「SAKAMOTO DAYS」公開記念舞台挨拶

2026.04.30
  • 公開後舞台挨拶

公開記念舞台挨拶

2020年より集英社「週刊少年ジャンプ」で連載を開始し、全世界累計発行部数が1500万部(デジタル版を含む)を突破する大ヒットコミックを実写映画化した「SAKAMOTO DAYS」。4月30日にTOHOシネマズ新宿で公開記念舞台挨拶が行われ、“元伝説の殺し屋”である坂本太郎の<ふくよか&スマート>の両方を巧みに演じ分け、ドラマ撮影中のカナダから一時帰国を果たした主演・目黒蓮さんと、他人の心が読めるエスパーで、坂本の相棒・朝倉シン役を演じた高橋文哉さんが出席しました。超異例となる、2日連続・全国345劇場への生中継も実施されたこの日。最強相棒コンビの二人が「坂本商店」の緑のエプロンを着用して、息ぴったりにトークを繰り広げました。ステージの様子を詳しくレポートします!

目黒蓮さん

坂本太郎役

高橋文哉さん

朝倉シン役

目黒さん

(IMAXの巨大スクリーンを見上げて)すごいですね…。うわあ、ここで観たい…! (会場:笑)

高橋さん

僕もここで観たいなぁ…。

目黒さん

皆さん、映画はどうでしたか? (会場:拍手)
(会場の熱い反応を受けて)わあ、良かった。うれしい! ありがとうございます!

MC

このスクリーンで本作のアクションを観たら、最高だと思います。

目黒さん

監督もおっしゃっていましたが、アクションにおいても一つ一つの音にこだわっていて、どのキャラが誰にパンチを入れるかで音が違うんです。

高橋さん

(音の)強さを変えているとおっしゃっていましたね。

MC

本日は、満員のIMAXスクリーンのお客さん、そして全国345スクリーンでは生中継も楽しんでいただいています。皆さんに向けてご挨拶をお願いいたします。

目黒さん

本日はお越しいただき、本当にありがとうございます。そして配信先の皆さん、(中継用カメラに向けて手を振り)ありがとうございます。
昨日、初日を迎えて本当にホッとしています。こうして、直接皆さんに会えたことも、本作を観た皆さんから「本当に面白かった」という声をたくさんいただいていることも、チームのみんなで本当に喜んでいます。まだまだ続くので、ぜひよろしくお願いします。

高橋さん

会場の皆さん、そして全国の劇場でご覧の皆さん、こんにちは!(中継用カメラに向けて手を振り) 高橋文哉と目黒さんでーす!(目黒さん&会場:笑) 昨日、初日を迎えて、一昨日ぐらいからずっと目黒さんと一緒にいます。寝ている時以外、ずっと目黒さんのお顔を見ています。(うれしそうに目黒さんに顔を向ける)

目黒さん

ずっと一緒だよ。本当にありがとう。(高橋さんにお辞儀)

■目黒さんと高橋さんがお互いにお辞儀をし合う。

高橋さん

こちらこそ、カナダから来てくれて…。帰って来るとなった時、「その時まで待っていますね。宣伝任せてください!」とお伝えしました。でも、こうして初日を迎えて、二人で舞台挨拶ができるのが、僕はすごくうれしいです。今日は、皆さんよろしくお願いします。

MC

本当にずっと一緒ですよね。今日も朝からずっと一緒に行動していますね。

目黒さん

はい、ずっと一緒です。ずっと一緒だと「(ため息混じりに)ああ…ずっと一緒だなぁ」となっちゃう可能性もあるわけじゃないですか。(会場:笑) でも、本当に(高橋さんが)ずっと笑っているし、一緒にいられる時間がもうちょっと続けば良いのにと思うくらい、居心地が良くて、楽しい時間だなと思います。

高橋さん

そう言ってもらえてうれしいですね。だって、僕らは3日前にすごく久しぶりに会って「お久しぶりです」から始まって、この二日間の朝の挨拶は、(目黒さんと肩を組むようにして)「おはようございます!」になりました。「今日も頑張ろう!」と、お互いに肩を組み合っていますよね。

目黒さん

(本作の主題歌「BANG!!」の歌詞を持ち出し)“いま戦えない奴に、強くなる未来になんてこない”ので。(会場:笑)

高橋さん

(今戦えない奴には)その資格がないので。(会場:笑)

MC

今日は、緑のエプロンを付けたスタイルで登壇しています。少し気持ちが変わるのではないでしょうか。

目黒さん

(笑)。そうですね!

