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「キングダム 大将軍の帰還」前夜祭イベント「キングダム 大将軍の帰還」公式サイト中国春秋戦国時代を舞台に天下の大将軍になるという夢を抱く戦災孤児の少年・信と、中華統一を目指す若き王・嬴政を壮大なスケールで描き、累計発行部数1億部を突破する漫画「キングダム」。公開するたびに大きな話題を呼んできた実写映画シリーズの最新作「キングダム 大将軍の帰還」が、いよいよ7月12日より公開となります。 7月11日には新宿・歌舞伎町のシネシティ広場にて前夜祭イベントが開催され、主人公の信を演じる山﨑賢人さんをはじめ、清野菜名さん、岡山天音さん、三浦貴大さん、濱津隆之さん、田中美央さん、真壁刀義さんが出席しました。信が率いる部隊“飛信隊”の七人が集結し、約700人が集まった会場を沸かせました。この日の模様を詳しくレポートします!前夜祭イベント信役山﨑賢人さん羌瘣役清野菜名さん尾平役岡山天音さん尾到役三浦貴大さん澤圭役濱津隆之さん渕役田中美央さん沛浪役真壁刀義さん■“飛信隊”の七人が登場! 参加した約700人がスティックバルーンを掲げながら、大歓声が上がりました。山﨑さんついに、明日「キングダム 大将軍の帰還」が公開されます。今日は、その前夜祭です。初めて、この“飛信隊”のメンバーとここに立てて本当にうれしいです! 清野さん今日は暑い中、お越しいただきありがとうございます。私も“飛信隊”の皆さんとステージに立ててとてもうれしいです。本日は短い時間ですが、楽しい時間を皆さんと一緒に過ごせたらと思います。 岡山さん明日の「キングダム 大将軍の帰還」の公開に向けて、素敵な熱いイベントを、こうして皆さんと共にできることをうれしく思います。今日は楽しんで帰ってください。 三浦さんこんなにたくさんの人に来てもらえて、本当に幸せだなと思います。本作に出演できて本当にうれしいです。今日はちょっと涼しいので、ぜひ楽しんでください。 濱津さん今日は、暑い中お集まりいただき本当にありがとうございます。明日公開ということで、短い時間ですが、皆さんと一緒に前夜祭で盛り上がりたいと思います。 田中さんありがとうございます! 今日は、雨のはずでしたが、降りませんでした。皆さんの“キングダム愛”が見事に届きました! 天気が持ってくれたし、今日は涼しいし、まさに「キングダム」前夜祭日和でございます。 真壁さんよろしくなぁ! とりあえずですね、(登壇者の皆さんを見渡しながら)この面々を見てください。間違いないでしょう。(登壇者の皆さん:笑) MC映画「キングダム」シリーズもいよいよ四作目が公開となります。意外にも“飛信隊”の皆さんが集まるイベントは、本日が初めてです。こうしてイベントに登壇してみて、いかがですか。 山﨑さん“飛信隊”だけでこういう場所に立ってイベントをするのは、今日が初めてですね。みんな揃ったので、「僕たちが“飛信隊”だ!」という気持ちです! ありがとうございます!岡山さん僕も同じです!(登壇者の皆さん&会場:笑)皆さんがこうやってスティックバルーンで反応してくれるなんて、なかなか味わえないことですからね。(会場:スティックバルーンを叩いて応援) ありがとうございます。何だかスポーツ選手にでもなったような気持ちも味わえて、本当にいろいろなことを教えてくれる作品だなと感じています。 三浦さん“飛信隊”だけで集まることはなかなかないので、本当にうれしいです。(山﨑さんがじっと見つめていることに気づき)そんなに見つめないでよ、照れちゃうから(照笑)。 山﨑さん見つめさせてください(笑)。 三浦さんこれだけのお客さんが目の前にいることは、役者をやっていてもなかなか経験がないことなので、本当に幸せな作品に出演できたんだなと思います。 MC清野さんは、“飛信隊”の皆さんとの登壇はいかがですか。 清野さん(登壇者の皆さんを見渡しながら)改めて、新鮮です(笑)。久しぶりにこうやって皆さんと並んでみると、とてもうれしいです。長期間、死地を共に戦い抜いてきたメンバーです。こうして、皆さんと舞台に立てることがとてもうれしいです。 濱津さん久しぶりに皆さんに会えて、懐かしくもあり、感慨深いです。この男連中の中で、清野さんが、果てしなく激しいアクションをこなしていて、「すごかったな」とか、そんな風景や現場のことをいろいろと思い出しました。 MCこだわりのアクションがありましたね。 清野さんありがとうございます。ありましたねぇ。 田中さん(素敵な衣装をパリッと着こなしている登壇者の皆さんを眺めながら)こんなにきれいな格好の皆さんにお会いするのは、なかなかなかったですね。撮影中は泥まみれ、汗まみれで戦う撮影ばかりでした。血を流していたりもしていましたね。こんなに皆さんがカッコ良くて、お美しい姿は初めて見ました(笑)。皆さん、お一人お一人、素敵です。 真壁さん今日は久々にみんなに会って、「みんな元気でやっていんだな!」と思っています。それが一番ホッとするのよ。あの暑さの中、めちゃくちゃ走るし、バッカン、バッカン相手を薙ぎ倒す姿を目の前で見てみ! 同じ仲間でも、すげえ迫力だったぜ! 彼らが必死でやっているからさ、こっちも負けていられねえからさ、バンバン行くよね。それがたぶん、本作に、ものすごく出ているはずだから。今回もまたすげえから、ここにいるメンバーの一挙手一投足を本当に見逃さないでほしい! MC今日のイベントでは、一作目の「キングダム」、二作目の「キングダム2 遥かなる大地へ」のダイジェスト映像を、キャストの皆さんと会場の皆さんで、一緒にワイワイ盛り上がりながら鑑賞したいと思っています。皆さんも、推しキャラ、推しシーンがありましたら、ぜひスティックバルーンを鳴らして表現してください! まずは、2019年公開の「キングダム」のダイジェスト映像です。どうぞ! ■東急歌舞伎町タワーの大ビジョンに「キングダム」のダイジェスト映像が放映されました。 山﨑さん(信が「僕は天下の大将軍になる」と夢を語る場面で)懐かしい。ここから始まりましたからね。(会場を見ながら)みんな、見入っちゃうよね。 ■王騎(大沢たかおさん)や嬴政(吉沢亮さん)や河了貂(橋本環奈さん)など人気キャラクターがお目見えするたびに会場からはスティックバルーンの音が響き渡る。 MCいかがでしたか! 山﨑さん面白い! 見入っちゃいますね! 岡山さん画のパワーがすごすぎて、ちょっと静かにしてほしいと思うくらいでした(笑)。思わず集中して観たくなっちゃう。 山﨑さん懐かしかったです。「ここから全部が始まったんだな」と思って、泣きそうになりながら、見入っちゃいました。 MC思い出されることはありますか? 山﨑さん全部が思い出深いですが、漂との別れのシーンの撮影の時に、(原作者の)原先生と一緒にご飯を食べたんです。その時に、「このシーンがうまくいったら、信はいつになっても原点である漂という存在のことを思い出して、何度でも立ち上がれる」「ここが良いシーンにできたら『キングダム』は成功するよ」、と話しました。実際に良いシーンになったと自分でも思っています。(会場:同意するようにスティックバルーンが大きく鳴り響く) 清野さん私は、一作目は映画館で観ました。その時は「こんなに熱い作品が日本にあるんだ」と、すごく感動したことを覚えています。すごく懐かしくて、私も、観ながら泣きそうになりました。 MC山﨑さんのアクションは、いかがでしたか。 清野さんアクションもキレキレでしたね。こんなにリアルで迫力のあるアクションだから、画面を超えて飛び出してきそうだなと思いました。山﨑さんは、すごいなと改めて思える作品でした。(会場:スティックバルーンを鳴らして反応) 山﨑さんありがとうございます! 岡山さん今、ダイジェストで観ても、シリーズを追うごとにどんどん世界観がスケールアップしているんだなと思いました。(一作目は)今とはまた違った信のアクションでしたが、これはこれで見応えがありましたね。こういう世界観のものを日本で映画にするのは、なかなか成立しないと思っていましたが、画のパワーがすごいなと思いました。改めて、近いうちに「また観たい」と思わされました。すごく面白かったです。三浦さん久々に一作目を観ました。僕は「キングダム2 遥かなる大地へ」からの参加だったので、「キングダム」の信は未熟なところもあるけれど、僕が出会った時のように勢いはそのままでしたね。信ってこんなに成長しているんだと、「キングダム」を観て、改めて思いました。本当にすごかったです。 山﨑さんありがとうございます! MC続きまして、2022年公開、二作目の「キングダム2 遥かなる大地へ」のダイジェスト映像をご覧いただきましょう。 ■信が「待たせたな」とニヤリとする場面や、漂の存在を胸に刻んだ信が初陣を迎える“蛇甘平原”が映し出されると、キャストも「来た!」と興奮した様子。会場からも、スティックバルーンの音が鳴り響きました。さらに羌瘣のスピーディーな剣技、信を筆頭に“飛信隊”が駆け抜ける場面など、迫力あふれるシーンが次々と放映され、そのたびに「来た、来たー!」と声を上げたり、スティックバルーンを叩いたりと、キャストと会場が一体となって、映像に見入りました。MC二作目では、ついに“飛信隊”の皆さんが集まりました。いかがでしたか。 濱津さんやっぱり、迫力がすごいですね! 今思いましたが、よく付いて行った…いや、付いて行けていないかもしれませんが、よくこの隊長(信)に付いて行ったなと思います(苦笑)。信の迫力と勢い、それを打ち出している戦場の迫力。「キングダム」を超えた「キングダム2 遥かなる大地へ」でしたね。でも、「キングダム2 遥かなる大地へ」を超えて「キングダム 運命の炎」へと、どんどん迫力が更新されている感じがします。見どころが尽きない作品ですね。 田中さん僕は「キングダム2 遥かなる大地へ」から参加をしましたが、「キングダム」の時は「どうせ僕には縁がない」と思ってテレビで観たんです。それを、今死ぬほど後悔しています! ぜひ本作は劇場で、映画館で観ていただきたい! (会場:スティックバルーンを鳴らして反応) (会場の後方に映画館があることから)すぐ後ろにも映画館がありますから。(会場:笑) 真壁さん「キングダム」を観た時に「これは良い作品だな」としみじみ思っていたの。僕は、映画が好きだから「キングダム」も観ていたのよ。「これは面白い」と思っていたら、マネージャーから電話がきてさ、「真壁さん、(キングダムへの出演が)決まりました!」と言われた瞬間に、マネージャーめがけてラリアットしたよ。(登壇者の皆さん&会場:笑) うれしすぎてさ! それくらいすごかったのよ。「キングダム2 遥かなる大地へ」からでも、みんな頑張ったんだよ! 最高よ! 最高だろう? (会場:スティックバルーンを鳴らして反応)MC今のダイジェスト映像では、真壁さんの姿はなかったような…。 真壁さん出てはいるんだけどね。(恨み節で)後で編集をしたヤツ、ぶっ飛ばしちゃうからな。(登壇者の皆さん&会場:笑) 僕も出ているんだよ! (会場:「知っているよ」という気持ちを表現するようにスティックバルーンを鳴らして反応) MCいよいよ明日は「キングダム 運命の炎」が地上波初放送を迎え、「キングダム 大将軍の帰還」が公開となります。最後に皆さんから、お言葉をいただきたいと思います。皆さんにとって、“飛信隊”のメンバーと臨んだ「キングダム」シリーズはどのような作品になりましたか? 真壁さんコロナ禍で、いろいろなことをくぐり抜けてきた。このメンバーで一致団結して、一つの目標に向かって、この素晴らしい作品の完成のために突っ走ってきたわけよ。それを見届けて、皆さんの人生の糧にしてくれたなら良いんじゃないの? よろしくね! ありがとうございます! 田中さんここにいる登壇者のみんなも“飛信隊”ですし、今日ここに駆けつけてくださった皆さんも“飛信隊”です。そして、今日ここに来られなかった皆さんも、“飛信隊”でございます。“飛信隊”全員が一丸となっています。何度も言います! 明日、劇場へ。どうぞよろしくお願いします!濱津さん「キングダム2 遥かなる大地へ」からずっと一緒に戦い抜いてきた“飛信隊”は、我々以外にもいるんです。本当にたくさんの“飛信隊”のメンバーと一緒に戦い抜いて、明日「キングダム 大将軍の帰還」が公開されます。ここに立っていない、“飛信隊”のみんなの、仲間たちの勇姿も、ぜひスクリーンで観ていただきたいと思います。ぜひ劇場で楽しんでいただければと思います! 三浦さん本当に素晴らしい作品ができたと思っています。真壁さん、美央さんも言っていましたが、劇場で観ないと後悔すると思います。ぜひ劇場に足を運んでください。今日はありがとうございました。 岡山さん今回、こうして過去のシリーズを皆さんと一緒に改めて観ましたが、唯一無二の作品というか、本当に楽しくて素晴らしい作品だなと改めて教えてもらう時間になりました。毎回、毎回、「これ以上はもうない」というぐらい盛り上がる「キングダム」シリーズですが、明日公開の「大将軍の帰還」も、さらにそれを更新してくると思います。僕も実際に完成作を観て「まだこんなに面白くなるんだ」とびっくりしました。ぜひ、楽しみに劇場に足を運んでいただきたいです。 清野さん公開前日に、皆さんとこうしたイベントを通して、一緒に時間を過ごせたことを、とても幸せに思います。一生、自分の中に残るような素敵な思い出になったと思っています。山﨑くんを筆頭に、みんなで一致団結して駆け抜けてきた作品です。皆さんには劇場に足を運んでいただいて、爆音で、アクションと興奮するストーリーを楽しんでいただきたいと思います。 山﨑さん明日公開の「キングダム 大将軍の帰還」前夜祭ということで、皆さんと一緒に「キングダム」から振り返りながら盛り上がることができて、本当に良い時間でした。「キングダム」の時は、ここにいる“飛信隊”のみんなはいなかったですが、こうやって仲間が増えていくように、みんなの思いもどんどん重なっていっています。「キングダム2 遥かなる大地へ」「キングダム 運命の炎」と、スタッフ・キャストのみんなで「もっと面白い『キングダム』にしよう」と、どんどん思いを重ねていきました。また、観てくれた皆さんの思いもどんどん重なっていったと思います。明日公開する「キングダム 大将軍の帰還」は、今までの集大成です。一番面白い、最高の「キングダム」の集大成になっています。ぜひ映画館、大スクリーンで、この迫力と興奮を感じてもらいたいと思います。今日はありがとうございました! (会場:スティックバルーンを鳴らして反応) ■最後には、約700人の観客の皆さんと一緒にフォトセッション。
