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「ブラック・ショーマン」レッドカーペットイベント&完成披露舞台挨拶「ブラック・ショーマン」公式サイト 東野圭吾原作の人気小説を福山雅治主演で映画化した「ブラック・ショーマン」がついに完成! 8月27日、東京・六本木のTOHOシネマズ 六本木ヒルズにて、完成披露試写会が開催され、上映前にはレッドカーペットイベントおよび舞台挨拶が行なわれました。福山雅治さん、有村架純さん、成田凌さん、生田絵梨花さん、木村昴さん、秋山寛貴(ハナコ)さん、犬飼貴丈さん、岡崎紗絵さん、伊藤淳史さん、生瀬勝久さん、仲村トオルさん、田中亮監督の総勢12名が登壇し、会場は興奮に包まれました。こちらのイベントの模様をレポートいたします! レッドカーペットイベント&完成披露舞台挨拶 神尾武史役 福山雅治さん 神尾真世役 有村架純さん 釘宮克樹役 成田凌さん 池永桃子役 生田絵梨花さん 柏木広大役 木村昴さん 牧原悟役 秋山寛貴さん(ハナコ) 杉下快斗役 犬飼貴丈さん 九重梨々香役 岡崎紗絵さん 中條健太役 伊藤淳史さん 木暮大介役 生瀬勝久さん 神尾英一役 仲村トオルさん 田中亮監督 【レッドカーペットイベント】 ■福山さんらキャスト陣が、階段に敷かれたレッドカーペットに登場すると、会場は歓声に包まれました。テレビカメラの取材に応じた後、最後に一同が揃ってレッドカーペット上でのフォトセッションを行いました。 MCでは、福山さんから一言メッセージをお願いします。 福山さん今日はお集まりいただきありがとうございます。ようやく公開することができます。撮影の期間が少し空いたこともあったんですが、その空いた期間の中で、キャストの皆さん、スタッフの皆さんの作品に対するアイディアやアプローチがより広く、深くなって、最終的には非常に見応えのある、隙のない作品に仕上がったと思います。ぜひご覧ください。(周りのキャストの方やスタッフに向かって)では…よろしいですか? いきます! 映画「ブラック・ショーマン」をぜひ劇場でお楽しみください。「It's Show time!」 ■福山さんの「It's Show time!」という言葉を合図に福山さんの手からテープが飛び出し、会場にスモークが焚かれる。 【完成披露舞台挨拶】 ■福山さんら登壇陣総勢12名が登壇! 福山さんお越しいただきましてありがとうございます。やっと公開できるようになりました。撮影のスケジュール上、ちょっと間が空いたこともあったんですが、その分より濃密な作品に仕上がったと思っております。楽しみにしていてください。よろしくお願いします。 有村さん皆さん、こんばんは。本当に素晴らしいミステリー・エンターテインメント作品が出来上がったと思っております。本当に素晴らしいキャストの方々のお芝居をぜひ注目して観てください。(秋山さんの方を向いて)そして、秋山さん。 秋山さんはい!? 有村さん初めて舞台挨拶に立つそうです。 秋山さんびっくりした! ただでさえ緊張しているんですよ(苦笑)。 福山さんどんどん振ってください(笑)。 秋山さんいやいや、予定にない順番でしゃべるのは、こっちがびっくりしますから! 有村さん皆さん、秋山さんも含めてよろしくお願いします。 秋山さん(深々と頭を下げながら)よろしくお願いします! 成田さんこの素晴らしいエンターテインメントの作品で釘宮克樹という良い役を演じました。本作は、素晴らしいので、楽しみにしてください。 生田さん皆さん、こんばんは。皆さんはこれから作品を観るんだと思いますが、私も、つい先日スクリーンで本作を拝見しました。本当にこの作品の臨場感や高揚感あふれる世界観に終始観入ってしまいました。なので、その一員として存在できていることが幸せだと感じております。 木村さんありがとうございます。ご来場、心より感謝申し上げます。(登場人物の)同級生の皆さん、かなり怪しいです。誰が犯人なのかを想像しながらご覧いただけたら楽しいんではないでしょうか。特に秋山さんが大変素晴らしい…。 秋山さんだから緊張しますから! 順番じゃないところでしゃべるのは緊張しますから! 木村さん「うわー!すごいですね。カメラいっぱいありますね」とか言っているところが、可愛くもあり、僕らも撮影中は、とても楽しく演じさせていただきました。ぜひお楽しみください。 秋山さんお芝居のお仕事の経験がほとんどない中で、この「ブラック・ショーマン」へのオファーをいただきました。撮影は大変緊張したのですが、田中監督がいろいろ声かけてくださいました。撮影初日で緊張している時に「秋山くん、映画って絶対にミスしちゃいけないから」って監督からとんでもないプレッシャーを掛けられまして…(苦笑)。「マジかよ!」と思いました。 田中監督あれが洗礼ですね。 秋山さんあれは洗礼だったんですか?一生懸命、できる限り精一杯臨みましたので、ぜひ皆さん楽しみに観てください。 犬飼さん僕も一足先に映画を観させていただいたんですが、本当に圧倒されました。作品に飲み込まれてしまうほどで、その感動を、皆さんに少しでも伝えられるように頑張りたいと思います。 岡崎さん今日はありがとうございます。学生の頃から東野圭吾さんの作品を読んでいたので、今回、自分がその物語の中に入れるということが、ものすごく光栄でした。どなたでも楽しんでいただける作品なので、このあと楽しんでください。 伊藤さん今日はお忙しい中、お集まりいただきましてありがとうございます。本当にこういう素晴らしい作品に自分が関わることができて、本当に幸せです。今日は短い時間ですが楽しんでいってください。 生瀬さん今日ご来場の方は、これから本作をご覧になるということなので、僕は何にも話せないんですよ。なので、本当にノーコメントでお願いします。というか、一番怪しいのは伊藤さんです。 伊藤さんいやいや! 生瀬さんご覧になってくれれば、それが分かると思います。最後の最後まで怪しいです。 伊藤さん僕が、怪しいわけがないじゃないですか! 生瀬さん感想は僕のLINEの方に送っていただければと思います。お待ちしております。 仲村さん福山くんのお兄さんで、架純ちゃんのお父さんという、DNAの難易度がめっちゃ高い役でした。そのDNAを頑張って、振り絞って出したつもりです。それが皆さんに感じていただけたらうれしいです。 田中監督本作の舞台は、原作タイトル(「ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人」)にあるように「名もなき町」で、撮影も静かな町で丁寧に行なってきました。なので、こういう風に、皆さんと華やかな場にいることがすごく不思議な気がしております。先ほどレッドカーペットを歩いたんですが、秋山さんがあんなに堂々とあんな顔でレッドカーペットを歩くなんて…。 秋山さん僕は、信じられないくらいそわそわしていました。 田中監督本当にその辺も含めて本日はよろしくお願いいたします。 MC福山さん、原作者の東野圭吾先生も先日、試写をご覧になられて、その感想が公式サイトにアップされているんですが、一部を私の方からご紹介します。 映画「ブラック・ショーマン」は原作以上に華やかさとエンターテインメント精神に満ち溢れた作品になっています。 これほどまでの完成度はもちろん、監督やスタッフさんたちによる尽力の賜物でしょうが、やはり福山雅治さんや有村架純さんら俳優の皆さんたちの演技力があってこそであろうと愚考いたします。特に難易度の高いマジックに挑戦した福山さんのプロ意識には頭が下がります。 有村さんとの息もぴったりで、まさに神尾武史と真世が小説の世界から抜け出たようでした。楽しい時間をありがとうございました。 【東野圭吾さんの感想 抜粋】 MCこの感想をお聞きになって、そして、一般のお客さんはこれから初めて本作をご覧になるわけですが、今のお気持ちはいかがですか? 福山さん原作を生み出された東野圭吾先生にこう言っていただけるのは、本当に光栄なことです。当然ながら東野先生が描かれる原作世界っていうものは、まず“面白い”っていうところから始まるわけですよね。だから、「その面白いものを映像化する理由ってなんだ?」となる中で、映像化された時は、さらに面白くなっていなきゃいけない。――先生の原作を映像化できることは非常にラッキーだし、うれしいことなんですが、それと同時に非常にプレッシャーがあります。だから、「本当に届いたのかな?」「どうなのかな?」と、いつも自分の中で厳しく見ているつもりです。でも、今回は結構良いとこをいっているんじゃないかと思っております。ただ、僕もですね、もうこれ以降は、生瀬さん同様にノーコメントで通そうかと…(笑)。 MC早い、早い(笑)! 福山さんでは、答えられる範囲で…。 MC一般のお客さんは、これから初めてご覧になるんですが、ドキドキしている感じですか? 福山さん私がドキドキしているかということですか? いや、もちろん緊張感ってのはあるんですが、「早く観ていただきたいな」という思いの方が強いですね。マジックを扱った映像作品っていうのは、あることはあるんですが、どれとも違うと思います。でも、それぞれのマジック作品が持つ良さであるとか、エッセンスといったものは、逆に全て入っているじゃないかという風にも言えるので、そういう意味では早く観ていただいて、感想を聞きたいなという思いの方が強いですね。 MC有村さん、福山さんとは今回、初共演でしたが、改めてご共演されてみていかがだったでしょうか? 有村さん福山さんは、私がこのお仕事を始める前から、すでにご活躍されていらっしゃる、大大大先輩にあたる方です。実際に現場での福山さんの佇まいだったり、いろんなものを見させていただく中で、歴史を感じるっていうか、時代を築き上げてこられた方しか出せないオーラだったり、存在感だったり、引き出しといったものを、細やかなお芝居の中でたくさん見させていただいた時間でした。 MC福山さんは有村さんとの初共演はいかがでしたか? 福山さん非常に力のあるお芝居をされる方でした。お人柄も、きっといろんなことを受け止めて、受け入れてくれる方なんだろうという風に思っていました。やはり俳優という職業は、ある意味、一回いろんな状況を全部飲み込むといいますか、役柄についても、撮影現場の環境についても「何かちょっと違うな…」と思ったとしても、一回自分の中に入れて、自分や現場全体の納得っていうとこに持っていくのが、我々の仕事だと思うんです。きっと、そういったことをずっとされてきただろうという想定はしていましたが、想定以上に懐も深く、広く、かつ力のある表現をされる方でした。それは有村さんのみならず、皆さんのそういった経験と、受け止める力があってこそ、この「ブラック・ショーマン」の世界や、神尾武史という、ある種、非現実的な空気を纏った人間の自由度が生まれます。それを、初日の有村さんのお芝居からすでに感じていましたね。 MC監督から見てもお二人のお芝居はいかがでしたか? 田中監督この神尾武史さんと真世さんのバディというのは、今までの作品にはないリズム感と関係性を持ったバディです。だから、新しい時代に誇れる名バディが誕生したと言っても良いんじゃないかと思います。 MCそして成田さんも、福山さん、有村さんとは初共演ということですがいかがでしたか? 成田さんやはり、この仕事をやっていたらお二人とは共演したいと思うのが普通だと思うんです。でも、お二人への敬意がすご過ぎて、現場にいる時に現実味がなさ過ぎてふわふわしていました(笑)。もう学ぶところだらけでした。でも、真似できるものは何もないみたいな…。本当に学びが多く、現場にいるだけで日々すごく幸せでした。 MC撮影現場で何か印象に残ったことはありますか? 成田さん「日焼けをしてはいけない」ということですかね。福山さんは、みんなから質問攻めになるんですよ、「どうしてそんなに美しいんですか?」みたいなことも。そんな時に、「日焼けをしない」とおっしゃっていたので、次の日からすごく日焼け止めを塗っています! MC福山さん、やはり日焼けをしないことは大事だと? 福山さん乾燥肌なんですよ(苦笑)。だから、ダメージに弱い! 生まれながらに弱い子なんですよね。 MC生田さんは、声優としては“あの”作品(「ウィッシュ」2023年公開)でご一緒されていますが、その時に「次はぜひ実写で」とおっしゃっていました。 生田さんそうなんですよ。二年前に福山さんと声優のお仕事でご一緒した時に「いつか映像でもご一緒したいです」というお話をさせていただきました。でも、その“願い”がこんなにも早く叶うとは思っていなかったので、とってもうれしかったです。今回は対面でのお芝居や、福山さんのマジックを間近で浴びさせていただきました。撮影の合間の時間でもたくさんお話しさせていただいて、貴重な時間を過ごしたなと感じております。“ウィッシュ”が叶いました! 当時、私もいろんな取材で「“願い”はなんですか?」と聞かれるたびに、そうお答えしていたんですが、福山さんはその時に「その生田さんの願いが叶うことが僕の“願い”です」っておっしゃってくださって…。 福山さん(報道陣に向かって)今の話は、書いていただいてもよろしいですよ。 生田さん「ブラック・ショーマン」で“願い”が叶いました! MC福山さんは生田さんとの共演はいかがでしたか? 福山さん本当にね、生田さんは何でもできるから。お芝居でしょ、音楽もできるじゃないですか。