「KAPPEI」公開直前！女性限定試写会 | TOPICS詳細

伊藤さん

皆さん、こんにちは。この大変な状況下、会場に足を運んでいただき本当にありがとうございます。今日は気軽な気持ちで楽しんでください。これからちょっとしたゲストも出てくるんで...。今日は短い時間ではございますが楽しんで帰ってください。

上白石さん

皆さん、こんにちは。本日はお集まりいただいてありがとうございます。まさかこんな男臭い、泥臭い映画で女性限定イベントが開けるなんて、すごく嬉しいです。この映画は、コメディの要素もありますが純粋な真っ直ぐな愛のお話でもありますので、今日は皆さんといろんなお話ができたらいいなと思います。

平野監督

前回、完成披露で「この映画は38回笑えます」という話をしました。なぜ38回かというと、「登場人物の数だけ笑えます」という意味合いだったんですが、実際に完成披露試写会で何回笑いが起きるかをプロデューサーが数えてみたら50回笑っていたということです。この記録がどんどん伸びて行けばいいなと思っています。この映画は、四人の"終末の戦士"の話ですが、最後まで観ていただくと分かりますが、実は五人いるんですね。悪と戦い、世の中の苦しんでいる人を助け、世界を破壊するものに対する終末の戦士です。そういう意味も込めて、この映画をラストまでご覧いただければと思います。

MC

上白石さんは今回のイベントが本作でのイベント初登場となりますが、最初にオファーが来た時の感想、このムキムキの男性陣との共演について教えてください。

上白石さん

映画のクランクインの日から三日間くらいは本当にしんどかったです。笑いをこらえること、笑いを押し殺してお芝居をするっていうのは、こんなにしんどいんだなと思いながら過ごしていました。もちろん、伊藤さんのこの格好（＝劇中の衣装）にも慣れなかったですし、どこを見ても何かがおかしいけど、絶対に冷静にしていようと思って、撮影に臨んでいました。途中から、私の中でこれが伊藤さんのデフォルトになってしまったので、今日のシュッとしたスーツをお召しの伊藤さんの方に、若干違和感があるというか...（パネルの勝平を指して）こちらが私の中の伊藤さんで固まってしまったので、新鮮な気持ちですね（笑）。
相関図がすごく面白くて、伊藤さんから私にハートが向いていることと、小澤（征悦）さんからもハートが向いているという... 。この愛をどう受け止めたら良いのか？　この偉大過ぎる愛をどう受け止めるか？　面白くなりそうだなという予感がずっとしていたので、とにかく真面目に真っ直ぐお芝居をしようと挑みました。

MC

伊藤さん、上白石さんとは初共演でしたが、今日のスーツ姿は違和感があるそうですよ？

伊藤さん

そうですか...（苦笑）。なんかね、久しぶりに会ったというのもあって、そして今日は女性の方がたくさんいてドキドキしているんですが...。衣装の話ですよね？　この格好で池袋で上白石さんと撮影をしていたんですよ。当時はまだこの映画のことが発表されていなくて、週刊誌にすっぱ抜かれたんですよ。「姉の（上白石）萌音は朝ドラで女優としての地位を確立している。一方、萌歌は、女優として一つ大きい役をやらなくてはいけない。この映画で当たり役をつかんでほしい」と。いや、だめだめだめ！　そうじゃない！　この映画が公開される前に、賞レースに参加するような時代劇とか朝ドラとかに間に合わせなければならないという責任感が生まれました。

