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『Dr.STONE』 4th SEASON Vol.3石器時代から現代文明まで、科学史 200万年を駆け上がる! 前代未聞のクラフト冒険譚(アドベンチャー)、ついに最終(ファイナル)シーズン突入!! 収録:第9話~第12話TDV35028R/2025年東宝©米スタジオ・Boichi/集英社・Dr.STONE 製作委員会『Dr.STONE』 4th SEASON Vol.3
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『Dr.STONE』3rd SEASON Blu-ray BOX 2 初回生産限定版石器時代から現代文明まで、科学史 200万年を駆け上がる! 前代未聞のクラフト冒険譚(アドベンチャー)、ここに開幕!TBR33178D/2023年東宝©米スタジオ・Boichi/集英社・Dr.STONE 製作委員会 【発売日変更に関するお詫びとお知らせ】 2024年1月24日(水)に発売を予定しておりました当該商品につきまして、諸般の事情により、発売を変更させて頂くこととなりました。商品を楽しみにお待ち頂いているお客様には、多大なるご迷惑をおかけしますことを深くお詫び申し上げます。『Dr.STONE』3rd SEASON Blu-ray BOX 2 初回生産限定版ご購入はこちら
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舞台『刀剣乱舞』七周年感謝祭 -夢語刀宴會- 通常版 DVD(2枚組)otherTDV34026D/2023年度マーベラス脚本・演出:末満健一/アクション監督:栗田政明/音楽:manzo/伊 真吾/KYOHEI 振付:梅棒(伊藤今人、楢木和也(※)、遠山晶司)※「楢」の字は旧字体が正式表記©NITRO PLUS・EXNOA LLC/舞台『刀剣乱舞』製作委員会舞台『刀剣乱舞』七周年感謝祭 -夢語刀宴會- 通常版 DVD(2枚組)ご購入はこちら
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『Dr.STONE』 4th SEASON Vol.2石器時代から現代文明まで、科学史 200万年を駆け上がる! 前代未聞のクラフト冒険譚(アドベンチャー)、ついに最終(ファイナル)シーズン突入!! 収録:第5話~第8話TDV35027R/2025年東宝©米スタジオ・Boichi/集英社・Dr.STONE 製作委員会『Dr.STONE』 4th SEASON Vol.2
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舞台『刀剣乱舞』七周年感謝祭 -夢語刀宴會- 通常版 Blu-ray(2枚組)otherTBR34025D/2023年度マーベラス脚本・演出:末満健一/アクション監督:栗田政明/音楽:manzo/伊 真吾/KYOHEI 振付:梅棒(伊藤今人、楢木和也(※)、遠山晶司)※「楢」の字は旧字体が正式表記©NITRO PLUS・EXNOA LLC/舞台『刀剣乱舞』製作委員会舞台『刀剣乱舞』七周年感謝祭 -夢語刀宴會- 通常版 Blu-ray(2枚組)ご購入はこちら
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『Dr.STONE』 4th SEASON Vol.1石器時代から現代文明まで、科学史 200万年を駆け上がる! 前代未聞のクラフト冒険譚(アドベンチャー)、ついに最終(ファイナル)シーズン突入!! 収録:第1話~第4話TDV35026R/2025年東宝©米スタジオ・Boichi/集英社・Dr.STONE 製作委員会『Dr.STONE』 4th SEASON Vol.1
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「アンダーニンジャ」高校生限定試写会「アンダーニンジャ」公式サイト漫画家・花沢健吾さんによる、現代社会に潜む新たな忍者像を描いた漫画「アンダーニンジャ」(講談社「ヤングマガジン」連載)が、山﨑賢人さんを主演に実写映画化され、1月24日より公開となります。 1月16日、高校生限定試写会をTOHOシネマズ 六本木ヒルズにて実施し、上映後に間宮祥太朗さん、白石麻衣さん、福田雄一監督が登壇しました。監督によるティーチイン実施にあたり、間宮さんと白石さんがニンジャのように変装して客席に潜入するサプライズ演出もありました。撮影秘話や自身の学生時代についてなどトークを繰り広げた、こちらのイベントの様子を詳しくレポートします。高校生限定試写会加藤役間宮祥太朗さん鈴木役白石麻衣さん福田雄一監督福田監督(入場後すぐに客席を見渡して)すげえなぁ。満員じゃん! 僕に会いたかった人? (挙手に対して大笑いしながら)嘘だろー(笑)! 僕目当てで来てくれたの? おいおい、大丈夫? 山崎貴監督とかじゃないんだよ。でも、今日は本当にありがとう! 今日の観客が10人くらいだったらどうしようと思っていたんです。登壇ゲストが僕しか告知されていないから、絶対に観客が少ないだろうと思っていました。だから、Xに「無理して来なくて良いよ!」って書いたんですが…。みんなは本当に高校生なの? 嘘をついている人はいない? (会場の反応を見て)いないんだ? すごいですね! ありがとう! めっちゃうれしいです。僕と何を話したいんだろう?(高校生の皆さん:笑) MC皆さん、本作をご覧になって楽しかったですか? (高校生の皆さん:拍手) 福田監督すごくうなずいてくれている。ありがとう! うれしいです! MC本作を観たばかりの高校生の皆さんに、監督のお気に入りのアクションシーンや、コメディシーンをご紹介ください。 福田監督僕が好きなアクションシーンは、本作のど頭で、白石麻衣ちゃんと外国人が戦うシーンです。あの外国人は、アレクセイという名前で、麻衣ちゃんとアレクセイが戦っているところに山﨑賢人くんがバーと走ってくるんですが、そのアクションが無表情なんです。それがめっちゃカッコ良いんです。あそこのアクションが一番好きです。コメディシーンは、賢人くんが珍しい苗字をムキになって言うところが好きです。(力を込めて)「さえもんさぶろう」って言うところですね。賢人くんは自分で言いながら笑ってしまっていましたね。 MC今日の高校生の皆さんに、どういう思いを持って帰ってほしいですか? 福田監督とりあえず拡散してほしいです! 周りの方に「観てね」って言ってほしいです!あと、皆さんから質問を受けたいです! 僕に質問がある人はいますか? MC質問してくれた方には、「アンダーニンジャ」特性グッズをプレゼントします。 福田監督本作のことじゃなくても良いよ! 高校生1はい! 今日の朝ご飯は何ですか? 福田監督(笑)。今日は、朝から仕事だったので、朝ご飯はジョナサンの蟹クリームスパゲティー(蟹のアメリカンソースパスタ)です。僕は、基本的に朝ご飯は食べないんですが、食べるとしたらUber Eatsで朝マックを頼みます。 高校生2本作のアドリブシーンはどこですか? 福田監督賢人くんとムロ(ツヨシ)くんが、襖を開け閉めするところです。あのシーンは、本当はムロくんが、途中でセリフを言わないといけないところなんです。でも、ムロくんが全然セリフを言ってくれなくて、最終的にセリフを言う前にカットしました。それでもあのシーンは三分あります。もう一回撮ったんですが、ムロくんが、台本と全然違うこと言ったので、賢人くんが笑いを抑えられなくて、爆笑したので、さすがに使えませんでした。あのシーンはアドリブというか、賢人くんが「えっ!」と言ったら、ムロくんも「えっ!」って言い出して、お互いに「えっ!」って言い合っていることが面白くなっちゃったみたいで、延々と言っていましたね。でも、原作者の花沢先生は、「この作品であのシーンが一番好きだ」って言っていました(笑)。あと、佐藤二朗さんがお風呂で歌を歌うシーンは、あと二分ぐらいあったんですが、つまらなかったので切りました! (高校生の皆さん:笑) 最初の方は、僕が「こんな歌を歌ってください」って指示を出していたんです。でも、二朗さんが本番前に「面白そうだから足していい?」と提案してきたので、「足して良いよ」と答えたんですが、つまらなかったです。だから切りました!(高校生の皆さん:笑) 高校生3(白石麻衣さんがマスクとコートで変装し、客席に座っている)こんばんは! ■周りの高校生の皆さんがザワつき、「まいやんだ」という声が上がって大騒ぎになりました。 高校生3(白石麻衣さんがマスクとコートで変装)監督が忍者だったら、どんな術を身につけたいですか? 福田監督麻衣ちゃん、もう気づかれてるから! 舞台に来て! MC皆さん、白石麻衣さんです。(会場:拍手)すぐにバレてしまいましたね。 福田監督何でバレたんだろう? だいぶ重装備だったのに! 白石さん改めまして、白石麻衣です。よろしくお願いします。(カメラマンに扮した間宮祥太朗さんが白石さんに近づく)MCちょっと、カメラさんが近いですね。 ■動きが不自然だったからか、会場からは「えっ!」という声が上がる。 福田監督(白石さんと共にカメラマンの顔をのぞき込んで)間宮くんです!■福田監督の言葉に会場は大騒ぎ。「ヤバい」という声が響きました。それでも間宮さんはカメラマンを続けていると…。 福田監督もう良いよ! バレたよ! MCマスクをして、スタッフジャンバーを着ていたのにバレてしまいましたね。改めまして、間宮祥太朗さんです。 間宮さんこんにちは!福田監督今回はニンジャ映画なので、二人に会場に忍んでみてもらいました! 間宮は、僕が話をしている間、ずっと最前列のマスコミさんと一緒にいたんでしょう? 間宮さんはい。後ろを向いてしまったので、ちょっとバレたかなぁって思った時に、誰かが「賢人!」って言っていましたね。それはやめてほしかったです。(登壇者の皆さん&高校生の皆さん:笑) 賢人じゃないのよ~! 福田監督みんな! 本作での間宮はカッコ良かったよね? ガラスをバリーンと割って出てくるところ良かったでしょ? (高校生の皆さん:拍手で同意)白石麻衣のファーストアクションもカッコ良かったでしょう?(高校生の皆さん:拍手で同意) 間宮さんありがとうございます! 白石さんありがとうございます! うれしい! 福田監督このサプライズ、成功しましたね! 間宮さん一瞬ドキっとしたことを言っても良いですか? 福田さんが「僕しか告知していないのに」と言った時は、「サプライズに気がつく人がいるかも?」って思いました(笑)。 MCでも、成功ということで、さすがニンジャですね。(高校生の皆さん:拍手) MC間宮さんと白石さん、今回の福田組への参加はいかがでしたか? 間宮さんまず久しぶりだったのと、今回はアクションがあったので、今までとは違う福田組という感じでした。現代で、忍術や手裏剣などを使うとどうなるのかという斬新なアクションだったので、面白かったです。 白石さん私は二度目の福田組の作品でした。