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「ドールハウス」 第45回ポルト国際映画祭 凱旋報告会「ドールハウス」公式サイト矢口史靖監督が原案・脚本・監督を務めた「ドールハウス」が、6月16日より公開となります。本作は、ある家族が人形に翻弄されていくスリルと、人形に隠された秘密が解き明かされる謎解きミステリーの面白さもあり、息もつかせぬストーリー展開の“ドールミステリー”となっています。 また、世界三大ファンタスティック映画祭の一つ、第45回ポルト国際映画祭で最高賞のグランプリ「Best Film Award」を受賞し、4月5日には凱旋報告会を東京ポートシティ竹芝にて開催しました。イベントには、主演の長澤まさみさんと矢口史靖監督が登壇して、受賞の喜びを含めて、本作について語りました。こちらのイベントの様子を詳しくレポートします。第45回ポルト国際映画祭 凱旋報告会鈴木佳恵役長澤まさみさん矢口史靖監督■長澤さんは、本作に登場する謎の人形“アヤちゃん”を抱いて登場し、矢口監督は、ポルト国際映画祭でいただいたトロフィーを持って登場しました。長澤さん今日は本作をたくさんの方に知ってもらいたいなと思っております。 矢口監督僕は、これまではどちらかと言うとハッピーなコメディ作品をたくさん撮ってきたんですが、今回は真逆の作品です。背筋が凍るようなゾクゾクする物語を初めて作りました。手ごたえはバッチリです。 MC本作は、先日ポルトガルで行われた第45回ポルト国際映画祭にて、最高賞のグランプを受賞しました。そして、すでに世界20カ国での上映も決定しております。監督が今お持ちになっているのが、ポルト国際映画祭のトロフィーですか? 矢口監督はい。ポルト国際映画祭は、ファンタスティック映画祭という、不思議なことや恐ろしいものなどを題材にした、普通のことが起きない作品を集めた映画祭です。並みいる強敵の中で本作がグランプリを取りました。(会場のお客さん:拍手) MC映画祭で本作をご覧になった皆さんの反応はいかがでしたか? 矢口監督初めて観る一般の方が外国のお客さんだったので、僕も緊張しました。でも、こっちが驚くほど反応が良くて、席から立ち上がってびっくりする人もいて、「そこまで驚くのか!」って思いました。日本人のお客さんより反応が派手だという覚悟はしていたんですが、それを見て、つい「これはいける!」と有頂天になりました。 MC五分間に渡るスタンディングオベーションもあったとうかがいました。 矢口監督そうですね。なので、最後は僕がアヤちゃんを掲げました。お客さんの前にアヤちゃんを差し出したくて(笑)。…バカ受けでした。 長澤さん(笑)。アヤちゃんは大人気でしたね。アヤちゃんは本当にかわいくて、共演してみると、毎日アヤちゃんの表情が変わっていくんです。そばで見ていると愛らしいし、人に好かれるタイプだと思いました。すごく魅力的で、人を惹きつけてしまう何かを持っていると思います。矢口監督だから、あんな目に遭ったんですよ! …と言っても、本作を観てもらわないと分からないですよね。 MC長澤さんは、本作がグランプリを取ったことを聞いて、どう思われましたか? 長澤さんポルト国際映画祭では「アイアムアヒーロー」(2016年公開/監督:佐藤信介・主演:大泉洋)という作品で、賞(観客賞とオリエンタルエキスプレス特別賞)をいただいたことがありました。でも、今回はグランプリをいただいて「あぁ、うれしいな~」と思いました。またポルト国際映画祭でたくさんの方に作品を観てもらえてうれしいです。トロフィーは初めて見ました。 矢口監督僕も初めて見た時はうれしかったです。 長澤さんトロフィーは手作りだそうですよ! そういうアットホームな映画祭で作品を受け入れてもらって、さらに認めていただいたことによって、「日本の皆さんにも楽しんでもらえるんじゃないかな」という自信がつきました。 MC本作は今後、香港国際映画祭と、イタリアで行われるウーディネ・ファーイースト映画祭への出品も決定しております。監督は、アヤちゃんと一緒に香港とイタリアに行かれる予定ですか? 矢口監督アヤちゃんも飛行機の座席に座らせて行ってまいります! 長澤さんお膝の上じゃないんですか? 矢口監督膝じゃないです…何か起きそうですから(笑)! MC監督は、アヤちゃんとポルトの街を観光したとうかがいました。 矢口監督「あちこち見たい」と言うものですからね。せっかくアヤちゃんを連れて行ったので、ベビーカーに乗せて、街を練り歩いてみました。本作のことを全く知らない観光客の皆さんが、アヤちゃんに気がついて、「これはやばいぞ」という雰囲気になって、写真を撮られることもありました。本作の宣伝には全く関係ないですが、ウケていたと思います。 MC世界のどこかでバズっている可能性がありますね! 矢口監督「あいつは誰なんだ?」って、バズっているかもしれません(笑)。(長澤さん:笑) MC香港やイタリアでも、お客さんの反応が楽しみですね。 矢口監督そうですね。日本のお客さんにも早く観てもらいたいです。でも、弾みをつけるためにいろいろな国のお客さんをまずはゾクゾクさせたいと思います。 MC矢口監督は、今回脚本、監督だけでなく、原案としても名前がクレジットされています。このミステリアスな物語のきっかけについて教えてください。 矢口監督最初にこのストーリーを目にしたのは、“カタギリくん”という新人脚本家が僕に脚本を見せてくれた時でした。それがすこぶる面白くて、ゾクゾクしつつ、ワクワクする感じがしたんです。先の展開が気になって仕方がないストーリーでした。「これは面白いから映画にできないかな?」と、プロデューサーに連絡したところ、「これはいける!」とすぐに返事が来ました。トントン拍子に話が進んで、「誰に演じてもらおうか?」などと話していたのですが、ある時プロデューサーから「“カタギリ”という脚本家をいくら検索しても、仲間や他の人に聞いても、誰も知らない。これは誰なんだ?」と聞かれたんです。どんどん追い詰められて、ついに「“カタギリ”は僕です」と嘘をついていたことを白状しました。そこから“カタギリ”はいなくなり、僕が監督をすることになりました。 MC普通に考えれば、矢口監督が「自分が書いた」と言った方が、企画が通りやすいように思うのですが…? 長澤さん私もそう思います。何で、そんなことをしたんですか? 矢口監督(真剣に)いや、その方が良いと思ったんです。最初のご挨拶でもお話しましたが、僕はずっとコメディや、ハッピーな作品、お客さんを幸せにするような作品ばかりを作ってきました。なので、いきなり本作のようなゾクゾクする作品を公開したら、お客さんがドン引きするんじゃないかと思ったんです。僕は「人でなしだ!」と思われたくなかったし、嫌われるのが嫌でした。だから、「“誰かが作った作品”にできないかな?」と思ったんです。「脚本も撮影現場もカタギリさんがまとめて、舞台挨拶に立つのもカタギリさんで何とかできませんか?」と、プロデューサーに相談したところ、「できるわけないだろ!」と怒られて、この場に立っています(笑)。MC長澤さん、監督は相当変わっている方なんでしょうか? 長澤さんいえ、サプライズがお好きな方なんです。 矢口監督わざとじゃないですよ! 本気でカタギリさんにやってもらおうと思っていました。ただ、現場に行ったら顔を見られてしまうし、長澤さんとは、以前お仕事をご一緒しているので、すぐに「カタギリさんじゃない」とバレてしまうんですよね。まぁ、しょうがないんですけれどね。 長澤さん(笑)。でも、そんなことがあったなんて、初めて知りました。カタギリさん、今日からよろしくお願いします! 矢口監督では、今日から「カタギリさん」として、よろしくお願いします。 MC主演を長澤さんに決められた経緯についても教えてください。 矢口監督シナリオを書き終えて、「キャストは誰が良いか?」という話になった時に、僕から「長澤まさみさんはどうでしょうか?」と言いました。長澤さんには、以前「WOOD JOB!~神去なあなあ日常~」(2014年公開/主演:染谷将太)という林業を題材にした作品に出演してもらいましたが、その時はちょっと出番が少ない役でした。「次はがっつりやりたい!」と思っていたので、「今回は主演でお願いしたい」とプロデューサーに伝えました。それで、長澤さんに脚本を読んでもらったら、すぐに返事が来て、「出たい」と言ってもらえました。そこからのスピードは早かったです。こんなに企画が決まるのが早い作品は初めてでした。 長澤さんそうなんですか? 矢口監督そうなんですよ! 長澤さんへぇ~! MC長澤さんは、脚本を読んでどう思われましたか? 長澤さんストーリーの展開の速さ、スピード感にのめり込んでしまいました。「この作品はどこまでいくんだ!」という感じで、心をつかまれてしまいました。監督もおっしゃったように、「WOOD JOB!~神去なあなあ日常~」でお世話になりましたが、撮影日数が少なくて、「もっと監督と一緒にお仕事がしたかったな」という思いがありました。だから、また監督と一緒にお仕事ができるなら、ぜひこの役を演じてみたいと思いました。 MC今までの矢口監督作品と作風が異なることは気になりませんでしたか? 長澤さん意外だとは思いましたが、「どういうことなんだろう?」