演奏もソングライティングもやるっていうので、逆にいろいろと根掘り葉掘り質問攻めにしていました。「曲を作っている時、どんな感じで作っているんですか?」とかね。 生田さん緊張しました。私も「どうやって作られているんですか?」って聞いたんですが、そしたら「頭で鳴っている」とおっしゃっていました。“現代版ベートーヴェン”なのかなって思いました。 MC“現代版ベートーヴェン”、これも報道陣の皆さん、書いてくださいね。 福山さん何だったら、ちょっと髪型もコラージュしてもらっても良いですよ(笑)。 MC木村さんは、撮影で非常に難しかったシーンがあったとうかがいました。 木村さんそうですね。ネタバレをはらんでいるかもしれませんので、みなまでは申し上げられませんが…。人を殴るシーンがありまして…。 MC予告編に出ていますからね。 木村さんじゃあ、大丈夫ですかね。(さらっと)めっちゃ殴ります。(登壇者の皆さん:笑) その、殴るのが意外と難しいんですよ。普段、僕は声優をしておりまして、絵の中では、人を殴った経験というのは数知れませんが…。 MC公園とか空き地でね。 木村さんその同級生のことは確かにいっぱい殴ってきましたが…。 福山さん作品の中での話ですよね? 木村さんもちろんです! 福山さんそこを切り取られる可能性がありますからね。 木村さんマズイ、マズイ。 福山さん“あるアニメーション”の中でということですよね? 木村さんその通りです。実際に殴るのが難しいので、ご指導いただいて、「どうすれば殴っているように見えるか」っていう稽古をしたんです。これがなかなかうまくいかなくて、何回もリテイクしてしまったんですが、最終的には上手に殴れたんじゃないかな、と思っております。 田中監督今思ったのは「本気で殴っている」ように映画的にはみせたいので、「殴っているふり」みたいに言われちゃうと、ちょっと困っちゃうなと…。 木村さんごめんなさい。超殴りました! めちゃめちゃリアルに殴りました!(登壇者の皆さん:笑) MC秋山さんはもともと映画が大好きだということですが。 秋山さん小さいころから映画が大好きです! MC改めて今回、映画に出られていかがでしょうか? 秋山さん本当に映画愛がより強まりました。こんなにたくさんの人たちが関わって、これだけの時間と費用をかけて、こんなにでっかいスケールで撮っていたんだ。というのを、体感して、本当に感動しました。ただ、その中に一員として入るというプレッシャーもすごかったです。共演者の方も優しくて、田中監督にも演出していただいたんですが、たまに何か嘘をつかれることがあるんですよね。本作のキャッチコピーに「全員嘘をついている」ってあるんですが、普段から嘘つかれる方も多くて…。 MCどんな嘘を? 秋山さん例えば、今日も、映画が初めてなので、こういう舞台挨拶が初めてなんです。台本に「自己紹介、一言挨拶をお願いします」と書かれていたんですが「そこの挨拶は1分半だよ、秋山さん」とまず成田さんからありました。僕は「あぁ、1分半なんだ。成田さんは何て優しいんだ!僕が分からないことを気遣ってくださったんだ」と思っていんです。でも、その直後に生瀬さんが「秋山くん、挨拶は3分以内でお願いします」って言うんです。もう、誰を信じて良いのか分からず…、始まってみたら皆さん一言ずつだったので、びっくりしました。 MCただ、ご家族がすごく喜んでらっしゃることはXにも上がっていましたね? 秋山さん実家が岡山なんですが、岡山の映画館に「ブラック・ショーマン」のでっかいポスターがあって、僕の顔も小っちゃく写っているんです。そこに父が(手を添えたポーズで)こうやって「息子です」ってやっている写真が送られてきました(笑)。家族一同、喜んでいます。 MC犬飼さんは、以前ご出演されていたバラエティ番組で、「もちろん頑張ったんですが、出演シーンが大幅にカットされているんじゃないかな」と、すごく心配されてらっしゃいましたが、出来上がった作品を観ると、全然そんなことはなかったですよね? 犬飼さんそうですね。出演したバラエティ番組での話が、「映画というのは、普通に出演シーンが全カットされて“出ていない”みたいになることもあり得る」みたいな話をしたんです。だから、「あれ?それも確かにあり得るな…」と思ったんです。予告には映っていたんですが、僕はその予告をまだ観ていなかったんで「やばいぞ」と思っていました。でも、先日(試写で完成した作品を)観たんですが、安心しました。でも、ちょいカットされていました(笑)。 MC改めて今回、福山さんと共演されてみていかがでしたか? 犬飼さん物心ついた時から、テレビで拝見していた方ですし、歌も聴いていたので、「あぁ、すごい!本物の福山雅治だ!」と思っていたら、クランクアップしていました(笑)。 MCそれは、「カットされているかも…」と心配になってしまいますね。 犬飼さんそういうのもあって…ちょっとフワフワしていたから切られているんじゃないかって…。 福山さん犬飼さんは、どんどんテイクを重ねるごとに、役柄としての怪しさや、ちょっと狡猾で嫌な感じである部分がどんどんどんどん出てきていました。「もっともっと何かいろんな表情を見たい」って思わせるお芝居をやられていました。 犬飼さんありがとうございます! MC岡崎さんは、非常に意志の強い女性を演じており、木村さん演じる柏木に恫喝されるようなシーンでも全くひるまず、監督も「素晴らしかった」とおっしゃっていました。今回、イメージを変えてショートカットで演じられたりもしていますが、いかがでしたか? 岡崎さんあれは、すごく印象的なシーンでした。迫りくる柏木さん(木村さん)を皆さんもこの後、観ると思うんですが、本当に恐ろしいんですよ! もう迫ってくると、圧とパワーと迫力が…。 MCあの日本一のガキ大将が…。 岡崎さんそうなんですよ! あのガキ大将さんが迫り来ると思うと、こちらも足をガタガタ震えていました。でも、踏ん張って、何とか対峙しました。言い合うシーンもあるんですが、何とか乗り越えました。 木村さんすみません(苦笑)。 MCそして伊藤さんは、有村さんとは久々の“あの映画“(「映画 ビリギャル」2015年公開)以来の共演ということで、あの時は先生でした。 伊藤さん“あの映画”では、先生と生徒でしたが、今回、オファーをいただいて、役柄の説明をいただいたら有村架純さんの婚約者だということで、「ぴったりだな」って思いました。(福山さん:拍手)もう、終始婚約者みたいな感じでね? 有村さんずっとおしゃべりしていましたよね? 伊藤さんそう。ずっとおしゃべりしていました。お芝居の話とか一切せず、近況報告とかね。トオルさんとも“とある作品”(2008年フジテレビ系列で放送された「チーム・バチスタの栄光」から始まった「チーム・バチスタ」シリーズ)でずっとご一緒していたので、思い出話ばっかりしていました。福山さんともお芝居には一切関係ないようなお話をずっとしていたので、撮影を振り返った時に、苦しいことがなかったんですよ。すごく楽しかったです。ただ、僕は本編では、おそらく97%ぐらいカットされています(苦笑)。観ていただければ分かると思いますが、大部分がカットされて、今回の量になっています(笑)。 MC有村さんはいかがでした? 久々の伊藤さんとの共演は。 有村さんすごくうれしかったです。以前は、塾の先生とギャルの関係で、私の中でも非常に心に残っている時間でした。やっぱり何年経って再会して、役と関係性を上書きするというか、何かまた新しい思い出を一緒に作れるのは、このお仕事の喜びでもあるし、醍醐味でもあると思っていました。 MC生瀬さんは、最も近くで福山さん演じる武史のマジックを仕掛けられる役どころでした。監督も「マジックはアクションシーンみたいに、間近で受けてからのお芝居も大事なんだ」とおっしゃっていました。改めて今回、目の前でマジックを仕掛けられる役を演じてみていかがでしたか? 生瀬さん僕は、そんなに芝居が上手じゃないので、マジックを目の前でやられて、ちょっとからかわれるんですが、本当に腹立ちました。(登壇者の皆さん:笑) そのぐらいリアルなんですよ。もちろん、普段から練習されていて、ちょっと失敗もされるんですよ。でも、本番になるとできちゃうから、本当に腹が立つんですよ。(登壇者の皆さん:笑) スターってそういうものなんだなと思いました。だから、僕は目の前でやられて驚くっていう“芝居”はやっていません。僕は本当に驚いています。だからオーバーでも何でもないです、僕の芝居は…いや「芝居は」って言っちゃいけない(苦笑)。(木村さん:爆笑) MC福山さんは生瀬さんの前でマジックをするのはどうでした? 福山さんご謙遜されていますけれど、生瀬さんと言えば、もう日本を代表する名優ですから、素晴らしいお芝居をされています。おっしゃったように、(マジックのシーンは)アクションシーンのような、殺陣のような――ある約束事の中で進んでいくんです。だけど、だからといって、仕掛けられることに対して自分から迎えに行っちゃうと芝居が変になっちゃうんですよ。でも、フレッシュに新鮮に仕掛けられるし、生瀬さんがイラッとするっことができるっていうのは、それはもう名優の証なんです。僕は、生瀬さんに本当に申し訳ないことをしてしまったんです。(生瀬さんが驚いた様子で)あるシーンで、火を使うシーンがあったんです。それが室内でやった時はうまくいっていたんですが、本番は外だったんです。なかなか上手くいかなくて、何十テイクもやったんです。でも、その時の生瀬さんのセリフが多かったんですよ。6~7行くらいのセリフを、ウワーッと言わなきゃいけない。結構、追い詰めなきゃいけないから、立て板に水のように話さないといけないシーンなのに、僕が何回やってもうまくいかず、「いや、本当に申し訳ないです」と言ったんです。だんだんスタッフさんの空気も「やっぱり無理なんじゃないか」みたいな感じになった時に生瀬さんがこうおっしゃったんです。「福山さん、気にしないでください。何度も何度もテイクを重ねるごとに、僕のセリフもより自然に滑らかになりますから。むしろありがとうございます」って。これは名優の証ですよ。 生瀬さん(報道陣の皆さんに向かって)ここを切り取ってください(笑)。 福山さん本当に助けられました。ありがとうございます! 生瀬さん(とんでもないという風に何度も手を振りながら) MCそして仲村さんは、武史の兄であ
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「劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦」公開御礼“音駒”舞台挨拶「劇場版ハイキュー‼ ゴミ捨て場の決戦」公式サイト「劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦」の公開を記念して3月16日、東京・日比谷のTOHOシネマズ 日比谷にて、音駒高校バレーボール部のメンバーによる舞台挨拶が開催されました。梶裕貴さん、立花慎之介さん、石井マークさん、星野貴紀さん、横田成吾さん、澤田龍一さん、池田恭祐さんが登壇し、「ハイキュー!!」として音駒への熱い思いを語り合いました。白熱の舞台挨拶の模様をレポートいたします。公開御礼“音駒”舞台挨拶孤爪研磨役梶裕貴さん夜久衛輔役立花慎之介さん灰羽リエーフ役石井マークさん海信行役星野貴紀さん山本猛虎役横田成吾さん福永招平役澤田龍一さん犬岡走役池田恭祐さん梶さん皆さん、本日は劇場に足をお運びいただきありがとうございます。全国でご覧いただいている皆さんもありがとうございます。皆さんにちょっとお聞きしたいんですが、今日、初めて本作「劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦」を観たという方は? (会場を見ながら)ありがとうございます。二回目という方は? 三回目という方? 五回以上? おぉ! すごいな。全国の映画館で中継を見ている方はどれくらいの挙手があったか分からないと思いますが…。じゃあ、十回以上の方?登壇者の皆さんいるっ! 梶さんものすごい数の方が、複数回ご覧になってくださって本当にありがとうございます。今日は上映後ということで、いろいろとお話ができると思いましたが、スタッフさんから、ようやく受験が終わって春休みに観に行けるという方もいるということも聞いたので、何となくネタバレのないようにフワッとさせつつ、盛り上がる楽しいトークをしていきたいと思います。 立花さん公開から一カ月ほど経ちましたが、まさかこんなに観てくださる方がいるとは思っていませんでした。とてもうれしい反面、皆さんにお聞きしたいのは、どこを…いや、いろいろ観るところはあると思うんですが、どういう観方をしているのかをお聞きしたいですね。「今回はこのキャラクターに固執して観る」「音だけ聴きたい」という人もいるかもしれませんね。音だけでも楽しめると思います。皆さんにお話を聞く「逆対談」とかもしてみたいなと思っています。まだまだ上映は続きますので、引き続き楽しんでいただければと思います。 石井さん皆さん、こんにちは。「全国のみんな、見てる?」 梶さんリエーフみがすごいね(笑)。発言もそうだし、何かもう見た目も…。 石井さんそうなんですよ! 今回のイベントに合わせて髪を染めてみました。 梶さんすごいね、髪だけじゃないよね? 石井さん実は緑のカラコンが入っています。(会場に向かって)見える? 梶さんいや、見えないと思うよ。