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「キングダム 運命の炎」天下の大ヒット御礼舞台挨拶「キングダム 運命の炎」公式サイト中国春秋戦国時代を舞台に、天下の大将軍になるという夢を抱く戦災孤児の少年・信と、中華統一を目指す若き王・嬴政を壮大なスケールで描く、漫画「キングダム」を実写映画化した第三弾「キングダム 運命の炎」が7月28日より公開しました。 8月9日、山﨑賢人さん、大沢たかおさんによる“天下の大ヒット御礼舞台挨拶”をTOHOシネマズ 日比谷にて実施しました。この日は、これまでの映画「キングダム」の道のりを振り返りつつ、「人生観」「仕事観」をキーワードにして、今までのイベントでは語れなかった二人の俳優人生にも迫るトーク内容になりました。また山﨑さんへのサプライズも実施し、山﨑さんが感極まった姿を見せた、こちらのイベントの様子を詳しくレポートします。天下の大ヒット御礼舞台挨拶信(しん)役山﨑賢人さん王騎(おうき)役大沢たかおさん山﨑さん皆さん、こんにちは! (会場:「こんにちは!」)今日は、「キングダム 運命の炎」に足を運んでいただいてありがとうございます。今作は、三作目なんですが、皆さんが「キングダム」「キングダム2 遥かなる大地へ」を愛してくれて、また本作も楽しんでくれていると思うとすごく幸せです。本日は、短い時間ですがいろいろ話せたらと思っています。 大沢さん僕も山﨑くんとまったく同じ気持ちです。「キングダム」「キングダム2 遥かなる大地へ」、そして今回の三作目でもこんなにたくさんの方に今日、観て、応援してもらえて嬉しいです。今、公開二週目が終わって、おかげさまで一位がずっと続いているということです。一位はもちろん嬉しくて、こうして観ていただいた方の「面白かった」とか「もう一回観たい」という声に、我々は励まされています。こうして皆さんの前で挨拶ができるのは、「キングダム 運命の炎」ではおそらく今日が最後になるので、今日お会いできて本当に嬉しく思います。MC「キングダム 運命の炎」ですが7月28日金曜日に公開されてから早くも十二日が立ちました。昨日までの累計で観客動員数171万人、興行収入24.6億円を突破しました。2023年に公開された実写映画の中で、観客動員数No.1を記録し、シリーズ最高のスタートとなっています。改めて、おめでとうございます!(会場:拍手)多くの皆さんに本作をご覧いただいている今のお気持ちはいかがでしょうか。 山﨑さん本当に嬉しいです。「キングダム」を撮り始めた時から信を演じて、「天下の大将軍になる!」という夢を信として本当に追いながら、それがどんどん続いて「面白いモノが作れたら良いな」とずっと思っていました。皆さんに観てもらえて、楽しんでいただけて嬉しいです。 大沢さん本当にそうですね。一作目の「キングダム」を撮った時には続編を作る予定はありませんでした。「『キングダム』がヒットして、皆さんに観ていただけたら、その後の製作をする予定です」というのが、僕が最初に聞いた言葉です。(関係者は)みんなヒヤヒヤしていましたが、たくさんの方に観ていただけました。そして「キングダム2 遥かなる大地へ」があり、今回の「キングダム 運命の炎」まで三作も撮れて、しかも今まで以上の数字をいただいていることは、本当に感謝しかないです。すごく嬉しく思います。 MCSNSを検索すると「キングダム」シリーズ両作品を観て本作をご覧になった方と、本作で初めて「キングダム」シリーズを観て面白かったという方も見受けられました。本作だけに限らず、「キングダム」シリーズが多くの人を惹きつける理由は何だと思いますか? 山﨑さんどの人の人生にも当てはまり、共感して胸が熱くなって震える瞬間がたくさん詰まっているところですかね。日本映画にはない壮大なスケールの映像、アクションや描き方、プロフェッショナルな方々が集まって熱を持ってすべてを作り上げたのが「キングダム」! ありがとうございます。 大沢さん本当にその質問はいろいろなところで聞かれます。素晴らしいキャストとスタッフが集まったこと、何より原先生の書いた原作「キングダム」が本当に素晴らしいストーリーだったことですね。ここにいる山﨑くんが演じる信が、絶対に叶えられないような夢を愚直に信じて、天下の大将軍になろうとし続け、その夢に向かっていく姿に、僕は現場でも元気をもらいました。逆に言うと、観ている人も信がどんどん成長していく様を応援したくなったのではないでしょうか。特に本作では信が大きな武功を上げるので、それを観てガッツポーズをするような、撮影を離れている時でも僕は信を応援したくなっていました。今はそう感じています。MCそれを聞いて、山﨑さんはいかがですか。 山﨑さん本当に嬉しいです。大沢さんが王騎として現場にいてくださった。その存在というのは「キングダム」にとって、ものすごくでかいことだと思います。大沢さんが王騎として作り上げたモノ、発したモノを見ると、僕も「めっちゃ頑張ろう!」と思いました。信としても、役者としても、人間としても、大沢さんに対して重なるものがたくさんありました。リアルにいろいろなものが関係性として出せていると思います。すごく嬉しいです。 MCそんなお二人と「キングダム」との出会いですが、一作目のエピソードがあれば教えてください。 山﨑さん「キングダム」をやる前に別の作品で二作ほどお世話になったチームや、いろいろな方々の力が重なり、「『キングダム』が作れるかも!?」となっていきました。「これからの日本映画を変えるんだ!」という意気込みもあるすごく好きなチームで、こんな大作を自分に任せてもらえる嬉しさもありました。とにかく死に物狂いでアクションの準備を始めました。また信は戦災孤児なので、食べ物を制限しました。信が「天下の大将軍になる!」と言っているのと同じように、自分も「とにかくこのチームですごいことをやって、すげえ作品作るぞ!」という思いでした。自分一人の力では何もできないので、「信を生きて頑張れば良いものができるんだ!」という真っ直ぐな気持ちでやっていました。 大沢さんちょっと最初の時の記憶は薄いですが、ただ「『キングダム』という作品を映画化しようと思っています」と聞いて、まずそれに一番驚いたんです。中国の歴史を描くこの大作を、「実写でできるのかな?」と最初に考えました。そして(自分に)与えられた役が王騎だったので。「あれ、僕はどうすれば良いんですかね?」という感じでした。そもそもなぜ僕に声をかけたのかは聞かないままでしたし、おっしゃらなかったので、それで一日か二日考える時間をもらいました。そういう記憶があります。 MCお二人は、本作で初めて共演することになります。信と王騎の関係性もシリーズが進むにつれて変わっていきますが、一作目での共演時の印象、さらに二作目、三作目と続いていく中で何か距離感は変わりましたか。 山﨑さん一作目の時は、幼少期の信が王騎将軍を目にしたシーンがありましたが、実際にお会いしたのは、自分の名を名乗り、啖呵を切るシーンだけでした。漫画で信が王騎将軍を見た時に「でか過ぎてわけわかんねぇ」となる、対比シーンのアレとまったく同じ気持ちで、僕は大沢さんを見ていました。計り知れない存在感と魅力がありました。でも気さくに話しかけてくださるんですが、話しかけてくださる感じが「やわらか過ぎて逆に怖い!」みたいな部分もありました。当時は、王騎の姿をした大沢さんにしかお会いしていないので、未知数で「本当にすっげぇー」となっていました。その後、「キングダム2 遥かなる大地へ」「キングダム 運命の炎」と共演させてもらい、お話をする機会も増えました。それが、信が王騎将軍のもとで修行してとか、少しずつ関係が近づいていく感じで、自分の中ではリアルと信が重なっていきました。本当にお芝居をする上での話は、王騎を演じる大沢さんから受け取っていたつもりでした。なので、世間話や都市伝説とか、そういう話ができたのも嬉しかったです。 大沢さん(山﨑さんに)最初に会ったのは、中国でした。彼はパスポートを忘れて飛行機に乗り遅れたので、いろいろな予定が全体的に変わりました。なので“何ていう主演なんだろう!”というのが第一印象です(笑)。でも、現場で会ったら、ものすごく身体が細かったので、聞いたら「信を演じるためにあまり食べていない」と言っていました。現場でもほとんど食べなくて、プロテインをちょっと飲んでいるだけでした。あまりに食べないし、顔は今も小さいけれど本当に痩せ細っていて、「すごくこの作品に勝負をかけている俳優さんなんだ」というのが会った時の印象です。そこから五年が経っていますが、会う度に信になっているというよりは、男っぽく戦士になっている感じがしています。顔も変わって、目つきも鋭くなり、身体も筋肉質になって、どんどん成長する姿を見せてもらっています。最初の頃はドキドキしていたものが、今ではみんなをリードできる主役になって、本当に素晴らしい成長を遂げたと思います。僕が言うのも偉そうですが、横で見ていてすごく良いものを見せてもらいました。山﨑くんが言うように、王騎も同じように感じていたと思います。 MCこのように劇中の役柄と同じように、尊敬する先輩と可愛い後輩の大沢さんと山﨑さんですが、今回はお互いになかなか直接聞くことができない人生観や仕事観をキーワードにトークをしていきたいと思います。スクリーンにキーワードが映し出されますので、私から質問させていただきます。 【1:信と王騎になる方法は?】山﨑さん物理的な準備としては、アクションの準備と、ご飯を減らすことでした。あと大事にしていたのは、「何回でも立ち上がるぞ」という強い気持ちと、野性味です。信の成長、復讐心もあり、それを経て、漂(吉沢亮の二役)との夢を叶えて、嬴政(吉沢亮の二役)と出会って……とにかく「まっすぐ生きていくこと」を意識しました。僕個人としては理解できないことでも、「信だったら言える!」「信だから言いたい」って思うこともありました。そして作品を観た人にも、それを真っ直ぐストレートに受け取ってほしいと思いましたし、代弁してくれる感じも大事にしました。 大沢さんたぶん、誰も王騎にはなりたくないと思います(笑)。とりあえず半分人間ではないと思うほどの存在なので、身体を大きくしなくてはならない。とにかく食べ続ける、甘いものを摂取し続けるってことを思っていました。地方で取材を受けて舞台でもそれを話したところ、うちの会社に「太り方を教えて」という問い合わせが殺到しているそうです(笑)。すみませんが、そういう連絡はやめてください。身体に危険なので、くれぐれも真似してほしくないのが正直なところです。 【2:ストレスはどうやって発散していますか?】 山﨑さんそれこそ「キングダム」は長い期間…一年近く撮っていたので、「身体を動かすことが好きなんだ」と気がつきました。ストレス発散にもなるし、技術がうまくなると、作品としてのクオリティも上がるので、こんなに一石何鳥にもなるなんて思いませんでした。あとは服が好きなので買物ですね。それに乗り物が好きなので、車に乗ったり、バイクに乗ったり、馬に乗ったりしています。皆さんが普通にされているストレス発散方法とたぶん一緒です。買物、運動、乗り物。ほかにはバーベキューもありますね。 MCありがとうございます。おそらく馬以外は皆さんと一緒です(笑)。 山﨑さん(ボソッと)そろそろ馬に乗りに行かないとな…。 大沢さん僕は意外とストレスがたまらない性格なんですよ。なので、あまりストレス発散をしたことがないですし、そういうことでワーッてなったこともないです。人生っていっても、もう後半なんですが、ストレスがないので解消ってこともないです。 【3:28歳の夢】 MC今、山﨑さんは28歳ですので今の夢、そして大沢さんは28歳当時の夢を教えてください。ここは大沢さんからお願いします。 大沢さん僕は10代でファッションモデルをして、26歳で俳優デビューしました。28歳の時は俳優としてはデビューしたてでしたから、まだまだ何も分からずにただがむしゃらにやっていただけでした。「明日、来年、自分はこの業界から消えているんだろうな」と思っていたので、夢を持つ余裕すらありませんでした。 山﨑さんこの「キングダム」がどんどんでかくなって「チームで続けていきたいよね」と、今話せていることが幸せです。一人の夢ではなく、信もですがいろいろな人の夢を背負って、刀を振っている。みんなの思いを、みんなで叶えにいく。ざっくりとしていますが、「すげぇやつになる!」ってことはずっと夢です。出会い、運命、縁、好きなこと等いろいろありますが、今を全力で生きたら良いかな。自分が「すごい!」と思えることはどんどん吸収して、楽しまないとダメだなと思うので、楽しく生きてすげぇやつになりたいです!MCそして、本日は、主演として作品を引っ張ってくれている山﨑さんに、「キングダム」を代表してプロデューサーチームからメッセージを預かっていますので披露したいと思います。 ■プロデューサーチームからのメッセージをMCが代読。山﨑さん、「キングダム 運命の炎」のPR活動お疲れさまでした。ワールドプレミアの舞台で言ってくれた、「この数年間、信と共に生きてきた」という言葉、我々スタッフ一同本当に嬉しかったです。