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田中圭、土屋太鳳ら、豪華キャスト集結!
長野五輪スキージャンプ団体金メダルを支えた涙の実話!
「ヒノマルソウル ~舞台裏の英雄たち~」完成披露試写会

2021年04月05日

「ヒノマルソウル ~舞台裏の英雄たち~」完成披露試写会

<後列左から、山田裕貴さん、眞栄田郷敦さん、小坂菜緒さん、飯塚健監督、
前列左から、原田雅彦さん、西方仁也さん、田中圭さん、土屋太鳳さん>


日本中を感動の渦に包んだ1998年の長野オリンピックのスキージャンプ団体金メダル獲得の裏で日本チームの活躍を支えたテストジャンパーたちの姿を描いた映画「ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~」の完成披露試写会が4月5日、東京・内幸町のイイノホールにて開催。主演の田中圭さんをはじめ、土屋太鳳さん、山田裕貴さん、眞栄田郷敦さん、小坂菜緒さん(日向坂46)、飯塚健監督が舞台挨拶に登壇した。さらにスペシャルゲストとして、映画で田中さんが演じた、リレハンメルオリンピックの銀メダリストで長野オリンピックではテストジャンパーを務めた西方仁也さん、そして長野オリンピックの金メダリスト原田雅彦さんも登場! 写真撮影では、原田さんが自身の金メダルを田中さんの首にかけるというサプライズも! こちらの舞台挨拶の模様をレポートいたします。


田中 圭さん(西方仁也役)

本日は記念すべき完成披露試写の会にお越しいただきありがとうございます。
この作品は、本来であれば去年の5~6月頃に公開されていたんですが、コロナ禍などいろんなことで延期になりました。5月7日に公開が決まった時は、やはり嬉しかったです。今日、この「ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~」という作品が完成に向かって走り出す一歩目を皆さんと一緒に迎えられて幸せです。本当は何事もなく普通に去年公開されるのが「良かったのかな」とは思うんですが、楽しみが一年延びたじゃないですが、僕としては「楽しみでワクワクした気持ち」と、「みんなに観ていただきたい」という気持ちと、一年のおまけというか、「楽しい一年をプレゼントしてもらった」という気持ちが強いです。この日を迎えられたことをとてもとても嬉しく思っています。
土屋太鳳さん(西方幸枝役)

人は過去の感動を知ることで、今大切にしなくてはいけないものを見つけることができると思います。世界がコロナと戦っている中で、スポーツの感動を模索していると思うんですが、今回スクリーンで皆さんが体感した感動をぜひたくさんの方に伝えてください。
山田裕貴さん(高橋竜二役)

撮影が去年の1月とかですよね? 台本を読んで、撮影もして、いざ完成した作品を試写室で観て、「本当に良い映画に参加させてもらったな」ということを感じて試写室を後にしました。 キャストの皆さん、スタッフの皆さんのことを思いながら、この作品を本当にたくさんの方に観ていただきたいなと思っていました。こういう状況下で、公開が延期になってしまいましたが、やっと皆さんに観ていただけることが何よりも嬉しいです。今日は上映後で、作品の余韻が残る皆さんの前に立っていることが嬉しいです。今日、やっとスタートバー(スキージャンプでスタート時に座っているバー)に腰をつけて、いけるかな(飛べるかな)って思えた日だと思うんで...。

田中さん:
飛んどく?

山田さん:
飛ばないです。それなりの高さもないですし。

田中さん:
僕がスタートバーやるよ。(山田さんのお尻に腕を差し出す)

山田さん:
だ、大丈夫です。真面目に話そうと思っているんで...(苦笑)。

田中さん:
ごめんごめん。

山田さん:
すみません。僕がちょっと、チョケたくなってきちゃっていて...(笑)。 そんなみんなの思いがこもった映画だったので、この日を迎えられて嬉しいです。

眞栄田郷敦さん(南川 崇役)

やっとこの作品を皆さんにこうして観ていただけて、そして、これからもっともっとたくさんの方に観ていただける...。そう考えるとすごく嬉しいです。
小坂菜緒さん(日向坂46/小林賀子役)

一年を経て、ようやくこの作品を皆さんの元にお届けできることになって、すごくすごく嬉しく思っています。
飯塚 健監督

こうしてお客さんが入っている姿を見て、改めて「映画は観ていただいて完成するものだな」と感じています。こうして、「皆さんの前でお話しできる機会は当たり前のことじゃないんだな」と感じながら、今ここに立っています。

MC:キャストの皆さんにも映画をご覧になった感想や、好きなシーン、思い出のエピソードなどについてお話しいただければと思います。まずは...(登壇者の皆さんを見渡している田中さんを見て)周りを見渡していますが、田中さんからお願いします。

田中さん:
僕ですか?

