「映画ドラえもん のび太の地球交響楽」公開アフレコイベント

2024.01.30
  • イベント

公開アフレコイベント

1980年に映画第1作目が公開された「映画ドラえもん」シリーズ。藤子・F・不二雄の生誕90周年となる記念すべき年に、シリーズ第43作目となる「映画ドラえもん のび太の地球交響楽(ちきゅうシンフォニー)」が、3月1日より公開になります。シリーズ初の“音楽”をテーマに、地球の危機を救うべく、ドラえもんとのび太たちが素敵な仲間と出会い、“音楽”を通じて心を通わせ新たなハーモニーを生みます。
1月30日、ゲスト声優の芳根京子さん・かが屋(加賀翔さん・賀屋壮也さん)さんが都内で行われた公開アフレコイベントに出席しました。本作に参加した気持ちやアフレコの感想について語るほか、ドラえもんが直接質問をする場面もありました。こちらのイベントの様子を詳しくレポートします。

ミーナ役

芳根京子さん

ミーナ役

漫才師役・バンドマン役

加賀翔さん(かが屋)

漫才師役・バンドマン役

演歌のおじいちゃん役・漫才師役・バンドマン役

賀屋壮也さん(かが屋)

演歌のおじいちゃん役・漫才師役・バンドマン役

芳根さん

今からここでアフレコをやると思うと、すごく緊張します。精一杯がんばりますのでよろしくお願いします。

加賀さん

漫才師とバンドマンの二役を務めました。誰よりも主人公ぶった、本当に調子に乗った服を着てしまいました。もう少し落ち着いた服と、今着ているこの二つ衣装が用意されていたので、これを選びました。写真を撮ってもらえたらと思います。

賀屋さん

ドラえもんは、小さい頃から大好きだったので、こうやって参加できるだけでもうれしかったです。でも、まさかの三役もやらせてもらえて本当に感無量でございます。一生懸命やります!

MC

さっそく公開アフレコにまいります。各シーン一回目はテストで二回目が本番となります。アフレコ台本は渡りましたか?

賀屋さん

台本がめちゃくちゃ分厚い電話帳みたい。(厚さを示して)見てー!

加賀さん

これは…田舎の電話帳だな。やめとけって、あんまり頑張らなくて良いんだぞ。

音響スタッフ

では、漫才の掛け合いシーンです。

■漫才のシーン一回目を加賀さんと賀屋さんが演じる。

賀屋さん

セリフ、飛ばしているから!

加賀さん

ごめん!

賀屋さん

二回あるから!

加賀さん

二個目のセリフちょっと…飛ばしちゃった。

賀屋さん

終わった後に「よし!」って言わないで!

加賀さん

安心して「よし!」って言っちゃいました。ごめんなさい。

賀屋さん

全然「よし!」なことなかったから!

加賀さん

あぶねー! 今のがテストで本当に良かったです。

賀屋さん

今ので分かったよね、よし!

■漫才のシーン二回目を加賀さんと賀屋さんが演じる。

音響スタッフ

ありがとうございます。
では、次はバンドマンの掛け合いのシーンです。

■バンドマンのシーン一回目を加賀さんと賀屋さんが演じる。

加賀さん

合ってはいるんだけどハズ(恥ずかし)過ぎて…。

賀屋さん

音響スタッフさんに、どうだったかちょっと聞いてみようか?

音響スタッフ

セリフは合っています。ちょっと照れが入っていたので、二回目お願いします。

加賀さん

はい、修正します。すみませんでした。

音響スタッフ

「僕たちの音楽は、こんなものなのか」のセリフに魂込めてお願いします。

加賀さん

賀屋の方だった!

賀屋さん

ダメだったのは僕でした。すみません。

■バンドマンのシーン二回目を加賀さんと賀屋さんが演じる。

MC

プロデューサー、お二人の出来はいかがでしたか?

プロデューサー

もう一度お願いします。加賀さん、「フォー!」にもっと魂込めてください。

賀屋さん

なるほどね。マジの「フォー!」ね。

加賀さん

はい!

音響スタッフ

では、「フォー!」にももう少し魂を込めてお願いします。
三回目お願いします。

■バンドマンのシーン三回目を加賀さんと賀屋さんが演じる。今度はしっかりと修正して無事終了しました。

MC

次は芳根京子さん、お願いします。

芳根さん

この後にやるのやだなぁ〜。

加賀さん

めっちゃやりにくいですよね。ごめんなさい!

