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映画『からかい上手の高木さん』大ヒット御礼舞台挨拶

2024.06.19
  • 公開後舞台挨拶

大ヒット御礼舞台挨拶

累計発行部数1,200万部を突破し、これまでにTVアニメ化、劇場版アニメ化されている人気コミックを実写映画化した、映画『からかい上手の高木さん』が5月31日より全国の劇場で公開を迎えました。
観客の方々からは「自分の中学生時代を思い出した」「気持ちを伝えるということに対して、改めて深く考えさせられた」といった感想が寄せられるなど、温かな気持ちを届けている本作。6月19日には大ヒット御礼舞台挨拶がTOHOシネマズ 日比谷で行われ、永野芽郁さんと高橋文哉さんが登壇しました。ステージにたくさんのメッセージが到着すると共に、これまで主演として作品を引っ張ってきた永野さんに、高橋さんから花束が贈られるなど、笑顔と感動に満ちあふれるイベントとなったこの日の模様を、詳しくレポートします!

高木さん役

永野芽郁さん

高木さん役

西片役

高橋文哉さん

西片役

永野さん

私たちが一緒に舞台挨拶をするのは今日で最後になりますが、皆さんとこうしてお会いできてうれしく思います。最後まで楽しんでいってください。

高橋さん

今、本作を観た直後で、(「ホヤホヤ」と言うところを若干噛みながら)ホワホワ(笑)、…ホヤホヤ、フワフワと、していると思うんですが(笑)。

永野さん

一番フワフワしているんじゃない? (会場:笑)

高橋さん

いやいや、していない、していない。フワフワなんてしていないです(苦笑)。

永野さん

(楽しそうに)大丈夫ですか?

高橋さん

ドスっと地に足をつけています。楽しんでいきましょう!

MC

今日は本作をご覧いただいた皆さんからの感想を一部抜粋して、後ろのパネルに掲示しています。気になるものがあったら、ぜひ教えてください。

■永野さん、高橋さんが興味津々の様子でパネルの感想を見ている。

高橋さん

これですかね。「私もからかい上手になりたいと思いました」という感想です。

永野さん

ああ、確かに!

高橋さん

永野さんが演じる高木さんを見てそう思ってくれたんですよね。好きな人をからかってしまったりするけれど、まだそこに到達できない時のモヤモヤ・ドキドキしている気持ちに、本作が背中を押せたと思うとうれしいですね。

永野さん

本作を観たら、「からかい上手になりたい」と思うもんね。

高橋さん

そうだねぇ。

MC

高橋さん、永野さんは「からかい上手」ですか?

高橋さん

高木さんじゃなくて、永野芽郁さん? 永野さんは、「からかい上手」です。本作を観た方は分かると思うんですが、「からかわれても、なぜこんなにも嫌じゃないのか」という感じですね。本作を観た方も、からかわれる側も、「なぜこんなに嫌じゃないのか」と考えてみると、永野さんからにじみ出る人柄のおかげだと思います。“からかう流儀”があるのかはちょっと分からないですが、永野さんの人柄のおかげで、嫌にならないのかなと僕自身は思っています。西片を演じていた時の心地良さも、そこから来ていたのかなと思います。

MC

永野さんならではの“からかいの流儀”があるのでしょうか。

永野さん

それは、ないですよ。あるように見えた?

高橋さん

あるのかなぁと思って…。

永野さん

自分では気づいていないけれど、もしかしたら、高木さんと似ている「からかい上手」なところがあるのかもしれないですね。

MC

では、「秘けつは?」と聞かれても、意識的ではないということですね?

永野さん

「仲良くなりたい」という思いと同時に、計算していないやり取りがあったと思います。もしかしたらそういう部分で、高木さんと西片に通じるところがあったのかもしれないですね。

MC

他に気になる感想はありますか?

永野さん

「想いを伝えることの大切さや、難しさがとても繊細に表現されていて、すごく響きました」という感想ですね。
想いを伝えることって、簡単に見えて一番難しいことじゃないですか。伝えることが全てではないし、伝えることが、相手にとってはしんどくなってしまうことかもしれないですよね。人を思いやっている姿が、小豆島の空気と共に、とてもきれいに描かれている作品なので、それが伝わっているんだと思うと、とてもうれしいです。

高橋さん

本作を観て思いましたが、「想いを伝える」ということは「好き」以外にもありますよね。そういった意味でも、背中を押せる作品になっていたら良いなと思います。僕も、想いをなるべく伝えて生きていきたいと思っています。

MC

他にはいかがでしょうか?

