公開初日の7月17日から9月15日までの61日間で、観客動員438万人、興行収入66.8億円超えの大躍進を続けている映画「キングダム」シリーズの第五弾「キングダム 魂の決戦」。
超特大ヒット御礼舞台挨拶が9月16日にTOHOシネマズ 日比谷で行われ、天下の大将軍を目指す主人公・信役の山﨑賢人さん、本作で信との壮絶なバトルを繰り広げた万極役の山田裕貴さんが登壇しました。また、万極の幼少期を演じた榎本司さんが冒頭でマイクランナーとして初登壇。握手やハグで出迎えられ、熱いトークを繰り広げたこの日のイベントの模様を、詳しくレポートします。
山﨑賢人さん
信役
山田裕貴さん
万極(まんごく)役
榎本司さん
幼少期・万極(まんごく)役
MC(日本テレビアナウンサーの辻岡義堂さん)
皆さん、こんばんは。本日は舞台挨拶にお越しいただきまして誠にありがとうございます。映画はいかがでしたでしょうか。(会場:拍手)
9月15日までの公開61日間で、観客動員438万人、興行収入は66.8億円を記録し、実写の邦画として、歴史に残る興行収入となっています。
本日は、「キングダム」を愛してくださる皆さんのために感謝の気持ちを込めまして、このような「魂の決戦」超特大ヒット御礼舞台挨拶を行いたいと思います。皆さん、早速ですが、準備はよろしいでしょうか。見逃すと大変です。客席の中段にご注目ください。
■ 米津玄師さんによる本作の主題歌「夜鷹」が流れる中、客席の中扉からまずは山﨑さんが登場し、続いて山田さんも登場。
■ 大歓声を浴びながら、中通路の中央に立って観客の皆さんに手を振りました。
■ 二人は、客席中通路を歩いてステージに登壇。ステージ上で互いに拍手を送り合い、さらにハグすると、大きな拍手と歓声が寄せられました。
MC
本日は上映後の舞台挨拶、また公開からしばらく経っているということで、心置きなく語っていただこうと思っています。
ただ、まだお二人の手元にマイクがありません。
山﨑さん&山田さん
(リアクション)え?!
MC
お二人の手元にマイクがないということで、ここで、あの壮絶な万極の幼少期を演じた榎本司さんにマイクランナーをお願いします。大きな拍手でお迎えください。(会場:拍手)
■客席の前方扉から榎本さんがマイクを持って入場。山﨑さん、山田さんにマイクを手渡し、三人でハグをしました。
MC
三人の熱い抱擁。信とダブル万極、なかなか見られないことだと思います。
榎本さん、せっかくですので一言よろしいでしょうか。
榎本さん
皆さん、初めまして。このようなかたちでご挨拶させていただくことができて、本当にうれしいです。
以前からずっと好きだった「キングダム」に、山田さんの演じる万極の少年期という、とても大事な役で出演できて、僕も本当にうれしいです。ありがとうございました。(会場:拍手)
MC
どうもありがとうございます。
榎本さんのご登壇はここまでとなります。皆さん、大きな拍手を送りください。どうもありがとうございました。(会場:拍手)
■再び三人のハグ。
山田さん
向こう(お客さんの方)に顔を向けたほうが良いね。
■客席側に顔を向けてもう一度ハグをしてから、榎本さんはステージ降壇しました。
MC
(退場する榎本さんを呼び止めるように)榎本さん、ハグはいかがでしたか?
榎本さん
最高でした!(会場:拍手)
MC
お二人の手にマイクが渡りましたので、ご挨拶をいただきましょう。
山﨑さん
皆さん、今日は超特大ヒットイベントにお越しいただき、本当にありがとうございます。
山田くんと二人で舞台挨拶ができることを本当にうれしく思います。
山田さん
「キングダム 魂の決戦」超特大ヒット舞台挨拶にお越しいただきありがとうございます。初日舞台挨拶の時に、皆さんと登壇させてもらって以来です。
賢人氏と二人でこうして舞台に立てるのが…。(後ろを振り向き)このカッコ良いポスター!
山﨑さん
マジでカッコ良いよね。
山田さん
これマジでカッコ良いですよね。めちゃくちゃ好きなんですよ。
山﨑さん
俺も好き!
山田さん
何だか友だちとの会話みたいになっちゃって…。(会場:笑)
本当に、二人でこうやって舞台に立てることが、ものすごくうれしいです。この作品にとっても大事な二人の魂の決戦がありますので、本当に観ていただいてめちゃくちゃうれしいです。どうもありがとうございます。
MC
山﨑さん、改めて本日は山田さんとのツーショットですが、お二人でのやりやすさや、優しさ・温もりなど、どんなことを感じますか?
