「映画クレヨンしんちゃん 超華麗!灼熱のカスカベダンサーズ」初日舞台挨拶
- 初日舞台挨拶
初日舞台挨拶
1990年より「漫画アクション」で連載が開始され、1992年にTV アニメの放送がスタートしました。幅広い世代に笑顔と感動を届けてきた「映画クレヨンしんちゃん」シリーズの32作目となる「映画クレヨンしんちゃん 超華麗!灼熱のカスカベダンサーズ」では、灼熱の国・インドを舞台に、しんのすけたちカスカベ防衛隊が大活躍します。
8月8日、TOHOシネマズ 日比谷にて初日舞台挨拶を実施し、賀来賢人さん、バイきんぐ(小峠英二さん、西村瑞樹さん)、山寺宏一さん、速水奨さん、小林由美子さん、佐藤智恵さん、橋本昌和監督が登壇しました。さらに、しんのすけとボーちゃんも駆けつけて、会場を盛り上げました。また、タイトルの灼熱にちなんで、「灼熱の夏にしたいこと」をお話しいただきました。こちらのイベントの模様を詳しくレポートします。
賀来賢人さん
ウルフ役
小峠英二さん(バイキング)
ウフンアハーン役
西村瑞樹さん(バイキング)
バイト君役
山寺宏一さん
カビール役
速水奨さん
ディル役
小林由美子さん
しんのすけ役
佐藤智恵さん
ボーちゃん役
森川智之さん
野原ひろし役
こおろぎさとみさん
野原ひまわり役
橋本昌和監督
MC
本日はご来場いただきましてありがとうございます。早速ここで、あの方が今日も駆けつけてくれていますよ。インドでも大活躍を見せた嵐を呼ぶ五歳児、しんちゃん、そしてしんちゃんのお友だちのボーちゃんを呼んでみましょう。皆さんも「しんちゃん、ボーちゃん」と一緒に呼んでくれますか? よろしくお願いいたします。それではいきますよ。
せーの、「しんちゃん!ボーちゃーん!」
■「しんちゃーん!」「ボーちゃーん!」というお客さんからの呼びかけに、会場の中扉から客席の間を通ってしんのすけ&ボーちゃんが手を振って登場しました。しんのすけ&ボーちゃんが中通路でハグを交わしたり、お客さんとハイタッチをしながら、大きな拍手に包まれてステージに上がりました。
しんのすけ
ほほーい! どもども。ボーちゃん、すっごい人が来てくれているよ! ぶりぶりぶりぶり。いえーい! 暑い中、ありがとうございますぅ〜。
MC
二人とも階段があるから気をつけてね。今日は、二人とも役の衣装を着てくれていますね。
しんのすけ
そうだぞー! ほほーい!
ボーちゃん
はっはー!
■しんのすけ&ボーちゃんはハイタッチや“お尻合いポーズ”。
しんのすけ
ナマステ〜! みんな、オラの映画観てくれた?(会場の皆さん:拍手)どもども、ありがとございますぅ。オラ、野原しんのすけ! みんな、オラの映画どうだった? 面白かった? 面白かった人は拍手!(会場の皆さん:拍手)じゃあ、歌って踊ってかっこいいオラに惚れちゃった人、拍手!(会場の皆さん:拍手)もっともっと!(ご機嫌で)ありがとございますぅ。(会場の皆さん:拍手)
ボーちゃん
皆さん、ナマステ。今日は、映画を観に来てくれてありがとう。(会場の皆さん:拍手)
MC
しんちゃんとボーちゃん、今日はカスカベからこの会場に来てくれて、どうもありがとう。今日はどうぞよろしくお願いします。
しんのすけ
そこにいるのは!(MCに近づく)これはこれは、ま・り・こ・お・ね・ぃ・さ・ん!(テレビ朝日の堂真理子アナウンサー)このあと一緒にインドに行って、アツアツおデートがしたいゾ。この後、お暇ですか? カレーとチャパティを食べながらステキな思い出を作りませんか?
MC
インド?!
ボーちゃん
超カレー(華麗)にインドにお誘いしている!
MC
ボーちゃん、感心している場合ではないよ。今日は大事な映画の公開初日だよ。
しんのすけ
えー!
MC
ということで、カレーデートは今度にしましょう!
