人によって、様々な答えが存在する作品だと思っています。2025年がどのような時代なのかということも、見えてくる作品だと思っています。そこに賭けてみたい、信じてみたい、そんな作品です。より多くの方に観ていただきたいです。今日はありがとうございました。
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「国宝」完成報告会「国宝」公式サイト作家の吉田修一さんご自身が、三年間歌舞伎の黒衣を纏い、楽屋に入った経験を血肉にして書き上げた渾身作「国宝」。任侠の一門に生まれながらも、歌舞伎役者の家に引き取られ、芸の道に人生を捧げた主人公・喜久雄の五十年を描いた壮大な一代記が映画化され、6月6日より公開となります。 4月23日には、帝国ホテルにて完成報告会が開催され、吉沢亮さん、横浜流星さん、高畑充希さん、寺島しのぶさん、森七菜さん、見上愛さん、田中泯さん、渡辺謙さん、李相日監督が登壇しました。 イベントでは、本作の主題歌「Luminance」(原摩利彦 feat. 井口 理)が発表されました。また、本作が今年のカンヌ国際映画祭の監督週間部門に選出されたことを受け、登壇者の皆さんが喜びを語った、こちらのイベントの模様を詳しくレポートします。完成報告会立花喜久雄(花井東一郎)役吉沢亮さん大垣俊介(花井半弥)役横浜流星さん福田春江役高畑充希さん大垣幸子役寺島しのぶさん彰子役森七菜さん藤駒役見上愛さん小野川万菊役田中泯さん花井半二郎役渡辺謙さん李相日監督吉沢さん本日は、お集まりいただきありがとうございます。 横浜さん作品が完成して、皆さんに届けられることは、当たり前のことではないので、本日無事に完成報告ができて、うれしく思います。 高畑さん今日はこの場に皆さんと一緒に参加できてとてもうれしいです。 寺島さん本作で自分の役に課された役割が、今の自分とダブっていたので、撮影では不思議な感覚を体験することができました。 森さん今日は皆さんとこの場に立つことができて、とてもうれしいです。 見上さん本日はお集まりいただきありがとうございます。最後までどうかお楽しみください。 田中さんよろしくお願いします。 渡辺さん李監督に、無謀な挑戦を託されましたが、何とかやり抜くことができました。本日はたくさんの方々にお集まりいただいたので、本作を世に広めていただけるようお願いいたします。 李監督「人間、やればできるもんだなぁ」と言うと、また(渡辺)謙さんに叱られそうですね(笑)。でも、「これができるのか?」という疑問を持っているだけでは、先に進めないですし、たとえ確信を持っていても、落とし穴があることもあります。本作は、この時代に生まれるべくして生まれた「非常に生命力の強い作品」だと感じています。 MC本作のカンヌ国際映画祭監督週間への正式出品が決定いたしました。おめでとうございます。(会場のお客さん:拍手)監督週間への出品のご連絡を受けた時のお気持ちと、カンヌで上映されることについての今のお気持ちをうかがえますか? 李監督カンヌ国際映画祭は非常に狭き門で、世界中でしのぎを削った作品が集まります。本作が、日本で大々的にエンターテインメント作品として皆さんに届くのと同時に、作品性も評価されて、同軸が揃った作品となったのはうれしく思います。歌舞伎という日本の伝統文化を題材にした作品なので、フランスの方もそうですが、皆さん歌舞伎にはそれぞれのイメージをお持ちだと思います。でも、本作を通してそういったイメージを新たに覆す映画体験をしてもらえたらうれしく思います。MC吉沢さんと横浜さんは、カンヌ出品の発表時は、「国宝」の撮影地である京都で、同じお仕事の現場にいらっしゃったとうかがいました。ニュースを聞いた時のお気持ちはいかがでしたか? 吉沢さん映画に携わっている人間としては、カンヌは憧れの舞台です。その場所にお邪魔できることはすごくうれしいです。京都の世界遺産の東寺で、横浜さんと一緒にお仕事をしていた時にその発表を聞きました。すごく運命を感じました。「歌舞伎」という日本が世界に誇る文化が世界に放たれて、どのような評価をいただけるのか、すごく楽しみです。横浜さん映画人として、カンヌは憧れの場所です。京都で喜びを分かち合いました。我々が魂を込めた作品なので、心からうれしかったです。海外の方々がどのように感じ、受け止めてくれるのか、非常に楽しみです。何より監督、おめでとうございます!李監督いやいや、皆さんね(笑)! MC渡辺謙さんは、李監督とは過去に「許されざる者」(2013年公開)でヴェネチア国際映画祭出品へのご経験がありますが、カンヌへの出品は初めてですよね。 渡辺さん「怒り」(2016年)の時は、トロント国際映画祭やサン・セバスティアン国際映画祭に一緒に行きましたが、実はカンヌだけはまだ行ったことがなかったんです。おそらく騒然としていると思います。映画人が世界中から集まってくる中で、本作が上映されるのは、かなり大きな意義があると思います。李監督の作品は、作家性が強いので、海外の方がそれをどう受け止めるのか、楽しみではあります。MCここからは本作の内容についてうかがっていきます。まずは吉沢さん、喜久雄役に正面から向き合いながらお稽古や撮影という怒涛の日々を過ごされたと思います。本作と喜久雄役への思いを教えてください。 吉沢さん撮影期間を含めて一年半、歌舞伎の稽古を続けて喜久雄役に向き合いました。一年半という期間、一つの役に向き合うのはなかなかできないことだと思います。どの作品も特別で、全力でやっていますが、この作品にかけた時間とエネルギー量は桁違いです。それだけのものを背負って現場に臨みました。確実に、今までの役者人生の集大成です。これまで培ったものをすべてぶつけた作品です。 MC改めて、喜久雄の人生を演じてみていかがでしたか。 吉沢さん歌舞伎役者は、役者というつながりはありつつも、全く違う世界だと改めて感じました。我々役者は、人間の人生を演じて生きていきます。歌舞伎役者さんは、何百年も前の先人たちが積み上げてきた一つの芸を生きていきます。そこへの覚悟は、小さい頃から舞台に立って何十年も積み重ねて、ようやく形にしていくものだと思います。僕がそれを演じるのに、一年半では足元にも及ばないことは分かっていますし、技術的に足りない部分はたくさんあると思います。だからこそ、我々役者がやった意味があると思います。僕は喜久雄を通して、がむしゃらな精神や意地を感じました。そこが観ていただきたいポイントです。 MC吉沢さんは、でき上がった作品をすでに二回ご覧なったとうかがいました。 吉沢さんいろいろな思いがあって、一回だけではすべての思いが処理しきれず、二回観ました。「とにかくすごいものを観た!」という余韻がありました。カメラワークや、皆さんのお芝居、美術、ライティング、総合芸術、それぞれの素晴らしさがありました。本作は歌舞伎がテーマなので、観る前は難しい題材と思う方もいるかもしれませんが、そんなことはありません。「純粋にエンターテインメントとして楽しめる、本当に最高な作品が生まれたなぁ」と思って、ホッとしています。MC横浜さんも、吉沢さんと同じぐらい大変な準備をされたと思います。役と向き合い、完成した本作をご覧になった感想を教えてください。 横浜さん俊介という人物は、僕自身とは正反対でむしろ苦手な人間です。なので、普通の役作りとは違って、まず理解し、愛することから始めました。李監督は、「流浪の月」(2022年/主演・広瀬すず、松坂桃李)の時もそうでしたが、自分の中にきっとあるけれど、律して眠らせているものを、解放させて、挑戦させてくださるので、役者冥利に尽きます。それと同時に、力不足も感じましたが、幸せな時間を過ごせました。完成した作品を観て、芸に人生を捧げた彼らの生き様が美しくて、感銘を受けたし、励まされました。僕も彼らのような人生を過ごすためには、「芸に励むのみだな」と思いました。MC自分の人生に言葉をもらったような感じですか? 横浜さんそうですね。なので、役者の方々も観ていただくと、いろいろな思いが感じられるのかなと思いました。 MC人生をかけて歌舞伎役者を支えた女性陣にもお話をうかがいます。高畑さんは、喜久雄と俊介と大きく関わる役でしたが、演じた感想や、完成した作品をご覧になった感想を教えてください。 高畑さん本作を拝見して、結構くらいました。李監督とは「怒り」(2016年)でもご一緒しましたが、その時も作品を観た後に、一日、二日引きずるというか、良い意味ですごくドーンと来ました。「すごく重厚な作品に参加させてもらえたな」と思いました。春江は、長きにわたり一番近くで喜久雄と俊介の二人に寄り添い、見守る役でした。私も実際に、若い時代から歳を重ねるまでの撮影で、ずっと二人を横で見ていました。二人が血反吐を吐くような努力を重ねて芸を習得する姿を見ていたので、自然と春江の気持ちになれたし、客席や舞台裏で「何か力になれないかな?」と思っていました。作品を観た時にその記憶が蘇って、二人の人生を見られて、すごく不思議な幸せな気持ちになりました。MC寺島さんは、「今まで生きてきた私の環境や、蓄えてきたものを少しでも活かせていれば」とコメントされていました。皆さんご存知のように、寺島さんご自身も歌舞伎界に近く、今回「国宝」に参加されました。どのようにオファーを受けて、本作の撮影に臨まれたのでしょうか? 寺島さん幸子は、二人を部屋で預かってしつけていく役ですが、歌舞伎界は世襲制なので、この役自体はリアルには成り立たないものです。なので、吉田さんの本を読んだ時に「とても夢がある物語だな」と思いました。李さんとは、これまで何度か「ご一緒できるかなぁ?」と思っていたのですがなかなか叶わず、この作品でお会いできました。また、歌舞伎と言う題材で、ご一緒できることに意味があるのかなと感じました。私は今回、役者と言うより、スタッフの一部のようでした。例えば、セットで自分が見てきたものと違うと思ったら、監督に「こうじゃないですか?」と言ったりしていました。 李監督結構厳しい指摘でした(笑)! でも、素晴らしい指摘でありがたかったです。 寺島さん(笑)。不思議な体験でした。演じつつも、セットなどを見ては、指摘をして、監督がそれを真摯に変えてくださって、楽しい撮影でした。私は、いつもでき上がった作品は観ないのですが、評判は聞いております。李さんは、「えげつなくカットする」と、有名な監督ですから、私のシーンなんて大して残ってはいないかと……。 渡辺さんちゃんとあったよ!(登壇者の皆さん:笑) 寺島さんありました(笑)? カットされていた場合、「観るの嫌だなぁ」と思っていたので、もう二、三年寝かせてから拝見しようかな。 李監督その間にまた編集を変えたりして(笑)! (寺島さん:大笑い) MC寺島さんは幸子として、子どもの時代から二人を見ていて、いかがでしたか? 寺島さん俊ぼん(俊介)は自分の子どもですからね。それを差し置いて主人(渡辺謙さん演じる花井半二郎)が喜久雄を支持するのは、ムカついてしょうがなかったです。歌舞伎界では、ほとんど考えられないことなので、「吉田修一さんはすごいものをお書きになったな」と思っていました。 MC森さんは、喜久雄にとってターニングポイントとなる女性を演じました。どのような気持ちで撮影に臨みましたか? 森さん撮影には途中から参加したので、正直すごく緊張しました。吉沢さんとの共演は二度目でしたが、ずっと迷宮にいるような気持ちでした。でも、それが楽しくて毎日現場に行っていました。私は彰子として、喜久雄がこの後どうなっていくのか、現場で吉沢さんのことを見ていたのですが、ずっと炎みたいでした。吉沢さんはすごく優しく接してくれるのですが、青い炎に見えて、どこか近寄れなくて、「喜久雄じゃない時間ってあるのかな?」って、彰子として心配している時間がありました。(吉沢さん:笑)カメラが回っていないところで、吉沢さんが物を落とされた時も女性らしくすごくきれいに拾われた瞬間があって、「すごすぎる!」と思いました。彰子は、これから喜久雄が歌舞伎役者として芸を磨いていく中で、こういう瞬間を目にしていくのだなと思うと、次のシーンの心の手助けになったので、本当に感謝しています。ありがとうございました。吉沢さん(笑)。どういたしまして。彰子とのシーンは、彰子と一緒にいても、喜久雄は常に自分の世界にいるような接し方だったので、「自分から話しかけるのも何か違うのかな」と思っていました。すみませんでした。 森さんいやいやいや。こちらこそです。 吉沢さん炎を燃やしていました! MC森さんは、今日完成作をご覧になったんですよね? 森さん三時間があっという間でした。お二人の歌舞伎の演目のシーンは、背もたれを使わずに、久しぶりに前のめりで画面を観ていました。芸事や、自分がお芝居をしている時もそうですが、「夢中になれる時間があるって、本当に幸せなことだな」と、本作を通して感じました。喜久雄さんから教えてもらったことがたくさんあります。 MC喜久雄を見染めながらも、身を引く切ない表情が印象的でした。撮影はいかがでしたか? 見上さん私は撮影の二カ月前から日本舞踊、一カ月前から三味線のお稽古を始めました。日本舞踊のお稽古では横浜さんとすれ違うこともあって、一瞬横浜さんのお稽古を覗いた時に、「これは私間に合わないかも」と、すごく焦りました。撮影の一、二カ月前には、皆さんの立ち姿から違っていて、すごくドキドキしました。