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舞台『刀剣乱舞』綺伝 いくさ世の徒花 DVD歌仙兼定:和田琢磨 山姥切長義:梅津瑞樹 にっかり青江:佐野真白 亀甲貞宗:松井勇歩 獅子王:伊崎龍次郎 篭手切江:大見拓土 古今伝授の太刀:塚本凌生 地蔵行平:星元裕月 大友宗麟:三浦浩一 細川忠興:早乙女じょうじ 黒田孝高:山浦徹 高山右近:黒川恭佑 小西行長:堀田勝 大村純忠:石原正一 淡海優 有馬晴信:船木政秀 伊東マンショ:松村龍之介 千々石ミゲル:佐藤永典 中浦ジュリアン:深澤大河 原マルティノ:湯本健一 細川ガラシャ:七海ひろき アンサンブル:奥平祐介、工藤翔馬、小村泰士、澤田圭佑、下尾浩章、福島悠介、藤原儀輝、真鍋恭輔、宮永裕都、山下潤、山田大生、横田遼、横山慶次郎other2022年3月から上演された舞台『刀剣乱舞』シリーズ最新作 「舞台『刀剣乱舞』綺伝 いくさ世の徒花」のDVDが発売!TDV31329D/2022年度マーベラス原案:「刀剣乱舞-ONLINE-」より(DMM GAMES/Nitroplus) 脚本・演出:末満健一© 舞台『刀剣乱舞』製作委員会 © 2015 EXNOA LLC/Nitroplus舞台『刀剣乱舞』綺伝 いくさ世の徒花 DVDご購入はこちら
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「キングダム2 遥かなる大地へ」大ヒット御礼舞台挨拶「キングダム2 遥かなる大地へ」大ヒット御礼舞台挨拶「キングダム2 遥かなる大地へ」公式サイト先日、公開を迎えた「キングダム2 遥かなる大地へ」が公開から10日間で観客動員数155万人、興行収入22.7億円の大ヒットで疾走中! これを記念して7月25日に大ヒット御礼舞台挨拶が東京・TOHOシネマズ 六本木にて開催され、山﨑賢人さん、清野菜名さん、真壁刀義さん、佐藤信介監督が登壇しました。事前にSNSを通じて寄せられた質問に登壇陣が答え、さらにフォトセッションでは大ヒットを記念して鏡開きも行なわれ、会場は大きな盛り上がりを見せました。こちらの舞台挨拶の模様をレポートいたします。大ヒット御礼舞台挨拶信役山﨑賢人さん羌瘣役清野菜名さん沛浪役真壁刀義さん佐藤信介監督山﨑さん今日はお越しいただいてありがとうございます。初日の時も話したんですが、本当に夢の続きが始まってどんどんどんどん「2」が皆さんの中に広がっていって、こうして観てもらえているんだと嬉しく思っています。まだ始まったばかりですので、この夏は「キングダム」でまだまだ暑くなっていただきたいと思っています。清野さん今日は暑い中、劇場にお越しいただきありがとうございます。本当に周りの反響がすごいです。毎日耳に良い反響が入ってくるので嬉しかったです。今日は短い時間ですが皆さんと楽しい時間を過ごせたら良いなと思っています。真壁さん新日本プロレス・真壁刀義だ!最初にこの作品に呼ばれて、キャストの皆さんと顔を合わせた時、そうそうたるメンバーなので、実は僕、呑まれたんですよ。でも「このままじゃダメだ」と思い、沛浪役に入り切って、思う存分に暴れました。作品は観て楽しまれたと思いますが、今後とも、二回、三回と楽しんで観てください。佐藤監督たくさんの観客の皆さんに来ていただいて嬉しく思っています。本当に僕も苦労して作った作品だったので、これが皆さんの気持ちに届いて...。昨日は名古屋で舞台挨拶がありました。お客さんとのQ&Aもあって、これまであまりお客さんの生の声を聞くということがなかったのですが、本当に感激されて、僕も嬉しくなりました。中には何度も観ている方もいて、熱い思いを受けて嬉しくなりました。まだまだ夏が続きますが、この作品で元気をもらっていただければと思います。 MC本日は、事前に公式SNSに寄せられた質問にお答えいただきます。 Q1信は漂との約束を原動力に生きていますが、皆さんが撮影を頑張れる原動力は何ですか? 私はいつも賢人くんを原動力に頑張っています! 山﨑さんありがとうございます(笑)。そうですね、僕はもともと「キングダム」の原作が好きで、「この作品を映像化できたら嬉しいな」というところから始まりました。自分一人で「やりたい」と思っていたところからついに信役を演じられることとなりました。「キングダム」という作品自体からものすごくパワーをもらっていて、それが原動力なんです。「1」があって「2」も撮ってという中で、自分一人の夢じゃなく、みんなで夢を追っかけているんだって。自分一人だけだとパワーが出なくなっちゃいそうなこともたくさんあったんですが、「みんなで見ている夢なんだ」と思うと頑張れる瞬間が何回もありました。それが原動力ですね。MC今日、こうして集まってくださった皆さんも賢人さんにとって原動力かもしれませんね? 山﨑さん本当にそうですね。観てくださった皆さんも含め......それが原動力です。本当に観てもらわないと、皆さんに観てもらうために作っていますからね。 清野さん賢人くんですね。賢人くんが演じる信でした。体力がかなり必要な役で、すごく大変だったと思うんですが、毎日大きな声で皆さんを引っ張ってくれて、いつも明るく笑顔で...そんな姿を見ていると、「毎日戦っているけれど、もっと頑張ろう」という気持ちになりました。「本当に賢人くんありがとう」って気持ちです。山﨑さんありがとう。本当に嬉しいです。菜名ちゃんは(キャストの中では)一人だけ女性だったんですが、本当にラフに、気を遣わずにいてくれました。男だらけの中で楽しく撮影できたのは菜名ちゃんの人柄だと思います。 清野さん楽しかったね。 真壁さん僕は、プロレスラーなんで、この作品に呼ばれた時「やっぱりプロレスラーはダメだな」って思われたくなかったんですよ。いや、他のプロレスラーはダメかもしれないけれど、「真壁刀義だけはダメじゃないぜ」っていうのを見せたかったんですよ。でも、最初に皆さんと顔をあわせた時はそうそうたる顔ぶれで「こりゃちょっとヤベぇな」って呑まれそうになりました。でも、ここで呑みこまれて引いちゃだめだって、前にどんどん出ました。MC自己採点でご自身の演技はどれくらいですか? 真壁さん僕の演技? 100%だよね?(会場:拍手) Thank you! Thank you! 良かったよね? 山﨑さん良かったと思います。 佐藤監督いつもはおいしいものを食べに行ったり、地方ロケが多かったので、そこで飲みに行ったりするのが原動力ですが、コロナ禍で一切外食禁止で、何カ月も外に全く食べに行っていないんですよ。「ホテルの中で弁当を食べてください」ということでホテルと現場を行ったり来たりしていましたね。 Q2役作りの上でどんな努力や準備をされましたか? 山﨑さん準備としては、アクション練習をどんどん始めました。成長した信でいるためにアクションの練習をして、今回は馬もたくさん乗るので乗馬練習もしました。あとは「1」で親友の漂をなくした出来事があった男なので、つらいことを乗り越えて、今後、みんなを引っ張っていけるように、強く優しく、たくましくなった信を演じようと思いました。 MC具体的にどの部分がつらかったですか? 山﨑さんまあ全身筋肉痛ですが...。でも、「そんなの吹っ飛ばすのが信だな」と思ってやっていると(筋肉痛なんて)吹っ飛びますね。 清野さん羌瘣という役は、すごく強くて、人間離れした動きをするキャラクターなので、原作ファンの方々に納得してもらえる動きをどうしたら作れるのかと、アクションチームの方々とずっと模索していました。アクションチームの方たちが教えてくれるんですが、やはり見ただけじゃできなくて、しなやかさとか、今までにやったことのないアクションだったので、習得するには慣れるしかなかったですね。家で電子レンジを回している時も、腰を八の字に動かしたり、首を回したり、身体に焼きつけるという感じでやっていました。 山﨑さん骨から柔らかく動かすという練習を羌瘣はずっとやっていて、股関節と肩甲骨と...すごくやっていたなと思います。信のメニューとは違うのでね。 MC監督からご覧になって二人の動きはどうでしたか? 佐藤監督賢人さんは、やはり前回で一度やったからっていうのもあると思いますが、力いっぱい動く感じや素早さが前回よりも増していたと思いました。少し早めに練習も始めて、乗馬も早めに始めて...一応(馬に)乗らないパターンも用意してはいたんですが、見事にできるようになっていました。清野さんは「アクションができる」っていうイメージはあったので、「きっとできるんだろうなぁ」と思いつつ、要求していることがかなりテクニカルだったので、見ているとアクションチームの一員になっていましたよね。女優さんが一人いるっていうより、交じり合っていました。動きがすごかったですよ。クランクインから、演技もするけれど、アクションもずっとやってもらいました。本当に大変だったと思います。 MC真壁さんはいかがですか? 真壁さん僕? プロレスラーだぜ? 運動神経は良いに決まってるだろ! 坂道を駆け上がるシーンがあって、羌瘣さんは女の子じゃん? きっと離れているだろうと思ったら俺の真後ろにぴたりとくっついて、全然息切れてないの。「マジか!」と思って僕の方が先に息が切れていたからね。普通に抜かれちゃってたからさ...。みんな、(清野さんを)甘く見るなよ! MC突撃の号令のシーンでは、信がメチャクチャ速くて驚きました。いっしょに走り出した皆さんはどう思っていましたか? 真壁さん「いいかげんにしろ、信! このやろー」って(笑)。僕たち足腰に結構来ているのよ。普段の練習方法とも全然違うし。僕たち(プロレスラー)は六メートル四方で戦ってるから六メートルの中では誰にも負けねぇよ。でも信はすげぇよ。本当にすげぇよ。息切れてねぇな...ってずっと見ていたからね。追いつけないし、追いついていくのは羌瘣さんだし...。「監督、助けてよ」って何回か見たけど、目をそらされるの(笑)。 清野さん真壁さん気づいたら一番後ろにいたんですよ(笑)。 真壁さんそういうこと言っちゃダメだよ! みんな知っているんだから(笑)。 MC清野さんは信が走り出したのをどう見ていましたか? 清野さん速すぎて「ちょっと待って!」って叫びたくなりました(笑)。 山﨑さんもう僕としては「一番この世で足が速いんだぞ」と思って走っていました。みんながマジで「ちょっとやめてくれ!」って言っているのを山﨑としては申し訳ないと思いつつ、でも信としては関係ねーって思いながら、どうしたものかと思いつつ走っていました(笑)。 MC芸能界で一番足が速いんじゃないかと。 真壁さんマジで、ほんと速いのよ。だってみんな文句言っていたのマジだからね。「速ぇ! お前、もうちょっと合わせろよ!」「カメラの位置とかいろいろあんだろ!」って思っても一人でバーっと行っちゃうから本当にビックリした! 山﨑さん本能で走っていましたね。フォームがなんだとかじゃなく、「とにかく速く敵兵を飛び越えて、風穴あけてやる!」というマインドでやっていました。でも、信は「途中で加速する」というのが結構あって、「あ、僕、最初から結構本気で走っちゃった!」という時もあったんですが。そこから加速しないといけなくて、「加速してやらぁ!」って思ってやったら本当に加速できました。限界突破ができて、なんか限界突破って結構マインド次第なのかなって思いました。心が大事だなって。心を強く生きて行こうって。心大事ですよ! 真壁さん本当にすごい量を走っているからね。キャストの何人かはマジで監督を恨んでるからね。しかも何十本もだよ。「何かの合宿に来たのかな」って思ったよ! 佐藤監督いろいろあるんですよね(笑)。一回で終われば良いんですが、いくつかのアングルから撮るんでね。何回もやるので一回走っただけじゃないんです。本当にすごいなって思いました。こっちはクルマで追いかけているので(笑)、「頑張って!」って思っていました。 真壁さんほんとだよね(笑)。 山﨑さんあんだけ走ったから、本編を見た時、とにかく前に進む疾走感――突撃している感じ、走って良かったなって思いましたね。 Q3信も羌瘣も沛浪も強いですが、誰が一番強いですか?? 真壁さんたぶん信だよ、マジで。 山﨑さん真壁さんじゃないですか(笑)? 真壁さんたぶん、ヒット&アウェーで捕まえられないからね。本当に運動神経良いんだ、この二人。 山﨑さんその戦い方なら勝てるかも(笑)。 真壁さんマジで考えるのやめろよ! そういうところだぞ! MC実際、真壁さんだったら信や羌瘣をどうやって倒しますか? 真壁さんどう倒すって捕まえるしかないよね。ほんと速いのよ、マジで。 佐藤監督すばしっこいんですよね。 真壁さんすごいのよ。 MCではこの中だと、いったん沛浪は外して...。 真壁さんいったんだぞ(笑)? 山﨑さんリアルに考えると、現時点では羌瘣のほうが強いだろうなって思いますね。一撃...いや、捕まえたら信のほうが強いかも。でも一撃、素早さは見えないと思います。羌瘣が速すぎてね。 清野さん難しいですね...。