「映画 クレヨンしんちゃん もののけニンジャ珍風伝」公開記念舞台挨拶

2022.04.23
  • 公開後舞台挨拶
「映画 クレヨンしんちゃん もののけニンジャ珍風伝」公開記念舞台挨拶

公開記念舞台挨拶

1990年に「漫画アクション」での連載、1992年にはアニメの放送が開始され、それから長きにわたり老若男女に愛され続けてきた国民的キャラクター「クレヨンしんちゃん」。その劇場版が今年で30周年! 記念すべき30作目となる「映画クレヨンしんちゃん もののけニンジャ珍風伝」の公開を記念して、4月23日、東京のTOHOシネマズ 日比谷にて、舞台挨拶が行なわれました。しんちゃんに加え、ゲスト声優を務めた川栄李奈さん、ハライチ(岩井勇気さん&澤部佑さん)、しんのすけ役の小林由美子さん、橋本昌和監督が勢ぞろい! ゴールデンウィークの思い出エピソードやハライチの二人による劇中の漫才の披露など、大きな盛り上がりを見せました。こちらの舞台挨拶の模様をレポートいたします。

■MCの呼び込みでしんちゃん登場!

しんのすけ

ほほーい。どもどもー。お久しぶりぶり~! 忍者・野原しんのすけ、おかえり参上! みんな、オラの映画観てくれたと思うんだけど、オラの忍者ぷりぷりはどうだった? 面白かった人は拍手! もっと拍手! (会場からの拍手に)このカイカン...クセになりますなぁ~♡ 今日はここに来てくれたみんなのために、オラが映画の中で披露した忍法を特別に披露しちゃうゾ!
「忍法・ものののののけの術」! からの~ハト。からの~「もののけ~わきのけ~、お~またのけ~♪」 からの~「忍法・どさくさの術」! からの~「忍法・分シリの術」! ぶりぶりぶりぶりぶりぶり~!

MC

ちょっとしんちゃん! 分シリしている場合じゃないです。今日は映画の公開を記念してスペシャルゲストが来ているんです。さっそく呼んでみましょう!

■川栄さん、ハライチの二人、橋本昌和監督が登壇。

MC

本作がゴールデンウィークに公開されるということで、今日はご登壇者の皆さんには金色(ゴールド)をワンポイントあしらった衣装でご登壇いただいています。

岩井さん

監督も...?

澤部さん

監督も入っていますよね? それ(シャツ)ですよね?

橋本監督

これですね。

岩井さん

"ゴールド"としているんですね、それを(笑)

澤部さん

一発目でイジるなよ、監督を!

岩井さん

僕なんてしっかりゴールドしてるから...。

澤部さん

逆に恥ずかしいよ!

MC

では皆さんにご挨拶いただきます。

屁祖隠ちよみ役

川栄李奈さん

屁祖隠ちよみ役

ハライチ/本人役

岩井勇気さん

ハライチ/本人役

ハライチ/本人役

澤部佑さん

ハライチ/本人役

橋本昌和監督

川栄さん

昨日、無事に公開を迎え、皆さんに観ていただけたことがすごく嬉しいです。今日は短い時間ですが楽しんでください。

岩井さん

今回、本作のために漫才を書き下ろしました。練習までしてアフレコに臨んで、アフレコも真剣にやって、すごく頑張ったなと思うんですが、まさか公開されるとは思わなくて...。

澤部さん

どういうこと...? どういうつもりで臨んだの、それは? そりゃ公開されますよ!

岩井さん

(公開されて)びっくりしました(笑)。皆さん、楽しんでいただいてありがとうございます。

澤部さん

本作を楽しんでいただけましたでしょうか? 漫才をお祭りでちょろっとやらせてもらって、アフレコも一日でギュッとやりましたが、いざこういう場に立つと、「監督とゼロから作ってきました」みたいな顔して壇上に上がってしまいました...(笑)。でも気持ちはすごく入っているので皆さんに観ていただけて...。

岩井さん

澤部さんはネタも書いていないんでね。

澤部さん

ネタも書いていないんで、私は(アフレコの)当日に行って「ドン!」でしたから...。でも、気持ちはこもっています! これからもぜひ二回、三回と観ていただきたいと思います。

橋本監督

本当に久しぶりにゴールデンウィークに「しんちゃん」を公開することができて、こうしてたくさんの方に観ていただけて嬉しく思っています。これからまだまだ映画が盛り上がればと思っていますので、皆さん、よろしくお願いいたします。

MC

ここからは登壇者の皆さんにお話を伺ってまいります。

■しんちゃんがMCに近づく!