でも、今日は何か“K-POP”っぽさがすごいんだよね。髪の毛のカラフルさというか…。 星野さんみんな、明るいっすね。 梶さん(石井さんを指して)その最たる人ですよね。 石井さん今日は、みんなとやりたいことがあります。これから挨拶するんでお願いします。「みんな、おはざーっす!!」(会場の反応に)ありがとうございます。皆さんとお会いできたこと、そして音駒のみんなと登壇できたことをすごくうれしく思っております。今日は最後まで皆さんも盛り上がっていきましょう。星野さん皆さん、こんにちはー! 僕も劇場で二回観ました。一回目にハンカチしか持っていかなかったことを後悔して、二回目は「タオルを持っていけば大丈夫だろう」と思っていたら、ちょっと後悔しました(苦笑)。皆さん、水分足りていますか? 大丈夫ですか? 足りていないよね? 水分補給ができる方は、飲みながら見てくださいね。横田さん皆さん、こんにちは! (会場の反応に)良い声ですね、皆さん。劇場に入った瞬間、エアーサロンパスならぬ、ポップコーンの匂いがして「あ、劇場に来たんだな」と思いました。実は「ハイキュー!!」に関する舞台挨拶に立つのは初めてです。この作品が人気なのは分かってはいるんですが、「『ハイキュー!!』が好きです」という方に直にお会いする機会があまりありませんでした。なので、普段「赤い服着ている。え?この人『ハイキュー!!』が好きなのかな?」とか思います(笑)。 梶さんちょっとそれは、極端過ぎるかもしれないね(笑)。でも、今日は間違いないね…。 横田さん絶対好きですよね。しかも、この劇場だけでなく全国から見てくれているんですよね。今回のイベントの話をいただいた時、とんでもない数の劇場で流れていることを知りました。 梶さん良いことだからね(笑)。 横田さん良いことなんですよね(笑)。「新潟のみんな!見てる?地元のみんな、ここまで来たよ」って。 梶さん晴れの舞台だね。 横田さん今日はよろしくお願いします! 澤田さん僕が、特典がみんなとの写真(音駒高校最後の集合写真)に変わってからはまだ観に行けていないので、「早く行かないと!」と焦っております。Xとかでも応援上映の感想をつぶやいてくれたり、レポートしてくれる方もいて、それを読むとメチャクチャ楽しそうなので、僕もその空間に生まれ……埋もれたいです(笑)。いつか参加したいなっていう意思があるので、もし僕がいたら、一緒に楽しんでください。 梶さん応援上映参加への意気込みになっているけれど、今日を楽しんでね! 澤田さんそうですね(笑)。 池田さん公開から一カ月が経ちまして、ありがたいことにこのような場に立たせていただきました。昔、「ハイキュー!!」のラジオで「音駒のみんなと舞台挨拶に立ちたい」みたいなことを話したことがあったんですが、それが五~六年越しにようやく叶ったと感極まっています。今、泣きそうです。 星野さんタオルいる(笑)? 梶さん良いんだよ、泣いても。 澤田さん短い時間ではありますが、素敵な時間にできたらと思っています。 MCすでに公開から29日で観客動員数472万人、興行収入は67.5億円を突破しております。 登壇者の皆さんおぉー…。すごいね! 梶さんすご過ぎてよく分かんないですね(笑)。 MC超超超超大ヒットです。本日の背景パネルには本作をご覧になった皆さんのXへの投稿の一部を載せております。 梶さん今日、お越しの皆さんが書いたものも載っているかもしれないですよね。(パネルを見ながら)名言ばかりですね…。「海くんが最高に格好良かった」って。 星野さんやったー! 梶さんデカデカと(笑)。これを見ているだけで舞台挨拶が終わりそうですね。後でじっくり見たいですね。 MC周りの反響などはいかがですか? 梶さん音駒高校からすると、本作の「劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦」を目指してずっと戦ってきたところがあります。今回、映画という形で描いていただけたことが、僕自身すごくうれしかったです。コメントを拝見していると「『ハイキュー!!』という作品を観たことがなかったけれど、映画が盛り上がっているから気になって初めて観て、ハマって一から追っています」という声を聞きます。本作がこの作品全体に良い影響を与えて、「ハイキュー!!」という作品の面白さが伝わるきっかけにもなったのかなと思いますね。 立花さん声優という職業柄、あまり職業のことを言わないようにしているんです。よく行く整体で、僕の担当の方は、普段は最初に「どこが悪いんですか?」と僕の調子を聞くんです。でも、先日いきなり「立花さん、メッチャ良かったです」って言われました(笑)。何のことを言っているのか分からなくて「いや、僕の体調はメッチャ悪いんですけど…」って(苦笑)。そこで、初めて担当の方が“隠れ「ハイキュー!!」ファン”だということが判明しました。これまでは、僕のことを気にして言っていなかったけれど、あまりに本作が良過ぎて、テンションが上がって言ってしまったみたいです。「そんなに良かったですか?」と聞いたら「本当に良かったんで、またすぐ観に行きます」と言われました。奥さんと一緒に楽しんでいるということでした。きっと隠れ「ハイキュー!!」ファンって結構いるんだろうなと思いました。今まではなかったつながりを感じる部分があって、すごくうれしいですね。梶さん僕も整体で言われました(笑)。 横田さん僕もです(笑)。 梶さんホントに(笑)? 力が関係あるのかな? 今思い出したんですが、研磨はセッターなんですが、クライマックスで、呼吸だけでプレイしている演出シーンがあるんです。セリフがない中で、臨場感をどう伝えるか? 自分がスポーツをやっていた時の感覚で「球が今、ここにあるから、次はこう動いて、その移動のための準備があって…」とか、サーブの時に呼吸を整えてつばを飲み込んで…とかを考えながら演じていたんです。それを、実際にバレーボールでセッター経験のある方から「自分がバレーボールでセッターをやっている時の感覚と同じでびっくりしました」というコメントをいただいた時はうれしかったです。 石井さん今まで「ハイキュー!!」の存在は知っていたけれど、まだアニメを観たことがないという友だちが何人かいるんですが、「マークが出ているし、初めて『ハイキュー!!』を観た。何でもっと早く観なかったんだろう」って言っていました。今回は、今までのストーリーのネタバレ的な物語というか、最後までつながっているので、本作を観たからこそ、「どうしてそうなったか知りたいから、サブスク登録してこれから観る」と言われました。それはメッチャうれしかったですね。 星野さん海くん的には「ジャンプ」本誌での読み切りがあって、僕の内面的にも「ハイキュー!!」熱がメチャメチャ高まりました。友人も「ジャンプ」を読んで、「これ、星野がやっている役じゃん?」ということで「どんな感じになるか観に行くわ」と、周りが結構観てくれています。 横田さんさっきの話の続きみたいになるんですが…。 梶さん新潟の話? 横田さんその前です(笑)。「ハイキュー!!」の公開が始まって、広告がいろんなところに出るようになって、普段は、「『ハイキュー!!』ファンはみんなどこにいるんだ?」と思っていたのが(笑)、(その隠れファンが)いろいろ露わになってきたと思います。歩いている時に「ハイキュー!!」の話が聞こえてきたり、いろんなところで「ハイキュー!!」という言葉を聞くようになりました。こんなに隠れ「ハイキュー!!」ファンが…。 梶さん隠れなくて良いんですよ、堂々としてください! 横田さんついこの間まで、新宿に大きな広告が出ていて、「これは絶対に見たい」と思ってこっそり行ったんですよ。梶さん堂々と行って良いよ(笑)。 石井さん隠れ「ハイキュー!!」ファンだったの(笑)? 梶さんファンでもあるだろうけれど、出演しているんだから、隠れないで良いよ! 横田さん結構、遅い時間に行っても、その広告を目的に来ている方がいました。普通に歩いていたら、男性が「夜久さん! 夜久さーん!」って言っていました。夜久さんの人気がすごかったです。 立花さんありがたいですね。 横田さんやっぱり夜久さんなんだなと…。夜久さんの背中、すごいよと思いました。 澤田さん僕が「ハイキュー!!」に関わったのは、劇場版が初めてなんです。普段、連絡をとっていなかった地元の友人や同級生から「観たよ」と連絡が来ました。「これ、宝くじが当たった時の感覚に似ているかも」って思いました。 立花さん突然、親戚が増えた(笑)? 澤田さん親戚が増えることはなかったんですが、「応援しているね」とか、普段、連絡をとっていない友人から連絡がきたので、改めて素晴らしい作品なんだということを実感しました。 池田さん僕は、正直なところ「(上映時間が)85分で、四年半くらい待ってくださった皆さんが満足できるのかな?」っていう思いがあったんですよ。ちょっと短いよなって。 登壇者の皆さんあぁ…。 池田さん僕の友だちも「ハイキュー!!」ファンで、四年半ずっと待ってくれていました。本作を観に行ったら「良かったよ~」と言っていました。僕も実際に観に行って「85分で良かった」って思いました。(ほかの登壇者の皆さんに向かって)なりませんでした?梶さん何だろうなぁ…このネット掲示板を見ているような感じ(笑)。伝わってくるね。 池田さん85分以上あると、休憩が必要になるんですよ、これ。 梶さんなるほどね。一緒にエネルギーを消耗しちゃうんだね。 池田さんそうなんですよ。身体がギュッと縮こまっちゃうし、85分で本当に良かったなって思います。 梶さんちゃんとまとまっているしね。 石井さん僕の友だちも「これ以上長かったら足がつっていたかもしれん」って言っていました。それくらい緊張感や臨場感、それに劇場で観るからこそ、他のお客さんとの一体感もあって、たぶん85分で良かったんだなって思いました。 梶さん同意される方が多そうだよね。 澤田さん85分って、(バレーの)本当の試合を観ているのと同じくらいなんですよね。 梶さんそれを体感できるような作品ですよね。(一同のコメントを受けて)音駒メンバーは個性的な面々でお送りしております(笑)。 MC本作はライバル関係にも注目して楽しめますが、それぞれのライバルとのシーンや思い出深いエピソードなどがあれば教えてください。 梶さん研磨でいうところの日向翔陽は、ライバルというか友だちという感覚なんです。セリフでも言っていますが、研磨にとっての友だちは「本気で殺し合いたい相手」という恐ろしい表現なんです(笑)。そのくらい、バレーボールというものを含めて、のめり込みたくなるような人物と出会えて良かったと思います。これまでも、研磨の動物的なリアクションの描写はありましたが、本作で言うと「面白いままでいてね」というセリフの後に、研磨が一歩、後ずさる――あれは研磨の動物的な本能が刺激されているような瞬間だと思います。その辺りから二人ともどんどんスイッチが入っていったのかなって思いました。あのシーン、音がスッとなくなって、ホラー映画を観ているかのような感じでしたね。僕が演じている時は、そういうつもりはなくて、ただ漫画の研磨の表情を随時確認しながら声を当てていたので、普通に研磨のままのつもりだったんです。でも、あの演出が入ると、だいぶ恐ろしいシーンに変わったので、おそらく翔陽にはそういう風に研磨が映っていたのかなと思いました。研磨と翔陽の共通点で言いますと、「汗」に振り回されたと思います。それぞれのプレイに影響を及ぼすくらいで、そこは、ものすごい共通点だと感じました。ライバルではないですが、黒尾(CV:中村悠一)という存在は研磨に欠かせない存在です。彼らの幼少期からの友だち関係、バレーボール仲間というスタートを描いてくれたのもうれしかったです。試合終了後に、二人だけが抜かれて「ありがとうございました」って言っているあのシーンはすごくグッとくるものありました。研磨にしては、すごく声が大きくて、感謝の気持ちが詰まっているセリフなんだろうと思いながら言わせてもらいました。立花さん夜久さんといえば、夕(CV:岡本信彦)が出てくると思います。夜久さんと夕の関係って、お互いに褒め合って、乗り越えて、称え合う――夕の成長をうれしく思う夜久さんがいて、「でも負けたくねぇな」って思う夜久さんもいる。そんな前向きな関係が面白いなと思いました。僕も劇場で観ましたが、本作は、誰かと対峙したり、誰かと誰かが競い合っているのがいたるところにあって、それを85分の中にギュッと詰めて、最終的にまとめている作品です。「監督は天才かな」と思いながら観ました。でも、日向と研磨もそうだけれど、僕が面白いと思ったのは、月島(CV:内山昂輝)と黒尾の関係かな。 梶さんそうなんですよ! 立花さんあそこはネット越しにお互いを煽りまくっていて、無視したくてもできない存在。でも、言われていることは正しいから、やってみたら成功しちゃって黒尾が「クソッ」って怒るという、あの関係はすごく面白いですよね。 梶さんだって、あのつっきーが慕ってすらいるという(笑)。 立花さんでも、最後は楽しい。その辺も含めて、本当によくできた85分だと思います。本作の鑑賞方法としては、「ライバルの二人」とか、「今度は違う人たちを観ていく」などがあって面白いと思いました。もう一つ、大きな括りで、海と黒尾と夜久さんという「三年生」という括りとか、他にもいろんな括りがあるし、いろんなライバル同士がいます。それらが同時並行にいろんなことをやっていく群像劇というのが本作の特徴だと思いました。