「5」検索結果962件
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杏っ子<東宝DVD名作セレクション>香川京子 木村功 山村聰 小林桂樹 三井美奈結婚を通して女の幸福の限界を描く 成瀬芸術の極致Disc1本編109分 + 映像特典 モノクロ スタンダードサイズ 片面1層 音声:1. 日本語モノラル(オリジナル) 【初DVD化】【映像特典】◆スチールギャラリー(静止画)TDV32021D/1958年度東宝原作:室生犀星/監督:成瀬巳喜男/脚本:田中澄江/成瀬巳喜男/音楽:斎藤一郎昭和二十二年。高原の避暑地に戦争中から疎開していた作家・平山平四郎(山村聰)は妻と娘・杏子(香川京子)、息子と四人暮らし。杏子にはたびたび縁談が持ち込まれるが、まとまらない。ある時、知り合いの亮吉(木村功)が、杏子を嫁に欲しいと平四郎に申し出た…。第九回読売文学賞を受賞した室生犀星の「杏っ子」を映画化。杏子の侘しくも厳しい結婚生活と、彼女に無限の慈愛をそそぐ父の暖かい心情を静かなタッチで描いている。©1958 TOHO CO.,LTD.杏っ子<東宝DVD名作セレクション>
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スキ!<東宝DVD名作セレクション>いま、僕は絶好調! なのに大災難ムスメが現れて、人生設計に赤信号! TDV35103D/1990年度 東宝 ©1990 TOHO CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED. スキ!<東宝DVD名作セレクション> ご購入はこちら
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鰯雲<東宝DVD名作セレクション>淡島千景 新珠三千代 中村鴈治郎 小林桂樹 司葉子 木村功三つの世代の恋と倖せを 温かく捉えた名匠の最高作Disc1本編129分 + 映像特典 カラー シネスコサイズ 片面2層 音声:1. 日本語モノラル(オリジナル) 【初DVD化】【映像特典】◆予告編 ◆スチールギャラリー(静止画)TDV32022D/1958年度東宝原作:和田傳/監督:成瀬巳喜男/脚本:橋本忍/音楽:斎藤一郎農家の未亡人・八重(淡島千景)は、新聞記者・大川(木村功)と知り合った。八重は兄・和助(中村鴈治郎)の長男・初治(小林桂樹)の嫁候補を大川に紹介してもらうが、和助は初治の婚姻の費用を工面するのに四苦八苦する…。時代の相違から生まれてくる当主、嫁、姑、息子たちの姿を明るい詩情の中に描き出す。物語が四季にわたるため前作『杏っ子』の撮影中に二日間、早春のシーンを撮影したという。成瀬巳喜男監督初のカラー、ワイドスクリーン作品。©1958 TOHO CO.,LTD.鰯雲<東宝DVD名作セレクション>
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コタンの口笛<東宝DVD名作セレクション>幸田良子 久保賢 宝田明 久保明 水野久美大地に命の根を強く張り 嵐に立つポプラの様な姉弟の姿Disc1本編126分 + 映像特典 カラー シネスコサイズ 片面2層 音声:1. 日本語モノラル(オリジナル) 【初DVD化】【映像特典】◆「コタンの口笛」主題曲レコード ◆予告編 ◆スチルギャラリー(静止画)TDV32023D/1959年度東宝原作:石森延男/監督:成瀬巳喜男/脚本:橋本忍/音楽:伊福部昭北海道千歳の町はずれに暮らす姉弟・マサ(幸田良子)、ユタカ(久保賢)はアイヌだというだけで、いわれのない嫌がらせを受けるのだった…。広々とした大自然が物語の背景となるため、北海道での長期ロケを行った作品。千歳川沿いに作られた村落のオープンセットは、その後撮影所のステージに移築されて撮影が続けられた。貧しい姉弟が逆境と闘いながら精一杯に生きてゆく姿を描く。©1959 TOHO CO.,LTD.コタンの口笛<東宝DVD名作セレクション>
