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今年の【冬】はポケモン!!
ゲスト声優の萌歌&勘九郎 が今年の漢字を大発表!
「劇場版ポケットモンスター ココ」公開記念舞台挨拶

2020年12月26日

「劇場版ポケットモンスター ココ」公開記念舞台挨拶

<左から、ピカチュウ、矢嶋哲生監督、山寺宏一さん、上白石萌歌さん、中村勘九郎さん、
中川翔子さん、岡崎体育さん、ザルード>


今年でシリーズ23作目を迎え、「ポケモン」映画として初めて冬公開となる「劇場版ポケットモンスター ココ」がついに公開を迎えました。12月26日、東京のTOHOシネマズ 六本木ヒルズにて舞台挨拶を開催。ゲスト声優を務めた上白石萌歌さん、中村勘九郎さん、山寺宏一さん、中川翔子さん、劇中歌6曲をプロデュースした岡崎体育さん、そして矢嶋哲生監督が登壇しました。登壇陣が今年を振り返り、掲げた漢字は...? こちらの舞台挨拶の模様をレポートいたします!


上白石萌歌さん(ココ役)

皆さん、今日はお越しいただきありがとうございます。無事に初日を迎えられました。こうして、間隔を空けずに皆さんが座っている光景は久々で、とても嬉しく思っています。今日は最後まで皆さんで楽しんでいきましょう。
中村勘九郎さん(ザルード役)

どうも、父ちゃんです! この大変な状況の中、わざわざ劇場に足をお運びいただき本当にありがとうございます。今、萌歌さんがおっしゃったように満員のお客さんの前に立つのが久しぶりなので、本当に嬉しいです。ありがとうございます。楽しんでいただけましたか? この映画が皆さんの心に残り続ける映画になることをお願っております。
山寺宏一さん(ゼッド博士役)

23年間ずっと出演していて、「夏はポケモン!」と言い続けてきたんですが、今年は夏にはできませんでした。でも、「冬はポケモン!」「クリスマスはポケモン!」、"クリポケ"もなかなか良いですよね、皆さん?(会場:拍手) ありがとうございます。このパワーで、「ちょこざいな!」新型コロナを吹き飛ばしたいと思っています。
中川翔子さん(カレン役)

もう、久々に生きて元気にみんなと会えた! お互いに生きている! なんて素晴らしい奇跡が起こっているんでしょう! では、皆さんお手を拝借。元気な拍手で応えてください!「ポケんちはー!」。(会場:拍手) ありがとうございます! この瞬間も一生の思い出になりますね。なんと、「ポケモン」映画と共に歩ませていただき、その奇跡が13回目(本作で13作目の出演)になりました。今日は山寺さんの部下のカレンさんを意識して、メガネで、リケジョ風でやってきたんですが...。

山寺さん:
似合っている!

中川さん:
でも、今日メガネ率、高っ! ほぼほぼ馴染んでしまっているので、そんなに目立っていないんですが、よろしくお願いいたします。

岡崎体育さん(音楽担当)

岡崎体育です。天才ミュージシャンです(笑)。よろしくお願いしま~す。本当に素晴らしい作品に携わることができて、こんなに多くの人たちに来ていただけて感無量です。これからもっと今回の映画が全国に広がるように頑張っていきたいと思います。
矢嶋哲生監督

皆さんには半年お待たせてしまって申し訳なかったです。(本作は)いかがだったでしょうか?(会場:大きな拍手) 皆さんの笑顔のために、僕個人は2年半、頑張ってきたので今日は感慨深いです。

MC:ここから皆さんのお話を伺ってまいりますが、まずは山寺さん。やっとゼッド博士のことが話せますね?

山寺さん:
そうですね。あんまり言うとネタバレになるんで言えなかったんですが...。

MC:いろいろと話題にもなっています。

山寺さん:
どんな話題に?

MC:「ゼッド博士が怪しい」と。

山寺さん:
そんなバカな! 分かるはずがないでしょ! こんなに優しそうで、チームのために頑張っているのに...。僕がやっていたら良い人にしか考えられないでしょ? まさか...黒幕だなんて...。

中川さん:
ド黒幕でしたよ(笑)!

山寺さん:
「ちょっと気づいていたよ...」って方いますか?

会場の皆さん:
(何人もの手が挙がる)

矢嶋監督:
結構いるなぁ...。

山寺さん:
ちょっと監督! (ゼッド博士は)悪かったですねぇ...(笑)。

中川さん:
悪かったなぁ...。

山寺さん:
でも、ゼッド博士も「人類のため」って最初は思っていたんですよ。でも、この親子(ザルードとココ)が輝くためには「悪者が面白くないと」ってことで、心を鬼にして頑張りました。"鬼"にして頑張りました! いや、深い意味はないです(笑)。でも、やりがいがありました!

