「ゆとりですがなにか インターナショナル」完成披露試写会

2023.09.19
  • 完成披露

完成披露試写会

2016年4月期に日本テレビ系列で放送された連続ドラマ「ゆとりですがなにか」は、《野心がない》《競争意識がない》《協調性がない》と揶揄される“ゆとり世代”と勝手に社会に括られた、アラサー男子三人が、仕事に、家族に、恋に、友情に、迷い、あがきながらも人生に懸命に立ち向かう物語。笑いあり涙ありの痛快社会派コメディとして描かれた同作が、満を持して劇場版になり、10月13日公開となります。
9月19日、「ゆとりですがなにか インターナショナル」の完成披露試写会をTOKYO DOME CITY HALLにて開催しました。岡田将生さん、松坂桃李さん、柳楽優弥さん、安藤サクラさん、仲野太賀さん、吉岡里帆さん、島崎遥香さん、木南晴夏さん、吉原光夫さん、吉田鋼太郎さん、水田伸生監督が登壇しました。初めてのお披露目とあり、作品ファンの熱気に満ちた会場で、和気あいあいとトークを繰り広げました。こちらのイベントの様子を詳しくレポートします。

坂間正和役

岡田将生さん

坂間正和役

山路一豊役

松坂桃李さん

山路一豊役

道上まりぶ役

柳楽優弥さん

道上まりぶ役

坂間 茜役

安藤サクラさん

坂間 茜役

山岸ひろむ役

仲野太賀さん

山岸ひろむ役

佐倉悦子役

吉岡里帆さん

佐倉悦子役

坂間ゆとり役

島崎遥香さん

坂間ゆとり役

チェ・シネ役

木南晴夏さん

チェ・シネ役

服部一幸役

吉原光夫さん

服部一幸役

麻生 厳役

吉田鋼太郎さん

麻生 厳役

水田伸生監督

■キャストの皆さんがレッドカーペットを歩み、ステージに登壇しました。(監督は、舞台袖から合流)。

MC

まずはこの方からご挨拶をいただきます。「サラリーマンを辞めまして、実家の酒蔵を継ぐも、契約打ち切り寸前。妻の茜との夫婦仲もイマイチという時代の波に乗り切れていない男・坂間正和」を演じた岡田将生さんです。

岡田さん

皆さん、こんにちは!

松坂さん

(そっと岡田さんに貼り付いている吹雪のキラキラをとる。)

岡田さん

桃李さん、いつもありがとう! 今ので何を言おうとしたのか忘れちゃったよ。
今日初めて本作を皆さんに観ていただくと言うことで緊張しております。「ゆとりですがなにか」短い時間ですが、どうぞよろしくお願いします。

MC

「優しく真面目ですが、未だ女性経験ゼロの小学校教師・山路一豊」を演じました松坂桃李さんです。

松坂さん

今、太賀とも話していましたが、「ゆとりですがなにか」でこの規模感はちょっとすごいですね。ちょっとびっくりしています。本当にこれだけ多くの方に来ていただいて、感無量です。これから皆さんは本作をご覧になるということで、たっぷりと「ゆとりですがなにか」を楽しんで、帰ってください。

MC

続きまして、「元客引きで、十一浪目にして悲願の大学合格を果たすも、卒業後に中国での事業が失敗し、結局出戻りでフリーターになる破天荒な男・道上まりぶ」を演じた柳楽優弥さんです。

柳楽さん

本当に大切な、大好きな作品で、このようにまた映画化して皆さんにお届けできることを幸せに感じています。楽しんでいってください。

MC

「正和の妻で二児の母、坂間家の若女将として家族を支える坂間茜」を演じました、安藤サクラさんです。

安藤さん

そこの扉を入るまで、まさかこんなに会場が沸くとは思っていませんでした。
正和さんは…。

岡田さん

(笑いながら)岡田ね!

