「名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)」公開記念舞台挨拶

2024.04.13
  • 公開後舞台挨拶

公開記念舞台挨拶

劇場版最新作となる第27作目「名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)」が、4月12日に公開となりました!
そして、翌日13日、TOHOシネマズ 日比谷にて公開記念舞台挨拶が行われました。レギュラー声優の高山みなみさん、山崎和佳奈さん、山口勝平さん、堀川りょうさん、宮村優子さん、ゲスト声優の大泉洋さんが登壇し、ついにベールを脱いだ本作の感想や見どころについて語りました。さらに、原作者・青山剛昌先生描き下ろしの色紙を、ゲスト声優を務めた大泉さんに、壇上でサプライズプレゼント! こちらのイベントの様子を詳しくレポートします。

江戸川コナン役

高山みなみさん

江戸川コナン役

毛利蘭役

山崎和佳奈さん

毛利蘭役

怪盗キッド役

山口勝平さん

怪盗キッド役

服部平次役

堀川りょうさん

服部平次役

遠山和葉役

宮村優子さん

遠山和葉役

川添善久役

大泉洋さん

川添善久役

MC

ついに第27弾を迎えた、国民的アニメ「名探偵コナン」。公開日の深夜0時に、全国10大都市23劇場という前作を上回る規模で行われた世界最速上映も、チケットはすべて完売し、例年を超える大盛況でスタートしております。

高山さん

今いらっしゃる皆さんは、もう本作をご覧になったんですよね。いかがでしたか?(会場:大きな拍手)良かった! これを聞くと安心するよね。今日は短い間ですがお付き合いください。

山崎さん

今日はお越しいただいてどうもありがとうございます。皆さんは本作を観終わって「あぁ…」と浸っているところだと思います。とても情報量が多い映画なので、一回観ただけでは私も分かりませんでした。なので、何回もご覧になって疑問点を解決していただきたいと思います。

堀川さん

(服部平次の声で)「俺が西の名探偵・服部平次や!」
皆さん、こんにちは。皆さんは、たぶんこの後何回もご覧になるんだと思いますが、是非たくさん観てください。きっと最初観た時に気がつかなかったことがたくさん出てくると思います。そちらも併せて楽しんでください。

宮村さん

(遠山和葉の声で)「平次の幼なじみをやらせてもろてます」
本作は平次と和葉のラブストーリーですね。黒ずくめの組織とか、警察の過去の話とかは出てこないですが、今回はちょっとそちらの話は置いといて…。新たなキャラクターたちもたくさん出てきます。私も一ファンとして「またグッズを買わなければ」と思っております。

MC

会場には平次のうちわもありますね!

宮村さん

(遠山和葉の声で)「惚れたらあかんよ!」

堀川さん

ありがとうございます!

山口さん

(怪盗キッドの声で)「レディース&ジェントルマン!さぁ、楽しいショーの始まりだぜ!」
今日という日を迎えられて、本当にほっとしております。僕は昨日劇場でこっそり観てきました。観た方の反応を楽しみながら、「今年の映画がスタートしたな」という感じです。今日も短い時間ですが楽しんでいってください。

大泉さん

(怪盗キッドの声を真似て)「レディース&ジェントルマン!さぁ、楽しいショーの始まりだぜ!」
というわけで、怪盗キッドをやらせていただいております。

MC

違いますね(笑)! 怪盗キッドは山口さんです! でも、すごく似ていらっしゃいました。

大泉さん

怪盗キッドは山口さんですか?

山口さん

完成度が、上がっています!

大泉さん

次回作からの怪盗キッド役を狙っています! 今回は、川添善久をやりました。

MC

本作、劇場版「名探偵コナン 100万ドルの五稜星」は、昨日時点で興行収入9.6億円、観客動員数63万人と、前作対比112%を記録し、さらなる記録を狙える大ヒットスタートとなりました。

高山さん

すごいねぇ。昨日って金曜日ですよね。

大泉さん

平日から何をやっているんですか?!

高山さん

えー! そこ、怒っちゃいますか?!

大泉さん

働きなさい!(会場:笑)

山口さん

ありがたいことです。

MC

皆さん、本作はいかがだったでしょうか?(会場:大きな拍手)

高山さん

本当にうれしいねぇ。

MC

昨日、初日を迎えたばかりで、まだ実感が湧かないとは思いますが、多くの方に観ていただいているという事実としてはいかがですか?