どっちだろう? MC信と対抗するなら? 清野さん信と? 難しいですね。どうなんだろう? 巫舞(みぶ)? 山﨑さん巫舞をやられたら、スローモーションになりますからね。見えないです。 MCこの三人であれば、沛浪はすぐに外れるというのは分かりましたが...。 真壁さんお前さ、落としどころで使うのやめろよな(笑)。 Q4知略と本能、皆さんはどちら派ですか? MC真壁さんは本能でよろしいですよね? 真壁さん決めつけもよくないと思うぞ(笑)。でも本能だな。 MC山﨑さんと清野さんはいかがですか? 山﨑さん本能ですかね? 清野さん本能ですね。思った通りに突き進むタイプなので、本能ですね。 真壁さん見た目さ、すごくかわいらしくて、おしとやかで「いろいろ考えているのかな?」って思うじゃん。でも撮影を見ていると、たぶん本能だよ、この人。すげぇ突っ走るもん! 山﨑さんいや、そう思いますね。もちろん頭はみんな絶対に使っていると思いますが、感覚で...いざ撮影で大変になった時、頭で考えるより「やってやるぜ!」って感じが菜名ちゃんからしましたね。 清野さんたしかに。今、撮影を思い出してみたんですが、現場で新しくアクションの追加をされることがあるんですが、すぐに本番なので何回も練習できなくて、そこはやるしかないと、本能で向かっていっていたなって思いましたね。 MC現場で急にアクションが追加に? 佐藤監督元々きちんと決まってはいるんですが、「それ良くない?」っていうアイディアが出ることがあって、そうなるとそこでガラッと変わったりするんですね。 MC監督から見ても三人とも本能タイプだと思いますか? 佐藤監督そうかもしれないですね。でも、そう見えても、打ち合わせすると、すごく考えているなって思いますね。知性がないと本能も発揮できないんだなと皆さんを見ていて思いますね。 山﨑さん実際、本能だけでやっていたら撮影にならないですからね(笑)。自分は大事なところは本能で決めていきたい――いろいろ考えた上で、最後は直感や本能でバーンといくのが気持ち良いなと思いますね。 MC最後に山﨑さんから代表してメッセージをお願いします。 山﨑さん本日はお越しいただき本当にありがとうございました。「キングダム2 遥かなる大地へ」は本当にたくさんの人に観ていただけて、夢がどんどん叶っているという気持ちで、嬉しく思っています。僕自身、信を演じる上で、信に自分の境遇を重ねて、すごく強い気持ちで頑張ることができました。この作品は、物語も登場人物も、観た人が絶対に自分に近いものを感じて、観終わった後に、パワーをもらって「明日からまた頑張ろう!」と強く思える作品だと思います。本当にすごい映像なので、観てもらって、夏を熱く「キングダム2」で乗り切ってもらえたらと思います。今日はありがとうございました。
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「果てしなきスカーレット」製作発表会見「時をかける少女」(2006年公開)、「サマーウォーズ」(2009年公開)、「おおかみこどもの雨と雪」(2012年公開)、「バケモノの子」(2015年公開)、「未来のミライ」(2018年公開)、そして「竜とそばかすの姫」(2021年公開)。過去作すべてにおいて国内外で高い評価を受け続け、日本のみならず世界中の観客を魅了し続けてきたアニメーション映画監督・細田守の最新作「果てしなきスカーレット」。 12月23日「2025年東宝配給作品ラインナップ発表会」がTOHOシネマズ 日比谷にて実施され、「果てしなきスカーレット」の製作発表会見が行われました。細田守監督、スタジオ地図の齋藤優一郎プロデューサーが登壇し、世界配給が決まった同作について語りました。こちらのイベントの様子を詳しくレポートします。製作発表会見細田守監督齋藤優一郎プロデューサー(スタジオ地図)細田監督本日は、たくさんの方にお集まりいただいてありがとうございます。おかげさまで、前作「竜とそばかすの姫」は、たくさんの方に観てもらうことができました。ありがとうございます。また新しい作品を作ることになりましたので、ぜひ興味を持って作品を観てくださればと思います。 齋藤プロデューサー「時をかける少女」から19年、いつも我々を応援してくださり、また年末のお忙しい中、細田守監督新作発表会見にお集まりいただき、誠にありがとうございます。 MCまずは監督より新作のタイトル発表をお願いします。 細田監督新しい作品のタイトルは、「果てしなきスカーレット」です。 MCまずは齋藤プロデューサーにうかがいます。「竜とそばかすの姫」まで、細田守監督の六作品を公開され、四年ぶりの新作「果てしなきスカーレット」が発表された、今のお気持ちをお聞かせください。 齋藤プロデューサー改めて「時をかける少女」から19年、皆さんのお力があって、今の我々があると思っています。「竜とそばかすの姫」公開時は、コロナ禍であり、緊急事態宣言中という非常に厳しい状況でしたが、66億円という70億円に近い大きな興行収入と観客動員になりました。感謝しております。多くのファンの皆さんに励まされ、今日という日があります。ありがとうございます。日本に限らず、他の国でも同じようにコロナ禍の混沌とした日常の中で、「竜とそばかすの姫」は多くの方々に観ていただきました。細田監督は、現代性の中にずっと希望を描き続けているので、これからもたくさんの方々に観ていただける作品を作る方だと思います。 MC細田守監督の作品は、世界でも愛している方がたくさんいて、国際映画祭など、世界でも多くの評価を得ています。日本のみならず世界にも作品を届けていくことについて、どのようにお考えでしょうか。 齋藤プロデューサー細田監督は、これまでたくさんのモチーフや、テーマを表現する作品を作ってきました。監督が描き続けてきたインターネットの世界を通して、今や日本と世界の垣根はない、日本があって世界があるのではなく、世界の中に日本があるのだと感じます。また、監督はその中でも、子どもや若者の成長・変化、家族の姿を描き続けています。我々の身の回りで起こるよろこびや悲しみ、その中で起こる奇跡のようなものを描き、世界中でそういった奇跡が起こっているんだという物語を作り続けてきました。だからこそ、私どもスタジオ地図は、そういった作品に呼応しなければならないという思いで、チャレンジを続けてきました。MC今、スクリーンには「全世界配給」という言葉が投影されております。これについて、ご説明をお願いします。 齋藤プロデューサー「竜とそばかすの姫」の公開後、世界では歴史の針が逆戻りするような出来事がずっと続いています。監督と「次の作品をどうするか?」と話し合った時に、「日本のマーケットだけを意識した作品にするより、世界の方々に希望をもたらすような作品を作るべきなのではないか」という議論になりました。その中で、監督から出てきた企画が今回の「果てしなきスカーレット」で、世界的なスケールと、現代性を合わせ持つ企画です。僕がこの企画を見た時の第一印象は、「世界中で社会現象が巻き起こるんじゃないか」「大変な作品になるのではないか」というものでした。そういうこともあり、僕が長年懇意にしている、アメリカで最も影響のあるアニメーションのプロデューサーに、この企画の脚本などを読んでもらいました。すると、僕と同じく「力強い作品なので、これは世界中で共感される作品になるだろう」という感想でした。その感想を聞いて、僕としても確信を持って、世界に向けた作品を作ろうと思いました。そして、この力強い作品を、どうしたら本当の意味で全世界に届けられるかを考えました。全く新しいチャレンジに挑む作品を制作するのは、容易ではありません。本当の意味でグローバルに届けるために、日本映画がまだやっていない世界が手を取り合う新しい仕組みを作らないとダメなんじゃないかと強く感じました。僕としては、細田作品で培ってきた人脈や、経験をフルに生かして、様々なことを考えました。長年パートナーとして、寄り添っていただいている日本テレビさん、KADOKAWAさんや多くの方々がこの途方もないチャレンジに賛同してくださり、背中を押してくれたことには本当に感謝しています。悪戦苦闘している中で、ハリウッドメジャーであるソニー・ピクチャーズ様の代表から「『果てしなきスカーレット』を一緒に作りたい!」「一緒に全世界の国と地域に届けよう!」という熱烈なオファーがありました。並々ならぬ覚悟と思いが双方にあったので、日米ともに新しい枠組みを作って、高度なビジネスモデルを構築することは、並大抵ではありませんでした。でも、僕らはあきらめませんでした。その結果、日本映画界、ハリウッドのメジャーとしても初の試みとなる「果てしなきスカーレット」の共同出資・共同製作に至りました。そして、東宝さんとソニー・ピクチャーズさんのスクラムを作り上げ、全世界配給をするという結果が出せました。日本は東宝さん、それ以外の国と地域はソニー・ピクチャーズさんが配給してくれます。 MCソニー・ピクチャーズさんといえば、「スパイダーマン」シリーズや「ゴースト・バスターズ」など、いわゆるハリウッドメジャーと呼ばれる配給会社です。そのソニー・ピクチャーズさんが、世界配給だけでなく、出資もされるということですね。 齋藤プロデューサーはい。そういった取り組みや仕組み自体がこれまでにない新しいものです。 MC世界配給が発表され、スタジオ地図さんの意気込みをお聞かせいただけますでしょうか。 齋藤プロデューサー例えばですが、過去にスタジオジブリさんが、ディズニーさんとタックを組んで、アメリカに風穴を開けてメジャーへと駆け上がっていったことがありました。そういった歴史を踏まえた上で、我々も新しいチャレンジを積み重ねて、その風穴をさらに押し広げていきたいと思っています。 MCここでビデオメッセージをご紹介します。日本以外の全世界での配給をされる、ソニー・ピクチャーズ・エンターテイメント インターナショナル・ディストリビューション・プレジデントのスティーヴン・オデールさんからです。本日、私たちがとても楽しみにしている「果てしなきスカーレット」について、皆さんにお話しできることを大変うれしく思っています。「果てしなきスカーレット」は、映画の素晴らしさをすべて兼ね備えている作品です。まずは、日本のアニメーション業界において、天才クリエイターの一人である細田監督とともに、全世界に向けた物語が作れるという無限の可能性を楽しみにしています。 「果てしなきスカーレット」は世界中に届けられる作品です。細田監督が紡ぐオリジナルストーリーには壮大なアクションがあり、素晴らしい冒険があります。そして、物語の核にはとても力強く心を揺るがすような人間ドラマがあります。これらすべてを合わせると、本作も今まで世に送り出されてきた名作のような作品になると信じています。 さて、本作の公開は2025年の冬を予定しています。昨年「君たちはどう生きるか」がアメリカで公開された時期です。その大ヒットを受けて、本作にとってもそれがベストな時期だと確信しています。ソニー・ピクチャーズからは、アメリカ、ラテンアメリカ、ヨーロッパ、日本を除くアジア、中東アフリカなどの国と地域で公開を予定しています。世界中の方々が本作を観たいと思ってくださると、私たちは強く信じています。 それでは皆さん、本日のイベントを引き続きお楽しみください。そして「果てしなきスカーレット」をどうぞご期待ください。きっと、あっという間に公開を迎えると思います。本日はありがとうございました。【スティーヴン・オデールさんからのメッセージ】MC齋藤プロデューサー、オデール氏のコメントを受けて、いかがでしょうか? 齋藤プロデューサーオデールさんには、改めて「ありがとうございます」と伝えたいと思います。一緒に新しいチャレンジをしてくれることに、とても感謝しています。ただ、我々の新しいチャレンジは、単なるビジネスモデルや、世界配給といった、装置や仕組みの話だけではないと、僕は思っています。オデールさんだけではなく、ソニー・ピクチャーズのプレジデントのサンフォード・パニッチさんも、日本のチームと一緒に作品を作っています。これは日米が手を取り合って、本気で新しい未来に向かって作品を送り届けて行こうというチャレンジだと思っています。 MCコメントの中で、公開時期が「2025年冬」とありましたが、これまでの細田守監督作品はすべて夏に公開されてきました。今回、冬の公開とされたことには何か理由があるのでしょうか? 齋藤プロデューサー一つは、本作は超大作になると思っているからです。「時をかける少女」から、三年に一度新作をお届けしてきましたが、今回はこういった三年サイクルや、夏という枠組みを超えて製作する必要がありました。もう一つは、先ほど申し上げた通り、日米で、日本映画界とハリウッドメジャーで初めての取り組みを計画的に進めております。そもそもハリウッドメジャーでは、完成していない作品の公開のタイミングを、一年前から決めることが異例だと聞いております。