音響スタッフ

芳根さんはミッカと出会うシーンです。まず、テストです。

賀屋さん

(芳根さんに)魂の「フォー!」をお願いします。

芳根さん

私も「フォー!」ですか?!

加賀さん

(賀屋さんに)やめなさい、ほんとに。

■出会いのシーン一回目を芳根さんが演じる。

音響スタッフ

はい、ありがとうございます!(拍手)

賀屋さん

一回噛みましたね?

芳根さん

(賀屋さんに向かって)先輩すみません!(頭を下げる)

加賀さん

やめて、変な写真が記事に出ちゃう…。

芳根さん

(再び頭を下げて、カメラマンに向かって)撮ってください!

加賀さん

やめて~、そのノリ(笑)。

賀屋さん

めっちゃ良かった!

音響スタッフ

二回目お願いします。

■出会いのシーン二回目を芳根さんが演じる。続けて、縦笛のシーンも二回演じてアフレコが終了しました。

芳根さん

(加賀さんと賀屋さんに向かって)先輩、いかがでした?

賀屋さん

(声を変えて、女性の先輩風に)良いんじゃない?

加賀さん

文字にされた時にそれって最悪だぞ! 芳根さんに対して一言「良いんじゃない!」って…!

賀屋さん

終わった…。

芳根さん

(笑)。

MC

多くの方の前でアフレコを行うのは初めてだったと思います。アフレコを終えて、いかがでしたか?

芳根さん

こんなに楽しいとは思いませんでした。もっと緊張してガチガチになると思っていましたが、(かが屋の)お二人に笑わせてもらって緊張がほぐれました。

賀屋さん

一生懸命頑張りました!

加賀さん

「堂々と」を心がけたんですが、普通にセリフを飛ばしてしまいました。それなのに「よし!」って言っていましたからね。

賀屋さん

みんなの前で、照れていることを指摘されたことがすごく恥ずかしかったです。でも、頑張りました。

MC

本作は、藤子・F・不二雄先生の生誕90周年記念作です。そのような記念すべき作品のゲスト声優をされることについてのお気持ちをお聞かせください。

芳根さん

本作を一足先に観たんですが、初めに90周年のロゴが出てきたことで、「記念すべきタイミングで参加できた」と強く感じました。周りのスタッフさんとかから「本当に楽しみ」「子どもと観に行きます」っていう言葉を「こんなに言われるんだ」っていうぐらい毎日言われています。なので、改めて「とても光栄なことだな」と感じております。

加賀さん

本当に信じられないという気持ちが、まず一個。昔から応援してくれている僕らのファンの方のお子さんが、五、六才なんですが、本当に喜んでくれました。「応援していて良かった」「観に行きます」と言ってもらえて、泣きそうになりました。
電波の入らない地下の劇場にいるすべての芸人に夢を与えられたと思います。

賀屋さん

それを言うのは、ここじゃない! お笑いの大会で優勝した時とかに言うもんなんだよ。

MC

賀屋さんは?

賀屋さん

出演することが決まって、こんなに周りの人が喜んでくれる作品は他にないんじゃないかなっていうぐらいに、親や兄弟も喜んでくれました。
春になると、兄弟そろってドラえもんの新作を観に行っていたので、喜んでくれたことがとてもうれしかったです。(広島の)地元の人からも「出るんだね」って声をかけてもらえて、今度地元に帰った時には、肩で風を切って歩きたいと思います。

加賀さん

ダメダメ! それこそ謙虚にならないと。

賀屋さん

(たすきをかける仕草)ドラえもん声優!

MC

芳根さんはミーナ役だけではなく、ミッカの双子の妹の声も担当されました。

芳根さん

実は私も二役でした。
(賀屋さんに対して、謎の後輩キャラで)先輩、すみません!

賀屋さん

(謎の先輩キャラの声で)あなたも二役なのね!

芳根さん

あれ? 三役ですよね?

賀屋さん

僕は三役!

MC

二役を演じられた感想をお願いします。

芳根さん

「難しいな~」とは思ったんですが、“どうしてその二役を私が担当しているのか”というのも本作ではポイントになっているので、ぜひ注目してもらえたらと思います。

MC

先ほどのバンドマンのシーンで明らかになりましたが、バンドのボーカルの役は、本作の主題歌を務めたVaundyさんが担当されています。

加賀さん

アフレコの時は、知らなかったんですよ。「ボーカルの方の声はもう入っていますので、ベースの方とドラムの方をお願いします」とだけ言われました。ふたを開けたらボーカル役がVaundyさんで……「いや、Vaundyさんと路上ライブさせてもらえるんだったら、教えておいてくれよ!」と思いました。

