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「果てしなきスカーレット」公開直前トークイベント in 渋谷「果てしなきスカーレット」公式サイト 日本のみならず世界中の観客を魅了し続けているアニメーション映画監督・細田守の最新作となる「果てしなきスカーレット」のテーマは、“生きる”。主人公の王女・スカーレットが父の復讐に失敗するも、死者の国で再び、宿敵に復讐を果たそうとする物語です。本作は、11月21日より日本公開、12月のアメリカでの先行公開を皮切りに、世界で順次公開されます。 11月12日、「果てしなきスカーレット」「バケモノの子」に登場する東京・渋谷で、また本作で描かれる“見果てぬ場所”のように空に近いSHIBUYA QWSでトークイベントを開催しました。芦田愛菜さん、岡田将生さん、細田守監督が登壇し、細田監督作品の大ファンである、お笑いコンビ「ハライチ」の岩井勇気さんがMCを務めました。こちらのイベントの様子を詳しくレポートします。 公開直前トークイベント in 渋谷 スカーレット役 芦田愛菜さん 聖役 岡田将生さん 細田守監督 MC 岩井勇気さん(ハライチ) MC(ハライチの岩井勇気さん)皆さん、来ていただいてありがとうございます。私、アニメ好きなんですが、アニメ監督の中で細田監督が一番好きなので、めちゃくちゃ楽しみにしてきました。 細田監督恐縮です。ありがとうございます。 MC「細田監督の作品以外観られなくなってもいい!」というぐらいの想いで、本日は私がMCを務めます。よろしくお願いします。まずはご挨拶をお願いします。 芦田さん本日は、こうしてお二人(岡田さんと細田監督)と、細田監督の大ファンの岩井さんと、皆さんで作品についてお話できるのを楽しみにしてきました。 岡田さん今日は、細田監督から作品のお話がたくさん聞けるということで、僕も楽しみにしていました。そして、岩井さんとは16年前から知り合いなので、今日はリラックスした状態で、たくさんお話ができたら良いなと思っております。 細田監督渋谷は、僕の作品の中にいくつか出てくる縁起の良い場所ですので、皆さんと一緒に楽しいトークをしたいなと思っています。 MC渋谷というお話が出ましたが、先ほど本作の舞台となっている渋谷、そして今作に出てくる“見果てぬ場所”にちなんで「渋谷の“見果てぬ場所”に近いようなところで、何か撮影をした」とうかがっています。どのような撮影だったのですか? 芦田さん写真撮影と、動画も少し撮りました。 岡田さんちょっと寒かったんですが、その場所を貸し切りだったので、贅沢な時間を過ごせました。 芦田さんそうですね。すごくきれいでした。 MC細田監督の最新作「果てしなきスカーレット」が、いよいよ来週11月21日より公開となります私も一足先に観ましたが、すごく面白くて、感動いたしました。細田監督が、今までとは違う新しいアニメーション表現に挑戦されていて、監督が本作で伝えたいことが分かった時に、自然と涙が出ました。マネージャーと二人で観たので、泣いていることがバレないようにしていました(笑)。監督、公開が迫った今のお気持ちはいかがですか? 細田監督ありがとうございます! これまでは、三年に一本のペースで作品を送り出してきましたが、本作では、制作に約四年半を費やしています。たくさんの要素、たくさんの密度があるんですが、何とか作り上げることができました。やっと皆さんに観てもらえるので、今はすごくワクワクしているところです。 MCアニメーション表現に時間がかかったのでしょうか? 細田監督そうなんです。今回はスケールがかなり大きく、それに見合う画面作りをしています。その新しいアニメーションのルック(見え方)の開発に時間と労力をかけました。「どれが正解なのだろう?」と、選んでいくので、そういった点も含めて時間がかかりました。 MC確かに、本作の世界観は、広大な土地が広がっていて、結構奥まで見渡せる感じがしました。そういったところに時間と労力がかかったんですね。 細田監督そうなんです。 MC本日の会場には、2006年公開の「時をかける少女」から2025年公開となる「果てしなきスカーレット」まで七作品の細田作品パネルが並んでいますので、本作以外にも、過去作についてもうかがっていこうと思います。ちなみに、私の思い入れがある作品は「未来のミライ」で、めちゃくちゃ好きです。誰にでも子どもの頃があったんだということを思い出せてくれる作品ですね。親とか家族に守られていた頃の安心感を思い出して、泣けてくるような作品です。 細田監督そう言っていただけてうれしいです。「未来のミライ」は、この七作品の中でもちょっと特別な作品です。すごく身近なお話なんですが、実は大きな生命の和というか、親から子ども、子どもからさらにその子どもへと受け継いで、「大きなサークルが浮かびあがってこないかな」と思いながら作りました。観た方が家族とか、自分の子どものことをいろいろ思い出してもらえたら良いなと思っている作品なので、そういう風に感じてもらえていてうれしいです。 MC岡田さん、この中でもし、一作品を選ぶならどれですか? 岡田さん細田監督には、家族の形や愛の形をいろんな作品で見せてもらっていて、どの作品も大好きなんですが、その中でも僕は「サマーウォーズ」を推したいです。「サマーウォーズ」の栄おばあちゃんのセリフ「一番いけないのは、お腹が空いていることと一人でいること」が大好きです。毎年夏になると絶対に観ていますし、大抵そこで泣いてしまいます。プライベートなことになりますが、今後僕にも家族が増えるので「絶対にこういう家族にしたいな」という思いで、来年も再来年も観たいと思っています! 今度は、親目線で観ることになると思うので、また違う目線で監督の作品を楽しめるんじゃないかと思います。 MC芦田さん、「果てしなきスカーレット」では、どのような経験を積まれましたか。 芦田さんスカーレットは、今まで演じた役の中でも特に苦しみ悩む、苦悩の強い役柄なので、「どうすればうまく表現できるか?」と、模索する期間がありました。でも、スカーレットは、この世界で体当たりで生きているので、私自身も「体当たりで向かっていこう!」という気持ちで向き合いました。 MC業を背負っているような部分はありますが、この年代の女の子らしい繊細さもありました。 芦田さんそうですね。そこの二面性が出せたら良いなと、意識しました。 MC細田監督、ディレクションはどんな感じでしたか? 細田監督(画の完成前にあらかじめ声を収録する)プレスコ当時の芦田さんと同じ19歳なんですが、スカーレットは十六世紀の王女様なので、精神年齢は高いのではないか…。かといって、大人びて演じてほしいのではなく等身大の女性として向き合ってほしいと伝えました。だから、最初に「その両面を…」と言いましたよね? 芦田さんそうですね。中世の王女としての覚悟や自覚も踏まえてということだったので、最初はそのバランスが難しかったです。なので、監督と相談しながらキャラクターを作り上げました。 MCここからは、トークテーマを設けてお話を聞いていきたいと思います。 ■トークテーマ:細田監督に聞いてみたいこと MC本日は、芦田さんと岡田さんに「細田監督に聞いてみたいこと」をあらかじめフリップに書いていただきました。 「海への思い」 【芦田さんの細田監督に聞いてみたいこと】 芦田さん作品を観ていて、登場する海への思いをお聞きしたいと思いました。「果てしなきスカーレット」の冒頭の空の海は厳しくて冬の日本海のような海だったり、あるいは見果てぬ場所には見たこともないようなキレイな海だったり、水に沈んでいくスカーレットだったりと、すごく水や海の表現が印象的だなと感じました。海って、時とか場所によって、すごく表情を変えるものなので、描かれる時に、何か思うことがあるのかなって、ちょっと聞きたくなりました。 