「恋愛裁判」初日舞台挨拶

2026.01.23
  • 初日舞台挨拶

初日舞台挨拶

世界から注目を集める深田晃司監督最新作「恋愛裁判」の初日舞台挨拶が1月23日にTOHOシネマズ日比谷で行われ、齊藤京子さん、倉悠貴さん、仲村悠菜さん、小川未祐さん、唐田えりかさん、津田健次郎さん、深田監督が出席しました。
アイドルグループ「ハッピー☆ファンファーレ」のセンターを務める女性が「恋愛禁止ルール」を破ったことで裁判にかけられる物語を通じて、華やかな世界の裏側に潜む孤独や犠牲、そして自己を取り戻すための闘いを痛切なリアリティで描いた本作。映画初主演を果たした齊藤さんをはじめ、登壇者の皆さんが本作への想いを明かしたこの日の模様を詳しくレポートします!

山岡真衣役

齊藤京子さん

山岡真衣役

間山敬役

倉悠貴さん

間山敬役

清水菜々香役

仲村悠菜さん

清水菜々香役

大谷梨紗役

小川未祐さん

大谷梨紗役

矢吹早耶役

唐田えりかさん

矢吹早耶役

吉田光一役

津田健次郎さん

吉田光一役

深田晃司監督

齊藤さん

本日はお集まりいただき、本当にありがとうございます。撮影は一昨年の秋頃だったので、その時は、「公開はすごく先だな」と思っていましたが、こうして公開初日を迎えられてうれしいです。ようやくこの作品を皆さんに観ていただけるんだと思うと、胸がいっぱいです。

倉さん

初日から、たくさんの方々に観ていただいていると聞いています。感慨深い気持ちでいっぱいです。

仲村さん

公開初日を迎えるまで、すごく緊張していたので、やっと皆さんに観ていただけると思うと、本当にうれしい気持ちでいっぱいです。

小川さん

今回の深田組のチームは、スタッフの皆さんもすばらしい人たちばかりでした。この作品は、監督が、10年以上の時間をかけて作られた作品です。こうして、一緒に初日を迎えることができて、とてもうれしいです。皆さんの感想も楽しみにしています。

唐田さん

たくさんの方にお越しいただき、本当にうれしく思っています。最後まで、楽しんでいってください。

津田さん

もう、随分前に撮影した感じがしています。「早く公開しないかな」と、心待ちにしていたので、こうして初日に皆さんにお会いできて光栄です。短い時間ですが、楽しんで帰ってください。(津田さんの美声に、会場:ザワザワ)

深田監督

本日はお越しいただきまして、ありがとうございます。2015年に、小さな新聞記事を見たところからスタートしたこの作品が、無事に完成できただけでも奇跡だと思っています。いつも映画を作る時には、「映画は作っただけでは完成せず、お客さんが観てくれて初めて完成する」と思っているんですが、今回の作品は、いつも以上にその傾向が強いというか…。「お客さんが、何を思ってくれるか」というところが、とても重要な映画だと思っています。正解がない映画だと思っているので、監督が何を考えているかということよりも、皆さんの中で何を思うかということを大切にしてほしいと思っています。今日はこの作品の誕生に立ち会ってくださったことに、感謝します。ありがとうございました。

MC

今日、いよいよ公開を迎えました。上映後の舞台挨拶となりますので、ご自身のシーンで印象に残っているシーンや、監督とやり取りをした中で印象に残っている出来事など、具体的に教えていただけるとうれしいです。

齊藤さん

「ハッピー☆ファンファーレ」のメンバーとは、本当にびっくりするくらい仲良くなって…。こうして久しぶりに会っても、すぐにあの時のような感じになります。
撮影していた当時は、ずっと人狼ゲームをしていました。カメラが回っている時以外は、ずっとやっていて、今日久しぶりに会っても、最初に出てくる言葉が「人狼ゲーム」だったりするくらいです(笑)。
唐田さんを含めた六人で、“ハピファン”というグループラインも作ったくらいめちゃくちゃ仲良くなりました。
(倉さんの方を見ながら)打って変わって…というのもアレですが…。(登壇者の皆さん&会場:笑) 敬役の倉さんとは、撮影当時は正直、あまりお話をしていなくて…。

倉さん

そうですね。

齊藤さん

その後の作品(映画「教場 Reunion」2026年Netflixにて配信開始・主演:木村拓哉/映画「教場 Requiem」2026年2月公開予定・主演:木村拓哉)でも一緒になって、ようやく仲良くなりました。逆にそれくらいの距離感が、「恋愛裁判」にはちょうど良かったのかなとポジティブに考えています。

倉さん

そうですね。今は仲良いですからね。

齊藤さん

今は仲良いですね。でも当時は本当に…(苦笑)。

倉さん

確かに。三言くらいしか、しゃべらない日もありましたね。

深田監督

仲が悪かったというわけじゃないですよね?