と思って、余計に気になりました。矢口監督が、ゾクゾクする物語をどうやって作るのかを、見てみたかったんだと思います。なので、カタギリさんではなくて、矢口監督で良かったです。矢口監督ありがとうございます! MC矢口監督にとって、長澤さんはどういう俳優さんですか? 矢口監督「WOOD JOB!~神去なあなあ日常~」では、淡い恋愛の気持ちを寄せられる田舎に住んでいる女の子という役で、想いに素直に答えられない微妙な様を演じてもらいました。長澤さんは、そういう感情の細かい表現もできるし、ド派手な笑いのシーンもできたので、「何でもいける」とその現場で分かったんです。なので、今回の佳恵役は、若いお母さんの役ですが、ものすごいどん底と、感情が上がった幸せな状況を、行ったり来たりして、感情がぐるぐる変わっていくんです。なので、「そのメリハリを表現できる人って誰かな?」と思った時に、「長澤さんしかいないだろう」と思ってお願いしました。 MC今回はいかがでしたか? 矢口監督バッチリですよ! 予告編の最後の方にチラッと長澤さんの叫び顔が映りますが、僕はそれを「ムンク顔」と呼んでいます。そのムンク顔が、本作の冒頭、タイトルが出るまでの一番つかみのシーンでドカンときます。ここで観客にショックを与えられないと、その後も観続けたいと思ってもらえないのですが、ムンク顔のおかげで、つかみの部分はバッチリです。途中で観るのを止めるわけにはいかないというか、たぶんトイレも行けないんじゃないかと思います。MC見たことがない長澤さんでした。 長澤さん撮影時に、監督から「今までしたことがない顔をしてくれ」と言われて、「ん?どういうことだ?」と思いながら、できる限り自分の今まで見たことのない顔を想像しました。 矢口監督こういうゾクゾクする系の作品って、「直接そのものを見せるタイプ」の作品もあると思うんですが、本作はどちらかと言うと「それを見てしまった人の顔を見せるタイプ」です。なので、その表情が生ぬるかったら、観客も全然ゾクゾクしないですからね。ファーストシーンのつかみや、中盤は何回も出てきますが、長澤さんのムンク顔を目に焼き付けてほしいです。「こんな顔もできるのか!」と、楽しみにしてほしいですね。 MC長澤さんは、ご自身ではいかがですか? 長澤さん意識をして演じるというより、その場で感じるものに対して素直に反応して、私もゾクゾクしていました。本作を観る人にも、きっとゾクゾクしてもらえますよね? 矢口監督しないわけないでしょう! MC長澤さん、矢口監督は現場でいろいろなアイデアを出されるそうですね? 長澤さん矢口監督は、そのカットを撮る直前に「ここはこんな風に」とか「次はこんな感じで」って言いますよね? 矢口監督します? そんなことしませんよ! 長澤さんしますよ。それこそ「見たことがない顔をしてくれ」は直前に言われました。 矢口監督それは瞬発力を求めているのでしょう! 長澤さんそういうことが多々あったので、私の中では、監督はサプライズが好きなイメージがあります。演じる側への期待感からなのか、そういうものをその場で求めることがあります。 MCポルトで本作をご覧になったお客さんのコメントにもありましたが、本作を観ていると、どんどんアヤちゃんが生きているように見えてきます。作品を共に作って、改めてアヤちゃんに愛着が湧きましたか? 長澤さんアヤちゃんは共演者だと思っています。監督もアヤちゃんに対しての愛情がすごかったですよね。 矢口監督失礼ながら、俳優さんたちよりもアヤちゃんを見ている時間の方が長かったと思います。毎日人形を酷使するので、塗装が落ちていくので、俳優さんたちと同じように、毎日メイクさんがアヤちゃんのメイクをしていました。なので、日々アヤちゃんの表情が変わっていって、そこがまた面白いです。 長澤さん私もアヤちゃんに対してすごく信頼があって、一緒のシーンは「一人じゃないな」って思っていました。 矢口監督一番長く現場にいるのに、文句を言わない! 長澤さんそうですね。でも、目で訴えかけてきますよ! 矢口監督やめてよ(笑)。(会場のお客さん:笑) MC「この撮影は大変だった」というシーンはありますか? 長澤さん今もアヤちゃんを抱いていますが、アヤちゃんは結構重量感があるので、抱きかかえるのが大変なんです。でも、逆にそうであるからこそ、大事にしたくもなります。 MC外での撮影も大変だったのではないでしょうか? 矢口監督後半の砂嵐のシーンのことですね。 長澤さんあれは、砂嵐って伝わりますかね? 矢口監督一応、砂嵐になっているんですが…でも、現場は映像の三倍くらいすごかったんですよ! 長澤さん撮影は、本当に大変だなと思いました。映像の三倍体験して、やっと皆さんに届けられる作品ができました。 矢口監督長澤さんは、劇中では目を開いていますが、撮影では目を開けた瞬間に砂がてんこ盛りで目に入ってしまって、本当に大変だったと思います。目を洗いながら、ずっと撮影をしていました。 長澤さん確かにそうでしたね(笑)。 MC最後に、お二人からご挨拶をお願いします。 矢口監督皆さん、しっとり、ねっとりした作品を想像するかもしれませんが、本作は違います。ゾクゾクして、ストーリーが進むとワクワクする、今までに誰も観たことがないような作品を目指しました。大勢のお客さんに、ジェットコースターに乗るような感覚で、ぎゃあぎゃあ騒ぎながら映画館で観てほしいと思います。 長澤さん私も脚本読んだ時に、この物語にどっぷりと浸ってしまいました。この物語がどんな展開を迎えるのか、ワクワク、ドキドキ、ゾクゾクしながら、作品にのめり込んでしまいました。皆さんにもその感覚を味わっていただけると思います。ぜひ映画館で、まずはトイレに行って、そこから集中して本作を観てもらえたらと思います。
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ミュージカル『SPY×FAMILY』ウェスタ川越(プレビュー公演)、日生劇場プレビュー公演:2025年9月20~28日、本公演:10月7日~28日一般前売開始 プレビュー公演:7月5日、本公演:7月19日
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東宝スタジオにて、「女性スタッフお花見会」の開催に協力しました!東宝グループは、サステナビリティの基本方針に基づき、「あらゆるステークホルダーの人権を尊重し、持続的に『健全な娯楽』を提供できる体制の追求」を目標に掲げています。 その取り組みの一環として、東宝スタジオでは、映画制作現場の労働環境改善を目指し、女性を含むすべてのスタッフが安心して働ける環境づくりを推進しています。この度、「育児サポート勉強会」の有志メンバーが主催した「女性スタッフお花見会」に協力しました。 「育児サポート勉強会」では、映画制作と育児の両立について様々な映画・映像のスタッフたちが2023年から意見交換を行なってきました。この勉強会に参加する有志メンバーの主催により、映画制作に関わる女性スタッフらを対象とした「女性スタッフお花見会」が、3月下旬に初の試みとして東宝スタジオで開催されました。TOHOスタジオ㈱は会場としてスタジオを提供し、東宝㈱はベビーシッターサービスの費用を補助するかたちで、子育て中のスタッフも気兼ねなく参加できる環境づくりを支援しました。 春の陽気に包まれた会場には、100名以上のスタッフと約30名のお子さまたちが集まり、お食事を楽しみながら映画制作現場の働き方や育児との両立について活発な意見交換が行われました。参加者からは、「同じ制作現場で働く女性としての悩みを共有できてよかった」「映画業界の働き方やありかたについての意見交換ができ、今後の課題について考えられた」といった声が寄せられました。このイベントは、女性スタッフにとって貴重な交流の場となっただけではなく、今後の映画業界における女性の働き方や労働環境の改善に向けた新たな一歩となりました。 東宝グループは今後も、誰もが安心して活躍できる職場環境づくりを推進するとともに、東宝グループの事業活動に関わるすべての人々の人権を尊重し、持続的にエンタテインメントを提供できるよう努めてまいります。「女性スタッフお花見会」の様子
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名探偵コナン 隻眼の残像japaneseanime©2025 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会『名探偵コナン 隻眼の残像』
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日本侠花伝<東宝DVD名作セレクション>movie一度は散った愛の花 一度は死んだ女です 燃えて走った九寸五分 不倫の恋に血を流すTDV34160D/1973年度東宝©1973 TOHO CO.,LTD.日本侠花伝<東宝DVD名作セレクション>ご購入はこちら