高山さん

私は、公開記念の舞台挨拶をした時に、皆さんのお顔を見て「無事に始まった!」って思うんですね。今回も、登壇した時に、まず皆さんのお顔を見て、「満足いただいている気がする!」って感じて、すごくうれしかったです。

MC

前作を上回る勢いのスタートです。大泉さん、いかがでしょうか?

大泉さん

すごいですね。本当に驚きます。初日だけで63万人!

山口さん

大泉さんのおかげ!

大泉さん

いや~、そうは感じませんねぇ。実写映画に出ている役者からすれば、その数字は興行期間一カ月とか二カ月の間の目標ですよね。「何とか10億は目指したい!」みたいな感じを、コナンくんは一日で!
私の北海道の事務所の後輩でNORD(ノール)っていうグループの安保卓城くんが、とんでもないコナンファンなんです。彼から昨日連絡が来て、「大泉さん、朝一の回を観てきました。傑作です!コナンの傑作に大泉さんは出たんですね。良かったですね。夜にもう一回観に行きます」って書いてありました。

高山さん

ありがたいです。

大泉さん

当たり前のように二回観ていく。

山口さん

皆さんも、うなずいていらっしゃいますよ。

大泉さん

皆さん、目がキラキラして、すごいですね。そんな中、私のうちわを思った方があちらに。…あの方は完全にアウェイですよね(笑)

MC

高山さんはまだ本作を観ていないということですが…。

高山さん

先週のファンミーティングの時にも、「まだ観ていないんです。みんなと一緒にドキドキしています」って言いましたが、まだ観ていないです。

大泉さん

まだ観ていないのですか?

高山さん

そうなんです!

山崎さん

面白いよ~!

高山さん

完成一歩手前のものは観ているので、ストーリーは追えているんですけど、完成版だと細部が違うんだろうなって思っています。

MC

一番観たいシーンはありますか?

高山さん

ロープウェイをスケボーで…。

大泉さん

(わざと)ああ、あそこはカットされていますよ!(会場:笑)

高山さん

マジですか!?…会場のみんなが、今「うんうん」って言っていたじゃないですか! あったでしょ!?

大泉さん

(笑)。ありました。

高山さん

あるでしょう! あのバランス感覚をちゃんと確かめたい。

山口さん

すごくカッコ良かったですよ!

大泉さん

でもね、ああいうことをされると、函館のロープウェイで同じことを真似しようとする子がいるから危ないんですよ! 絶対ダメなの。

高山さん

でも、テロップで「良い子は真似をしてしないでください!」って出ているでしょ?

大泉さん

(テロップ)出ていませんよ!

高山さん

あのスケボーってどうなっているか、知っていますか? 一応エンジンが付いていて、ソーラーで動くとか、いろんな仕掛けがあるので、普通のスケボーじゃないんですよ。

大泉さん

(拗ねたように)分かっていますよ、そんなことは!(会場:笑)

高山さん

真似しないでくださいよ!

大泉さん

しないですよ、誰もそんなことは。

MC

今回のキーパーソンは、服部平次と怪盗キッドですね。冒頭はライバル的な関係でしたが、そこから少し変化をして、最後の方は連携というか協力するシーンもありました。コナンの正体を知る数少ない人物として、演じる上で意識している距離感などありますか?

高山さん

平次とは友だちみたいな感じで、割と何でもお互いよく分かっている感じです。推理になった時に、どっちかっていうと、平次からけしかけられることが多いですね。

堀川さん

バディー感がすごく良くて、凸凹なところが良いですね。

高山さん

キッドとは、捕まえたい側と捕まりたくない側・探偵と泥棒という関係ですが、今回は少し事情が違うので、協力?

山口さん

うん、助けてもらっている。

高山さん

平次も含めて、三角のバランスをとって捜査している感じ。

堀川さん

やっぱり三人でしゃべっているのはね…。

山口さん

そうそう、部活の後みたいだよね。

高山さん

本当にそんな感じがしますね。ちょうど夕日が入ってくるから放課後の教室みたい。三人でちゃんと話すのは初めてですよね?