でも、初めて芸事から役を手繰り寄せていくのは、すごく新鮮な時間を過ごせました。 MC完成作をご覧になっていかがでしたか。 見上さんすぐに感想がまとめられませんでした。遠くない仕事をしているからこそ、「これほどの狂気じみた覚悟を持たないと、ここまで到達できないのか」と考えたら、「私はこの仕事に向いていないかも」と思い、自分の生き方を見つめ直すほど心に響きました。 MC田中さん、当代一の女形で人間国宝、二人の道標になるような役どころでした。決して簡単なものではなかったと思います。万菊役と向き合われて、どのようなことを感じられたでしょうか。 田中さん役と向き合えたかは怪しいところです。とにかく「万菊役」と言われてびっくりしました。僕は、いわゆる伝統や常識から逃げるようにして生きてきた人間なんですが、「日本の踊りの本陣は歌舞伎にあり」と、ずっと昔から思っていました。だから、映像のコレクションを見たり、本を読んだり、勉強をしてきました。僕自身は、人間の世界に踊りが生まれ、始まったことに憧れていて、それが、踊りが大好きな根拠です。その中で、素晴らしい歌舞伎舞踊を人間が開発して、見事な文化を成しました。歌舞伎のように踊りと言葉が一緒になって、人々に訴えかける踊りを持っている国は日本だけです。そのことに関わる仕事が、まさか自分に来るとは毛頭なかったです。そして、その長い時間をかけた伝統の踊りを、まさかこの私がやるなんて、今でも想像がつきません。こんな風に歌舞伎の話を僕の口からすることは、生まれて初めてですが、密かにずっと言葉と踊りの関わりをずっと思い続けてきました。本作に出演したことが、また僕の新しいスタートラインになると思っています。ちょうど僕の年が万菊さんと同じくらいで、被る部分がたくさんあります。おそらくこの万菊さんを演じた私自身は、これからも同じ線に沿った勉強をしていくんだと思っています。また一つ楽しみが増えたということで、監督ありがとうございました。皆さんも、ありがとうございました。MC最後に渡辺謙さんは「歌舞伎は演じられないけれど、歌舞伎役者なら演じられる」と、おっしゃられたとうかがいました。改めて作品へのご参加はいかがでしたか? 渡辺さん「歌舞伎役者を演じられる」というよりは、僕もそれなりのキャリアがあるので、エンターテインメントや芸にどう向き合うか、どう練っていくのか、それを一緒に考えることはできるなと思っていました。李監督は最初に、「エンターテインメントという非常に不可解で、不思議な世界で生き続けている男。その上いっぱいアップダウンがあって、その中で溜まってしまった澱や業みたいなものが花井半二郎にほしいんです」と、言ったよね?(李監督:うなずく)それをある意味よすがにして、この役と向き合えた気がします。僕はそんなに演目はありませんでした。まあ、連獅子の演目の稽古はしましたが、それよりも喜久雄や俊介をどう見つめて、鍛えていくか…。しのぶちゃんと同じような感覚だったと思います。その中で「何かを引き出せるのか」「何かを突き上げていけるのか」ということの方が、僕にとっては重要でした。後は何となくやっていたという感じで、申し訳ないです。 MCオファーを受けた時には、「腰が浮くのを抑えながら、果たしてこの大作を支えられるか悩みました」とありましたが、改めてでき上がった本作をご覧になっていかがでしたでしょうか。 渡辺さん吉田さんの本を読んだ時に、「こんなの映像化なんてできない」「誰もこんなのできないよ」と思いました。でも、いたんですね。生意気なことを言うとあれですが、亮はこれまでも大河ドラマや、映画にもたくさん出ていると思います。でも、本作の試写を観た後に、すぐに李監督に「これは吉沢の代表作になるね」って言いました。これはおべんちゃらではなく、本作に賭けている姿も知っているし、もちろん流星もすごいんですが、この重荷を背負うその覚悟と、ある種の執念みたいなものを亮は持ち続けていました。だから、森さんは亮に近づけなかったんだと思います。試写で観た時には、俳優仲間として「こいつ、すごいものを作ったな」って思って、尊敬できましたね。吉沢さん本当にありがとうございます。先ほどもお話ししましたが、本作はかなりの思いをかけて臨んだ作品です。「この作品が僕の代表作になってくれたら良いな」と思っていたので、すごくうれしいです。 MC「映画化は無理だ」というお話もありましたが、監督が、本作の映画化に至った経緯をうかがってもよろしいでしょうか? 李監督「無理だ」と言うのは同感です。だからこそ百年近く歌舞伎の作品はないわけです。なぜなかったのかは、やってみて分かりました。でも、吉田さんから最初に「歌舞伎のお話で、女形の取材を始める」という話を聞いて、「もうこれは始まってしまっている」という、作品の重みを感じました。先ほど、しのぶさんの「歌舞伎界ではありえない」を、まず吉田さんに突破していただいて、次は僕が背負う番だったので、共に背負う仲間を引き入れました。僕一人では背負い切れない規模だったので、背負い分け合った感じです。今日はここにいない(黒川想矢さんと越山敬達さんが演じる)少年時代の喜久雄と俊介も、まるで歌舞伎をやったことがないところから、「歌舞伎の天才少年現る!」というシルエットを体現するために、同じように努力していました。歌舞伎指導に入っていただいた四代目中村鴈治郎(吾妻千五郎役・彰子の父親)さんも常に前のめりでした。本番中に、いつカメラの前に行っちゃうかとハラハラとすることもありました。それぐらい関わった皆さんが背負いあっていて、「やればできたんだな」という気持ちです。MC原作者の吉田さんが、本編ラッシュをご覧になった後に「100年に1本の壮大な芸道映画」とおっしゃったとうかがっております。監督は、その後吉田さんとお話などされたのでしょうか? 李監督ラッシュを観終わった後に非常に興奮された状態で、そのようなことをおっしゃっていました。それと「想像を超えてきた!」とぼそっと付け加えていただきました。吉田さんも「果たしてこの歌舞伎俳優ではない方々が、歌舞伎役者としての佇まいが生まれるのだろうか」と、どこかで思っていたのでしょう。でも、その杞憂はすべて吹き飛んだようで、ものすごく喜んでくださいました。カンヌの報告をした時も、誰よりも喜んでくださいました。 MC最後に代表して吉沢亮さんからご挨拶をいただきます。 吉沢さん本日は、お集まりいただき誠にありがとうございました。この作品は本当にたくさんのスタッフの皆さん、キャストの皆さん、監督、そして吉田先生と、皆さんそれぞれの持っている、背負っているものを全員がぶつけ合って、どうにか生まれた至極のエンターテインメント作品だと思っています。いろいろと作品にかけた熱い想いを語らせていただきましたが、観てくださる皆さんには、ただただこの作品を楽しんでもらえたらうれしいです。そして、たくさんの方に観てもらえたら、すごく幸いです。今後とも「国宝」をよろしくお願いします。今日はありがとうございました。
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劇場版「名探偵コナン 隻眼の残像(フラッシュバック)」公開記念舞台挨拶「名探偵コナン 隻眼の残像」公式サイト国民的大ヒットアニメシリーズ「名探偵コナン」の劇場版28作目となる「名探偵コナン 隻眼の残像(フラッシュバック)」が4月18日より公開となりました。 4月19日には、TOHOシネマズ 日比谷にて舞台挨拶が開催され、高山みなみさん、山崎和佳奈さん、小山力也さん、高田裕司さん、小清水亜美さん、さらにゲスト声優を務めた山田孝之さん、山下美月さんが登壇しました。 登壇者の皆さんが、本作の感想やアフレコの裏側を明かし、会場は大きな盛り上がりを見せました。また、本作の舞台が長野県の雪山であることから“山”にちなんで、それぞれの「登り詰めたいこと」を発表した、こちらの舞台挨拶の模様をレポートいたします!公開記念舞台挨拶江戸川コナン役高山みなみさん毛利蘭役山崎和佳奈さん毛利小五郎役小山力也さん大和敢助役高田裕司さん上原由衣役小清水亜美さん大友隆役山田孝之さん円井まどか役山下美月さん高山さん(報道陣のカメラのフラッシュを受けながら)こうやってフラッシュを浴びていると、(劇場版の冒頭で流れるあらすじ紹介にある)「俺は高校生探偵・工藤新一」というセリフをいつも思い出します(笑)。今日は皆さんの熱い気持ちのおかげで、外の気温は30度だそうです! この熱さをずっと持続させたいと思っています。 山崎さん公開後の舞台挨拶は、作品をご覧になった方たちのお顔を初めて拝見するので、一番緊張します。「皆さんがイマイチって顔をしていたらどうしよう…?」と思っていたのですが、すごくニコニコしていて安心しました。 小山さんたくさんの方にご来場いただき、本当にありがとうございます! 高田さん本作では、長野県警がフィーチャーされているので本当にうれしいです。今日は皆さんの前でご挨拶ができて感激です。 小清水さんまさか「名探偵コナン」の劇場版で長野県警として舞台挨拶に立つ日が来るなんて、思ってもいませんでした。緊張で雪山ぐらい頭が真っ白です。 山田さん僕が小学生の時にテレビアニメのシリーズが始まって、未だに続いているというのは、すごいことだと思います。今回、そんな作品に参加できて本当にうれしいです。 山下さん本作を多くの方に観ていただくために、コナンくんと二人でたくさんテレビ番組に出演しました。今朝も生放送に一緒に出演して、週五くらいでコナンくんと会っていたんですが、毎回、「何か事件が起きるんじゃないか…? 」とヒヤヒヤしていました(笑)。ここまでみんなで頑張ってきたので、たくさんの方に本作を観ていただけてうれしいです。 MCお話しをうかがう前に、一つニュースが飛び込んできました! 本作ですが、4月18日の公開初日で、興行収入10.5億円、観客動員数69万人を突破しました! 公開初日の興行収入は、前作の劇場版「名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)」と比較して109%と、前作突破を見込める大ヒットスタートとなりました。 高山さん(小山さんに向かって)すごいね、おじさん! おじさん効果だね! 小山さん良かった…! 興行収入がガクンと落ちたら、どうしようかと思っていました(笑)。ありがとうございます。 MC会場の皆さんは、先ほど本作を観終わったばかりですが、いかがでしたか(会場のお客さん:大きな拍手)先日開催されたファンミーティングでは、本作を一回観ることを、「一ヶ岳登頂済み」と呼ぶことに決まりましたが、すでに複数回登頂された方はいらっしゃいますか? 高山さん(客席を見渡して)おっと! 手を振っているぞ(笑)! ちょっと登頂回数が多めの方から聞いちゃおうかな。小“山”・“山”崎・高“山”の三連山しちゃった人は? ■客席から手が挙がる。 高山さんいるんだ(笑)! 小山さんまだ公開から一日しか経っていないよ! 高山さんじゃあ、“山”田さん、“山”下さんまでの「五ヶ岳」は? ■客席から手が挙がる。 高山さんいるんだ! 舞台となった長野県の「八ヶ岳」はさすがにいないかな? ■客席から手が挙がる。 高山さんいるんだ! すごい! もう八ヶ岳制覇! 山崎さん寝ていますか(笑)? 高山さんちゃんと寝ている? 小山さん(本作では眠らない小五郎に掛けて)眠らない! 高山さん今回は眠らないからね(笑)。本当にありがたいですね。すでに八ヶ岳を制覇している人がいて、正直、すごく驚いています(笑)。でも、それだけ何回観ても面白い作品なんだということを再確認しました。私も何回も観たいって思っています。(会場のお客さんに向かって)何回も登りたくなるよね? (頷くお客さんを見て)ありがとうございます! でも、今のは否定しにくいかな(苦笑)?小山さんNOとは言えないよね(笑)。 山崎さんでも、頑張り過ぎずに観てくださいね! 遭難しないように! 高山さんそうそう。遭難しないように、下山(映画館からの帰り道など)の際も気をつけて! MC公開から一日でこれだけ多くの方に観ていただいていますが、山田さん、山下さんにも反響などは届いていますか? 山下さんSNSでも、私の周りの方も、初日に観に行ったという方が本当に多かったです。本作は、一回観た後に、原作やアニメの「この部分をもう一回観直して、また観たい」と、何回も観に行きたくなる作品だと思います。 山田さん実写の作品を、公開二日目でもう八回観ているっていうのは、ありえないことだと思うので、すごいですよね。それだけ「コナン」の人気はすごいなと思います。MC小山さん、今回は小五郎の活躍もあって、ファンが眠れません! 小山さんいやいや、皆さんのおかげです。山田さんと山下さんも、たくさんプロモーション活動してくださって、ありがとうございました。 山田さんもしかしたら小五郎さんが寝なかった分、お客さんが寝てしまっているのかもしれないですね。それで、八回目でやっと最後まで観られたんじゃないですか?(笑)。 高山さんなるほど! 小山さん寝過ごして(笑)? まあ、映画館にいてくれさえすれば、それでも良いんですが(笑)。 山崎さんお父さん(笑)! 小山さんいやいや、本当にありがとうございます! MC本作では、コナンが公安警察を手玉に取る“暗躍”するようなシーンもありました。 