MC

懐かしさを感じますか?

目黒さん

懐かしいなという感じもあります。
昨日までは割とバシッとキメた感じだったんですが、今日はちょっとカジュアルな感じで、これはこれで楽しいですね。

高橋さん

そうですね。半袖で舞台挨拶をするのは初めてです。

目黒さん

さっき、そっち(ステージの袖)で脱いでいなかった?

高橋さん

脱ぎました。

目黒さん

そうだよね。

高橋さん

「めめが半袖だったから、僕も半袖にならなきゃ」と。

目黒さん

(笑)。

高橋さん

目黒さんが半袖だったので、「脱ごう!」ってことになって、慌てて脱いだらファスナーが絡まってしまって、結果上着を下から脱ぐことに…。(その様子を再現する高橋さんに、目黒さん&会場:笑) なかなかないことです(笑)。

MC

ここで発表いたします。
昨日から公開になった本作ですが、初日の興行収入は4億円。観客動員数は、すでに30万人を突破する大ヒットロケットスタートを切りました! (会場:拍手)

目黒さん

ありがとうございます!
形としてと言うか見て分かる数字的な結果も、もちろんうれしいんですが、何よりも「本当に楽しかった」「笑えた」などの、映画を観てくれた方たちの思いが一番うれしいです。今日も、こうして皆さんに会って「面白かったよ」と拍手をもらうことが一番うれしいです。

高橋さん

SNSを含め、「SAKAMOTO DAYS」を観た方たちからお言葉をいただけることが、すごくうれしいなと思います。今日もTV番組にお邪魔したり、昨日も、観てくださった演者さんやスタッフさんの方もいらっしゃって…。軽部(フジテレビの軽部真一アナウンサー)さんにも感想をいただきましたね。

目黒さん

ベベ(軽部アナウンサー)も「面白かった」って言っていましたね。うれしかったです。

MC

今、我々はIMAXスクリーンで、映画を観終わったばかりの皆さんの前にいます。さらに5月9日より4DX、MX4D、Dolby Cinemaなど各ラージフォーマットでの上映も決定しました! (会場:拍手)

目黒さん

すごい!

MC

4DXは、座席が揺れたりします。

目黒さん

(高橋さんに目を向けながら)迫力がヤバいんじゃない?

高橋さん

4DXは行かない方が良いかも!

目黒さん

何で(笑)!?

高橋さん

ジェットコースターのアクションを4DXで体験してしまった場合、大変です。(目黒さん:会場:笑)

MC

ジェットコースターのシーンの迫力はすごそうです。

高橋さん

そうですよね、4DXにぴったりと言っても過言ではない。「SAKAMOTO DAYS」をぜひ4DXで!

目黒さん

(笑)。びっくりしました。最初は「行かない方が良いです」って言うから…。(ラージフォーマットでの上映を)宣伝しに来ているのにって。(高橋さん&会場:笑)

高橋さん

またそれぞれの違った楽しみ方ができますから!

MC

では、ここからはいろいろな質問にお答えいただこうと思います。
今日は緑のエプロンを付けてご登場いただきましたが、もしお二人が実際にこのエプロンを付けて坂本商店でアルバイトをするとしたらどのような役割を担当したいですか?

目黒さん

(考えながら)いやあ、何だろう…。レジ打ちはしたことがないので、やっぱりレジ打ちはしたいですね。
(レジを打つ真似をしながら)パパパパッ、「ありがとうございました!」って。

高橋さん

レジ打ち、したことないんですね。

目黒さん

ないです。あるんですか?

