「湯道」初日舞台挨拶

2023.02.23
  • 初日舞台挨拶

初日舞台挨拶

国内外問わず数々の賞を総なめにした「おくりびと」(08)の脚本を手掛け、「くまモン」の生みの親でもある小山薫堂さん。小山さんが提唱し、日本の文化「お風呂」について精神や様式を突き詰める新たな道“湯道”を完全オリジナル脚本で映画化した“お風呂エンタメ”「湯道」がいよいよ公開となりました。2月23日にはTOHOシネマズ 六本木ヒルズで初日舞台挨拶が開催され、生田斗真さん、濱田岳さん、橋本環奈さん、柄本明さん、小山さん、鈴木雅之監督が登壇しました。それぞれが今“沸く”こと“沸いた”ことを発表して、会場を温めました。この日の模様を、詳しくレポートします!

三浦史朗役

生田斗真さん

三浦史朗役

三浦悟朗役

濱田岳さん

三浦悟朗役

秋山いづみ役

橋本環奈さん

秋山いづみ役

風呂仙人役

柄本明さん

風呂仙人役

企画・脚本

小山薫堂さん

企画・脚本

鈴木雅之監督

生田さん

本日はお忙しい中、「湯道」をご覧くださり本当にありがとうございます。いかがでしたでしょうか。(会場:拍手) ありがとうございます。お風呂好きの皆さんには、たまらない作品ができたと思っております。ぜひたくさんの方々にご覧になってほしいと思います。

濱田さん

(満席の会場を見渡して)こんなにびっしりと来ていただき、ありがとうございます。ご覧いただいて、斗真さんと僕の兄弟設定の違和感は、洗い流せたでしょうか。(会場:笑&拍手) 良かった! ホッとしました。

橋本さん

撮影が行われたのが結構前なので、今日こうして公開して、皆さんに観ていただけて、とても嬉しく思っています。 最近は本当に寒いので、皆さんもお風呂に浸かる機会が多いと思います。本作を観てホッとして、お風呂に浸かったような高揚感を抱いていただければと思います。

柄本さん

ご来場いただき、ありがとうございました。(会場を見渡して)若い人たちばかりです(笑)。おじさんも何人かいらっしゃいますが、少ないようなので、お帰りになったら、おじさん、おばさん、親類縁者、隣近所に宣伝していただければと思います。(会場:笑)

小山さん

本当に面白いと思った人だけ、拍手をいただければ…(笑)。(会場:拍手) ありがとうございます。皆さんにお願いをしたいのですが、本作の“追い焚き”をぜひよろしくお願いします。ターゲットが結構狭いので、気に入った方には何回も“追い焚き”していただくのが、この作品のヒットの鍵だと思っています。また少し先のことになりますが、おそらくブルーレイが出ます。その時は“かけ流し”をお願いします。(会場:笑&拍手)

鈴木監督

いっぱい拍手をしていただいてありがとうございます。観た方々の前にやっと立つことができました。面白いと思っていただけたら、銭湯にとりあえず行っていただいて…。銭湯でお風呂に入って、気持ち良いなと思ったら、また映画館に来ていただいて…。それを繰り返していただければと思っています(笑)。

MC(フジテレビの山崎夕貴アナウンサー)

映画のクランクアップは、2021年の12月とのこと。ようやく今日、公開初日を迎えました。今の気持ちをお聞かせください。

生田さん

この日が来るのを、ずっと心待ちにしていました。皆さんの“ひとっ風呂”浴びたような、さわやかな笑顔を見ることができてすごく幸せです。

MC

「面白かった」という気持ちを表す拍手も、たくさんいただきました。

濱田さん

まるで、お風呂のような温かさでした。(会場:笑)

MC

皆さん、このままずっとお風呂にかけたコメントをするとなると大変そうです(笑)。

生田さん

小山さんが、すごく上手なこと言うから。“追い焚き”をとか、“かけ流し”とか…。それに対抗しようかなと思って。(会場:笑)

MC

お風呂を題材にした作品になりましたが、オファーが舞い込んできた時の印象はいかがでしたでしょうか。

橋本さん

お風呂って当たり前にある日常のものなので、どういう作品なんだろうと思ったら、“湯道”ということで…。聞き慣れない言葉ではあるけれど、なんだかしっくりはくるなと思いました。華道や茶道とかいろいろと日本の伝統的な”〇〇道”という文化がある中で、“湯道”というものがあってもおかしくないなと思いました。