MC

とても珍しく貴重なシーンだったと思います。山崎さん、前作はアクションシーンがたくさんあって大活躍でしたが、今回は打って変わり、平次に“恋の先輩”としてアシストすることが多く、振り幅の広さを感じました。

堀川さん

ありがとうございました、いろいろと。

山崎さん

いえいえ(笑)。
昨日、テレビで「紺青の拳(こんじょうのフィスト)」を放送していて「むっちゃ戦ってるやん」って思いました。今回は本当に、友だちの世話を焼きたい女の子的な感じになっていました。蘭ちゃんも新一と付き合ったばかりなので、そんなに余裕はないんですが、でもこの服部くんと和葉ちゃんの“にぶさ”がまた輪をかけてすごいので、もうこれは絶対に…。

高山さん

“これは言われたくない”という感じもあるよね。

堀川さん

これまで蘭ちゃんと平次があんなにしゃべったことないんじゃないの?

山崎さん

そうですね、あんまり……。だって和葉ちゃん怒っちゃうかもしれないから。

宮村さん

(笑)。

山崎さん

とにかく、蘭の世話焼き加減がすごかったですね。

山口さん

最後の手刀は素晴らしかった!

山崎さん

それなりに仕事をさせてもらいました。

山口さん

唯一のアクションシーンですよね。

高山さん

平次の背中の地図を見ただけで分かっちゃうところもすごかった。さすが探偵の娘だと思った。

山崎さん

いや、たぶんそこは“女子力”なのでは?

高山さん

そっちか!

山崎さん

エンディングでaikoさんの主題歌「相思相愛」が流れて、それを聴いた時に「これは和葉ちゃんの歌だ!」って思いました。和葉ちゃんの心情そのままで胸がキュンキュンしました。これからも二人のコンビに期待したいと思います。

宮村さん

完成した本作を観た時に、「ビックベンより上よ」って断言してくれたので、私泣きそうになっちゃって…。「蘭ちゃん、ありがとう!」ってなりました。

MC

堀川さん、今回はアクション、推理、そして和葉との恋模様と無双していましたね。

堀川さん

そうなんです。普通では考えられない、とんでもないところで戦っていますからね。

大泉さん

マネをする子が出てくるので、函館の上空でああいうことをやるのはやめてもらいたいです。(会場:笑)。

山口さん

風で飛ばされちゃうんじゃない?

堀川さん

でも、服部平次としては、ようやくやるべきことをやったという満足感があります。結果「何だよ~」みたいな感じでしたけれどね。

MC

見ていて、“平次ってこんなにかわいかったっけ?”と思いました。堀川さんから見て、平次の魅力はどんなところでしょうか?

堀川さん

平次はかわいいんですよ! ごまかすことができなくて、どこまでもまっすぐなところですね。そういう意味で、男の清々しさみたいなのは感じるかな。

山口さん

何か平次は途中から事件とは違うことばかり考えていましたよね。

山崎さん

上の空というかね。

MC

なぜかと言うと、今回は新たな恋のライバル福城聖が出現したからでしたが、声を担当された松岡禎丞さんとのアフレコはいかがでしたか。

堀川さん

凄い場所で真剣に向き合わなきゃいけないシーンだったので、とにかく臨場感を出すことを心掛けました。(アフレコ中は)本当に体も動くし、飛ばされないように…というシチュエーションでの立ち回りだから、お互いにやりとりは大事にやりました。どうでしたか?(会場:拍手)ありがとうございます。

MC

松岡さんがアフレコの時にとても緊張されていたという情報があります。そんな中、高山さんがすごく優しくしてくれたとうかがいました。

高山さん

「ご飯食べなくて大丈夫?」って聞いたことですかね?

堀川さん

そうそう。

高山さん

誰でも緊張はするものなので、その時は、緊張していることが分からなかったんです。それに、松岡さんはもともとおとなしい方で、みんながお昼ご飯を食べているのに、全然手をつけようとしないので、「松岡くん、大丈夫?ご飯食べないと、先は長いよ」と言いました。そしたら「大丈夫です」って。頑張っていました。

MC

平次と聖のバトルシーンもすごく魅力的でしたね。

高山さん

「お腹減っているのによくできたなぁ」と思って…。でも、もしかしたら緊張感ってお腹いっぱいになると途切れちゃったりするので、そういう意味もあったのかもしれないですね。

MC

宮村さんは「から紅の恋歌(ラブレター)」以来、七年ぶりのご登壇となります。今の心境はいかがでしょうか。

宮村さん

私、毎年コナンの映画を劇場に観に行っているんです。去年の「黒鉄の魚影(サブマリン)」の時に、「蘭ちゃん、カッコいいなあ」「ああ、哀ちゃん!」と思っていました。エンディング後の来年の予告シーンの時に、「あれ?平次?今、平次の声聞こえた。じゃあ、私は来年の作品に出るんだ」って思いました。

堀川さん

あれ、一年前に分かるんだよね!