ただ、今回のソニー・ピクチャーズ様は共同出資者ということもあり、「日本も世界も、一番良い形で興行を盛り上げられるタイミングはいつか?」と、映画祭を含めて戦略的に考え、来年の冬が最適であるという結論に至りました。 MC細田監督、ここまでのビジネス的なお話を聞かれていかがでしょうか? 細田監督今のビデオメッセージでも、「2025年の冬はもうすぐだ」とおっしゃっていましたが、完成は間に合うのかなと思っています(笑)。制作はただでさえ大変なことになっているので、ドキドキしていますが、励ましていただいたと思って、頑張って作っていきたいと思います。 MCここからは、本作について、監督にお話をうかがいます。今回の会見にあたりまして、細田監督に一枚の絵をご用意いただきました。このビジュアルから、今までにない作品の世界観になっているように思いますが、いかがでしょうか。細田監督これまでの爽やかな作品とは、毛色が違うなと感じられるかもしれません。この右上にあるのは、赤い海のような、現実の世界ではないような、厳しそうな世界です。その中に、希望の光を見ているような女性の姿があります。この女性がタイトルにもなっている“スカーレット”です。ご覧の通り、頬が汚れていて、服もボロボロで、マントを羽織って、剣を腰に携えています。主人公の彼女が強い眼差しで、一種の混沌の世界から果てしなく遠いところを見ています。シネスコサイズ(横長のシネマサイズのこと)で描いているので、一場面のような感じに見えますが、まだティザーポスターも作る前なので、今はこんな感じのものを目指して作っている段階です。すごく厳しい世界を旅している女性ですが、この女性は王女なのかプリンセスなのか? 厳しい世界を旅しながらも、アショクションや、ロマンス的なこともあって、皆さんに楽しんでもらえるようなエンタメ作品になると思います。「ワクワクするような映画の魅力を表現する作品」になると良いなという志を持って作っているところです。 MC「これまでの細田監督の作品とは違うのかなあ」という感じがしていますが、制作においてはいかがですか? 細田監督これまでも作品を作るたびにチャレンジを続けてきました。一作ごとに、壁を塗り替えるような気持ちで、「頑張ろう」という感じです。今回は、見た目が、アニメーションの技法を使いながらも、どこかそれを超えていくようになったら良いなと工夫をしているところです。「イメージボードでは、こういう絵を作ったけれど、実際はセル画です」ということではなく、「この絵が、そのまま動く」ということを前提に、頑張っております。でも、それをやるのはなかなか大変で、これまで「こういうアニメーション表現ができたら良いな」と思いながら、現実では難しい部分を乗り越えて、本作を作っていきたいと思っています。こういった挑戦は、ずっと前から準備はしていました。前作「竜とそばかすの姫」の時から、技術的な面をクリアできるか、できないかというギリギリの実験をたくさん積み上げてきました。やっと、今回はいわゆるセルアニメでもなく、ハリウッド的なCGアニメでもない、全く別の新しいアニメーションの可能性が表現できると思っています。 MC2Dのセル画でも、CGでもなく、新しい映像を皆さんにお届けできるということすね。 細田監督はい、そうです。リテラシーというのでしょうか、アニメーションの見方が世界的に浸透していく中で、新しい表現が世界各地で行われていると思います。その中で、今まで通りで良いという考えではなく、「もっと先に進まないと!」という時代になってきていると思うんです。フランスの作品「アーケイン(Arcane)」(2021年Netflixにて世界配信/Fortiche制作)も、非常に新しい表現でした。ソニー・ピクチャーズは、「スパイダーマン:スパイダーバース」(2019年公開)で、いわゆるCGアニメとはまったく違うけれど、CGアニメの影響を受けたようなルックを模索していました。世界中で、新しいアニメーションの表現が模索されて、それが実験だけではなく、観客の皆さんと共有できるのが今の世界的な流れになっています。その中で、僕らの作品も、新しい表現を作っていきたいと思っています。 MC先ほどお話しにありましたが、「竜とそばかすの姫」では、映像技術によって竜の世界の素晴らしさが表現されていたと思うのですが、そこからの連続性や進化はあるのでしょうか。 細田監督「竜とそばかすの姫」は、半分は手書き、半分はCGで制作しました。現実世界とインターネットの世界を描き分けるために、筆を持ち変えて、一方はCG、一方は手書きと、表現の方法を変えました。その結果、非常に手ごたえを感じました。異なる技法を使っても、観る方が、ストーリーの中に入っていけたことに手ごたえを感じました。そこから、さらにもっと高度なものを目指していきたいと思いました。「時をかける少女」からずっと表現を積み上げて、今日に至っています。これをやりたくて、ずっと続けてきたようなところもあります。 MC先ほどビジュアルのお話から、「アクション」や「ロマンス」といったワードが出てきましたが、本作はどのようなストーリーでしょうか。 細田監督いつもは夏公開なので、この時期には「大体こんな話です」と、お話しできるんですが、今回は来年冬の公開なので、今の段階では詳細をお話しすることはできないんです。でも、これまでと違って、冬にぴったりな内容になっています。僕は東映出身なのですが、当時のプロデューサーに教えられたことがあります。「夏は暑いからあまり難しいことを考えずに、爽やかなものを作れば良いんだ。どっしりとした映画のテーマを語るには、秋か冬が良い」みたいなことでした。確かに夏は単純明快なものが良い。そして人生について考えたりするような、大きなテーマで作るなら、秋冬が良い。でも、冬に向けてこういう内容にしたわけじゃないんですが、そういう部分でも、冬という公開時期がしっくりくるのかなと感じています。 MCストーリーの詳細は、続報をお待ちいただければと思います。細田監督は、これまでの作品でも魅力的な主人公を描かれて、世界に大きなワクワクと感動を生み出してきました。今回のヒロイン、スカーレットの眼差しからは強い意志が感じられますが、今回の主人公像について教えてください。 細田監督これまでの「おおかみこどもの雨と雪」「竜とそばかすの姫」でも、「比較的強い女性を描くことが多いですね」と言われることがありました。観客としては、物語の中で様々な困難があっても、主人公にはそれを乗り越えて活躍してほしいという気持ちがあります。それを観ることで、自分たちが励まされたいという気持ちがあると思うんです。そういった意味では、おそらく今回の主人公が、最も困難な条件の中で冒険をすると思います。そのためには、これぐらいキリッと背筋の伸びた女性の主人公である必要がありました。彼女の旅を通して、皆さんが励まされたり、希望を見いだしてくれたら良いなという思いを込めて、この主人公を作りました。 MCこれまでの作品の主人公たちを見てみましょうか。 細田監督「時をかける少女」の主人公は、女性ですね。「サマーウォーズ」は、このビジュアルの女性は夏希ですが、健二という男の子が主人公です。「おおかみこどもの雨と雪」は、花というお母さんが主人公です。「バケモノの子」は、男の子・九太が主人公です。「ミライの未来」の主人公は、くんちゃんです。そう考えると、男・女交互になっていますが、これはたまたまです。なので、「竜とそばかすの姫」は、ベルという女性が主人公で、今回も、女性主人公が続きました。MC新たな挑戦についてもう少しお話しいただければと思います。 細田監督せっかく映画を作るので、アニメーションの可能性、アニメーションを使ってもっと面白い作品ができるんじゃないかという挑戦を、常に考えてきました。ヒットしなければ次は作れないし、商業作品である以上、たくさんの方に観てもらうことが使命です。でも、それだけではなく、僕はアニメーションがとても好きなので、アニメーションの新しい表現や、可能性が広がっていくものが作りたいんです。「世界のどのような方が観ても楽しめるようなもの」、「日本のアニメーションの文脈を知らなくても楽しんでもらえるもの」、「日本のアニメーションの文脈の中にいる人が、驚きを持って新しいアニメーションだと感じるような作品」を作りたいと思っています。なので、一作ごとに挑戦をしていました。改めて、今回の作品は大きなテーマを扱うことになったので、非常に大きな挑戦ですが、しっかりテーマを表現し切りたいと思っています。そして、世界のたくさんの方々に共通するテーマや問題を、気持ちに寄り添い、一緒になって考えられるような作品を作れたら良いなと思います。「アニメーションを、表現の面でもテーマの面でも、今までの枠を乗り越えて作っていきたい」という気持ちがあるから挑んでいます。 MC本作で監督が描きたいメッセージについてうかがいます。 細田監督先ほども話しましたが、本作のテーマが今までで最も大きなテーマです。大きなテーマというとちょっと大げさですが、要するに、本作ではあらゆる人に共通した普遍的な気持ちを表現したいと思っています。「自分には全く関係のないことだと思う人が、世界中に誰もいない」そんなテーマに挑みます。今の段階では言いづらいのですが、「生と死」にも踏み込んでいくような大きなテーマになると思います。だからこそ、主人公には乗り越えて、最終的な場所にたどり着くような人であってほしいと思いながら、スカーレットと言う人物を描いています。今の世の中は混沌としていて、非常に生きづらく、先行きが見えない社会や世界の状況だと思います。その中で、「それでも前を見て、希望を見いだすような人物は、どういう人なのだろうか?」と考え、スカーレットを描いています。「こういう若い人が、未来を切り開いて、今の状況に怖気づかずに強く前を向いて生きてほしいな」という気持ちを込めて作っています。うまくいくかどうか分かりませんが、頑張って作りきりたいと思います。■記者からのQ&A細田監督に質問です。前作の「竜とそばかすの姫」では、音楽とインターネットというテーマがありましたが、今回はモチーフにしたものはありますか?【記者質問1】細田監督「竜とそばかすの姫」は、分かりやすくて、「『美女と野獣』を現代のインターネットの世界でやったらどうなるか?」と考えました。それと同じように、本作も、古典をベースにして、それを現代の中でやるとどうなるかと考えております。その古典について今はまだちょっとお話できないんですが、誰もが知っている世界的に有名な古典がベースです。 記者1スカーレットというと、「風と共に去りぬ」(1936年/マーガレット・ミッチェル作)が思い浮かびますが…。 細田監督確かに、そうですね。キーワードが含まれているとお考えになるのは、さすがです。「風と共に去りぬ」くらい大きなテーマだと良いなと思っております。もうちょっと古い歴史的なバックグラウンドがあるかもしれません。「果てしなきスカーレット」というタイトルに込めた思いを教えてください。【記者質問2】細田監督「果てしなき」という言葉には、いろいろな意味があると思います。この作品は、古典ベースにとどまらない、おそらく時空を超えた作品になります。それで、時空を超えた作品といえば「果てしなき」だと思いまいした。プロデューサーとも「時空を超えるお話と言えば、『果てしなき』がふさわしいのではないか」と話をしました。例えば小松左京さんの「果てしなき流れの果に」(1965年/「S-Fマガジン」にて連載)という作品がありますが、それはとんでもない時空を超えた作品です。そういったものにリスペクトを持って「果てしなき」という言葉があるのかもしれませんし、彼女が目指している地平「カータ」という場所が、果てしないながらも「みんなが見ている場所」という意味もあるかもしれません。細田守監督作品といえば、これまで人と人の絆を、時空や種族を超えて描かれてきたと思います。今回はそういった絆の要素はあるのでしょうか?【記者質問3】細田監督先ほども言いましたが、時空を超えたという点では、スカーレットだけでなく、もう一人の人物がおります。その人物と一緒に旅をするロードムービーです。そういう意味では、絆をかなり深く描く作品になると思います。ロードムービーやバディものになると、対照的な両者が旅をしながら、お互いに学んだり、理解を深めていくようなところも、楽しんでもらえる描写だと思います。ぜひ楽しみにしていただきたいです。齋藤プロデューサーから「世界にものすごい反響を与える可能性があるのではないか」というお話がありましたが、それについてもう少しお話いただけますか。【記者質問4】齋藤プロデューサー本当はお話ししたいんですけれどね。僕は、監督も言いにくそうにしている物語性の部分にそういった印象を受けました。現代を活写している中で、世界中の人たちが今この作品に求めるある種の希望や、誤解を生んでしまうようなテーマなんですが、日常の中で抱えている問題を、みんなで何かこう議論をしてほしいですね。これまでの細田監督の作品の中ではなかったスケール感だと思います。またストーリーが語れるようになったら、もう少しお話したいと思います。 細田監督ごめんなさい。公開が夏であれば、もう少しお話しをすることがあるんですけれど…。これまでずっと日本人を主人公にしてきましたが、今回は、スカーレットという日本人ではない主人公です。現代人ではないかもしれないし、平坦ではない世界で生きているような人ということで、今回は爽やかな場面はないと思います。もう一人のお相手も、同じ時