いろいろ僕も観返したいと思います。夜久さんも、泣いてうれしいけれど、つられて足を…(笑)。「ハイキュー!!」にはそういう面白いところもあって、感動とギャグの部分がうまく作られています。等身大の高校生の部分もあるし、…いろいろあり過ぎてまとめきれないですが、また観たいです。 石井さんリエーフのライバルというと、日向が出てくると思います。個人的にはリエーフって、誰に対しても「負けないぞ」って気持ちが強いと思うんですよね。もともと強かったのもあるから、最初は試合前の「俺たちは血液だ」っていうところに、馴染めなかった部分があると思います。でも、いろいろと経験して、戸美学園戦を経て、チームプレイを学んで、今回の烏野と戦っていきます。その中でも猛虎さんとは「僕がエースだけどこれはチームプレイ。お前はまだエースじゃねぇ」というようなやりとりがあります。研磨にも「まだまだだね」と言われたりしました。でも、最終的に犬岡さんと入れ替わりでリエーフがレギュラーに入りできました。今回は、その犬岡さんと並べたんですよ! チームプレイもできるようになって、そんな成長がすごくうれしかったです。リエーフが音駒高校、そしてバレー部に溶け込めたのがすごくうれしくて、わが子を見るような気持ちで劇場で観ていました。うまくまとめられていないんですが、僕個人としてもこのチーム「音駒」の皆さんと収録できたことがメッチャうれしかったです。 星野さん収録の時の話なんですが、スタジオが横長のコの字の形で、僕は一番端っこに座っていました。そこから収録風景を拝見しつつ…いや、参加もしていましたよ(笑)。一番好きなのが「シンクロ攻撃オール」というところです。何回も作中にあるので、皆さんがマイクの前に並んで「シンクロ攻撃オール」って言うんですが、プレッシャーがすごくて…「これに負けちゃいけない」と思いながら頑張ってレシーブを上げ続けました。 横田さん虎のライバルといえば、田中の龍ちゃん(CV:林勇)がいますが、最初こそ、目が合った瞬間にお互いケンカを売るような仲でした。でも、合宿とかを経て「友」と言い合えるようになって、すごく良い関係だなと思いました。でも、本作の中では、実は一言も言葉でやり取りしていないなと思って、それが逆に良い関係だなと思いました。言葉を介さなくてもお互いに通じ合っているのを強く感じました。 澤田さん福永くんは、作品の中で明確にライバル関係と言えるシーンはないと思いますが、やはりナイスガイ…じゃなくて想定外? 梶さんどういう…(笑)? 澤田さん想定外(笑)なのは、つっきーですね。月島くんに散々シャット(スパイクで得点しようとする相手の攻撃をブロックで防ぎ、ブロックしたボールを相手コートに落として得点すること)を食らっていました。黒尾さんとの話もありましたが、「よくこんなに強くしてくれたな」と、演じる中で感じました。まだ二年生なので「次こそぶち抜いてやる!」と演じながら感じていました。これからライバルになっていくんじゃないかと思っています。池田さん私、犬岡はですね…。 梶さんあなたは、演じた方ですよね(笑)? 役と同化しています(笑)? 池田さん犬岡は、コートに入るのが…、収録だと10年ぶりくらいでした。実は、リエーフにポジションをとられてしまってから…。 石井さんエースです(笑)。 池田さんいやいや。 梶さんここでバチバチしないで…(苦笑)。 池田さん10年ぶりだったんですが、コートの中に入るのにすごく緊張しました。「どうしたら良いかな?」「ちゃんと打てるかな?」っていう気持ちが、役とシンクロしていたと思います。犬岡も試合に出るのは久々なので、そのシンクロがうまくいったら良いなとは思うんですが、犬岡って、そんなことを気にしないじゃないですか? 「ワーっ!」って言って「ギャー」ってやるじゃないですか。 石井さんリエーフが珍しく引いていましたからね(笑)。 池田さんそうなんですよ。そんなことは気にしなくて良いんですよ。…あれ? 何の話をしていましたっけ? まあ、ライバル関係っていうところでも、日向と練習試合で初のライバル関係みたいな感じでやりました。試合に入る時も「あ、犬岡」って認知してくれたことにほっこりしました。試合が終わってからも、「何が」とは言えないんですが、日向が駆け寄って来て、本当は「……」と言うんですよ。言葉として言えないんです(苦笑)。本作を観た方は分かると思いますが、ああいうところも友として、一時期のライバルとして、互いに気を遣って対話しているんだと、そんな風に心で対話しているのが良いなと思いました。 MCさて、本日は観客の皆さんに発表したいことがあります。一つ目はこちらです!【入場者プレゼント実施スケジュール】 第3弾 3月23日(土)~ 第4弾 3月30日(土)~ 第5弾 4月20日(土)~ 第6弾 5月3日(金・祝)~ 第7弾 5月18日(土)~■入場者プレゼント第7弾まで実施決定!登壇者の皆さんえーー! 梶さん今日までは「第5弾まで決定」ということでしたよね? 先ほど「10回以上観た」という方は、あと確実に15回は観るということですよね? 立花さんこれはまだまだ興行収入いきますね(笑)。 梶さん100億円を目指してね。立花さんこれは、ゴールデンウィークは映画館に通えってことですね(笑)。 梶さん何がもらえるのかっていうね。本作の場面写真と、貴重な原画を使用したビジュアル。 ネタバレありの村瀬さん、梶さん、石川さん、中村さんの座談会。 満仲勧監督のインタビューを掲載。■第3弾入場者プレゼント「烏野×音駒 メモリアルブック」登壇者の皆さんおぉー!!! MC最後に登壇者を代表して梶さんからメッセージをお願いします。 梶さん劇場にお越しの皆さん、全国の映画館にお越しの皆さん、そして、黒! というか中村さん、見ていますか? たぶん見ていないですよね? 立花さん見ていたらここに来るでしょ! 来てほしいよ。 梶さん想像以上に音駒のメンバーの個性が強くて、黒のキャプテンシーがないとまとめきれませんでした(苦笑)。またいつか、そういう機会があったら良いなと思います。それにしても、こんな風に皆さんから素敵な言葉をいただけたり、音駒だけでこういう機会をいただけるなんて、本当にありがたいなと思っています。エンディングクレジットをご覧いただいたと思います。満仲監督の愛情やスタッフの皆さんの思いがあってのことですが、(エンドロールの掲載順番が)翔陽と研磨って順番になっていることを僕は知らなかったので、初めて観た時はグッときてしまいました。そういうことからも分かるように、本当にいろんな方の思い、応援してきてくださった皆さんの思いを含め、こんな素敵な作品に仕上がっております。新たに発表された入場者特典も、まだまだ続きます。何度でも映画館に観に来ていただきたいと思う作品です。ひとまずは、今日の思い出を胸に、本作の主題歌「オレンジ」を聴きながら、入場者特典第2弾の音駒の集合写真を見ながら帰ってください。あと、水分にも気をつけてください! また映画館で、ここでしかできない体験をしてくださることを願っております。今日はありがとうございました。
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『劇場版総集編 呪術廻戦 懐玉・玉折』 Blu-ray中村悠一 櫻井孝宏 遠藤 綾 永瀬アンナ 子安武人 最強の2人 戻れない青い春 TBR35184D/2025年 東宝 原作: 「呪術廻戦」 芥見下々(集英社 ジャンプコミックス刊) 制作: MAPPA 配給:TOHO NEXT ©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会 『劇場版総集編 呪術廻戦 懐玉・玉折』 Blu-ray 【TOHO animation STORE 限定版】 【通常版】ご購入はこちら
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2Q FY2/26Financial Results Presentation Video 英訳_2026年2月期2Q決算説明資料final.pdf Presentation Material 262Q.pdf Presentation Material with Script Q&A英語ver.pdf Q&As 202508決算短信 英文.pdf Financial Reports -
映画「変な家」初日舞台挨拶「変な家」公式サイト謎のクリエイター・雨穴さんによるYouTube動画とその前身である同タイトルのウェブメディア記事を元に、物語の続きを書き加える形で待望の書籍化したミステリー小説「変な家」。「読み出したら止まらない」と大反響の原作書籍は、単行本と文庫本あわせて異例の130万部を超えるベストセラーとなっています。そんな話題騒然の「変な家」が映画となり、いよいよ3月15日より全国公開。興行収入20億円突破を狙える大ヒットスタートを切りました。公開当日TOHOシネマズ 日比谷で初日舞台挨拶が開催され、W主演の間宮祥太朗さん、佐藤二朗さん、さらに川栄李奈さん、瀧本美織さん、斉藤由貴さん、石川淳一監督が登壇しました。出演者の中から最も「変な人」が決定するなど、大いに盛り上がったこの日の模様を詳しくレポートします!初日舞台挨拶雨男/雨宮役間宮祥太朗さん栗原役佐藤二朗さん柚希役川栄李奈さん片淵綾乃役瀧本美織さん松岡喜江役斉藤由貴さん石川淳一監督間宮さん皆さん、ゾクッとしていただけましたでしょうか。(会場:拍手) 二朗さんと二人でいろいろな取材を受けましたが、この作品はプロモーション活動でもしゃべれないことが多かったです。大体映画が完成すると完成披露試写会をやるんですが、今回は完成した報告会(2月12日開催「映画『変な家』変な報告会」)をやりました。そんな形で、秘めに、秘めてきたこの作品を皆さんにようやく観ていただけました。そして、これからはたくさんの方に観ていただけるので、とてもうれしく思っています。今までしゃべれなかったことを、しゃべりたいたいと思います。よろしくお願いします。 佐藤さん 間宮と二人で主演をやったんですが、(会場を見渡しながら)会場をバーッと見てみると…(応援ボードやグッズについて)あれは、何て言うんだっけ? 間宮、間宮、間宮……、間宮、間宮、間宮……。一個も二朗がない! (間宮さんの名前の書かれたボードばかりであることを嘆き、会場も爆笑)(アピールしている観客を見つけて)お! それは何? クリアファイル? 「マメシバ一郎」(佐藤さんが主演を務めたシリーズ)の!? それは作品が違う! でも、ありがとう、うれしいよ。(会場:爆笑)今、間宮が言ったように本当にネタバレできないことが多かったです。ここにいらっしゃる斉藤さんや瀧本美織ちゃん、石坂浩二さん、(髙嶋)政伸さんが出てくる後半は特に言えないことだらけです。後半に出演している豪華メンバーの方々の役名さえ、言えなかった。でも、今日はようやく初日を迎えたので、これまでは僕ら(出演者)が共犯関係にありましたが、これからは共犯関係になる人たちが日々増えていきます。この作品を皆さんの手で育てていってください。ありがとうございます。何だか締めの言葉みたいになっちゃった! (会場:笑)川栄さんずっと「ネタバレをしないでください」と言われていました。今日は観終わった方々の舞台挨拶とはいえ、あまりネタバレをしてはダメなんですよね? 佐藤さんダメですよ。 間宮さん(ネタバレしてはいけない範囲を)ちゃんと把握していないと。 川栄さんこの作品が公開される前にSNSで、「ホラー映画ではないので、安心して来てください」と言っちゃったんですが、たぶん、めちゃくちゃ怖かったですよね。「ホラー映画ではないんですが、怖いです」と付け加えたら良かったと思っています。でも、ゾクゾクとドキドキをこの大きなスクリーンで体験してもらえて、無事に公開ができて、とてもうれしいです。 佐藤さん僕と間宮は「本当に、川栄はネタバレをしないか」ということを心配しています。 川栄さん大丈夫です! 今日は短い時間ですが、最後までよろしくお願いします。 瀧本さん(ネタバレを心配しながら)柚希のお姉ちゃん役ということは…言っても良いんですよね…? 間宮さん&佐藤さん良いんです! 瀧本さん今日はお日柄も良く、皆さん映画館に来やすかったんじゃないですか? (登壇者の皆さん&会場:笑)皆さんは本作を観終わったんですもんね? 私はこの作品を試写で初めて観たときに開始五秒で「わー!」って飛びのいちゃいました。私は怖いのがすごく苦手なんです。(会場に語りかけるように)怖かったですよね? でも、もう「本作を観た」ということが共通点で、仲間ですね。心強いです! これからもどうぞ、映画「変な家」をよろしくお願いします! 斉藤さん川栄さんと瀧本さんのお母さん役をやりました。物語の後半の方にしか出てこない…ということもなかったかな? 佐藤さん中盤も出ています。 斉藤さん中盤も出ていましたか。 佐藤さん完成した本作をご覧になりましたよね? (斉藤さん&会場:笑) (斉藤さんがよろけたのを見て)何も障害物がないのに、今よろけましたね? 斉藤さんちょっと無理して高いヒールを履いてきてしまったので(笑)。最近、私は“謎の怖い役”というのがちょっとデフォルトになってきているところがあります。なので、お客さんには、私が出演した時点で「ああ、きっと怖い役に違いない」と逆の安心感を持ってもらえたのではないかと思っております。