小説家・凪良ゆうさんが2022年に発表した傑作恋愛小説を映画化した「汝、星のごとく」(10月9日公開)のブルーカーペットイベント&完成披露試写会舞台挨拶が9月17日にTOHOシネマズ六本木ヒルズで行われました。
愛を育みながらも運命に翻弄された櫂と暁海の15年間を演じた、ダブル主演の横浜流星さん、広瀬すずさんをはじめ、中村アンさん、濱田岳さん、尾野真千子さん、木村佳乃さん、石田ゆり子さん、長谷川博己さん、藤井道人監督が出席しました。キャスト、監督が劇場前の大階段に敷かれたブルーカーペットを歩くと共に、全国192の劇場と中継を繋ぎ、約3万人の方に見守られた舞台挨拶では、それぞれが撮影現場の様子や本作への思いを明かしました。この日の模様を、詳しくレポートします!
横浜流星さん
青埜櫂役
広瀬すずさん
井上暁海役
中村アンさん
二階堂絵理役
濱田岳さん
植木渋柿役
尾野真千子さん
青埜ほのか役
木村佳乃さん
井上志穂役
石田ゆり子さん
林瞳子役
長谷川博己さん
北原草介役
藤井道人監督
【ブルーカーペットイベント】
■物語の舞台のひとつとなる瀬戸内の美しい海を想わせるブルーカーペットに、キャスト・藤井監督が登場。
■RADWIMPSが書き下ろした主題歌「夕星-ゆうづつ-」が流れる中、清々しい笑顔でカーペットを歩き、大きな拍手を浴びました。
藤井監督
3年前に横浜流星から「どうしてもやりたい役がある」と言われました。そこからこんなにも素晴らしいキャストの皆さん・スタッフと、長い時間をかけてこの映画を作れたことを本当に光栄に思っています。公開まであと1カ月を切り、皆さんにどのように届くのか楽しみにしております。皆さんの応援もたくさんいただければと思っております。
広瀬さん
いよいよ公開が近づいてきたと実感することができました。演者の皆さん、そしてスタッフの皆さんと心を通わせ合いながら、とても丁寧に優しく映画を作ることができました。早く皆さんに観てもらいたいという気持ちでいっぱいです。ぜひ、楽しみに待ってもらえたらと思います。
横浜さん
本日はありがとうございます。私事ですが、昨日30歳を迎えまして…。
■横浜さんの隣にいた広瀬さん、尾野さんをはじめとした登壇者の皆さんから祝福の声が飛ぶ。
横浜さん
(お辞儀をしながら照れ笑いをしつつ)ありがとうございます。
20代最後に、凪良先生が紡ぐ物語の世界の中で、青埜櫂として生きられたことを幸せに思います。素晴らしいキャスト・スタッフの皆さんと共に、この作品を作れたことを幸せに思います。この大切な作品が、我々の元から離れ、皆さんのものになるのは10月9日です。公開まで、自分のできる限りのことはやる覚悟でございます。ぜひ劇場でご覧ください。(会場:拍手)
【完成披露試写会舞台挨拶】
横浜さん
この劇場にいらっしゃる皆さん、そして全国192の劇場にお越しの三万人の皆さん、貴重な時間を割いて集まってくださりありがとうございます。自分にとって20代最後、30代最初の作品という人生の節目の特別な作品を、皆さんに観ていただけること、とてもうれしく思っております。短い時間ですがよろしくお願いいたします。
広瀬さん
たくさんの方に集まっていただいて、「公開が近づいてきたんだな」ということを実感しています。初めて作品を皆さんに届ける日ということで、すごくドキドキしています。ぜひ楽しんでいただけたらと思います。短い時間ですが、よろしくお願いいたします。
尾野さん
これからどんどん皆さんに観ていただけるということで、ワクワクしております。どうぞよろしくお願いいたします。
木村さん
先ほど、横浜さんが20代最後の作品だとおっしゃっていて、はっと気がつきましたが、私も40代最後の作品だったようです。
■登壇者の皆さんから「おー!」という声が上がる。
木村さん
そのことに、さっき気づいてしまいました(笑)。昨年49歳で、4月に50歳になったので、私にとっても節目の作品でした。何の脈絡もなく、すみません。(登壇者の皆さん&会場:笑) 本日はよろしくお願いいたします。
石田さん
この素晴らしい監督・キャストの皆さんと共に、とてもステキな時間を過ごさせていただきました。本日はどうぞよろしくお願いいたします。
長谷川さん
私も、木村さんと同級生ですから…。