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映画『グランメゾン・パリ』初日舞台挨拶映画『グランメゾン・パリ』公式サイト2019年に放送され、大きな話題を呼んだドラマ「グランメゾン東京」(TBS系列にて放送)が、5年の歳月を経て『グランメゾン・パリ』として映画化され、ついに公開を迎えました。 2024年12月30日(月)にTOHOシネマズ 日比谷にて初日舞台挨拶が行われ、木村拓哉さん、鈴木京香さん、及川光博さん、沢村一樹さん、正門良規さん、塚原あゆ子監督、料理監修を手がけた小林圭シェフが登壇しました。全国115館の映画館で舞台挨拶の模様が生中継される中、フランス語や料理シーンの秘話、そして公開を迎えたよろこびを明かしました。この日の模様を詳しくレポートします!初日舞台挨拶尾花夏樹役木村拓哉さん早見倫子役鈴木京香さん京野陸太郎役沢村一樹さん小暮佑役正門良規さん塚原あゆ子監督料理監修小林圭シェフ■エンドロールが終わると、上映後の会場から大きな拍手が湧き起こりました。作品の熱気冷めやらぬ内に客席の中通路から登壇者の皆さんが姿を現し、歓声を浴びながらステージに上がりました。 木村さん(会場を見渡しながら)今日ここにお集まりの皆さん、そして、全国の劇場で今この模様をご覧になっている皆さん、作品はいかがでしたか? (会場のお客さん:拍手)ありがとうございます。登壇する前に、みんなで扉の向こう側でスタンバイをしていたんですが、本作の上映が終わったと同時に、皆さんが熱い拍手をしてくださって、とてもうれしかったです。一度とは言わずに、お腹が空いた時には何度もこのコースを召し上がっていただけたらと思います。 鈴木さんお腹は空いていませんか? (会場のお客さん:笑)本作を観ると、お腹が空きますよね(笑)。私も本作を観終わった後は、美しいお料理に魅了されました。(涙ぐみながら)私事ではありますが、撮影中に体力的に不安がある時がありました。その時は、木村さんをはじめとする素敵なキャストの皆さんに気を遣ってもらいながら撮影をしました。それがこんなにも良い作品になって、皆さんが笑顔で迎えてくださっていることがとてもうれしいです。本当に素敵な作品になったと思います。皆さんも、夢を諦めずに…。(涙で声を詰まらせながら)本作は、夢を諦めそうになった時、何か辛いことがあった時にまた観返してもらえるような作品になっていると思います。 MC本日より、いよいよ全国の方に観てもらえることになりました。感慨深いものがありますね。 鈴木さん昨日放送されたスペシャルドラマ「グランメゾン東京」の時から感慨深くて、ずっと涙を我慢していました。先ほど、裏で本作の宣伝部の方も会場の皆さんの拍手を聞いて、目を赤くしていたんです。それを見たら自分も耐えられなくなってしまいました(照笑)。それぐらいみんなの思いがたくさん詰まった作品です。初日を迎えられて幸せです。沢村さん(涙を流した鈴木さんを気遣いながら)ちょっと待ってくださいね。(及川さんのポケットチーフを取り出して鈴木さんに渡す。) (会場のお客さん:大笑い)鈴木さん(照笑)。 及川さん(お手上げといったように両手をあげながら)僕がやろうと思っていたのに! (会場のお客さん:笑)沢村さん(笑)。本作は楽しんでいただけましたでしょうか。ちょうど昨年の12月ぐらいからスペシャルドラマの撮影が始まって、それが終わってからパリへ移動して本作を撮りました。いろいろな方に観てほしいということで、今年の12月に入ってからはずっと「グランメゾン」漬けです。いろいろなところに足を運んで、本作の宣伝をしてきました。今日は皆さんと本作を共有できる時間です。全国のライブ中継を観てくださっている方も一緒に、このよろこびを共有できたらと思います。 及川さんこんにちは皆さん、本当にメルシーボークー(フランス語で「どうもありがとう」)。どうもありがとうございます! ボンジュール(フランス語で「こんにちは」)、及川光博です。トレビアン(フランス語で「すばらしい」) (立て続けのフランス語に会場のお客さん:笑)(中継カメラを探しながら手を振り)中継先の皆さん、見えている? 手を振ってみて。(何かを確かめたかのように)うん、良し。(会場のお客さん:笑) みんな、輝いていますよ! 今年も残りわずかです。新春もその先もずっと、キラキラしていきましょう。 正門さん皆さんの熱い拍手、本当にありがとうございました。初号の試写会では登壇者の皆さんと一緒に観たんですが、その時も熱い拍手が起こっていたのが印象的でした。今日は、会場の皆さん、そして中継先の劇場の皆さんも、同じ熱量で熱い景色が広がっているのを想像すると、改めてすごくパワーのある作品だと感じています。何回もこの作品を味わっていただけるとうれしいです。 小林さん本作のオファーをもらったのは、コロナ明けのことでした。飲食業界としては辛い時期でしたが、「僕たちも前を向いて、皆さんに笑顔が届けられたら良いな」と思って、本作のオファーを受けました。良い作品になったと思います。大人の本気を見せていただきました。本当にうれしく思っていますし、感謝です。ありがとうございます。 塚原監督本日はありがとうございます。本作を通して、味や匂いが少しでも伝わったら良いなと思います。 MCスペシャルドラマの放送、そして公開初日を迎えた今のお気持ちをお聞かせください。 木村さん日本全国の皆さんが、劇場で本作を受け取ってくれているという事実を目にしたり、耳にして、本当にうれしいです。今日登壇していないメンバーも含めた「チーム・グランメゾン」として、ずっと繋いできた出演者と制作陣の時間が、今日からは、皆さんのものとしてバトンタッチする日なんだと思っています。何だろうな…うれしいんですが、ほんのちょっとだけ寂しい気持ちもあるのが、正直なところです。 MC本作をご覧になった会場の皆さんの様子をご覧になっていかがでしょうか。 木村さんこの壇上から見ると、女性だけではなく、男性もいらっしゃいますね。そして、年齢の壁が全くないですね。音楽や料理というのは性別も年齢も関係ない。美味しいものは、その美味しさがちゃんと届くということを、皆さんの存在から強く感じています。今日は本当にありがとうございます。 鈴木さん今日ここにいないキャストもいて、残念ですが、皆さんと壇上に立っていると、この仲間と一緒に立てている自分がちょっと誇らしいような、うれしい気持ちです。塚原さんの撮る画はいつも本当に綺麗なんですが、今回はより胸に沁みました。先ほど、圭さん(小林シェフ)が壇上でお話された後にものすごく深く、深く、お辞儀をしてくださったのが、とてもありがたいと思いました。圭さんのお料理なしでは、今回の映画『グランメゾン・パリ』はこんな作品になっていないと改めて感じています。とにかく感激の一言です。 沢村さん木村君のお話にもありましたが、「いよいよ我々の手から離れていくんだ」という寂しさを、僕も感じています。昨日スペシャルドラマをご覧になった方もたくさんいらっしゃると思いますが、面白かったでしょう? とはいえ、テレビと映画では使うカメラも、カメラの位置も違います。撮影現場から違うんです。映画は、この大きなスクリーンで観るために作っています。だからこそ、この大きなスクリーン、劇場まで足を運んでいただきたいです。料理の色やパリの街、音から伝わってくる香りや味を、できるだけ多くの人に劇場で味わってほしいと思っています。本作はこれから僕たちの手を離れていきますが、皆さんの力で一人でも多くの方に観ていただけるよう、広めていただけたらうれしいです。 及川さん無事に本作が完成して、皆さんにご覧いただけることを本当にうれしく思っています。たっくん(木村さん)も言っていましたが、もしかしたら、これで(自身が演じた)相沢瓶人という大好きなキャラクターとお別れなのかなと、急に寂しくなってきちゃいました。思えば、今年の1月、お正月明けから、調理実習でした。(会場のお客さん:笑) そして、フランス語の勉強をして、2~3月にはこの「グランメゾン・プロジェクト」に参加をしました。それが終わったと思ったら、夏にはパリオリンピックがありました。そこで、2024年の及川光博を漢字一文字で表すとしたら! (記者の皆さんに目を向けながら)はい、記者さんお願いしますよ。(間を空けて)「ほとけ(仏)」です。(会場のお客さん:笑&拍手)フランスの「ふつ(仏)」です。ありがとうございました。 沢村さんそれ、いつ考えたの? 及川さん今! やっぱり、初日を迎えて、みんな胸がいっぱいになっているじゃないですか。「こういう時は何かユーモアを出さなきゃ」と、思ったんですよね。 木村さんフランスを漢字一文字で表現すると、確かに「ほとけ(仏)」なんだが…、「ほとけ(仏)」というワードだけ聞くと、一瞬ドキッとする。(会場のお客さん:笑) 及川さん(笑)。 そんなパリ三昧の一年だったと思います。年が明けても、皆さん本作を観に来てくださいね。そして観ていない人に勧めてください。 正門さん今皆さんのスピーチを聞いて、改めて胸に来るものがたくさんありました。僕は、映画からの参加でした。もちろん映画だけでも楽しめるんですが、やっぱり連続ドラマやスペシャルドラマを観ていただけると、よりこれまでの道のりを感じて、熱量や深みが増すと思います。ぜひ「グランメゾン・シリーズ」として、皆さんにこれからも楽しんでいただけるとうれしいです。どうぞ自由に楽しんでください。塚原監督皆さんが、それぞれのキャラクターを育ててきたという感じがあります。みんなで育てて、だんだん成長していくキャラクターの姿が、本作を観て下った皆さんの手に届いていると思うと、すごくうれしいです。これからは皆さんに咀嚼していただいて、それを味わっていただける長い期間に入ります。ぜひ楽しんでいただけたらうれしいです。MC小林さんは、アジア人シェフとして、初めてフランスでの三つ星を獲得された華々しい経歴をお持ちです。本作を観た感想を教えてください。 小林さん何回か本作の撮影現場にも足を運びました。現場はものすごい熱量でした。演者の方たちが熱く、塚原監督の「OK」「カット」をもらうために、必死になっていました。それが僕にはとても刺激的で、「こういう世界があるんだな」と思いました。今まで僕が見てきたものとは違う世界で輝いている人たち、そんな皆さんと本作で一緒に共存できてすごくうれしいです。最初のオファーは、京香さんからいただきました。京都でお話しをした時に、京香さんからいただいた言葉は「ごめんね」でした。「私たちが料理人をフィクションの世界(ドラマ)でやっている」といったお話をされたので、僕は「いやいや、そんなことないです」と返しました。僕としては、この職業やレストランというものに興味を持っていただければ、それだけで自分たちのやってきている職業に誇りが持てます。それには、僕たちがいつもやっているレストランだけではダメなんですよね。すばらしい演者の方たちに、ある意味踊っていただいて、作品を通して世界に発信していただくことで、僕たちにとっての宣伝効果にもなるし、次の世代に対してのメッセージにもなります。そういったことを一緒にできるのはすごくうれしいですし、僕としては本当に「ありがとう」という言葉しかありません。 MCパリでも大掛かりな撮影が行われたとうかがいました。パリでの撮影の思い出を教えてください。 木村さん僕たちがフランス、パリに行ったタイミングは、「ファッションウィーク(2025年春夏パリコレクション)」というハイブランドなど、そうそうたるファッション業界の皆さんが、自分たちの表現を皆さんに発表する期間と重なっていました。なので、パリ自体の鼓動がいつもより高く、大きくなっているような状態でした。そんなタイミングで、パリの街中で撮影ができたのは非常に刺激的でした。歴史的建造物が、当たり前のように自分たちの背景に広がっていることもすごくありがたかったです。「ファッションウィーク」という一つのイベントが終わって、心拍数が落ちついてきたころに、今度は「パリオリンピック」に向かって街が大きくうねり出しました。そんな期間まで、ずっとパリにいました。非常に面白いタイミングで撮影をしたと思っています。 及川さん印象深かったのは、撮影スタッフのほとんどがフランスの方だったことです。あらゆる国籍の人が、一つの作品に参加して、集中して作り上げていく、その空気が楽しかったです。お昼の食事の時には、必ずテーブルクロスが敷いてあるテーブルにみんなで着席をして、食事をするんです。そういう習慣・文化なんだと感動しました。