「この人はどっちなんだろう?」と思わずに、「この人が出てきたから、きっと怖い役に違いない」と安心してもらえる(笑)。今ここに立って、そういう安心の仕方もあるんじゃないかと思いつきました。この作品は「変な家」というタイトルで、雨穴さんが書かれた作品から作られたものですが、家の“間取り”というものにはすごく惹かれる何かがあると感じて、すごく良い着眼点だと思いました。また、昔から本家、分家という構図がすごく好きなので、そういう意味でも、私はこの作品をとても面白く拝見しました。どう考えても、川栄さんがおっしゃったように(声を潜めながら)「ホラー」という言葉を使わないのは無理があるなって思いました。佐藤さん今、斉藤さんがおっしゃりたいことを翻訳しますね。宣伝部から「“ホラー”という言葉は使わないでほしい」と言われているんです。ただ、斉藤さん的には、「どうしても怖い」ということですよね。 斉藤さん怖かった! 怖かった! 佐藤さん随分と、強調されますね。(会場:笑) 石川監督「変な家」という雨穴さんのYouTube、そして小説について「こういう話があるんですが、どうですか?」と(映画化における監督オファーの)お話をいただいてから、約二年が経ちます。今回は試写会もなかったので観客の方の反応が分からずに「本当に大丈夫なのか」「これはホラーとうたわないけれど、詐欺に当たらないのか?」と思いながら日々過ごしていました。でも、こうやって公開日を迎えられて、非常にうれしいです。 MC本作は第44回ポルト国際映画祭で審査員特別賞を受賞いたしました。おめでとうございます。(会場:拍手) 間宮さんは現地にも行かれたそうですが、反応はいかがでしたか? 間宮さん試写会もやっていなかったので、日本のお客さんに観てもらう前に、初めて本作を観客として観るのがポルトの映画祭に来てくださった方々でした。正直、最初は不安もありました。導入部分から、もちろん言語も違いますし、どういう反応をいただけるかはまったく想像がつきませんでした。僕も一緒に観ながら反応をうかがっていたんですが、徐々に会場が温まっていって、中盤ぐらいで笑いが起きていました。佐藤さん笑いが起きるの? 間宮さんあったんですよ! 結構笑いが起きるタイミングは早かったですよ。 二朗さんのところで笑っていました。 佐藤さん僕に関係があるところ!? 間宮さんもちろんポルトの映画祭に来てくれたお客さんなので、「佐藤二朗」というだけで笑う人ではないです。 佐藤さんそりゃあ、そうだよ! 日本だって別に、「佐藤二朗」というだけで笑う人はいない! 間宮さんそれはいます! 佐藤さんそれは、…いるな。(登壇者の皆さん&会場:笑) 間宮さん一番早い段階だと、「すべては僕の妄想ですよ」と二回言うじゃないですか。あそこで笑っていました。 佐藤さん監督、それはうれしいですね。笑いは、国が違うとポイントが全然違ったりするんだけれど、そのシーンは笑っても、差し支えないところですよね。 石川監督正しい観方ですよね。 間宮さんどんどん盛り上がっていって、後半は声を上げて笑っていました。それを見て日本で上映するにあたっての自信がちょっとつきました。言語の違うポルトの方々があれだけ盛り上がってくれたんだから、日本で上映をしたら、一層盛り上がるじゃないかという自信がつきました。 佐藤さん僕はポルトガルには行けなかったんですが、(ポルト映画祭の様子を)映像で観ました。間宮がスタンディングオベーションを受けて登壇していましたね。ポルトの観客の方々のリアクションなどを見ていると、本当に大きなリアクションで怖がってくれていて、すごくうれしかったです。行きたかったなぁ! 石川監督間取りや、明治時代からの古い因習などを、他の国の皆さんに分かってもらえるのかという思いもありました。その中で、作品を受け入れてもらえて、盛り上がったと聞いていると非常にうれしかったです。個人的には、本作を作るにあたって今日本作を観た皆さんが怖かったかどうかはちょっと分からないですが、「子供からご年配の方までいろいろな世代に観てもらえる作品にしたい」と思っていました。個人的には「まだ怖くできるんじゃないか」と思いつつ、程良い塩梅でやったつもりです。なので、「怖い」と思われる方も「まだまだ甘いよ」と思う方もいらっしゃると思うんです。皆さんの反応をネットやSNSで見ながら、もし仮に次があったとしたら、そこを狙っていきたいと思っています。 間宮さん&佐藤さん「次」と言い出しましたよ! MC川栄さんはもともと怖い映画がお好きだそうですが、本作をご覧になっていかがでしたか? 川栄さんめっちゃ、面白かったです! 佐藤さん怖いの、得意なの? 川栄さん怖いの、めっちゃ好きです。初号試写というキャスト、スタッフの皆さんで作品を観る機会があったんですが、最初のシーンで斉藤由貴さんが「キャー!」と絶叫していました(笑)。佐藤さん良い反応だね。 川栄さんお客さんとして良い反応をされていたので、すごく印象に残っています。 斉藤さんすごく自然に叫び声が出ました。 佐藤さん監督からしたら、うれしいじゃないですか。 石川監督うれしいです。狙い通りですね。 佐藤さん川栄はどうやって観ていたの? 川栄さん私は普通に観ていました(笑)。「すごいな」と楽しんでいました。本作は後半になるにつれてハラハラドキドキが増えていって、最後には裏切られる展開というか、最後まで楽しめる作品だと思いました。 MC柚希という役を演じてみて、いかがでしたか? 川栄さん楽しかったです。自分自身、ホラー映画が好きで、あっ、ホラーじゃない。間違えました! (登壇者の皆さん&会場:笑) こういうミステリー的な人間の怖さがある作品が好きなんですが、これまでは出演する機会が全然ありませんでした。今回こういった作品で不気味な役をやることができて、自分の中でとても良い経験になりました。 間宮さん(劇中では目にかかるような前髪で、謎めいた役柄を演じていたことから)その反動かなってくらいに、今日はおでこを出してきている。 川栄さん今日はネタバレOKなので、ちょっと開放的に行かせていただいています(笑)。 MCミステリアスな人物を演じたのが、斉藤さんと瀧本さんです。個性的な役柄を演じてみて、いかがでしたか。 斉藤さんこういう作品で大事なのは、「怖く演じよう」と思わないことなんですよね。登場人物として、自分の信じていることを真剣に信じている。そこに変なひねりやケレン味(ねらったやり方)というとちょっと違うかもしれませんが、そういうものは持ち込まずに、役柄としてストレートに「そう思っている」ということがすごく大事だと思うんです。ゾクッとするミステリーとか、作品の醸し出したい要素がたくさんあったとしても、「私は自分が信じた風習を頑なに守っている」ということだけを念頭に演じていました。 佐藤さん撮影中に監督と打ち合わせする時も、斉藤さんはその話をされていました。「なるほどな」と思って聞いていました。 斉藤さんそうなんですか? 佐藤さん覚えていないですか? 斉藤さん覚えていないですね(笑)。 石川監督段取りの時に、お二人の芝居が終わってから「怖いですね」と言ったら、「怖がらせているわけじゃないんです」と、今おっしゃったようなお話を現場でされていました。 斉藤さんごめんなさい、代わり映えしない話を…。 佐藤さんいやいやいや! 「なるほどな」と思いました。 MC瀧本さんはいかがでしたか? 瀧本さん皆さんの中でも、たぶん普通の役だと思っています。 佐藤さんそれはないです! 瀧本さん一番まともかなと思っています。 佐藤さんそれは飛んだ勘違いだと思います。(登壇者の皆さん&会場:笑) 後半に出てくる人で、まともな人は一人もいませんから。 瀧本さん周りに(個性的なキャラクターが)いすぎて…。 佐藤さんただ、斉藤さんがおっしゃったように、「自分の信じていることをやる」という感じで、皆さん演じていました。さすがです。あ、トークに入ってしまってごめんなさい。瀧本さん、どうぞ。 瀧本さんそうです! 今すごく良いことを言ってくださった! (登壇者の皆さん&会場:笑) MC本作には、“変な”登場人物たちがたくさん登場します。本日は登壇者の方々の中から、もっとも「変な人」=Most Valuable HEN。略して「MVH」を決めたいと思います。(登壇者の皆さんに、左手の指差し棒が配られる) 自分が「変な人」だなという自覚がある方はいらっしゃいますか? 佐藤さんなかなかエッジの効いた質問ですね。(登壇者の皆さん&会場:笑) MC皆さんは、誰が「変な人」だと思っているのでしょうか? 私が「せーの」と掛け声をかけますので、その合図で「変だ」と思う人を一斉に示してください。一番多く票を集めた方に、「MVH」の称号を授けたいと思います。 佐藤さん全然ほしくない。(登壇者の皆さん&会場:笑) MCさて、心の準備は整いましたか? 佐藤さん心の準備は全然整っていない。あと二時間ぐらいいただけませんか。 MCもう参りましょう! せーの!間宮さん→瀧本さん 佐藤さん→川栄さん 川栄さん&石川監督→斉藤さん 瀧本さん&斉藤さん→佐藤さん■「変な人」として指名した結果は…。MC佐藤さんと斉藤さんが二ポイントずつということで、お二人がダブルで受賞です! (会場:拍手)瀧本さんは、佐藤さんを指名していましたが、どうしてですか? 瀧本さん番宣で、二朗さんと一緒に出たんですが、収録の途中で、急にバッと立ってオナラをしたんです。(会場:笑) 「え?えっ?」となりました。佐藤さんなぜ編集でカットされてオンエアされなかったことを、ここで! せっかく済んだと思ったのに。(会場:笑) 間宮さんこちらでも、川栄と「またやっているんだ」という話になっています。(会場:笑) 川栄さん本当に、どこでもやっているんですね!佐藤さん番組の収録中に放屁をすることと、「変な人」というのは別にイコールではないですよ。(周囲の空気を察知して)あ! ごめんなさい、イコールです。 MC斉藤さんを指名されたのが、川栄さんですが…。 川栄さん「ここが変だよね」というわけではないんです。でも、今日も皆さんは空気感で分かったと思うんですが、良い意味で「ちょっと変だな」って…。良い意味ですよ! 佐藤さん独特な空気感があるからね。 川栄さんそうです! 不思議な空気感があるなと思って、指名しました。 斉藤さんありがとうございます。川栄さんにそう言ってもらえるなら、すべて良いです。 MC石川監督も、斉藤さんを指名されましたね。 石川監督僕も同じで、空気感と存在感ですね。 佐藤さん出た! コメント泥棒。女優のコメントを泥棒する監督。(登壇者の皆さん&会場:笑) MC間宮さんは、瀧本さんを指名されましたね。 間宮さん後半で、僕らが狭い空間に閉じ込められるシーンがあるんです。そのシーンで、何が面白いのか分からなかったんですが、瀧本さんのツボに何かがハマって笑い続けてNGになった記憶があります。(登壇者の皆さん&会場:笑) 佐藤さんあれは、まったく笑うシーンではなかった。笑える要素は何もなかった。 間宮さんそうです。すごくシビアなシーンだったんですが、一人でツボに入って笑い続けていました。 佐藤さんスタッフも含め、とにかくこの人だけが笑っている…あれは、はっきり言って、ホラーだよね。 間宮さん異次元に入っている感じがありましたね。 瀧本さん何がおかしかったんでしょうね。 佐藤さん知るか! (登壇者の皆さん&会場:笑) MCでは「MVH」の受賞コメントをいただきましょう。斉藤さんはいかがですか? 斉藤さん私はそういうのを抱えて生きていますから。(登壇者の皆さん&会場:笑) 小さい頃から“変だな”というのが、きっとくっついているんです。 佐藤さん僕はもう、人前でオナラをしないようにします。 MCということで、本日は「MVH」が決定いたしました! (会場:拍手) ■フォトセッション。くす玉を割って、初日をにぎやかにお祝いしました! MCそれでは最後のご挨拶をお願いいたします。 佐藤さん本作に限りませんが、公開したら、あとはもうお客さんの手で育てていただくしかないと思っています。今回は非常に良い滑り出しをしていると聞いております。冒頭でも言いましたが、本当に言えないことや、特に後半にネタバレ要素が多い作品です。でも、これからは、あなた方(会場の皆さん)も我々と同じ共犯関係になりますからね。口コミがどの作品でも大事になりますが、こういう作品はさらに口コミが大事です。口コミも含め、皆さんに本作を育てていただきたいと思っています。正直言うと、もう皆さん任せです。(登壇者の皆さん&会場:笑) 皆さんも引き続き本作をかわいがってください。ありがとうございました。(会場:拍手) 間宮さんちょっとお恥ずかしい話ですが、佐藤さんが素晴らしい屁をこいてくれるのかと期待している自分がいました。(登壇者の皆さん&会場:笑) 佐藤さんああ! その手があったか! 間宮さん「人前では屁をしません」と言ってフリもしっかり効いていると思っていました(笑)。今までの宣伝活動では、いろいろなことを隠して、隠して、隠してきました。本当だったら、たくさんのお客さんに入っていただくために「こんな面白いことがありますよ」「こんな描写がありますよ」「こういう作品なので観に来てください」という宣伝のやり方をするはずなんです。でも、今回は「この作品では何が起こるのか」という、その部分をほとんど隠した状態で宣伝活動をしてきました。これは、公開した時に、本作がたくさんの方に楽しんでいただけるはずだという、作品に対しての信頼と自信の表れだと思っています。これからは、皆さんの口コミや反応が、「変な家」がいろいろな人に観ていただける爆発力になると思います。面白いと思ってくださった方々は、そのことをぜひ友だちや家族、そしてSNSなどでもどしどし発信してください。それが本作の力になると思います。鑑賞後もすごく爽快で、怖い部分もあったとは思いますが、「わあ!」という盛り上がったテンションの中で作品が終わったと思うので、いろいろな人にこの刺激を伝えてくださるとうれしいです。(会場:拍手)
