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名古屋東宝ビル愛知県名古屋市中区栄1-2名古屋市中区50㎡単位の個別空調方式1,880.94㎡2,800m電話回線 ワンフロア当たり100回線 各階端子盤まで実装 光ケーブル各階端子盤まで実装2004年11月株式会社竹中工務店株式会社竹中工務店照明用 20VA/㎡ OA用 50VA/㎡乗 用: 22人乗り 4基(150m/分)1基は身体障害者対応 事務所階(B2~9階)運行 非常用: 17人乗り 1基 事務所全館(B2~R階)運行 22人乗り 4基(150m/分)非接触カードリーダー方式による24時間対応500kg/㎡(OAフロア300kg/㎡)21,578.38㎡43.654mH=100フリーアクセスフロア 10㎡毎に4口OAコンセント設置東宝株式会社地下1階: 自走式駐車29台 地下2階: 自走式駐車20台 二段式駐車34台 合計:83台リッチモンドホテル名古屋納屋橋979.22㎡(296.21坪)地下2階、地上13階、塔屋2階建防災センターによる全館監視2,410.82㎡鉄骨鉄筋コンクリート造及び鉄骨造照明 OAルーバー取付可能 明るさセンサーによる省エネ制御 机上照度 平均700lux9F高砂熱学工業(株) 東ソー(株) 丸紅エネルギー(株) 五洋建設(株)8FSB C&S(株) (株)イセトー 五洋建設(株)7F五洋建設(株)6F(株)関電工5Fオリエンタルモーター(株) (株)マクロミル 光画(株) (株)フジ総合鑑定4F日本水工設計(株) 日本モレックス(同) (株)オープンハウス・デベロップメント3F(株)富士インダストリーズ (株)マケレボ2FTOHOマーケティング(株) 東宝ビル管理(株) (株)新規開拓 SEW-オイロドライブ・ジャパン(株) (株)オープンハウス・デベロップメントホテル・事務所・店舗
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「屋根裏のラジャー」ジャパンプレミア「屋根裏のラジャー」公式サイト「メアリと魔女の花」に次ぐスタジオポノックの長編アニメーションの最新作は、イギリスの作家A.F.ハロルド著の「The Imaginary」(「ぼくが消えないうちに」こだまともこ訳・ポプラ社刊)を基にして、愛をなくした少女の想像が生み出した少年ラジャーを主人公に描かれる冒険ファンタジーです。 11月16日、TOHOシネマズ 六本木ヒルズにてジャパンプレミアを行い、同時に札幌、横浜、名古屋、大阪、福岡、全国五大都市の映画館との生中継を実施しました。イベントには、本作の声優を務めた寺田心さん、鈴木梨央さん、安藤サクラさん、仲里依紗さん、山田孝之さん、イッセー尾形さん、そして百瀬義行監督、西村義明プロデューサーが登壇し本作とキャラクターの魅力を語り尽くしました。こちらのイベントの模様を詳しくレポートします。ジャパンプレミアラジャー役寺田 心さんアマンダ役鈴木梨央さんリジー役安藤サクラさんエミリ役仲 里依紗さんジンザン役山田孝之さんミスター・バンティング役イッセー尾形さん百瀬義行監督プロデューサー西村義明さんMC本日は、札幌、横浜、名古屋、大阪、福岡、全国五大都市の映画館にこちらの舞台挨拶を現在生中継しています。 寺田さん全国に繋いでのイベントは初めてです。今回、札幌、名古屋、横浜、大阪、福岡とたくさんのお客さんに観ていただけるのはすごくうれしいです。何よりも、僕の地元・名古屋にも繋がっている事がとてもうれしいです。(名古屋に向けて方言で)ぜひ名古屋の皆さん最後まで見てってちょー。 MC本作をご覧になっていかがでしたか。 寺田さん本当に映像がすごくきれいなのと、やはり手描きのアニメーションだからこそ生まれる温かさが感じられます。大切な言葉やシーンが、すごくちりばめられている作品だと思います。 MC最初に声を入れたのが2022年7月です。 寺田さん一年前の声変わりギリギリの時だったので、微妙に不安定な時でした。大きな声を出さないとか、白湯や蜂蜜を飲んだり、すごく気をつけることが多かったです。本当にちょっとずつ変わっていくあの時期を、「屋根裏のラジャー」という作品に収めることができて、僕にとっても貴重な体験になったと思います。 MC鈴木さんは、短編映画の「カニーニとカニーノ」(三つの短編集で構成された2018年公開『ちいさな英雄-カニとタマゴと透明人間-』の内の一つ/キャスト:木村文乃、鈴木梨央)に続いて、ポノック作品は二度目ですね。 鈴木さん前回の「カニーニとカニーノ」ではカニーノ役として、カニとカニ語のお芝居でした。今回は初めてセリフをいただけたのでうれしかったです。(声を当てた)アマンダは自分よりも年齢が低かったので、自分の小さい時の作品を観直して、純粋な気持ちを声に乗せられるように、喜び方や話し方などを研究しました。そうやってアマンダに寄り添えたことが、すごくうれしかったです。 MCご覧になっていかがでしたか。 鈴木さん私は、本作の中に出てくるキャラクターとその世界観が大好きです。一番好きなシーンは、ラジャーがイマジナリの子たちと出会う場面です。いろんな声や音が聞こえてきて、すごく圧倒されました。 MC先に鑑賞した映画関係者からは「泣ける!」という声が届いております。 寺田さん本当に一生懸命やりました。僕も本作を二回ほど観ましたが、一回目は本当にどなたが声を担当しているのか分からないほどでした。皆さんがキャラクターとして生きられているというか、(キャラクターと)一心同体のように感じました。それが映画関係の方々にも伝わって、すごくうれしい気持ちでいっぱいです。 MC皆さん、鑑賞の際はハンカチを片手にご覧いただきたいと思います。安藤さんは、アニメーション映画のアフレコは初めてだそうですね。ご出演のきっかけは? 安藤さんお話をいただいたのは随分前です。何年前だろう…。すごく時間が経ったような感覚があるんですが、「絶対やりたい!」と思いました。私も仕事柄、イマジネーションの世界から、すごく力をもらっているので、「やりたいな!」と思いました。今は、何でも視覚化できて、疑問は携帯を見ればすぐに分かってしまうじゃないですか。でも、この時代にイマジネーションを題材としたアニメは、いろいろな世代に絶対に届くと思いますし、本作が作られるのは非常に素敵だなぁって思いました。 MC私も本作を拝見して、娘に「イマジナリはいるの?」と聞いたら、「いる」と言っていました。子どもの世界では当たり前なんだなと思いました。安藤さんのお子さんはどうですか? 安藤さんうちの子は、この原作が大好きです。読み聞かせをするとすごく喜んでいるので、早く本作を観せてあげたいです。 MCこの作品をご覧になっていかがでしたか?安藤さんすごいスケール! 想像以上のスケールの大きさにスクリーンに吸い込まれていきました。最後に声を乗せたんですが、それまで作ってこられた長い年月を思うと、ここに立っていることがすごく光栄です。本当に圧倒されますので、ぜひ楽しんでください。 MC仲さんは、完成した本作をご覧になっていかがでしたか。 仲さん私は試写室で仕事の関係者の方々と一緒に観たんですが、そういう試写室で見ると仕事スイッチがオンに入って、「絶対泣くもんか!」ってなるんですよ。だから、自分が出た作品を試写で観る時は、仕事スイッチをオンにして、すました感じで観るんです。でも、本作は涙をこらえることが無理でした。我慢している時って余計に「ううっ!」って嗚咽してしまって、号泣しました。上映が終わると急いで涙を拭って、平静を装って「お疲れ様です」と挨拶をしました。でも、心の中ではその声さえも震えるぐらいでした。帰りの車でも思い出して泣けちゃうぐらい、こみ上げてくるものがありました。アフレコをしている時もそうですが、「本当にこのお仕事ができて良かったなぁ」って、思いましたね。本当にありがたく思います。 MC仕事モードを忘れてしまうぐらい? 仲さん皆さんは、これから大変ですよ。涙でメイクはたぶん落ちます。 MCこの作品への出演が決まった時はどうでしたか。 仲さん最初は、マネージャーさんから具体的にどういうお話かという説明がありました。イマジナリっていう言葉が、私の生活とはかけ離れていたので、言葉だけで聞くとちょっと「ん?」となりましたが、脚本を読んで「そういうことか」「なんて面白いんだ!」ってなりました。自分の中の忘れていたことを思い出させてもらうきっかけの作品になりました。実写だと限界があるんですが、アニメーションだとほんとに無限大の力があるから、すごく完成が楽しみでしたね。 MC山田さんは、ご覧になってどんな感想をお持ちですか。 山田さん(声を変えて高い声で)本当に純粋にすごく楽しかったです。すごく良い作品だなぁって思いました。 MCその声は、イマジナリですか? 山田さん(声を変えて高い声で)僕も録っていた時にちょうど声変わりで、今はもうあの声は出せないんですが、良いタイミングでお声掛けいただけたと思っています。(登壇者の皆さん:笑) MC寺田さんと同じ現象が起こっていたんですか? ちょっと情報が入ってこないので…改めてジンザン役はいかがでしたか。 山田さんこれから本作をご覧いただくので、ちょっと(手で)顔を隠して話をしますね。ジンザンは、物語の重要なところで出てくるんですよ。そこで1ミリも僕の顔がちらついてほしくないので、ちょっと邪魔にならないようにしますね。で、質問は何でしたっけ?(笑)MC本作を観ていかがでしたか? 山田さん本当に面白かったです。後ろの席でマネージャーも一緒に観ていたんですが、観終わった後に立ち上がって後ろを振り返って「面白かったね!」って言いました。本当に面白かったですし、感動しました。仲さんのように「泣いてたまるか!」とまでは思わないですが、「泣かないで冷静に観て、本作がどういうものかをお伝えしなきゃいけない」と思って分析していたんですが、泣きましたね。やっぱり心にすごく「ぐわっ!」とくるんですよ。 MC山田さんの本音が出ていましたが、ちょっと表情は読み取れませんでしたので、そこは皆さん想像してください。イッセーさんは、いかがでしょうか? 尾形さん美しい作品で可愛らしくてどんどんその世界に引き込まれていくんですね。物語の世界にも入り込んで、観終わって「自分にもこういう時があったんだ!」「通った道だ!」となる。自分で通ったことを忘れていたけれど、確実にあったと言うことを思い出すんですよ。そうすると、「自分にも少年時代があったんだな」と、70才の男が少年に、一瞬のうちに戻るんです。そういった意味で、今の僕とすごく密接に、ダイレクトに繋がっている作品に出させてもらったんだって実感しています。 MCラジャーとアマンダの少年少女だけではなく、大人の心にも刺さるんですね。百瀬監督、今どのようなお気持ちでいらっしゃいますか? 