高橋さん

僕は、めちゃくちゃありますよ。

目黒さん

おっ! 経験者?

高橋さん

僕は春日部で名を馳せていました。“レジ打ちの文哉”って。(目黒さん&会場:笑)

目黒さん

“レジ打ちの文哉”!

高橋さん

あの頃、僕を知らない人はいなかったんじゃないですかね。(目黒さん&会場:笑)

目黒さん

どういったレジ打ちを? “レジ打ちの文哉”の特徴は何だったんですか? 何で名を馳せたんですか?

高橋さん

特徴ですか? 遅すぎるっていう。(会場:笑)

目黒さん

(笑)。遅すぎる! ダメじゃん! それ、ダメな名の馳せ方をしちゃっているね。

高橋さん

僕のレジ打ちは、(右手、左手の人差し指でゆっくりレジを打つ真似をしながら)こうなんです。

目黒さん

(同じようにレジ打ちをする真似をしながら)ええっと…って感じ(笑)?

高橋さん

目黒さんのレジ打ちは見たい。やってほしいです。でも、絶対に目黒さんも(右手、左手の人差し指でゆっくりレジを打つ真似)こうですから!

目黒さん

(笑)。何かね、そんな気もする。(ゆっくりとレジ打ちをする真似をしながら)「あ、ごめんなさい。ちょっと待ってくださいね」って。

高橋さん

(レジ打ちに戸惑っている様子をイメージしながら)「肉…マン…が一つ…」って感じですね。

目黒さん

(笑)。嫌だな、それで名を馳せたくないな。

高橋さん

それで名を馳せますよ。

MC

坂本太郎だったら、ものすごい速さでレジ打ちをしそうです。

目黒さん

確かに速そうですね。

高橋さん

目黒さんのレジ打ち、見てみたいですね。
僕は、コンビニでバイトをしていたことがあって…。

MC

それが春日部の“レジ打ちの文哉”ですね。

高橋さん

はい。伝説になったあの有名な…。(目黒さん&会場:笑) 飲食店でも働いていたので、レジ打ちは結構やっていたんです。あと、僕はハンディ(飲食店で注文を取る際に使用するシステム)も打っていて…ハンディって分かるかな。

目黒さん

何ですか?

高橋さん

居酒屋にはないか…。じゃあ、ご飯屋さんに行ったとして、僕に何でも良いので注文をしてください。

目黒さん

ご飯屋さん?

高橋さん

(ハンディを手にする真似をしながら)いらっしゃいませ、こんにちは。(即興のお芝居が始まり会場:笑)

目黒さん

じゃあ、牛丼を一つ。

高橋さん

牛丼のお店にハンディはありませんが…。(目黒さん&会場:笑) (ハンディを打つ真似をしながら)これ、これがハンディです。

目黒さん

えっと、焼き鳥を一本。

高橋さん

焼き鳥は一本単位では販売していません。(目黒さん&会場:笑) ご注文は二本からになります。

目黒さん

これじゃ全然先に進まないです(笑)。

高橋さん

当店では盛り合わせをオススメしています。

MC

高橋さん、慣れていますね。

目黒さん

今、ちょっとバイト風景が見えましたよね。

高橋さん

坂本商店にはハンディがないんですが、僕はこれが得意でした。大好きだったんです。
唯一、アルバイトの時にやらせてもらえなかったことは、肉まんの補充。

目黒さん

何でやらせてもらえないの?

高橋さん

分からない。レジ打ちが遅いからですかね。(会場:笑)

目黒さん

肉まんを補充するのも遅いと思われたのかな。

高橋さん

「SAKAMOTO DAYS」では、肉まんがすごく印象的じゃないですか。僕は、補充しているのを見て羨ましかった!

目黒さん

(笑)。「俺もやりたかったな」ってこと? まさかそんなに羨ましがっていたなんて…。

MC

高橋さんは、レジ打ちと肉まん補充がやってみたいということですので、続編があったら、監督にお願いしてみてはどうでしょうか。

高橋さん

やらせてもらいましょうよ!