山﨑さん
山田くんとのツーショットは、優しさと温もりと、あと魂(こん)ですね。魂(たましい)でハーモニーしているなって感じます。
山田さん
いや、マジで「大事にしているもの何?」って聞いたら、「魂っすね」って言ってたよね?
山﨑さん
うん!
山田さん
俺もそうなんですよ。魂(たましい)なんですよ。あ、魂(こん)なんですよ。それを聞いて「一緒だ!」って思って…。撮影中にご飯に行ったり、毎日いろいろ語ったり、一緒にアクションをやったり、全部が魂(こん)で関係が保たれていたなって思えて、すごくうれしいです。
(会場の静けさに)あれ? お客さんいます?(会場:笑) 今、虚空に向かってしゃべっていた?
MC
魂(たましい)を「こん」と呼んでいらっしゃるのですか?
山﨑さん
そうですね。山田くんが魂(こん)って呼んでいて……。
山田さん
そもそもは、自分のやっているラジオ番組で、「もはや魂(こん)でしょ!」みたいな感じで言っていたんですが、全然流行らなくて…。
MC
今後は魂(こん)と呼んだ方がよろしいですか?
山田さん
いや、別に(笑)。
MC
今回は事前にお二人への質問を募集させていただきました。皆さんの声と共にお話を深掘りしていこうと思います。
【質問1】
信と万極を演じるお二人が、お互いを信頼しているからこそ出せる魂がぶつかり合う熱い演技に感動しました。
剣を交えるだけでなく、飛びかかったり、泥臭く殴り合ったりする激しいアクションの中で、「ここは難易度が高かった」と感じた部分があれば教えてください。
山﨑さん
難易度…。
山田さん
アクションの難易度は高かったんですが、高いとは感じなかったんですよ。この「感じなかった」っていうのは、敵対している役柄でも、(山﨑さんが)「裕貴くん、次はガツンと強くいくから」といった一言や、自分たちがアクションする「息」を大事にしてくれたんです。だから、難しいアクションだったかもしれないですが、この二人だったら難しくないなって思いました。あとは、本当に魂のぶつかり合いだなって、めちゃくちゃ思っていました。
MC
山﨑さんは?
山﨑さん
難易度ねぇ。細かい動きも多かったじゃないですか。しかも万極の剣って曲がっているし。
山田さん
ギザギザになってちょっと湾曲しているよね。
山﨑さん
結構近い距離でするアクションがあったじゃないですか…あれは難易度が高かったよね?
山田さん
難易度は高いんだけれども…。
山﨑さん
それを感じなかったですね。
山田さん
「俺たちならできる!」みたいな…。現場では、本当にぶつかり合っていたっていう感覚が俺は強かったんだけど、難易度高かった?
山﨑さん
いや、魂でやりあっているから、全然大丈夫だなって…。
山田さん
これ、マジふざけているわけじゃなくて、本気でそう思っているんですよ。本当になんかそうやって繋がれた感覚はあったんですよね。
山﨑さん
そうそう。
山田さん
アクションを合わせたのも三日もなかったよね。なんかもう信にぶつけるとそれを返してくれるみたいに、すごく共鳴していたような気がします。
【質問2】
信が「万極の痛みを背負っていく」と伝えるシーンが好きです。涙を流しながら心が震えるのを感じました。
信はシリーズを通じて背負っていくものが増えているからこそ強いのだと思いますが、山﨑さんはシリーズを追うごとに演じ方が変わっていっているのでしょうか?
山﨑さん
これは何回も話していることですが、今回が「キングダム」シリーズの五作目で、これまでの信の生きてきた流れとか、周りで支えてくれる人たちとか、自分自身のこととすごくリンクするんです。今回も、山田くんと最高に熱いシーンを作り上げて…。
山田さん
うん!
山﨑さん
その山田くんの思いも、今後背負っていくんだと思います。それに、王騎将軍もそうでしたが、どこかリアルでリンクしているように感じます。だから、自分の気持ちを素直に真っすぐできているなとは思っています。
それに、「もっと良い作品にしなきゃ」「皆さんの思いも背負って届けていきたい」という思いもあるので、「キングダム」シリーズがどんどん大きくなっていると、本当に魂(コン)から思っています。(会場:拍手)
MC
山田さんも信の変化を感じましたか?