MC:昨年は主題歌を歌われて、2年ぶりの「ポケモン」映画の声優を務められた中川さんには、矢嶋監督が作る「ポケモン」映画の魅力を1分間でお願いできますか?

中川さん:
そうですね...、100時間いただきたいところなんですが...。 矢嶋監督はお会いするたびに「お仕事」って線引きじゃなく「愛」と「感謝」でできているんですよね。ポケモンファースト世代で、矢嶋監督自身も父ちゃんになって、今日は矢嶋監督の"ココ"(お子さん)が来ているらしいんです。なので、人生丸ごとポケモンと共に歩んできた方が作ると、こんなに愛と感動で満ちた作品が生まれるんだって思います。 そして、監督の推しポケモンへの思いがすごいですよね。「劇場版ポケットモンスター みんなの物語」の時のウソッキーといい、今回のホシガリスのかわいさ! ホシガリスがかわいいことはみんな分かっていたのに、もっともっと「うわー!」ってなっちゃうくらいにかわいい! そして、お会いするたびに、「まだ作っている」「まだ作っている」「公開がゴールじゃない」「DVDに向けてまだ作っている」と、一生アップデートと進化が終わらない!

岡崎さん:
翔子さん、終わりです。1分経ちました!

中川さん:
1分経っちゃった? 早いな、1分。

矢嶋監督:
会うたびに「まだ作っています」「まだ作っています」と言っていて(笑)。もうそろそろDVDの編集が終わると思います。また皆さん、今日観たものとは少し違っているところもあると思うので、お楽しみにしていただければ...。

中川さん:
その違いが分かるように1回じゃなく、何回も..."鬼"のように観たいですよね。

山寺さん:
なるほど!

MC:今回の物語は監督ご自身の子育てがベースになっているそうですね?

矢嶋監督:
そうですね。オープニングでザルードが(ココに)家を燃やされていましたよね。あそこは僕の育児体験から。

登壇者の皆さん:
え...?

矢嶋監督:
僕がある日、寝て起きたら、ベッドが全部"のりたま"だらけになっていました。その、のりたまがずっとリビングまで続いていて、そこから「のりたまの恐怖」が...。あとは、家の壁紙もバリバリに剥がされました。そういう体験から、あのザルードとココのシーンは生まれました。

中川さん:
てっきり家を燃やされたのかと...。

山寺さん:
びっくりした!

矢嶋監督:
さすがに燃やされたら...。まあ、のりたまで済みましたが、のりたまも結構な衝撃でした。

MC:最後に、ザルードがココを見送るシーンにも監督の体験が入っているんでしょうか?

矢嶋監督:
見送るシーンも、僕と親父の体験が入っています。僕が「アニメーターになる」と言った時、親父に反対されたんです。でも、後々聞くと、「そこでやめるくらいなら成功しないだろう」からって、「ちょっとくぎを刺して、本気度を確かめた」と言っていました。本当かどうかは分からないんですがね。そういう体験があったので、それを「劇場版ポケットモンスター ココ」にエッセンスとして入れ込めたらなと思いました。

山寺さん:
素晴らしい、良いエピソード!

勘九郎さん:
父ちゃん(ザルード)が最後にニコッと笑うじゃないですか? あの顔にいつもやられていますね。

矢嶋監督:
良いですよね、あの顔!

勘九郎さん:
「良いですよね」ってあなたが作ったんでしょ(笑)!

矢嶋監督:
あそこはメチャクチャこだわったんです。

勘九郎さん:
本当に良い笑顔! 僕も二人子どもがいますが、あんな笑顔で背中を押せたらなと思いますね。

MC:岡崎さんは6曲をプロデュースされて、今週はテーマソング集もリリースされました。映画も公開され、反響が届いているのではないでしょうか?

岡崎さん:
そうですね、僕はエゴサーチの鬼なので、ツイッターで「岡崎体育」も「ココ」も検索しました。いろいろ検索したけれど、みんな映画のことをすごく褒めていて、音楽のこともすごく褒めていただいていたので、嬉しいです。僕の世代は「ポケモン」ネイティブ世代で、子どもの頃から「ポケモン」と育ってきました。そんな私がポケモン映画の音楽を作れて本当に嬉しかったです。映画の上映時間のだいたい100分くらいの時間を、子どもたちからいただいて、それがそれぞれの人生の一部になっていくわけですから、それに応えないといけないと思って作りましたね。

中川さん:
6曲も作ったんですもんね。しかも毎日「おはスタ」にも出ながら。

岡崎さん:
大変でしたね。おかげで、自分の(曲の)リリースが遅くなって...すみません(苦笑)。

MC:そして今作はココの成長物語であると同時に、ザルードの親としての成長物語でもあります。上白石さんは親元を離れてご活躍なさっていますが、本作を演じるにあたってどんな気持ちがありましたか?