MC

“湯道”は、小山さんが家元として提唱されたものです。皆さん、ご存知でしたでしょうか。

橋本さん

私は今回、初めて知りました。薫堂さんは家元としてのお仕事をたくさんされていて、いろいろなところでお見かけします。

小山さん

家元としては、今回の作品によって“湯道”が広まることは良いことだと思うんですが、この作品の“湯道”は嘘ですからね。あんなことあるわけないんだから(笑)。(劇中に登場する所作)“縁留”なんてものもあるわけがない(笑)。間違った“湯道”が広まっていかないかちょっと心配しております。(会場:笑)

MC

数々の作品にご出演されている柄本さんですが、お風呂がテーマの作品に参加されるのは初めてではないでしょうか。

柄本さん

お風呂(の作品)はないですね。初めてですね。
オファーが来た時のことはあんまり覚えていないんですよ。(登壇者の皆さん:笑) この作品で、僕は仙人の役ですよね。ちょっと記憶が定かではないんですが…(笑)。

生田さん

今日なぜ呼ばれているかは、分かっていますよね!?

柄本さん

「湯道」ですよね。僕の役は風呂仙人ですね。はい、分かっています(笑)。

MC

生田さんは、オファーが舞い込んできた時はどのような感想を持たれましたか?

生田さん

僕は、ワクワクしましたね。(お風呂は)日本が世界に誇るべき文化の一つだと思うので、日本でしか作れない作品になると確信しました。

濱田さん

僕は「お風呂の映画」と聞いて、(「テルマエ・ロマエ」シリーズを想像して)こんなに小さくて、そんなに濃くもない顔が、古代ローマ人で良いのかなって思っていました。(会場:笑) でも、脚本を読んだら、斗真さんもおっしゃったように、「日本に暮らせて良かった」と思えるような内容でした。個人的には、先輩方のお力もありますが、昭和時代にあったすてきな温かい作品に出られたような感覚になっています。それは叶わないと思っていた夢だったので、完成した作品を観た時に、夢を叶えていただいたようですごく嬉しかったです。

MC

小山さんは、どのような思いでこの企画立ち上げられたのでしょうか。

小山さん

皆さん当たり前のようにお風呂に入っていますが、日本人が飲める水を沸かした湯に入れるということは、実はすごく特別なんですよね。そのありがたみを改めて噛み締めることで、日々の幸せに気づくきっかけになれば良いなと思っていました。

鈴木監督

小山さんの喋りがうまいので、どのように言ったら良いのか…(笑)。脚本ができる前に小山さんと一緒にシナハン(シナリオハンティング=シナリオ執筆にあたって調査すること)でいろいろなところに行って、ご飯をいっぱい食べたりしました。楽しい仕事で、現場も本当に楽しかったです。そのように楽しんで出来上がった作品です。

MC

数々の温泉地を巡り、シナリオを作る上ではご苦労もあったのではないでしょうか。

鈴木監督

大変なんですが、でも意外と楽しかったですよね、小山さん。

小山さん

めちゃくちゃ楽しかったです。
監督にずっと聞きたかったことがあるんです。上映時間、2時間6分というのは、“フロ”を意識したんですか?

生田さん

上映時間? (ステージも会場も「本当だ、フロだ」という驚きでざわつく)

■鈴木監督が小山さんの立ち位置まで向かい、何やらひそひそ話を始めました。

鈴木監督

(自分の立ち位置に戻り)やっと気づいてくれた人がいましたね。

登壇者の皆さん

えー!(会場:拍手)

生田さん

本当!?

鈴木監督

気づかなかったの?

生田さん

計算?

鈴木監督

一生懸命頑張って、2分伸ばして(上映時間)2時間6分にしました。

生田さん

おおー、計算だ! すごい!(会場:拍手)

小山さん

嘘ですよ! 今「そういうことにしておこう」って耳打ちされました。

鈴木監督

もうそういうことにしておいてください(笑)。

MC

すごい奇跡が起きました。柄本さんは、風呂仙人役として“まるきん温泉”に入るシーンもありました。

柄本さん

入っていますよ。

MC

湯加減などは覚えていますか?