細田監督教養の高い芦田さんに聞かれると、ちょっと「海が好き」っていう程度では答えられないですよね(笑)。海は、今までの作品ではっきり出てきたことはないですが、本作の「果てしなきスカーレット」では一番海の象徴が強いかもしれません。それは、今回の作品が「生きる」ことをテーマにしているからだと思います。生と死を表現する上で、「海は生命の源」というか、地球のほとんどが海だということも含めて、人間という存在の原始的なルーツは海にはあると思いますし、僕ら人間は生きている限り海や水とは関わり続ける存在なんだと思います。物語的に、カラカラに乾いた荒野の旅をして海にたどり着くのは、ロードムービーにおける対比的な表現になると考えながら作った気がします。 MCなるほど。この世界がより際立つような海だったんですね。 芦田さん水がすごく印象的なのは、カラカラな部分との対比なのですね。また本作を観直したくなりました。ありがとうございます。 「バケモノの子で大泉さんが声優をされていましたが、その時もずっと喋られてましたか?」 【岡田さんの細田監督に聞いてみたいこと】 岡田さん何でも良いって言いましたよね? MCもったいない! 質問がもったいない。(とツッコミを入れる) (登壇者の皆さん&会場:笑) 岡田さん大泉さんって、ずっとしゃべっているので、アフレコの時も合間合間で監督にずっと話しかけていたのかなって思って…。 細田監督大泉さんとのアフレコはすごく楽しかったですよ。僕の作品のアフレコは、役者さんが全員揃ってそのシーンの声を録ります。確か、大泉さんの多々良役は、リリー・フランキーさんの百秋坊役とコンビで録るので、ずっとお二人で話をされていましたね。あとね、大泉さんは面白いんですよ。アフレコで画面に絵が映るじゃないですか。すると、キャラクターの表情を見て「これ良い表情だな」とか、絵を見て感じたことを一つ一つ言葉にしてくださるのがすごく印象的でした。確かに、すごく良い表情なんですよ。例えば、熊鉄が倒れて、その脇で待っている時の二人のシーンなんですが、その顔がすごく良いんです。それを見て、「自分はこんな良い表情できない」みたいなことを言っていました。 MC大泉さんは、結果的にずっとしゃべっているということですね。(会場:笑) 岡田さんずっとしゃべっているってことですね。 「個人的に一番好きなキャラクターは誰ですか?」 【MC・岩井さんの細田監督に聞いてみたいこと】 MC僕からも一つ質問しても良いですか? 細田監督はいろいろな作品を手がけられて、作品ごとにキャラクター全てにそれぞれ思い入れがあると思うのですが、個人的に一番好きなキャラクターは誰ですか? 細田監督毎回、「自分が好きだな」って思う人とか、「こういう人が主人公だったら良いのに」って思う人がいて、作品を作っています。だから、一番は誰とは決められないですが、例えば、「果てしなきスカーレット」で言えば、コーネリウス(声:松重豊さん)とヴォルティマンド(声:吉田鋼太郎さん)という最初のスカーレットの敵役として登場する二人がいます。その人たちにある「おじさんの魅力」というか、例えば「トラックの運転がうまそうな人をものすごく魅力的な人物として描きたい」とずっと思っていました。そういう人って、アニメーション映画にあまり出てこないじゃないですか。でも、「そういう人が実は魅力的なんだよ」っていうことを、作品で表したいと考えて、そうしました。イケメンキャラだけではなく、そういう味のある素敵なキャラも出したいと、いつも思っています。 MCそう聞くと、確かに本作はおじさん多かったですね。 細田監督そこに何かこれまでのアニメーションにはない魅力が出たら良いなと思っています。松重豊さん、吉田鋼太郎さんとは、全く見た目が異なるキャラクターでしたが、声はぴったりでしたね。 MC渋谷は、「バケモノの子」の舞台ですが、11月14日の「金曜ロードショー」(日本テレビ系列にて放送)では「バケモノの子」が放送されます。細田監督が、渋谷を作品の舞台にされる理由はありますか? 細田監督渋谷って、すごく魅力的な街だと思っています。街の魅力は人と似ている気がしていて、楽しい面もあれば、シリアスな面もある、そんな二面性に惹かれます。渋谷で働いている人の大変さや、街の喧騒、トラブルを乗り越えるとか、陰影が一番出る街だから舞台にしました。 MC細田監督作品は音楽も魅力です。これまで主題歌は、奥華子さん、山下達郎さん、Mr.Childrenさん、MILLENNIUM PARADE(ミレニアムパレード)さん、と錚々たるメンバーですね。今回もそうですが、どんな気持ちで制作されていますか。 細田監督今、参加してくださった皆さんの名前を聞いているだけでも、「すごい人たちと一緒にやらせてもらっている」と思いますし、本当に光栄です。音楽は、映画にとって必要不可欠な要素で、作品と観客を結びつけてくれる役割がある気がしています。例えば、「サマーウォーズ」の時なんて、まだ長編二作目だったので、どこの誰だか分からないやつが作ったよく分からない「サマーウォーズ」っていうアニメの音楽を、山下達郎さんが担当してくれることによって、皆さんに「あ、これはちょっと観ても良いかも?」と、思ってもらえたと思っています。そう思うと、作品と皆さんを結び付けてくださったことに感謝しています。しかも、歴代の皆さんがそうなんです。今回の「果てしなきスカーレット」でも、そういった意味で映画よりも音楽が皆さんの耳に最初に届いて、「映画を観よう!」と思わせてくれている…。その要素はすごく重要なものだと思います。 MC劇中歌として、Maya & 松田歩(離婚伝説)の二人が歌唱する「祝祭のうた」、エンディングテーマ「果てしなき」についても聞いて良いですか? 細田監督まず、主人公が中世の王女様なのに、なぜ渋谷が登場するんだろうと思われるかもしれないですが、本作は時空を超えた作品なので、いろいろな場所と時間があって、現代の渋谷を象徴するような賑やかなお祭りのような音楽を作ろうと思いました。一方で、スカーレットが旅をする場所が、荒野の厳しい場所なので、その真逆の「ハッピーで楽しくてぶち上がる音楽にしよう!」と、岩崎太整(音楽/サウンドスーパーバイザー)さんと相談して作りました。 MCアニメーションでしかできない、ああいう展開をやはり大事にされているんですね。 細田監督はい、そうですね。対比が鮮明に見える渋谷のシーンは、観た方が驚いて「すごく楽しい」とおっしゃってくださるので、そのぐらい音楽の力もあると思います。 MCその劇中に流れている「祝祭のうた」の一部を使ったPVがあるので、観てみましょう。 ■PV鑑賞タイム 岡田さん本当に聞いているだけで元気をもらえるし、劇中でも少しだけ歌っているので、思い入れのある曲ですね。 芦田さん劇中でもスカーレットと聖が元気や勇気をもらう曲なので、今もそんな気持ちをもらえました。 MC先日、芦田さんの歌うエンディングテーマの「果てしなき」も解禁となりました。 芦田さん歌って、言葉じゃ伝えられない本音の部分が現れると思うんです。カッコ良く、凛々しく、強くあらねばいけないスカーレットの、本質的な優しい部分や繊細な部分がにじみ出るように歌えれば良いなと思って、スカーレットとして歌わせていただきました。 細田監督“すんばらしい”(素晴らしい)んですよ!!! そもそも、劇中でも流れる「祝祭のうた」のスカーレットパートも“すんばらしい”んですが、芦田さんがスカーレットの気持ちを胸に置いて歌ってくださったエンディングテーマは作品にすごく良い余韻を残してくれます。本当にほれぼれするような素晴らしい歌だと思います。 芦田さんありがとうございます(照笑)。 MCここからはさらに本作について深掘りしていきます。本作は「生きる」というテーマが根本にあります。細田監督、本作はどんな仕上がりですか。 