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映画『少年と犬』祝!公開御礼舞台挨拶映画『少年と犬』公式サイトノワール小説の旗手として日本の文学界の先頭を走り続ける馳星周さんが2020年に発表、第163回直木賞を受賞し、現在までに累計発行部数55万部を突破している名作「少年と犬」(文春文庫)をベースに、実写化した映画『少年と犬』が3月20日に公開となりました。 4月1日には、本作の公開御礼挨拶が、TOHOシネマズ 日比谷にて実施され、主演の高橋文哉さん、西野七瀬さん、“多聞”役のジャーマンシェパードドッグのさくらが登壇し、感想コメントや、キャンペーンに寄せられた愛犬たちの写真が掲載されたパネルを見ながら、本作の撮影を振り返りました。 また、原作者である馳先生から高橋さんへのサプライズお手紙があり、さらに、さくらが瀬々監督からダブル主演を務めたお二人へのお手紙をステージまで持ってきてくれる一幕もあり、会場は温かい空気に包まれました。こちらのイベントの様子を詳しくレポートします。祝!公開御礼舞台挨拶中垣和正役高橋文哉さん須貝美羽役西野七瀬さん高橋さん本日は上映後の舞台挨拶なので、本作の余韻が残るようなお話ができたらと思います。 西野さん今日で本作の宣伝活動も一区切りになるので、最後の舞台挨拶を楽しみたいと思います。 MC高橋さんと西野さんは、本作の宣伝活動で様々な番組に出演されていましたが、印象に残っている番組はありますか? 高橋さん僕は、「王様のブランチ」(TBS系列にて毎週土曜日9:30より放送)の生放送です。(多聞を演じたジャーマンシェパードドッグの)さくらと三人で生放送番組に出演するのは、緊張感がありました。さくらがいるので、何が起きるか分からないと思っていたのですが、現場の皆さんが「何でも対応します」という雰囲気で迎えてくれて、頼もしかったです。新鮮で楽しい撮影でした。あとは、「THE TIME」(TBS系列にて毎週月曜〜金曜日5:20より放送)ではシマエナガダンス(「シマエナガの歌~今日もいい日に~」に合わせて出演者と番組公式キャラクターのシマエナガちゃんが躍るダンス)も踊りましたね。 西野さんやりましたね。シマエナガダンスは、各自でダンスを覚えて、リハーサルなしで本番だったので、ちょっとドキドキしました。 高橋さん本番の前に「大丈夫ですかね?」「いけますかね?」と話していたんですが、僕は本番で振りを間違えました。 西野さん間違えたの? 高橋さん内緒ですよ。カメラに映っていないところで、大間違いをしました(笑)。 MC西野さんも様々な番組に出演されましたが、何か印象的に残っている番組はありますか? 西野さん電波ジャックは、怒涛の一日だったので印象に残っています。外で天気予報の撮影にも参加して、楽しかったです。 MC西野さんは、電波ジャックを楽しみにしていたとうかがいました。 西野さん電波ジャックに参加するのがとても久しぶりだったので、お祭りみたいな感覚で、楽しみにしていました。あと、「ひるおび」(TBS系列にて毎週月曜〜金曜日10:25より放送)では、カニをきれいに剝く方法をレクチャーしてもらいました。 高橋さんカニね! やりましたね。 西野さん私はカニをきれいに剝けなくて、二本とも失敗して、危うく食べられないところだったんです。でも、文哉くんがもう一本素早く剝いてくれて、二人で食べられました。 高橋さん生放送って感じがして、楽しかったですね。 高橋さん一緒にお仕事をしている人たちや、友だち、あとは友だちや僕の親の友だちも本作を観に行ってくれました。いろんな人から感想をもらって、皆さん「泣いた」って言っていました。僕の周りの犬好きの方たちにも、本作を勧めました。「正直に感想を教えてください」と聞いたんですが、皆さん「しんどいね~」って言っていました(笑)。 西野さん私も本作を観た方から「ずるい~」ってよく言われます(笑)。あと、母も観てくれたんですが、私が子どもの頃に、劇中の滋賀県のキャンプ場でキャンプをしたと言っていました。私は覚えていなかったので、撮影中には分からなかったんですが、親が覚えていて、すごい縁だなと感じました。 MC本作で、お二人はそれぞれ、和正そして美羽の関係をどのように考えて演技をされたのか教えてください。 高橋さんお互いに「今、和正はこう思っています」「美羽はこう思っています」ってお話をしたこともありましたね。出会いからラストにかけて関係性が目まぐるしく変わっていくので、そこをどういう風に表現するのか、すごく考えながら演じました。劇中では、言葉にもせず、体現もしていませんが、最終的にはお互いが間違いなくかけがえのない存在になるので、そこに向かって関係性を紡いでいくイメージでした。 西野さん「美羽が何をきっかけに和正に対する思いが変わったのか」を、ちゃんと段階を経て表現しないといけないと思いました。観ている方が、「あれ?いつの間に?」って、違和感を覚えないように意識しました。私は、台本に美羽の和正に対する信頼度みたいなものを、パーセントで書き込んで「ここのシーンでは何%ぐらいかな?」と決めて演じていました。 高橋さん例えば、どのあたりのシーンで数値を付けていたんですか? 西野さん一緒に歌うシーンは、大分信頼度は高かったと思います。 高橋さん70%くらい? 西野さんそうだったはずです。 高橋さんあれで70%だったんですね。僕は、あの時は240%くらいでした。(会場のお客さん:笑) 西野さん差があるのもまた良いですよね。 高橋さん僕は、病院のシーンでもう60~70%くらいでした(笑)。 西野さん和正よりは、ちょっと後を追っていく感じだったのかもしれないですね。 高橋さんテンションの違いも含め、特殊な関係性ではありますからね。 MC西野さん演じる美羽の方が勝手に素性を調べられて、警戒感もありますからね。 西野さんそうなんですよ。名前を調べられたり、家の写真とかも見られて、美羽にとっては不審者ですよ(笑)。 高橋さん皆さんも気を付けてくださいね。僕、すぐ調べますからね(笑)。(会場のお客さん:笑) 西野さん怖い(笑)。特定しちゃうんだね。 高橋さんすぐに特定しちゃいますよ(笑)。でも、僕はそれが和正の多聞に対する思いの強さだと思っているので、「和正は変なやつじゃないよ」って言いたいです。MCそして、西野さんは本作の公開特番で、原作者の馳星周先生にお話をうかがいに行かれたんですよね? 印象はいかがでしたか? 西野さんめちゃくちゃ愛犬家な方で、その日も愛犬のわんちゃんと一緒にいらっしゃいました。この作品の原作を作るにあたって、「人間にとって犬がどれだけ特別で大切な存在かを伝えたかった」と、おっしゃっていました。また劇中で、(柄本明さん演じる)片野弥一のセリフは、馳さんの思いでもあるとおっしゃっていました。そして、震災の被害に遭われた方々へ「『これからも忘れないし、忘れていません』というメッセージを届けたい」とおっしゃっていました。 MC直接お話をうかがうことができて良かったですね。高橋さんは、お会いできなくて残念でしたね。 高橋さんタイミングが合わず、残念です。 西野さんなので、今日は馳さんから文哉くんへお手紙を預かっております。 高橋さんえ! 僕に? うれしいです! ありがとうございます。 西野さんでは、代読させていただきます。高橋文哉 様 わたしは最近の芸能関係にすっかり疎いので、 高橋文哉という若い役者がどのような役者で、どのような作品でどのような役柄を演じているのか、まったく知りませんでした。 『少年と犬』の主演が高橋文哉に決まったと聞かされても、なんのことやら。 しかし、妻が教えてくれたのです。 バラエティ番組に出てる子だよ。 ああ、それで顔がわかりました。たまに、彼が出演する番組を見ることがあったのです。 だから、番組に出演しているときのイメージを胸に抱いて『少年と犬』を見ました。 驚きました。わたしがイメージしていたのとはまったく違う高橋文哉がそこにいました。 役者ってすげえなあ。 これからも成長して、どんどん上手くなって、もっともっといい役者になっていくのでしょう。 わたしは31歳でデビューしましたが、45歳をすぎてやっと、 小説を書くことを楽しめるようになりました。道を究めるというのはきっとそういうことなのです。 45歳の高橋文哉を、楽しみにしたいと思います。 馳星周■原作者の馳星周先生から高橋さんへのお手紙高橋さんありがたいお言葉ですね。小説や漫画が原作の作品に出演する中で、原作を描かれた先生がイメージする役を、自分がこの世で唯一存在させることができる権利をいただいたんだと思って、役者として大事にしながら演じています。本作の和正という役は、自分の中で和正像がしっかりできるまで、いろんな道のりがありましたが、その時々で原作の和正に助けてもらいました。原作で馳さんが作られた和正という人間を、僕の中でどういう風に嚙み砕いて、映像にしていけば良いのかを日々考えていました。そして、馳さんが僕のイメージを持って本作を観て、そのイメージを裏切ることができたのは、光栄だと思います。また、馳さんが作り上げる作品に出演できることがあれば、頑張りたいと思います。 MC馳先生は「45歳の高橋文哉を楽しみにしている」と、おっしゃっていましたね。 西野さんあと何年後ですか(笑)? 高橋さん21年後ですね。僕もどうなっているのか分かりません(笑)。今のお手紙で「楽しいと思うまでには時間がかかる、道を極めるとはそういうことだ」とおっしゃっていました。それを聞いて、仕事の中で楽しいだけでやっている訳じゃない部分も、「いつか純粋に楽しめる日が来るんだろうな」「もうすぐ分かってくるのかな」と思えて、一筋の光が見えた気がします。 