アジア映画初となる第96回アカデミー賞🄬視覚効果賞受賞をはじめ、国内外の映画賞で50以上の最優秀賞を受賞する快挙を達成し、興行収入76.5億円を突破した「ゴジラ-1.0」。その続編となる「ゴジラ-0.0」(ゴジラマイナスゼロ)は、11月3日より全国448館(通常383館、IMAX65館)で公開。前作から二年後を舞台に、新たな絶望が人々に再び迫りくる様を描きます。
11月3日、TOHOシネマズ 六本木ヒルズにて初日舞台挨拶を開催し、主演の神木隆之介さん、ヒロインの浜辺美波さん、前作から続投の山田裕貴さん、吉岡秀隆さん、田中美央さん、更に本作から新たに加わった長澤まさみさん、田中泯さん、そして本作の監督・脚本・VFXを担った山崎貴監督が登壇しました。上映後トークを行った、こちらのイベントの様子を詳しくレポートします。
神木隆之介さん
敷島浩一役
浜辺美波さん
敷島典子役
山田裕貴さん
水島四郎役
吉岡秀隆さん
野田健治役
田中美央さん
堀田辰雄役
長澤まさみさん
青山眞琴役
田中泯さん
村上寛治役
山崎貴さん
監督・脚本・VFX
■先に登壇した神木さんが、山崎監督が呼び込まれた際に、TAKASHIコールをすると、会場からもTAKASHIコールが沸き起こりました。
神木さん
(拳を突き上げながら)TAKASHI! TAKASHI!
(照れた様子の山崎監督を見て)照れてる照れてる!
■「TAKASHIコール」に照れながら山崎監督が登壇。
神木さん
皆さん、TAKASHIコールのご協力ありがとうございました。(会場:拍手)
劇場に来ていただいて、本当にありがとうございます。
そして、今日は(本作の)最速上映もありました。最速上映組の方も、朝から観ていただいた方も、本当にありがたく思っております。そして、ずっと僕は、この初日を、皆さんに観ていただける日を待ち望んでいました。無事に、今日ここに立つことができて、本当に幸せだと思っております。今日は短い時間ですがどうぞ楽しんでいってください。
浜辺さん
大石から敷島に名前(苗字)は変わりましたが、前作に引き続き、典子を演じさせていただきました。本日は、観ていただきありがとうございます。そして、お越しくださりありがとうございます。
私も、本日の公開をずっと楽しみにしていました。街を歩いていると“「ゴジラ」を楽しみにしてくださっているんだろうな”という方がちらほらいらっしゃって、すごくうれしかったです。
山田さん
本当に、みんなで楽しみにしていた初日です。自分で映画館の情報を調べて「うわっ、満席!」「また満席」みたいなことや、テレビをつけたら「ゴジラ」のことやっているし、SNSからも「ゴジラ」のことが流れてくる…。僕のアルゴリズムが、全部「ゴジラ」になっているのかっていうぐらいに「ゴジラ」一色だなっていう盛り上がりです。今までに感じたことのない盛り上がりを感じています。それも朝から観てくださった皆さんのおかげだと思います。今日は楽しんでいきましょう!
田中(美)さん
ご鑑賞いただき本当にありがとうございます。
私は舞台俳優ですので、「初日おめでとうございます」というのは本当にうれしいです。改めまして、おめでとうございます!
