『ゴールデンカムイ 網走監獄襲撃編』完成披露舞台挨拶
- 完成披露
完成披露舞台挨拶
独特の世界観から「実写化は不可能」と思われていた、野田サトル著の大人気コミック「ゴールデンカムイ」(集英社ヤングジャンプ コミックス刊)実写化プロジェクトの映画版第二弾となる『ゴールデンカムイ 網走監獄襲撃編』。
物語は、2024年の映画『ゴールデンカムイ』、WOWOWで放送・配信の『連続ドラマW ゴールデンカムイ ―北海道刺青囚人争奪編―』と金塊争奪戦が益々激化! 埋蔵金争奪サバイバル・バトル、かつ、大スペクタクルな冒険活劇である原作の第一部・完結編ともいえるエピソードが、ついに3月13日より公開となります。
2月25日、本作の完成披露試写会を東京国際フォーラムにて開催し、主人公であり、「不死身の杉元」と呼ばれる元兵士・杉元佐一を演じた主演・山﨑賢人さんをはじめ、山田杏奈さん、眞栄田郷敦さん、矢本悠馬さん、玉木宏さん、舘ひろしさん、大谷亮平さん、工藤阿須加さん、栁俊太郎さん、稲葉友さん、北村一輝さん、池内博之さん、高橋メアリージュンさん、和田聰宏さん、杉本哲太さん、井浦新さん、片桐健滋監督が顔を揃えました。約4,000人のお客さんに、いち早くお披露目するジャパンプレミアとあって、大いに盛り上がりました。こちらのイベントの模様を詳しくレポートします。
山﨑賢人さん
杉元佐一役
山田杏奈さん
アシㇼパ役
眞栄田郷敦さん
尾形百之助役
矢本悠馬さん
白石由竹役
玉木宏さん
鶴見篤四郎役
舘ひろしさん
土方歳三役
大谷亮平さん
谷垣源次郎役
工藤阿須加さん
月島基役
栁俊太郎さん
二階堂浩平役
稲葉友さん
宇佐美時重役
北村一輝さん
犬童四郎助役
池内博之さん
キロランケ役
高橋メアリージュンさん
インカㇻマッ役
和田聰宏さん
門倉利運役
杉本哲太さん
都丹庵士役
井浦新さん
ウイルク役
片桐健滋監督
■予告編映像が流れたのち、階段ステージにキャストのシルエットが投影される。主題歌である10-FEET「壊れて消えるまで」が流れる中、暗転幕があがりキャストたちが階段を下りてステージに一列に並びました。
山﨑さん
皆さん、こんにちは。今日は、お足元の悪い中会場にお越しいただき本当にありがとうございます。(会場:拍手)
映画の一作目『ゴールデンカムイ』、『連続ドラマW ゴールデンカムイ ―北海道刺青囚人争奪編―』をたくさんの方が観て、続きを期待してくださったからこそ、今回この『ゴールデンカムイ 網走監獄襲撃編』が作れたと思っています。
映画・ドラマを経て、みんなで『ゴールデンカムイ』をもっと魅力的に面白く作れるように、リスペクトを込めて作りました。すごくパワーアップした続編になっていると思います。ここにいる皆さんは今日一足先にご覧いただけるということなので、楽しみにしていてください。めちゃくちゃ面白かったです!すごかったです!
山田さん
本日は、お越しいただきありがとうございます。前作、そしてドラマシリーズに引き続き、こうしてアシㇼパを再び演じることができてとてもうれしいです。出来上がった本編は、とても面白かったです。皆さんにも楽しんでいただけると良いなと思います。
玉木さん
本作は、原作を上回る作品になっていると思いますし、今回からの新キャストも増えております。原作を知らない方でも、きっと楽しんでいただけると思うので、本日は楽しんで帰ってください。
眞栄田さん
こんな短いスパンで、またこのメンバーで舞台に立てたことを本当にうれしく思います。皆さんのおかげです、本当にありがとうございます。作品は迫力満点な見応えになっていますので、ぜひ楽しんでいただければうれしいです。
矢本さん
前回も本当に素晴らしい作品だったんですが、今回は、あっという間に終わってしまうと感じるくらいに、見応えのある素晴らしい作品になっています。今日は短い時間ですが、一緒にこの時間を楽しみましょう!