賀屋さん

Vaundyさんに向かって、「僕らの音楽は、こんなもんなのかよ!」とセリフで言っていますから! あのVaundyさんに向かって! それを後から知って「ゾッ」としました。

MC

バンドマン役はもともと担当する予定ではなかったとうかがいました。

加賀さん

一つ目のアフレコを終えて、チェックを待っている間に、賀屋がマイクを付けている状態で「まだ帰りたくないな~。もうちょっとやりたいな~」って言ったんです。そしたら、スタッフさんが「どうしますか?もう一言どうですか?」って言ってくださいました。

賀屋さん

ぶりっこ作戦、大成功! 甘えたら役をいただけました。

加賀さん

本当にこんなことはないと思います。役をもう一個もらえたので、デリカシーのない友だちがいてくれて本当に助かりましたね。

賀屋さん

図々しさも時には……。本当にありがとうございます。

MC

ご自分の声がドラえもんの世界に入っていくのは、どんな気持ちがしましたか?

芳根さん

録っている時は、正直精一杯過ぎて実感がなかったんですが、やっぱり完成した作品を見た時に鳥肌が立ちました。「わー、私ドラえもんの世界で生きている」って、すごくうれしかったです。

MC

普段のお仕事と声優のお仕事では全く違うものでしたか?

芳根さん

そうですね。私たちは声の仕事は本職では無いので、「お邪魔させていただきました」という感じがすごくあったんです。でも、監督を含めて皆さんがすごく優しかったです。歌のシーンとかも指導していただけて、楽しくできました。

加賀さん

僕らは、漫才師役をやりました。劇中でそれを観た時に、小さい子は初めて漫才というものを認識する可能性があります。普段はコントばかりで、漫才を一度もしたことがなかったんですが、初めて見る漫才師になれるかもと思って、それは最高でした!

賀屋さん

監督はお優しい。でも、優しいどころのレベルじゃないですよね。本当にうれしかったです。

加賀さん

(賀屋さんは)現場で「良いですよ!」って褒められていました。だから、実力で勝ち取ったんじゃない?

賀屋さん

(一呼吸おいて)そうかもね。

加賀さん

受け入れるのが早いって!

賀屋さん

そうかな~!

芳根さん

そういえば、私も! 
収録がすごく早く終わっちゃった時に、あまりにも早すぎるから、「笑い声でも録っておこうか!」って言われて、笑い声を録りました。あれって……(スタッフから「採用」と告げられて)使われている! 私の笑い声が……!

加賀さん

ちょっと待って、芳根さんは、ミーナと、ミッカの妹と、笑い声の三役!

賀屋さん

何だと~! 僕と並び立つ! くっそ~!

加賀さん

違う違う!

MC

まだまだ質問を続けたいと思いますが、ここで皆さんに質問をしたいという方がいるので、ゲストに来てもらいました。
ドラえも〜ん!

ドラえもん

はいは〜い! もう、ほんとに皆さんが楽しそうにお話していて、僕も早くここに来たかった!

MC

ここからはドラえもんに質問してもらいます。

ドラえもん

今回の作品はね、音楽で地球の危機を救うっていうお話なんだけれど、皆さんは音楽や音に救われたことはありますか?

芳根さん

私は幼い頃、すごく人見知りが激しくて、人とコミュニケーションをとることが得意じゃなかったんです。だけど、幼い頃からピアノとフルートをやっていたってこともあって、小学校の時に吹奏楽部に入ったんですよ。そしたら、そこで波長の合う友だちに出会えたり、環境に恵まれたりして、人とのコミュニケーションが大好きになったんです。あそこですごく明るくなれました。世界が明るくなった感じがしたので、私は音楽に本当に救われたと思います。今度行われる「ドラドラ♪シンフォニープロジェクト」で、ドラえもんと小学生の皆さんと一緒に楽器の演奏をする機会があるんです。その時もフルートで参加させてもらうので、「幼い頃からやっていて良かった~!」って、今も音楽に救われています。

ドラえもん

音楽が人とのつながりを生んでくれたよね! 今回も京子ちゃんのフルートすごいんだよ。楽しみにしていてください。僕も楽しみ~!

加賀さん

思い出ではなく、音楽って本当に景色を変えてくれるじゃないですか。どんなに現場でスベっても、ライブでスベっても、今日も自己紹介がうまくいっていなかったですが、カッコ良い音楽をかけて帰ったら思い出になるので、今日もカッコ良い音楽をかけて帰れば良いだけです。
…今もあまりうまくいってない(苦笑)。

ドラえもん

大丈夫だよ! 今、カッコ良い音楽かけて!

