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『大長編 タローマン 万博大爆発』劇場用パンフレットのお知らせTOHO theater STOREでも販売いたします ©2025『大長編 タローマン 万博大爆発』製作委員会 ©NHK、藤井亮 2025年8月22日(金)公開『大長編 タローマン 万博大爆発』の上映劇場で販売いたします。 パンフレットは公開劇場にてお買い求めください。 A4 P44(表紙込み) 定価990円 (税込) 『大長編 タローマン 万博大爆発』 銀河のみなさん ようこそ宇宙大万博へ!キャラクター大紹介未来社会大解剖これがエランスティックの10大機能だ!これがタローブレスだ!!タローマン立体げき場特別付録どびだしめがね!キャラクターデザイン&コンテタローマンの世界はこうして作られる!安居智博(クリエイター、造形作家、カミロボ作家)HISTORY of TAROMAN|映画の誕生藤井 亮(監督・脚本) ×柳本喜久晴(プロデューサー) × 佐野晴香(監督補)|スタッフからのメッセージ竹迫雄也(企画・プロデュース)/加藤満喜 桝本孝浩(プロデューサー)/藤本雅也(撮影)/東岡 允(照明)/伊藤祐太(美術)奥本宏幸(編集)/辻󠄀元 良(録音)/浅井可菜(衣裳)/乾肇(造型)/林 彰人(音楽)コメント真島昌利(ザ・クロマニヨンズ)/小島秀夫(ゲームクリエイター)/樋口真嗣(映画監督)|出演者からのメッセージ山口一郎 岡村 渉 森野忠晋 川端英司 ボブ・マーサム マザえもん|識者の映画評氷川竜介(アニメ特撮研究家)|岡本芸術とはなにか平野暁臣(公益財団法人岡本太郎記念現代芸術振興財団理事長/岡本太郎記念館館長)|岡本太郎からのイマジネーション|監督からのメッセージ藤井 亮(監督・脚本)CREDIT
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「すずめの戸締まり」完成報告会見&完成披露試写会舞台挨拶「すずめの戸締まり」公式サイト「君の名は。」(2016年公開/主演:神木隆之介・上白石萌音)「天気の子」(2019年公開/主演:醍醐虎汰朗・森七菜)の新海誠監督の最新アニメーション映画「すずめの戸締まり」がついに完成しました。 10月25日に東京・有楽町の東京国際フォーラムにて完成報告会見、および完成披露試写会が開催され、新海誠監督、声優を務めた原菜乃華さん、松村北斗さん、染谷将太さん、伊藤沙莉さん、花瀬琴音さん、音楽を担当したRADWIMPSの野田洋次郎さん、同じく音楽を担当した陣内一真さんが出席しました。上映後、本作を観終えた会場のお客さんはスタンディングオベーションで新海監督らを迎え入れ、ヒロイン・鈴芽の声を担当した原さんが、感激のあまり声を詰まらせる一幕も! こちらのイベントの模様をレポートいたします。完成報告会見&完成披露試写会舞台挨拶【完成報告会見】新海誠監督岩戸鈴芽役原菜乃華さん宗像草太役松村北斗さん岡部稔役染谷将太さん二ノ宮ルミ役伊藤沙莉さん海部千果役花瀬琴音さん音楽野田洋次郎さん(RADWIMPS)音楽陣内一真さん新海監督本日はお忙しいところ、足を運んでいただけてとても幸せです。楽しいお話がたくさんできればと思います。 原さん私自身、昨日、完成した作品を観せていただいて、余韻に浸ったままここに立っている状態なんです。今日は短い時間ですが楽しんでいきたいです。 松村さん僕も昨日、初号で観せていただきました。作品の持つ力でいまだに熱が抜けていません。ここで話さなくてはいけないので、一度落ち着かせてと思ったのですが、その熱が残っていることが心地よい作品なので、そういう作品の魅力が少しでも伝わるイベントにできたらと思います。 染谷さん僕はさっき観せていただいて、ちょっと胸に突き刺さり過ぎて「帰ろうかな」って思うくらいグッときました(笑)。まだ余韻に浸っている状態です。 伊藤さんスナックのママを演じられて、大変光栄です(笑)。新海さんの作品にまさか自分が参加できるなんて思ってもいなかったので、今ここに立っていることが不思議です。私も染谷さんと同じタイミングで午前中に観せていただいたんですけれど、本当に面白くて、気づいたら普通に泣いていて、なんて素敵な作品なんだろうと。改めて関われたことがとても幸福です。 花瀬さん今回、初めて声優を務めたのですが、私は女優としても舞台挨拶をするのが初めてで、ちょっと会場がすごく大きくてびっくりしています。 野田さん陣内さんも僕も数日前まで新海監督と一緒にダビングステージという仕上げをやっていて、「まだまだ明日もあるんじゃないか?ー」 とソワソワしているんですが(笑)。完成披露ということで皆さんに披露できること、届けられるのが心から嬉しいです。 陣内さん今回、新海監督とご一緒して、RADWIMPSの野田さんをはじめ、皆さんとスリリングな制作を楽しみながらやりました。作品も、先ほど洋次郎さんがおっしゃったように、ダビングをつい先日までやっていたので、まだ客観的に見られるところまでいけていないですが、今日は皆さんに作品を楽しんでいただけたらと思います。 MC新海監督、ついに最新作「すずめの戸締まり」が完成しました。おめでとうございます。 新海監督ありがとうございます。洋次郎さん、陣内さんがおっしゃったように、つい最近まで作っていて、そのまま完成会見みたいな感じで連続感の中にいるので、ちょっと気を失っていた内に時間が経ってしまったような、戸惑ったような気持ちなんですけど…。でも今日、この後、5000人の観客に観ていただいたら「終わったのかな」と思えるのかなと思います。 MC物語の着想について伺います。今回のテーマにはどのようにたどり着かれたのでしょうか? 新海監督きっかけとなったのが、「君の名は。」(2016年公開/出演:神木隆之介、上白石萌音)や「天気の子」(2019年公開/出演:醍醐虎汰朗、森七菜)を作り終えて、その後、日本全国を舞台挨拶のために回ったんですが、その時に感じたことがきっかけになったと思います。それは、人がずいぶん少なくなった、寂しくなったと感じてしまう場所が増えたなということです。その実感がここ何年かでありました。人が少なくなってしまった場所、消滅集落と呼ばれたり、僕の田舎もそうですが、限界集落と呼ばれる場所も、かつてはにぎやかだった記憶が自分の中にあるんですね。僕は団塊ジュニア世代なので、地鎮祭をやって、家の仮組みから華やかにお餅をまいて、家を作って、人が増えていくという記憶があります。にぎやかだった街から人が減って、「このまま人がいなくなったら、人は何をするんだろうか? 」「家を建てる時は地鎮祭のようなことをやったけど、このままどうやって終わっていくんだろう? 」と思うことが増えたんですね。そんなことをきっかけに、「場所を悼むような職業があったとしたら?」「 日本全国で人が消えていってしまった場所を悼んでいく職業のキャラクターをアニメキャラクターにできないか?」 と思ったのが最初のアイディアでした。 MC本作では“災い”の存在が描かれますが、この災いというものを監督はどのように捉えられているんでしょうか? 新海監督そうですね、難しいんですけれど…。最近「災いばかりだなぁ」と僕だけでなく、きっと多くの方が思っているかと思います。この作品を作り始めて、企画書を書き始めた頃が2020年の1月くらいで、ちょうどその一カ月後くらいにコロナ禍が始まったんです。緊急事態宣言が東京に下りたくらいに企画書を東宝に提出して「今回はこの作品にしましょう」という話をしたんですね。“災い”というのは、その後に起こった戦争も含めて、僕たちを不自由な場所に閉じ込めてしまうものだという感覚が強くあります。そういう感覚が椅子に閉じ込められてしまう、北斗くんに演じてもらった草太というキャラクターなのかなと。理不尽に窮屈な場所に閉じ込められてしまう感覚が草太になっていった気がしますね。そういう風に、日々、生きていて感じることが作品に少しずつ材料として入っているんじゃないかと思います。 MC昨年の製作発表会見では「映画館に足を運ぶような作品作りをしたい」とおっしゃっていました。作品が完成した今、その想いについてどのようにお考えでしょうか? 新海監督映像の体験という点について、今日、僕は荻窪のスタジオにいる何百人ものスタッフ、作画監督の土屋堅一さんをはじめとするスタッフの代表としてここにいるんですが、大きな画面で体験するにふさわしい映像ができたんじゃないかと思います。もう一つは、洋次郎さんとも話していたんですが、「君の名は。」、「天気の子」と二本の作品をやってきて「三本目に何ができるか? 」となった時、「劇場でしか聞けない音をこの作品にたくさん入れていきたい」という話をしました。アクションシーンもありますし、激しい劇伴から深く静かな劇伴までありますが、そういった音の連なりの、劇場でしかで体験できない作品にしたいという思いがありました。コロナ禍で作り始めた作品でもありましたので、「映画館っていいよね」「人が集まる場所っていいよね」と思って積極的に家から出る理由の一つになればという、大それた望みも抱きながら作ってきたと思います。MC本作は「音楽」というのも大きな要素でありますが、野田さん、陣内さんとの制作はいかがでしたか? 新海監督いつものパターンなんですが、脚本を書き終わった時、「感想を誰かに言ってほしいな」、「この脚本ってどう思われるんだろう?」 と最初に洋次郎さんに脚本を送りました…。 野田さんそうでしたね。2020年の3~4月だったと思います。 新海監督洋次郎さんに脚本を送ると、数カ月後に音楽という形で感想が戻ってくるという形が…(笑)。 野田さん自動的にみたいに言わないでください(笑)。そうですね。三作目でパターンとして出来上がり始めていましたね。 新海監督スタートはそういう形で「こういう音が聴こえるんだ」と洋次郎さんと確かめつつ、その頃に「僕たちも三本目なので違う人の力も入れていきたいよね」という話は最初の頃にしていましたよね? 野田さんそうですね、新しい起爆剤というか、「掛け算が増えていくような新しい要素がほしいね」と話していましたね。 新海監督それで、制作も中盤を過ぎてからかな…? 野田さんそうですね、一年半とか過ぎた後でしたね。 新海監督スケジュールもあまりないねって頃に、陣内さんと巡り合うことができて…。普段、シアトルで活動していらして。 陣内さんそうです、普段はシアトルをベースに。 新海監督作曲された音楽を聴かせていただいて、こういう音、今までの映画にないなと…。 野田さんそれで今年に入ってから、川村元気さん(企画プロデューサー)も含めて、みんなで打ち合わせをしましたね。 新海監督洋次郎さんの作ったメロディをベースに「ここは激しい戦闘なので陣内さんが…」「ここはRADでモチーフを作って…」という感じで…。 野田さんそうですね、一歩一歩という感じでしたね。 陣内さんもう皆さんで二作を作られているところに入るのはかなり緊張感があったのと、これまで自分が関わってきた作風とは一味違うテイストの作品でしたので、よくこちらに声をかけていただいたなというのもありました。お話を伺って、アクション要素や劇場の体験というところで、コンテやビデオも見せていただいて、「自分にもできることがあるんじゃないか?」と思えるようになった頃に、皆さんとお会いしてそこからのスタートでした。 野田さん結構、役割を分担して、夏あたりまではそれぞれ必死に新海誠という鬼コーチの千本ノックを受けるような感じでした。僕は「心強い同志が遠くで同じように作っているんだな」と嬉しくなりながら必死に作っていて、最後にオーケストラの録音をロンドンのアビーロードでした時に、お互いが積み上げて作ってきたものを共有しながら「最終的にこういう音楽にしていきたいね」と対話しました。そこで、実際に陣内さんが作られた音楽の演奏を聴きながら、ものすごく刺激を受けました。「こういうやり方があるんだ」と自分の中の経験値が上がっていくのを感じましたし、自分のメロディの解釈――こんな風に広げて、こんな和音で、こんなコードで作るんだ! 再解釈するんだ!――とものすごく大きな学びがあり、喜びでしたね。 MCここからは、完成したばかりの作品を見ての感想を皆さんにお聞きできればと思います。 原さん本当に言葉にできないくらい素晴らしくて……。寝る間も惜しんで音楽や映像をギリギリまで作ってくださったスタッフの皆さんがいて、本当なら皆さんで一緒に登壇したかったなと思うくらい、本当に素晴らしいものでした。皆さんの熱意を早く大画面、大音量で皆さんに肌で感じてもらいたいし、受け取ってもらいたいと思いました。松村さん本編の魅力的なシーンとか、いろいろなところを細かく上げていったらキリがないんです。本編を観ている間に数え切れないくらい何度も笑って、そして何度も涙が出てくるポイントが訪れます。そのたびに笑った理由と種類、涙の理由と種類も違うんです。僕の中で「面白い」と思う笑いの感性に「こんなに幅があったんだ」と思いました。「こんなことに感動したり、救われたりして涙が出るんだ」と、作品を観ているのに何だか自分を見ているような気持ちになる不思議な作品でした。 染谷さん僕はかなり没入しました。僕もそこで一緒に旅をしている気持ちになってきて、それで何回も心を持っていかれ、最後はもっとこのキャラクターたち、この愛おしい人たちを長く見守っていたい気持ちになり、後ろ髪を引かれながら終わって…。「本当に体験したことのない、観たことのない映画があった!」っていうのが正直な気持ちでした。 伊藤さん私も本当に、試写で見ている時、知らないうちに前のめりになっていたことに気づき、「ダメだ!背もたれに背をつけなきゃ!」ってくらい入り込んでいました。すごく笑えるところがあって、新幹線のシーンが好きです! 鈴芽ちゃんがかわいくて(笑)。ずいぶん遠くまで来たなってところで、どんどん鈴芽ちゃんが人として強くたくましくなって、成長しているところを応援したくなりました。私自身もおばと一緒に住んでいたことがあり、独特な関係性を踏まえての(鈴芽の叔母の)環さんのセリフが胸に突き刺さりました。出ている人たちがみんなちゃんと人間らしくて、それがすごく素敵で、みんなすごく器用なわけでもなく一生懸命生きているところに胸打たれて、ジワっと熱くなりました。とても面白かったです。 新海監督嬉しいです。ありがとうございます。染谷さんは、細田(守)さんの作品で大好きだったので、「声かけていいのかな?」って思いつつ(笑)? 花瀬さん私も染谷さんと一緒で、観たことのないアニメーションを観たなって感覚が強くて、始まってすぐ新海さんを浴びているような感覚というか、世界観に包まれているような…。私も参加しているんですが、私も戸締まりしているように感じられる参加型の作品だなと感じました。 野田さんさっきもお話したんですけれど、数日前まで作っていて、最後の数カ月、数週間は、観てない人には伝わらないと思いますが、新海さんが一番弱々になった(劇中に登場する)ダイジンのよう、どんどん背中が小っちゃくなっていったんです(笑)。でもそれが戦っている勇者の背中のようにも見えて、「あぁ、この人は本当に振り絞って作っているんだな」というのを僕らは間近で見られて、2年10カ月の間、込めてきた感情がスクリーンに全て出ている気がしました。日本のアニメーションというエンターテインメントのど真ん中にこの作品を届けるという、ものすごい覚悟と信念を感じました。二時間をフルで観た時に、「観た人すべてに絶対に届ける」という気概をありありと感じまして、自信を持って僕もすべての人に観てほしいと言えますし、「必ずあなたは何かを受け取るよ」と言える作品が完成したと誇らしく思っています。ぜひぜひ届いてほしいなと思います。 陣内さん作品を観て、気が付いたらメッセージに引き込まれているという、本当に引き込まれるつくりだなと思いました。実は、作曲しながらウルッときたこともあって、本当にいろいろなものが込められていて、それでいて観ていて楽しい作品に仕上がっているなと改めて感じました。更に、昨日、初号で観せていただいて「画作りのスタッフの皆さんの底力って本当にすごいな」と思いました。先週までダビングステージで見ていた画とも全然違う、素晴らしい画になっていて、観ても聴いても素晴らしい作品になったと思います。ぜひ劇場で観ていただけたらと思います。 MC声のお芝居についてもお伺いします。アフレコを振り返っていかがでしたか? 原さんアフレコは一カ月半くらい、全体で週に2~3回のペースで録りました。本当に右も左もわからないまま現場に入って、新海監督が一から十まで…百まで教えてくださいました。ブロックごとに録ったんですが、一つのパートが終わるごとに「菜乃華さん、素敵でした。ありがとう」と大好きな監督から言葉をいただけました。「なんて夢のような幸せな時間だったんだろう」って思っています。もちろん、自分の声がうまく扱えないことに対し、へこむ瞬間も数え切れないほどあったんですが、アフレコ現場は夢のように幸せで、ひたすら楽しい時間でした。 新海監督なんかサマーキャンプみたいな感じでしたよね。行くといつもTシャツ姿の二人(原さん&松村さん)がいて、何かおやつを食べていて、楽しい時間でした。二人にとっては楽しいだけの時間じゃなかったと思うんですけれど、僕にとっては色が一枚一枚、鮮やかに塗り直されていくというか、自分が最初に設計したものが、想像もしなかったような感じでどんどんカラフルになっていくのを毎日味わえて、幸せな時間でした。 松村さんそうですね、もちろん声は僕の身体から出ているわけで、音が鳴るのはこれ(=自身の身体から)なんです。誤解のないように伝わるといいんですが、新海さんが僕らのことを「楽器」と表してくれたことがあって、そう思うと、僕が演奏するよりも、新海さんが演奏することで草太が完成するということはすごく感じました。「この音じゃないな」、「このメロディじゃないな」とどんどん鍵盤を押し変えていってくれる作業は新海さん、音響監督の山田(陽)さんが筆頭にやってくださいました。アフレコ期間中の変化や苦悩は僕より新海さんのほうが詳しいんじゃないか?ってくらい、僕のすべてを預けた感じでした。新海監督そうだね、僕も最初の頃は、北斗くんの身体を使って、作品に必要な声を出してもらうんだという意識があったと思うけれど、自覚的にやっていたわけじゃなく、「一緒に探していこう」って気持ちでやっていました。でもある部分で、北斗くんが「芝居だけど、作品のために自分を丸ごと委ねるんだ」という気持ちに切り替える瞬間があった気がして、そこからより草太になっていくのを感じました。 染谷さん僕も新海さんと「はじめまして」のまま、収録が始まって、緊張していたんですが、本当に丁寧に優しく、包むように演出してくださいました。細かく的確で、僕はそこにただ乗っていくというか、乗っていくとすごく楽しく、気持ち良くなってきて、「これはもう1回やらせてもらったら良いものが出せる気がする!」って。普段そんなこと思う人間じゃないんですが(笑)、そう思う人間にまでさせてくれて、「もっとやりたい」、「どんどんやりたい」という気持ちにさせてくれました。その気持ちが稔という役をすごく豊かにしてくれて、短い時間でしたたが、充実した時間で、はじけ切った気持ちに最後はなりました。 新海監督「みんな!エスパーだよ!」の頃から大好きで、「あの声だ!」って思いながら、稔にピッタリだなと思っていました。光栄でした。 染谷さんこちらこそ光栄です。 伊藤さんアフレコは、私もとても楽しかったです。私もその日が「はじめまして」でご挨拶して、すぐ録る感じでした。ほしい音だったり、表現がすごく明確にある方で、本当に丁寧で、「こんなに腰の低い人、見たことない!」っていうくらい、「そんな、大丈夫ですよ」ってこちらが言っちゃうくらい、丁寧に優しくしてくださいました。いい緊張感はあったけれど、それ以上に自分がほぐれていい具合になったところで声を入れる作業があって、シンプルに楽しめました。私は何回か声の仕事をやったことがあるんですが、普段やっているお芝居より少し誇張する、キャラクターっぽくするのがアニメをやる際の特徴だと思っていたんです。でもそれが今回覆されたというか、キャラクターに沿った声というのはあるんですけれど、それ以上に「ナチュラルに」ということをお願いされました。普段やっているお芝居と感覚的に変わらないテンションでできて、違和感なくシンプルに楽しくできた上に、カラオケも歌えて、お得な感じで楽しかったです(笑)! 新海監督「男と女のラブゲーム」を歌っていただきました。音響監督の山田さんが「伊藤沙莉と歌いたいんだ!」と収録しながら、勝手にデュエットしていました(笑)。 伊藤さん男性パートを歌ってくださって(笑)。 新海監督そうです、そうです。 伊藤さん盛り上がりました! ありがとうございました。 花瀬さん私もお会いして、新海さんが本当に優しい方で驚きました。それがスタジオにいたスタッフの皆さんにも伝染して、優しく温かく、こんな私にも腰が低い方ばかりで、温かく素敵な作品を作る座組って、こういう居心地の良さがあるところからできるんだなと感じました。初めてのアフレコで、難しいところもあったんですけれど、千果という役が、明るく元気な役だったので、その力を借りて緊張することなく、明るく元気にできました。千果ちゃんに感謝しています。 MC今回、野田さんもアフレコ現場を訪れたそうですね? 野田さんはい、見学に少し伺いました。原さんがちょうど最後のシーンを録っているときに行きました。クライマックスの本当に重要なシーンで、原さんのしゃべり方などで印象が変化する難しいシーンだったんですけれど、一カ月半積み上げてきた、最後の最後のひと踏ん張り、ふり絞っているんだなというのを感じて、感動しました。ここに音楽も入っていよいよできるんだなというのを感じました。それから、新海さんが、アフレコでは他の現場と比べたらちょっと楽しそうでしたね(笑)。 新海監督アフレコは楽しいんですよ。画の現場がつらすぎて…。でも実写の世界ってどうなんでしょう? 実写の世界って全部がお芝居じゃないですか? 僕にはイメージできないんですけれど…。僕にとっては、アフレコ現場が逃げ場というか、保健室みたいなもので、休むわけじゃないけれど、リラックスできるというか…。画の現場は職人の集まりでして、僕よりも年上のアニメーターもいて、自分の技とプライドをかけて向き合っているので、「思い通りに描けない」と訴えてきて、泣きながら「もう一日だけ時間をください」、「僕からこの画を引き上げないでください。もう一日だけやらせてください」と訴えながらやり続ける現場が1年8カ月くらい続くので…。 野田さんアフレコ現場では基本「もう一回、やらせてください」って声に対して優しく対応されていましたけれど、作画の現場はちょっと違うんですか? 新海監督アフレコや音楽はリアルタイムの芸術なので、もう一回やっても、一言分の時間ですが、作画の現場は「もう一カットやらせてください」で一週間だから、「それはちょっと与えられない…」というジャッジもあります。そこはシビアになるところもあるけれど、大人たちが泣いたり悔しがったりしながら、それでもなんとか駆け抜けることはできました。 野田さん僕も何年も仕事をしてきて、皆さんと同じように、新海さんの感情がかき乱されてワーっとなっている瞬間を見たことがないし、怒鳴りつけている現場とか、ピリピリすることがあってもおかしくないくらいなんだろうけど、でも見たことがなくて…。もしかしたら作画の現場ではとんでもない怒号が飛び交っているかもしれないし、それも見てみたいですけれど(笑)。 新海監督諸先輩の伝説の監督の話を聞くと、ゴミ箱を蹴るとか描いてくれた画をホッチキスで留めて二度と見られなくするとかは聞くけれど、僕はそういうタイプではないです(笑)そういう意味で言うと、褒め合いみたいで恐縮ですが、洋次郎さんってなんて素敵なんだろうと思うんですね。いつもメールでやりとりをしていて、新しい曲が上がってきて、「すごく良い」と思う時もあれば、「ちょっとこれはこの作品のための曲じゃないな」って時もあるんです。切羽詰まったタイミングで何回も何回もテイクを出している時も「そちらも現場大変だと思うけれど、俺たちも同じ現場を目指してなんとか走っていきますので元気に行きましょう。寒くなってきましたね。風邪を引かないように」とかメッセージをくださるんです。そこを見習って、ニコニコやろうと思っています。 野田さん僕も新海さんを見習っていつもやっています(笑)! MC最後に新海監督から、これから映画を観る皆さん、全世界に向けてメッセージをお願いします。 新海監督今日は長い時間ありがとうございました。「自分たちがどんな作品を作ったのか?」 それを教えてもらえるのが、今日以降の時間だと思います。良いことであれ、気になったことであれ、できればたくさんの言葉を費やして、何か書いていただけるととても嬉しいです。観客の皆さんに関しては、この後お会いするんですが、エンターテインメントを楽しんでくださいと伝えたいです。もしかしたら今、「すずめの戸締まり」が日本で一番面白い作品かもしれません。全力で楽しんでいただければと思います。今日はありがとうございました。【完成披露試写会 上映後舞台挨拶】新海誠監督岩戸鈴芽役原菜乃華さん宗像草太役松村北斗さん岡部稔役染谷将太さん二ノ宮ルミ役伊藤沙莉さん海部千果役花瀬琴音さん音楽野田洋次郎さん(RADWIMPS)■本作の上映が終わると、会場のお客さんが総立ちで拍手! スタンディングオベーションの中を新海