あと、驚いたのは、フランスの皆さんは本当にパンが好きです。(会場のお客さん:笑) ずっとフランスパンを食べていましたよね。(登壇者の皆さん:うなずく) 木村さんそこに着目するんだ。(会場のお客さん:笑) MC皆さんもパンをたくさん食べましたか? 及川さん食べました! MCフランス語でのセリフも多かったと思います。小林さん、皆さんのフランス語でのシーンはいかがでしたでしょうか。印象をお聞かせください。 小林さんすばらしいと思いました。 木村さん本人たちを目の前にして、本音を言えないとかじゃないですよね? (登壇者の皆さん&会場のお客さん:笑) 小林さんいやいやいや!でも、沢村さんは何を言っているか分からなかったですが…(苦笑)。沢村さん僕が完璧にできていたから、ちょっとやきもちを焼いているね(笑)。 小林さんちょっとジェラシーを感じています(笑)。でも、皆さんフランス語をものすごく勉強をされていて、すばらしいと思いました。もしかしたら、日本語だったらもっとボキャブラリーがある時もあったかもしれませんが、フランス語だからこそ良い表現になる時もあると思うんです。そこを本当にうまく表現されていて、しみじみと「すごい世界だな」「さすがだな」と思いました。ここにいらっしゃる皆さんはトップの人たちなので、「だからトップにいるんだな」と、刺激を受けました。 MC木村さんは特にフランス語を話すシーンが多かったと思います。 木村さん特別多くはないと思います。今、圭も言ってくれましたが、日本語ならもっと違う形になったというのは、確かにそうだと思いました。でも、僕らにはその選択肢がありませんでした(苦笑)。「グランメゾン東京」の時からずっと、お互いの良いところや素敵なところ、ウィークポイントを理解し合っている共演者の皆さんが、 本当に踏ん張ってフランス語と向き合っているのを見ていました。京ちゃん(鈴木さん)も、ミッチー(及川さん)も、いっくん(沢村さん)も、本当に大変だった。(笑顔でうなずき合う) 「今日は一日、倫子さんがたくさんフランス語の表現がある撮影をする」となると、僕ら野郎三人で一箇所に集まって、京ちゃんのことを見守っていたこともありました(笑)。かたや、相沢役のミッチーが「今日はフランス語が多いよね」という日もあって…。及川さん長かったね、あのセリフ(苦笑)。あのシーンは、終わった時に拍手をもらったので、達成感で本当に涙が出そうだった。というかちょっと泣いていた! 木村さん最初に台本を受け取った時は、フランス語で表現するところもすべて日本語で書かれていたので、「すごく楽しい話だな、温かいお話だな」と思っていました。その後に完成した台本を見たら、逆の開き方になっていて、「あれ?」と思ったら、ワードがフランス語で表記されていました。あれは、一回台本を置きますよね。(登壇者の皆さん&会場のお客さん:笑)そのことをすごく思い出しました。そして、僕らにフランス語の指導をしてくださったスタッフの皆さんが、本当に諦めないでくれました。劇中の登場人物と同じぐらい“諦めなかった人たち”が現場にも常に存在していました。だからこそ、この作品が出来上がったと言っても過言ではないと思います。いろいろなセクションのスタッフの皆さんがいらっしゃいますが、フランス語指導で入ったスタッフの皆さんには、感謝してもしきれません。 MC劇中では、コロナ禍など、リアルな時の流れも描かれています。コロナ禍を経て、どのような作品になったと感じていますか。 木村さんコロナ禍は、全世界の皆さんが実際に共通して体感したことですし、「グランメゾン」という作品は、飲食の世界を舞台にしたお話になります。「グランメゾン」をシリーズ化することが決まったのは、コロナの前でした。「グランメゾン東京」のライバル店として、劇中に登場する「gaku」というお店の料理監修をしてくださっていた「イヌア(INUA)」さんは、コロナ禍を経て、お店がなくなってしまいました。飲食業界の皆さんには、当時いろいろな判断、我慢、乗り越えなければいけない壁が多々あったと思います。だから、フィクションとはいえ、そこを無視して「楽しいね」「美味しいね」 「幸せだね」というだけのお話にはできないという思いがありました。その部分を、スペシャルドラマで思い切りやらせていただきました。過去に三つ星を獲得した「グランメゾン東京」が、すべての星を失ったところからお話がスタートすることで、僕らも現場で踏ん張りがいがありました。無理やりにでも「これでもか」という力を込め、「ピンチはチャンスにするしかない」という思いが、今回の流れになっていると思います。 MC小林さんのパリのお店「Restaurant KEI」には、皆さんも行かれたそうですね。 鈴木さん最高に美味しかったです。私たちは、5年の歳月をかけて一つの役を演じていたおかげで、要所要所で見る場所が違いました。役として「Restaurant KEI」にお邪魔して、お食事をいただくというのはなかなかないことなので、得難い経験ができました。 沢村さん僕が演じているのは、ここにいる中で唯一ギャルソンなので、またみんなとは見る場所が違うんですね。当日は、実際に営業している厨房を特別に見せていただきました。すごかったです。料理って、こうやってみんなの前に届くんだと驚きました。僕たちギャルソンのいる場所は、ステージの上なんです。料理を受け取ってはまた違うステージに料理を運んで行くんです。そこまでのみんなの阿吽の呼吸がすごいんです。サッカーの試合やバスケの試合を見ているみたいでした。何も言わなくても、ノールックでパスをすることがあるじゃないですか。そういったことが厨房の中で行われていました。全く澱みなく、みんなの呼吸がピタッと一つになって、それを繰り返していくんです。コースだったら、前菜からメイン、最後のデザートまでをテーブルごとに全部やらなければいけないので、これはすごいなと思いました。優雅な世界ではなく、どちらかと言うとアスリートたちの集まりのようでした。それを実際に見ることができたのは、このドラマに関われて良かったなと思うことの一つです。 及川さん僕も美味しくいただきました。ただただ美味しく(笑)。料理はもちろん、ペアリングのワインも美味しいんですが、レストランでお客さんに提供しているのは、何よりも“幸せな時間”なんだなと思いました。最高の一時でした。酔っ払いましたが、本当に幸せでした。ありがとうございました! ごちそうさまでした! MC木村さんは、小林さんから影響を受けたことはありますか? 木村さん圭の存在ですね。アジア人としてパリで初めて三つ星を獲得した、彼が実在してくれている。その事実があるだけで、僕らは「こっちに進んで良いんだな」という指針を保てました。もちろん監督がいてくれて、「このシーンはこういうシーンです。皆さん、お願いします。本番!」と言って撮影は進んで行きますが、一つ一つ積み上げていくブロックは、本作の中(フィクション)で作っていくお話です。僕らが積み上げていったものは発泡スチロールのレンガだったかもしれないけれど、小林圭という実在のシェフがいてくれて、彼が色をふわっとかけただけで、発泡スチロールであったはずのレンガが、本物に見える感じがするんです。 沢村さんでも、現場で最初に尾花が料理を作るところを間近で見た時に、(木村さんと小林さんが)同じ動きをしていると思った(笑)。あの時から尾花は完成されていたと思います。やっぱり(木村さんは)二十年くらいずっと料理を(バラエティ番組で)やっていたじゃないですか。(会場:笑) だからどこか、料理人になっているところがあるんですよね。盛り付けや、ナイフ、包丁を入れるところなど、圭くんの動きとそっくりで、「あれ、似ている」と思った。さすがだなと思います。木村さんはい…二十年以上、バラエティ番組で料理を作っていたので…。(会場:笑) その時に、ナイフの持ち方、野菜、肉、魚介への向き合い方などいろいろ教えてくださっていた方に、「グランメゾン東京」のテレビシリーズを撮影していた時を含め、今回もずっとサポートしていただきました。お亡くなりになった服部(幸應)さんも、ずっとサポートしてくれていました。本作は、僕らと同じタイミングの0号試写で観てくださって、「すばらしいものができましたね」と言ってくださったのはすごくうれしかったです。 MCここで生中継をご覧の方とは、お別れの時間となりました。木村さん、メッセージをお願いします。 木村さん(もう終わり?と名残惜しそうな感じで)ええ! いつの日か、実現してほしいと思っていることがあるんです。僕らが登壇して、いろいろなお話をしますが、本作を観てくれた皆さんからのフィードバックというか、皆さんの思いがちゃんと届くような現場をいつの日か実現できたらうれしいなと思っています。今は一方通行の中継になっていますが、この一方通行をいつの日かちゃんと改善したいなと思うので、また皆さん付き合ってください。今日は本当にありがとうございました。(会場:拍手) ■フォトセッションには、小林さんが監修を務め、オープン1年目にして「ミシュランガイド東京2025」で初の一つ星を獲得した「Héritage by Kei Kobayashi(エリタージュ バイ ケイ コバヤシ)」特製のエッフェル塔ケーキが登場! 華やかなケーキで、公開初日をお祝いしました。■会場からも、運ばれたゴージャスなケーキを見て「すごい!」と、声が上がり、興味津々に細かいところまで目を凝らして見ていました。 MCケーキを用意してくださったのは、小林さんです。 小林さん尾花さんと倫子さんが「三つ星を取ろう」と誓った場所から見えるエッフェル塔をデザインしました。ドラマから映画を観ても、自分としてはすごく印象に残った場所です。僕自身、パリで一番好きな風景はやはりエッフェル塔です。ぜひ皆さんに『グランメゾン・パリ』を届けたいというメッセージを込めて、作りました。(ケーキと一緒に登壇した小堀真弓さんを紹介しながら)今一緒にやっているリッツカールトン東京にある「Héritage by Kei Kobayashi」のシェフパティシエが、一生懸命作ってくれました。心から感謝です。(登壇者の皆さん&会場:拍手) 小堀さん圭さんからご依頼をいただいて「『Héritage』ならではのケーキを」ということでしたので、私がパリのお菓子屋さんで働いていた時のお祝い事と言ったらクロカンブッシュのシューを使ったキャラメリゼのケーキしか思い当たりませんでした。なので、今回こちらを作りました。(会場:拍手)木村さん飴細工がすごい! 沢村さんこの(飾りの)バラも食べられるんですか? 小堀さんはい、もちろんでございます。 沢村さんちょっと食べてみる? (会場:笑) 木村さんこういうものを作ってくれることに対しても、(小林さんは)本当に手を抜かないんですよ。シェフだと知らなかったら、「このパンクバンドの人はどなただろう?」と思うような、(小林さん&会場:笑) カジュアルで、優しい圭なんです。でも、料理のことに関しては本当に手を抜かない。こういうところも、自分の作業に反映させたいなと思わせてくれる人です。(しみじみとケーキを眺めて)いや、すっげえなあ、これ…。本当にありがとうございま