細田監督皆さんがこれまで支持してくださったおかげで、一作ずつより大きく深いテーマを積み上げてきた結果、この七作目にして、「人間の生と死」という大きなものに手が届くようになりました。「生きるとはどういうことか」を大きなスケールで描いて、映画作品としてガツンとぶつかって、テーマと格闘しようという強い覚悟をもって作りました。 MC描きたいテーマを徐々に広げていったんですね。 細田監督そうですね。映画は一つ一つ何を作っても良いと思うものの、作品ができたら次の課題として「もっとこうできるのでは」「次はこういうことができるのか?」と、作品から問われている気がしています。さらにお客さんからもそう問われているような気がして、少しずつ大きなテーマにしていきました。それで、気がついたら「こんな大きなものを扱うことになったなぁ」っていう感じです。そのおかげで時間がかかって大変でしたが、スタッフやキャストの皆さんに恵まれて、一緒に立ち向かっていった感じです。その分、手ごたえを感じました。 MCそうしましたら、次の“かけら”も何かみつけましたか? 細田監督いや、ここまで大きくなると「次はどうすれば良いのだろう?」という感じです。なので、まずは「果てしなきスカーレット」を観ていただいて、観客の皆さんと(感想や考察を)話し合いながらこの作品を共有していきたいです。 MC芦田さん、声の出演が決まった時はどのようなお気持ちでしたか? 芦田さん私も幼い頃から細田監督の作品を拝見していたので、細田監督の作品に参加できることがうれしかったです。それと同時に「生きるとは?」といった監督がこの作品に込めたメッセージが深くて、「うまく表現できるだろうか?」という気持ちにもなりました。でも、こうやって参加できてすごく光栄です。 MC声の演技は、やはり難しいものですか? 芦田さん自分で動く演技とはまた別なので、難しかったです。 MC岡田さんは、アニメのアフレコのイメージはあまりないですが、本作が初めてに近いですよね? 岡田さんほぼ初めてです。最初は緊張して、監督からいろいろなことを教えていただきました。演じた聖の役より、スカーレットのお話をすることが本当に多かったです。僕は、舞台(「ハムレット」2019年公演/出演:岡田将生、黒木華他)でハムレット役を演じているので、「ハムレット」から着想を得て作られたスカーレットの気持ちがより分かります。なので、聖は彼女の鞘になれるようなキャラクターにしたいと思いながら、丁寧にやりました。なので、彼女の隣にいるべき男なんじゃないかなと思いました。 MC細田監督、岡田さんの演技はどうでしたか。 細田監督最初に「岡田くんは聖そのものだ」と思っていたので、岡田くんと聖について話すことがあまりなかったんです。岡田くんが聖本人だと思っているから、 むしろ聖と「スカーレットはこうだから、そういう時に聖は“助けたい”と思うんじゃないか」みたいな話をプレスコの時にたくさんしました。 MC監督の作品は主人公がとても魅力的ですが、本日最後のトークテーマについてもお二人にはフリップに書いていただきました。 ■トークテーマ:細田守監督が描くスカーレットの魅力 「瞳」 【岡田さんの思うスカーレットの魅力】 岡田さん僕は自分が携わった作品を観て泣いたことがないんですが、本作は号泣しました。彼女の瞳が変わっていくシーンでは「聖をやれて良かったなぁ」と思いました。スカーレットが少しずつ前を向いて、彼女の瞳に力が宿っていく瞬間を観て、彼女の魅力は「瞳」なんじゃないかと思いました。 細田監督人物の中で、瞳は一番目がいきますよね。映画を観ていると、登場人物の目をよく見るので、眉毛の角度や、ほんの少しの動きで、気持ちを読み解くことがあるので重要です。それを岡田くんがスカーレットから受け止めてくれたことはうれしいですね。 MC瞳の描き方って繊細ですよね。その辺は作り込むんですか? 細田監督光っている白い部分をハイライトって言うんですが、やはり不安な時と自信に満ち溢れた時では、白い部分の大きさも違うし、瞳そのものの動きも変わります。実際の俳優さんもそうだと思いますが、このアニメのキャラクターたちも変わります。瞳がいろいろなことを物語るっていうのは確かにありますね。 MC演技の時も目は意識するんですか? 岡田さんもちろん役柄や状況によって、意識的に変えるのは変なので、お芝居をしていく中で自然と変わっていきます。相手に写ることで、変わると良いなと思ってやっています。 「愛情深いところ」 【芦田さんの思うスカーレットの魅力】 芦田さん愛情深いところですね。スカーレットは復讐に燃えているんですが、それは父への愛が深いからだと思うんです。復讐って愛の裏返しというか、コインの裏表のようなものだと感じました。歪んで復讐となってしまった愛が、どう解きほぐされて変わっていくのかを注目して観てもらえたらと思います。でも、スカーレットの心の本質は、愛情深い子だと思います。 細田監督今、芦田さんがおっしゃったように、スカーレットは基本的には人を信じたいんです。そういう愛情を持った人が、復讐者にならざるを得ない状況というか、「人を殺すぞ」と旅をせざるを得ない状況に放り込まれてしまいます。それでも根底には、愛情深いもう一人の自分がいる…。芦田さんは、そのスカーレットの中の葛藤やせめぎ合いを、とってもうまく表現してくださいました。アフレコの時も、その両方の気持ちがないまぜになったようなお芝居をされていて、アフレコされている声を聞いていて本当に素晴らしいなと思いました。 ■フォトセッション MC最後に代表して芦田さんからメッセージをお願いします。 芦田さんこの作品は、現代世界にも通ずるところが多い作品だと感じています。混沌とした厳しい世界で、自分を奮い立たせて生きていこうとするスカーレットの姿は、きっと皆さんの心の中に重なる部分が多いと思います。そんな皆さんの心の中の“スカーレット”を抱きしめてくれるような作品になっていますので、劇場で「果てしなきスカーレット」の世界に没入していただければうれしいです。今日はありがとうございました。(会場:拍手)
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『果てしなきスカーレット』パンフレットのお知らせ©2025 スタジオ地図 2025年11月21日(金)公開 『果てしなきスカーレット』の上映劇場で販売いたします。 パンフレットは公開劇場にてお買い求めください。 A4横/オールカラー/48P 定価990円 (税込) 『果てしなきスカーレット』 INTRODUCTION STORY CAST INTERVIEW 芦田愛菜 岡田将生 役所広司 CAST PROFILES 市村正親 山路和弘 柄本時生 青木崇高 染谷将太 吉田鋼太郎 斉藤由貴 松重 豊 宮野真守 津田健次郎 SPECIAL INTERVIEW 【原作・脚本・監督】細田 守 FILMOGRAPHY ヒロイン像から読み解く 細田監督作品 STAFF INTERVIEW 【作画監督】山下高明 【キャラクターデザイン】Jin Kim・上杉忠弘 STAFF CROSS TALK 【CGディレクター】堀部 亮 × 下澤洋平 × 川村 泰 【美術監督】池 信孝 × 大久保錦一 × 瀧野 薫 STAFF INTERVIEW 【色彩設計】三笠 修・斉藤亜規子 【音楽】岩崎太整 「祝祭のうた」歌詞紹介 STAFF INTERVIEW SHIBUYA SITUATION MAP 「果てしなき」歌詞紹介 CREDIT -