「楽しかったなぁ」という印象です。私もアクションをやらせてもらって、監督からも「カッコ良かった」と何度も言っていただけたので、うれしかったです。ありがとうございます。 福田監督:頑張ったよね! 今回は、オープニングを麻衣ちゃんにお任せすることになったので、オープニングのアクションがすごくカッコ良く決まって良かったです。最初の靴を飛ばすところがカッコ良い! 白石さんあそこは何回も練習しました。 福田監督僕は、麻衣ちゃんがアレクセイに首を絞められる時の顔が一番好きです。 白石さんわぁ、うれしい! 良かったです。 MCお二人はアクションとコメディ、どちらがお好き、もしくは得意ですか? 福田監督麻衣ちゃんは、(佐藤)二朗が五度見するシーンで爆笑しちゃって、一テイク目はNGでした。 白石さん耐性がついてないので、最初の一、二回はどうしても笑ってしまいますね。笑わないように心がけてはいますが、少しずつ慣れてきてもどこかしらで笑ってしまいますね。 間宮さん僕は今回、コメディがないので、ちょっと寂しかったです。撮影中もコメディがやりたくなりました。でも、アクションはアクションで面白かったですよ。 MC印象に残っているキャラクターはいますか? 間宮さん(猿田役を演じた)岡山天音ですかね。原作漫画の猿田の作画は、天音をモデルにしているらしいですよ。 福田監督僕が、花沢先生に最初にお会いした時に「猿田は誰が演じるんですか?」と聞かれて、まだ確定はしていなかったんですが、「岡山天音くんにお願いしようと思っています」と答えたんです。そうしたら、花沢先生が天音くんを検索して、「この人、猿田のモデルにした人だ!」って言ったんですよ。それを聞いたプロデューサーが、「絶対に天音くんに演じてもらわなきゃ!」と思ったそうです。裏話ですが、天音くんは、本作の撮影時期が、連続ドラマの撮影と被っていて、「絶対にできない」と言っていました。でも、プロデューサーが、事務所まで出向いて、二時間かけて頼んだそうです。そこまでして落としました。 MC岡山さんは実際に猿田役にハマっていましたか? 白石さんハマっていましたね。 福田監督原作と同じ顔しているからね。(高校生の皆さんに向かって)誰か、間宮と麻衣ちゃんに質問したい人いる? 高校生4間宮さんは、何でそんなにカッコ良いんですか? 間宮さん(困ったように)いやぁ…でも、山﨑賢人って「何であんなにカッコ良いんだろうね」って話になっちゃうから…。 福田監督でも、山﨑賢人とは違う流派のカッコ良さだよね。 間宮さん「作画が違う!」ってやつですよね。「カッコ良い」って言ってもらえてありがたいんですが、二十代の10年間は、世の中が塩顔ブームで…。僕は、真逆なので、なかなかしんどい時期でした(笑)。 福田監督僕は、今回久しぶりに間宮に会ったんですが、「カッコ良くなったなぁ」と思いました。「ニーチェ先生」(2016年日本テレビ系列にて放送)や、舞台(「ナイスガイ in ニューヨーク」2016年上演)も一緒にやりましたが、その時に比べたら「どえらくカッコ良くなったなぁ」って思いました。撮影中に、(間宮さんの所属事務所の社長を務める)小栗旬が見学に来ていて、僕の横に座ったんですよ。「間宮、カッコ良くなったね」って言ったら、小栗くんが「ありがとうございます!」って完全に社長ムーブになっていました(笑)。小栗くんが、「いろいろやって、自分に自信がついたんじゃないかなぁ」と言っていましたよ。最初の加藤と九郎(山﨑賢人さん)の二ショットもカッコ良いよね。 間宮さん加藤の役がカッコ良いんですよ。本作では描かれていない部分もありますが、すごくカッコ良い役です。加藤役を任せてもらえることが決まった時は、すごくうれしかったです。 福田監督麻衣ちゃんに質問ある人? 間宮さん本当は、こういう質問コーナーはなくて、監督がやり始めたことなので、質問できたらラッキーだよ。 高校生5麻衣ちゃんは何でそんなにかわいいんですか? 白石さんうれしいですね。女子高生の方と実際にお話をする機会はないので、すごく貴重です。年齢を重ねてきているので、「いつまでも綺麗でいたい」という気持ちを強く持つようにしています。しっかり睡眠をとって、最近は食事も気をつけるようになりました。 福田監督でも、麻衣ちゃんは、めっちゃ食うんだよ! 賢人くんと三人で焼肉に行った時に、僕より食うんだよ! 白石さん「締めの冷麺は頼む人?」と聞かれて、「監督は絶対に手を挙げるだろう」と思って、手を挙げたら、監督は食べなかったんです。だから、私一人だけ、締めの冷麺を食べました。 福田監督その日は、みんなで焼肉に行く話になっていたんですが、「麻衣ちゃんは早く上がっちゃったから来ないね」って言っていたんです。でも、焼肉の時間までゲームセンターで時間をつぶしたりして、参加してくれました。 白石さん空き時間を有効に使いました! MC登壇者の皆さんは、どのような学生でしたか? そして、どんな夢を持っていましたか? 間宮さん中学三年生の15歳から、芸能の仕事を始めたので、高校生の時はもう仕事をしていました。芸能の仕事も、学園ものの作品が多かったので、同世代が多くて学校みたいな感じでした。今でも仲の良い友だちにも出会いましたね。賢人とも、学園ドラマ(「弱くても勝てます〜青志先生とへっぽこ高校球児の野望〜」2014年日本テレビ系列にて放送)(「水球ヤンキース」2014年フジテレビ系列にて放送)で、立て続けに共演をしました。そんな賢人と、十年ぶりくらいに本作でまた共演できたのはうれしかったです。学生の時の夢は、中学生までは野球をやっていたので、その時は野球選手を目指していました。 福田監督野球選手から役者への急カーブは何で? 間宮さん同じチームに、一日中、野球の事しか考えていない人がいて、「一分一秒を野球のために生活している人がプロの選手になるんだなぁ」って思いました。僕はそこまでの情熱じゃなかったので、野球をやめました。役者になったのは、映画が好きだったからですね。 福田監督(納得いかない様子で)へぇ…映画が好きなんだ。 間宮さんそんなに引っかかる事は言っていないですよ(笑)。 福田監督役者を目指すってなかなかだと思ってさ。 間宮さん役者を目指したわけではないです。 福田監督え、スカウトされたってこと? 間宮さんまぁ、それに近い感じです。僕ばかりが話していると、麻衣ちゃんの話す時間がなくなりますから(笑)。そこのいきさつはいろいろな媒体で答えているので、興味がある方は検索してください(笑)。 福田監督麻衣ちゃんは高校生の時の夢は何でしたか? 白石さん私は、高校生の時は保育士になりたくて、保育の勉強をしていました。高校生までは普通に過ごしていて、19歳の時に乃木坂のオーディションに合格しました。 福田監督保育士からの乃木坂への急カーブは何で? 白石さん高校三年生の終わりくらいに、音楽に興味を持って、音楽理論を学びたくて、専門学校に行ったんです。その学校でAKBさん関連のオーディションがあるという情報を聞いて、当時仲の良かった友だちと四人で「思い出作り感覚」で受けたのがきっかけです。 福田監督友だちと四人で受けに行って、麻衣ちゃんだけが受かった? 白石さんそうなんですよ。(福田監督:大笑い) 受かっても、正直あまり芸能界に入る気持ちがなかったので、何度も親に連絡をして「どうしよう、やめようかなぁ」という話をしました。前に出て目立つようなタイプでもないし、悩んでいたんですが、「せっかく合格したんだから頑張ってみるのも良いんじゃない?」と、親に背中を押してもらって、乃木坂を続けられました。自分でも思っていなかった人生でした。 福田監督すごいな。 MC最終的にニンジャになりましたもんね。 白石さんそうですね! 人生何があるか分からないですね。 MC監督の高校時代は? 福田監督僕は不登校だったんですよ。僕が通っていたのは超進学校で、「家で勉強をしたい人はそうして良いよ」っていう感じの学校でした。学校へ行っても教室に半分ぐらいしか生徒がいなかったですね。でも、僕は家で勉強をしていたわけじゃなくて、プロゴルファーを目指していたので、ゴルフばかりやっていました。 MCそこからの急カーブですね! 福田監督プロゴルファーからの演劇人という、すごい急カーブですよね。間宮くんは野球を諦めて役者だし、僕もゴルフを諦めての演出家だし、人生はいろいろあるね。 MC皆さん参考になりましたか? 人生には急カーブもあるということですよ。 福田監督高校生の時に「何をしたいか」っていうのが決まってなくても良いと思います。僕は30歳までニートだからね。間宮さん今の僕たちぐらいまで! 福田監督そう! 僕は30歳まで完全なニートでした。アルバイトも一度もしたことがなかったんです。28歳でプロポーズをしたんですが、その時の月収は9万円でした。 間宮さんプロポーズをした時は、ニートだったんですか? よく受けてくれましたね(笑)。 福田監督本当にね(笑)! よく親も許したよね。だから、高校生で夢とか、何も持っていなくても良いと思います。 MC最後に、未来を担う高校生の皆さんにメッセージをお願いします。 間宮さん今、話をしていて思ったんですが、「演劇や映像制作の世界に入ってみたいな」と思っている人はいますか? (数人の高校生の手が挙がる)意外といますね! 福田監督役者? 間宮さんアイドル? 高校生6プロデューサーです。 福田監督プロデューサー(笑)。 間宮さんその笑いは何ですか? 高校生7テレビ業界に入りたいです。 間宮さんそれぞれの夢や、急カーブがあった話がありましたが、僕はその急カーブの末に、こうして役者をやっています。皆さんも、何かそういったことがあっても、恐れず楽しく生活してもらいたいです。 白石さん先ほど監督がおっしゃっていたように、今夢がある子もいれば、何もないという子もいると思います。人生何があるか分からないので、私もそれで良いと思います。何か自分のやりたいことが見つかった時に、挑戦する一歩はなかなか難しいですが、自分の夢が叶うように踏み出してみてください。私はそれを応援する立場でありたいです。とにかく、今を楽しく過ごしてもらいたいと思います。 福田監督ちょっと時間がないんで、動画を撮らせてもらっても良いですか? 間宮さん何で時間がないのに動画を撮るんですか(笑)? 福田監督(自らの携帯電話を取り出しつつ)掛け声は「『アンダーニンジャ』観てね!」でお願いします。 ■間宮さん、白石さんと会場の高校生の皆さんで、動画撮影を行いました。福田監督みんなのお父さんとお母さんにも本作を観てもらってください。ありがとうございました。