山﨑さんが、怪我をしようが疲れていようが、心配をかけまいといつも明るく撮影現場に来てくれたことに、どれだけ我々が救われ、勇気づけられたことか。これだけの大作の主演で、ものすごいプレッシャーと責任を感じながらも全力で挑む姿がまさしく信そのものであり、キャスト、スタッフ全員が鼓舞されました。山﨑さんは飛信隊(ひしんたい)の隊長であり、映画「キングダム」シリーズの隊長です。大ヒット、おめでとうございます。山﨑さんの努力に心より感謝しています。 プロデューサー一同より【プロデューサーチームからのメッセージ】山﨑さん(はにかみ笑顔で)ありがとうございます。……嬉しいです。めちゃめちゃ嬉しいです。……なんか、嬉しいです。 MC同じチームだからこそ、いろいろな姿を見ているし、見せてもいる。 山﨑さんこれが面白いエピソードなのかは分からないですが、泣かないといけないシーンがあったんですが、僕は泣けなくて……、泣けないというか、うまくいかなかったんです。森で撮っていたので逃げたくなったり、トイレにも行きたくなったり、泣いているのでコンタクトレンズは落とすし、ぐっちゃぐちゃになっていた時がありました。夜の撮影だったので、森の暗闇に紛れて逃げちゃいたいと思った時に、プロデューサーさんから「大丈夫だよ」と声をかけてもらって、泣きそうになりました。そんな風に昔から見守ってくれる楽しくて良いチームです。自分だけじゃなくて、みんなのために頑張りたいと思います。ありがとうございます! MC今のメッセージをお聞きになって、大沢さんいかがでしたか。 大沢さん2018年に初めて彼に会って、こんなことは人前で話すことではないですが、最初に会った時は、本当に不安だったと思うんです。周りに大御所はいるし、みんな「自分が」「自分が」というチームですから、すごく大変だったと思います。その中で彼が愚直に信を演じてくれて、とにかく一本気な信を徹底的に演じてくれました。そのおかげで一作目の「キングダム」がすごくヒットして、僕も嬉しかったです。ただ、彼はネットの情報とかを見てしまうので、「信が元気過ぎないか?」とか「一本気過ぎないか?」という意見を見てしまう。それは評価だから仕方がないんですが、実はすごく辛かったと思うんです。「(共演者の)みんなは成功して、自分だけ……」と抱えてしまっていました。その後コロナ禍になり、二年ぐらい撮影に入れなくて、その間彼は、そのことを誰にも言えずにずっと一人で抱えていて、…その時に声をかけられなくて申し訳なかったとすごく反省しています。でも、彼は不思議とそれを信のように、その思いをアクションにぶつけようと切り替えたんです。撮影中も含めると一年半ぐらい稽古をしていたら、あの時の心を閉ざした寂しい山﨑くんではなく、別人の“信”がいて「キングダム2 遥かなる大地へ」が急に躍動していきました。おかげさまで「キングダム2 遥かなる大地へ」もたくさんの方に観てもらえて、本作になってからは人を守るとか、人を助けるシーンでは、いろいろなことを経験して、傷や痛みを自分なりに耐えて乗り越えてきた山﨑くんだからこその“信”だったと思います。本当に「キングダム」は彼の力だと思います。すごく辛かっただろうと思うし、乗り越えられて良かったと思う。最初の頃は「ご飯を一緒に食べたい」と言っていたのを僕が断って……。大沢さんそのくらい、わざと冷たくして距離をとっていたので、今はそれをすごく反省しているんですが、そのおかげで彼はこれほど大きく、これほど素晴らしい俳優になりました。僕が彼と「キングダム」で一緒にいられる時間がそろそろ終わりに近づいているので、本当に火矢のごとくこれからもいろいろな困難を乗り越えて「キングダム」を引っ張っていってほしいと思います。俳優としても大きくなっていってほしいと思います。(会場:大きな拍手) 山﨑さんありがとうございます! MCいろいろと、こみ上げるものがあると思いますが、大沢さんのメッセージを聞いて、どんなお気持ちでしょうか。 山﨑さん(感極まってしまって話すことができない) 会場の皆さん「賢人くん、頑張って!」「ゆっくり!」 山﨑さんすみません……。MCこれまで表に苦悩を出すことはなかったと思います。改めて今思うこと「キングダム」という作品、信という役……。 山﨑さんめちゃくちゃ嬉しいですね。すみません……恥ずかしい!これも「キングダム」の良さ。すべてを力に置き換える。皆さんも普通に日常を生きて、いろいろあると思います。それも何かの力になりますよね? それをやっていました、はい。(会場:拍手) MC最後に締めのご挨拶をいただきたいと思います。 大沢さん(山﨑さんの涙が止まらない様子を見て)先に僕から!そもそもプロデューサーの言葉とか、僕の言葉とかは段取りにないことだったので、僕もこのような発言をすると思わなくて、長くなってしまいました。もしかして、彼に恥ずかしい思いをさせてしまったかもしれないのが申し訳なかったです。改めて、今日ご来場いただいて本当にありがとうございます。今後とも「キングダム」を応援してくれると嬉しく思います。 山﨑さん本当にみんなで熱量を込めて作った作品です。皆さんがそれを感じて楽しんでくれて、「キングダム」「キングダム2 遥かなる大地へ」ときて本作も愛してくれていると思うので、本作を観て楽しんでパワーをもらってほしいです。これからもどんどん「キングダム」の熱が広がっていけば嬉しいです。今日はありがとうございました。 ■百人将・総大将が肩を並べて客席に立ち、赤いペンライトを手にした約400人の秦軍(会場の皆さん)とフォトセッションを行いました。
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「湯道」公開直前イベント「湯道」公式サイト「くまモン」の生みの親で「おくりびと」の脚本を手がけた小山薫堂が、企画・脚本を務め、日本の文化「お風呂」を題材にした映画「湯道」。劇場公開を前に、「お風呂の日」である2月6日に公開直前イベントが東京・汐留のスペースFS汐留にて開催されました! 主演の生田斗真さんをはじめ、濱田岳さん、橋本環奈さんが出席し、お風呂にまつわるトーク&ゲームで会場を盛り上げました。こちらのイベントの模様をレポートいたします。公開直前イベント三浦史朗役生田斗真さん三浦悟朗役濱田岳さん秋山いづみ役橋本環奈さん生田さん皆さん、本日は映画「湯道」のために集まっていただきありがとうございます。心が温まることができたでしょうか? この寒い時期にピッタリの作品ができたと思っております。もし良ければ、お友だちやご家族と一緒にまた映画館に観に来たり、宣伝をしていただければと思います。 濱田さんこうしてお客さんとやりとりができることが、僕自身久々です。短い時間ですがどうぞよろしくお願いいたします。 橋本さん今日は2月6日「風呂の日」ということで、公開前に皆さんに「湯道」を観ていただけて、嬉しく思います。お風呂関連の話がこれからたくさん出てくると思います。皆さんも短い時間ですが最後まで楽しんでいただければと思います。 MCいよいよ23日に公開が迫ってまいりました。今のお気持ちはいかがですか? 生田さんそうですね、2月6日の「風呂の日」にこうして皆さんとお風呂の話がたくさんできることをとても嬉しく思っています。 MC本作は、銭湯への愛が詰まった作品ですよね? 濱田さんそうですね。銭湯文化が失われかけているのには寂しい気持ちもありますが…。いや、僕が銭湯業界を背負っているわけではないんですが(笑)。なくなってしまうのは寂しいので、本作をきっかけにまた復活したり、維持できるようになれば嬉しいです。 MC昔ながらの銭湯文化を感じた撮影だったんじゃないですか? 橋本さん「湯道」と聞いて、聞き慣れない言葉ではあったんですが、毎日お風呂に入るというあたり前なことが、「こんなにも奥が深いものだったんだ」と、撮影で感じました。お家のお風呂って、自分だけの空間なわけじゃないですか。だから、いろんな楽しみ方があるんだと思います。華道、茶道とかいろんな「道」がありますが、それらの「○○流」みたいなものが今後、湯道にも増えていくんじゃないかと思いました。 MC本作を観終わるとお風呂に入りたくなりますよね? 生田さんそうなんですよ。本作を観終わって、「銭湯、行きたいな」とか、いつもはシャワーで済ませるけれど、頑張ってお風呂を磨いて、「湯船に浸かりたい」と思っていただけたら嬉しいですね。 MCなんと、本作がヨーロッパ最大のアジア映画祭である第25回ウディネ・ファー・イースト映画祭のコンペティション部門への出品が決まりました。 生田さん「「お風呂に浸かる」って日本独特の文化でもあると思いますが、こういった作品が海外の人にどう捉えていただけるか興味い深いですね。「セントー!」って感じかな(笑)? 「セントー、行きたい!」という感じ? みんなで同じ湯に浸かるってどういう感じで受け止められるのか楽しみですね。MC皆さんにとって、お風呂ってどんな存在ですか? 生田さんどうですか? 僕は結構、お風呂好きで、夜寝る前と仕事に行く前の朝と、二回入るので割と「オフラ―」だと思いますね。(会場:笑) 橋本さん新たな言葉が…(笑)。 濱田さん僕も朝と夜と二回、入りますね。 MCどんな時にお風呂に入りますか? 濱田さん最近は久しく(機会が)ないですが、海外ロケに行くと、やっぱり痛感しますね。日本にいると当たり前なんですが、「お風呂に入りたいな」とか温泉とか大きいお風呂に入りたくなりますね。 橋本さん私は本当にお風呂が大好きで、休みがあれば銭湯とか温泉に家族と行きます。女性は髪を乾かすのに時間がかかるので、なかなか二回は入れなかったりしますけど。だからこそ時間がある時は家でもお湯に浸かりますし、足湯だけでも遠出して行ったりしますね。 MCそんな皆さんは、こだわりやルーティンなど、自分なりの「湯道」はありますか? 生田さんルーティンね…。お風呂ってたしなみですから、お風呂に入った後は、水滴をワイパーでちゃんと拭きとるし、床もやっちゃいます。水滴をちゃんと拭いてキレイにしてから出ますね。水垢とか、後々大変じゃん! ゴシゴシゴシゴシ…そうなる前に水滴をちゃんと取るという。 MC濱田さんと橋本さんもされるんですか? 濱田さんたまにしますけどね…。毎回はしないかな。 生田さん「ちょっと酔っ払った時にしたくなる」って言ってなかった? 濱田さん言ってた(笑)。僕も朝晩二回派なので、お風呂場で一日が始まる感じですね。朝入って、そこで男は髭を剃ったりもするので、そこで「よし行くぞ!」となる感じですね。MC身体は先に洗いますか? 湯船に先に浸かりますか? 濱田さん先に全部やっちゃいます。湯船に入る前に先に全部やって、ゆっくり入るかな。 橋本さん私も先に全部洗いますね。あまりに寒いと浴室暖房をつけたりもしますが、基本、寒さに耐えながら、だからよりその後の湯船の温かさを感じます。私はこだわりがあり過ぎて…水位もいろいろ試して「これがジャストだな」って…。私一人が入って、うなじのラインからあごの下まで浸かる水位ですね。基本、収納もボトルは全部浮かせたいので、私も斗真さんと一緒で毎回、水を切って、出た瞬間にパーッと換気すると決めています。 生田さん換気、タイマー派? 橋本さんタイマン? 濱田さん何で喧嘩するの(笑)? 橋本さんケンカを売られたのかと…タイマーか(笑)! 生田さん出たら「換気」ボタンを押す人? 橋本さん私、カピカピに乾燥させたくて…。でも、浴室乾燥だと結構お金がかかるので、24時間換気して、弱でずっと回しています。ただ、換気だけだとちょっと水が残っている気がして…ついつい乾燥を押してしまうんですよね。だから、その時に洗濯物も一緒に干しちゃいます、効率的に考えて。 生田さんあぁ、良いですね。僕も乾燥派なんですよ。カッピカピにしたいんです。 MC本作の中の銭湯「まるきん温泉」の湯加減はいかがでしたか? 生田さん素晴らしかったですね。 濱田さんすごかったですよね。お風呂のシーンって、たいがい俳優は辛いんですよ。寒さに耐える時間がほとんどなんですが、すごいセットを建ててもらえて。 生田さん京都の撮影所に銭湯を丸ごと建ててくれて、浴槽も「追い炊き機能」までつけてくれました。ちょっとぬるくなってきたら「温かくしてください!」と言うと、「あいよー!」って。温かい熱気がガーッと出てきて素晴らしい銭湯でした。 MCお二人は久々の共演(「予告犯」2015年公開/主演:生田斗真)でしたが、改めてお互いの魅力について教えてください。 生田さんやっぱり濱田岳っていう人は、人に愛される人なんですよ。京都の昔からの職人と呼ばれるスタッフからも、「おぉ、岳!」っていつもかわいがられていて…。悪ガキっぽいけれど、そこがかわいがられるのはガッくんの魅力かなと思いますね。 濱田さん生田さんはこの感じで、優しさがあふれ出ている人なんです。僕はひとりっ子なので、“兄弟感”っていうのは「どうしたら良いんだ?」と思いましたが、「弟だから、思い切って甘えれば良いんだ」と思いました。それを受け止めてくれる人なので、全然何の苦労もなかったです。だいたい、セリフのやりとりって、気遣いというか「やりづらくないかな?」っていうのがあるんですが、生田さんには何もそういうのがなかったです。弟感全開で行きましたね。「やりづらくないですか?」とか考えずに、「何で?そっちが変えれば良いじゃん。先に生まれているんだから」って(笑)。 MC橋本さんはお二人と初共演でしたがいかがでしたか? 橋本さん基本、三人のシーンが多くて、兄弟げんかを私が止めながらセットをグルグル回ったり、決まりごとの多い中でも二人とも自然体でいらっしゃるので居心地が良かったです。カメラが回っている時もそうじゃない時も、基本あんまり変わらず、そのままの空気で安心感がありました。MC番台から眺めるシーンも多かったかと思いますが、素敵なセットですよね? 橋本さんあれだけ大規模なセットは本当にすごいです。