「映画ドラえもん のび太と空の理想郷(ユートピア)」公開記念舞台挨拶

2023.03.04
  • 初日舞台挨拶

公開記念舞台挨拶

「映画ドラえもん」シリーズの第42弾「映画ドラえもん のび太と空の理想郷(ユートピア)」が、ついに公開を迎えました。3月4日にはTOHOシネマズ 六本木ヒルズで公開記念舞台挨拶が開催され、ゲスト声優を務める永瀬廉さん(King & Prince)、藤本美貴さん、堂山卓見監督が登壇し、ドラえもんたちと一緒に、映画の公開をにぎやかにお祝いしました。この日の模様を、詳しくレポートします!

ソーニャ役

永瀬廉さん(King & Prince)

ソーニャ役

パラダピアの学校の先生役

藤本美貴さん

パラダピアの学校の先生役

堂山卓見監督

MC

ドラえもんたちを呼んでみましょう! ドラえもーん!

■ドラえもん、のび太、しずか、ジャイアン、スネ夫が上映後の会場から大きな拍手を浴びて登場しました。

ドラえもん

今日は朝早くから僕たちの作品を観に来てくれて、本当にありがとう! 僕たちとても嬉しいです。客席の皆さん、今回の僕たちの冒険、すごかったでしょう? (会場:拍手)

ドラえもんたち

(会場の拍手を受けて)やったー!

のび太

三日月型の島を見つけた時は、とてもびっくりしたよ。

ジャイアン

のび太がそう言った時は、全く信じられなかったけどな。

しずか

でも、ユートピアが本当にあるなんて夢にも思わなかったわ。 ドラちゃんのひみつ道具「タイムツェッペリン」でユートピアを探す旅もとても楽しかったわね。

スネ夫

でも僕たちがユートピアだと思っていたパラダピアが、まさかあんなところにあったなんて…。

ジャイアン

パラダピアにあんな秘密が隠されていたとは! 本当にどうなることかと思ったぜ!

しずか

ソーニャさん、元気かしら。

のび太

ドラえもん、ソーニャにまた会えるかな。

ドラえもん

うん! きっとまたどこかで会えるよ。 だって僕たちはソーニャの友だちだからね!

のび太たち

そうだよね!

ドラえもん

ソーニャと一緒にみんなで力を合わせて、パラダピアに住む人たちや、僕たちが暮らす街のみんなを救うことができて、本当に良かったよね!

のび太

客席のみんなも本作を観ながら、「頑張れ」って僕たちのことを心の中で応援してくれたよね。本当にありがとう! その応援が僕らの力になったんだと思う。

ドラえもん

本当だよね。みんなのおかげたよ! ありがとう!

のび太たち

ありがとう!

MC

今日は素敵なゲストの方が来てくれています。

ドラえもん

そうなんです! すごいゲストの方が来てくださっているんですよね!

MC

登場していただきましょう! 

■永瀬さん、藤本さん、堂山監督が大きな拍手に迎えられてステージに上がりました。

永瀬さん

皆さん、おはようございます。今、僕がドラえもんとセンターを割って立っていることにすごく感動しています。

ドラえもん

僕も感動しています。すごいよね。

永瀬さん

すごく嬉しい!

藤本さん

今日は皆さんありがとうございます。

スネ夫

(藤本さんの夫で、芸人の庄司智春さんの決めセリフを真似て)ミキティー! (会場:笑)

藤本さん

スネちゃん、ありがとう(笑)。私も同様に、このメンバーと並べていることに感動しています。

堂山監督

皆さん、今日はご来場いただき、本作を最後までご覧いただきありがとうございます。楽しんでいただけましたでしょうか? (会場:拍手) ありがとうございます。少しでも心のお土産を持って帰っていただけるような作品にしたいと思って、スタッフ一同、キャストの皆さんと一緒に作り上げた作品です。そうなっていれば嬉しく思います。

MC

ついに公開を迎えました。公開を迎えた今のお気持ちや、周りからの反応を教えてください。

永瀬さん

やっとこの日を迎えられたと…。僕が初めて声優を挑戦したということへの反応もありましたし、子供が初めて映画を観に行くのが「ドラえもん」だという声も聞いています。すごく温かい気持ちになっています。いろいろな方にこの作品の良さを伝えたいと思っていたので、ようやくこのステージに立てていることをすごく嬉しく思っています。僕の周りで言うと、僕と同世代や同級生からも「毎年観ているから、行く」というメールをいただきました。