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映画『グランメゾン・パリ』大ヒット御礼舞台挨拶映画『グランメゾン・パリ』公式サイト2019年にTBS系列にて放送されたドラマ「グランメゾン東京」。放送当時から大きな話題を呼んだドラマの続きを描いた映画『グランメゾン・パリ』が、12月30日に公開を迎え、大ヒットを果たしました。スクリーンでしか味わえない目にも鮮やかな料理の数々と、それを作り出すために奮闘する大人たちの挑戦を綴るストーリーが多くの人々を魅了しています。 1月15日には、大ヒット御礼舞台挨拶がTOHOシネマズ 日比谷で行われ、木村拓哉さん、鈴木京香さん、オク・テギョンさん、沢村一樹さん、及川光博さん、正門良規さん、塚原あゆ子監督が登壇しました。それぞれが「今年の挑戦」を発表するなど、晴れやかな笑顔で本作にちなんだトークを繰り広げました。この日の模様を詳しくレポートします!大ヒット御礼舞台挨拶尾花夏樹役木村拓哉さん早見倫子役鈴木京香さんリック・ユアン役オク・テギョンさん京野陸太郎役沢村一樹さん相沢瓶人役及川光博さん小暮佑役正門良規さん塚原あゆ子監督■映画上映前のステージにキャスト、監督が大きな拍手に迎えられて登場。この模様は、全国115館の映画館で生中継されました。 木村さんまたこのメンバーが一堂に会することができました。今日集まってくださった皆さん、そして中継先で観てくださっている皆さんのおかげです。本当に感謝しています。 鈴木さん今日はありがとうございます。こんなに大勢の方に来ていただいて、うれしいですね。そして、日本中で皆さんが観てくださっていると思うと(手を振りながら)うれしいです! テギョンさん二回目の日本の映画館です。今日は来てくださって本当にありがとうございます。水曜日なのに、たくさんの人が…仕事は、大丈夫ですか? (会場のお客さん:爆笑)今日の天気は春みたいに暖かいので、皆さんの思いも暖かくなるように、本作と僕たちのイベントを観ていってください。 沢村さん(テギョンさんの流暢な日本語に驚いて)本当に日本語上手だよね! すごい! 話す内容を覚えたんじゃなくて、今考えたことをしゃべっているんですよ。(会場のお客さん:驚きの声) すごいね…。(会場のお客さん:拍手) 今日は短い時間ですが、皆さんと楽しい時間を過ごせたらと思っています。 及川さん会場の皆さん、そして中継先のみんな! (手を振りながら)生ミッチーです! (会場のお客さん:笑&拍手) このメンバー、「チーム・グランメゾン」で登壇するのもこれが最後かなって思うと…。(会場のお客さん:残念そうに「えー!」と声が上がる) これが最後かなって思うと…(会場のお客さん:さらに大きな声で「えー!」) ちょっぴり切ないですけれど、だからこそ盛り上がって、今日を全力で楽しみたいと思います。よろしくお願いします! (盛り上げ上手な及川さんの姿に登壇者の皆さん:笑) 正門さん再び皆さんにお会いすることができて、本当に幸せです。ここにいる皆さんと、全国の皆さんと、同じ時間を過ごせるのだとだ…。(言葉を噛んでしまい、会場のお客さん:笑) 沢村さんミッチーの後は大変だよね! 正門さん及川さんがライブのMCのようだったので、ちょっとびっくりしています。すみません。皆さんと同じ時間を過ごせると思うと、幸せです。どうぞ最後までお付き合いください。 塚原監督明けましておめでとうございます。本日はありがとうございます。本作がたくさんの人に楽しんでもらえていると聞いて、私たち一同うれしいです。 MC昨年の12月30日に公開を迎えた本作ですが、先週末の週末観客動員ランキングで堂々の一位を獲得しました! また、1月14日までの公開16日間で累計観客動員162万人、興行収入23.4億円を突破し、30億円突破も確実の大ヒットとなっています。 及川さん確実! 確実ですよ! (会場のお客さん:拍手) MCSNS上でも飲食関係者の方々から「勇気をもらえた」「映画を観て、お腹が空いて家族でご飯を食べた」といったうれしい感想をたくさんいただいております。キャストの皆さんの元にも反響が届いていますでしょうか? 及川さん(手を挙げながら)はい! 木村さん挙手制なんだ。(会場のお客さん:笑) 及川さんしゃべりたくて、しゃべりたくて(笑)。私は外食が多いタイプで、よく行くお店のマスター、大将、シェフなど、料理人の皆さんから本作を「観た」と言われました。そして「感動した」「泣いた」とも言っていました。僕は誇らしかったです。はい、続きは木村くん、どうぞ。(会場のお客さん:笑) 木村さん(驚いて)僕なの? (会場のお客さん:笑) 及川さん反響は来ていますか? 木村さん反響は相当いただいています。それこそ昨日、次の作品の衣装合わせの時にその作品の監督から「劇場に観に行ってきたよ」と言われました。「いかがでした?」と聞いたら、塚原監督のことを「すばらしい監督だね」とおっしゃっていました。(会場のお客さん:拍手) その衣装合わせが終わって、帰りの車に乗った瞬間に、塚原監督に「今こういう風に言われて僕もすごく誇らしいです」とLINEしました。先ほど、裏でもその話で盛り上がっていました。いろいろな方から「今、行ってきました」と連絡をいただきます。事務所の後輩たちも、お正月明け早々に、いろいろな劇場でスクリーンを背景にチケットを撮った写真を、送ってくれました。 他にも「今からいただいてきます」とか「ごちそう様でした」という連絡をよくいただきます。塚原監督うれしいです。ありがとうございます。 鈴木さん私は、馴染みの焼き鳥屋さんがご家族で本作を観に行ってくれました。しかも、ポスターの前で記念写真を撮って送ってくれました。私たちが等身大くらいのとても大きなポスターを劇場の方が用意してくださっているんですよね。とてもありがたいです。そこで撮った写真を送ってくださる方がとても多くて、よろこんでいます。木村さん後、テレビでお正月番組を付けていたりすると、局を問わず、焼いたお餅をお雑煮に落としている工程などで「グランメゾン」の音楽を使ってくださっていることがありました。(周囲から「あるある!」と声が上がる) いろいろなところで、調理の瞬間になると必ず「グランメゾン」の劇中音楽が流れているのを観て、すごい届き方をしていてうれしいなと思います。 MC及川さん、料理を作っている役柄を演じた側としてはうれしいですね。 及川さんまあ、音楽も作っているんですけれどね。(会場のお客さん:笑) 「ターラーララー」(「グランメゾン東京」のメインテーマを口ずさみながら)というあのメインテーマか、バトルの時は(「グランメゾン東京」のサントラ「料理に愛された男」を口ずさみながら)「ズンズン、テレレレー!」というのが流れるよね。木村さん大丈夫、大丈夫! 伝わっているよ! (会場のお客さん:笑) 及川さんすみません、はしゃいじゃって(笑)。 MC沢村さんの元には反響は届いていますか? 沢村さん僕は、先週地元の鹿児島に帰たんです。 木村さん僕も一緒に行ったところですよね? 沢村さんそうそう、一緒に行ったところです。どこに行っても、皆さんが観てくださっていました。この中で僕だけ、作り手の役じゃなくて、ギャルソンなんですが、フレンチを食べに行くと、お店の方が緊張するのか、ワインを注ぐ手がいつもこう(手が震えている仕草をしながら)なっているんです。それは見ていて、面白かったですね。作っている役を演じている人たちは、「厨房に入ってくれませんか?」とか言われないの?木村さんそれは言われないけれど、僕とミッチーでお邪魔した軽井沢のお店のシェフは、僕らが「ごちそう様でした!おいしかったです!」と言ったら、何だか「はああ…」と感激したような反応をしてくれました。コックコートを着た実際のシェフの方が、「ありがとうございます…!」ってすごく高揚してくださっていました。 鈴木さんそういえば、私のお友だちのシェフは、お家でお料理を出す時に「ボナペティ」と言うのが流行っていると言っていました。うれしいですよね。 木村さんうれしいです。 テギョンさん最初に木村さんが言っていたように、僕にも、日本人のお友だちがメッセージやSNSで、チケットと一緒に撮った写真を送ってくれました。韓国では、まだ公開されていないですが、今年の春ぐらいには公開されると思いますから、その時に反響が出ると思います。楽しみです。(会場のお客さん:拍手)正門さん僕にもすごく反響が届いています。母親が公開初日に観に行ってくれて、すごく高揚した文章が届きました。何より、母親が木村さんのファンで、事務所に履歴書を送ったところから、僕のアイドル人生が始まっているので、良い親孝行ができたと思っています。MCそのことは木村さんに報告されましたか? 木村さん今、聞きました。(会場のお客さん:笑) ありがとうございます。 MC今日は上映前の舞台挨拶ということで、初めて本作をご覧になる方もいらっしゃるかもしれません。ちなみに、「今日初めて観る」という方は、どれくらいいらっしゃいますでしょうか? (手が挙がっているのを確認して)結構いらっしゃいますね。ありがとうございます。そういう方々に向けて、お気に入りのシーンや、注目のシーンについて、ネタバレなしで教えてください。 沢村さんまず、家で観るのとでは音が違います。とにかくお腹が空きますよ。途中でお腹が鳴ると思いますが、そこはもう気にせず、お腹を空かせてもらえたらと思います。 木村さんそうですね。 みんな同じ条件なので、誰かのお腹がもし鳴っても、「恥ずかしい」じゃなくて、「ああ、横の方は感受性が強いんだな」「感受性豊かな人が自分の周りに座っているんだ」と、受け取ってもらえると思います。(会場のお客さん:笑) 僕は、出来上がった本作を観て、「監督は、こうやって繋いでくれたんだ」と思ったことが一つありました。脚本には一切描かれていないワードを言っているところがあるんです。キャラクター・尾花夏樹として、オープニングが始まってすぐくらいのタイミングで、相当へこむ瞬間があって、思わず口走ってしまったワードです。そのワードの中に、「魔法」という言葉があるんですが、物語の後半の部分で、また違うキャラクターが「魔法」というワードをたまたま使うんです。そこには、僕も「うわ!」とびっくりしました。そのワードは何て言ったら良いかな…良いアクセントになっているんじゃないかと思います。ぜひ、皆さんにもこの後に楽しんでいただきたいです。よろしくお願いします。(会場のお客さん:拍手) 及川さんネタバレなしだね。 木村さんネタバレはしていないよね! 危ない、危ない。 MC「チーム・グランメゾン」は、今回、世界最高峰と謳われたフレンチの本場フランスで、ミシュラン三つ星獲得を目指して、熱い挑戦を繰り広げます。本作では夢を諦めないことの大切さも描かれていますが、そこで、キャスト・監督の皆さんに「今年の挑戦」についてうかがいたいと思っています。事前に「◯◯に挑め」という形でフリップに書いていただきましたので順番に発表いただきます。「2025年は、言葉に、挑め」【塚原監督の今年の挑戦】塚原監督フランスの方に会ったり、テギョンさんの事務所の社長さんと飲みに行くこともあったので、アプリを活用してどんどん外国語が話せたら良いなと思いました。学ぶというほど頭が良い人間ではないのですが、アプリが結構使えるんじゃないかという手応えがあったんです。そういうものも活用しながら言葉をたくさん使っていけたらと思います。 MC確かにテギョンさんがこれだけ流暢に日本語を話されると、刺激を受けますね。 塚原監督そうですね。でも、私はそこまではいけないので、アプリで頑張ります。(会場のお客さん:笑) 木村さん僕たちのLINEのやり取りは、自動翻訳がされているんです。