「最後まで行く」大階段スペシャルフォトセッション&完成披露舞台挨拶

2023.04.26
  • 完成披露

大階段スペシャルフォトセッション&完成披露舞台挨拶

2014年に公開された韓国映画を、岡田准一さんを主演に迎えてリメイクしたクライムサスペンス映画「最後まで行く」。「新聞記者」(2019年公開)や「ヤクザと家族 The Family」(2021年公開)、「余命10年」(2022年公開)などの藤井道人監督によって、極限まで追い詰められていく刑事の絶体絶命の四日間が圧倒的な緊張感とスピード感と共に描かれる本作が、いよいよ5月19日より全国公開となります。4月26日にはTOHOシネマズ 六本木ヒルズで大階段スペシャルフォトセッション&完成披露舞台挨拶が開催され、岡田さんをはじめ、綾野剛さん、広末涼子さん、磯村勇斗さん、柄本明さんが登壇しました。台湾からリモートで藤井監督も参加し、熱気にあふれた撮影現場の様子を振り返りました。この日の模様を詳しくレポートします!

岡田准一さん

工藤祐司役

綾野剛さん

矢崎貴之役

広末涼子さん

工藤美沙子役

磯村勇斗さん

尾田創役

柄本明さん

仙葉泰役

藤井道人監督

【大階段スペシャルフォトセッション】

■小雨がパラつく中、豪華出演者が晴れやかな笑顔でTOHOシネマズ 六本木ヒルズの大階段を闊歩。それぞれが力強くガッツポーズを見せながら、たくさんのフラッシュを浴びました。

MC

岡田さんから、一言ご挨拶をお願いいたします。

岡田さん

お忙しい中、足元の悪い中、お越しいただきましてありがとうございます。「最後まで行く」という僕たちにとって、ボス戦での会心の一撃が出たような、喜びにあふれる作品が出来上がりました。観ていただければ、本当に面白い作品だと思ってもらえると自負しています。5月19日、映画館で待っています。ぜひ映画館でご覧ください。よろしくお願いいたします。

【完成披露舞台挨拶】

岡田さん

今日はお忙しい中、そして足元の悪い中、お越しいただきありがとうございます。ここに上がった瞬間、横にいる綾野さんが、皆さんの顔を見ながら「やっぱ、嬉しいっすね」と僕に語りかけてくださいました。本当にその通りで、コロナ禍も乗り越えて、座席も埋まっている状態で本作を観ていただけることがすごく嬉しいです。また、僕自身、そしてチームとしても、自信作だと思える作品を、皆さんに届けられることをすごく嬉しく思います。今日は良い時間を過ごして帰っていただけると思いますので、ぜひ楽しんでいってください。

綾野さん

「最後まで行く」という、渾身の一作が誕生しました。今、准一さんの話を聞いて「皆さんにやっと届くところまで来たんだな」という思いがいろいろと巡ってきて、とても嬉しいです。短い時間ですが、よろしくお願いします。

広末さん

私はこの作品を観て、アクションや男臭さがあるので「男の人が観る作品なのかな」と思ったんです。(客席を見渡しながら)女性が多いですね。(岡田さん、綾野さんを見て)さすが、お二人の人気を目の当たりにしました。私は、「女の人が激しい作品を観る」という印象がなかったんですが、(本作は)とにかく最強のエンタテインメントだと思います。ハラハラドキドキしながら、思い切り楽しんでいっていただけたら嬉しいです。

磯村さん

「最後まで行く」という作品を、こうして無事に皆さんにお届けできることが、僕自身とても嬉しいです。最高のエンタテインメント作品になっていますので、この作品でぜひ、劇場が潤ってほしいなと思っています。

柄本さん

ご来場いただき、ありがとうございました。楽しんで観ていただけたらと思います。今日は、どうかよろしくお願いいたします。

藤井監督

(台湾からリモートで参加)本日はそちらに行けず、本当に申し訳ございません。キャストとスタッフの素晴らしい技を集結させた作品を、皆さんにお届けできて本当に光栄です。短い時間ですが、楽しんでいってください。

MC

岡田さんは、藤井監督作品には初参加となります。藤井監督とご一緒されてみていかがでしたか?