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「アンダーニンジャ」忍事機密報告会「アンダーニンジャ」公式サイト現代社会に潜む新たな忍者像を描いた漫画「アンダーニンジャ」(著:花沢健吾/講談社「ヤングマガジン」にて連載中)。リアリティのある描写や、引き込まれていく世界観やストーリーから、絶賛する声が後を絶たない大人気漫画がついに実写映画化され、1 月 24 日より全国公開されます。 1月6日には「忍事機密報告会」を実施し、主演の山﨑賢人さんをはじめ、浜辺美波さん、間宮祥太朗さん、白石麻衣さん、山本千尋さん、宮世琉弥さん、坂口涼太郎さん、長谷川忍さん(シソンヌ)、木南晴夏さん、ムロツヨシさん、岡山天音さん、平田満さん、福田雄一監督が登壇しました。 ついに完成を迎えた本作の撮影で印象的だったことなど現場でのエピソードを明かしました。また、忍事ニュースと題して、新情報も発表されたこちらのイベントの様子を詳しくレポートします!忍事機密報告会雲隠九郎役山﨑賢人さん野口彩花役浜辺美波さん加藤役間宮祥太朗さん鈴木役白石麻衣さん山田美月役山本千尋さん蜂谷紫音役宮世琉弥さん瑛太役坂口涼太郎さん担任役長谷川忍さん(シソンヌ)川戸愛役木南晴夏さん大野役ムロツヨシさん猿田役岡山天音さん主事役平田満さん福田雄一監督山﨑さん元々原作がすごく好きなので、本作に出演できてすごくうれしいです。本作はコメディとアクションが融合した、観たことのない現代の忍者映画になっています。すごい作品ができたと思います。ぜひ早く観てもらいたいです。 浜辺さん初めて本作を観た時に、私が演じた野口彩花が出ているパートとは全く違って、忍者たちの暗躍する姿がとてもカッコ良くて、知らない作品を観ているようですごく楽しかったです。 間宮さん「アンダーニンジャ」の実写化、そして福田監督の作品がうまく融合していて、福田作品でもありながら、「アンダーニンジャ」の世界観も楽しめる作品になっていると思います。観たことのないアクションがたくさん出てくるので、斬新な映像の連続だと思います。楽しんでください。 白石さん個性豊かなキャストの皆さん、そしてキャラクター…どこを切り取ってもカッコ良くて面白い作品になっています。早く皆さんの元に届けられるよう、これから宣伝活動を頑張っていきたいと思います。 山本さん花沢先生が描く挑戦的な世界観、そして念願の福田雄一監督作品に出演できました。あざとさ、アクション、そしてコメディと、やりたいことを全て盛り込みました。 宮世さんアクションはもちろん、キャラクターそれぞれの個性が強くて、すごく楽しめる作品です。 二時間があっという間でした。皆さんぜひ観てください。 坂口さん全国苗字ランキング約230位の坂口涼太郎です。本作では、私も浜辺さんと同じで、カッコ良い部分には一切関わっておりません。ですが、福田作品の大切な“笑い”という部分、かつてムロツヨシ先輩が担ってきた大切な役を演じました。 福田監督(ムロさんに向かって)「かつて」って言われているよ(笑)。 坂口さん違うんです! 「勇者ヨシヒコシリーズ」(2011年テレビ東京系列にて放送/主演:山田孝之)のような作品という意味で、今でも素晴らしい俳優さんです。私が大切にしている「おもしろの部分」をたくさん教えてくださった先輩方へ、花束を贈るような気持ちで全力で…。 ムロさん卒業、もしくは引退させようとするんじゃないよ!(登壇者の皆さん:笑) 福田監督花束を贈られたね(笑)。 坂口さんすみません! これからは「おもしろ」の部分は 私が担っていきます。よろしくお願いします。(登壇者の皆さん:笑) 長谷川さん拙者も本作に呼ばれた時に、「これは頑張らなくてはいけないでござるな」ということで、非常に…。すみません、こんなにスベるとは思わなかった…。(登壇者の皆さん:大笑い) ムロさん順調なスベり出しを見せていたね! 長谷川さん拙者の辺りから、坂口さんのコメントをまとめようとして…。(報道陣に向かって)フラッシュの数が半分くらいになりましたね。何人かカメラを下げましたよね? 後半舌打ちも聞こえたように感じますけれど…。 福田監督もういいよ(笑)! 長谷川さんすみません(笑)。ということで、本作が、ぜひ皆さんの元に届くと良いなと思っております。私はポイントで ちょっとだけふざけているだけです。あまり気にせずに観てください。他のキャストの皆さんのシーンは素晴らしいので、ぜひとも楽しみにしてください。 木南さん私は、ボロいアパートのトイレで撮影をして、一日で撮影が終わりました。なので、 「すごく地味な作品なのかしら?」と思っていました。でも、忍者の皆さんのアクションがスーパーカッコ良くて、すごいお金のかかった作品になっていました。みんなが楽しめる作品になっていますので、ぜひ皆さん劇場で観てください。 ムロさん皆さんがおっしゃる通り、本作はコメディとアクションが融合しております。私、今回は残念ながらアクションを担当しませんでしたけれども、坂口くんの言う通りコメディも担当せず…。(登壇者の皆さん:笑) 長谷川さんじゃあ何をしたんだ! ムロさん(真面目なトーンで)シリアスとロマンス、そしてハードボイルドの部分を担当しました。ですから、福田組のファンの皆様、そして「アンダーニンジャ」ファンの皆様、どちらも同時に楽しめる作品ができ上がったと自負しております。今日はこんな落ち着きで頑張りたいと思います。(登壇者の皆さん:笑) 岡山さん本作では、なかなかトライしたことがないアクションを…ごめんなさい。(振り返って岡山さんを見つめる山﨑さんと間宮さんに対して) こっちを見すぎじゃない(笑)? 福田監督でも、天音くんは「キングダム」シリーズ(「キングダム2 遥かなる大地へ」2022年公開、「キングダム 運命の炎」2023年公開、「キングダム 大将軍の帰還」2024年公開)にも出演しているよね? 岡山さん「キングダム」では基本的にコケたりしているだけなので(笑)。 ちゃんと戦える役は今回が初めてです。「どうなるのかな?」と思っていたんですが、完成した作品を観たら、何とかなっていました。本当にカッコ良いアクションとコメディとが融合していて、観たことのないエンタメ作品だと感じました。ぜひ楽しみにしていただければと思います。 平田さん新年早々お集まりいただきましてありがとうございます。僕も本作を拝見しましたが、どんなジャンルか 一言では説明できない作品なので、ぜひご覧になって楽しんでいただければと思います。 福田監督僕は、音楽やCGを入れる編集作業から数えると、たぶん50回近く本作を観たことになると思います。本作は、毎回「今からまた観られるんだ!」って思える作品でした。本当に早くお客さんに観てほしい作品です。今回は、どうしても我慢ができなくて、CGが出来上がる度に、ほぼ全員に「こんなんできたよ!」ってLINEを送っていました。みんなに「すごいですね!」って言ってもらって、めっちゃよろこぶという、監督としてあるまじき行為をしていました(笑)。花沢先生にもCGができたら、全部送っていました。それくらい制作の時から楽しい作品でした。こんなことは初めてです! 早く皆さんに観てほしいです。 MC山﨑さんと浜辺さんにおうかがいします。本作への出演が決まった時のお気持ち、そして役を演じるにあたって心がけたことを教えてください。 山﨑さん出演が決まった時は、すごくうれしかったです。 原作は今も続いているので、「ストーリーのどの部分を、どういった形で映画化するんだろう?」「どういうアクションになるんだろう?」と、すごく気になって、ワクワクしていました。脚本を読んで、確実に面白い作品ができると感じて、うれしかったですし、「頑張ろう」と思いました。 福田監督賢人くんから提案したアクションがあるんでしょ? 山﨑さん三角絞めのところですかね? 絞めている時に、最初は手で足を持っていたんですが、「手を(側頭部)ここに置けそうだな」と思ったし、その方が余裕がある感じが出るかなと思ってやりました。福田監督あれはすごく九郎っぽいよね。(岡山)天音くんがあの登場シーンがカッコ良すぎて、ちょっとイライラしたって言っていたよ。 岡山さん出てきた瞬間、めちゃくちゃカッコ良くて、イラつきました。(登壇者の皆さん:笑) MC 浜辺さんはいかがでしたか? 浜辺さん原作を「何て面白いんだろう」と読み進めていました。 私は、野口という役をいただいたので、「どういう忍者なんだろう?」と思っていたら、最後までただの女子高生でした。「そりゃそうだよな、私に忍者の役が来るわけがないよな」と思いました(笑)。でも、せっかく忍者ではないので、逆に気楽さを感じながら、 皆さんの忍者っぷりを楽しく拝見して、福田組を楽しめたら良いなと思っていました。 MC福田組の雰囲気はいかがでしたか? 浜辺さん私は洗礼を受けました。(福田監督:笑)初日から「こういう感じなんだな」って思いましたね。脚本以上の表現が現場で足されるので、撮影が終わった後は喪失感がちょっとありました(笑)。 MC洗礼というのは、これまで見たことがないような表情の浜辺さんがいらっしゃいましたが、その部分のことでしょうか? 浜辺さんはい、まさにそこのシーンですね。監督から「こういう表情で」と、いろんな指示を受けたんですが、終わった後に達成感よりも喪失感がありました。(登壇者の皆さん:笑) でも、すごく楽しかったです。皆さんの演技がずっと面白いので楽しいんですが、いざ自分の番になると、心臓の高鳴りがすごかったですね。 福田監督でも、チーフカメラマンから、「今、失ったんじゃなくて、何か大切なものを得たんだよ」って言われたんでしょ? 浜辺さんそう言われたんですが、帰る途中に「本当かな?」 とちょっと思いました(笑)。でも、その言葉を信じて公開を楽しみに待ちたいと思います。MC山﨑さんは、福田組はいかがでしたか? 山﨑さん今回で三回目になるんですが、 福田組は基本的にずっと楽しいので、すごく大好きなチームです! MC福田監督は、本作では脚本も担当されましたが、制作秘話などがあれば教えてください。 福田監督僕はあんまり漫画を読まないので、最初は原作も未読だったんです。でも、仲の良いプロデューサーさんから「山﨑くんがこれをやりたがっているんですけれど…」と言われたんですよ。僕は何年かに一度は山﨑賢人とやらないと、“山﨑賢人欲”が 出てくるんですが、ちょうど「賢人くんとそろそろやりたいな」と思っていました。だから、「賢人くんがやりたいんだったら、ぜひ!」とお答えして、原作を読み始めました。原作は、設定から何まで、すごく面白かったです。ただ、なかなか際どいセリフもあったので、「ちょっと山﨑賢人にこのセリフは言わせられないぞ、どうしようかな」というところもありましたね(笑)。でも、自分的にはうまくまとめられたんじゃないかと思っています。 MC続いての質問は、撮影で一番印象に残っていることを、それぞれのチームごとにお話をうかがいます。まずは、忍者組織チームの皆さんの山﨑さん、間宮さん、白石さん、宮世さん、岡山さん、お願いします。 間宮さん天音がアクションの練習をすごくしていました。15回くらい…もっとですか? 福田監督全部合わせたら80回くらいかな? 岡山さん時間が空いたら、練習を入れていたので、その時期は本当に休みがなかったですね。 福田監督天音くんは自分で木刀を買ったんだから! 間宮さん公園で練習していたってやつですか? 岡山さんはい。Amazonで買いました。 間宮さんすごく仕上がってはいたんですが、練習のしすぎで、本番の時にちょっと腰を痛めていました。 (登壇者の皆さん:笑)反り返る体勢の時に、「腰が!」って言っていました。 岡山さん腰に電流が走りました(笑)。 福田監督アクションシーンの撮影終わりに、天音くんと焼肉を食べに行ったんですが、「監督聞いてくださいよ。間宮くんは、アクション練習が二日で終わったらしいんですよ。ちょっと嫌な感じじゃないですか?」って言っていました(笑)。(間宮さんに向かって)本当に二日で終わったの? 間宮さん二日で「もう大丈夫ですね、良いですね!」となって終わりました。その時、すでに天音くんは20回くらいやっていました。 岡山さん間宮くん抜きで、めちゃくちゃ練習しました。本番では、「間宮くんは僕の10分の1ぐらいの練習量でこれなんだ」と衝撃でした。カッコ良かったです。MC白石さんはいかがでしたか? 白石さんアクションシーンは、私も結構緊張しました。岡山さんが演じる猿田とのアクションは、私もたくさん練習して本番に挑みました。緊張感がある中での撮影だったんですが、アクションシーンを撮り終わった時は達成感がありましたよね?岡山さん僕はまだアクションシーンがいっぱいあって、間宮くんとも戦わないといけなかったので…。でも、白石さんとのアクションシーンは「何かあってはならない」という緊張感がありましたね。 福田監督本作は、(白石)麻衣ちゃんのアクションから始まるんです。なので、ものすごく大切なオープニングアクションなんです。 MC宮世さんはいかがでしたか。 宮世さん僕一人だけ衣装が半ズボンだったんですよ。 低空戦のアクションが多かったので、膝をつくことが多かったんですが、半ズボンだと映像に映ってしまうので、サポーターをつけられなくて、けっこう痛かったですね。 MC続いては講談高校の皆さんの浜辺さん、山本さん、坂口さん、長谷川さん、平田さん、撮影で印象に残っていることはいかがでしょうか。 浜辺さん穏やかなもんでしたよね。 坂口さんすごく仲良く、楽しかったですね。 山本さんおやつ食べたりしましたね! 坂口さんSNSとかでたまに見かける、「この共演者の方々は、あまり撮影中にお近づきになれなかったんだな」みたいな距離感の写真の真似をして撮ってみようという試みがありました。(登壇者の皆さん:笑)実際はすごく仲が良いんですが、「あんまり仲良くなれなかったです」みたいな写真を撮るのが、面白かったです。 浜辺さんやりましたね。私と長谷川さんが後ろの方で映りたくなさそうにピースをしていました(笑)。 MC浜辺さんと長谷川さんは、本作の撮影を通してかなり意気投合されたとうかがいました。 長谷川さんそんな意気投合というか…。皆さんが見ている浜辺さんは虚像というか…。 浜辺さん何ですか?(登壇者の皆さん:笑) 長谷川さんスーツを着た大人が何人か動き出したので、これくらいで止めておきます(笑)。撮影中は、和気あいあいと、休憩時間も一緒にお話をしましたね。僕はただただ驚く演技をするだけでしたが、一応アクションシーンもありました。本番では、思っていたよりも激しいアクションだったのでけっこう良い驚き方ができたんですが、あんまり使われていませんでしたね。 ちょっと顔芸をやりすぎました。 浜辺さん私は長谷川さんにお菓子をいっぱい持って行きました。長谷川さんがそれを全部おいしそうに食べてくれるんです。