山田さん
感じます。十年ぐらい前に共演(「佐藤家の朝食、鈴木家の夕食」2013年BSジャパンにて放送/主演:山﨑賢人)させてもらいましたが、その時は共演シーンはありませんでした。でも、「自分の目に見えるところでいつも堂々と立っている」そんな印象でした。
その賢人氏が俳優としての成長を、この「キングダム」シリーズと共にしていると思います。「信の成長とリンクする」とおっしゃっていましたが、その部分はすごく感じました。
(十年前の共演)当時は、「もっと深くしゃべれたら良かったな」思っていましたが、今回いろいろとお話できたので「この時こう感じていたんだな」とか、「すごくカッコ良い男だな」って思いました。気持ちが良くて、清々しくて、カッコ良い素直な男だなって思った時に、「あ、それって信じゃん」と思いました。(会場:拍手)
山﨑さん
……。
山田さん
何か褒めると静かになっちゃうんですよ(笑)。
【質問3】
信と万極の戦いで、万極が水溜まりに投げられて起き上がってきた時に、ものすごい魂の叫びが万極から出たシーン。あの時の万極の気持ちが知りたいです。あの叫びが、山田裕貴さんのアドリブだったと知って驚きました。
山田さん
万極は、「40万人の生き埋めがあった。そこから生き残った」という役柄でした。そんなことが本当にあったのかは分からないですが、これは史実として語られていることで、俳優として、気持ちを代弁するのが仕事なので「どうやって気持ちを分かってあげよう」と思いました。自分が今まで経験した苦しみや悲しみを集めたり、誰かが亡くなったとか、友だちの話とかを全部背中に乗っけて演じました。
しかも、水溜まりに倒れた後に起き上がった時はすごく息が乱れるじゃないですか。それを、「生き埋めにされた時のこと」と重ねてしゃべり方にも息苦しさを混ぜながらしてみたんです。でも、もっと言葉じゃない何かが出せたら良いなと思って、「ちょっと叫んでみても良いですか?」「全てを出してみても良いですか?」って確認をしてから、水溜りから起き上がった後に「うわーっ」ってやったんです。そうしたら想像もしなかった声が出てきて…、それこそまさに魂(コン)なのかなって思いました。あの時は本当に万極が乗り移ったんだろうなって思うくらい自然にあの声になりました。
MC
山﨑さんはどうでしたか ?
山﨑さん
最高ですよね。山田くんの万極は本当に最高!
山田さん
もうちょっと長くコメントしても…。
山﨑さん
いやいや、今のエピソードが良すぎて、あまり話すのも……。
山田さん
だとしたら、俺がしゃべり過ぎたか?
山﨑さん
いやいやいや(笑)。
万極って、すごく暗い感じで静かにさらっと演じるのも方法の一つだったかもしれないんですが、魂からの思いをちゃんと出して、熱量を込めてやっていたのが、すごく良いなと思いました。
(山田さんに)そんな話もしたよね。「信って熱じゃないですか?どうやってぶつかったら良いかな?」みたいな。
山田さん
(山﨑さんと山田さんのような)こういう間柄であれば、きっと万極はこうなってはいなかったんだろうなっていうのを、賢人氏から教わった感じがありました。
撮影が終わって仲良くしゃべっている時に、「万極にこういう存在がいたらな」って思いました。たぶん、万極にとっての賢人氏は信なんだよね。だから全部ぶつけようって思えた。信だったからだし、賢人氏だったからだとすごく思います。
MC
すごいお二人の絆ですね。
【質問4】
あれだけの激しいアクションシーンで、重い衣装を背負った撮影では筋肉痛とかにはならないんでしょうか。
山﨑さん
なりますよね。
山田さん
なる!
MC
どこの筋肉かだけ教えていただいても?
山﨑さん
(剣を振り下ろす仕草をしながら)三頭筋。
山田さん
(肩まわりを触れながら)肩まわり…ケツ…。
山﨑さん
(身体の部位に触れながら)ケツ…太もも。
山田さん
(身体の部位に触れながら)太もも。
山﨑さん
(身体の部位に触れながら)ふくらはぎ…。
山田さん
でも、その辺りだよね。
山﨑さん
(現場には)ちゃんとケアをしてくれるトレーナーさんもいらっしゃいました。
【質問5】
久しぶりの共演ですが、昔と変わったところ変わらないところはありますか。またリスペクトするところは?