テギョンが打った韓国語が、きれいな日本語に変換されるので、僕たちもすぐ理解ができます。また、僕が日本語で返信しても、韓国語に訳してくれるんです。僕たちはそれでよくやり取りをしています。 塚原監督今はすごいですよね。「2025年は、しいたけに、挑め」【正門さんの今年の挑戦】塚原監督嫌いなんですか? 正門さん本当にダメなんです。ただ、この作品に関わって、食材の魅力を知らずに終わるのはもったいないなと思いました。食べられた方が幅も広がるので、苦手なものにも挑んでいこうと思って、「しいたけ」にしました。 木村さん「しいたけ、ダメなんですよ」って言うから、僕が「美味いしいたけを食っていないだけ」と言ったんです。そうしたら「じゃあ、そういうしいたけを食べに連れて行ってください」って言うんですよ。(会場のお客さん:笑) 正門さんそんな感じでは言っていないじゃないですか(笑)! 木村さん「じゃあ、圭(本作の料理監修を手がけた小林圭シェフ)の店が日本にもあるから、そこで食べれば絶対に間違いないから、ちょっと行って来いよ」と言ったら、「え!一緒に行ってくれないんですか?」って言うんです。(正門さん&会場のお客さん:笑) でも、圭の店だったら間違いないですよね。(登壇者の皆さん:うなずく) 正門さんじゃあ、その際はぜひ木村さんも一緒に行ってください。 木村さん分かったよ…。(会場のお客さん:笑) 正門さんよっしゃー! 沢村さん&及川さん(周囲から「僕も、僕も」と声が上がり)じゃあ、みんなで行こう! ごちそう様です! ありがとうございます! 木村さんおう、じゃあみんなで行こう! (会場のお客さん:笑&拍手) 正門さんよっしゃー! やったー! (会場のお客さん:笑&拍手) テギョンさん(会場のお客さんにも声を掛けるように)みんなで、行きましょう。(会場のお客さん:「イエーイ!」と歓声&拍手) 正門さん良かったです。 木村さん食べられるのは、しいたけだけだからね。 正門さんええ! しいたけのフルコースですか? でも、木村さんと食べられるんですよね? 木村さんう、うん…。 正門さん(笑)。全国の皆さんも聞いているので、また事後報告をしたいと思います。「2025年は、減塩に、挑め」【及川さんの今年の挑戦】及川さん私は、外食やロケ弁ばかりの毎日なので、ちょっと塩分を摂りすぎかなと思っているんです。まぁお年頃かなと思って、今年は塩分を控えめで行きます! (会場のお客さん:笑&拍手) むくんじゃうからさ。 MC及川さんは、いつもスマートですが…。 及川さんそれはしっかりとお風呂に入って汗をかくからです。お風呂に入らないと“むくミッチー”。(会場のお客さん:笑) (お客さんからの「かわいい!」という声を聞いて)「かわいい!」って言われちゃった。はい、次! 木村さん今、ご自身で言っていたけれど、連続ドラマの「グランメゾン東京」を撮影していた時も、ミッチーが「おはよう」って声をかけてくれた時に、「朝、お風呂に入ってきた?」と聞いたら、「大丈夫。もう“むくミッチー”じゃないから」って言っていましたよ。(会場のお客さん:笑) 及川さんもう良いよ! 恥ずかしくなってきちゃう(照笑)! 木村さんお風呂で半身浴をしながら、その日に撮影するセリフをもう一度復習してからスタジオに来ているんだよね。(登壇者の皆さんから「カッコ良い」と声が上がる、会場のお客さん:拍手) 及川さん台本を読むのが、バスタブなんですよ。だから台本がシワシワになるんです。そんなエピソードでした。「2025年は、このメンバーでグランメゾン鹿児島に、挑め」【沢村さんの今年の挑戦】沢村さんこのメンバーで「グランメゾン鹿児島」を撮りたいです。(会場のお客さん:拍手) 「グランメゾン鹿児島」というと、ちょっと高級マンションみたいな響きですね。(会場のお客さん:笑)今日が本当にこのメンバーで集まる最後かもしれないので言わせてもらいました。たぶん、興行収入24億円のうちの、5億円は鹿児島の観客の皆さんが鑑賞した分ですよ。(会場のお客さん:笑) 僕の周りは、ほぼ全員観ていましたから。これが僕の夢、今年挑戦したいことです。 木村さん「グランメゾン鹿児島」ね。いっくん(沢村さん)が故郷に帰った時に、周りでそんなにたくさんの方が観てくださっていたんですね。この人、冗談は言うんですが、嘘は言わない人なので、すごくうれしいですし、ありがたいです。今、この空間でしている会話に、この現場の方たちと115カ所の劇場にいる方たちが、向き合ってくださっているという事実もすごくうれしいです。 鈴木さん「グランメゾン鹿児島」、良いですね。できれば第二弾で「グランメゾン(鈴木さんの出身地である)宮城」もお願いできますか? (会場のお客さん:笑) 木村さん良いですね、それ! みんな出身地に「グランメゾン」の支店を設けたい(笑)。続々出てくるかもしれないですね。 テギョンさん僕はね、沢村さんの答えを全然知らなかったんですけれど…。(フリップを披露する)「2025年は、このメンバーとグランメゾンソウル!に、挑め」【テギョンさんの今年の挑戦】木村さんこれね! テギョンさん沢村さんが、こういう風に答えるとは全然思わなかったんですけれど…。 沢村さん僕は知っていました(笑)。 テギョンさん(笑)。知っていました? 沢村さん先ほどマネージャーに、「他の人のフリップを見て来て」とお願いしたんです。(テギョンさん&会場のお客さん:笑) でも、ハートは同じです。先ほど木村くんが僕のことを「嘘をつかない」と言った時に、ちょっとドキッとしました(苦笑)。 木村さん冗談は言うんだけれどね。嘘は言わないから。 テギョンさん僕はこのメンバーと一緒に、ソウルで撮影をしたら本当に良いなと思って書きました。パリでも本当に楽しかったんですが、僕の故郷に行ったら、僕がお見せできることがたくさんあると思って、ちょっと書いてみました。 木村さんでも、君の役は、パティシエだからね(笑)。 (会場のお客さん:笑) テギョンさん(笑)。そうですが、韓国では通訳とかもずっとしますよ。 木村さん確かに、そうだね。 沢村さん鹿児島とか宮城よりは、実現が一番近いかもしれないね。(会場のお客さん:笑) 鈴木さん皆さん手書きですが、私は早々に内容が決まっていたので、フリップにプリントしてくれています(笑)。(会場のお客さん:笑)「2025年は、発酵を極めるに、挑め」【鈴木さんの今年の挑戦】鈴木さんお料理が好きなので、フレンチを極めたいという思いもありますが、なかなか難しいと思うんです。その中でも、発酵したお料理って、本当に体に良いので、発酵食品を極めたいと思って書きました。 MCご自身で発酵食品を作ったりもされるんですか? 鈴木さんはい。いろいろなものを「発酵させたらどうなるのかな」と考えています。キムチや、ぬか漬けとか…他にもいろいろと発酵して美味しくなるものを見つけたいと思っています。 沢村さん(鈴木さんと自分のフリップを見比べながら)僕の字が、すごく汚く見えませんか? これはね、ぶっといペンで、めちゃくちゃ書きづらいペンだったんですよ。(会場のお客さん:笑) 及川さん分かる。書きづらかった。 沢村さん(鈴木さんのフリップを見ながら)プリントしてもらうの良いですね。 次からそうしよう。(鈴木さん&会場のお客さん:笑) MC鈴木さん、発酵食品を極めたらどこかの店舗で出しますか? 鈴木さんそうですね。フレンチに合う発酵食品があったら、どなたかSNSなどにアップして教えてください。よろしくお願いいたします。 MCありがとうございます。では木村さん、お願いいたします。 木村さん僕、何だか真面目に考えちゃったんだよなぁ。(皆さんのユニークな回答を踏まえて)そういうことだったんだね! 塚原監督大喜利じゃないですよ(笑)。 木村さん(その言葉にうなずきながら)大喜利ではないですよね?「2025年は、夢中に、挑め」【木村さんの今年の挑戦】木村さん自分に対してもそうですが、本作を受け取った皆さん、今から観る皆さんに向けてお見せする回答なので…。本作では、夢に向かって諦めずに進む尊さを皆さんに届けられたかなと思ったので「夢」というワードを、この回答の中に入れたいなと思いました。それで考えて出てきたのが「夢中」でした。夢中になっている時ってすごく本気だし、もし失敗しても、夢中になっていたらその失敗がより大きなエネルギーになるだろうと思って書きました。 沢村さん2025だけじゃなくて、2019年のドラマシリーズの時も、昨年の撮影中もずっと夢中だったよね。(木村さん&会場のお客さん:笑) 挑むというか、それがもう当たり前になっているでしょう? 毎年、挑もうと思ってやっているの? 木村さん毎年じゃないですよ。毎年じゃないけれど、控え室でこれ(フリップ)を見た時にそう思って、書きました。沢村さん木村拓哉の90パーセントは、「夢」と「夢中」でできているんだね。 及川さんたっくん(木村さん)さ、別に作品がどうであれ、全力なんだよね。 沢村さんそうそう、いつもだよね(笑)。 及川さんたぶん365日全力だよね。(木村さん:笑) “全力中年”だよね。(会場のお客さん:笑) 沢村さん変な話さ、寝ている時も全力で寝ているじゃん(笑)。 木村さん寝ている時も、全力なの…かな(笑)? 分からないけれど、そこは力んでいないと思うよ。 鈴木さん本当にいつも熱心だし、木村さんの集中力に私たちは魅了されて、チーム全体が進んで行けたという気持ちがあります。どんどん夢中を極めていっていただきたいです。(会場のお客さん:拍手) MC正門さん、こういう姿に憧れたりするのでは? 正門さんそうですね! 木村さん(正門さんの「しいたけ」という回答を思い出して)僕も、「山芋」とか書けば良かった。 正門さん(笑)。いやいや! 「しいたけ」と書いた自分が恥ずかしいです。(会場のお客さん:笑) 本当のスターって、こういうことやなと思いました。 テギョンさん現場で見た木村拓哉さんは、本当に毎日こういう風に真剣な、真面目なモードなので、僕も本当にびっくりしました。2025年も夢中になるから、これは人生全部、夢中だと思います。 間違いなく、カッコ良いです。(会場のお客さん:拍手) 沢村さん(テギョンさんのトークに感心して)日本語上手だねえ! 本当にすばらしい。(木村さん:「ね!」とうなずく) MC2025年も全速力の木村さんが見られそうですね。 木村さんいやいや、全速力と先に言っちゃうと、たぶんオーバーヒートすると思うので、その都度、その都度、平常心を保ちながら行ければ良いと思います。いやぁ、ちょっとワードを失敗しました。これは「山芋」、もしくは「生牡蠣」と書くべきでしたね。 MC少し苦手なんですか? 木村さん生牡蠣は一回大当たりしてから、食べていないんです。一回当たっちゃうと、挑む気にならないですね。 MCでは、最後にキャストを代表して主演の木村さんより会場の皆さん、そして配信をご覧の皆さんにご挨拶をいただきます。 木村さん反復してしまいますが、全国で今、劇場のシートに身を預けてくださっている皆さんに本当に感謝を申し上げます。本作に対して、よく「おかわりしてきます」とか「おかわりしてきました」という言葉を聞きます。映画なのに、観てくださった人たちが「ごちそう様でした」「おかわりします」「おかわりしました」とかって言ってくれるのが、この作品が皆さんのどこか違う“欲”に触れたように感じて、すごくうれしいです。睡眠欲と食欲と、もう一つはアダルトな感じのものがありますが(会場のお客さん:笑) 「三大欲求のうちの一つに僕らがタッチできているのかな」って思うと、すごくドキドキします。本作が、皆さんの欲にもっともっと、タッチしてくれたらと思います。これからももし良かったら、“おかわり”をお願いします。(会場のお客さん:拍手)