百瀬監督アニメーションって、人形をコマ撮りして、それが動くと、人形にあたかも命があるように見えますよね。僕らの場合は、一枚一枚絵を描いて、それをコマ撮りすることでキャラクターが動きます。アニメーションという言葉は「命を吹き込む」という意味もあるんです。それに、アフレコなどで声を入れてもらうんですが、その絵で描かれたキャラクターに声で肉付けをしてもらって、生身の感じをキャストの方の演技によって与えてもらいます。またそこで、作品に命を吹き込んでくれているのだと、現場に立ち会いながら感じていました。今、またそれをすごく感じています。アニメーション作りは作画=絵を描くことですが、それ以降の作業は別ではなく、全て一つにつながっているという実感が持てました。自分でもすごく良い体験をしたと思います。それはキャストの方々の声、あるいは演技もそうですが、絵で描かれているキャラクターに実在感と存在感を与えてもらったので本当にキャストの方々に感謝しています。ありがとうございます。 MC西村プロデューサーはどのようなお気持ちでしょうか? 西村プロデューサー声を選ぶ時は、とても考えて選びます。こちらにいらっしゃる皆さんは、多分作品を選んで出られる方々だと思います。そういう方々が本作への出演を選んでくれたことがとてもうれしいです。それに、なぜかは分からないんですが、百瀬さんが描いたキャラクターをモニターに当てながら、いろんな作品での皆さんの声を聞きながら選んだんですが、結果的にキャラクターと顔が似ています。多分真剣に選んだからだとは思っています。寺田さんがスタジオ遊びに来ていただいた時に、百瀬さんが「今、ラジャーの声がしたけど?」と言っていました。 百瀬監督そうでしたね。 MCここからは、キャラクターについてお話を伺っていきます。キャラクターたちの顔が大きく描かれたパネルがありますので、それぞれ声を吹き込まれたキャラクターの前に立っていただきましょう。まずはラジャーとアマンダについて伺いたいと思います。寺田さん、ラジャーの魅力はどんなところですか。寺田さんまっすぐに素直なところですね。本作を通して、僕がラジャーから教えてもらったことは「諦めない心」です。僕とラジャーの共通点は「一度物事を信じたら疑わない信念」かなと思っています。違うところはやっぱり15歳で、少し反抗期に入りかけているので、何か言われると斜に構えてしまうところです。いつまでもラジャーのようにやりたいし、ラジャーが教えてくれたこの気持ちはほんとに忘れないでいたいと思います。 MC今日は事前に、登壇者の皆さんにそれぞれ推しキャラを聞いております。ラジャーを選んだ仲さん、ラジャーの魅力はいかがでしょう? 仲さん「こういう息子ほしいなぁ」っていう、母の感覚です。こんなに良い子で元気でカッコ良い息子がいたらいいなぁっていう私の理想のイマジナリです! 心くんも良い子! 成長してびっくり仰天! 寺田さんありがとうございます! 中学に入ってから身長が40センチぐらい急に伸びました。だからこそ、収録の時は大変でした。 MC続いては鈴木さん、アマンダの魅力をお願いします。鈴木さんアマンダはすごく天真爛漫で無邪気で、ラジャーと一緒に冒険している時は本当に素直で明るい子です。でも、その明るいだけじゃないところもあるのがもう一つのアマンダの魅力だと思っています。例えば安藤さんが演じるお母さんのリジーにちょっと素直になれない気持ち、素直になりたいけれど感情が爆発しちゃうところや、言いたいことをうまく伝えられない瞬間があるので、そんなちょっと寄り添いたくなるような、部分がアマンダの魅力なのかなぁと感じています。 MC安藤さん、リジーの魅力はどんなところですか。 安藤さん本作の中で、現実の大人代表みたいな存在なのかな? どうですか? 違います? 百瀬監督そうです。 安藤さん私自身も母親ですし、同じような年頃なので…。まぁ、うちの娘も割とおてんばなタイプなので、日常にもすごく寄り添わせながら声を入れられたかなぁと思いました。 MC仲さんは、リジーの良いシーンがあるんですよね? 仲さんそうなんですよ。そのシーンで私は嗚咽レベルになっちゃったんです。母親だからより感情移入するものがあって、本当に大変ですよ。皆さんこれから大変なものを観るので、本当の本当にやばいって感じです。 MCラジャーの前に現れる怪しげな猫のジンザン。イマジナリの世界で出会うエミリ。仲さん、改めて魅力を教えてください。 仲さんイマジナリの町のリーダー的存在でしっかり者のお姉さんで、ハキハキとみんなを取りまとめているんです。皆さんが想像する私のイメージって、多分こういう元気な女の子で、どちらかというとちょっとボーイッシュな感じのタイプだと思います。セリフを本で読んだ時に、そういうイメージを持ったので、私が思われているイメージ通りだと思ってすごくうれしかったですね。だからなのか、エミリはすんなり演じることができました。 MCそのエミリ推しなのが鈴木さんと安藤さんです。鈴木さん、安藤さん、どんなところが良かったのですか? 鈴木さん一番好きなシーンはラジャーと出会う場面です。大好きです! その中でも、エミリが初めて出てくる場面が本当に明るくて、仲里依紗さん演じるエミリそのものというか、観ているだけで心が温かくなるようなエミリだなぁって思いました。 安藤さん本当に私もエミリが登場するシーンの、仲さんの声で世界がパッと変わる瞬間が好きです。仲里依紗さんの声は私の中で仲里依紗さんの声としてインプットされているのに、本当にエミリの声なのがすごく不思議。好き! MC山田孝之さん、ジンザンの魅力ってどんなところにありました? 山田さん落ち着いて頼りになる感じで良いキャラですよ。登場時は何者か分からないですが、ラジャーを導くキャラクターです。あんまり「行け!」とか「来い!」とか、背中を押しすぎないようにしたいと意識していましたね。まあ、「何を言われても最終的に自分で判断して一歩踏み出さないことには何も始まらないんだぞ」ということが伝わればと思ってやっていました。 MC山田さんは、ネコの役多くないですか。 山田さんありがとうございます。よく知っていますね。ネコの役は四回目です。ネコの王子様(2002年公開「猫の恩返し」ルーン役)とネコのスナックのママ(NHK総合で放送中のアニメ「マヌールの夕べ」マヌ子ママ役)と夜回りしているネコ(NHK総合で放送中のアニメ「夜廻り猫」遠藤平蔵役)と、ネコ役でオファーが来ると迷えないんです。 MC今後また猫の役が増えるかもしれませんね。 山田さんそうですね。まぁアニメーションじゃなくても、もうちょっとネコに寄せていって、最終的にはネコ役がちゃんとできたらと思います。 MC山田孝之、ネコになりたい! 皆さん次回作ご期待ください。山田さんの推しキャラはいますか?山田さん皆さん、実写で演じるのと同じことをしている。すごく気持ちを込めてその役と一緒になって、感情があるから言葉が出てくるわけじゃないですか。だから、私も声優やっているとか関係なく何かめちゃくちゃ揺さぶられました。揺さぶられた話をしていたら、何の話をしているか分からなくなっちゃった。私は今何の話をしていましたか? 安藤さん推しキャラの話!(笑) 山田さん僕の推しキャラか。ラジャーが、ジンザンに導かれてイマジナリたちと交流する時に、みんながすごく楽しそうに踊ったりしているんですね。その踊っている音楽を蓄音機のイマジナリがかけているんです。何かそういうのが僕の家にいてくれたら、ずっと僕はただ踊っているのになぁと思いました。 MCイッセーさんはいかがですか。 尾形さんバンティングは僕にそっくりでしょ! あの顔を見た途端、「この役は僕しかいないだろう」と思いましたね。「任せなさい!」と。顔から下は写ってないけれど、アロハシャツを着て、半ズボンはいて、傘持っていて、見た目で人を油断させるんです。だけど中身は、結構エグかかったりします。今は見えませんが、この後、皆さんには見えるんです、僕のパートナーが! そのパートナーのおかげでグレードアップします。 MC最後に、俳優陣を代表しまして、寺田さんよりご挨拶をお願いします。 寺田さんこの作品の原作の帯にも書かれていた「子どもに忘れられていく友だちを描いたこのこの本を、君たちはきっと忘れない」という言葉とともに生まれたと、以前西村さんにお聞きしました。「この作品に絶対に出たい」と思ってオーディションを受けたこと。ラジャー役に選ばれた時にうれしくて泣いたこと。本気でアニメーションを作っている作り手の皆さんの姿を見たこと。完成した本作を観た時のこと。こうして皆さんに本作をお届けできる日が来ていること。そんなたくさんの思いが詰まっています。そして、スタッフの皆さんや、俳優の皆さんが何年も何年も何年もかけて作った作品です。たくさんの大事なシーンとセリフが詰まっています。僕はこの作品に出られたことを一生忘れません! 皆さん、ぜひ劇場でもご覧ください。本日ありがとうございました。
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『薬屋のひとりごと』Blu-ray 第2巻猫猫:悠木碧 壬氏:大塚剛央 高順:小西克幸 玉葉妃:種﨑敦美 梨花妃:石川由依 里樹妃:木野日菜 阿多妃:甲斐田裕子 梅梅:潘めぐみ 白鈴:小清水亜美 女華:七海ひろき やり手婆:斉藤貴美子 羅門:家中宏 李白:赤羽根健治 小蘭:久野美咲 やぶ医者:かぬか光明 ナレーション:島本須美薬屋の娘が宮中を揺るがす――――TBR34028D/2023年東宝原作:日向夏(ヒーロー文庫/イマジカインフォス刊)キャラクター原案:しのとうこ 監督・シリーズ構成:長沼 範裕 副監督:筆坂 明規 キャラクターデザイン:中谷 友紀子 色彩設計:相田 美里 美術監督:髙尾 克己 CGI ディレクター:永井 有 撮影監督:石黒 瑠美 編集:今井 大介 音響監督:はた しょう二 音楽:神前 暁・Kevin Penkin・桶狭間 ありさ アニメーション制作:TOHO animation STUDIO×OLM©日向夏・イマジカインフォス/「薬屋のひとりごと」製作委員会『薬屋のひとりごと』Blu-ray 第2巻ご購入はこちら