劇中でも「衝撃に備えよ!」と言いましたけれども、皆さん、いかがだったでしょうか? ちょうど観終わったところなので、皆さんから熱気がこちらに伝わってきます。
長澤さん
本作を観に来ることを楽しみにしてくださっていた、たくさんのお客さんの雰囲気を、ずっと感じておりました。先ほど裏でも、本作に携わるスタッフの皆さんから同じ熱気を感じて、その熱気に圧倒されてしまって、ちょっと私はもうタジタジしている感じです。それだけ愛されている「ゴジラ」という作品に今回出演できたことを、本当にうれしく思っております。たくさんの方に愛される映画になりますよう祈っております。
田中(泯)さん
こんにちは。自分の人生でこんなことが起きるなんて、思ってもいなかったです。年齢もありまして、何かいろいろなことが、本作の「ゴジラ」の中で重ね合うといいますか、ちょっと引っかかっていくようなことがいっぱいありました。
こんなに震えるほど精一杯やった仕事は初めてでした。観るのが怖い。今でも怖いんですが、そんな気持ちで私自身はおります。
皆さんは、自由にご覧になって、いろいろな思いや経験をこの映画と繋げて、近くの人に、この映画を話題にして、観続けていただけたら、大変光栄なことだと思います。
吉岡さん
こんにちは。野田健治を演じ切りました。
こうやって、山崎貴監督の最新作が生まれたことを、本当にうれしく思っています。どうもありがとうございました。
山崎監督
昨日の夜からすごい熱気を感じていて、エゴサが止まりませんでした。こんなにたくさんの人たちが、楽しみにしてくれたんだと感じたら、どんどん緊張してきちゃって…。「果たして満足してくれるんだろうか?」とか、いろいろなことが頭の中で渦巻いていました。けれど、今の皆さんの顔を見ると、「だいぶ届いたんじゃないかな?」っていう実感があって、とてもうれしいです。
MC
監督、今日の初日に特別な思いはありますか?
山崎監督
こんなに熱気を感じたのは本当に初めてというか、久しぶりというか…。今までにない体験で、ちょっと圧倒されています。
山田くんみたいに劇場の予約状況を見て「満席」「満席」って、同じことをしました。
山田さん
うれしいですよね!
山崎監督
はい。(劇場の予約状況が)がまばらだと、相当来るんですよ(苦笑)。
初日って、本当に怖くて…。だんだんと、どういう状況なのか、良かったのかどうかが分かってくるじゃないですか。今回は様々な劇場でたくさん上映していただいているので、大丈夫かなって、すごくドキドキしていたんです。でも、皆さんが本当に楽しみにしてくれたのがすごく伝わってきて、大変幸せな気持ちでおります。
MC
午前 0時から「エゴサをした」っておっしゃっていましたが、本当に「ゴジラ-0.0」と同時に「山崎貴」っていうワードが、Xで上位にランクインしていました。(会場:拍手)
山崎監督
あ、そうなんですか?
MC
監督の名前が作品と同じ感じでランクインするのは、なかなかないと思います。
今回、そのたくさんポストされた中から、二つご紹介したいと思います。
【ゴジラ-0.0観てきました!
迫力すごいし、人間ドラマに泣かされるし、なんかもうここまで人間の罪と罰と愚かさをわかりやすく描かれている作品てなかなか無いんじゃないかなと思えるくらいとても面白い作品でした…!
次は4DXで観に来ます。】
【『ゴジラ-0.0』初日上映、観てきました!!
今までゴジラを観てこなかった人には是非観てほしい作品だし、ゴジラファンの人は思わず唸ってしまうところがあって涙腺が緩んでしまった…!
山崎貴監督、ホントありがとうございます!!最高でした】
山崎監督
いえいえ、こちらこそ本当にありがとうございます。
MC
「監督ありがとう!」という声が本当に多かったです。
山崎監督
本当ですか?(喜びの笑顔)
MC
はい。
そして、先ほど監督も「満席」とおっしゃっていましたが、前作の「ゴジラ-1.0」の金曜初日と比べまして、初日の興行収入が午前11時時点で201%(最速上映を含まず)になっております。(会場:拍手)
神木さん、いかがですか?
神木さん
感謝しかないですね。それほど「ゴジラ」が愛されているんだなっていう、皆さんの愛の深さもすごく伝わってきます。やっぱり皆さんが言っているように、今回の熱量は、また違うなと感じますよね。201%ですよ、監督!
山崎監督
やばいですね!
MC
SNSでは、「神木さんが演じた敷島は、行動の動機が変わった」「人間ドラマが素晴らしかった」という声がありました。改めて、どんなことに気をつけて演じたのでしょうか?