工藤さん
本作は原作に忠実なので、原作ファンの心を震わせることができると思います。原作を知らない人たちでも、心から楽しめる作品になっているので、ぜひ皆さん最後まで楽しんでいってください。
栁さん
みんなで熱い気持ちを持って作った作品を、皆さんに届けられることを本当にうれしく思います。今日は楽しんでいってください。
稲葉さん
『ゴールデンカムイ』チームに宇佐美役として合流させていただきました。本当にありがたい気持ちでいっぱいです。
高い熱量で作り、ぎっしり詰まった作品になっていますので、今日は楽しんでいただけたらと思います。
大谷さん
こうして皆さんと一緒に、無事に完成披露試写会を迎えることができて、非常にうれしく思っています。
皆さんより少し先に試写で作品を観たのですが、冒頭からすごく面白いことになっています。最後まで楽しんでいってください。
高橋さん
皆さん、こんばんは。花粉症、大丈夫ですか? 私は昨日すごくやられちゃって、今日は鼻声です。
この作品は、内容てんこ盛りの約二時間ですが、あっという間です。原作を知っている方からしたら「あ、このシーン見たかったんだよね」っていうシーンもあるし、原作を知らない方も「うわっ、めっちゃ良いシーン」っていうシーンがたくさんあります。皆さんにもきっと気に入っていただけると思うので、SNSでの拡散もよろしくお願いいたします。ぜひ楽しんでください。
池内さん
すごいですね。4000人…、いやぁ感激です。
皆さんがおっしゃっている通り、この作品はめちゃくちゃ面白いです。もう間違いないです。ど頭から、かなり笑えるので、ぜひ楽しみにしていてください。
杉本さん
私は、本作から参加しましたが、素晴らしい作品に参加できたことを本当に感謝しています。本日は楽しんでいってください。
和田さん
最凶の男・門倉を演じました。「きょう」の字は、吉凶の凶の方ですからね。
『ゴールデンカムイ』ファミリーの一員としてここに立って、皆さんの前にいるのは、すごく不思議だし、ありがたいことだし、とても光栄なことです。
本当に熱い作品だと思います。どうぞ皆さん体を温めて、楽しんで帰ってください。
井浦さん
とってもすごい作品が完成しています。皆さんに、届けられることをとてもうれしく思っています。どうぞ最後までお楽しみください。
北村さん
言おうとしていたことを、皆さんが言ってしまったので、何を言おう…。
僕は、原作のファンなので、なるべく原作に忠実であることに徹しました。どこまで再現できているか分かりませんが、精一杯頑張りました。楽しんでいってください。
舘さん
本作は、皆さんの期待に応えるというか、期待以上の作品になっていると思います。最後まで楽しんでいただければ幸いでございます。
片桐監督
お足元の悪い中、完成披露試写会にお越しいただいて本当にありがとうございます。
映画『ゴールデンカムイ』と『連続ドラマW ゴールデンカムイ ―北海道刺青囚人争奪編―』はこの『ゴールデンカムイ 網走監獄襲撃編』のためにあったんだと思って、みんなで頑張って作りました。
今日、皆さんにお披露目できるのはとてもうれしいですし、最後まで楽しんでもらえたら、とてもうれしいです。
MC
第一部のクライマックスともいえる『ゴールデンカムイ 網走監獄襲撃編』は、改めてどんな作品になったんでしょうか?