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『Dr.STONE』3rd SEASON Vol.6石器時代から現代文明まで、科学史 200万年を駆け上がる! 前代未聞のクラフト冒険譚(アドベンチャー)、ここに開幕!Disc1第19話~第22話TDV33181R/2023年東宝©米スタジオ・Boichi/集英社・Dr.STONE 製作委員会 【発売日変更に関するお詫びとお知らせ】 2024年3月20日(水)にリリースを予定しておりました当該商品につきまして、諸般の事情により、発売を変更させて頂くこととなりました。商品を楽しみにお待ち頂いているお客様には、多大なるご迷惑をおかけしますことを深くお詫び申し上げます。『Dr.STONE』3rd SEASON Vol.6
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「ゆとりですがなにか インターナショナル」完成報告会見「ゆとりですがなにか インターナショナル」公式サイト2016年4月に日本テレビ系列で放送された連続ドラマ「ゆとりですがなにか」は、《野心がない》《競争意識がない》《協調性がない》と揶揄される“ゆとり世代”と勝手に社会に括られた、アラサー男子三人が、仕事に、家族に、恋に、友情に、迷い、あがきながらも人生に懸命に立ち向かう物語です。笑いあり涙ありの痛快社会派コメディとして描かれた同作が、満を持して映画になります。 8月23日、10月13日公開の「ゆとりですがなにか インターナショナル」の完成報告会見を品川インターシティホールにて実施しました。岡田将生さん、松坂桃李さん、柳楽優弥さん、脚本の宮藤官九郎さん、水田伸生監督が登壇し、ドラマから映画化に至るまでのエピソードや撮影裏話、そして完成したばかりの本作を観た感想と手応えを熱く語りました。こちらのイベントの様子を詳しくレポートします。完成報告会見坂間正和役岡田将生さん山路一豊役松坂桃李さん道上まりぶ役柳楽優弥さん脚本宮藤官九郎さん水田伸生監督MCまずはこの方「サラリーマンを辞め、家業を継ぐも、妻の茜との夫婦仲もイマイチ。時代の波に乗り切れていない男・坂間正和」を演じた岡田将生さんお願いします。 岡田さんちょっとヒドい紹介ですね(笑)。 MC台本通りで失礼しました。 岡田さんいえ、もちろん分かっていますよ。本作にちなみまして、特殊な挨拶をさせてもらいます。「岡田将生ですがなにか」それぐらいテンションが上がっている作品でございます。たくさんの方々に観ていただきたいと思っています。 MC続いて「優しく真面目だが、未だに女性経験ゼロの小学校教師・山路一豊」を演じた松坂桃李さん、お願いします。 松坂さんいや、本当になかなかない紹介内容ですよね(笑)。今回も、何ていうんでしょうねぇ……童貞でした。「山路ですがなにか」でおなじみの松坂桃李です。七年前にできた作品が今こうして映画化することを嬉しく思います。本作をたくさんの方々に届けていければと思っています。 MC続きまして、「元客引きで、十一浪目にして悲願の大学合格を果たすも、卒業後に中国での事業に失敗し、結局出戻りでフリーターになる破天荒な男・道上まりぶ」を演じた柳楽優弥さん、ご挨拶をお願いします。 柳楽さんはい。「まりぶですがなにか」……ですね(笑)。本当に、自分の中での大切な作品で、こうしてみんなで映画化できました。皆さんの前に立てていることに感謝して、「ありがとうございます」という気持ちです。本当に面白い作品ができたので、楽しみにしていてください。 MCドラマシリーズから引き続き、脚本を担当されている宮藤官九郎さんと、メガホンを取られている水田伸生監督です。 宮藤さん(ゆっくりと)「宮藤官九郎ですがなにか」(笑)……です。“ゆとり世代”というくくりでドラマ(の脚本)を書いて、すごくこじんまりやってきたつもりです。今回のタイトルが「インターナショナル」とありますが、これまでとまったく同じスケールです。(会場:笑) なので、安心して観に来てください。 水田監督「水田ですがなにか」MCさんは、この連続ドラマを放映していた時は、まだ(日本テレビに)入社していないんですよね? MCはい。入社前で、大学生でした。 水田監督ドラマは観ていましたか? MCはい、観ていました。 水田監督面白かったですか? MC面白かったです。 水田監督誘導尋問ではありませんが、そう言っていただけて本当にありがたいです。宮藤さんの発案で企画を立て、それでシナリオ作りをしながら、キャスティングの打ち合わせをしました。オファーの時は、第一希望の三人に「当たってくだけろ!」でしました。「断られたらしょうがない」と、いつも思っていますが、この三人は特にそうでした。当時から、この世代ナンバーワンの三人ですから、どう見てもライバル関係で、(キャスティングは)「まず無理だろう」と思いました。それが実現して、顔合わせで揃ってくれた時は、「絶対にしくじれないな」と、こちら側は緊張感を持ちました。映画版の撮影で約七年ぶりに再会すると、見事に成長していて、圧が強くなっていたので、「力が入るのかな」と思ったら本当にすんなり世界観に入っていて、それはこの三人の共感力と順応性の高さによるものだと思います。あっという間に七年前に戻ってくれた現場でした。MC「ゆとりですがなにか」は社会現象になったドラマですが、岡田さん、松坂さん、柳楽さんから「またやりたい!」という声があったと伺いました。宮藤さん、映画化になるまでの経緯を伺えますか。 宮藤さんうまく説明できるかな。ドラマの後にスペシャルドラマ(「ゆとりですがなにか 純米吟醸純情編」2017年7月日本テレビ系列にて放送)をやりましたが、それでは飽き足らず……いや、飽き足らずというのはヒドいか(笑)。別の作品の打ち上げで、桃李くんにお会いした時に「ゆとりで、映画『ハングオーバー!』の感じの、できませんか?」と言われました。「良いじゃん!」と思って、そのまま水田さんにお伝えしたところ、「じゃあ、海外ロケだ!」「インターナショナルというタイトルをつけましょう!」なんて盛り上がって、そこまではすごく早く決まったんです。でも、コロナ禍があり、いろいろと話をしているうちに「ゆとりの人たちであれば海外に行かなくても、逆に海外の方が日本に来ているし、いつもの八王子から高円寺の間でインターナショナル感を出せるのでは?」となりました。(会場:笑) それで海外に行くのはやめました。 松坂さん(笑)。グッと縮まりましたね。宮藤さんそうなんです。ですから「海外に行くつもりだった」という意味のインターナショナルです。“海外に行けなかった人たち”ですから、忘れないでください。 岡田さんその話、いらないと思います(笑)。 宮藤さんだから、その“なごり”ですね。気持ちだけは海外という感じです。(松坂さんに)流れとしては、そうですよね? 松坂さん“なごり”……なるほど!宮藤さんに会う前に、たまたま(映画)「ハングオーバー!」を観ていたんです。普通にゲラゲラ笑って観ていたのに、途中で「何かに似ている」と思い始めて、考えたら「“ゆとり”の三人だ!」と気が付きました。それ以降は、登場人物たちが、僕には“ゆとり”の三人にしか見えなくなりました。それで「これを“ゆとり”でやれるんじゃないかな」と宮藤さんに雑談の温度感でフワッと話をしたら、実現に向けてコトを運んでくださいました。連ドラの後でも三人(岡田さん、松坂さん、柳楽さん)で「またやりたいね」という話をしていたので、「言ってみるもんだな」と実感しました。 宮藤さんだから“ゆとり”の映画の中で、「ハングオーバー」というセリフが出てきます! MC実際に映画化が決まった時はいかがでしたか。 松坂さん連続ドラマをやって、スペシャルドラマをやって、その後に「やるよ!」というのを聞いた時は、「お!じゃあ連ドラ、また行くか!」みたいな感じで、三人でフワッと話をしたんですよね? (岡田さんと柳楽さんを見つめる) 岡田さんした? 柳楽さんしました! 岡田さんした……か……。 松坂さんえーっと、(岡田さんは)覚えていないです(笑)! 岡田さん&柳楽さん(笑)。 松坂さん「映画化!」と聞いた時は、(岡田さんと柳楽さんを見つめて)三人でビックリしたよね? 岡田さんビックリした! 柳楽さんビックリした! 連続ドラマやってスペシャルドラマやって映画化という経験がないから! 松坂さん「居酒屋で男三人がくだ巻いている話が映画化になるのか」って、ちょっと緊張したよね。 柳楽さん「自分のキャラはどうだったっけ」ってなったんですが、撮影が始まったらすんなりと入れました。このメンバーは俳優としてもですが、実生活でも一緒に成長しているんです。そんな感覚は貴重なので、“より大切な仲間だ”と感じました。 MC岡田さんは、どうでしたか? 岡田さん皆さんと同じで、本当にただただ嬉しかったです。またみんなで集まってお芝居ができる楽しさと、あとは“ご褒美だな”と思いながら、この現場に臨みました。こうやって今、皆さんと会見しているのも、今まで参加した会見の中で、一番楽しくできています。 宮藤さん良かった! 松坂さん嬉しいですね。 岡田さん安心して、この場に座っていられることを本当に嬉しく思っています。 MC“ご褒美のような現場”というお話もありましたが、この劇場版は昨年の秋に撮影が行われました。久々のゆとりチームの現場だったと思いますが、撮影中の印象的なエピソードや思い出をお話いただけますか。 岡田さんこの映画の中でハロウィンのシーンが出てきます。渋谷のスクランブル交差点で撮影をしました!……(首を横に振り)あ、していないです。 松坂さんしたんでしょ! “撮影をした!”って感じじゃないの? 岡田さん違う、違う! 模したんです。すごい数のエキストラの方が集まってくださって、本当に楽しく撮影に参加してくださいました。「ゆとり」のファンだったという方から、時折「観ていました」と声をかけてもらうこともありました。「正和、なんで血を流しているんですか?」と聞かれて、「ちょっとそうなんですよね~、すみません!」と答えました。そんなやりとりが、「こんなにも『ゆとり』を待ってくださる方々がいるんだな」と感じられてすごく印象に残っています。 松坂さんすごかったですね! 本作のハロウィンについて話すと、僕も小学校の授業で、ハロウィンの仮装をしてイベントに行くんです。その仮装のメイクが、すごいんです。でも、このメイクの内容はあまり言わない方が良いと思うので、それは劇場で確認してください。