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結婚のすべて<東宝DVD名作セレクション>雪村いづみ 新珠三千代 上原謙 山田真二 三橋達也結婚とは何ぞや? 愛の秘密を探ってハイティーン都会のジャングルを行く!Disc1本編84分 + 映像特典 モノクロ スタンダードサイズ 片面1層 音声:1. 日本語モノラル(オリジナル) 【初DVD化】【映像特典】◆予告編 ◆スチルギャラリー(静止画)TDV32025D/1958年度東宝監督:岡本喜八/脚本:白坂衣志夫/音楽:馬渡誠一康子(雪村いづみ)は情熱的で活発な現代娘。謙譲の美徳を絵に描いたような夫婦生活を営む姉・啓子(新珠三千代)のことが理解できない。そんな康子は秀才の大学生・浩(山田真二)に迫られる。一方康子は女性雑誌の編集長・古賀(三橋達也)からモデルになってくれと懇願されるのだった…。鬼才・岡本喜八の第一回監督作品。恋愛と結婚を風刺的に描きながら、その矛盾と混乱の中から、新しい結婚と性のモラルを掘り出そうとする意欲的な都会風俗喜劇。©1958 TOHO CO.,LTD.結婚のすべて<東宝DVD名作セレクション>
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若い娘たち<東宝DVD名作セレクション>雪村いづみ 山田真二 笹るみ子 水野久美 上原謙美人つき貸間あり! 現代娘があみ出した未来の良人飼育法!Disc1本編78分 + 映像特典 モノクロ シネスコサイズ 片面1層 音声:1. 日本語モノラル(オリジナル) 【初DVD化】【映像特典】◆予告編 ◆スチルギャラリー(静止画)TDV32026D/1958年度東宝原作:石坂洋次郎/監督:岡本喜八/脚本:井手俊郎/音楽:馬渡誠一カナ子(雪村いづみ)を結婚させようと、彼女の母親は医大の学生課に“貸間あり”の広告を出して、優秀な学生を下宿人にしようとする。カナ子は「下宿人を置きたければ、お母さんの再婚相手になるような、四十か五十の男性を置けばいいじゃないの」と食ってかかるが…。『結婚のすべて』が好評を博した岡本喜八の第二回監督作品。海と山のある町を舞台に、若い娘の結婚の条件をめぐってくりひろげられる様々な問題を、軽妙なタッチで描いた女性版ホームドラマ。©1958 TOHO CO.,LTD.若い娘たち<東宝DVD名作セレクション>
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ある日わたしは<東宝DVD名作セレクション>宝田明 上原美佐 水野久美 上原謙 山田真二精一杯に愛する―― 若い世代の清潔な主張!Disc1本編104分 + 映像特典 カラー シネスコサイズ 片面2層 音声:1. 日本語モノラル(オリジナル) 【初DVD化】【映像特典】◆予告編 ◆スチルギャラリー(静止画)TDV32027D/1959年度東宝原作:石坂洋次郎/監督:岡本喜八/脚本:岡田達門/井手俊郎/音楽:佐藤勝ゆり子(上原美佐)は岡山県から上京し、下宿から洋裁学校に通っていた。高校時代の友人に誘われて出席した県人会のパーティで、ゆり子は医大生の大助(宝田明)と知り合う。交際が始まり、距離を縮めてゆく二人。しかし、ゆり子は見合いで父親と結ばれた母親の過去が気になるのだった…。『隠し砦の三悪人』でデビューした上原美佐の現代劇第一回主演作品。若く聡明でありながら、自分の恋愛、そして母親の過去の恋愛に悩むヒロインを演じている。©1959 TOHO CO.,LTD.ある日わたしは<東宝DVD名作セレクション>
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2026年5月・6月シアタークリエ ミュージカル『レベッカ』上演決定!
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ミュージカル『レベッカ』2026年5・6月上演決定!