MC

しんちゃん、どうしたの?

しんのすけ

踏み込んだインタビューでおなじみのオラにここからはお任せください!

岩井さん

仕切り始めた(笑)!

しんのすけ

「忍法・芸能リポーター」!

澤部さん

できんの? そんなの?

■しんちゃん、川栄さんに近づく。

しんのすけ

じゃあじゃあ、まずは李奈おねいさんから!

澤部さん

さっそく踏み込んだな(笑)。

しんのすけ

李奈おねいさん......(NHK連続テレビ小説)「カムカムエヴリバディ」良かったゾ!

川栄さん

しんちゃんも観てくれたんだ!? ありがとう!

しんのすけ

涙なしじゃ観られなかったゾ! オラ、今「カムカムロス」だぞ! カム♪ カム♪ エ~ビ~リ~バ~デ~~♪ 良かったですよね~

澤部さん

違う作品の話をしているよ(苦笑)。

しんのすけ

李奈おねいさんは、あのドラマで三世代目のヒロインを演じていたわけだけど、今回の映画で、子どもたち、お母さん、はたまたおばあちゃんまで三世代で楽しめるオススメポイントがあったら教えてほしいゾ! これってムチャぶり~? ぶりぶり~!

川栄さん

ムチャブリだなぁ(笑)。難しいけれど、やっぱり映画の見どころはしんちゃん! しんちゃんの良さがすごくつまってる! TVアニメだと、しんちゃんがふざけて終わるじゃない?  でも、映画だといろんなしんちゃんが出てきて、観ていると母性本能が出てきちゃいますね。でも、子どもが観ると面白いしカッコいいしんちゃんだから、いろんな幅の世代の人が、観てくれたらもっとしんちゃんのことを好きになる映画だと思う!

しんのすけ

あは~~♡...結婚式いつにしますか?

澤部さん

早いよ!

しんのすけ

式場はどこにしますか?

澤部さん

全然、そんな話は出てきていないから!

岩井さん

踏み込み過ぎだよ。

川栄さん

それくらい、しんちゃんがカッコいい映画でした。

しんのすけ

いやぁ、それほどでも~。

MC

橋本監督は今のオススメポイントを聞いて、いかがですか?

橋本監督

今回は、30周年ということもあって、今まで見たことのないしんちゃんの表情とかを描ければと思っていたので、おっしゃるとおりそういうところがポイントかなと思います。

しんのすけ

それでは続いて、ハライチのお二人に踏み込んでみたいと思います。

澤部さん

良いよ!

しんのすけ

今回の映画のために書き下ろしてくれたオリジナル漫才、どんな思いで作ってくれてたのか教えてほしいゾ!

澤部さん

ちゃんと真面目な質問(笑)!

岩井さん

今までで一番面白いネタを作ろうと思って作ったよ。

しんのすけ

でもあれだよね。そんな思いで作ってくれた漫才...うちのエース・まさおくんが全然空気読めなくて、漫才の途中ちょいちょい入ってきて、オラちゃんと聞けなかったゾ!

澤部さん

そうそう。まさおくん、全然集中して聞いていなかったでしょ!

しんのすけ

ということで......まさおくんは...「有罪」!(「有罪」と書かれた巻物を出す)

澤部さん

急にどうした!

しんのすけ

橋本監督、おにぎりに代わって謝ってもらっても良いですか?

■しんちゃん、そのまま、橋本監督に「有罪」と書かれた巻物を首から掛ける。

岩井さん

あの巻物は何(笑)?

澤部さん

厳しめの判決...(笑)。

橋本監督

どうもすみませんでした(笑)。

岩井さん

でも、(漫才の)ネタを書いたのに、アタマちょろっとしか使われていない! ちょっと許せません、監督! 「有罪」です。

澤部さん

監督が有罪みたいになっているけれど。

しんのすけ

そこは何とか、監督のことは許してもらえませんかね?

澤部さん

良いですよ。素敵な映画を作ってくれたから許しますよ。

しんのすけ

じゃあ、監督は「有罪」をつけたままで。

澤部さん

監督「有罪」で良いんですか(笑)?

