劇場版「緊急取調室 THE FINAL」カウントダウンイベント
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カウントダウンイベント
「キントリ」の愛称で、12年という長きに渡って緊急事案対応取調班の活躍を描いて愛されてきた「緊急取調室」が、劇場版でフィナーレを迎えることとなり、12月26日より公開となります。
12月22日、本作のカウントダウンイベントを六本木ヒルズアリーナにて実施し、天海祐希さん、田中哲司さん、速水もこみちさん、鈴木浩介さん、大倉孝二さん、塚地武雅さん、でんでんさん、小日向文世さん、佐々木蔵之介さん、石丸幹二さんが出席しました。ドラマ版の思い出、完成作の感想や撮影中のエピソード、それに実際に撮影で使用した机と椅子を使った生取調べは大いに盛り上がりました。こちらのイベントの模様を詳しくレポートします。
天海祐希さん
真壁有希子役
田中哲司さん
梶山勝利役
速水もこみちさん
渡辺鉄次役
鈴木浩介さん
監物大二郎役
大倉孝二さん
磐城和久役
塚地武雅さん
玉垣松夫役
でんでんさん
菱本進役
小日向文世さん
小石川春夫役
佐々木蔵之介さん
森下弘道役
石丸幹二さん
長内洋次郎役
■登壇者の皆さんがレッドカーペット歩いて登場。
天海さん
会場の皆さん、配信でご覧の皆さん、こんばんは!
(登壇者の皆さんに)皆さん、どんどんチャチャを入れてくださいね!
劇場版「緊急取調室 THE FINAL」がいよいよ公開となります。平坦な道のりではなかったですが、あと数日で皆さんに観ていただけることになりました。とても幸せですし、感謝しています。ずっと待っていてくださった皆さん、そして、力を貸してくださったスタッフの皆さん、共演者の皆さん、本当にありがとうございました。
12年間の感謝を込めて、今回の作品が仕上がったと思っています。今日は少しの時間ですけれども、皆さんと一緒に「キントリ」の12年間、そして、映画のファイナルについて、楽しい時間を過ごせたらと思っています。
でんでんさん
よっ、真壁!
田中さん
こんばんは。お寒い中、ありがとうございます。配信の方も観ていただいてありがとうございます。あの…テレビの方(ドラマ版)が、ついに終わってしまいまして…、ちょっと寂しい気持ちで毎日過ごしています。
■田中さんが、かなり間をとりながら話すため、ほかの登壇者の皆さんが笑い出してしまいました。
天海さん
話の間をためるなぁ。
田中さん
しかし、26日から公開する映画がまだ残っていました。皆さん、楽しみにしてください。
そして、注意事項が一つあります。天海さんの顔が、劇場でアップになると思いますが、その目力に負けないように、そこだけは注意しておいてください。実は、本作を今日初めて観ました。それでちょっと、涙ぐんでしまいました。悲しくてではなくて、天海さんの目力に負けてです。そんなことになっています。(会場:笑)
小日向さん
どうも、こんばんは。こんなに寒い中、今日はたくさん集まっていただいてありがとうございます。このメンバーで、こうやってタキシードを着て、…実は三年前にも一度こういう機会があったんですが、またこうやってタキシードを着て集まることができて、本当にいろいろなことがありましたが、今は幸せな気持ちでいっぱいです。連続ドラマのシーズンは終わりましたが、何と言っても映画がいよいよ26日から始まります。皆さんぜひご覧になってください。本日はゆっくり楽しんでください。ありがとうございます。
速水さん
皆さん、こんばんは。本日はありがとうございます。正直僕も、なべちゃんとしては非常に寂しい部分がたくさんありますが、本日は楽しんでください。
鈴木さん
皆さん、こんばんは。配信をご覧の皆さんも、ありがとうございます。そして師走のお忙しい中、本当に寒い中足を運んでいただきまして、ありがとうございます。今日は、クリスマス前ですが、みんなと会えたし、皆さんとも会えたので、最高のプレゼントになりました。楽しい時間を過ごせたらと思っています。
大倉さん
こうして公開まで来られたのは、たくさんの皆さんのご苦労のたまものだと思っています。(会場の反応に)え?!
小日向さん
(少し揺れながら、寒そうにしゃべっていた大倉さんに)寒いの?