しんのすけ
(残念そうに)はーい。
MC
会場にいる皆さんは、本作を観てくれた方たちばかりなんですが、私も本作を観て、しんちゃんとボーちゃんと熱い友情に本当に感動しました。夏休みに家族やお友だちを誘って、もう一回観に行きたくなるくらい歌って踊って笑って泣ける大傑作でした。
しんのすけ
ありがとございます。まりこおねぃさん、オラたちのお活躍を観てくれていたんですな。これは「ダンニャワード」!
ボーちゃん
「ダンニャワード」は、日本語で「ありがとう」(という意味)。
MC
ボーちゃんは物知りだね。
今日は、映画に参加してくれた超華麗なゲストの皆さんも駆けつけてくださっているんだよね。
しんのすけ
うん、そうでしたそうでした! オラ、こってり忘れていたゾ。
MC
忘れちゃダメぇ~。
ボーちゃん
舞台挨拶で、超カレー(華麗)なゲストの皆さんとお話しする。きっとすごくすっごく楽しい〜。
しんのすけ
うんうん。それではカレー(華麗)なるゲストの皆さんをお呼びしちゃいましょう!
■舞台袖から本日のゲストの皆さんが登壇。
MC
今日は、野原一家の声優キャストの皆さんもお越しいただいています。
賀来さん
皆さん、こんばんは。本日は暑い中お越しいただきありがとうございます。 個人的な話になっちゃうんですが、僕は、本当に小さい頃から「クレヨンしんちゃん」を観ていたので、「まさか僕がこの世界に入れてもらえるなんて」という思いで、感動しています。
僕自身も子どもがいるので、また一緒に「クレヨンしんちゃん」を楽しんでいる状況で、本作に参加することができました。半ば、逆ごり押しでオファーをして出演させてもらったので、本当に光栄に思っております。 今日は皆さんと楽しみたいと思います。
小峠さん
そもそも僕の演じている「ウフンアハーン役」ってなんなんですかね?
僕は、なかなか声優のお仕事をやらせてもらうことはなかったんです。そんな中、「ウフンアハーン」で、すべての喜怒哀楽を表現するという非常に難しいお仕事をやらせてもらいました。皆さん、今ご覧になったと思いますが、作品は、後半に一波来る感じで、とても素晴らしいです。この作品に参加させていただけて光栄です。
西村さん
皆さん、(バイト君に)お気づきになりましたか? (会場の皆さん:拍手)
小峠さん
一人だけ部外者!
西村さん
いや、部外者じゃないから!
日本を代表するアニメの「クレヨンしんちゃん」の映画で、豪華な声優陣の皆さんと一緒にゲスト声優をやらせていただけて、本当に光栄に思っています。
僕にも四歳の子どもがいますので、家族で観に行きたいと思います。果たしてうちの子は、「パパの声」に気がついてくれるのか?!
小峠さん
映画に出ていないのに、想像だけでよくしゃべれるな。
西村さん
出ていますから!
山寺さん
「クレヨンしんちゃん」の映画に出演するのは三度目になりますが、舞台挨拶は今日が初めてでございます。(会場の皆さん:拍手)これでやっと一人前の声優になれた気がします。
昨年の10月末に声を録りました。なかなか過酷な収録でしたが、頑張りました。収録終わりに、由美子ちゃんと智恵ちゃんを誘って、スタジオ近くのクラフトビールのお店で、「三人頑張ったな」と乾杯しました。
小林さん
あのビールの味は忘れません!
佐藤さん
忘れない!
山寺さん
めっちゃおいしかったことを、今思い出しました。その時から最高の作品だったので、この日が来るのを待ち望んでいました。そして、本作を観終わった皆さんの笑顔を見られて、本当に幸せです。
速水さん
ちょっとプライベートなことなんですが、実は、今日8月8日は、僕のアニキの誕生日なんです。(登壇者の皆さん&会場の皆さんん:拍手)
登壇者の皆さん
おめでとうございます!
小峠さん
ここでアニキ情報を出さないでくださいよ。
西村さん
会場に来ているんでしょ?
速水さん
今日、兄は来ていません(笑)!
西村さん
来てないんかい!(会場の皆さん:笑)
小峠さん
じゃあ、誰に向けて話したの?!