宮村さん

私は、劇場で知りました(笑)

MC

声優の皆さんも、一般の方と同じタイミングで知るんですか?!

堀川さん

そうです! 今年の劇場版が始まる直前にそれを撮るんですよ。その時に呼ばれると「来年出るんだ!」ってなります。

MC

ラブコメのキーパーソンとしては、今回は和葉が大活躍しました。

宮村さん

蘭ちゃんにめちゃめちゃ応援してもらいました。平次はいつも素敵なシチュエーションを探しているけれど、「あぁ、五稜郭か……北海道で告白されるんだ!ドキドキ」と思って、台本読みました。

MC

「ついにこの二人が」というところでしたものね。

宮村さん

……ちぇっ!(会場:笑)

堀川さん

でも、あれ実は本当は聞こえているんでしょう?

宮村さん

ちょっと待って、(体を張って止める)それはちょっと「ピピピピピ!」まだ観ていない方もいらっしゃるので。

堀川さん

そっか! ごめんごめん。

宮村さん

まぁ、今回はいろんな事情がありましたけど、「いつか心から聞きたいなぁ~」って思います。

MC

堀川さん、いかがですか。

堀川さん

(あえて)あ、何でしたっけ?(会場:笑)

MC

そして山口さん、大変ですよ! 衝撃の事実が!

山口さん

ですね! なかなかびっくりしましたよね。

MC

怪盗キッド、黒羽快斗、工藤新一という三役を演じる上でのキャラクターの演じ分けは、どのようにされているのでしょうか。

山口さん

演じ分けですか? 快斗は、普通の高校生なのでね。怪盗キッドは、全体的にエンターテインメントっていう感じで演じています。工藤新一をやる時は、少しでも(コナン役の高山)みなみさんに寄せられるようにと思いながらやっています。ただ、困ったことに、年々みなみさんがカッコ良くなり過ぎて、コナンくんのモノローグを聞いていると、「みなみさんの方が声低いんじゃないか?めっちゃカッコ良いじゃん!」と思っています。

高山さん

そんなことないよ!

山口さん

だから、いつか、みなみさんが工藤新一もやっちゃうんじゃないかって思っています。そして、大泉さんにキッドをとられて……。(会場:笑)

大泉さん

(大笑い)。

山口さん

そうなると、快斗役しかなくなっちゃう。そういう危機感を覚えつつ楽しみながらやっています。

MC

そして、キッドが最初に扮装していた配送員は、縁のある方だそうですね。

山口さん

(笑)。ちょっと声が似ていると思いませんでしたか? 次に観る時にちょっとそこに気をつけて聞いてほしいんですが、あれは僕の息子です。

MC

最初、山口さんが声を演じ分けているんだと完全に思っていました!

山口さん

本作に、息子も娘も出してもらいました。親子で「名探偵コナン」のお世話になっております。コナン様様でございます。

大泉さん

娘さんも出ているんですか? 何役で?

山口さん

娘も息子も名前がある役ではなくて、息子は運転手と警察、娘は受付の役をやっています。

大泉さん

そうですかぁ。皆さんが勝平さんと同じ仕事をしているってことなんですか?

山口さん

はい。そうなんです。

大泉さん

そうなんですか…。お名前は、「勝平」何って言うんですか?(会場:笑)

宮村さん

「勝平」は苗字じゃないですよ!

山口さん

山口が苗字で、山口竜之介と山口茜です。

大泉さん

良いなぁ。じゃあ「勝平」は継いでいないんだ!(会場:笑)

高山さん

そこは継ぐところなのか?!

MC

大泉さん、先日のファンミーティングでは、「娘さんから、『カッコ良くないキャラクター』だと言われてしまった」と、おっしゃっていましたが、めちゃくちゃ重要なキャラクターじゃないですか!