Corporate GovernanceCorporate Governance Basic Views The TOHO Group upholds the spirit passed down from our founder, Ichizo Kobayashi, whose words still resonate today. He championed our mission “to widely provide inspiring entertainment to the general public” and reminded us that “We owe our business to the happiness of the customers.” Guided by this legacy, we have established our Group Slogan: “Moments for Life.” Our Group Purpose is to “create moments that move hearts and enrich lives,” and our group values are embodied in our motto: to always act with vivacity, modesty, fairness, and grace. Based on these principles, the TOHO Group remains committed to earning the continued trust of all our stakeholders. To this end, the Company has positioned the enhancement of its corporate governance as one of its top management priorities and endeavors to ensure the transparency and fairness of corporate management by achieving prompt and appropriate decision-making by the Board of Directors and strengthening the supervisory and audit functions of independent outside Directors. With the TOHO Charter, TOHO Group , Sustainability Policy, and TOHO Group Human Rights Policy established as the Group’s policies, the Company has made sure that every employee of the Group is informed of these policies and constructed a Group-wide internal control system and risk management system, thereby striving to achieve its sustainable growth and enhance its corporate value over the medium to long term. Corporate Governance Structure *Click to enlarge As of October 2, 2025 Actions to Implement Management That Is Conscious of Cost of Capital and Share Price Current Assessment The Company believes that generating return on equity (ROE) in excess of cost of shareholders’ equity is important for improving corporate value. The Company evaluates the cost of shareholders’ equity to be around 4–5% in its external assessment(*) based on the CAPM. The ROE against this was 9.3% in the previous fiscal year (fiscal year ended February 28, 2025), and the Company has been able to achieve return on capital that exceeds the cost of shareholders’ equity. Meanwhile, the Company’s PBR is currently in the high 2x and PER temporarily reached 30x, exceeding the Prime Market average, and has been hovering in the mid-20x range. The Company believes that it has received a certain degree of recognition from the stock market in terms of growth potential and other factors. (*) Evaluation by Plutus Consulting co., Ltd. Reference: CAPM calculation assumptions -Beta: around 0.5 to 0.7 -Market risk premium 6.0 -Risk-free interest rate 1.0 Targets and Initiatives Based on the above evaluation, the Company believes that promoting various initiatives in line with the goals and strategies set forth in the TOHO VISION 2032 Group Management Strategy and the TOHO Mid-Term Plan 2028 will lead to further enhancement of the Group’s corporate value. The TOHO VISION 2032 Group Management Strategy has set a target ROE of over 10% on a sustainable basis in the Long-term Vision 2032, while the TOHO Mid-Term Plan 2028 has set a numerical target of achieving ROE of 9% or higher. In addition to improving profitability by promoting growth strategies, we will continue to improve capital efficiency through appropriate shareholder returns and strive to achieve sustainable return on capital that exceeds the cost of shareholders’ equity. Disclosure Policy The Company will