山﨑さん
杉元一行、土方一派、第七師団の三つ巴で網走を目指して物語が進んでいましたが、その集大成と言える作品になっていると思います。初めてこの作品から観る人にも分かるように、今までの振り返りが入ってくるので、本作からでも楽しむことができると思います。
ここまでシリーズを続けてきたからこそ、人間関係が発展してすごく心に来るものがある内容になっています。本作は集大成です!
MC
私も先ほどシリーズ史上最大の戦いと申し上げましたが、杉元は、ここにい並ぶ屈強な男性キャストの皆さんそれぞれと、バトルシーンもありました。皆さんはこの後ご覧になったら分かると思いますが、網走監獄での大混戦は度肝を抜かれるような、見たことがないものすごいバトルでした。杉元としてどのような思いで撮影に臨まれたんでしょうか?
山﨑さん
本当にすごい映像になっています。700人の囚人たちと杉元たちと第七師団(鶴見たち)とで、すごいことになっています。
日露戦争に行って昔の気持ちを忘れてしまった杉元の心を溶かしてくれて、大切な存在になっている相棒のアシㇼパさん(山田杏奈)。そのアシㇼパさんの父親かもしれない“のっぺら坊”に会うために網走に来て、とにかく前に進んで行く戦いは、良いシーンになればと思って演じていました。
MC
それぞれが熱い思いを抱えていましたね。
アシㇼパは、お父さんの真相に迫る中で、さまざまな感情が沸き起こります。
山田さん
今回のアシㇼパは、「“のっぺら坊”はアチャ(父親)なのか?」という、自身の迷いや葛藤など、いろいろなものを表現するシーンが多かったです。『ゴールデンカムイ 網走監獄襲撃編』は、シリーズの中でもすごく大切な部分なので、アシㇼパの心がどう動いていくのかを、心を込めて演じられたらと思いました。
MC
今回の山﨑さんとのお芝居はどうでしたか?
山田さん
この『ゴールデンカムイ』という作品は、山﨑さんが真ん中にいるからこそ成立し、輝く作品だと今回も改めて感じました。私自身、山﨑さんの背中を追いながらいろいろと学ばせてもらいました。アシㇼパとしては「隣にいると安心する」まさに相棒としての関係性が、シリーズを経るにつれてだんだん出来上がってきていると良いなと思っています。
MC
山﨑さんは、いかがでしたか。
山﨑さん
やっぱり映画・ドラマを経て長い期間の撮影があったので、杏奈ちゃんと一緒だと安心しますし、相棒として安心して撮影に挑めました。
杉元がアシㇼパさんに思いをぶちまけるシーンでは、観ている皆さんにも伝わるように演じました。それが伝わればうれしいです。
MC
玉木さん、第七師団のメンバーに新たなメンバーが加わって、さらにパワーアップしました。網走監獄内での個性が炸裂した戦闘シーンは圧巻でした。どのようなことを意識しながら演じられたのでしょうか?
あと、中尉が部下を惹きつけるカリスマ性は、どういうところから来ていると思いますか?
玉木さん
まず、カリスマ性かどうかは分からないですが、例えるなら、すごく強いスポーツチームの選手兼監督だと思っています。みんなの特性を知った上で「攻撃をしなさい」と指示することで、あの攻撃が生まれたんだと思います。あとは、飴と鞭ですね。厳しくもあり優しくもあるという気持ちで演じております。
MC
第七師団のメンバーがうなずいていますね。網走監獄でのアクションはすごかったですね。
玉木さん
本当に迫力がありますよね。おっしゃる通り、それぞれの特性が生かされた戦いになっているので、見応えもあると思います。
MC
眞栄田さんはミステリアスで感情を表に出さないので感情が読めないキャラクターの尾形を演じていますが、どのように表現しようと思われたんでしょうか?
眞栄田さん
尾形は、目的や何がしたいのかという部分が分かりづらいと思います。でも、原作の中でその部分が描かれているので、尾形の内面やその持っているものやバックボーンだったりを、とにかく忘れずに演じました。また、無表情というだけじゃなくて、内に持っているものをとにかく忘れずにやりたいと思っていました。
MC
これからご覧になる皆さんに、「ここを観てほしい」というポイントはありますか?