花沢先生がたくさん差し入れを持ってきてくださるので、「これもありましたよー」って持っていくと、「(長谷川さんの真似をしながら)何それ?食べようか。」ってたくさん食べるんです(笑)。 長谷川さん餌付けみたいに言わないでよ。浜辺さんが、ニヤニヤしながらお菓子を渡してくるんですよ。「うわ、こいつ本当に食う…こいつ持ってきたもの全部食うぞ」みたいな感じで、全部食わせてくるんですよ。(登壇者の皆さん:大笑い)食べさせるだけ食べさせておいて、次の日に撮影があると、「体調とか大丈夫ですか?」って、お前が食わせたんだろ! って感じですよ(笑)。 浜辺さん全部食べてくれるんです(笑)。MC平田さんは学校のシーンはいかがでしたか? 平田さん僕は生徒じゃないし、学園ドラマには全くご一緒していないんです。なので、うらやましいなと思っていました。 長谷川さんすみません。今度甘いものを持って行きます。(登壇者の皆さん:笑) MC最後に九郎が住むアパートの住人の皆さんの木南さん、ムロさん、印象的なエピソードなどおうかがいできますでしょうか。 ムロさんすごく緊張感を持って…。 福田監督噓をつけ!(登壇者の皆さん:笑) ムロさん本作の撮影で、久しぶりに木南さんとお芝居をしました。数年ぶりでしたので、お互い緊張感がありましたね。福田さんとも久々の映画でしたからね。 福田監督全然久々じゃなかったよ。(登壇者の皆さん:笑) ムロさんでもね、賢人くんとは本当に久しぶりだったんですよね。五・六年ぶりぐらいだったんです。最初は二人のシーンでドキドキしました。 福田監督木南はトイレのシーンからクランクインしたんだもんね。 木南さんそうですね。その後に二人(山﨑さんとムロさん)のシーンを撮っているのを待っていたんですけれど、すっごく長くて…。ずっと同じシーンの同じワンカットをずっと撮っていました。 ムロさん(福田監督を指さして)全然OKを出さないの。「(福田監督の真似をしつつ)あー違うなぁ。もう一回かなぁ。」って。(福田監督:大笑い) 木南さんずっと撮っていてさ、「まだ終わっていないの?」って思っていました。 福田監督でも、花沢先生の一番好きなシーンはあそこだってよ。(登壇者の皆さん:笑) ムロさん花沢先生ありがとうございます! 後でゆっくりご挨拶させてください。 MC続いては、新年を迎えたということで、「2025年はどんな年にしたいですか」という質問です。ぜひ、新年の抱負などを教えてください。 山﨑さん2025年は、忍者のように …(登壇者の皆さんから「おぉ!」という声)蛇のように…(登壇者の皆さんからさらに大きく「おぉ!」という声)どうしよう、蛇にしようかな…巳年だから…蛇のように! 脱皮を繰り返し…良い人になれるように生きていたいと思います。(登壇者の皆さん:大笑い) 福田監督何年経っても賢人くんの舞台挨拶って変わらないね(笑)! 山﨑さん(困った表情で)何を言ったら良いか全然分からなくて…。 福田監督何を言ったら良いか分かんない顔をしているもんね(笑)。浜辺さん私は、皆さんのアクションシーンを観て「カッコ良いな」と思ったので、まずは体力をつけるところから始めたいと思って、ウォーキングです。 間宮さん僕は、胃に優しい年にしたいです。年末年始で色々と食べ過ぎてしまったので、早く七草粥を食べたいです。それくらい色々食べたので、今年は胃に優しい年にしようかなと思います。 白石さん私は、健康第一で、風邪を引かない一年にしたいです。お仕事をする上で、体が資本なので、免疫を高めて風邪を引かないで一年終われたら良いなと思います。 山本さん本作の撮影で、この歳になって、初めて制服を着た役柄を演じました。なので、いつまでも制服が着られるように、健康管理や美容などを頑張りたいと思っています。 宮世さん先日、俵のお米を持ったんですが、45キロくらいありました。それを持った時に「筋肉不足だな」と思ったので、1月1日から筋トレを始めようと思いました。毎日筋トレが続けられるように頑張りたいです。坂口さん私は、今エッセイを週刊連載でやっています。執筆作業をロイヤルホストでやっているので、「ロイヤルホストにいかにお金を落とすか」ということを目標にしていこうと思います。長谷川さん僕は、2025年の1月から、ふるさと納税をして、年末にかけてバタバタしないように、 1月から見据えていきたいと思います。ちゃんと季節ごとにフルーツが届くようにしたいですね。(カメラを下げている報道陣に対して)ちょっと! もうちょっと長谷川にカメラを…。(登壇者の皆さん:笑) 木南さん私は、今年40歳になるので…。 福田監督え! 40歳になるの? 木南さんそうなの!福田監督「ヨシヒコ」の時は何歳? 木南さん24、5歳とかかな? 福田監督(驚いて)マジか! 木南さんなので、健康・体力それだけに絞って、ここからの10年芸能界を生き抜いていこうと思います。 ムロさん「2025年の抱負を何にすべきか。」なんて考えながら、三が日を過ごしてまいりました。そんな時に携帯が鳴って、「結婚しました」と伊藤沙莉から連絡が来ました。抱負を考える時間がなくなりました。(登壇者の皆さん:笑)お相手がまさかの20年来の友人でした。私の抱負は、今年一年、伊藤沙莉を支えようと思います。 福田監督自分が結婚しないと! ムロさんそれはないよ! 福田監督しないとだめだよ。孤独死するよ。 ムロさんしない。みんながいるから生きる!(登壇者の皆さん:笑)長谷川さん孤独死はさせないです。僕らが責任を持ってムロさんの貯金で、ちゃんとそういう施設に入れます。その辺は僕らがちゃんとやります。(登壇者の皆さん:笑)平田さん実は、僕は今年年男なんです。でも、次の年男を迎えられるかどうか分からないので、 日々、楽しんでいきたいと思っています(笑)。福田監督平田さん、舞台はやらないんですか? 平田さんやります。今年は二、三本やります。 福田監督楽しみにしています!僕の抱負はね、一日も休まないというのを目標にしています。(登壇者の皆さんから驚く声が上がる) ムロさん&木南さんえー! 休みなよー。 福田監督一日も休まず働こうと思っています! 現段階で年末までのスケジュールを考えると、一日も休みがないです(笑)。 今年は働きます。 MC休みたいとは思いませんか? 福田監督休んでいてもやることがないんですよね。ずっとNetflixさんを観ているだけなんですよ。そんなつまんない時間があるんだったら、働きたいと思います。 MC本日は、本作に関わる重大な認事ニュースが届いておりますので、発表いたします。一つ目の認事ニュースは、本作の4DXでの上映が決定いたしました。 福田監督これはすごいですね! ムロさんアクションシーンは分かるけれど、アパートの部屋とか、学校の時は、どうDXするの? (登壇者の皆さん:笑) 福田監督どうDXするんだろうね? ムロさんNO DXなの? ちゃんとそこも動くんですかね? MCシーンに合わせて何らかの演出がるということです。匂いや、水が飛んでくる演出もありますからね。山﨑さん、4DX上映が決定しましたがいかがですか。 山﨑さんアクションの映像がすごいので、楽しみですね。僕も観に行きたいです! 福田監督でも、賢人くんは「キングダム」でも4DX上映をやっていたから、観たことがあるでしょ? 山﨑さん観たことはあります! すごいです。戦場にいる感じで、揺れたりします。 MCそして、もう一つ重大な忍事ニュースがございます。本作の初お披露目の舞台が 、なんと、映画の聖地ロサンゼルス、ハリウッドに決まりました! ハリウッドで「アンダーニンジャ」ワールドプレミアを開催することが決定し、代表して山﨑賢人さん、浜辺美波さんが参加することも決定いたしました! (登壇者の皆さん:拍手)山﨑さん、浜辺さんそれぞれ意気込みをお願いいたします。 山﨑さん日本の忍者という歴史…違うな。(登壇者の皆さん:笑)「アンダーニンジャ」を背負ってLAに行って、めっちゃ盛り上がったらうれしいです。世界中に「アンダーニンジャ」を轟かせてやろうと思います。 浜辺さん私はこういうイベントに参加したことがあまりありません。山﨑さんはすごく慣れていらっしゃると思うので、山﨑さんの後ろで暗躍したいと思います。MCそれでは、最後に山﨑さんからメッセージをお願いします。 福田監督頼むよ! 山﨑さん(気合いを入れて)はい!本作は最初から最後までずっと面白い映像のオンパレードです。 忍者は、日本の代表的な歴史ある文化で…すみません…。(登壇者の皆さん:笑) 坂口さん(小声で)さっきそれを言って、自分でも気に入っていなかったよね(笑)。 山﨑さんそっかそっか。(話を変えて)学校が舞台で、たくさんの方に楽しんでいただける、今まで観たことのない作品になっています。笑って泣ける最高忍者エンターテインメント大作です! (登壇者の皆さん:笑)ぜひ、楽しんで観ていただけることを祈っております。今日
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2025年8・9月シアタークリエ ミュージカル『ジャージー・ボーイズ』上演決定!
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「聖☆おにいさん THE MOVIE~ホーリーメンVS悪魔軍団~」 聖なる夜の大感謝祭「聖☆おにいさん THE ~ホーリーメンVS悪魔軍団~」公式サイト<神の子イエス>と<仏の悟りを開いたブッダ>が、東京・立川の風呂なし六畳一間のアパートで二人暮らしをしながら、下界でバカンスを満喫している日常を描くギャグ漫画「聖☆おにいさん」(著:中村光/講談社「モーニング・ツー」連載中)。<ギャグ漫画日本代表>とも呼べる「聖☆おにいさん」初の実写映画「聖☆おにいさん THE ~ホーリーメンVS悪魔軍団~」が12月20日より全国公開しました。 12 月25日、にTOHOシネマズ 日比谷にて「聖なる夜の大感謝祭」を実施し、松山ケンイチさん、染谷将太さん、そして福田雄一監督が登壇しました。イエス生誕日に集まってくださった観客の皆さまへ“大感謝祭”と銘打ち、クリスマスらしくプレゼント大抽選会や、サプライズ演出を行った、こちらのイベントを詳しくレポートします。聖なる夜の大感謝祭イエス役松山ケンイチさんブッダ役染谷将太さん福田雄一監督松山さんクリスマスにお越しいただきありがとうございます。 染谷さんメリークリスマス! 福田監督クリスマスに本当にすみません。何せイエスの誕生日ですから、(イベントを)やらざるを得なかったんです。 MC本作の上映後のイベントは、今回が初めてとなります。 松山さんそうですね。最後の(ルシファー役の藤原)竜也さんがすごかったですよね? (会場のお客さん:笑)「何を持ってきているんだ!」って思いましたよね? 福田監督まさか出てくるとは思わないもんね。 松山さんアレは台本になかったからね。 染谷さんなかった! 福田監督台本にはわざと書かなかったんです! 松山さんそうなの? 福田監督最初から台本に書いておくと、プロデューサーから「絶対にダメ」って言われると思ったので、竜也くんの撮影の三日前に帰りの車の中で北島プロデューサーに言いました。 染谷さん後出しじゃんけんだ。 福田監督「デスノートを、竜也くんから松山くんに差し出すのを撮りたいんです」って言ったら、プロデューサーの顔色が真っ青になっていました(笑)。「だって藤原竜也が出てくるんですよ!松山ケンイチがいるんですよ!デスノートを出さなくてどうするんですかって!」訴えました。プロデューサーからは、「出したら面白いのは分かります!でも、ダメです」って言われましたが、「(原作の大場つぐみ/小畑健)先生に聞いてみましょうよ!」と説得しました。そしたら、先生が二つ返事でOKをしてくださったんです。あのデスノートは、映画の撮影で使われていた本物なんですよ! 作品のプロデューサーが、ジュラルミンケースに入れて持って来てくれました。「本物です」といわれたので、ノートを開いたら、劇中で竜也くんが書いた名前がブワーッとあって「すげー、本物だ!」って思いました。 MC時を経てのデスノートはいかがでしたか? 松山さん「デスノート」って久しぶりに言ったので、どういう言い方にするか悩みましたね。最終的に、(染谷さんが)「南無三」で締めてくれました。 染谷さん(藤原さんと松山さんの)二人がこんなことになっていて、「僕は一体どうすれば良いの?」って、僕が一番困りましたよ。あれは、苦肉の「南無三」でした。 松山さん素晴らしい「南無三」だったと思うよ(笑)。 福田監督確か竜也くんには、前日に、「デスノートを出してもらえませんか?」って言いました。一応、「竜也くんから『イヤだ』と言われたら諦めます」って言っていたんですが、竜也くんも快諾でした!(会場のお客さん:笑) MC松山さんと染谷さんのクリスマスに関するエピソードを教えてください。 松山さん昨日、僕の息子の友だちの高校二年生からクリスマスプレゼントをもらいました。中を見たら、のど飴でした。今乾燥しているから、「めっちゃ気を遣ってくれている!すげえうれしい」と思いました。それが一番うれしかったプレゼントかな。