エキストラさんがたくさんいる中で、そのメイクをしていると“ヘンな感じ”で見られるんです。それがすごく恥ずかしくて……かなり印象に残っています。 柳楽さん僕は……、中国語のことって話をしても良いの? (松坂さん:大丈夫です!) 水田監督大丈夫です! 柳楽さん中国語のセリフがたくさんありまして、難しいのでなかなか覚えられないんですよね。ただ、シーンとしてちゃんと面白い雰囲気になっていたので、「頑張って良かったな」と思いました。そういうところも楽しみにしてもらえたら嬉しいです。 MC中国語はどのようにして? 柳楽さん文法とかまったく分からないので、音で繰り返し聞いて、ひたすら練習して覚えました。 岡田さん観たらすごかったです! 「さすが柳楽優弥!」と思うぐらい完璧でした。ストイックな方なので、本当に素晴らしいと思いました。 柳楽さんありがとうございます。謝謝(シェイシェイ:中国語のありがとう) 岡田さんあ、シェイシェイ(笑)。そこだけインターナショナルが残っていますね。まりぶくんだけが補ってくれますね。 松坂さんそうね! 宮藤さんまりぶは劇中で、中国語で「おっぱいいかがですか?」と言っています。(会場:笑) 柳楽さん(小声で)中国語だけじゃない……。 宮藤さんいろいろな言語で言っていて、そこだけインターナショナルです(笑)。本当にすみません。 MC皆さんの仲の良さが出ていますね。宮藤さんと水田監督から見たキャストの印象と、現場でのチームワークについて伺えればと思います。 宮藤さん僕はあえて映像を見返さずに、自分の記憶の中にあるドラマの時の関係性を基にして、第一稿を書きました。それから、間違っていたところを直しました。彼らがしゃべりそうなこと、話の内容、山路が女性に対して言いそうなヒドい言葉とか、それらは自分の魂の叫びにもなっているので、「ちゃんと書かないと!」となりました。書いていると、三人のキャラクターがちゃんと降りてくる感じがして、完成した原稿を読んだら、ちゃんと再現されていました。それで、「僕自身の中に、正和と山路とまりぶがいるんだな」と実感できました。でも、これは(彼らが)成長しないっていう意味ではないですよ。 水田監督最初に三人の話はしたので、それを繰り返すのも何ですから……先ほど別の取材で申し上げたことを話しましょうか。僕が思っていることなのですが、この三人は“サッカーのワールドカップ日本代表のゴールゲッター”です。誰がセンターで、誰がサイドウイングでとかではなくて、三人がコロコロとポジションを入れ替わりながら、共演者の立ち位置や、自分たちへのチェックを目配せもしないで気配だけで位置取りを変えて、見事にゴールを決めてくれる存在です。ですから、(現場で)演出をするなんておこがましいことは、まったく考えていませんでした。芝居のしやすい環境をお膳立てするお手伝いができればと思って、撮影を終えました。自分が監督した映画を「面白い!」と言うのは、なかなか言えないですが、「(本作は)何回観ても面白いですよ!」MCキャストの皆さんは、これまでのインタビューで「ゆとりですがなにか」は特別だとお話されてきたと思います。改めて、ゆとりチームのスタッフやキャストは、皆さんにとってどのような存在でしょうか。 岡田さんこの言葉は、たぶん間違っていないと思うのですが、本当に「家族」みたいな感じです。今回、久々に皆さんと集まって、スタッフの方から「今回は何でも準備しているから、どんな芝居でもできるよ」と声をかけてもらったり、事前にキャストの皆さんと「映画が始まりますが、よろしくお願いします」という連絡をとったりしました。集まることが楽しいだけではなく、皆さんがストイックに「面白いもの、良いものを作ろう」というのが、良い方向に向かっている現場でした。会うと安心しますし、相談もします。ずっと側にいてほしいというチームなので、僕は「家族」にしました。 松坂さん今、岡田さんも言いましたが、チームの皆さんは本当にストイックで、七年前の衣装がそのまま残っていました。「いつでも、どういう球が来ても大丈夫」という万全な体制を常にとってくださっていました。だからこそ、こちらも安心して飛び込むことができました。改めて「すごいな!」と思いました。今回の衣装合わせでも、「七年前の衣装を着られるんだ!」というのと、キャストのみんなが(その衣装を)着ても違和感がなかったのにも「すごいな!」と思いました。スペシャルドラマでも映画でも感じた安心感は、「お風呂につかっている感じの温かさ」ですね。(登壇者の反応を感じて)すみません、ちょっと間違えましたね(笑)。それぐらいこの現場は安心するんです。たくさんのすごい人たちが、自分の周りにいることは本当に心強いです。 柳楽さんスタッフもキャストもドラマの時から同じで、数年前にも作品を作っている家族であり、仲間であるという貴重な存在で、安心感をすごく感じます。それに目的に向かってより成長して再会できる貴重な座組に参加できたと改めて感じます。腹を割って相談できる関係は、本当にありがたいです。 MC連続ドラマから始まったこの作品の映画が完成しました。映画をご覧になった感想をお願いします。 岡田さんとても面白かったです。僕は初号試写でスタッフとキャストの皆さんと観ました。自分が出ているものは緊張しますし、そういう試写ではあまり笑いが生まれないんですが、すごく和やかで、本作を楽しんでいる空気感がありました。観たことのないシーンもたくさんありましたし、吹き出して笑ってしまうことも多々ありました。連続ドラマから始まり、映画になりましたが、「ドラマを観ていない方でも面白く観てもらえる作品になっている」と思いました。 松坂さん岡田さん(演じる正和)が、のたうちまわりながら何かを叫ぶシーンがあるんです。めちゃくちゃ笑いました。自分が出ていないシーンも「生で見たかったな」と思うぐらい本当に全部が面白かったです。あとは、個人的に三人が揃うシーンに感動しました。時が経っているせいか、久しぶりにこの三人を見て、「あぁ、なんか帰ってきたな」とすごく感じました。 柳楽さん本当に面白いですよねぇ~。観ていただいて、より感じてもらえることがあると思うので、劇場で観ていただきたい作品ができたと思います。 宮藤さん実はコロナ禍になる前から考えていた話が、コロナで延びたり、その間に世の中が変わってきたりして、それに合わせて地道に脚本を直したりと、いろいろと合わせていきました。完成作を観て、「この時代だから」「今だから」彼らはどう行動するか、何を考えるかという作品になっている気がします。ヒドいところもいっぱいあるんですが、根底には社会への鏡のような、「ゆとりの三人は社会をこう思っているんだ」ということをすごく感じました。日本には世界各国の方が生活をしているので「インターナショナルだな」という、最初に自分が考えたところに戻ったような気がしました。“最後は原点に”ということで、まとめてください。 水田監督先ほど「面白い!」と言ってしまいましたよ(笑)。もう少し、この三人について申し上げると、現場で阿吽の呼吸が生まれる理由は、三人はとてつもなく深い準備をして現場に来るからです。柳楽さんの中国語だけではなくて、撮影に挑むための準備をしてくる。すべての仕事に一番大切なのは、質の高い準備だと思います。この三人は、この世代の俳優の中でもずば抜けています。僕自身も感じますし、三人がお互いに影響し合っていると思います。桃李くんが、柳楽さんに「優ちゃん、すごい」と言ったのも記憶しています。将生くんほど主演俳優なのに共演者を気遣う俳優は見たことないし、優弥くんほど妥協しない俳優は見たことがないです。宮藤さんの脚本を演じる、この三人を観るだけで、木戸銭(=料金)の元は取れると思っています。 MC水田監督からお話がありましたが、お三方はそれぞれライバル意識だとか、意識し合う部分はありますか? 松坂さん意識していました?岡田さん(困惑した表情で)僕、友だちだと思っていて…(笑)。 水田監督何だよ~! 岡田さん(立ち上がってオロオロして)いやいや、ちょっと……。(着席して、左右に手を向けて軽めに)めちゃくちゃライバルです! (口調を強めて)めちゃくちゃライバルだからね! 松坂さん&柳楽さん(笑)。 岡田さんでも、やっぱり根底には「友だち」っていうのがあって、皆さんの作品を観て刺激を受けたいし、刺激を与えられる俳優になりたいし、友人でありたいというのはあります。以前、何かのインタビュー記事を読んだら、松坂さんが「岡田将生がライバルだ」と言ってくれていました。それを見て、「そうか、“ライバル”と言ったほうが良いんだ!」と思ったことを、思い出しました。 松坂さんほぉ! 岡田さん&松坂さん(笑)。 岡田さん本当に“ライバル”ですよ! 松坂さん僕も二人のことを“友”とも思えるし、“ライバル”だとも思っています。この作品を七年前にやって、スペシャルドラマもやって、今回の映画もやって、“戦友”みたいな感覚でもいます。仕事でもプライベートでも、「どんなことしているのかな?」とずーっと気になる二人ですね。それはたぶん変わらないです。 柳楽さん僕もそう思います。 岡田さん&松坂さん&柳楽さん(見つめ合いつつ笑顔)。 柳楽さんより成長している姿で会えているのが…。 松坂さん良いよね! 柳楽さん強烈ですよね。刺激的な仲間という感じがします。 ■記者からの質問このドラマ、映画ではお三方は“ゆとり”という部分でくくられていると思いますが、実生活での共通点がありましたら教えてください。【記者質問】松坂さんこの三人の共通点…共通点。 岡田さんあれ! みんな気ぃ遣い! 松坂さん良い言い方をすると“気遣い”ですね。例えばご飯に行く約束をします。お互いが気を遣い過ぎて日にちが決まらない。場所も決まらない。 岡田さん決まらないですねぇ。「みんなは何を食べたいのかな?」と思っているんですよ。「まだ発言しないほうが良いのかな」とか。 柳楽さん「どこが良い?」 松坂さん「これも良いねぇ~」 岡田さん「良いね良いね!」 松坂さん「そうだよねぇ~!」(手を伸ばして話が流れる様子)ふわ~! 岡田さん「食べに行かないんかい!」って(笑)。 松坂さんそうなんです。気を遣い過ぎて何も決まらない。 岡田さんそこに(茜役の)安藤サクラさんがいてくださると、「何が食べたいの?」「肉かな」 松坂さん「じゃあ、焼肉!」「いつ?」「じゃあ(日付は)ココ!」みたいな。 岡田さん「じゃあ、はい」って(笑)…そんな三人です。 MCそれでは最後に、代表して岡田さんからご挨拶をいただきます。 岡田さん「ゆとりですがなにか」は僕にとって大切な作品です。ドラマ、スペシャルドラマ、そして映画になりました。これはひとえに応援してくださったファンのお声もあり、今回の作品になったと思います。「またみんなで集まって120%の力で面白いものを作ろう」と、面白いものが出来上がりました。全国のいろいろな方々に観ていただきたいと思っております。本日はありがとうございました。
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東京建物 Brillia HALL (豊島区立芸術文化劇場)2025年6月公演 ミュージカル『梨泰院クラス』上演決定!