速水さん
(笑)。それは置いといて。
声優として、「クレヨンしんちゃん」に出るのは、ものすごくうれしいことです。しかも山寺くんと相棒を組めるなんて…。
山寺さん
こちらこそ!
速水さん
僕も「声優になれた!」って気がしました。僕らの歌も楽しんでください。
小林さん
作品は、おもしろかったですか?(会場の皆さん:拍手)みんな、優しい。ありがとうございます!
無事に初日を迎えられて、本当に感無量です。すべてのスタッフの皆さん、キャストの皆さん、そして何よりも観に来てくださった皆さん、これから観に行こうと思っている皆さんのおかげです。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。灼熱の舞台挨拶、この先も引き続きお楽しみください。
森川さん
(CV野原ひろしの声で)行くぜ! インドパワー! くそぉ、これがインドで育てた靴下かぁ……。
ということがありましたが、皆さん、本作は楽しんでいただけましたか?(会場の皆さん:拍手)ありがとうございます。
こおろぎさん
本当に毎日暑いですよね。今日は本当にありがとうございます。舞台がインドということで、スタッフの皆さんが実際にインドまで足を運んで、いろいろ見て、聞いてきたものが、本作にはギュッと詰まっています。私も本作を観た時に、「インドってこんな感じなんだ!」とびっくりしました。インド旅行に行った気分になったので、今日ご覧になった皆さんも、「夏にちょっとインド行ってきちゃった!」と言っても良いかなと個人的には思っています。
森川さん
今日の服装もだいぶインドカラーだね!
こおろぎさん
特に色をインドに寄せました。今日はインドに寄せている人が他にもいらっしゃるので、良かったです。
佐藤さん
今回は、かつてないほどボーちゃんがしゃべっています。試写会の時は、しんちゃんとボーちゃんがケンカをしてしまう場面を観て、泣いてしまったお友だちがいたという話を聞きましたが、今日は大丈夫でしたか? とりあえず、こんなにたくさんしゃべるのは珍しいと思いますので、この機会にぜひご覧ください。お友だちにも勧めてください。カスカベ防衛隊のインドの旅と、家族愛、そして友情と、さまざまなものがギュッと詰まっていますので、ぜひたくさんの方に宣伝していただけるとうれしいです。
橋本監督
こおろぎさんがおっしゃったように、インドに行ったのが、2023年の9月です。そこから約二年かけて、ようやくこうして皆さんに本作を公開することができました。今日は本当にうれしく思っています。もしよろしければ、これからも何度も足を運んで本作を楽しんでいただけるとすごくうれしいです。
MC
それでは改めてお話しをうかがってまいります。先日の完成披露試写会、そして本日公開初日を迎えてSNSなどでの感想が「映画は面白い上に、ダンスと歌もモリモリの作品になっていて大人も楽しかった」「何度も会場が笑いに包まれ、最後には感動が!やっぱりクレヨンしんちゃんが好きだー!」といったコメントが寄せられております。賀来さん、このような皆さんの反応を聞いていかがでしょうか ?
賀来さん
うれしいですよね。本当にこの作品に参加できて光栄です。何より、しんちゃんファンとしては、これまでの全部のせというか、 ここまでいろいろなおかずが詰まっている『クレヨンしんちゃん』の映画もなかなかないというのが、最初に観た時の印象です。僕も早く劇場で観たいと思っています。
MC
小峠さんは、先日、この作品の舞台になったインドに、しんちゃんと行かれたと聞きました。
小峠さん
(一度素通りしてから近寄ってきたしんちゃんに)何で一回素通りしたんだよ。さすがにこのビジュアルは見失わないだろう。(会場の皆さん:笑)
インドでのしんちゃんの知名度はすごかったです! 今でも週に7日放送していて、それを18年間も続けているんですって。そんな帯放送聞いたことないですよ。だから、もうインドでは老若男女100パーセントの知名度とのことです。インドの海沿いをしんちゃんと二人でオープンカーで走ったんですが、子どもたちが後ろから「しんちゃん!」って追いかけてきてすごかったですよ。その時に、僕はオレンジ色のTシャツを着ていたので、しんちゃんのセキュリティのために横に座っているような感じでした。とにかくしんちゃんの知名度と人気にびっくりしました!