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「窓ぎわのトットちゃん」完成披露舞台挨拶映画『窓ぎわのトットちゃん』公式サイト女優、タレント、司会者、エッセイスト、ユニセフ親善大使などあらゆる顔を持ち、博識でありながら愛らしい人柄が広い世代から支持を集め、今もなおその姿をテレビで見ない日はない黒柳徹子さん。そんな彼女が自身の幼少期を描き、世界累計発行部数2500万部のベストセラーとなった小説「窓ぎわのトットちゃん」がアニメーションとして初映画化されます。11月18日にはTOHOシネマズ 六本木ヒルズで完成披露舞台挨拶が開催され、黒柳さんをはじめ、トットちゃんを演じた大野りりあなさん、トモエ学園でトットちゃんの担任の大石先生を演じた滝沢カレンさん、八鍬新之介監督が登壇しました。黒柳さんが初めての映画化が叶った感激を明かしたこの日の模様を、詳しくレポートします!完成披露舞台挨拶原作黒柳徹子さんトットちゃん役大野りりあなさん大石先生役滝沢カレンさん八鍬新之介監督黒柳さん今日はお忙しいところ、ありがとうございます。これは、私が小学一年生ぐらいの時の本当の話を書いたものなんですが、本はベストセラーになりまして、たくさんの映画化のご要望がございました。テレビドラマや舞台、ミュージカルなどいろいろあったんですが、皆さんが読んでくださって、皆さんの中にあるトットちゃんができている方が良いと思ったので、全部お断りしました。それから42年経って、いろいろと考えたところ「もしかしたら、やっぱり映画にしておいた方が良いんじゃないか」と思いました。またちょっと(世界情勢など)きな臭くなっているところもあったりしたものですから、「映画にして作っていただければ」と思っていたところに、監督から「アニメでやったらどうか」というご要望がございました。そこで企画書を見たところ、とても丁寧に書かれていたのでお願いしました。それからずいぶん経って、六年くらい経ちましたでしょうか? 八鍬監督企画書をお見せしてからは七年になります。 黒柳さん七年…ものすごい時間が経って、やっと出来上がったものを観ました。いろいろなことが思い出されただけではなく、当時の世の中のこと、学校のこと、そういったものが私がいた時のまま描かれていて、お友だちも、本当に当時の友だちのようでした。そういったこともあって、本当に観終わった時に涙が出ました。原作を読まれた方にも、読まれていない方にも、本作を観ていただけたらうれしいなと思っております。共演者の皆さんも素晴らしいですし、なんといっても監督が七年もかけて作ってくださったものです。それは並大抵のことではなかったと思います。一つの作品に七年もかけてくださって、心からお礼申し上げます。 八鍬監督ありがとうございます。 大野さん今日はこんなに素敵な場所に立つことができて、皆さんにも会えて本当にうれしいです! アフレコは難しいところもあったけれど、監督さんや皆さんがすごく優しく教えてくれたので、楽しく、いっぱい感動できました。 滝沢さん徹子様の歴史の中に入れたような、本当にうれしい瞬間がたくさんあったので、そのことについてお話できればと思います。 八鍬監督先ほど徹子さんが おっしゃったように、企画から七年でようやく本作が完成いたしました。この作品を皆さんにお届けできることを心よりうれしく思っています。 MC七年の時を経て、ようやく完成した本作をこれから皆さんに観ていただくことになります。八鍬監督は、なぜ今この時代にトットちゃんを映画化しようと思われたのでしょうか。 八鍬監督今、世界中で人種や宗教をめぐって戦争が起きていて、たくさんの難民の方や犠牲者の方が出ています。遠い国の出来事のように感じるかもしれませんが、78年前に日本も同じように戦争をしていました。徹子さんの書いた「窓ぎわのトットちゃん」には、戦争中でも思いやりの心を忘れずに生きた人々が描かれています。その姿を映像化して世界に届けることができれば、少しでも明るい未来につながるんじゃないかと思って企画しました。 MC黒柳さんは、本作をご覧になって涙が出たとお話されました。今日はいよいよお客さんに観ていただくことになりますが、今の気持ちはいかがでしょうか。 黒柳さんワクワクしております。皆さんがどのようにお感じになるのか、知りたいと思います。本を読んでくださった方もいるかもしれないし、読んでいない方もいらっしゃるかもしれませんが、どちらにしてもご覧になってくださった方は、胸を打たれるところがあると思います。またとても面白いところもありますし、りりあなさんのような子供が主役なので、皆さんもびっくりなさると思いますが、どうぞ楽しんでいただければと思います。 MCアニメ映画化されるにあたって、誰がトットちゃんを演じるのかと話題になりました。大野さんは、どのような気持ちでオーディションを受けられましたか? 大野さん五歳の時に女優さんとアナウンサーになりたいと思っていました。でも、「本当になれるかな?」と思っていたんです。お母さんとお父さんと一緒に徹子さんの「窓ぎわのトットちゃん」の原作の本を読みました。トットちゃんも新しい環境の中で頑張って、それが今の徹子さんになっているんだと思ってすごく勇気をもらいました! オーディションの時には、自分が本当にトットちゃんだと思いながらやりました。監督さんやスタッフの皆さんがすごく優しくいろんなことを教えてくれて、おしゃべりもすごく楽しかったので、今までで最高のオーディションになりました。 MC(大野さんのコメントに)滝沢さんも拍手をされていますが、本当にしっかりされていますね。 滝沢さんはい。(しみじみと)素敵な方です。 MC大野さんは、トットちゃんとご自身が「似ている」と思うところはありますか? 大野さん全部似ていると思いますが、その中でも一番似ていると思うところが二つあります。一つ目はおしゃべりが大好きなところです! トットちゃんはおしゃべりを始めると止まらなくなっちゃうんです。私もおしゃべりを始めると止まらなくなってしまうので、そこが似ていると思っています! 二つ目は、いろいろなことに興味があるところが似ていると思っています。トットちゃんはいろいろなことにチャレンジをしますが、私も「これもやってみたいし、これもやってみたいし、これもやってみたい!」という感じなので、そこが似ていると思います。それに、お友だちにも「チャレンジしようよ」と声をかけるところも似ていると思います。 MCトットちゃんとの共通点がとても多いですね。 大野さん(うれしそうに)えへへ。(会場:笑) MC徹子さんは、大野さんの声が吹き込まれたトットちゃんはいかがでしたか? 黒柳さんとっても可愛かったです。 大野さんありがとうございます!MC滝沢さんは、本作のオファーが届いた時にどのように感じましたか? 滝沢さんオファーをいただいて、「窓ぎわのトットちゃん」という徹子さんの小学生時代を描くアニメの声をやるとなった時に、ずっと見ていた黒柳徹子さんの話なので、その人生の中に飛び込ませていただくチャンスをもらえたことはとてもうれしかったです。また、自分の声で「徹子さんの小学生時代を絶対に汚したくない」「自分のせいで何かあったら嫌だ!」と思ったので、本当にいろいろと気をつけようと思いました。 MCそれぐらい滝沢さんにとって、黒柳さんは憧れの方なのでしょうか。 滝沢さんはい! 憧れの方ですし、妖精のような方なので「どうやったら私みたいな人間がこの世界に入れるのかな」と思いました。 MC徹子さん、滝沢さんから「妖精のようで、大好きで、憧れの方」というお話がありました。 黒柳さん光栄でございます。うふふ。滝沢さんは本当に普段からお知り合いですが、とても純粋で、何て言ったら良いのかしら…。あまりいない女の子のように思います。ちょっと形容しがたいんですけれど(笑)、こういう可愛い女の子は少ないと思います。そういう中の一人が滝沢さんだと思います。 滝沢さんうれしいです。その言葉をお返しします。(黒柳さん&会場:笑) MC続いて、皆さんがご覧になって印象に残ったシーンについて教えてください。 大野さん小林先生とトットちゃんが初めて会った時に、トットちゃんが小林先生に早口でおしゃべりをするんです。その後トットちゃんが「どうしてみんな、私のことを困った子っていうの?」というセリフがあるんです。その後に小林先生が「君は、本当は、良い子なんだよ」とトットちゃんに言うところがすごく感動するので、大好きです。 MCこの小林先生からのお言葉は、本当に毎日のように先生からいただいていた大事な言葉なんですよね。 黒柳さんそうなんです。今でも何かあった時には、「『君は、本当は、良い子なんだよ』と言われたんだから、『私は良い子に違いない』」と思って、良い子であるように頑張っています。 MC素敵な言葉です。続いて滝沢さんはいかがでしょうか。 滝沢さん私が本当に驚いたのは「徹子さんから見る電車の教室は、本当にこんな感じだったんだろうな」と感じたシーンです。本当に走っていく電車のようで、動いている電車のようで、その世界からお花が見えたり、友だちが見えたり、魚が見えたりと、本当に楽しそうな世界です。「自分で想像できる限りの楽しいものを全部頭で一回想像してください」と言われたような世界がアニメになっています。これはアニメだから描けたものではなくて、「きっと徹子さんのその時、その時の頭の中が、このような電車みたいだったんだ」と思うような、すごく素敵なシーンです。“子供心”だけれど、これが“徹子さん心”なんだと感じられました。これからぜひ観てほしいなと思います。 八鍬監督私はトットちゃんと泰明ちゃんが一緒に木登りをするシーンです。初めて原作を読んだ時に、ここのくだりがすごく好きでした。文章も内容もすごく美しくて、「このシーンを映像化したい」と思ったのが(本作を映画化したいと思った)きっかけでした。木登りではありますが、片手片足が麻痺している泰明ちゃんにとっては、命綱なしで高いビルに登るような作業と同じぐらいの大冒険だったと思います。それを支えるトットちゃんとの心の交流を、ぜひ観ていただきたいと思います。 MC黒柳さんはどのシーンが印象に残っていますか。 黒柳さん先ほど(大野さんが)おっしゃったように、小林校長先生が「本当は良い子なんだよ」と私におっしゃってくださるところは、「ああ、ここが本作にあって良かった」と、とてもうれしかったです。そして、今お話にあった、泰明ちゃんとのシーン。泰明ちゃんは小児麻痺の子で、歩く時も大変だったんですけれども、とても仲が良かったので、本作を観て泰明ちゃんを思い出して、ちょっと泣いたりしました。学校の先生は、「そういった障害を持っている子供にみんなで優しくしなければいけない」とはおっしゃらないんですけれど、そういう風にいつも行動していました。私たちは泰明ちゃんに優しくして、一緒に遊んで、一緒に木に登っていました。木に登らせてあげるのは大変だったので、私もよくあんなことをやったなと思います(笑)。ちょうどポスターに描かれているのがその場面なんですが、私が立って引っ張ったので、ちょっと危なかったんです(会場:笑)。それでも泰明ちゃんはとってもうれしかったようで、「木に登るってこういうものなのか」と言っていました。良い思い出を残してあげられたかなと思っています。 MC本日は残念ながら会場にいらっしゃることができなかった、こちらの皆さんからビデオレターをいただいております。 スクリーンにご注目ください。 ■スクリーンに、小林先生役を演じた役所広司さんの姿が映し出されました。徹子さん、こんにちは。(スクリーンに向かって、黒柳さんが手を振る) そして会場の皆さん、初めまして。