目黒さん

じゃあ、ちょっと僕からもお願いしておくね。

高橋さん

目黒さんと僕で言いましょうか。その時は絶対、(目黒さんは)レジを買いますよ。多分、買って練習をする。二カ月以上前ですが、SNSの企画でコップを立てるゲーム(スポーツスタッキング:プラスチック製のカップを決められた形に積み上げたり崩したりするスポーツ)をやったんです。SNSにその様子が投稿されているんですが、僕らはそこで失敗して悔しかったんです。さっき一緒にリベンジをしたんですが、その時に目黒さんが「家にこれを買った」と言っていました。それを聞いて、「僕と同じ血が通っている!」って思いました。(会場:笑)

目黒さん

さっき二人でリベンジをやりました。SNSに投稿されると思うのでぜひ楽しみにしていただきたいです。

高橋さん

見てほしい! 公式Xから!

MC

二人共、うまくなっていたと?

目黒さん

それは分からないですが(笑)、結果をお楽しみに。

高橋さん

ワクワクしました。

MC

では、続いての質問です。
お互いの初対面の印象や刺激を受けたことを聞かせてください。また、プライベートでも交流を深めていらっしゃるのかなと感じますが、どのタイミングで「距離が縮まった」と思いましたか?

目黒さん

初対面では、「自分と近いタイプの人なのかな」と思って声をかけました。挨拶をしただけなんですが、この作品に対する熱さを持っているのが分かる気がしました。「すごく熱い人なんだろうな」と感じました。
テレビとかで観ながら、勝手にそういったイメージはあったので、「やっぱりそうなんだ。裏でも表でも変わらない感じなんだな」というのが第一印象でした。

MC

その第一印象が変わった瞬間はあったんでしょうか? もしくは第一印象の通りだったのでしょうか?

目黒さん

変わらないです。一つ「あ、そうなんだ」と思ったのが、「しゃべるとおもしろい」ということです(笑)。

高橋さん

ありがとうございます。

目黒さん

トークが上手くて…。

高橋さん

(照れながら)いやいやいや…。昨日(フジテレビ系列で放送の朝の情報番組)「めざましテレビ」が終わった後から、ずっとそう言ってくれるんですよ。

目黒さん

だから、一緒にしゃべっても楽しいし、思っていたよりもトークがお上手な方なんだなと思いました。

高橋さん

うれしい。

MC

お二人で宣伝活動としてTV番組に出演しても「やっぱり一緒にいると良いな」という感じがするわけですね。

目黒さん

はい、楽しいです。

MC

撮影中に、「距離が縮まったな」という瞬間はありますか?

目黒さん

(高橋さんに目を向けながら)それ、「いっせーのーせ」で言ってみる?

高橋さん

良いですよ。(ノリノリで)行きますよ。(会場:笑)

目黒さん&高橋さん

いっせーのーせ(と声を合わせつつ)「ジェットコースター!」(答えが一致)

目黒さん&高橋さん

おおー! (会場:拍手)

目黒さん

撮影が終わった後に、本当に富士急ハイランドでジェットコースターに乗ったんです。あれで結構距離が縮まった感じがあります。

高橋さん

あれは、僕もすごく大きかったと思います。

MC

横に並んで、ジェットコースターに二人で乗ったんですか?

目黒さん

(高橋さんが)ジェットコースターが苦手なんですよ。

MC

ジェットコースターとお化け屋敷も苦手だそうです。

高橋さん

はい。

目黒さん

僕はせっかく富士急ハイランドに来たから、「一人でも何か乗って帰ろうかな」と思っていたんです。そんなことを呟いたら、文哉が「目黒さんが行くなら、僕も行きます」と言ってくれました。あと(ボイル役の)小手(伸也)さんもね。

高橋さん

小手さんはシンプルに乗りたかったんです。(会場:笑)

目黒さん

僕は、ボイルと戦った後でした。

高橋さん

僕は、(安西慎太郎さん演じる)タツと戦った後です。(会場:笑)

目黒さん

あれ、何だっけ…。あのコースターの名前。

高橋さん

乗ったら脚がぶらんぶらんしてぐるぐる回るやつ。何でしたっけ…。(思い出して)“ええじゃないか”!