柄本さん

ずっと(湯船に)入っていなくちゃいけないんですよ。(登壇者の皆さん:笑) ずっと入っているからね、結構(お風呂が)ぬるくなったりするんですよ。寒くなったりもしたね。だってずっと入っていなくちゃいけないんだから。(登壇者の皆さん:笑)

生田さん

実はボイラーと繋がっていて、「温かくしてください」と言うと、温かくくしてくれる”追い焚き機能”があるのは、知っていました?

柄本さん

僕は恥ずかしがり屋なので、そういう頼み事はできないんです。(会場:笑) (会場に語りかけるように)でも、あのセット、素晴らしかったでしょう? (会場:拍手)

MC

柄本さんたち大先輩との共演は、いかがでしたか。

生田さん

柄本さんをはじめ、日本の代表する名優の方々が一堂に会するクライマックスのシーンは、 久しぶりに緊張したね。(濱田さんもうなずく) 皆さんが一言ずつセリフをおっしゃっていって、僕が最後のセリフを言うんですが、「頼むから、誰か噛んでくれ」という思いでした。名優たちは、絶対に噛まない!

柄本さん

僕、NG出したよ。

生田さん

そうでしたっけ!? そういえば、柄本さんが最後のセリフを言った時、小日向(文世)さんがめちゃくちゃびっくりしていました。(会場:笑)

橋本さん

ビクッとなりましたよね(笑)。

濱田さん

みんな、後退りましたよね。

生田さん

「声、でか!」って(笑)。

MC

橋本さんは、ベテラン俳優の皆さんとの共演はいかがでしたか?

橋本さん

私は番台に座っていることが多かったんですが、クライマックスのシーンでは男湯、女湯、それぞれのキャストの皆さんが全員見えるんです。だからすごく緊張しました。しかもああいう時に限って、区切って撮っていくんじゃなくて、最初から最後まで通してやるんです。すごく緊張しました。視線というか、皆さん、目の圧が強い(笑)。見られているだけで、ドキドキするような感じがありました。

濱田さん

あれだけの方々が一堂に会すと、やっぱり緊張しました。ボイラー室では風呂仙人と一緒のシーンが多かったので、お話ができました。でも、風呂仙人は髪が長いので、顔が結構隠れていて…。

柄本さん

ロングヘア。(会場:笑)

濱田さん

二人で火の前で過ごして、とても贅沢な時間でした。

MC

豪華なセットも見どころですが、京都を拠点に関西地区での撮影が行われました。撮影の思い出があれば教えてください。

生田さん

ワンシーン、ワンカットで撮っているシーンがあるんです。煙突から降りていって、ボイラー室を通って、 番台の環奈ちゃん(の周り)をぐるっと回って、男湯から女湯に行くというシーンは、どうやって撮ったのかを覚えているんですが、本編を観て「何だ、このカット。すごい!」とびっくりするぐらい、衝撃的な素晴らしいカットでした。

MC

あのセットでないと実現しないカットですよね。

鈴木監督

はい! 良いセットでしたねぇ。

MC

セットでこだわったのはどのようなことでしょうか。

鈴木監督

セットの表と中を同じところに作っているので、全部が一緒に建っているというようなセットになっていました。みんなが普通にセットに入ってくるような状況になるんです。そういったところにはこだわっています。

