「六人の噓つきな大学生」初日舞台挨拶
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初日舞台挨拶
怒涛の伏線回収で大人気を博している、浅倉秋成著の小説「六人の嘘つきな大学生」(角川文庫刊)を、監督・佐藤祐市、脚本・矢島弘一により実写化した映画「六人の嘘つきな大学生」が11月22日についに公開されました。
TOHOシネマズ 日比谷にて初日舞台挨拶が行われ、浜辺美波さん、赤楚衛二さん、佐野勇斗さん、山下美月さん、倉悠貴さん、西垣匠さん、佐藤祐市監督が登壇し、初日を迎えたよろこびや本作の魅力、撮影時の思い出を語りました。また、劇中にも登場する告発文がサプライズで登壇者に届き、六人のタレコミ情報(裏の顔)も暴露されました! こちらのイベントの模様を詳しくレポートします。
浜辺美波さん
嶌衣織役
赤楚衛二さん
波多野祥吾役
佐野勇斗さん
九賀蒼太役
山下美月さん
矢代つばさ役
倉悠貴さん
森久保公彦役
西垣匠さん
袴田亮役
佐藤祐市監督
浜辺さん
本作を観た方とお話しするのは今回が初めてなので、ドキドキと不安が少しあります。今日はより多くの方に本作の魅力をお伝えできれば良いなと思います。
赤楚さん
やっと撮影から一年越しに公開されて、ほっとしています。今日は短い時間ですが、皆さんと楽しめたらなと思います。
佐野さん
皆さん、面白かったですか? (会場:拍手)
ありがとうございます。無事公開を迎えられて、すごくうれしいです。今日観た皆さんは、たくさん宣伝してください。
山下さん
皆さん、騙されてくださいましたか? (会場:拍手)
ありがとうございます。無事にこうして初日を迎えることができて、とてもホッとしています。
倉さん
今日という日を迎えられて、六人全員うれしい気持ちでいっぱいです。
(監督の方を見て)ごめんなさい、七人でした(笑)。短い時間ですが、本作のことをもっと好きになれるような話をたくさんできればなと思います。
西垣さん
今日という日を迎えられて、僕も本当にうれしいです。わずかな時間ですが、皆さんと楽しめたらと思います。
佐藤監督
無事に公開初日を迎えることができて、感無量です! 短い時間ですが、皆さんと楽しく過ごせたら良いなと思っています。
MC
本作をご覧になった方々から「最後まで犯人が分からなかった」「情報量が多すぎてもう一回観たい」という感想や、「こんなに泣くと思わなかった」「泣く映画じゃないと思ったのに泣いちゃった」などという声も上がっておりました。本日は上映後のお客さんの前だからこそ話せる、これまで言えなかった見どころ、演じていて楽しかったポイント、難しかったことなど教えてください。
浜辺さん
会議室のシーンがとっても思い出に残っています。犯人もそうですが、会議室のシーンは台本で決まっていました。なので、六人全員がそこに感情を持っていくために、どうやって感情を高めていくのか、あのシーンをどう完成させるかっていうのを、試行錯誤していたと思います。劇中同様に、追い詰められていくような感覚がありました。
(役柄的に)倉君には、本作の最後はどう持っていったら良いんだろうみたいな話をこぼしやすくて、結構話し合っていたと思います。
倉さん
僕も覚えています。
MC
会議室のシーンというお話がありましたが、赤楚さんはいかがでしたか?
赤楚さん
これ、ネタバレOKでしたっけ?
MC
皆さんもうご覧になっているので、一応OKです。
浜辺さん
名指しをしなければ…多少ならね。
赤楚さん
誰かが嘘に殺されるんですよ。だから、一人だけ過去編から進んでいないので、みんなの気持ちを一気に八年前に戻さないといけないシーンが難しかったですね。(ネタバレを避けた説明が)すごく難しい。
浜辺さん
一番難しいね。
MC
八年間を経て、同じ撮影現場にいた皆さんと、そうじゃなかった皆さんがいらっしゃるということですよね?