岡田さん

(リモート画面に映る藤井監督を見ながら)藤井監督、今日は何だかめちゃくちゃかわいい感じになっていますね。かわいくないですか(笑)?

綾野さん

髪型かな。

岡田さん

髪型かなあ。中学生男子みたい(笑)。
僕はちょっと藤井監督よりも年上になるんですが、信頼できて、芝居を愛していて、映画を愛していて、自分以上に「こんなに考えているんだ」と思う監督です。信頼しかないですし、(藤井組は)すごかったです。藤井監督率いるチーム、藤井組のスタッフ全員が面白い。 それをまとめきる藤井監督のあり方というのは、新しい映画の作り方というか、ニュージェネレーションとしての映画界の光、希望のようなものを感じさせてくれました。

MC

藤井組のスタッフの皆さんも、監督と年齢が近いそうですね。

岡田さん

そうですね。30代のスタッフが、藤井監督のもとに集まっています。これはすごいですよね。スタッフのスケジュールが合わないぐらい、人気のスタッフたちが集まっています。映画界の希望だと思います。

MC

そんな藤井監督とご一緒されて、本作にはどのような手応えを感じていますか。

岡田さん

まず台本の状態の時から、言うことがありませんでした。アクションに関しては、「アクションは分からないので、教えてください」ということだったので(僕が)口を出しましたが、それ以外は言うことがないぐらいに考え抜かれた台本でした。僕で言うと、「木更津キャッツアイ」(2002年TBS系列にてドラマ放送。主演:岡田准一、櫻井翔/映画作品:2003年公開「木更津キャッツアイ 日本シリーズ」、2006年公開「木更津キャッツアイ ワールドシリーズ」)や「SP 警視庁警備部警護課第四係」(2007年フジテレビ系列にてドラマ放送。主演:岡田准一/映画作品:2010年公開「SP THE MOTION PICTURE 野望篇」、2011年公開「SP THE MOTION PICTURE 革命篇」)「永遠の0」(2013年公開。主演:岡田准一)など、撮影に入る前から良い匂いがするというか…。「これは話題になるかな。これは面白いものができそうだな」という匂いがあったりするんです。本作は、同じようなことを感じた作品です。

MC

広末さんも、藤井組に初参加となりました。

広末さん

本当に勢いのあるチームでした。スピード感、熱量、若さ、どれをとってもキラキラしていて、皆さんがプロフェッショナルでカッコ良かったですね。私はここ数年、こんなにハードな現場を見たことがなくて、すごかったです…。(スタッフ、キャストも)過酷だったと思います。ご覧になっていただければ分かると思うんですが、そう簡単には作れない、出来上がらない作品だと思います。それはこのチームだったから出来上がったものだし、皆さんの情熱が詰まっていると思います。私はこの作品を観終わった時に、(岡田さん、綾野さんの)お二人が「生還してくれて良かった」と思うくらい、岡田くんと綾野くんじゃなかったら生還不能だと思いました(笑)。

岡田さん

(タイトルとかけて)僕たち、”最後まで行け”ていましたか?

広末さん

行けているね! 生きているから!(登壇者の皆さん:笑)

岡田さん

「最後まで行く」という(映画の)名前があるので、「僕たちに”最後まで行く”という表現ができるのか」ということはテーマでもあったので、そう言ってもらえると行けたんだなと思いますね。

MC

綾野さんは、藤井監督とタッグを重ねています。藤井監督の作品や魅力について、どのように感じていますか。

綾野さん

魅力は、もう皆さんにも説明不要かなと思うぐらいですが、シンプルにカッコ良いですよね。妥協なく、全部署にリスペクトを持って、誰よりも楽しむことを忘れない。そうやってワンチームになっていく形を、僕は幾度となく藤井組で見てきました。准一さんや広末さんが出演されたことによって、藤井組としてもまた一つアップデートしていく姿を見ることができました。僕自身もワクワクしました。先ほど准一さんが「藤井組は(映画界の)希望である」とお話しされましたが、どこまで行くのか個人的にも楽しみです。皆さんと一緒にいろいろな景色を共有していきたいなと、改めて思わせてくれる監督です。