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劇場版 舞台『刀剣乱舞』慈伝 日日の葉よ散るらむ DVD山姥切国広:荒牧慶彦 へし切長谷部:和田雅成 鶴丸国永:健人 鶯丸:前山剛久 大包平:加藤 将 大般若長光:川上将大 大典太光世:磯野 大 ソハヤノツルキ:飯山裕太 博多藤四郎:木津つばさ 前田藤四郎:大崎捺希 五虎退:設楽銀河 山伏国広:横山真史 同田貫正国:武子直輝 太郎太刀:小林 涼 次郎太刀:小坂涼太郎 南泉一文字:谷水 力 山姥切長義:梅津瑞樹 陸奥守吉行:蒼木 陣 会場替わり刀剣男士 歌仙兼定:和田琢磨 映像出演 高橋広吏 田代俊介 夛田将秀 福島悠介 星 賢太 守時 悟 下尾浩章 特別協力 三日月宗近:鈴木拡樹TDV33021D/2023年度マーベラス原案:「刀剣乱舞-ONLINE-」より(DMM GAMES/Nitroplus) 脚本・演出・総監修:末満健一 音楽:manzo/テルジ ヨシザワ ディレクター:池田圭太 製作:舞台『刀剣乱舞』製作委員会 配給:東宝映像事業部©舞台『刀剣乱舞』製作委員会 ©2015 EXNOA LLC/Nitroplus劇場版 舞台『刀剣乱舞』慈伝 日日の葉よ散るらむ DVDご購入はこちら
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劇場版 舞台『刀剣乱舞』慈伝 日日の葉よ散るらむ Blu-ray山姥切国広:荒牧慶彦 へし切長谷部:和田雅成 鶴丸国永:健人 鶯丸:前山剛久 大包平:加藤 将 大般若長光:川上将大 大典太光世:磯野 大 ソハヤノツルキ:飯山裕太 博多藤四郎:木津つばさ 前田藤四郎:大崎捺希 五虎退:設楽銀河 山伏国広:横山真史 同田貫正国:武子直輝 太郎太刀:小林 涼 次郎太刀:小坂涼太郎 南泉一文字:谷水 力 山姥切長義:梅津瑞樹 陸奥守吉行:蒼木 陣 会場替わり刀剣男士 歌仙兼定:和田琢磨 映像出演 高橋広吏 田代俊介 夛田将秀 福島悠介 星 賢太 守時 悟 下尾浩章 特別協力 三日月宗近:鈴木拡樹TBR33020D/2023年度マーベラス原案:「刀剣乱舞-ONLINE-」より(DMM GAMES/Nitroplus) 脚本・演出・総監修:末満健一 音楽:manzo/テルジ ヨシザワ ディレクター:池田圭太 製作:舞台『刀剣乱舞』製作委員会 配給:東宝映像事業部©舞台『刀剣乱舞』製作委員会 ©2015 EXNOA LLC/Nitroplus劇場版 舞台『刀剣乱舞』慈伝 日日の葉よ散るらむ Blu-rayご購入はこちら
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「国宝」大ヒット御礼舞台挨拶「国宝」公式サイト 吉田修一の最高傑作との呼び声も高いベストセラー小説を映画化した「国宝」が公開から17日間で観客動員数152万人、興行収入21.4億円を突破! この大ヒットを記念して6月23日に東京・新宿のTOHOシネマズ 新宿にて舞台挨拶が開催されました。主演の吉沢亮さんと李相日監督が登壇し、事前に寄せられた質問に回答しました。こちらの舞台挨拶の模様をレポートいたします。 大ヒット御礼舞台挨拶 立花喜久雄(花井東一郎)役 吉沢亮さん 李相日監督 吉沢さん本日は劇場に足を運んでいただき誠にありがとうございます。この作品が、本当にたくさんの方に愛していただけて、うれしい限りでございます。(会場の皆さんに向かって)「もう(本作を)観たよ」って人は? ■会場から多くの手が挙がる。 吉沢さんすごい! それじゃあ、逆に初めて見るという方はいらっしゃいますか? ■こちらも多くの手が挙がる。 吉沢さんすごい! ぜひ皆さんが、より本作を楽しんでもらえるようなお話ができればと思っております。 李監督こんばんは。お越しいただきありがとうございます。ちょっと二人だと緊張するね。公開初日の時は、ずらっと13人ぐらいの方々が登壇していたから…。あんな風に大勢で並ぶことは、なかなかないんだなと思いました。