MC
西村さんは、小峠さんから何かインド旅行のお話は聞いていますか?
西村さん
インドのナイトクラブで遊びまくったらしいですよ!
小峠さん
ナイトクラブっていっても、音楽が流れる普通のクラブですよ。最終日にマネージャーと行きました。で、僕はお酒飲んで、結構ベロベロになっていたんですが、インドの若者四人から「一緒に踊ろうぜ」みたいに誘われたので一緒に踊ったんですよ。彼らが「どんな仕事でインドに来たんだ?」ってたずねるから、「今度『クレヨンしんちゃん』の映画をやるんだけど、その映画の舞台がインドで、僕は声優をやっているんだよ」と言ったら、「おー!」と驚かれました。彼らが周りにもその話をしたら、僕は胴上げされました。それぐらいしんちゃんパワーはすごいです。
MC
山寺さんと速水さんにうかがいます。お二人がデュエットされて、パワフルな魅力が詰まった楽曲「インドパワー120%」の特別映像が、公式Xでも大反響となっており、瞬く間に150万回再生となりました。(会場の皆さん:拍手) この楽曲を歌唱される際に、どのような点に気をつけたのでしょうか?
山寺さん
大変でしたよ。なかなかのボーカリストでも出ないような高いキーのデモテープが送られてきました。「そんな高い声が出るか!」って思いました。しかも、日本を代表する低音ボイスの速水さんに「どうやって歌わせるんだ!」とも思いました。
速水さん
僕は、自分に合うキーにしてもらいました。山寺くんは、一オクターブ上のキーで歌っていました。
山寺さん
そうでもないです。もらったデモテープからはだいぶ低くしてもらいました。あれが僕の限界のキーです。「速水さんはどうしますか?」って聞いたら、「一オクターブ低いキーで歌いましょう!」ってなりました。大変でした。でもすごく良い歌です。
速水さん
聞いたところによると、「Mステ」(テレビ朝日の歌番組「ミュージックステーション」)に出られるらしいですね!
山寺さん
出たいですね! テレビ局的にはどうですか?
MC
検討させていただきます。
山寺さん
皆さん、お願いします!(会場の皆さん:拍手)
MC
皆さん、応援よろしくお願いします。
山寺さん
タモリさんに何を言われるのか、楽しみですね!
MC
カビールとディルの自己紹介のシーンが印象的ですが、もしよろしければ…ここで再現をお願いできませんでしょうか?
■スタッフがカンニングペーパーを用意。
山寺さん
(カンペを受け取った後に)こんなものいらないよ!(と床に落とすと、会場の皆さん:拍手)…ちょっと待ってね。(しゃがんでカンペを確認すると、会場の皆さん:笑)(速水さんに向かって)大丈夫ですか?
速水さん
なんとなく頑張る!
山寺さん
えー、私はインド警察(機密未解決怪奇事件)特捜部のカビール・カッチャパパル・パッカパパル・カッチャパパル・パッカパーパル!
■一度目は失敗したものの、再度チャレンジして成功。
速水さん
同じくディル!
山寺さん
以上です!(会場の皆さん:拍手)
MC
ありがとうございました! これは貴重です。
そして、本日初解禁となりますが、ひろしも劇中で華麗な見せ場がありますよね?
森川さん
お気づきでしたか?(会場の皆さん:拍手) 某有名なハリウッド大スターのトム・クルーズさんの代表的な作品の…。ケニー・ロギンスさんの「Danger Zone」を、日本を代表して歌わせていただきました。これは、皆さんそうだと思いますが、「Danger Zone」という曲は口ずさめると思うんですよ。ただ、あの歌詞を全部英語で歌えますか? だから、あのようになりました。
山寺さん
トム・クルーズに怒られないの?
森川さん
いえ、言っていないです。
山寺さん
…怒られればいいのに(笑)。って嘘です。昔、何回かトム・クルーズの吹替声優やったのに、今では森川がトム・クルーズ公認だから、今は全部、森川なの!
MC
こおろぎさんも歌われていましたがいかがですか?