赤楚さん
そうなんです。急に亡くなった方たちはそこを合わせるのが…。
佐野さん
方たち? 増えたぞ(笑)。
赤楚さん
分かんないですよ。一人かもしれないし、三人かもしれない。全員死んでいるかもしれない。
浜辺さん
再集結するシーンがあるんだよね。八年後に行けなかった一人と、八年後に進んだ五人が再集結するシーンが結構難しかったんだよね。
MC
そのシーンは涙があふれたシーンだったとうかがいました。
赤楚さん
そうですね。僕の役は本当にみんなのことが大好きだから、それを伝えられたら自然と涙が出てきました。
佐野さん
カッコ良い!
MC
撮影はもちろん、宣伝活動もたくさんやっていただき、全力で駆け抜けたという感じだと思います。六人で走りきった今のお気持ちをお聞かせください。
山下さん
撮影はちょうど一年くらい前で、公開するまでの期間は直接会うことはなかったんです。でも、ずっと心の隅に“六嘘”がいました。みんな全然スケジュールが合わないんですよ。番宣の時でさえも六人集まらないくらい、忙しいので、私の心の支えでした。自分が「うわ、もう忙しくてダメになっちゃいそう」「心が折れそう」みたいな時に、「でも、みんなも頑張っている」って、監督も含めて(笑)、六人の顔が浮かびました。そういった意味でも、私の中ではすごく素敵な作品になりました。六人の絆が芽生えたと思っています。この作品の中に出てくる絆は、嘘じゃないんだよっていうのを含めて、もう一回観ていただけたら良いなと思います。(会場:拍手)
倉さん
準備期間を含めると一年半以上、この作品と向き合ってきました。それがようやく僕たちから離れていくっていうのはすごくうれしいことです。それと同時に、僕らも作る側として工夫したこともたくさんあるので、皆さんがどういった感想を持つのか反応を楽しみにしています。
西垣さん
去年からこの六人の連絡網があったので連絡は取り合っていましたが、この宣伝活動が始まってからは、さらに仲良くなっていく感じがありました。どのお仕事よりも、みんなで一緒にする宣伝活動がすごく楽しみでした。だから、前回のイベント(公開直前スペシャルトークショー)で勇斗も言っていましたが、ちょっと寂しいと思っています。
佐野さん
ちょっとかよ。
西垣さん
ちょっとだけ。
佐野さん
めっちゃ寂しいよ。
西垣さん
でも、本作が公開されても、多分この関係は続いていくと思っているので、大丈夫だと思います。
撮影の時からいろんなものが詰まった作品なので、一人でも多くの方に届けば良いなと思っています。
MC
監督におうかがいします。素晴らしいチームワークで作られた作品だと思いますが、今回どのような思いで作品を作られたのか、また苦労されたこと、悩まれた点がありましたら教えてください。
佐藤監督
原作が相当面白かったので、どうやって映像化するかというのはプロデューサー、脚本家の先生を含め、いろいろと苦しんだところがありました。はっきり言って、原作と終わり方がちょっと違うんです。それがどういう風に受け止められるのかなっていうのが、正直に言うと怖い部分があります。でも、原作の浅倉先生にすごく褒めていただいたので、ちょっと胸を撫でおろしています。観終った皆さんだから言いますが、僕は短い期間でこの六人に深い絆ができたことが、どうしてもやりたかったところでもあります。そして、今までの宣伝活動も含めて、この六人が仲良くなってくれて、美月ちゃんが言っていた「これは嘘じゃない」っていう言葉は、ちょっと半泣きになりました。
山下さん
本当ですか?
佐藤監督
嘘です(笑)。
山下さん
え、ひどい(笑)。
佐藤監督
でも、出会ってから短い時間でしたが、一緒に過ごした濃い時間、この六人の絆がいつまでも残ると良いなと思っていました。撮影は一カ月~一カ月半くらいで終わっちゃうので、その短い期間にぐーっと集中して、お互い向き合っていたからこそ続いていく関係性って、きっとあるんだろうなと思っていました。実際にこうなってくれて、僕としても本当にうれしいです。
MC
色々お話をうかがってまいりましたけれども、ここでキャストの皆さんに内緒で用意したあるものがございます。
■キャストの皆さんに封筒が配られる。
MC
ここちらはスピラリンクスの最終面接に仕込まれておりました告発文です。今回は宛名がそれぞれのキャストの皆さんのお名前になっております。実は、キャストの皆さんの裏の顔をよくご存知のスタッフの皆さんに調査をして、この封筒の中に初公開の情報を入れました。まずは西垣さんからお願いいたします。
【西垣さんへの告発文】
西垣匠の初めての告白は、まさかの仕事だった。
とある作品で女の子から好きですと告白をされるシーンで、いつになくそわそわ緊張していました。「どうしたの?」と聞いたら、「僕、一回も女の子から告白されたことないんです」と言っていてびっくりしました。お仕事で初めての告白を経験してうれしそうでした。
赤楚さん
ちなみに何歳の時ですか?