目黒さん

“ええじゃないか”!

高橋さん

アトラクションの名前は「回しても“ええじゃないか”!」ってところから名前を取っているはずです。

目黒さん

ジェットコースターが苦手な人が一発目に乗るクオリティのものじゃないです。それなのに、一緒に乗ってくれたので、そこで縮まった感じがします。

MC

怖かったけど、一緒に乗ったから楽しかったという思い出でしょうか。

高橋さん

うーん…。(記憶を蘇らせるように)どこまで嫌だったかな…。もちろん、最初はすごく嫌で、こうなるまで(安全バーが固定されるまで)嫌でした。(ジェットコースターがレールを)登っている時も嫌だったんです。でも、登っている時に目黒さんが「文哉、行けるかー!」「文哉景色を見ろー!」って声をかけてくれて…。前に目黒さんがいて「文哉、景色を見ろー!」と言われて、僕は「はーい!」って答えていました。
その時に、初めて「文哉」と呼んでくれたというか、呼ばれた気がしたんですよ。僕、それにドキッとしちゃって(照笑)。(会場:笑) 登りながら「あれ?今、文哉って言った…?」って思っていたら急降下して「おおー!」って…。そこで、僕も何か分からないんですが、感情が先行しすぎて下っている時に「ありがとうー!」って言いました。(目黒さん&会場:笑)
あれが距離が縮まった瞬間でした。そして、終わった後に目黒さんが僕を抱きしめて「よく頑張ったな」って。

MC

それ、カメラは回っていないんですか?

高橋さん

多分、回っています。

目黒さん

せっかく初めて(高橋さんが)苦手なものに乗るタイミングだったので、「カメラを回しておいた方が良いんじゃないですか?」と聞いたら、マネージャーさんたちが自分たちの携帯で撮影をしていました。

MC

どこかのタイミングで観せてもらっても良いでしょうか?

目黒さん

“ええじゃないか”。(会場:笑) 機会があれば。

MC

“ええじゃないか”をいただきました!
高橋さんは、目黒さんの第一印象はいかがでしたか?

高橋さん

目黒さんが今おっしゃってくださったように、初対面の時は、目黒さんも僕もお互いにすごく気合が入っていました。「SAKAMOTO DAYS」に出演できるとなって、いろいろなアクション練習を経て、やっと目黒さんに会って挨拶ができるという日でした。
元々は、クールなイメージがあったんですが、会った時に作品への思いをお話ししてくれました。
僕は、熱さの色には青と赤があると思っているんです。「熱さを内に秘めている人は青」で、「それを出していく人は赤」だと自分の中で勝手に認識しているんです。僕は、最初目黒さんは青い火の人だと思っていたんですが、実際にお会いしてみたら「ものすごく赤いんだな」と思いました。「赤い炎の人だ。やったー!」と思いました。

MC

初対面は、お互いの熱を感じた瞬間だったんですね。

目黒さん

感じました、感じました。

高橋さん

お互いに熱を感じる瞬間でしたね。

目黒さん

すぐには、撮影が始まらないタイミングでしたね。

高橋さん

そうですね。(撮影の)数ヶ月前でした。

目黒さん

これから一緒に作品を作っていくんだと思ったら、ワクワクするような初対面でした。

MC

SNSでも質問を募集したところ、こういった質問がありました。

【SNSからの質問1】

目黒くん、文哉くんのバディで“ここが一番熱かったなぁ”と思う撮影について教えてください。

目黒さん

(考えながら)…あります。

MC

これはお二人で、ぴったり揃いますか?

高橋さん

これは揃わないと思います。(会場:笑) 僕も目黒さんを大好きになった瞬間があるんです。

目黒さん

(ネタバレを気にしながら)これは、どこまで言って良いんですか?