高山さん大人たちを良いように使ってしまい、本当に人使いの荒い子どもでしたね(笑)。本作では最前線におっちゃん(小五郎)も長野県警もいるので、そこは任せて、どちらかと言うと情報収集をして、点と点を繋いでいく役割でした。風見さんとか、風見さんとか、風見さんとかに、すごくよく働いてもらいました(笑)。 小山さんあの不憫な男ね(苦笑)。 MCそんな高山さんから見て、本作では最前線で活躍していた毛利小五郎は、どのように映っていましたか? 高山さんやっぱりできる人だなって思いました。もちろん知っていましたけれどね。(会場のお客さん:拍手)「やればできる子はやらない子」って言うじゃないですか。でも、「やればできる子はやる子」だったんですね(笑)。 山崎さんいやいや、良く言いすぎ! 小山さんこらっ! 父親に何てことを言うんだ(苦笑)! 高山さん今回は、褒めておかないと…で、持ち上げて落とす(笑)。でも、素敵でしたね。 山崎さん蘭は、お父さんが活躍しているところを見ていないんですが、本作を観て「カッコ良いな」って思いました。だから「この姿をお母さんが見ていたら良いのにな」って思いました。でも、誰にもカッコ良いことを悟られないんですよね。 小山さん不憫なんです。 高山さんそこがカッコ良いところだよね。ひけらかさないところがね。 MC本作では、蘭が少年探偵団と巻き込まれるシーンで、お姉さんとして活躍していました。 山崎さんすごいキックで入ってきて敵と戦う、正義の味方チックな姿にスカッとしました。本作でもいつも通り戦っています(笑)。 MC意外だったのが、蘭は中国の故事に詳しいんですね。 山崎さん何の説明もないまま、漫画でも唐突にそういうシーンが出てくるんです。勝手に蘭の空手の師匠が、空手を教えてくれる時に中国の故事になぞらえて「戦うとは何ぞや」みたいなことを教えてくれたのかなって想像しています。MC小五郎は、劇場で活躍するのは20年ぶりだと言われていますね。 小山さんそうなんです。だから、皆さん本当に観てくれてありがとうね。「一ヶ岳、二ヶ岳、三ヶ岳…」と本作を観ていただかないと、もう(小五郎の活躍する話は)ないよ(笑)! だから観てね! MC客席には「毛利小五郎」というボードを掲げたファンの方もいらっしゃいます。 小山さんありがとうございます! 高山さんおじさんの探偵事務所もよろしくお願いします! MC小五郎のお気に入りのシーンなどはありますか? 小山さんお気に入りのシーンは、もちろん“あれ”です。詳しく話すとすぐネタバレになるので言えませんが、やっぱり「腕は落ちていない!」ですね。 MC涙を流す意外なシーンもありましたね。 小山さんいつもはヨダレを流しているんですけれどね(笑)。今回は涙を流しました。おっちゃんにも、ちゃんと人の心があるんですよ。 MC長野県警の皆さんとの絡みはいかがでしたか? 小山さん長野県警は本当に優秀なので、安心して共闘できました。「何でお前が警部になったの…?」みたいな人とか、有能なんだけれど頭が固すぎるじいさんとか、そんな人もいますが、長野県警は本当に優秀なので、安心して信頼して、共に行動することができました。MCそんな長野県警の大和敢助役の高田さんにうかがいます。隻眼となった過去が本作で明かされましたが、プレッシャーを感じた部分はありましたか? 高田さん最初に本作のお話をいただいた時には、あんまり内容を分かっていませんでした。ただ、長野県警がちょこちょこ登場するぐらいに思っていたので、プレッシャーは皆無でした。でも、たまたまテレビシリーズの収録があった時に、高山さんから「高田さん、次の劇場版はお願いしますよ。長野県警が頑張りますからね。イベントも、プロモーション活動もありますから、よろしくお願いしますよ」と言われました。そして、その時に、いろいろレクチャーをいただいて、その辺からはそれなりのプレッシャーを感じるようになりました。でも、台本をいただいてストーリーを確認したら、プレッシャーと言うより、「頑張るぞ!」という気持ちのワクワクした緊張感に変わりました。敢助のキャラクター像や背景は、僕も大雑把にしか知らなかったんですが、本作を通して「こういう景色の中でこうやって負傷したんだ」と僕自身も感じることができました。少しですが負傷する前の初々しい敢助の姿も見られて、すごく新鮮でした。MC小清水さんも、本作では様々な取材やイベントに参加されていますが、長野県警の盛り上がりや、ファンの皆さんの熱量を感じていらっしゃいますか? 小清水さん覚悟して「よし頑張るぞ!」という気持ちでいたんですが、想像を大きく超える皆さんの期待と愛を受けて、未だにドキドキが収まりません。高田さんが、みなみさんからお話を聞いた後すぐにお会いしたんですが、「亜美ちゃん、聞いた?次の劇場版は長野県警がメインでいっぱいしゃべったり、いろいろやるらしいよ。どうしよう!」っておっしゃっていました(笑)。 高田さんその時は本当に緊張感が走りました。 小清水さんだから、「一緒に頑張りましょう!」って話をしました。私たち、共にやらせてもらってきましたらね。アフレコも本作は、雪山のシーンがすごく多かったので、大変で…。 小山さん(高田さんと小清水さんに向かって)そこの二人は、何でそんなに見つめ合っているの(笑)? 高山さんすごいラブラブだよね? 良い感じになっているよね(笑)? 小清水さん一緒にいる方が安心できるので、つい見ちゃう(笑)。 高山さん僕は、「どうしたのかな?」って思って、見てしまいます(笑)。 小清水さん雪山のシーンは、まだ画ができ上がっていなくて、白い背景のところが多かったんです。なので、アフレコ用に、前もっていただいた映像には、セリフを入れるタイミングが分かるように、タイムコードが入っているんですけど、そのタイムコードも白字だったので、雪山とタイムコードが一つになってしまって…(苦笑)。高田さんそうでしたね。あと、今回はアクションシーンもすごくあったのでね。 小清水さん二人で「敢ちゃん、ここはたぶんこうだと思う」みたいなやり取りをしながら、アフレコをしました。 MC高田さんのことは、普段から「敢ちゃん」呼びなんですか? 小清水さんバラバラです。「高田さん」って呼んだり、気持ちが入っている面では「敢ちゃん」って呼んだりしますね。 MCアフレコを通して、グッと距離が縮まったんですね。 小清水さんそうですね。 MC高山さんは、お二人のここまでの活躍ぶりをどう感じていらっしゃいますか? 高山さん長野県警は、とても優秀な方々なので、今回も、「事件を任せても絶対に大丈夫」だと思っていたんですが、それ以上の“事件”が今ここで起こっているような…(笑)。 小清水さん「恋の風林火山」です(笑)。 高山さん「恋の風林火山」がね(笑)。スタジオでも、例のシーンはみんな口元が緩んだ感じで観ていました(笑)。この二人は良い感じですよね。皆さんも、両手を広げちゃった時にはもう、「はい、はい、はい!」みたいな感じでしたよね? この先の展開も楽しみな長野県警ですね。 MCゲスト声優の山田さんは、感情に緩急のある役どころだったと思いますが、アフレコはいかがでしたか? 山田さん難しいところがありました。気持ちが昂ると、どうしても声がうわずるんですが、実写の作品ならそれでOKでも、アニメでは、感情よりもキャラクターとしての声を重視しないといけないのが難しかったです。「あんまり声が高くならないようにお願いします」という演出をいただいて…、あんまりやったことがないことだったので「ムズっ!」と思いながらアフレコをしました。MC初号試写で本作を観た青山剛昌先生が、山田さんの声がイケボすぎて「キャラクターデザインをもっとイケメンにすれば良かった!」とお話されていたとうかがいました。 山田さんそれは僕の声がミスだったってことじゃないすか(苦笑)? もうちょっと大友隆っぽい声を出せば良かったです。 MCそして山下さんは、本作が初めての声優として参加した作品ということですが、改めて今のお気持ちはいかがでしょうか? 山下さん実写の作品では、初号試写で席が満杯になっているのを見たことがなかったんですが、本作の初号試写は、関係者の方で全席埋まっていました。まずその光景が異様でしたね(笑)。 小山さん「異様」(笑)。 山下さん「名探偵コナン」がすごすぎて、「こんなにスタッフさんがいるんだ!」と、すごく緊張しちゃいました。しかも私が通された席が、山田さんと青山先生の間っていう、激ヤバな席で…(笑)、もちろん作品は楽しく拝見したんですが、それ以上に緊張で手汗が止まらなかったです。すごい体験をしました。 MC山下さんのお気に入りのシーン、注目ポイントや見どころがあれば教えてください。 山下さんたくさんあるんですが、個人的には、本作に限らず「名探偵コナン」の女性陣の強さ、カッコ良さがすごく好きです。本作でももちろん、蘭姉ちゃんや、哀ちゃん、由衣さんのそれぞれの特性を生かした強さ、カッコ良さがあって、本当にときめきました。 MCアフレコで何か印象に残っていることはありますか? 山下さん登場シーンが、マグカップで飲み物を飲んでいるカットでした。なので、実際に紙コップに水を入れて、それを飲んで音を出しながらアフレコをしたんです。実写のお芝居では、なかなかない撮影方法でした。でも、何回やっても蕎麦をすする音みたいになってしまいました(苦笑)。初体験で、すごく難しかったですね。MC本作の舞台が雪山で、出演者の皆さんにも高山さん、山崎さん、小山さん、さらにゲスト声優は山田さん、山下さんと、お名前に“山”とご縁があります。それにちなみまして、登壇者の皆さんには「今年、登り詰めたいこと」をフリップに書いていただきました。皆さん発表をお願いします。今年は旅行を登り詰めたい【山下さんの今年登り詰めたいこと】山下さん私は、友だちとも行くんですが、一人でいろんなところに行くことが多くて、今月だけでも三回くらい一人旅に行きました。来週もヨーロッパに一人で行ったり、来月もヨーロッパに行く予定があります。めちゃくちゃ旅行に行っているので、とにかくいろんな国に行きたいなということで、「旅行」にしました。今年はじめて相撲に挑戦して土俵際まで関登り詰めたい【山田さんの今年登り詰めたいこと】MC相撲をするんですか? 山田さんそうですね。本格的にやったことはないのでやってみたいです。 MCなぜ相撲をやりたいと思ったんでしょうか? 山田さん関取を土俵際まで詰めるのは、憧れですよね。そういうのって男だけなんですかね? 高山さん撮影とかではなくて? 山田さん撮影だと忖度されるかもしれないので、嫌じゃないですか。 高山さん素で相撲をやるの(笑)? 山田さんやってみたくないですか? やっぱり男だけなんですかね? MC小山さんはそういう憧れは…? 小山さん相撲ですか? 私は空手は少しやりますが、相撲は恥ずかしいかな? MC高田さんは相撲はいかがでしょうか? 高田さん相撲は見るだけですね。 MC相撲部屋に入門している山田さんも見てみたいですね。 山田さん部屋に入るというか、「ちょっと相撲で決着をつけようぜ」みたいなことありませんか? 今年は、最終的には関取を土俵際まで詰めたいと思っています。今年は良い塩梅の怠惰登り詰めたい【小清水さんの今年登り詰めたいこと】小清水さん良い具合にだらけるのは難しいなと思っているんです。だらけすぎちゃったり、逆に休まな過ぎちゃったり、みたいなことが多いので、良い塩梅の怠惰を登り詰めたいなと思っています。今年はゴルフ登り詰めたい【高田さんの今年登り詰めたいこと】高田さん歴は長いんですが、全然進歩がありません。なので、今年こそはポンコツを卒業したいなと思っています。山に例えると、今はまだ麓の道の駅をウロウロしてるような感じです。 MCちなみにスコアはどれくらいですか? 高田さん一応、歴は長いので90半ばぐらいです。でも、何かあると100とかいっちゃうんですよ。もっと突き詰めて、雲海が見えるぐらいの景色にたどり着きたいと思っています。今年は代々木でバズーカぶっぱなしたからこのまま2045年まで登り詰めたい【小山さんの今年登り詰めたいこと】小山さんこれしかありませんね。先週のファンミーティングで、代々木の体育館でバズーカをぶっぱなしたんです。ということで、この勢いのまま、衰えることなく、次は2045年まで登り詰めたいです。小五郎が活躍する劇場版は、20年に一回ですから、皆さん、2045年に会おう!(笑)今年は縄文杉登り詰めたい【山崎さんの今年登り詰めたいこと】山崎さん何か木に登りたいみたいになっちゃうんですが…(笑)。そういうわけじゃなくて、少し前にテレビシリーズで鹿児島讀賣テレビとのコラボ作品(「屋久島の山姫(前編・後編)」/2025年2月15日・22日読売テレビ・日本テレビ系列にて放送)の舞台が屋久島だったんです。いろいろお話を聞いていたら、スタッフの方はロケハンで行っていて、すごく羨ましいなと思ったんです。私も屋久島に行って、縄文杉までたどり着きたいなって思いました。今年は衣替え登り詰めたい【高山さんの今年登り詰めたいこと】MCちょっとハードルが低そうな目標ですね…? 高山さん私、オチになりました(笑)? たぶん皆さんお感じになっていると思うんですが、ここのところの気温の季節感がないですよね。「衣替えいつするの?」「今じゃない?」って思ったのに、「今じゃないよね」「じゃあ、来週時間あるからやろう」と思ったら、「いや、来週また寒くなるし」みたいことが何度かあったんです。