齊藤さん&倉さん

仲が悪かったというわけではないです(笑)!

深田監督

大丈夫ですよね(笑)。

齊藤さん

仲が悪かったというわけではないんですが、あまりにも(自分たち二人が)仲が良くならないので、監督が、真衣と敬の仲が良いシーンを作ったんです。

深田監督

物語の後半で、一緒に住むシーンがあるのに「この距離感で大丈夫かな?」と、思いました。だから、公園で二人が小川をピョンと飛び越えるシーンは、二人の距離を縮める目的で作ったシーンです。脚本には書いていませんでした。(会場:「へー!」と驚きの声)

齊藤さん

今は、全員の仲が良いということだけは伝えたいです。

MC

倉さんは、人狼ゲームには参加していなかったのでしょうか。

倉さん

そうですね。陰で見守っていました。(登壇者の皆さん&会場:笑)

齊藤さん

“ハピファン”は本当に仲良くなりました。私たちの中では、唐田さんも一緒に“ハピファン”という気持ちでした。

唐田さん

(齊藤さんと顔を見合わせて)うれしい!

倉さん

僕は、主人公オーディションの時からずっと参加していたので、かなり長いことこの作品に関わっていました。その中で、“深田監督ならでは”だと感じる演出があって…。「首を動かさずにしゃべってくれ」と言われたことがすごく印象的です。「実際に(リアルだと)こうやって(首を動かして)しゃべる人って、あまりいないよね」「セリフでリズムを取ったりしているよね」と指摘されました。そういった演出を受けて、僕の中で演技のやり方が変わった瞬間でもありました。

MC

表情やセリフの言い方といったところに関しても、監督からお話があったのですね。

齊藤さん

そうですね。「普通は、しゃべっている途中であまり息をしないよね」というお話もありました。(脚本内に)長文があると、私たちはそれを覚える時に「ここで息を吸う」というタイミングを決めてしまうんですが、「普段の生活ではそんな風に息を吸うことはしないから、そこで息を吸っていると違和感がある」と…。そういった、今までご指導いただかなかったことを深田監督には教えていただきました。だから、全部覚えていますし、すごく勉強になりました。

倉さん

僕らの中では、「無意識を大切に」という言葉を大切にしていました。

深田監督

そうですね、そう言いましたね。

MC

倉さん演じる敬は、大道芸人です。大道芸のシーンは、ほぼご自身でやっていらっしゃるんですよね?

倉さん

そうです。四カ月ぐらい練習をしました。パントマイムの先生とジャグリングの先生が別々なので、違うところにせっせと通って…。ジャグリングをしながらスーパーに行ったりもしました。マネージャーさんを待っている間も練習をやっていたから、「変な人がいる」と思われたみたいです。危ないことになりそうでした(苦笑)。

齊藤さん

倉さんとは、違う作品で一緒だったんですが、その撮影の合間の寒かった時に、カイロでジャグリングをしていました。

倉さん

癖みたいになっちゃうんですね。

MC

ジャグリングって、いろいろなもので、できるんですね。

倉さん

そうなんです。

MC

別のところでも披露できそうな特技ができましたね。

倉さん

そうですね。ぜひ、どこかで特技を披露したいと思います。

MC

唐田さんは、印象に残っているシーンはありますか?

唐田さん

印象に残っているシーンはたくさんあるんですが、現場で見ていて、最初のシーンの演出も印象深いです。きょんちゃん(齊藤さん)が寝ているシーンの時に、深田さんが「いかにきょんちゃんを美しく撮れるか」ということにこだわっていたのが印象的です。あれを見て、すごく幸せな気持ちになりました。主演の方が魅力的に映るのは、作品にとってもすごく大事なことだと思うんです。でも、そういった様子が序盤に見られたので、「すごく良い作品になるんだろうな」という予感がしたことを覚えています。