strive to ensure the trust of all stakeholders by disclosing corporate information in a timely and appropriate manner and by adhering to the following items. Information Disclosure Standards The Company will disclose information in accordance with the Financial Instruments and Exchange Act and other laws and regulations (“laws and regulations”) and the Rules on Timely Disclosure of Corporate Information by Issuers of Listed Securities (“Timely Disclosure Rules”) stipulated by the Tokyo Stock Exchange. In addition, the Company will actively disclose information that it deems important or useful, even if it is not required by laws and regulations or the Timely Disclosure Rules. Information Disclosure Information that must be disclosed under the Timely Disclosure Rules will be disclosed via the Timely Disclosure network or TDnet operated by the Tokyo Stock Exchange. After disclosure via TDnet, the same information will be promptly posted on our corporate website. Additionally, even if disclosure is not required under the Timely Disclosure Rules, we will publish information deemed desirable to be disclosed on our corporate website, etc. Insider Trading Prevention and Fair Information Disclosure The Company has established the Insider Trading Prevention Regulations in order to appropriately manage important corporate information, prevent insider trading and ensure fair information disclosure, and strived to ensure that all group employees are thoroughly aware of and understand the regulations. Proper Use of Earnings Forecasts The forward-looking statements, including earnings forecasts, disclosed by the Company are based on information currently available to the Company and on certain assumptions deemed reasonable by the Company. Actual results may differ significantly from these forecasts due to various factors. Quiet Period The Company observes a quiet period to prevent leakage of information on financial results and ensure fairness. The quiet period is basically from the end of each quarter until the date on which earnings are announced. During the quiet period, we refrain from responding to or commenting on inquiries regarding financial results or performance. However, if earnings forecast is expected to significantly change during the quiet period, the Company will disclose information in a timely and appropriate manner in accordance with the Timely Disclosure Rules. Internal Systems The Company will establish and maintain a system to properly implement our disclosure policy and to ensure timely and appropriate information disclosure in accordance with the Timely Disclosure Rules. Our department in charge of disclosure (Corporate Communications Department) will collaborate with the division responsible for the information in question to gather and analyze relevant information. We will strive to clarify the process from the occurrence to the disclosure of information, ensuring that the Company discloses information based on right decisions. -
映画『8番出口』 Blu-ray 豪華版(2枚組)8番出口から 、外に出ること。 TBR36042D/2025年度 STORY inc. ©2025 映画「8番出口」製作委員会 映画『8番出口』 Blu-ray 豪華版(2枚組) ご購入はこちら
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映画『8番出口』 DVD 豪華版(2枚組)8番出口から 、外に出ること。 TDV36043D/2025年度 STORY inc. ©2025 映画「8番出口」製作委員会 映画『8番出口』 DVD 豪華版(2枚組) ご購入はこちら