大倉さん
ご来場の皆さん、VOOMをご覧の皆さん、ありがとうございます。12年続いた「キントリ」のファイナルで、このような華やかな場に一緒に参加できるのは本当に幸せです。今、会場のお客さんにも涙をしている方もいらっしゃいます。本当に愛された作品なんだなと思います。
今日は、「キントリ」のチームの皆さんと一緒に、僕は楽しみたいと思います。
塚地さん
(会場からの拍手に)あっ、そんな、鳴り止まぬ拍手をありがとうございます。
でんでんさん
(拍手はもう)止んでるよ!
塚地さん
(肘を手で叩き擦るように)ここを、こうこうこう。(会場:拍手)すみません。持ちギャグをやらせていただきました。
本当に寒い中、駆けつけてくださった皆さん、ありがとうございます。そして、LINEVOOMから温かいところで見ている配信の皆さん、温かさを噛み締めながら見てください。
ドラマシリーズが終わってしまって、「ぽっかりと穴が空いたな」と思う間もなく、天海さんと一緒に映画の番宣をたくさんしています。これから年末年始にかけて、いろいろな番組に出ますので、そちらも見ていただいて、劇場版「緊急取調室 THE FINAL」…本作が本当にファイナルですので、楽しんでいただけたらと思います。今日はその辺の裏話ができたらと思います。
でんでんさん
はい!いよ!はっ!
一人で気合を入れています。本当に寒くてどうなることかと思っていましたが、皆さんを見ていると、皆さん方の熱気がムンムンで、そういうこと忘れてしまう感じがします。これからもっともっと冷え込んできます。その時は、皆さんで「押しくらまんじゅう」をやって、暖をとってください。
12年間、ありがとうございました。素敵な仕事をやらせていただいて、こういうステージにも立たせていただけて、もう感謝感謝です。LINEで見ている皆さん、劇場で早めに観て、良い正月を迎えてください。
今日は最後までお付き合いよろしくお願いします。
佐々木さん
ご来場の皆さん、VOOMをご覧の皆さん、ありがとうございます。12年続いた「キントリ」のファイナルで、このような華やかな場に一緒に参加できるのは本当に幸せです。今、会場のお客さんにも涙をしている方もいらっしゃいます。本当に愛された作品なんだなと思います。
今日は、「キントリ」のチームの皆さんと一緒に、僕は楽しみたいと思います。
石丸さん
私も「キントリ」の大ファンです。まさか参加できるとは思っていませんでした。それも、このような形で滑り込みのように入りましたが、本作は素晴らしい作品に仕上がっています。皆さんは、26日が楽しみですよね。今日は、いろいろなお話が聞けると思います。私も、一ファンとしていろいろとお話を聞きたいと思います。寒くて口がかじかんでいますが、皆さんよろしくお願いします。
MC
映画のお話をいろいろと、うかがってまいりたいと思いますが、まずはクリスマスムードも漂う会場の雰囲気について、天海さんにうかがいたいと思います。いかがですか?
天海さん
(急に振られてびっくりしたように)そうですね…。(登壇者の皆さん:笑)そうですね、(周りを見渡して)イルミネーションがね…クリスマスとか年末の感じがしますね。(塚地さんに向かって)私たちはね、ありがたいことに稼働をさせてもらっているので、なかなか年末の感じがしないですね。
塚地さん
まだまだ室内で仕事をしています。
天海さん
皆さん、お忙しい時期に集まっていただいて、本当にありがとうございます。
MC
映画の宣伝活動ありがとうございます。
天海さん
一人でも多くの方に本作を観ていただきたいですから。
MC
今回はファイナルにふさわしい大変スケールの大きい作品となっています。完成した作品の感想をうかがいたいと思います。
天海さん
皆さんも、どんどんしゃべってくださいね。
とても大きな自然災害の中に、私たちが調べていた事件の裾野が広がって、とても大きな事件だったことが分かっていくんですけれども…。どうですか? 佐々木さん、あなたが事件のきっかけを作ったんですが…。
塚地さん
本当ですよ! 何をしてくれたんですか!
佐々木さん
(クールに)そうですね。(笑って誤魔化しながら)ネタバレになるのであまり話せないですが、とにかく僕は「丸裸」にされました!(天海さん:笑)
塚地さん
心をね。
佐々木さん
本当に…いや、観たら「半裸かな?」ぐらいかもしれませんが…。取調室は、良いですよ! 本当に360度回りますからね。どこからでも見られている感じがします。でも、実際の取調室は皆さんがすごくもてなしてくれました。
天海さん
(石丸さんに)おもてなしはありましたか?