磯村さん

藤井さんがとても愛のある方なので、それが藤井組のスタッフさんにも受け継がれていると思います。だからこそ自然と、作品に対しても、人に対しても、リスペクトや愛を持って作品をつくっていくような現場なんだと思います。参加させてもらうと、毎回すごく理想的な現場だと感じています。また今回の作品もそうですが、第一線で新しいジャンルやテーマにどんどん切り込んでいく姿には尊敬します。それに、「カッコ良いお兄ちゃんだな」という目で見ています。参加するごとに、成長させてくれる現場…そんな力があると思っています。

MC

柄本さんは、藤井監督とご一緒してどのような感想を持たれましたか?

柄本さん

いろいろ感じました(笑)。僕はね、藤井監督を知っているんですよ。渋谷に蔵修館金王道場という剣道の道場があるんですが、そこにうちの長女、長男、次男が通っていたんです。うちの長女は、(藤井監督と)一緒のチームで戦っているんじゃないかな。もちろんその時は、藤井監督だとは分からなかったんですが…。(会場&登壇者の皆さん:笑) 「オー!ファーザー」(2014年公開/主演:岡田将生/藤井監督の本格的な長編映画監督デビュー作品)という映画に出た時に、「(長女の)かのこさんや(長男の)佑さんと剣道をやったことがある」という話をしました。(モニターの藤井監督を見ながら)この人、強いんだよね! 剣道で、世界一になっているんだよね。(会場:驚きの声) 優男なんだけれど、すごく強い(笑)。危険なんですよ。一度、岡田准一と戦うと良いかもしれない。(会場&登壇者の皆さん:笑)

岡田さん

危険なんですよね。

MC

危険な男が、危険な男たちの姿を撮ったんですね。

柄本さん

良いですよね。

藤井監督

(登壇者の皆さんの言葉を聞き)大変恐縮です。

MC

藤井監督は、本作の企画のオファーを受けた時はどのように思われましたか?

藤井監督

「あまり最近の日本映画にはない企画にお声がけをいただいた」とすごく興奮したことを覚えています。自分自身、ちょうどアクションや喜劇にも挑戦したいと思っていた時期に、今回の企画をいただきました。「コロナ禍で、どのように映画館で映画を楽しんでもらえるか」と一人で悩んでいた時期でもあったので、プロデューサーからこの企画をいただいて「これはまたとないチャンスだ」と思って興奮しました。

MC

岡田さんのキャスティングは、監督のご希望だったのでしょうか。

藤井監督

そうですね。「岡田さんが良いです」と言ったのは、僕です。(岡田さんは)10代からずっと憧れの存在でした。(自分が)10代の時は(バラエティ番組)「学校へ行こう!」(1997年から2005年までTBS系列にて放送)や「木更津キャッツアイ」など、どちらかというとキュートな岡田さんをずっと追いかけていました。でも、最近は“日本代表”という感じの岡田さんが多いと思っていたんです。今回の企画を聞いた時に「キュートな岡田さんを撮りたい」とプロデューサーさんにお伝えして、岡田さんにやっていただけることになりました。現場での岡田さんは、“アニキ”という感じでした。僕ら若いスタッフを全員引っ張っていってくれるような、アニキです。(岡田さんとご一緒できたことは)本当に楽しく、夢のような時間でした。

MC

岡田さんと綾野さんは、これまでに一度だけご共演されたことがあるんですよね?

岡田さん

そうですね。13年前に、「SP THE MOTION PICTURE 野望篇」という作品で。

綾野さん

はい。ワンシーンだけ、出演していました。その時に「これから売れる方です」とご紹介いただきました(笑)。それから時を経て、知り合いを通じて「一緒に共演したいです」とお声がけいただいたりもしていました。(本作は)それがやっと実現した作品です。

MC

今回は、綾野さんとがっつりと対峙する関係性としてご共演されました。いかがでしたか?