小林先生役を演じました役所広司です。 完成披露試写会、おめでとうございます。徹子さん、今日は参加できなくてすみません。先日、録音の時に徹子さんが陣中見舞いに来ていただき本当に感謝しています。久しぶりに徹子さんにお会いできて、うれしかったです。どうぞいつまでも、お元気でいてください。 小林先生という徹子さんにとって大切な方を演じることができて本当に光栄でした。「小林先生はこんなんじゃない。こんな声じゃない」と言われたらと、ちょっとプレッシャーでした(苦笑)。何とか合格点をいただけるとうれしいです。またお会いする日を楽しみにしています。 皆さんにはこれから本作をご覧いただきますが、気に入っていただけたら、ぜひご家族、友人の方に勧めてください。では、本作を楽しんでください。役所広司でした。(会場:拍手)【役所さんからのメッセージ】■スクリーンに、ママ役を演じた杏さんの姿が映し出されました。徹子さん、こんにちは。杏です。そして劇場の皆さん、こんにちは。本作の完成、おめでとうございます。 子供の頃から読んでいた「窓ぎわのトットちゃん」が映画化されること、そして大好きな徹子さんのお母様の役を演じられたこと、とても光栄に思っております。皆さんにはこれから本編をご覧いただくので、あまりたくさんの言葉は必要ないかなとは思いますが、私がよく知っている自由が丘という町が、かつてはこんなに洋風でモダンで、すごく素敵な町だったんだと、町並みごとカラフルに描かれていたのがとても印象的でした。子供の頃に読んでいて「トットちゃんってすごいな。可愛いな。なんて自由な女の子なんだろう」と思っていました。その気持ちは今も変わらないんですが、大人になってから見てみると、お母さん、お父さん、そして先生、さらにトットちゃんを取り巻く全ての大人たちが、こんなに温かく、そして自由な心を持っていたんだということにとても感銘を受けました。お子さんも、そして大人にも大変、心に響く作品になっていると思います。それではこれから本編をお楽しみください。 徹子さん、また直接会いましょう! (映像の中で手を振る杏さん。黒柳さんもそれに応えるように手を振る)【杏さんからのメッセージ】MCお二人からビデオメッセージをいただきました。役所さんが演じられた小林先生、そして杏さんが演じられたお母様は、いかがでしたか? 黒柳さん共に私を育ててくださった方々ですので、(本作で観られて)心からうれしく思いました。本当にとてもよく描かれていました。先生も、それから私の母も本当にそのままに描かれていて、監督には「うれしかった」ということを申し上げました。 八鍬監督ありがとうございます。 MCキャスティングの際には、どのようなことを大切にされましたか? 八鍬監督実在した方々なので、ご本人をよく知っている徹子さんにアドバイスをいただきながらキャスティングを進めていきました。例えば、小林先生は低くて優しい声で、田舎にいるおじさんのようだとか、パパは芸術家肌で、とにかくカッコ良いということでした。 MCパパ役は小栗旬さんが演じていますね。 八鍬監督そうなんです。そのように実際の人となりをお聞きして、それを演じていただける方にお話をしました。 MCそして本日は、今回の映画を象徴する主題歌「あのね」を担当したあいみょんさんから、黒柳さんに向けて、手書きのお手紙が届いています。黒柳さん、お読みいただいてもよろしいでしょうか。 ■黒柳さんにあいみょんさんからの封書が渡され、黒柳さんが朗読しました。黒柳徹子さまへ。この度は大切な作品の主題歌アーティストに私を選んでくださって、本当にありがとうございました。約40年間も映像化することのなかった「窓ぎわのトットちゃん」。主題歌を担当するのが私で大丈夫なのかと不安もありました。作品から伝わる温もり、そして徹子さんの存在に支えられて、「あのね」を作ることができました。 徹子さんご本人から指名をいただけたこと、これからの私にとって確かな自信になります。この経験が私を励まして、私を救ってくれます。2022年の紅白の時に「よろしくお願いしますね」と声をかけてくださったこと、一生忘れません。本当にうれしかったです。本作と徹子さんの思いが日本中、そして世界中に届きますように。 2023年11月18日 あいみょん。【あいみょんさんからの手紙(黒柳さんの代読)】黒柳さん(黒柳さんが思い出を振り返り)この時は、私がたまたま紅白に出ていて(ゲスト審査員として出演)、あいみょんさんもいらっしゃったので「よろしくお願いしますね」と、主題歌のことを言ったんですが、あいみょんさんは何のことか分からなかったらしくて(笑)。後で分かったそうです。 MC本作に欠かせない曲になりますが、この主題歌を聴いてどのように感じましたか? 黒柳さん純粋なところ、悲しいところ、優しいところ、面白さもあって、とても良い音楽だと思いました。本作の最後のところで流れて、すごく良い曲だなとつくづく思います。 滝沢さん私にも、すごく染み入りました。最後の最後に、本作が終わったところで、物語を頭の中で最初からもう一回再生させているような感じになって…。とても心地良く、「あれもあった、こんな思い出もあった」と自分の卒業アルバムを一ページ、一ページ開いて、最後に閉じていくような曲です。皆さんの心にも響くとうれしいです。 大野さんあいみょんさんの「あのね」を聴いて、心がぽかぽかしました。歌詞にも本作に描かれているような意味がいっぱい入っているので、そういうことも探してみてほしいです。そして、「窓ぎわのトットちゃん」を観て、最後にこの曲を聴いて、いろいろなことを思い出してほしいと思います。 MC「あのね」というタイトルも、おしゃべり好きなトットちゃんを表現しているような曲ですね。 黒柳さん本当ですよね。ちょっと長い歌なんですが、子供がお話をしているような、私が誰かにお話をしているような、他の子供とお話をしているような、本当に子供らしい曲だと思っています。私も覚えて歌ってみようと思ったんですけれど、ちょっと難しかったです(笑)。 MCいつか皆さんと歌える日が来ると良いですね。最後に皆さんからメッセージをいただければと思います。 大野さん「窓ぎわのトットちゃん」の映画には、友情の大切さ、親子との関係、先生と子供たちの関係、そして争いというのがどれだけ寂しいものか、そういったいろいろなメッセージが込められている作品です。本作を観て、ぜひ皆さんに感動してほしいです。そして本作を世界中のいろいろな人に観てもらえたらと思います。 黒柳さん(大野さんのしっかりとしたコメントを聞いて)すごい! (会場も同意を表すように:拍手) 本当にしっかりしていて、びっくりします。 滝沢さんこれから本作を観ていただくということで、今日は絶対に温かい一日になることは決まったと思います。私は本作を観ていて、友だち作りを今日からまたもう一回、頑張りたいと思えました。こうやって声をかけて友だちを作ってみたり、誘ってみたりすることって、子供の頃だからできたのではなくて、大人になってもできるんじゃないかと、大人にもそんな不思議なパワーをくれる作品です。きっと子供さんだったら、絶対に学校に行くのが楽しくなるような、ワクワクする冒険間違いなしの作品なので、皆さんもぜひ観てください。 八鍬監督本作は、本当にたくさんの方のご協力、スタッフの懸命な努力があって、完成させることができました。日本を代表する方々がこの作品のために集まり、長い時間をかけて作った大作となっております。トットちゃんと一緒にトモエ学園に入学するつもりで、ぜひ最後まで楽しんでいただけたらと思います。 黒柳さん伺ったところによると、機械も使っていますが、手でも描いているんでしょ? 十六万枚でしたっけ? 八鍬監督十二万枚です(照笑)。 黒柳さん十二万枚! 十二万枚の紙に描いたものが本作になっているので、その皆さんの努力というものは口では言い表せないものだと思います。皆さんが一生懸命描いてくださったんだと思うと、本当にうれしく思います。皆さんの心もお届けしたいと思いますので、そういうお気持ちも汲んで観ていただければうれしいです。(会場:拍手)
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「室井慎次 生き続ける者」マスコミ試写会&緊急特別捜査会議「室井慎次 生き続ける者」公式サイト1997年の連続ドラマ開始以来、それまでの刑事ドラマとは一線を画し、社会現象を巻き起こした「踊る」シリーズ。“青島と室井の約束”から 27 年の時を経て、プロデュース:亀山千広さん、脚本:君塚良一さん、監督:本広克行さんが再集結し、「踊るプロジェクト」再始動が発表されました。10 月 11日より、「室井慎次 敗れざる者」が全国 381 館で公開となり、続く「室井慎次 生き続ける者」の公開が11月15日に控えています。(11月8・9・10日先行上映あり) 10月30日東宝本社にて、「室井慎次 生き続ける者」マスコミ試写&緊急特別捜査会議が開催され、フジテレビジョンドラマ映画制作局長・臼井裕詞さんと「踊る」シリーズの生みの親である亀山千広プロデューサーが登壇しました。「踊る」シリーズ映画一作目となる「踊る大捜査線 THE 湾岸署史上最悪の 3 日間」の公開日前日から、26年のこの日に、これまでベールに包まれていた本作について語ったこちらのイベントの模様を詳しくレポートします。「室井慎次 生き続ける者」マスコミ試写会&緊急特別捜査会議フジテレビジョン ドラマ・映画制作局長臼井裕詞さんプロデューサー亀山千広さん臼井さん11月8日から先行上映の実施を発表しましたが、その前にいち早くマスコミの方に観ていただきたく、お集まりいただきました。「室井慎次 生き続ける者」は、観ていただいた通りの内容です。いろいろお話ししたいこと、伝えたいことがございます。これを機に、我々製作陣の熱を感じていただいて、応援団になっていただけるとありがたいです。 亀山さん11月8日の先行上映が決まって、我々としては、いろいろと作業が残っています。完成披露や、マスコミ試写を行う予定はなかったんですが、記者の皆さんにぜひご覧いただきたいと思い、完成版ではありませんが、ご覧いただきました。ご覧になった通り、最後の室井慎次の姿です。これから本作の公開に向けて、我々も動いていきますので、室井さんの思いを汲んで、引き続き応援をお願いできればと思います。 MC「踊る」シリーズが連続ドラマとしてスタートしたのは1997年になります。そして、映画第一弾「踊る大捜査線 THE 」が1998年10月31日公開し、ちょうど明日で公開から26年となります。映画第一弾は、興行収入101億円の大ヒットを記録しました。続く、2003年の「踊る大捜査線 THE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!」