高橋さん

これどうですか?

永野さん

「次は妻と一緒に観ます」、うれしいですね。

高橋さん

「二回目を観たい」と思うと共に、「自分の一番大切な人と観たい」思ってくれたのは、ありがたいですね。

永野さん

こうやって感想を見ても、(「47歳中年オヤジが映画館で嗚咽が出るほど大泣きをしました」という感想を示しながら)47歳の方が観てくれたり、きっと「妻と一緒に観ます」と言ってくれた方も、私たちと同じ世代じゃないと思うので、若い方からお母さん・お父さん世代の方まで観てくれているんだと感じますね。

MC

「読者としては、ほしいところが見られてとてもうれしかったです! 原作勢は絶対行くべき!」という感想もあります。

永野さん

うれしいですね。ずっと原作に対してリスペクトを込めて撮影をしていました。「世界観は壊さないけれど、映画になった時にこうなる」と、自分たちの中でもいろいろなことを計算したり、考えながら、大事に大事に作っていました。なので、原作ファンの方に「観たい」と思ってもらえる作品ができたのはすごくうれしいです。

MC

本当にたくさんの感想をいただきました。

永野さん&高橋さん

ありがとうございます! (会場:拍手)

MC

今日は大ヒット御礼舞台挨拶ということで、メッセージが届いていますので、私からご紹介して参ります。

永野さん

あら! (喜びの笑顔を弾けさせて)フー!

MC

まずはですね…。

永野さん

あ、映像じゃないんだ?

MC

えっ!

永野さん

今の流れだと、「あ、OK、OK」って思って…。(スクリーンを見上げるしぐさをする)

高橋さん

確かに「映像がある」みたいなテンションではありました。

永野さん

そういうテンションだったから…映像じゃないんだ?(MCに、からかうような笑顔をむける) (会場:笑)

高橋さん

(MCに向かって)今、永野さんにからかわれています! どうします? (会場:笑)

MC

(困ったような様子で)映像は、何もないです! (会場:笑)

永野さん

ないのかあ…! 映像だと思ったー!

MC

映像はないんですが、心温まるお手紙をいただきました。

永野さん

(送り主に)なり切って読んでくださいね。(会場:笑)

MC

分かりました。
しかし、永野さんは「からかい上手」ですね! でも、何だかうれしい。(登壇者のお二人&会場:笑) 
まずは、中学生時代の西片を演じました、黒川想矢さんからのお手紙です。

【黒川想矢さんからの手紙】

大ヒットおめでとうございます。 作品を観た時、なぜかは分からないけれど、最初から涙が止まりませんでした。大人になった高木さんと西片が、幸せそうに今を生きていてくれて、本当に良かったと思いました。本作を観た皆さんと、幸せな気持ちを共有できていたら、とてもうれしいです。
黒川想矢

MC

続きまして、中学生時代の高木さんを演じました、月島琉衣さんからのお手紙です。

【月島琉衣さんからの手紙】

こんにちは月島琉衣です。映画『からかい上手の高木さん』公開おめでとうございます。スタッフさんから、映画は、猛暑の中での撮影だったとうかがっていました。でも、作品の中にお二人がいる時はスクリーン全体が常にキラキラ輝いていて、観終わった時にはもう胸が一杯でした。十年後の高木さんと西片を、永野さんと高木さんが演じられると聞いた時は、とてもびっくりしながらもうれしくて、「より一層中学生時代を頑張らなきゃ」と、気が引き締まったことを覚えています。
中学生の西片役の黒川くんと、今泉監督をはじめとしたスタッフさんと一緒に作り上げたシーン。小豆島の景色と共に同じ場所で撮影をした場面や、同じポーズを目にした時に、たくさんの思い出が一瞬でよみがえりました。本作は、私にとって一生の大切な宝物です。永野さんと高橋さんと、いつか共演できるようにこれからも頑張っていきたいと思います。
月島琉衣

MC

お二人からのメッセージ、いかがでしたでしょうか。

永野さん

(うっとりとしながら)何て、心のこもったお手紙なんでしょう…。お二人が演じた中学生時代があったからこそ、我々も映画では十年後のキャラクターをどうやって成長させようかと、一生懸命考えることができました。本当にお二人の中学生時代が魅力的なので、そのお二人に認めていただけたようで、とてもうれしいです。

MC

お二人とはお会いしましたか?