安藤さん

岡田さんは身体をくの字にして不安げにしていたのに、レッドカーペットではキラキラと黄色い歓声を浴びている三人の姿を見て、太賀と二人で「すごくカッコ良いね!」と話しながら鳥肌が立ちました。
このメンバーで、レッドカーペットのある、こんな華やかな場所に立てるとは七年前は思ってもいませんでした。うれしいです。

MC

続きまして、「正和が以前勤めていた、食品会社『みんみんホールディングス』の後輩で、超マイペースな“ゆとりモンスター”山岸ひろむ」を演じました仲野太賀さんです。

仲野さん

連続ドラマの時は、“ゆとりモンスター”と言われ、観てくださった方々にも嫌われに嫌われたのに、何とか劇場版にも参加できて、ほっとしています。今、サクラさんが話したように主役の三人がレッドカーペットを歩いている時、まぶしすぎて感動しちゃいました。あの頃のカッコ良い三人が、今も変わらずに輝き続けていることが、後輩の僕としては本当にうれしく、またこうして一緒にいることをすごく誇りに思っています。今日は最後まで楽しんでください。

MC

「山路の勤める小学校にやってきた教育実習生で、“山路の元カノ”との噂もありました。佐倉悦子」を演じました吉岡里帆さんです。 

吉岡さん

ちょっと太賀くんと被っちゃうんですが、七年前の私は、この「ゆとりですがなにか」が民放のドラマ初出演でした。当時は本当に緊張して毎日胃が痛くて、現場に行くのも怖くて、「どうしたら良いんだろう」って毎日悩みながら現場に参加していました。本作の「ゆとりですがなにか インターナショナル」を撮影した初日に、気持ちをグンッとあの時に戻され、とても緊張感がありました。「こんなにエモいことって起こるだなぁ~」って、すごく感動しています。こうして皆さんに映画として届けられることもすごくうれしいです。何よりこの皆さんのカッコ良さ、それにこの方たちと共演できたことに感動が止まらないです。

MC

「かつてまりぶの破天荒さに惹かれて、妻子持ちとは知らず恋愛関係になった過去を持つ、正和の妹・坂間ゆとり」を演じた島崎遥香さんです。

島崎さん

ここTOKYO DOME CITY HALLは、AKB48のライブでよく来ていた場所なので、またこうやって戻って来られたことがとてもうれしいです。
連続ドラマからスペシャルドラマ(「ゆとりですがなにか 純米吟醸純情編」2017年7月日本テレビ系列にて放送)をやって、今日こうして「ゆとりですがなにか」のファンの皆さんに初めて会えてとってもうれしいです。

MC

「正和の元勤務先で、現在は山岸が勤務する『みんみんホールディングス』を買収した、韓国企業のスーパーバイザー、チェ・シネ」を演じた、木南晴夏さんです。

木南さん

アニョハセヨ(韓国語のこんにちは)! 私も皆さんと同じ側で、ドラマ「ゆとりですがなにか」をずっと見ていたので、今こっち側(=出演者)に立っていることにすごく不思議な感覚です。今日改めて、皆さんが来てくださっているのを見て、「やっぱりこの作品ってこんなに愛されているんだ」と感じてすごくうれしい気持ちです。感動がまた戻ってきて、今すごく感動でぷるぷるしています。

MC

続きまして「正和とともに坂間酒造の新商品の開発に立ち上がる、カリスマ杜氏・服部一幸」を演じた、吉原光夫さんです。

吉原さん

すごいですね。僕は、なめた状態でここに来たんですが、この熱狂を聞いて「本当にすごいな!」と思って、今めちゃくちゃ心臓が飛び出そうなくらい緊張しています。そんなメンバーの端っこに入れていただいて、感無量でございます。