MC

上映後の会場なので、もう大丈夫です。

目黒さん

大丈夫ですか?
坂本商店で坂本とシンがアクションで対決する場面では、僕に蹴られてシンが吹っ飛んで、僕が上から降りてきて蹴りを入れる…というシーンがあります。そこでは、文哉の(顔)ギリギリのところで蹴りの脚を止めるんですが、思いっきり行ってギリで脚を止めなくちゃいけない。本当にギリギリまで攻めないといけないんです。普通は「当たっちゃったらどうしよう」「大丈夫かな」と遠慮しそうになるじゃないですか。でも、大きなスクリーンだと、ちょっとした遠慮もすごく大きく見えてしまうので、大丈夫かなと心配でした。
でも、本番前に文哉が「全然当たっても良いので、ここ(顔ギリギリのことろ)まで来てください」と言ってくれたんです。そういう覚悟でいてくれる人だとこっちも安心して「遠慮なしに寸止めまで行けるな」と思えました。実際に、撮影でもギリギリまで行けて、良いシーンが撮れました。あそこは熱かったなと思います。

高橋さん

こういう時に、目黒さんは自分の話をまったくしないんです。ずっと一緒に稼働をしていて、こういうところがすごく好きなんです。今の話を聞いていると、僕が「すごい」みたいになるじゃないですか。(目黒さん&会場:笑) 
でも、そうではなくて、(目黒さんが)本番では顔のギリギリで止めたんですよ。普通「ううっ!」ってなるじゃないですか。顔のギリギリで、顔を少しでも動かしたら(目黒さんの脚が)鼻に当たるんじゃないかなというくらいの距離で止められて…。あの“ふくよかな坂本”の姿で飛び降りてきて、準備してから蹴るなんて簡単なことじゃないんですよ。それをピタって止めたことを話さない。自分のすごさは話さないんです! (目黒さん&会場:笑)

目黒さん

いやいや、やる前に(高橋さんが)そう言ってくれたからこそ生まれたギリの蹴りでした。

高橋さん

ちょっと当たっちゃったら良かったのに。(目黒さん&会場:笑)
そういった部分で言うと、目黒さんを好きというか「あ、すごいなぁ」と思ったことがありました。どう説明したら良いか分からないんですが、バイクに目黒さんが前で僕がその後ろに乗っているシーンがあるんです。ああいうシーンって、前からバイクを引っ張って撮影をするんです。もちろん、安全に配慮した上で引っ張って撮影をしているんですが、その時は目黒さんがハンドルを持っていて、僕はつかまる場所がないし、何せ“ふくよかな坂本”がデカいので、座る場所が狭い。(会場:笑)
(スタッフから)「文哉くん、これ行ける?」と聞かれて「大丈夫です!」と乗ったんですが、お尻が結構バイクのシートからはみ出してしまっていたんです。でも、後ろに掴めるところがあったので「ここを掴んだら行けます」と話していたんです。
それを目黒さんが聞いていて、(渋めの声で当時の目黒さんの言葉を真似ながら)「走る前に、何か危なくなったら俺のここ(脇腹あたり)掴んで良いから」って言ってくださったんです。“ふくよかな坂本”なのであまり大きな声を出せないので、ボソッと。(会場:笑) しかも、目黒さんは首が回らないのでしっかりと後ろも向けない。僕からしたらほぼ逆光の中で、“ふくよかな坂本”のシルエットと目黒さんのつぶらな瞳だけが見えている状態で、
(再び渋めの声で、当時の目黒さんの言葉を真似ながら)「何かあったらここを掴んで良いから」
…僕、震えました。(目黒さん&会場:笑)

目黒さん

(笑)。あの“ふくよかな坂本”で、そんなにカッコいい声で(笑)。

高橋さん

その時に、心から「ああ、坂本さんが痩せていなくて良かった」と思いました。もし“スマートな坂本”の状態だったら目黒さんと目が合ったままあんなことを言われていたら、僕、芝居どころじゃなかったはずです。(目黒さん&会場:笑) 目黒さんがカッコよすぎて直視なんかできませんから。
今のはエピソードの一つですが、常に周りへの配慮する力や、感謝を伝える気持ちを持っているのを、僕はずっと現場で見ていました。ここ数日一緒にいても、それはすごく感じています。そういう部分でも「ついていけば間違いはないんだな」と思わせていただいています。

MC

すばらしいです。そして、こんな質問も届いています。

【SNSからの質問2】

目黒さんの“ここが坂本っぽいな”、文哉くんの“シンっぽいな”と思うことはありますか?

