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映画『8番出口』大ヒット御礼舞台挨拶

2025.09.13
  • 公開後舞台挨拶

大ヒット御礼舞台挨拶

2023年に誕生し、地下通路を彷徨う無限ループ体験が全世界を熱狂させた累計販売本数200万超の世界的大ヒットを記録したゲーム『8番出口』。この異色作が二宮和也さん主演で実写映画化され、8月29日に公開されました。本作は、カンヌ国際映画祭でのスタンディングオベーションをはじめ、世界中の映画祭を席巻し、さらに日本でも、公開3日間で興行収入9.5億円を超える“異変”級の大ヒットを記録しています。
そんな快進撃を続ける本作を記念し、9月13日、TOHOシネマズ 六本木ヒルズで大ヒット御礼舞台挨拶が開催され、主演の二宮和也さんがたった一人で登壇しました。作中のループにちなんだ二択クイズに挑むその結末は…? こちらの舞台挨拶の模様をレポートいたします!

迷う男役

二宮和也さん

迷う男役

MC

本日はこの劇場と全国143の劇場が生中継でつながっています。カメラにもご挨拶をお願いします。

二宮さん

本物だよ~(笑)!

MC

いやいや! そういう挨拶はあんまりないですよ。全国の方は、スクリーンに映画と同じように二宮さんの姿がデカデカと映っているのを見ています。ちょっと全国のどこかに話しかけてもらっても良いですか?

二宮さん

全国(笑)! 

MC

いや、その「ボケたぞっ」ていう顔やめてください。

二宮さん

いや、ありがたいです。大阪とか名古屋とか福岡もね。

MC

では、改めてこの劇場の皆さん、そして全国の劇場に向けてご挨拶をお願いします。

二宮さん

皆さん、本日は本作を観ていただきましてありがとうございました。(会場:拍手)皆さんも気になっているかもしれませんが、無事に地下通路を出られたので安心してください!
日本全国もそうですが、世界各地も含めて、『8番出口』という作品の本質というものに触れる機会がいろんなところで行われていると聞いています。今回は上映後なので、いろいろ話せたらと思っています。全国の皆さんもよろしくお願いします。

MC

今、二宮さんは全国5大都市でファンミーティング(オフィスにのホールディングス社員限定イベント「OFFICE NINO HOLDINGS FAN MEETING 2025 "Show Case"」)をされています。既に開催されたのは、愛知と福岡ですが、ファンミーティングに参加されたという方も(会場からたくさんの手が挙がる)…いらっしゃいますね。どうでしたか?

二宮さん

うれしかったですよ。(会場に向かって)嵐で2019年に回って以来だったんだよね?

MC

ファンの方のほうが記憶されているんですね。

二宮さん

そうです。ファンミーティングは、僕の記憶を取り戻すための旅なので(笑)。愛知に行くのもそれ以来でしたし、ファンの方に会いに行くのは6年ぶりなので懐かしかったですね。歓迎していただいてありがとうございました。

MC

これから北海道、大阪、東京も控えていますが、メッセージをいただけますか?

二宮さん

本当に無事にたどり着けるように頑張ります! 最近、大変じゃない? 

MC

雨とかね…。

二宮さん

横山とか辿り着けなかったんでしょ? (大阪・EXPO アリーナMatsuriで開催されたスペシャルイベント「横山万博」に大雨の影響でSUPER EIGHTの横山裕さんが会場に行くことが出来なかった)あれを見てびっくりしちゃって…。僕も可能性はゼロじゃないなって思って…。横山の場合は他のメンバーがいたから何とかみんなで盛り上げて開催できたけれど、僕の場合は会場に行けないとファンだけのミーティングみたいになっちゃうので、それだけは避けたいと思っています。そうならないように無事にたどり着けるように頑張ります!