山田さん
さっきも言いましたが、本人が気づいているか、天然なのか分からないですが、先輩も後輩も関係なく、賢人氏が頑張っているところをすごく認めていて、仲間がいっぱいいることを感じました。そこをすごくリスペクトしています。
山﨑さん
普通だったらプライドが邪魔して人に言わないこととか、聞かないことを、ちゃんとぶつけてくれるし、聞いてくれたりするところです。それが、本当にステキだと思っています。だから、話したくなるし、話を聞きたくなるんだと思います。
MC
まだまだたくさん質問はあるんですが、ここでコメントを二つご紹介します。
【コメント1】
新卒 五カ月目、毎日、心が折れそうですが、仕事を万極に例えて、信の気持ちで、毎日を戦っています。
【コメント2】
「キングダム」が生き甲斐です。この映画が終わるまで死ねません。ステキな映画をありがとうございました。
山﨑さん&山田さん
拍手!
(会場:拍手)
MC
こういった言葉がたくさん届いています。皆さんのコメント、改めていかがでしょうか。
山﨑さん
本当にたくさんの人に「キングダム」シリーズが愛してもらっているんだなっていうことが伝わってきます。
本気で観るのも良いし、ラフな感じで観るのも良いだろうし。皆さんが観て、ちゃんと楽しい映画になっているのが最高だなっていう気持ちです。
MC
山田さんは、万極としてはおそらく一つの区切りということになりますが、改めてこの「キングダム」のご出演は、どのような経験になりましたか。
山田さん
そうですね。僕の「キングダム」生活というか、「キングダム」に出させてもらうことは、この戦いを観た皆さんは分かると思いますが、もういなくなっちゃうのですごく寂しいです。
万極のシーンを観てすごく感じたことは、「何が幸せで何が不幸なんだろう?」ということです。信は一つずつ自分で希望をつかみに行って、仲間や、諦めない気持ちで勝利をもぎ取ります。だけど、万極はそれができなかったんじゃなくて、「幸せなものを見ようとしなかった」んだなってすごく感じました。それは現在の日常生活でも、「今日食べたおにぎり美味しかった」って思うと幸せになれるのに、「またこのおにぎりか」って思うだけで不幸になるじゃないですか。要は、「物は捉えようだな」とめちゃくちゃ思います。信になるか、万極になるか…その差はそういう一つ一つの細かなところなんじゃないかと、「キングダム」シリーズに参加させてもらってめちゃくちゃ感じました。
すごく真面目な話をして、すみません。(会場:拍手)
MC
とんでもないです。ありがとうございました。
■フォトセッション。
MC
最後に、お二人からお言葉をいただきます。
山田さん
敢えて言います。「僕のキングダムはこの作品が最後になります」。
原作の「キングダム」を読んで好きなキャラクターは何人かいますが、その中に万極も入っていました。実は「キングダム」という作品にとって、ものすごく大事なキャラクターだと思ったし、それを自分が演じられると知った時はものすごくうれしかったです。もちろん「キングダム」シリーズの一作目が劇場公開された時は、劇場に観に行きました。すごく「キングダム」の世界を楽しみました。だから、今回で終わりなのは、本当に寂しいです。それに、この万極を演じることができたのは、賢人氏と信のおかげだと思っています。表裏一体の光と闇というキャラクターができたのは、賢人氏のおかげだし、監督、キャスト、スタッフの皆さんのおかげです。そして、観てくださった皆さんの魂に「何か刺さる呪いの男を演じきれていたらな」と日々願うばかりでした。
敢えて言いますが、「山田裕貴が『キングダム』シリーズで観られるのは、もうこれがラストです」ぜひ、シルバーウィークもやってきますので、劇場で観ていただけたら…、何卒よろしくお願いいたします。(会場:拍手)
そして、これからも「キングダム」シリーズを愛し続けます。まだ観ていない方も、ぜひこの作品から新規で入っても面白いです。たくさんの方に「キングダム 魂の決戦」を観ていただけたらと思っています。ありがとうございました。
山﨑さん
「キングダム 魂の決戦」公開から二カ月ぐらい経っていますが、本当にたくさんの人に観ていただいて、本当にうれしく思います。
そして、万極を演じた山田くんと、こうした舞台挨拶に一緒に立って話ができて本当にうれしかったです。
皆さんの思いからも、盛り上がっているのを感じます。信のように、みんなで「キングダム」シリーズを作っていますし、思いをこれからも背負いながら頑張っていけたらと思っています。
シルバーウィークは、ぜひ「魂の決戦」を観てください。よろしくお願いします。どうもありがとうございました。