それで、二年くらい何もできていなくて、夏物冬物が全部一緒になっています(苦笑)。服の“山”ができていて、ウォークインクローゼットを開けてもウォークインできないでいます。 山崎さん何ヶ岳くらい? 高山さん二ヶ岳くらいかな(笑)。「この山を越えないと衣替えができない」と、いつも思っています。衣替えができていない人、他にもいると思うよ。時間もかかるし、意外と大変なんですよね。MCここでもう一つエピソードがございます。昨晩、新宿歌舞伎町で主題歌「TWILIGHT!!!」を歌うアーティストのKing Gnuさんのゲリラライブがあり、たくさんの人が集まったそうです。コナンくんは、King Gnuさんに会ってきたんだって? 高山さん(コナンの声で)会ってきたよ! ライブすごかった! カッコ良かったよ。みんな盛り上がっていたよ。 MC本日はKing Gnuさんから、公開を記念して舞台挨拶にお越しの皆さんにコメント映像をいただきました。 ■King Gnuさんのコメント映像がスクリーンに上映されました。 高山さん主題歌も盛り上がっていると聞いています。特にあの“扉”の音には「おぉっ!」っていう感じがします。これから何回も耳にする機会があると思うんですが、どんどん好きになる曲だと思います。 MC最後に高山さんから、皆さんにメッセージをお願いします。 高山さん皆さん、今日はお越しいただきありがとうございます。全国の劇場に足を運んでくださっている方々にも、本当に感謝しています。こうしてまた作品が公開されて、皆さんに会うことができてうれしいです。このうれしさ、この熱さをずっと続けていきたいので、私はこれからもみんなと一緒に何ヶ岳でも登っていきたいと思います。今日は本当にありがとうございました。 MC最後にいつもの“あれ”をお願いできますか? 高山さん大きい声を出していこうね! 分かるね? いつもの“あれ”だよ!(笑)前の人の頭を突かないように気をつけてね! 椅子の背もたれに指を突いちゃうと、突き指しちゃうからそれも気をつけてね。大きい声を出していくよ!「真実はいつもひとつ!」
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『#真相をお話しします』©2025 映画「#真相をお話しします」製作委員会『#真相をお話しします』
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「#真相をお話しします」大ヒット御礼舞台挨拶「#真相をお話しします」公式サイトミステリー界の超新星、結城真一郎さんが2021年に発表し、第74回日本推理作家協会賞(短編部門)を受賞した短編「#拡散希望」、そして翌年の2022年に「#拡散希望」を含む5篇を収録した「#真相をお話しします」を発売。それを原作とした前代未聞の暴露(ゴシップ)系エンターテインメント映画「#真相をお話しします」が全国公開され、公開12日間で興行収入13億円を突破する大ヒットスタートを切りました。 5月7日にはTOHOシネマズ 日比谷で大ヒット御礼舞台挨拶が行われ、ダブル主演を務めた大森元貴さんと菊池風磨さんをはじめ、中条あやみさん、岡山天音さん、豊島圭介監督が出席しました。「#真相」を目撃した観客からの質問にも答えるなど、公開後だからこそ話せるトークで会場は大いに盛り上がりました。この日の模様を詳しくレポートします!大ヒット御礼舞台挨拶鈴木役大森元貴さん桐山役菊池風磨さんヨガ教室経営者役中条あやみさん「#真相をお話しします」チャンネル管理人役岡山天音さん豊島圭介監督大森さん本日はお集まりいただき、ありがとうございます。 菊池さん本日はお集まりいただき、誠にありがとうございます。 中条さんヨガ教室経営者役の中条あやみです(笑)。今日はよろしくお願いします。(周囲から笑ってしまったことをツッコまれて)舞台挨拶で「ヨガ教室経営者役」と言うのを成功したことが一度もなかったのですが、今回は無事に言えました。 (会場のお客さん:笑) 岡山さん皆さん、本日はお越しいただき、本当にありがとうございます。 豊島監督今日はご来場ありがとうございます。本作がたくさんの人に届いているようで、大変感謝していますし、喜んでいます。 MC本作の興行収入が13億円を超え、公開12日での興行成績としては2025年邦画実写ナンバーワンを記録するメガヒットとなっています。観客動員数は本日100万人を突破した模様です。大森さん、菊池さん、この数字を聞いてどのような印象を持ちましたか? 大森さん(菊池さんと顔を見合わせて)うれしいですね。 菊池さんうれしいですね。 大森さん多くの方に観ていただきたい作品なので、本当に感無量です。 菊池さん「100万人を突破した模様」という言葉も、なかなか聞かないですよね。人数もすごいですが、このスピード感もすごいと思っています。ぜひこの調子で、たくさんの方に観ていただけたらと思います。MC本作の公開日から「#真相の感想をお話しします」がトレンド入りし、SNS上では数々の感想が寄せられています。今日は、観た方の感想をパネルにして飾っております。皆さん、気になる感想はありますか?菊池さん「つぶやくのが怖くなった 」というのが気になりますね。 大森さんそう、それね。 菊池さん本作を通して、「言葉の責任の重さなどを感じてもらえたら」と思っていたので、ありがたい感想です。SNSなどで手軽に発信できるようになったからこそ、言葉の責任がどんどん薄れているように感じますが、本作を観てその感覚を取り戻してもらえたならうれしいです。 豊島監督風磨くんは、「観終わったら、ここから始まる作品」だと言っていましたよね。 菊池さんそうですね。会場の皆さんは、ご覧になられた直後だと思いますが、ご自身が「当事者である」と、どこかで思ってもらえたらと思います。 大森さん「何故か分からないけど涙が出てきた」という感想は、素敵ですね。涙というのは、感動して、心が動いて初めて出るものだと思うんです。いろいろな涙がある中で、本作には様々な涙を流す理由があるので、ご覧になった方の感情の振り幅や、どんな涙だったのかがすごく気になりますね。 中条さん本作が公開されてから感想を追っているんですが、「このコメントを書いている時点で当事者だよね」というコメントを見て、「そうだよな」と思いました。コメントを見ている方も、それを選んで見ているわけだし、「確かに当事者だな」と思いました。 MC岡山さんはいかがでしょうか? 岡山さんはい…! 気になる感想は…(感想を見渡しながら迷って)ええっと…。 菊池さん(迷っている岡山さんに向かって)ねえ、順番が来るって分かっていたよね?(登壇者の皆さん&会場のお客さん:笑) 中条さん口を開けたまま「僕は関係ない」みたいな顔をしていましたよね(笑)。 岡山さん(笑)。「予告映像の繋ぎ方がズルいです」という感想は、どういうことでしょうか? 菊池さん質問ですね? (登壇者の皆さん&会場のお客さん:笑) でも、確かに予告篇では内容に迫ってはいないので、どんな作品なのかが分からなかったかもしれないですね。予告篇は割とポップに描かれていましたから。 大森さん(同調しながら)そうだねえ。 菊池さんミセス(Mrs. GREEN APPLE)兄さんの歌う主題歌「天国」に対しても、「なぜこの曲なんだろう」という疑問もちょっとあったと思うんです。 大森さんちょっとアンバランスな感じがするよね。 菊池さんそういうことじゃないですかね? って、何で僕が天音くんに説明しているんだろう? (登壇者の皆さん&会場のお客さん:笑) 岡山さんまさにそうですね。ありがとうございます。 菊池さん(岡山さんに)試されていたのかな(笑)? ゲームマスターみたいに「合格です!」みたいな。 岡山さん合格です(笑)。 菊池さんありがとうございます(笑)。MC大森さんや菊池さんのもとには、どのような感想が届いていますか? 菊池さん僕は友だちから、「エンドロールが終わった後もみんな立ち上がらず、ちょっとざわざわしていた」と聞きました。 大森さん僕もそう聞きました。観終わった後の余韻があるんですかね? すごいことだよね。 豊島監督僕は、新宿の劇場で一番隅に座って、お客さんたちと一緒に観ました。その時も観終わった後、皆さんすぐには立ち上がらなかったですね。中学生の男の子たちが「お前、どっち?」みたいなことを話していました。あと、帰りがけの女子高生が「(タトゥーの男役の)原(嘉孝)ちゃん 、すぐに死んだね」って話していました。(登壇者の皆さん&会場のお客さん:笑) 菊池さんそれは本人も言っていました(苦笑)。「試写を観ました。めっちゃ良かったんですが、風磨くん、僕すぐ死んでいます!」って言っていました。(登壇者の皆さん&会場のお客さん:笑) その真相がついに明らかになりました。 大森さんでも、すごく素敵なお芝居ですよね。 菊池さんそうですよね。うちの原さん、すぐに死んではいるけれどインパクトは残しています。(会場のお客さん:笑)タトゥーの特殊メイクは、めちゃくちゃ時間がかかったそうです。 MCここからは大ヒットを記念して、観客の皆さん参加型の企画を行なっていきます。まずは、本日会場にいらっしゃる皆さんから、直接キャストもしくは監督に質問を募集します。ご質問がある方、いらっしゃいますか?ミセスのファンです。俳優・大森元貴さんに質問です。大森さんが演じた鈴木には、彼女や家族がいる設定ですか? (Mrs. GREEN APPLEによる)主題歌「天国」の歌詞に「そうだ 家に帰ってキスしよう」とあり、とてもモヤモヤしています。監督ではなく、元貴さんにおうかがいしたいです。【会場のお客さんの質問1】大森さんなるほど。 菊池さん監督は一旦待ってくれと(笑)。(大森さん&会場のお客さん:笑) 豊島監督一瞬、構えちゃった(笑)。 大森さん鈴木には、許せない親がいますよね。その親をどうしたのかはいろいろあると思いますが、「天国」の歌詞を描いたのは、鈴木ではなく僕なんですよね。 菊池さん元貴さんですね。 大森さんそう、元貴さんなんです(笑)。「天国」では、人々は自分のためにある幸せを、自分のためだけに使い古そうと奮起するという、愚かさと愛しさみたいなものを描きました。世の中どうにもうまくいかないし、どうしようもないことばかりだけれど、まあそんなことは置いておいて、家にいる大事な人に会えれば良いみたいな、投げやりな歌詞だと思うんです。鈴木は、彼が抱いているものや、遂行すべく心に宿しているものを考えると、彼女は作れないんじゃないですかね? 彼女がいたら、もしかしたら鈴木は全然違う選択をしたかもしれないですよね。菊池さんちなみに監督はどう思いますか? 大森さんそれが気になりますね。 豊島監督鈴木の彼女や家族については、あまり考えたことがなかったです。僕は本作で描いたところまでしか考えたことがなかったので、面白い質問だなと思いました。ありがとうございます。楽しく拝見しました。まだ余韻で、胸に刺さった矢が抜けないような気分です。本作の中にはたくさんの伏線が散りばめられていたと思いますが、動きや話し方がすごく特徴的だと思いました。キャストの皆さんや監督で話したこと、こだわったことはありますか?【会場のお客さんの質問2】豊島監督登壇しているキャスト四人は、同じ空間にはいない設定ですが、すごく特殊な撮影をしました。風磨くんと元貴くんは警備員室にいるけれど、画面の中の天音くんと中条さんとお芝居をしなければいけないんです。なので、風磨くんたちを撮っている時は、中条さんたちはカメラの後ろで芝居をしていて、中条さんたちを撮っている時は、カメラの後ろで風磨くんと元貴くんが芝居をしていました。なので、通常の二・三倍くらいの量のお芝居をしなければいけなかったんです。それぞれの動きなどは俳優の皆さんから提案が多かったので、聞いてみましょう。 大森さん僕は桐山とのシーンがすごく多かったので、“二人の間に友情があるのかないのか”というお芝居は、なるべく丁寧に描けると良いなと思っていました。皆さんが二人の関係性を見て、どのように判断するのか、余白をちゃんと残したいと思っていました。仲が良いようで、目が合っていない瞬間は、鈴木はどういう顔をするんだろうと考えたり、逆に桐山はとても鈴木を信頼しているので、それを鈴木はどういう風に見ているんだろうと考えたりしていました。最後のシーンに向けて、二人の関係性や距離感は特に意識したつもりです。 菊池さん僕は癖を意識していました。桐山は事件が起きた後の警備室のシーンでは、ちょっと貧乏ゆすりが多くなっています。あとは口元を触ったり、手癖を意識しました。監督とも「何か一癖あると良いね」と話していました。 豊島監督打ち合わせで話しましたね。 菊池さん桐山がトラウマを抱えたことによって新たに生まれた癖を、手癖などの細かいところに生かしています。そういったところにも注目して、ぜひもう一度ご覧ください。 豊島監督僕からは、「ビジュアル的にも、鈴木に翻弄される桐山がどんどんボロボロになっていくようにしたい」というリクエストをしていました。「クソー!」と言って、髪の毛をかきむしったり、どんどん桐山がボロボロになっていく姿を、風磨くんと一緒に考えて作っていきました。 中条さん私はセリフを一言しか話していないので…。 豊島監督台本上は「助けて」というセリフだけでしたが、それでも七色の言い方があって、すごいなと思いました。 