西垣さん
いつだろう。21歳とかかな。
赤楚さん
21歳まで、告白はされたことがなかったってこと?
西垣さん
されたことがないです。
佐藤監督
今、衛二君が悪い顔をしていますね。
MC
情報としては本当ということでよろしいですか?
西垣さん
本当ですね。
赤楚さん
嘘だよ。僕が同級生の女の子だったら絶対好きになっているから。
西垣さん
いやいや、そんなことないよ(笑)。
MC
ご自身はこの時のことは覚えていらっしゃいますか?
西垣さん
いつ? 誰?
赤楚さん
初恋の相手も忘れちゃうなんて…。
西垣さん
違うって(笑)。
赤楚さん
お芝居の中でだよ(笑)。
【倉さんへの告発文】
倉悠貴は、セリフの練習をするために他のキャストのセリフを全て自分で読んで録音している。
六嘘の現場中は他の五人に似せて録音しては、西垣さんに「どう?」と披露していました。
登壇者の皆さん
(大笑い)。
倉さん
僕ね、これやっているんですよ。
赤楚さん
他の人のセリフってこと?
倉さん
みんなのセリフ、結構真似していた。
MC
実際にここでやれたりしますか?
倉さん
(赤楚さんの役を真似て)「もうやめようよ」とか。
赤楚さん
それ僕じゃん。いじんな、いじんな(笑)。
倉さん
(佐野さんの役を真似て)「次の投票をしよう」とか。
佐野さん
僕やんけ。
MC
普段、別の現場でもやられているんですか?
倉さん
覚えづらい時は、やっていますね。他の俳優さんだったらどうやるんだろうっていう勉強もちょっとありますが、楽しいんです。自分に合っていて、やっています。
MC
西垣さん以外は皆さん知っていましたか?
赤楚さん
僕は知らなかったです。
佐野さん
知らなかったけれど、やけに他の人のセリフを覚えているなとは思った。
赤楚さん
確かに覚えていた。
MC
西垣さんは、録音を聞かされた時はどんな気持ちだったんですか?
西垣さん
聞かされるのが、朝一なんですよ。撮影が始まる前に来るんで、「すごいと思う」っていう感じ(笑)。
倉さん
別に披露していたわけじゃなくて(笑)。
西垣さん
でも、僕も袴田を演じる上で迷っていた時に「僕だったらこうするよ」と、聞かせてもらったこともありました。
倉さん
違います、違います。モノマネがどんどんうまくなっていったんです。それを見せたかったんです(笑)。
佐藤監督
先日、仲代達矢さんが「若い時は他の俳優のセリフから覚えていた」っておっしゃっていた。(倉さんが)それと一緒なので、先が恐ろしい。
【山下さんへの告発文】
山下美月は暑さに異常に強い。
夏のロケ・撮影でも、全く汗をかかない。汗をかいているところを見たことがない。
山下さん
私、実は人間じゃなくてAIなんですよ。(会場:笑)
MC
汗をかかないコツがあるんですか?
山下さん
プライベートだと汗をかくんですが、お仕事中は集中していると汗をかかないです。それこそ(乃木坂46の)ライブをやっていた時は、全身に神経を張り巡らせていたので、全然汗をかかなかったです。
佐藤監督
2ステージやって、汗を全然かかないってやばいよ。
山下さん
めちゃくちゃ代謝が悪いんです。何この告発(笑)。(スクリーンに)こんな大きく出さないでください(笑)。
赤楚さん
自力で汗をかくことはできないの?(会場:笑)
山下さん
できるのかな? やったことないかも。
赤楚さん
やってみてほしい。
山下さん
今度やってみますね(笑)。
【佐野さんへの告発文】
特になし。
登壇者の皆さん&会場
(大笑い)。
MC
実は、この告発文には続きがあります。「佐野さんは普段からインスタライブやYouTubeで、ファンの皆さんに日常の出来事や素の姿を全てと言って良いくらい披露しているので、告発できるエピソードがもう見当たりません」ということです。
佐藤監督
全てをさらけ出して生きている。
MC
ご自身でさらけ出している認識はありますか? あんまり隠すというのはされない感じですか?