しんのすけ

せっかくだからその新ネタ、オラも見たいゾ!

岩井さん

あら?

澤部さん

映画館で? 映画を観終わった後に?

岩井さん

あの場にいなかったからね、しんちゃん。

澤部さん

生ではしんちゃんも見ていないもんね? やりましょうか?

岩井さん

完全版やりましょうか。

MC

会場にいる方はラッキーですね! それでは、映画でお二人が披露してくださったオリジナル漫才を生でやっていただきます!

岩井さん

二度とこれやらないですからね?

澤部さん

そんなに? そんなに振りかぶってやるもんじゃないんですよ、ネタは。

■ハライチによる劇中漫才が披露された。


※詳しくは映画本編をご覧ください!

しんのすけ

さすがだぞ! オラ「小松菜の草原」に行きたくなったゾ!

岩井さん

行きたくなるだろ。行きたくなるように作っているからな。

川栄さん

まさか映画で観たネタが生で見られるとは思っていなかったので本当に嬉しいです。

澤部さん

ずっと正面を向いていたから...。(後ろにいた他のゲストの方たちに対して)みんなちゃんと笑っていた?

川栄さん

メチャクチャ皆さん笑っていました。

岩井さん

(川栄さんが)笑っていなかったところも撮られているからね。

澤部さん

その映像を後で確認しましょう。

MC

お二人ともありがとうございました。

澤部さん

映画館でやらせてもらうことなんてないですからね。貴重な体験で楽しかったですよ。

MC

そして、この映画はゴールデンウィークに公開の家族の絆を描いた作品ということにちなんで、皆さんには家族のゴールデンウィークの思い出について語ってもらいます。ちなみにしんちゃんはたくさんあると思うけれど、どう?

しんのすけ

(MCの)真理子おねいさん。オラ、過去の思い出よりもこれからの思い出のほうを大切にしたいゾ。真理子おねいさんとの未来を!

澤部さん

口説くんじゃないよ

MC

皆さん、準備が整いましたね。

しんのすけ

え? オラは準備が整うまでのつなぎってこと? ちょっとひどくない?

澤部さん

さっきまで、川栄と結婚って言ってたじゃん!

川栄さん

そうだよ、しんちゃん!

しんのすけ

ななこ~~~~~! オラ、ななこが一番だゾ~~~!

澤部さん

結局(笑)?

MC

では川栄さんからお願いします。

川栄さん

「BBQ」、バーベキューです! 小学生の頃、だいたいゴールデンウィークになると、お父さんが釣り好きなので、川で釣りをして家族でバーベキューをするのがお決まりだったので印象に残っています。

MC

お父さんが魚を釣って...。

川栄さん

それを食べたりしていました。

澤部さん

川栄は...(料理を)作ったり?

川栄さん

私は、焼くだけです(笑)。

MC

そういう家族の思い出は残りますよね?

川栄さん

楽しい思い出が残っています。

岩井さん

良い家なんだな。

MC

続いて岩井さんはいかがですか?

岩井さん

僕は「サラダバー」ですね。小学校の時ですかね、僕は埼玉出身で、春日部の隣の越谷のステーキハウス「いわたき」に連れて行ってもらったんです。当時はまだ浸透していなかったサラダバーがあったんです。だから「いわたき」に行くのが楽しみで、サラダバーと、ブドウのゼリーがうまくてね。

澤部さん

ちょっと皆さんが知らない情報が多すぎるよね(笑)?

岩井さん

皆さんもぜひ「いわたき」のサラダバーに行ってみてください。

澤部さん

皆さん「いわたき」の常連じゃないからね!

岩井さん

春日部を聖地巡礼する時は、隣の越谷の「いわたき」のサラダバーをぜひ。

澤部さん

「いわたき」は「しんちゃん」に何も関係ないから!

岩井さん

劇中に「いわたき」出てくるよね?

澤部さん

劇中に出てこないから!

岩井さん

メチャメチャ食べましたね。もうお肉いらないって思っていました。サラダバーさえあれば、あとブドウのゼリーね。「いわたき」のサラダバーとブドウのゼリー。

MC

続いて澤部さんは?