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「Dr.コトー診療所」製作報告会見「Dr.コトー診療所」公式サイト山田貴敏さんの同名漫画を元に、架空の孤島・志木那島(しきなじま)に赴任したコトーこと医師・五島健助と島民の絆を描き、フジテレビで放送されたドラマシリーズ「Dr.コトー診療所」。シリーズ初の劇場版であり、16年ぶりの新作は、オリジナルキャスト&スタッフが再集結し、「Dr.コトー診療所」の“今”を描きます。 10月26日、映画「Dr.コトー診療所」の製作報告会見がザ・リッツ・カールトン東京にて開催され、主演の吉岡秀隆さん、柴咲コウさん、大塚寧々さん、髙橋海人さん(King & Prince)、生田絵梨花さん、泉谷しげるさん、筧利夫さん、小林薫さん、そして中江功監督が出席しました。この日は、最新の予告編が解禁となり、完成前の作品について込めた思い等をそれぞれが語りました。こちらのイベントの様子を詳しくレポートします。製作報告会見五島健助役吉岡秀隆さん五島彩佳役柴咲コウさん西山茉莉子役大塚寧々さん織田判斗役髙橋海人さん(King & Prince)西野那美役生田絵梨花さん安藤重雄役泉谷しげるさん和田一範役筧 利夫さん星野正一役小林 薫さん中江 功監督吉岡さん正直に言うと、まだ(完成作品を)観ていないので、何とも言いようがないのですが…。きっと編集中だと思いますが、信頼する中江監督にお任せして、僕自身(完成作を)本当に楽しみにしております。 柴咲さん16年前の前作では星野彩佳でしたが、今作では五島彩佳として久しぶりに帰ってきました。ビジュアルが出ているので、ご存じかと思いますが、コトー先生と結婚して妊娠七カ月の彩佳さんです。彩佳も含めて今、島の皆さんがどういう暮らしをしているのか、今作ではどのようなことが巻き起こるのか、皆さんの目で、肌で感じていただきたいと思います。 MCコトー先生、彩佳さん! ご結婚、そして妊娠おめでとうございます!(会場:拍手) 大塚さん16年ぶりということで、撮影に入る前は、心配やいろいろな気持ちがありました。会ってみたら、親戚が集まったみたいに、一瞬にして何の違和感もなく撮影に入れたことが嬉しかったです。その時に、この良い雰囲気が画にも現れるだろうと思いました。 髙橋さんずっと長く愛されているこの作品に出演できると聞いた時には、本当に嬉しくて、そしてプレッシャーを感じました。本気で挑もうとたくさん台本を読んだのですが、いざ現場に入った時には周りのキャストさんのすごさや、スタッフさんの熱量に、自分の至らなさで打ちのめされました。家に帰っても悔しくて、「明日こそ!」と準備をするんですが、また現場で打ちのめされて……。そんな日々の繰り返しでした。僕の中で、限界突破120パーセント頑張ったと、今は感じています。僕の演じた判斗が、少しでもこの作品を彩れていたら良いなと心の底から願っております。 生田さん「Dr.コトー診療所」の登場人物の皆さんと同じ空気を吸って、志木那島の診療所で看護師の一員になり奮闘できたことは、本当に幸せだったと思います。撮影中は、緊張していることを忘れてしまうほど、皆さんが温かく自然体で迎え入れてくれました。そのおかげで楽しみながら学ぶ日々となりました。改めて、すごい場所に入らせてもらっていたのだと、今身震いしています。 泉谷さん漁労長をやらせたら日本一の漁労長役ができる泉谷です。この作品は、まだ完成していないのでねぇ、何とも言えないんだけれども……この作品は完成しません! もう、これはコメントのしようがない。最初から思っていました、これはできないよと……。案の定まだできていないのに、感動しているこの不思議さ。これこそ、「Dr.コトー診療所」の残酷な現場がもたらした結果です(笑)。そういうことを楽しくお話ししたいと思います。 MC本日は異例の未完成報告会見となっております。 筧さんいよいよ12月16日、世紀の大決戦が近づいて参りました。「Dr.コトー診療所」の映画版でございます。もう皆さま、ご覧になってお分かりのように、我々は何も変わっておりません! 身長、体重、心に抱えている悩み、すべて同じでございます。どうぞ皆さま、我々と共に世紀の一瞬をご覧ください。よろしくお願いします。 MC和田さん、特に変わっていないですね。思わず”和田さん”と呼んでしまいました。筧さん、本当に変わっていなくてびっくりでございます。 小林さん仕事先などで、「『Dr.コトー診療所』が映画化されるんですね」「ずっとファンで観ていました」という声をいただきます。16年経っても、こうして声をかけてもらうことで、作品の生命力と作品の持つ力を感じました。僕も声をかけられて作品に参加できて良かったです。もし、僕だけ声をかけられなかったら、中江監督との関係もギクシャクしたと思います(笑)。ここにいるだけでホッとしていますが、これを聞く側にまわっていたら、ちょっと寂しいなと……。 中江監督皆さんがお話された後ですし、会見の時間も短いのであまりお話することはありません。ドラマが終わった後に映画をやるか、スペシャルをやるかという話は、何度も出ていました。でも、話が出ては消えていました。三年ぐらい前にようやく「やろう!」という動きがありまして、そこで吉岡さんとも会いました。ちょこちょこお会いしてお話をしてきた作品でございます。ただ、三年というより、思い返してみると二十年ぐらい前に、最初に「Dr.コトー診療所」のドラマをやろうと言った時から現場などでお話をしてきたことが、全部結集した作品になっているのではないかと思っております。その二十年の思いが形になっていれば良いなと思います。「見どころは?」とよく聞かれますが、変なところで泉谷さんが捕まったりすることもなく…。(会場:笑) 同じメンバーが元気で揃ったことは奇跡だと思います。そこは一つの見どころだと思っております。 MC監督から「具体的な話は三年前から」というお話がありました。吉岡さんは「Dr.コトー診療所」がずっと心の中にあったのでしょうか。 吉岡さんえっと……ありません。監督と会うたびに、”五島健助”の火をなかなか消してくれなくて、「今どうしているんだろうね?」や「和田さんはどうしているかね?」といった話をしてくるので、監督の中では消えることがなかったのだと思います。ですから、(監督が)その火を僕に焚き付けてくれた感じです。MC16年ぶりに演じてみていかがでしたか。 吉岡さんずいぶん時間が経ち、僕も髪が真っ白になりました。「もう一度戻れるのだろうか?」と自問自答の日々と、同じキャストと同じスタッフ、新しいキャストとスタッフ、振り返れば同じ汗と涙を流した方々が一緒にいてくれたので、そういう中でまたコトー先生に戻してもらった感じです。 MC彩佳さんは、苗字が星野から五島になりました。どこかでそうなる感じがしましたか。 柴咲さん「Dr.コトー診療所」は、再放送があると観ていました。不思議と、自分が出演してはいるものの、もはや自分ではなくて、その島はフィクションではなく本当にどこかに実在していて、その地に根付いた人々が今もいるのだろうという気分でずっと観ていました。そして、今回の映画化のお話をいただいた時に、そこに関しての不安はまったくありませんでした。きっとあるところに自分の魂がすっと入っていく感じになるのだろうと思っていました。実際にクランクインしてもそうでした。島での撮影も彩佳さんはずっと島で生活をしていて、とても自然な流れでコトー先生と一緒になったんだろうと簡単に想起できました。 MC柴咲さんは、この前に別作品(「沈黙のパレード」2022年公開/出演:福山雅治・柴咲コウ)で内海薫を久々に演じられて、本作でも久しぶりとなりましたね。ご気分は? 柴咲さん不思議ですが、「Dr.コトー診療所」はこれが集大成というか、すべてを描き切ることで映画化になっていると思います。みんな、すべての魂を込めて作り上げているところがあると思います。さきほどもお話したように、志木那島に集う人々は永遠に続いていく……そんな感じがしています。 MCそれでは新キャストにもお話を伺いましょう。髙橋さんは「とにかく大変だった」とさきほどお話をされていましたが、具体的に苦労したのはどのシーンですか? 髙橋さん正直、全シーンです。僕自身、求められる水準の高さが……。皆さんがドライの時から熱心にディベートをされて、僕は一つ一つを作っていくことにしがみついていった感じです。 MC噂によると、20テイクから30テイク重ねたそうですね。そのシーンで一緒だったのはどなたですか? 髙橋さん結構長いシーンで、織田判斗が島の医療のあり方を問うシーンでした。(一緒だったのは)筧さん、小林薫さん、しげるさんです。 MCレジェンドに囲まれての30テイク? 髙橋さんそうなんですよ。神々に見守られている感じで、それはもう生きた心地がしなかったですね。 MCその時に、泉谷さんが助けてくれたそうですね? 泉谷さん、そのシーンのことは覚えていますか? 泉谷さん覚えています。(髙橋さんに向かって)お前、ちゃんと言えよ! なぁ、俺、助けただろ?髙橋さんはい。 泉谷さん具体的に言うと、この監督は回数を撮るわけ。彼(髙橋さん)向けのところをやるにしても、こちらを狙っていても、そのシーンの頭から全部やらないといけなくて、30ページを何回もやる。そりゃあ、間違うわ。その間にも、監督がちょこちょこアイディアを入れてくる。まったく失礼な野郎(監督)です。それで彼(髙橋さん)がいっぱいいっぱいなことは、見ていて分かる。だから、「NGを出しても台本が悪いんで、(中江監督のもとで)みんなもそういう目にあってきているから、ここはお前が悪いんじゃない。監督が悪いんだ! スタッフ全員謝れ」と……謝らせたんだ。その恩義を忘れたな……。(会場:泉谷節で笑う) 髙橋さん(苦笑)。いや、助けていただいて、そう言ってくださるのはすごく嬉しかったです。「スタッフ謝れ!」「監督が厳しい」とか、そういう言葉が逆にブーメランで僕に返ってくるっていう……こともありましたね。 MCなるほど、逆にね。もう、どこまでが(役柄の)漁労長で、どこからが泉谷さんか、ほとんどのエピソードって漁労長そのものですよね。 泉谷さんこう言っちゃなんだけれど、台本を全然読んでいないので、状況が分からないんです。(会場:笑) …読む気がしない。台本を読んじゃうと、やらないといけないでしょう? 薫ちゃんにもたまに「泉谷、ここは違うだろ!」と指摘されているんだけれど……演技を間違えているんだよね(笑)。彩佳にも「結婚したの?」と聞いたりして……本当にすみません。 MC小林さん、その辺り、親友として泉谷さんのアプローチはいかがでしょうか。 小林さん(笑)。いや、良いんじゃないですか? 泉谷さんらしいといえば泉谷さんらしい。忘れちゃったけれど、本当に何も考えていないんだよね(笑)。「これはこういうシーンだからね!」と(泉谷さんの)耳元で言ったら「え、そうだったのか!」と初めてそのシーンの意味合いが分かったりして……その後はちゃんとやっていましたね。(登壇者の皆さん:大笑い)MCこれはある意味、天才ですね。そういう状況であの演技をしていたのかと……改めて思いました。 ■ここからは、記者からの質問。 【質問】吉岡さんに伺います。ご自身にとって「Dr.コトー診療所」という作品はどういうものかお聞かせください。また、この作品は今の日本の過疎の問題や現在の問題がいろいろ織り込まれたストーリーになっているかと思います。今この時代に「Dr.コトー診療所」を届ける意味合いはどこにあるとお考えでしょうか。 吉岡さん難しいことを聞きますね。中江監督とは、コロナ禍に入って命の問題を考えるようになったことも含めて、いろいろな話をしました。僕も最初に演じたのは二十年前だったので、その時は32か33歳で、もう52歳ですから、コトーに対する気持ちはもちろん変わりました。こういう時代になったからコトー先生みたいな人にいてほしいと余計に思います。あの頃は、無我夢中でやっていたことが、今になってみるとここにいるみんなと一緒に同じ汗と、同じ涙を流して本当に良かったと思える作品になりました。僕自身にとっても大事な役と作品ですし、皆さんが新しい役を吹き込んだ役と作品です。 MC吉岡さんは企画段階から「何かを背負っていないとあの坂を自転車で登れない」とおっしゃっていたそうです。そういう思いは、今回の映画に至るまで(2003年ドラマの)19年前や、(2006年のドラマの)16年前からあるのでしょうか。 吉岡さんそうですね。みんなは”Dr.五島”のことを”コトー先生”と呼びますが、僕が演じるのは五島健助という一人の医師なので、彼が背負っているものや悲しみが何か、しっかり分からないとコトーにはなれない気がしていました。 【質問】中江監督に伺います。先ほど「本作が集大成」とのことでしたが、これが完結編になるのでしょうか。 中江監督ご覧になった方がどう思われるのかは分かりませんが、一応集大成で……完結編だと思います。僕の中では、最初で最後の映画化だと思っています。フジテレビの戦略で「また連ドラをやるだろう?」と思われるかもしれませんが、「もうこれで最後にして、コトー先生を一度締めよう」と吉岡さんともお話をしたので、僕はやる気はないです。……こんなこと言って良いのかな(笑)。 MCただフジテレビの場合、昔「海猿」という映画があって、ファイナルと言って、その後どんどん作ったことがございます。(会場:笑) あまり真に受けなくても良いのかと…。ただ中江監督(の意思は)は最後という気持ちで作られているということですね。 【質問】吉岡さんと柴咲さんに伺います。俳優として、(前作ドラマから)16年が経ってお互いに変わったこと、変わっていないところはありますか? 吉岡さん柴咲さんは、まったく変わっていないと思います。凛としていて、観音様みたいな優しさもあるんですが、目を見開いている観音様のような少し怖い部分もあります。そばにいるとホッとしますし、近づき難い時もありますし、一言が重い時もあれば、その一言に救われる時もあります。柴咲さんということは、最初に共演した時は私が二十代でしたが、ふてぶてしかったんでしょうね。 吉岡さん(即座に)いやいやいや! ふてぶてしいとは言っていないです。 柴咲さん失礼しました。吉岡さんは、「髪の色が変わった」とおっしゃっていましたが、久しぶりにお会いして、本読みをした時に、もう物語の中にいらっしゃったんですよね。そういう作り込み方と誠実さは何も変わっていないなと思いました。もし、変わっているとしたら、重圧というかコトー先生や「Dr.コトー診療所」に対しての周りの期待、コトー先生暮らしの日々が積み重なっているので、その重さは二十年前よりもさらに重く吉岡さんにのしかかっていたように感じました。 MC変わらないもの、変わったものがある19年かと思います。変わったといえば、(「Dr.コトー診療所」フジテレビ系列にて2003年放送の第一期に出演された)神木隆之介さんが当時は10歳でしたが、29歳になりました。大塚さん、これは変わりましたね。 大塚さんそうですね。19年前にドラマを撮っていた頃は、撮影がすごく厳しかったので、子どもたちは撮影現場でリアルに泣いていました。その彼らが、あんなに成長して立派な大人になられていて感動しました。 MC子どもたちも泣く”鬼の中江”というのが改めて伝わってまいりました。生田さん、柴咲さんの後輩看護師役として共演されてみて何か得るものがあったのではないでしょうか。 生田さん先輩後輩として道を歩きながら会話するシーンを最初に撮りました。モニターでその時の彩佳さんの表情を見ていたらとても良くて、このような表情で後輩を見るのであれば、(自身が演じる役柄は)たくましくないといけないし、どんな時も彩佳さんについていくこと、何かできることがあればすぐ行動できる人にならなければと感じました。柴咲さんが演じる彩佳さんの表情からヒントやひらめきをたくさんいただきました。MCある時は柴咲コウさん、またある時は蒼井優さん、そして今度は生田絵梨花さんといろいろな診療スタッフの皆さんが診療所にやってきます。でも、そこに変わらずにいるのは筧さん演じる、和田さんです。和田さんの存在感が安心につながっていると思います。今回も期待して良いですか? 筧さん話を無理やり振らなくて良いですよ! MC還暦おめでとうございます。 筧さん(MCの軽部真一アナウンサーも)同じ年ですからね!今回も見守らせていただきました。今言ったら良いのか分かりませんが、前にも増して愛情を感じました。手術シーンでは、もっと先生を助けようとか、何とかしようと思う気持ちが増していました。そういう意味では自分も大人になって良かったと思いました。ありがとうございました。 MC今回も和田さんはたくさん写真を撮っていますか? 筧さんはい、そういうシーンを撮りました。 ■フォトセッション MC最後に代表して主演の吉岡さんからメッセージをお願いします。 吉岡さん今日はありがとうございました。19年前に、「決して色褪せることのないドラマを作るんだ!」と作りまして、こうして映画化されて「色褪せていなかったんだ!」とつくづく思いました。そして、当時かいた汗と涙に負けぬよう同じキャストと新しいキャストとスタッフとともに頑張りました。今は何だかとても不安定な時代になりましたが、12月16日に志木那島で待っていますので、どうぞ劇場に遊びに来てください。