眞栄田さん
網走監獄に入ってからは、個性豊かな皆さんが躍動するので、それぞれの物理的・心理的な方向性がどちらもすごいので、観ていて面白いしワクワクする要素かなと思います。
MC
矢本さん、白石はコメディ・リリーフ(観客の緊張を和らげる役割)として、前作でも大評判でした。今作はどのような気持ちで臨まれたのでしょうか?
矢本さん
前作の劇場版でも、限られた時間の中で登場人物がバーっと出てくるので、キャラクターの説明が必然的に必要になります。その中で、白石がコメディの部分を一人で背負っていました。
今回は、原作をご存知の方には当然のことですが、『ゴールデンカムイ』はみんながコメディ担当でありシリアス担当です。なので、そこは肩の荷が下りて、「このシーンは笑いどころだから矢本悠馬の我を使って取りに行こう」ではなく、白石をそのまま演じてチーム戦でコメディシーンを作り上げたという感触でした。なので、前作を上回る「ゴールデンカムイ」らしさは、全編通して出ていると思います。
MC
杉元やアシㇼパとのコンビネーションも楽しみですが、山﨑さん、山田さんとのお芝居はいかがでしたか?
矢本さん
僕の勘違いかもしれないですが、現場に入って賢人とか杏奈ちゃんと目が合うと、「今日、白石と一緒なんだ!」みたいなキラキラした顔をしてくれるんです。「昨日はいなかったけれど、今日は三人一緒なんだ!」みたいな雰囲気がメイク中にあって、「やっぱりチームなんだな」と思っていました。でも、さっき(山﨑さんが山田さんに対し)「相棒」とか言っていて、「僕は入っていないんだ…」と思って「ちょい悲(しい)」入っていますね。
山﨑さん
「相棒未満、仲間以上」ですかね(笑)チームには変わりないですけどね! でも、一作目の時より一緒にいない時間が増えたので、会えるとうれしいです。
矢本さん
賢人が、僕に会う度にすごく触ってくるんですよ。だから僕も「相棒なんだ」と思っていたんですがね…。相棒未満でした(笑)。
MC
工藤さん、月島としてはどんなことを意識しながら演じられているんでしょうか? それから、共演されたメンバーのお芝居で、印象的だったことはありましたか?
工藤さん
原作をご存知の方は当然分かると思いますが、月島は鶴見中尉の右腕として何でもこなす人間です。実写では描かれていないですが、月島の過去も大切にしながら、一つ一つ「月島だったらこうするだろう」と確認していました。原作を読み返し、アニメを見て、とにかく月島のためだけに時間を費やしました。それが、映像に映っていれば良いなと思っています。
皆さんのコメディ要素がどんどん増えてくるんですが、月島はコメディには参加せず、どちらかというと見守っている側です。なので、撮影現場ではとにかく笑いをこらえることに必死でした。皆さん、ご存知ない方は原作を見てください。大変なんです! 月島がどれだけ大変か…。
MC
月島は笑っちゃいけないんですよね?
工藤さん
笑っちゃいけないんです! 歯なんか見せられません! もし映っていたら多分片桐監督がカットしてくれていると思って、安心はしているんですが、危険な時が“何度も”ありました。
MC
栁さん、因縁の杉元との対決シーン楽しそうに演じてらっしゃるように見えました。メイキングのインタビューでは「山﨑さんが相手だからできたアクションだった」とおっしゃっていましたが、いかがでしたか。
栁さん
時間がない中で、たくさんのことをやらなければいけなかったし、めちゃくちゃ寒かったんですよ。息の合ったリズムが必要だったので、相手が賢人だからできました。知らない方が相手だと、アクションで遠慮しがちになるんですが、そこは賢人だったのでありがたかったです。
山﨑さん
映画『ゴールデンカムイ』の時から戦ってきた安心感があるので、二階堂が出てくると、「二階堂、きた!」ってうれしいです。それを感じられるのは、シリーズを積み上げてきたからこそだなと思いました。
MC
トリッキーなバトルでしたね。
栁さん
あの動きは、アクション監督と片桐監督と一緒に作り上げた感じですね。
MC
結構大変でしたか?