今更ながら、良い時間だったと思い返しています。これだけ多くの方がリピートして観ているなら「今日はもうネタバレしても良いのかな」というぐらいの気持ちです(笑)。 吉沢さんでも、初めてご覧になる方もいるので…。 MC「国宝」の興行成績ですが、6月22日までの公開から17日間で、観客動員数152万人、興行収入は21.4億円を突破しました。また、驚異的な推移を示しており、二週目には一週目の143%を超えるお客さんがきてくださいました。さらに、土日の前週比は113.1%と、週を追うごとにお客さんの数が増加している状況です。その結果、6月20日から6月22日の週末観客動員数では、ついに第一位を獲得しました。最終興行収入の見込みは50億円突破は確実で60億円も目指せるほどの素晴らしい成績になっています。 李監督(数字を言われても)何だかピンとこない感じですね(笑)。ただ前の週から観客動員数が伸びるというケースはあまりないことなので、うれしいですよね。 吉沢さん本当に、今までにないぐらい知り合いから連絡をたくさんいただいています。すごく熱のこもったメッセージをたくさんいただく中で、個人的に一番うれしかったのは、同い年で役者をやっている友人からです。その友人が「やっぱり役者ってカッコ良い仕事なんだなって改めて思った」っていう連絡をくれたんです。その言葉は非常に僕自身にも何かグっと来るものがあって、うれしかったです。 MC同業者の間でもかなり話題になっているんですね。 吉沢さんそうですね。表現をやっている人は、観てくださるイメージがあります。 MC李監督はこの盛り上がりについて、どのように感じていらっしゃいますか?上海国際映画祭にも参加されていたんですよね? 李監督はい、昨日戻りました。日本と同じように熱気があって、1300人ぐらい入る劇場で、何度か上映していたんですが、帰る直前にサプライズで上映後に短い舞台挨拶を行いました。日曜日の朝9時からの上映だったので、「お客さんの数もだいぶ減っているかな?」と、思ったんですが、口コミが広がり、回を重ねるごとに来場者が増えていき、最後の回も1300人の劇場がいっぱいでした。Q&Aでも非常に良い質問をいただきました。それから、歌舞伎のシーンで「ぶっ返り」(一瞬で衣装替えを行なう技法)とかがあるじゃないすか。そのシーンでは歓声が上がったそうです。それぐらいライブ感を持って観ていただけていたんだなと思いました。良かったです。 MC吉沢さんも海外の反響を受けてどうですか? 吉沢さん我々のこの作品に込めた思いとか、メッセージをすごくしっかりと受け取ってくださっていると感じます。日本の伝統芸能をベースにした作品で、すごく日本色が強いので、海外の方がどのように受け止めるのかを、カンヌでの最初の公式上映までは、ちょっと不安もありました。でも、本当にすごい熱量で迎えてくださって、観てくださって、本当にうれしかったですし、安心しました。 MC日本国内でも、実は歌舞伎に触れたことがないという方も多いと思いますが、そんな方が「国宝」を観て、「歌舞伎も観たくなった」という、うれしい声も多いです。 李監督うれしいです。年齢を問わず、幅広い方に観ていただけていることと、そして何よりうれしいのは「映画館で観て良かった」という声ですね。心のどこかでは「まあ、配信でやるよね」って思いながら、ちょっと距離ができちゃうこともあるんですが、「やっぱりこの作品は映画館で観なきゃ」という流れが生まれているのがうれしいですよね。 ■SNSで募集した質問に登壇者のお二人が答える。 もともと体は柔らかいんですか? 歌舞伎のシーンで、後ろにのけぞるシーンがありましたが、もともと柔らかいのか、稽古の賜物なのかを知りたいです。 【吉沢さんへの質問】 MCあれは結構、反っていましたよね。 吉沢さん反りましたね。今やったら、多分腰がいっちゃいます。もちろん、もともとはできませんでした。稽古を重ねて、寝る前にもベッドの上でちょっとやってみたりして、撮影に入る直前ぐらいにようやくできるようになった感じです。