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「沈黙のパレード」大大ヒット御礼舞台挨拶「沈黙のパレード」大大ヒット御礼舞台挨拶「沈黙のパレード」公式サイト天才的な頭脳をもつ物理学者・湯川学が、不可解な未解決事件を科学的検証と推理で解決していく、東野圭吾さんの小説「探偵ガリレオ」を映画化したシリーズ第三弾となる「沈黙のパレード」。10月27日、観客動員数200万人を突破したことを祝して、主演の福山雅治さんがTOHOシネマズ 六本木ヒルズにて開催された大大ヒット御礼舞台挨拶に登壇。この日は、福山さんが本作の主題歌「ヒトツボシ」を生歌唱するサプライズもあり、大いに盛り上がりました。こちらのイベントの様子を詳しくレポートします。大大ヒット御礼舞台挨拶湯川 学役福山雅治さん福山さん本日は、まさか会えるとは思っていませんでした。大大ヒット舞台挨拶ということで、急なお知らせになってしまったんですけれども、おそらく全国からお越しいただいていると思います。ありがとうございます。 MC福山さん、発表させてください。本日が、公開から42日目になりまして、観客動員数200万人を突破いたしました!(客席:拍手) 福山さんありがとうございます! 僕は、自分のライブツアーでも200万人動員はないので……。 MC200万人って相当ですよ! 福山さんですよね。嬉しいですね。本当にありがとうございます。 MC大ヒット御礼舞台挨拶(10月2日実施)の時に、福山さんが「皆さんがたくさん観てくださったら、大大ヒット舞台挨拶をやりたいですね!」と、話されていましたけれど、それが実現しました。 福山さんまさか! 「実現したらいいな」と思いながら、「そんな簡単には行かないだろうな」と思っていたので、「今日200万人を突破した」ということを聞いて、大変嬉しく思っています。かつ、今日こちらにお集まりいただいた500名の方は、鮭が川をのぼってくるように厳しい抽選をくぐり抜けて…。(鮭の動きをジェスチャーする) MCなんで鮭なのかわかりませんが…。 福山さん少し前にテレビで目にしたから(笑)! たどり着いた皆さんです。来られなかったという方が本当にたくさんいると聞きました。そこで、急遽ですけれど、そういう方のために僕の夢に……いや夢には出てきていないですが…「なんとか見られるようにしなければ」と思いまして、Instagramライブを生中継しています。 MCもうすでに「追い沈(ちん)」(=リピート鑑賞)、「沈黙のパレード」を複数回ご覧になっている方! 福山さんえ?! 「追いパレ」ね! MC自ら積極的に「追い沈」って言っていたじゃないですか!? 福山さん僕はそんなこと言っていない!「追いパレ」。 MCわかりました。(客席に)では「追いパレしました」という方は?(ほぼ全員の方が手を挙げている) 福山さん&MCありがとうございます! MCSNSの感想で、「何度見ても新しい発見がある」と書いてありましたよ。そこで改めて伺います。福山さんが「沈黙のパレード」で好きな場面、好きなセリフはありますか? 福山さん好きな場面は、クスッと笑えるところですね。最初の湯川と内海薫さんが再会したところで、(湯川は)シャボン玉を磁石で追いかけているんですけれども、その姿を見て柴咲さん演じる内海の「相変わらずだな」という笑顔の表情です。会いたかったという気持ちがあったのかはわかりませんが、あの笑顔にいろいろなことが集約されています。その後、やりとりがあって、二人はファミレスに行きます。そしてファミレスで、かき氷を食べながら、「ガリレオ先生のあのポーズが出るのかな?」と思いきや、「(かき氷を食べて)頭が痛かったんだ」っていうところ。あれはアドリブでも何でもなくて、西谷監督の演出です。MC「『ガリレオポーズが見られる!』と一瞬気を持たせて、出さないというのをやってください」という指示ですか。 福山さんそうです! 「えーそんなの照れくさい」と思ったんですけれどね。 MCあのポーズは劇場版ではやらないですよね? 福山さん劇場版では(少し考えて)……今まで出てきたことはないですね。数式を書き殴るシーンもないです。「ついに!『沈黙のパレード』で出るか」と思いきや、「かき氷がキーンときただけか!」となった後で、「血も涙もない」(内海)という話になり、「血も涙もないと人はよく言うが……」(湯川)となる。やっぱりああいうところが、ガリレオらしくて好きですね。 MCご自身のセリフはどれが好きですか? 福山さんセリフはどこだろう……どれも心を込めて、セリフを発してはいるのですが、セリフがないところで好きな箇所はありますね。事件現場で検証実験をする時に、途中で草薙さんが遅れてきて、内海に「これは何の実験だ?」と聞くと、内海が「私にはさっぱりわかりません」と答える。そのやりとりを見た湯川が、感情のないガラスのような目で「こいつ相変わらずだな」という感じに内海を見る。自分のシーンではあのカットが好きです。あれも西谷監督の演出ですからね! MCそうなんですか! 福山さん何パターンか撮影しました。一テイク目は、「ほんとバカだな」という目線でした。その後に、監督から「もっと感情をなくして、何かの物体を見るようにしてください」と指示されました。いろいろ撮った中で一番、感情のない目線が(作品本編に)使われています。 MC振り返ってみますと、2007年10月15日に連続ドラマの放送が始まりました。ちょうど十五年前の作品ということで、それが十五年後には劇場版三作があり、三作目の大ヒット御礼までできている。福山さんも、まさかそこまでは予想していなかったでしょうけれども、改めてこの十五年間続いたこの「ガリレオ」シリーズはいかがですか? 福山さん(ここまで続くとは)最初はまったく思わなかったですし、(東野圭吾)先生が原作を新たに書いてくださるじゃないですか。「あれ、新しいの出たよ」、「知ってる、出たの」、「……どうするの?」。その繰り返しでずっと続いてきていて、今後もそういう気持ちで待っています。 MCでは、我々も「ガリレオ」期待していいですか?(会場:大きな拍手) 福山さんそれは東野先生の筆の走り具合によるんじゃないですか。 MCでは福山さんとしては大歓迎で、我々も大歓迎であるという? 福山さん僕自身が読者として「ガリレオ」のファンであること、湯川さんのファンでもあるし、草薙のファンでもあるし、内海のファンでもあるし、テレビ版でいえば渡辺いっけいさん演じる栗林のファンでもあるし、吉高さん演じた岸谷のファンですし、登場人物に対しても僕はファンなので、こういうのってなかなかないですよね。 MCですので、「沈黙のパレード」は、「これを映画化してほしかった」などの声がSNSにあります。あと感想で多いのが「追いパレ」をしていらっしゃる皆さんで、「展開がわかっているにもかかわらず、最後の『ヒトツボシ』で涙腺崩壊してしまう」、「『ヒトツボシ』の歌詞が素晴らしくて最高にマッチしている」といったつぶやきが投稿されています。 福山さん(会場:「ヒトツボシ」CDジャケットを掲げる方の姿を見て)ああ、ここに持ってきている!…僕が疑り深いからね。 MC「ちゃんと買っていますよ!」って。 福山さんありがとうございます。 MC今日は、(KOH+ヴォーカルの)柴咲さんがいらっしゃいませんけれども、今年行われた福山さんのツアーで、「ヒトツボシ」をセルフカバーされていますよね。 福山さん本作の公開が9月16日でしたけれど、6月の埼玉のライブでもうセルフカバー(の歌唱)をやっていましたね。 MC作品の内容はわからなくても(楽曲を聴いて)涙するという……。 福山さんやっていましたねー。 MCKOH+も最高ですけれど、福山さんのセルフカバーも最高です。(客席:拍手) 福山さんあれ? MC聴いてみたくなってきましたー!(客席:拍手) 福山さんあれ? どういう流れ? MC映画館で福山さんが歌っているの、これまで見たことない! 大大ヒット御礼だしなー! 聴きたいなー!?(客席:拍手) 福山さん映画館で歌ったことなんてないよ! 本当に? やっていいのですか? (客席:大きな拍手)…それではやらせていただきます! MC映画館で歌うのは見たことないです! 福山さん初めてです! MC本当ですね。お客さんにはサイリウムをお配りしています。袋から出してパキッと折ってください。今回は「沈黙のパレード」ということで黄色のサイリウムをお配りしました。 福山さんそうなの? サイリウムまで用意してくれたの? MCちょっとライブ会場のような雰囲気にしました。KOH+で柴咲さんを引き立てる福山さんも最高ですけれども、セルフカバーも最高なんです。 福山さんそうそう、Instagramライブも僕の演奏を映してね。 MCスマートフォンで映した映像ですけれど、相当きれいですよ。 福山さんそんな、まるで用意していたみたいじゃない。 MCサイリウムをお配りした時点で、「なぜサイリウム?」と思われた方もいらっしゃるでしょう。 福山さんでも、記念写真を撮ることもあるので、「それ用かな?」とかね。じゃあ、ちょっと。(おどけて)やーもう最初からイヤモニ(イヤーモニター)が着いてたぁ(笑)。えー、嘘でしょう? 全然気がつかなかった(笑)。いつスタッフに着けられたんだろう? MCバッチリ準備できています! 福山さん知らぬ間に。いつの間にか(イヤモニが耳に)着いてた。(ギターを手にして)結局、サウンドチェックも何もできていないんですよ。(ギターの試し弾きをして)皆さん、聞こえますか?(客席:拍手) ではお声ではなく、サイリウムで答えてくださいね。(客席:サイリウム揺らす)あぁ、瞬いてる! ■主題歌「ヒトツボシ」生披露福山さん(会場:大きな拍手)ありがとうございました! MC皆さん「沈黙のパレード」を見終わった直後だから、よりグッときますよね。 福山さん作品を観て、そして柴咲さんのKOH+からの… MCトークで大笑いした後に泣くという情緒が大変なことになっています。 福山さんすみません。 MC改めて映画館で歌うというのはいかがですか? 福山さんそうですね。大大大ヒット舞台挨拶がもしもあったならば、またやりますか?(会場:大きな拍手) MCその時には、皆さん来ていただけますでしょうか?(会場:拍手)ありがとうございます。改めて、福山さん、生歌唱ありがとうございました。(会場:拍手) 福山さんスタッフの皆さん、音響スタッフの皆さん、ありがとうございます。 ■フォトセッションMC最後にご挨拶をお願いします。 福山さん本当にありがとうございました。「大大ヒット御礼舞台挨拶があったら」なんて言っていたら本当に実現されまして、でも実現できたのは皆さんお一人一人のおかげでございます。何度も観たという方もいらっしゃれば、口コミで周りに広めてくださった方もいらっしゃると思います。そのおかげで、こうしてまた皆さんと会うことができました。いつか、またお会いしましょう! どうしてももう一度この距離で会いたいという方がいらっしゃれば、百回ぐらい頑張って作品を観てもらえれば、また会えると思います。頑張ってみてください。……それは冗談としても、この作品が、2022年にこのように受け入れていただけて、おそらく十年、二十年経っても観てもらえるのではないかと思っています。この音楽も、作品も一生残りますからね。そのスタート地点に立たせてもらえる作品になったと思っています。それは皆さんのおかげです。永く永くこの作品を愛して、育ててください。またお会いしましょう! ありがとうございました。(生配信中をご覧の方に向けて)Instagramライブをご覧の皆さんもありがとうございました。またお会いしましょう!
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「ブラック・ショーマン」レッドカーペットイベント&完成披露舞台挨拶「ブラック・ショーマン」公式サイト 東野圭吾原作の人気小説を福山雅治主演で映画化した「ブラック・ショーマン」がついに完成! 8月27日、東京・六本木のTOHOシネマズ 六本木ヒルズにて、完成披露試写会が開催され、上映前にはレッドカーペットイベントおよび舞台挨拶が行なわれました。福山雅治さん、有村架純さん、成田凌さん、生田絵梨花さん、木村昴さん、秋山寛貴(ハナコ)さん、犬飼貴丈さん、岡崎紗絵さん、伊藤淳史さん、生瀬勝久さん、仲村トオルさん、田中亮監督の総勢12名が登壇し、会場は興奮に包まれました。こちらのイベントの模様をレポートいたします! レッドカーペットイベント&完成披露舞台挨拶 神尾武史役 福山雅治さん 神尾真世役 有村架純さん 釘宮克樹役 成田凌さん 池永桃子役 生田絵梨花さん 柏木広大役 木村昴さん 牧原悟役 秋山寛貴さん(ハナコ) 杉下快斗役 犬飼貴丈さん 九重梨々香役 岡崎紗絵さん 中條健太役 伊藤淳史さん 木暮大介役 生瀬勝久さん 神尾英一役 仲村トオルさん 田中亮監督 【レッドカーペットイベント】 ■福山さんらキャスト陣が、階段に敷かれたレッドカーペットに登場すると、会場は歓声に包まれました。テレビカメラの取材に応じた後、最後に一同が揃ってレッドカーペット上でのフォトセッションを行いました。 MCでは、福山さんから一言メッセージをお願いします。 福山さん今日はお集まりいただきありがとうございます。ようやく公開することができます。撮影の期間が少し空いたこともあったんですが、その空いた期間の中で、キャストの皆さん、スタッフの皆さんの作品に対するアイディアやアプローチがより広く、深くなって、最終的には非常に見応えのある、隙のない作品に仕上がったと思います。ぜひご覧ください。(周りのキャストの方やスタッフに向かって)では…よろしいですか? いきます! 映画「ブラック・ショーマン」をぜひ劇場でお楽しみください。「It's Show time!」 ■福山さんの「It's Show time!」という言葉を合図に福山さんの手からテープが飛び出し、会場にスモークが焚かれる。 【完成披露舞台挨拶】 ■福山さんら登壇陣総勢12名が登壇! 福山さんお越しいただきましてありがとうございます。やっと公開できるようになりました。撮影のスケジュール上、ちょっと間が空いたこともあったんですが、その分より濃密な作品に仕上がったと思っております。楽しみにしていてください。よろしくお願いします。 有村さん皆さん、こんばんは。本当に素晴らしいミステリー・エンターテインメント作品が出来上がったと思っております。本当に素晴らしいキャストの方々のお芝居をぜひ注目して観てください。(秋山さんの方を向いて)そして、秋山さん。 秋山さんはい!? 有村さん初めて舞台挨拶に立つそうです。 秋山さんびっくりした! ただでさえ緊張しているんですよ(苦笑)。 福山さんどんどん振ってください(笑)。 秋山さんいやいや、予定にない順番でしゃべるのは、こっちがびっくりしますから! 有村さん皆さん、秋山さんも含めてよろしくお願いします。 秋山さん(深々と頭を下げながら)よろしくお願いします! 成田さんこの素晴らしいエンターテインメントの作品で釘宮克樹という良い役を演じました。本作は、素晴らしいので、楽しみにしてください。 生田さん皆さん、こんばんは。皆さんはこれから作品を観るんだと思いますが、私も、つい先日スクリーンで本作を拝見しました。本当にこの作品の臨場感や高揚感あふれる世界観に終始観入ってしまいました。なので、その一員として存在できていることが幸せだと感じております。 木村さんありがとうございます。ご来場、心より感謝申し上げます。(登場人物の)同級生の皆さん、かなり怪しいです。誰が犯人なのかを想像しながらご覧いただけたら楽しいんではないでしょうか。特に秋山さんが大変素晴らしい…。 秋山さんだから緊張しますから! 順番じゃないところでしゃべるのは緊張しますから! 木村さん「うわー!すごいですね。カメラいっぱいありますね」とか言っているところが、可愛くもあり、僕らも撮影中は、とても楽しく演じさせていただきました。ぜひお楽しみください。 秋山さんお芝居のお仕事の経験がほとんどない中で、この「ブラック・ショーマン」へのオファーをいただきました。撮影は大変緊張したのですが、田中監督がいろいろ声かけてくださいました。撮影初日で緊張している時に「秋山くん、映画って絶対にミスしちゃいけないから」って監督からとんでもないプレッシャーを掛けられまして…(苦笑)。「マジかよ!」と思いました。 田中監督あれが洗礼ですね。 秋山さんあれは洗礼だったんですか?一生懸命、できる限り精一杯臨みましたので、ぜひ皆さん楽しみに観てください。 犬飼さん僕も一足先に映画を観させていただいたんですが、本当に圧倒されました。作品に飲み込まれてしまうほどで、その感動を、皆さんに少しでも伝えられるように頑張りたいと思います。 岡崎さん今日はありがとうございます。学生の頃から東野圭吾さんの作品を読んでいたので、今回、自分がその物語の中に入れるということが、ものすごく光栄でした。どなたでも楽しんでいただける作品なので、このあと楽しんでください。 伊藤さん今日はお忙しい中、お集まりいただきましてありがとうございます。本当にこういう素晴らしい作品に自分が関わることができて、本当に幸せです。今日は短い時間ですが楽しんでいってください。 生瀬さん今日ご来場の方は、これから本作をご覧になるということなので、僕は何にも話せないんですよ。なので、本当にノーコメントでお願いします。というか、一番怪しいのは伊藤さんです。 伊藤さんいやいや! 生瀬さんご覧になってくれれば、それが分かると思います。最後の最後まで怪しいです。 伊藤さん僕が、怪しいわけがないじゃないですか! 生瀬さん感想は僕のLINEの方に送っていただければと思います。お待ちしております。 仲村さん福山くんのお兄さんで、架純ちゃんのお父さんという、DNAの難易度がめっちゃ高い役でした。そのDNAを頑張って、振り絞って出したつもりです。それが皆さんに感じていただけたらうれしいです。 田中監督本作の舞台は、原作タイトル(「ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人」)にあるように「名もなき町」で、撮影も静かな町で丁寧に行なってきました。なので、こういう風に、皆さんと華やかな場にいることがすごく不思議な気がしております。先ほどレッドカーペットを歩いたんですが、秋山さんがあんなに堂々とあんな顔でレッドカーペットを歩くなんて…。 秋山さん僕は、信じられないくらいそわそわしていました。 田中監督本当にその辺も含めて本日はよろしくお願いいたします。 MC福山さん、原作者の東野圭吾先生も先日、試写をご覧になられて、その感想が公式サイトにアップされているんですが、一部を私の方からご紹介します。 映画「ブラック・ショーマン」は原作以上に華やかさとエンターテインメント精神に満ち溢れた作品になっています。 これほどまでの完成度はもちろん、監督やスタッフさんたちによる尽力の賜物でしょうが、やはり福山雅治さんや有村架純さんら俳優の皆さんたちの演技力があってこそであろうと愚考いたします。特に難易度の高いマジックに挑戦した福山さんのプロ意識には頭が下がります。 有村さんとの息もぴったりで、まさに神尾武史と真世が小説の世界から抜け出たようでした。楽しい時間をありがとうございました。 【東野圭吾さんの感想 抜粋】 MCこの感想をお聞きになって、そして、一般のお客さんはこれから初めて本作をご覧になるわけですが、今のお気持ちはいかがですか? 福山さん原作を生み出された東野圭吾先生にこう言っていただけるのは、本当に光栄なことです。当然ながら東野先生が描かれる原作世界っていうものは、まず“面白い”っていうところから始まるわけですよね。だから、「その面白いものを映像化する理由ってなんだ?」となる中で、映像化された時は、さらに面白くなっていなきゃいけない。――先生の原作を映像化できることは非常にラッキーだし、うれしいことなんですが、それと同時に非常にプレッシャーがあります。だから、「本当に届いたのかな?」「どうなのかな?」と、いつも自分の中で厳しく見ているつもりです。でも、今回は結構良いとこをいっているんじゃないかと思っております。ただ、僕もですね、もうこれ以降は、生瀬さん同様にノーコメントで通そうかと…(笑)。 MC早い、早い(笑)! 福山さんでは、答えられる範囲で…。 MC一般のお客さんは、これから初めてご覧になるんですが、ドキドキしている感じですか? 福山さん私がドキドキしているかということですか? いや、もちろん緊張感ってのはあるんですが、「早く観ていただきたいな」という思いの方が強いですね。マジックを扱った映像作品っていうのは、あることはあるんですが、どれとも違うと思います。でも、それぞれのマジック作品が持つ良さであるとか、エッセンスといったものは、逆に全て入っているじゃないかという風にも言えるので、そういう意味では早く観ていただいて、感想を聞きたいなという思いの方が強いですね。 MC有村さん、福山さんとは今回、初共演でしたが、改めてご共演されてみていかがだったでしょうか? 有村さん福山さんは、私がこのお仕事を始める前から、すでにご活躍されていらっしゃる、大大大先輩にあたる方です。実際に現場での福山さんの佇まいだったり、いろんなものを見させていただく中で、歴史を感じるっていうか、時代を築き上げてこられた方しか出せないオーラだったり、存在感だったり、引き出しといったものを、細やかなお芝居の中でたくさん見させていただいた時間でした。 MC福山さんは有村さんとの初共演はいかがでしたか? 福山さん非常に力のあるお芝居をされる方でした。お人柄も、きっといろんなことを受け止めて、受け入れてくれる方なんだろうという風に思っていました。やはり俳優という職業は、ある意味、一回いろんな状況を全部飲み込むといいますか、役柄についても、撮影現場の環境についても「何かちょっと違うな…」と思ったとしても、一回自分の中に入れて、自分や現場全体の納得っていうとこに持っていくのが、我々の仕事だと思うんです。きっと、そういったことをずっとされてきただろうという想定はしていましたが、想定以上に懐も深く、広く、かつ力のある表現をされる方でした。それは有村さんのみならず、皆さんのそういった経験と、受け止める力があってこそ、この「ブラック・ショーマン」の世界や、神尾武史という、ある種、非現実的な空気を纏った人間の自由度が生まれます。それを、初日の有村さんのお芝居からすでに感じていましたね。 MC監督から見てもお二人のお芝居はいかがでしたか? 田中監督この神尾武史さんと真世さんのバディというのは、今までの作品にはないリズム感と関係性を持ったバディです。だから、新しい時代に誇れる名バディが誕生したと言っても良いんじゃないかと思います。 MCそして成田さんも、福山さん、有村さんとは初共演ということですがいかがでしたか? 成田さんやはり、この仕事をやっていたらお二人とは共演したいと思うのが普通だと思うんです。でも、お二人への敬意がすご過ぎて、現場にいる時に現実味がなさ過ぎてふわふわしていました(笑)。もう学ぶところだらけでした。でも、真似できるものは何もないみたいな…。本当に学びが多く、現場にいるだけで日々すごく幸せでした。 MC撮影現場で何か印象に残ったことはありますか? 成田さん「日焼けをしてはいけない」ということですかね。福山さんは、みんなから質問攻めになるんですよ、「どうしてそんなに美しいんですか?」みたいなことも。そんな時に、「日焼けをしない」とおっしゃっていたので、次の日からすごく日焼け止めを塗っています! MC福山さん、やはり日焼けをしないことは大事だと? 福山さん乾燥肌なんですよ(苦笑)。だから、ダメージに弱い! 生まれながらに弱い子なんですよね。 MC生田さんは、声優としては“あの”作品(「ウィッシュ」2023年公開)でご一緒されていますが、その時に「次はぜひ実写で」とおっしゃっていました。 生田さんそうなんですよ。二年前に福山さんと声優のお仕事でご一緒した時に「いつか映像でもご一緒したいです」というお話をさせていただきました。でも、その“願い”がこんなにも早く叶うとは思っていなかったので、とってもうれしかったです。今回は対面でのお芝居や、福山さんのマジックを間近で浴びさせていただきました。撮影の合間の時間でもたくさんお話しさせていただいて、貴重な時間を過ごしたなと感じております。“ウィッシュ”が叶いました! 当時、私もいろんな取材で「“願い”はなんですか?」と聞かれるたびに、そうお答えしていたんですが、福山さんはその時に「その生田さんの願いが叶うことが僕の“願い”です」っておっしゃってくださって…。 福山さん(報道陣に向かって)今の話は、書いていただいてもよろしいですよ。 生田さん「ブラック・ショーマン」で“願い”が叶いました! MC福山さんは生田さんとの共演はいかがでしたか? 福山さん本当にね、生田さんは何でもできるから。お芝居でしょ、音楽もできるじゃないですか。演奏もソングライティングもやるっていうので、逆にいろいろと根掘り葉掘り質問攻めにしていました。「曲を作っている時、どんな感じで作っているんですか?」とかね。 