ドラマや映画でも、セットを作ってもお風呂だけとか、脱衣所だけとか、シーン数が多いところしか作らないことが多いんです。そういう時は、入口を別の場所で撮ったりするんですが、本作の撮影では、全部続けて演技できるので私たちとしては、やりやすいなと思っていました。 ■寒い季節を吹っ飛ばす! 湯 can 道 it! 沸く沸くお風呂直感力勝負! MCここからは、年に一度の「お風呂の日」ということで「寒い季節を吹っ飛ばす! 湯 can 道 it! 沸く沸くお風呂直感力勝負!」と題しましてゲームを行ないます。皆さんに「お風呂」に掛けたお題で会場の100名の皆さんに質問を三回していただきます。毎回、お題と目指すべき人数を発表しますので、その数に近づく質問を考えてください。三回戦行なって一番勝利数が多い方には豪華賞品として「星野リゾートの温泉旅館 界 仙石原 特別会席付き豪華ペア宿泊券」をプレゼントします! 生田さんえ? 本気じゃん! 橋本さんこういうイベントで出てくるパターンの賞品じゃなかったですね(笑)。ビックリした。 濱田さんすごいな。 橋本さん行きたい! MC本日のお集まりのお客さんは100人いらっしゃいますが、女性が多いですかね? 橋本さん年齢層も幅広いから難しいですよね。 MCでは、一度、生田さん練習してみましょうか? 生田さんそうですね。じゃあ…。 【Q】生田斗真よりなにわ男子のほうが好き(会場:笑) MCなにわ男子のほうが好きという方は「YES」を押してください。 生田さんゼロだと思いますけれどね…だって、今日は皆さん生田斗真を見に来ていますから。 【結果】18人 生田さん帰れ(苦笑)! 濱田さん結構いるな(笑)。 橋本さん結構いた(笑)! 濱田さん忖度しないお客さんということですね。 生田さんリアル! 濱田さん正直に答えてくれてるね。 MCではここから本番です。第一回戦のお題と目標人数はこちらです! ■お題:お風呂 目標人数:26人 橋本さん26人ってメッチャ難しくないですか? 生田さんお風呂に関する質問で、「YES」26人を目指す? 26人って結構いますよね…。これはどうかな? タオルなど使わず、手だけで全身を洗う人は? 僕は素手派なんですよ。26人、大丈夫かな? 【Q】身体を洗う時に、全て素手で洗う人 橋本さん私も手で洗います。 濱田さん僕もそうなんですよ。 橋本さんでも、こっちが珍しいタイプな気もするし、4分の1ならそれくらいの気もするし…。こっちは3分の3ですからね。 生田さんどうなんだろう? もうちょっといるかな? 【結果】41人 橋本さん結構いる! 生田さんそうだよね…。半分いかないくらいかぁ…。攻めたんですけどね。 橋本さん難しいな、これ。 MC続いて濱田さんです。 濱田さん僕らは朝晩二回入りますが、これもそんなに多くはない気がするんですよ。「お出かけ前にも入って、寝る前にも入る方」っていうのは26人くらいはいるんじゃないでしょうか? MC今日は女性が多いですが…。 濱田さんそうか…。 橋本さん髪を濡らすと大変なんですよね、支度も。 生田さん今日はガッチリメイクもしてくる公の場だから…。結構、入ってきている可能性もあるよ。 濱田さん習慣としてじゃなく今日ってことね。 【Q】今日、出かける前に入ってきた人 橋本さん良いかも! 【結果】22人 橋本さんすごい! 濱田さんありがとうございます。来ましたね。 MC次は橋本さんです。 橋本さんうわ、この後か…。私、いくつか考えていて…。今年からうちではお風呂にスピーカーを置いているんです。そのおかげで結構居心地良くて…。でも、スピーカーを置いている人は意外にいないかな? じゃあ、こっちにします。「長風呂」。私は長時間は浸からず、すぐ上がるんですが…何分にしようかな? 30分? もっと? お風呂の時間はトータルだと…髪を洗ったりもしますが、湯船に入る時間は…いや、ちょっと待って! 生田さんこれ本気だ(笑)。 橋本さん湯船に浸かっている時間が30分…は長いよね(笑)? MC皆さんの顔色をうかがうのはやめてください(笑)! 橋本さん15分…いや20分以上の方! 長いかな? 【Q】湯船に浸かる時間が20分以上の方 【結果】38人 橋本さん多いかー! MCということで、第一問の勝者は濱田岳さんです! ■お題:道 目標人数:6人 MCこちらは濱田さんから参ります。 濱田さん女性が多いもんな…。 生田さん確かに多いね。 濱田さん男子校育ちの僕としては、「道」と言えばアントニオ猪木さんだったりするんですが…。 生田さん「この道を行けば…」ね? 濱田さん「ビンタ食らったことがある人」って思ったんですよ。闘魂ビンタをお願いした人って…。 橋本さん絶対にいないですよ(笑)。 濱田さんいないですよね、お若い人も多いし。「道」…。じゃあ、弓道をやっていた人? お茶とかだと授業とかでもありそうだし…いや柔道にするか? 柔道経験者? 生田さん部活でやっていたり? 【Q】柔道部だった人 MC授業や一回きりではなく、部活ですね。ここで勝てば濱田さん、星野リゾート獲得ですからね。スイッチをお願いします。 【結果】2人 橋本さん(濱田さんの質問が)さっきからの誤差がすごいですね。 生田さんすごい! 濱田さん何かハズイね…。すっごく行きたい人みたいじゃん? 違うんだよ、お客さんに楽しんでもらいたいだけなのに…。違うんです、結果なんです。卑しい俳優だと思わないでください! MC続いて橋本さんです。 橋本さん華道や茶道などいろんな「道」があると思いますが、何かしらで師範とか教える資格みたいなものを持っている人! 師範じゃなくても何かしら教えられる免許を持っている方はどうだろう。 【Q】「道」がつくもので師範の免許を持っている方 橋本さん師範だけでなくとも、教えられる資格を持っている方でお願いします。 【結果】5人 生田さんまじで? 橋本さんすごーい! 生田さんお師匠さんが五人いるってことでしょ? MC生田さんはもうピッタリを狙うしか…。 生田さんこれムズっ! 思ったのは、名前に「道」が入っている人。道子さんとか新道さんとか、名字でも名前でも…。道枝さんとか…道枝いるのか(笑)? これは攻めたよ。 【Q】名前に「道」が入っている方 【結果】1人 生田さんでも一人いたんだ? 嬉しい(笑)。 MC第二問の勝者は橋本環奈さんです! 生田さんは第三問で勝たないと…。 生田さんマズいよ、本気出していこう! ■お題:フリー 目標人数:2名 MCただし、ゼロだった時点でその方は失格です。 橋本さん厳しい! MCこちらは橋本さんからです。 橋本さんお題はフリーですもんね。私、TVとかでも言っていますが、ビールを飲むのが好きで、それもお風呂上がりの一杯が大好きなんです。自宅にビールサーバーを導入しているんですが、この中でビールサーバーをお家に導入されているという方? いなさそうな気もしますが…。二人くらいいてほしいなという気持ちで…。 MCあんまり家では見かけないですよね? 橋本さんいなさそうですが、同志を見つけたいです。 MCゼロだった場合、失格ですが…。 橋本さん嫌だー! でも、攻めないと二名は叩き出せないと思います。いてほしい! 【Q】ビールサーバーをお家に導入されている方 【結果】2人生田さん橋本環奈すごすぎるよ。 濱田さん司会もできて、場も盛り上げられて、完璧じゃない? すごいな…。 生田さん何よ、僕の最初の41人って…(苦笑)。いや、すごいわ。 橋本さん嬉しい、同志がいた! MC濱田さんも二人を出せば同点です。 生田さん僕は? MC生田さんは可能性がなくなりました(笑)。一応、生田さんもやりましょうか? 生田さんマジで? 全部吹っ飛んだわ! いろいろ考えたのに…。二名でしょ? どうしようかな? 濱田さんここで良いことを言わないと「なにわ男子を気にしてる人」になっちゃいますよ。「そこ気にしてたんだ?」っていう思いでみんなが帰っちゃいますよ。そこ塗り替えましょう! 生田さんじゃあ…「一度も髪の毛も染めたことがない人!」。白髪染めを含む! MC白髪染めもダメなんですね? 橋本さん生まれた時のそのままで? 少ないですよね。 生田さんヴァージンヘアって言うんですかね? 一度も染めたことのない方です。これで二名を出したら、僕も(トップ争いに)混ぜて? MCちょっと無理ですね。 橋本さん厳しい! 生田さん一応やるっていうことですね(笑)? MCエキシビションマッチですね。それでは、スイッチをお願いします! 【Q】一度も髪の毛も染めたことがない方 【結果】14人 生田さん結構いるんだ(笑)。はい、次行ってください! MCこのゲームに向いていないかも知れないですね。最後は濱田さんです。 生田さんこれでガッくんも二名だったら? MCもう一問ですね。 生田さんもう一問できるの? 良いなぁ…。 濱田さん(生田さん)その時は黙って見ていてくださいね(笑)。 MCでは濱田さん、お願いします。 濱田さん今、銭湯で働いている人。 生田さんなるほど、それは良いかも! MC温泉ではなく銭湯で? 濱田さん「お風呂関連」だと広くなっちゃうので…。「銭湯」にします。でも「スーパー銭湯」はどうしようか? スーパー銭湯はいっぱい仕事ありますもんね。スーパー銭湯じゃない、「まるきん温泉」のような銭湯で…。でもどうかな…スーパー銭湯ありにするか…? 生田さんスーパー銭湯はお食事処もあったりするからね、結構広がる気がする。 橋本さんスーパー銭湯のお風呂関連だけとか? お風呂の清掃する人とか…? 生田さん実家が銭湯? 濱田さんうーん…分かった! お仕事として番台で働いたことがある人。 【Q】番台にお仕事として立ったことのある方 【結果】0人濱田さん失格…(苦笑)。 MCということで、第三問の勝者は橋本環奈さん、そして二勝したので優勝も橋本環奈さんです! 橋本さんびっくりですね。本当に嬉しいです! イベントでこれだけ豪華な景品をいただけるなんてありがたいです。 MC濱田さんは惜しかったですが…。 濱田さんでも、環奈ちゃんはビシッと二名っていうのを当てたので気持ち良いですね。行ってください! MC生田さんは…ちょっとどうにもならなかったですが…(笑)。 生田さんでもすごく楽しかった(苦笑)! MC最後に生田さんからメッセージをお願いします。 生田さん本日は皆さんどうもありがとうございました。大外しをした僕が締めるなんて申し訳ないですが(苦笑)、本当にこうして「湯道」を皆さんに届けられて、本当に嬉しく思っています。公開まであと少し、このメンバーと宣伝活動を頑張ってまいりますので、皆さんも宣伝隊長としてお力を貸していただければと思います。今日帰って、お風呂や銭湯に入っていただけると、またいつもと違う経験ができるのではないかと思います。本日はどうもありがとうございました。
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「キングダム 大将軍の帰還」初日舞台挨拶「キングダム 大将軍の帰還」公式サイト劇場版「キングダム」シリーズは、「キングダム」(2019年公開)「キングダム2 遥かなる大地へ」(2022年公開)「キングダム 運命の炎」(2023年公開)と、2000年以降にシリーズ化された邦画実写作品で、1作目から3作連続で50億超えという史上初の偉業を達成しています。本シリーズ累計動員数は1,000万人を超え、数々の映画賞にも輝き、令和に名を刻む映画シリーズとなりました。そして、待望の最新作「キングダム 大将軍の帰還」がいよいよ公開となり、大ヒットスタートを切りました。 公開初日の7月12日にTOHOシネマズ 六本木ヒルズで初日舞台挨拶が行われ、山﨑賢人さん、吉沢亮さん、大沢たかおさん、清野菜名さん、岡山天音さん、三浦貴大さん、新木優子さん、佐久間由衣さん、小栗旬さん、佐藤信介監督が登壇しました。上映後の会場を前に、公開を迎えた喜びや、撮影秘話を明かしました。この日の模様を詳しくレポートします!初日舞台挨拶信役山﨑賢人さん嬴政役吉沢亮さん王騎役大沢たかおさん羌瘣役清野菜名さん尾平役岡山天音さん尾到役三浦貴大さん摎役新木優子さんカイネ役佐久間由衣さん李牧役小栗旬さん佐藤信介監督山﨑さんついに「キングダム 大将軍の帰還」の初日を迎えて、本当にうれしく思っています。 劇場に足を運んでいただき、ありがとうございます。 吉沢さんついに初日を迎えましたが、皆さん、楽しんでいただけたでしょうか?(会場:拍手) ありがとうございます。僕らも、過去最高の傑作が生まれたと思っております。 大沢さん本作の上映が終わった後にこうして出てくるのは、何だか空気を壊すようで申し訳ないですが、今日は楽しんでいってください。 清野さんようやく皆さんに本作を観ていただけて、私も幸せな気持ちでいっぱいです。 岡山さん本当に熱い「キングダム」シリーズですが、本作は、僕自身にとっても大切で、大好きなパートでした。こうして初日を無事に迎えられて本当にうれしく思います。 三浦さん公開初日にこんなにたくさんの人に観ていただいて、幸せな気持ちでいっぱいです。 新木さん今日は少しの間ではありますが、皆さんと楽しい時間を過ごせたらと思います。 佐久間さん「キングダム」シリーズはずっと観ていた作品なので、この場にいることを大変光栄に思います。 小栗さん李牧を演じました小栗です。本日はどうぞよろしくお願いいたします。 佐藤監督今日は皆さん、ありがとうございます。本作を観終わった皆さんと、演じていただいた素晴らしいキャストの皆さんと、こういう場を共有できることを本当に夢のように思っております。 MC2019年に映画「キングダム」の一作目が公開されました。そして、シリーズ最終章となる「キングダム 大将軍の帰還」がついに公開となりました。今の気持ちをお聞かせください。 山﨑さん一作目の撮影時期から考えると、七年くらい「キングダム」の信と共に生きてきました。今回の最終章に向けて、スタッフやキャストみんなで、熱い思いを持って積み重ねてきました。そんな作品をついに皆さんに観てもらえる日が来たと思うと、本当にうれしいです。 