MC

今回は、たった一人での舞台挨拶です。

二宮さん

どんどんいなくなりましたね(笑)。

MC

これまで監督と二人というのはありましたが…。

二宮さん

監督は、今日は「見に来る」とか言っていましたからね。「今日は見学なんだ。頑張ってね」と言っていました。

MC

これから一人で40分間の舞台挨拶です。

二宮さん

やるしかないんだなと…。でも、皆さんは本作を観てくれた後なので、もうちょっとフラットに、観る前の人とお話するのとは違う空気でやれるので、助かります。

MC

本作でも二宮さんが一人だけというシーンがたくさんあります。

二宮さん

そうですね。

MC

クランクアップの時、改めて人とお芝居する難しさを感じたとおっしゃっていました。

二宮さん

僕は、ずっと一人でグルグル回っているだけだったので、自分のタイミングで全てできたんですね。「このタイミングで驚いたほうが良い」とか、自分の範疇でできたんですが、相手がいると、話したら向こうが返してくるまでに「あれ?僕が思ってた感じと違うな。そうか、人とやっているんだもんな…」と思うことがあって。初めて有機的なものと出会った時「人は人なんだ…そうだよな」と思いました。

MC

芝居は、自分のリアクションがあり、相手のリアクションもあるものですもんね?

二宮さん

ずっとそう思ってはいたんですが、ずっと一人でやっていたら「一人も楽しいな」と思えてきたんです。“少年”と初めて会って、一緒にやる時に「何だ?この感じ…あれ?」みたいに感じて「人間と芝居をするってこんな難しいことだったんだな」と再認識しました。

MC

撮影は2024年に行なわれ、クランクアップから“8”カ月の間に情報の解禁、カンヌ国際映画祭への招待、現地でのスタンディングオベーションに日本での公開など怒涛の8カ月でした。
すみません、宣伝部が「8」で全てを収めようとしていまして…(笑)。

二宮さん

やりたいんだよね(笑)。

MC

初週でヒットした時も「8億円」で止まれと思っていたそうです(笑)。改めてこの8カ月をふり返ってどうですか?

二宮さん

良かったですよね。この映画、「一歩間違えば…」だったんでね。本当に、一歩間違えば、東宝出禁ですよ! いろいろ方が現場を見に来てくださいましたが、プロの方たちが「これは完成したらどうなるんだろうね?」と言いながら帰って行っていたんで…。一応「これは映像化したら、どうなるんだろうね?楽しみだね」と言ってはくれるけれど、どう楽しんだのかは分かんないし…。ただ、本当にこっちに転んで良かったと、今は思っています。

MC

では、ヒットを含めて周り方の反応はどうでしたか?

二宮さん

「脚本や話の流れが素晴らしかった」ということや、撮り方もそうですがワンシチュエーションでグルグル回していくっていうコンセプトへのお褒めの言葉はいただきました。

MC

映画として「発明」がありましたよね。

二宮さん

原作にはストーリー自体がないですからね。僕にとってはいろいろな奇跡が起きまくって、全てが良い方に行ったっていう感じですね。

MC

まず今回初日の8月29日から公開3日間興行収入は、9億5391万900円を記録いたしました。

二宮さん

すごい! 100円単位まで数えるのはなかなか無いですね。

MC

これは2025年公開の実写映画の初動興行収入でナンバーワンです。(会場:拍手)

二宮さん

ありがとうございます。素晴らしい!

MC

それだけ「早く観たい」と思っていた方がたくさんいたということですね。

二宮さん

あとは確認しやすいですよね? 資金力さえあれば。

MC

どういうことですか?

二宮さん

作品が95分なので、「もう一回、あれを確認しに行こう!」と思っても、足まわりが軽く行けますよね。長いとスケジュールも考えないといけないじゃないですか。みんなだってそんなにヒマじゃないんだし…。そこはおつまみ感覚で、「あれってどうだったかな?」と見直すのに最適解な長さですよね。

MC

この会場にも複数回、観たという人がいるか確認してもらっても良いですか?

二宮さん

いますか? 二回、三回も観たよという人は?

■かなりの手が挙がる。

二宮さん

すごい! (MCに向かって)最大で何回の人がいると思う? 宣伝部が「8」にこだわっているので、やっぱり「8」から聞いた方が良いと思うんですよ(笑)。

MC

では、8回観たという方は?