神木さん
前作「ゴジラ-1.0」で、敷島は「自分は存在してはいけないのではないか?」という罪悪感を持っての行動が大きかったと思います。ですが、今作は家族ができて、「守るため」に動くということで、行動理由が変わったことが大きな変化です。
僕の中で気をつけた点は、敷島に新しく家族ができて、「家族に向ける表情ってどんな顔なんだろう?」ということでした。前作では笑顔がなかったので、「どんな笑顔を向けたら良いか」が分からなかったんです。守るべきものがあるから強くなったんですが、逆を言うと失いたくないから弱くなった部分もあると思うんです。その紙一重感というか、「そこをどう表現したら良いかな?」っていうのを悩みながら演じました。
MC
今「守るべき対象」というお話がありました。浜辺さん、今回ストーリーの鍵を握ると言っても良い典子ですが、ここまでの存在になることを想像していましたか?
浜辺さん
私は、続編が作られても「典子は出ない」と思っていました。
山崎監督
(笑)。そんなわけないでしょう!
浜辺さん
いえいえ。
まず、続編があっても「のちに典子はこうなりました」みたいなナレーションで処理されると思っていたんです。だから、まさかこんなに出演できるとは…。
そして、「ゴジラ-1.0」の最後に典子の首に黒い痣があるなと思っていたら、それがキーになって、前作よりも出演時間が長いという……。すごくありがたく、とても感謝しております。
山崎監督
前回は、真ん中ぐらいでちょっといなくなったからね。
浜辺さん
そうなんです。「思っていたより(登場しなくなるのが)早い」っていう声をたくさんいただいたので、今回はしっかりと出せていただいて、本当にありがたいです。
MC
山田さん、前作で「役立たずの小僧」なんて言われていた水島ですが、今作ではあるシーンでグッとくる言葉もありました。
山田さん
観てもらった皆さんには分かると思うんですが、作品名に「ゴジラ」と付いていますが、親が子を思う気持ちとか、いろいろな要素が詰まっている映画だなと思っています。ぜひ、ゴジラファンの皆さんだけでなく、たくさんの方に観ていただきたい作品です。
本当にいろいろなメッセージが詰まっていて、負けてしまった僕らの歴史とか、全部含めて敷島にシンプルな言葉を言いました。
あれは、邪念とか邪心があったら良くないんですが、演じている時は敷島だけを思って言っているんです。でも、あの言葉が映画館に観に来た人一人一人に、そして人類に対して、水島が言えたら良いなって思っていました。
そこまでちゃんと皆さんの心に届いたかは、分からないですが、そういったことを背負える映画であると思いました。それを、水島に背負わせてくれる監督の愛も感じました。
敷島にかけた言葉ではありますが、僕は「全ての人に届け!」と思いながら、あのシーンをやらせてもらいました。
MC
堀田艦長は、今回も応援したくなるキャラクターでした。改めて、今回はいかがでしたか?
田中(美)さん
「ゴジラ-1.0」の時は、僕自身はサブキャラクターのつもりでいたんです。皆さんにこのように押し上げていただいて、ここに立たせてもらえたのは本当に光栄です。
今回演じるにあたって、堀田は海の男で、常に大自然を相手にすることを生業としてる男なので、“何となく二年間嫌な予感を持ちながら、「本当にあれで決着がついたんだろうか?」「そんなに簡単じゃないんじゃないか?」という思いを持ちながら過ごしてきたんじゃないか”と考えながら演じました。だから、本作でゴジラと対峙した時は、「あ、やっぱり来た!」みたいな表情ができたら良いなと思いながら演じました。
MC
長澤さん、今回は天才気象予報官というキャラクターでしたが、銀座和光(和光ビル)でのシーンは青山の振る舞いに心を動かされました。
長澤さん
ありがとうございます。
MC
相当ボロボロになっていらっしゃいましたけれども?
長澤さん
楽しかったですね(笑顔)。
汚されるシーンとかすごく好きで、それだけで燃えてくるというか、気持ちが上がるんですよね。
MC
監督からしたら「ちょっとすいません」って感じですよね?