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「沈黙の艦隊 北極海大海戦」完成報告会&完成披露舞台挨拶「沈黙の艦隊 北極海大海戦」公式サイト 1988年から1996年まで週刊漫画雑誌「モーニング」(講談社)にて連載された人気コミックを実写映画化した「沈黙の艦隊」の映画化第2弾。大沢たかおさん主演兼プロデュースによるアクション・ポリティカル・エンターテインメント作品は9月26日公開です。 8月25日、同作の完成報告会をリッツ・カールトン東京 ボールルームにて、完成披露舞台挨拶をTOHOシネマズ 六本木ヒルズにて開催しました。大沢たかおさん、上戸彩さん、中村蒼さん、松岡広大さん、前原滉さん、渡邊圭祐さん、風吹ジュンさん、夏川結衣さん、江口洋介さん、吉野耕平監督 、原作者のかわぐちかいじさん(完成報告会のみ)が登壇されました。完成したばかりの同作の披露ということで熱のこもったイベントとなりました。こちらのイベントの様子を詳しくレポートします。 完成報告会&完成披露舞台挨拶 海江田四郎役 大沢たかおさん 市谷裕美役 上戸彩さん 山中栄治役 中村蒼さん 入江覚士役 松岡広大さん 溝口拓男役 前原滉さん 森山健介役 渡邊圭祐さん 海渡真知子役 風吹ジュンさん 曽根崎仁美役 夏川結衣さん 海原渉役 江口洋介さん 吉野耕平監督 原作 かわぐちかいじ先生 【完成報告会】 大沢さん本日は大変暑い中、ご来場いただきありがとうございます。 上戸さん皆さん、本日はありがとうございます。 中村さん今日はお集まりいただきありがとうございます。 松岡さん本日はご来場いただき誠にありがとうございます。 前原さん本日はよろしくお願いします。 渡邊さん短い時間ですが、よろしくお願いします。 風吹さんよろしくお願いします。 夏川さん今日はよろしくお願いします。 江口さん今日は暑い中お集まりいただきありがとうございます。本作は海の中の話で、こちらの会場も涼しく感じますが、穏やかな感じで、良い時間を過ごしたいと思います。 吉野監督監督を務めました。本日はよろしくお願いします。 かわぐち先生今日はよろしくお願いします。 MCまずは主演とプロデューサーを務められた大沢さん。前作の映画「沈黙の艦隊」(2023年公開)。そしてドラマシリーズ「沈黙の艦隊 シーズン1 ~東京湾大海戦~」(2024年より配信開始/全8話のAmazon Originalドラマシリーズ)の反響についてお話しいただけますか。 大沢さんおかげさまで、映画の劇場公開と、全8話の連続ドラマの配信は、とてもたくさんの方に観ていただいて、反響もすごく大きかったです。しかも、世界でも配信されていたようで、海外に行った時に「KAIEDA!」と声をかけられることもありました。改めてこの作品の力に驚かされている部分もあります。比較的男っぽい話なので、女性の方に喜んでもらえなかったらと思うこともありましたが、特にドラマのほうは、たくさんの女性の方にも観ていただけました。いろいろな社会問題に、男女ともに関心が高いんだということを改めて感じました。 MC海外の方から声をかけられたのはどのような場所ででしょうか? 大沢さん具体的な店名は控えますが、電気屋さんみたいなところです。 上戸さん日本(企業)のお店ですか? 大沢さん海外のお店です。 江口さん「OH! KAIEDA!」って言われたの? 大沢さん店員の女性に、呼ばれたんです。最初は「何を言っているのだろう?」と思いましたが、「『THE SILENT SERVICE(ザ・サイレントサービス/英題)』が面白かった」と言われて。そこで世界でも配信されていたんだということを実感しました。 MC今は、世界情勢が様々ありますから、それによりこの作品に寄せる関心も高まっているのかなと思うのですが、その辺りはいかがでしょうか。 大沢さん本当におっしゃる通りだと思います。この企画の始まりは、五年ほど前だったので、まだロシアやウクライナの問題が起きていませんでした。こうした題材を取り上げることが、本当に時代に合っているのかなというスタートでした。決して良いことではないんですが、現実社会で戦争が起きてしまって、さらに日本国内においてもすごく不穏な、不安な空気が席巻して。今はそういう中での制作になっていて、当時とはまた違った意識と感覚になっています。 MC吉野監督は、続編を撮るにあたって、プレッシャーなどはありましたか? 吉野監督前作の反響が大きかったので、その先を作った時に、それを超えられるのかということですかね。それから、シーズン1から先の物語は、原作の中でも僕が好きな箇所だったので、「それをやって良いのか?」と言う葛藤がありました。ただ、人に任せるよりは自分でやりたいという欲望といいますか、夢の方が大きかったです。なので、頑張ってチャレンジさせていただきました。 MC原作の中でも見どころが多いところですよね。 吉野監督やはり海江田の戦術と、バトルものとしての面白さ、それに政治も動くところなので、周りにファンが多いです。原作の話をする時には、かかせないくらいに本当に好きな箇所です。 MCかわぐち先生には、本作をご覧になった感想をうかがいたいと思います。 かわぐち先生描いている時は、北極海での戦闘なので、荒涼とした海の世界ですよね。だから、寒いはずなんですが、描いていても戦闘自体がすごく熱くて、寒いと思うことはありませんでした。同時に「やまと選挙」(<やまと>を支持する首相を中心とした衆議院解散総選挙)が日本で行われ、これも冬なんですが熱かったんです。映画でも何か熱いものが伝わってきて、これは完璧、いえ、完璧以上になっていました。 MC映画を鑑賞した際に熱い感想をお話になったとうかがっております。 かわぐち先生描いている時に、「こんなことを描いて良いのか?」「実際に起こり得るのか?」とハラハラしながら描いたシーンが一カ所あるんです。それが映画でどう描かれるんだろうと思っていましたが、見事なシーンになっていました。ものすごくカッコ良いシーンになっていたので、喝采しました。……それがどのシーンのことかは予想して楽しんでください。 MC吉野監督、太鼓判をいただきましたね。 吉野監督どのシーンのことなのか、後でうかがって、心にしまって帰ろうと思います。 MC大沢さん、プロデューサーとして、続編に臨むプレッシャーはいかがでしたか。その完成作をご覧になった感想をうかがえますか。 大沢さんプレッシャーはいつもあります。続編は、ゼロからのスタートより難しいんです。ある種のサプライズ的なものは、最初にやり尽くしてしまっているので、マイナスからスタートするような感じでした。でも、この北極海大海戦のプロットは、僕が一番好きなブロックなので、「ここは絶対に落としたくない」と思っていました。地上では「やまと選挙」という総選挙が行われ、「ここは映像化を成功させたい」と強い思いを抱いていました。ですから、僕だけでなく全員がパート1の「沈黙の艦隊」の時とは別の顔をして現場に来ていた感じがして、すごく頼もしかったです。作品を観た感想としては、自分で言うのもアレですが、自分たちができる限界をやれたのではないかと思います。実は、本作の取材を一週間前まで受けていたんですが、実際に本編を観せることができないくらいCGにこだわって、ようやく完成しました。だから、まだ出来立てほやほやなんです。だから、本作を観た時に、心からこの作品を作ることができて良かったと思いましたし、これなら自信を持って皆さんに観ていただけると思えました。 MC前作からご出演されている上戸さん、夏川さん、江口さんにうかがいます。映画「沈黙の艦隊」、ドラマ「沈黙の艦隊 シーズン1 ~東京湾大海戦~」の反響と、ご自身が本作をご覧になった感想をお願いします。 上戸さん映画はもちろんなんですが、ドラマを見て夢中になってくれる友だちが私の周りには大勢いて、「次が気になる!」「次はあるのか」と言われました。前作で私はテレビ局に勤めるキャスターの役でしたが、今回の「沈黙の艦隊 北極海大海戦」では、キャスターを辞めて、自分の足と目で真実を追うフリージャーナリストとして、海江田と<やまと>を追求していきます。彼女のバックグラウンドとして、娘や家族が登場することで、人間の弱さ、怯えるシーンもあり、人間らしさを表現できたことが良かったと思っています。原作は、かわぐち先生が描いてくださった三十年前の作品ですが、現代と重なっている部分もあって他人ごとではないと感じました。情報がたくさん溢れている今の世の中で「どこに観点を置いて、何を軸として、何を信じていくのか」ということを考えさせられました。まさに、今観るべき作品だと思います。観る人が感情を重ねやすい市谷役を演じられたことに、改めて感謝でいっぱいです。 江口さん反響と言うよりは、自分の身近にいる人で、昔原作を読んでいた方から、「観ましたよ!」と、ものすごい熱量で言われました。「次はあるんですか?」って聞かれました。原作を読んでいる方が、「原作を超えるか超えられないか」という見方になることは、これまでにも経験しています。前作の「沈黙の艦隊」の時に、「これは超えられる!」と思いましたし、本作の「沈黙の艦隊 北極海大海戦」ではパワーアップしていると感じていただけると思います。 MCご自身がグッときたシーンはありますか? 江口さんいや、もうグッときっぱなしです。大沢くんが演じた海江田という圧倒的な人間が、潜水艦の中で微動だにせず…。(大沢さんに向かって)大変だよね? 大沢さん(笑)。 江口さん大沢くんはずっと動かないストイックな芝居をされていて。先ほど上戸さんがおっしゃった「人間の弱さ」という部分では、津田健次郎くんがやっている突拍子もないことをする政治家に、一人の老人が「頑張って」と話しかけ、その老人が帰る時に、エレベーターのところに車椅子に乗っている奥様がいるというワンカットがあることによって、「このお父さんは戦争を体験した」もしくは「戦前か戦後に生きてきた何かがある」と思わされました。息子がいて、孫もいるけれど、「頼むぞ」と言うシーン。あれは、グッときました。大沢くんたちの戦いのスケール、僕ら政治家の戦いのスケール、本当にエンタメとして心地よく観せてくれます。試写で本作を観て、すごく良い作品だなと思いました。 夏川さん<やまと>とアメリカの潜水艦の攻防のシーンは、本当に素晴らしいです。内容を知っているはずなのに、試写で息を止めて観ていることが何度もありました。アメリカの潜水艦の艦長のエピソードに感情移入したりして、意外なところでグッときてしまいました。ですから、女性の方も十分に楽しめる作品です。人の触れ合いを描くエピソードにグッときて、人間ドラマとして印象に残りました。 MC今回からご出演されています渡邊さんと風吹さんにもうかがいます。オファーがあった時のお気持ちと、演じる上でどういったことを意識されたのでしょうか? 渡邊さん「よっしゃ!<やまと>に乗れる!」ってワクワクしていたんですが、気がついたらヘリコプターに乗っていました。「人生何があるか分からないなぁ」っていう気持ちです。僕らジャーナリスト組は、視聴者の目線に近いと思います。リアルなものを体験しているんじゃないかと思いました。<やまと>の外側、政治の外側にいて、海江田に突き動かされるんですが、その何かパッションのようなものを感じられるような、若者の持っている内面のパワーみたいなものが出せれば良いなと思って演じました。 MCカメラマンとしてジャーナリストと行動を共にしますが、上戸さんとの共演はいかがでしたか? 渡邊さん<やまと>と並ぶぐらいうれしかったです! すごく気さくな方で、ずっと会話のラリーをしてくれました。笑いの絶えないハッピーな現場でした。現場では皆さんにお会いしていないので、今日ご挨拶をさせていただきました。僕らだけアナザーストーリーを撮っているようで、それもすごく楽しかったです。 上戸さん役ではそこまで話すことはなくて、心と心で分かりあうビジネスパートナーという間柄でした。撮影中の待ち時間では、年齢差があるので、昭和の懐かしいものを「これ知っている?」「あれ知っている?」と聞いて、大爆笑していました。 渡邊さんお子さんの写真も見せていただきました。すごく綺麗で可愛らしいんです。 上戸さん話が逸れちゃって…。 上戸さん&渡邉さんすみません。 風吹さん私はオファーに驚きました。どちらかというと、ファンの立場でしたから、かぶりつきで配信を観ていました。なので、本作に声がかかった時は、「誰のお母さん役?」「誰のおばあちゃん役?」って気持ちでいました。でも、アクション・ポリティカル・エンターテインメントのポリティカル部分だったので、「私が政治家役?」となりました。「ちょっと、私で大丈夫かしら?」と思いながら、衣装合わせに向かったことを鮮明に覚えています。監督にはずいぶん支えていただきました。