大泉さん

(カッコつけて)実は、そうなんです!

MC

アフレコの際に意識したことはありますか?

大泉さん

そんなに意識したことはなかったですね。「何かちょっとここは怖がらせてください」とか、「ここはカッコ良く」などの指示通りにやりました。あんまり難しいことは考えずに演じました。

山口さん

僕、昨日劇場で観て、“大泉さんが気に入っているシーン”が分かりました!

大泉さん

毛利小五郎さんと絡むシーンね!(大泉さんが大好きな「24 -TWENTY FOUR-」の主人公の声を小山力也が担当されているので)ジャック・バウアーと絡んでいるみたいでうれしかったんです。小五郎さんに「行くぞ!」って言われて、善久が「はい!」と答えるシーンがあるんです。

山口さん

それで、看護婦さんに叱られるんですよね。

大泉さん

そこが、ジャック・バウアーと絡んだ気がしてうれしかったんです。コナンとは関係がなくてごめんなさい。
長く皆さんのお話を聞いていて思ったんですが、「善久には、全然恋の話がなかったな」というところが不満なんですよね。

MC

ラブコメに絡みたかった?

大泉さん

そりゃあ、絡みたいですよね。…まず、善久ってことに、皆さんあまりピンときていないみたいですが、私、川添善久役を演じたんですよ。

宮村さん

(川添は)謎解きツアーに行かれていたので……。

大泉さん

それでもそこは絡みたいじゃないですか。
善久に誰かいないですか? 今後、相手は出てこないですか?

山口さん

(客席に)善久良いなって人いますか?(手が挙がる)

大泉さん

これで全員ですか? これ、僕のファンぐらいで、会場の一割にも満たないじゃないですか。あと、申し訳ないですが、来年の予告みたいのに呼ばれなかったんですが。(会場:笑) やっぱり善久は出ないじゃない!

山口さん

北海道が舞台じゃないと出ないんじゃない?

大泉さん

北海道が舞台なんて二度と来ないかもしれないでしょう!

高山さん

分からないですよ~!

大泉さん

善久、出なさそうなんだよな。

山口さん

皆さんが、「善久、素敵です。また出してください!」ってご意見を送ればきっと。

大泉さん

じゃあ、送ってくださいよ。

高山さん

なんで不貞腐れちゃっているの(笑)。

大泉さん

海外が舞台のものが良いですね。勝平さん、シンガポールに舞台挨拶に行ったんでしょ?

山口さん

行きました!

大泉さん

そういうのが良いわ!

山口さん

今回は地元でしたからね!

MC

北海道を飛び出すかも注目したいですね。

大泉さん

川添がインターポールに入って、ドバイで捜査とかの話が良いですね!(笑)

■大泉さんのCVアフレココーナー

MC

そして、ファンミーティングでは、怪盗キッド役への立候補もされていましたが、ここで実際にアフレコに挑戦して奪いにいってみるのはいかがですか?

大泉さん

公開オーディションっていうことですね!? 相当精度上げていますんで、ほぼほぼ芝居は(山口さんとの違いは)分からないと思います。

高山さん

アフレコといっても、画があるわけではなく生でやるの?

大泉さん

それはもう、オーディションを受ける身なので何でもやりますよ!

MC

せっかくなので、怪盗キッドの予告状を読んでもらいたいと思います。

■スクリーンに怪盗キッドの予告状が映し出される。

山口さん

函館のロケバスの中でずっと練習していたやつですよね?

MC

では練習済みですね。一応、山口さんのお手本を…。

大泉さん

勝平さん、一回お手本を見せてもらってもいいですか?それで私、挑戦をしますから。

山口さん

分かりました! じゃあ、いきますね。
(怪盗キッドの声で)「日本のみなさん ショーの準備は整いました 4月12日より皆様のハートを頂きに参上します 怪盗キッド」(会場:拍手)

MC

それでは、大泉さんよろしくお願いいたします。

大泉さん

(怪盗キッドの声を真似て)「日本のみなさん ショーの準備は整いました 4月12日より皆様のハートを頂きに参上します 怪盗キッド」
……ちょっと、勝平さんよりのキッドでしたね?