■会場から手が挙がる。

MC

いますね。じゃあ、8回以上観ちゃったという方は?

■会場から手が挙がる。

MC

何で「8」回でやめられなかったかな…。でも、複数回観ると、いろいろな異変が分かって、先回りして観ることができるでしょうね。
そして、本作の勢いは止まっておりません! 昨日、9月12日までに動員177万人、興行収入24.9億円を突破しております!

二宮さん

(拍手をしながら)ありがとうございます。これで二宮、東宝の正面入り口から堂々と入れます!

MC

この作品がこれだけ受け入れられていることについていかがですか?

二宮さん

すごいですよね。2回、3回と複数回観たというのもそうですが、僕史上、最も変わっている話ですし、僕の出演している作品の中で、僕が出ている時間が一番長いのはこの作品で間違いないです。出ていないシーンがほとんどないですから。中盤でちょっとだけいなくなるけれど、あとはほとんど…というか、ずっと出ているからね。

MC

さらに新たな上映形態を加えて拡大上映しております。シーンと連動して視点が前後左右に動く体験型の「MX4D」と「4DX」、正面と左右の3スクリーンで映画の世界に入り込む没入感を味わえる「SCREEN X」、さらにはSCREEN Xと4DXとMX4Dがくっついた臨場感と没入感の極限を追求した「ULTRA 4DX」、最高の映像と音響体験が特徴の「Dolby Cinema」など映画『8番出口』を様々な形態で楽しめる鑑賞手段が増えました。通常「ラージフォーマット」と呼ばれるこれらの上映形態は、ハリウッド超大作などではありますが、ほぼ地下通路のワンシチュエーションの『8番出口』で、ほぼ映像的に同じものが続いていくっていうこの映画で…。

二宮さん

いや、何しているの(笑)?

MC

面白いのはあのSCREEN Xは、正面と両側にスクリーンがあるから、本当に通路を歩いているみたいな感じになるんですね。

二宮さん

僕もSCREEN Xで見ましたよ、「こういうイメージです」というのを。

MC

しかも、ULTRA 4DXだと映像に合わせてガクガクって席が動いたり、風や水がバーってなったりするっていう…。

二宮さん

すごいですね。

MC

3スクリーンで両側にも通路が見えて、まさに一緒に迷い込んでいる感じになるという…。

二宮さん

ちょっと怖いかもな…。

MC

もうちょっと期待を持たせるようなコメントをお願いします。

二宮さん

いや、楽しいそうですね!

MC

そうです! これで行きたくなりますよね?

二宮さん

(棒読み気味で)いっぱい見ちゃうな、二宮(笑)。

MC

あともう一つ情報がございます。先日、カナダで開催されました「第50回トロント国際映画祭」のセンターピース部門で公式上映が行われました。川村元気監督が登壇された舞台挨拶では「あれはどうやって撮影しているのか?」「あの伏線はどのような意味があったのか?」など、お客さんからの質問がたくさん飛び交い、本作を謎解きのような形で楽しむ方がいらっしゃったということです。二宮さんはカンヌへ行かれましたが、海外のお客さんの本作の見方というのは、新しい発見もあるんじゃないですか?

二宮さん

そうですね。「どうやって撮るんだ?」という質問は意外でした。もうそれは知っているもんだと思ってので…。

MC

歩く男はCGじゃないのか? って本気で思っている方もいたりとか…。

二宮さん

いると思います。いや、本当に(演じた河内大和さんは)大変そうでしたもん…。

MC

二宮さんは迷っていれば良いけれど、向こうは同じことをやり続けなければならないという…。

二宮さん

美容外科の広告のところのチェックの時に、おじさんは(二宮さんのすぐそばの)ここに居なきゃいけないんですよ。でも、毎回僕が全然違った芝居をしているらしくて…河内さんがずっとそれにアジャストしていくっていう…。

MC

そして、既に世界各地でも上映がスタートしており、フランスでは2位を記録しております!