山﨑さん
大変でした!
トリッキーな動きが多かったんですよね。二階堂のボディもパワーアップしているので、特殊な戦いですがすごく面白かったです。
MC
稲葉さん、宇佐美時重役の情報解禁では大きな反響がありましたね。
稲葉さん
そうですね。情報解禁だけで、ここまでの反響をいただくのは初めてでした。それだけこの作品が愛されているんだと強く感じました。
MC
個性の強い宇佐美を演じられていかがでしたか? 豚小屋のシーンでは、実は久々の再会もあったとうかがいました。
稲葉さん
シリーズで積み上げられてきた中に、途中参加するプレッシャーもありましたが、逆に皆さんが作っている空気とか、体現しているものがあったので、それを参考にして現場に合流できました。
豚小屋のシーンは…「仮面ライダー」(「仮面ライダードライブ」2014年テレビ朝日系列にて放送/出演:竹内涼真他/稲葉さんは仮面ライダーマッハ役)だった時期があるんですが、その時にご一緒したスーツアクターの高岩成二さんが、囚人側の相手役で出演されていたんです。当時すごくお世話になったレジェンドの方との再会が、その豚小屋でのアクションシーンでした。安心して暴力を振るえました。(会場:笑)胸をお借りして飛び込める相手だったので、皆さんに助けていただきながら、のびのびとやらせてもらいました。
MC
続いて大谷さん、今回はコミカルなシーンとアクションシーンの他に恋愛要素があるなど、さまざまなシーンがありました。
どれも愚直で真っすぐなキャラクターでしたが、どのように演じられたんでしょうか?
大谷さん
映画『ゴールデンカムイ』では登場だけで終わりましたが、『ゴールデンカムイ 網走監獄襲撃編』では、色々なシーンに出ています。「金カム」(「ゴールデンカムイ」)では珍しいラブシーンもあるのですが、あまりごちゃごちゃ考えずに、谷垣の軸である誠実さと真面目さを大事に演じました。
MC
恋愛要素という話もありましたが、高橋さんが演じるミステリアスなインカㇻマッの前では、違う表情や繊細なお芝居が印象に残りました。現場の大谷さんとは結構よく笑い合っていたとのお話もうかがっています。どういう現場でしたか?
高橋さん
大谷さんが、ナチュラルでユーモアのセンスがあって、全部ツボだったんですよ。今までの女優人生で、全然NGを出してこなかったんですが、大谷さんがツボにハマりすぎて笑ってNGを数回出してしまいました。
谷垣を演じている時の大谷さんはめちゃくちゃ谷垣です。その不器用な可愛さを見ていて、インカㇻマッ的にはとても可愛かったです。
現場は和気あいあいとしていました。
MC
池内さんは、寒い中東北の湖でアクションシーンがありました。
池内さん
二人(谷垣とインカㇻマッ)を救わないといけないので大変でした。
昔、別の現場で、同じように潜って人を救うシーンがあったのですが、僕潜水できないんですよ。その時は、スタッフさんが僕のお腹に重りをつけて潜って下には行けたんですが今度は上がってこられなくて、なかなか苦い思いをしました。
登壇者の皆さん
(驚きの声を上げる)。
池内さん
だから、ずっと潜るシーンが気になっていて、監督に「どういう風に撮るんですか?」とずっと聞いていました。監督から「大丈夫だから!」と言ってもらっても不安で、密かにプールに行って潜水の練習をして、現場に入りました。現場はとても寒かったのでなかなか大変でした。
MC
杉本さんは本作からの登場になります。山﨑さん演じる杉元とのバトルアクションをされてみていかがでしたか?