街頭演説をするシーンがあるんですが、その撮影の時にエキストラの方がたくさん集まっていただいたので、作品がどれだけ人気があるのかを感じました。現場ではたまたま本物の街宣車がやってきたこともありまして…。この作品の運命は、政治や平和について描いているんですが、リアルに上手に乗っている部分があると思います。本作は私の推し作品ですが、すごく運の強い作品だなと心から思いました。 MC与党の幹事長を演じるためにどのようなことをされましたか? 風吹さん与党の女性幹事長はまだ現実にはいらっしゃらないので、女性の議員の方を参考にしました。「一歩も後に引かないこと」「どんな言葉も必ず正義であること」を自分に戒めて、セリフを言いました。 MC<やまと>乗組員の中村さん、松岡さん、前川さんは、前作にご出演されての反響、そして海江田の印象をうかがいたいです。 中村さん多くの方が観てくれて、アクション映画としても楽しんでくれました。小さいお子さんが真似をしてくれることもありました。潜水艦の仕組みが、男の子の心をくすぐるみたいで、そこを楽しく受け取ってくれたみたいです。年齢問わず楽しんでくれたんだなと感じました。海江田さんに、また会えてうれしかったです。海江田さんは圧倒的な信念とカリスマ性を持っているので、やっぱりお芝居でだけではなく、その人自身が持つ人間力が必要とされる役だと思います。そんな海江田を演じられるのは、大沢さんだけだろうなと思って、大沢さんの背中を見ながらお芝居をさせてもらいました。真面目な話が続く中でアレなんですが、大沢さんは体重管理をされていて。現場に置いてあった二枚一組のサンドイッチを大沢さんから「半分こにして食べようよ」と声をかけていただきました。艦長と半分こして食べたサンドイッチは、いままで食べたサンドイッチの中で一番おいしかったです。 大沢さんずっと食べていなかった時で、本当においしそうなサンドイッチだったんです。我慢ができなくて手に取ったんですが、「これを全部食べたらダメだな」と思っていたら、目の前に中村くんが座っていたので声をかけました。食べたくなかったかもしれないけれど、食べさせちゃいました(笑)。 松岡さんドラマ版を一気見してくださった方から「政治の部分と戦闘シーンとがシームレスになっているので、飽きることなく観ることができた」と、うれしい感想をいただきました。僕の中では、副長が母で艦長が父だと思っています。大沢さんが演じる海江田は、父の威厳が高まっていて、現場でいろいろと支えていただきました。俳優としてもそうですが、プロデューサーとしても現場を良くしようとする気持ちを、我々も感じていました。並々ならぬ努力と研鑽があって、ご苦労もあるはずなのに、それを感じさせず、我々には柔らかく接してくださいました。本当に海のような広い心を持った方だという印象です。 MC大沢さんから声をかけられた事はありましたか? 松岡さん撮影の初日に「お久しぶりです」とご挨拶をしたところ、「今回は入江にかかっているからね」と柔らかい口調でお言葉をいただきました。それでちょっと緊張して心臓が痛くなりました(笑)。でも、シャキッとして良い緊張感を持ちながら大事なシーンが撮れました。 前原さん自分で言うことではないんですが、溝口役をやっていると「カッコ良い!」と言ってもらえることが多いんです。僕は、変な役を演じることが多かったので、「カッコ良い役はありがたいな」という気持ちがありました。シーズン1に出演したことで、カッコ良さのある役も来るようになったので、作品への感謝があります(笑)。なので僕にとっては、全てにおいてすごく反響のある作品だなと思っています。今回は、海江田さんから溝口に直接指示をいただくことがありました。でも、僕らは基本的にソナーの画面を見ているので、あまり目を合わせてお芝居をすることがありません。直接指示をされる場面では、背中から大沢さんの重みを感じました。でも、できれば目を合わせたいなと思いながら、ずっと<やまと>に乗っています。 MC<やまと>メンバーのお話しを聞いていかがでしょうか。 大沢さん今回は本当に<やまと>クルーの一人一人にスポットが当たっています。前作の時とは少しやり方を変えて、本人たちに喋りかけるように位置を変えましたが、前原さんだけは、どうしても後ろになるんですよね。何とか見ようとするんですが、目が合わない。彼はずっと役を変えずに通してくれているので、自分としては本当に信頼ができるソナーマンであり、信頼できる俳優です。安心してセリフを投げられるチームで、本当に<やまと>のメンバーたちは最高で素晴らしいです。特に前作よりも全員がより人間っぽくなってパワーアップしていると思います。 前原さんちょっとうれし過ぎて言葉が出ません。「うれしいです。はい!」っていう感じです。ありがたいです。 MC大沢さんは今回の海江田をどのように受け止めていますか? また監督から現場で言われた事はありますか? 大沢さん先ほど話したように、続編はすごく難しいんです。前作を観た方には海江田のイメージが出来上がっているから、それを破壊していかなければなりません。この「沈黙の艦隊」を、別のステージに上げるには、新しい要素を入れていかないといけないので、前作以上にすごく悩みました。最初の台本を作りたての頃に、別のプロデューサーから「吉野監督があまり乗っていない」という話を聞きました。やはり続編は難しいですし、特にこの北極海の部分と選挙の部分の映像化は難しいので、自分も悩んでいたぐらいです。「だったら一度会いませんか?」とプロデューサー二人と監督と僕の四人で会いました。その時に、自分が続編でやりたい海江田像をお話ししました。抽象的な言い方でしたが、吉野監督には「それは面白いですね」と言っていただけて、何とか現場に来ていただくことが出来ました。それぐらい本作の部分はすごく大事なブロックでした。監督は絶対に失敗できないし、僕も悩んでいました。そういう意味では海江田像だけではなく、「沈黙の艦隊 北極海大海戦」の出来映えに繋がるので、緊迫感が伝わって、自分もスイッチが入りました。「これは、前作以上に海江田に魂を込めないと成立しないな」と思いました。 吉野監督前作の「沈黙の艦隊」を超えることが、自分も難しいですし、皆さんもそれをどう超えていくのかについて非常に悩みました。海江田はやっぱりほぼ変化をしないけれど、海江田の中の新たな一面は、観客のみなさんも見たいところのはずです。それをどうやってそれを伝えていくのかを悩みました。それで「逃げたいな」と思ったことが一度ありました。 大沢さん監督から言われた事は、ここでは触れませんが、観てくれた方にはきっと感じていただけると思います。自分も精一杯海江田を演じたつもりです。それを監督が一番理解してくれていました。共に戦って出来上がった作品だから、むしろ観て「何かあった」と感じてもらえたらすごくうれしいです。 MC前作でも海江田は<やまと>艦内であまり動きませんでしたが、今回は? 大沢さん前作では五歩くらい歩きましたが、今回は一週間で一歩も歩いていません! 歩くと「歩かないでください」と止められました。でも、今回は甲板に上がります。オーロラの中に海江田が出てくるところを、皆さんに観てほしいです。僕は、北極圏で実際にオーロラを見たことがあるのですが、別のプロデューサーが「その写真がほしい」と言うので渡しました。それを元にCGチームがオーロラを作りました。そんなオーロラの中に立たせていただく貴重な経験をさせて貰いました。真冬のマイナス40度の設定ですが、実際の撮影はほぼ40度に近い真夏なので、ものすごく苦しい撮影でした。そういうことも含めて一つ一つを丁寧にやった記憶があります。その時はもう監督はスイッチが入っていたので、この作品はきっと前作以上のパワーを持つと確信しました。 MCかわぐち先生、原作の連載から三十年、本作のキャスティングについての感想をお願いできますでしょうか? また撮影見学をされたとうかがっておりますが、いかがでしたか? かわぐち先生僕は、「やまと選挙」のシーンを見学しました。民事党の選挙事務所で、新しいキャラクターが登場します。政治を志す大滝淳の顔は、随分描き直した覚えがあります。「ちょっとイメージが違うな」と自分で直したので、すごく思い入れの強いキャラクターになりました。その大滝淳を津田健次郎さんが演じてくださるというので、ちょっと期待をしていました。大滝淳は、自分の信条をいろいろなアイディアにして、きちんと提示する新しい政治家です。それを津田さんが見事に演じてくれたのを見て、一つのセリフを思い出しました。大滝淳の先輩政治家が、大滝に「キミは大事なことを言う時に目が笑うね」と言うんです。その言葉で大滝淳の持っているパワーやイマジネーションを表現したことを思い出しました。見学を終えて帰る時に、津田さんに「大事なことを言う時に目が笑うので、大滝淳そのものでしたよ」と伝えたところ、非常に喜んでくださいました。良かったなと思いました。 MC最後に、代表して大沢さんからメッセージをいただきます。 大沢さんここにいるキャストや監督、原作のかわぐち先生が伝えている通り、これ以上できないというところまで追い込んで、スタッフキャストが全員一丸となって本作を作り上げました。この「沈黙の艦隊、北極海大海戦」を、ぜひ劇場で観ていただきたいと心から思っています。劇場公開は9月26日です。マスコミの皆さんも記事を書いて終わりではなく、ぜひ劇場に観に行って僕らの言っていることが本当なのか嘘なのかを実際に体験してください。もし「違うんじゃないか?」と思うのであれば、それは東宝宣伝部のほうに言っていただければと思います(笑)。ぜひ皆さん観ていただければうれしく思います。本日はありがとうございました。 【完成披露舞台挨拶】 大沢さん本日はご来場いただき誠にありがとうございます。前作の映画「沈黙の艦隊」、その後にドラマシリーズ「沈黙の艦隊 シーズン1 ~東京湾大海戦~」が配信され、おかげさまで大変ご好評をいただきました。そして、続編となる本作は実は、ギリギリで完成しまして、我々も、この間初めて観ることができました。自分たちとしては、もうこれ以上手の尽くしようがないほど、ベストを尽くした作品になっています。なので、今日観ていただく皆さんが初めてのお客さんです。これまで一部の関係者しか観られなかったので、皆さんにこうして観ていただけることをドキドキワクワクしながら来ました。改めてご来場いただいたことをありがたく思います。そして、二時間強の作品ですが、楽しんでいただければと思います。 上戸さん観客の皆さんに観ていただくのは今日が初めてです。大沢さんもおっしゃっていましたが、前作をきっと超えたであろう、本作「沈黙の艦隊 北極海大海戦」を皆さんのもとに届けることが出来る楽しみと、皆さんがどう受け取るんだろう
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「隣のステラ」初日舞台挨拶「隣のステラ」公式サイト 講談社「別冊フレンド」で大人気連載中の漫画を実写映画化した「隣のステラ」。本作は、今をときめく若手俳優としてスターへの道を走り出した昴(八木さん)と、その幼なじみの女子高生・千明(福本さん)が、幼なじみでありながらも“芸能人と一般人”というもどかしい関係となってしまった。そんな二人の、ピュアで真っ直ぐな恋の様子を描いた切ない王道ラブストーリーです。 8月22日に公開初日舞台挨拶をTOHOシネマズ 日比谷にて開催し、ダブル主演を務めた福本莉子さんと八木勇征さんをはじめ、倉悠貴さん、横田真悠さん、西垣匠さん、田鍋梨々花さん、浜野謙太さん、泉谷星奈さん、松本花奈監督が出席しました。後半には、八木さんが企画した、キャストたちが福本さんに感謝を伝えるサプライズ動画を披露しました。こちらのイベントの模様を詳しくレポートします。 初日舞台挨拶 天野千明役 福本莉子さん 柊木昴役 八木勇征さん 高橋雄大役 倉悠貴さん 篠原葉月役 横田真悠さん 新堂理生役 西垣匠さん 近藤はるな役 田鍋梨々花さん 棚瀬浩役 浜野謙太さん 千明の妹・天野千穂役 泉谷星奈さん 松本花奈監督 福本さん皆さん、お忙しい中お集まりいただきありがとうございます。ようやく皆さんに本作を観ていただけたことが、とてもうれしいです。今日は素敵なキャストの皆さんがたくさんいらっしゃるので、皆さんと楽しい時間を過ごせたらと思っています。 八木さん今日は、朝から、福本さんと電波ジャックをしていましたが、ようやく皆さんに「隣のステラ」が届いて、本当に感無量です。皆さん今日は短い間ですが楽しんでいきましょう! 倉さん初日にお越しいただいて本当にありがとうございます。楽しい時間にできたらいいなと思っています。 横田さん皆さんのお顔を見られてとてもうれしいです。 西垣さん初日を迎えられて、すごくうれしく思っております。 泉谷さん今日は、皆さん暑い中来て下さってありがとうございます。千穂役が決まる前から家には「隣のステラ」の漫画がありました。お母さんはずっと「千穂役に決まってほしいな」と言っていたので、千穂役になれてうれしいです。 浜野さん大丈夫ですか? 一人だけオジ…。(隣の西垣さんで区切りながら)ここまでにしておげばいいものを…。(他の登壇キャストに向かって)キラキラしやがって!(マスコミに向かって)僕だけ写真を切らないでくださいよ(笑)! 田鍋さん公開初日に皆さんとお会いできて、とってもうれしいです。 松本監督初日を迎えられて、とてもうれしく思います。 MC今日は初日を迎えました。