MC

「フリーカウンセラーの傍ら、“レンタルおじさん”として老若男女の相談にのる、麻生厳」を演じた吉田鋼太郎さんです。

吉田さん

(ステージの前方に歩み、マイクを使わず)“レンタルおじさん”を演じました吉田鋼太郎でございます。役者人生は長いですが、生の舞台でこれだけのお客さんと面と向かったことはありません。なので本能的に大きな声を出してしまいます。……失礼しました。私今回そんなに出番がございません。「せめてここで爪痕を残したい!」と、こういう状態になっております(笑)。(会場:笑)
(元の立ち位置に戻り)マイクに切り替えます。連ドラが終わりまして、七年の歳月が経ち、「果たして皆さんは覚えてくださっているのだろうか?」「求めてくださっているのだろうか?」と、いろいろ不安がありつつ撮影に入りました。今たくさんの皆さんのお顔を見て、そういう杞憂はすべて吹っ飛びました。ありがとうございます。今日は楽しんでいってください。

MC

そして最後はこの方です。ドラマシリーズから引き続き劇場版のメガホンをとりました、水田伸生監督です。

水田監督

皆さん、ようこそいらっしゃいました。レッドカーペットを一緒に歩けなくて泣きそうになっています。舞台の袖でスタンバイしておりましたら、このベテランアナウンサー(MC)でさえ、ずっと稽古をしていました。結局、人間って「ゆとり」はないんだなぁと思いました。(MCに)真面目だね。

MC

恐縮です。
本日は、1600名を超える皆さんにお越しいただきまして、本当にありがとうございます。少しの時間ではございますが、お話を伺っていこうと思います。まずは久々の共演と言うことになりまして、まーちん、山路、まりぶが帰ってまいりました。改めて今どんなお気持ちでしょうか。

岡田さん

皆さんもおっしゃっていましたが、七年前にドラマが始まり、次の年にスペシャルドラマがあり、こんなに時間が空いて、「皆さんは求めてくださっているのか?」と、ちょっと不安だったんです。共演者に支えられて、現場でお芝居のセッションをすると「あぁ、これだ!」「これが”ゆとり”だ!」と思いました。「これをみんなは待っているんじゃないか?」と思いながら、現場でお芝居をしていました。
(松坂さんに)どうでしょうか? お父さんみたいな顔で私を見ていますが……。

松坂さん

いやぁ、うれしかったよ!

岡田さん

うれしかったですか!

松坂さん

キミと芝居ができてうれしかったねぇー。

岡田さん

いや~、ありがと! ありがと!

柳楽さん

(声を変えて)本当に楽しかったわねぇ。

松坂さん

あれ、お母さん!

柳楽さん

お母さんよ!

松坂さん

大きくなった!

吉田さん

やめろ! やめろやめろ。小芝居はやめろ。

岡田さん

すみません、寸劇が始まってしまいました。

MC

「ゆとりですがなにか」はこの雰囲気ですよね。

柳楽さん

そうですね。六、七年経って再会して、これだけの方々に届けられるのは幸せなことだと、より実感しています。

松坂さん

いい意味で変わらない現場の雰囲気があって、ものすごい安心感と良い緊張感でお芝居をやれて、本当にうれしかったです。

MC

お三方を母のように見つめておられますが、安藤さん。

安藤さん

三人が揃っていると眺めちゃいますね。
(松坂さんが安藤さんの髪のキラキラを見つけて、払らおうとすると)キラキラ刑事だね!
ドラマの時から三人の関係に憧れながら、近くでジッと眺めている感じです。

岡田さん

急に距離感をとったね。

安藤さん

ごめんごめん。距離感が分からなくなっちゃいました。

岡田さん

大丈夫!

MC

三人との共演はいかがですか。

安藤さん

七年変わらず仲が良いし、私も仲良くさせてもらっています。最近、思い出したんですが、七年前に、四人でご飯を食べている時に、(柳楽)優ちゃんが「動物占いって知っています?」「やりませんか?」ってやったんですよ。この四人だと、どこを組み合わせてもめっちゃ相性が良かったことを思い出して、「そりゃ映画にもなるよね」と思いました。

MC

太賀さん、“ゆとりモンスター”が帰ってきましたね。

仲野さん

はい、帰ってきました! (松坂さん&岡田さんが仲野さんのキラキラを払う)

安藤さん

これだからゆとりは!