MC馳先生お手紙ありがとうございました。そして西野さん、代読ありがとうございました。本日はお二人の背景に隠されたパネルがございます。こちらの除幕をお二人にしていただきたいと思います。 ■MCの「せーの!」という掛け声に合わせて、高橋さん、西野さんが幕を引きパネルが登場しました。MC本作への感想に加え、「私と犬キャンペーン」で皆さんに投稿いただいたワンちゃんのお写真をパネルでご用意しました。気になる写真や感想があれば教えてください。 高橋さんでっかい! いろんなワンちゃんがいますね。 西野さんかわいいですね。 高橋さん(パネルの写真をみて)うちの子に似ているワンちゃんがいますね(笑)。うちの親が投稿したんじゃないかと思うくらい似ています。 西野さん(パネルの写真をみて)この子すごい。寝顔かな? 白目をむいています(笑)。 高橋さんこの感想も良いですね。「まさか『ヘビーローテーション』を歌う西野七瀬を観られるとは思わなかった。それをだけで行く価値がある」僕もそう思います! 西野さんいやいや(笑)。ありがとうございます。 高橋さん台本を読んだ時は、「現場にいる僕の立場を考えてくれ」「僕はどんな顔をして隣で歌えば良いんだ」と思っていました。 西野さんめっちゃ良かったですよ。 高橋さん楽しかったですね。 MC西野さん、「ヘビーローテーション」を歌うことになっていかがでしたか? 西野さん2011年あたりにリリースされた曲の中で、他にもたくさん候補はあったんですが、たまたま選ばれたのが、AKB48さんの「ヘビーローテーション」だったんです。 高橋さん西野さんは何が合ってもキーを外さないでいてくれるので、僕がどんなに上下しても、歌自体がぐちゃぐちゃになることは絶対になかったです。なので、僕からすると、西野さんで良かったと思いました。 西野さん和正は歌があまり上手じゃない設定だったよね? 高橋さんそうですね。上下の幅が大きい歌い方でした。 西野さん気持ちで歌うタイプみたいな? 高橋さん「キーとか関係ねぇんだよ」みたいな(笑)。あの瞬間は恐らくいろんな思いがあったので、気持ち良く歌いたかったんだと思います。 MC西野さんは、気になる感想はありましたか? 西野さん(感想を見て)「何日経っても語りたくなる映画です」って、うれしいですね。観た後も余韻が残っているのはうれしいです。 高橋さんさくらに対する感想もありますね。「あなたの存在感で全部持っていかれましたわ。震災シーンも、犬さんの映画もトラウマだったのに、あなたが演じてくれたことで塗替えられた気がします、ありがとう、さくらさん。」これは、ぜひ飼い主の鈴木さんに聞かせてあげたいですね。ここだけ切り取って鈴木さんにあげたいです(笑)。僕も、さくらの持っている力は本当にあると思っています。「さくらが多聞を演じてくれて良かったな」と現場でずっと思い続けていました。こういう風にワンちゃんが出てくる作品は観られず、トラウマだったという人の垣根を超えられたのは、さくらの愛くるしさのおかげだと思います。西野さん友だちもそうなんですが、ワンちゃんが好きだからこそ、本作を観たい気持ちもありつつ、迷っている方が多いと思います。なので、この「塗替えられた気がします」という感想はうれしいですね。 MCパネルの真ん中にあります「『ここにいるよ』という言葉がずっと残っています」という感想も良いですね。 高橋さん「大切な人は必ずここにいる、とても考えさせられました」と書いてありますね。本作でも、核となるセリフだと思います。本作の中だけでなく、誰にでも通ずる言葉だと思っているので、こういった感想はうれしいですね。 ■ここで多聞役のジャーマンシェパードさくらが登場。 高橋さん(さくらが「ワン!ワン!」と吠える様子を見て)「今日は雨なので散歩に行けていない」と言っています(笑)。いつもより少し力が有り余っている感じがしますね。(さくらが首に掛けているものに気づいて)これは何ですか(笑)? 西野さん何ですかね(笑)? 見たことがないです。 MC手にとってみてください。 西野さん良いんですか? では、失礼します!(西野さんがさくらの首にかかっているものを外す)あ! お手紙です!MC実はもう一人、今度はお二人宛にお手紙を書いてくださった方がいます。本日は、それをさくらちゃんが届けてくれました。 高橋さんなるほど! (さくらに向かって)ありがとうね。 MCこちらのお手紙を高橋さんに代読をしていただきます。まずは、どなたからのお手紙か発表していただけますか。 高橋さん(手紙を開けて)瀬々監督からです! たくさん書いてくださっています。(さくらに向かって)さくらも一緒に聞くんだよ。それでは代読します!高橋文哉さま 西野七瀬さま 今日、僕は仕事でその場に伺えないのですが、二人には長期間にわたり、 そして、信じられない数の番組や取材で宣伝活動をしてもらいました。本当にお疲れさまでした。 思えばもう撮影から一年が経ちます。なんだかよく訳の分からない、つたない演出だったと思いますが、一生懸命聴いてもらって、これも感謝です。 高橋くんは最初、震災の被害を描いている映画ということで切実に対応しようとして生真面目な和正像を演じようとしていましたね。 それは無理もないのですが、僕が「もっと軽やかに」と結構無茶ぶりして、その言葉に少し戸惑っている印象を感じました。 「チャーミングに」とも言って、この言葉がどうも伝わってない気がして、自分のおっさん度合いに気づかされたりでした。 でもそれが、いつの間にか、こちらの真意をくみ取ってくれたみたいで、一見軽そうに見えるけど、その実、誠実な和正像を自分のモノにしてくれていました。 高橋君のそういう芝居の入念な取り組み方、一個一個を確実に積み上げて作り上げていく取り組み方、それが、すごく好ましく思えたのを覚えています。 一方、西野さんは、直感型と言いますか、その場所、その空間、あるいは相手の役者さんのお芝居、その都度、その環境に一気になじんでいくと言いますか、その場にピタッと収まっていく、ちょっと巫女的な感性の人だなあと驚いたのを覚えています。 特に美羽という役柄は撮影初日の殺傷シーンから始まり、心も体もハードな撮影の連続だったと思います。 それらの過酷なシーンの連続に、愚痴をこぼすこともなく、ただ、ひたむきに立ち向かってくれました。本当に感謝です。 そんな西野さんにとって、多聞を演じたさくらと、和正である高橋君は、本当に現実の守護天使だったのかも知れません。 一見、真逆の役者体である高橋くんと西野さんが演じるシーン、その化学反応もあって本当に微笑ましく、生きている人間の生を感じることが出来ました。 そして、後半見ることの出来る「見守る高橋君」のたたずまい、僕は大好きでした。 映画はやっぱり良いです。ですが、調子のいいことばかりじゃありません。 でも、たった一人でも自分たちの映画に心動かされた人がいるなら、好きだと言ってくれる人がいるなら、映画を作っていける。そう思ってやってきました。 二人にはどうか、これからもずっと映画に出続けてください。 そして、何より確実なのは、一年前、あの場所に、僕たちは確実にいて、高橋君と西野さんの生を、その姿を映画に収めることが出来た。あの場所に二人は確実にいた。 そう、誇って言える映画になっていると僕は思っています。二人には、ほんとう、ありがとうです。 最後にさくら、貴方は多聞でした。そして、今日、その場にいてくださった皆さん、ありがとうございます。 映画『少年と犬』の監督、瀬々敬久■瀬々監督から高橋さん、西野さんへサプライズのお手紙MC高橋さん、ありがとうございました。西野さん、いかがでしたか? 西野さん瀬々監督は、どの役者さんに対してもそうらしいんですが、撮影中に必要な会話以外はしないんです。現場でも「良かったよ」とかも一切なくて、ただただ「OK」が出て、次のシーンに移るという感じでした。だから、「本当に良かったのかな?」「大丈夫かな?」「瀬々さんどう思っているんだろう」って思ったりすることもあったので、こうしてしっかりと文章で伝えてくださって、すごくうれしかったです。 MC高橋さんはいかがですか。 高橋さん「チャーミング」「軽やか」っていう言葉が、瀬々さんのおっしゃる通り、正直僕にはあんまりピンと来ないまま、演じている時間がありました。和正のバックボーンや、関わるキャラクターも落ち着いている人が多いので、どうしても和正は(テンションが)落ちがちだなと、自分でも思っていたんです。瀬々さんが、一番近くで客観的に見ているから、その瀬々さんが思い描く和正像に近づけようと、僕が思っている和正像をもっとふわっとチャーミングに、軽やかにしながら、一緒に和正像を作り上げてもらいました。すごく素敵で、光栄な時間だったなと思います。 MC「これからもお二人は映画に出てくださいね」という、瀬々監督からのラブレターのようにも聞こえました。 高橋さんそう言ってもらえるとうれしいです。一つ認めてもらえたような気持ちです。「またご一緒させていただきたいな」と、改めて思いました。 西野さん私も本作でダブル主演をさせてもらって、すごく良い経験になりました。自分にとってめちゃくちゃ大事な作品になりました。これからまたどんな作品に出会えるのか、すごく楽しみです。 