山田さん:
そりゃそうですよ、主演なんですから!

田中さん:
一番好きなシーンというか、僕自身が西方さんとして(作品の中で)生きて、一番心が動いたのは、最後の"みんながどんどん飛んでいくところ"でした。西方――すみません、僕の役名が"西方"なので、僕は呼び捨てにしていますが――西方は、最後の最後まで決断ができず、ずーっとウジウジしているので、観ていて皆さんもちょっとイラっとしたと思うんですね。「もう少し男らしくいけよ!」とか。最後に「飛ぶしかない」という状況になって、作戦会議を開いても、その時に指揮を執っているのは南川(眞栄田さんを指して)さんですからね。「そこ西方じゃないんかい!」って...。でも、みんなが飛ぶ姿を見て、ずっとずっと踏ん切りが付かなかった気持ちが「行くしかない」となる...。僕は、人が影響されるっていうのは、環境もあるかもしれないけれど、人との出会いが一番影響すると思っています。人からもらったもので、自分が変わっていく様を、お芝居を通してですが体感できたので、あのシーンの感動は覚えています。
幸枝さんとの家のシーンも、西方のオフというか戦わなくて良い部分を全て幸枝さんが見守ってくれていて...。僕は、皆さんと絡んでいるので、覚えているシーンが多すぎるんです。でも、一つだけ、一番好きだったシーンを言わせていただきます。ここにいない大先輩の古田新太さんとのシーンです。トンネルの中を二人で歩いて、僕が立ち止まってお互いに見つめ合うわけですよ。その後に長めの無言の間があってから古田さんが、「お前、飛べよ」ってセリフがあって僕が「はい」って言うシーン。あの無言の間は、あの人(古田さん)が、僕の名前を忘れているだけですからね(笑)。(会場:笑) (監督に向かって)ね、監督?


飯塚監督:
そうね。ギリギリOKでした。

山田さん:
(笑)。

田中さん:
あれがね、ベテラン俳優の匠の技です。だって、新太さん「西方」ってめっちゃ呼んでいるけれど、三回くらい、僕の名前忘れたの。その間、僕をじっと見て「何て名前だったかな」って考えているの。

山田さん:
それが、忘れたと思わせないベテランの妙ってわけですね?

田中さん:
僕にはバレているけれどね。でも、めちゃくちゃそれが好きで、「ごめん、忘れた」って一切言わないの。「僕は忘れてないよ」って。

山田さん:
(笑)。

田中さん:
でも、ジーっと僕を見て、明らかに考えているの、「何だったっけな?」って。あのシーンは見返してもクスっと笑える、"ほっこりシーン"になっております(笑)!

MC:ジーンとくるシーンでしたけれど、実はほっこりシーンだったんですね?

田中さん:
田中圭としてはですよ。西方としては熱いものが来ているんですよ。でも、田中圭としては「セリフ忘れているだけじゃねーか」と(笑)。

MC:土屋さんはいかがですか?

土屋さん:
ずっと圭さんとは夫婦・家族のシーンを撮っていたので、テストジャンパーの方々が飛ぼうと覚悟して、話し合いをするシーンを試写で観た時はものすごく感動しました。想像はしていましたが、役者さんが"言葉や映像として伝える"と、こんなに感動するんだと感じました。
幸枝さんとしては、リレハンメル(オリンピック)から帰ってきて「お帰り」って言うシーンで、どういう風に言うかで、幸枝さんの(オリンピックでの結果を)受け入れる強さや覚悟が伝わると思ったので、そこが印象的です。


MC:田中さんはあの「お帰り」はいかがでしたか?

田中さん:
「ホッとする」というのもそうなんですが、「より一層悔しさもこみ上げ」ました。でも、見ているものを「次」へと切り替えさせてくれる「お帰り」だったかなと思います。安心とかだけじゃなく「次」へと切り替えられる素敵な「お帰り」をありがとう!

土屋さん:
(照れ笑い)。ちょっと緊張していたんですが、圭さんのお芝居で、頑張ろって思いました。

MC:テストジャンパーの皆さんはいかがでしたか?