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弱虫ペダル LIMIT BREAK DVD Vol.1 初回生産限定版今、約束の時――!TBR33012D/2022年東宝©渡辺航(週刊少年チャンピオン)/弱虫ペダル 05 製作委員会弱虫ペダル LIMIT BREAK DVD Vol.1 初回生産限定版ご購入はこちら
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東宝スタジオの使用電力の脱炭素化に向けて 「24/7カーボンフリー電力」で作る映像制作の未来『TOHO GREEN VISION BOOK』表紙 TOHO Green Vision Book.pdf TOHO Green VISION BOOK 2023 株式会社 JERA 東宝株式会社は、エネルギーの脱炭素化分野で革新的な取組みを進める株式会社JERAとの協業の第一歩として、2030年の東宝スタジオにおける消費電力の脱炭素化に向け、2024年秋より、東宝スタジオに太陽光発電などからの再生可能エネルギーと水素専焼のゼロエミッション火力発電によるクリーンエネルギーを中心に構成される「24/7カーボンフリー電力」*を段階的に導入していきます。 今回ご紹介するのは、昨年2023年9月にJERA×東宝で開催した「東宝グリーン変革ビジョン2030ワークショップ」を経てまとめられた報告書「TOHO Green VISION BOOK」です。 2030年に東宝スタジオの脱炭素化が実現した場合に東宝グループでは何が出来るのか? 何をするのか? 東宝の若手社員が中心となり、自由な発想で思い描いた映像制作を中心としたエンタテインメント業界の脱炭素化を見据えた未来ビジョンとなります。 *「24/7(twenty-four seven)カーボンフリー電力」は、毎日24時間・毎週7日間、すなわち年間365日にわたってCO2を排出しない電力の名称となります。東宝スタジオに導入する24/7カーボンフリー電力では、太陽光発電などからの再生可能エネルギーと水素専焼のゼロエミッション火力発電によるクリーンエネルギー供給基盤に、電力需要量やCO2排出量をリアルタイムで可視化し、将来のシミュレーションを行うことができる最新のデジタル技術を組み合わせることで脱炭素化を目指していきます。
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『ほどなく、お別れです』完成報告会『ほどなく、お別れです』公式サイト 「小学館文庫小説賞」の大賞受賞作で、現在累計40万部を突破している長月天音さんの人気小説シリーズを映画化した『ほどなく、お別れです』。 本作は、就職活動に全敗し、途方に暮れていたヒロインが、葬儀会社にインターンとして就職。厳しくも熱い指導を行う指南役の葬祭プランナーとタッグを組み、故人の人生を締めくくる“最高の葬儀”を目指す物語です。 この度、本作の完成報告会が11月20日、明治記念館にて開催されました。当日はW主演を務める浜辺美波さん、目黒蓮さんをはじめ、森田望智さん、鈴木浩介さん、永作博美さん、夏木マリさん、三木孝浩監督が出席。こちらの会見の模様をレポートいたします! 完成報告会 清水美空役 浜辺美波さん 漆原礼二役 目黒蓮さん 赤坂陽子役 森田望智さん 清水佑司役 鈴木浩介さん 清水美波役 永作博美さん 清水花子役 夏木マリさん 三木孝浩監督 浜辺さん『ほどなく、お別れです』らしい、厳かで美しい場所で、こうやってご挨拶することができてとてもうれしいです。本日はどうぞよろしくお願いいたします。 目黒さん本日は皆さんお集まりいただき、誠にありがとうございます。今日は皆さんと『ほどなく、お別れです』の魅力をたくさん語っていけたら良いなと思っています。 森田さんこんにちは。本日は、おまつ…ごめんなさい(苦笑)。 目黒さんゆっくりで大丈夫です(笑)。 森田さんお集まりいただき、本当にありがとうございます。今ので挨拶が全部飛んじゃいました(苦笑)。ごめんなさい。 鈴木さんちょっと緊張していたんですが、森田さんの挨拶で、リラックスすることができました。 森田さん良かったです(笑)! 鈴木さん“おまつり”気分で(笑)、本日はよろしくお願いします。 永作さんこんなに来ていただいてうれしく思います。“おまつり”気分で頑張ります(笑)。よろしくお願いいたします。 夏木さん本日はありがとうございます。(映画が公開される)来年は午年ですので、「うまくいく」ということで、馬が9個ある帯をつけて参りました。 三木監督本作の企画がスタートしてから約6年、やっと皆さんに完成報告ができることを本当にうれしく思います。 MC監督が先ほどもおっしゃいましたが、本作は2019年から映画化の構想があったということですが、監督ご自身は原作のどういった点に惹かれ、魅力を感じていたのでしょうか? 三木監督今までたくさんの作品を手がけていますが、この作品ほど、観る方も、制作するスタッフも、これほどまで自分事化できる内容の作品はなかったと思います。本当に大切な人との別れは、いつか必ずやってくるものです。だからこそ「自分だったらどうするかな?」と考えながら、チャレンジすべき作品だと感じたので、「ぜひ参加したいです」と監督を務めました。 MC素晴らしいキャストの皆さんが揃っていますね。 三木監督はい。まだ発表されていない方も、実はいるんです。本作には様々な家族のお別れとお見送りがあるので、どの立場でも、誰かしらに感情移入ができる作品になっていると思います。ですので、本当に多くの方に観ていただきたいです。 MC浜辺さんと目黒さんには、本作へのご出演のお話が来た時のご感想、そして、オファーを受ける決め手になった理由をうかがいたいと思います。 浜辺さん最初にお話をいただいた時、脚本が本当に素晴らしくて、読みながら泣いてしまったのを覚えています。ただ、現場に行って、実際に故人様とご遺族の皆さんと、美空として対峙した時に、「どれくらい心が動くのか?」「どんな感情になってしまうのか?」というのが、想像がつかない部分があるなと思いました。そのような作品に挑戦をしてみたいなと思ったのと、三木さんとまたご一緒(「思い、思われ、ふり、ふられ」2020年公開/出演:浜辺美波、北村匠海他)できればうれしいなと思ってお受けしました。 目黒さんまずオファーをいただいてから、脚本を読んだ後、すぐに漫画を読みました。確かに悲しいお話ではあるのですが、それと同時に、今生きている喜びだったり、亡くなった後にある希望みたいなものを感じられるこの作品にすごく惹かれました。僕もこんなに素敵な皆さんと素敵な作品で関わりたいと心から思えました。それに、僕にできることを頑張れたら良いなという思いでした。 MC敏腕の葬祭プランナーという役柄についてはいかがでしたか? 目黒さん現場で、浜辺さんとたわいもない話をして仲を深めていくというわけでもなく、漆原として、美空に背中で仕事を見せていくことを、すごく意識していました。美空と漆原の関係性のように、浜辺さんとの関係も築き上げていけたら良いなと思いながら演じていました。 MC美空は、亡くなった人の声を聴くことができる力を持っていて、その人のために動こうとする人物ですが、ご自身ではそこをどのように捉えて演じましたか? 浜辺さん自分にしか見えない故人様の表情や声があるという設定は、「とても難しいな」と、最初は思いました。でも、そういった特殊な設定の役を演じている中で、故人様が「最後に遺したい気持ち」「感謝の気持ち」「ちょっとした後悔」というものをその表情から見ることができるのは、すごく恵まれていると感じられるようになりました。ご遺族の皆さんにそれをお伝えできるという役割は、とてもやりがいもあるし、「この表情を見ているのは私だけなんだな」と思うと、ありがたみを感じました。 