こおろぎさん
まさかゼロ歳児にこの記念すべき「Danger Zone」に参加する機会を与えて下さるとは思っていなかったので、本当に光栄でしたし、本当にうれしかったです。表向きには言葉をしゃべっていないですけど、心の中では皆さんと同じように歌っていました。その辺も込みで、ぜひ観ていただければと思います。
森川さん
(同曲のサビを歌い出す)♬ハイウェイ、トゥ、ザ、デンジャーゾーン
こおろぎさん
(CV:ひまわりの声)あぃあぃ。
歌と言えば、母ちゃん、みさえの歌唱シーンがあります。母としての力強さと、みんなを引率するんだという責任感が詰まった歌になっています。ひまわりも、母の背中におぶさりながら参加しています。母の背中で、ゼロ歳児の持てるすべての力を出し切りました。あのシーンは、お母さま方とゼロ歳児にぶっささるんじゃないかと思っています。
小林さん
あの歌を聞いて、ちょっと泣きそうになりました!
MC
みさえの歌唱シーンがあることも、この舞台挨拶で初解禁となります。
監督、見どころが本当にたくさんあるのですが、今回のひろしやみさえの歌うシーンがあることについて、どのようなお考えで制作されたのでしょうか?
橋本監督
「クレヨンしんちゃん」という作品は、子どものファンの方も多いですが、同時に大人のファンの方も大勢いいます。お子さんを連れて来た大人も盛り上がれるシーンがあることで、大人のファンの皆さんにも「頑張って!」という応援歌みたいなシーンがほしいなとずっと思っていました。なので、今回はひろしとみさえに、大人として頑張ってもらうシーンを作りました。
MC
今回、しんのすけとボーちゃんの友情が見どころの一つです。二人の出会いのシーンの写真がありましたが、「これだけで号泣不可避」とコメントが殺到しています。今回のしんちゃんとボーちゃんを演じるうえで、大切にされたことをぜひお聞かせください。
小林さん
とにかく「しんのすけであることを大切にしよう」と思いました。私は、映画では、橋本監督の「クレヨンしんちゃん 新婚旅行ハリケーン 〜失われたひろし〜」(2019年公開)で、しんのすけ役の声優をバトンタッチさせていただきました。その時は、もうガチガチに固まってしまって、「映画だからいつもじゃないしんちゃんを見せなきゃ!」「ギアを二段、三段入れていかなきゃ!」みたいな感じでアフレコに臨んだんです。そんな私を見た監督が「いつものしんちゃんで良いんだよ」と、「小林さんが今まで演じてきたしんちゃんをそのまんまやってくれれば大丈夫だから」と、おっしゃってくださいました。それで、肩の荷が下りて、その言葉は目から鱗という感じでした。変に力を入れたら、しんのすけじゃなくなっちゃうんだな、という学びがずっとありました。
本作ではインドに行くのでスケールも大きくなりますが、「根底にある野原しんのすけは、いつもと変わらないこと」を大事にしました。ボーちゃんが暴走した時も「絶対に助けてやるんだ!」ではなくて、「一緒に遊びたいのに、何で?」みたいな、しんのすけらしさというか、しんのすけの欲望を大事にしました。
佐藤さん
もともとボーちゃんは、「みんなと一緒にインドで歌って踊りたい」っていう気持ちを持っていたんです。その願いを叶えたいと思って頑張り、みんなで一緒にインドに行ったんですが、その願いが変な方に曲がってしまい、あんな風になってしまいました。だから、最終的には「心の中にある願いを忘れないようにやろう」と思きました。また、ボーちゃんが急に怖い感じになってしまうと、みんなが「誰?」って思っちゃうので、マハラジャボーちゃんになっていくまでに、ちょっとずつ変化をつけていきました。 最初は少し早くしゃべれるようになり、そのあとは早く動けるようになり、という感じです。 そういうグラデーションをつけて、最終的にちょっと大きい感じのマハラジャボーちゃんになるように、監督と相談しながらやらせていただきました。
■登壇者の皆さんの「灼熱の夏にチャレンジしたいこと」
MC
ここからは、本作のタイトルの"灼熱"にかけまして、皆さんが「灼熱の夏にチャレンジしたいこと」を教えてください。登壇者の皆さんには、事前にフリップに記入していただいております。ご準備よろしいでしょうか ?
【賀来さんの「灼熱の夏にチャレンジしたいこと」】
とんじゃうウォータースライダー
賀来さん
すみません。質問が難しかったので、意味がよく分かっていなくて、この答えが正しいのか分からないんですが…。
ウォータースライダーで、(手ぶりをしながら)滑って最後に上に跳ねるやつです。以上です!