山田さん:
今日、僕の演じた高橋竜二さんご本人がいらっしゃっているんです。竜二さんと僕は、作品に入る前にもお話しをさせていただきました。でも、三人(田中さん、眞栄田さん、山田さん)で、飲んで「リレハンメルの話を聞かせてください」「うらやましいです」というシーンがあるんです。表情としては笑っているけれど、気持ちとして思うところがあって、「うらやましい」って言うところは、"耳が聞こえない"ということに関して、「竜二さんもいろいろ思っていたのかな?」と思いました。映画はお客さんに観てもらうものだけれど、竜二さんもお客さんだし、竜二さんに伝わる作品になれば良いなと思っていました。先ほどお会いして、顔を見て「ありがとう」と言ってくださって、本当に嬉しくて...。この感動、そこにいた人たちの感動をご本人にも伝えられたのかなと思えてすごく嬉しくなりました。僕はセリフを発してみて感じられたシーンだったので、グッときました。

眞栄田さん:
高橋さんについてなんですが、映画を観て、今でも鮮明に覚えているカットがあるんです。最後に高橋が飛ぶ前に、西方さんの方を見て笑うのがすごく印象的で好きだったんですよね。「高橋!」って感じでした。

山田さん:
ありがとうございます!

小坂さん:
やっぱり一番最後の、「ここで(オリンピックが)終わってしまうかも」っていうところで、私の言動によってみんなの流れを変えるシーンがあるんです。普段の自分なら思い切ったこと口に出したりできないので、小林賀子さんだったからこそ言えたセリフでした。当時は女子のスキージャンプ競技がなかったけれど、"オリンピックの舞台でジャンプができる喜び"と、今後、"女子スキージャンプという種目で活躍できたら"っていう夢を持つセリフでした。女子高生の女の子が一人混ざって、テストジャンパーをやっていたんですが、女子高生の言動で、大人たちの気持ちを動かすことができたというあのシーンが印象に残っています。

MC:(会場のお客さんに)映画を観て泣いたよという方はいますか?

会場からたくさんの手が挙がる。

田中さん:
だって実話だもん! まあ、その話はおいおいで良いです(笑)。(眞栄田さんの方を向いて)郷敦とか泣くの?

眞栄田さん:
(じっくりと無言の間を持ってから)泣きますよ。

田中さん:
絶対ウソじゃん!

眞栄田さん:
原田雅彦さんが、実は西方さんのシャツとか...。

田中さん:
原田選手のグローブとかね...。

眞栄田さん:
それを身に着けていたという話とか、原田さんのキャラで、それをやられていたと知った時はウルっと来ましたね。

田中さん:
あれ、実話なんだよ。

山田さん:
僕も圭さんと(原田役の)濱津隆之さんとの会話すごく好きです。

田中さん:
エレベーターのでしょ? 裕貴は、現場でもずっとそう言ってくれていて...(笑)。

山田さん:
お芝居だけれど、実話っていうこともあって、これが実際に行なわれていたって思うと、「どういう空気だったんだろう?」って思います。もちろん、圭さんは西方さんではないんですが、それを感じられて「すげぇな圭さん」って思いました。

田中さん:
ありがとうございます。

MC:土屋さん、現場での田中座長はいかがでしたか?

土屋さん:
素晴らしい...。

山田さん:
(田中さんが土屋さんが何か言う前から謙遜したような素振りをみせていたので)まだ良いこと言っていませんよ。

田中さん:
あ、そうなの?

山田さん:
リアクションが早いです。

田中さん:
まだ早かった? ごめんごめん。

土屋さん:
私は短期間でバババっと撮ったので、ほぼ圭さんとしかご一緒してないんです。前の作品(「哀愁しんでれら」2021年5月公開/主演:土屋太鳳)では全然違う夫婦を演じていたので、「切り替えられるかな?」と思っていたんです。でも、圭さんの安心感だったり、心と心をつなげてくださるので、お芝居していても「そうやって演じるんだ!」っていう刺激もいただきました。子役のやんちゃな男の子がいたんですが、私は一緒に遊ぶので必死だったのに、実際にお子さんがいらっしゃることもあって、圭さんはすごく慣れてらっしゃっいました。
あとは...他にもいっぱい良いところがあるんですよ。皆さんをご飯に連れて行ってくださったり...。


山田さん:
(田中さんが謙遜したような素振りをみて)合っています。

土屋さん:
みんなを仲良くさせるために「自分がいっぱい飲むぞ!」みたいな感じで、みんなを楽しませていたり...。

田中さん:
土屋さん! 一回ちょっとその話は止めようか? 分からないけれど、いや、全然間違ったことは言っていないんだけれど、このまま話しを続けると、おかしなことになりそうな気がする。一回、止めとこうか?