杉本さん
僕は何回か稽古をしてから撮影をしました。僕もそうですが、アクションシーンに慣れていないと、どうしても身体に力が入ってしまうんですよ。一方で、山﨑さんはアクションの経験が豊富なので、そういう余計な力というか、無駄なことが一切なく、緩急もあって、とてもやりやすかったです。
大変なシーンでしたが、仰向けに寝ている僕のことをパッと手を取って起こしてくれて、ものすごく優しかったです。(会場:笑)
MC
山﨑さん、どうでした?
山﨑さん
撮影自体は本当に大変でした。夜の寒い中で、場所も大変でしたし、哲太さんの役は特殊な戦い方なので、そういう中でアクションを作っていくのはすごく楽しかったですね。
MC
和田さんも今作から登場する門倉という超人気のキャラクターを演じられていかがでしたか?
あと、撮影中にスタッフの方からうれしい一言があったと聞いています。
和田さん
はい。やっぱり『ゴールデンカムイ』は個性の強いキャラクターの方々が多いので、皆さんそれぞれの推しがいらっしゃると思います。だから、僕は今日舞台挨拶するのが正直ちょっと嫌だったんですよね。「門倉、お前で大丈夫か」と思われたらどうしよう…みたいな。そういう思いで、僕は撮影に入りました。最初はちょっとアウェーな感じで、実際にはそんなことはないんですが、みんなが冷たい目で見ているなと思っていたんです。(会場:笑)
MC
気のせいじゃないですか?
和田さん
気のせいなんですけどね(笑)。でも、撮影中の観客は現場のスタッフさんなので、スタッフさんによく思ってもらえないとダメだと思って、一生懸命やりました。
撮影(スケジュール)の後半が過ぎたあたりで、“門倉推し”のスタッフの方から、「僕、和田さんの門倉好きです」って言われたんですよ。とても嬉しい気持ちと同時に、「もっと早く言ってくれ!」と思いました。そしたら、僕はもっと気軽な気持ちで撮影できたのに、と。ずっと「この人たちは、冷たい目で僕を見ている」と思っていたんで…。うれしい一言を言っていただいたから、門倉を頑張れたんだと思います。
MC
井浦さんは、原作を愛読されているそうですが、改めてこのウイルク役を演じることになったお気持ちや、演じられてみていかがでしたか?
井浦さん
僕も読者の方々と同じようにこの作品のファンの一人なので、ウイルクの役をいただいた時は本当にうれしかったんです。
ウイルクとの関係も結構長くなってきて、だんだんマヒしてきたのか、ウイルクのことを語るのはちょっと緊張するんですよね。僕が何か言いそうになったら全力で止めてください。(会場:笑)
MC
ではストーリーのことは言わないようにしていただいて…。
井浦さん
ウイルクは尾形とはベクトルが違いますが、なかなか掴みどころがなくて何を考えているか分かりづらい役だと思います。多くを語らないけれど強い信念を持っていて…。アシㇼパへの深い愛情がある一方で、その思いや覚悟が深く強すぎて、時にはそれが狂気に感じてしまう瞬間もあります。でも、この数年間、その“分からなさ”がウイルクの魅力でもあるので、演じながらその“分からなさ”を味わいたいと思うようになりました。そして、今作ではそんなウイルクという人間がやっと分かったような気が……いや、分かりました。分かることができました!
でも、何が分かったかはここでは言いたくありません。絶対に今は言いたくありません!(会場:笑)
MC
大丈夫です、心の中で留めてください。
そして北村さん、本作の見どころの一つである犬童と土方の一騎打ちは、静けさの中にそれぞれの凄みがギュッと凝縮されていました。観ている側まで呼吸を止めてしまうくらいの迫力のあるシーンでした。演じられていかがでしたか? 北村さんは、今回オファーを受けられた一つの理由に舘さんの存在があったともうかがっております。
北村さん
演じている時は、舘さんを見て、「カッコ良いな」と思っていました。(推し活のトーンの語りに会場:笑)
舘さん
(渋い声で)ありがとうございます。
北村さん
めちゃくちゃカッコ良いんです! カメラより良い位置で舘さんを見られてむしろラッキーでした。オファーの時は「舘さんとの立ち回りがあり、相手役ができる台本であれば、ぜひやりたい!」となりました。
あの…アムラーっていたじゃないですか?