満員のお客さん、本当にありがとうございます。この光景を見て、福本さんは今どんなお気持ちですか? 福本さん本当にうれしいです。今日は、朝から八木さんと電波ジャックをしていました。その時に駆けつけてくれた方々もいらっしゃって、皆さんが本作の公開を楽しみにして、一緒に盛り上げてくれたことがうれしいです。 八木さんやっぱり皆さんの元に届くのはすごくうれしいです。こうして劇場に来てくれて、SNSでも盛り上げてくださる方もたくさんいて、感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます。 MC横田さんと西垣さんは本作の中でも舞台挨拶をされておりました。今日は本当の舞台挨拶ですね。 横田さん劇中の舞台挨拶の時は、私たちは一言もしゃべらなかったので、今日はこうして言葉を発することができてとてもうれしいです。葉月は、千明にとって憧れの存在なので、いかにキラキラとしていられるかを考えて演じました。……あの、西垣さんファンの方のボードが気になっているんです。文字が逆さまになっているから戻したほうが良いですよ! 西垣さん(ファンの方に向かって)ホードを見せて! 応援ありがとうね!撮影の時は、会場の皆さんが持っているうちわの名前が全部「昴」だったんです。なので、今日はちょっとだけでも僕の名前があって、すごくうれしいです! MCこういう時は、ご自身の名前を探しますか? 西垣さんはい。 MC八木さん、横田さん、西垣さんは、芸能人の役を演じるにあたり、どのようなことに気をつけたのでしょうか? 横田さん莉子ちゃんが演じる千明に、「私では昴に似合わない…」と思わせたり、千明に憧れてもらえるように、キラキラした印象を与えないといけない役なので、いかにそれが出せるかをがんばりました。 西垣さん僕の演じた新堂は、子役から芸能活動をやっている若手実力派俳優でした。若手で実力がある部分をちゃんと表現しないといけないので…(笑)。実年齢は勇征くんの方が年上なのですが、昴の先輩なので、大人の余裕や、大きな背中が見せられるようにがんばりました。 八木さん僕の役は、本当に新人で、駆け出しの俳優って感じでした。なので、がむしゃらな感じや、ひたむきさ、そして自分で始めた仕事をどんどん好きになっていく姿が見せられたら良いなと思っていました。 MC気持ちの切り替えは難しかったですか? 八木さん千明といる時とそうじゃない時の違いを意識して、監督とも相談しながら演じました。 福本さんテレビで見る昴、試写会の時の昴は、すごく輝いていてカッコ良いんですが、千明としては、寂しい気持ちもあるんです。ベランダで話をする時は、幼なじみの見慣れた昴だから…。八木さんは、そういう部分を別人のように演じられていました。 松本監督八木さんとは、撮影に入る前にお話をしてから撮影をしましたが、二日目くらいに海のシーン、三日目に写真スタジオのシーンを撮影しました。八木さんは、千明といるシーンでは彼女にしか見せない顔をしていて、スタジオでの撮影では“芸能人・昴”になっているので、演技の振り幅がすごいと感じました。 八木さん(監督に褒めてもらえて)最高に気持ち良いです! MC舞台挨拶のシーンですが、大物俳優役で遠藤憲一さんが出演されていました。田鍋さんは、エンケン推しの役どころでしたね。めちゃくちゃうれしそうでした。 田鍋さん撮影中は、うちわを持って推し活をしていましたが、撮影の後に(遠藤憲一さんと)一緒にお写真を撮っていただきました。すごく貴重な時間でした。こんなに贅沢な推し活はないと思います。 MC倉さんは、これまでに様々な役を演じられていますが、本作のようなキラキラした作品と役どころはあまり見たことがない気がしますが、いかがでしたか? 倉さん今回の役は、初めて演じる役どころだったので、オファーが来た時に「来たか!」と思いましたし、うれしかったです。お芝居でカッコ良さを表現する役は、あまりやってこなかったので、難しかったです。いわゆる王道の主人公ではなく、少しアンニュイな感じがある役なので、そこをニュアンスで表現するところに少し苦労しました。 MC福本さんから見ても、高橋はカッコ良い先輩でしたよね? 福本さんはい、めちゃくちゃカッコ良かったです! さらっとリードしてくれる良さがありました。 倉さんありがとうございます! 中学生から見る高校生とか、高校生から見る大学生って、すごく大人に見えるし、カッコ良く見えるじゃないですか。そういう部分を表現したくて頑張りました。うまく表現できているかはまだ不安です。(会場から:拍手) ありがとうございます! MC昴から見て、高橋くんの存在はどうでしたか? 八木さんめちゃくちゃ大人でカッコ良いなって思いますね。 MC撮影自体は半年前だとうかがっております。撮影中の印象的なエピソードや、楽しかった思い出は何かありますか。 浜野さんちょっと思い出しても良いですか? 泉谷さん 八木さんがいないシーンですが、撮影のために用意されたドーナツやご飯を、撮影後にスタッフさんやキャストさんと食べたんですが、本当にパーティーみたいで、すごく楽しかったです。 八木さん僕も参加したかったな! 泉谷さんすみません! 福本さん美味しかったし、楽しかったね! 泉谷さんうん! MC八木さんとの思い出は何かあるかな? 泉谷さん撮影中のエピソードは思い出せないんですが、今日のエピソードならあります。移動中に、すごく面白い話をしてくれました。 MC面白い話? 泉谷さん面白い話というか、ここで話して良いことなのかは分からないので…。(八木さんに)面白かったですよね? 八木さんね! MC福本さん、八木さんから見ても泉谷さんは可愛いですよね? 八木さんめっちゃ可愛いくて、天使! 福本さん現場がパッと明るくなります! 八木さん劇中のセリフで、(千穂が)「昴と結婚する!」と言ってくれるのですが、毎回真剣に受け止めていました。 浜野さん僕は、車の中で待機している時に八木くんと二人きりになって、“八木勇征を独り占め”しました。僕のためだけに、八木くんが話をしてくれました! 八木さんいろいろな話をしましたね。 浜野さん共通の知人の話もしたね。 MCでも、その話はここでは言わないんですか? 浜野さん(笑)。言わない! MC福本さん・八木さんという、フレッシュな二人と共演されてみていかがでしたか? 浜野さん昴のお母さん役の紺野(まひる)さんと僕は同じくらいの世代なんですが、二人とも“ラブストーリー大好きオジ”と“ラブストーリー大好きオバ”なので、顔合わせの時に「中年二人でフレッシュな二人を支える!」と決めました。出来上がった作品を観たら最高でした。こんな若い二人がお互いを思い合って、オジが観ても涙がちょちょぎれますよ! ラブストーリーは若い人たちだけのものではなくて、中年も観られますよね?(と会場の皆さんに問いかけると手が挙がる)イェーイ! MCそれでは、ここで映画のタイトルにちなんだ質問をしたいと思います。「隣のステラ」ということで、皆さんがこの夏に隣にいてほしい人、もしくは隣に置いておきたいものを教えてください。 松本監督この質問、めっちゃ難しいですよね? 私は、最近引越しをしました。テレビではなくプロジェクターに変えたいと思っています。なので、「プロジェクター」を隣に置きたいです。 浜野さん僕は、今年で44歳になりますが、芝居の仕事が来たのは30歳くらいの時でした。(登壇者の)皆さんの事務所は、マネージャーさんが変わっていくと思いますが、僕のところは小さい事務所なので、同い年のマネージャーが14、15年ずっと担当してくれています。「マサヤ、衣装どう?」など、ずっと二人でやっているので、常に「マサヤ」に隣にいてほしいです。 泉谷さん隣に置きたいのは、「ドラえもん」です。私は、最近「ミュージカル SPY×FAMILY」(アーニャ・フォージャー役)のお稽古をしています。駅から稽古場までがすごく遠いので、いつもお稽古前に汗をかいて疲れてしまいます。だから、ドラえもんの「どこでもドア」を使ってさっと稽古場に行きたいです。私だけじゃなくて、スタッフさんやキャストの皆さんも、ドラえもんにお願いして、「どこでもドア」を使って汗をかかずに稽古場に行けるようにしたいです。 田鍋さん私は、現実的に考えて、「おにぎり」だと思いました。本当に思いつかなかったんですが、さっき楽屋におにぎりがあったんです。どんな時もご飯を食べて生きていきたいので「おにぎり」です。 西垣さん人か物ですよね? 五分に一度くらいの頻度で、僕に「『お水飲まなくて良いの?』って聞いてくれる人」が隣にいてほしいです。僕は、あまり水分を取らなくて、現場に一日いても500mlのペットボトルを飲みきることなく帰ることがあります。 MC皆さんが“「マサヤ」で良いじゃん!”と思っていると思います。 浜野さん僕のマサヤは一人ですから! 横田さん思いつかないので、「怖い話」にします。私は怖い話が大好きで、ホラー映画も大好きなんです。だから、怖い話を見たり聞いたりして、ゾクゾクと寒気を感じていたいと思います。 倉さん今日もニュースでやっていましたが、昨今暑くなっているので「日傘」です。そろそろデビューしようかと思っています。皆さんも気をつけてくださいね。 八木さんロケで、保冷機能の高い最新の「縦型の氷嚢(ひょうのう)」をいただきましたそれをグループの仕事で地方に行った時に持っていったのですが、そこの冷凍庫に入れたまま忘れて帰ってきちゃいました。(頭を下げる)本当にごめんなさい。 福本さん私は、現実的に考えて「水枕」です。いつも冷蔵庫で冷やしておいた水枕で寝ています。頭がひんやりしてすぐ眠れます。皆さんにオススメです。 MC松本監督、改めてこの二人と作り上げた作品はいかがでしたか? 松本監督撮影に入る前も、撮影に入ってからも思っていたことがあります。福本さんと八木さんの雰囲気がすごく似ているところがあり、話すトーンで、幼なじみ感が際立っている感じがしました。撮影自体は一カ月ほどでしたが、画面に映っていないところで、二人が過ごした時間がちゃんと積み上がっているように感じられて、すごく素敵だと思いました。 MCお二人は、松本監督との作品作りはいかがでしたか。 福本さん撮影に入る前から「何かあったら相談してね」と言ってくださいました。現場でも、そういう環境を作ってくださっていたことが心強かったです。 八木さん(福本さんと)二人でのシーンを撮る時に、段取りの前や後に、監督を交えて、三人で話し合ってから決めていました。僕と監督は、同世代だからこそ、言葉のツールや感覚が似ていることが多くて、とてもやりやすかったです。 松本監督今回は、スタッフも含めて歳が近い人が多かったので、先ほど八木さんがおっしゃったように、言葉のツールが似ている事は私も感じていました。 ■八木さんから、福本さんへのサプライズ企画! MCここからは、八木さんお願いします! 八木さんはい。莉子ちゃんと皆さんに、どうしても見てもらいたい映像があります。 福本さんえ! なんですか? 私は聞いていないです…。(戸惑いをみせる) MC福本さんは、相当驚いていらっしゃいますが、壇上の皆さんは下のモニターをご覧ください。 ■スクリーンに映像が映し出される。 (映像の中の)八木さん本作の撮影中から宣伝活動まで、明るく一緒に頑張ってくれた莉子ちゃんにサプライズをしたい。初日舞台挨拶の日に、朝から密着で電波ジャックがあるので、その時にキャストの皆さんと一緒にメッセージサプライズをやろうかなと思います! 福本さん(映像を見ながら)え! いつのまに? これ、さっきですよね? ■この日の宣伝活動中、福本さんに気が付かれないように、キャストの皆さんが一文字ずつ書かれた紙を、カメラに向けていきました。八木さんが「隣」倉さんが「の」横田さんが「ス」西垣さんが「テ」田鍋さんが「ラ」浜田さんが「公」星谷さんが「開」。最後は皆さん一緒に福本さんへの感謝のメッセージ「莉子ちゃんありがとう」。 福本さん私、近くにいたのに、まったく気が付かなかったです! 私も星を持っていました…。 八木さんもうドキドキしました! 僕がみなさんに提案したのも今日なので、急いで編集していただきました。莉子ちゃんの笑顔や、現場で明るく振る舞ってくれていたことに、すごく助けられたので、感謝の気持ちを込めて今日はサプライズをさせてもらいました。ありがとうございます!(会場:拍手) 福本さん本当にたくさんの方に支えていただいて、今日という日を迎えられました。まさかのサプライズ企画までしていただいて、めっちゃうれしいです。ありがとうございます!(会場:拍手) ■フォトセッション MC最後に、八木さん、福本さんからメッセージをいただきます。 八木さん本作は、同世代のキャストやスタッフの皆さんと一緒に「超王道のキラキラ映画を作ろう!」と言って始まりました。チーム一丸となり、手を取り合いながら一生懸命作った作品が、皆さんの元に届いて、すごくうれしいです。「隣のステラ」の世界観が広がって、たくさんの皆さんに届くことを願っています。今日は集まっていただいて本当にありがとうございました。 福本さん餡蜜先生が描かれた作品に対して、リスペクトを持って、熱い思いで一丸となって本作を作り上げました。夏にぴったりの王道のラブストーリーの作品になっています。お友だちやご家族にこの作品の魅力をもっと広めてくださるとうれしいです。本日は本当にありがとうございました。
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