岡田さん

面白かったですね。薄皮一枚すらも敏感になるように、皮膚を剥いで現場に立っているような役者さんですね。敏感でいることに、神経を注いでいるのが分かるんです。面白いもののために、俳優として現場に立っている。また(相手に)覚悟を強いてくる役者さんでもあると思います。「本当に車をぶつけてくるかもしれない」みたいなイメージがある(笑)。「よーい、スタート!」と言われたら、もうどうでも良くなっちゃいそうじゃないですか(笑)? いや、雰囲気としてですよ。実際にはそんなことはないんですが、雰囲気として「今は綾野じゃなくて、矢崎なんで。何か?」みたいな(笑)。何があってもその役柄として生きる覚悟がある。相手にそんな覚悟を求める役者さんって、昔はいたんです。そういう匂いがする役者さん、良い役者さんだなとすごく思いました。

綾野さん

「SP THE MOTION PICTURE 野望篇」の時に初めて(岡田さんに)お会いして、その時にかけていただいた言葉もずっと全部覚えています。「一つ自分が成長した姿で、准一さんとまた共演したい」というのが目標でした。藤井監督や皆さん、そしてこの作品がそれを叶えてくれたことが、嬉しかったです。何よりも大変だったのは、現場で「准一さんへのリスペクトが役を通して漏れてしまわないか」ということですね(苦笑)。准一さんのお芝居を目の前で見られた喜び…本当にただただ幸せでした。何だか熱く語ってしまってすみません(照笑)。

MC

続いて、完成作をご覧になった感想を教えてください。広末さんは、完成作をご覧になった後、かなり興奮されていたそうですね。

広末さん

興奮というと良い言い方なんですが、疲弊した気がするくらいでした。(会場&登壇者の皆さん:笑) しばらく息をするのを忘れていたんじゃないかと思う時間でした。よく「瞬きする間もありません」と言われるような作品がありますよね。本作を観ている間は、息をするのも忘れるくらいグーっと力が入っていたので、(会場に向かって)皆さんちゃんと息をしてくださいね。(会場:笑) それくらい引き込まれます。

岡田さん

でも笑えるよね?

広末さん

(試写を観ながら)私、たぶんすごく笑っていました…。(岡田さんと綾野さんの)お二人に「すごく笑っていたね」と突っ込まれました。

岡田さん

(本作を観たら)「どこで笑って良いのか」と悩むと思うんですよ。「笑って良いの?」という空気になったり…。皆さんがどういうリアクションをしてくれるのか、後ろから見ていたいです(笑)。

綾野さん

笑ってほしいですよね。

岡田さん

(今この話を聞いている人は)「どういう作品なの?」って思いますよね(笑)。

広末さん

緩急を楽しんでいただきたいですね。

綾野さん

僕、すごく大好きなシーンがあるんです。そこのシーンの准一さんが本当にチャーミングで、めちゃくちゃ面白いんですよ。そこで広末さんと僕は、一緒に笑っちゃったんです。その時に「そうだった、そうだった。この作品は笑って良い作品だった」と思いました。「重い」「激しい」という印象があるかもしれないですが、まんべんなくいろいろな要素があります。笑って良いと思えた瞬間には、また“味変”のような感じでこの作品を楽しめるので、エンタテインメントとして必要な要素が詰まっていると思っています。(思い出し笑いをしながら)あの准一さん、本当にめちゃくちゃ…。本当に笑いましたよね。(問いかけられた広末さんがうなずく)

岡田さん

(試写室では)僕の席があって、その一つ飛ばした席に綾野さんがいたんですよね。広末さんが来たので「ここ空いているよ」と言ったら、「イヤだ!」と言われました…。

広末さん

イヤですよ! (岡田さんと綾野さんの)間で観るなんて、絶対にイヤですよね。(会場&登壇者の皆さん:笑)

岡田さん

「絶対にイヤだ!」と前の席に行かれました(笑)。(綾野さんと広末さんの)二人が、そのシーンで笑ってくれたんですよね。僕が、磯村くんの真似をするシーンだよね?

綾野さん

そうです。あれは、本当に最高でしたね。

岡田さん

その前に綾野くんが…(ネタバレを気にしながら)観る前だから、これは言わないほうが良いのかな? 綾野くんのシーンでも、絶対に笑うところがあるので(と会場にアピール)!