佐藤監督
嘘をつけない人間なんですね。
佐野さん
いや、全然嘘で固まっています。僕、今日皆さんについている嘘があります。今言っちゃっても良いですか? 本作とは全然関係ないんですが、僕、X始めました。(会場:ざわつく)
赤楚さん
嘘?
佐野さん
本当、本当。一カ月半前からやっているのに、フォロワー0(笑)。これ、いつか嘘として言おうと思っていたんだよね。
MC
こっそりやっていたということですか?
佐野さん
こっそりっていうか、たまにある「芸能人のアカウントです。誰でしょう。」って、ちょっと話題になるみたいなやつですが、全く話題にならなかった。ぜひ探してみてください。
浜辺さん
「佐野勇斗」で?
浜辺さん
名前は違います。
赤楚さん
それは分かんない(笑)。
佐野さん
でも、ヒントは出しているの。「EBiDANのメンバーです」とか、今日も「今日映画公開です」とか投稿している。
西垣さん
それなのにバレていないの?
佐野さん
「髪金髪にしました」とか投稿したんだけれど、誰にもバレていないので、すごく寂しかったです。ぜひ探してみてください。
佐藤監督
誰が最初にフォロワーになるか。
浜辺さん
この舞台挨拶に来ている皆さんは、コッソリ携帯を起動させていると思う(笑)。
MC
続いて、赤楚さんお願いいたします。
【赤楚さんへの告発文】
赤楚衛二は、新大阪駅で結構人が歩いているところで、まぁまぁ大きな声で「たこ焼きが食べたーい」と叫んでいた。
赤楚さん
これ、どうしたら良いんですか(笑)。(会場:笑)
MC
これは本当ですか?
赤楚さん
事実です。最近は大声を出したくなるんですよね。
西垣さん
大声で言っているの?
佐野さん
ちょっと一回どのくらいの声量かやってみて。
赤楚さん
(マイクを外して)たこ焼き食べたーい!
佐野さん
やだー!
赤楚さん
この前もエレベーターで叫んで…叫ぶっていうか、「お腹すいたー」とかそっち系のことを…。
西垣さん
子供だ。
浜辺さん
疲れているのかな?
赤楚さん
疲れていないよ。元気だよ。すごく元気なんだけれど、アホみたいなことをすると、自分のテンションが勝手に上がるんです。ある種のマインドコントロールみたいな感じです。僕の元気になる方法の一つみたいなものです。
佐野さん
「たこ焼き食べたい」が?
赤楚さん
たこ焼きが食べたくて、「たこ焼き食べたーい」って叫ぶと、「何で僕叫んでいるんだろう。面白い。ハハハ」みたいな気持ちになるの。楽しくなって、元気になる。
倉さん
でも、合っているなら、良いんじゃない? 発散になると思う。
赤楚さん
そうそう、皆さんもぜひ一回やってみてください。
佐野さん
新大阪駅では絶対やめてくださいね。家でやってください。
赤楚さん
例えば「トイレ行きたい」とか言っても、「ハハハ」みたいになりますよ。
佐野さん
一応、今の気持ちを言っておいたら?
赤楚さん
この作品たくさんの人に観てもらいたーい! はい、素敵。(会場:拍手)
皆さん本当にいっぱいSNSで拡散してください。友だちにも、家族にも拡散お願いします。
佐藤監督
「#(ハッシュタグ)たこ焼き食べたい」でね。(登壇者の皆さん:笑)
【浜辺さんへの告発文】
浜辺美波は、こっそりあるものを増やしている。
社用車に動物のぬいぐるみをたくさん置いていて、ドライバーさんにバレないように、少しずつ種類を増やしています。でも大体すぐバレます。
登壇者の皆さん
かわいい。
浜辺さん
社用車にいろんなぬいぐるみを置いています。それこそメンタルコントロールと一緒です。置いておくと、かわいいから機嫌が直るじゃないですか。
赤楚さん
かわいいと機嫌が直るの?