MC瀬々監督、サプライズのお手紙ありがとうございました。 ■フォトセッションでは、高橋さん、西野さんがパネルにサインをし、さくらはサインの代わりに手形を押しました。MC最後にお二人からメッセージをいただきたいと思います。 西野さん本作は、私にとってすごく大事な作品です。本作を通して、皆さんに何かを届けられたら、すごくうれしいです。そして、皆さんにとっても本作が良い出会いになっていたら、良いなと思います。二人と一頭でたくさんの宣伝活動ができたことも、すごく良い思い出になりました。本作は引き続き公開中ですので、ぜひ犬好きの方にもおすすめしてもらえたらと思います。今日は楽しい時間をありがとうございました。 高橋さん皆さん、今日は来ていただいて誠にありがとうございます。さくらも、頑張ってくれてありがとうございます。馳先生と、瀬々監督からお手紙をいただいて、すごく良い経験ができました。ありがたいお言葉もいただいて、役者としてこれからも頑張って行こうと思える作品に、この年で出会うことができました。(さくらが「ワン!ワン!」と吠える様子を見て)さくらとも、二人と一頭で宣伝活動を頑張って、さくらのマイクフォローや通訳もできるようになりました。すごく良い時間でした。本作で、多聞にとって少年・光くんがいるように、皆さんにとっても、この「少年と犬」という作品が光になったら良いなと思います。周りの大切な方と一緒に、また劇場にお越しいただければすごくうれしいです。改めて、本日はありがとうございました。
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「ラーゲリより愛を込めて」完成報告会見「ラーゲリより愛を込めて」完成報告会見「ラーゲリより愛を込めて」公式サイト二宮和也さんが主演を務め、第二次世界大戦終了後にシベリアの強制収容所(ラーゲリ)で不当に抑留され捕虜となりながらも、過酷な状況下において生きることへの希望を捨てなかった男・山本幡男の半生を描く映画「ラーゲリより愛を込めて」がついに完成し12月9日より公開となります。8月17日に東京都内で完成報告会見が開催され、二宮さんをはじめ、北川景子さん、松坂桃李さん、中島健人さん、桐谷健太さん、安田顕さん、瀬々敬久監督、平野隆プロデューサーが出席しました。これまで未解禁だった、山本と共に極限のラーゲリを生き抜く捕虜仲間を熱演した豪華キャストが一挙発表されると共に、キャスト陣が過酷ながらも充実感溢れる撮影についてたっぷりとエピソードを披露しました。こちらのイベントの模様を詳しくレポートします!完成報告会見平野隆プロデューサー瀬々敬久監督山本幡男役二宮和也さん山本モジミ役北川景子さん松田研三役松坂桃李さんSexy Zone/新谷健雄役中島健人さん相沢光男役桐谷健太さん原幸彦役安田顕さん平野プロデューサー私がこの作品を作りたいと思ったのはコロナ禍の前で、社会全体がとても窮屈で生きづらい時代になってきたなと日々感じておりました。そんな折に山本幡男さんという方に出会い、どんな状況においても、極限の状態になっても「人間らしく生きるとはどういうことか」と、心を打たれました。そしてコロナ禍となり、ロシアのウクライナ侵攻が始まり、現在はその時と比べてますます閉塞していると思っております。こんな時代に、この作品を皆さんにお届けできることを運命のように感じております。これを観ていたいだ皆さんが、この作品に希望を見出すことができればとても幸せです。瀬々監督この作品を作る前は、ウクライナで戦争が起こるとか、そういったことがなかった状況でした。それが自分たちの身近になっている状況の中でこの作品が完成し、皆さんに観ていただくという意味合いをすごく感じています。ここに登壇されている方々含め、スタッフ、キャストのおかげで良い作品になったと思います。ぜひこの作品を伝えていきたいと思っていますので、ご協力お願いいたします。二宮さん僕がこの作品のお話をいただいた時は、まだ嵐の活動をしている最中だったので「それが落ち着いてから参加させていただければ」というお願いをしたところ、快く受け入れてくださいました。まずは観ていただいてというところが本音なんですが、今ここに立っているメンバーだけではなく、収容所の人々を演じたメンバーも、それぞれが考えを持って、ベストパフォーマンスを出すためにコンディションを整えていました。そういったことが作品を観て伝わると思っています。北川さん今回はほとんどが初めて共演する方ばかりで、また瀬々監督とも初めてで、「参加しない」という選択肢はありませんでした。昨日完成した作品を観て、どんな状況でも人は懸命に生きることが大切なんだということ、そして自分が"想う人"や"想ってくれる人"など、"人の愛"というものが人間を突き動かして、生きること、生かされることができるんだと感じました。まだ余韻に浸っているのですが、本当に良い作品なので、今日は皆さんにその作品の良さを伝えたいと思っております。松坂さん最初にこの作品のお話をいただいた時は、戦争が終わってもなお、終わらない戦争というものが11年以上も続いていたということに衝撃を受けました。その時代に生きた人たちの強い想いというものを、映画というかたちにして届けたいという気持ちで今はいっぱいです。中島さん僕が心から尊敬している役者でもあり、先輩でもある二宮くんの大作の一部になることができて、心から幸せに思っています。この作品が描いた歴史は、個人的には僕たちの世代やこれから未来を引っ張っていく方々にきちんと継承していかなきゃいけないと感じています。しっかりと責任感を持って、この作品に臨みました。とにかく今日、本作がたくさんの方に伝わるように、愛を込めてしっかりとお話したいなと思っております。桐谷さんこういった素敵な作品に出演できたこと、本当に感謝しています。撮影は毎日が印象的でした。毎日のように現場にいてくれた平野さん、そして真摯に撮影に取り組んでいらっしゃった瀬々監督。こうしてみんなでここにいられることは、本当に奇跡だなと思っています。人間は失った時に忘れてしまうことがありますが、この作品を観て「当たり前にある日々は奇跡なんだな」と感じてもらえたらうれしいです。本当に感謝しています。安田さん最初に脚本を拝読した時に、心が震えました。実話をもとにした作品ですが、我々の先人たちの想いが礎となって今があるんだということを胸に、現場に取り組みました。先日試写を拝見して、宣伝部の方に感想を求められた時に、自分自身としては珍しいんですが「言葉にできない」と答えていました。その時に言葉にしてしまうと何かが溢れてしまいそうで、言葉にできずに胸を抑えました。それくらいの震え、感動がありました。たくさんの方に観ていただきたいと思います。普遍的な愛、心の奥底から響く愛を伝えている映画だと思います。プロデューサー、監督、スタッフ、キャストの皆さんとの出会いに感謝を申し上げます。MC登壇者の皆さんに、映画をご覧になった感想を伺っていきたいと思います。 北川さん私はこの作品の中ではところどころに出演しているということもあって、(完成作で)初めて観る部分がたくさんありました。特にラーゲリの男性陣のシーンは、もちろん台本では読んでいるんですが、本当にすごかったです。たぶん皆さん身体も絞られていると思うんですが、身体つきや顔つきにも驚くものがあり、厳しい状況において、懸命に生き抜く男たちの姿を目にしました。でも、暗い気持ちにはならないというか、作品を観終わった後には、「私たちは今、物や情報などいろいろなものに恵まれているけれど、果たしてこの方々のように、自分の心は豊かだろうか」ということを考えてしまいました。皆さんが知恵を絞ったり、手を取り合って、力を合わせて、なんとか困難な状況を切り抜こうとする姿を見て、「人間って本来こういう力があるはずなんだよな」「昔の人たちってすごいな」と感じて、観終わった後には「自分も頑張ってみよう」と思いました。松坂さん「ラーゲリより愛を込めて」という、「愛を込めて」という意味が本当に伝わってきました。逆に言うと、僕はラーゲリ内にいて、北川さんのシーンは見ていなかったので、すごく新鮮な気持ちで観られました。 北川さんのほほんとしていましたよね。 松坂さんいやいやいや、待っている側の表情だったり、気丈に振る舞う姿とか、妻として、女性としての心だったりとか、そういったものをスクリーンで拝見した時に「愛を込めて」という意味が伝わってきました。 北川さん良かったです...。(ラーゲリと)温度差があるかなと思って心配していました。 中島さんこの作品を観て、時代は変われど、人を想う愛や気持ちは変わらないんだと感じることができました。今僕らがこの時代を生きていく中で、どれだけ普通の日常というものが幸せなのかということも感じることができました。作品に臨むにあたって、僕はおじいちゃんをはじめ、いろいろな方に報告しました。おじいちゃんからは「自分たちの歴史を、今の僕たちの世代にちゃんと伝えてほしい」と話をもらいましたが、作品を観ていると、きっとたくさんの方に「今この作品は絶対に観るべきもの」だというメッセージが伝わると思えました。随所随所に愛が溢れた作品で、とにかく僕は二宮くんのお芝居にワンカット、ワンカット、感銘を受けていました。そこが印象に残っています。二宮さん(照れ隠しのように肩をすくめながら)あざす!