石丸さん
取調室の外でね。
天海さん
取調室の中では?
石丸さん
ああ、中でももてなしてくれます。強い目力で迫ってきますからね?
佐々木さん
はい。
天海さん
石丸さんは撮影の初日でしたからね!
石丸さん
そうなんですよ! 皆さんに「よろしくお願いします」と挨拶した日が、クライマックスの撮影でした。
登壇者の皆さん
あれはすごかった!(と口々に同意)
石丸さん
僕は他の人の時の撮影を知らなかったので、「こういう感じなのね」と思いました。
天海さん
かわいそうでしたよ。
石丸さん
あの後、翌日寝込みました。そのぐらいパワーがいる撮影でした。
天海さん
(田中さんに)本作を観てどうでしたか?
田中さん
本当におもしろくて…でも、本当のことを言うと、最後まで観れていないんですよ。
天海さん
ちょっと!
小日向さん
どういうこと?
田中さん
子どもの宿題をみないといけなくて……。
天海さん
どこまで観たの?!
田中さん
(何かを言いかけてやめる)
天海さん
(それ以上はという感じで、手で話を止める)
塚地さん
気をつけてください。危ないですよ!
天海さん
あぶない! あぶない!
塚地さん
楽屋じゃないんで、気を付けてください。
田中さん
ただ、蔵之介くん、悪い感じだね。
小日向さん
悪い感じだよね。
田中さん
まだちょっと引きずっているから(少し身を引いて)「あっ!」って思います。
小日向さん
蔵之介くん、めっちゃ声がデカいのよ!
佐々木さん
(笑)。
小日向さん
蔵之介くんが、机をバーンッ!と、叩くところがあるんですよ。それは、覚えておいてください。
本番ではやっていないけれど、テストの時に、僕は分かっているのに、そこで身体がこう(大きくビクッとなった様子を再現しながら)なりましたからね。(登壇者の皆さん:笑) 取り調べをしているオヤジがこうなるくらいものすごく叩きますからね。
佐々木さん
分かっているのに、三回やって三回ともビクッとなっていましたね。
田中さん
けど、あの叫びは、やはり舞台役者ならではですよね。あれは、画面からでも分かります。
天海さん
映画を楽しみにしてください。
塚地さん
外は大災害で緊急の状態で、中の取調室でも総理のね…。
でんでんさん
今は、みんなこうして笑顔で話をしているけれども、本作の中では、みんな、ね…。佐々木さんなんて目がぐりぐりしているからね。
塚地さん
目力がぐりぐりって…。
でんでんさん
ぐりぐりだもんね!
塚地さん
(笑)。ぐりぐりですよ。
速水さん
やっぱり言葉の一つ一つに重みがあって、僕は初めて観た時に、ものすごく迫力のある仕上がりだなと思いました。
鈴木さん
12年間の思いが詰まっていますからね。
速水さん
本当に新鮮でした。12年ドラマが続いての映画でしたので…。
佐々木さん
僕も他の現場で「キントリ、出るねん」て話したら、「え、犯人?うらやましい」って言われました。そうやって、「キントリ」で取り調べされるのを、うらやましがられるんですよね。ちょっと自慢になります。
小日向さん
石丸さんの品の良さは、今までのゲストの中で一番だと思います。佐々木くんと対照的!
塚地さん
それだと、蔵之介さんが下品みたいじゃないですか!
天海さん
そういうキャラクターよね。
佐々木さん
(うなずく)。
塚地さん
映画を観ると、総理の気持ちで言うと葛藤もあるから、考えさせられると思います。何が正義なのかをね。
石丸さん
そこですよね! 何が正義か分からないままずっと行くのが見どころになると、演じながらも思いました。
田中さん
僕は、観たばっかりなので、一つ話しても良いですか? 大倉くん、なんであんなカッコ良い感じになっているの?
大倉さん
えっ!?