吉沢さん一作目の撮影から六年。こうして愛され続けていることもすごくうれしいです。別の作品をやっていても、自分自身と嬴政が共に成長しているという実感を、感じられた作品だったので光栄です。最終章というのが、ちょっと寂しく思います。大沢さん準備から考えると八年ぐらいの間、このプロジェクトに参加してきました。「大将軍の帰還」を一つのゴールに掲げてプロジェクトが始まりました。最初は「そこまで行けたら良いね」くらいでしたが、一作目の撮影から六年、公開からは五年の時を経て、最終章がこうして初日を迎えられました。映画人としても俳優としても本当に幸せなことだと、改めて、その気持ちとこの状況を噛みしめています。 清野さん私は、二作目から参加をしました。最初はすごく不安もありましたが、スタッフ、キャストの皆さんが本当に温かく迎え入れてくださいました。だから、私も“飛信隊”の一員として、ここまでやってくることができたんだと思っています。初日にたくさんのお客さんが来てくれて、本当に「キングダム」は愛されている作品なんだと、改めて実感することができました。 岡山さん僕も二作目からの参加なので、途中からこの大きな船に乗せていただきました。これまでのシリーズを観てくれた皆さんから、いろいろな声をもらいました。撮影をしていても、普段の撮影ではなかなか味わえない時間もたくさん体験しました。今回は、僕も含めていろいろなキャラクターのターニングポイントが描かれたパートです。なので、ここまで無事に来られて非常にうれしく思っています。 三浦さん本作を観てくださった方々を目の前にすると、なかなかしゃべりづらい気持ちではあります(苦笑)。僕も、二作目からの参加でした。これだけスケールの大きい作品が、日本で撮影されていることは、すごく良いことだと思います。そんな現場に、僕もいることができたこと、これだけたくさんのお客さんにも来ていただけたことを、本当にうれしく思っています。 新木さん私は、第一作目を劇場で観て、「本当に素敵な作品だ」と実感した、一ファンでした。だから、「キングダム」という作品に関われて、「すごく幸せだ」と思いながら、一日一日を噛みしめて撮影をしていました。なかなかご一緒できない方もいましたが、今日は皆さんと一緒に登壇できてすごく幸せです。 佐久間さん原作を読み返して、今までのシリーズを観ていたこともあって、こうしてキャストの皆さんを目の前にすると、ガクガクと緊張が止まらないです(苦笑)。この作品の一員として、前作の終わりから関われて本当にうれしく思っています。小栗さん今の気持ちは、「僕も信や王騎のチームに入りたかった」ですね。(登壇者の皆さん&会場:笑) 本作を観た皆さんからしたら「コイツ、最悪だ」と思われたはずです。なので、今日、ここに来るのが憂鬱でした。そんな気持ちです。(登壇者の皆さん&会場:笑) 佐藤監督そうなんですよね。同じ作品に出ているけれど、撮影場所が全然違ったりしていたので、なかなか一堂に会せることはありませんでしたね。今、こうして初日を迎えて、胸がいっぱいですが、同時に皆さんと一堂に会してお会いできるのは、本当に奇跡的な感じがしています。「キングダム」の撮影が始まって以来、初めてかもしれないと思いながら、夢見心地な気持ちです。そして、観終わった皆さんと、一緒にいられるのが本当にありがたいことだと思っています。 MC山﨑さん演じる信は“飛信隊”の隊長として、秦国の存亡を託されることになりました。完成した作品をご覧になって、敵国である趙国の将軍はどのような存在感でしたか? 山﨑さんいやあ、すごかったです…。「小栗さんの演じる李牧が仲間だったら良いのにな」と思うくらいでした。(会場:笑) 小栗さんとは初めて共演をしたんですが、小栗さんの李牧は、圧倒的な強さと存在感がある敵でした。本当にすごかったです。MC趙国の天才軍師・李牧役の小栗さん、李牧を支える剣士のカイネを演じた佐久間さんは、本シリーズのイベントに初登壇となりました。小栗さんは、どのような役作りをされたのでしょうか。 小栗さん一ミリも撮影としては皆さんと会う機会がありませんでした。皆さんが、どれくらいの熱量で撮影を行っているのかも分からない中、お会いできたのは監督とカイネ役の佐久間さんでした。なので、「どういう風にいたら正しいのか」と、模索しながらやっていました。 MC山﨑さんからは「すごかった」という言葉がありました。 小栗さん(山﨑さんと笑顔を交わして)ありがとうございます。 MC佐久間さんは、小栗さんとの共演はいかがでしたか。 佐久間さん本当に「李牧様がそこにいる」という感じでした。強さを見せないけれど、にじみ出てしまう強さを、小栗さんからはすごく感じました。すごくカッコ良いなと思いながら、撮影をしていました。 MC小栗さん演じる李牧、佐久間さん演じるカイネ、そして吉川晃司さん演じる龐煖の存在は、本作では、とても大きなものになりました。佐藤監督、いかがでしたか。 佐藤監督それぞれキャラクターが違いますし、存在感も違います。カイネはムンムンとした世界の中で、涼しげにスッと立っている剣士というキャラクターです。今回はアクションというアクションはなかったですが、佐久間さんの気品とたたずまいで、それを表現していたのは素晴らしかったと思っています。李牧に関しては、撮影現場に入ってこられた瞬間に「あ、李牧が来た」と分かるくらいのたたずまいで、ちょっと僕も声をかけづらかったです。休み時間も、李牧でいるくらいに、常に李牧としていたのがすごく印象に残っています。僕らがすでに作っている世界の中に飛び込まれるわけですから、ただでさえ難しかったと思います。でも、超然と演じ続けられていました。龐煖役の吉川さんは、今日はいらっしゃいませんが、「僕が龐煖をやる上で、龐煖はどうあるべきか。そして僕はどうあるべきか」という禅問答のようなことを、撮影の何カ月も前から我々としながら(龐煖を)作り込んでくれました。龐煖も「本当に龐煖だった」と思います。吉川さん、素晴らしかったです。 MC羌瘣役の清野さんは、吉川さん演じる龐煖と対峙することになりました。これまでのアクションとの違いはありましたでしょうか。 清野さんこれまでは「走りながら敵を斬り倒していく」というアクションが多かったです。でも、今回は“武神”の龐煖と一対一の戦いだったので、一手一手が急所を突きに行くようなアクションが多かったです。吉川さんとの真剣勝負という感じがして、かなり緊迫感のある撮影現場でした。 MC尾兄弟を演じた岡山さんと三浦さんは、シリーズを通して信を支えてきました。本作では大きな事件が起きますが、あのシーンにはどのように臨まれましたか。 ■山﨑さんと岡山さんと三浦さんが、ネタバレになってしまうため、話しづらそうにしていると、会場から笑いが起きました。山﨑さん貴大さんにおんぶをしてもらって、「申し訳ないな」と思って…(笑)。原作でも大好きなシーンだったので、良いシーンになれば良いなと思いながら、一緒に撮影をしました。 三浦さんそうですね。撮影は、段取り・テスト・本番という流れになりますが、段取りの後も、本番まで「もっとこうならないかな」と話し合いをしながらやっていました。(再びネタバレを気にして)すごく話しづらい…。どこまで何を言ったら良いのか…。(登壇者の皆さん&会場:笑) 岡山さん尾平にとっても、人生の中においても衝撃的な時間だったと思います。…(話しづらそうにしながら)悲しかったです。(登壇者の皆さん&会場:笑) とにかく、撮影の時は寒かったですね。何だかペラペラな内容の話をしまって、すみません。(登壇者の皆さん&会場:笑)MC今まで明かされてこなかった王騎の過去に深く関わる人物、摎を演じたのが新木さんです。大沢さんと共演されて、いかがでしたか。また、摎にとって、王騎はどのような存在だったと思われましたか? 新木さん原作ファンの方も映画版のファンの方もたくさんいる作品なので、撮影現場に入るまで、摎というキャラクターをどのように演じていこうかと不安でいっぱいでした。でも、撮影現場に入って、大沢さんと対峙した瞬間に、その不安がほどけていくような気がしました。その存在の偉大さ、現場を包み込んでくれる温かさなど、まさに大沢さんが王騎のようでした。皆さんを監督と一緒に前線で引っ張ってくれて、すごく心強いと思ったことを覚えています。皆さんも、本作を観たので分かると思いますが、「王騎がどれだけ摎のことを思っていたのか」を実感しました。摎は作品の中では、その思いの大きさを知らないままいなくなりますが、私は試写を観た後に摎にその気持ちを伝えてあげたくなりました。人としての温かさ、思いやりの気持ちが、こんなにも強い人っているんだと感じました。それを演じているのが大沢さんだからこそ、王騎の存在がすごく大きなものになったんだと思いました。 MC大沢さんは、新木さん演じる摎についてどのように感じましたか。 大沢さん新木さんが摎役を引き受けてくれると聞いた時は、すごくうれしかったです。何年間も摎のシーンをずっと望んでいました。優しいシーンが「キングダム」シリーズの中ではすごく少ないんです。やるか、やられるかみたいなシーンが多いので、王騎と摎のシーンのテンションは、不安もありました。でも、彼女が本当に摎としてそこにいてくれたので、とても楽しかったです。何よりも、摎を引き受けてくれたことを本当に感謝しています。自分のイメージどころか、それ以上に素晴らしい摎を演じてくれました。王騎として「この人を失うのであれば、あそこまでの怒りは出るだろうな」と、彼女と芝居した後に考え直したりもしました。王騎を作る上でも、すごく大切な人だと改めて感じています。新木さんすごくうれしいです。今、実感しています。ありがとうございます。 MC山﨑さんと吉沢さんは、「キングダム」を一作目から共に引っ張ってきました。大将軍、王騎を演じた大沢さんと過ごした時間は、お二人にとってどのような時間でしたでしょうか。 山﨑さん信が天下の大将軍を夢見て、王騎将軍からいろいろなものをいただいたように、僕も信を演じていく中で、大沢さんの王騎将軍からいろいろなものをいただきました。「キングダム」を象徴する王騎将軍という、とてつもなくデカい存在の大沢さんが近くにいてくださったおかげで、さらに面白い「キングダム」を作っていこうという気持ちになっていきました。七年間は、すごく長かったですが、濃厚で忘れられない、本当に大切な時間です。 吉沢さん前回の「運命の炎」では、紫夏との過去の話をしたり、今回で言うと昭王の言葉をいただいたり、一作目での「僕は中華を統一する最初の王となる」という嬴政にとって一番大事なセリフを言うところでも、振り返れば、全部対・王騎に言っているんですね。嬴政にとっての内なる炎、覚悟が見える瞬間には、常に王騎が目の前にいる。でも、現場で大沢さんの完璧に仕上がっている王騎の姿を目の前にすると、簡単に言葉が出てこないというか、さらっとセリフを言えるムードではないんです。その圧力やオーラを超えて、言葉を発していかなければならない。だから、現場では僕もそういった覚悟みたいなものを常にもらっていました。大沢さんの存在に影響されて、僕以外の役者さんにも気合が入ったと思います。大沢さんの存在が、この作品のグレード、核みたいなものを一段も二段も上げてくれた気がしています。 MC大沢さん、お二人の言葉を受けていかがでしょうか。 大沢さん舞台の上だから気を遣っていると思います。(会場:笑) この二人は、ここにいるとすごく優しい青年なんです。でも、現場で会うと怖いぐらい目がギラギラしていました。本人たちがいなくなり、そこには本当に信と嬴政でいてくれました。僕が若い時は、そんなことは絶対にできなかったと思います。彼らと七年一緒に過ごしてきましたが、会うたびにカッコ良くなって、俳優としても人間としても魅力的になっていきました。いつの間にか、「彼らのほうが輝いているんじゃないか」と、不安になったりもしましたが、それが同時にうれしかったりもしました。「キングダム」は、この二人を軸にした話なので、二人と仕事ができて良かったと思います。僕も、彼らから受けたものは大きいので、彼らじゃなかったら、自分は王騎をできなかったと思います。本当に感謝しています。MC最後に山﨑さん、大沢さんからご挨拶をお願いいたします。 大沢さんご来場いただきありがとうございました。準備を入れると八年間、このチームで「キングダム」シリーズをやってきました。個人的ではありますが、俳優としてもすごく幸せだったと思います。共演者の仲間たちだけではなく、観てくれたファンの皆さんとも一作目の公開から五年間、同じ時を過ごしてきました。僕も、「キングダム」シリーズを観た人から、いろいろな意見をもらって、ここまで育ててもらいました。こんな作品は、たぶん、後にも先にもないと思っています。改めて、「キングダム」シリーズに触れられたことに、心から感謝しています。そして、今日を含め、たくさんの方に観ていただいたことに、改めて感謝しています。僕は、「キングダム」としての活動は、今日が最後になると思いますが、本当に後悔のない素晴らしい時間でした。ありがとうございました。(会場:拍手) 山﨑さんもう一つの人生というか、本当に信と一緒に生きてきた七年間でした。自分一人では何もできないと思う中、「キングダム」シリーズという作品を最高のものにするために、気合を入れてやってきました。みんなに支えてもらいながら、一作ずつ重ねてきました。本作は、ついに集大成ということで、込められるものは全部込めて、みんなで頑張ってきました。観てくれた皆さんも、一緒に熱くなってくれたから、ここまで来られたと思います。また何回でも本作を観て、みんなで一緒に「キングダム」で熱くなってくれたらうれしく思います。今日はありがとうございました! (会場:拍手)