永野さん

中学生時代を撮影している時、私はまだクランクインしていなかったんですが、小豆島に遊びに行って、中学生時代の撮影を見学しました。お二人は役のまんまで、まだ何色にも染まりきっていないというか、すごく純粋無垢で、ピュアで、キラキラしていました。「高木さんと西片が作品の中で生きているんだな」と、感じられるお二人でした。直接見ることができて、すごくうれしかったです。

高橋さん

事前に、中学生時代を描いた作品を観たんですが、そこから得られるエネルギーはとてもパワフルで、澄んでいました。十年経った僕らが、「このエネルギーを守り続けなければいけない」という使命感に駆られました。同じ場所で同じポーズを取ったり、同じように撮っている時に、中学生時代のシーンを頭に思い浮かべながら撮影をしていました。僕も、西片も懐かしみながら撮影ができたのは、お二人の存在のおかげだと、すごく感謝しています。

MC

お二人にはお会いしましたか?

高橋さん

僕は別の仕事で、想矢くんにはお会いしましたが、月島さんにはお会いできていないんです。黒川くんに、「黒川くんが作った西片のおかげで、僕も西片ができました」と、お伝えしたら、手を振るわせながら「ありがとうございます」と言っていて、「何てかわいいんだろう!」と思いました。
その時に、握手をしたんですが、握手って普通は(お腹あたりに手を出しながら)ここじゃないですか。でも、想矢くんは(肩の位置で手を出しながら)ここでしていました(笑)。緊張しすぎているのか、どんどん(握手する黒川さんの)手が上がっていっちゃうんです。「ありがとう」と言いながら、握手をしました。ゆっくり話すこともできたので、すごくうれしかったです。

MC

お手紙からも、お二人が永野さんと高橋さんに憧れていることが分かりますね。さらに月島さんからは、こんなメッセージもいただいています。

【月島琉衣さんからのメッセージ】

撮影時に永野さんが小豆島まで来ていただいた際、せっかく話しかけていただけたのに、お会いできたことがうれしすぎて、緊張してしまい、あまりお話できませんでした。なので、今度お会いできた際には、良かったらゆっくり、たくさんたくさんお話をさせてください。

永野さん

(再びうっとりしながら)かわいい…! もちろんですよ。たくさん、たくさん話したいです。月島さんは事務所の後輩なので、きっと事務所で会うこともあるだろし、私はこれからも彼女の活躍をすごく楽しみにしているので、会ってお話できたらうれしいですね。

MC

さらに、主題歌「遥か」を担当されたAimerさんからも、メッセージが届いています。

永野さん&高橋さん

おお!

【Aimerさんからの手紙】

皆さんこんにちは、Aimerです。
永野芽郁さん、高橋文哉さん、映画『からかい上手の高木さん』の公開、そして大ヒットおめでとうございます。スクリーンの中の高木さんと西片の間には、忙しない現代を生きる私たちの意識を、優しくスローダウンさせてくれるような空気が流れていて、小豆島の美しい景色とも相まって、劇場での時間はとても心ほどかれる一時でした。ドキドキもありながら、何よりも互いへの慈しみに満ちているような二人に、癒やされっぱなしでした。「素敵な高木さんと西片をありがとうございます」と、お二人にお伝えしたいです。
まだまだ、ますますたくさんの方が劇場で、二人に心ほどかれることを願っています。主題歌「遥か」もそんな作品の余韻をさらに色濃くするものであったらとてもうれしいです。
Aimer

永野さん

うれしいです。初めて完成作を観た時に、エンドロールで流れてくる「遥か」にうっとりとしてしまいました。最後にAimerさんが、映画『からかい上手の高木さん』を壮大に美しく締めてくださいました。この主題歌を聴いて、「良い映画だったな」と、さらに思ってくださるお客さんがいるんだろうなと思います。

高橋さん

本編はもちろんですが、最初に予告映像などを観た時に、僕や永野さん、今泉監督や皆さんが撮影時に守りたかった雰囲気や、(高木さんと西片の)二人にしか出せない空気感を、Aimerさんの「遥か」がすごく大きく包み込んでくれたと思いました。この曲に支えられて、この作品にまた一つの柔らかさや尊さが与えられたと思っていました。だから、Aimerさんから感想をいただけるのはすごくありがたいです。

MC

Aimerさんは、完成披露試写会にいらっしゃったそうです。 お話はできましたか?