天海さん
カッコ良い感じ。
小日向さん
カッコ良い感じなんだよ…。
田中さん
すごいカッコ良い感じで、ちょっと悔しかったんだけど…。
大倉さん
(動揺して)え!? そうですか。(笑顔になり)ありがとうございます。
田中さん
詳しくは言えないんですが、すっごくカッコ良かったんですよね。
大倉さん
それで言ったら、副総監から再び召集が出て、みんなが集まって、コヒさん(小日向さん)先頭にスローで歩いているところにグッときました。
天海さん
エレベーター前のところ?
小日向さん
またまた、本当に思っている?
大倉さん
そこで若干涙ぐみました。
塚地さん
若手の人気俳優がいるわけでもないのに…。
天海さん
皆んな、おじさんとおばさんですよ。
佐々木さん
あれ、カッコ良いんだけど、あの時って、ドラマと映画を並行して撮影していたんでしょう?(レギュラー陣の皆さん:うなづく)僕は、映画のつもりで参加していたら、ドラマと並行して撮っていて…。普段からスクリーンに見合うお芝居をやってはるなと、すごく感心しました。
小日向さん
いや、気を抜いたら天海さんにぶっ飛ばされるから!(登壇者:笑)
天海さん
(笑いながら)ちょっとー!
MC
天海さんは、今回、佐々木さん、石丸さんとの撮影、演技での対峙はいかがでしたか?
天海さん
佐々木さんとは、共演回数が多いので、何か親戚のように気心が知れているので、躊躇や遠慮をすることなく、やりたいことをバーンやらせてもらいました。それでも受けてくれるだろうなっていう信頼があるので、ガンガンいきました。
佐々木さん
ガンガン…「そこも脱がすか?!」って言うぐらいに丸裸にされました。
塚地さん
心のね!(と再びフォロー)
天海さん
あぶないわよ! 記事の見出しが「天海、脱がす」になっちゃうから、お願いしますよ。
佐々木さん
絶対なるね(笑)。
天海さん
だから、佐々木さんには「キントリ」に出てくれて、すごくありがたかったことと、躊躇なく行けたことが、気分的にありがたかったです。
石丸さんとは初めてでしたが、やはり品格があって貴公子のようでした。そういう方をガンガンに取り調べしないといけないわけですよ。そこが、やっぱりちょっと、私としては「何かもうすみません。本当は責めたくないです」と思いながら演じていました。でも、そのお互いの正義のぶつかり合いはすごく楽しかったですし、総理を取調室に誘い込むっていうか、来てもらうのも、どうやって来てもらうかも見どころの一つです。どういう方法で入ってもらうのか、私たちもそこでいろいろ考えて、力を尽くして呼び込みますから。
石丸さん
僕も、そのシーンを撮りながら、将棋の手を一手一手、お互いが考えながら打っているような緊迫感がありました。天海さんが、要所要所で出してくるんですよ。絶対に次の手は見せないのに、ピシッと打ってくるんですよ。これになんか乗るとすごく楽しくなって、いろいろなことがありましたね。先ほど「総理大臣をそこに呼び込む」とおっしゃっていましたが、いろいろな思いがあって、そこにたどり着いているので、そこも一つの見どころになると思いますよ。
MC
金曜日の公開が楽しみになるお話をうかがいました。ありがとうございます。
さて、「キントリ」と言えば、というこんなシーンを皆さんにご覧いただこうと思います。それでは、スタッフの皆さん、ご準備をお願いします。
■生取調べコーナー
実際の撮影で使用された取調べ机と椅子が用意され、事前にファンの方から寄せられた質問を元に、キャスト陣への“生”取調べを実施しました。
くじ引きで天海さんが取調役を、田中さんが尋問相手を決めました。
後半は、天海さんが劇場版ゲストの佐々木さんと石丸さんの取調べをしました。
【最初の組み合わせ】
取調べる人・でんでんさん
取調べられる人・天海さん
天海さん
(取調べされる人を赤い箱からくじを引いて)でんでん!
でんでんさん
やめてよー! せめて二番目にして!
田中さん
(取調べする人を白い箱から、くじを引いて)天海さん!
■取り調べのセットに天海さんとでんでんさんが座る。
でんでんさん
「天海さんが好き過ぎて彼氏ができません。どうしたらいいですか?」
天海さん
そんな…私に何かできることある?