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「もしも徳川家康が総理大臣になったら」完成披露舞台挨拶「もしも徳川家康が総理大臣になったら」公式サイトコロナ禍真っ只中の2020年、首相官邸でクラスターが発生。あろうことか総理が急死した日本に、日本の歴史に名を刻む偉人が、議員バッジをつけて大集結するエンターテインメントムービー「もしも徳川家康が総理大臣になったら」が、いよいよ7月26日より全国公開となります。 完成披露舞台挨拶が、7月16日にTOKYO DOME CITY HALLで行われ、浜辺美波さん、赤楚衛二さん、GACKTさん、髙嶋政宏さん、江口のりこさん、池田鉄洋さん、小手伸也さん、長井短さん、観月ありささん、竹中直人さん、野村萬斎さん、武内英樹監督が出席しました。偉人役を演じた皆さんは役衣装を身に纏って登場し、会場を大いに盛り上げました。この日の模様を詳しくレポートします!完成披露舞台挨拶西村理沙役浜辺美波さん坂本龍馬役赤楚衛二さん織田信長役GACKTさん徳川吉宗役髙嶋政宏さん北条政子役江口のりこさん徳川綱吉役池田鉄洋さん足利義満役小手伸也さん聖徳太子役長井短さん紫式部役観月ありささん豊臣秀吉役竹中直人さん徳川家康役野村萬斎さん武内英樹監督■登壇者が、劇中に登場する大階段に見立てた真っ赤な階段を降りて登場! 役の衣装に身を包んだキャスト陣がズラリと並ぶと、会場から大きな拍手が上がりました。浜辺さん本日はすごく大きくて、華やかなイベントで本作もとても楽しい映画になっています。このイベントも楽しんでもらえたらうれしいです。 赤楚さん(龍馬になりきって)「官房長官の坂本龍馬じゃき。今日は楽しんで帰るぜよ!」 GACKTさん(信長になりきって)「経済産業大臣、織田信長である。最後まで、楽しんで帰ってくれることを心から願う。」 髙嶋さん(吉宗になりきって)「皆の衆、農林水産大臣の“暴れない将軍”、徳川吉宗役を演じた髙嶋政宏じゃ。今日という日が来てしまった! 皆の衆が本作をどう思ってくれるのか、今ドキドキしておる。今日は楽しんで帰ってくだされ。よろしくお願いいたしまする!」 江口さん(役になりきる流れに従わずに)「こんにちはー、江口のりこです。」(登壇者の皆さん&会場:笑) 今日はありがとうございます。よろしくお願いします。 池田さん(綱吉になりきって)「徳川綱吉じゃ!」これ、ルールはどうなったの? 江口さんのせいでグダグダになっていますよ! (登壇者の皆さん&会場:笑)役柄としてやりますが、「私がいなければ、いまだに生類を殺しまくっていた時代になっていたかもしれない。それを正したのは、この私なんですねぇ。結構、やり手な綱吉のことも応援をよろしくお願いします。」 小手さん(義満になりきって)「元室町幕府第三代征夷大将軍兼太政大臣。明の皇帝に『日本国王』と言われた、わしが、足利尊氏…。」(本当は「義満」と言うところを言い間違えてしまう)ああ、間違えた…。(登壇者の皆さん&会場:笑) 足利たか…ああ、違う。足利義満です(笑)。ちょっとおかしくなっていますが、(突然英語で)ウエルカムトゥー、アワームービー、“もし徳ワールド”。エンジョイ、センキュー! 長井さん(聖徳太子になりきって)「私が、法務大臣の聖徳太子である。」自分でも、どうしたら良いのかよく分かっていません。(会場:笑) ただ、皆さんは、私が聖徳太子であるということだけを覚えて、帰ってください(笑)。あの…こういう特殊な挨拶をするなら、先に言っておいてくれないかな! (登壇者の皆さん&会場:笑) よろしくお願いしますよ。(登壇者の皆さんが「さっき伝言ゲームで回ってきた」と長井さんに伝える) 観月さん(紫式部になりきって)「紫式部役の観月ありさでございまする。」この挨拶は、(自分自身と役柄)どっちでやったら良いんでしょうか。(登壇者の皆さん&会場:笑) 役になりきった挨拶をするなら、本当に先に言っておいてください(笑)! 私は、この十二単を着て、階段を無事に降りられたことにホッとしております。十二単の衣装はとても重くて、この作品ではあまり動けていません。そこもまた紫式部の魅力だと思って楽しんで観てくれたらうれしいです。 竹中さん(とびきり明るく)「こんにちはー! 豊臣くんでーす! (登壇者の皆さん&会場:笑) 天下、取ってまーす! 今日は最後まで楽しんでいってください。」 萬斎さん(家康になりきって)「内閣総理大臣、徳川家康でござる。今日観終わった後は、この“偉人内閣”に一人一票ずつ入れると日本が変わる。『Change』!」 (登壇者の皆さん&会場:笑) 「Change」というのは、新しい学校のリーダーズによる主題歌でございます。主題歌と本作の応援、よろしくお願いいたします。 武内監督(司会から「ホームランバッター」と紹介されたことを受けて)私は、ホームランバッターではありません(笑)。バントとか、姑息な手を使いながら、一塁に出ることを心がけています。何とか皆さんの力で本作をヒットさせてください。 MC“偉人ジャーズ”の揃い踏みは、圧巻ですね。浜辺さん、改めてご覧になっていかがでしょうか。 浜辺さん久しぶりに、皆さんの扮装姿を見ました。やっぱり迫力がものすごいですね。この幕が上がる前に、いつ始まるか分からないので、行ったり来たりしていたり、竹中さんとはつんつんと(つついて)遊んでいたりしていました。その感じが撮影時のようで、懐かしさを感じました。 MC久しぶりにお会いしたとあって、控え室でも、皆さん和気あいあいとされていましたね。 浜辺さんそうなんです。久しぶりだったので、皆さんのテンションも上がっていました。さっきの役になりきった挨拶は、GACKTさんの発案ですか? 監督ですか? 伝言ゲームのように幕が上がる一分くらい前に「これ、やったほうが良いんじゃないかな」と回ってきて、皆さんがすごくざわざわしていました(笑)。MC“偉人ジャーズ”の皆さんは、今回演じた役柄で楽しかったこと、苦労したことを教えてください。 赤楚さん(再び龍馬になりきって)今、付け髭を付けておるんじゃが、髭がかゆいぜよ。(登壇者の皆さん&会場:笑) MC今日は龍馬のまま、ずっといきますか? 赤楚さん(本人に戻り)ええっとですね…。(登壇者の皆さん&会場:笑)(再び龍馬に戻り)楽しかったのは、みんなで酒を酌み交わしたことじゃ。(登壇者の皆さん&会場:笑) 大変だったのは、土佐弁が難しかったぜよ。 MC龍馬を演じるのは、やりがいもあったのではないでしょうか。 赤楚さん本当にすごく勉強になりました…ぜよ。(登壇者の皆さん&会場:笑) 武内監督がすごく向き合ってくださいましたし、周りの方々のおかげでこういう坂本龍馬像になったんじゃないかと思うぜよ! (本人と龍馬がミックスされたトークに会場も大笑い) MCGACKTさんですが、私服と言っても通用しそうな感じがします。(登壇者の皆さん&会場:笑) GACKTさんこれが私服なら問題だろう。(登壇者の皆さん&会場:笑) MC失礼いたしました(笑)。信長を演じられてみて、いかがでしたでしょうか。 GACKTさん赤楚の次にしゃべるのは、非常にハードルが高すぎますね。できれば、他の方に先に振っていただけると助かります。(登壇者の皆さん&会場:笑)MCでは、横にいる義満さん(を演じた小手さん)お願いいたします。 小手さん撮影以外のことにはなりますが、みんなで飲みに行ったのはすごく楽しかったですね。みんなと、コンビニの前で“コンビニじゃんけん”もやりました。(じゃんけんに)負けた人が、全員分(の会計)をおごるんです。 MC大学生みたいですね。 小手さん偉人です(笑)!僕、その時に負けまして…。(義満になりきるのを忘れたことに気づき)ああ、わしが負けて…。でも、こんなにそうそうたる面子におごることができるなら、光栄だと思いました。「好きなものを買ってくださいよ」と思っていたんですが、翌日の撮影のことを考えて、ヨーグルトとかばかり買うんです。だから、レジに行ったら「3300円です」と言われて、おごろうと意気込んだ割には、安くてリアクションが取りづらかったです。(登壇者の皆さん&会場:笑) でも、それは楽しい思い出です。大変なことは、全部大変でした。 池田さん撮影初日に、監督から役作りについて「池田くん、大河ドラマの主役だと思って演じて」と言われました。「そんなの思えないじゃん!やったことないし!」と思いましたが、「分かりました。できます」と言って、やりました。(武内監督の方を向いて)できていましたか? 武内監督何となく、できていました(笑)。いや、ちゃんとできていましたよ。 MC一人一人が主役ということなんですね。 池田さん「そのくらいの重みを出してください」というオーダーだったので、そこに苦労しました。あと、「池田くん、これ(冠の付属具で、背後の中央に垂らすえいの部分)がプラプラしちゃうから、あまり動かないで」と言われました。無理じゃないですか、これ。(会場:笑) MC聖徳太子役の長井さん、お願いします。 長井さん最初にオファーをいただいた時は、「嘘なのかな」と思いながらドキドキしていました。でも、衣装合わせの時から、みんなで楽しみながらやることができました。「眉毛を消すか」「いや、やっぱり描こうか」なんて話をして、すごく楽しかったです。そして、私も飲み会が一番、楽しかったです。(登壇者の皆さん&会場:笑) あの時は結構飲みましたね。皆さん、支度に時間がかかるので、次の日の朝が早くても「一時間ぐらいはメイクとか衣装にかかるから、その間に何となく酒は抜けていくだろう」ということで、存分に飲みました。うれしかったです。(登壇者の皆さん&会場:笑)MC観月さんは、楽しかったこと、大変だった思い出はありますか? 観月さん楽しかったことは、やっぱり飲み会が楽しかったです。(登壇者の皆さん&会場:笑) 本当にこのメンバーで飲んでいると、時間を忘れるぐらい楽しいんです。 MCお芝居のお話もしたのですか? 観月さんお芝居の話は全くせずに、雑談をしていました。待ち時間は、みんなで“ごっこ遊び”をして、すごく楽しかったです。「江口さんのお家に遊びに行ったごっこ」みたいなことをしていましたね。江口さんのお家にお呼ばれしたという体で、「江口さんにお料理を作っていただきました」とか話すんです。 江口さん本当に待ち時間が長かったので、「自宅にいたら、この時間でクッキーを焼いたりいろいろなことができるのにね」と話していたら、髙嶋さんが「じゃあ、僕はビーフシチューを作るよ」とノッてきまして、…そういう風な遊びをしていました。(登壇者の皆さん&会場:笑)観月さん本当は何もないんです。何もない楽屋で、みんなで想像をしながらどんどん話を広げていくんです。みんなでやった“江口のりこさんのお家に遊びに行ったごっこ”(笑)は、とても楽しかったです。 MC改めて、江口さんは楽しかったこと、大変だった思い出はありますか? 江口さん大変だと思うことはそんなになかったです。それでも、これだけの先輩がいる中での芝居なので、すごく緊張しました。でも、それがだんだんと楽しい時間に変わっていきました。お酒の席とかでもすごくチャーミングな方たちばかりで、楽しかったです。 MC髙嶋さんはいかがでしょうか。 髙嶋さん僕が京都の東映太秦撮影所に初めて行ったのは、松平健さんがやっていた「暴れん坊将軍」シリーズでした。「いつかこんな役をやってみたい」と思っていました。そしたら、本作で“暴れない将軍”ではありますが、徳川吉宗公を演じられたので、それが一番楽しかったです。夢が叶いました。(会場:拍手)苦しかったことは、「翔んで埼玉」など、武内監督作品のめちゃくちゃファンなので、「どんなファンタスティックな撮影が繰り広げられるのか」と思っていました。監督は、あらゆる角度、サイズで長回しをするので、長時間の撮影になっていました。しかも、僕たちはメイク・衣装などの準備をしなければいけないので、早朝からスタンバイをしていました。夜も遅いし、朝も早いとなると、「これは(男性ホルモンの)テストステロン値を上げなきゃいけない」と思い、早朝から「牛肉を食べる」か、「トレーニングをする」か、「エロ動画を観る」かをしなければいけない! (周囲から「おい!」とツッコミが入り、登壇者の皆さん&会場:大爆笑) MC良いお芝居をするためですもんね。 髙嶋さんプライベートでは、“暴れん坊将軍”です。 MC竹中さん、お願いいたします。 竹中さんこれだけのメンバーが揃っていますから、毎日が夢のようでした。低予算作品に慣れてしまっていたので、本作のセットにびっくりしちゃいました。それに、これだけのスターの方々が集まっていたら、毎日、目が眩むような思いでしたよ。最高の現場でした。武内監督とは久しぶりでしたが、監督のテンションはとても高かったです。無駄なシーンは一切撮らないし、本当にカッコ良かったんですよ。常にスピード感とテンションがあって、監督が僕たちをその勢いに乗せていくんです。何度もテイクは重ねるんですが、監督にエネルギーがあるので、こちらもどんどんテンションが上がっていきました。久しぶりの武内組で、本当に最高の時間を過ごすことができました。 MC苦しいことよりも、楽しいことが思い出に残っているようですね。 竹中さん(かわいらしい表情&声で)うん! 最高だった! (会場:笑) MCでは、信長を演じられたGACKTさん、そろそろお話をうかがっても良いですか? GACKTさん徳川家康を演じる萬斎さんと、向き合いながら、かなりシリアスな空気感の中で、信長が思いの丈を伝えるクライマックスのシーンがありました。そこで、萬斎さんが僕の目を見ながら、真剣に僕の名前を呼ぶんです。でも、その時に萬斎さんがセリフを間違えて「(石田)三成殿…」と言ったんです。「これが威圧の仕方か」と思いました。その言葉の後にどう切り返せば良いのか分からずに、芸能界の恐ろしさを知りました。(登壇者の皆さん&会場:笑) 萬斎さん私もあの時は茫然自失としましたね。(登壇者の皆さん&会場:笑)正確には、「織田殿」と言うべきところを「石田殿」と万感の思いを込めて言ってしまったんです。