MC漆原は葬祭プランナーであると同時に、納棺師としての顔も持っている役ですが、納棺の際の所作の完璧さ、そして美しさが際立っている作品でした。目黒さんご自身は、どういったご準備をされて本作に挑まれたんですか? 目黒さんもう、ひたすら「納棺の儀」などの練習をしましたね。着物のたたみ方もいろいろあるので、家に持ち帰って練習もしました。あとは、実際の葬祭プランナーの方たちの練習動画をいただいて、ひたすら見続けて、しっかりと漆原としてやる時は「美しくなきゃいけない」と思いました。でも、一つ間違っちゃいけないなと思ったのは、それは“振付”ではないということです。振付のようにならずに、しっかりと故人様、ご遺族の方たちに向けた、漆原なりの思いがあるので、それを大事にしました。 MC浜辺さんは近くでそうした練習風景や本番もご覧になっていかがでしたか? 浜辺さん最初の段階から本当に美しくて、指先まで、亡くなった方への慈しみを感じたので、純粋に「美しい」と思ってしまいました。ヨーロッパから帰ってきて、現場がまだ始まっていないのに、納棺の練習をされているのを見て「すごいな」と思いました。帰国直後で時差ボケもあるだろうに、目黒さんは背中で漆原さんを見せてくれました。 目黒さんいや、浜辺さんも、僕が「納棺の儀」などの練習をしている時に、実際に美空が座っている場所に、ずっと正座をして…。 浜辺さん座っていただけです(笑)。 目黒さん僕の練習をひたすら見て、付き合ってくださいました。そういうところからも、美空と漆原の関係性みたいなものが出来上がって、積み重なっていったのかなって思います。 浜辺さんただ、座っていただけなんですけれどね(笑)。プロの方がやられていると「簡単にできるのかな」って思ってしまうんですが、想像以上に力もいるし、動きも細かくて複雑なので難しそうでした。目黒さんでさえ苦戦されていたので、納棺の儀はとんでもない作業をされているんだと感じていました。 目黒さんありがとうございます。 MC今回、お二人は初共演にしてW主演ですが、いかがでしたか? 浜辺さん目黒さんは「忙しいんだろうな」と思っていましたが、思っていた50倍ぐらい忙しい方だと思います。 目黒さん皆さんと変わらないと思いますよ(笑)。 浜辺さん変わります! 絶対変わります。お忙しいんですよ。「まだダンスの振り入れが…」みたいなことを言っていたので、「この後、まだ振り入れがあるんだ!」みたいなことありました。そして、すぐに海外に行って…またヨーロッパから帰ってくるなんて日が何日かありました。時差ボケっていうものは…ありました? 目黒さん時差ボケ…いや、あんまりないかもしれないです。 浜辺さん気合い…。 目黒さん気合い(笑)。 浜辺さん取材でよく「気合い」という言葉をおっしゃるので、「気合いなんだ」と学びました。 MC目黒さんは浜辺さんとご一緒されていかがでしたか? 目黒さん浜辺さんはこうおっしゃいますが、皆さん、忙しいし、浜辺さんの作品に懸ける思いをすごく感じました。いなくても良いのに、僕の練習を後ろで正座のままずっと見ているとか、それだけでこの作品に懸ける思いが伝わってくるじゃないですか? あと、本読みの段階で、しっかりと美空を作ってきていて、まさに「美空だな」と思いました。そういった姿勢から、本当に素晴らしい方だと感じました。 MC三木監督は、浜辺さんとは五年ぶりで、目黒さんと初めてですが、お二人とお仕事をされていかがでしたか? 三木監督今、見ていただいた感じです。現場でもこうやってリスペクトし合う感じが本当に良い関係だなと思っていました。この世代で一番、落ち着いているというか、「浮ついていない度No.1の女優・俳優」じゃないかなと思います。今回の葬祭プランナーという役どころが、生と死の狭間で、いろいろな家族の別れを見送るという役なので、その落ち着き、繊細さというのは、この二人に演じてもらって良かったなと思う部分でしたね。 ■三木監督の「浮ついていない」という言葉に浜辺さんはガッツポーズ! MC浜辺さんはガッツポーズをされていましたが…(笑)。 目黒さん「浮ついていない」ですごく喜んでいましたね(笑)。 浜辺さん何だかすごくうれしかったですよね(笑)? うれしくなかったですか? 目黒さん「浮ついていない」の後のガッツポーズが…(笑)。 三木監督それが「浮ついてるやん!」という(笑)。 浜辺さんバレちゃった(笑)。 MC森田さんが演じる赤坂という役柄は、あまりなじみのない葬祭プランナーという職業について、心得や役割を教えてくれる役どころでもあると思います。実際に演じてみて、葬儀についての捉え方が変わった部分があれば本作のご感想もあわせて教えてください。 森田さん今回、実際の葬儀プランナーの先生方にご指導いただきました。それまでは、勝手にお葬式や葬儀プランナーというものに「暗い」イメージがありました。でも、実際はそうではなくて、明るく朗らかで、すごく丁寧な方々がたくさんいらっしゃって、前向きな気持ちをいただける方々に囲まれて撮影ができました。「どんなことを心がけてお仕事をしていますか?」とお聞きした時に、「葬儀プランナーとしての葬儀は、これからもあるけれど、ご遺族にとっては、一生にたった一度しかない大切なご葬儀。そのことを絶対に忘れないように、毎日初めてのご葬儀に挑む気持ちでやっています」っていうことをおっしゃっていました。そんなお仕事ぶりにも、すごく感銘を受けました。ご葬儀というのは、亡くなられた故人様のものだと思っていました。それはもちろん、そうなんですが、それ以上に遺された皆さんが「これからどう生きていくのか?」「やり残したことはないか?」「これからどう進んでいくのか?」を考えるための区切りであり、終わりであり、始まりなのがお葬式にはあるんだと、本作で演じてみてすごく感じました。 MC夏木さんは、浜辺さん演じる美空の祖母として、奮闘を見守り、背中を押すという役どころでした。今回のご共演は、いかがでしたか? 夏木さん何を話したかしら? 浜辺さん海外のミュージカルの話をしました。あれから、観に行きました! 夏木さん本当?現場に入るといつも思いますが、先輩・後輩とか、キャリアは関係なくて、やっぱり素敵な方は素敵なんです。今回は、浜辺さんのお芝居に向かう姿勢を学びました。難しい役なので、気持ちに沿いながら、それをいかに豊かに表現するかということを悩んで、ちゃんと監督と話しながら、真摯に一歩ずつ進めている姿勢を拝見していました。その姿は「あぁ、素晴らしいな」と思いました。「やっぱり、人気のある人はこうなんだな」と、素晴らしい後輩に会うといつも思います。素晴らしい女優さんだとご一緒して思いました。 MC夏木さんは、完成した本編をご覧になってどのような感想をお持ちになりましたか? 夏木さんもう泣きました。私が拝見した時は、エンディングの音楽が決まっていなかったので、そこに「アメイジン・グレイス」が加わったら、嗚咽してしまうんじゃないかと思いました。それから、出演しているような、していないような…ちょっと不思議な感じで試写を観たのは久しぶりでした。 MC永作さんが演じる美空の母は、美空を心配して、葬儀業界に関わることに少し複雑な思いを抱いている役どころでした。そして、長年、抱いていた想いを吐露するシーンも大変印象的でした。どんなお気持ちでこの役柄には挑まれましたか? 永作さんそうですね、私は「死」ということを受け止めきれずに生きている女性ですが、母であり、嫁であり、妻であるという立場なので、生活の中では、自分の思っていることをどの立場からも言えなかったんだろうと思いました。そんな思いのまま、ニコニコと生活していたんじゃないかと思いながらこの役を演じました。ただ幸いにも、想いを吐露できるシーンを作っていただいたので、そこで雪崩のように、いや、雪崩じゃないですね…。何かもう突き動かされて、あふれ出るような感じですね。