が興行収入103.5億円と、未だに破られていない邦画実写記録を打ち立てております。この誰もが知る「踊る」シリーズが、2024年3月に「室井慎次」二部作での映画化が発表されました。この「踊る」プロジェクト再始動である本作は、どのようなきっかけでスタートしたのでしょうか。 臼井さんすべてのきっかけは、「踊る」シリーズを生み出した亀山さんです。この後いっぱい補足しますが、まずは、亀山プロデューサーのお話を聞きたいと思います。 亀山さんご覧になっていただいたように、本作が最後の室井慎次です。実は、一昨年の12月に、君塚さんから「ともかく室井を書きたい」「本広監督と亀山と、三人揃ってもう一度できないだろうか?」と、突然メールが来ました。それを受けて、「とりあえず会いましょう」と、君塚さんと会いました。その時に、君塚さんから、室井慎次を書きたい理由を聞きました。一番大きかったのは、「柳葉敏郎さんを、室井役から解放してあげたい」という強い思いでした。室井を演じてきた柳葉さんが、実は27年間、(室井慎次役を大事にしていたので)スーツを着た役・スリーピースを着た役・反社の役・強烈な犯人役の、出演をお断りしていたということは、僕も聞いておりました。一方で、「室井を払拭したい」という思いで、時代劇・田舎のおっちゃん役・気の良い親父さん役などを受けていたそうです。それで、「そろそろ柳葉さんを解放してあげないといけない」と思い、二人で相談をして本作が始まりました。室井の最後の作品になると思うと、「スペシャル一本で、27年間一緒に付き合ったキャラクターを終わらせたくない」と、個人的に思いました。それに「踊る大捜査線」はフジテレビの優れた知的財産なので、臼井さんに相談し、当時の専務であった大多亮に相談もしました。そして、「だったら、映画をやったらどうですか」というお話をいただきました。君塚さん的には、BSフジで四本のドラマぐらいと考えていたようです。でも、BSフジでは、予算的にも体力的にもそれはできないので、ここはフジテレビに、おすがりするということで、臼井さんから東宝さんにお話をしてもらいました。 臼井さんBSフジの社長として、おすがりというのは、大変謙虚におっしゃっています。 亀山さん何度も言いますが、今の僕はフジテレビとは全く関係がないです。もう、フジテレビの外部の人間ですから、本当におすがりするしかなくて…。 臼井さんレジェンドOBなんですから、フジテレビの関係者ですよ。最初にBSフジのドラマとして考えている時に、すでに亀山さんたちが、プロットを考えていて、我々に相談をいただきました。その時に「100%フジテレビの知的財産なので」という言い方をした覚えは、全くないんですが…。 亀山さんえ!(会場:笑) 臼井さん輝かしい歴史を持つ「踊る」シリーズ、「容疑者 室井慎次」、「交渉人 真下正義」も、劇場で皆さんを楽しませてきたエンターテインメントです。映画以外の形で、世に出るというのは、正直、僕の中ではあまり考えられませんでした。いろいろなことを考えていただいたんですが、「待っているお客さんがいる劇場で、最初に届けるべきではないか」というお話から始めました。経済的な難しい話は、我々が応援することになりますが、まずは2012年が「踊る」シリーズの最後で、それから12年以上が空いているので、「待ち焦がれているお客さんに最初に届けましょうよ」と亀山さんに懇願して、使ってもらいました。 亀山さんどうも話が美しくなっている(笑)。最初にフジテレビさんにお願いをした時は、本作には、事件のかけらもありませんでした。ただ室井が田舎に引きこもって、ちょっといじけながら、農業をやり、里親をしている話でした。その淡々とした中で、家族や、住人との小競り合いみたいなドラマを描き、今まで大組織を改革しようとしていた官僚が、小さな家族に血を通わせるといった筋書きでした。君塚さんの言い方を借りると「ロシア映画のような」ドラマです。僕はあまりロシア映画を観たことがないので、どういうものをイメージしているのかは分かりませんが、「昔の、集団農場で働いているようなやつをロングで撮って…」というようなことを言っていました。これはBSフジでも無理だなと思いました。(会場:笑)なので、この話を臼井さんにしました。事件のないプロットは、東宝さんにも伝わっているんですよね? 臼井さんはい。 亀山さん両方とも映画にしてくれるというので、僕はTOHOシネマズ シャンテくらいの規模の劇場で…。 臼井さんシャンテは名作だらけの劇場ですよ! 亀山さんシネフィル(映画通)に向けて、よろこんでもらえる作品になればと思っていました。でも、「踊る」と言う冠を背負うとなると、室井というキャラクターは存在感があるし、全国に何万人というファンがいます。それには答えないといけないので、一年半をかけて、脚本を作り、事件を入れたりしながらこの作品になりました。いずれにしても、室井慎次の最後の作品として、多くの方に観てもらえる作品にしたいと思いながらやりました。柳葉さんには、中身の話をする前に、「こういったものをやろうと思っているんですけれど、どうですか」と、臼井さん経由で事務所に聞いてもらいましたが、最初は断られました。 臼井さん柳葉敏郎さんにとって、室井慎次という役は、最も大事なキャラクターで、宝物だという大事な思いがありました。それを「今の自分が背負いきれるのか」「今の自分には、荷が重い」ということで、愛情たっぷりに「大事にしておきたいんだ」という返答をいただきました。 亀山さんその頃、NHKの「ブギウギ」(2023年/主演:趣里)を撮っている真っ最中でした。スケジュールとしては、昨年の10月~12月ぐらいまでがちょっとだけ空いていました。あわよくば、前編の「敗れざる者」は「雪が降る前の景色を撮れたらいいな」とお話をしましたが、返事は「ノー」でした。それで、「一度会ってくれませんか?」とお願いして、柳葉敏郎さんに会いました。そこで、柳葉さんには、君塚さんの言い方ではないですが、「室井に決着をつけましょう!」と話をしました。その時点で、ストーリーに事件は入っていましたっけ? 臼井さん事件はまだ入っていなかったですね。「室井慎次に決着をつけたい」「室井のメッセージを残したい」ということでした。 亀山さんその話を、柳葉さんにして、「多少、心が動いてくれたかな」という感じでした。でも、正式に「やります」という答えはもらえないまま、打ち合わせはどんどん進めていました。 臼井さん「作ってから、判断しましょう」っていうことでしたね。 亀山さんところが、本作りに入ると、事件も何もない話を、本広克行というエンターテインメント大好きの監督が、「なぜ、これを僕がやるんだ?」と及び腰になりました。何度か逃げられそうになったり、悩みすぎて熱中症になって、しばらく入院するという騒ぎまでありました。そんな中、君塚さんから、「本広監督がのらない理由は、(事件現場で飛ぶ)ヘリコプターが飛んでいないから」と言われまして…。 臼井さん(笑)。 亀山さん「事件を入れましょう」ということになりました。何とか過去の亡霊から逃げ切ろうとする室井さんを逃さないという、今回のプロットが出来上がりました。本広さんは、単純にやりたいとか、やりたくないとかじゃなくて、プレッシャーですよね。 臼井さんだめよ、それを言っちゃ(笑)。 亀山さん臼井さんは本広さんの交渉に、立ち会ってないんです。僕としては、主演男優に断られ、監督にも断られたのに、君塚さんからは「三人で仕事がしたい」って言われていて…。でも、二人ではどうにもならないんで、二カ月間は途方にくれていました。 臼井さん柳葉さんも大事な役柄ゆえに、演じるには重い覚悟が必要だと言っていました。台本が、そんな彼の心を打って、覚悟を決めてくれたんだと思います。先ほどの話にもありましたが、ご本人の口から「刑事役をやってこなかった」「スーツを着てこなかった」「髪型をオールバックにはしなかった」「ヤクザの役もやらなかった」と聞きました。それぐらい自分の中で室井を大事にしてきたんだと、熱い思いをうかがいました。だからこそ、「室井に決着をつける」という、一つの節目をつけたほうが良いんじゃないかと話して、柳葉さんに、それが必要なことだと思っていただけました。本広さんは、その重責を担って、「どのようにお客さんに室井さんの思いを届けたら良いのか」悩んで悩んで、熱中症になったんだと思います。 亀山さん本来は、僕の立場は座組を作って、「はい、こういうことでよろしく」と渡せば済むもんだと思っていたんです。でも、最後は腹をくくって、やってくださいましたけれども、柳葉さんもなかなか「うん」と言ってくれなかったし、監督も及び腰でした。監督を説得する時に、思わず「ずっとそばにいるからさ」と言ってしまったので、プロデューサーをやることになりました。今は、逆にプロデューサーを経験して、映画作りの面白さや難しさを改めて感じて、良い勉強になったと思っています。今更、僕が勉強してもしょうがないなとも思うんですがね(笑)。 臼井さん「踊る」シリーズは、亀山さん、君塚さん、本広さんが生み出したものですからね。その三原則が揃ってこその「踊る」シリーズなので! 亀山さん一つ言っておきたいのは、「再始動」って僕が言ったわけじゃありませんからね。別に再始動するつもりで動いたわけではありません。この作品をやるために、君塚さんが僕に連絡をくれて、僕が本広さんを捕まえに行き、柳葉さんを説得したのみです。だから、“「踊る」プロジェクト再始動”って言われると、小っ恥ずかしいです。そんなに大それた事は、まったく考えていません。ただ、最後の室井さんを描いて、きっちりと決着をつけたいという思いです。その思いで、精魂込めて作りました。 MC本作が二部作になった理由をお聞かせ下さい。 亀山さん27年間愛したキャラクターに対して、「二時間では足りない、本当は六時間ぐらいかけたい」という思いでした。一説には「僕らがネットドラマに売り込んだ」とされていますが、プロットを作って、いろいろなところに話に行かないと、この作品はやらせてもらえないと思っていました。プロットは、およそ五時間分あったので、「完成度を増すために、二時間+二時間の二本の映画で、一カ月待たずに公開してもらいたい」という話を臼井さんを通じて、東宝さんに頼みました。 臼井さん最初から五時間分ぐらいの、分厚いプロットでした。久々の室井の登場に、警察を辞めた室井を説明するにも、しっかりと尺が必要でした。最後にどう終わるのかも、それなりの尺が必要で、到底二時間で収まるようなものではありませんでした。フジテレビとしては、異例の前編・後編だったんですが、亀山さん、柳葉さん、君塚さんの思いが、いっぱい詰まった、中身の濃いスタートでした。これはもう「踊る」プロジェクトらしいチャレンジだと思って、やりました。 亀山さんOKしてもらえるとは思わなかったです。ただ、ベースには家族の話があります。家族を持たなかった男に、最後は家族を持たせたいと思いました。