上白石さん:
私も鹿児島から上京して、今は東京に住んでお仕事しています。最後に父ちゃんザルードがココを見送ってくれるシーンは、鹿児島空港の搭乗口を抜けて、私が振り返ったら父と母が手を振ってくれた光景とすごく似ていました。あの瞬間を思い出すと、ココにも感情移入しやすかったです。きっと大人になった皆さんも、親元を巣立つ瞬間があったと思いますので、そういう部分と重ねて観ていただけたら「嬉しいな」と思って演じました。

中川さん:
みんな、自分の人生とすごく重なる部分があった映画ってことですね!

MC:そして勘九郎さんは、親から子へと伝統芸能を受け継いで、今、実際にお子さんを育てていらっしゃいますが、重なるテーマはありましたか?

勘九郎さん:
監督がおっしゃった、オープニングの「ココ」が流れている時の育てているシーンは、子育てあるあるですよね。僕も、寝落ちして子どもを3度くらい頭から落としていますからね(苦笑)。本当にあれはあるあるですね。さっきも言いましたが、ザルードのように見送るというか、「カッコよく背中を押せたら良いな」と思います。そのためには、自分が輝き続けなくてはいけないと思っているので、子どもたちに良い背中を見せて、その子どもたちの背中を押したいですね。

山寺さん:
素晴らしい!

MC:皆さんにはこれまでもいろんなイベントにご出演いただきましたが、中でも上白石さんと勘九郎さんはイベント皆勤賞でした! これまで参加されていかがでしたか?

上白石さん:
どこに行っても、どの番組に行っても、「ポケモン」という存在、文化が愛されているのを実感して嬉しかったですね。

勘九郎さん:
今回、コロナ禍でアフレコでは萌歌さんとはご一緒できず、イベントで初めてお会いしたんですが、ずっと親子で一緒にいたような感覚になりました。あと、僕は、子どもの頃から山ちゃんの「おはスタ」(テレビ東京で放送中/山寺さんは1997年から2015年までメインMCを担当。現在のメインMCは花江夏樹さんと小野友樹さん)を見ていたので、「おはスタ」に出られたのは嬉しかったです。

山寺さん:
嬉しいですね!

MC:イベントでは毎回、いろんなコーナーでお題に応えていただきましたが、大変じゃなかったですか?

上白石さん:
私は毎回、体育さんの回答が楽しみでした(笑)。毎回、必ずひねりを入れてくださって...。ひねっているつもりはないのかもしれないですけれど。

岡崎さん:
ちょっと! プレッシャーやな...。

山寺さん:
芸人ですからね。

岡崎さん:
芸人ちゃうわ。ミュージシャンや!

山寺さん:
あ、"天才ミュージシャン"でした。

MC:岡崎さんへのハードルが上がったところで、お題コーナーにお付き合いください。あと5回寝ると2020年も終わりです。皆さんには今年一年を総括していただき、今年の漢字を書いていただきました。まずは中川さんからお願いします!

中川さんが描かれたポケモンのイラストであふれたボードを披露!

中川さん:
私にとっての今年の漢字は...悩んだんですけど貴重の「貴」です!

山寺さん:
イラストすごい!

中川さん:
白いところがあると、ポケモンを描いちゃうのは小学生の頃から変わらないです(笑)。絵に夢中になり過ぎて、名前を書き忘れて、すごく小っちゃくなっちゃったんです(苦笑)。
今年は、「貴重な瞬間たちにいっぱい気づくことができた一年」だったなと思います。暗闇の中でこそ光はまぶしく輝くんだなと思いました。「当たり前なんてない」と、いつも思ってはいたんですが、毎回が「貴重な瞬間」「こんなに尊いことだったんだ」って気づけた一年だったと思います。そして、日曜日の朝はずっとやっている「ポケんち」(「ポケモンの家あつまる?」テレビ東京系列で放送中/出演:中川翔子、ヒャダイン ほか)も、コロナ禍でも休まずにやらせてもらいました。そして、今年は山寺さんと初めて同じ空間でアフレコをしました。先ほどの名ゼリフ「ちょこざいな」って、令和で言った人類初だと思うんです。あのくだりも、鬼軍曹の音響監督・三間雅文さんとディスカッションしているのを生で見ることができて「貴重すぎる瞬間!」とかみしめました。そして、この「ポケモン」映画ですごすクリスマスは一生の思い出です! 「なんて尊いことなんだろう!」と、尊い命をもっと大事に生きていこうと、一瞬ずつかみしめていこうと、「ポケモン」のおかげで感じられた一年だったと思います。「子どもたちにこれからもたくさんの光が届きますように!」みんな、元気で健康でいてください。みんな、長生きしようね! またね! ありがとうございます!