そういうことは、人生であるかもしれないと思いながら、演じたように思います。 MC本編をご覧になっていかがでしたか? 永作さんセンシティブな内容であるだけに、皆さんが、技をたくさん使って、思いもたくさん使って演じられていて、皆さんに感動しました。素敵でした、皆さん。 MC鈴木さんが演じられた美空のお父さんは、作中でも涙を流されていましたが、鈴木さんご自身はどんな思いでこの作品にご参加されましたか? 鈴木さん僕は、割とクセのある役のオファーが多いんですよ。だから珍しくクセのない役だなと思いました。すごく普通のお父さんというか、家族の中で、自分の母親と妻と娘の間で、そこに居れば良いという役柄でした。10年に1回の普通の役が来たなとすごくうれしくて、わくわくして現場に向かった日のことを先日のように覚えています MC本作をご覧になっていかがでしたか? 鈴木さん現場の浜辺さんは、美空としてずっと家族の中にいました。気遣いをしながら生きてきた辛さが彼女の人格を形成したと思うんですが、先ほどの目黒さんの話で、正座をして見ていたというエピソードを聞いて、すごく気合いが入っている娘で良かったなって思いました(笑)。現場では、漆原さんが立って葬儀を見守るというか、葬儀のシーンの時は、ずっと目黒さんが漆原さんとして立っているんですよ。ずっと座らないから、永作さんと二人で「全然、座りませんね」という話をして、遠くから「座りなよ」ってサインを送って…。 永作さんすごく頑張って立っているのを見て、楽な方にしてあげたいって思うんですが、(目黒さんは)全然、楽な方には…。 鈴木さん「大丈夫です」みたいな…。「高倉健さんってこんな感じだったのかな?」って思いました。 やっぱり気合いが入っているんですよ。『ほどなく、お別れです』は、気合いが入っていますよ。みんなそれぞれのパートからバトンを渡していくっていうか、そのバトンをずっと横で見守り続けてきた二人が、全部受け止めて……面白かったです! MC様々な形でのお見送りが描かれているので、世代を超えてぐっとくるポイントがありますよね。 鈴木さん私の子は四歳なんですが、本作を観た時に、横で「パパ、この子は何でここにいるの?」とか、「死」というものをまだ捉えきれていませんでした。そんな年齢なのに、一緒に観ていて「これ面白いね」って言ってくれたんですよね。だから、「四歳にも分かるのか?この作品は幅広いな」と思いました。僕にとってはすごく思い出に残る、忘れられない作品になりました。 MCおそらくほとんどの皆さんが、本作を観終わって思い浮かぶ方がそれぞれあると思いますが、皆さんは本作をご覧になった後に思い浮かべた方をお聞きしたいと思います。 浜辺さん私はおばあちゃん、おじいちゃんっ子だったので、祖父母を思い浮かべました。あとは、大好きな愛犬二匹を…。一緒にいられる時間は限られているので、日々を大切にしたいと思いました。 MC連絡をしたくなりますよね? 浜辺さんそうですね。連絡もしたいし、実家にも帰りたいと思いながら帰路に着いて、私は犬を抱きしめました! 目黒さん僕もおじいちゃん、おばあちゃんだったり、ワンちゃんを…と、全く同じだったので、びっくりしました。僕も、小っちゃい頃に、おばあちゃんがいろいろなところに連れて行ってくれたので、「あと何回おばあちゃんに会えるんだろう?」と思いました。今は、おばあちゃんからちょいちょい電話がかかってくるんですが、だいたい仕事中なんですよ(苦笑)。でも、「これに出なかったら…」「この一回の電話が減ったら…」と考えたら、ちょっとかけ直したり、仕事中でも出たりとかしているので、…まさにそういうことを思い出しました。 MCさっきの浜辺さんのお話ですと、大変多忙で、ほぼお仕事をされているように思いますが、その中でも、おばあさまにお電話を返されているんですね? 目黒さん一回一回を大事にしたいなって思います。 MC森田さんはどんな方を思い浮かべましたか? 森田さん母なんですが、すごく離れて暮らしているので、この作品を機に「このままいったら何回会えるんだろう?」って考えました。一年に一回だとしたら、あと40回ぐらい? いや、30回とか…。毎日一緒にいられれば、素晴らしいことですが、限られた時間の中で、言いたいことを言って、伝えたいことは伝えなきゃいけないなっていうのは、この作品に教えてもらいました。 MC夏木さんはどんな方を思い浮かべましたか? 夏木さんもうここまでくると私自身です。「死にざまは生きざま」ということで、ちゃんとした葬儀を望むのであれば、ちゃんとしなくてはいけないと思い、反省しました。そういう意味では私にとっては貴重な作品になりました。 永作さん私も、両親や家族や、昔飼っていた犬のこととか、いろいろ思いましたが、私もなぜか自分のことを思いましたね。そして、自分と今一緒に生きている人たちのことを思いましたね。「会いたいな」と思ったらすぐに会いに行こうとか、連絡しようとか…。私もいつか、その時のための準備をして、しっかり生きていこうと思いましたね。 MC鈴木さんはいかがでしたか? 鈴木さん目黒さんと同じになっちゃうんですが、祖母が…。僕もおばあちゃんっ子だったので、そんな思いが浮かびましたね。あと、「ほどなく、お別れです」という言葉の意味に含まれた希望みたいなものにすごく救われた気がしました。“ほどなく”お別れだから、「いつかおばあちゃんと会えるかな…?」みたいなことを思いましたね。 MC三木監督は、原作を読まれた時はどういった方を思い浮かべましたか? 三木監督やっぱり家族ですね。おじいちゃん、おばあちゃんもそうですが、今までお別れに直面した時に、必ず後悔してきたんですよね。「もう少しやり取りできたんじゃないか?」「伝えることがあったんじゃないか?」と…。普段、自分の身に起こってほしくないことは遠ざけて、考えないようにしちゃうんですよね。でも、それを考えることで、いざ別れる時に、ちゃんと見送る心構えを意識するだけでも、できることはあるんじゃないかと、この作品で教わったように思いますね。 MC最後に代表して主演の浜辺さんと目黒さんから一言ずついただきたいと思います。ぜひ本作をどなたと観たいかを含めて、最後にご挨拶をいただきたいと思います。 目黒さんそうですね、世の中にはいろいろな種類の作品があると思いますが、この作品は死や別れが大きなテーマとしてあります。普段、日常の中では、どうしても「死」というものを非現実的なものに感じてしまいがちな気がしています。でも、実は誰かを送るのも、送られるのも、誰もが経験することで、「死」は、一番現実的で、一番近いものだと改めて感じさせてくれる作品です。だから、少しでも悔いのないように生きようと、大切な人を1秒でも、1回でも多く、大切にできる時間を作ろうと、観終わった後に思えて、そして、希望を持てる作品だと思います。どこのシーンに注目してほしいというよりも、皆さんが観た後の人生に、それぞれが注目してもらえたらうれしいです。なので、大切な方と観たらよりその人のことを大切にしたいと思える作品だと思うので、ぜひご覧になっていただけたらうれしいです。 浜辺さん初号試写で作品を観た時に、脚本を読んでいたし、現場で芝居をしていたのにもかかわらず、本当に素敵な作品で、涙がこみ上げてきたのを覚えています。故人様が遺族の皆さんを思う気持ち、そして、遺族の方々が故人様を思う気持ち。そして、葬祭プランナーたちが、素敵な区切りになるようなお葬式にしたいと思う気持ち。そんな気持ちを、改めて尊いものだと感じさせてくれる作品でした。それが、目いっぱいの愛とともに美しく描かれています。あと二カ月ちょっとで公開となりますが、皆さんのもとに本作が届くのがとても楽しみです。私は、親友と一緒に観に行きたいと思います。家族には、(実家のある)石川県でそれぞれ観てもらいたいと思います(笑)。本日は本当にありがとうございました。