■登壇者の皆さんから「おっ!」と声が上がる。
長谷川さん
でも、自分は早生まれなので(登壇者の皆さん:笑)、40代の最後の作品ではありません。今日は、3万人の方が観ているということで、あまり変なことを言いたくないので、この辺にしておきます。(登壇者の皆さん&会場:笑) 今日は楽しんでいってください。
中村さん
皆さん、こんばんは。二階堂を演じさせていただきました。ちょっと時間がないとお聞きしているので、このぐらいにします(笑)。どうぞよろしくお願いいたします。
濱田さん
特に何の節目でもないですが…。(登壇者の皆さん&会場:笑) この映画のためにできることを一生懸命やりました! よろしくお願いします。
藤井監督
本日はありがとうございます。横浜流星から「どうしてもやりたい役がある」と言われて一緒に作品に向き合ってきました。凪良先生の原作のもと、素晴らしいキャストとスタッフと作りあげた映画を、こうして皆さんに観ていただけるということを本当に光栄に思っています。短い時間ですが、今日はよろしくお願いいたします。
MC
今、監督のお話にもあった通り、横浜さんは凪良先生の原作小説を読まれた時に、「映画にしたい」「この役を生きたい」「演じたい」と強く思われたとうかがいました。改めて、その時の気持ちを教えてください。
横浜さん
凪良先生の原作に触れるたびに、毎回心を救われて自分を見つめ直しています。「汝、星のごとく」を読み終わった瞬間に、「今この時代に届けるべきだ」と強く思いましたし、素晴らしい原作なので、必ず映画化されるだろうと思いました。そこで、「自分が櫂として生きなければ後悔する!」と思い、凪良先生に手紙を送り、藤井監督にお願いをしました。そうして、この素晴らしいキャスト・スタッフの皆さんが集って完成できたことを、非常に幸せに思います。
MC
今日は完成披露試写会ということで、これからお客さんに本作を目撃していただくことになります。どのような作品として完成したと感じていますか?
横浜さん
「今の時代に届くべき、観ていただきたい一番星のような作品」になりました。今はSNSによって繋がりは増えたけれど、なぜか人と人との距離は離れているような気がしています。ちょっと孤独を感じてしまったり、たくさんの情報や世間の声に振り回されて、他人の目を気にしたり、正しさに縛られて、「自分の価値は何なのか」「どう生きれば良いのか」と自分を見失ってしまうような、息苦しい時代だと思っています。
でも、櫂と暁海は、世間の正しさや常識に流されずに生きています。それって、すごく美しいことだし、社会が決めた枠から外れた自分のために選択した「それぞれの生き方」「愛の形」や「正解」があると思います。それは、息苦しい時代を生きている方々の心に、一筋の光が照らせると思っています。自分もその一人です。皆さんにもこれから観ていただいて、どのように感じられるかは分かりませんが、皆さんにとってそのような作品になっていたらうれしいなと思っております。
MC
横浜さんと広瀬さんは、櫂と暁海の15年にわたる壮大な恋愛を演じ切りました。広瀬さんにとって、本作はどのような作品になりましたか?
広瀬さん
今、流星くんもおっしゃっていたように、凪良先生の紡ぐ言葉や世界は、「自分の正しさの物差しで、何でも正解にしてくれる」というか、「味方になってくれる」ような気がしています。
撮影現場でも、すごく優しいものをいただいたような気持ちで過ごしました。櫂と暁海の15年を映画で表現するのは、とても難しいことだと思っていましたが、毎日いろいろなものに一つずつ触れながらお芝居をさせていただきました。それは贅沢で幸せな時間だったと思います。
MC
先ほどのブルーカーペットでも広瀬さんは、「丁寧に作られた」とおっしゃっていました。広瀬さんは、藤井監督の作品に初参加でしたが、撮影はいかがでしたか?
広瀬さん
監督自身がすごく演者さんの味方になってくださる方でした。現場でも「優しいな」と思いながら…。(藤井監督:照笑)監督はいつも言葉にして伝えてくださるので、それを信用して、話をしながら現場にいられたのは、とても贅沢なことでした。
MC
とおっしゃられていますが、藤井監督。
盟友ともいえる横浜さん、初めてご一緒した広瀬さんとの撮影を振り返っていかがだったでしょうか?