山崎監督
美しい方は、汚せば汚すほど隙間から洩れる光が強くなる理論があって…。
MC
何を言っているんですか?(会場:笑)
山崎監督
前回の典子のボロボロもすごかった。
浜辺さん
そうですね。
山崎監督
今回は、長澤さんがボロボロでもちゃんと光が洩れ出ているのを見て「良かった」と思っていました。
浜辺さん&長澤さん
(笑)。
長澤さん
その緊迫した空気感が俳優の中に伝染する感じが、みんなで共同作業で作り上げている感覚をもらえるので、ああいうシーンはとても楽しいです。
MC
吉岡さん、今作では野田の葛藤が垣間見えるシーンもありました。敷島と激しく争うシーンは、神木さんとどんなやりとりをされたのですか?
神木さん
(キョトンとした様子の吉岡さんに向かって、掴み合って殴るような動作をしながら)コレです…。
吉岡さん
初日なのにネタバレしても大丈夫?
神木くんがあのシーンのセリフを当日変えたいって提案して、採用されたよね?
神木さん
セリフを一個ね。
MC
そのこともう少しうかがえますか?
神木さん
どう表現したら良いですかね?
山田さん
まだ初日だからね(笑)!
吉岡さん
重要なシーンなんですが、撮影当日に神木くんが、「セリフを直したい」って監督に話をして、「そっちの方が伝わるね」っていうことになったんだよね。
神木さん
野田さんが、過去にしてきたことに対して怒るというか、「何でだよ!」ってことを言うセリフだったんですが、前日の夜にセリフを覚えながら何かこう……。
吉岡さん
(笑)。え、前日なの? 前日にセリフを覚えるの?
神木さん
そうなんです。前日なんです。
吉岡さん
前日なの? 流石だわぁ〜(笑)。
神木さん
何か覚えながら、「覚えづらいな」「言いづらいな」って思ったので、監督に「“野田さんの過去を責めるようなセリフ”を“僕が典子のことをどれだけ思っているか、あなたは分かっているはずだ”っていうセリフにするのはどうですか?」って聞いたんです。
MC
監督もそれ良いじゃないかっていうことですか?
山崎監督
「いいね」って(笑)。
やっぱり一番キャラクターのことを考えているから、「そこで、そういう風に言いたい」って言うので「それを言えば良いじゃないか」と思いました。
実際にやってもらったら、良かったんです。
神木さん
「ゴジラ-1.0」からの続きだってこともあったので…。
山崎監督
一作目で、典子がああなったことを野田さんは見ていますからね。「分かってんだろう?」っていう…。「あ、確かにそれはあるな」って思ったので「採用」ってなりました。
神木さん
秀さんは本当に優しいんです。軽いアクションなので、リアリティを求めてやっぱりギリギリを狙いたくなるじゃないですか。そうすると、服の袖が当たったりするんですよ。だから「ごめんなさい」って言ったら、「いや、もう全然」「逆に、本気が伝わってくるよ。全然遠慮しないで」って優しく言ってくださったので、安心してやれました。
MC
田中泯さん、「お芝居の時には役に自分の体を預ける」と表現されていました。今回の村上役は、そのようなシーンも多かったと思います。改めて、演じてみていかがだったでしょうか。
田中(泯)さん
今、話題になっていたシーンは、僕の目の前で起きたシーンだったので、「すごい!」と思って奮い立ちましたね。
飛行機に乗り込んできて、神木さんがすぐバターってつまずくんですよ。本当か嘘か分からないようなとんでもない倒れ方をして、それから殴りかかるんです。多分、僕が撮影に参加してから早いうちの撮影だったと思います。(神木さんが)投げ出しているのはモロに伝わってきましたし、それを見てものすごくやる気になりました。
僕は「ゴジラ-1.0」に出ていなかったんですが、そこで「(作品に)入れた」っていう感じになりましたね。
吉岡さん
だから、次に泯さんが野田に来るところも、それがあったからだろうなっていうのを感じました。
田中(泯)さん
そうですね。はい、間違いなく入り口でした。
MC