でんでんさん
(次の質問へ)「天海祐希さんが演じる真壁が本当に憧れで大好きです」(と普通に質問を読み上げる)
田中さん
でんでんさん、取調官風に話しください。(会場:笑)
塚地さん
菱本風でお願いします。
田中さん
ただのラジオDJのように読んでいたので…。
塚地さん
普通にラジオに見えてきました。
天海さん
忘れていたでしょ?
でんでんさん
(椅子の座り方を変え、雰囲気を変えながら)真壁の気持ちやテンションをどうやったら保てるのですか?
天海さん
質問が変わったけど大丈夫? それはあなたの質問じゃないの?
でんでんさん
(笑)。
天海さん
「真壁さんが好き過ぎて彼氏ができません。どうすればいいか?」っていう質問ですよね?
田中さん
でんでんさん、頑張って!
でんでんさん
どうしたら…良いんだろうね?
天海さん
(爆笑)。
登壇者の皆さん
「語尾が弱い」「取り調べてくださいよ」(など、ツッコミが入る)
でんでんさん
(言い方を変えて)どうしたら…いいんだい!
天海さん
あの、真壁さんは終わりましたので、映画が終わったら思い出にしていただいて、次に進むということで良いのではないでしょうか? どうですか?
心の中に真壁さん用の部屋を作って……。女の人は、記憶を上書きするんですって。でも、男の人は残るんですって。だから、映画が終わったら上書きしたら良いのでは?(口調を変えて強めに)ということだ!
でんでんさん
ということだよ!(会場:拍手)
天海さん
答えになっていますか? 大丈夫ですか?(会場:拍手)
MC
天海さんが自発的に答えてくれましたね。ありがとうございました。それでは、もう一組を選んでいただきましょう。
【二番目の組み合わせ】
取調べる人・小日向さん
取調べられる人・鈴木さん、速水さん
天海さん
(赤い箱から、くじを引いて)小日向文世さん!
田中さん
(白い箱から、くじを引いて)これ、どうしようか…でんでんさん!
塚地さん
今日はでんでんデー!(会場:笑)
でんでんさん
(ステージに向かいながら)僕の名前しか入ってないんじゃないだろうね?
小日向さん
華がなさすぎだよ。
MC
申し訳ないですけど、引き直しましょう! でんでんさんに引いていただきます。
でんでんさん
(白い箱から、くじを引いて)でんでん!(会場:笑)嘘です! 鈴木浩介くん!(会場:拍手)
鈴木さん
(小日向さんと向かい合って座って)いや、この感じは初めてですね! ここに座ったことはないですからね。
(すでに取調官の空気感を出している小日向さんに)冷たいですね。(落ち着かない様子で後ろをチラチラと見る)
速水さん
ごめんなさい。なんとなく(鈴木さんの)近くにいても良いですか?(と鈴木さんのそばに寄る)
塚地さん
確かに、もつなべコンビ(監物・渡辺でコンビを組んでいることから周囲からそう呼ばれている)は…。
鈴木さん
(速水さんに向かって)一緒に取り調べられちゃおう!(速水さんが鈴木さんの背後に立つ)(質問を熟読している小日向さんに)質問、読み込むの長くないですか?
小日向さん
(取調べモードで、鈴木さんに)最初に、お名前と性別、年齢を言ってください。
鈴木さん
あ、はい。鈴木浩介。男性。51歳です。
小日向さん
51歳。(速水さんに)こちらは?
鈴木さん
(速水さんに)座る?(と椅子を譲る)
速水さん
(鈴木さんから椅子を譲られて、座りかけるも)一緒に座りますか?
鈴木さん
(二人で腰掛け、笑顔で)二人は仲が良いんですよ!
速水さん
速水もこみち。男性。40歳。
小日向さん
まだ40ですか。
天海さん
新しい情報がきました!(と、新しい質問が差し入れられる)
小日向さん
(その質問を読み上げて)もつなべの二人は、非常に息が合っていますが、ファイナルに向けて最後にお互いに伝えたいことはありますか?
鈴木さん
それはもう、「12年間ありがとう!」という感謝の気持ちしかないです。
速水さん
また泣きそう…。
鈴木さん
もこちゃん、すぐに泣くのだけはやめて!
塚地さん
二人ともクランクアップの時ボロ泣きでした。
速水さん
(照れ笑い)それ言うのやめてください!
塚地さん
二人とも打ち上げの時もボロ泣きで…。
鈴木さん
(速水さんの目を指して)本当に涙流してる!