若い子が出ていますが、傷を持っている子たちです。でも、それを監督が、見事に暗くならずにやってくれたんだというのが、僕が観終わった時の感想でした。 MC先ほどもお話がありましたが、プロデューサーは亀山さん、脚本は君塚さん、監督は本広監督というレジェンドスタッフが久しぶりに集結しました。これは「踊る」の正当な続編と言えると思います。制作において、いろいろあったとは思いますが、本作にかける柳葉さんの熱量や、思い入れをそばでご覧になっていていかがでしたか? 臼井さんこれは、亀山さんは言いづらいと思いますが、柳葉さんとは相当熱い議論…と言うんですかね? 亀山さんあれはケンカですかね? 完全に僕がいけなかったんですが、柳葉さんがぐちぐちといろいろなことを言うものですから…。結構真剣に考えて、「決着をつけにいこう」と話をしているのに、何か小さなことを気にするので、ちょっと腹が立ってしまったんです。それで、「だったらやめようぜ!」って言ったら、「おぅ、やめてやるよ!」と帰られてしまいました。(会場:笑)その瞬間に横を見たら、この企画が潰れたと思って、本広監督が大よろこびしていたので、急に悔しくなって、「何とか成立させてやる!」と思いました。それくらい熱かったです。 臼井さん熱かったですね。お互いに譲りませんでしたね。柳葉さんには、譲れないものがあり、それは自分自身が室井のままのようでした。演じてきたことが、人生そのものという方だというのは、亀山さんは分かってらっしゃるんですけれどね…。 亀山さん具体的には、「敗れざる者」で、死体が見つかって、現場に立ち入り禁止の黄色いテープが貼られます。管理官時代の室井さんはテープをくぐって現場に入りますが、柳葉さんは「(室井は)もう辞めた人間なので、そこに入ること自体がおかしいだろう」という考えでした。それに対して「ここでそれを言うか?」と思ってしまいました。同じシーンで出演している(矢本悠馬さん演じる)乃木くんと(甲本雅裕さん演じる)緒方さんに「テープをくぐらせて、室井、つまり柳葉さんを、中に入れてくれ」と伝えました。結果は、コメディーとも何ともつかないお芝居で、黄色い非常線の中に入っていきました。本作でも、(松下洸平さん演じる)桜くんと一緒に、捜査本部に参加するシーンがありますが、室井は絶対に真ん中や、前には座らないんです。端のほうにいます。撮影時に、柳葉さんから、「青島っていつもどこで聞いていたの?」と聞かれて、「所轄だから、一番端っこの後ろ」と答えました。それで、捜査本部の一番左の端っこにドカっと柳葉さんが座っていたんです。監督は、もうちょっと違う角度から撮影したいと思っても、そこから撮影を始めざるを得ないので、かわいそうですが、松下さんが行ったり来たりする羽目になりました。でも、そのくらい「室井はこうはしない」「室井はこうする」ということを、僕ら以上に考えている方です。現場に入ると、室井さん、つまり柳葉さんの熱い思いが炸裂していました。 MCケンカしたとおっしゃっていましたが、柳葉さんご自身は「亀山さん、本広さんからの愛を感じて、この作品をやることに決めた」と、涙ながらにおっしゃっていました。 臼井さんそんなケンカじゃないですから! 議論が白熱してクールダウンをするためにお互い席を立つ程度ですよ。 亀山さんでも、そのまま衣装合わせまで、彼と会わなかったんだよ! 臼井さんでも、翌日にはお互いに何か言っていましたよね? 亀山さん翌日には「出ます」と言ってくれました。ケンカして居心地が悪かったから、「出ます」って言ったんだろうなと思っていたんです。だから、衣装合わせの時に「すみません」と謝ったら、「もういいから」と照れ臭そうに言っていました。謝る機会も失っていたんでしょうね。 臼井さん良い大人の情熱を持ったもの作りでしたね。 MC次に、先ほどもありましたが、11月8・9・10日に緊急先行上映が決定しました。これはファンの声に答えてということですよね。 亀山さんそうですね。「室井慎次 敗れざる者」は、ほとんどがフリの内容なので、「~敗れざる者」を観れば、「~生き続ける者」が早く観たくなるだろうと思っていました。テレビドラマなら、一週間待てば良いですが、「五週間もあるのか」という、ファンの声も聞こえました。だから、「引き続き、頑張って仕上げますので先行上映してもらえないだろうか」という現場の声を、臼井さんに頼んで、東宝さんと調整をしていただきました。 臼井さんその話をいただいた時に、東宝さんにはかなり無理なお願いで、劇場のご理解をいただかないとできないと思っていました。でも、亀山さんと話していて、これが「踊る」だよなと思いました。観客ファーストなんですよね。「踊る」のコンテンツは、いつも、革命というとちょっと言い過ぎですが、何かいつも革新的なことを、ファンを信じてやってきました。今回も、肌感覚で、ファンの方たちの「早く観たい」「待ちきれない」という思いに、「踊る」は答えたんです。ファンを大事にしてきたことが「踊る」スピリッツだと思いました。今回の亀山さんの相談も、「踊る」スピリッツだなと感じました。大の大人が純粋な思いを何とか実現できないかと考えているんです。そしたら、東宝の皆さんのご理解も賜れて、先行上映決定の運びになりました。亀山さん自分がお願いしたんですが、実現できるとは、思っていませんでした。 臼井さんちょっと待って! 真面目に思っていたんじゃないんですか?! 亀山さん臼井さんの立場で、東宝さんとお仕事を何度もして、いろいろなことをやらせてもらいましたが、こんなことをやってもらった試しはないし…。(会場:笑) 臼井さん(亀山さんも)いろいろやってきましたよ! 亀山さんダメならダメで、どう盛り上げようかと考えていました。ところが、いざ先行上映が成立したと聞いた瞬間に、8日に最後の室井さんを目撃することになったら、「やはり、ショックを受けるだろうな」と思ってしまいました。なので、ここまで僕らは、一切の取材をお断りして、本作の中身はしゃべっていませんでした。でも、また東宝さんに無理を言って、「僕のしゃべる機会を作ってもらえませんか」とお願いをしました。僕の想いは、「最後の室井、そして柳葉さんを解放してあげたい」「27年間、室井さんありがとう」の二つです。ぜひ、そこをファンの皆さんにお伝えするために、ご協力いただければと思います。先行上映がなければ、僕たちはまだ「試写をしない!」って強気で言っていたと思います。でも、先行上映を観たファンが、本作を観た時に、立ち上がれなくなるのは嫌です。室井さんのファンは、たくさんいますから、最後の室井を見届けてほしいとプロデューサーとしては、一番言いたいです。 MCここからはご来場いただいた記者の皆さまからの質問にお答えしたいと思います。先ほど、亀山さんは「“再始動”と自分からは言ってない」とおっしゃっていましたが、本作で、室井の決着はつきました。ですが、今も捜査支援分析センターにいる方が、まだ残っていると思います。その方は、今本店(警視庁)にいるという事になります。「踊る」として、この先に期待できるものは、何かしらあるんでしょうか?【記者質問1】亀山さん僕の立場では、まるっきり分かりません。例によって、知的財産権はフジテレビにありますから。少し動いていた時に「著作権はフジテレビにあります」って言われて、カチンときました。原作者が「書きたい」と言って、作ったプロデューサーがやっていることに対して「お前らが言うのか!」って思いましたが、「まぁ、その通りだなぁ」とも思いました。だから、すべてはフジテレビの指示通りですね。ただ、今回「室井慎次 敗れざる者」「室井慎次 生き続ける者」を作るにあたって、織田くんに限らず、湾岸署の全ての方たちに、素材を使うので、本作の内容までお話をしています。なので、ある意味、僕たちが動いた事はご理解いただけているかと思います。そこから先は、まだこれからですね。 臼井さんあとは、亀山さん次第!(会場:笑) 亀山さんだから、僕はもうフジテレビの人間じゃないって! (会場:笑)今回、BSフジでも出資をしているから、僕は仕事ができるんです。まあ、すごく安い出資ですけれどね。 臼井さんそこは、あまり言わないほうが良いんじゃないですか? 亀山さん次もやらせてもらえれば、僕は大手を振って仕事ができます。でも、社業もありますので、次をやっていたら、役員会に通らないかもしれないですね…。 臼井さん亀山さんが説明したように、湾岸署のメンバーには、今回このプロジェクトが立ち上がることを、ご理解いただいてからスタートしています。ここから先は、何が生まれるか次第だと思っています。僕ができる事は、何か一個でも動き始めたら、全面的に協力することだけです。亀山さん次第なんていう、属人的な言い方ではなく、何かが動き始めれば、何かが生まれるんじゃないかという期待を寄せながら、心して構えて待つ、みたいな状態です。 記者1(織田裕二さん演じる)青島の現在地を、わざわざセリフで入れ込んできたということは、君塚さん的には、まだ何か思いがあるんじゃないでしょうか? 亀山さん僕たちが話し合って決めました。もう年齢的に、湾岸署にはいられないだろうと思ったので、警視庁の捜査支援分析センターに決めました。仮に次があったとして、そこからスタートするかどうかは分かりません。なぜ、室井さんを先にやったかというと、青島を代表とする湾岸署のメンバーは、僕たちはファンタジーだと思っているんです。あの人たちはどこに行っても生きていられます。本作をご覧になると分かると思いますが、(深津絵里さん演じる)すみれさんは、「踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望」で、透けて見えるような演出になっていたので、一部のファンからは「死んだんじゃないか?」と言われていました。でも、真っ向からプロデューサーと脚本家は否定していました。ちゃんと大分で生きております。多少の後遺症に悩んでいますが、元気に生きています。そういう風に湾岸署のメンバーは、今もしっかり自分の場所を見つけて生きています。官僚チームの(真矢ミキさん演じる)沖田や、(筧利夫さん演じる)新城は、官僚なので、法律を整備したり、制度を作ったりすることに縛られています。