もともとは、メチャクチャ硬いんですよ(苦笑)。だから、基本的に、どんな役をやる時も、必ず苦労するんです。だから、この作品で歌舞伎を成立させるために、いろいろと、やることがたくさんありました。 ビルの屋上で舞うシーンは、ほぼアドリブだったと聞いています。あの時、喜久雄、そして吉沢さんは何を感じていましたか? あまりにも切なく、儚く、美しすぎて目に焼き付いて、未だに離れません。 監督にはこのシーンの撮影エピソードをぜひ聞きたいです。 【吉沢さんと監督への質問】 MCこれは一番多かった質問です。 李監督これから観る方もいらっしゃいますが、まあ、予告にも映っているシーンですからね。 吉沢さんあのシーンは、アドリブというか、セリフが少し書かれている台本はあったんですが、ほとんど関係なくなっていました。頭から終わりまでを、長めのテイクで三回撮りました。本作に使われているのは、たぶん三回目のテイクです。毎回テイクごとに監督が僕に一言だけ何かを伝えるんですよ。三テイク目の時は「とりあえず森七菜ちゃんの顔を見ていて」みたいなことを言われて「分かりました」って感じで撮りました。そして、(森さんの顔を)見ていたら…この先のことは、あんまり言えないですね。 李監督それまで言っていなかったセリフを言ったんだよね。 吉沢さんあそこで踊っていたものは、事前に踊りを教えてくださっていた舞踊家の谷口先生と事前に相談して、「こういうのをやろうか」と、何となくは作っていたんです。でも、現場入ったらもう関係なくなって、その場の空気でやりました。 李監督あのシーンに関して、順序立ててお話をすると、まず谷口先生と「踊りのベースは決めておこう」ということになりました。そこから後は、感情が入ってどうなるか分からないけれど、一旦ベースになる部分は決めたんだよね。それから、あのシーンは、本来は夜だったんです。だから、日が暮れてから照明を当てて撮る予定で、夕方6時ぐらいから夜中ちょっと過ぎるぐらいまでに撮ろうという設計だったんです。でも、当日現場でお昼に天気を見た時に「今日はいける」と思って、「スカイラインでやりましょう」って言っちゃったんですね。“スカイライン”っていうのは、日が暮れかかる、日が暮れる直前のちょっと空がブルーになっていく時間のことです。そこを狙おうということになったんですが、そうすると、撮影時間が長くても30分しかないんですよ。だから、ちょっと早めに来てもらって、リハーサルを現場でやったんですね。普段は、なるべくスタッフも少人数でリハーサルを行い、撮影時に皆が集まるようにしています。でも、このシーンだけは、みんなに来てもらって、大体…30~40人ぐらいで、吉沢さんと森さんのリハーサルを見てもらいました。それで、上は70代から下は20代のスタッフに、感じたことを言ってもらいました。 吉沢さんあのリハーサルは、結構気まずかったです(苦笑)。僕の周りを40人ぐらいが取り囲んでいる中でやったので…。 李監督でも、良い意見が出るんですよ。「ちょっと喜久雄の狂気が足りないと思います」「森さんの悲しみが一番見えるところなのに、そこが『あれ?』と思います」とか、ポイントを突いた感想を浴びるわけですよね。そこで、何が必要かということをしっかり共有しました。カメラマンも「手持ちのカメラで演技を切らさないで全部回そう」ってなって、リハーサル中に動きを頭に入れていたんだと思います。いざ撮影に入ってみると時間が30分もなくて、一回目二回目とやって、それまでは振り向いていないんです。次がもうギリギリだなと思いましたが、三回目に賭けたわけじゃないんですが、吉沢くんには「森さんの方を見て。そうしたら、彼女が何か言うからそれに反応して。後は自分の世界に入ってください」と伝えました。そして、森さんには「最後だけ彼がこっちを見てくるから、でも、その目には自分が映っていないなって感じたら、「○○○○」というセリフを言って」と伝えたんです。それが、あのシーンです。もう一か八かですよね。だから、アドリブというか、森さんの芝居に反応して、ああなったんだよね? 吉沢さんありがとうございます(笑)。