濱田さん

セットは本当に圧巻でした。銭湯がまるまる一軒、建っている状態だったので、びっくりしました。あと、くれない茶屋の五右衛門風呂のシーンは、すごく楽しかったです。

生田さん

楽しかったね。すごく寒い日だったんだよね。

濱田さん

あのシーンについて斗真さんと話していて思い出したんですが、監督がムチャ振りをして、僕たちは前貼りもなしで、脱がされたシーンがありましたよね。

生田さん

あった。(鈴木監督が)「もう行っちゃおうか」って言って、僕らは前貼りとかもせず、お尻をブリンと出して、五右衛門風呂にザブーンとね。

濱田さん

あれ、めっちゃ楽しかったですね。

橋本さん

あの日はすごく寒くて、震えるぐらいの寒さだったんですよ。震えが止まらないぐらいなのに、お二人とも湯加減が気持ち良くて「熱い、熱い」と言っていて(笑)。

生田さん

環奈ちゃんは寒くてベンチコートを着ていて、僕たちは上半身裸で「おー!気持ち良いなー!」って(笑)。でも五右衛門風呂が熱くてね。

■本作の内容にちなみ、最近“沸いたこと”“沸くこと”として、マイブームを「私は○○に沸く」という形でフリップに書いて発表。

■濱田さんの答え「私は…”スクワット”に沸く」

濱田さん

最近寒いじゃないですか。ロケで(寒さで身体が縮こまって)グーッとなっていても、スクワットをやると血が巡るというか…。「生きているぞ」というか、血が沸く感じがします。それをシンプルに書いてみました。

MC

一日、どれくらいやるんですか?

濱田さん

ジムに行って、重い重量を上げると「おー、生きているぞ!」となります。(唐突にトークを終わらせるように)ありがとうございます!

生田さん

岳くんは、本当に良い身体をしているんです。そういうイメージはないですが…。

柄本さん

だって、ラグビー部だもんね。

濱田さん

やっていました。ありがとうございました!

■橋本さんの答え「私は…”海外旅行”に沸く」

橋本さん

旅行と言っても仕事なんですが、ずっと海外に行けていなかったので、「今年こそは行きたいな、今年中に行ければ良いな」と思っていたら、一月にカナダに行くことができたんです。オーロラを見に行くという、ロケに行きました。気温もマイナス30度くらいで、めちゃくちゃ寒かったです。まつ毛も凍ってしまうし、肌も霜焼けになっちゃうくらいでした。でも、久しぶりに海外旅行に行けて、すごく楽しかったです。オーロラを待機する時間って長いので、体の芯まで冷えて、帰ってからカナダで朝方に入ったお風呂が最高に気持ち良くて…、すごく幸せでした。

MC

カナダのお風呂は、どのような感じなのでしょうか。

橋本さん

泊まったホテルの浴槽が浅くて…。たぶん、私以外は入れないんじゃないかなって思うくらい(笑)。首元ギリギリまで浸かりたいんですが、(横になるようなジェスチャーをしながら)浅すぎて横向きになるくらいでした。

濱田さん

それ本当にバスタブなの?

橋本さん

バスタブじゃなかったらどうしよう(笑)! たぶん、ユニットバスみたいな感じだったから、バスタブだと思うんですが(笑)。

MC

小山さん、世界中のお風呂の事情も違うものでしょうか。

小山さん

私はお風呂の専門家ではないですが(笑)、違うと思います。

MC

そんなに浅い浴槽もあるものなのでしょうか。

小山さん

ヨーロッパとかは、普通浅いですよね。

橋本さん

海外では、しっかりとした大きい作りのもの(お風呂)は、あまりないですよね。

小山さん

ないですね。今、特にフランスはSDGs(推進)で、浴槽を撤廃する動きがあるそうです。特に高級ホテルでも、浴槽を外してシャワーだけにしたほうが、環境のことを考えているというアピールができるようです。だから、本当に日本のお風呂文化は、大切というか、守らないといけないと思っています。銭湯にみんなで行けば、その分SDGsにつながりますから。

橋本さん

確かに、みんなで同じお風呂に入ればそうなりますね。

■柄本さんの答え「私は…”石川湯”に沸く」

柄本さん

これは、近所の銭湯です。(登壇者の皆さん:笑) よく行くんです。だいたい僕が行くのは…。

濱田さん

そんなこと言って良いんですか? (人がその時間に)来ちゃいますよ。(会場:笑)

柄本さん

来ないよ(笑)! みんな忙しいよ! 来やしないよ。だいたい17時くらいですね。(会場:笑)

MC

他の銭湯と比べて、「ここが良い」というポイントがあるのでしょうか。

柄本さん

いや、近いから行くんですよ。(会場:笑) そんなに銭湯巡りしていないですよ(笑)。歩いて五分ぐらいで近いからです。

生田さん

来ちゃうって(笑)!

柄本さん

来ないよ(笑)!

MC

“湯道”にはいろいろな作法がありますが、柄本さんにとってお風呂に入る時のルーティンはありますか?