仲野さん

ありがとうございます。こういう風にかわいがっていただいて現場でもすごく楽しく過ごしていました。久々の、七年ぶりの山岸で、劇場版では物語の中でも山岸は七年間で成長していて、当時のギラつきとかそういうトゲみたいなものが若干なくなっているんです。でも、山岸が成長するとあの頃の武器が使えなくなって、僕としてはちょっと不安になるんですよね。成長するが故の演じる難しさがあって、ちょっと苦戦しました。これは反省点なんですが、やたら芝居がでかいです。なさけない話ですが。(会場:笑)

MC

島崎さんは、にぎやかな坂間家で、ゆとりを演じてみていかがでしたか。

島崎さん

まったく変わらない家族がいました。

岡田さん

変わらなかったよね。セットもそのまま七年前のものが残っていてね。

島崎さん

はい。ドラマの時に着ていたパジャマを今回もそのまま着ています。

MC

岡田さんとの共演はどうでしたか。

島崎さん

びっくりというか、ちょっと「え!」と思ったことがあります。

岡田さん

良いフリをしています。

島崎さん

そこまでたいした話じゃないです。

岡田さん

たいした話じゃないんかい!

島崎さん

ドラマでもスペシャルドラマでも私のお兄ちゃんをずっと演じてくれていたと思っていたんですが、映画撮影の時に「肌白いね」と言われて、「え、今さら?」と思ってちょっとびっくりしました。

岡田さん

また一段と白くなったよね。(松坂さんに)ちょっと助けてもらって良い?

松坂さん

岡田も白いよ!

岡田さん

その助けじゃないのよ(笑)。

MC

吉岡さんは、久しぶりに共演してみていかがでしたか。

吉岡さん

サクラさんとお三方が本当に幼なじみのようで、「こんな同年代の俳優さんと私もいつか会いたいな」って、すごく思いました。仲間であり、家族っぽさもあり、すごく信頼関係があることに、憧れの気持ちを抱いていました。皆さんの中に自分が入れていることが、ミーハーな感覚ですごくうれしいです。特別ですね。

MC

木南さんは、見る側だったとお話にありましたが、今回参加してみていかがでしたか。

木南さん

撮影前は「すっごい楽しみ」「やった!ゆとりの世界に入れる」という感じでノリノリだったんです。でも、現場に入ってみたら韓国語と英語と、韓国語なまりの日本語のセリフに神経を持っていかれて、みんなと楽しむゆとりもなく、気がついたら撮影が終わっていました。それぐらい頭の中が、こんがらがって、ずっと緊張していました。

岡田さん

撮影中にそんな雰囲気はまったく感じなかったです。僕はすごく楽しかったんですが?

木南さん

「岡田くんがプリントされたTシャツを着て行ったことがある」ってことだけは記憶にあります。

岡田さん

(キョトンとして)どういうことですか?

木南さん

岡田さんの顔写真をプリントしたTシャツを持っているんです。撮影最終日に「それを着て行かなきゃ!」と思って、岡田さんにだけ見せました。

岡田さん

(思い出して身体を曲げて笑う)
僕だけいっぱい汗かいたやつね。とても懐かしかったです。そんなTシャツ作りましたね。

木南さん

すごく良い思い出になりました。

MC

そして吉原さんですが、あの大変なオーラといいますか。岡田さん、どうでしょう?

岡田さん

テント?(「VIVANT」TBS系列にて放送していたドラマで、吉原さんはテントという集団の一員ピヨ役を演じていた) 赤い絨毯があるからさ!(松坂さんを見て)あれ? 放送終わった?

松坂さん

終わったか、終わっていないか、分からない。

MC

ここまで吉原さんは一言も話していません。

吉原さん

こっちに絡んでくるのかと思ったら(岡田さんと松坂さんの)二人で話が終わっちゃった。

岡田さん

ごめんなさい!

吉原さん

僕はこれが嫌だったんです。この家族のような、この絡みを毎回現場でしているわけですよ。一人一人「おはようございます」って言いながらその中に入っていく毎日が、地獄で地獄で、しょうがなかった。

木南さん

素直!