【小峠さんの「灼熱の夏にチャレンジしたいこと」】
相方のキャンプを全力でぶっ潰す
小峠さん
(賀来さんに同意して)質問、難しかったよな。でも、灼熱だからこそ、これがしたいです。
【西村さんの「灼熱の夏にチャレンジしたいこと」】
自作の流しそうめん
西村さん
そうめんを小峠にぶっかけます!
小峠さん
その前にぶっ潰します!
【山寺さんの「灼熱の夏にチャレンジしたいこと」】
野球 生観戦・生応援・生ビール
山寺さん
野球が好きなんですが、この夏は暑すぎて、まだ生観戦ができていないんです。ナイターに行って、生ビールを飲んだら気持ち良いかなと思っています。
【速水さんの「灼熱の夏にチャレンジしたいこと」】
アツアツのなべやきうどんたべるぞ
小峠さん
ふざけないでくださいよー!
速水さん
そんな怒らないでくださいよー! 一生懸命しんちゃんのマネをしました。
【森川さんの「灼熱の夏にチャレンジしたいこと」】
この夏!一度たりとも蚊に刺されないミッション!
森川さん
まだ今年は蚊に刺されていないです! 刺されないように身体中に虫除けスプレーをします。蚊帳の中で暮らします。
【こおろぎさんの「灼熱の夏にチャレンジしたいこと」】
一晩中エアコンをつけっぱなしにする勇気
こおろぎさん
今、電気代高いですよね! タイマーはかけるんですが、一晩中つけっぱなしは、なかなか勇気が持てません。
森川さん
我々の年代は、エアコンは贅沢品ですからね。窓開けて網戸とかですからね。
こおろぎさん
あとは蚊帳です!
【小林さんの「灼熱の夏にチャレンジしたいこと」】
流しそうめん
小林さん
西村さんとかぶったわ~と思いました。
小峠さん
もちろん全力で(西村さんを)ぶっ潰しますよ(笑)!
小林さん
ただ、自作ではなくて、何年か前にグルグルまわるウォータースライダー型の大きなマシンをいただいたんです。毎年出していたんですが、組み立てるのがめちゃくちゃ大変で、最近はしまったままでした。うちのタンスもみさえ母ちゃんと一緒で、扉を開けるとドバドバッと中の物が落ちてきます。せっかくいただいたので、今年は使いたいと思います。…小峠さんにぶっ潰させません!
【佐藤さんの「灼熱の夏にチャレンジしたいこと」】
しんちゃんコラボカフェに行きたーい!!
小林さん
私も行きた~い!
MC
公開初日を記念して、くす玉割りを行いたいと思います。今回のくす玉は、チャパティをイメージしたものになっております。映画の本編では、ライス、ナンに続いてチャパティも登場します。橋本監督、チャパティは召し上がりましたか?
橋本監督
インドにロケハンに行った時に食べました。おいしかったです。味はナンとは全然違いますね。個人的にはナンが好きです。
■ステージにくす玉が用意される。
MC
小林さんと、賀来さんにくす玉の紐を引いていただきます。きっかけのかけ声もお願いします。 「ファイヤー」で紐を引いてください。
賀来さん
「映画クレヨンしんちゃん 超華麗!灼熱のカスカベダンサーズ」本日公開!
登壇者の皆さん
ナマステファイヤー!
会場の皆さん
ナマステファイヤー!
小林さん
すごーい! チャパティ、やったね!
■フォトセッション
MC
最後に代表して、賀来さんからご挨拶をいただきます。
賀来さん
本日は本当に暑い中、足を運んでいただきありがとうございます。今日、会場の皆さんの姿を見て、しんちゃんの力というか、しんちゃん愛はすごいなと感じました。そんな作品に携わらせていただけて、本当に光栄です。
今日、ご覧になった方は、「本当に面白かった!」など、何でも良いので周りの方に少しでも伝えて、しんちゃんの輪がどんどん広がっていけば良いなと思っています。
何より外は灼熱ですからね。危険です! 映画館は涼しいので、涼みながら、本作を観ていただければと思います。本当にありがとうございました。(会場の皆さん:拍手)