今のお話にも繋がりますが、今作から参加された方も、前作から参加されている方も、今作だからこそ初めて経験したことがあると思います。
田中(泯)さん
いっぱいあります。
今まで監督の映画に出演させていただいたことは何度もあります。今までは、どちらかというと抑えて表現するセリフが多かったんですが、今回は自分が持つ喜怒哀楽、自分の中にあるであろう喜怒哀楽を精一杯出すような役をやらしていただきました。
怒ったり、悲しかったり、落ち込んだりする時に「あ、俺ってこういう場合いつも身体が震えるんだ」ってことに気がつきました。
子どもの頃を思い返すと、たまたまタイミングが悪く友だちを叩いてしまった時も、一気に震えがくる子どもだったんです。それも思い出したりして今でも震えています。
吉岡さん
神木くんは全力で来るし、泯さんも全力でくるし、浜辺さんは目の圧がすごいし、長澤さんもそうだし、「野田頑張れ」って言うばっかりで、僕はヘトヘトでしたよ。(登壇者の皆さん&会場:笑) 本当に、「ヘトラ(ヘトヘトとギドラをかけ合わせて)」。「野田のため息光線」ですよ!
毎日、追い詰められていました。
長澤さん
「ゴジラ-0.0」からの参加なので、「ゴジラ-1.0」の出演者の方々・スタッフも含めて本当に元気いっぱいなんですよね。
「作品作りが楽しい!」っていう感じで…。皆さん無邪気で、それが初めての経験って思うくらい、まぶしく見えました。山崎組は本当に明るいです。
田中(美)さん
初めてって言うと、先日のレッドカーペットや、こういうイベントに呼んでいただくことですね。ゴジラに対する皆さんの期待値ですとか、日本全国の方がゴジラを待ちんでいるということを、こういう場に立って、改めて感じました。本当に光栄です。ありがとうございます。
山田さん
皆さんお分かりだと思うんですが、ゴジラっていないんですね。VFXっていうすごい技術で作られているんですよ。もしも夢を壊してしまっていたらごめんなさい。
ゴジラはいない方が怖くないじゃないですか。でも映画の中にはVFXで作られたゴジラが存在しているっていうことを、「ゴジラ-1.0」の時に体感しているんですよ。だから、今回は「この辺にいます」っていう指示に対して、ちょっと慣れてきたというか…。「あ、ここですね」みたいな、自分の中の想像力でそれを埋められるようになったという初めての体験。VFXに順応してきたという……え、こういう話じゃないですか?
MC
良いんです、良いんですよ。
山田さん
子どもたちもいるのに「ゴジラはいない」とか言って、すみません。
浜辺さん
私は、明子ちゃんっていう連れ子の女の子がいたんですが、ずっと撮影が一緒だったので、こんなにも自分からずっと質問していた会話は初めてだったなと思いました。「おはよう。朝何食べたの?」から始まり、「お菓子は何が好きなの?」とか、友だちの話をしてくれたら「それは誰?学校のお友だち?」とか、「?」をすごく会話で使ったなって思いました。
MC
「今回すごくよくしゃべるようになった」とおっしゃっていました。
浜辺さん
そうですね。すごくコミュニケーションが取れるようになって、人見知りもせずにお話をしてくれる子でした。ただ世代が違いすぎて、あまり話が合わなくて(笑)。楽しいんですが、「それ誰?」「そのキャラ何?」みたいな、「?」が多過ぎたし、学びが多かったです。
神木さん
初めての経験、ありますよ。
この現場は、撮影がよく止まります。それは何でかと言いますと、テストから本番にかけて準備をする間に、監督がキャスト陣に「もうちょっとこうしてほしいです」「こうやってください」って話をしながら、話が盛り上がって全然違う方向の話で脱線しちゃうんです。「いや、ゴジラがさ、こうでさ…。もしかしたらこうかもしれないよ!」なんて話をしているのを、七分ぐらい待っているんですよ。
そこに助監督さんが、申し訳なさそうに「監督、もう良いですか?」って言いに来ると、「ごめんごめん、じゃあ本番!」ってベースに戻るんです。それがしょっちゅう現場でした。こんな現場は初めてです。
山崎監督
(笑)。
MC
監督、それは大丈夫ですか?