綾野さん

(そのシーンで笑ったのは)准一さんだけだと思う!

岡田さん

そう? 僕は、そこがすごく面白かった!

綾野さん

准一さんって、ちょっと天然なところもあるじゃないですか(笑)。(会場を見渡しながら)たぶん准一さんのことをご存じな方々ばかりだと思いますが、准一さんが「いやあ、あそこ最高!めっちゃ笑った!」と言った時に、意外なシーンだから「あ、そうですか。ありがとうございます」という感じになってしまって…。

岡田さん

本当に!? 僕だけなのかな。(観終わった人に向けて)アンケートを取りたいな。(磯村さんに向かって、そのシーンが)どこか分かる?

■綾野さんがジェスチャーを交えながら、磯村さんに該当シーンについて説明する。

磯村さん

ああ! あそこですね!

岡田さん

あそこ、面白くなかった?

磯村さん

面白かったです。

綾野さん

(観客に向かって)何だか、すみません。

岡田さん

(再びネタバレを気にしながら)観る前なので、皆さんにあまり伝えちゃいけないのかなと思って。

MC

磯村さんは、完成した作品をご覧になっていかがでしたか?

磯村さん

息をしながら、笑っていただけたら良いなと思います。(会場:笑) 僕は(試写室で)皆さんの前に座っていたんですが、後ろから笑い声が聞こえてくるくらい、試写会の会場全体が笑っていました。緊張感のあるシーンから始まってどんどん引き込まれていくんですが、良いところでコミカルなシーンもあるので、構えずに観てもらえたら嬉しいです。最高に面白いので、楽しんでください。

MC

柄本さんは、本作の見どころについてどのように感じていますか。

柄本さん

ごめんなさい。あまりね、そういう風なことは考えないんですよ。(会場&登壇者の皆さん:笑) 印象に残っていることとしては、(撮影は)寒かったね! (登壇者の皆さんがうなずく) すごく寒かったんですよ。朝になる前に撮らなくちゃいけなかったので、大変だったんだよね。

岡田さん

ギリギリまでかかりましたね。(柄本さんに)本作、できれば観てください(会場:笑)。

柄本さん

もうこちらの意見(これまで登壇者の皆さんが言った意見)で十分ですから。(会場&登壇者の皆さん:笑)  とにかく絶対にすごい作品ですから、お帰りになったら、親類縁者、隣の人、小学校や中学校時代の友人、仕事仲間に宣伝していただいて、映画館に来るように言ってください。よろしくお願いします!(会場:拍手)

MC

台湾の藤井監督が、爆笑されています(笑)。藤井監督は、本作にどのような思いを込められましたか?

藤井監督

この三年間は、映画館でしっかりと映画を楽しむということができなかった時期もあったので、映画館でダイナミックな俳優部の芝居、アクション、エンタテインメントの部分がちゃんと届けば良いなという願いを込めて、この作品を作りました。それをアニキたち、大先輩たちが体現してくれて、僕はずっとモニターの前でニコニコしながら、それを見ていました。

MC

いよいよ、皆さんに本作をご覧いただく時間が迫ってまいりました。岡田さんから、ご挨拶をお願いいたします。

岡田さん

藤井監督のもと、自分たちとしても自信作と言えるもの、「こういう作品が作りたいんだ」と胸を張って言える作品が出来上がっていると思います。あまり観る前にハードル上げるのは良くないかもしれないですが、それでも大丈夫なぐらい、良い作品に仕上がっていると思います。皆さんに観てもらわないと、今後もこういう作品を作れなくなるので、「面白いな」「最後まで行けていたな」と思われた方は、初日からの三日間、いろいろな人を誘ってください。本作を映画館で観てもらえれば、またこういう作品も作っていけるようになります! ぜひ映画館にたくさんの人を誘っていただければと思います。皆さんに、宣伝を託しますので、面白かったら周りの方に勧めて、観に行っていただいて、全国に広がっていくように協力していただければ嬉しいです。よろしくお願いします。(会場:拍手)