二宮さん

いえーい!(拍手)(会場:拍手)

MC

香港・マカオは4位、ロシア2位です。トルコは9位と、世界各地でトップ10入りしております。

二宮さん

おぉー! すごい! へぇー!

MC

ハリウッド大作もあればね、自国の映画もある中で2位や4位ってすごいですね。

二宮さん

2位ってすごいですね。この作品がそうやって評価されるのはすごくうれしいです。そうなると、いろいろな所で発生しそうだなって気はしますね。

MC

どういう意味ですか?

二宮さん

地下通路ってやっぱり世界共通なものだったりするじゃないですか。フランスだってあるだろうし、ロシアだってあるだろうし。いろんな所でこのテーマを持って作品を作ることができそうですよね…。

MC

そこにまた迷い込んでいくという?

二宮さん

え? ああ、僕が…(苦笑)? 僕だけの話じゃなくて、この通路の話だからね。だから、いろいろな異変が見られるんじゃないかという、淡い期待です。でも、本当にそういう広がりがあるのはすごくうれしいです。

MC

今回、二宮さんは脚本協力という立場で、クリエイターとしても深く関わってらっしゃいます。映画『8番出口』は改めて二宮さんのキャリアの中でどのような作品になったと思っていますか?

二宮さん

いや、やっぱり変な作品だなと思います(笑)。でも、何て言うんでしょう? 狙ってヘンテコになったわけじゃなくて、そもそもどうやってもヘンテコになるのが、この作品の強みだったと思います。
そのヘンテコさと真面目に向き合ってやっていくと、結果としてこういう作品が出来上がって、ちゃんと研ぎ澄まされて、伝えたいことを伝えて、こういう広がりを見せていく…。
僕のキャリアの中でどこに位置づけるものなのかは、今すぐには分かりませんが、何か一つ、これから10年、20年と経って振り返った時に「あの時は…」という人生の点として、かなり大きな点になっているんじゃないかとは思いますね。

MC

本作では、その世界観をベースに、大きな人生の選択もしていくという人間ドラマが乗っかっているのが非常に大きなポイントです。川村監督も、これは、映画制作における大きな発明だったとおっしゃっていました。

二宮さん

そうですね、入口と出口が全く違う映画っていうのは、なかなかないと思います。ほとんどの作品の物語の作り方は、出口を伝えたいがための入口なので、それが全く違うっていうのは、本当に冒険なんです。でも、それがうまく皆さんに評価していただけたので、チャレンジした甲斐があったんだなと思いますね。

MC

そんな人生において大きな選択をしていく本作にちなんで、ここからは、急にバラエティっぽくなりますが、二宮さんに二択クイズを出してまいります。急に軽い感じになっていきますがよろしいでしょうか?

■二宮二択チャレンジ! 二宮和也は迷う男? 迷わない男?

二宮さん

はい! 軽くいきましょう。

MC

私が究極の二択に迫る問題を「8問」出していきます。

二宮さん

また「8」(苦笑)?

MC

もう直感的に判断してください。

【二宮二択チャレンジ第1問】

全く出口が見えない状況に陥った。
諦める?
諦めない?

二宮さん

仕事ってこと?

MC

お仕事ですね。

二宮さん

全く出口が見えないの? いや、ものによるけどな…でも、まあ諦めたい!

MC

あれ?「諦めない男」なんじゃないんですか?

二宮さん

(笑いながら)僕って諦めない男なの?

MC

そういうイメージです。

二宮さん

じゃあ、諦めない。

MC

「じゃあ諦めない」? え、どういう事ですか? 一旦それじゃあ諦めて、次に行くって事ですか?

二宮さん

結構、僕はすっ飛ばすことは多いかもしれませんね。やっぱり何かが噛み合わない時は、自分の実力が伴っていないっていうのは大前提としてありますが、でも、タイミングとか縁がなかったんだなって思ってしまうんですよ。「これは、今やるタイミングじゃないんだ」って。だって、今やったって何も出来ないんだったら、今やるタイミングじゃないってことでしょ?って思うタイプです。

MC

それは作品選びとかに関しても?