年下からクリスマスプレゼントをもらうことって、なかなかないのでびっくりしました! 福田監督なかなかない! 染谷さんそれは印象的ですね。 松山さんだから今、めっちゃお返しのプレゼントを悩んでいます。 染谷さん本作のムビチケはどうですか? 松山さんそれも良いね! そろそろお年頃だと思うから、髭剃りにしようかなと思っていたけれど…。(染谷さん&福田監督:笑) 福田監督染谷家は、昨日クリスマスパーティーはやった? 染谷さんうちは25日がメイン…って今日だ! 福田監督じゃあ、この後帰ってからだ! 染谷家は、ツリーの下にプレゼント置くの? 染谷さん子どもたちが、サンタさんのためにクッキーと飲み物を置いて、後はみかんも置いていました。それが朝になるとなくなっていて、プレゼントが置いてあるって感じです。 福田監督すげぇー! 凝った演出ですね。それは、サンタさんが食べたという設定? 染谷さんそうです。(松山さんに向かって)サンタさん大変ですよね? 松山さんうちはもうサンタクロースの存在を疑い始めているから。(染谷さん&福田監督:笑)だけど、「信じている人の前にしかプレゼントは来ないよ」って伝えています。 染谷さんうちもです。 松山さんそのせめぎ合いだよね。いつまで続くんだろうね、これ? 福田監督(笑)。僕のところはギリギリまで小芝居をやりましたよ! 染谷さん大丈夫ですよね? 今日は、小さいお子さんいませんか? (と会場を見渡す)サンタさんはいますからね! 松山さん大丈夫! 信じない人の前には、サンタさんは来ませんからね。 染谷さん「いる」という概念があったらいるんです。■「聖☆お兄さん、聖なる夜の大抽選会」のコーナー MC松山さん、染谷さん、福田監督には、抽選ボックスから会場の皆さんが座っている座席番号が記された紙を引いていただきます。当たった方には、特別なプレゼントがございます。プレゼントは、松山さんが引く「イエス賞」、染谷さんが引く「ブッダ賞」、そして福田監督が引く「特賞」をご用意しています。ちなみに、本編の中にも福引のシーンがありましたよね? 松山さんありましたね。 福田監督あのおじさんがね、「おめでとうございます」ってなかなか言えなくてね。「何で言えないんだろうなぁ」と思っていたんだよね。 松山さんあれ、めっちゃ面白いですよね。僕、大好きなんです。(梵天役の)賀来くんもですけれど、何か言えない姿って面白いですよね。勢いでいきますからね。 染谷さん賀来くんも、言えないのに押し切るからね。 福田監督言えないのにそのままドアを閉めるからね。(会場のお客さん:笑) MCでは、まずは松山さんからお願いいたします。 松山さんはい。E列23番の方! おめでとうございます!「イエス賞」はこちらです! 今日来ていただいて「マジ神」だなと思ったので、「マジ神T」です。福田監督松山くんが書いた素敵なTシャツだよ! MCお次は「ブッダ賞」です。染谷さんお願いします。 染谷さんJ列の13番! おめでとうございます。「ブッダ賞」は、僕から会場のお客さんへの気持ちと、これ(Tシャツ)を着た方の周りの方への気持ちのつもりで、僕が書きました。「みんな好き♡」です。(福田監督:大笑い&会場のお客さん:拍手)ぜひこれを着て、周りに愛を振りまいてください。MCそれでは、監督の「特賞」にいきましょう。 福田監督「特賞」って何だろう? 僕はTシャツに何も書いていないよ! K列の30番! 「特賞」当たりましたよ! MCおめでとうございます! それでは「特賞」をご用意いたします。 ■ステージに仏像が運ばれました。会場のお客さん&登壇者の皆さん(大笑い)。 福田監督(当選者の方に向けて)今日は何でここまで来ましたか? 電車ですか? 電車だとこれを運ぶのはどうかな? 松山さんこれは、劇中でイエスとブッダが運んだやつですよね? 二人でも重かったよ! 福田監督今日はお一人でいらっしゃいましたか? あ、二人ですか。じゃあ大丈夫かな。(会場のお客さん:笑) 染谷さん「じゃあ大丈夫」じゃないでしょ(笑)!MC諸事情で、という場合には、別途、超豪華な映画グッズをご用意しておりますのでお選びいただけます。 染谷さん絶対そっちの方が良いじゃん! 福田監督(当選者の方に)どっちが良いですか? 当選者の方ちょっと考えます!(福田監督:笑) 松山さんでも、(仏像の腕を示して)ここにバックとかを掛けられますし、帽子とかも掛けられるので、良い感じになりますよ。福田監督でも、(大きくて)タクシーには乗らないでしょう? 染谷さんタクシーは無理ですよ。これはジャンボタクシーですよ! 福田監督ジャンボタクシーならいけるか? 松山さんタクシーの窓を開けて、仏像の顔を出せば、もしかしたらいけるかもしれない。(会場のお客さん:笑) もしこれを持ち帰られた場合は、どこに置いたかが気になるので、ぜひ写真を撮って見せてください。 福田監督SNSなどに写真を上げていただきたいですからね、できれば仏像を持ち帰ってほしいですね。MC舞台挨拶はもう少し続くので、その間にどちらにされるかをじっくり考えていただければと思います。そして、松山さん今日でイベントは最後になりますが、何かやり残した事はありますか? 松山さんやり残したこと…本作は超豪華キャストの方が出演していますので、できれば何か絡みたいですね。僕ら三人ではパワーが足りないというか…何かできないですかね?…もう電話しちゃおうか! ■突撃テレフォンショッキングコーナー 福田監督誰に電話しますか? 松山さん日曜劇場(「海に眠るダイヤモンド」/TBS系列にて放送)は、たぶん撮影は終わっていると思うので、ヨハネ神木(隆之介)に電話します。(会場のお客さん:拍手) 福田監督そうですね! もう端島にはいないと思います。 ■電話のコール音が鳴り響く。 MC一向に出る気配がないですね。 松山さんじゃあやめよ! (通話を切る)誰かリクエストありますか? 染谷さん僕、昨日(十一面観音役の)仲野太賀に会ったんですよ。暇しているんじゃないかな? 福田監督太賀は、まだ大河ドラマの撮影に入っていないなら、暇しているんじゃない? ■電話のコール音が鳴り響く。 松山さんやっぱり突撃は良くないよね。(会場のお客さん:笑) 福田監督これは誰からの着信って表示されているの? 「松山ケンイチ」って出るの? MCいえ、「神」になっていると思います。(会場のお客さん:笑) 福田監督(笑)。そりゃ電話に出ないわ! 松山さん(電話を切って)監督はリクエストありますか? 福田監督本作を観た皆さんだったら分かると思うけれど、(帝釈天役の)勝地涼が、そんなに面白くないんですよ(笑)。(会場のお客さん:笑) 染谷さんひどい…! 松山さん&染谷さん(客席に向かって)面白かったですよね? 福田監督だから、最後の最後に、勝地にチャンスをあげたい気持ちがある。爪痕を残せなかった勝地が、ここで爆笑とったら、明日ニュースになるかもしれない。 松山さんだけど、(電話に)出ないんじゃないですか? 出なかったらスベったままってことですか? 福田監督それはあいつの運がなかったってことです(笑)! ■勝地さんが1コールで出る。 勝地さんはい! もしもし! (登壇者の皆さん&会場のお客さん:大笑い) 松山さん勝地くん、電話に出てくれただけで、爪痕残しているよ! 勝地さん勝地、爪痕残していないけれど? 松山さん今ので完全に残った! めっちゃ面白かった。 勝地さん会場は盛り上がっている? 勝地で大丈夫? (会場のお客さん:笑) 登壇者の皆さん大拍手ですよ! 勝地さん僕に一番に電話をかけたんですか?(会場のお客さん:笑) 福田監督ごめん! 正直に言うと三番目です(笑)! 勝地さん三番目かい! 松山さん今は何をしているんですか? 勝地さん今? クリスマスなのに舞台が終わったら風邪をひいて、家で寝込んでいる。 福田監督さみしいな! 勝地さんさみしいのよ! 僕、皆さんに伝えたいことがあります。今回、本作のグッズで、キャラクターのアクリルスタンドを作ったじゃないですか。それで、Xを見ていると「勝地のアクスタを譲るので、岩ちゃん(ミカエル役の岩田剛典さん)をください」という投稿があって、勝地のアクスタ、譲ってばかりなんだけれど、大丈夫かな? みんな勝地を求めてよ! (登壇者の皆さん&会場のお客さん:大笑い)松山さんそんなことがあるんだ? 勝地さん勝地は、すごいエゴサーチをしちゃうから、傷ついている。登壇者の皆さん&会場のお客さん:大笑い) 福田監督あれってランダムなんだ? 勝地さんそう。でも考えたんですよ。もし選んで買える商品だったら、勝地の賞品が余っちゃう。(登壇者の皆さん:笑) 松山さんもう、風邪をひいているからネガティブ(笑)!1月1日にコントをやるんだよね!(「ドリフに大挑戦 正月から全力初笑いスペシャル」/フジテレビ系列にて放送) 勝地さんそうです! ドリフのコントをやります。 松山さん&染谷さんめっちゃ楽しみ! 勝地さんそこでも爪痕残せていなかったら、僕やばいな。 松山さん爪痕を残せた実感はある? 勝地さん実感はない! (会場のお客さん:笑) 福田監督勝地さんは、僕のドラマで一回加藤茶さんを演じているでしょう! 勝地さんそうですよ! 松山さん僕もさっき1月1日の番組の画像を見たけれど、あれは加藤さんが演じていた役? それとも志村さんが演じていた役をやるの? 勝地さん今回は、志村けんさんが演じていた役をやります。 福田監督じゃあ、ちょっとハードルが高めだね。 勝地さん(お笑い芸人の)ラブレターズと一緒にやりました。なので、またちょっと難しかったです。 福田監督志村けんさんを超えていないと滑ったことになるね? 松山さんそれはやばい(笑)。 勝地さん風邪気味の勝地だから、今自信がない。(登壇者の皆さん&会場のお客さん:笑)会場は楽しそうだなぁ! 福田監督楽しいよ! クリスマスだというのに満員です! 勝地さん僕の近くには猫しかいないよ…。 福田監督勝地、今日ウケたから、明日はネットニュースの見出しになると思います。 勝地さんなりますか? 頼みますよ! 松山さんそうだ! 折角だから、最後に何か一言どうぞ。 勝地さん真面目なことを言います。本作を観た人から、勝地への反響は特に無いけれども、「面白い!」という感想はいっぱい来ています! 本当に老若男女が楽しめる作品になっているので、ぜひ観てほしいです。(会場のお客さん:拍手) MC勝地さん、ありがとうございます。良いお年をお迎えください。(会場のお客さん:拍手) 松山さんちなみに、上映後の舞台挨拶中なんですが、会場のお客さんに向けて何かありますか? 勝地さん観た後の方たちが、勝地が電話に出て笑ってくれたという事は、ちょっとだけでも勝地で楽しんでくれたってことかな? 大丈夫? (会場のお客さん:拍手) 松山さんもう、勝地くん風邪をひいているからネガティブ(笑)! 福田監督(勝地くんは)降臨祭(本作の完成報告会)の時に、バスの中で散々いじられていましたからね。 勝地さん(走馬灯に現れる人(スズキタケルA)役/プロデューサーの)山田孝之くんに、「本当に何もやってねぇな」って言われました(笑)。今日は本当にそちらの会場に行きたかったです。 松山さん僕の隣には、なぜか仏像があるよ。 勝地さんあれ? 染谷さんは? 染谷さん染谷、います! 勝地さんいますよね! 今日は電話に出られて良かったです。 松山さん病気、早く治してくださいね。 染谷さん&福田監督お大事に。 勝地さんありがとうございました!(会場のお客さん:拍手) MC病床でしたが、体調は大丈夫ですかね? 松山さんでも、声は元気でしたね。 MC それで、仏像はどうしましょうか? 当選者の方もうちょっと考えます! 松山さん年内には決めてくださいね。 福田監督宅急便で送るわけにはいかないんですか? MC我々は、今日こちらに運ぶまでなので、この後お持ち帰りいただくのは、ご自身の力で何とかしていただきたいと思います。 松山さん本当にめちゃくちゃだよ。 MC最後に松山さん、染谷さんからメッセージをお願いします。 染谷さん本作を観て、「面白い」「笑った」という方がいらしたら、周りの方にその笑いを伝達してほしいです。年末年始、それに冬休みも始まったことですし、ぜひお子さんや、甥っ子姪っ子、実家に帰省して親戚一同や、ご家族揃って楽しめる作品なので、観ていただけたらうれしいです。今日はありがとうございました。 松山さんほぼ神と仏しか出ていない作品なので、きっとご利益があります。なので、0歳から100歳まで全員劇場に来ていただけたらと思います。個人的なことですが、僕は「聖☆おにいさん」をきっかけにXを始めて、Xでいろいろ遊びました。そして、今日はクリスマスなので、クリスマスプレゼントを載せました。「松山アラーム」です。もし良ければ目覚ましなどに使っていただければと思いますので、ダウンロードしてください。今日は本当にありがとうございました。 ■フォトセッションでは、松山さんによる会場の皆さんとの自撮りタイムもありました。
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