(登壇者の皆さん:笑) MC特に印象的だった、二宮さんのお芝居はありますか。 中島さん全てなんですよね。特出して「これ!」と言うと、そこを贔屓しているみたいになるので、ダメだなと思うので全部です。 二宮さん(再び照れ隠しのように肩をすくめながら)あざす!(登壇者の皆さん:笑) 中島さん言葉の教科書、薄くないですか(笑)? 二宮さんありがたいです、そんなふうに言っていただいて。でも恥ずかしいですね(笑)。 MC撮影は、過酷なものでもあったのではと想像します。振り返ってみて、いかがでしょうか。 二宮さん過酷な日々ではありました。収容所チームと言われるメンバーはAチーム、Bチーム、Cチームとあったんですが、僕が一番しんどいと思ったのが、野球をするシーンの撮影です。その前日くらいに「大雪になる」という予報が出ていて、撮影日の朝にAチーム、Bチーム、Cチームが駆り出されて、みんなで雪をどかす仕事から始まった日がありました。僕はそれをやりたくなくて、ギリギリまで部屋の端っこでいないフリをしていました。(登壇者の皆さん:笑) 「しんどそうだなあ」と思っていました。みんな汗だくで、本当に野球をやっているくらいの感じになっていましたね。桐谷さん僕と健人はちゃんとやっていたからね。 二宮さん(笑)。みんなすごかったね。僕はこうやって隠れて...。 中島さんみんな、ニノ先輩どこかなって思っていましたよ。 二宮さん(笑)。みんなが、ちゃんと芝居を作ってから撮影を始めたり、カメラに映っていなかろうと(その場に)呼ばれていなかろうと、みんながみんなずっと現場にいて、お芝居を見ていたり、参加したり、常にそういうことがある印象的な現場でしたね。 桐谷さん完成した作品を観て、本当に出演できて良かったと思いましたし、泣きましたし、子供たちに観てほしいと感じました。あまり深くしゃべると、ちょっと泣きそうになってしまうんですが、出演できて良かったです。ニノも言ったように、収容所の(メンバーを演じた)みんなも全力でやっていて、その日々を思い出すだけでも胸が熱くなります。みんなのエネルギーで出来上がった作品なので、一人でも多くの方に観てほしいです。衝撃的な内容ではあると思いますが、お子さんがいらっしゃる方は、お子さんにもぜひ観せてあげてほしいと思います。MC桐谷さんの感想を伺っていると、こちらも泣きそうです。 桐谷さん泣いて良いんですよ、泣きたい時は。(登壇者の皆さん:笑) 僕もこの作品の話になると、みんなの顔を見ているだけでちょっと胸に迫るものがあるんです。撮影は過酷な部分もありましたし、だからこそ、今ここにみんなで立っていられることが本当にうれしいです。 MC安田さんはいかがでしたか? 安田さん言葉にできない。言葉にできない...。(登壇者の皆さん:笑) エンドロールの最後まで席を立たないでほしいと思っています。僕は立てませんでした。最後の最後に、二宮さんと北川さんが海辺で座っているシーンがあるんですが、あれにはグッと来ましたね。温かくなりました。良い終わり方だと思うし、あれでこの作品は締まるんだろうと思いました。心の奥底まで響く普遍的な愛の物語であるということが、最後の二人の座る背中に集約されているような気がします。そして12月9日公開なので、年明けに食べるおせちは、どんな思いで食べるのかなと思っています。「いただきます」と「ごちそうさま」をきちんと言おうと思っています。MC脚本を読んだ時の感想を教えてください。 二宮さん(描かれている状況は)過酷なものではありますし、そこからまだ一世紀も経っていないという現実があります。とにかく過大も過小もせずに、僕は脚本に書かれていることを淡々とやっていこうと思いました。そこは瀬々監督たちから、手助けやアドバイスをいただきながら、撮影に挑んでいました。脚本を読み解いたりするというよりは、そこにポンと投げられて、どう動くかということに集約していたという感じです。 MC私は、今日ご登壇者の方々が出てくるシーンで、お一人あたり一回ずつは泣いています。 二宮さんそんなに泣いたんですか? 我々としては本当にうれしいです。 MCただ涙だけではなく、とても温かい気持ち、幸せな気持ちになる映画でした。実話をもとにした映画ですが、瀬々監督、平野プロデューサーはどのような思いで作品に向き合っていましたか? 瀬々監督苛烈な物語なんですが、主人公の山本幡男さんは、どんな状況でも希望を捨てないことを信念として生きていた人です。それが周りの人たちに友情として伝わっていって、最後に愛の奇跡を生むという話です。先ほど日常の大切さという話もありましたが、どんな状況でも輝けるものがあるというか、ラーゲリという大変な状況でも友情が芽生えたり、分かり合えたり、結束していく...。そういった輝きや気持ちの高揚から、「生きているな」という感じが伝わりました。二宮くんはその場所にポンと投げられたと話していましたが、僕たちはそういう場所を作って、みんなに化学反応を起こしてもらえたらと思っていました。 平野プロデューサー最初からずっと「若い人に観てもらいたい」と思っていました。確かに先人たちの話ではありますが、若い人に観てもらうためには、どうすれば良いんだろうと考えました。もちろん戦争がベースにはなっていますが、この物語で表すべきことは、愛の物語であるということです。山本さんとモジミの物語は究極のラブストーリーだと思いますが、最初に知った時は「こんな実話があるんだ」と思ったぐらいに震えました。もう一つには、山本さんと松田さん、シンちゃん(新谷さん)、相沢さん、原さんという、男たちの命をかけた友情の話であるということです。こんなに強い絆があるんだということを、今の若い人たちになんとか分かってほしいなと、そこを気にかけながら作っていきました。 MC撮影中に印象的だったエピソードをお伺いできればと思います。 二宮さん野球のシーンも印象的ですし、また僕が演じた役はロシア語が話せるキャラクターだったので、撮影前から準備をしていく中で、ずっと(ロシア語を)反芻していたのが印象的でしたね。先生についていただいて、ロシア語をカタカナの字に起こして、ひたすら読み込んでいきました。 MC皆さん、二宮さんのロシア語はいかがでしたか? 二宮さんみんなロシア語を話せる人がいないので、きっと間違っていても分からないと思います(笑)。 桐谷さん「これがロシア語なんだ!」って思いました。(登壇者の皆さん:笑) MC勉強は相当大変だったのではないでしょうか。 二宮さんそうですね。僕にとって馴染みがないものだったので、一からでしたが、先生が細かく丁寧に教えてくださいました。ロシア語を話すシーンが終わると、気が楽になっていたというのはありましたね。 MC北川さんは、いかがでしょうか。 北川さん自分のシーンというよりも、皆さんのシーンばかりが心に残っています。野球のシーンや詩を読むシーン、全員で歌うシーンなど、山本さんを中心に、男性たちみんなが一つになって、大変な状況の中でも日常の小さな幸せや喜びを見つけようとしていくシーンすべてに、笑ったし、泣きました。台本を読んで内容は知ってはいましたが、こんなに良いシーンだったんだと思いました。なぜ歌を歌っているのかは言えないんですが、すごく良いシーンです。みんながこんなにも山本さんのために動いているんだということも感じられて、妻としてはうれしかったです。 松坂さんもともと雪が降っていない設定のシーンがあったんですが、その撮影当日にものすごく雪が積もってしまって...。でも撮影をしなければいけないということで、そのシーンは雪が積もった状態で撮影をしたんです。それが逆に良かったです。お芝居としても、感情が一層入りやすい環境になっていました。二宮さん生きづらさみたいなものが見えるというか。あそこすごく良いシーンでしたよね。 松坂さんそうなんですよね。天気が味方してくれたというか、映画の神様が味方してくれたようで、すごく良いシーンになったなと思っています。 MC雪も、いろいろな効果をもたらしているんですね。 桐谷さん僕らは雪かきしましたけどね。(登壇者の皆さん:笑) 中島さんニノ先輩、どこかなって。(登壇者の皆さん:笑) 二宮さん気持ちを、作っていました。(登壇者の皆さん:笑) MC二宮さんは結果、雪かきはしましたか? 二宮さん(立ち上がって、脚で雪をどける仕草をしながら)こうですね。(登壇者の皆さん:笑) 桐谷さんそれ、(撮影を)待っている時の仕草やん。 二宮さん(笑)。みんな良い靴も履いていませんから、(雪が足に)染み込んじゃって、ガチガチになりながらやってくれていたので感謝ですよね。ありがとうございます。 中島さん個人的な出来事なんですが、人生で初めて丸刈りにしたんです。それがとても衝撃でした。プラス、裸で川に入るシーンがあったので人生で初めてふんどしを履きました。二宮先輩、あの日は気温が0度くらいでしたっけ? 二宮さん撮影の始まりの方だったので、10月くらいですね。 中島さんそうですよね。かなり寒いシーズンの撮影だったんですが、僕は瀬々組が初めてで、瀬々監督もいるし、二宮大先輩もいるし「負けられないな」と思って、待ち時間もロケジャン(ジャンパー)を着るのをやめたんです。ずっと裸で「俺は強いんだ」というアピールをしていたんですが、監督から「着ろ!」と怒られました。