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ゴジラ新作映画、製作決定ゴジラ新作映画の製作が決定いたしました。 監督・脚本・VFXを務めるのは、山崎貴。 『ゴジラ-1.0』で数々の快挙を成し遂げた山崎貴が、再びゴジラ映画に挑みます。 【監督・脚本・VFX:山崎貴】 1964年、長野県松本市生まれ。幼少期に『スターウォーズ』や『未知との遭遇』と出会い、強く影響を受け、特撮の道に進むことを決意。阿佐ヶ谷美術専門学校卒業後、1986年に株式会社白組に入社。『大病人』(93)、『静かな生活』(95)など、伊丹十三監督作品にてSFXやデジタル合成などを担当。2000年『ジュブナイル』で監督デビュー。CGによる高度なビジュアルを駆使した映像表現・VFXの第一人者。『ALWAYS 三丁目の夕日』(05)では、心温まる人情や活気、空気感を持つ昭和の街並みをVFXで表現し話題になり、第29回アカデミー賞最優秀作品賞・監督賞など12部門を受賞。『永遠の0』(13)、『STAND BY ME ドラえもん』(14)は、それぞれ第38回アカデミー賞最優秀作品賞ほか8部門、最優秀アニメーション作品賞を受賞。また、監督・脚本・VFXを担当した『ゴジラ-1.0』(23)では、第96回アカデミー賞で日本映画初の視覚効果賞受賞を果たした。日本を代表する映画監督の一人として数えられる。ゴジラ新作映画、監督・脚本・VFX 山崎貴で製作決定
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「呪術廻戦 懐玉・玉折/渋谷事変」 オリジナル・サウンドトラックアーティスト:照井順政【商品内容】◆組数:2枚組 ◆仕様:ジュエルケース ◆収録楽曲:Coming SoonTHCA-60285/2023年東宝©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会「呪術廻戦 懐玉・玉折/渋谷事変」 オリジナル・サウンドトラック
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「スマホを落としただけなのに ~最終章~ ファイナル ハッキング ゲーム」初日舞台挨拶「スマホを落としただけなのに ~最終章~ ファイナル ハッキング ゲーム」公式サイト志駕晃の人気小説を原作に、2018年からシリーズを重ねてきた「スマホを落としただけなのに」の第三弾にして、最終作となる「スマホを落としただけなのに ~最終章~ ファイナル ハッキング ゲーム」が11月1日(金)についに公開されました。 TOHOシネマズ 六本木ヒルズにて初日舞台挨拶が行われ、主演の成田凌さんをはじめクォン・ウンビさん、千葉雄大さん、大谷亮平さん、中田秀夫監督が登壇しました。成田さんが演じた浦野のお面が客席を埋め尽くすという奇妙な光景に成田さんの反応は…? こちらの舞台挨拶の模様をレポートいたします!初日舞台挨拶浦野善治役成田凌さんスミン役クォン・ウンビさん加賀谷学役千葉雄大さんキム・ガンフン役大谷亮平さん中田秀夫監督■会場の皆さんが浦野のお面を付けて、登壇者の皆さんをお迎えするサプライズ演出に、登壇者の皆さんは、驚いていました。成田さん(浦野のお面で埋め尽くされた会場を見て)すごいですね…。そのお面、絶対に帰る途中で落とさないようにしてくださいね(笑)!今日は、楽しい時間を過ごせたらと…(噛んでしまう)。客席のお面にやられちゃいました(苦笑)。今日はよろしくお願いします! ウンビさん(日本語で)「スマホを落としただけなのに ~最終章~ ファイナル ハッキング ゲーム」で、スミンを演じましたクォン・ウンビです。今日は本当にありがとうございます。この作品を本当に一生懸命準備しました。ぜひ、皆さんご覧になって、これから観る方に伝えてください。よろしくお願いします! 千葉さん「スマホを落としただけなのに」の 最終章ということで、何か感慨深い気持ちです。今日は楽しくご挨拶ができたらと思います。 大谷さん皆さん、アンニョンハセヨ。初日に来ていただいて、本当にありがとうございます。去年の春に撮影をして、こうして初日を迎えられてうれしく思っています。 中田監督ご来場ありがとうございます。一作目、二作目に続いて、三作目も続けて監督をさせてもらうのは初めてなので、非常に光栄でした。僕としては、本作のラストは、ハッピーエンド、バッドエンド、どちらの解釈も成り立つと思います。皆さんに満足していただけたら、うれしいです。 MCまず、会場のたくさんの浦野(のお面)をご覧になっていかがでしたか? 成田さん(登壇者の皆さんに)いかがでしたか(笑)? ウンビさん怖いですね(笑)。 成田さんウンビさんは、撮影現場で実物の浦野と対面している唯一の人ですもんね? ウンビさんあぁ、そうですね。でも、たくさんの顔があって、ずっと見ているとだんだんかわいく見えてきました(笑)。 成田さん本当に(笑)? ウンビさんはい! MCいよいよ最終章が公開となりました。成田さん、千葉さん、中田監督は、一作目から全ての初日舞台挨拶に登壇されています。振り返ってみて、思い出などを教えてください。 成田さん覚えていますか? 中田監督一作目の舞台挨拶は、記憶の彼方です(笑)。ですが、一作目のクライマックスの(成田さんと千葉さん)お二人のメリーゴーランドでのシーン、あれは良かったなと思っています。六年半くらい前に撮影しましたが、お二人ともご立派になられましたね。 千葉さん育ちました(笑)。 中田監督一作目のラストシーンでは、成田くんが「あなたと私は同じ種類の人間だ」と千葉くんに言って、千葉君が苦い表情をするところありました。二作目では、千葉くんが、成田くんをとっちめる方になって、きれいなバトンタッチだったと思います。 成田さん(千葉さんに)舞台挨拶って覚えている? 千葉さん全部覚えていますね。 成田さんそういうの、覚えている派だよね(笑) 千葉さん今日も舞台に出る前に、三人で「あれって一作目だっけ?」とか話をして、同窓会みたいな気持ちでした。二作目の舞台挨拶の時は、北川景子さんも来て、僕が涙ホロリみたいなことをしてしまったこともありました。その涙を、成田くんのハンカチで拭かせていただきました。カニのハンカチね。 成田さんさっきチラッと見たら、今日はね、フグだった! 千葉さんうわ! そこはカニにしとけよ(笑)! 成田さん最近毎日稼働しているから、洗濯が間に合わないんですよ。 千葉さんフグもかわいいよね(笑)。成田さんいつ千葉雄大が泣いても良いように持っています(笑)。あと、今日は、忙しくて来られなかった井浦新さんに、二作目の完成披露の時に、「僕たちはキモ系俳優だからな」って言われたことを覚えています。あの日から「僕はキモ系俳優として生きていくんだ」と心に決めて、今日ここに立っています! MC六年にわたって、同じ役を演じるというのはいかがでしたか? 成田さん「全部繋げて観たら、本当に合っているのかな?」って心配になることもあります。浦野自身も成長しているだろうし、本作で過去を埋める気持ちで演じました。浦野の中身は、一作目、二作目では、あまり出していないので、本作で埋めていく感じでした。MCウンビさんは、韓国でソロアーティストとして活躍されていますが、本作が映画デビューとなります。今日は、この舞台挨拶のために来日されました。今のお気持ちをお聞かせください。 ウンビさん今日は、プロモーションのために、朝からいろいろなところに出演しました。そして、こうして映画館で皆さんにお会いできて、とても光栄です。これから観る方たちに、いっぱい宣伝をしていただければと思います。本作に出演できて、とても幸せです。MC大谷さんは、本作では成田さん、ウンビさんとの共演シーンが多かったと思いますが、現場では、日本語と韓国語を使い分けて、コミュニケーションを取られていたんでしょうか? 大谷さんもちろん、成田くんとは日本語、ウンビさんとは韓国語で話をしていました。成田くんは、韓国語の難しい長ゼリフがあったので、「これで大丈夫?」と、僕に聞いてくれることもあって、成田くんとは、セリフに関していろいろ話をしましたね。ウンビさんとは、演技の話はほぼしなかったですね(笑)。デビュー作で、日本で語の演技だから「心配です」って、本当か嘘か分かんないような感じでした(笑)。僕は日本に来て八、九年経つので、最近のK-POPの話など、たわいもない話で和んでいました。 ウンビさんそうですね。現場に大谷さんがいてくださって、頼もしかったです。大谷さんだけでなく他のキャストの皆さん、そして、監督にも助けていただきながら、楽しく撮影ができました。 MC成田さんは、韓国語を流暢に話されていましたね。 成田さんそうですね、流暢に話しましたね(笑)。でも、難しかったですね。何かこう…「みんな、韓国ドラマが好きじゃん?」って感じで、韓国ドラマの中に入ったつもりで、いつもより雰囲気を出して、カッコつけていたかもしれないですね(笑)。雰囲気でごまかしていました! MCウンビさんは、初めての映画出演で、日本語での演技をされるという大きな挑戦でした。今回のオファーが届いた時はどんなお気持ちでしたか? ウンビさんまず、とてもうれしかったです。日本でとても有名なこの作品に、私が出演できることは光栄でした。皆さんに助けていただきながら、大変な撮影を経たことで、「この先、何でもできるんじゃないかな?」と思えるくらいの経験になったと思います。 成田さんできるよ! 本当にすごいことですからね。 MC成田さんは、共演されたシーンも多かったと思いますが、いかがでしたか? 成田さん本来、僕が現場を引っ張らないといけないんですが、ウンビさんが現場の“太陽”として、みんなを引っ張ってくれていたので、そこに甘えていました。現場が押して来たら「ウンビ、『やるよ~!』って言って」とお願いしていました(笑)。 ウンビさん「やるよ~(笑)!」 大谷さん「本当にこれがデビュー作なのか?」と思うくらい、堂々としていました。僕と一緒のシーンは、韓国語のシーンだったので、日本語を話しているシーンは、試写で初めて観ました。もちろんセリフは全部分かるし、デビュー作で外国語の演技は、「よくこれをこなしたな。本当に立派だな」と思いました。MC今日、明日とプロモーションに駆け回って、お忙しいウンビさんのために、成田さん、千葉さん、大谷さんから、日本滞在中のお勧めスポットや、リラックス方法などをプレゼンしていただきたいと思います。 ウンビさん(リラックス方法)ください(笑)! 大谷さん韓国には、あまり湯船につかる文化がないので、韓国の方は温泉に行きたがるんですよね。仕事で日本に来る時は、大変かもしれないので、オフで来た時には、箱根あたりに行って、温泉から出た後にコーヒー牛乳というものがあるので、それをグイっと飲んでほしいですね。ぜひ、その経験を一回していただきたいです。 ウンビさんありがとうございます! 箱根温泉でコーヒー牛乳…ありがとうございます。 MC続いて千葉さん、お願いします。 千葉さん焼鳥は好きですか? ウンビさん好きです(笑)! 千葉さんじゃあ、おいしいところがあります(笑)。 ウンビさんどこですか? 千葉さん西荻窪(笑)。リフレッシュ方法は、僕は野菜を刻むとストレス解消になるので、みじん切りをおすすめします。 ウンビさんおぉ! やばいですね(笑)。料理好きですか? 千葉さん好きです。タコスとか。 ウンビさんタコ? 千葉さんタコス(笑)。 ウンビさんメキシカン? 私も好きですね。 