浜辺さん
かわいい、ふわふわしていると機嫌良くなります。
山下さん
確かに美波ちゃんの車は、外から見てもぬいぐるみが置いてあるからすぐ分かる。
浜辺さん
すごく目立つやつを置いておくんです。たまに似たような車が並んでいる時に、自分の社用車がどれだか分からなくなりません? 何回か間違えて入っちゃったことがあります(笑)。
赤楚さん
それは面白いね(笑)。
浜辺さん
だから、分かりやすくフロントガラスとかに置いておくと、間違えないです。後ろにも、今は鳥が二羽と犬が一匹、でかい犬も一匹いて結構増やしていますよ。
佐野さん
でかいワンちゃんは、どれぐらいの大きさなんですか?
浜辺さん
でかいワンちゃんは、抱き枕だから佐野くんの半分ぐらい。
佐野さん
でっか!
MC
ご自宅には置いていないんですか?
浜辺さん
自宅にも置いていますよ。ベッドルームにカワウソが十匹ぐらいいます。
赤楚さん
カワウソってどんなやつだっけ?
佐野さん
川のあれでしょ。モグラみたいな。
西垣さん
イタチみたいな、フェレットみたいなやつ。
浜辺さん
でかいやつは、さっきの犬よりもでかいよ。
佐野さん
そのフェレット…じゃなくてカワウソが?
浜辺さん
カワウソが(笑)。安心感があってすごくおすすめです。
MC
いろんな告発がありましたが、監督はどれが一番驚きましたか?
監督
驚いたのは、赤楚くんのたこ焼きですね。新大阪駅ではやめてほしいですよね。それはちょっと良くないなって感じがしましたね。
赤楚さん
本当ですか? でも、心の声をオンにするとすごく気持ちが良いんですよ。
佐藤監督
全部オンで言っていると、心の声がない男になっちゃうよ。思ったことを全部口に出しちゃう…何かそういう奇妙な話、今度一緒にやる?
赤楚さん
ぜひぜひ。
MC
色々なエピソードをたくさんお話いただきましたが、間もなく舞台挨拶が終了となります。
赤楚さん
台本と違うじゃん。
浜辺さん
「誰か一人を選んで、映画を撮るなら?」っていう質問の答えを考えてきたのにね。
佐藤監督
じゃあ、ちょっと短く答えましょう。六人の中で一人だけ選んで映画を撮るなら、誰で映画を撮りますか?
浜辺さん
私は、西垣匠でモラハラ映画。(会場:笑)
西垣さん
何でだよ(笑)。
僕は、倉がずっとモンスターから逃げ続ける映画。
倉さん
僕は、赤楚衛二さんが指名手配者の映画。
山下さん
私は、赤楚と西垣のBL。(会場:笑)
佐野さん
おー良いね!
僕は、赤楚衛二のワクワク車中泊。
赤楚さん
何それ(笑)。
僕は、佐野勇斗で九賀の一日。
佐野さん
ちょっと観たいね。
MC
ありがとうございました。
最後にキャストスタッフを代表して、浜辺美波さんにご挨拶いただきたいと思います。
浜辺さん
本当に観ていただいてありがとうございます。皆さんにどう観ていただくのが正解なのか、どう楽しんでいただくのが正解なのかをみんなで模索をしながら撮影をしていました。「ポップコーンが進むような作品」「最後まで眠くならないで楽しんで観てもらえる作品」になったら良いんじゃないかと思いました。この六人だから乗り越えられたし、監督を含めたこの七人だから、作り上げられた作品だったと思っています。朝からいろんなレビューを見ていると、「何が本当で何が嘘なのか」「最後までエンドロールが終わっても分からなかった」「ちょっとモヤモヤした部分もあった」なんていう意見がありました。本作は、どこまでが嘘で、どこまでが本当なのかを観終わった後もこの作品について少し考えてしまうような部分があります。ある種、モヤモヤするという意見は、本作にとっては正解だったんじゃないかと思っています。皆さんは多分この後、「六嘘どうだった?」なんて、友人知人から聞かれると思います。SNSでもそうですが、この作品のネタバレは一切NGでお願いします。皆さんも、ぜひ嘘をついて、本作をたくさんの人に広めていただけるとうれしいです。本日はありがとうございました。