MC

大人の皆さんも観ていますね。

永瀬さん

僕と同世代の24、25歳くらいの人たちも「いつも観に行っている」と言っていたので、二時間ぐらいかけて、感想を聞きたいと思っています。(登壇者の皆さん:笑)

藤本さん

ちょっと長めですね(笑)。

永瀬さん

もっと長くても良いんですが(笑)。

藤本さん

私も何度もドラえもんたちと一緒にステージに立ったり、(宣伝の)撮影をしているんですが、公開の日を迎えるまでは「本当に公開されるのか」「これはドッキリじゃないのか」と思うくらい、このお仕事が嬉しかったので、今は「ホッ」としています(笑)。観てくれた人からは、声の演技が「上手だった」って言ってもらいました(笑)。

スネ夫

上手だった!

藤本さん

ありがとう(笑)。「感動した」「泣いたよ」という声も聞いているので、皆さんにいろいろな感情を抱いてもらえたことがすごく嬉しかったです。

MC

永瀬さん、藤本さんも小さな頃から「ドラえもん」が大好きだったそうです。そんなお二人にとって、本作に参加されたことはどのようなご経験になりましたでしょうか。

永瀬さん

一生の宝物です。この先ずっと絶対に覚えていることだと思います。将来、自分の子どもができた時に「これ自分やで」と言わずに本作を観せて、気づくかやってみたいです。

MC

それはちょっとドキドキしますね。

永瀬さん

観た後でネタバラシをして…。喧嘩した時とかにも本作を観せて、尊敬してもらうというのをやってみたいです(笑)。「パパやで」って。そういうドッキリとかもやってみたいです。
今回の経験が、この先に絶対に生きてくると思うので、本当に大切ですばらしいものになったと思います。

藤本さん

私も本当に嬉しかったです。もう自慢でしかない感じです(笑)。私も小さな時、気づいた時から「ドラえもん」を観ていて、私の子供たちも観ていますし、きっと孫の代も観るだろうと思うので、自慢でしかないですね。

MC

お子さんたちはもう本作をご覧になりましたか?

藤本さん

観ました! 「これママだよね?」と気づいたりしていました。私は永瀬くんとは逆に「これ、私出ている!」って言って観せたいです(笑)。

MC

旦那さまはご覧になりましたか?

藤本さん

はい。「やっぱり良い声をしているね」と言っていました(登壇者の皆さん:笑)。すみません(笑)!

MC

堂山監督は、いかがでしょうか。

堂山監督

今回の作品は、みんなの“らしさ”をテーマにしようとした作品です。こんなにドラえもんたちのことを考える日々は今までになかったです。毎日寝ても覚めても「ドラえもんってこういう表情をするのかな」「のび太くんってこういうセリフを言うのかな」とずっと考えていました。大変でしたけれど、すごく貴重な日々だったと思います。永瀬さんや藤本さんがアフレコをされた時には映像は大体ができていたと思うんですが、声と絵をピッタリ合わせるとか、いろいろとミステイクが見つかったりとか、その後も作業はずっと続くんですね。なかなか終わらずに割と大変な作業なんですが、今回はお二人の美声を毎日聴けるという…(笑)。毎日、何回聴いても耳が幸せでした。そんな日々でした。「全然、苦じゃないな」と(笑)。これもまた貴重な経験だったと思います。

藤本さん

嬉しい!

永瀬さん

いやあ、美声だなんて…。「そうなんですよ」とはとても言いづらいです(照笑)。

ドラえもん

美声だよ!

スネ夫

顔も良いし、声も良いし、羨ましいよ! (会場:笑)

ジャイアン

パーフェクトすぎるよな!

永瀬さん

顔も声も良いみたいになってしまって…すみません(照笑)。(堂山監督に向かって)ありがとうございます。

MC

せっかくの機会なので、ドラえもんたちからもゲストの皆さんに質問をしてみましょうか。

■ドラえもん、のび太、しずか、ジャイアン、スネ夫から「はい!」「はい!」と一斉に手が挙がる。

MC

ではジャイアンから行ってみましょうか。

ジャイアン

よっしゃー!
では、オレ様から質問です! 今回の作品は空に浮かぶ夢のような場所、ユートピアが舞台だったんだけれど、二人にとってのユートピアは、どんなところかを教えてください。

永瀬さん

「今」ですね。今この場に立って、「ドラえもん」の作品を観てくださった皆さんとお話する機会があって、作品を観た後の空気感も感じられています。この作品に携わって、観ていただいた皆さんの反応を直接受け取ることができたという意味で、今が一番のユートピアかなと思います。(会場:拍手)

スネ夫

素敵な答え! 勉強になるな。

ジャイアン

パーフェクト!