生田さん緊張しました。私も「どうやって作られているんですか?」って聞いたんですが、そしたら「頭で鳴っている」とおっしゃっていました。“現代版ベートーヴェン”なのかなって思いました。 MC“現代版ベートーヴェン”、これも報道陣の皆さん、書いてくださいね。 福山さん何だったら、ちょっと髪型もコラージュしてもらっても良いですよ(笑)。 MC木村さんは、撮影で非常に難しかったシーンがあったとうかがいました。 木村さんそうですね。ネタバレをはらんでいるかもしれませんので、みなまでは申し上げられませんが…。人を殴るシーンがありまして…。 MC予告編に出ていますからね。 木村さんじゃあ、大丈夫ですかね。(さらっと)めっちゃ殴ります。(登壇者の皆さん:笑) その、殴るのが意外と難しいんですよ。普段、僕は声優をしておりまして、絵の中では、人を殴った経験というのは数知れませんが…。 MC公園とか空き地でね。 木村さんその同級生のことは確かにいっぱい殴ってきましたが…。 福山さん作品の中での話ですよね? 木村さんもちろんです! 福山さんそこを切り取られる可能性がありますからね。 木村さんマズイ、マズイ。 福山さん“あるアニメーション”の中でということですよね? 木村さんその通りです。実際に殴るのが難しいので、ご指導いただいて、「どうすれば殴っているように見えるか」っていう稽古をしたんです。これがなかなかうまくいかなくて、何回もリテイクしてしまったんですが、最終的には上手に殴れたんじゃないかな、と思っております。 田中監督今思ったのは「本気で殴っている」ように映画的にはみせたいので、「殴っているふり」みたいに言われちゃうと、ちょっと困っちゃうなと…。 木村さんごめんなさい。超殴りました! めちゃめちゃリアルに殴りました!(登壇者の皆さん:笑) MC秋山さんはもともと映画が大好きだということですが。 秋山さん小さいころから映画が大好きです! MC改めて今回、映画に出られていかがでしょうか? 秋山さん本当に映画愛がより強まりました。こんなにたくさんの人たちが関わって、これだけの時間と費用をかけて、こんなにでっかいスケールで撮っていたんだ。というのを、体感して、本当に感動しました。ただ、その中に一員として入るというプレッシャーもすごかったです。共演者の方も優しくて、田中監督にも演出していただいたんですが、たまに何か嘘をつかれることがあるんですよね。本作のキャッチコピーに「全員嘘をついている」ってあるんですが、普段から嘘つかれる方も多くて…。 MCどんな嘘を? 秋山さん例えば、今日も、映画が初めてなので、こういう舞台挨拶が初めてなんです。台本に「自己紹介、一言挨拶をお願いします」と書かれていたんですが「そこの挨拶は1分半だよ、秋山さん」とまず成田さんからありました。僕は「あぁ、1分半なんだ。成田さんは何て優しいんだ!僕が分からないことを気遣ってくださったんだ」と思っていんです。でも、その直後に生瀬さんが「秋山くん、挨拶は3分以内でお願いします」って言うんです。もう、誰を信じて良いのか分からず…、始まってみたら皆さん一言ずつだったので、びっくりしました。 MCただ、ご家族がすごく喜んでらっしゃることはXにも上がっていましたね? 秋山さん実家が岡山なんですが、岡山の映画館に「ブラック・ショーマン」のでっかいポスターがあって、僕の顔も小っちゃく写っているんです。そこに父が(手を添えたポーズで)こうやって「息子です」ってやっている写真が送られてきました(笑)。家族一同、喜んでいます。 MC犬飼さんは、以前ご出演されていたバラエティ番組で、「もちろん頑張ったんですが、出演シーンが大幅にカットされているんじゃないかな」と、すごく心配されてらっしゃいましたが、出来上がった作品を観ると、全然そんなことはなかったですよね? 犬飼さんそうですね。出演したバラエティ番組での話が、「映画というのは、普通に出演シーンが全カットされて“出ていない”みたいになることもあり得る」みたいな話をしたんです。だから、「あれ?それも確かにあり得るな…」と思ったんです。予告には映っていたんですが、僕はその予告をまだ観ていなかったんで「やばいぞ」と思っていました。でも、先日(試写で完成した作品を)観たんですが、安心しました。でも、ちょいカットされていました(笑)。 MC改めて今回、福山さんと共演されてみていかがでしたか? 犬飼さん物心ついた時から、テレビで拝見していた方ですし、歌も聴いていたので、「あぁ、すごい!本物の福山雅治だ!」と思っていたら、クランクアップしていました(笑)。 MCそれは、「カットされているかも…」と心配になってしまいますね。 犬飼さんそういうのもあって…ちょっとフワフワしていたから切られているんじゃないかって…。 福山さん犬飼さんは、どんどんテイクを重ねるごとに、役柄としての怪しさや、ちょっと狡猾で嫌な感じである部分がどんどんどんどん出てきていました。「もっともっと何かいろんな表情を見たい」って思わせるお芝居をやられていました。 犬飼さんありがとうございます! MC岡崎さんは、非常に意志の強い女性を演じており、木村さん演じる柏木に恫喝されるようなシーンでも全くひるまず、監督も「素晴らしかった」とおっしゃっていました。今回、イメージを変えてショートカットで演じられたりもしていますが、いかがでしたか? 岡崎さんあれは、すごく印象的なシーンでした。迫りくる柏木さん(木村さん)を皆さんもこの後、観ると思うんですが、本当に恐ろしいんですよ! もう迫ってくると、圧とパワーと迫力が…。 MCあの日本一のガキ大将が…。 岡崎さんそうなんですよ! あのガキ大将さんが迫り来ると思うと、こちらも足をガタガタ震えていました。でも、踏ん張って、何とか対峙しました。言い合うシーンもあるんですが、何とか乗り越えました。 木村さんすみません(苦笑)。 MCそして伊藤さんは、有村さんとは久々の“あの映画“(「映画 ビリギャル」2015年公開)以来の共演ということで、あの時は先生でした。 伊藤さん“あの映画”では、先生と生徒でしたが、今回、オファーをいただいて、役柄の説明をいただいたら有村架純さんの婚約者だということで、「ぴったりだな」って思いました。(福山さん:拍手)もう、終始婚約者みたいな感じでね? 有村さんずっとおしゃべりしていましたよね? 伊藤さんそう。ずっとおしゃべりしていました。お芝居の話とか一切せず、近況報告とかね。トオルさんとも“とある作品”(2008年フジテレビ系列で放送された「チーム・バチスタの栄光」から始まった「チーム・バチスタ」シリーズ)でずっとご一緒していたので、思い出話ばっかりしていました。福山さんともお芝居には一切関係ないようなお話をずっとしていたので、撮影を振り返った時に、苦しいことがなかったんですよ。すごく楽しかったです。ただ、僕は本編では、おそらく97%ぐらいカットされています(苦笑)。観ていただければ分かると思いますが、大部分がカットされて、今回の量になっています(笑)。 MC有村さんはいかがでした? 久々の伊藤さんとの共演は。 有村さんすごくうれしかったです。以前は、塾の先生とギャルの関係で、私の中でも非常に心に残っている時間でした。やっぱり何年経って再会して、役と関係性を上書きするというか、何かまた新しい思い出を一緒に作れるのは、このお仕事の喜びでもあるし、醍醐味でもあると思っていました。 MC生瀬さんは、最も近くで福山さん演じる武史のマジックを仕掛けられる役どころでした。監督も「マジックはアクションシーンみたいに、間近で受けてからのお芝居も大事なんだ」とおっしゃっていました。改めて今回、目の前でマジックを仕掛けられる役を演じてみていかがでしたか? 生瀬さん僕は、そんなに芝居が上手じゃないので、マジックを目の前でやられて、ちょっとからかわれるんですが、本当に腹立ちました。(登壇者の皆さん:笑) そのぐらいリアルなんですよ。もちろん、普段から練習されていて、ちょっと失敗もされるんですよ。でも、本番になるとできちゃうから、本当に腹が立つんですよ。(登壇者の皆さん:笑) スターってそういうものなんだなと思いました。だから、僕は目の前でやられて驚くっていう“芝居”はやっていません。僕は本当に驚いています。だからオーバーでも何でもないです、僕の芝居は…いや「芝居は」って言っちゃいけない(苦笑)。(木村さん:爆笑) MC福山さんは生瀬さんの前でマジックをするのはどうでした? 福山さんご謙遜されていますけれど、生瀬さんと言えば、もう日本を代表する名優ですから、素晴らしいお芝居をされています。おっしゃったように、(マジックのシーンは)アクションシーンのような、殺陣のような――ある約束事の中で進んでいくんです。だけど、だからといって、仕掛けられることに対して自分から迎えに行っちゃうと芝居が変になっちゃうんですよ。でも、フレッシュに新鮮に仕掛けられるし、生瀬さんがイラッとするっことができるっていうのは、それはもう名優の証なんです。僕は、生瀬さんに本当に申し訳ないことをしてしまったんです。(生瀬さんが驚いた様子で)あるシーンで、火を使うシーンがあったんです。それが室内でやった時はうまくいっていたんですが、本番は外だったんです。なかなか上手くいかなくて、何十テイクもやったんです。でも、その時の生瀬さんのセリフが多かったんですよ。6~7行くらいのセリフを、ウワーッと言わなきゃいけない。結構、追い詰めなきゃいけないから、立て板に水のように話さないといけないシーンなのに、僕が何回やってもうまくいかず、「いや、本当に申し訳ないです」と言ったんです。だんだんスタッフさんの空気も「やっぱり無理なんじゃないか」みたいな感じになった時に生瀬さんがこうおっしゃったんです。「福山さん、気にしないでください。何度も何度もテイクを重ねるごとに、僕のセリフもより自然に滑らかになりますから。むしろありがとうございます」って。これは名優の証ですよ。 生瀬さん(報道陣の皆さんに向かって)ここを切り取ってください(笑)。 福山さん本当に助けられました。ありがとうございます! 生瀬さん(とんでもないという風に何度も手を振りながら) MCそして仲村さんは、武史の兄であ
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宣伝部アルバイト募集!【アルバイト】 ※平日週2日勤務可能な方(学生不可) ※長期の勤務が可能な方 東宝株式会社 本社 (千代田区有楽町1-2-2 東宝日比谷ビル10階(地図参照)) ※JR有楽町駅、東京メトロ日比谷駅より徒歩5分程度です。 電話対応、新聞・雑誌記事のクリッピング、データ整理・コピー、試写会等手伝い、その他雑務 ※宣伝部(映画)での勤務です。 2025年9月19日(金)までに(当日消印有効)下記住所宛に履歴書(写真貼付)をご送付ください。 書類には必ず連絡のつく電話番号・メールアドレスなど記入してください。 書類選考の上、合格者へはこちらから面接日時のご連絡をさせていただきます。 2週間以内にご連絡がなければ不合格とさせていただきます。 なお 応募書類は返却せず、弊社で処分致します。 合否に関するお問い合わせは受け付けておりません。 面接は随時行う予定です。 期限前に決定した場合、その時点で募集終了となり、本掲載を終了します。 〒100-8415 東京都千代田区有楽町1-2-2 東宝日比谷ビル12F 東宝株式会社宣伝部 アルバイト採用係宛 若干名 1,180円以上 面接時にご案内いたします 交通費支給、昇給制度有 東宝株式会社 宣伝部 東京都千代田区有楽町1-2-2 東宝日比谷ビル 平日週2日(曜日固定)の10時~18時30分の終日
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「劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦」公開御礼“音駒”舞台挨拶「劇場版ハイキュー‼ ゴミ捨て場の決戦」公式サイト「劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦」の公開を記念して3月16日、東京・日比谷のTOHOシネマズ 日比谷にて、音駒高校バレーボール部のメンバーによる舞台挨拶が開催されました。梶裕貴さん、立花慎之介さん、石井マークさん、星野貴紀さん、横田成吾さん、澤田龍一さん、池田恭祐さんが登壇し、「ハイキュー!!」として音駒への熱い思いを語り合いました。白熱の舞台挨拶の模様をレポートいたします。公開御礼“音駒”舞台挨拶孤爪研磨役梶裕貴さん夜久衛輔役立花慎之介さん灰羽リエーフ役石井マークさん海信行役星野貴紀さん山本猛虎役横田成吾さん福永招平役澤田龍一さん犬岡走役池田恭祐さん梶さん皆さん、本日は劇場に足をお運びいただきありがとうございます。全国でご覧いただいている皆さんもありがとうございます。皆さんにちょっとお聞きしたいんですが、今日、初めて本作「劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦」を観たという方は? (会場を見ながら)ありがとうございます。二回目という方は? 三回目という方? 五回以上? おぉ! すごいな。全国の映画館で中継を見ている方はどれくらいの挙手があったか分からないと思いますが…。じゃあ、十回以上の方?登壇者の皆さんいるっ! 梶さんものすごい数の方が、複数回ご覧になってくださって本当にありがとうございます。今日は上映後ということで、いろいろとお話ができると思いましたが、スタッフさんから、ようやく受験が終わって春休みに観に行けるという方もいるということも聞いたので、何となくネタバレのないようにフワッとさせつつ、盛り上がる楽しいトークをしていきたいと思います。 立花さん公開から一カ月ほど経ちましたが、まさかこんなに観てくださる方がいるとは思っていませんでした。とてもうれしい反面、皆さんにお聞きしたいのは、どこを…いや、いろいろ観るところはあると思うんですが、どういう観方をしているのかをお聞きしたいですね。「今回はこのキャラクターに固執して観る」「音だけ聴きたい」という人もいるかもしれませんね。音だけでも楽しめると思います。皆さんにお話を聞く「逆対談」とかもしてみたいなと思っています。まだまだ上映は続きますので、引き続き楽しんでいただければと思います。 石井さん皆さん、こんにちは。「全国のみんな、見てる?」 梶さんリエーフみがすごいね(笑)。発言もそうだし、何かもう見た目も…。 石井さんそうなんですよ! 今回のイベントに合わせて髪を染めてみました。 梶さんすごいね、髪だけじゃないよね? 石井さん実は緑のカラコンが入っています。(会場に向かって)見える? 梶さんいや、見えないと思うよ。でも、今日は何か“K-POP”っぽさがすごいんだよね。髪の毛のカラフルさというか…。 星野さんみんな、明るいっすね。 梶さん(石井さんを指して)その最たる人ですよね。 石井さん今日は、みんなとやりたいことがあります。これから挨拶するんでお願いします。「みんな、おはざーっす!!」(会場の反応に)ありがとうございます。皆さんとお会いできたこと、そして音駒のみんなと登壇できたことをすごくうれしく思っております。今日は最後まで皆さんも盛り上がっていきましょう。星野さん皆さん、こんにちはー! 僕も劇場で二回観ました。一回目にハンカチしか持っていかなかったことを後悔して、二回目は「タオルを持っていけば大丈夫だろう」と思っていたら、ちょっと後悔しました(苦笑)。皆さん、水分足りていますか? 大丈夫ですか? 足りていないよね? 水分補給ができる方は、飲みながら見てくださいね。横田さん皆さん、こんにちは! (会場の反応に)良い声ですね、皆さん。劇場に入った瞬間、エアーサロンパスならぬ、ポップコーンの匂いがして「あ、劇場に来たんだな」と思いました。実は「ハイキュー!!」に関する舞台挨拶に立つのは初めてです。この作品が人気なのは分かってはいるんですが、「『ハイキュー!!』が好きです」という方に直にお会いする機会があまりありませんでした。なので、普段「赤い服着ている。え?この人『ハイキュー!!』が好きなのかな?」とか思います(笑)。 梶さんちょっとそれは、極端過ぎるかもしれないね(笑)。でも、今日は間違いないね…。 横田さん絶対好きですよね。しかも、この劇場だけでなく全国から見てくれているんですよね。今回のイベントの話をいただいた時、とんでもない数の劇場で流れていることを知りました。 梶さん良いことだからね(笑)。 横田さん良いことなんですよね(笑)。「新潟のみんな!見てる?地元のみんな、ここまで来たよ」って。 梶さん晴れの舞台だね。 横田さん今日はよろしくお願いします! 澤田さん僕が、特典がみんなとの写真(音駒高校最後の集合写真)に変わってからはまだ観に行けていないので、「早く行かないと!」と焦っております。Xとかでも応援上映の感想をつぶやいてくれたり、レポートしてくれる方もいて、それを読むとメチャクチャ楽しそうなので、僕もその空間に生まれ……埋もれたいです(笑)。いつか参加したいなっていう意思があるので、もし僕がいたら、一緒に楽しんでください。 梶さん応援上映参加への意気込みになっているけれど、今日を楽しんでね! 澤田さんそうですね(笑)。 池田さん公開から一カ月が経ちまして、ありがたいことにこのような場に立たせていただきました。昔、「ハイキュー!!」のラジオで「音駒のみんなと舞台挨拶に立ちたい」みたいなことを話したことがあったんですが、それが五~六年越しにようやく叶ったと感極まっています。今、泣きそうです。 星野さんタオルいる(笑)? 梶さん良いんだよ、泣いても。 澤田さん短い時間ではありますが、素敵な時間にできたらと思っています。 MCすでに公開から29日で観客動員数472万人、興行収入は67.5億円を突破しております。 登壇者の皆さんおぉー…。すごいね! 梶さんすご過ぎてよく分かんないですね(笑)。 MC超超超超大ヒットです。本日の背景パネルには本作をご覧になった皆さんのXへの投稿の一部を載せております。 梶さん今日、お越しの皆さんが書いたものも載っているかもしれないですよね。(パネルを見ながら)名言ばかりですね…。「海くんが最高に格好良かった」って。 星野さんやったー! 梶さんデカデカと(笑)。これを見ているだけで舞台挨拶が終わりそうですね。後でじっくり見たいですね。 MC周りの反響などはいかがですか? 梶さん音駒高校からすると、本作の「劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦」を目指してずっと戦ってきたところがあります。今回、映画という形で描いていただけたことが、僕自身すごくうれしかったです。コメントを拝見していると「『ハイキュー!!』という作品を観たことがなかったけれど、映画が盛り上がっているから気になって初めて観て、ハマって一から追っています」という声を聞きます。本作がこの作品全体に良い影響を与えて、「ハイキュー!!」という作品の面白さが伝わるきっかけにもなったのかなと思いますね。 立花さん声優という職業柄、あまり職業のことを言わないようにしているんです。よく行く整体で、僕の担当の方は、普段は最初に「どこが悪いんですか?」と僕の調子を聞くんです。でも、先日いきなり「立花さん、メッチャ良かったです」って言われました(笑)。何のことを言っているのか分からなくて「いや、僕の体調はメッチャ悪いんですけど…」って(苦笑)。そこで、初めて担当の方が“隠れ「ハイキュー!!」ファン”だということが判明しました。これまでは、僕のことを気にして言っていなかったけれど、あまりに本作が良過ぎて、テンションが上がって言ってしまったみたいです。「そんなに良かったですか?」と聞いたら「本当に良かったんで、またすぐ観に行きます」と言われました。奥さんと一緒に楽しんでいるということでした。きっと隠れ「ハイキュー!!」ファンって結構いるんだろうなと思いました。今まではなかったつながりを感じる部分があって、すごくうれしいですね。梶さん僕も整体で言われました(笑)。 横田さん僕もです(笑)。 梶さんホントに(笑)? 力が関係あるのかな? 今思い出したんですが、研磨はセッターなんですが、クライマックスで、呼吸だけでプレイしている演出シーンがあるんです。セリフがない中で、臨場感をどう伝えるか? 自分がスポーツをやっていた時の感覚で「球が今、ここにあるから、次はこう動いて、その移動のための準備があって…」とか、サーブの時に呼吸を整えてつばを飲み込んで…とかを考えながら演じていたんです。それを、実際にバレーボールでセッター経験のある方から「自分がバレーボールでセッターをやっている時の感覚と同じでびっくりしました」というコメントをいただいた時はうれしかったです。 石井さん今まで「ハイキュー!!」の存在は知っていたけれど、まだアニメを観たことがないという友だちが何人かいるんですが、「マークが出ているし、初めて『ハイキュー!!』を観た。何でもっと早く観なかったんだろう」って言っていました。今回は、今までのストーリーのネタバレ的な物語というか、最後までつながっているので、本作を観たからこそ、「どうしてそうなったか知りたいから、サブスク登録してこれから観る」と言われました。それはメッチャうれしかったですね。 星野さん海くん的には「ジャンプ」本誌での読み切りがあって、僕の内面的にも「ハイキュー!!」熱がメチャメチャ高まりました。友人も「ジャンプ」を読んで、「これ、星野がやっている役じゃん?」ということで「どんな感じになるか観に行くわ」と、周りが結構観てくれています。 横田さんさっきの話の続きみたいになるんですが…。 梶さん新潟の話? 横田さんその前です(笑)。「ハイキュー!!」の公開が始まって、広告がいろんなところに出るようになって、普段は、「『ハイキュー!!』ファンはみんなどこにいるんだ?」と思っていたのが(笑)、(その隠れファンが)いろいろ露わになってきたと思います。歩いている時に「ハイキュー!!」の話が聞こえてきたり、いろんなところで「ハイキュー!!」という言葉を聞くようになりました。こんなに隠れ「ハイキュー!!」ファンが…。 梶さん隠れなくて良いんですよ、堂々としてください! 横田さんついこの間まで、新宿に大きな広告が出ていて、「これは絶対に見たい」と思ってこっそり行ったんですよ。梶さん堂々と行って良いよ(笑)。 石井さん隠れ「ハイキュー!!」ファンだったの(笑)? 梶さんファンでもあるだろうけれど、出演しているんだから、隠れないで良いよ! 横田さん結構、遅い時間に行っても、その広告を目的に来ている方がいました。