吉原さん

一人アウェー! その中で全員と向き合って芝居をしていくってことが今となっては鍛錬になって、勉強になりました。本当にありがとうございました。

MC

大先輩の吉田さん、改めて今のやりとりと皆さんの演技も含めて、「ゆとりですがなにか」ファミリーはいかがでしょうか。

吉田さん

確かに仲良しです。特に、この三人とサクラちゃんは仲が良い。光夫は、そこに入っていくのが大変だったし、「ふざけんな」と思ったみたいですね。

吉原さん

怒ってはいないですよ! 顔が怖いから本気と思われたかもしれないですが、冗談ですから!

吉田さん

みんないろいろな気持ちがあって、この三人の仲の良さに嫉妬するわけです。そこに自分が直で入っていけなくて、個人的に相談をされる。唯一、岡田くんとの絡みしかないので、その仲間に入れない悲しさ、嫉妬があるわけですよ。これは連ドラでもそうでしたが、特に今回は顕著です。出番が少ないわけですよ。映画の持っている難しさで、みんなに見せ場を作るわけにはいかないことは、大人だからよく分かっていますよ。でも、どうも宮藤(官九郎)さんの脚本は僕をないがしろにしている。

水田監督

見せ場はありましたよ!

吉田さん

一番ひどいのは、息子とちょっとだけ会うわけですよ。その時に、息子と一言もしゃべらないんですよ。そこに触れちゃうと麻生さんとまりぶの関係を少し深めちゃうから、そこでしゃべらせないのは分かるんだけど、一言もなし!(会場:笑) だから今回は風がフワッと吹いて、「僕は良いんだ、いらねえんだ」って思うことにしました。

松坂さん

違うじゃないですか! 

岡田さん

違いますよー。

松坂さん

だって、鋼太郎さんがいたからこそ、最後のシーンのあそこの盛り上がりがあったわけですから。

吉田さん

だから、そこも皆さんまだご覧になっていないから言えないけれど、何かやんないと、「このままじゃクランクアップ、オールアップできない」と思ってやったんですよ。最後のシーン、誰の了解もとらずにちょっとやらしてもらいました。その時にね、その場にいたみんなは本当に僕がいなくなったと思ったらしいです。要するにそのシーンに関しては「いなくなった」としか言えないんだけれど、その時のみんなの動揺がすごい。詳しくは言えないんですが、その時にちょっと「ざまぁみやがれ」と思いました。

岡田さん

そんな風に思っていたんですか? 僕たちは本当に心配しました!

松坂さん

そうですよ!

吉田さん

そうそう! そういう風に思わせたくて、何かほしかったんです。そこで、勝手にやらしていただいたって言うことです。
光夫。アウェー。

吉原さん

アウェー! さみしかっただけです。

MC

このまとめは、やはりちょっと監督にしてもらわないと!

水田監督

(無茶ぶりに苦笑いで)まとまらないですよ! 鋼太郎さんがそんな気持ちでやっていたとは夢にも思いませんでした。

MC

改めて、これから初めてご覧になる皆さんに大注目ポイントをお願いします。

水田監督

どこがと言うよりも、本作もドラマも宮藤官九郎さんがお書きになったシナリオがあって、要はフィクションの世界なんです。でも、この人間関係がベースにあるので、それはノンフィクションでもあるわけです。三人の仲の良さも、鋼太郎さんの嫉妬も、光夫さんのアウェー感もすべて、ノンフィクションです。ノンフィクションとフィクションが交差する、あるいは混ざり合うことで、本作はでき上がったんだと思うんです。特にこのチームは、そのノンフィクションの度合いが強いので、ぜひそれをお楽しみにしていただければと思います。

MC

最後にキャスト、スタッフを代表しまして、岡田さんご挨拶をお願いします。

岡田さん

僕たちのこの仲の良さがスクリーンに映っています。僕たちは、この作品を愛しています。皆さんにも、この作品を愛していただければうれしく思っております。ぜひ「ゆとりですがなにか」をよろしくお願いします。ありがとうございました。