永野さん

そうなんです。お越しくださっていたんですが、お会いできたのが舞台挨拶の始まる直前でした。Aimerさんから「皆さんで食べてください」と差し入れもいただいたんですが、(高橋さんの方を見ながら)バタバタとしていて、「本作、どうでしたか?」という感想が聞けなかったことが、悔しかったですよね。
(当時の様子を再現しながら)「わー! ええー! ありがとうございます!」っていう感じだったから、みんなで、びっくりしながらそのまま(舞台挨拶に)「行ってきます!」って感じでした。(会場:笑)

高橋さん

お会いできた時には、もう僕らが舞台に行かなきゃいけなかったんですよね。

永野さん

いつか直接お話できたらうれしいです。お手紙ありがとうございました。

MC

さらにメッセージをいただいています!

永野さん

すごいじゃないですか! いっぱい!

高橋さん

ありがたい。

MC

原作の山本崇一朗先生からもお手紙をいただきました。

永野さん

わあ!

高橋さん

キュッと引き締まりますね。

永野さん

ドキドキするね。

【山本崇一朗先生からの手紙】

中井と真野の結婚式の帰り道、海沿いの道を歩く二人を見た時に、「そこに高木さんと西片がいる」と、すごく感じました。二人が再会した夜、土渕海峡で高木さんが西片の目をつぶらせるシーンでは、高木さんからうれしい感情があふれていることを感じました。西片が大関と音楽室で話すシーンでは、西片の誠実さが非常に良く伝わってきました。
原作漫画で描いていない年齢の二人を演じるのは、難しさもあったのではないかと思います。高木さんと西片というキャラクターを理解してくださり、大切に演じてくださったことに深く感謝いたします。
真夏の、しゃく熱と言っても良い島の暑さの中での撮影には、ご苦労もたくさんあったことと思います。故郷の島に来てくださって、ありがとうございました。
お二人の今後のますますのご活躍を、楽しみに拝見します。
山本崇一朗

永野さん

うれしい…! 高木さんと西片という二人、そしてこの作品の空気感の全てを生み出し、作り出している先生にお褒めの言葉をいただけるのは、すごく光栄です。我々が一生懸命に紡いだ時間が、無駄じゃなかったんだと、改めて思えてすごくうれしいです。

MC

「目をつぶらせるシーンで、高木さんからうれしい感情があふれていることを感じた」というお言葉がありました。

永野さん

本当にうれしかったんです。西片とまた一緒に帰れて、向き合って「また明日ね」という感覚で離れる。この時間が戻ってきたことが、すごくうれしかったんです。それを先生に感じていただけて、光栄です。

高橋さん

結婚式の帰り道を見て「そこに西片と高木さんがいた」と言っていただいて、鳥肌がブワッと立ちました。そのシーンって、確かにすごく大事で、キャラクターがよく出ているシーンでもあるんですが、そこを選んでくれたのはうれしいです。その時の記憶と思い出が、一気によみがえってきました。
永野さんもおっしゃっていましたが、この作品をゼロから作り出した方に、僕らのことを認めていただけ、お褒めの言葉をいただけて、本当にありがたいです。また、何か山本さんの作品などでお仕事をいただける日が来たら、また褒めてもらいたいと思いました。

MC

山本先生からは、永野さんと高橋さんが演じられた映画のポスターと同じ構図で描いたイラストも届いています。先生が、お二人が演じているシーンを見て描いてくださったそうです。

■スクリーンにイラストが投影されました。

©山本崇一朗/小学館
©山本崇一朗/小学館

永野さん

(イラストに惚れ惚れとしながら)うわあ…すごい。ほしい…。

高橋さん

ほしいですよね。

永野さん

ダメだよ。だって、どちらかになっちゃうもん。イラストは一枚しかないから、(高橋さんを指しながらいたずらっぽい笑顔で)コピーね。 (会場:笑)

高橋さん

じゃあ、半分で。西片が描かれている右側の半分で。(会場:笑)

永野さん

(高橋さんを指しながら)西片? (自分を指しながら)高木さん?

高橋さん

逆でも良いですね。

永野さん

逆も良いよね!

MC

勝手に半分にしないでください。(会場:笑)

永野さん

本当ですよね。失礼、失礼。でも本当にすごい!
この撮影をしていた時の記憶が、今すごくよみがえってきました。なんだか(西片と高木さんが)飛び出しているように見えない? 立体的に見えるよね?

高橋さん

確かに!