盟友ともいえる横浜さん、初めてご一緒した広瀬さんとの撮影を振り返っていかがだったでしょうか?
藤井監督
流星とすずさんが、櫂と暁海を生きてくれました。それは、しっかりとスクリーンに残っているので、ぜひ楽しみにしていただきたいです。
今日は、ちょっと感動したことがありました。流星が、取材の時にすごくしゃべるようになっていたんです。(登壇者の皆さん:笑)
「うー」とか「あー」とかしか言わなかった流星が、「この映画はですね…」と話しているのを見て、すごく感動しました。「最後に、映画を観てくださる方に一言」と言われた時にも、これまでだったら半分くらいしか言いたいことが言えていなかった彼が、全部言えて、僕の番では「何もないです」となった時は一番うれしかったです。
(噛み締めるように)成長したなぁ…。
横浜さん
(楽しそうに藤井監督の方に顔を向け)30歳なので。
藤井監督
はい(笑)。
そして、すずさんとは初めてご一緒させていただきました。僕は、女優さんを演出するのが得意ではなかったんです。でも、すずさんのおかげで、男性だから女性だからではなく、この作品と一緒で、人としてその人に寄り添って並走することについて、改めて考えさせられました。それは、すずさんのおかげだと思い、非常に感謝しています。
MC
今治、しまなみ、瀬戸内の美しい景色も、本作の魅力の一つです。今治での撮影はいかがでしたか?
尾野さん
今治では、お休みの日が何度かありましたので、松山城に二度登ってきました。
横浜さん
そうなんですか?
尾野さん
一日に二度、登りました(笑)。「景色が見たい!」と思いまして(笑)。その思い出が強かったですが、本当にきれいな景色でした。
MC
演じられたほのかという女性は、恋多きシングルマザーというキャラクターです。自由で、とても繊細な女性だという印象を受けました。尾野さんは、ほのかについてどのように捉えていましたか?
尾野さん
私、本当にこの女性が苦手で…。台本を読むたびに、「いやぁ、しっかりしてくれよ」と思っていました。(隣にいた、ほのかの息子である櫂役の横浜さんと目を合わせながら)だから、「本当にごめんね、櫂」という気持ちでしたね。「私がもっとしっかりしていたら、きっとこの人の人生はもっと違ったんだろうな…」と思ったりしましたが、それを押し殺して、最悪な母を演じました。
MC
木村さんは、今治の撮影はいかがでしたか?
木村さん
20代の頃に、今治付近で一カ月ぐらい撮影をしたことがありました。なので、とても懐かしかったです。変わったところもありましたし、そのままの部分もあったので、とにかく懐かしくて…。知った場所だったのですごく入りやすかったです。
MC
演じられた志穂は、心を病んでしまい、娘にも負担をかけるという難しい役柄でした。暁海の母・志穂を演じられて、いかがでしたか?
木村さん
暁海が島から出られない一番の要因となっている役柄を担ったので、絶対に暁海が「この人を置いて出ていけない」と思わせなければと、すごく集中して一生懸命演じました。
MC
広瀬さんは、母親役の木村さんと共演されていかがでしたか?
広瀬さん
お母さん(を演じている時の木村さん)は、触れたら壊れてしまいそうな姿を現場でたくさんお見かけしていました。でも、現場では、朝の4時だろうが5時だろうが、佳乃さんは「おはよう!」とすこぶる明るいんです。(木村さん:笑) それにものすごく救われながら、ご一緒させていただきました。すごく楽しかったです。
木村さん
楽しかったね(笑)!
MC
石田さんは、撮影に向けて髪をかなり短くカットされていました。林瞳子という役には、どのような印象を持ちましたか?