MC:続いて山寺さん、お願いします。

山寺さん:
はい、私の今年の漢字は「学」です。
いつもとは違う一年でしたね。でも、そんな中でもいろんな気づきや学びがあったなと思いました。いっぱい我慢しなきゃいけなかったけれど、いろんな大事なことを学んだ気がします。人とコミュニケーションをとるのが難しい中で、今までは当たり前のように、ワイワイと食事に行ったりしていたけれど、それって「大事なこと」「特別なこと」だったんだなと改めて学びました。それから、急にツイッターとかやったり、YouTubeで動画を上げたって、簡単にバズるわけじゃないってことを学びました(笑)。一番は、これは気づきでもあるんですが、アニメの仕事も二カ月くらいほとんどストップしていました。再放送とかはしていましたが、改めて仲間と再会した時に、「あぁ、声優の仕事、アニメに声を当てる仕事って本当に楽しいな」「僕がやりたかった仕事なんだな」と改めて学んだということもあったので「学」と書かきました!


MC:続きまして、上白石さんが期待していました岡崎さん、お願いします。

岡崎さん:
ちょっと(苦笑)! 行きます! 私の漢字はこちら「炊」という字です。
私、去年から東京でひとり暮らしを始めました。自炊をするようになったんですね。自分がようやく30歳にして自立し始めたってことと、もう一つ、関西では浴槽に湯を沸かすことを「湯をたく」というんですね。実はお風呂で考えた曲があって、エンディングテーマ曲の「ただいまとおかえり」はほとんどお風呂の中で考えたんです。お風呂にゆっくりつかる時間を大切にしていきたいなと思いました。
それともう一つ、「炊」って「火へん」に「欠ける」と書くじゃないですか。「ひ(火)っかく(欠く)」ということで、本作が皆さんの心をひっかいて、爪跡がのこるようにということで...。


山寺さん:
うまい! やっぱり芸人だ!

岡崎さん:
芸人じゃない!

山寺さん:
でも、体育さんがお風呂に入っている姿を想像しちゃいましたね(笑)。

中川さん:
お湯をザバーってね(笑)。

岡崎さん:
お湯がいっぱい流れ出そうですね。

MC:続いて勘九郎さん、お願いします。

勘九郎さん:
私の今年の漢字はこれです!「太」!
その心は...10キロ太りました(苦笑)。昨年は、大河ドラマ「いだてん」でマラソンランナー役だったので、糖質制限ダイエットをしていました。撮影が終わってからは糖質をたらふく摂るようになって、大リバウンド! そして、コロナ太り...。10キロ太りました(笑)。でも、太ったおかげで、ザルードの太い声が出せるようになって良かったかなと(笑)。


MC:最後に上白石さん、お願いします。

上白石さん:
私は「成」という字ですね。
今年、私は無事に「成人」を迎えることができました。今年は本当にいろんなことがあって、大変な思いをされた方も多いと思います。そんな中でいろんなことを「成し遂げられた」というのもありますし、本当に皆さんの健康があってこそ、皆さんの存在があってこそ「成り立つ」ことがたくさんあったな、という意味で「成」ですね。この映画の中でも、父ちゃんが最後にココを送り出す時に「人間とポケモンの懸け橋になってこい!」と言うのも「成熟する」の「成」なのかなと思ってこの字にしました。


山寺さん:
今年、成人だったんだね! しっかりしているなぁ!

MC:最後に矢嶋監督、上白石さんからメッセージをお願いします。

矢嶋監督:
家族の物語を作る時、家族って何だろうと考えたんです。血のつながりでもなくて、形でもない、「もっと核の部分が親子の中にあるんだろうな」っていうことを息子から教わりました。それが人間とポケモンなら最大限、皆さんに伝えられるんじゃないかと思って、この作品を提案して、昨日公開するまでに至りました。世界の親子の懸け橋になれたらこの映画は成功なんじゃないかと思っています。皆さん、楽しんでいただけたらと思います。親に「愛している」とか普段は言いづらいけれど、この映画がそういうメッセージになれたら良いなと思います。親やお子さんなど、だれか大切な人と観ていただきたいなと思います。

上白石さん:
こんなにも、映画の初日を迎えられること、皆さんとお会いできることが幸せなことだったんだなと強くかみしめたことは、今この瞬間が初めてかもしれないです。この映画は本当にどの世代の方にも響く作品になっていると思います。お子さんがいる方は自分と重ねていただいて、小さなお子様は自分もこうやって地を踏みしめていこうと思っていただいて、親子をつなぐ話になっていたら良いなと思います。それから、お子さんがいらっしゃる方は今日は手をつないで帰っていただけたら嬉しいです。ぜひ「ポケモン」の輪をこれからもみんなで広げていきましょう。そして良いお年を! 来年を良い年にしましょう!

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