MC

アイドルの世界に近い方から見ると、その場面はすごくリアリティのあるシーンだという話をうかがいました。

深田監督

僕も聞きました。あのシーンは、最初の脚本ではもうちょっと違う展開だったんです。今の形になったのは、実際にアイドルのマネージャーの方に、「ライブハウスにはどういう風に入るのか」など質問をしながらあの脚本にしました。完成した作品を観た別のアイドルのマネージャーの方が、「あのシーンが超リアル。ライブの時のみんなもあんな感じ」だと言っていました。おそらく、演者の皆さんの普段の環境みたいなものが反映されているのかなと思っています。

MC

齊藤さんを美しく撮ることにこだわったのですね。

深田監督

光などにこだわって、たくさんのテイクを撮ったことを覚えています。

MC

齊藤さんは、「寝ていてください」と言われているわけですよね。

齊藤さん

そうですね。「寝ていてください」と言われましたが、この作品が、この顔から始まるということだったので「大丈夫かな」と思いました。でも、そういう風にいろいろとされていたということを今知ったので、「監督、本当にありがとうございます」という気持ちです。

津田さん

僕は、ライブシーンが印象的です。僕は、端っこで観ているだけだったんですが、普通だったらライブの観客は、エキストラの方なんですが、今回はメンバーの皆さんの実際のファンの方々が、ライブハウスに来てくださっていました。助監督さんから指示が飛ぶんですが、普段から鍛えられまくっているので、その習得が早いんですよ。しかも、統率力もすごいです。ライブシーンが始まると一気に盛り上がる感じもリアルで、面白かったですね。

MC

声の出し方や合いの手の入れ方など、リアリティがありましたね。ちなみに、今日のお客さんでそこにいた方はいらっしゃいますか?(会場の数人から手が挙がる)結構いらっしゃいますね。

津田さん

結構いらっしゃいましたね! ありがとうございます!

深田監督

あの日は、スタッフも本当に感激していました。普段はエキストラの方にお願いするので、「もう一回」となると、粛々ともう一回やるんです。でも、今回は「もう一回」と言うと「おおー!」と喜んでくれるんです。(登壇者の皆さん&会場:笑) スタッフのみんなが、「こんなに前のめりなエキストラは初めてだ」と、すごく感動していました。本当にありがとうございました。

MC

津田さんは、仲村さんと向き合うシーンもありました。

津田さん

そうですね。あそこはすごく繊細なシーンだなと思っていました。だから、「どういう圧のかけ方をしていくか」みたいなことをいろいろ考えていました。

MC

しかも、あれが撮影初日だったそうですね。

津田さん

そうですね。あそこのシーンから始まったので、ハードルの高いところから始まったなとは思っていました(苦笑)。

仲村さん

私にとってもすごく印象的なシーンが、津田さんと二人のシーンです。結構シリアスなシーンなんですが、本番中のめちゃくちゃ真剣な空気の中で、私のお腹が思いっきり鳴ってしまって…。それでカットがかかった後の(セットなどの)転換中に、津田さんが「体型維持とかすごく大変ですよね」と言いながら、干し芋をくださったんです! それがめちゃくちゃカッコ良くて! それがすごく印象に残っています。

MC

干し芋は、おやつとして持っていらっしゃったんですか?

津田さん

はい! (登壇者の皆さん&会場:笑) たまたま持っていました。

MC

ということは、お腹の音が聞こえていたということですね…?

津田さん

まあ、そうですね(笑)。

仲村さん

私のお腹の音が鳴ってから、津田さんがすごくセリフ噛んじゃって…。(津田さん:笑) 「絶対に私のせいだ」と思って、気にしていたんです。

津田さん

そのセリフを噛んだというエピソードはいらなかったですね。(登壇者の皆さん&会場:笑) カッコ良いところで終われそうだったんですが…(笑)。

仲村さん

(笑)。でも、感動したし、カッコ良かったです。

小川さん

私は監督からいただいた演出で、すごく心に残っていることがあります。屋上でタバコを吸っているシーンで、結構(自分が演じる)梨紗の言葉で進んでいくシーンなんですが、そこで監督から「歌うようにセリフを言って」と演出をいただきました。「何ておしゃれな演出なんだ!」と思いました。これまで、そういった感覚的な指摘をいただくことがあまりなかったので、「良い言葉だな」と、ずっと心に残っています。

MC

「歌う」と言えば、劇中曲「とおいひかり」の作詞(作詞:富田拓志・小川未祐)には、小川さんの名前が入っていますよね。

小川さん

そうですね。梨紗にとって音楽がすごく大事だと思っていたので、梨紗という役としても作詞に参加できたことが、自分にとってすごく実になった感じがします。とてもありがたい機会をいただきました。