中条さんありがとうございます。彼女にもいろいろな境遇があって、親のこともそうですし、良くないことを分からないまま大人になってしまったので、悪気がないんですよね。でも、それが一番の悪だと思います。本作を観た人に、「良くない人間だ」と思われるような、嫌われるべき人を演じられたら良いなと思っていました。 菊池さん外見にもこだわりがあるじゃないですか。 中条さんそうですね(笑)。前回の舞台挨拶でも話したんですが、本作のクランクイン直前に自転車に乗っていたら転んでしまって、肩を思い切り怪我をしました(笑)。なので、ほぼ傷メイクなしで、演じていました。 菊池さんリアル怪我。(会場のお客さん:笑) 中条さん肩だけ、リアル怪我です。(満足そうな表情で)傷メイクなしで撮影に挑むことができました。菊池さんもう自転車に乗るのやめな。(中条さん&会場のお客さん:笑) 心配になっちゃうよね。女優さんで、モデルさんなんだから。 中条さん皆さんも、自転車に乗る時は本当に気をつけてください。最悪、転ぶ時は肩から行ってくださいね。骨が折れちゃうから。 菊池さん推奨しないでください。(会場のお客さん:笑) 中条さん体を張って役作りしました。 菊池さん気合いの役作りだもんね。 MC岡山さんはいかがですか? 岡山さん動きの面で言うと、鈴木と桐山の二人が警備室で見ている画面と、カメラがバーチャル空間に入ったバージョンで、二回撮りましたね。同じセリフだし、同じ感情なんだけれど、バーチャル空間ではもっと大きく動けるので、動きを変えて同じテンションのお芝居をしました。二回ずつ撮影していたので、途中何を撮っているか分からなくなってしまうこともありましたね。豊島監督画面の中のお芝居と、バーチャル空間のお芝居では、目線も違いますからね。(岡山さんをからかうように)ちょっと怒っていたもんね。 岡山さん怒っていないです、怒っていないです(笑)。マジで! 菊池さん(豊島監督のいじりに乗っかり)ちょっとピリついていたもんね。 中条さん(豊島監督のいじりに乗っかり)お芝居がやりづらかったです。 菊池さん大変だったでしょう? 中条さん一言を話すのにも、「空気を壊さないように」と勇気が入りました。 岡山さん僕は現場の緩衝材! ムードメーカーだから! 菊池さん&中条さんそうだったっけ? (登壇者の皆さん:笑) 菊池さんでも、天音くんは映っていないのに、僕らのためにお芝居をやってくれて、本当に助かりました。 中条さんウィッグをつけるのも大変だったしね。 菊池さんあれ、衝撃の事実だった。天音くんの髪の毛はウィッグなんですよね。 大森さんメイク室にそのまま置いてあった。 菊池さんマネキンに被せてあったんだよね(笑)。 大森さんそうそうそう。 菊池さんウィッグだって知らなかったからびっくりしたよね。あれは大変だね。 岡山さんはい。でも、みんな髪型はいろいろとやっていましたよ。帰る時は、全然違う感じのヘアスタイルになって帰っていました。 MCここからは、この舞台挨拶を中継している全国の劇場の皆さんからの質問に答えていただきたいと思います。ご自分の演じた役とお友だちになれますか?【中継先の方からの質問1】菊池さん僕は、桐山とは友だちになれると思います。本作の中では、犯罪を犯していないですし、ちょっと心に傷を負っているものの、普通の人間寄りなので、仲良くなれると思います。 大森さん桐山は良いヤツだからね。 菊池さん結局はね、良いヤツです。(中条さんに話を振って)自分の演じた役とは仲良くなれそうですか? 中条さんいや、ちょっと無理ですね。(登壇者の皆さん&会場のお客さん:笑) 菊池さんちょっと無理だよね。 中条さんごめんなさい。 菊池さん過去にやっちゃっているもんね。 中条さんそうなんですよ。結構やっちゃっている。 大森さん天音くんはどう? 岡山さんいや、どうですかね。難しいかもしれないですね。 菊池さん(大森さんに話を振って)鈴木はどうですか? 大森さん僕は、鈴木とは友だちになれるかも。 菊池さんなれそうだよね。 大森さん彼は本当は人懐っこいんですよ。この事件も、人懐っこいがゆえのことだと思うので、お話を聞いてあげたいです。皆さんが自分自身に#(ハッシュタグ)を付けて拡散するとしたら、どのようなハッシュタグを付けますか?【中継先の方からの質問2】菊池さん何だろう…? 自分の人間性ってこと? 大森さんそれ、照れちゃうよね。「#照れ屋」じゃない? 菊池さん照れ屋ね! (良い回答をしてくれた大森さんに向かって)ありがとうございます。助かる、助かる! 大森さん助かる、助かる(笑)? 菊池さん大森くんはどう? 大森さん助けて、助けて(笑)。(会場のお客さん:笑) 菊池さん何だろうね…? 「#天才」じゃない? 大森さん(照れて)いや、そういうのはやめよう。(会場のお客さん:拍手) 違う、違う、違う! やめよう! 変な記事になるから! (会場のお客さん:笑) 菊池さんいや、でも天才ですよ。努力の天才でもあると思います。 大森さん(記者の方々に向かって)「大森、照れ笑いしながら謙遜」と書いてくださいね。(登壇者の皆さん&会場のお客さん:笑) でも、ありがとうございます。菊池さんあやみちゃんは、「#小顔」じゃない? 豊島監督「#傷メイク」とかは? 大森さん「#小顔 #傷メイク」ね。 菊池さん「#小顔 #傷メイク #陽キャ」でどう? (会場のお客さん:笑) 中条さんいろいろと付けられた(笑)。 菊池さん天音くんは? 大森さん天音くんって、「#岡山天音」だよね。(登壇者の皆さん&会場のお客さん:笑)もう、それなんだよな。(登壇者の皆さん:うなずく) 中条さん「#みんな大好き」って感じ。 大森さんそんな感じ、そんな感じ。 菊池さん良いね。(岡山さんを見つめながら)こういうクッションがほしいもんね。 大森さん分かる。「#みんなだいすき」って全部ひらがな表記が良い。 岡山さん(低音ボイスで)へえー。(登壇者の皆さんから「声が低い!」とツッコミ) 菊池さん監督は? 豊島監督僕は、本作のバーチャル空間でアバターとして出演しました。スタッフにだけ分かれば良いと思って、こっそり出たつもりだったんですが、皆さんに「見つけた、見つけた」と言っていただきました。でも、一部では「出たがり」と書かれていたので「#出たがり」です(笑)。(登壇者の皆さんから「ああー! 良い!」と声が上がる)菊池さんそんな五人でお送りしています。(登壇者の皆さん&会場のお客さん:笑)本作に出演して、得られたものは何ですか?【中継先の方からの質問3】菊池さん僕らは先ほど、ちょうどこの話を本作のYouTube(「#真相の部屋」)でしました。ぜひそちらもご覧いただきたいと思います。ちなみに、僕が得られたのは、仲間や友だちです。 大森さん僕もそうです。 菊池さん本当に素敵な出会いだと思っています。キャストの皆さんも、スタッフの皆さんもそうです。キャストの方々と、撮影はあまりご一緒できなかったんですが、すごく仲間意識があります。テレビなどで見かけると、応援します。 大森さん「おお!」ってなるよね。 菊池さんなる、なる、なる。大森くんもそうだよね。 大森さんそう。僕も得られたのは、友だちだと思います。 菊池さん良いチームでしたね。 中条さん本当にそう思います。私は「推し」を得ました。本作も「推し」と言うぐらい好きですし、キャストのみんなも「推し」です。本作を機に、ミセスのファンクラブにも入りました。 菊池さんあれ、僕のファンクラブは…? (中条さん&会場のお客さん:笑) 中条さん今から、今から入ります! 菊池さん今から…? 一応、グループ(timelesz)と個人のファンクラブがあるから、お願いね! 中条さんどっちに入ったら良いのかな(笑)? 菊池さん(うれしそうに)ええー! どっちもかなあ。 中条さん考えておくね(笑)。 MC岡山さんはいかがでしょうか? 中条さん天音くんのファンクラブはないの? 岡山さん僕のファンクラブ? ないな。あっても気まずいし。(登壇者の皆さんから「気まずくない!」と声が上がる)僕は、大森さんとすごくご縁があるんです。ミセスさんが映画(「ポエトリーエンジェル」2017年公開/監督:飯塚俊光)の主題歌「soFt-dRink」を担当してくれたり、数年前にはドラマ(「日曜の夜ぐらいは…」2023年テレビ朝日系列にて放送/主演:清野菜名)でワンシーンだけ共演したこともありました。その作品でもミセスさんが主題歌「ケセラセラ」を歌ってくれました。でも、まさか幼なじみという役で共演することになるとは思っていませんでした。特別なご縁をいただいたと思います。 豊島監督僕は仲間ですね。スタッフもすごく良いチームだったと思っています。あとは、すごく多くの人に観てもらったということが、一番うれしくて、感動をもらいました。 菊池さんその感動が続くように、僕らも願っています。 MCでは最後に主演のお二人から、ご挨拶をお願いします。 菊池さん会場の皆さんはもう本作をご覧になっていますが、今日の話を踏まえて、もう一度とは言わず、二度、三度と本作を観て、愛していただけたらと思います。今日は本当にありがとうございました。 大森さん本作はSNSが基軸にあるので、若い子向けのような雰囲気が醸されている作品かもしれませんが、ご覧いただいた通り、いつの時代でも忘れてはいけないものが詰まっている作品です。今日感じたものを持ち帰って、誰かに「ちょっと観に行かない?」と声をかけて、本作を忘れないでいてほしいなと思います。僕も本作が本当に好きなので、時間をみつけて観に行きたいです。今日はどうもありがとうございました。
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新解釈・幕末伝©2025 映画「新解釈・幕末伝」製作委員会
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「ドールハウス」ジャパンプレミア「ドールハウス」公式サイト 矢口史靖監督が原案・脚本・監督を務めた「ドールハウス」が、6月13日より公開となります。本作は、ある家族が人形に翻弄されていくスリルと、人形に隠された秘密が解き明かされる謎解きミステリーの息もつかせぬストーリー展開の“ドールミステリー”です。世界三大ファンタスティック映画祭の一つ、第45回ポルト国際映画祭で最高賞のグランプリ「Best Film Award」を受賞し、海外の20の国と地域での公開も決まっています。 5月21日、本作のジャパンプレミアが開催され、長澤まさみさん、瀬戸康史さん、田中哲司さん、池村碧彩ちゃん、風吹ジュンさん、矢口史靖監督が登壇しました。上映後のイベントとあって、劇中の反響が大きかった二シーンを登壇者と一緒に観るパートは特に盛り上がりました。こちらのイベントの様子を詳しくレポートします。 ジャパンプレミア 鈴木佳恵役 長澤まさみさん 鈴木忠彦役 瀬戸康史さん 神田役 田中哲司さん 鈴木真衣役 池村碧彩さん 鈴木敏子役 風吹ジュンさん 矢口史靖監督 ■池村さんが、アヤちゃん人形を抱いて登壇。 MCアヤちゃん人形はいかがですか? 池村さん最近、ちょっと軽くなったんです。(会場のお客さん:ざわつく) MCそれは、ちょっと怖いです! …どういうことですか? 池村さん前までは、「重たいな」と思っていたんですが、今日持ってみたら「あ、軽い!」って思いました。 MC池村さんが成長して、体力がついたんじゃないかな? 池村さんそうか~。(会場のお客さん:微笑ましくて笑う) ■アヤちゃんを台座に立たせると、矢口監督がアヤちゃん人形の首の角度を調整。 長澤さん皆さん、本作はいかがでしたか?(会場のお客さん:拍手)ありがとうございます。楽しんでいただけたようでとてもうれしいです。 瀬戸さん会場の皆さんの顔を見ると、笑っている方もいれば、複雑な表情をされている方もいらっしゃいますね。僕も本作を観て、いろいろな捉え方ができるラストだなと感じました。さらにたくさんの方に観ていただきたいですし、感想が気になります。 田中さん本作では、ものすごく仕事ができそうな感じで登場しますが、ミスの連発です。皆さんはご覧になった後なので、分かると思いますが、最後にとんでもないミスをしております。 風吹さん今日を楽しみにしていました。撮影から一年以上経っていますが、記憶は鮮明です。皆さんと一緒に本作を観るのを楽しみにやってきました。 池村さん今日、皆さんに本作を観てもらえることをとっても楽しみにしていました。今日はよろしくお願いします。 矢口監督コメディ作品ばかりをずっと撮ってきた僕が、何を思ったのか急にこんな怖い作品を作ってしまいました。ですが、ずっと怖い作品を作りたかったんです。本作は、ポルト国際映画祭、香港国際映画祭、ウディネ・ファーイースト映画祭で海外のお客さんには観てもらっていたんですが、本日ようやく日本のお客さんにも観ていただけて、非常にうれしいです! 公開までもう少しですが、今日は客席の後ろで少しだけ皆さんの反応を見ていて、良い反応がいただけたので自信が持てました。 MC長澤さん、日本のお客さんにも作品が届き始めました。今のお気持ちはいかがですか? 長澤さんとてもうれしいです。皆さんの顔を見ていると、本作がすごく楽しかったんだなと感じます。これからたくさんの方に本作が届くと思うと、楽しみです。 MC監督は客席の後ろにいたんですか? 矢口監督はい。