(登壇者の皆さん:笑) シチュエーションとしてはみんな寒くて、目の前にいる二宮くんに「寒いので、ロケジャンを着てください」と言ったら、「後輩がこんなに寒がっているのに、僕は絶対にロケジャンを着ることはない」と、裏でもめちゃめちゃ映画スターでした! 二宮さんだって、素っ裸の人に「服を着てください」と言われて、着られます? 着られないですよ。(登壇者の皆さん:笑) 中島さんご心配をおかけしてしまったんですが、二宮先輩は(ジャニーズの)丸刈りの先駆者なので、僕がその後継として、二宮くんの映画でそのヘアスタイルができたことが、本当に光栄でした。 MC二宮さんは、本作での中島さんのキラキラ具合はどのように感じましたか? 二宮さん重要なんだと思いました。楽しい作品ではないので、観ている最中もいろいろなことを考えるシーンがあるとは思うんですが、シンちゃんが出てくると明るくなるというか...。(新谷が出会う子犬)クロの存在も非常に大きかったと思います。クロのシーンは大変な時もありましたが、作品全体の重さのようなものを軽くしてくれたんじゃないかと思っています。 桐谷さんここにいるキャストの皆さんもそうなんですが、収容所のメンバーを演じるキャスト陣とものすごく仲良くなりました。一人一人の顔が思い浮かぶくらい、大好きな人たちが一気にできた作品です。ものすごく寒い時にみんなで雨の中、ずっと外で立っているというシーンがあったんです。帽子を被っていない人もたくさんいて、頭が濡れるだけで相当体感温度も下がって、みんなが倒れるギリギリくらいまでずっと撮影をしました。ストーブに当たる時って普通は手を温めると思いますが、みんな頭をストーブに向けていましたね。それくらい過酷な撮影でした。そんな中でも弱音を吐かず、愚痴も言わずにやっている姿というのは、ものすごく良かったですね。むちゃくちゃ良い撮影しているなという感じがして、とても印象的です。安田さん皆さんがおっしゃっているシーン、一つ一つ、私にとってもすごく印象深いです。北川さんがおっしゃった、歌声。クロという犬。そして空。全てが良かったと思います。全部が印象的ですよ。これだけ(先に)言われて、最後に聞かれる身にもなってください。(登壇者の皆さん:笑) 二宮さん最初に聞いてあげてください。(登壇者の皆さん:笑) 安田さんだいたい、自分の順番が来る頃には全部言われていますね。(登壇者の皆さん:笑)クロ、歌、空! これです! MC次からは、安田さんに最初に伺いますね。 安田さんそれはそれで困ります!(登壇者の皆さん:笑) MC本作の主題歌として、「Mrs. GREEN APPLE」が新曲「Soranji(ソランジ)」を書き下ろしました。起用の経緯を教えてください。 平野プロデューサーこの作品を若い人たちに観ていただきたいという想いがありました。以前「Mrs. GREEN APPLE」の皆さんとご一緒した時にも感じましたが、「Mrs. GREEN APPLE」というグループは作品のことを非常によく考えて咀嚼して、それを魂のように歌に乗っけてくれるんです。今回は難しい作品でもあるので、出演者、製作者など、我々の想いを歌に込めてやってくれる方を考えました。本当に、我々の想いを最後の歌に込めてくれたなと思っています。 二宮さん彼らがこの台本や物語から、どういうメロディを思い浮かべ、どういう言葉でそれを我々に伝えたかったのかということを、歌から聴き取れると思います。(観客にも)最後まで映画を観ていただいて、聴いていただきたいですね。 MCでは本日お越しのマスコミの方々からも質問を受け付けたいと思います。 Q二宮さんと北川さんは、初共演で夫婦役を演じられました。撮影裏でのエピソードを教えてください。 北川さんずっと話していたはずなんですが、たいした話じゃなかったかもしれません(笑)。 二宮さん観ていただいたら分かるんですが、一緒のシーンがそこまで多くなかったんですよね。何を話していたかな...。子供たちと一緒に話していることの方が多かった気がしますね。 北川さんそう! かわいかった! 二宮さんそちらの方がメインになって、核心に迫る話みたいなものは現場ではしなかったような気がしますね。 北川さんすごく楽しかったですね。 二宮さん家族のシーンは楽しかったですね。現場で一番下の子を本当に寝かしつけたり、最初のシーンでもギリギリまでというか、カメラが回ってもあやし続けて「本番行ける」となったら、そこからスタートするみたいな感じだったので、わりと子供たちの面倒を見ていました。 Q過酷な撮影だったようですが、過酷さを忘れるくらいほっこりしたという瞬間がありましたら、教えてください。 二宮さん撮影の期間中に、撮影の都合で1日、僕がお休みになる日がありました。その時に東京に帰ったら、東京はすごいところでした。(登壇者の皆さん:笑) 夜まで明るいし、温かいし...。現場に帰ってからみんなに「おい、東京はすごいぞ」と伝えました。現場では山と雪と収容所くらいしかないので「東京、マジですごい! ディズニーランドの袋を持っている女の子が歩いているぞ!」と、そんな話をずっとするくらいでした。僕はそういったことを感じられるまでの経験がなかったので、それだけ集中して作品の世界観に没頭していたんだなと、その1日ですごく感じました。 北川さん撮影の合間合間に、プロデューサーに「昨日のラーゲリはどんな感じだったの?」と撮影現場のスチールを見せてもらうことにハマっていて、本当にすごかったんです。「昨日はみんなこんな大変な撮影をしていたの」と思ったり。一方で私は、魚を焼いていたり、子供たちと歌っていたりとか、幸せなシーンが多かったので、「申し訳ないな」と思いながらも、かわいい子供たちとその幸せをかみ締めながら、温かいセットの中で撮影をさせてもらいました。すみません、ありがとうございますという感じです。 松坂さんラーゲリ内での、メンバーの何気ない会話みたいなものが楽しかったですね。ここにはいない主要キャスト以外のメンバーとの会話みたいなものが、ちょっとした"ほっこりタイム"のような...。一日ごとに一人一人、話題になる人が変わってくるんですよね。それがまた面白くて(笑)。撮影の合間のトークが癒しを与えてくれました。 中島さんロケなので遠征をしていたわけなんですが、その宿泊地からラーゲリに行く時の、車の中でのラーゲリメンバーの会話がすごく楽しかったです。桃李さんとはカードゲームの話もしましたし、キリケン(桐谷)さんは「今度、肉に行こうな」という話もしてくれました。ヤスケン(安田)さんはずっと役に集中されていたので、そんなにお話はできなかったのですが、緊張感がありました。それを二宮くんと「個性がみんな
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「百花」大ヒット祈願イベント「百花」大ヒット祈願イベント「百花」公式サイト映画プロデューサー・脚本家として「告白」(2010年公開/主演:松たか子)「悪人」(2010年公開/出演:妻夫木聡 深津絵里 他)「君の名は。」(2016年公開/主演(声の出演):神木隆之介 上白石萌音)など多数の映画を製作してきた川村元気さん自身が監督・脚本を手掛け、自らの体験から生み出した小説を映像化した「百花」が、いよいよ9月9日より公開となります。8月23日には浅草寺伝法院で大ヒット祈願イベントが行われ、母子役としてW主演を務めた菅田将暉さんと原田美枝子さんが出席しました。都内最古の寺・浅草寺の本堂でヒットを祈願するとともに、国の重要文化財に指定され、普段は入ることのできない伝法院にて祈願報告会を実施しました。本作のタイトルにちなみ"百"日紅の前で母子ツーショットを披露した菅田さんと原田さんが、貴重なひとときとなったご祈祷の感想や、「もし本当の親子だったら...?」という質問に笑顔で回答したこの日の模様を、詳しくレポートします!大ヒット祈願イベント■菅田さんが原田さんの手を取りエスコートをして入場。葛西 泉役菅田将暉さん葛西百合子役原田美枝子さん菅田さん今日は素敵なヒット祈願をさせていただき、こんなに素敵な場所でいろいろとお話ができるのも楽しみです。原田さん浅草寺さんには何度かお参りに来ているんですが、今日のように本堂の中に入ってお祈りをしていただくのは初めてだったので、本当に気持ちの良い時間を過ごさせていただきました。MC今日は都内最古の寺・浅草寺の本堂で、大ヒット祈願をしていただきました。今の感想をお聞かせください。 菅田さんすごく気持ち良かったです。音や隙間を流れる風など、そういった物理的な気持ち良さももちろんあるんですが、じっと目を閉じて(ご祈祷を)聞いていると、すーっと溶けていくような感覚がありました。お祓いやヒット祈願って、やっぱりこちらも気が張るし、疲れたりもするものなんですが、今日は全然疲れなかったですね。癒された感じがしました。 原田さんきっとそれは、観音様の波動だと思います(菅田さんに笑顔を向ける)。本当に穏やかな、すごく静かな気持ちになる時間でした。 MC今いらっしゃる伝法院大書院の外には、きれいな百日紅の花が咲いていました。本作のタイトルは「百花」となりますが、改めて完成作をご覧になった感想を教えてください。 菅田さん(本作を)観た時は、ちょっと安心しました。