普通に歩いていたら、男性が「夜久さん! 夜久さーん!」って言っていました。夜久さんの人気がすごかったです。 立花さんありがたいですね。 横田さんやっぱり夜久さんなんだなと…。夜久さんの背中、すごいよと思いました。 澤田さん僕が「ハイキュー!!」に関わったのは、劇場版が初めてなんです。普段、連絡をとっていなかった地元の友人や同級生から「観たよ」と連絡が来ました。「これ、宝くじが当たった時の感覚に似ているかも」って思いました。 立花さん突然、親戚が増えた(笑)? 澤田さん親戚が増えることはなかったんですが、「応援しているね」とか、普段、連絡をとっていない友人から連絡がきたので、改めて素晴らしい作品なんだということを実感しました。 池田さん僕は、正直なところ「(上映時間が)85分で、四年半くらい待ってくださった皆さんが満足できるのかな?」っていう思いがあったんですよ。ちょっと短いよなって。 登壇者の皆さんあぁ…。 池田さん僕の友だちも「ハイキュー!!」ファンで、四年半ずっと待ってくれていました。本作を観に行ったら「良かったよ~」と言っていました。僕も実際に観に行って「85分で良かった」って思いました。(ほかの登壇者の皆さんに向かって)なりませんでした?梶さん何だろうなぁ…このネット掲示板を見ているような感じ(笑)。伝わってくるね。 池田さん85分以上あると、休憩が必要になるんですよ、これ。 梶さんなるほどね。一緒にエネルギーを消耗しちゃうんだね。 池田さんそうなんですよ。身体がギュッと縮こまっちゃうし、85分で本当に良かったなって思います。 梶さんちゃんとまとまっているしね。 石井さん僕の友だちも「これ以上長かったら足がつっていたかもしれん」って言っていました。それくらい緊張感や臨場感、それに劇場で観るからこそ、他のお客さんとの一体感もあって、たぶん85分で良かったんだなって思いました。 梶さん同意される方が多そうだよね。 澤田さん85分って、(バレーの)本当の試合を観ているのと同じくらいなんですよね。 梶さんそれを体感できるような作品ですよね。(一同のコメントを受けて)音駒メンバーは個性的な面々でお送りしております(笑)。 MC本作はライバル関係にも注目して楽しめますが、それぞれのライバルとのシーンや思い出深いエピソードなどがあれば教えてください。 梶さん研磨でいうところの日向翔陽は、ライバルというか友だちという感覚なんです。セリフでも言っていますが、研磨にとっての友だちは「本気で殺し合いたい相手」という恐ろしい表現なんです(笑)。そのくらい、バレーボールというものを含めて、のめり込みたくなるような人物と出会えて良かったと思います。これまでも、研磨の動物的なリアクションの描写はありましたが、本作で言うと「面白いままでいてね」というセリフの後に、研磨が一歩、後ずさる――あれは研磨の動物的な本能が刺激されているような瞬間だと思います。その辺りから二人ともどんどんスイッチが入っていったのかなって思いました。あのシーン、音がスッとなくなって、ホラー映画を観ているかのような感じでしたね。僕が演じている時は、そういうつもりはなくて、ただ漫画の研磨の表情を随時確認しながら声を当てていたので、普通に研磨のままのつもりだったんです。でも、あの演出が入ると、だいぶ恐ろしいシーンに変わったので、おそらく翔陽にはそういう風に研磨が映っていたのかなと思いました。研磨と翔陽の共通点で言いますと、「汗」に振り回されたと思います。それぞれのプレイに影響を及ぼすくらいで、そこは、ものすごい共通点だと感じました。ライバルではないですが、黒尾(CV:中村悠一)という存在は研磨に欠かせない存在です。彼らの幼少期からの友だち関係、バレーボール仲間というスタートを描いてくれたのもうれしかったです。試合終了後に、二人だけが抜かれて「ありがとうございました」って言っているあのシーンはすごくグッとくるものありました。研磨にしては、すごく声が大きくて、感謝の気持ちが詰まっているセリフなんだろうと思いながら言わせてもらいました。立花さん夜久さんといえば、夕(CV:岡本信彦)が出てくると思います。夜久さんと夕の関係って、お互いに褒め合って、乗り越えて、称え合う――夕の成長をうれしく思う夜久さんがいて、「でも負けたくねぇな」って思う夜久さんもいる。そんな前向きな関係が面白いなと思いました。僕も劇場で観ましたが、本作は、誰かと対峙したり、誰かと誰かが競い合っているのがいたるところにあって、それを85分の中にギュッと詰めて、最終的にまとめている作品です。「監督は天才かな」と思いながら観ました。でも、日向と研磨もそうだけれど、僕が面白いと思ったのは、月島(CV:内山昂輝)と黒尾の関係かな。 梶さんそうなんですよ! 立花さんあそこはネット越しにお互いを煽りまくっていて、無視したくてもできない存在。でも、言われていることは正しいから、やってみたら成功しちゃって黒尾が「クソッ」って怒るという、あの関係はすごく面白いですよね。 梶さんだって、あのつっきーが慕ってすらいるという(笑)。 立花さんでも、最後は楽しい。その辺も含めて、本当によくできた85分だと思います。本作の鑑賞方法としては、「ライバルの二人」とか、「今度は違う人たちを観ていく」などがあって面白いと思いました。もう一つ、大きな括りで、海と黒尾と夜久さんという「三年生」という括りとか、他にもいろんな括りがあるし、いろんなライバル同士がいます。それらが同時並行にいろんなことをやっていく群像劇というのが本作の特徴だと思いました。いろいろ僕も観返したいと思います。夜久さんも、泣いてうれしいけれど、つられて足を…(笑)。「ハイキュー!!」にはそういう面白いところもあって、感動とギャグの部分がうまく作られています。等身大の高校生の部分もあるし、…いろいろあり過ぎてまとめきれないですが、また観たいです。 石井さんリエーフのライバルというと、日向が出てくると思います。個人的にはリエーフって、誰に対しても「負けないぞ」って気持ちが強いと思うんですよね。もともと強かったのもあるから、最初は試合前の「俺たちは血液だ」っていうところに、馴染めなかった部分があると思います。でも、いろいろと経験して、戸美学園戦を経て、チームプレイを学んで、今回の烏野と戦っていきます。その中でも猛虎さんとは「僕がエースだけどこれはチームプレイ。お前はまだエースじゃねぇ」というようなやりとりがあります。研磨にも「まだまだだね」と言われたりしました。でも、最終的に犬岡さんと入れ替わりでリエーフがレギュラーに入りできました。今回は、その犬岡さんと並べたんですよ! チームプレイもできるようになって、そんな成長がすごくうれしかったです。リエーフが音駒高校、そしてバレー部に溶け込めたのがすごくうれしくて、わが子を見るような気持ちで劇場で観ていました。うまくまとめられていないんですが、僕個人としてもこのチーム「音駒」の皆さんと収録できたことがメッチャうれしかったです。 星野さん収録の時の話なんですが、スタジオが横長のコの字の形で、僕は一番端っこに座っていました。そこから収録風景を拝見しつつ…いや、参加もしていましたよ(笑)。一番好きなのが「シンクロ攻撃オール」というところです。何回も作中にあるので、皆さんがマイクの前に並んで「シンクロ攻撃オール」って言うんですが、プレッシャーがすごくて…「これに負けちゃいけない」と思いながら頑張ってレシーブを上げ続けました。 横田さん虎のライバルといえば、田中の龍ちゃん(CV:林勇)がいますが、最初こそ、目が合った瞬間にお互いケンカを売るような仲でした。でも、合宿とかを経て「友」と言い合えるようになって、すごく良い関係だなと思いました。でも、本作の中では、実は一言も言葉でやり取りしていないなと思って、それが逆に良い関係だなと思いました。言葉を介さなくてもお互いに通じ合っているのを強く感じました。 澤田さん福永くんは、作品の中で明確にライバル関係と言えるシーンはないと思いますが、やはりナイスガイ…じゃなくて想定外? 梶さんどういう…(笑)? 澤田さん想定外(笑)なのは、つっきーですね。月島くんに散々シャット(スパイクで得点しようとする相手の攻撃をブロックで防ぎ、ブロックしたボールを相手コートに落として得点すること)を食らっていました。黒尾さんとの話もありましたが、「よくこんなに強くしてくれたな」と、演じる中で感じました。まだ二年生なので「次こそぶち抜いてやる!」と演じながら感じていました。これからライバルになっていくんじゃないかと思っています。池田さん私、犬岡はですね…。 梶さんあなたは、演じた方ですよね(笑)? 役と同化しています(笑)? 池田さん犬岡は、コートに入るのが…、収録だと10年ぶりくらいでした。実は、リエーフにポジションをとられてしまってから…。 石井さんエースです(笑)。 池田さんいやいや。 梶さんここでバチバチしないで…(苦笑)。 池田さん10年ぶりだったんですが、コートの中に入るのにすごく緊張しました。「どうしたら良いかな?」「ちゃんと打てるかな?」っていう気持ちが、役とシンクロしていたと思います。犬岡も試合に出るのは久々なので、そのシンクロがうまくいったら良いなとは思うんですが、犬岡って、そんなことを気にしないじゃないですか? 「ワーっ!」って言って「ギャー」ってやるじゃないですか。 石井さんリエーフが珍しく引いていましたからね(笑)。 池田さんそうなんですよ。そんなことは気にしなくて良いんですよ。…あれ? 何の話をしていましたっけ? まあ、ライバル関係っていうところでも、日向と練習試合で初のライバル関係みたいな感じでやりました。試合に入る時も「あ、犬岡」って認知してくれたことにほっこりしました。試合が終わってからも、「何が」とは言えないんですが、日向が駆け寄って来て、本当は「……」と言うんですよ。言葉として言えないんです(苦笑)。本作を観た方は分かると思いますが、ああいうところも友として、一時期のライバルとして、互いに気を遣って対話しているんだと、そんな風に心で対話しているのが良いなと思いました。 MCさて、本日は観客の皆さんに発表したいことがあります。一つ目はこちらです!【入場者プレゼント実施スケジュール】 第3弾 3月23日(土)~ 第4弾 3月30日(土)~ 第5弾 4月20日(土)~ 第6弾 5月3日(金・祝)~ 第7弾 5月18日(土)~■入場者プレゼント第7弾まで実施決定!登壇者の皆さんえーー! 梶さん今日までは「第5弾まで決定」ということでしたよね? 先ほど「10回以上観た」という方は、あと確実に15回は観るということですよね? 立花さんこれはまだまだ興行収入いきますね(笑)。 梶さん100億円を目指してね。立花さんこれは、ゴールデンウィークは映画館に通えってことですね(笑)。 梶さん何がもらえるのかっていうね。本作の場面写真と、貴重な原画を使用したビジュアル。 ネタバレありの村瀬さん、梶さん、石川さん、中村さんの座談会。 満仲勧監督のインタビューを掲載。■第3弾入場者プレゼント「烏野×音駒 メモリアルブック」登壇者の皆さんおぉー!!! MC最後に登壇者を代表して梶さんからメッセージをお願いします。 梶さん劇場にお越しの皆さん、全国の映画館にお越しの皆さん、そして、黒! というか中村さん、見ていますか? たぶん見ていないですよね? 立花さん見ていたらここに来るでしょ! 来てほしいよ。 梶さん想像以上に音駒のメンバーの個性が強くて、黒のキャプテンシーがないとまとめきれませんでした(苦笑)。またいつか、そういう機会があったら良いなと思います。それにしても、こんな風に皆さんから素敵な言葉をいただけたり、音駒だけでこういう機会をいただけるなんて、本当にありがたいなと思っています。エンディングクレジットをご覧いただいたと思います。満仲監督の愛情やスタッフの皆さんの思いがあってのことですが、(エンドロールの掲載順番が)翔陽と研磨って順番になっていることを僕は知らなかったので、初めて観た時はグッときてしまいました。そういうことからも分かるように、本当にいろんな方の思い、応援してきてくださった皆さんの思いを含め、こんな素敵な作品に仕上がっております。新たに発表された入場者特典も、まだまだ続きます。何度でも映画館に観に来ていただきたいと思う作品です。ひとまずは、今日の思い出を胸に、本作の主題歌「オレンジ」を聴きながら、入場者特典第2弾の音駒の集合写真を見ながら帰ってください。あと、水分にも気をつけてください! また映画館で、ここでしかできない体験をしてくださることを願っております。今日はありがとうございました。
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「沈黙の艦隊 北極海大海戦」完成報告会&完成披露舞台挨拶「沈黙の艦隊 北極海大海戦」公式サイト 1988年から1996年まで週刊漫画雑誌「モーニング」(講談社)にて連載された人気コミックを実写映画化した「沈黙の艦隊」の映画化第2弾。大沢たかおさん主演兼プロデュースによるアクション・ポリティカル・エンターテインメント作品は9月26日公開です。 8月25日、同作の完成報告会をリッツ・カールトン東京 ボールルームにて、完成披露舞台挨拶をTOHOシネマズ 六本木ヒルズにて開催しました。大沢たかおさん、上戸彩さん、中村蒼さん、松岡広大さん、前原滉さん、渡邊圭祐さん、風吹ジュンさん、夏川結衣さん、江口洋介さん、吉野耕平監督 、原作者のかわぐちかいじさん(完成報告会のみ)が登壇されました。完成したばかりの同作の披露ということで熱のこもったイベントとなりました。こちらのイベントの様子を詳しくレポートします。 完成報告会&完成披露舞台挨拶 海江田四郎役 大沢たかおさん 市谷裕美役 上戸彩さん 山中栄治役 中村蒼さん 入江覚士役 松岡広大さん 溝口拓男役 前原滉さん 森山健介役 渡邊圭祐さん 海渡真知子役 風吹ジュンさん 曽根崎仁美役 夏川結衣さん 海原渉役 江口洋介さん 吉野耕平監督 原作 かわぐちかいじ先生 【完成報告会】 大沢さん本日は大変暑い中、ご来場いただきありがとうございます。 上戸さん皆さん、本日はありがとうございます。 中村さん今日はお集まりいただきありがとうございます。 松岡さん本日はご来場いただき誠にありがとうございます。 前原さん本日はよろしくお願いします。 渡邊さん短い時間ですが、よろしくお願いします。 風吹さんよろしくお願いします。 夏川さん今日はよろしくお願いします。 江口さん今日は暑い中お集まりいただきありがとうございます。本作は海の中の話で、こちらの会場も涼しく感じますが、穏やかな感じで、良い時間を過ごしたいと思います。 吉野監督監督を務めました。本日はよろしくお願いします。 かわぐち先生今日はよろしくお願いします。 MCまずは主演とプロデューサーを務められた大沢さん。前作の映画「沈黙の艦隊」(2023年公開)。そしてドラマシリーズ「沈黙の艦隊 シーズン1 ~東京湾大海戦~」(2024年より配信開始/全8話のAmazon Originalドラマシリーズ)の反響についてお話しいただけますか。 大沢さんおかげさまで、映画の劇場公開と、全8話の連続ドラマの配信は、とてもたくさんの方に観ていただいて、反響もすごく大きかったです。しかも、世界でも配信されていたようで、海外に行った時に「KAIEDA!」と声をかけられることもありました。改めてこの作品の力に驚かされている部分もあります。比較的男っぽい話なので、女性の方に喜んでもらえなかったらと思うこともありましたが、特にドラマのほうは、たくさんの女性の方にも観ていただけました。いろいろな社会問題に、男女ともに関心が高いんだということを改めて感じました。 MC海外の方から声をかけられたのはどのような場所ででしょうか? 大沢さん具体的な店名は控えますが、電気屋さんみたいなところです。 上戸さん日本(企業)のお店ですか? 大沢さん海外のお店です。 江口さん「OH! KAIEDA!」って言われたの? 大沢さん店員の女性に、呼ばれたんです。最初は「何を言っているのだろう?」と思いましたが、「『THE SILENT SERVICE(ザ・サイレントサービス/英題)』が面白かった」と言われて。そこで世界でも配信されていたんだということを実感しました。 MC今は、世界情勢が様々ありますから、それによりこの作品に寄せる関心も高まっているのかなと思うのですが、その辺りはいかがでしょうか。 大沢さん本当におっしゃる通りだと思います。この企画の始まりは、五年ほど前だったので、まだロシアやウクライナの問題が起きていませんでした。こうした題材を取り上げることが、本当に時代に合っているのかなというスタートでした。決して良いことではないんですが、現実社会で戦争が起きてしまって、さらに日本国内においてもすごく不穏な、不安な空気が席巻して。今はそういう中での制作になっていて、当時とはまた違った意識と感覚になっています。 MC吉野監督は、続編を撮るにあたって、プレッシャーなどはありましたか? 吉野監督前作の反響が大きかったので、その先を作った時に、それを超えられるのかということですかね。それから、シーズン1から先の物語は、原作の中でも僕が好きな箇所だったので、「それをやって良いのか?」と言う葛藤がありました。ただ、人に任せるよりは自分でやりたいという欲望といいますか、夢の方が大きかったです。なので、頑張ってチャレンジさせていただきました。 MC原作の中でも見どころが多いところですよね。 吉野監督やはり海江田の戦術と、バトルものとしての面白さ、それに政治も動くところなので、周りにファンが多いです。原作の話をする時には、かかせないくらいに本当に好きな箇所です。 MCかわぐち先生には、本作をご覧になった感想をうかがいたいと思います。 かわぐち先生描いている時は、北極海での戦闘なので、荒涼とした海の世界ですよね。だから、寒いはずなんですが、描いていても戦闘自体がすごく熱くて、寒いと思うことはありませんでした。同時に「やまと選挙」(<やまと>を支持する首相を中心とした衆議院解散総選挙)が日本で行われ、これも冬なんですが熱かったんです。映画でも何か熱いものが伝わってきて、これは完璧、いえ、完璧以上になっていました。 MC映画を鑑賞した際に熱い感想をお話になったとうかがっております。 かわぐち先生描いている時に、「こんなことを描いて良いのか?」「実際に起こり得るのか?」とハラハラしながら描いたシーンが一カ所あるんです。それが映画でどう描かれるんだろうと思っていましたが、見事なシーンになっていました。ものすごくカッコ良いシーンになっていたので、喝采しました。……それがどのシーンのことかは予想して楽しんでください。 MC吉野監督、太鼓判をいただきましたね。 吉野監督どのシーンのことなのか、後でうかがって、心にしまって帰ろうと思います。 MC大沢さん、プロデューサーとして、続編に臨むプレッシャーはいかがでしたか。その完成作をご覧になった感想をうかがえますか。 大沢さんプレッシャーはいつもあります。続編は、ゼロからのスタートより難しいんです。ある種のサプライズ的なものは、最初にやり尽くしてしまっているので、マイナスからスタートするような感じでした。でも、この北極海大海戦のプロットは、僕が一番好きなブロックなので、「ここは絶対に落としたくない」と思っていました。地上では「やまと選挙」という総選挙が行われ、「ここは映像化を成功させたい」と強い思いを抱いていました。ですから、僕だけでなく全員がパート1の「沈黙の艦隊」の時とは別の顔をして現場に来ていた感じがして、すごく頼もしかったです。作品を観た感想としては、自分で言うのもアレですが、自分たちができる限界をやれたのではないかと思います。実は、本作の取材を一週間前まで受けていたんですが、実際に本編を観せることができないくらいCGにこだわって、ようやく完成しました。だから、まだ出来立てほやほやなんです。だから、本作を観た時に、心からこの作品を作ることができて良かったと思いましたし、これなら自信を持って皆さんに観ていただけると思えました。 MC前作からご出演されている上戸さん、夏川さん、江口さんにうかがいます。映画「沈黙の艦隊」、ドラマ「沈黙の艦隊 シーズン1 ~東京湾大海戦~」の反響と、ご自身が本作をご覧になった感想をお願いします。 上戸さん映画はもちろんなんですが、ドラマを見て夢中になってくれる友だちが私の周りには大勢いて、「次が気になる!」「次はあるのか」と言われました。前作で私はテレビ局に勤めるキャスターの役でしたが、今回の「沈黙の艦隊 北極海大海戦」では、キャスターを辞めて、自分の足と目で真実を追うフリージャーナリストとして、海江田と<やまと>を追求していきます。彼女のバックグラウンドとして、娘や家族が登場することで、人間の弱さ、怯えるシーンもあり、人間らしさを表現できたことが良かったと思っています。原作は、かわぐち先生が描いてくださった三十年前の作品ですが、現代と重なっている部分もあって他人ごとではないと感じました。情報がたくさん溢れている今の世の中で「どこに観点を置いて、何を軸として、何を信じていくのか」ということを考えさせられました。まさに、今観るべき作品だと思います。観る人が感情を重ねやすい市谷役を演じられたことに、改めて感謝でいっぱいです。 江口さん反響と言うよりは、自分の身近にいる人で、昔原作を読んでいた方から、「観ましたよ!」と、ものすごい熱量で言われました。「次はあるんですか?」って聞かれました。原作を読んでいる方が、「原作を超えるか超えられないか」という見方になることは、これまでにも経験しています。前作の「沈黙の艦隊」の時に、「これは超えられる!」と思いましたし、本作の「沈黙の艦隊 北極海大海戦」ではパワーアップしていると感じていただけると思います。 MCご自身がグッときたシーンはありますか? 江口さんいや、もうグッときっぱなしです。大沢くんが演じた海江田という圧倒的な人間が、潜水艦の中で微動だにせず…。(大沢さんに向かって)大変だよね? 大沢さん(笑)。 江口さん大沢くんはずっと動かないストイックな芝居をされていて。先ほど上戸さんがおっしゃった「人間の弱さ」という部分では、津田健次郎くんがやっている突拍子もないことをする政治家に、一人の老人が「頑張って」と話しかけ、その老人が帰る時に、エレベーターのところに車椅子に乗っている奥様がいるというワンカットがあることによって、「このお父さんは戦争を体験した」もしくは「戦前か戦後に生きてきた何かがある」と思わされました。息子がいて、孫もいるけれど、「頼むぞ」と言うシーン。あれは、グッときました。大沢くんたちの戦いのスケール、僕ら政治家の戦いのスケール、本当にエンタメとして心地よく観せてくれます。