山口さん

というかキッドというよりルパン三世かな!(笑)

大泉さん

ルパンじゃないですよ! ルパンはもっとこう……(ルパン三世風に)「日本の皆さん、ショーの準備は…(笑ってしまう)。

高山さん

ごめんなさい! 違いが分からない!(笑)

大泉さん

これはプロデューサーが判断してくれれば。

MC

会場の皆さん、大泉さんの怪盗キッド、いかがだったでしょうか。(会場:拍手)

大泉さん

「次回作から大泉で良いと思っている人」拍手お願いします!(会場からパラパラと拍手が)…(大泉さんの)熱烈なファンが拍手を…(笑)。…ありがとう!

山口さん

次回作にも大泉さんが出るために、他の役にも挑戦してみては?

大泉さん

怪盗キッドはダメでしたからね。

高山さん

何ならできそうですか?

大泉さん

じゃあ、コナンくんをお願いします!

山口さん

(爆笑)。

大泉さん

これだけお会いしていれば、できるようになっていますから!

高山さん

じゃあ、コナンくん(の着ぐるみ)に声に合わせて動いてもらいましょうか。

山口さん

みなみさん、お手本を!

高山さん

じゃあ、コナンくんを見ていてくださいね。
(コナンの声で)「あれれ~、おかしいぞ!」
「おい、服部、これが道標(みちしるべ)なんじゃないか?」(会場:拍手)

大泉さん

かわいいコナンくんから、カッコ良くなる瞬間、あそこをやってみます。
(コナンの声を真似て)「あれれ~、おかしいぞ!」
「おい、服部、これが道標なんじゃないか?」(笑)。

高山さん

笑っているし。

大泉さん

コナンをやれって言われてできるわけがないでしょ! ちょっと平次をお願いします。平次はできると思います!

MC

本当ですか? では、堀川さん、お手本をお願いします。

堀川さん

じゃあ、いきます。
(服部平次の声で)「お前だけは絶対に許さん、言うたやろ!」

大泉さん

(平次の声を真似て)「お前だけは絶対に許さん、言うたやろ!」(会場:大きな拍手)

声優陣の皆さん

おお!! あれ?

高山さん

あ、何か!

山崎さん

声、似てた!

山口さん

あれ?

大泉さん

そうでしょう!

堀川さん

大阪弁のアクセントがバッチリでした!

大泉さん

(大興奮で)平次か! 次回作は、平次でいかせてもらいます!(平次の声を真似て)「平次やったんや! 服部平次や!」

高山さん

落ち着いてください!(笑)

大泉さん

できるようになったのでうれしくて。

MC

そんな大泉さんにサプライズがございます。なんと「名探偵コナン」の原作者・青山先生が、大泉さんが演じられた川添善久のイラストとサインを色紙に描いてくれました。

大泉さん

(テンション爆上げ)やったーーーー!

MC

コナンくん、お渡ししてください。

コナンくん

大泉さん、どうもありがとうございました。

大泉さん

やった! めっちゃうれしいー! 青山先生、ありがとうございます。

山口さん

次は平次役を狙うんだから、「平次、描いて」って言わないと!

大泉さん

いや、やっぱり僕は善久でいきます。青山先生、これから善久のスピンオフを描いてください!

MC

こちらは、ここでしか見ることができません。

大泉さん

やった! うらやましいだろう!(会場:拍手)

■フォトセッション。

MC

最後に高山みなみさんから締めのご挨拶をお願いします。

高山さん

皆さん、今日はどうもありがとうございました。いよいよ開幕しました。これから何度も何度も…(会場から五回目の鑑賞との声)え、ご、五振り(ふり)も献上された?…それは高貴なお方ですね。
このようにですね、幾振りでも、あなたの推しに献上しに、劇場に足をお運びください。きっとロングランすると思いますので、長い期間ですがよろしくお願いします。どうもありがとうございました。

MC

それでは高山さん、いつもの“あれ”をお願いします。

高山さん

いつもの“あれ”やりますが、前のほうの方は後ろを向きながらでごめんね。腰を捻らないように気をつけて。指を前の方の頭に突かないように、気をつけてね。もう「ひとつ」の部分はみんなで声を出してね。じゃあ、いきますよ。
「真実はいつも」
「ひとつ!」(会場の皆さんも一緒に「ひとつ!」)