MC

上白石さんはいかがですか？

上白石さん

いかがですか...（笑）？　いや、私にとってはすごく偉大な作品ですので。

伊藤さん

僕が、この作品のオファーを受けたのは、話せば長くなるんですけど...。
平野さんとは何本かご一緒していて、最後にご一緒したのが18年前の作品なんです。自分としても40代半ばになって、「役者としてこれからどうあるべきか？」自分の人生の中でもいろんな別れがあったり、結婚したりして、これからはより一層役者人生に向かわなければと考えていた時に、18年ぶりに平野さんから「英明くん、一緒にやろう」と声をかけていただきました。僕が切り替えた瞬間にこうやって、平野さんが18年ぶりに、しかも主演でお話をくださった。ある種、心構えをもって、「これはもしかしたら世界に通用するようなアクションスパイものなのか？」「賞レースに参加するような時代劇なのか？」などいろいろ楽しみに、「今の俺にできるのか？」なんて葛藤もあったんです。で、作品は何かと聞いたら「KAPPEI」だと。名前がタイトルって怪しくないかな？と思いつつ...。いざ、ビジュアルを見たら「デトロイト・メタル・シティ」の若杉さんの作品で、自分自身も好きではあったんですが「これじゃないよなぁ」って感覚が...。それは何に似ている感覚なのかと考えたんですが、4歳のクリスマスに受けた感情と似ていました。僕は「銀河鉄道999」というアニメが大好きで、サンタさんに「999」の汽車をお願いしたんです。そして朝、起きたら「777」という、リニアモーターカーに似た白い列車があって「これじゃないよな」って...。次の年、その頃は「ゴールドライタン」ってアニメが好きで、ゴールドのライターがロボットに変形するんですが、それが5種類あるんです。僕はサンタさんに「ゴールドライタン」をお願いしたんです。次の日、（別のキャラの）タイムライタンが来たんですよ。使い方が分からず、首をひねったらタイマーになるやつだったんです。首のひねりがよく分からなくて初日に折れちゃって「これじゃなかったのに...」と。そんなこと思い出させてくれる作品に出会えて、僕は本当に幸せ者だと思います。本日は本当にありがとうございました！

MC

伊藤英明ヒストリーですね。歴史がつまった作品になっています。そして、今日は公開直前イベントということで、もう一人、スペシャルゲストがいらっしゃっています！

■西川貴教さんが登場！

西川さん

ちょっと長くないですか（苦笑）？　ずっと待っていたんですが...。

伊藤さん

すみません、全然止めてくれないので。

西川さん

このたび、「KAPPEI」の主題歌「鉄血†Gravity」を担当させていただきました。

MC

オファーが来た時のお気持ちは？

西川さん

まず本当に嬉しかったですし、「なぜ僕なんだろうか」というのが最初は全く分からなかったんです。作品の説明を聞かせていただき「あぁ、筋肉なんだな」とボンヤリとした合点がいって、一生懸命やろうと思いました。

MC

上白石さん、伊藤さん、主題歌を聴いた時の感想を教えてください。

上白石さん

この映画の主題歌にこれ以上ふさわしい曲はないんじゃないかってくらい、2組のアーティストの良さも出ていますし、とにかく血がたぎる感じが出てて、この映画にピッタリで大好きになりました。

伊藤さん

僕は西川さんのファンで、僕も出演している「仮面ライダーゼロワン」の主題歌も担当していただきました。親子ともどもファンなんですが、このあいだライブを子どもと一緒に観させてもらい、子どもがやっと「消臭力と仮面ライダーの人が一致した」と言っていました。

西川さん

別々だと思っている方多いですからね（笑）。

伊藤さん

西川さんの歌声もパワフルだし見せて聴かせるエンタテインメント性もあって、さらにももいろクローバーZという、オタク心をくするぐアニメソングを思わせる歌で、しかもメッセージ性もあって......口ずさめないけど...（苦笑）。でも本当に素敵な歌です。ありがとうございます！

西川さん

作品も若杉先生の原作も拝見して、終末の戦士たちの絆、真っ直ぐで、でもどこかおかしい...。昨今、熱くなることを敬遠しがちですが、そういう真っ直ぐさが今大事な気がしたので、それが表現できる仲間を連れてこられたらということで、ももいろクローバーZの四人を。僕がある意味、無戒殺風拳の師範で、四人が戦うという感じなんですけど。ぜひ聴いてください。

MC

原作者の若杉先生が西川さんを終末の戦士に見立てて描き下ろしたジャケットが特徴ですね。

西川さん

お忙しいと伺っていたので「無理ですよね？」と思っていました。最初は「難しい」と編集の方もおっしゃっていたんですが、資料で僕の写真をお送りしたみたいで、そうしたら急に「描く」とおっしゃっていただけて、ムッチムチの僕をご覧ください！