MCちょっと狂気的なストレス解消法ですが…。 千葉さん狂気的かな(笑)? ぜひやってみてください。 成田さん昨日、テレビを見ていたら(千葉さんが)「泣きたい夜もある」とか言っていたから、心配になる…元気に生きてね! 千葉さん何もないんだけれどね…早くおすすめを言いなよ(笑)! 成田さん(千葉さんに向かって)ウンビさんはね、焼鳥じゃないんですよ。すき焼きなんです。 ウンビさんあぁ! すき焼き、好きですね! 成田さんおいしいところ教えます(笑)。 ウンビさんありがとうございます。 成田さんあと、ウンビさんはランニングもされるので、良い公園も教えます! ウンビさん吉祥寺(はどうですか)? 成田さん良いと思います! 千葉さん吉祥寺でランニングをして、西荻窪の焼鳥に行って、温泉に行って帰るというのが良いですね。 ウンビさん充実ですね! MCウンビさんはどれが気に入りましたか? ウンビさん私は、焼鳥が一番好きですね、(成田さんに向かって)すいません(苦笑)。 成田さん大丈夫です(笑)。 MC最後に代表して成田さんからご挨拶をお願いします。 成田さん今日は、本作を観てくださって、ありがとうございます。観てくださった方に言えることは「宣伝をお願いします」くらいになっちゃうんですが…(笑)。今日、七年前から続いてきた作品の最終章の初日を迎えることができたのは、この作品を愛してくださった皆さん、そしてスタッフ、今回加わっていただいたキャストの皆さんおかげです。本当にうれしく思います。いろんな意味で、浦野を永遠のものにしてくれたので…ね(笑)? 永遠のものをくれた、皆さんに感謝したいです。スマホは、良くも悪くも、便利ですので、本当に気をつけてくださいね。でも、今日、明日くらいは、本作の宣伝のために、スマホを使っていただければと思います。それと同時に、口コミというものも、僕は大切にしたいので、皆さんの大切な人に、本作のことを伝えていただけたらと思います。
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「劇映画 孤独のグルメ」ジャパンプレミア舞台挨拶『劇映画 孤独のグルメ』公式サイト2012年にテレビ東京の深夜ドラマとして放送を開始し、シーズン10までシリーズを重ねてきた「孤独のグルメ」。主演を務めていた松重豊さんが自から脚本・監督を務める形で「劇映画 孤独のグルメ」として映画化され、来年1月10日より公開されます。 11月4日に第37回東京国際映画祭のガラ・セレクション部門にて、ジャパンプレミアが実施され、上映後には監督・脚本・主演の松重豊さんによる舞台挨拶が行われました。こちらの舞台挨拶の模様をレポートいたします!ジャパンプレミア舞台挨拶監督・脚本・井之頭五郎役松重豊さん東京国際映画祭プログラミング・ディレクター市山尚三さん松重さん皆さん、お腹が空いている時にすみません(苦笑)。本作を観て、それぞれ駆け込みたいお店があるんではないでしょうか! そんな皆さんばかりだと思います。12年前にテレビ東京の小さな深夜枠のドラマとして始まった「孤独のグルメ」が、こうして、東京国際映画祭という晴れの舞台で、皆さんにご覧いただけることは、とにかく感無量です。先ほど、客席に忍び込みましたが、笑っていただけていたので何よりです。スタッフ一同、感無量でした。いろんな質問があると思いますが、どうか最後まで楽しんでいただければと思います。もうちょっとだけ、お腹が空いているのを我慢してくださいね。市山さん私は、東宝の試写室で朝10時から本作を観終わってすぐに、お昼を食べた記憶があります。そこで、即決で「東京国際映画祭でやらせてください」という話をしました。この上映が実現してうれしく思っています。 松重さんありがとうございます。 市山さん最初に、私から一つだけ質問です。いつごろから映画化の話は持ち上がっていて、松重さんが監督をやるのは、最初から決まっていたのでしょうか? 松重さんちょうど二年前くらいにレギュラーシーズンの「孤独のグルメ」が、シーズン10という節目を迎えて、「これからもまだ続けるのか?」「それともやめるのか?」という話になりました。それまでにも、若いスタッフがどんどんよそに行ったりして、お別れすることが多くなっていました。この番組で、みんなが育っていけば良いですが、今のテレビドラマの現状がそういう環境ではないので、一回仕切り直そうという気分はありました。とはいえ、仕切り直して映画を…といっても、「ただおじさんが食べているだけの話をどうやって映画にするんだ?これは相当な力技が必要だな…」と思いました。なので、日本の監督じゃなくて海外の監督でどなたかいないかな? と思いました。幸いなことに、「孤独のグルメ」が韓国でも人気の作品だったので、「TOKYO! <シェイキング東京>」(2008年公開)という作品で一回だけ出演した韓国のポン・ジュノさんに「監督してくれないか?」って手紙を書きました。そうしたら、「忙しいから無理だ。完成を楽しみにしているよ」って無責任な返事が来ました(笑)。「参ったな、どうしようかな?じゃあ日本の監督でやろうか?」と考えもしましたが、その夜に「僕が監督しようかな」と思い付き、僕の事務所の社長にも、「良いんじゃないですか」って背中を押してもらったので、こういうことになったという経緯です。でも、その翌々日くらいには、今回の主なシノプシス(あらすじ)を書いて、全スタッフにロケ先で見せました。「こういうことを考えているんだけれど、どうかな?」って聞いたら「やりたい」とみんなが言ってくれたので「じゃあ、みんなで頑張って映画化しよう!」というのがきっかけです。■会場の観客の皆さんからの質疑応答。ドラマの時に比べて、音楽が変わり、使っている楽器も変わっていました。変えたきっかけや理由を教えてください。【会場のお客さん①からの質問】松重さん今回、映画音楽に関して言うと、これまでは原作者の久住昌之さんが率いるスクリーントーンズさんというバンドがドラマの劇伴を作ってくださっていました。でも、今回は映画っていうことで、物語のいろんなところで映画用の音楽を作っていただく方として、僕が昔から知っているKan Sanoさんにお願いをしました。フランスパートのメインの音楽とか、フランスのオープニングの音楽、ラストのエンディングはピアノメインの曲にしたかったんです。ピアノで単音が流れてくる中、物語が淡々と進んでいき、いろんな人の感情を呼び醒ます効果を狙いたくて、最終的にピアノ音楽が作品のエンディングを飾るにふさわしい楽器なんじゃないかと思いました。あと、もう一つは、僕の40年来の友人で、僕が最初に8ミリで映画を撮り始めた時の主演俳優である、甲本ヒロトくんが率いるザ・クロマニヨンズに主題歌をお願いしました。ものすごくカッコ良くて、「これぞザ・クロマニヨンズ!」「これぞ腹減った!」という感じがしました。40年前に腹を空かせてラーメン屋でバイトしていた二人のことを思って書いてくれたあの曲が、劇の初っ端でかかると心が震えました。そういう意味で、スクリーントーンズさん、Kan Sanoさん、ザ・クロマニヨンズという、音楽に関しては三つの力強い味方を得て本作の音楽とした次第です。素敵な作品をありがとうございました。 私は、「孤独のグルメ」の海外出張編を楽しんで観ていました。この作品を通して、新しく韓国のお友だちもできました。 今回、第29回釜山国際映画祭「オープンシネマ部門」に出品されたので、その友だちは観に行ったそうです。なぜ、今回のロケ地に巨済島(コジェド)を選ばれたのでしょうか? あと、“ナンプウ島”が見つからずに困っていたので、何かヒントがほしいです。【会場のお客さん②からの質問】松重さん最初に書いたシノプシスでは、韓国パートは井之頭五郎がサップボードで長崎の五島列島から流されて、漂着したところで、ユ・ジェミョンさんが演じる韓国の男性と知り合います。彼は逃げた奥さんを取り戻しにあの島に行ったという設定にしていたんです。そこから、大冒険話になっていて、奥さんを取り戻そうとする男と、どこの国か分からないところに漂着した男が、研究所に忍び込んで捕まります。そして、ユ・ジェミョンさんは、奥さんと和解して韓国で飲食店をやるというシノプシスだったんです。でも、これでは韓国パートは「金がかかるぞ」ってことで、上層部からストップがかかりました。「もっと圧縮してくれ」と言われたので「だったらエッフェル塔の前で“孤独カット”をやるしかないでしょ!」と、僕がごねました(笑)。そしたら、フランスに行くことになったんです。ナンプウ島は、あくまでも架空の島にしたかったし、「韓国なら、長崎の五島列島からサップボードで流されて行けなくはないかな?」「そんな設定でも良いかな?」と思いました(笑)。お店に関しては、写真で見た時に「この店かわいいな」と思いました。オモニ(母親)と娘さんの二人でやっていて、本当にこのお店で出てくる、五郎も食べている料理がおいしかったので「じゃあ、ここでやろう」ということになりました。巨済島というのは、東京で例えるなら、熱海のちょっと先の網代くらいの感覚ですよね(笑)。ちょっと遠いですが、まあ観光で行っても良いかもしれないくらいの距離感ですね。今回のロケ場所はどの店もリアルにそのお店を使っているんで、遠いんです。フランスのお店も、五島列島のお店も福江島ではないので、行きづらいし、韓国のお店も釜山からちょっと行かなくちゃいけないんですよ。でも、全てのお店のママさんに、ご本人役をやっていただきました。もし、聖地巡礼する方は貴重な体験ができると思います。今がチャンスですね。 会場のお客さん②先日、釜山からバスでクジョラに行ってきましたが、2時間40分くらいかかりました。 松重さんそうでしょ? 途中のサービスエリアにある、ホドゥクァジャ(くるみ菓子)という食べ物があって、おいしいんですよ。またぜひ韓国にも行ってください! 市山さんそろそろお時間になってしまいました。 松重さん僕が長々しゃべっちゃって、すみません(苦笑)。 市山さん最後に、皆さんに一言お願いします。 松重さん一言では言い切れないですが…(苦笑)。まだ公開は先ですが「思ったより良かったな」というその気持ちを、どうか胸に留めず、どんどん外に発信していただければありがたいです。やっぱり、色眼鏡で見られがちなんでね。「テレ東の深夜番組が映画になって、しかも主演をやっていたやつが自分で監督をやったらしい」って笑い話にしかならないような試みなんで(笑)、ぜひ、皆さんのお力を借りしたいです。「意外と面白いじゃないか」と思ってもらいたいです。今回、東京国際映画祭で通訳さんが外国の方のためにアナウンスしてくださいました。ぜひ、この作品を買ってください! フランスではまだやれていないので、ぜひやりたいと思っています。よろしくお願いします。
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