深田監督

印象深いシーンはたくさんあるんですが、菜々香が謝罪配信をした後に、齊藤さんと小川さんがハグをするシーンがすごく好きですね。三人の連帯みたいなものがグッと立ち上がるシーンなので、自分でも「良いシーンだな」と思いながら撮っていました。

MC

自販機のシーンも良いですよね。

深田監督

あの自販機に流れも良いですよね。三人それぞれの個性が、表れていると思います。

MC

今のお話を聞いていても、何度も観返したくなる作品だと感じます。二回、三回、四回と続けて観る方にとって、さらに楽しめるような注目ポイントがあれば教えてください。

齊藤さん

二回、三回となった時に、主人公の真衣だけではなくて、いろいろな視点で観ていただきたいと思います。「社長さん目線だったら、確かにこう思うな」「ファン目線だったらこうだな」「違うアイドルのメンバーだったらこう思うな」「敬だったら…」など、いろいろな視点になって観ていただきたいと思います。
あと、個人的には、私(演じる真衣)と写真を撮るというシーンが結構好きです。

深田監督

後半ですよね。後半で(「ハッピー☆ファンファーレ」の所属事務所)ファーレスが買収されて、その社長さんと「実は甥っ子がファンだから」ということで写真を撮るシーンですね。あのシーンは、海外では鉄板で笑いが起こるシーンです。

齊藤さん

そうなんですよね。爆笑が起こるシーンです。日本では、そこのシーンで爆笑するというのはなかなかない経験だったので、すごく新鮮でした。一度「そのシーンを面白い」と思って観ていただきたいなと思います。

深田監督

「海外の人は、ここで笑ったんだ」と思いながら観たら笑えるかもしれないですね。

倉さん

敬の目線で見ても、「敬はこの時はどういう風に思っていたんだ」「真衣はどういう風に思っていたんだ」ということを、すごく繊細に描かれているので、そこに注目していただきたいです。
あと、僕が浮いているんです。浮いているシーンがあって…。(登壇者の皆さん&会場:笑) 画で観るとすごくステキなんですが、僕本人としても観た時に「どうやって撮ったのかな」と思ったので、そういうところにもちょっと注目していただきたいなと思います。

MC

どうやって撮ったのでしょうか。

倉さん

ワイヤーで吊られて、自力で逆さまになったりして撮りました。結構、体力を使う撮影だったんです。

唐田さん

私は、撮影部の四宮(秀俊)さんと照明部の後閑(健太)さんのタッグがすごく好きです。真衣が、ある決断をするシーンで、めちゃくちゃ印象に残っているカットがあるんです。あのカットを見た時に、思いの厚さというか、深さというか…、自然なものに対しての抗えなさというか、そういったものを感じられるような特徴的でステキなカットがあるんです。分かる方いるかな…。そのカットが好きです。

深田監督

照明がカラフルになるところですか?

唐田さん

木漏れ日のようなところです。

深田監督

ああ! 最後のところですね。(登壇者の皆さんも納得したようにうなずく)

唐田さん

そこがすごく好きです。

深田監督

あそこ、自分も好きです。

津田さん

斎藤さんと同じで、立場、立場によって(視点を変えることで)全然印象の変わる作品だという気がしています。
吉田も大変なんですよ…。(登壇者の皆さん&会場:笑) 吉田には吉田でいろいろありますし、敬には敬でいろいろあるし…。
そういった視点の置き方によって、印象が変わる作品だと思うので、別視点で何度もご覧いただけると、また違った発見が生まれるのではないかと思っております。

仲村さん

私は、「ハッピー☆ファンファーレ」のライブシーンを何回も観ていただきたいと思います。本当のアイドルグループのように、クランクインの何カ月も前からみんなで準備してきたので、ライブシーンには注目して二回、三回と観ていただけたらうれしいです。

MC

振り入れなどは、大変でしたか?