MC
ここで突然のアムラーですか? どういうことでしょうか?
北村さん
安室奈美恵さんのファンを「アムラー」と呼んだように、僕は小学生の頃「タチラー」だったんです。コートを着て舘さんの真似をして過ごしていた世代なので、アクションをやる度に「カッコ良いな」と思っていました。いつ見てもそこに舘さんがいる。やられそうになっても振り返ればそこに舘ひろし。(会場:笑) 毎回感動していました。自分のシーンがない時も横や遠くから見て、「カッコ良いな」と思っていました。
(井浦)新くんの深い話の後で、すごく申し訳ないですが、映画の撮影現場を普通に楽しんでいた部分もあります。
MC
このシーンは、舘さんから監督やスタッフに提案をしながら作り上げたとうかがっております。どのような提案をして、撮影されたのでしょうか?
舘さん
犬童との対決シーンは、台本では割と長いセリフの後にアクションだったので、それでは画(え)がもたないと思い、北村くんや監督と相談をしました。セリフの合間にアクションを入れる構成を提案しましたが、北村くんがすばらしくて、提案して良かったと思っています。
北村さん
舘さんがカッコ良くて、もう…。
皆さん、すごくカッコ良いですから!(デレデレな口調に会場:笑)
MC
最後に片桐監督、素晴らしいキャストの皆さんとの撮影を思い返されてみてどうでしょうか? この後上映になりますので今のお気持ちもお願いします。
片桐監督
野田先生が描かれた『ゴールデンカムイ』の「和風闇鍋ウエスタン」(アイヌ、グルメ、冒険、ギャグ、サバイバルなどさまざまな要素があり、何が出てくるかわからない「ゴールデンカムイ」を表すキャッチフレーズ)をとにかくみんなで大事にして作ってきたのが、『ゴールデンカムイ 網走監獄襲撃編』だと思います。
皆さんに楽しんでいただけるような作品になったと思います。この場を借りて、執筆中のお忙しい中でも先生にたくさんアドバイスをいただけたことを、改めてお礼を申し上げたいと思います。
今日は楽しんで観ていただければとてもうれしいです。ありがとうございます。
■フォトセッション
■自撮りタイム。山﨑さんが自撮り棒を持ち、SNS用の動画撮影をしました。
MC
最後に山﨑さんからご挨拶をいただきます。
山﨑さん
皆さん、本日はお越しいただき、本当にありがとうございました。
これから皆さんに観ていただきますが、全てがパワーアップした続編になっています。スタッフ・キャストみんなが原作への愛とリスペクトを持って丁寧にいろいろなアイデアを出し、この『ゴールデンカムイ 網走監獄襲撃編』ができました。今までの映画(『ゴールデンカムイ』)と連続ドラマ(『連続ドラマW ゴールデンカムイ ―北海道刺青囚人争奪編―』)は、本作のためにあったと言えるぐらい、『ゴールデンカムイ』シリーズの集大成になっています。
アクションもあり、コメディもあり、グルメもあり、歴史ロマンもあって、「和風闇鍋ウエスタン」という言葉通りにいろいろなものが詰まった『ゴールデンカムイ』を、皆さん、ぜひ楽しんでください。そして、どんどん広げていただけたらうれしく思います。今日は、ありがとうございました。(会場:拍手)
MC
山﨑さん、最後に掛け声をお願いします!
山﨑さん
『ゴールデンカムイ 網走監獄襲撃編』開幕!