MC

映画はいかがでしたか？

西川さん

本当にいい意味で、観終わった後に何も残らない。素晴らしかったです。この貫き方は良いと思います。何ていうか、気持ちが良いんですよね。ただ「観られて良かったよな」って単純に思いました。ツアー先でいろいろ追い込まれている状況でホテルで一人で観たんですが、メチャクチャ清々しい気持ちになったので、皆さんにも受け止めて帰っていただけたら嬉しいです。

MC

続いて「終末の戦士×週末の女士」イベントということで、女心を週末の女子たちから教えてもらうための企画を考えました。上白石さんが演じたハルは、いろんな男性に一目ぼれされますが、上白石さんご自身は、たくましい筋肉系男子と、いわゆる文化系男子、どちらに惹かれますか？

上白石さん

断然、文化系男子ですね！　え？　何で笑うんですか？

MC

上白石さん、（伊藤さんと西川さんがいる）右側をご覧ください...。

上白石さん

正直に言っちゃいました（苦笑）。理由は...筋肉系男子もすごく素敵なんですが...。

伊藤さん

僕、文化系ですよね？　

上白石さん

え（笑）？

西川さん

どういう風に自分のことを思っていらっしゃるんですか（笑）？

伊藤さん

僕、本気で文化系だと思っています。何て言うか、こだわりを追求するタイプなんですよ。この言葉の語源がどこから来るとか、この人はどういう気持ちでこの人と会っているとか考えるの好きですし、本も読みますし。

西川さん

僕もそういうの好きですが、たぶん、いろいろと釣り合っていないところが...（苦笑）。

伊藤さん

いやいや！　西川さん、今もトレーニングされているんですか？　毎日？　

西川さん

そうですね。

伊藤さん

「イヤだな」って思うことはないんですか？　朝起きて。

西川さん

正直、ありますね。

伊藤さん

「プロテインまた飲むのか」って。

西川さん

そこは各々のセレクトですから！　でもやっぱり、いろんなお仕事をいただく中で、万全の状態でお仕事を受けたいという。だから（伊藤さんとご自身を指して）ここは一緒です。分けないでください！　同じ方向を向いていると思いましょ？　我々は文化系ですから。

伊藤さん

そうですね。話が進まないですもんね？

上白石さん

私も文化、カルチャーが好きなので、本を読んだり美術館に行ったりと、それを共有したいなと。

MC

終末の戦士たちはちょっと...。

上白石さん

ちょっと熱すぎるので...なるべく穏やかにいたいので、文化系男子の方がいいですね（笑）。

MC

では会場の女子たちにアンケートを取ってみます。入口でお配りした桜のパネルをどちらかで上げてください。

伊藤さん

西川さん、ポーズとか良いですか？　筋肉男子をアピールするためにポーズを。

西川さん

僕ですか？　じゃあ...（とポーズをとる）。全然関係ないじゃないですか（笑）？

伊藤さん

すみません（笑）。

MC

では、筋肉系男子が良いと思う方パネルを上げてください！

上白石さん

あれ？　多い！　多いですね、思ったよりたくさん咲きましたね。

MC

続いて、文化系男子が良いと思う方、お願いします！

上白石さん

あっ！　同じくらい？　ちょっと多いですね。

MC

ちょっと多いですかね。4:6くらいでしょうか？

伊藤さん

ちょっとすみません。今、バックヤードで筋肉系の人たちが、出てくるのを待っているんですが、これもう出てこられないじゃないですか？　なんでこんな質問したんですか？

西川さん

なんでそれ言っちゃうんですか（笑）？

伊藤さん

いや、言いたくないですけど、このアンケートがなかったら言わなかったですよ。僕が言いたいのは、朝から電車に乗ってきているわけですよ。僕もふんどしで撮影をしたから分かりますが、お腹を下したらマズいので食べるものも気を付けるし、それをこのアンケート...。みんなの前で身体を見せるから昨日、ジムにも行って、今日もプロテインを飲んで、ちょっと膨らませるためにジャガイモを食べているかもしれないし...。それを...もう出てこられないじゃないですか！