登壇者の皆さん:
(笑)。

土屋さん:
分かりました。その話がしたかったわけじゃなくて、お芝居でも引っ張ってくださいましたし、「ヒノマルソウル」はチームを大切にするので、すごくチームを大切にして現場を引っ張ってくださったと思います。(会場:拍手)

田中さん:
何も変なこと言っていないよ。ただただ、僕がちょっと嫌な予感がしただけだから(笑)。

土屋さん:
どうか(田中さんのことが)良く伝わればと思います。

MC:本日はさらに素敵なゲストがいらしています。リレハンメル五輪銀メダリストで、長野五輪ではテストジャンパーとして日本チームを支えた西方仁也さん、そして、長野五輪の金メダリストで雪印メグミルクスキー部総監督の原田雅彦さんです。

西方仁也さん、原田雅彦さんがステージに登場。

MC:ご自身の経験が映画になっていかがですか?

西方仁也さん

私の役を田中圭さんが演じると聞いて大変ビックリしました。私の心の内を、正確にとても細かく演じていただきました。私がどう感じていたのか、その気持ちが言葉となって、映像となって皆さんにお伝えできたという点でも本当に感謝しております。ありがとうございます。
この映画をたくさんの子どもたちに観ていただいて、夢を持って「将来オリンピック選手になりたい」と言ってくれるような映画になったら良いなと思っています。

MC:先ほども少し話に出たんですが、原田さんは長野五輪の団体戦で、西方さんのアンダーシャツと葛西紀明選手のグローブを身に着けて飛んだというのは本当なんですか?

原田雅彦さん

はい、そうなんです。(金メダルへの重圧から、最後のジャンプで失敗してしまい、銀メダルとなった)リレハンメル五輪のことは、私の中では一生忘れられない出来事です。西方、葛西選手に元気を与えるつもりで、一緒に飛ぼうという気持ちでシャツとグローブを借りました。でも、最終的には西方に励まされ、助けられることになりました。ありがとうございました。もう20年も経つんですけれど本当に「ありがとう」と言いたいです。

MC:実際の映像を見ると、シャツの襟元に「NISHIKATA」というアルファベットが見えるんですよね。

田中さん:
僕も、映画の脚本をいただいて読んだ時、すごく良いお話なのは分かるけれど、どこかで「作っている部分も多いだろう」と思っちゃうところもありました。僕は、それが悪いこととは思わないけれど、さっき裕貴も言っていましたが、実際に生きた人がやったことを僕らが演じさせてもらうので、映画を観ていただく方のことも大事なんですが、何よりも「ご本人が嫌だな」って思うのが一番嫌なんです。それは、自分が取材でお話したことが、映像や、記事になった時、「自分の思いと違う形で伝わっている」悔しさや、「どうしようもできないこと」は僕自身も(経験があるので)分かっています。なので、台本を最初に読んだ時、「西方さんの気持ちがどこまで正確に書かれているのか」というのが一番気になったんです。
映画の冒頭で西方さんが「落ちろ」って思うんです。映画の作り的に(強烈なシーンを持ってくるという手法)は分かるんですが、"実際に西方さんがそんなこと思うわけがない"って思ったんです。だから(演技で)「落ちろ」って思うのはイヤだな...って思っていたんです。"それ(そのシーン)をご本人がどう思うか"ってすごく気になって、「撮影が終わるまでは西方さんご本人にお会いしたくないな」と思うくらい気になっていたんです。
でも、撮影の途中でお会いした時に「せっかくだから聞きたいことがあれば」とおっしゃってくださったので、真っ先にそのことについて聞いたら「いや、『落ちろ』と声には出さないけれど、似たようなことを思っていたよ」とおっしゃったんです。「あぁ、もっと早く(西方さんに)お会いしていれば良かった」なと思いました。
映画の中の西方ってすごく人間っぽいんですよ。"主人公"していないんです。西方さんが本当にそう感じていたということを「そのままやって良いですか?」と聞いたら「そのままやってください」と言ってくださったので、また一つ、自分の中でギアが入ったなと思います。
先ほども言いましたが、「映画だから」というのはあるんですが、皆さんを感動させる一番の力は「事実」だと思います。このお二人を見ていると、"二人だけの絆"があることが分かるので、それを映画を通して感じさせていただきました。


MC:西方さん、原田さんにとって、長野五輪というのはどういう存在なのでしょうか?