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「劇映画 孤独のグルメ」公開記念舞台挨拶「劇映画 孤独のグルメ」公式サイト2012年にテレビ東京系列で深夜ドラマとして放送され、13年の時を経てついに映画となって先日、公開を迎えた「劇映画 孤独のグルメ」。1月19日、東京・日比谷のTOHOシネマズ 日比谷にて、監督・脚本・主演を務めた松重豊さんと劇中ドラマ「孤高のグルメ」で主人公の善福寺六郎を演じた遠藤憲一さんの二人による舞台挨拶が開催されました。 この日は役衣装のスーツ姿で登場し、下積み時代の頃から、背格好が似ており、時に役を取り合い、苦楽を共にしてきた“戦友”の二人が、お互いへの熱い思いを語りました。こちらの舞台挨拶の模様を詳しくレポートします。公開記念舞台挨拶監督・脚本・井之頭五郎役松重豊さん善福寺六郎役遠藤憲一さん■松重さん、遠藤さんが会場後方の扉から登場し、客席を通ってステージへ登壇しました。MC本日は劇中衣装で登壇されていますが、本日は五郎さんなのか松重さんなのか、どちらなのでしょうか? 松重さん今日は見ての通り井之頭五郎として来ました。今までの宣伝活動は、松重豊として白髪でやっていましたが、今日は(井之頭五郎の)黒髪にして、気持ちを新たにしました。ライバルの善福寺六郎の人気に押されているので(笑)、今日は井之頭五郎としてよろしくお願いします。 MC遠藤さんは善福寺六郎役ではありますが、ご本人として本作に出演されたんですよね? 遠藤さんはい、両方とも遠藤憲一です(笑)。本作の後半でポロポロと出ています。監督の言う通りに一生懸命演じただけですが、本作の邪魔をしているんじゃないかって、それだけが心配です。大丈夫でしたか? 松重さん邪魔していないって(笑)! MC(会場に向かって)皆さん、サプライズでお渡ししたお箸はお持ちですか? 全五種類の異なる名言が書かれています。こちらは松重さんからのサプライズプレゼントですので、ぜひお持ち帰りくださいね。 松重さん今日は、ぜひこれで何か美味しいものでも食べてください。 MC五郎さん、公開から一週間以上が経ち、興行収入10億円も目指せる大ヒットスタートを切っています。改めておめでとうございます。 松重さんありがとうございます。いろんなお客さんから励ましの言葉をいただきました。皆さんに劇場で楽しんでいただけていることが、僕たちのよろこびです。10億という数字は、誰かが決めた目標であって、他の作品に比べたら全然小規模です。僕にとっての最大の慰めは、観てくださったお客さんからの「腹が減ったよ」「面白かったよ」「心が温まったよ」という言葉です。ぜひ、これからも口コミで広めてください。よろしくお願いいたします。 MC公開されてからいろんな劇場を回られていましたが、実際に皆さんの熱量を感じられたんじゃないでしょうか? 松重さん始まる前にどうのこうの言うよりも、観終わったお客さんのご意見が聞きたいと思って、各劇場でティーチインのような形式でイベントをやりました。皆さん本当にいろんなところに引っかかっていましたね。「まず何が食べたいですか?」という質問からしたんですが、「オニオングラタンスープ」の人もいれば、「ラーメン」「チャンポン」という人もいました。本当にいろんな見方があるのだと感じました。 MC遠藤さんの出演は1月10日の公開初日まで解禁しておりませんでした。もどかしい日々を過ごされていたと思いますが、出演されていかがでしたか? 遠藤さんいや、そんなにもったいつけるようなものじゃないと思います(笑)。本当はこんなこと言っちゃいけないのかもしれないですが、映画って、普通はどこかで飽きる部分があると思うんです。でも、本作はお世辞抜きで、「全く飽きずにここまで面白いものを作ったのか!」 と思いました。すぐに(松重さんに)「大傑作です」ってLINEを送りました。松っちゃんは、俳優としては、本当に緻密な人なので、初めの頃は「面倒くさい人だな」と思いました(笑)。でも、そういった緻密さが監督業や、脚本にすごく活かされていて「本当に素晴らしい作品を作ったな」と、感動しました。 松重さんありがとうございます。 遠藤さんおめでとうございます。 MCお二人は、若い頃から、時には役を取り合ってきた仲だとうかがいました。松重さん、改めて今のお言葉を聞いていかがですか? 松重さん「孤独のグルメ」をやっていた13年間で、街でお声がけされた時に、十人に一人が「『孤高のグルメ』を観ています」って言うんですよ。「孤高のグルメ」ではないんですが、「ありがとうございます!」 と言っていました。そこから、「映画で『孤高のグルメ』っていうのを出したら面白いな」と思って、シナリオに書きました。実際に話が進んだ時に、「井之頭五郎役は誰がやる?」 ってなった時には、遠藤さんしか浮かびませんでした。「井の頭公園」よりちょっと上にある「善福寺公園」から名前をとって、善福寺六郎にしました。遠藤さんに断られたら、この企画も、あのシーンもやらないつもりでした。二人とも、若い頃は、血みどろなVシネマとかで、殺し合いとかそういうことばっかりやっていたんですが、今は巷で「かわいい」って言われていますから(笑)。世界を恐怖のどん底につき落とすような二人だったんですが、最近はどうもちょっとフェーズが変わってきたみたいですね。なので、今回遠藤さんに善福寺六郎役を演じていただいたのは、思うつぼというか、でも、お客さんにあそこまで笑っていただけるとは思っていませんでした。本当に遠藤さんが出演してくれたおかげです。ありがとうございます!MC遠藤さんは現場での松重監督をどうご覧になりましたか? 遠藤さんもちろん(松重さんにとって監督作)第一回の記念すべき作品なので、どの役でもお引き受けしようと思っていました。でも、まさか松っちゃんの化身みたいな役とは思いもしませんでした。松ちゃんは食べることの天才で、あんなに美味しそうに食べるのに、僕はあんまり食べ方が上手じゃないんですよ! 知っている人は知っていると思うんですが、下手くそなんですよね(苦笑)。だから「嘘だろ!?」と思って、すごくプレッシャーを感じました。まず、松っちゃんに「ラーメンを食べている場面のあるDVDを何枚かくれないかな」って連絡をしました。それを何度も、何度も観て、すごくプレッシャーを感じながら現場に行ったんですが、温かく包んでくれました。「これ、どういう風に食べれば良いんだろう?」って聞いたら、「いや、普通に食べれば良いですよ」と言うんです。でも、その「普通」が、僕にとっては、結構難儀なことでした。しかも、(松重さんが)横でむしゃむしゃとチャーハンを食っている姿がまた美味そうでねぇ…。それを食って、「はいOK!」と、監督業に戻っていました。監督、俳優、いろんなものをやっている姿が素晴らしいと思いました。アングルが気に入らない時は、食べ終わって「カット」と言ってから、カメラマンを呼び出して指導をして、先生みたいなこともやっていたし、「一人で何役もこなしていて、すごいな!」と思っていました。 松重さん「バイプレイヤーズ」(『バイプレイヤーズ 〜もしも6人の名脇役がシェアハウスで暮らしたら〜』『バイプレイヤーズ 〜もしも名脇役がテレ東朝ドラで無人島生活したら〜』『バイプレイヤーズ 〜名脇役の森の100日間〜』/2017年よりテレビ東京系列にて放送/『バイプレイヤーズ 〜もしも100人の名脇役が映画を作ったら〜』2021年公開)で合宿生活をしていて、その時に食べる姿はずっと見ているので、それで全然問題なかったんです。それなのに撮影が始まると、うるさいんですよ(笑)。「これちゃんと食べられているかな?」「箸の持ち方、ダメなんだよ。自信ないんだよ」「松っちゃん、ラーメンどうすすっている?」「松っちゃん、松っちゃん…」って、ずっと聞いてくるんです。「もう自然に自由に食べてくださいよ!」と思っていました。 遠藤さんもうね、とにかく迷惑かけないことが大事だったので(笑)。 MC迷惑どころか、遠藤さんが登場した瞬間に笑いが起きましたよね? 松重さん一番、おかしいところなんでね。そこで観客を煙に巻くというか…「今まで観ていたものは何だったんだ?」「『孤独のグルメ』を見ていたつもりなのに…『孤高』?遠藤さんなの?」って思いますよね。そこが仕掛けとして一番面白いところなので、遠藤さんのおかげでフェーズが変わる瞬間が作れました。 MC松重さんも、なかなか発表ができずに寂しがっていたと聞きました。 松重さん東宝から、遠藤さんはポスターにも名前出さず、「初日シークレットにしたい」と提案されました。釜山国際映画祭では名前が出ていたんすが、とにかく遠藤さんをシークレットにしたいと…(笑)。でも、遠藤さんは「松っちゃんの作品に出た!」って、いろんなところで言っているらしいと聞いていたんですが…(笑)。皆さんにご紹介できるのがこのタイミングになってしまったので、僕としては非常に寂しかったんです。 遠藤さんそんなにもったいつけるほどの存在じゃないから、何だかこっ恥ずかしくてね(笑)。でも、面白がってくれたって聞いて、安心しました。 MC実は、本日お二人が着ている衣装は、本編で使用された衣装なんです。遠藤さんが着ている衣装は、『孤独のグルメ』のドラマシーズン9で、実際に五郎さんが着ていたスーツなんですよね? 遠藤さん松重さんの方がちょっと脚が長いので、裾はちょっと縮めていますけれどね。 