映画を作る楽しさって、お客さんの反応が見られることだと思うんです。配信だとどうしても直接反応は見られないですが、今日はこうして映画館にいっぱい人が入ってくれていますからね。お客さんの反応を見るところまでが僕の仕事だと思っています。 MC皆さんの反応をご覧になっていかがでしたか? 矢口監督怖がるところでは、すごく怖がってくれていましたが、意外と笑うところもあるのでもっと笑ってくれても…と思いました。後ろからくすぐれば良かったのかな(笑)? (会場のお客さん:笑) MC本作の撮影は、昨年の3月から5月に行われ、ちょうど一年が経ちました。キャストの皆さん、完成した作品をご覧になった感想を教えてください。 長澤さん家族の物語もすごく丁寧に描かれていて、意外とそういったところにジーンとくる、良い物語の作品なんです。(会場の雰囲気を察して)あれ? MC親の気持ちで観ると、そういった気持ちになるんですかね? 長澤さんそうですね。そういうところもありつつ、でも逃がしてくれない感じが、ゾクゾクして、すごくワクワクしました。 瀬戸さん僕はゾクゾクする作品が好きなので、大好きです。監督が先ほどおっしゃっていましたが、恐怖の反対にある、笑いが、すごく良いバランスでちりばめられています。僕もちょっとだけその部分を担っていましたが、やりすぎないようにと意識しながら演じました。そういった緩急がありつつ、ズドンと落とす感じが、本当に素晴らしかったです。 MC撮影も楽しまれましたか? 瀬戸さんはい! 楽しみましたが、もちろん大変なところもありました。 田中さんこれは罪な作品だなぁと思いました。幸せな気持ちになったら、すぐにどん底に突き落とされる。ほんわかしてきたなぁと思ったら、とんでもないことが起こって、どん底に落ちる。その繰り返しが、ちょっと体に悪いなぁって思いました。それほどエンターテインメント性が高い作品です。 風吹さん哲っちゃん、ちょっと体力落ちたんじゃない? 田中さんえ、そうですか? 風吹さん私は、本作を観て元気になったわよ。矢口監督のファンですが、「こういう作品も作れるんだ!」っていう驚きと感動がありました。私は、これまでこういう現場の経験があまりなかったので、楽しくて「ぜひ世の中に伝えなきゃ!」と思いました。いろいろな方が楽しめるエンターテインメント作品だと思います。まるでジェットコースターに乗りっぱなしみたいな、ストーリー展開と終わらないストーリーを「よく考えたなぁ」「よく映像にされたなぁ」と思いました。本当に大好きな作品です。 池村さんゾクゾクする作品は初めて観たので、最初に観た時はちょっとドキドキしました。アヤちゃんと撮影をするシーンがすごく多くて、実際にアヤちゃんを見た時は、(怯えた表情で)「アヤちゃん…」と思っていました。でも、楽しかったです! MCポルト国際映画祭、香港国際映画祭、ウディネ・ファーイースト映画祭と、海外でも非常に盛り上がったようですが、矢口監督、改めて海外の反応はいかがでしたか? 矢口監督最初から分かってはいたんですが、叫んだり笑ったり、反応がすごくはっきりしていました。ものすごくリアクションが大きくて、「ギャー」と言った後にすぐ笑うなど、波のようでした。中には泣いている方もいて、ものすごく派手に楽しんでもらえました。その反応を見て、自信をつかんで帰ってきました。 MC海外ではアヤちゃんが大人気だったそうですね? 矢口監督アヤちゃんは文句も言わず、誰にでも抱っこされるので、あちこちで写真を撮ってもらえました。(会場のお客さん:笑) MC長澤さん、瀬戸さん、アヤちゃんが横にいると愛着が湧いてきますか? 長澤さんそうなんです。表情が豊かでかわいいんです! 瀬戸さん(長澤さんに同意して)ですよね! めちゃくちゃ愛着が湧きますよね。アヤちゃんも、さっきより緊張がほどけてきたみたいですね。 MCそ、そうですか? (会場のお客さん:笑)撮影中、アヤちゃんの演技に、ハッとすることもありましたか? 瀬戸さんそうですね。やっぱり一緒にお芝居をしていますからね。 長澤さん時々笑いかけてくれますよね。 瀬戸さん笑いかけてくれるし、ウインクをしてくれたこともありました。 MC(思わぬ返答に戸惑いつつ)池村さんもそうでしたか? 池村さん最初に自己紹介をしてくれました。 瀬戸さん僕らはおかしなこと話していませんよ! (会場のお客さん:笑) MC本作は、世界の映画祭で大絶賛を受けて、20以上の国と地域での上映が決定しております。本作が世界に広がっていくお気持ちを教えてください。 長澤さんドールミステリーをたくさんの方に楽しんでもらえると思うと、とってもうれしいです。それだけ本作が「求められている」「受け入れられている」と思うと感慨深いです。監督もうれしいですよね? 矢口監督はい、うれしいです! MC海外の上映時の反応で、特に印象に残ったシーンはありますか? 矢口監督最初に反応が分かりやすかったのは、食卓のシーンです。瀬戸さん演じる忠彦さんが帰ってきて、テーブルにいるアヤちゃんに気がつかず、着席しようとした時にアヤちゃんに気がついて、ハッとするシーンですね。そこでは、皆さん「ギャー!」と驚いた後に、なぜか笑っていました。びっくりしちゃったことを、自分で笑いに変えてごまかしている感じだったのでしょうか。ものすごくドカンとウケたので、「あれ? 笑う作品だっけ?」と不安になりました。あとは、かくれんぼのシーンですね。かくれんぼがじわじわと盛り上がって、最後にあのようなことになります。大変なことになりましたが、「ざまあみろ!」でございます。 MC(客席に向かって)皆さん、矢口監督からそういうお話を聞くと、もう一回そのシーンを観たくなりませんか?(会場のお客さん:拍手)それでは、登壇者の皆さんと一緒にもう一度そのシーンを観てみましょう! もちろんアヤちゃんも一緒です。登壇者の皆さんはマイクをお持ちいただいて、副音声をお願いします。 ■登壇者の皆さんは、ステージから客席に降り、着席して件のシーンを一緒に鑑賞しました。まずは、食卓のシーンが流れました。 長澤さん私、この食卓のシーン大好きです。 ■かくれんぼのシーンが流れる。 池村さんこわーい! こわーい! やだ〜! 瀬戸さん何も起きないよ! MCそれでは皆さんステージにお戻りください。食卓のシーンの瀬戸さんのリアクションが絶妙でしたね。 瀬戸さん僕は、皆さんがアヤちゃんに気がつくのが、忠彦と同じタイミングだと考察しています。 長澤さんタイミングの問題なんですかね? 田中さんいや、皆さんの方が少し先に気がついて、瀬戸くんが少し遅れて気がつくから、ちょっと面白く感じるのだと思います。あと、「ガチャン!」という音がすごく効果的ですよね。 長澤さん音は、撮影時にはなかった音だと思います。 田中さん(監督に向かって)音を付け足したんですか? 矢口監督付け足しています! 風吹さん長澤さんの笑顔は、このシーンぐらいじゃないですか? 私の印象では、本当に役に入り込んでいて、現場ではあまり声をかけられませんでした。「私が知っているまさみちゃんじゃない!」って思っていました。 長澤さんそうですか? どうしちゃったんでしょうね(笑)。 MC撮影時は、監督がいろいろアイディアを出しながら撮影していたとうかがいました。 矢口監督そうですね。デジタルを極力使わず、アナログで何かできないかなぁといろいろ工夫をしました。皆さん、たぶん気がついていないと思うんですが…、気がついているのかな? 長澤さんが頬杖ついていて髪をほどくシーンにも、何かがあります! 長澤さんどの辺りに注目してもらいたいですか? 瀬戸さん難しいですね。 矢口監督(考え込んで)どこまで何をバラしたら面白いのか…? MC長澤さん、監督が現場で思いついたアイディアは、どのようなものがありましたか? 長澤さん話したいんですが、言えることが…。 矢口監督言えること、あります! (池村さん演じる)真衣ちゃんが、すりガラスの向こうで笑っているシーンは、歯医者さんが、患者さんの口を開いて固定する器具(マウスオープナー)を使って撮りました。 池村さんあー! 矢口監督あれ? これはネタバレか? (会場のお客さん:笑) 瀬戸さんそういった違和感みたいなところが結構ありますよね! 矢口監督あります! 実はあちこちに仕込んでいるので、何を話すか難しいなぁ。最後のほうで人形をたくさん集めているシーンがありますが、そこでもこっそりいろいろなことをしています。そこまでしか言えません! 長澤さん何かが、いっぱいいる! 風吹さん間違い探しのようね。 MC本作では、若者に人気のBeRealにも取り組んでいますし、アヤちゃんがTikTokライブをします。詳しくは公式SNSをご確認ください。最後に、代表して長澤さんからご挨拶をいただきます。 長澤さん皆さん、本日は足を運んでくださってありがとうございました。たくさん楽しんでいただけたようで、とてもうれしいです。本作は、110分間ノンストップで繰り広げられるジェットコースターのような作品です。ゾクゾク、ワクワクして、楽しんでいただける作品だと思います。今日ご覧になった皆さんにも、ぜひもう一度観ていただきたいです。そして、お友だちやご家族、いろいろな方に感想を伝えていただければうれしいです。皆さんで、このゾクゾクのドールミステリーを盛り上げましょう! 本日はありがとうございました。
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「屋根裏のラジャー」IMAGINARY Tree点灯式「屋根裏のラジャー」公式サイト「メアリと魔女の花」に次ぐスタジオポノックの長編アニメーションの最新作は、イギリスの作家A.F.ハロルド著の「The Imaginary」(「ぼくが消えないうちに」こだまともこ訳・ポプラ社刊)を基に、愛をなくした少女アマンダが生み出した、想像の友だち・少年ラジャーを主人公にして描かれる冒険ファンタジーです。 11月2日、本作とクイーンズスクエア横浜とのコラボを記念して、クイーンズスクエア横浜のクイーンモールにて実施された、全長12mにも及ぶ巨大な"IMAGINARY Tree(イマジナリー・ツリー)"の点灯式に、寺田心さん、鈴木梨央さんが登壇しました。こちらのイベントの模様を詳しくレポートします。IMAGINARY Tree点灯式ラジャー役寺田 心さんアマンダ役鈴木梨央さん■横浜少年少女合唱団によるオープニング「♪もろびとこぞりて」そして「♪そりすべり」「♪星に願いを」が披露されました。■「屋根裏のラジャー」から寺田心さんと鈴木梨央さんが登場。寺田さん皆さん、こんばんは。本日は、お越しいただきありがとうございます。 鈴木さん今日は、心くんと一緒にイベントに参加できてすごく嬉しいです。 MC「屋根裏のラジャー」の出演オファーを受けた時のお気持ちをお話いただけますか。 寺田さん僕はオーディションを受けさせていただいたんですが、オーディションの前に、一枚のラジャーの絵コンテをいただいて、それを見た時にラジャーという存在にすごく惹かれるものがありました。僕にも、昔アマンダとラジャーの関係のような、イマジナリーフレンドのような存在がいたのでそれにリンクしていて、共感できました。鈴木さん私もオーディションを受けさせていただいて、台本を読んだ時に小さい頃を思い出しました。アマンダ役を演じるにあたって、「寄り添える方法はないかなぁ」と自分の小さい頃の作品を見直して、アマンダと近い部分を照らし合わせて研究もしました。アフレコでは、心くんの声が先に入っていたので、私自身はすごく演じやすかったです。 MC「屋根裏のラジャー」のアフレコで印象に残ったことなどはありますか。 寺田さんアニメーション映画の声優が初めてだったんですが、皆さんより一年早くプレスコ(最初にセリフの収録を行い、その音声に画を合わせて制作していく方法)という形での収録で、僕の声変わりとか声の調子の問題があり、まだ白黒の鉛筆の手書き状態の画で収録をしました。だからこそ、自分の声と一緒にラジャーの成長と物語ができていくことがすごく不思議な感覚で、そのことがまたうれしかったです。 鈴木さんアフレコをした時は、まだ心くんの声がもう少し高い声で、どこか聞き覚えのある声でした。でも、試写会の時に、四年ぶりぐらいに心くんに会ったんですが、身長も抜かされているし、声変わりもしていたので「梨央先輩!」って言われた時は、ちょっとドギマギしちゃって(笑)。私のことを「先輩」と言ってくれるんですが、ちょっと前みたいに「梨央姉ちゃん!」と呼んでくれても良いのにと思っています(笑)。MC「屋根裏のラジャー」は、八月の末に完成しておりますが、作品を観た感想はいかがでしたか。 寺田さん本当に一つ一つの言葉が全て大事で、大切な言葉がたくさん散りばめられている作品だと思っています。まだ僕も二回しか観ていないんですが、やはり一回目と二回目では観え方が変わりました。一度目は、ラジャーの冒険や、人生に対して注目しがちだったりしますが、二度目は、ラジャーの周りにもそれぞれの人生があるということをすごく考えさせられました。 鈴木さんアフレコをしている時は、私自身もアマンダの出番のところしか見ていなかったので、全体を通して観た時に、ラジャーとアマンダが出会っていく中でつながるイマジナリの存在や、いろいろなキャラクターたちが本当に生き生きと動いているその世界観に圧倒されました。