あの時は、GACKTさんも僕もクランクアップのシーンでしたよね。決めのところで「やっちまった」という感じで…、これは苦しい思い出でございます。MC家康を演じられて、楽しかったことはありますか? 萬斎さん秀吉さんと家康さんの大演説のシーンは、入魂のシーンになっていますので、ぜひ観ていただきたいと思います。また、私と美波ちゃんは、“皇居を見下ろす”という…あの景色は、普通では見られないよね。 浜辺さんそうですね。なかなかあそこに上がることはできないと思います。 萬斎さん今日は、皆さんもその素晴らしい景色が見られます。「東京、江戸ってこういうことだ」という景色が一望できる素晴らしいシーンです。また、その日が快晴だったんですよね。それも楽しい思い出です。 MC浜辺さんが演じたのは、現代人の役なので、“偉人ジャーズ”の皆さんとは、撮影現場でもお会いすることは多くなかったのではないかと思います。 浜辺さんそうなんです。私は、“飲み会”も、“江口のりこさん宅にもしも遊びに行ったらごっこ”遊びもできていないんです。だから、すごくうらやましいなと思いながら、お話を聞いていました。でも、楽しかったのは、こういった大御所の皆さんがいる中では、普通ならば若手の私が最初に現場に入るべきなんですが、皆さんの支度時間が長いので、最後に現場に入っていました。今も、小手さんがすごく暑そうにしているのを見て、「私は心地良いんだけどな」と思ったりしています。(登壇者の皆さん&会場:笑) こうして見ているのも楽しいし、なんだかちょっと優越感がありました(笑)。 MC現代人は身軽な部分もあったのですね。 浜辺さんすごく軽いです。 MC武内監督は、これだけのキャストの方々が集まり、しかも時代劇ではなく現代に蘇った人たちを描く作品を撮られました。撮影現場の様子はいかがでしたでしょうか。 武内監督皆さん、大河ドラマの主役のような感じでお芝居やってくれたので、偉人たちが出てくるということに関しては、そんなに苦労はしていませんが、CGが大変でしたね。今回は、CGのスタッフが外国人の方ばかりだったので、CGの作り方にも、センスの違いがあって面白いと思いました。また、最後には、まさに今日のステージのようなシチュエーションのシーンが出てきます。スクリーンで観てもその場にいるような感覚でお芝居が楽しめると思います。ぜひラストシーンは、その場にいるような気持ちで観ていただけるとうれしいです。 MC浜辺さんは、テレビ局の記者として、偉人内閣の特ダネをつかむために奔走する役柄でした。撮影期間、あるいは宣伝活動の中で掴んだ、共演の皆さんについての特ダネがあれば教えてください。 浜辺さん実はつかんでいます。今、ここでは仲間のようにお話をしていますが、一人裏切り者がいます。 MCえっ。だ、誰なんでしょうか…。(登壇者の皆さんもざわつく) 浜辺さんそうですよね、分からないですよね。バラエティ番組の収録現場に行ったら、ある方…髙嶋さんという方の、楽屋が隣だった時があったんです。(登壇者の皆さん&会場:笑) 「『もしも徳川家康が総理大臣になったら』の宣伝をしているんだな。ご挨拶に行こう」と思って行ったら、違うみたいでした。どうやら、(「キングダム 大将軍の帰還」で髙嶋さんが演じている)昌文君だったらしいんです。(会場:笑) 髙嶋さんちょ、ちょっと役名はやめてよ。(会場:笑)浜辺さん私たちは、「もしも徳川家康が総理大臣になったら」の宣伝活動中だったのに、髙嶋さんは昌文君として「キングダム 大将軍の帰還」の宣伝活動中だったらしいんです。それを見て、「裏切り者だ!」と思いました。(会場:笑) 赤楚さん何だかあの時は、ちょっとよそよそしかったですよね。 髙嶋さん何を言っているんだよ! ちゃんとその影では、ずっと「もしも徳川家康が総理大臣になったら」の宣伝をしていたから! 浜辺さん(笑)。 MC先ほど、「吉宗を演じるのが夢だった」とおっしゃっていたのに…。 髙嶋さん夢でしたよ! 浜辺さん目を合わせてくれなかったのは、それだったのかなって…。 髙嶋さん違う、違う。 浜辺さん裏切り者がいましたが、こうして戻って来てくれたので、良いです。 MC最後に登壇者を代表して、浜辺さんから会場の皆さんと本作の公開を楽しみにしている全国のファンの皆さんに向けて、メッセージをお願いいたします。 浜辺さんたくさんある作品の中から、本作を選んで観に来てくださって、本当にありがとうございます。本作は、「もしも徳川家康が総理大臣になったら」という想像を、映画で体感できる作品となっています。誰もが知っている人たちがAIで内閣として復活するという、本当にワクワクする物語なので、ぜひ楽しんでいただけるとうれしいです。夏の映画がたくさんひしめいているので、本作をたくさんの方に知ってもらって、知りすぎても足りないぐらいだと思っています。本作が少しでも面白いと思ったら、周りの方に広めていただけるとうれしいです。まずは「もしも徳川家康が総理大臣になったら」という作品を、心から楽しんでください。本日は本当にありがとうございました! (会場:拍手) ■最後には、全員でフォトセッション。■浜辺さんの「夏は!」という掛け声に続き、会場のお客さんが「もし徳ー!」と声を上げると、キャノン砲が発射されました。登壇者の皆さんはステージを去る際にも笑顔で大きく手を振り、大盛況の内にイベントは幕を閉じました。
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『化け猫あんずちゃん』©いましろたかし・講談社/化け猫あんずちゃん製作委員会映画『からかい上手の高木さん』
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「国宝」初日舞台挨拶「国宝」公式サイト 吉田修一の最高傑作との呼び声も高いベストセラー小説を映画化した「国宝」が6月6日に公開を迎え、東京・六本木のTOHO シネマズ六本木ヒルズにて舞台挨拶が開催されました。主演の吉沢亮さんをはじめ、横浜流星さん、高畑充希さん、寺島しのぶさん、森七菜さん、見上愛さん、永瀬正敏さん、宮澤エマさん、黒川想矢さん、越山敬達さん、田中泯さん、渡辺謙さん、李相日監督の総勢13名が登壇した、こちらに舞台挨拶の模様をレポートいたします。 初日舞台挨拶 立花喜久雄(花井東一郎)役 吉沢亮さん 大垣俊介(花井半弥)役 横浜流星さん 福田春江役 高畑充希さん 大垣幸子役 寺島しのぶさん 彰子役 森七菜さん 藤駒役 見上愛さん 立花喜久雄(少年時代)役 黒川想矢さん 大垣俊介(少年時代)役 越山敬達さん 立花権五郎役 永瀬正敏さん 立花マツ役 宮澤エマさん 小野川万菊役 田中泯さん 花井半二郎役 渡辺謙さん 李相日監督 吉沢さん本日は、劇場に足を運んでいただき誠にありがとうございます。ついに本作を皆さんに届けられる日が来て、すごくうれしい思いと、何だかちょっと寂しいような気もしています。すごく不思議な気分で初日を迎えていますが、皆さんは、これからご覧になるということですね。本当に楽しんでいただければうれしいなと思います。 横浜さん皆さん、本日はお越しいただき誠にありがとうございます。本日から、この作品は皆さんのものになります。心に残り続け、愛していただける作品になることを心から願っています。短い時間ですがよろしくお願いします。 高畑さん本日はお集まりいただき誠にありがとうございます。吉沢さん、横浜さん、監督・スタッフの皆さんも含め、魂を削って作っているのがひしひしと現場でも感じられる作品でした。それが形になって皆さんに届くことはすごくうれしく思います。 寺島さん大勢のお客さんにお集まりいただき、ありがとうございます。今日は人数がとても多いので、短く締めたいと思います。今日は、“血”を意識したドレスを着てまいりました。 永瀬さんどうも、権五郎です。本日はありがとうございます。きっといろんな意味で驚いていただける作品だと思います。お楽しみください。 森さんこの映画の情熱が、無事に届けられる日を迎えて、とてもうれしく思います。本日はよろしくお願いいたします。 見上さん本日はお集まりいただきありがとうございます。私が試写で本作を拝見した日から、すごく月日が経ちました。でも、早くたくさんの方と作品の感動を共有したいと思っていたので、この日を迎えられてとてもうれしく思います。 黒川さんすごく緊張しています。今日、この場に立ててすごくうれしいです。 越山さんこの壮大で魅力的な作品に参加できたことが、すごくうれしいです。そして、本日公開を迎えられたこともすごくうれしく思います。本日はよろしくお願いします。 宮澤さん私の撮影は数日程度でしたが、その数日が本当に色濃く、そこからずっと心の中に撮影の日々がありました。そして、試写を観てからはずっと、作品が私の中で生き続けていて、ふとした瞬間に思い出すシーンや、感じた感情を自分の中で思い返したりすることが続いています。きっと皆さんにとってもそういう映画体験になるのではないかと思うのでぜひお楽しみください。 田中さん今日から公開ということで、やっと忘れられるなと思っています。ずっと万菊がついてまわっていて、「良いんだろうか?」と、不安が強くありました。あとはもう何を言ってもいいわけになるので、皆さんどうぞ本作をご堪能いただいて、何とでも言ってください(笑)。ありがとうございます。 渡辺さんこの場に立っていながら、言うのもなんですが、早く観てほしい。もうその一言に尽きます。 李監督初日にお越しいただきありがとうございます。取材中によく横浜流星くんが「魂を込めて」と連呼するので、「ちょっとやめなさい」って言っていました(笑)。でも、ここではあえて僕にも言わせてください。「この作品に関わった人たちが込めた魂」を皆さんに、目撃してもらえることをうれしく思います。最後に、井口(理)くんの素晴らしい歌声とともにエンドロールを観ると思いますが、名前が載らないけれど、協力してくれた方々もたくさんいます。この作品に関わった皆さんに、今日という日を迎えられたことをうれしく思いつつ、良いスタートが切れたことをちゃんとご報告したいと思います。 MC吉沢さん、ついに公開を迎えました。ここまで豪華な皆さんでの初日舞台挨拶もなかなかないかと思います。改めて、今、どんなお気持ちでしょうか? 吉沢さん本当に素晴らしい方々とともに今日を迎えています。特に、今日は現場ではご一緒できなかった両親と、少年時代の喜久雄と俊ぼんもいるので、まさに勢ぞろいです。本当にこの作品に欠かせない方々とともに、ここに立てていることを本当にうれしく思います。 MC横浜さん、「魂を込めて」演じられた作品がいよいよ初日を迎えました。初日は楽しみなものでしょうか? それとも、少し不安も混じったお気持ちでしょうか? 横浜さんいや、公開を迎えられることは当たり前ではないんですよ。今は安堵と感謝の気持ちでいます。何度も言っているので、すごく安っぽい言葉になってしまっていますが(苦笑)、我々が「魂を込めて」作った作品だということは、本当にそうなんです! 「言い過ぎだ」って言われましたが(苦笑)、本当にそんな作品です。一人でも多くの方の心に届けば幸いです。 MC謙さんは、今、改めてどんな気持ちでしょうか? 渡辺さんとても珍しいですが、今朝から「もう観ました」というLINEが知り合いから何本も入っていて、「しびれました」「やばいです」っていう感想をもらっています。こういうことは、いままではなかったので、かなりうれしいです。 MC李監督はこれまでの長かった制作・宣伝の日々を振り返って、どんなお気持ちでしょうか? 李監督一刻も早く本作を観てほしいです。前評判はすごく良くて、時が経てば経つほど非常に力強い評価をいただいています。でも、これから観る皆さんは、まっさらな気持ちで本作を観ていただければと思います。僕も、感無量であんまりコメントが出てこないんですが…よろしくお願いします。 MC永瀬さんは、映画冒頭から主人公・喜久雄に大きな影響を与える重要な役を演じられました。出演のお話を聞かれた時はどんな気持ちだったんでしょうか? 永瀬さんまず「えっ?」と思いました。それから台本を読んで「うぉっ!」と思いました。「これはすごい作品だぞ…」と思いながら、僕が一番完成した本作を観たいと思いました。「李監督がどう描くんだろう?」「演者さんたちが、特に吉沢さんと横浜さんはどういう風にやるんだろう?」 っていうのがすごく楽しみでしたね。 MC出来上がった本作をご覧になっていかがだったでしょうか? 永瀬さん「わおっ!」と思いました。最高でした。 MC宮澤さんは、喜久雄の義理の母として重要な役どころを演じられました。どんなお気持ちで撮影に挑まれたんでしょうか? 宮澤さんお話をいただいた時は「光栄だな」という気持ちが最初にありました。でも、クランクインするまでの日々は、だんだんだんだんストレスになってくるというか…。「この役に応えられるだろうか?」という気持ちと、本当に壮絶なお稽古をされた吉沢さんと横浜さんを前にして、こんなこと言うのもあれですが、「昭和の極道の妻の役作りってどうやったら良いんだろう?」と思っていました。参考になるものはないし、どういうことを求められているのかを、自分の中で何度も自問自答していました。でも、「現場に行けば見つかることもあるだろう」と信じていたところもありました。黒川くんとは、作品には入らなかったシーンでしたが、二人で読み合わせをする時間もありました。幼い喜久雄との関係性は、原作小説で描かれていても、脚本の中では描かれていない二人の関係性がにじみ出たら良いなと思い、お稽古みたいな時間を作りました。それが少しでもスクリーン上でセリフがないところにも表れていたら良いなと思って演じました。とても濃い創作の時間でした。 MC出来上がった本作をご覧になっていかがでした? 宮澤さん本当に何というか、壮絶な人生を目撃した感覚に近い体験でした。初めての体験というか、あまりにもものすごい業を背負った人間の生涯を見た感じでした。