藤本さん

私は…布団の中かな(笑)。

のび太

僕と一緒だ!

藤本さん

今日やることが全て終わって、子供たちも寝静まって「あ!寝られる!」っていう瞬間がユートピアですね。あとは、日々子供たちや旦那さんがいて、子供に怒ったりする時もあって(笑)、 「もー!」と言っている時間のほうが長いんだけれど、それすらもすごく幸せなんじゃないかと思っています。

ドラえもん

本当だよね。普通であることや、日常が一番幸せなのかもしれないよね。

MC

他に質問がある人いますか?

しずか

では、私からも質問です。本作の中で出てきた、ドラちゃんとのび太さんの様子を見たソーニャさんが思わず笑ってしまうシーンがとても素敵だと思いました。永瀬さんと藤本さんのお二人が、最近思いっきり笑ったことは何かありますか?

藤本さん

最近、三歳の娘がメイクに興味を出し始めて…。「保育園に行くよ」と言っても、何だか静かだなと思ったんです。それでパッと(娘を)見たら、ここ(目の上)も真っ青になるくらいすごいメイクの量で…。でも、そのまま保育園に連れて行きました。(登壇者の皆さん:笑)

MC

メイクを落とさず?

藤本さん

落とさず。「リップも塗ってくれ」と言うので、リップも塗って「じゃ行こうか」って(笑)。

しずか

かわいいわ!

藤本さん

娘は大満足で、さらに保育園から帰って来た時は、違うメイクになっていました(笑)。たぶんメイクが流行っているんだと思います。保育園の先生もまたすごいメイクをしてくれて…。もうすごいことになっちゃっていて(笑)。「それちょっと、塗りすぎかな」とか言ってメイクを落とそうとすると「やめて!」みたいな感じになりますね。でも、かわいいです。

永瀬さん

僕は、最近友だちとカラオケに行ったんですが、その友だちの中にドラえもんのモノマネがめっちゃ上手い人がいるんです。その子が僕らの曲の「ichiban」をドラえもんの声で歌ってくれて…。その横で僕はずっと踊っていました。僕は間接的にドラえもんのバックダンサーを務めたんです。(登壇者の皆さん:笑) その状況が面白くて、ずっと笑いながら踊っていました。

MC

他に質問がある人はいますか?

ドラえもん

では僕からの質問です。この作品には、なりたい動物に変身できる「変身ビーム」というひみつ道具が登場します。もし「変身ビーム」を使えるとしたら、 何の動物に変身してみたいですか?

永瀬さん

僕は、猫のマンチカン。猫ちゃんって、特に何かをしてくれるわけではないけれど、ただいるだけで癒し。ただ横にいて、頑張って生きているだけで、何でも許されている感というか…。憧れます。近くにいるだけで癒してくれるような存在というものに、リスペクトがすごくありますね。そうしようとしなくても、勝手にそういう力を持っている…そんな存在になりたいです。

藤本さん

そっと寄り添うみたいな感じで。

永瀬さん

そうです! 見ているだけで癒しを与えられるような存在になりたいです。

藤本さん

私はその架空の存在で言うと、マーメイドになってみたい。女子の憧れ! マーメイドになっても、ああいった衣装はちょっとあれなんで…(笑)。服はちゃんと着たいです(笑)。

MC

楽しい時間はあっという間です。そろそろお時間となってしまいました。
最後にドラえもんからメッセージをお願いします。

ドラえもん

僕も永瀬くんと一緒に笑いすぎちゃった。すごく楽しかったよね。(会場:拍手) 皆さんも朝早くから本作を観に来てくれて、本当にありがとうございます。きっとソーニャもすごく喜んでいると思います。そしてこれからも僕たちの大冒険は続きます。どうぞよろしくお願いします! 今日は本当にどうもありがとうございました。(会場:拍手)