目黒さん

あります。いろいろと紐づいてしまうんですが、現場ではやっぱりいろいろとトライしていかなければいけないじゃないですか。例えば。さっきのバイクの話も「これ、乗れる?」と言われても絶対に「ノー」がないというか…。全てのことに対して「イエス」「できます」と、チャレンジをしに行くんです。蹴りの寸止めの時も「行けます」って言っていたし、めちゃくちゃ根性があるので、そういったところがシンと重なって見えました。

高橋さん

僕の人生の家訓は、「イエスマン」。(目黒さん&会場:笑) すごくうれしいですね。

目黒さん

めっちゃ、根性があるタイプ。

MC

「いや、これは厳しいです」とは言わないんですね。

高橋さん

言わない。言いたい時も、もちろんありますよ。(会場:笑)

目黒さん

やってみてダメだったらまた違う方法を考えれば良い。だから、(高橋さんには)やらずに「できません」ということがない。

高橋さん

やれる努力をしたいというか…。やっぱり、(「BANG!!」の歌詞をもじりながら)“いま、頑張れない奴に強くなる未来なんてこない”ので。僕の大好きな言葉です。

MC

一方、目黒さんに対して「坂本に似ているな」と感じる瞬間はありましたか?

高橋さん

言語化がすごく難しいんですが…。

目黒さん

いやいや、めっちゃ話がうまいから大丈夫。

高橋さん

分っかりました。(会場:笑)

目黒さん

分っかりました(笑)。“今戦えないと強くなれない”から。

高橋さん

これ、裏でも三日間ずっと言っているんですよ。僕は主題歌の「BANG!!」が好きすぎるんです。
目黒さんは、坂本の責任感とはまた違うんですが、「背負っているものに対する覚悟」と「目黒さんが僕たちのために背負ってくださるものに対する覚悟」が同じだなとすごく思います。
坂本は、大切な家族を守るために10億円の懸賞金がかけられても、家族には言わないで自分たちで何とかしようとする。でも、それを葵に知られてしまってワーッとなるのがこの映画です。
目黒さんは、初めて会った日から今日この瞬間まで、「『SAKAMOTO DAYS』という映画に対する自分自身の責任」と「この作品にかけている思い」をすごく見せてくれるんです。
だからこそ、目黒さんの一つ一つの行動や紡ぐ言葉全てに説得力が生まれるんだと思います。決して多くを語るタイプの方じゃないんですが、きちんと自分の思いを言葉にしてくれるので、横で聞いていると「こういうことがしたい」と言ってくれた時に、「僕らはできることの全てを出して手伝いたい」と思わせてくれるんです。だから、何かの中心には必要な方だなと思います。

目黒さん

作品に出演させていただいたり、座長という立場で出演している時に、同じ船に乗って、一緒に同じ方向を目指してくれる文哉だったり、キャストの皆さん、スタッフの皆さんに、「この船に乗って良かった」と思ってほしい。絶対に後悔はさせたくないじゃないですか。
「何で俺、この船に乗っちゃったんだろう」と思われたら嫌じゃないですか。絶対に喜んでほしいので、そういう思いは確かにあります。だから、そう言ってもらえてうれしいです。

MC

昨日の舞台挨拶でも、お客さんも壇上のキャストや監督にも楽しんでほしいという思いをお持ちでした。

目黒さん

そうですね。

高橋さん

だから、今度「船釣りに行こう」と言っていました。実際に同じ船に乗ろうかなと思います。(目黒さん&会場:笑)

目黒さん

リアルにね。

高橋さん

目黒さんの後ろには、一回乗せてもらったので、今度は僕が前になって…。(高橋さんがバイクの前、目黒さんが後ろに乗っているような真似をして)

目黒さん

掴んで良いの?