速水さん
ちょっと思い出して…。
小日向さん
もこちゃんから鈴木浩介に何か?
速水さん
感謝、感謝の気持ちでいっぱいです。僕らも取調室に行くことはたくさんありましたし、外に出て捜査することもたくさんありましたので、本当にいっぱい思い出があります。
小日向さん
(ばっさり)わかりました!
鈴木さん
ちょっと、ぶった切るのだけはやめてくださいよぉ。(会場:笑)
小日向さん
(笑)。いや、質問がいくつもあるのよ! 時間がないから答えて。
「年末年始はどのように過ごされるご予定ですか?」
速水さん
私は料理の仕込みで忙しい感じです。話し出すと長くなるので、これで。
塚地さん
料理の話は長いからね、もこちゃんは。
鈴木さん
僕は家族で過ごします。
小日向さん
「お雑煮は白味噌かおすましか、正直に答えてください。」これで終わりです。
鈴木さん
博多雑煮というやつです。
小日向さん
白味噌ですね!
鈴木さん
味噌は入っていません! 適当に言うのはやめてください。(会場:笑)
小日向さん
(淡々と)そうですか。もこちゃんは?
速水さん
僕は味噌なしです。
小日向さん&鈴木さん&速水さん
ありがとうございました。
MC
取調べ、ありがとうございます。最後は、劇場版ゲストのおふたりを天海さんに取調べていただきます。まずは佐々木さん。
【三番目の組み合わせ】
取調べる人・天海さん
取調べられる人・佐々木さん
鈴木さん
(登壇した二人がお互い一礼する姿に)うわぁ、一礼…。
塚地さん
試合が始まるようなお辞儀でしたね。
天海さん
一般の方からの質問なんですが、正直に答えてください。黙秘権はありますが、今回は認めません。(会場:笑)よろしくお願いします。
「天海さんとは何度か共演していると思いますので、教えてください。」
佐々木さん
教えます。
天海さん
「『キントリ』のメンバーは、天海さんが怖いとよく冗談で言っています。佐々木さんの天海さんの印象はいかがですか?怖いのは『キントリ』の現場だけですか?」
これは何か答えを間違えると大変ですよ!(とプレッシャーをかける)よろしくお願いします。
佐々木さん
ちょっと待って。「キントリ」メンバーは、「怖い」と言っているんですか?
田中さん
言っていません!
天海さん
(よくぞ聞き返してくれました!とばかりに)そうなんですよ!「怖い」しか言われない。
田中さん
(小声で)時々、言っています。
天海さん
声が小さい(笑)。
佐々木さん
ようそんな怖いことを言うな!(会場:笑) 今のこの状況、怖いと思いますか?
田中さん
怖くないです。…優しいです。(登壇者の皆さん:笑)
天海さん
(田中さんたちに)これ死活問題ですから、よろしくお願いしますよ!
佐々木さん
僕は、天海さんとは、弁護士の仲間(「離婚弁護士」2004年・2005年にフジテレビ系列にて放送/主演:天海祐希)もやれば、夫役(「キッチン・ウォーズ」2006年フジテレビ系列にて放送/主演:天海祐希。「天才を育てた女房~世界が認めた数学者と妻の愛~」2018年日本テレビ系列にて放送/出演:天海祐希ほか)もやれば、元夫(「ラストプレゼント 娘と生きる最後の夏」2004年日本テレビ系列にて放送/主演:天海祐希)もやれば、いろいろと演じましたが、怖いと思ったことは…。
■じっと佐々木さんをみつめる天海さんを見て、言葉に詰まる佐々木さん。一度顔を背けると、会場から笑いが。
佐々木さん
怖いと思ったことは…(ぐっと前に乗り出す天海さん)…ございませんよ。(お互い机に肘を乗せて顔を見ながら)いつも頼もしいと、思っています。
天海さん
目の奥が…(堪えきれず吹き出して笑ってしまう)。…(気持ちを立て直してじっと見つめながら)本当に? 目線を逸らさないで!
佐々木さん
…やっぱり怖いですね!(会場:笑)
天海さん
(笑)。
佐々木さん
でも本当に、こんなにもぐうたらで、雑で、いい加減なおっさんたちを引っ張るには、多少はどやさないとダメなんですよね?
天海さん
そうなんですよ!(会場:笑)
佐々木さん
じゃあ、しょうがない!