二宮さん

作品に関しては、ほぼないです。もうちょっと中長期的なことのほうがあるかもしれないですね。

【二宮二択チャレンジ第2問】

最終的には自分の直感を信じる?
周りの意見を聞く?

二宮さん

直感ですね。

MC

「みんなどう思う?」とか言いそうな感じですが…。

二宮さん

例えば、作品を撮っていて、そこでの問題や議題ならばみんなでやります。でも、何かを決断する場面「出る」「出ない」とか「やる」「やらない」っていう決断は、基本的に直感ですね。

MC

じゃあ、これまでの人生で、これは大きな直感で決めた決断で、うまくいったなと思うことは?

二宮さん

出演作品に関しては、全部自分で決めていますね。最終的な「出る」「出ない」は、自分で決めています。周りを巻き込んで「みんなが言ったから、じゃあ出よう」っていうのは、やっていてあんまり気分が良くないんですよね。どこか消化する作業になっちゃうというか…。でも、自分が「やる」と決めたものならば、基本的に自分が責任を取れば良い。自分が「こうする」って決めたことなら、そこで最大のパフォーマンスを発揮しようっていう気になるので、直感を信じていますね。

【二宮二択チャレンジ第3問】

同じ事を何度も何度も繰り返す事は辛い?
いや、全然抵抗がない?

二宮さん

抵抗がない。

MC

何度繰り返しても大丈夫?

二宮さん

僕は、結構大丈夫な人ですね。だいたい、おじさん達と飲んでいると、同じ話しかしてこないよ。僕はそれを全然、普通に聞きます。「あ、またこの話が来たから、何分後にはこの話になって、最後にこれが来たら、そろそろタクシーを呼んで良いな」っていう風に思います(笑)。僕は、10とか20歳上の先輩と飲むことが多いので、たいてい健康の話になって、病気の話になって、良い医者がいないか?って話になって、最後は墓をどうするかという…この流れが基本的なんです。だから、良い医者の話くらいでタクシー呼んでおかないと、ちょっと時間かかるからね。ずっとそんな生活していましたから。

【二宮二択チャレンジ第4問】

買い物は即決?
じっくり悩む?

二宮さん

即決ですね、基本的に。

MC

即決で買って「あぁ、失敗した」というのは?

二宮さん

自分がほしいと思って買っているから、「失敗した!」みたいなのがあんまりない。あんまり物を買わないからかな?

MC

急に思い立って瞬間的に買ったりするって事ですね?

二宮さん

僕は、そんなにいっぱいお金を使うっていうタイプではないんですよ。普段、そんなに使っていないんですが、自分が「ほしい!」と思った時に買います。例えば、10万円の物がほしいと思った時に「明日だったら8万円になりますよ」「7万円になりますよ」って言われても、「今ほしいから買う!」ってなりますね。

MC

えっ!? 明日になれば2万円安くなりますとなっても…?

二宮さん

僕的にはそんなの関係ないです。

MC

だって今日、そんなに使わないでしょう? 明日買っても…。

二宮さん

いや、全然使うの。今「ほしい」と思った時に買う――そういう生き方です。

【二宮二択チャレンジ第5問】

重要な局面だ。
プレッシャーを感じる?
感じない?

二宮さん

ああ、感じますね。

MC

え? だって、全然緊張しないって言っていましたよね?

二宮さん

緊張はしないです。緊張は本当にしない。でも、プレッシャーは感じていた方が楽しくないですか?

MC

また、カッコ良いことを言いましたね。

二宮さん

いやいや、この環境で、こうなったらそうなるよね? というプレッシャーはあった方がいい。緊張はしない方がいいとは思うけれど、緊張感は持っていたいタイプなんですよ。

MC

さらにカッコ良いことを言いましたね。

二宮さん

精神状態が良い時は、現場でそういう風に感じているんで、乗っけられるものは全部乗っけたいっていう感じですね。で、「OK!」ってなっても、そんなに喜ばない二宮(笑)。

MC

「でしょう?」とか言う感じじゃない?