高橋さん

掴んで良いですよ。(目黒さんの言葉を再現するように)「何かあったら、俺のここ掴んでいいから」。(目黒さん&会場:笑)

MC

では最後に、リピート鑑賞の際、「ここを意識したらもっと楽しめる」というポイントや、注目してほしいところがあれば、教えてください。

目黒さん

もちろん、ストーリーやお芝居は何回観ても面白いと思うんですが、福田監督が作るキャラクターのビジュアルにも注目してほしいです。
今回、福田監督の美的センスをすごく感じているんです。というのも、「SAKAMOTO DAYS」にはすごく個性豊かで魅力的なキャラクターが、いっぱい出てくるじゃないですか。ウィッグ一つにしろ、こだわり方がすごいんです。ウィッグの前髪の上がり具合の角度やどのように垂れて顔の顎のラインのどこに落ちてくるのかというところまで全部計算しながら、福田監督が作っています。
例えば、自分が坂本になって鏡を何回も見てようやく「あ、ここはこうかも」と気づくようなところを、福田監督は一発で見抜くんです。一瞬で「こうした方がこの人は絶対にカッコよく見える」「こうした方がこのキャラクターはカッコよく見える」というところを見抜きながら、すごくこだわっていらっしゃいました。なので、ビジュアルのディテールを細かく見てみるのも、楽しいかもしれないです。

高橋さん

僕はもう、二回観たんですよ。二回目に何を観たかというと、全部を観ました。(会場:笑) 観入っちゃった。二回じゃ観足りないです。

目黒さん

二回も観入ることができるってすごいよね。

高橋さん

すごいですよね。でも、まだ劇場で二回観たわけではないんですが、監督はずっと「音」にこだわっているとおっしゃっていました。
映画で「何にこだわりを込めましたか?」と監督にお話を聞いた時に、一発目で「音」という答えが出てくることはなかなかないと思います。今、目黒さんがおっしゃったような、キャラクターそれぞれのビジュアルやその解像度みたいなことにこだわったという話は、よく出ると思いますが、監督は「音」だとずっとおっしゃっていました。
僕らと会うたびに「あそこの音がね…」と、スタッフさんの努力も含めてお話してくれました。それを聞いて、自分の理想にピタッとハマる表現ができたんだなと思いました。
坂本は強いので、そのアクションの音を大きくしているので、僕らはその音で「坂本は強いんだな」と思わされます。それを理解した上で、もう一回観ると「めっちゃ音デカいな」「陸(ルー)のパンチってこういう音なんだ。坂本とは違うんだな」と、いろいろなことが見えてきてすごく楽しいです。そんなところを観ていただけると良いなと思います。

目黒さん

完成したものを監督たちがシアターで観て、音の聴こえ方が「違うな」と思うところが一箇所であれば、もう一回作り直して…ということが何回かあったみたいです。そのこだわりには、本当に感謝しかないです。

高橋さん

ありがたいです。

MC

目黒さんから、最後にメッセージをお願いいたします。

目黒さん

本日は観ていただき、本当にありがとうございます。今日は僕たち二人でしたが、たくさんお話したように、キャストの皆さん、スタッフの皆さん一人一人が、本当に頑張って、ワンテイク、ワンテイクを積み重ねて作り上げた映画です。
僕たちの日常を、明るくしてくれるようなこの作品を受け取って、笑ってくれたり、スカッとしてもらって、皆さんの日常もどんどん明るいものになってくれたらうれしく思います。今日はありがとうございました。

■“ふくよかな坂本”のうちわを持った250名の観客と一緒にフォトセッション。目黒さん、高橋さんは笑顔で手を振り、公開記念舞台挨拶、そして“MEGURO 帰国 DAYS”は幕を閉じました。