松重さん昔から、Vシネとかは予算が少ないので、衣装を使いまわしで着ているんです。だから、「この衣装は遠藤さんが着たやつだな」「あれ?遠藤さんのティッシュ入っている」というのがよくありました。なので、お互いに太れないんですよ。 遠藤さん60歳を過ぎた双子の役とかどうよ? ■会場から大きな拍手! 松重さんツインズですか? でも、写真撮影とかでこうやって並ぶとね、油断するとすぐ肩を組んでくるんですよ。そのぐらい仲が良いんで、申し訳ないです(笑)。MCぜひ双子の役も期待したいです。 松重さんそんな時代になると思わなかったです。遠藤さんは通ったら、「殺されるかも…」っていう殺気を漂わせていた人だったのに…。インスタグラムでキラキラした笑顔を見せているのを見ると「あれは何なんだろう?」って思います(笑)。僕も真似してインスタグラムを始めましたけれどね。 MC改めて、こうして二人きりでの舞台挨拶というのはいかがですか。 松重さん「バイプレイヤーズ」の時に一緒に舞台挨拶は結構やりましたが、その時は、必ず光石研さんが真ん中にいて、ボケ(光石さん)、大ボケ(遠藤さん)、ツッコミ(松重さん)の三人組でした。 今回はボケがいなくて、大ボケとツッコミしかいないので、ちょっとギクシャクするかもしれません。これまでは、大体トリオコントみたいな間柄で、ずっとやっていましたね。 遠藤さん松っちゃんは、一応一番年下で…いや、年下と言っても一つしか違わないけれどね(笑)。 松重さん63歳と62歳の違いって、どうでも良いでしょう! でも一応、僕はずっと敬語だし、みんなの世話もしなきゃいけなかったんですよ(苦笑)。 遠藤さんだから、いろんなことを仕切れる人なので、待ち合わせとか、全部仕切ってくれるんです。でも、一度ある地下鉄の駅で「バイプレイヤーズ」のみんなで待ち合わせをしたんです。松っちゃんは、「地下鉄の改札前で待ち合わせ」って言ったらしいんですが、僕と光石さんは改札を出た上のところで待っていたんです。松っちゃんがなかなか来ないなと思っていたら、下から松っちゃんがすごい形相で出てきて、「改札前って言いましたよ!」って言ったんですよ(笑)。年下なんですが、そういうお父さんみたいな、一番できる人です! 松重さん段取りが気になるんですよ。だから、「きちんとやっていただきたい」という気持ちを込めて、ちょっと大きく叱りました(笑)。 MC「バイプレイヤーズ」の頃のことですから、何年くらい前の話ですか? 松重さんお互い50半ばですかね。 MCそういったその段取りを気にされるのは、監督の気質があったんでしょうか? 松重さんその時は監督をやろうとは思っていませんでした。でも、そういう日々の蓄積が、こうして作品をお客さんに届けるまでに、長い年月で仕上げていく上では、役に立ったかもしれないですね。 MC今回、初めて舞台挨拶に二人で臨まれて、感慨深いものがありますか? 遠藤さんこうやって一緒に並ぶことになるなんて、思わなかったよね? 松重さんそうですね。僕は、横にエンケンがいるって、本当に心強くて、誰よりも安心できるんですよ。本作で一日だけでも、遠藤さんに参加していただけたのが、僕としては本当に、本当に名誉なことだと思っています。 遠藤さんきっちりしているからね。さっき聞いて知ったんだけど、(松重さんは)きっちりしているから俳優業の前は銀行員だと思っていたんですよね。 松重さんとび職ですよ。 遠藤さんとびさんだったのね。 松重さん高いところでやっていました。「銀行員」って誰の情報なんだろう(笑)? 金銭的にきっちりしているわけじゃないんですけれどね。 MC今回レアなお二人が揃いましたが、そんなお二人とともに、お祝いしたいことがございます。本日1月19日は、松重さんの誕生日です! 松重さんありがとうございます。62歳になりました。 遠藤さん僕が、今年64歳になるから、二つ違うんじゃない? 松重さん違う、違う(笑)! 早生まれだから、学年は一つ違いなんですよ! そういうところができないでしょう(苦笑)! だから「計算してからちゃんと発言してください!」と言っているんです。 遠藤さん学年は一個違いで、歳は二つ違いってこと(笑)? 松重さんね? どうでも良いでしょ(笑)? 僕は、それをずーっとここに来るまで背負っているんですよ。光石さんも一個上なのに面倒くさいでしょ? (「バイプレイヤーズ」のメンバーに)寺島進ちゃんもいたんですが、彼は一個下なのに一番偉そうなんですよ! それも大変でした。もっと上の大杉漣さんって人は、ものすごく年長だから、みんなを統括するのかなって思ったら、一番ワガママで、どこに行くか一番分かんない人でした。それで一番年下として、みんなを束ねていかなければいけないと、その時にいろいろ培われましたね。今日で62歳になりました。 遠藤さんおめでとう! MC誕生日と舞台挨拶というおめでたいことが重なりましたが、心境はいかがですか? 松重さんでもね、誕生日に仕事があると、すごく憂鬱なんです。どこかでシークレットでお祝いがあるじゃないですか? でも、やるって分かっているからシークレットにならないんですよ! 「どのタイミングでやるのかな?」と思っていたら、助監督から「すみません、監督がちょっとお話があるみたいです」とか言われて、スタジオに行ったら「ハッピーバースデイ!」って…。「あぁ、このタイミングか」と思いつつ「ありがとうございます」って言ってね。メイキングのカメラが目に寄るんですが、僕は泣かないよ! そういうのが嫌なのでね。 遠藤さんでも、お祝いがなかったら、なかったで寂しいでしょ? 松重さんなかったら…「どっかでサプライズが来るだろうな」と思ったまま「お疲れ様でした」って言われたら、逆にサプライズで面白いかもしれないですね。 MC遠藤さんからもお祝いのメッセージをお願いいたします。 遠藤さんさっき松っちゃんにも話したんですが、もう亡くなられた先輩で西郷輝彦さんという方がいて、僕が59歳の時に「君、いくつだ?」と聞かれて、「もうすぐ60歳です」と答えたら、「お前、60代は最高だぞ」と言われたんです。「どこが最高なんですか?」って聞いたら、「自分が培ったことをいろいろできる歳なんだ」とおっしゃっていました。僕はまだその実感はないですが、(松重さんは)60歳を過ぎて、今、自分のやりたかったものに一つ到達した、最高のよろこびの時だと思います。本当におめでとうございます。松重さんありがとうございます。 MCでは、62歳になりたての松重さんと遠藤さんから、本作の大ヒットを記念して、お客さんへのプレゼントコーナーに移りたいと思います。皆さん、本作の冒頭の飛行機のシーンで、二回も食事を逃した五郎さんがもらった、あの食べ物を覚えていらっしゃいますか? 釜山国際映画祭のオープニングのレッドカーペットでも、松重さんは“それ”を食べながら歩かれていました。それがこちらの、JALさんのドライ納豆です。 松重さんドライ納豆って昔からあるんですよ。おいしいので、僕は大好きなんです。 ■お二人にバズーカ砲が手渡される。 MCこちらを客席に向けて撃っていただき、ボールをゲットしたお客さんにJALさんのドライ納豆をプレゼントいたします! しかし、お二人がバズーカ砲を持つと、任侠映画かと思ってしまいますね…。 松重さん遠藤さんはこういうのを持つと、ちょっと引き金にうるさいですよ(笑)。「三発じゃ足りない!四発にしろ!」って撮影所でゴネたことがありますからね。 MCお二人は撃ち慣れていらっしゃると思いますが、大丈夫ですか? 遠藤さん松っちゃんと並んでこういうものを撃つのは初めてです。 松重さん(互いにバズーカ砲を向け合って)だいたい向き合っていますよね(笑)?■それぞれ三発ずつ、計六発のバズーカ砲を発射!MCお二人バズーカ砲を撃ってみて、いかがでした? 松重さんもっと血糊とかのある刺激があるものがほしくなりますね。横にいる人のせいで、思い出しちゃいました(笑)。 遠藤さん僕は「バン!」っていうのが結構好きですね。 MC最後にお二人からご挨拶をお願いいたします。 遠藤さん我々の業界で、過去にはよく「役者は役のことだけ考えたら良いんだよ」みたいなことを言う人がいました。でも、いろんな才能が芽吹いてきて、こうして監督をしたり、脚本を書いたり、音楽を作ったりといろんなタイプの人たちが出てきて、面白い時代になっています。松っちゃんは、そのはしりとして、突っ走ってくれて、「ものすごく面白い時代が来たな」と思います。今後も松っちゃんに負けないように僕も頑張りますので、松っちゃんもまた良い作品を作ってください! 本日はありがとうございました! 松重さん40年近く俳優部をやってきました。40年間ずっと、横で一生懸命お芝居をして、良いものを作ろうと思っている俳優仲間の遠藤さんみたいな人がいたから、何とかここまでやってこられました。そういう遠藤さんも、現場で「こういうものをやりたい」「こういう本を書いているんだよ」とかってずっとおっしゃっていたんです。僕たちしか気付けない視点が、絶対にあると思うので、そういうものを形にして、お客さんが「こういうチャレンジもアリかもしれないな」と思ってくれたら、今回の僕の試みも間違いではなかったと思います。ぜひ、次はエンケンさんの監督作品で、僕も舞台挨拶に同席して、肩を組みたいと思っています。皆さんも、ぜひそういう声をどんどん上げて、チャレンジしていただけたらと思います。今日は本当にどうもありがとうございました。