試写で本作を観て、すごく良い作品だなと思いました。 夏川さん<やまと>とアメリカの潜水艦の攻防のシーンは、本当に素晴らしいです。内容を知っているはずなのに、試写で息を止めて観ていることが何度もありました。アメリカの潜水艦の艦長のエピソードに感情移入したりして、意外なところでグッときてしまいました。ですから、女性の方も十分に楽しめる作品です。人の触れ合いを描くエピソードにグッときて、人間ドラマとして印象に残りました。 MC今回からご出演されています渡邊さんと風吹さんにもうかがいます。オファーがあった時のお気持ちと、演じる上でどういったことを意識されたのでしょうか? 渡邊さん「よっしゃ!<やまと>に乗れる!」ってワクワクしていたんですが、気がついたらヘリコプターに乗っていました。「人生何があるか分からないなぁ」っていう気持ちです。僕らジャーナリスト組は、視聴者の目線に近いと思います。リアルなものを体験しているんじゃないかと思いました。<やまと>の外側、政治の外側にいて、海江田に突き動かされるんですが、その何かパッションのようなものを感じられるような、若者の持っている内面のパワーみたいなものが出せれば良いなと思って演じました。 MCカメラマンとしてジャーナリストと行動を共にしますが、上戸さんとの共演はいかがでしたか? 渡邊さん<やまと>と並ぶぐらいうれしかったです! すごく気さくな方で、ずっと会話のラリーをしてくれました。笑いの絶えないハッピーな現場でした。現場では皆さんにお会いしていないので、今日ご挨拶をさせていただきました。僕らだけアナザーストーリーを撮っているようで、それもすごく楽しかったです。 上戸さん役ではそこまで話すことはなくて、心と心で分かりあうビジネスパートナーという間柄でした。撮影中の待ち時間では、年齢差があるので、昭和の懐かしいものを「これ知っている?」「あれ知っている?」と聞いて、大爆笑していました。 渡邊さんお子さんの写真も見せていただきました。すごく綺麗で可愛らしいんです。 上戸さん話が逸れちゃって…。 上戸さん&渡邉さんすみません。 風吹さん私はオファーに驚きました。どちらかというと、ファンの立場でしたから、かぶりつきで配信を観ていました。なので、本作に声がかかった時は、「誰のお母さん役?」「誰のおばあちゃん役?」って気持ちでいました。でも、アクション・ポリティカル・エンターテインメントのポリティカル部分だったので、「私が政治家役?」となりました。「ちょっと、私で大丈夫かしら?」と思いながら、衣装合わせに向かったことを鮮明に覚えています。監督にはずいぶん支えていただきました。街頭演説をするシーンがあるんですが、その撮影の時にエキストラの方がたくさん集まっていただいたので、作品がどれだけ人気があるのかを感じました。現場ではたまたま本物の街宣車がやってきたこともありまして…。この作品の運命は、政治や平和について描いているんですが、リアルに上手に乗っている部分があると思います。本作は私の推し作品ですが、すごく運の強い作品だなと心から思いました。 MC与党の幹事長を演じるためにどのようなことをされましたか? 風吹さん与党の女性幹事長はまだ現実にはいらっしゃらないので、女性の議員の方を参考にしました。「一歩も後に引かないこと」「どんな言葉も必ず正義であること」を自分に戒めて、セリフを言いました。 MC<やまと>乗組員の中村さん、松岡さん、前川さんは、前作にご出演されての反響、そして海江田の印象をうかがいたいです。 中村さん多くの方が観てくれて、アクション映画としても楽しんでくれました。小さいお子さんが真似をしてくれることもありました。潜水艦の仕組みが、男の子の心をくすぐるみたいで、そこを楽しく受け取ってくれたみたいです。年齢問わず楽しんでくれたんだなと感じました。海江田さんに、また会えてうれしかったです。海江田さんは圧倒的な信念とカリスマ性を持っているので、やっぱりお芝居でだけではなく、その人自身が持つ人間力が必要とされる役だと思います。そんな海江田を演じられるのは、大沢さんだけだろうなと思って、大沢さんの背中を見ながらお芝居をさせてもらいました。真面目な話が続く中でアレなんですが、大沢さんは体重管理をされていて。現場に置いてあった二枚一組のサンドイッチを大沢さんから「半分こにして食べようよ」と声をかけていただきました。艦長と半分こして食べたサンドイッチは、いままで食べたサンドイッチの中で一番おいしかったです。 大沢さんずっと食べていなかった時で、本当においしそうなサンドイッチだったんです。我慢ができなくて手に取ったんですが、「これを全部食べたらダメだな」と思っていたら、目の前に中村くんが座っていたので声をかけました。食べたくなかったかもしれないけれど、食べさせちゃいました(笑)。 松岡さんドラマ版を一気見してくださった方から「政治の部分と戦闘シーンとがシームレスになっているので、飽きることなく観ることができた」と、うれしい感想をいただきました。僕の中では、副長が母で艦長が父だと思っています。大沢さんが演じる海江田は、父の威厳が高まっていて、現場でいろいろと支えていただきました。俳優としてもそうですが、プロデューサーとしても現場を良くしようとする気持ちを、我々も感じていました。並々ならぬ努力と研鑽があって、ご苦労もあるはずなのに、それを感じさせず、我々には柔らかく接してくださいました。本当に海のような広い心を持った方だという印象です。 MC大沢さんから声をかけられた事はありましたか? 松岡さん撮影の初日に「お久しぶりです」とご挨拶をしたところ、「今回は入江にかかっているからね」と柔らかい口調でお言葉をいただきました。それでちょっと緊張して心臓が痛くなりました(笑)。でも、シャキッとして良い緊張感を持ちながら大事なシーンが撮れました。 前原さん自分で言うことではないんですが、溝口役をやっていると「カッコ良い!」と言ってもらえることが多いんです。僕は、変な役を演じることが多かったので、「カッコ良い役はありがたいな」という気持ちがありました。シーズン1に出演したことで、カッコ良さのある役も来るようになったので、作品への感謝があります(笑)。なので僕にとっては、全てにおいてすごく反響のある作品だなと思っています。今回は、海江田さんから溝口に直接指示をいただくことがありました。でも、僕らは基本的にソナーの画面を見ているので、あまり目を合わせてお芝居をすることがありません。直接指示をされる場面では、背中から大沢さんの重みを感じました。でも、できれば目を合わせたいなと思いながら、ずっと<やまと>に乗っています。 MC<やまと>メンバーのお話しを聞いていかがでしょうか。 大沢さん今回は本当に<やまと>クルーの一人一人にスポットが当たっています。前作の時とは少しやり方を変えて、本人たちに喋りかけるように位置を変えましたが、前原さんだけは、どうしても後ろになるんですよね。何とか見ようとするんですが、目が合わない。彼はずっと役を変えずに通してくれているので、自分としては本当に信頼ができるソナーマンであり、信頼できる俳優です。安心してセリフを投げられるチームで、本当に<やまと>のメンバーたちは最高で素晴らしいです。特に前作よりも全員がより人間っぽくなってパワーアップしていると思います。 前原さんちょっとうれし過ぎて言葉が出ません。「うれしいです。はい!」っていう感じです。ありがたいです。 MC大沢さんは今回の海江田をどのように受け止めていますか? また監督から現場で言われた事はありますか? 大沢さん先ほど話したように、続編はすごく難しいんです。前作を観た方には海江田のイメージが出来上がっているから、それを破壊していかなければなりません。この「沈黙の艦隊」を、別のステージに上げるには、新しい要素を入れていかないといけないので、前作以上にすごく悩みました。最初の台本を作りたての頃に、別のプロデューサーから「吉野監督があまり乗っていない」という話を聞きました。やはり続編は難しいですし、特にこの北極海の部分と選挙の部分の映像化は難しいので、自分も悩んでいたぐらいです。「だったら一度会いませんか?」とプロデューサー二人と監督と僕の四人で会いました。その時に、自分が続編でやりたい海江田像をお話ししました。抽象的な言い方でしたが、吉野監督には「それは面白いですね」と言っていただけて、何とか現場に来ていただくことが出来ました。それぐらい本作の部分はすごく大事なブロックでした。監督は絶対に失敗できないし、僕も悩んでいました。そういう意味では海江田像だけではなく、「沈黙の艦隊 北極海大海戦」の出来映えに繋がるので、緊迫感が伝わって、自分もスイッチが入りました。「これは、前作以上に海江田に魂を込めないと成立しないな」と思いました。 吉野監督前作の「沈黙の艦隊」を超えることが、自分も難しいですし、皆さんもそれをどう超えていくのかについて非常に悩みました。海江田はやっぱりほぼ変化をしないけれど、海江田の中の新たな一面は、観客のみなさんも見たいところのはずです。それをどうやってそれを伝えていくのかを悩みました。それで「逃げたいな」と思ったことが一度ありました。 大沢さん監督から言われた事は、ここでは触れませんが、観てくれた方にはきっと感じていただけると思います。自分も精一杯海江田を演じたつもりです。それを監督が一番理解してくれていました。共に戦って出来上がった作品だから、むしろ観て「何かあった」と感じてもらえたらすごくうれしいです。 MC前作でも海江田は<やまと>艦内であまり動きませんでしたが、今回は? 大沢さん前作では五歩くらい歩きましたが、今回は一週間で一歩も歩いていません! 歩くと「歩かないでください」と止められました。でも、今回は甲板に上がります。オーロラの中に海江田が出てくるところを、皆さんに観てほしいです。僕は、北極圏で実際にオーロラを見たことがあるのですが、別のプロデューサーが「その写真がほしい」と言うので渡しました。それを元にCGチームがオーロラを作りました。そんなオーロラの中に立たせていただく貴重な経験をさせて貰いました。真冬のマイナス40度の設定ですが、実際の撮影はほぼ40度に近い真夏なので、ものすごく苦しい撮影でした。そういうことも含めて一つ一つを丁寧にやった記憶があります。その時はもう監督はスイッチが入っていたので、この作品はきっと前作以上のパワーを持つと確信しました。 MCかわぐち先生、原作の連載から三十年、本作のキャスティングについての感想をお願いできますでしょうか? また撮影見学をされたとうかがっておりますが、いかがでしたか? かわぐち先生僕は、「やまと選挙」のシーンを見学しました。民事党の選挙事務所で、新しいキャラクターが登場します。政治を志す大滝淳の顔は、随分描き直した覚えがあります。「ちょっとイメージが違うな」と自分で直したので、すごく思い入れの強いキャラクターになりました。その大滝淳を津田健次郎さんが演じてくださるというので、ちょっと期待をしていました。大滝淳は、自分の信条をいろいろなアイディアにして、きちんと提示する新しい政治家です。それを津田さんが見事に演じてくれたのを見て、一つのセリフを思い出しました。大滝淳の先輩政治家が、大滝に「キミは大事なことを言う時に目が笑うね」と言うんです。その言葉で大滝淳の持っているパワーやイマジネーションを表現したことを思い出しました。見学を終えて帰る時に、津田さんに「大事なことを言う時に目が笑うので、大滝淳そのものでしたよ」と伝えたところ、非常に喜んでくださいました。良かったなと思いました。 MC最後に、代表して大沢さんからメッセージをいただきます。 大沢さんここにいるキャストや監督、原作のかわぐち先生が伝えている通り、これ以上できないというところまで追い込んで、スタッフキャストが全員一丸となって本作を作り上げました。この「沈黙の艦隊、北極海大海戦」を、ぜひ劇場で観ていただきたいと心から思っています。劇場公開は9月26日です。マスコミの皆さんも記事を書いて終わりではなく、ぜひ劇場に観に行って僕らの言っていることが本当なのか嘘なのかを実際に体験してください。もし「違うんじゃないか?」と思うのであれば、それは東宝宣伝部のほうに言っていただければと思います(笑)。ぜひ皆さん観ていただければうれしく思います。本日はありがとうございました。 【完成披露舞台挨拶】 大沢さん本日はご来場いただき誠にありがとうございます。前作の映画「沈黙の艦隊」、その後にドラマシリーズ「沈黙の艦隊 シーズン1 ~東京湾大海戦~」が配信され、おかげさまで大変ご好評をいただきました。そして、続編となる本作は実は、ギリギリで完成しまして、我々も、この間初めて観ることができました。自分たちとしては、もうこれ以上手の尽くしようがないほど、ベストを尽くした作品になっています。なので、今日観ていただく皆さんが初めてのお客さんです。これまで一部の関係者しか観られなかったので、皆さんにこうして観ていただけることをドキドキワクワクしながら来ました。改めてご来場いただいたことをありがたく思います。そして、二時間強の作品ですが、楽しんでいただければと思います。 上戸さん観客の皆さんに観ていただくのは今日が初めてです。大沢さんもおっしゃっていましたが、前作をきっと超えたであろう、本作「沈黙の艦隊 北極海大海戦」を皆さんのもとに届けることが出来る楽しみと、皆さんがどう受け取るんだろう
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「隣のステラ」初日舞台挨拶「隣のステラ」公式サイト 講談社「別冊フレンド」で大人気連載中の漫画を実写映画化した「隣のステラ」。本作は、今をときめく若手俳優としてスターへの道を走り出した昴(八木さん)と、その幼なじみの女子高生・千明(福本さん)が、幼なじみでありながらも“芸能人と一般人”というもどかしい関係となってしまった。そんな二人の、ピュアで真っ直ぐな恋の様子を描いた切ない王道ラブストーリーです。 8月22日に公開初日舞台挨拶をTOHOシネマズ 日比谷にて開催し、ダブル主演を務めた福本莉子さんと八木勇征さんをはじめ、倉悠貴さん、横田真悠さん、西垣匠さん、田鍋梨々花さん、浜野謙太さん、泉谷星奈さん、松本花奈監督が出席しました。後半には、八木さんが企画した、キャストたちが福本さんに感謝を伝えるサプライズ動画を披露しました。こちらのイベントの模様を詳しくレポートします。 初日舞台挨拶 天野千明役 福本莉子さん 柊木昴役 八木勇征さん 高橋雄大役 倉悠貴さん 篠原葉月役 横田真悠さん 新堂理生役 西垣匠さん 近藤はるな役 田鍋梨々花さん 棚瀬浩役 浜野謙太さん 千明の妹・天野千穂役 泉谷星奈さん 松本花奈監督 福本さん皆さん、お忙しい中お集まりいただきありがとうございます。ようやく皆さんに本作を観ていただけたことが、とてもうれしいです。今日は素敵なキャストの皆さんがたくさんいらっしゃるので、皆さんと楽しい時間を過ごせたらと思っています。 八木さん今日は、朝から、福本さんと電波ジャックをしていましたが、ようやく皆さんに「隣のステラ」が届いて、本当に感無量です。皆さん今日は短い間ですが楽しんでいきましょう! 倉さん初日にお越しいただいて本当にありがとうございます。楽しい時間にできたらいいなと思っています。 横田さん皆さんのお顔を見られてとてもうれしいです。 西垣さん初日を迎えられて、すごくうれしく思っております。 泉谷さん今日は、皆さん暑い中来て下さってありがとうございます。千穂役が決まる前から家には「隣のステラ」の漫画がありました。お母さんはずっと「千穂役に決まってほしいな」と言っていたので、千穂役になれてうれしいです。 浜野さん大丈夫ですか? 一人だけオジ…。(隣の西垣さんで区切りながら)ここまでにしておげばいいものを…。(他の登壇キャストに向かって)キラキラしやがって!(マスコミに向かって)僕だけ写真を切らないでくださいよ(笑)! 田鍋さん公開初日に皆さんとお会いできて、とってもうれしいです。 松本監督初日を迎えられて、とてもうれしく思います。 MC今日は初日を迎えました。満員のお客さん、本当にありがとうございます。この光景を見て、福本さんは今どんなお気持ちですか? 福本さん本当にうれしいです。今日は、朝から八木さんと電波ジャックをしていました。その時に駆けつけてくれた方々もいらっしゃって、皆さんが本作の公開を楽しみにして、一緒に盛り上げてくれたことがうれしいです。 八木さんやっぱり皆さんの元に届くのはすごくうれしいです。こうして劇場に来てくれて、SNSでも盛り上げてくださる方もたくさんいて、感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます。 MC横田さんと西垣さんは本作の中でも舞台挨拶をされておりました。今日は本当の舞台挨拶ですね。 横田さん劇中の舞台挨拶の時は、私たちは一言もしゃべらなかったので、今日はこうして言葉を発することができてとてもうれしいです。葉月は、千明にとって憧れの存在なので、いかにキラキラとしていられるかを考えて演じました。……あの、西垣さんファンの方のボードが気になっているんです。文字が逆さまになっているから戻したほうが良いですよ! 西垣さん(ファンの方に向かって)ホードを見せて! 応援ありがとうね!撮影の時は、会場の皆さんが持っているうちわの名前が全部「昴」だったんです。なので、今日はちょっとだけでも僕の名前があって、すごくうれしいです! MCこういう時は、ご自身の名前を探しますか? 西垣さんはい。 MC八木さん、横田さん、西垣さんは、芸能人の役を演じるにあたり、どのようなことに気をつけたのでしょうか? 横田さん莉子ちゃんが演じる千明に、「私では昴に似合わない…」と思わせたり、千明に憧れてもらえるように、キラキラした印象を与えないといけない役なので、いかにそれが出せるかをがんばりました。 西垣さん僕の演じた新堂は、子役から芸能活動をやっている若手実力派俳優でした。若手で実力がある部分をちゃんと表現しないといけないので…(笑)。実年齢は勇征くんの方が年上なのですが、昴の先輩なので、大人の余裕や、大きな背中が見せられるようにがんばりました。 八木さん僕の役は、本当に新人で、駆け出しの俳優って感じでした。なので、がむしゃらな感じや、ひたむきさ、そして自分で始めた仕事をどんどん好きになっていく姿が見せられたら良いなと思っていました。 MC気持ちの切り替えは難しかったですか? 八木さん千明といる時とそうじゃない時の違いを意識して、監督とも相談しながら演じました。 福本さんテレビで見る昴、試写会の時の昴は、すごく輝いていてカッコ良いんですが、千明としては、寂しい気持ちもあるんです。ベランダで話をする時は、幼なじみの見慣れた昴だから…。八木さんは、そういう部分を別人のように演じられていました。 松本監督八木さんとは、撮影に入る前にお話をしてから撮影をしましたが、二日目くらいに海のシーン、三日目に写真スタジオのシーンを撮影しました。八木さんは、千明といるシーンでは彼女にしか見せない顔をしていて、スタジオでの撮影では“芸能人・昴”になっているので、演技の振り幅がすごいと感じました。 八木さん(監督に褒めてもらえて)最高に気持ち良いです! MC舞台挨拶のシーンですが、大物俳優役で遠藤憲一さんが出演されていました。田鍋さんは、エンケン推しの役どころでしたね。めちゃくちゃうれしそうでした。 田鍋さん撮影中は、うちわを持って推し活をしていましたが、撮影の後に(遠藤憲一さんと)一緒にお写真を撮っていただきました。すごく貴重な時間でした。こんなに贅沢な推し活はないと思います。 MC倉さんは、これまでに様々な役を演じられていますが、本作のようなキラキラした作品と役どころはあまり見たことがない気がしますが、いかがでしたか? 倉さん今回の役は、初めて演じる役どころだったので、オファーが来た時に「来たか!」と思いましたし、うれしかったです。お芝居でカッコ良さを表現する役は、あまりやってこなかったので、難しかったです。いわゆる王道の主人公ではなく、少しアンニュイな感じがある役なので、そこをニュアンスで表現するところに少し苦労しました。 MC福本さんから見ても、高橋はカッコ良い先輩でしたよね? 福本さんはい、めちゃくちゃカッコ良かったです! さらっとリードしてくれる良さがありました。 倉さんありがとうございます! 中学生から見る高校生とか、高校生から見る大学生って、すごく大人に見えるし、カッコ良く見えるじゃないですか。そういう部分を表現したくて頑張りました。うまく表現できているかはまだ不安です。(会場から:拍手) ありがとうございます! MC昴から見て、高橋くんの存在はどうでしたか? 八木さんめちゃくちゃ大人でカッコ良いなって思いますね。 MC撮影自体は半年前だとうかがっております。撮影中の印象的なエピソードや、楽しかった思い出は何かありますか。 浜野さんちょっと思い出しても良いですか? 泉谷さん 八木さんがいないシーンですが、撮影のために用意されたドーナツやご飯を、撮影後にスタッフさんやキャストさんと食べたんですが、本当にパーティーみたいで、すごく楽しかったです。 八木さん僕も参加したかったな! 泉谷さんすみません! 福本さん美味しかったし、楽しかったね! 泉谷さんうん! MC八木さんとの思い出は何かあるかな? 泉谷さん撮影中のエピソードは思い出せないんですが、今日のエピソードならあります。移動中に、すごく面白い話をしてくれました。 MC面白い話? 泉谷さん面白い話というか、ここで話して良いことなのかは分からないので…。(八木さんに)面白かったですよね? 八木さんね! MC福本さん、八木さんから見ても泉谷さんは可愛いですよね? 八木さんめっちゃ可愛いくて、天使! 福本さん現場がパッと明るくなります! 八木さん劇中のセリフで、(千穂が)「昴と結婚する!」と言ってくれるのですが、毎回真剣に受け止めていました。 浜野さん僕は、車の中で待機している時に八木くんと二人きりになって、“八木勇征を独り占め”しました。僕のためだけに、八木くんが話をしてくれました! 八木さんいろいろな話をしましたね。 浜野さん共通の知人の話もしたね。 MCでも、その話はここでは言わないんですか? 浜野さん(笑)。言わない! MC福本さん・八木さんという、フレッシュな二人と共演されてみていかがでしたか? 浜野さん昴のお母さん役の紺野(まひる)さんと僕は同じくらいの世代なんですが、二人とも“ラブストーリー大好きオジ”と“ラブストーリー大好きオバ”なので、顔合わせの時に「中年二人でフレッシュな二人を支える!」と決めました。出来上がった作品を観たら最高でした。