石田さん
林瞳子さんを演じるにあたり、原作や台本を読んだ時に、女っぽさをどうしても削ぎたく、「ビジュアルを変えたい」と思いました。それで、監督に「髪を切りたい。切ろうと思うのですが、どうでしょうか」とうかがったら、すごく喜んでくださいました。でも、思ったよりバッサリと切ってしまって…。それが昨年の6月でしたが、今はご覧のように伸びてしまったのですが、びっくりするぐらい髪を切りました。とても気分が変わって良かったですね。
それと、私は藤井監督の作品にすごく憧れがあったので、出演できることが本当にうれしくて…。藤井組に参加してみると、何と言うか…“修行感”がありました(笑)。なかなかOKが出ないので、とにかく何回も何回もやって削ぎ落とされていく感じでした。自分の嫌な、小さなこだわりが消えていくんです。それはちょっと懐かしい気がしました。私は水泳選手だったので、その時の気持ちを思い出しました。(登壇者の皆さん:笑) 素晴らしい経験をさせていただきました。ありがとうございます。
MC
瞳子は刺繍家という役柄とあって、刺繍の練習もされたそうですね。
石田さん
はい。(広瀬さんと目を合わせながら)すずちゃんとね、刺繍の先生のオフィスに通って、練習をしました。リュネビル刺繍(かぎ針を使ってビーズや刺しゅう糸を縫い付ける、フランスの伝統刺繍)と言うんですが、難しいんですよ。でも、私はとても刺繍が好きなので、今でもその先生に刺繍を習っています。(登壇者の皆さんから「おー!」という声が上がる) 今は、もうちょっと日常的な刺繍をやっています。
MC
長谷川さんが演じた北原先生は、主人公二人に寄り添うメンター(良き相談相手・指導者)のような存在であり、同時にどこか掴みどころのない人物です。原作ファンの中には、北原先生のファンもとても多いです。演じられる上では、どのような人物だと捉えていましたか?
長谷川さん
お話をいただいてから原作を読ませていただいて、脚本も読みました。とても魅力的な役でした。自分が10代くらいの多感な時期に、もしこういう先生がいたら、「もっと救われただろうな」と思うような、ステキな存在だと思いました。でも、北原先生にもいろいろと過去があり、ちょっと明かせないこともある。そんな彼を、どのように具現化していったら良いかと模索しながら撮影に入りました。撮影は、ほとんどロケーションだったので、瀬戸内の美しい景色と主演のお二人を前にしたら、いろいろと考えていたことがふっと抜けて、自然に役に入れて楽しめたというのも変ですが、とても良い経験になりました。
MC
藤井監督が率いる撮影現場はいかがでしたか?
長谷川さん
先ほど石田さんもおっしゃっていましたが(笑)、何度も何度も繰り返すんですよね。(登壇者の皆さん:笑) 自分が「こうしてみたいな」と思うことをいろいろと試すんですが、藤井監督の中ではもう決まったビジョンをすでにお持ちなので、全て削ぎ落とされるというか…。「それも良かったです!今度はこういう風にやってみましょうか?」と言われます。(登壇者の皆さん&会場:笑) 「でも、こっちの方が良くないですか?」と、いろいろと話をして、結構バトルもありつつの現場でした。仲が良いと言ったら失礼かもしれないですが、よく飲みに行ったりもしているので仲は良いんですが、現場ではちょっとピリピリッとするようなことが何回かありました。でも、そういうことをすることで良い作品になるので、とても良かったです。
MC
東京を舞台にした場面に登場するお二人にも、お話をうかがいます。
中村さんは、櫂の才能に惹かれる文芸編集者、二階堂絵理を演じています。演じるにあたって、どのようなことを意識していましたか?
中村さん
二人の関係の背景は、そんなに描かれてはいないんですが、彼の才能に惚れ込んで「どうしても小説を書いてほしい!」という熱い思いを、ひたすらぶつけようと思っていました。
MC
濱田さんは、櫂と尚人(松村北斗さん)の二人をプロの漫画家へと導く編集担当の植木渋柿を演じています。人間味のある、ちょっとお茶目なキャラクターでもあります。濱田さんは、植木についてどのような人物だと感じましたか?
濱田さん
櫂と尚人の夢を叶えること、それが自分の夢でもある。だから同志でもあるし、時には兄であり、なんなら二人の東京での父親、母親になるような覚悟を持った優しい男だと思いながら脚本を読んでいました。
MC
そういった大人たちの人生や気持ちが描かれている点も、グッとくるポイントでした。藤井監督は、本作の撮影を振り返ってどのように感じていますか?