柄本さん

まず、(手を上げながら)桶をこう上にあげますね。(ノリツッコミ)するわけないじゃん!(会場:笑) 何もないですよ。一応シャワーを浴びてから、(湯船に)入るようにしています。

MC

例えば水風呂に入るとか。

柄本さん

石川湯には、水風呂はない!(会場:笑)

■鈴木監督の答え「私は…”風呂の後の水”に沸く」

鈴木監督

もう今は大して沸くことがないんで…(笑)。お風呂に入る時に本を持って入るんです。浸かりながらずっと、20分ぐらい追い焚きをしていると、もう耐えられなくなるんですよ。そこでお風呂から出て、その瞬間に浴びる水が一番気持ちが沸く瞬間です。

MC

頭の上から、水を浴びるんですか?

鈴木監督

そうそう。だから水風呂みたいなもんですね。その瞬間だけ「生きているな」という感じがします(笑)。

MC

銭湯に行く時も、できれば水風呂があったほうが良いですか?

鈴木監督

いやあ、ほしいですね。なので、石川湯にはちょっと行けないです。

柄本さん

来なくて良いですよ。(登壇者の皆さん:笑)

■小山さんの答え「私は…”ダイエット”に沸く」

小山さん

僕は30代の頃からずっとダイエットをしています。今朝、お風呂に入って、 体重計に乗る前に「82.6キロじゃないかな」と思ったんです。“2.6”で、“フロ”じゃないですか。「82.6キロだったら、すごく良いことがある」と直感で思ったんです。実際に量ってみたら、82.85キロでした。(登壇者の皆さん:笑)

MC

惜しい…!

小山さん

惜しい(笑)。
濱田さんは今回、半年で8キロぐらい痩せたそうで、どうやって痩せたのかを聞きたかったんです。

濱田さん

ひたすら運動ですかね。スクワットも良いと思います。一番痩せますから。

MC

理想の体重になったことはありますか?

小山さん

20代の頃は理想の体重でした。今はあと10キロ落とすと、理想の体重です。

■生田さんの答え「私は…”お茶場”に沸く」

生田さん

これは、オフィスとかにもあるのかな…。撮影現場によくあるんですが、ワゴンみたいなものにフリーで食べていいチョコとかおせんべいとか、飲んでいいコーヒーとか、お湯とかがあるんです。その”お茶場”が充実していると、ものすごく気持ちが沸きますね。撮影とかでちょっと疲れた時に「ちょっと甘いものが食べたいなー」と思って、お茶場に行って、様々なチョコレートやおせんべいなどが置かれていると、ものすごくテンションが上がります。(会場に語りかけるように)お茶場って、オフィスにもありますか? (チラホラと手が挙がる) あるところと、ないところがあるんだね。お茶場が充実していると、幸せです。

MC

アナウンス室にもお茶場みたいなスペースがあるんですが、軽部さん(フジテレビの軽部真一アナウンサー)が一日で食べちゃうんですよね。(会場:笑)

生田さん

マジで!(笑)

MC

そういう盗人みたいな人はいませんか?

生田さん

ちょっと! 軽部さんを盗人扱いしちゃダメよ! (会場:笑) 先輩なんだから、気をつけろ! またネットニュースのトップになるよ。この間も山ちゃん(山崎アナ)と一緒に「湯道」のイベントをやって、その時も司会をやってくれたんです。そうしたら山ちゃんが話したエピソードが面白すぎて、その日のネットニュースのトップにガーン!と出ていました。「生田斗真らも登壇」って書いてあって…。ちょっと待ってよ。今のが一番のおもしろエピソードだよ。今日も危ないな! 「山崎、軽部を盗人扱い!」ネットニュースのトップになるな!(会場:笑)

MC

すみません…。お茶場の充実が幸せとのことですので、監督、スタッフの皆さんにご用意いただくように…。

鈴木監督

プレッシャーをかけてきた(苦笑)。

MC

あっという間にお別れの時間となりました。最後に、生田さんからご挨拶をお願いいたします。

生田さん

一度と言わずに、二度三度、本作を“追い焚き”してほしいなと思っております。ご家族、お友だち、恋人、たくさんの方々とご覧になってほしいと思います。一緒にお湯に浸かると、その人のことをもっと好きになったり、もっと深く知れたような気持ちになるのが、お風呂の魅力だと思います。皆さんも、今日のお風呂がより気持ち良くなることを祈っております。(会場:拍手)