全て言っていただきました。 李監督本当に見事でした。 撮る前と撮った後では、吉沢亮さんに関して抱いていた印象に変化はありましたか? 【監督に質問】 李監督ないですよ。いや「ない」と言うと語弊がありますが、何か隠しているとは言いませんが、「まだ何かあるでしょ?」と常に思わせてくる感じは変わらないですよね。底知れないというか、底が全く見えない感じ――「底かな」と思ったら、また別の扉があるみたいな感じで、非常に面白い人だと思います。 吉沢さん底が見えない? どうなんでしょうね。僕は別に何も隠してはいないんですけれど…(笑)。 MC吉沢さんは、出演を熱望していた李監督とご一緒されて印象はいかがですか? 吉沢さん事前にお話を聞いていた限りだと、同じシーンを何十テイクも撮ったりして、「すごく怖いよ」と聞いていたので、覚悟を決めて現場に入りました。でも、「怖い」というよりは、むしろ逆で、すごく愛情を感じる…。何だろうな、ものすごく目の前にデカい壁を立てられるんですが「お前ならこれは越えられるよね?」っていう、絶大な信頼を寄せながら与えてくれる感じがするんです。なので、ものすごく困惑はするんですが「絶対乗り越えてやろう」っていう気持ちにもなるんです。その安心感みたいなものは半端じゃなかったので、そういう意味ではちょっと印象が違ったかもしれないです。 喜久雄と重なるところはありますか? 【吉沢さんへの質問】 吉沢さん僕的にはないんですが、やはり「お芝居しかない」感じと言いますか、僕もそこまでとは言わないですが、お芝居をしている時が一番楽しいですから。一番苦しい気持ちにもなるし、「生きている」って実感する瞬間はお芝居をしている時だったりします。そういう部分は似ているというか、理解はできるなって思いました。 MC李監督は主題歌「Luminance」を井口理さんにお願いした理由を教えてください。作詞の坂本美雨さん、作曲の原摩利彦さんとはどんなお話をされたんでしょうか? 李監督エンディングになる前までの楽曲に関しては、原さんと細かくディスカッションを重ねて作りました。でも、エンディングに関しては「声が降ってくる」という一点だけをリクエストしました。女性なのか男性なのか判別のつかない声、あるいは両方混じった声が降ってくる…それだけをお願いしました。後はもう原さんの世界観と、本作を観た美雨さんが喜久雄という人間をどう捉えるかという、彼らの感性にお預けしてできた曲です。それこそ井口さんの最初の声を聞いた時、鳥肌が立ちましたよね。自分がイメージしていたものがこうやってイメージを超えて具現化されていく。それは本当に素晴らしかったです。 吉沢さん本当に素晴らしかったです。この作品においての主題歌っていうのは、すごく難しいだろうなって思っていました。「誰がどういう曲を作っても合わないんじゃないかな?」みたいなことを、この曲を聞く前までは思っていたりもしました。でも、本当にこの世界をスーッと、昇華してくれるかのような美しい歌声と音でした。こんなにも作品にぴったりな曲があるんだなと思って、素晴らしいなと思いました。 MC最後にお二人からメッセージをお願いします。 李監督皆さん、この場に来られたということは、本作を広めなければいけない責任があると、十分お分かりだと思います(笑)。でも、そんなことはこちらからお願いすることではなく、末永くこの「国宝」という作品を愛してください。「国宝」というタイトルだからじゃないですが、皆さんにとって宝のようになってくれたらと望んでおります。どうもありがとうございました。 吉沢さん本日は誠にありがとうございます。公開から二週間くらい経っても、これだけたくさんの方に愛していただいて本当にうれしい限りです。これからもっともっとたくさんの方にこの作品が広まってくれればうれしく思います。「良い作品だな」と思ったら、いろんなところでこの作品を広めていただけたらと思っております。ぜひ皆さんと一緒にこの作品を盛り上げて、長く続く作品にしてほしいと思います。ぜひよろしくお願いします。今日はありがとうございました。