永野さん

(イラストに描かれた)西片の膝とか…、文哉くんがあぐらを組んでいたあの膝じゃんって思う。

高橋さん

自分に見えてきてしまいますね。僕らが役に入りながら、何気なくいろいろなポーズを取っていく中で、このポーズに決まったんですが、それに対して山本先生が絵を描いてくださったのは、原作と映画の世界をまたげたような気がして、すごくうれしいです。ありがとうございます。(会場:拍手)

MC

今日は、本作における最後のイベントになります。これまで長きにわたり、主演として作品を引っ張り続けてきた永野さんに、高橋さんから花束の贈呈があります。

永野さん

(いつの間にか高橋さんが花束を手にしていたことから)ええ、いつの間に!? マジックじゃん!

高橋さん

今、ポケットから作ったんです。

永野さん

またまたぁ! これ、あのブーケの花!?

高橋さん

そうなんですよ。(劇中の)プールの時のブーケと同じなんですよ。

永野さん

再現だ! すごい!

MC

そのブーケは再現したものです。

永野さん&高橋さん

すごーい。

永野さん

 (うれしさから待ちきれずにソワソワして)早くちょうだい! (会場:笑)

MC

では、高橋さんから永野さんにメッセージと共に、花束を贈っていただきます。

永野さん

良い言葉をね(笑)。

高橋さん

やめてください(笑)。(会場:笑)

永野さん

(高橋さんをからかうように)今日で最後なんだから。

高橋さん

この機会をいただいた時に、何を話そうかなとすごく考えました。撮影があって、公開を迎えて、公開してからは、ほぼ毎週のようにお会いしていました。撮影の時に、たくさん引っ張っていただいた感覚がよみがえってきました。
番宣で久々にお会いした時に永野さんの笑顔を見て、高木さんを思い出しました。撮っていた頃の記憶や、楽しかった記憶とか、たくさんのことがフラッシュバックしました。
僕が本当に感謝しているのは、撮影の時に、距離を詰めようと頑張ってくれていたことです。僕にはそのように感じていました。永野さんの一歩から、全てのきっかけをいただいていました。今振り返ると、「甘えすぎていたな」とは思うんですが、甘えさせてくれる器の大きさと、信じたいと思える背中を持っている永野さんの主演作で、西片と高木さんという関係で一緒にお仕事ができて、本当に良かったと思います。また一緒にできるように頑張りたいと、心から思わせてもらえました。また会える日を楽しみに頑張りたいと思います。

永野さん

ありがとう。

高橋さん

お疲れ様でした。(花束を渡す)

永野さん

(花束を受け取り)わーい! ありがとう! (会場:拍手) うれしいです。文哉くんから、こんなにちゃんとまっすぐに言葉を言ってもらったのは初めてなので…。

高橋さん

(笑)。

永野さん

いつも二人でずっとふざけているので、すごくうれしかったです。
本作の撮影現場では、文哉くんと過ごす時間が多かったですが、文哉くんの役に対しての思いや、現場にいる姿を見ているうちに、自分の中の葛藤など、いろいろなことを徐々に私に見せてくれるようになりました。年齢は一つしか変わらないんですが、その姿を「守りたい」と思うような、ちょっとお姉さん心も私にはありました。文哉くんは、「私に引っ張ってもらった」と言っていましたが、「彼が楽しんで一緒にお芝居をしてくれたら良いな」と思わせてくれるような人だったので、私は文哉くんに引っ張ってもらうところがすごく多かったです。私も感謝しています。 また一緒にお仕事ができますように。ありがとうございました。

高橋さん

ありがとうございます。(会場:拍手) 
こんなに目を見て、ゆっくりと話すことはなかったですもんね。

MC

最後に永野さんからご挨拶をお願いいたします。

永野さん

映画『からかい上手の高木さん』という作品を、文哉くんと他のキャスト・スタッフの皆さんと一緒に作れたことをうれしく思っています。あとは、劇場で皆さんにこの二人の片想い、面白いほどに愛おしい愛情表現のやり取りを楽しんでいただくのみだと思っています。また同時に、皆さんがどんどんお友だちやご家族にぜひ広めて、本作を勧めてくれたらうれしく思います。本当に、今日のこの舞台挨拶で最後になってしまうので、ちょっと寂しいんですが、まだまだ本作は皆さんの手によって繋がっていくものだと思っています。ぜひ最後まで楽しんでいただけたらうれしいです。本当にありがとうございました。(会場:拍手)