山崎監督
アイスブレイクです!
役者さんに緊張なくやってもらうためです。
神木さん
だからこそ、安心して演じられました。でも、それがすごく僕にとってはめちゃくちゃ楽しかったです。
監督のお人柄がステキなんです。
■突如、キングギドラの鳴き声が会場に響き渡る。
MC
ちょっと待ってください!
神木さん
な、何だこの声は!
■会場にキングギドラ登場時の音楽が響き渡る。
■スクリーンにキングギドラのシルエットが浮かび上がる。
MC
大変です! ここTOHOシネマズ 六本木ヒルズにキングギドラが襲来しました!
山田さん、これは本当に居るんですよ!
山田さん
まずいまずい、まずいまずい!
神木さん
(登壇者の皆さんがリアクションに迷っている様子に)みんながリアクションに迷っている(笑)。
MC
キングギドラが襲来しております。これ、とんでもない奴でしたね、神木さん。
神木さん
やっぱり勝てないです。見た瞬間に本能的に「勝てない」って思いました。
でも、現場で監督が一番楽しそうでした。「こうやってキングギドラがさ、こっちの首がさ」って、ずっーと楽しそうに話してくれました。
山崎監督
(神木さんの現場の再現ぶりに、笑いをこらえられず爆笑) それじゃあ、小学生みたいじゃないか。
神木さん
そんな感じだったんですよ。それぐらい楽しそうに話していたんですよ。作ってみてどうでしたか?
山崎監督
キングギドラを出せて良かったです。大好きな怪獣なので。
山田さん
あの、重力を無視した攻撃を考えたのは山崎さんですか?
山崎監督
いや、元々「引力光線」っていう名前があったから…。
山田さん
でも、あんな感じで見たのは初めてだったから…。(我にかえり、後ろに下がりながら)ちょっとごめんなさい。
MC
監督は「思いっきりやった!」って感じですか?
山崎監督
そうですね、念願叶いましたね。子どもの時から見たかったキングギドラを自分で作ったって感じです。
MC
浜辺さん、ゴジラだけでも絶望なのに、今回のキングギドラでますます絶望的な状況に追い込まれましたよね。
浜辺さん
そうですね。最初に脚本を読んだ時は、「ゴジラだけじゃなくて、キングギドラも出るんだ?」っていう驚きがありました。「どうやって戦うんだろう?」っていうのと、「どうやって撮影をするんだろう?」っていうので、ちょっと私は想像がつかなすぎて、天を仰ぎましたね。
■会場の皆さんが「ゴジラ-0.0」特製バイザーを被ってのフォトセッション
MC
最後にご挨拶をいただきます。
神木さん
(会場の皆さんにお辞儀をしながら)皆さん、本当にありがとうございます。(会場:拍手)
この熱量で初日を迎えて、キャストとしても、チームとしても本当に幸せなことです。今日、僕は幸せですし、キャストの皆さんも、作品に携わった全ての皆さんが「幸せな日だった」と思っています。本当にありがとうございます。
皆さんの中で、この映画をたくさん育てて愛していただける映画になればと思っております。今日はありがとうございました。
そして、世界のTAKASHIから!
山崎監督
(神木さんに)本当にイジるよね(笑)。
本当に皆さん、今日はありがとうございました。たくさんの人たちが初日に駆けつけてくださったことが、本当に幸せです。
この映画も、皆さんに長いこと愛される作品になれば、本当にうれしいです。ここにいらっしゃるキャストの皆さんも、スタッフたちも、皆さんに届けたくて一生懸命作った作品です。それを、こうして受け取っていただけて、やってきて良かったなと思っています。公開は続きますので、末永く愛していただければと思います。よろしくお願いします。