二宮さん

「たまたまです」(笑)。

MC

「二宮さん、今のシーン最高でした!」

二宮さん

「いやいや、たまたまです。皆さんのおかげです」(笑)。

MC

そんなコントみたいなことを毎回やっているんですか?

二宮さん

(爆笑)。

【二宮二択チャレンジ第6問】

ご自身のファンの皆さんは見守ってくれている存在?
いや、背中をぐっと押してくれる存在?

二宮さん

見守っているでしょうね。僕は基本的に勝手に動くので、大変だと思いますよ。
一時期、僕が作品に出ていることを隠される時期があったんです。すでに配信されている作品に途中から出るとか、オンエアで発表みたいなことがあったので、大変だったと思いますよ。発表前だから見ていない可能性もあるじゃないですか。でも、二宮は「言っちゃダメだ」って言われているから…。でも、出た時に初めて公に情報が共有されるので、ファンの皆さんは「言ってよ!」「何だよ!」ってなっていることが結構多いのかなと…。

MC

それでも温かく見守ってくれて…。

二宮さん

本当にありがたいです。

【二宮二択チャレンジ第7問】

未来が見えるとするなら見たい?
見たくない?

二宮さん

未来? 見たくないかな…。見なくてもいいかなって感じですね。(MCに向かって)え、見たい?

MC

あんまり先じゃなくて、ちょっと先とかだったら…。

二宮さん

ああ、そう? 何かあんまり「見たい」と思ったことがないかもしれない。
それで言うと競馬とか…(笑)。

MC

順位が分かっていれば、という…。

二宮さん

うん、そういう未来だったら見たいと思うけれど、自分の未来と言われると…あんまり興味がないかもしれませんね。

MC

知ったから逆に楽しみがなくなるかもしれないですね。

二宮さん

まあ確かにね。頑張らなくなっちゃう可能性があるよね。

【二宮二択チャレンジ第8問】

今後やりたいことは見つけていきたい?
いや、自然と現れるのを待つ?

二宮さん

見つけていきたいですね。

MC

意外と流れに身を任せるタイプではないんですね?

二宮さん

そうですね。見つけていきたいですね。でも、ベースは流されていくんですよ(笑)。でも、「見つけていきたい」っていうマインドは持っていたいっていう感じですね。

MC

現実はそうならないから、多少流れていくことも…。

二宮さん

僕は、めちゃくちゃ流される(苦笑)!

MC

(笑)。でも、その中でも見つけていきたい。

二宮さん

見つけていきたい。そっちの方が前向きじゃないですか、能動的な感じでね。

MC

では最後にこの劇場の皆さん、そして全国の劇場の皆さんにメッセージをお願いします。

二宮さん

そうだな…とにかく本作は、何度も何度も、みんなで思考錯誤しながら作った作品です。例えば、観ていただいたエンディングも、実は今上映されているラストシーンとは違う形のラストシーンを初日にチャレンジして撮影していたんです。そこを目指してやっていったんですが、何かそれが「ちょっと違うんじゃないか?」ということで、中盤あたりでもう一度撮り直したんです。でも、またそれも「違うんじゃないか?」ということで、終盤あたりでもう一度撮り直して今の形に収まっています。
普段はあまりやらない手法や、作業をしながら進んでいった作品です。水のシーンも一発本番で撮ったので、CGに見えるけれど、実際に水を受けて、吹き飛ばされたりもしました。その時に、「やっぱり岡田准一ってすごく強いんだな」って思ったりもしました(笑)。
そういう形で、本当に楽しみながら作った作品ですので、もう一度観ていただけると「これはいつ撮ったんだったんだろう?」とか「これはどういう風にできあがったんだろう?」という風に、単純に画や音の怖さよりも、背景にいろいろな感情を抱きながら観たら、もっと観やすくなるのかなと思います。ぜひ何度も観ていただきたいと思っております。どうぞよろしくお願いします。ありがとうございました。