撮影現場ではワンシーンワンカットで撮っていたりもしたので、チェックする間もなかったり、ワンシーン撮り終わったらヘトヘトになっていたりしたので...。「次どうしようか、次どうしようか」という感じで、振り返る作業がなかったこともあり、本作を観て安心しました。僕がいないシーンもたくさんあったので、そういった場面も、(完成作を)観て感動しました。原田さん私が試写を観たのは、昨年の暮れでした。まだ撮影が終わってから日が浅かったので、客観視が全然できませんでした。だから、もう少ししたらまた観てみたいと思っています。 MCワンシーンワンカットでの撮影も多かったとのことですが、撮影現場には独特な雰囲気がありましたか? 菅田さんそうですね、独特なのかなあ...。ドキュメンタリーチックに一台のカメラでずっと追いかけながら、カットをかけずに撮影をすることもありますが、またちょっと今回は違いましたね。やっぱりそれは、川村監督が持つムードなのかなと思います。 原田さん現場は大変でした(笑)。何秒間か集中するのと、3分間、5分間集中するのも全然違います。監督の求めていたものが、単に芝居を埋めていく作業というよりも、その奥の奥、さらに奥にある"香り"のようなもので、それを引き出すまでオッケーが出ないんです。最初は、「一体監督は何を撮りたいんだろう」と謎で(苦笑)...とても大変でしたが、「監督が奥にあるものを映し出そうとしているんだ」と感じてからは、だいぶ楽になりました。あ、楽にはなっていないですが(笑)。菅田さん信頼ができたという感じで? 原田さんそうそう! 信頼関係ができたんだと思います。 MC菅田さんにお伺いします。大先輩の原田さんとの共演で、学ばれたことはありましたか? 菅田さん贅沢な時間でした。こういったプロモーション活動で、撮影が終わって一年ぶりに原田さんにお会いして「菅田くんって、そんな人だったんだね」と言われた時に、現場での集中力は本当にすさまじかったんだと思いました。特に今回の役自体、のめりこまなければいけないような役で、本当に大変だったので、(こうやって話すことができて)プロモーションがあって良かったと思います。 迫力がありましたね。それはもちろん大先輩だからというのはあるかもしれませんが、きっと同世代でも「うわ!」とびっくりするような迫力というか、人間のパワーみたいなものをすごく感じました。 原田さん現場では、私は百合子として泉を見ていて、菅田さんは泉として百合子を見ているので、そこからほとんど一歩も出ていない感じだったんですよね。芝居が大変すぎて、普通の会話はほとんどなかったです。休憩だからといって「やあ、元気」みたいな、軽い会話ができるような状況ではなかったので...。 MCそれほど撮影は大変だったのですね。だからこそプロモーションで、改めてお互いの素顔を見ているわけですね。 原田さんそうなんです。だからこそ私は、「菅田さんは、みんなをギュッとまとめるような大きさのある人なんだな」とキャンペーンをやっている中で気づいたんです。なんか、「良い人だな」「良い子だな」って、息子のように言ってしまいますが(笑)、「この人と仕事ができて良かった」と思ったんです。すみません、一年経って最近、気がついたんです(笑)。 菅田さん「良い人」と言ってもらえて、良かったです(笑)。僕は(原田さんに対する印象は)そんなに変わっていないのかもしれません。舞台挨拶の発言一つにしても、インタビューの発言一つにしても、(原田さんには)言葉の強さみたいなものがあるんです。それと、現場での監督に対する言葉の強さはやっぱり変わらないと感じています。責任を持って、一つ一つの行動を起こしている姿は、後輩としてはシビれるものがありました。現場で一番シビれていたのは、監督だと思います。ビリビリになっていたと思います(笑)。良い緊張感がありました。 MC今日は浅草に来ていますので、浅草の思い出がありましたら教えてください。 菅田さん僕は高校二年生で上京したので、夏休みになると、地元の高校の友達とかが会いに来てくれて、「わー、渋谷だ!」「新宿だ!」「浅草だ!」と、遊びに来た思い出があります。 MC先ほど、原田さんは浅草寺にお参りに来たことがあるとお話されていました。 原田さん子供の頃に、父に花やしきに連れて行ってもらったんですが、なぜだか花やしきが怖すぎて(笑)。ものすごく小さかったので、「花やしき」という言葉を聞くだけで、怖い気がしていました(笑)。大人になってから浅草寺に来るようになって、空気や、気が良いところだと感じています。 MC浅草は、親子で行きたい観光地としても人気です。もしもの話ですが「菅田さんのお母さんが、原田さんだったとしたら...」と想像してみてください。 菅田さん「おかん」って呼べるかなあ...。原田さん(笑)。 MC原田さんも、「もし菅田さんが息子だったら...」と想像してみてください。 原田さん良いですね。「長男!」っていう感じがするよね。お兄ちゃんって感じ。菅田さん恥ずかしい(笑)。 MC親子二人で出かけるとしたら、どこに行って、どんなことをしてみたいですか? 菅田さんさきほどチラッとお話していた時に、海外に行った思い出とかを聞かせていただいたんですが、原田さんは、「友人と車でいろいろなところをドライブして回った」とお話しされていたので、そういうのも良いですよね。僕、いくらでも運転します。 原田さん本当ですか! 菅田さんぜひサングラスとかかけて、スカーフを首に巻いた原田さんが、スポーツカーに乗って...。 原田さんオープンカーでね。 菅田さんオープンで(笑)、ヨーロッパの街をめぐる。すごくざっくりヨーロッパと言いましたが、...パリ! パリとか行きたいですね。 原田さんうれしいですね。ぜひ行きましょう。 菅田さん(サングラス&スカーフ姿の原田さんは)カッコ良さそうだなあ。 MC原田さんはいかがでしょうか。 原田さんどこに行こうかな...。もしも浅草だったら、夜に隅田川を船で渡る。橋がたくさんあって、きれいなんですよね。そして最後に、花火を見る。そういうのが楽しそうだと思います。 菅田さんうわー! 良いですね。この作品を経て、一緒に花火を見たら...。 原田さん涙、出ちゃうね。 菅田さん泣いちゃいますね。すごく良さそう。 MC本作の撮影でも実際に花火を上げたそうですね。きれいでしたか? 菅田さんすごかったですよね。 原田さん音と(花火の)近さ。その衝撃が、そのまま本作に映っています。 菅田さんそのままですね。きれいすぎるのでCGに見えるぐらいですよ。びっくりしましたね。しかも、撮影のためにセリフに合わせて(花火が上がるよう)花火師さんが調節をしてくださいました。お芝居をするフィールドとして、こんなに広いことはないというか...。なんだか地球全体で(花火を感じているようで)、本当に生きている感じがしました。原田さん前もってリハーサルをして、タイミングが合うように花火師さんにお願いをして、その通りにやってくださったんです。 菅田さん結局一日では撮りきれず、二日目もやってくださいました。 MC他に撮影現場で印象的だったことはありますか? 菅田さんやっぱり、(原田さんの)ピアノは印象的ですね。原田さんは、いまだにピアノを習われていると聞きました。 原田さんそうなんです。この作品でピアノが大好きになって、撮影中はそんなにうまく弾けるようにはならなかったんですが、(本作でピアノの指導をしてくれた)先生にそのまま教えていただいているんです。でも、菅田くんはめちゃくちゃピアノがうまいんですよ! びっくりしました。菅田さんいやいやいや、そんなことはないですが...。僕も、昔ピアノを習っていたので、(原田さんがピアノを弾くシーンは)すごく既視感のある景色でした。原田さんが現場のピアノで練習をされていたんですが、なんだかすごく落ち着くんですよね。良かったです。 MCお母さんがピアノを弾いているシーンは、本当に素敵でした。 菅田さん生音を使っていますからね。 原田さん使っているところも、あります。 菅田さん映画の撮影で、同録(画面撮影と同時に録音すること)で楽器の収録をするなんて、普通はないですからね。今回はプロのサウンドの中に、しっかり(原田さんの弾いたピアノの音が)混ざっているので、そこはぜひ観てほしいですね。 原田さんありがとうございます。本当にうれしいです。 MCでは最後に、本作を楽しみにしている皆さんにメッセージをお願いいたします。 原田さん川村監督は、今の時代に携帯も置いて、パソコンも閉じて、映画館に行って、映画館の暗闇の中で何時間かその物語と対面するということが、一番の贅沢な時間なのではないか、そうあってほしいと願いながら本作を作ったそうです。ぜひ映画館に足を運んでいただいて、この二人の親子の姿を、大きな画面を通して感じ取っていただけたらうれしいです。 菅田さん二年前、川村さんから「コロナ禍でずっと家にいる中、自分で書いたこの本を、菅田くんと一緒に映画として撮りたいんだ」と言っていただきました。勝手な使命感として、監督のもとで、これを一緒にやらなければと思っていました。撮影を経て、公開が近づき、今日はこんなに素敵なところで、穏やかな時間を過ごし、穏やかなトークができて、祈願もできて、すごく気持ちが良いです。ぜひ映画館に足を運んでいただけたらうれしいです。
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