仲村さん

すごく大変でした。でも、皆さんはダンスの経験やアイドルの経験のある方だったので、振り入れが早くて…。置いていかれないように、必死でした。

MC

小川さんも、バックダンサーで踊った経験がありますよね。

小川さん

そうですね。ダンスはずっとやっていたんですが、映像の中でアイドルを演じるのはもちろん初めてです。でも、学生時代に自分がやってきたことが一つ報われたような感覚になって…、自分にとっても大事な作品になったなと感じています。

MC

小川さんの注目ポイントを教えてください。

小川さん

私は「ハッピー☆ファンファーレ」の一人一人のファッションに、すごく個性が滲み出ていると思っています。ライブの衣装も一人一人デザインが変わっているので、そういうところにも注目して観ていただけると、より一人一人の人間性も浮き出て、理解できるのかなと思います。

MC

相澤樹さんが手がけた衣装も、ステキですよね。

深田監督

「FRUITS ZIPPER」など、たくさんのアイドルの衣装を手がけられている方です。

MC

衣装展(「映画『恋愛裁判』公開記念 POPUP」/会場:HMV&BOOKS SHIBUYA 6F POPUPスペース・HMV栄・HMV阪急西宮ガーデンズ・HMV 仙台E BeanS /期間:1/23~2/1)もやっているんですよね。

深田監督

衣装の展示があるようなので、ぜひ皆さん、観に行ってください。

MC

深田監督が注目していただきたいのは、どのようなポイントでしょうか。

深田監督

“ハピファン”を結構作り込んだので、(着用しているTシャツをアピールしながら)これは劇中で使った“箱推し用Tシャツ”なんですが、この辺りもすごく作り込まれています。もちろんみんなでアイデアを出し合いながら、リアルアイドルの皆さんにも知恵を借りながらやっていきました。四人いた助監督のうち二人の若い女性の助監督が、すごく女性アイドルが好きで、本当にこだわり抜いてくれました。グッズをどうするか、ロゴをどうするかなどを考えてくれたので、すごくリアルなものになっています。握手会のシーンや、チェキ会のシーンなど、いろいろなところで映っているので、注目してもらえればと思っています。

MC

“ハピファン”のファンの呼び方は、どのように決められたのでしょうか。

深田監督

「ラッパ隊」のことですね。(登壇者の皆さんに確認するように)あれはどうやって決まったんでしたっけ。

齊藤さん

(三浦美波役の)今村(美月)さんが決めてくださったんでしたっけ。

深田監督

そうだ、今村さんだ。今村美月さんが“ハピファン”のリーダー役なので、そこら辺を仕切ってくれました。

齊藤さん

そうですね。

MC

あのポーズもそうですか?

齊藤さん

そうです。(両手をラッパに見立てたポーズで)こういうラッパのポーズも。

深田監督

今村さんに丸投げをしたので…。(登壇者の皆さん&会場:笑) 劇中のMCも、今村さんに「お願いします」と言ったんですが、全く躊躇せずに 「任せてください」と言ってくれたので、ありがたかったです。

MC

「恋愛禁止ルール」を題材に描いた作品にちなみ、今日は皆さんのマイルールを教えていただきたいと思っています。精神的なことでも、毎日やっている日々の行動でも構いません。

齊藤さん

「いかに効率的に動くか」ということをやっています。例えば、番組の収録に行く前に、荷物は全部カバンの中に入れておきます。収録が終わって楽屋に帰ってきたら、着替えてそのカバンを持つだけで帰れるようにしておくとか、いかに効率的に動くかを考えています。

MC

齊藤さんは、楽屋から出るのがとても早いということでしょうか。

齊藤さん

そうですね。でも、早く帰りたいというわけではないんです。シンプルに準備が早いという感じです。エレベーターも「階」ボタンよりも「閉」ボタンを先に押すみたいな(笑)。そうやって、いかに効率的に動けるかをやっています。

MC

倉さんが大きく頷いています。

倉さん

どの現場でも、バラシ(片付け)がめちゃくちゃ早いんですよ。

齊藤さん

でも、早く帰りたいというわけではないんです。そこは伝えておきたいです。(登壇者の皆さん&会場:笑)

倉さん

この作品からなんですが、僕はジャグリングをしながらセリフを覚えるようになりました。(登壇者の皆さんから「すごい!」と声が上がる) 「覚えよう、覚えよう」という感じではなくて、何かしながらだとすごくセリフが入る気がして、実践しています。

MC

覚えながらジャグリングなんて、そんなことができるものなのでしょうか。

倉さん

できます、めっちゃ頭に入ります。

齊藤さん

職人技ですよね。私も、ただ覚えるだけだと入らないので、歩きながらやってみたり、シャワーを浴びながらセリフを覚えようとたことがありました。
(本作では)私も「ここでジャグリングを、六回できるようになってください」というミッションがあったんですが、やってみるとめちゃくちゃ難しくて…。倉さんは(ジャグリングで)投げる球もだんだん変わたり、足とかも使い始めたりしていたので、本当にすごいなと思いました。