加賀さん

優しいドラえもん!(と感激)

賀屋さん

小学生の時に、テストで、クラス全員成績が良くなくて担任の先生にとても怒られたことがありました。帰りのホームルームで、シーンとなって緊張感が張り詰めていて「最悪だ!」ってなった時に、誰かの携帯の着メロが鳴ったんです。(世にも奇妙な物語のテーマ曲)タララララン タララララン タララララタッタータララララン…って鳴ったら、どこからか笑いが広まっていきました。最終的に先生も笑ってしまって、それ以上怒られずに済みました。…世にも奇妙な物語ってことですか?

加賀さん

それは、「世にも奇妙な物語」の特番に呼ばれた時にする話!

賀屋さん

音楽が緊張を切り裂いてくれて、先生の怒る気もなくなって、実質的に音楽に救われました。

ドラえもん

音楽って日常にあるから、そんな風に考えたことなかったけれど、常に救ってもらっているよね?

賀屋さん

うん!

ドラえもん

特に加賀さん、今日は音楽がなくてごめんね!

加賀さん

僕がスベったところには、バーンとVaundyさんを流してもらえれば!

ドラえもん

Vaundyさんに助けてもらおう! 
僕もう一つ質問しても良いですか?
今回の作品でも、僕のひみつ道具がたくさん登場します。皆さんが常に持ち歩いていたいひみつ道具は何かあるかなぁ?

賀屋さん

これはもう永遠のテーマですよ! 
やっぱり「ほんやくコンニャク」かな。結構昔からあるんですが、食べるだけで良いっていうところがものすごい能力だと思うんです。
あと、子供ながらに思っていたんですが、ほんやくコンニャクは生で食べるので、ほんやくこんにゃくを使った料理レシピを……。

ドラえもん

僕もいろいろ考えているの。のび太くんもああ見えて、味にちょっとうるさいから。今度は賀屋さん用の良いお味のほんやくコンニャクを用意します。

賀屋さん

筑前煮味とかあれば!

ドラえもん

いいですね! 甘辛で準備しておきます。

加賀さん

これは本当に悩ましいんですが、ベタで「タケコプター」かな
空を飛んでみたいなぁ~。……ごめんなさい。本当にね。いろいろと考えたんです。ゲスト声優さんも答えているので……。

賀屋さん

その答えは逆にないかも。

ドラえもん

あ。でも、加賀さんがタケコプターをつけている姿は似合いそう!

■マイクをタケコプターに見立てたポーズをする。

加賀さん

それって、どんなおだてかた? (記者に向かって)何でカメラのシャッターを切るんですか?

ドラえもん

上手に飛べそうな感じがする!

加賀さん

今度、未来デパート(ドラえもんのオフィシャルショップ)でタケコプター買っちゃおうかな。

ドラえもん

電池を入れておかないと大事なところで電池切れちゃう。…何かそんな気がする!

加賀さん

(笑)。やめてください!

ドラえもん

今度、良いタケコプターを準備しておきます。

加賀さん

ありがとうございます!

芳根さん

(即答で)私は「アンキパン」。
ずっと言っているんですが、「アンキパン」がほしいんです。本当に、数日に一回は思うんです。マネジャーさんにも言ったことがあります。台本がどうしても頭に入らない時に「お願い。誰かください!」って言っていたんです。やっと実現してくれそうな方が目の前に!

ドラえもん

京子ちゃんに言われると…僕も弱いなぁ~。でも、結構な頻度で使うんでしょ?

芳根さん

そう! 一斤でも足りないかもしれない!

加賀さん

アンキパンを一斤単位では発注は普通しないでしょ。普通は一切単位じゃない?

ドラえもん

のび太くんにも一斤で出したことはないな。初の試みです!

芳根さん

自分でスライスします!

ドラえもん

京子ちゃんは、自分で覚えられるから大丈夫! でも、どうしてもの時はアンキパンを出します。

芳根さん

じゃあ、もう一度頑張ってみるね!

MC

皆さんの日頃の願望がすごく伝わってきました。

ドラえもん

皆さんは実用的な考えですね。僕も、今後のび太くんと生活するにあたってとても参考になりました。のび太くんが聞いたら、「一斤って、僕も見たことない!」ってびっくりすると思う。

加賀さん

芳根さんがめちゃくちゃ薄く16枚切りとかにしたり?

芳根さん

16回分!

ドラえもん

新しいアンキパンの使い方を知りました! あぁ、楽しい! ありがとうございました。