それから、「あのかわいかった喜久雄がこうなってしまうのか…」と、母としてはとても複雑で悲しい気持ちにもなりながらも、応援しながら手に汗握るような思いで観ました。 MC黒川さんは、役との向き合いや歌舞伎の稽古など、ものすごい準備をされたと思いますが、改めて本作に参加されて、どんなことを思い返されますか? 黒川さん僕たちは半年ぐらいしか稽古をしていなかったんですが、吉沢さんたちは一年以上稽古をされていて、僕たちよりも、遥かにすごい準備をされていました。撮影の日々は、本当に楽しかったです。稽古をしたことを思い出すことがよくあって、越山くんと川辺で稽古をしたシーンは、今でもたまに思い出します。 李監督どんどん歌舞伎を好きになっていっている感じがすごくありましたね。 MC越山さんは、改めて撮影を振り返っていかがですか? 越山さん僕は、今まで経験したことがないくらい、撮影期間中は自分の中で気を張っていたと思います。撮影以外や、現場以外でも、ずっと俊介が頭から離れない現象になぜか陥っていました。それから、渡辺謙さんと歌舞伎のシーンで共演をして、「この苦しみは二人にしか分からない」と、励ましの言葉をいただきました。その時は、その言葉に本当に支えられて撮影をやりきることができたと思います。黒川くんをはじめとした、僕と同世代のキャストの方々もたくさんいましたが、そういう方たちの頑張っている姿も、僕にとっては支えでしたし、プレッシャーでもあったと思います。やっぱりこの「国宝」の撮影をしたからこそ、僕自身ちょっと強くなれた気はしています。 MC今、温かい目で見守っていた吉沢さんと横浜さんは、同じ役なので、共演シーンはなかったわけですが、お二人から見て少年時代の喜久雄と俊介はいかがだったんでしょうか? 吉沢さん皆さんは、これから本作をご覧になるのであれですが、すごいです。僕らがインする前に、少年時代の黒川くんが演じる演目の撮影をしていたんです。僕も、撮影現場にお邪魔したんですが、もう色っぽすぎて、「やばいなぁ…」と思いました。少年時代から、そのレベルで演じられると、「ここからのレベルアップってことですよね?」と(苦笑)。そうやって良い意味でプレッシャーも刺激ももらいました。メイク中もメイクさんからずっと「黒川くん、やばいね」みたいな話をしていました。(会場:笑) 「これ大丈夫?黒川くんに負けない?」ってプレッシャーを与えられていて、すごく憂鬱でした…。(会場:笑) それくらい、お二人には素晴らしい土台を作ってもらえました。そこから頑張ってやりました。 黒川さんもううれしすぎて、言葉が出ないです。 横浜さんいや、お二人とも本当に素晴らしかったです。本当に対照的なんですよね。それがすごく出ていたと思います。俊介に限っては、彼自身がそうなんだと思うんですが、愛嬌や、放っておけない感じの部分がすごく生き生きとしていました。幼少期がキャラクターの軸となるので、一心同体にならなければいけないんですが、僕は現場には行けなかったんです。だから、映像を見て、彼がそういう風に俊介を堂々と生きてくれたから、僕も、そのまま彼の意思を引き継いで生きられたのかなと思います。 越山さん良かったです(笑)。僕はオーディションだったんですが、何回か監督とお話をする機会がありました。その時に、僕の…何ていうんだろう“にじみ出る憎めなさ”みたいなものを…。 横浜さん自分で言うな(笑)!(会場:笑) 越山さん(笑)。 渡辺さんこういうところが、俊ぼんなんだよね(笑)。 越山さんそれが良いと言われたので、それが出ていたなら良かったです。 MC寺島さんは、改めて喜久雄と俊介という人物、そして歌舞伎のシーンを間近でご覧になっていかがでしたか? 寺島さん子どもたちに関して言えば、私が喜久雄を連れて行くんですよね。一番はじめに二人で車に乗って、お父さんの楽屋に連れていくんです。その時に、越山くんは、お父さんと一緒にお化粧しているんですよ。その時の鏡越しに見る目がものすごく良かったですよ。 渡辺さんそこを注目して観てもらえればね。 寺島さんそこの、「楽屋に何か異物が入ってきた」っていう雰囲気がとても好きだったんです。とても好きだったし、何か見たことがあるような現場でした。すごくリアルで、私は、「李監督は何を見てどうやったんだろうな?」って感じるほどの素晴らしい描写でございました。 MC渡辺さんは、撮影の日々振り返って改めていかがですか? 渡辺さん喜久雄の才能を見出して、かなり激しい稽古をしている時があるんです。これは、役の上でしょうがなくやっているんですよ。(会場:笑) 今のコンプライアンスでは許されないようなことをしているんですが、それは「半二郎だな」と思って観ていただけたらと思います。黒川くんにもかなりペシペシやりましたが、僕も太ももが真っ赤になっていて「ほら、僕もだぞ」って言いながら(着物の裾をめくって太ももを出す仕草をしながら)やっていました。俊ぼんもかなり大変だったんですが、やっぱり一緒に「連獅子」をやった時は、本当によく頑張って、(越山さんに向かって)一日中やっていたもんな。 越山さんはい…。 渡辺さんそれはもうこの二人(吉沢さん&横浜さん)も一緒なんですが。本当に二人で毛を振り回していました。 MCここから少しテーマを変えてお話をうかがえればと思います。吉沢さんは以前「この作品は自分の集大成である」とおっしゃっていました。多くのスタッフ、関係者の皆さんとも並々ならぬ思いを持って、魂を込めて作った作品がこの「国宝」だと思います。皆さんには、本作を通して感謝、感動を伝えたい人やものについて、理由とともにうかがえればと思います。または、本作を誰に観てほしいかをお答えいただければと思います。 吉沢さんこの作品に関わった全ての方には心からの感謝しかありません。誰一人として欠けてはならない方々でした。個人的に歌舞伎の所作・舞踊の指導に入ってくださった鴈治郎さんと谷口先生には感謝しかありません。本当にお二人がいないと、僕はスタートラインにも立てないような状況でした。それを、一年半という時間をかけて、丁寧に一つずつ、共に積み上げてくださいました。本当にお二人には心からの感謝です。皆さんそうですが、本当にお二人のおかげで僕はこの作品に出演できたので、本当に心から感謝しています。 横浜さん僕も本当に主演の吉沢くんをはじめとしたキャストの皆さん、李さんをはじめとしたスタッフの皆さん、エキストラの方々、たくさんのこの作品に携わった方々に感謝しています。やっぱり、俊介として生きるには、吉沢くんがいなければできなかったので、本当に感謝しています。こうやって公開を迎えて、皆さんに本作を観ていただけるのはすごく幸せだし、こんな話は終わらせて、観ていただきたいです(笑)。 高畑さん私は、劇中では二人をずっと目守るというか、客席から見つめるような立場でした。そうやって見ていると、ハラハラしたり「怪我しないかな?」「素敵だな」とか、何かもういろんな感情が渦巻いてきました。今まで自分が舞台をやっている時は、自分のパフォーマンスのことに気持ちが全部いってしまっていたんですが、今回の役で、スタッフさんや家族など見守っている人が「こんな気持ちなんだ」っていうのを感じられました。いつも突っ走っている自分を見守ったり、支えてくれる人にすごく感謝の気持ちが湧きました。 森さんこの作品に参加できたこと自体がありがたいと思います。吉沢さんとは、ご一緒する前に監督と三人で読み合わせをしました。その時にチャンバラをやったんですね。 吉沢さんやりましたね(笑)。 MCそんなシーンはないですよね? 森さんないです。喜久雄を慕う役なのですが「始めまして」に等しい状態だったので、チャンバラをしながら会話をしました。(チャンバラをして)「元気?」「はい、元気です!」みたいな感じで、敬語で殴りかかっていました(笑)。その時も、すごく緊張したんですが、吉沢さんも本気で殴りかかってくれたので、それには感謝しています。 吉沢さんちゃんと怪我をしないゴムの剣ですからね(笑)。 森さん発泡スチロールのね。 見上さん私も、関わった皆さんに本当に感謝しています。まずは、この作品の一員になれたので、監督に感謝です。私は、母親の役をやるのが初めてだったので、すごく不安だったんです。娘の綾乃役を演じたちひろちゃんと初めて会った時は、すごく人見知りだったので、一日一緒に東京スカイツリーでデートをして、夜は一緒にウサギの顔に見えるウサギさんカレーを作って食べたりしました。そうやって、事前に二人の信頼関係を作る時間を作っていただいたので、撮影に入った時には、私が母親でいる前に、ちひろちゃんが先に子どもでいてくれたという感じがしました。自然に「この子を大切にしよう」と思い、「傷つけたくない」「申し訳ない」とか、いろんな思いが込み上げてきました。すごくちひろちゃんに感謝しています。 田中さん私は、あんまり皆さんと一緒のシーンはなかったんですが、僕の撮影初日が、半二郎さんと若二人のシーンでしたが、僕はてんでダメでしたね…。彼らに迷惑ばっかりかけて…。感謝と言えば、僕自身は伝統とは縁のない世界で、自由に踊るということばっかり夢中でやってきたんですね。撮影は去年だから79歳ですが、その時初めて伝統の世界の仕事に触れて、途方に暮れていました。撮影に入るまで「どうなるんだろう?」と不安でした。といっても、自分の身を投げ出すしかないと思っていたんですが…。劇中の万菊の踊りの会のポスターの写真撮影の機会があったんです。その時にですね、お化粧、メイクとカツラとか衣装全てを本番通りにやってもらいました。その時、カメラスタッフの皆さんもいらっしゃったんですが、僕は、準備が全て終わった万菊の姿を見て、腰が抜けるほどびっくりしました。「これ、僕かね?」と、本当に驚きました。この一日は、僕にとって決定的でした。「よし!習ってやろう!とことん習うぞ!」と決めて、今でも習い続けています。プロの歌舞伎の舞台に俳優さんが出てきて、裏でキレイに舞台を作る技術も含めて、ものすごい数の人々がいたんですね。それは、新しい仕事をやる時はそうなんですが、いわゆる手についた技というものが、全く違う意味を持っていると思うんですよね。それにものすごく感動しました。初めて映画に出た時に、映画の撮影の現場で働いている人たちを見て「良いなぁ」と思って、フラフラっと俳優の道へ飛び込んでしまったのと似ていて、やっぱり伝統って本当にすごいものだなと思います。そして、ある可能性を持っていて、幅を持ったものを伝統と呼んでいて、カチカチにならないで生き続けていく。その形が窮屈じゃない世界が、やっぱり伝統にはあるんだっていうのにも、気づかせてもらいました。私は、もう孤独に一人でジメジメと暮らしていくような歳なんですが、そうならないで「もっともっと先に何か面白いことがいっぱい起きるんじゃないか」って僕を導いてくれるチャンスを、本作がひょっとしたら僕にくれたんじゃないかという気がしています。私がやったことが、本作でどうなっているのかは分かっていませんが、ただ、魂では負けていません! 魂を込めました。僕にとっての魂を本当に込めました。これから観る方にも、観ない方にも、僕は人間全てに感謝したいと思います。 MC最後に謙さんにも、うかがってもよろしいですか? 渡辺さん両親が亡くなって数年経つんですが、作品をやればやるほど「観せたかったな」っていう思いがずっと…。 田中さん僕もそう思う! 渡辺さんそうですよね。 田中さん本当に思う。 渡辺さんそれは良い作品に関わらせていただいたからこそなんですが、「生きて観てくれたら喜ぶだろうな」と、いつも思いますね。 MC最後にこれから本作をご覧になる皆さん、そして全国でこれから本作を楽しみしている皆さんに吉沢さんから一言いただきたいと思います。 吉沢さん先ほどから何度も出てきているワードではありますが、本当に「魂を込めた」作品です。僕と流星は一年半という準備期間を一つの役に込めるという、なかなかできない経験をしました。僕はもう、冗談抜きでこれまでの役者人生全てをかけたと思っております。そして、本当に素晴らしい、至極のエンターテイメント作品が生まれたと思っております。皆さんは、これからご覧になるということで、ぜひ最後まで楽しんでいただきたいです。もし、面白いと思っていただけたら、SNSに書いていただいたり、周りの方に勧めていただきたいです。共にこの映画「国宝」を皆さんと一緒に盛り上げていけたらうれしいなと思っております。どうぞこれからも映画「国宝」をよろしくお願いします。最後まで楽しんでください。
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『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』劇場パンフレット発売のお知らせ公式サイト『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』の劇場パンフレットが完成いたしました。 大島依提亜さんデザインによる本編画像をたっぷり掲載したビジュアルに、監督のロングインタビューはもちろん、町山智浩さん、大森望さん、稲垣貴俊さん、傭兵ペンギンさん、新谷洋子さんらによる様々な視点からのコラムを掲載した、読み応え抜群の1冊になりました。 さらに、数量限定の初回版は表紙の目玉(エブエブアイズ)が動く仕様です! ぜひ、いち早くお買い求めくださいませ!! お買い求めは、全国の『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』公開映画館まで。 サイズ:B5変型(257㎜ ✖ 173㎜) 価格 990円(税込)発売日:2023年3月3日(金)
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『国宝』©吉田修一/朝日新聞出版 ©2025映画「国宝」製作委員会 『国宝』