アマンダとはすごく歳が離れていますが、どこか小さい時の記憶を思い出させてくれるような感覚にもなりました。 MC本日、こちらのクイーンズスクエア横浜は、一足先にクリスマスムードになりました。この後、お二人にはツリーの点灯式をしていただきますが、その前にお二人の「クリスマスの思い出」を伺えればと思います。 寺田さん僕は、去年スイーツと料理の資格を取りました。自分でクリスマスケーキを作る機会も増えているので、これからはそれを定番化させていきたいと思っています。 鈴木さんクリスマスの思い出としては、小さい時にクリスマスの前日にサンタさんに「プレゼントでこれがほしい」というお願いごとを書いて、クッキーを置いて寝ていました。サンタさんが入れるように網戸を開けておいたりもしていました。次の日、起きたらクッキーが全部なくなっているわけじゃなくて、ちょっと食べかけみたいな感じの状態になっていて、「来ましたよ」みたいなサインが記されていました。それを見て「あー本当に来てくれたんだ!」と、大喜びしていたことが懐かしいです。 ■映画「屋根裏のラジャー」の音楽を使用した演出と、横浜みなとみらいホールのシンボルであるパイプオルガン「ルーシー」の音色をオルガニスト山口綾規氏による演奏で奏でるクリスマスソング、今回特別にその二演出で演奏されるというツリーのショーが行われました。 MCそれでは点灯式に移りたいと思います。今回のカウントダウンは「5、4、3、2、1、ラジャー!」でお願いします。それでは、5、4、3、2、1…。 寺田さん&鈴木さんラジャー!寺田さんうわー、すごい…。MC演出はいかがでしたか。 寺田さんクリスマスは家族で外にツリーなどを見に行くことが多いので、今年は友だちや家族とIMAGINARY Treeを見に来ようと思います。皆さんもぜひ大切な方やお友だちとツリーを見に来ていただけたらと思います。キラキラ輝く演出が本作の世界観ともマッチしていました。鈴木さん全部きれいでした! 特に青色になっているツリーがきれいで、私は青色が大好きなので、思わず見とれちゃいました。心くんとも話をしました。 MCそのお話というのは? 寺田さん「クリスマスはどこに行きますか?」とかですね。このツリーを見ていると、いよいよクリスマスだなぁという感じがしてきます。 鈴木さんいよいよ冬だなぁって思いますね。 ■フォトセッションMC最後に皆さんにご挨拶をお願いします。 鈴木さんこうして素敵なツリーの点灯式イベントに参加できてすごくうれしいです。本作は、身近にいる大切な人の存在だったり、忘れがちな当たり前の日常が、当たり前ではなく大切だということを改めて思い出せる作品になっています。お子さんから大人の方までぜひ観ていただいて、懐かしい子供の頃の記憶を思い出して、いろいろと考えていただけたらすごくうれしく思います。今日はありがとうございました。 寺田さん本日はIMAGINARY Tree点灯式にご来場いただきありがとうございます。本作は大人の方には思わず涙してしまうような物語で、子供の方々にはワクワクドキドキの冒険の楽しい物語です。この冬、誰も観たことがない、誰も経験したことがない、すごく素晴らしい超大作ファンタジー作品が公開されます。ぜひ劇場で、お待ちしています! 今日はお越しいただき本当にありがとうございました。
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「コンフィデンスマンJP 英雄編」初日舞台挨拶「コンフィデンスマンJP 英雄編」初日舞台挨拶脚本家・古沢良太さんによるオリジナル脚本の「コンフィデンスマン JP」シリーズの劇場版第三弾『コンフィデンスマンJP 英雄編」は1月14日より公開となりました。 1月14日、信用詐欺師(コンフィデンスマン)の華麗なる活躍を描く本作の初日舞台挨拶を、TOHOシネマズ 六本木ヒルズにて開催。ダー子を演じている主演の長澤まさみさんをはじめ、東出昌大さん、小手伸也さん、小日向文世さん、瀬戸康史さん、城田優さん、生田絵梨花さん、江口洋介さん、田中亮監督が出席しました。こちらのイベントの様子を詳しくレポートします。初日舞台挨拶ダー子役長澤まさみさんボクちゃん役東出昌大さんリチャード役小日向文世さん五十嵐役小手伸也さんインターポールの捜査官、マルセル・真梨邑役瀬戸康史さん元マフィアのジェラール・ゴンザレス役城田 優さん畠山麗奈役生田絵梨花さん赤星栄介役江口洋介さん田中 亮監督長澤さん本日は皆さん、ありがとうございます。映画は、楽しんでいただけましたか?(会場:拍手)......良かったです! たくさんの方にこの映画を観てもらえる日を迎えることができて、とても嬉しいです。「コンフィデンスマンJP」シリーズを観たことがない方にも楽しんでもらえる作品になっていると思いますので、たくさんの方にどうか(映画館に)足を運んでいただきたいと思っております。東出さん短い時間ではありますが、クロストークを交えながら、作品の雰囲気そのままに楽しい舞台挨拶にできればと思います。小日向さん(会場の方々は)今日ご覧になられた皆さんなので、お分かりになると思いますが、一回ですと把握しきれないところもたくさんあると思います。ですので、最低でも二回は観てもらいたいです。それから、お友だちにも宣伝してください。(映画化)第四弾のためにも興行成績を上げたいと思っております!(会場:笑) MC小日向さんは、昨日は一時間睡眠だったと伺いました。 小日向さんそうですね。実質は一時間も寝ていないかもしれないです。今日、皆さんにお会いするのが楽しみで寝られませんでした!小手さん小手伸也を演じております五十嵐です。(会場:笑) この日を迎えられることが、本当に嬉しくて仕方がありません。今まで長らく全国キャンペーンで回ってきて、ようやくネタバレができる人たちが増えることは嬉しいです。とはいえ、皆さんにはネタバレはしてほしくはないですが...。秘密をこうして共有する仲間が増えていくのは嬉しいです。その仲間が何千、何万と増えていくことを心から願っております。今日は短い時間ですけど、よろしくお願いします! あ、そうだ! あれをやらなきゃ! 長澤さん忘れていたの? 小手さん声は出せないですが、皆さん、僕に合わせて「いたのか、五十嵐」で手を上げていただけますでしょうか。やりたくない人はやらなくて結構でございます。 いきますよぉ!「いたのか、五十嵐」(小手さんに応えるように会場からたくさんの拳があがる) ありがとうございます!(会場:拍手)瀬戸さんまずは、この「コンフィデンスマンJP 英雄編」という作品に参加できたことが本当に嬉しいです。まだまだ、ちょっと言えないことがたくさんあるんですが、今日は楽しみたいと思います。城田さん今回の"おサカナ"でございます(笑)。本当に楽しい撮影でした。僕も(完成した映画を)初めて観た時に、「あ!こんなに......」という感じで、自分たちが撮影している時には分からなかったことなど、物語の全容のパズルがすべて揃った感覚で楽しめました。小日向さんがおっしゃっていたように何度も観ないと分からない部分や伏線がありますので、ぜひ何度も楽しんでもらいたいです。生田さんこのような最高の作品をこうして皆さんと共有できることがとても嬉しいです。私は今回の作品を試写で観ました。台本を読んでいるので内容は知っているはずなのに、新鮮な驚きを感じました。公開されたら絶対に劇場へ観に行こうと思いましたので、早く皆さんと同じ観客側として映画を観られることが楽しみです。江口さん赤星という役をドラマの1話からやらせてもらって、(劇場版の)パート3まで、こんなに長く演じるとは思っていませんでした(笑)。 小日向さん確かに(笑)! 江口さんでもですね、今回は役の中で、もう一つ役作りができるという、かなり楽しい撮影でした。皆さん、どうでしたか? 満足していただけましたか?(会場:拍手) ありがとうございます。今はこういう状況ですが楽しいことをいっぱい仕入れて元気にいきましょう!田中監督本日は、お越しくださいましてありがとうございます。「英雄編」は、「コンフィデンスマンJP」チームが、たくさんの想いと愛を込めてつくりました。それが皆さんに届いていると嬉しいです。今日もネタバレは厳禁なので、お話しできることは限られますが、シリーズ最高傑作かどうかは観てくださった方々に委ねることにいたします。僕からは「(小日向さんが演じるキャラクターの)リチャード史上最高傑作であること」は、間違いなく言えるでしょう。ね、コヒさん?!(小日向さんに尋ねる) 小日向さんそれは自信を持って、はい! ふふふ......あれ? あまり反応がない......。(会場:大きな拍手) MC大拍手ですね! 小日向さん本当ですか?!MCついに劇場版第三弾「英雄編」が公開になりました。最初のドラマ「ゴッドファーザー編」のクランクインが2017年の12月ということで、そこから数えますともう五年目になります。改めて、今どのような気持ちで初日を迎えられているのでしょうか。 長澤さんこんなに長く続くとは思っていませんでした。この役をどんどん好きになり、「コンフィデンスマンJP」に取り組む姿勢も、回を重ねる毎に貪欲になっていきました。本当にこの作品からもらったものはたくさんあります。ありがたい気持ちです。 MC長澤さんは、以前に「ダー子という役は宝くじに当たったようなもの」だと表現されていました。 長澤さんはい。こういった底抜けに明るくて、前向きで、みんなの太陽のような存在の"ダー子"というキャラクターには、なかなか出会えませんし、なかなか生まれるものでもないので、演じられて幸運でした。 MC東出さんはいかがですか。 東出さん僕も五年も続くとは思いませんでした。ドラマ版も劇場版もだいたい最初の撮影シーンは、ダー子のスイートルームから始まります。あの部屋に入ると、僕らはすぐにこの世界に入れて、「また帰ってきたな」という思いを毎回かみ締めています。 MC小手さんは? 小手さんまったくその通りでございます! ......急に話を振るから...! 順番順番! MCここは自由に皆さんにお話いただきたいです。 長澤さんクロストーク? 小手さんそうですよね! 長澤さん(小手さんに)自分の意見を言いなさいよ!小手さん良いんですか? 長澤さんどうぞ、どうぞ! 小手さん「コンフィデンスマンJP」のドラマが、僕にとって初めてのドラマのレギュラーのお仕事でした。そこから小手伸也の革命の日々が始まっているので、感慨深いです。なので、もう五年、まだ五年かという感じです。 田中監督(笑)。それ、自分で言う? って、今みんなが思ったと思う。 小手さん以外の登壇者(笑)! MC笑っちゃってごめんなさい! 田中監督革命的な小手伸也の人生がこの五年で始まっているということみたいですね。 小手さんなんで翻訳しているんですか?! 伝わっているでしょう! この作品が起点となって、僕がすごくイジられポジションになっているんですよ。 長澤さんお家芸! 小手さん「コンフィデンスマンJP」でイジられれば、イジられるほど、ほかの現場の方々が、「あの人(=小手さん)はイジっていいんだ」という空気になっています。いま撮影中のドラマ「ドクターホワイト」(フジテレビ系列で月曜22時より放送/主演:浜辺美波)の現場でも、そうなっているんですよ! 長澤さんでも、そういうのを何て言うか知っている? 小手さん(真顔で)何て言うんですか? 長澤さん「愛されキャラ」って言うの。(会場:拍手) 江口さんおー! MCその通りです! 長澤さん良いじゃないですか! 小手さんありがとうございます。 長澤さん減るもんじゃないし! MC小日向さん、本当に楽しい現場なのでしょうね。 小日向さんそうですね。こんなに仲良くなるとは思っていなかったです。ドラマの時は、演じる上において大変難しくなるんじゃないかと......撮影に入った時は、結構シビアな雰囲気でした。連続ドラマが終わって、劇場版が三本目! 想像もしていなかったですね。......やる度に、長澤まさみちゃんの身長が高くなっている気がします!長澤さんなっていないです! 小日向さん(身長が)デカくなっていない?! 長澤さんヒールを履いているからです。 小日向さん僕は明らかに(背が)縮んでいます! 小手くんは絶対に太鼓腹になっていますよね? 小手さん(お腹をさすりながら笑う)なっていますね! 小日向さん幸せ太りでしょう? 小手さんまぁーねぇ! 小日向さん五年ってあっという間ですが、変化していますよね。 江口さんやっぱりいろいろ変化しているのでしょうね。自分もここまでの映画になるとは思わなかったですし、毎回海外ロケも多くて、スタッフの皆さんと本当に楽しい時間を過ごしました。それがすべて役として膨らみました。劇場版はパート3ですからね。ちょっと信じられない感じです。でも、本作がまた大ヒットしてパート4、パート5になるんじゃないかと思います。(会場:拍手)MC本作も海外旅行に行った気分になりましたよね? 長澤さんマルタ島、きれいでしょう?(会場:拍手) MCこのご時世ですから、気持ちが良いですね。 長澤さんありがとうございます! MCさて、本作からシリーズに参加された皆さんにお話を伺います。まずは瀬戸さん、怪演ぶりがすごかったです! 瀬戸さんそれは言って大丈夫ですか? ......どこまで言って良いの? MC「大丈夫」だそうです。セリフで英語とフランス語を駆使されていましたが、元々できる方なのですか? 