天海さん
ウソウソ。そんなことないですよ。皆さん協力的で、楽しい現場にしてくださっています。私がちょっと長いセリフや長いシーンでピリピリしても、(後ろを振り返りメンバーを見ながら)皆さんがほのぼのした感じで、蜘蛛の子を散らしたみたいに私からサッーと離れていくんです。(登壇者の皆さん&会場:笑)
佐々木さん
(笑)。僕は、本当にこの取調室の撮影は本当に楽しかった。あまみん(天海さん)と、コヒさん(小日向さん)に取り調べられている時は、膝の水を抜いた話しかしていません。
天海さん
健康の話ね。膝は大事にしないとね。
佐々木さん
だから、怖くない楽しい取り調べでした。(会場:拍手)
MC
それでは石丸さんを、天海さんに取調べていただきましょう。どんな資料でしょうか。
塚地さん
これは貴重ですよ!
【四番目の組み合わせ】
取調べる人・天海さん
取調べられる人・石丸さん
天海さん
それでは取り調べをはじめます。黙秘権はありますが、今回は認めません。「『キントリ』最後の取り調べの人に決まった時の気持ちと、撮影を終えた後の気持ちはどうでしたか?」
石丸さん
いやあ、天海祐希という人に会いたかった。
天海さん
いい! 良いことを言いました。(会場:拍手)
塚地さん
さすが「キントリ」メンバーは誰も言わない!
天海さん
「誰も」って!……時々、言ってよ。
石丸さん
まさにこれです。このように向き合って座ると、可憐で美しい天海さんの目がギラっと変わるんですよ。これをみた時に、「すっげぇ、うれしい。始まる!」と思いました。
天海さん
ありがとうございます。
石丸さん
その時に、逆に座るのも面白いなと考えました。そうすると立場が逆転するじゃないですか。(自分の役が)内閣総理大臣でしょ、どうやっても国の一番上にいるじゃないですか。そんなことを考えながら座ったことを思い出しました。
先ほども話しましたが、撮影が終わった途端に発熱しました。
天海さん
大変でしたよね。
石丸さん
皆さんのパワーと、十年以上培ってきた層に触れられたことで、知恵熱と言ったらいいんですかね。その熱をもらったようで、うれしい熱でしたね。
私の撮影、大丈夫でしたかね?
天海さん
いやあ、迎え打つ感じがありました。石丸さんが来てくださるということで、長内総理のイメージが「若きケネディのような」「清廉潔白なイメージ」だったのでそこを、私たちキントリが「どう攻めていくのか」「攻めて良いのか?」という葛藤も生まれて、もう一つ深みが増したので、本当にありがたかったです。
(会場の皆さんに向かって)もう観たくなったでしょ? 本当に面白いと思います。
石丸さん
シーンが進むにつれて、「この一手がなければコトが変わる」ということが起こります。先ほど、将棋と言いましたが、オセロみたいにパタンパタンと展開が変わるのも見どころだと思います。こんな感じでよろしいでしょうか?
天海さん
(スタッフに確認)よろしいですか? ありがとうございました。
MC
本作を観たくなるお話がいっぱいでした。本当にありがとうございました。
天海さん、最後の取調べの感想を聞かせていただけますか?
天海さん
自分の中では、すでに取り調べることは終わった感じだったので、また本作の公開に向けて、もう一つ取り調べができたのはすごく楽しかったです。
■再びレッドカーペットにてフォトセッションを行いました。
MC
最後に天海さんからメッセージをいただきます。
天海さん
いよいよ12月26日から劇場版「緊急取調室 THE FINAL」が公開いたします。私たち「緊急取調室」12年間のそれぞれの思いをもって、駆け抜けてきました。その集大成が本作です。応援してくださったたくさんの皆さん、キャストの皆さん、ゲストの皆さん、本当にありがとうございました。皆さんの思いを乗せて、本作が全国の皆さんに届くように願っています。一人でも多くの方に映画館に足を運んでいただけますよう、そしていつまでも「緊急取調室」が皆さんの心の中にありますように、どうぞよろしくお願いします。
今日はありがとうございました。LINEで見てくださっている方もありがとうございました。映画館に行ってね!(と手を振る)
■タイトルコール
天海さん
年末年始は!
登壇者の皆さん&会場のお客さん
「キントリ」!