藤井監督
流星にとっても「20代最後」と言っていましたが、僕も30代最後の映画が本作で本当に良かったなと思っています。大学時代から一緒に作ってきた仲間と…。(長谷川さんに語りかけるように)僕、ハセヒロさんとピリッとはしていないと思っているんです。すみません(笑)。
横浜さん
自分も、バチッとはしていないと思っていましたよ。
長谷川さん
ちょっと今、こういう場なので何か面白いことを言おうかなと思って…。(登壇者の皆さん&会場:笑)。大げさな感じに言っておいた方が良いかなと思って…、すみません(笑)。
藤井監督
(笑)。
でも、本当にこのように素晴らしくて尊敬できる俳優と作品が作れた日々。ちゃんと作品を残させてもらえたこと、お客さんにこの映画が届くということが、自分にとっては卒業制作というか、一つの締めくくりになったと思っています。あとはもう、観客の皆さんにこの映画を差し上げられたらと思っています。
MC
藤井監督は、今回、撮影にもこだわりを込め、3種類のカメラをお使いになっているそうです。
藤井監督
そうですね。流星とすずさんが10代から30代までを演じるということで、演出として、どうアプローチして寄り添っていくべきかをたくさん考えました。そのうちの選択が、3つのカメラだったりするんですが、それについては今後記事などに載ると思うので、映画を観た後に楽しんでいただければと思います。
MC
本作では、15年にわたる愛と選択の物語が描かれます。櫂と暁海は15年の壮大な恋愛の中で、様々な人生の選択を迫られていきます。そこで、横浜さんと広瀬さんにおうかがい
します。これまでの人生で、ターニングポイントとなった、大事な選択をした瞬間について教えてください。
横浜さん
空手を始めたこともそうですし、この世界に入ったこともそうですし、その瞬間に全てをかけた選択をしていると思います。藤井監督と出会ったこともそうだし、「流浪の月」(2022年公開/監督:李相日/主演:広瀬すず、松坂桃李/横浜さんは中瀬亮役で出演)に出会ったことで凪良先生に出会って、「汝、星のごとく」を手に取って、先生に手紙を書いたことも選択だったと思います。人生一度きりなので、後悔ないように生きています。
MC
まさに今日、映画を観ていただくので今日も節目となりますね。
横浜さん
はい。今日も、そうなります。
広瀬さん
(考えながら)そうですね…。私もこのお仕事を始めて、東京に来たのはすごく大きいことでした。自分で決断したというよりも、割と導かれてという感じです。このお仕事を始める瞬間もそうなんですが、自分のものすごく強い意志というよりは、導かれた感覚の方が強いので、「そういう選択もありなんだな」と自分が生きていて思うタイミングが多々ありました。これだと、ちょっと人任せな感じになってしまいますが(照笑)、「そういうのも良いな」と思えたり、いざという時は自分で決断したりと器用にできたら良いなと思っています。
MC
最後に、横浜さんと広瀬さんから、これから映画をご覧になる方々にメッセージをお願いいたします。
広瀬さん
本日は多くの方に観ていただけるということで、本当にうれしく思います。いろいろな愛の形であったり、正しさ、価値観などが本作では描かれています。きっと皆さんの味方になってくれて、皆さんの形にすごくフィットしてくれる、そんな映画になっていると思います。まず今日、皆さんに観ていただけることを幸せに思います。ぜひ楽しんでいただけたらと思います。ありがとうございました。(会場:拍手)
横浜さん
この作品は、観てくださる方によって、受け取るものや心に残るものがそれぞれ違うと思います。だからこそ、その思いを大切にしてほしいと思っております。
これは、言おうか、言うまいかすごく迷ったのですが…何と言うんでしょう…作品を比較することは恐れ多いことですが、同じ東宝作品で、同じ瀬戸内で撮影された作品ということで、あえて話します。打ち上げの時に、東宝の方々の前で「セカチュウ」(映画「世界の中心で、愛をさけぶ」2004年公開/主演:大沢たかお、柴咲コウ)を…と、僕はすごく生意気な発言をしました。
凪良先生が紡ぐ作品は素晴らしくて、藤井監督、素晴らしいキャスト、スタッフの皆さんがいて、それぞれ魂を削りながら15年を生き抜きました。表現としてはおかしいかもしれないですが、「令和の『セカチュウ』」を目指したい。そして、映画「世界の中心で、愛をさけぶ」のように、たくさんの方々に届いてほしいと思っています。
この作品は、今の時代を生きる方々の心に深く残り続ける作品だと信じています。どれだけ良い作品を作っても、観てもらわなければ意味がないと思っております。公開まで、自分もできる限りのことはやっていきます。そして、本日、この映画をご覧になる3万人の皆さんの力も貸していただきたいです。観終わった後に、何か心に残るものがあったら、ぜひ周りの方に広げて、共にこの作品を大きくしていただけたらうれしいです。
本日はありがとうございました。(会場:拍手)