西方さん:
私は選手としては出場できなかったので、非常に複雑な気持ちで長野五輪に参加していました。その中で、原田くんたちが金メダルを取ることができて、その金メダルを取る時に、そこに少しでも自分たちが貢献できたことを非常に嬉しく思っております。最終日にテストジャンパーたちが集まって写真を撮ったんですが、その時、みんな「やったぞ!」っていう顔で撮っています。なぜかというと金メダルはあの四人だけじゃなく、(テストジャンパーも含めた)25人みんなで支えて取ったという気持ちがあるからです。それが今でも彼らの誇りになっているんです。 この映画の制作にあたって、隅から隅まで飯塚監督に話を聞いていただいて、自分たちが思っていたことを映像にして、言葉にしていただきました。94年のリレハンメル五輪から長野五輪の逆転金メダルまでのつながりを考えると、今、横にいる原田くんに感謝の気持ちを伝えたいです。ありがとうございました。

原田さん:
もう、「奇跡」だと思うんです。それは、我々が奇跡的にメダルを取ったっていうことじゃなく、あの日に向けていろんな奇跡が続いているんです。「オリンピックを日本でやる」っていうことが、まずないこと(奇跡的なこと)で、その時に「現役選手でいられたこと」も奇跡だし、(長野オリンピック以降に大きく)飛び方などのルールが変わったこともありましたが、それも奇跡です。岡部(孝信)、斉藤(浩哉)、船木(和喜)とは子どもの頃から一緒に飛んできた仲間で、その頃から「長野で金メダルを取ることが決まっていたんだ」と、奇跡を感じます。 西方とは同い年でライバルのさらにライバルで、一緒に戦ってきた仲間でした。奇跡的にあの長野のあの日、あの場所にあの一カ所にいた――その奇跡が我々に金メダルを取らせてくれたんじゃないかと思います。とにかく奇跡だな思いますよ。

MC:金メダルを獲得した際の「僕じゃないよ。みんなだよ」という原田さんの言葉は非常に印象的でした。

原田さん:
選手たちだけじゃなくね。僕、五輪にはたくさん出ましたが、長野に集まっていたお客さんが一番多かったです。お客さんにもドラマがあって奇跡があって、あそこにいられたんだなと思います。だから、「みんなで取った金メダルなんだよ」って言える金メダルだと思います。

MC:原田さんのセリフは重みがありますね。

田中さん:
本当に...すみません、聞き入っちゃって(笑)。

MC:最後に田中圭さんよりご挨拶をお願いしたいと思います。

田中さん:
改めまして皆さん、本日はお集まりいただきありがとうございました。素敵な映画が生まれ始まった瞬間に皆さんといられて、すごく幸せです。何より西方さん、原田さんと一緒に、なんていうこんな舞台挨拶はないですからね。すごく幸せな時間を共に過ごさせていただきました。 原田さんが先ほどおっしゃいました「みんなだよ」という名セリフをパクらせていただきます。この映画も、最後まで観てくださった方はご覧になったと思いますが、エンドロールに数えきれないスタッフや関係者の名前があります。ロケに協力してくださった方々、朝から晩まで協力してくださった近隣の皆さん、本当にいろんな方が支えてくださってこの映画ができています。この映画だけでなく、いろんな映画、そして人生にも、一人だけでできることなんてほとんど、イヤ、ゼロなんじゃないかと思っています。 この映画の完成を見て、ストーリーだけが勝っているとか、主役だけが光っているとかじゃなく、本当に全員、一人も欠けちゃいけない映画で、それは「ヒノマルソウル」らしいなと感動したのを覚えています。観終わって、「自分も負けていられないな」「明日から頑張るぞ」っていう良い後味をくれた映画でした。 「みんなだよ、みんな」というメッセージが、今日のこの場所を皮切りに、少しずつ日本中に広がっていけば良いなと心から思います。というわけで、宣伝の方を「みんなで」...皆さんの力で...(笑)。金メダルを取りたいので、腰を低くして最後にお願いして、ご挨拶とさせていただきます。本日はありがとうございました。

写真撮影の時に、原田さんが長野五輪の金メダルを田中さんの首にかける。

MC:田中さん、金メダルです。

田中さん:
ちょっとこのサプライズには一瞬、危なかったです。グッときちゃいました。撮影の時にも見せていただいたんですが、何度見ても、何度触らせていただいても、重いですね。

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