こんな若い二人がお互いを思い合って、オジが観ても涙がちょちょぎれますよ! ラブストーリーは若い人たちだけのものではなくて、中年も観られますよね?(と会場の皆さんに問いかけると手が挙がる)イェーイ! MCそれでは、ここで映画のタイトルにちなんだ質問をしたいと思います。「隣のステラ」ということで、皆さんがこの夏に隣にいてほしい人、もしくは隣に置いておきたいものを教えてください。 松本監督この質問、めっちゃ難しいですよね? 私は、最近引越しをしました。テレビではなくプロジェクターに変えたいと思っています。なので、「プロジェクター」を隣に置きたいです。 浜野さん僕は、今年で44歳になりますが、芝居の仕事が来たのは30歳くらいの時でした。(登壇者の)皆さんの事務所は、マネージャーさんが変わっていくと思いますが、僕のところは小さい事務所なので、同い年のマネージャーが14、15年ずっと担当してくれています。「マサヤ、衣装どう?」など、ずっと二人でやっているので、常に「マサヤ」に隣にいてほしいです。 泉谷さん隣に置きたいのは、「ドラえもん」です。私は、最近「ミュージカル SPY×FAMILY」(アーニャ・フォージャー役)のお稽古をしています。駅から稽古場までがすごく遠いので、いつもお稽古前に汗をかいて疲れてしまいます。だから、ドラえもんの「どこでもドア」を使ってさっと稽古場に行きたいです。私だけじゃなくて、スタッフさんやキャストの皆さんも、ドラえもんにお願いして、「どこでもドア」を使って汗をかかずに稽古場に行けるようにしたいです。 田鍋さん私は、現実的に考えて、「おにぎり」だと思いました。本当に思いつかなかったんですが、さっき楽屋におにぎりがあったんです。どんな時もご飯を食べて生きていきたいので「おにぎり」です。 西垣さん人か物ですよね? 五分に一度くらいの頻度で、僕に「『お水飲まなくて良いの?』って聞いてくれる人」が隣にいてほしいです。僕は、あまり水分を取らなくて、現場に一日いても500mlのペットボトルを飲みきることなく帰ることがあります。 MC皆さんが“「マサヤ」で良いじゃん!”と思っていると思います。 浜野さん僕のマサヤは一人ですから! 横田さん思いつかないので、「怖い話」にします。私は怖い話が大好きで、ホラー映画も大好きなんです。だから、怖い話を見たり聞いたりして、ゾクゾクと寒気を感じていたいと思います。 倉さん今日もニュースでやっていましたが、昨今暑くなっているので「日傘」です。そろそろデビューしようかと思っています。皆さんも気をつけてくださいね。 八木さんロケで、保冷機能の高い最新の「縦型の氷嚢(ひょうのう)」をいただきましたそれをグループの仕事で地方に行った時に持っていったのですが、そこの冷凍庫に入れたまま忘れて帰ってきちゃいました。(頭を下げる)本当にごめんなさい。 福本さん私は、現実的に考えて「水枕」です。いつも冷蔵庫で冷やしておいた水枕で寝ています。頭がひんやりしてすぐ眠れます。皆さんにオススメです。 MC松本監督、改めてこの二人と作り上げた作品はいかがでしたか? 松本監督撮影に入る前も、撮影に入ってからも思っていたことがあります。福本さんと八木さんの雰囲気がすごく似ているところがあり、話すトーンで、幼なじみ感が際立っている感じがしました。撮影自体は一カ月ほどでしたが、画面に映っていないところで、二人が過ごした時間がちゃんと積み上がっているように感じられて、すごく素敵だと思いました。 MCお二人は、松本監督との作品作りはいかがでしたか。 福本さん撮影に入る前から「何かあったら相談してね」と言ってくださいました。現場でも、そういう環境を作ってくださっていたことが心強かったです。 八木さん(福本さんと)二人でのシーンを撮る時に、段取りの前や後に、監督を交えて、三人で話し合ってから決めていました。僕と監督は、同世代だからこそ、言葉のツールや感覚が似ていることが多くて、とてもやりやすかったです。 松本監督今回は、スタッフも含めて歳が近い人が多かったので、先ほど八木さんがおっしゃったように、言葉のツールが似ている事は私も感じていました。 ■八木さんから、福本さんへのサプライズ企画! MCここからは、八木さんお願いします! 八木さんはい。莉子ちゃんと皆さんに、どうしても見てもらいたい映像があります。 福本さんえ! なんですか? 私は聞いていないです…。(戸惑いをみせる) MC福本さんは、相当驚いていらっしゃいますが、壇上の皆さんは下のモニターをご覧ください。 ■スクリーンに映像が映し出される。 (映像の中の)八木さん本作の撮影中から宣伝活動まで、明るく一緒に頑張ってくれた莉子ちゃんにサプライズをしたい。初日舞台挨拶の日に、朝から密着で電波ジャックがあるので、その時にキャストの皆さんと一緒にメッセージサプライズをやろうかなと思います! 福本さん(映像を見ながら)え! いつのまに? これ、さっきですよね? ■この日の宣伝活動中、福本さんに気が付かれないように、キャストの皆さんが一文字ずつ書かれた紙を、カメラに向けていきました。八木さんが「隣」倉さんが「の」横田さんが「ス」西垣さんが「テ」田鍋さんが「ラ」浜田さんが「公」星谷さんが「開」。最後は皆さん一緒に福本さんへの感謝のメッセージ「莉子ちゃんありがとう」。 福本さん私、近くにいたのに、まったく気が付かなかったです! 私も星を持っていました…。 八木さんもうドキドキしました! 僕がみなさんに提案したのも今日なので、急いで編集していただきました。莉子ちゃんの笑顔や、現場で明るく振る舞ってくれていたことに、すごく助けられたので、感謝の気持ちを込めて今日はサプライズをさせてもらいました。ありがとうございます!(会場:拍手) 福本さん本当にたくさんの方に支えていただいて、今日という日を迎えられました。まさかのサプライズ企画までしていただいて、めっちゃうれしいです。ありがとうございます!(会場:拍手) ■フォトセッション MC最後に、八木さん、福本さんからメッセージをいただきます。 八木さん本作は、同世代のキャストやスタッフの皆さんと一緒に「超王道のキラキラ映画を作ろう!」と言って始まりました。チーム一丸となり、手を取り合いながら一生懸命作った作品が、皆さんの元に届いて、すごくうれしいです。「隣のステラ」の世界観が広がって、たくさんの皆さんに届くことを願っています。今日は集まっていただいて本当にありがとうございました。 福本さん餡蜜先生が描かれた作品に対して、リスペクトを持って、熱い思いで一丸となって本作を作り上げました。夏にぴったりの王道のラブストーリーの作品になっています。お友だちやご家族にこの作品の魅力をもっと広めてくださるとうれしいです。本日は本当にありがとうございました。
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劇場版『トリリオンゲーム』初日舞台挨拶劇場版『トリリオンゲーム』公式サイト2023年夏の注目作として大きな話題となった連続ドラマが、劇場版『トリリオンゲーム』となって、2月14日に公開初日を迎えました。 TOHOシネマズ 日比谷で行われた初日舞台挨拶には、目黒蓮さん、佐野勇斗さん、今田美桜さん、福本莉子さん、原嘉孝さん、村尾嘉昭監督が出席しました。 全国119館で舞台挨拶の模様が生中継される中、息ぴったりのトークを繰り広げると共に、公開2日後の2月16日に誕生日を迎える主演の目黒さんに、ドラマから最強バディを組んできた佐野さんがサプライズで涙ながらに感謝の手紙を披露するなど、チームワークの良さが伝わるひと時となりました。この日の模様を詳しくレポートします!初日舞台挨拶天王寺陽役目黒蓮さん平学役佐野勇斗さん黒龍キリカ役今田美桜さん高橋凜々役福本莉子さん桜心護役原嘉孝さん村尾嘉昭監督目黒さん本日この会場にお越しくださった皆さん、そして中継先の119館で観てくださっている皆さんに、心から感謝しています。ありがとうございます。中継先の劇場のチケットを取る時に、サーバーが落ちてしまったんですよね。(登壇者の皆さん&会場のお客さん:「ええ!」と驚きの声)僕は、「席が埋まっていくなぁ」ってネット上で見ていたんですが、サーバーが落ちてしまいました。(登壇者の皆さん&会場のお客さん:目黒さんがその様子を見ていたことに驚き&笑) 佐野さん見ないようにしないと、サーバーが落ちる要因の一つになっちゃうよ。 目黒さんサーバーが落ちちゃって、朝まで繋がるのを待ったりしながら、チケットを取ってくださった皆さんには、本当に感謝しています。サーバーが落ちたのは、たぶん(佐野さんが演じる)ガクのせいだと思います。(会場のお客さん:笑) 佐野さん何で? 何で僕のせい? 目黒さん(ガクがズバ抜けたIT技術で活躍するキャラクターであることにちなみ)ガクがしっかりしていないからです。 佐野さんああ! (目黒さんが)役に入っているわ。 目黒さんそれでサーバーが落ちてしまったのかなと思います。ガクのせいで、すみません。(会場のお客さん:笑)佐野さん(目黒さんの謝罪に乗っかり)僕のせいで、すみません。(会場のお客さん:笑)(気を取り直して)こんばんは! (目黒さん&会場の皆さん:「こんばんは!」) ありがとうございます。盛り上がっていますかー! (会場のお客さん:拍手)イエーイ!全国119館で観ている人、盛り上がっていますか! (会場のお客さん:拍手)(会場の熱気を感じて)日本中が今、盛り上がっていますね。 目黒さん(佐野さんのコール&レスポンスを目にして)すごいな。ライブ会場だと勘違いしています(笑)? 佐野さんよく分からなくなってきちゃった(笑)。本作の撮影期間中から、公開日の2月14日に向けて、僕たちは頑張ってきました。無事に公開日を迎え、日本全国の皆さんに本作を届けられて、うれしい気持でいっぱいです。そして、「観たよ!」という声もたくさんいただいて、本当に感無量です。今日はもっともっと多くの方々に「本作を観たいな」と思ってもらえるような、楽しい時間にしたいと思っています。今田さんこんばんは。(登壇者の皆さん&会場のお客さん「こんばんは!」)(キリカになりきって)ごきげんよう。皆さん、ハッピーバレンタイン! (かわいい呼びかけに会場のお客さん:歓声&拍手) (会場を見渡しながら)皆さん、今日はハートのボードを持っていただいていますね。すでに本作をご覧になったということで、楽しくお話しができたら良いなと思っております。ちゅう…(少し噛んでしまい)中継先の皆さんもよろしくお願いします(笑)。 佐野さんとんでもない噛み方をしませんでしたか? 大丈夫ですか(笑)? 目黒さん(フォローするように)まあ、バレンタインデーですからね。 佐野さんそうですよね、バレンタインデーだから何でもOK! 目黒さんハッピーに行きましょう。 今田さんハッピーによろしくお願いします(笑)。 福本さんこんばんはー! (登壇者の皆さん&会場のお客さん:「こんばんは!」)中継先の皆さんも、こんばんは。(登壇者の皆さん&会場のお客さん:「こんばんは!」)ちょうど昨年の今頃に撮影をしていた本作が、無事に公開となりとてもうれしいです。一人でも多くの方に観ていただきたいので、今日は本作の魅力がたくさん伝われば良いなと思っています。 原さんこんばんは! (登壇者の皆さん&会場のお客さん:「こんばんは!」)ついにこの日が来たなという感じでございましょうか。(独特な語り口に登壇者の皆さん&会場のお客さん:笑) 目黒さん緊張しているな(笑)! 原さん全国の皆さん、ぜひ、たくさん“LOOK”してもらって。(登壇者の皆さん:「LOOK?」とざわざわ)“LOOK”です! (胸元から本作のコラボ商品であるLOOKを取り出して)皆さん、“LOOK”でございます! (会場のお客さん:拍手)不二家さんと「トリリオンゲーム」がコラボをいたしました! 不二家さん、ご協力ありがとうございます。他にも、いろいろな番組ですごく盛り上げていただいて、日本列島が揺れ始めています。ぜひ、この勢いを止めずに今日からたくさん盛り上がっていただければと思います。(“LOOK”に目を向けながら)これ、味が二種類あるんです。(商品の説明をし始める原さんに登壇者の皆さん&会場のお客さん:笑)「天性の人たらしバニラと、桁違いのワガママカカオ、みんなはどっちから食べ“LOOK”?」とか言ってね。(登壇者の皆さん&会場のお客さん:笑)目黒さん原さんは、先ほど裏で僕のところにコソコソッとやって来て、“LOOK”を出して…。(声を潜めた原さんの真似をしながら)「これやって良い?」って聞いてきました。(登壇者の皆さん&会場のお客さん:笑) 原さん(爆笑)。裏のことを言うなよ! 目黒さん一応、許可を取りに来たんですよ(笑)。緊張している中でも、一生懸命宣伝をしてくれています。 佐野さんすばらしい! 原さん本日はよろしくお願いいたします! 村尾監督こんばんは! (登壇者の皆さん&会場のお客さん:「こんばんは!」)本日は初日に来てくださって、ありがとうございます。全国の劇場の皆さんもありがとうございます。本作は、稲垣理一郎先生と池上遼一先生が描いて、作り出した作品です。それを映画化して、本日、公開初日迎えることができて、本当にうれしいですし、ホッとしています。ドラマ版を観ていなくても楽しめるようになっています。また、子どもが観ても楽しめる作品です。ハル&ガクの友情や、みんなの活躍を楽しめると思うので、気に入っていただけたら、家族で観に来てもらえたらうれしいです。僕も両親と妹と小学生の甥っ子と一緒に観に行きます。 目黒さんおおー! ご家族の感想を聞かせてくださいね。 MC改めて初日を迎えたお気持ちをお聞かせください。 目黒さん: すごくうれしいですが、緊張もしています。皆さんがどういう風に受け取ってくれるのかなという緊張があります。でも、一年前の今の時期に本作の撮影をしていて、その時は公開する今日のことをずっと考えていたので、今日を迎えられて本当にうれしいです。 MC目黒さんと佐野さんは、撮影から今日までいろいろなところで宣伝活動を二人三脚でやってこられました。 佐野さん先ほど、高校の時の担任の先生から、「ちょっとあんた、テレビに出すぎじゃない?」という連絡が来ました。(会場のお客さん:笑)それくらい先生もよろこんでくれているし、テレビやSNSで宣伝を見たたくさんの方が、「観に行くね」「観たくなった」と言ってくださって、宣伝活動を頑張って良かったです。宣伝もすごく楽しかったです。 MC(TBS系のバラエティ番組「バナナサンド」のゲームコーナー)「ハモリ我慢ゲーム」、最高でした。 佐野さんおいおいおい…やめてくれよ。あれ、トラウマなんだ。(会場のお客さん:笑) でも、ありがとうございます…。 MC今日もこの後(TBS系のバラエティ番組)「それSnow Manにやらせてください」の放送がありますね。 佐野さんそうだ! 目黒さん佐野くんがゲストで来てくれましたね。 佐野さん(番組内で忍者姿を披露したことから)ニンニン! MCそして、劇場版でもハルとキリカによる大人な掛け合いを見ることができます。今田さん、改めてキリカを演じた感想を教えてください。 今田さんキリカのような役は、なかなか挑戦できる役ではないので、ドラマの時から、思う存分社長令嬢のキリカを演じたいと思っていました。本作でも、とても楽しく撮影できました。ハルとキリカは、凜々とガクの関係性とはまたちょっと違うものだと思います。本作はドラマから二年経っているので、大人な二人の距離感にも、少し余裕が生まれているなと感じていました。そこは監督と目黒さんと三人で話しましたが、余裕さと、たまにある切なさなどが表現できたら良いなと思って演じました。MC目黒さんは、ハルとキリカは「高い次元の掛け合いができる二人だ」とお話していました。 目黒さん頭の切れる者同士の関係性が、良いところなのかなと思います。 MC今日の今田さんの衣装も、キリカのようでステキですね。 今田さん(声を潜めながら)ありがとうございます。 目黒さん何で小声なの? (今田さん&会場のお客さん:笑) 今田さん恥ずかしいなと思って(笑)。キリカをちょっと意識してみました。 MC続いて、福本さんにおうかがいします。(ハル&ガク&凜々の)三人で立ち上げた「トリリオンゲーム社」も大きく、すばらしい会社になりました。振り返ってみると、ドラマからどのような思い出がありますか? 福本さんドラマの最終話で、凜々が社長を辞めざるを得ない状況になって、それをハルさんとガクさんに伝えるシーンが、一番印象に残っています。そのシーンは、台本に「涙をこらえながら」というト書きがあって、撮影前からすごく緊張していました。家でこれまでの「トリリオンゲーム」を全話見返して、その日の撮影に挑みました。お二人は、私の様子がいつもと違うと感じていたと思います。(照笑) そのシーンの撮影本番で、パッと目黒さんの方を見たら、頷かれたんです。それにすごくグッと来て、自然と涙が出てきました。目黒さんって、本当にすごいなと思いました。目黒さん僕じゃないですよ、すごいのは福本さんです。 福本さんリハーサルの時は、なかったのに、本番の時だけ、(頷きながら)「うん」ってしたんです。 目黒さん確かにそこのシーンは、空気が違いましたもんね。あれ? …ガクは? そのシーン、ガクもいましたよね(笑)。 福本さんうん(笑)? 佐野さん僕もいたし、めちゃめちゃ頷いていたと思うんだけれど…。(登壇者の皆さん&会場のお客さん:笑) 福本さんそうですね、ガクさんも…(笑)。佐野さんちょっと笑っているじゃないか! 「ガクさんも」じゃないのよ! (福本さん&会場のお客さん:笑)でも、僕も同じようなことがありました。本作で、ハルくんが危なくなった時に「ハルくーん!」と僕が叫ぶシーンで、目黒くんが頷いてくれたんです。 福本さんあの頷きは、ヤバいですよね。 佐野さん(カッコ良すぎるエピソードに)ずるいっすよ! 福本さんずるいですよね! 佐野さん別の作品でも、そういうシーンの時は、毎回目黒くんに来てもらおう。 目黒さんその作品に出ていないのに行くの(笑)?お二人(佐野さんと福本さん)は現場でずっとこういう感じで、弟と妹のようなお二人がわちゃわちゃしているのを、僕は遠くで頷きながら見ているだけなんです。こういう関係性がステキだなと思います。 MCそして、原さんです。こんばんは。 原さんこんばんは。よろしくお願いします。 MC(原さんがSNSやブログで使っている挨拶)「ちゃぼす」じゃなくて大丈夫ですか? (会場のお客さん:笑) 原さんちゃぼす! (会場のお客さん:笑) いやいや、知らない人の方が多数ですから! 目黒さん(会場の反応を受けて)すごい。皆さん知っているよ。 原さんこんなの覚えなくて良いですから! MC皆さん、聞きたいと思っていますよ。 原さんいやいやいや…ちゃぼす! (会場のお客さん:笑&拍手) 目黒さん何の拍手ですか(笑)。でも、ありがたいですね。 MC原さんはトリリオンゲーム社での撮影が多かったと思うので、本作をご覧になって初めて観るシーンもたくさんあったのではないでしょうか。 原さんめちゃくちゃありましたよ! カジノのシーンはびっくりしました。(目黒さんに確認するように)あれは、セットですよね? 目黒さんセットです。 原さん美術さんが細かいところまで作り込んでいるので、セットだと分からないくらいでした。本当にびっくりするシーンが多かったです。(会場に語りかけるように)目黒のアクションシーン、観ました? あんなにカッコ良いなんて聞いていないですよね! マジで嫉妬するくらい、カッコ良かったです。ムチみたいに、手足の長さをふんだんに使っていたな! 他のキャストの皆さんもそうですが、僕の知らないところで頑張って撮影していたんだなと思って、本当に感動しました。 目黒さん(原さんの視線を感じて)「今のどうだった?」みたいに、その確認の目、やめて(笑)。(原さん&会場のお客さん:笑) 原さんごめん、ごめん。不安で(笑)。 目黒さん知らない場所で、それぞれのシーンを全力で積み重ねてようやく一本の映画ができるので、それを観てもらえてうれしいです。 MCとのことです、原さん! 原さんちゃぼす! (目黒さん&会場のお客さん:笑) MC村尾監督は、若い皆さんと一緒にここまで一緒に本作を作り上げられて来ました。 村尾監督若いと言っても、本当に経験の豊富な方々なので、僕が何かを言うこともなかったです。シンプルに、めちゃくちゃ楽しい二年弱でした。皆さんそれぞれ大活躍で、いろいろな経験をして、ものすごいスピードで成長をされていったように思います。最初のリハーサルを覚えていますか? 目黒さん覚えています。 村尾監督原さんは途中参加だったんですが、このメンバー(目黒さん、佐野さん、今田さん、福本さん)だけでリハーサルをしました。ドラマが始まって、ドラマが終わった時の皆さん、本作の撮影が始まった時の皆さんと、今、宣伝をしている時の皆さんは全然違います。成長していく姿を間近で見られて良かったです。役者として成長していくのはもちろん、人としても成長していったと思います。 目黒さん&佐野さん&今田さん&福本さんありがとうございます。 村尾監督目黒さんはハル役を演じたからというのもあると思いますが、明るくなりましたね(笑)。 目黒さん本当ですか? 村尾監督めちゃくちゃ明るくなりましたよ! あと、先ほどの「頷いた」という話もそうですが、引っ張っていく力が成長しました。僕にも何度も頷いてくれています。無言で頷くんですよね。 目黒さん「明るくなった」は、ちょっと恥ずかしいですね…。(会場のお客さん:笑) 村尾監督最初は、佐野さんが「僕ちょっと、ハルっぽいんです」と話されていて、目黒さんが「僕はどちらかと言うと、ガクっぽい」と話されていました。 目黒さん言っていましたね。 村尾監督そういう不安から始まったけれど、今やもう二人はハルとガクでしかないです。それは他のキャストの皆さんもそうです。そして、(原さんとおばたのお兄さんが以前から似ていると言われ、コラボ動画も撮影していることから。原さんを見つつ)、おばたのお兄さんも…。(会場のお客さん:笑) 原さん(急に振られて驚きながら)うわあ! (首を傾けて)まーきのっ! (原さんが即座に反応したことに会場のお客さん:笑&拍手) 佐野さん良いね! 良かったよ! 原さん暴投が飛んできた(笑)。 ありがとうございます。 村尾監督本当に楽しい二年弱でした。僕にとっても宝物のような時間です。目黒さんこちらこそです。 ありがとうございます。 MCありがとうございます。これから目黒さんの“頷き待ち”があるかもしれませんね。 目黒さんちょっと恥ずかしいです…(笑)。 MC先日、佐野さんの家で行われたインスタライブについて、お話をうかがいたいと思います。 (Instagramの生配信中に佐野さんがご飯を作る)“佐野飯” ではなく、結局は“目黒飯” になったんですよね? 佐野さん“めめ飯”です。 目黒さん“め”が多いね(笑)。 佐野さん“め”が三つです。 目黒さんどうでしたか? 佐野さん楽しかったですよ! ただ話が違うのよね。 目黒さん話が違う…? 佐野さん皆さんも知っていると思いますが、僕がアホみたいにずっと「目黒くんのお家に行きたい」と言っていたんです。それなのに、目黒くんが「佐野くんの家に行こうよ」と言い出して、本当に来ちゃうんだもん。しかも原くんと(目黒さんが所属するグループ「Snow Man」の)ラウールくんも(笑)。(目黒さん&会場のお客さん:笑) 原さん謎にラウールな(笑)! 目黒さん「佐野くんの家に行くんだ」と言ったら、ラウールが「行きたい」って言うから。じゃあ、行こうよって話になってね。 佐野さん(会場のお客さんに向かって)すごいでしょ? 目黒さんでも、楽しかったから良いよね。 佐野さんめちゃくちゃ楽しかった! 原さん配信を観てくれた人は分かるかもしれないですが、本作の話をしたのは最初の十分ぐらいです。(登壇者の皆さん&会場のお客さん:笑) 盛り上がっちゃってね! 佐野さん確かに! 原さんでも、ドラマで共に過ごした月日があって、ここ(目黒さん&佐野さん)の仲の良さとか、バディ感の良さが出ていたと思います。 目黒さんそうですね。なかなかああいうことができる機会はないと思ったので、やれて良かったです。 原さんチームワークがありましたね。 佐野さんあれ以降、“目黒会”というのを結成しました。これからは“目黒会”と呼んでください。 目黒さんそういうのは恥ずかしいから(照笑)。 MC一つうかがっても良いですか? 皆さんも気になったと思うんですが、なぜ唐揚げが五個だったんですか? 佐野さんうわあ、それか! どうします? 目黒くん、言って良いですか? 目黒さんシンプルに、分量をミスったんです。 佐野さん&原さんシンプルにね。 佐野さん買ってくる分量を調べたんですよね。「唐揚げ、分量」とネットで検索したら、三、四人前で鶏肉は150グラムと書いてあったので、四人だから、200グラムにしたんです。でも五個しかできなかったんです。(会場のお客さん:笑) MCお米は四合炊いていましたよね。(会場のお客さん:笑) 目黒さんシンプルなミスです。すみません。あの後、お米もちゃんといただきました。 佐野さんちゃんと食べました! MCいつか、目黒さんのお家に行きたいですね。 佐野さんそうなんですよ。 目黒さんいつでも来てよ。待っているよ。 佐野さん(驚いた表情で)えっ! (会場の皆さん:笑) 目黒さん佐野くんが忙しいんです。 佐野さんそんなことないんですが…じゃあ、本当に誘いますからね! スケジュール出しますからね!(会場の皆さん:笑) 目黒さんはい、出してください(笑)。 原さん僕の家、来る? 僕の家でも良いよ。(突然のお誘いに会場の皆さん:笑) 佐野さん原くんの家は、いつでも行けそうだから良いや。(会場の皆さん:笑) 原さんなんでやねん! (佐野さん&会場の皆さん:笑) MC昨日は、「Snow Man」の皆さんが本作をご覧になったとうかがいました。どのような感想がありましたか? 目黒さん観てすぐに、みんながLINEをくれました。「展開が読めなくて本当にワクワクした」と言っていました。想像以上にドキドキハラハラしてくれたようで、すごくうれしかったです。 MC「Snow Man」のチーム愛が感じられますね。 目黒さんその後にメンバーと会ったんですが、みんなで抱き合って、「観に行ってくれて、ありがとうね」と言いました。 MCそろそろ舞台挨拶が終了のお時間となります。これから皆さんでフォトセッションを行いたいと思います。 佐野さんちょっと失礼します。(一人ステージを降りる) 目黒さんあれ、フォトセッションは…? MCお待ちいただければ、大丈夫です。(佐野さんが不在となり、登壇者の皆さん戸惑い) 原さん(気を取り直して、場を繋ぐようにトークを始める)だんだん暖かくなってきて…。(会場のお客さん:笑) 目黒さんだんだん暖かくなってきましたか(笑)? 原さん今日は、暖かかったですよね? 本当は、今日の衣装の袖を切りたかったんですが、今日はタンクトップがNGということでした。(会場のお客さん:笑) 目黒さん誰もNGを出していないと思うよ(笑)。(会場のお客さん:笑) 原さん本当ですか? MC先日のインスタライブでは、原さんが「靴下を履いていて良かった」というコメントがありました。 原さん佐野くんの家にお邪魔するので、さすがに持っていきました。TPOです。(会場のお客さん:笑) ■会場内に「ハッピーバースデーの曲」が流れ始め、大きなバルーンの花束を持った佐野さんが中扉から再登場し、大歓声に包まれました。佐野さんは「ハッピーバースデー」をクセのある歌い方で歌いつつ、客席を通ってステージに上がると、登壇者の皆さんは大爆笑。佐野さんが「おめでとうございます!」とバルーン花束を目黒さんにプレゼントすると、受け取った目黒さんは「ありがとうございます!」と感謝を伝えました。MC目黒さんは、2月16日に28歳の誕生日を迎えます。サプライズでのお祝いとなりました! 目黒さんありがとうございます。(会場:拍手) 佐野くんのステキな歌もありがとうございます(笑)。 佐野さんお恥ずかしながら、僕からもう一つプレゼントがあります。まだまだ宣伝活動は続きますが、今日は公開日ということで、目黒くんにお手紙を書いてきました! 目黒さんおおー! (会場:拍手) マジか! 佐野さん(スタンドマイクが用意され)こんなのを用意してくださるんですか! 弾き語り風な感じですね。 目黒さんギターを弾くような感じでね。 佐野さんマジ手紙なので、恥ずかしいですが、いきますね。昨日の夜書いたんですが、ちょっと気持ちがあふれちゃって、七枚書いちゃった。(会場のお客さん:笑) どうしよう! (会場のお客さんの時間を気遣いながら)みんな大丈夫? 本当にごめん! 止まらなくなっちゃって! (会場のお客さん:「大丈夫」という意志を表すように拍手) 目黒さん僕は七枚、全部ちゃんと聞くよ。ありがとう、七枚も書いてくれて。 佐野さん本当ですか? 本当にごめん! 止まらなくなっちゃって! すみません、いきます! 佐野さん(手紙を朗読)目黒蓮くんへ。めめ〜、元気ぃ?(手紙の朗読から離れ)深夜に書いたんで、変なテンションでごめんなさい…。(朗読に戻り)今僕がこの文章を読んでいる時も、たくさんの人前で、すらっとカッコ良く長い足を見せつけていることでしょう。きれいな歯を輝かせて、はにかんでいる姿が目に浮かびます。「トリリオンゲーム」の撮影が終わってしばらく経ちますが、最近当時書いていた日記を読み返してみました。一つ一つのページでその瞬間の感情とか景色が蘇ってきて、目黒くんと一緒に過ごした日々がどれだけ貴重だったかを改めて実感しています。(涙声になってしまい、手紙の朗読を一度ストップ)僕、泣いちゃうかも! 無理かもしれない! どうしよう! まだあとこれが七ページもある! どうしよう! (登壇者の皆さん&会場のお客さん:笑) 目黒さん頑張れ、頑張れ! 佐野さん頑張りたい! ヤバい! まだ一枚目の半分しか進んでいない! どうしよう! どこまで読んだんだろう!(登壇者の皆さん&会場のお客さん:笑) 目黒さん大丈夫、大丈夫! 佐野さん(朗読に戻り)最初にプロデューサーさんや監督さんと面談をした時、「目黒くんは本当にしゃべらないらしい」と聞きました。「どんな人なんだろう」と、ちょっと不安になったのを覚えています。でも、実際に初めて会った時、「あ、仲良くなれる」とすぐに分かりました。初めてのSNS撮
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惑星大戦争 Blu-ray森田健作/浅野ゆう子/宮内洋/新克利/大滝秀治/沖雅也/池部良がんばれぼくらの怪獣ダイゴロウ!凶暴星獣ゴリアスをやっつけろ!!本編ディスク:(Blu-ray)91分 カラー シネスコサイズ 1層(BD25G) 音声: 1, 日本語モノラル(オリジナル)DTS HD Master Audio 2, 日本語 5.1ch Remix 3, オーディオコメンタリー(睦五郎) 字幕:バリアフリー日本語字幕<映像特典>◆メイキング映像※ ◆中野昭慶『惑星大戦争』を語る ◆特報※ ◆予告編/海外輸出用予告編※ ◆スチルギャラリー(静止画)※ ※は新規に収録される映像特典です。TBR32016D/1977年度東宝監督:福田純/脚本:中西隆三・永原秀一/音楽:津島利章/特技監督:中野昭慶世界各地に飛来する謎の物体。そして宇宙ステーション・テラが巨大な宇宙船に破壊される。謎の物体は侵略軍のロケット、ヘル・ファイターだった。ヘル・ファイターは地球の各地を破壊する。だが、国連宇宙局ではこの事態に備えて、密かに宇宙防衛艦「轟天」を建造していた。轟天は侵略軍撃滅のために金星へ出撃した! 監督はアクション映画に定評のある福田純。特技監督はゴジラシリーズや『日本沈没』の中野昭慶が手掛けている。製作は多くの特撮映画を世に送り出した田中友幸と田中文雄。森田健作、浅野ゆう子、沖雅也、宮内洋ら若手スターの共演も話題となった驚異の SF 超大作。©1977 TOHO CO.,LTD惑星大戦争 Blu-ray
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劇場版『トリリオンゲーム』公開直前イベント劇場版『トリリオンゲーム』公式サイト2023年夏に注目作として大きな話題となった連続ドラマが、劇場版『トリリオンゲーム』となっていよいよ2月14日より公開となります。 2月10日には公開直前イベントが西武新宿ペペ前広場で行われ、目黒蓮さんと佐野勇斗さんが登場しました。新宿のど真ん中にお二人が降臨すると、街は一時騒然! およそ1800人もの人々が見守る中、劇中でもナイスコンビネーションを見せている目黒さんと佐野さんが、息ぴったりに本作をアピールしました。原作者の稲垣理一郎先生(原作)と池上遼一先生(作画)から応援メッセージも到着するなど、熱気にあふれたこの日の模様を詳しくレポートします。公開直前イベント天王寺陽役目黒蓮さん平学役佐野勇斗さん■西武新宿ペペ前広場のバルコニーに、目黒さんと佐野さんが登場! たくさんの人が行き交う新宿の町に、大歓声が響き渡りました。 ■目黒さんと佐野さんも興奮気味に町を見渡し、ファンの声援に大きく手を振りました。まずは広場側をバックにフォトセッション。続いて、広場側を向いてフォトセッションを敢行。お二人は笑顔を弾けさせ、トリリオンポーズも繰り出して、楽しそうに写真撮影を行いました。 目黒さん皆さん、本日は寒い中お集まりいただき本当にありがとうございます。僕たちの宝物のような「トリリオンゲーム」という作品の公開がいよいよ近づいてきています。今日は皆さんにちょっとでも「トリリオンゲーム」の良さを伝えられるように、良い時間にできたらなと思っています。 佐野さん(広場の背後にある大型ビジョンでイベントの様子が生中継されていることに気づき、目黒さんと一緒にビジョンを指刺しながら大興奮)すごい! (ビジョンに)映っている! 目黒さん(感激したように)ああ! 佐野さんこんにちはー! (会場の皆さん:「こんにちはー!」) 新宿、こんにちはー! (目黒さん&会場の皆さん:「こんにちはー!」) はい、こんにちは。目黒くんも言っていましが、本作は、ドラマから続いている、僕らにとって大切な宝物のような作品です。公開まであと数日に迫っているということで、すごくうれしく思います。早く全国の皆さんに観てほしい気持ちでいっぱいです。今日はみんなでたくさん宣伝するぞー! (目黒さん:会場の皆さん「おー!」) 以上です。MCあの大きなビジョンにお二人の様子が映っていますね! 目黒さん(ビジョンを見ながら)すごいですよね! 僕らがいる! 佐野さん(ビジョンを見ながら)僕だ!MC今日は公開直前ということで、トリリオン(1兆)パーセントの熱量で本作をPRしていただきたいと思っています。劇場版では、さらにハルとガクの絆が色濃く描かれます。そこで、目黒さんは、佐野さん演じるガクの見どころを、佐野さんは、目黒さん演じるハルの見どころについて、新宿に集まってくださった皆さんの隅々にまで届くように、大きな声でアピールしてください。 目黒さんマイクを通してで良いんですよね? MCはい、大丈夫です。では、まず佐野さんから、お願いいたします。 佐野さんえっ。僕から!? ハルの見どころですよね…。では、大きな声でいきますので、皆さん、耳の穴をかっぽじって聞いてください! (目黒さん:笑) ハルくんの見どころ、行きます!(大絶叫で)顔がカッコ良くて、脚が長いよー!! (会場の皆さん:拍手) 目黒さん最初の方、何を言っているか分からなかった(笑)。でも、気持ちは伝わりました。 佐野さん最初の方で言ったのは、「カッコ良い」です。もちろん、目黒くんがカッコ良いのは当たり前ですが、アクションがすごい。ドラマの時もアクションシーンはありましたが、今回の作品では、目黒くんがもっと派手なアクションをやっています! そこは相当見どころです。 目黒さんお! そう言ってもらえてうれしいですね。 MCガクから見ても、心を奪われるようなアクションなんですね。 佐野さん僕は、小さな頃から武道をやっていたんですが、目黒くんに「武道をやっていました?」と聞いたくらいすごいアクションでした。 目黒さん言っていましたね。 佐野さんそれくらい、回し蹴りとかすごく上手なので、ぜひ注目してほしいと思います。 目黒さんおおー、うれしい。ありがとうございます。 MCでは、目黒さんが感じる、ガクの見どころをお願いいたします。 目黒さん佐野くん演じる、ガクの見どころ…。(大絶叫で)アドリブの天才ー!! (会場の皆さん:拍手) 本当にアドリブの天才です。佐野くんは、ドラマの時にも結構アドリブを入れていたんですが、劇場版ではさらにパワーアップしたなと思いました。例えばですが、(ハル&ガクのコンビは)ガクというキャラクターが、ハルに振り回されていくというタッグだと思うんです。その、ハルに振り回された後にする、ガクの余韻のアドリブが、僕は面白くて大好きです。佐野くんは、おそらく計算をしてやっているんだと思いますが、ドラマ期間を経て、劇場版ではコンビネーションもさらに良くなって、アドリブのシーンもやれたのかなと思って、僕はすごく好きです。佐野さんアドリブをやりすぎて、目黒くんに「迷惑だからやめて」と言われました(笑)。 目黒さん(佐野さんをからかうように)やりすぎだよ(笑)。いやいや、やめてほしかったのは嘘で、佐野くんが演じるからこそ、ガクというキャラクターになっているんじゃないかと思います。 MC続いて、「このセリフは映画館の大音量で聞いてほしい」というセリフについて教えてください。 目黒さんありますよね。 MCではどちらから行きましょうか。 佐野さんセリフですか! 目黒さん(セリフを思い浮かべながら)まずは、僕はアレだな。 佐野さん(たぶんアレかな?と、想像しながら)ああ、目黒くんはそうですね。でも、それは最後に取っておいてください。 目黒さんオッケーです! MCでは、アドリブの天才、佐野さんからお願いします! 佐野さんアドリブ…? アドリブはダメですよ! セリフはあったものを言わないと! アドリブで言っちゃったら嘘になっちゃうから(笑)。聞いてほしいセリフか…。ちょっとネタバレになりそうですね。 MCネタバレしない、ギリギリのところでお願いします。 佐野さん(思い浮かんだセリフがネタバレなのか迷う)アレは…言って良いかな。 目黒さんまずは僕に聞かせて! (佐野さんが目黒さんの耳元でセリフをささやき、目黒さんは楽しそうな笑顔) MC目黒さんが「どういうこと?」と言いましたが…大丈夫でしょうか。(会場の皆さん:笑) 佐野さん(再び目黒さんと確認し合ってから)はい、行きます! (呼吸を整えて)「あの島かぁ!」 目黒さんどういうこと…(笑)? 佐野さんそんなセリフなんて出てこないよ、もう(笑)。初めの方で、そういうセリフを言っているんですよ。そこしか思い浮かばなかった。 目黒さんそこ“しか”(笑)? 佐野さんすみません! 今のは、序盤にあるセリフなので、そこを聞いてください。 目黒さん確かに言っています。 佐野さんハルくんの有名なセリフ、お願いします。 目黒さん僕は、ちゃんと、大音量で聞いてほしいセリフがありますね。皆さん、良いですか?(佐野さんの発したセリフを持ち出して)「あの島かー!」(佐野さん&会場:笑)佐野さん違う、違う。あなたはそのセリフを言っていないし(笑)! それ言っているのは、僕だし! (ハルは)言っていない、言っていない! それは絶対に違う(笑)。 目黒さん(笑)。じゃあ、本当のやつを行きます。 MCお願いします! 目黒さん(気を取り直してハルの名セリフを大絶叫)「僕らのワガママは世界一だー!」 (会場の皆さん:歓声&拍手) 佐野さん(大興奮で)ワーオ! …と、いうくだりがあるのでそこもぜひ観てほしいですね。 目黒さんやっぱり、このセリフかなと思いますね。 MC生で聞けてうれしいです。(会場の皆さん:拍手) 目黒さんありがとうございます。(佐野さんによる)「あの島か」も聞けてね。 佐野さん正確には(セリフが)「あの島か」じゃない可能性もある…。(目黒さん:笑) 映画館で確認してください、すみません。 MC今、目黒さんから「僕らのワガママは世界一だ」というセリフがありましたが、お二人にとって「今一番叶えたいワガママ」はありますか? 目黒さんワガママか…。 佐野さんはい、はい! あります! いい加減、皆さんも「くどい」と思うかもしれませんが、「早く、めめ(目黒さん)の家に行かせてくれ」。(目黒さん&会場の皆さん:笑) いい加減に、行かせてくれ! 本当に! この人、僕の家には来ちゃったから、そろそろそっちの家にも行かせてくれよ!目黒さん(笑)。(佐野さんの悲痛な叫びを聞いて)新宿で、なんで騒いでいるの(笑)! 佐野さん行かせてくれよ、目黒の家! 目黒蓮の家に行かせてくれ! 目黒さん(佐野さんの思いを受け取り)確かにね。この前、インスタライブをやったんですが、その時に佐野くんの家に行かせてもらったんです。なので、また機会があれば。 佐野さんずっと機会がなかったのよ! 僕もあなたの家に勝手には押しかけられないし(笑)! 目黒さんそれはもう(笑)…。マジで来てほしい! でも、佐野くんだって忙しいから、なかなかスケジュールが合わないという。スケジュールさえ合えば…。 佐野さん合わせるよ! 目黒くんのためなら合わせるって! いつでも行ける。事務所総出で合わせるって!(目黒さん:笑) 目黒さんこの劇場版「トリリオンゲーム」の期間内に、実現できたら良いなと思います。 佐野さん頼みますよ! MCでは、目黒さんはいかがでしょうか。 目黒さんワガママ、何だろう。(思いつかなくて)ヤバい! ええっと、ワガママ…。 佐野さん考えよう、目黒くんの最近やりたいこと。 目黒さん三十分くらいもらっても良いですか? 佐野さん長いなー(笑)! MCお待ちいただけますか? (会場:拍手) 佐野さんパチパチじゃないのよ! みんな、寒いでしょう? 目黒さん寒いですよね。本当にありがとうございます。ワガママ…あ! マジでこれかもしれないです。きれいなことを言おうとかそういうことは一切、思わずに、普段から佐野くんとも話しているんですが、「本当にこの『トリリオンゲーム』という作品を一人でも多くの人に観てほしい」それに尽きます。(会場の皆さん:拍手) ありがとうございます。 佐野さん主演の鏡! 目黒さんこういうところだからではなく、心からそれは思っています。そういった話もしますし、それくらい僕たちも気持ちを込めて、チーム一丸となって本作を作りました。(バルコニーの袖の方を見ながら)あそこに(村尾嘉昭)監督もいらっしゃっていますが、本当にみんなで一生懸命作りました。その気持ちが届けば良いなと思っています。楽しんでください。(会場の皆さん:拍手) MC本日は、本作をご覧になった原作者の稲垣理一郎先生(原作)と池上遼一先生(作画)から応援メッセージが到着しています。 ■MCがメッセージを代読しました。 ハルくんのアクションは、シンプルにカッコ良かった。 目黒蓮さんは改めて、魔法使いのようなイケメンだなと。それでいてワイルドなところも見せてくれるし、役の幅がとっても広い方なんだと思います。 ガクくんは、ある種、誇張された凡人なんですが、観る人を飽きさせないのが、佐野さんのガクくんですね。【稲垣理一郎先生からのメッセージ】目黒さんうれしい! ありがとうございます。 佐野さんありがとうございます。目黒さんの演技には、僕が描くハルを超えてしまった印象すらありました。きっと今、お二人は時代の真ん中にいる。その旬が映画全体にこの輝きを与えているのだと思います。そんな、時代に愛される作品を観ることができて、心から感謝しています。稲垣先生と二人で育てたハルとガクに新しい輝きを与えてくれてありがとう。【池上遼一先生からのメッセージ】目黒さんありがとうございます。メッセージが沁みますね。お二方がいなければ、僕たちは「トリリオンゲーム」という作品にも出会えていないですし、ドラマから映画まで撮影をすることもできませんでした。作品を生み出してくださって、何よりも感謝をしたいです。ドラマの時からずっと思っていたんですが、「トリリオンゲーム」を作っていくにあたって、やっぱりお二方に喜んでもらえるものを作りたいという気持ちでやっていました。なので、こんなコメントをいただけてうれしいです。 佐野さん本当に目黒くんの言っている通りです。お二人は、撮影現場にも来てくださって、実写化を心から応援して、楽しんでくださっていました。なので、僕ら自身もすごく演じやすかったです。さっきも言っていましたが、僕らみんなの思いが、本当に日本中に届くと良いなという気持ちです。 MCあっという間に終了のお時間となってしまいました。最後に目黒さんから、メッセージをお願いいたします。 目黒さんいよいよ公開まであと四日です。僕たちもドキドキワクワクしています。僕自身もこの「トリリオンゲーム」という作品に、辛い時に支えてもらった一人なので、勇気をくれる作品だと思います。皆さんが心の中に持っている夢や目標…、それはどんなことでも良くて、大きさなんて関係ないと思います。そんな夢や目標に、「トリリオンゲーム」を観ていただき、一歩踏み出す勇気を感じてもらえたらうれしいです。「明日からも頑張ろう」と思ってもらえるようなエンターテインメントになっていると思います。皆さん、ぜひ劇場でご覧になっていただけたらうれしいです。(会場:拍手)