MC

もう一問いきます。勝平たちがハルに一目ぼれしますが、皆さんは、一目ぼれするタイプか時間をかけて友達から発展するタイプか？パネルを上げていただきます。

西川さん

やっぱり時間かける方の方が多いんじゃないかと思いますけどね。慎重に考えられるんじゃないかと。

伊藤さん

年齢によるんじゃないですかね？　経験だったり...、でも一目ぼれが多いと思います。

MC

では一目ぼれタイプの方、パネルを上げてください！

上白石さん

意外と！

MC

続いて、友達から発展タイプの方！

西川さん

やっぱり多い！

MC

2：8くらいですね。上白石さんは？

上白石さん

私は一目ぼれタイプです。

西川さん

えぇぇ？

伊藤さん

（理由を）聞いてみたいですね。

上白石さん

なんか逆に友達は友達としてしか見られないと思っちゃうので。好きになる人は「会った瞬間に分かる」そんな気がします。

伊藤さん

男女に友達関係はあるんですか？

上白石さん

ない派ですか？

伊藤さん

ないと思っていて...。

上白石さん

私はあると思っていて。西川さんは？

西川さん

そうですね。あるほうだと思います。うちは、スタッフに女性が多いんです。支えてくれる方は女性が多いので、仕事でもお会いして信頼関係につながっているので。

MC

次が最後の質問です。映画デートがポイントになっていますが、伊藤さん、西川さんは、もし上白石さんを1日遊びに連れて行くならどこに行きますか？

伊藤さん

はい。文化系だって聞いたんで、まあ、今日はゆっくりしようかと朝9時に公園の近くのカフェで待ち合わせして。

上白石さん

早いですね（笑）。

伊藤さん

しゃべりながら「今日はどこ行こうか？」と。じゃあ犬でも見に行こうかと。ドッグカフェがあるんだけど。「最近、どんな犬にが好き？俺は最近、丸っこいぬいぐるみみたいな犬が好きだね」。なんていうのはどう？

上白石さん

好きですよ。

伊藤さん

じゃあ、池袋のほうにドッグカフェがあるから、そこに行こうか？　最近、電車乗る？

上白石さん

乗りますよ！

伊藤さん

じゃあ、教えてくれる？　最近、電車乗っていないから。まあ、そんな感じですかね？

MC

今の感じだと午前中でおしまいですね。

伊藤さん

その後、美術館ありますよ。今、六本木ヒルズで「THE HEROES 刀剣×浮世絵－武者たちの物語」（森アーツセンターギャラリーで開催中）っていう刀の展示をやっていて、ボストン美術館所蔵のものが日本に来ているので、それを見に行こうと。あと陶芸をやりたいなと思っています。土に触りたいなと。

西川さん

忙しいよ！

伊藤さん

それは山梨の方だから、足を延ばして、馬でも乗りに。まあ、そんな感じです。

西川さん

そりゃ午前中集合だわ！
東京近郊でそれなりに地方に来た感を味わえる横浜とか良いかなと。ここの店って決めず、いろんな店を巡る食べ歩き的なこともできたら良いかなと思います。

伊藤さん

僕もそっちもあります。食べ歩きの時間もあります！　市場に行きます。

MC

では皆さんに聞きます。伊藤さんのプランが良いと思った方はパネルをお願いします！　...これは数えられますね。10票くらいですね...。

伊藤さん

これは自信を無くさせる会ですか（笑）？　ありがとうございます。

MC

西川さんのプランが良いと思った方は？

西川さん

（たくさんのパネルに）ありがとうございます。

伊藤さん

満開ですやん。

MC

上白石さんは？

上白石さん

私は伊藤さんのプランですね。

伊藤さん

優しい！　そういうとこだぞ（笑）。

上白石さん

マイノリティですかね（笑）？　でもアクティブな感じが楽しそうだなと。好きな犬の犬種を聞かれるって、ポイントですね。馬も陶芸もやりたいし、いろいろできるのがいいなって思いました。

MC

朝から池袋行って、山梨に行って、市場もめぐって...。

上白石さん

思い付きで行けちゃう感じが良いなって。

伊藤さん

僕、自分を押し付けちゃうタイプなんで、もうやめます（苦笑）。すみませんでした（笑）。

MC

最後に伊藤さんからご挨拶をお願いします。

伊藤さん

今日はありがとうございました。本当に感動しています！　ありがとう！

西川さん

嘘くさい（笑）！

伊藤さん

本当にマスコミの皆さんもありがとうございました。今日は笑って帰ってください。ありがとうございます。