MC

二足の草鞋(わらじ)じゃないですが、これからも(本業のように)やっていけそうですよね。

倉さん

いやいやいや…ちょっとまだ恐れ多いので、十年後ぐらいに。

唐田さん

私は「家に帰って、そのまますぐお風呂に入る」ということをマイルールにしています。それだけです(笑)。

MC

毎日そうしているのですね。

唐田さん

そうしないとダラダラしてしまうので、先にお風呂入って、そこからダラダラするという効率派です。

齊藤さん

確かに、それが一番、すぐにお風呂に入れる方法ですね。私、お風呂にだけ(効率的に)入れないので…ちょっと見習おうと思いました。

唐田さん

やってほしい! 私もエレベーターの「閉」ボタンから押す(笑)。

齊藤さん

そうなんだ! 似ている。

MC

お風呂だけ入れないというのは、どういうことでしょうか。

齊藤さん

お風呂だけなかなか入れずに、三時間くらいかかかってしまうんです。でも、今のお話を聞いて、帰ったらすぐ入れば良いんだと勉強になりました。

唐田さん

そうそうそう!

齊藤さん

すぐ入ろう!

津田さん

お風呂繋がりなんですが…(笑)。浴槽に一日、二回入っています。(登壇者の皆さん&会場:「えー!」と驚きの声) “寝る前に入る”、“起きたら入る”みたいな感じです。たまに仕事が立て込んで、睡眠時間が二、三時間くらいになってくると、繋げた方が良かったんじゃないかなと思ったりします。お風呂で寝れば良かったなって…。

MC

それは全力で止めたいと思います。危ないと思います。

津田さん

さっきお風呂に入ったのに、また入っている…みたいな(笑)。でも、入らないと何だかスッキリしないんです。

仲村さん

私も「恋愛裁判」の撮影から決めたルールなんですが、お腹が空いた状態でカメラの前に立たないことです。(登壇者の皆さん&会場:笑) お腹が鳴ってしまったことが結構トラウマになっています。すごく恥ずかしかったので、お腹が空いた状態ではカメラの前に立たないというのをルールにしています。

MC

お腹が鳴ったらまた、津田さんが何かを…。

津田さん

(笑)。干し芋を。

小川さん

昔、おじいちゃんから「新しい靴をおろす時には、ペッペって唾をかけると交通事故に遭わないよ」と言われてから、それがやめられなくて…。いまだにやっています。やめてしまったらバチが当たりそうで、今でもやっています。

MC

衣装とかはどうするんですか?

小川さん

衣装はやらないですね。自分のものだけです。安心してください(笑)。

深田監督

やらない時もあるんですが、階段の二段目を飛ばして歩くというのが、自分の癖になっています。小学校の時に「階段の二段目を踏むと呪われる、死んでしまう」という怪談話のような噂が流れて…、それから飛ばして歩くのが癖になっています。気がついたら、今でも無意識で飛ばしていることが多いです。でも、先ほどそこで踏んだような気がするので…。(登壇者の皆さん&会場:笑) でも、気がついたら飛ばしていることが結構ります。まさか、この話を披露できる時が来るとは思いませんでした(笑)。

MC

では最後に、深田監督と齊藤さんからご挨拶をお願いいたします。

深田監督

改めまして、今日はお越しいただき、ありがとうございました。
映画「恋愛裁判」は今日やっと生まれた子どもみたいな、赤ちゃんみたいなものだと思っています。あとは皆さんでこの映画を育てていってほしいと思っています。
今日、この作品がちょっとでも「面白いな」「心に残ったな」と思った方は、ぜひお友だちやご家族、同僚の方に「こんな映画を観たよ」と伝えてくれたらうれしいです。ありがとうございました。(会場:拍手)

齊藤さん

改めまして、本日は本当にありがとうございました。
一つ言えるのは、映画「恋愛裁判」は本当に良いチームでした。監督をはじめ、スタッフの皆さん、キャストの皆さん、やさしくて、温かい人しかいない、本当に良いチームだったので、それが映像にも現れていると思います。
何回観ても、違う視点で楽しめる作品になっていると思います。「アイドルの恋愛禁止」と聞いて、衝撃的な作品だと感じると思います。そういった、みんなが気になっていたものを題材としているだけではなく、自分らしさや、自分の意見を持って良いんだということも考えられる作品になっています。ぜひ、何度も劇場でご覧いただけたらうれしいです。本日は本当にありがとうございました。