瀬戸さんいえ、日本語だけです! これまでもフランス語や英語を話す役柄を演じたことはありましたが、こんなにもフランス語を話したことは初めてでした。アフレコに8時間かかりました。 MC見た目も、これまでの瀬戸さんのイメージとは違いましたよね? 瀬戸さん見た目に負けないお芝居をしないといけないですからね。 田中監督それは十分にやっていただきました! 瀬戸さん(嬉しそうに)本当ですか! 僕にとっては"すごく革命的な役"になったんじゃないかな。(会場:笑) すごく楽しかったですね。 小手さん(瀬戸さんにハンドサインでナイス=サムズアップを贈る)MC東出さん、瀬戸さんの演技はいかがでしたか。 東出さんいやー、すごかったです。外国語のセリフも、よどみなくしゃべっていて、迫力もありました。現場で「どうやって覚えているの?」と尋ねたら、「えっ、行き帰りの車で」(瀬戸さん)って言っていました。「セリフの勉強はそれだけ?」と聞いたら、「いや、まあ」というやりとりがありました。でもね、努力の跡を見せないところがあると思うんです。本当にすごかったです。 瀬戸さんありがとうございます。セリフをあまり入れすぎても......(小日向さんに)何かね。 小日向さん僕は(英語のセリフは)「Let's Celebrate」って......二言だったから!東出さん(大笑い)! MC城田さんからご覧になっていかがでしたか? 城田さん僕のスペイン語は、スペイン人の血も流れていますから、それはまあ分かります。けれど、誤解されやすいのですが、僕の英語は独学なので、多少しゃべれるだけですから! 小手さんご謙遜を! 城田さん本当に! でも、本当に瀬戸くんは、日本語、英語、フランス語、スペイン語と、誰よりも外国語のセリフが多かったです。本当にあっぱれでした! 想像を絶する努力をされていらっしゃるんじゃないでしょうかね。 瀬戸さん僕は、城田さんにそんなことを言ってもらえるんですか!? 城田さんえっ、そうよ! 瀬戸さんうれしい! ありがとうございます。 城田さん台本を見た時に「(フランス語)」って書いてあるんですよ。しかも結構あって...「どんだけ(フランス語を)しゃべるん?」という感じでした。フランス語なんてねぇ......僕は絶対に無理です!! 瀬戸さん城田さんが、この作品に入る前に「本当に頑張ろう!」と連絡をくださいました。すごく嬉しかったです。プライベートでの親交はありますが、お仕事でご一緒することはなかなかなくて......。 城田さん十七年前から知っているんですが、(事務所以外での)仕事での共演は、本作が初めてです。それがすごく嬉しかったんです。ゲストとして参加するのでどうにか盛り上げられたら良いなと思いました。 MC城田さんの役は元マフィアということでしたが、「こういうマフィアっているんだろうな」と思わされました。(登壇者の皆さん:笑) 城田さん(笑)。え、そんなに変な役でしたか? MC(客席に)城田さんのマフィアぶり、すごかったですよね?(会場:拍手) 城田さんあ、はい、マフィアぶり......。僕って、たくさんの映画やドラマに出ていますが、いただく役の8割が悪者なんです。何でか分からないんですが...。なので悪い役は慣れっこなので......。 長澤さんでも、今回は笑える悪者でしたよね! 面白かったです! 城田さんチャーミングな部分がね...良かったです! 長澤さんすごく笑ったところがありました。 城田さんえー、どこどこ? 長澤さん椅子に座っているところ。 城田さん椅子?! 長澤さんまぁ、だいたいが椅子に座っているシーンでしたけど......。(登壇者の皆さん:笑) 城田さん全然分からないんだけど...。 長澤さん(田中監督に)言っても大丈夫ですか? 田中監督どの椅子のところ? 長澤さんゴンザレス邸でダー子が......言葉に反応して...。 城田さんママーのところ...。あそこで笑ってくれましたか? 監督、あそこはね、「どれが良いかな?」とアフレコでいろいろなパターンを録ったんですよね。 田中監督より面白くなるのを探りました! 城田さんでも、まさみちゃんに笑ってもらえたのならやった甲斐がありました! 長澤さんめちゃくちゃ面白かったです! 城田さんそういう、ただ悪いだけじゃないちょっと可愛い部分もあるゴンザレスさんにも注目していただきたいです。 長澤さん(城田さんに)名前が似合う! 城田さんゴンザレス? あのね、余談なんですが、うちの母親がですね、ゴンザレス......。 長澤さんそうなんですか? 城田さんあ、ゴンザレスじゃないわ。嘘をつきました(笑)! 小手さん母親がゴンザレスって! 城田さんなんで今、そんな嘘をついたんだろう?(登壇者の皆さん:笑)長澤さんコンフィデンスマンになっちゃったんですね! 東出さんジェラールは? 城田さんジェラールは......ま、いいや僕の話は置いておいて......。ちょっと間違えました。何で間違えたのか後で考えます! MC大変気になりますが......。それでは生田さんに伺います。魔性の女・麗奈役にメロメロになった方が多いと思います。生田さんのこれまでのイメージをがらりと変える役柄でしたね。 生田さん私の周りの人からも「誰だか分からなかった」という感想をもらいました。演じる前は、「どう役作りしようか?」と迷いました。でも、衣装合わせの時に、「これはもうアリアナ・グランデだ」と思いました。髪型もメイクも衣装もアリアナ・グランデの印象だったので、アリアナ・グランデの動画をたくさん見て、話をする時の仕草を観察しました。性格の悪い人に見えないように、彼女のグローバルな感じをヒントにしました。 MC小日向さん、生田さんの魔性ぶりはいかがでしたか。 小日向さん僕は、現場で一度もお会いしていないので......。スタッフから「こういうシーンを撮りました」という動画をチラッと見せてもらいました。「何だろう、すごく色っぽいな」と思いました。生田さんとは、田中監督の作品の「イチケイのカラス」(2021年フジテレビ系列にて放送/主演:竹野内豊)を一緒にやらせてもらっていました。その時にゲストで来てくれた時とは、全然違う雰囲気でした。ですから、生田さんという方は「どちらが本当なんだろう?」と、僕も俳優をやっていますが、「すごいな、女優さんって!」と思いましたね。 長澤さんこの映画の番宣で生ちゃんとロケに出かけた時に、「今回の役のイメージが生ちゃんではない!」とみんなが言っていました。でも、一体どういうイメージだったのかを私は知らなくて、生ちゃんとは"麗奈"として出会ったので、天真爛漫な麗奈がしっくりきます。小悪魔なところは可愛いなと、勝手に思っていたので、その言葉に今驚いています。静かなイメージだったの? 生田さん静かというか......「乃木坂46」のグループが、大人しめが多くて、(衣装の)スカート丈は長めだったり...。私も(今回の役は)新しい扉を開けた感じです。 長澤さんこの役を演じて変わったんだもんね? 生田さん私も"革命"を起こしました! 小手さん(生田さんにハンドサインでナイス=サムズアップをおくる)MCここでも革命が! この映画では皆さんがいろいろな革命を起こしていますね。 田中監督小手さんのワードを拾う優しさが! 小手さんみんな、優しさで拾ってくれているの? MCさて、「コンフィデンスマンJP 英雄編」は、当代随一というコンフィデンスマンの三代目ツチノコをめぐるバトルの物語でした。そこで皆さんに伺います。皆さんの中で、「伝説の詐欺師・ツチノコを継ぐとしたらどなたが一番ふさわしいと思いますか?」 役としてではなく、ご本人として考えてください。思いついた方から挙手をお願いします。 長澤さんはい!(と手を挙げる) 一番に答えても良いですか? この「コンフィデンスマンJP」はドラマから続いています。この作品を愛される作品にするために一番頑張ってくれていたなと思う人がいます。その人がいたからこそ、この作品はどんどん愛される作品になった気がしています。それは、小手さんのおかげです!(会場:拍手) 東出さん僕も小手さん! 小手さん(驚きのあまり)やだ......やだやだ。何、その今まで散々落としてきて、急に持ち上げるの何? 長澤さん今日もすっごく頑張っていたんです! 小手さん今日もこの登壇の前に「コンフィデンスマンTV」(WEB番組)の配信の収録がありました。皆さんにインタビューをするやつで......。 長澤さん(優しい声で)インタビューするやつで...ねえ? 小手さん急に優しい声! 長澤さん涙目になっていました。 小手さん何をやったかは配信をご覧ください。 長澤さんあんな小手さん見たことなかったです。 小日向さん本当に。僕も今日は小手くんの涙目を見たので......。応援団というか広報課としてものすごく頑張ってくれているなと思いました。僕は(伝説の詐欺師・ツチノコを継ぐのは誰が良いかという問いに)まさみちゃんを推そうと思ったけれど、今のまさみちゃんの話を聞いて、僕も小手さんにします。 MC小手さん、三人からの指名です。 小手さんいや、この流れはちょっと調子が狂っちゃう! 長澤さんなんか、また目が潤んできてる! 小手さんだって嬉しいから! 僕は意外とピュアなんですよ! 長澤さん泣いてもいいんだよ! 小手さんやーだよ! 泣かないよ。いろいろ記事に書かれるもん。(会場:拍手)MCでも、本当にうるうるしちゃって...。(会場:拍手) そんな小手さんは? 小手さんそうねぇ、生田さん! 生田さんえ! 荷が重いです。 小手さんだって、この中で一番本性が分からないですもん。今までは「乃木坂46」のトップアイドルで、すごく清楚なものを貫いてきた人がですよ、急に役作りだからって、あんなにドSになれますか? 生田さん(笑)。小手さんに連絡先を聞かれて、断っただけじゃないですか!(会場:拍手)(登壇者:笑) 長澤さんそれは断っていい! 城田さん僕も生田さんですね。あのね、彼女は皆さんが思っているよりもポテンシャルが高いんです。これから徐々に出てくると僕は思っています。 生田さんそんな......。隠し持っていますか? 城田さん隠し持っていますよ! さきほど、小手さんをイジる空気という話がありましたよね。そのイジることに慣れていない人間って、最初は戸惑うんです。でも、彼女は完璧にこなしてました。 小手さん完璧でした! 生田さん(大笑い)! 小手さん素晴らしい! 完全に地に足がついていました。 城田さんそう、完全に! さきほどもそういう瞬間がありまして、もうイジりは百点です。だから、これからはバラエティ女優としてもね。 生田さんいえいえいえ、正統派の女優を目指させてください! 城田さんたぶん自分でも知らない、いろいろな引き出しがこれから出てくると思います。その引き出しの一つを小手さんが開いてくれたんです。 小手さんおいで! 生田さんいや、もういろいろな壁(小手さんまでにいくつものパーテーション)があるので! 小手さん何層も! 生田さん何層もあります! 小手さん(笑)。 生田さん嬉しいです、これから頑張ります! MC生田さんは? 生田さんでも、やっぱりただものじゃないなと思ったのはコヒさんです。崖のシーンは風と砂埃がすごくて、撮影以外の時はだいたいみんな車の中で待機していました。でも、コヒさんだけは「気持ちいい~」って、ずっと外にいました。こんなすごい人がいたら敵わないなと思いました。 小日向さんそう言っていただけると嬉しいです。 MC瀬戸さんは? 瀬戸さんこの流れは難しいですね。 MC流れは気にしないでください。 瀬戸さん僕は長澤さんだと思います。圧倒的リーダー感。 長澤さん本当ですか? ありがとうございます。 瀬戸さんついて行きたくなります。 MC江口さんは? 江口さんまさみちゃんですね。圧倒的な"英雄感"があります。長いこと知っていますが、連続ドラマからやって、こういう役を膨らませていくのは、なかなかすごい作業だと思うんです。それをあっけらかんとやりきっていますね。その潔さは英雄感があります。 長澤さんありがとうございます。 田中監督僕も"英雄感"でいうと、長澤さんですね。ダー子という役は、完成したものを見た皆さんは自然に受け止めてくれているかもしれないですが、これを演じきるのはとてつもないパワーが必要です。この『英雄編』の完成を観た、広末涼子さんの第一声が「まさみちゃん、すごいね!」で、「このダー子をどうやっているの?」と言っていました。ですから、広末さんの票も込みで、僕だけ二票を投じます。 MC監督から長澤さんに対して、何か指示したことはあるんですか? 田中監督ダー子に関しては、連続ドラマから作り上げてきたので、毎回だます側の衣装からカツラ、年齢設定などは一緒に作ります。すべてそうですが共同作業です。 MCやはり長澤さんに票が集まりました。 長澤さん(ダー子の)役柄に助けられて、ここまでやってこられています。ありがたいです。 MC最後に主演の長澤さんからご挨拶をいただきます。 長澤さん今日、お集まりの皆さん、短い時間でしたがお付き合いくださり、ありがとうございました。劇場版は、第三弾になりました。長く長く愛される作品になったことは、本当に皆さんのおかげだと思います。ありがとうございます。そして、この作品がたくさんの方に届くように、「目に見えるモノが真実とは限らない」「何が本当で、何が嘘か」ぜひ映画館で確かめてください。今日は、ありがとうございました。