澤部さん

「映画」ですね。ゴールデンウィークは家族で観に行っていましたね。小学校の低学年の頃かな。家族で映画を観に行ったら、好きな女の子で「ちよださん」という子がいたんですが、同じタイミングで家族で観に来ていたんですよ。「うわっ!」みたいな。うちの母親が「一緒に観ましょうか」とか言い始めて、僕も思春期で「(めんどくさそうに)良いよ」とか言いながら「おい...。ありがとう。お母さん」って思いました。ちよださんの隣で映画を観て、そのまま大宮のアニメイトに行って、シェーキーズでピザ食べて...。

岩井さん

「いわたき」には行かなかったの?

澤部さん

「いわたき」には行っていない。でもシェーキーズもサラダバーはあるからね。でも、映画のこういう場で言うのもあれですが、ずっと隣に好きな子がいたから、映画のことは何も覚えていない(笑)。

岩井さん

お前、ちよださん好きだったもんな。

澤部さん

ちよださんが好きだった。良い子だったんです。

岩井さん

修学旅行で「好きな子は?」って聞いたら「ちよださん」って言ってたもんな。

澤部さん

「ちよださん」って言ってたな。

MC

さて本日は、しんちゃんに声を吹き込んでいただいた声優の小林由美子さんにもお越しいただいています!

■小林さん、登壇!

野原しんのすけ役

小林由美子さん

野原しんのすけ役

小林さん

ゴールデンウィーク期間の公開ということで、ゴールデンウィークにこの場所に立てるってことが、本当に嬉しく思います。監督ごめんなさいね、ずっと「有罪」を持たせちゃって(苦笑)。橋本監督とは『新婚旅行ハリケーン ~失われたひろし~』以来のお仕事で、今回ご一緒できて嬉しかったです。

MC

今回の映画はいかがでしたか?

小林さん

30周年ということで、30作目にふさわしく、原作の漫画からエピソードを持ってきて、「しんのすけ」の名前の由来が描かれていたり、30年分の"変わっていくもの、変わらないものがギュっと詰まっていてメチャクチャ感動しました!

MC

小林さんからご覧になってゲスト声優の皆さんの演技はいかがでしたか?

小林さん

本当に素晴らしくて、川栄さんはさすがの演技力と抜群のセンスで、本当に素晴らしくていろいろとこちらが勉強になりました!
ハライチさんの二人は、個人的に、今日漫才を見ることができて嬉しいですし、メチャクチャ面白かったです! あの面白いネタをガヤに回すって...監督どういうことですか(笑)?  何回も劇場に足を運んでいただければ、(漫才の)全貌が明らかになると思うので、何度でも足を運んでいただければと思います。

MC

監督からもゲスト声優の皆さんについて一言お願いします。

橋本監督

本当にお三方とも、とても上手で自然だったので画面になじむ演技をしていただきました。画面を見ると自然に見えるので、なかなか難しさが伝わらないかもしれないんですが、それはお上手だからこそ伝わらないだけで、実はすごく難しいんです。

岩井さん

澤部さんは、アフレコの時に監督から「間を埋める笑い」をリクエストされて、「なかなかできないですよ」と褒められていましたね。

橋本監督

あれは本当に難しいと思います。

岩井さん

でも、その部分は映画本編では削られていて...。

橋本監督

入っています! 入っています(笑)!

澤部さん

やめろよ! 漫才のシーンのことだからね。間を埋める「あははは」っていう笑いが入っていますから! 川栄とかも(監督のリクエストが)いっぱいあったでしょ?

川栄さん

でも監督は本当に優しくて、「じゃあどうぞ」みたいな感じで、「こうしてほしい」っていうよりは、自由にやらせてくださったので本当に優しかったです。

橋本監督

それは最初から、「キャラクターを掴んでるな」と感じたので、何も言うことがなかったですね。

川栄さん

小っちゃい時から観ていた「しんちゃん」の映画に参加しているっていうこと自体にもとても感動してるのに、こんな素敵な言葉をいただけて嬉しいです!

MC

では最後に代表して小林さんより皆さんにメッセージをお願いします。

小林さん

30周年ということで、改めて30年続くってすごいことだなと感じております。それは原作者の先生、スタッフの皆さん、頼りになる先輩キャストの皆さん、そして何よりこうやって皆さんが映画館に来て、楽しんでいただいているおかげです。皆さんあっての30年だと思います。まだまだ引き継いで4年目なので、30年には足元にも及びませんが、ここから40周年、50周年、60周年、親子三代、四代で楽しんでいただけるしんちゃんを目指していきたいです。これからもしんのすけをよろしくお願いします!